JP4547924B2 - エンジン制御プログラムのデータ適合方式、エンジン制御プログラムの適合方式、及び、メモリー制御ユニット - Google Patents

エンジン制御プログラムのデータ適合方式、エンジン制御プログラムの適合方式、及び、メモリー制御ユニット Download PDF

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Description

本発明は、ROMに保持されたエンジン制御用のプログラム、パラメータをRAMにエミュレーションし、リアルタイムにプログラム、パラメータのチューニングを行うエンジン制御プログラム(データ)の適合方式、及び、これに用いるメモリー制御ユニットに関し、特に、ROMに保持されたエンジン制御プログラム(データ)を電気的に情報維持可能なRAMにエミュレーションし、外部ツールにより該エミュレーションしたエンジン制御プログラム(データ)を書き換えながらエンジンを制御することで、エンジン制御プログラム(データ)の適合を図るエンジン制御プログラム(データ)の適合方式及びこれに用いるメモリー制御ユニットに関するものである。
エンジン制御プログラムのパラメータ(燃料噴射量、点火時期、進角等)の調整を、ROMに保持されたエンジン制御用のプログラム(パラメータ)をRAMにエミュレートすることでリアルタイムに行う方式がある。このエンジン制御プログラムのパラメータ調整方式について、図9〜図11を参照して説明する。図9は、エンジン制御プログラムのパラメータ調整を行う際の試験車両の構成を示す説明図である。エンジン92の出力は、トランスミッション94を介して車輪96に伝えられる。エンジン92は、ECU10により制御される。ECU10には、演算処理部12と信号入出力14とMCU(MEMORY CONTROL UNIT)20とが備えられている。係る試験車両では、市販車において備えられる、チューニングされたパラメータの書き込まれたROMの代わりに、チューニングを行うパラメータを保持するMCU20が備えられる。MCU20に保持されているパラメータは、パーソナルコンピュータ等からなる外部ツール90から書き換えが行えるようになっている。外部ツール90は、例えば、車内の助手席に搭乗したメカニックにより操作され、外部ツール90で燃料噴射量等のパラメータを調整しながら、実走行して様子を見ることで、リアルタイムにパラメータのチューニングを行っている。特許文献1〜特許文献3には、エンジン制御プログラムのチューニングに関して開示がなされている。
図10は、図9中のMCU20の構成を示すブロック図である。MCU20は、ブートプログラム、アプリケーションソフト、データ(パラメータ)を保持するフラッシュROM22と、プログラム(データ)をエミュレートするためのエミュレーションRAM24と、エミュレーションRAM24にブロック単位でエミュレーションされたプログラムのアドレスを保持する切換アドレスレジスタ26と、エミュレーションRAM24にブロック単位でエミュレーションされたプログラムの書き換えの可否を記憶する切換許可レジスタ28とからなる。ここで、エミュレーションRAM24は、電源断状態においても情報を保持できるように構成されているが、切換アドレスレジスタ26及び切換許可レジスタ28は、電源断により記憶内容がクリアされるように構成されている。
図11は、MCU20でのエミュレーションRAMの1ブロック分を使用する際の処理を示すフローチャートである。
アプリケーションソフト作動時に、チューニングを行いたいフラッシュROM22のデータ領域(データA)を外部ツール90から、エミュレーションRAM24のブロック1へ書き込む(S212)。そして、データAのフラッシュROM22上の先頭アドレスを、切換アドレスレジスタ26の対応ブロック1に格納し(S214)、切換許可レジスタ28の対応ブロック1に許可フラグをセットしをエミュレーション設定可能にする(S218)。これにより、エミュレーションRAM24をフラッシュROM22のアドレスにオーバラップさせることができ、外部ツール90からフラッシュROM22のデータAではなく、エミュレーションRAM24上のデータA’にアクセスできるようになる。これにより、フラッシュROM22上のデータを、アプリケーションソフトを動作させながら、リアルタイムにチューニングすることが可能になる
特開2002−5277号公報 特開平11−82716号公報 特開平8−26002号公報
上述したように切換アドレスレジスタ26及び切換許可レジスタ28は、電源断により記憶内容がクリアされるように構成されており、エンジン停止の度に、図11を参照して上述した処理を行いエミュレーションを設定する必要がある。即ち、アプリケーションソフトの起動後しかエミュレーションの設定ができないので、エミュレーションRAM24上のチューニングされたデータでエンジンを始動することができず、チューニングされたデータでエンジンの始動性を評価することが不可能であった。この点は、一旦データの適合作業を中止し、チューニングしたデータをフラッシュROM22へ書き換えて、再始動することで対応可能ではあるが、リアルタイムにデータチューニングを行えない。更に、フラッシュROM22へ書き換えは、別ツールを介して行うことになるため、データ適合作業の利便性が悪くなるという別の問題が発生する。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、RAMにエミュレーションされている書き換えられたデータ(パラメータ)、プログラムを用いてエンジンを始動することができるエンジン制御プログラムのデータ適合方式、エンジン制御プログラムの適合方式、及び、メモリー制御ユニットを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、ROM22に保持されたエンジン制御プログラムのデータAを電気的に情報維持可能なRAM24に転送し、外部ツール90により該RAM上に転送されたデータA’を書き換えながらエンジン92を制御することで、エンジン制御プログラムのデータ適合を図るエンジン制御プログラムのデータ適合方式であって、
前記RAMに転送されたデータのアドレス、及び、外部ツールからのリセット後の再始動の際に前記RAM上に維持されたデータでエンジンの制御を開始するか否かの復帰要求を電気的に維持可能な記憶装置34、36、38に記憶し、
エンジンを再始動するリセットの際に、前記記憶装置34、36、38に、復要求が記憶されている場合には(S32:Yes)、記憶されたRAMに転送されたデータのアドレスに基づき、RAM24に維持されたデータでエンジンの制御を開始可能にする(S34、S36)。
請求項2は、ROM22に保持されたエンジン制御プログラムのデータAを電気的に情
報維持可能なRAM24にブロック単位で転送し、外部ツール90により該RAM上に転送されたデータA’を書き換えながらエンジン92を制御することで、エンジン制御プログラムのデータ適合に用いるメモリー制御ユニット20であって、
前記RAM24にブロック単位で転送されたエンジン制御プログラムのアドレスを保持し、リセットに伴い保持内容がクリアされる切換アドレスレジスタ26と、
前記RAM24に転送されたエンジン制御プログラムをブロック単位で前記外部ツール90からのアクセス可能か否かを保持し、リセットに伴い保持内容がクリアされる切換許可レジスタ28と、
前記切換アドレスレジスタ26の保持内容を電気的に維持可能な切換アドレスRAM36と、
前記切換許可レジスタ28の保持内容を電気的に維持可能な切換許可RAM38と、
エンジンを再始動するリセットの際に、RAM上に維持されたデータでエンジンの制御を開始するか否かの要求を電気的に維持可能な復帰モード要求RAM34と、を備え、
エンジンを再始動するリセットの際に、復帰モード要求RAM34に、復帰要求が記憶されている場合には(S32:Yes)、切換アドレスRAM36の保持内容を切換アドレスレジスタ26へ格納し(S34)、切換許可RAM38の保持内容を切換許可レジスタ28へ格納することで(S36)、RAM24に維持されたデータでエンジンの制御を開始可能にする。
請求項6は、ROM22に保持されたエンジン制御プログラムを電気的に情報維持可能なRAM24に転送し、外部ツール90により該RAMに転送されたエンジン制御プログラムを書き換えながらエンジン92を制御することで、エンジン制御プログラムの適合を図るエンジン制御プログラムの適合方式であって、
前記RAM24に転送されたデータのアドレス、及び、外部ツールからリセット後の再始動の際に前記RAM上に維持されたデータでエンジンの制御を開始するか否かの復帰要求を電気的に情報維持可能な記憶装置(34、36、38)に記憶し、
エンジンを再始動するリセットの際に、記憶装置に、復復帰が記憶されている場合には(S32:Yes)、記憶されたRAMに転送されたデータのアドレスに基づき、RAMに維持されたエンジン制御プログラムでエンジン92の制御を開始可能にする。
請求項1のエンジン制御プログラムのデータ適合方式では、RAMに転送されたデータのアドレス、及び、外部ツールからのリセット後の再始動の際に前記RAM上に維持されたデータでエンジンの制御を開始するか否かの復帰要求を電気的に維持可能な記憶装置に記憶し、エンジン再始動のリセットの際に、記憶装置に復帰要求が記憶されている場合には、記憶されたRAMに転送されたデータのアドレスに基づき、RAMに維持されたデータでエンジンの制御を開始可能にする。
このため、RAMに維持されている書き換えられたデータ(パラメータ)を用いてエンジンを始動することができ、書き換えられたデータ(パラメータ)によりエンジン始動が適切に行えるかを判断することが可能になる。
請求項2のエンジン制御プログラムのデータ適合に用いるメモリー制御ユニット20では、リセットに伴い保持内容がクリアされる切換アドレスレジスタ26に、RAM24にブロック単位で転送されたエンジン制御プログラムのアドレスを保持し、エンジン再始動のリセットに伴い保持内容がクリアされる切換許可レジスタ28に、RAM24に転送されたエンジン制御プログラムをブロック単位で外部ツールからのアクセス可能か否かを保持する。一方、電気的に情報の維持可能な切換アドレスRAM36に切換アドレスレジスタ26の保持内容をバックアップし、電気的に情報の維持可能な切換許可RAM38に切換許可レジスタ28の保持内容をバックアップし、電気的に情報の維持可能な復帰モード要求RAM24に、外部ツールからのリセットの際、RAM上に維持されたデータでエンジンの制御を開始するか否かの復帰要求を保持する。
そして、エンジン再始動のリセットの際に、復帰モード要求RAM34に復要求が記憶されている場合には、切換アドレスRAM36の保持内容を切換アドレスレジスタ26へ格納し、切換許可RAM38の保持内容を切換許可レジスタ28へ格納することで、RAMに維持されたデータでエンジンの制御を開始可能にする。
これにより、RAMに維持されている書き換えられたデータ(パラメータ)を用いてエンジンを始動することができ、書き換えられたデータ(パラメータ)によりエンジン始動が適切に行えるかを判断することが可能になる。
他方、エンジン再始動のリセットの際に、復帰モード要求RAMに復要求が記憶されていない場合には、リセット又は電源断に伴い切換アドレスレジスタ26、切換許可レジスタ28の保持内容がクリアされる。従って、RAM上に維持されたデータでエンジンの制御を開始することを望まない場合には、再び、ROM22のエンジン制御プログラムのデータをRAM24に転送して、データ(パラメータ)の書き換えを開始することができる。
請求項3では、リセットの際には、ブートプログラムの実行後であって、アプリケーションソフトの実行前に、復帰判定プログラムに基づき、復帰モード要求RAMに復要求が記憶されている場合には、RAMに維持されたデータでエンジンの制御を開始可能にする。アプリケーションの実行前に、RAMに維持されたデータを使用可能にすることで、RAMに維持されている書き換えられたデータ(パラメータ)を用いてエンジンを始動することができ、書き換えられたデータ(パラメータ)によりエンジン始動が適切に行えるかを判断することが可能になる。
請求項4では、外部ツールからの要求コマンドに応じて、ROMに保持されたエンジン制御プログラムのデータを電気的に情報維持可能なRAMに転送する。即ち、メモリー制御ユニットは外部ツールとは非同期にRAMやレジスタにアクセスするが、外部ツールからエンジン制御プログラムのデータを送ることなく、メモリー制御ユニット内で、ROMからRAMへエンジン制御プログラムのデータを転送することができるため、内部バスが専有されることがなく、転送が制御に影響を与えない。
請求項5では、外部ツールからの要求コマンドに応じて通信処理により、ROMに保持されたエンジン制御プログラムのデータを電気的に情報維持可能なRAMに転送する。即ち、外部ツールからメモリー制御ユニットのRAMやレジスタが操作できない通信プロトコルでも、外部ツールからエンジン制御プログラムのデータを送ることなく、メモリー制御ユニット内で、ROMからRAMへエンジン制御プログラムのデータを転送することができる。
請求項6では、エンジン制御プログラムの適合方式では、RAMに転送されたデータのアドレス、及び、外部ツールからリセット後の再始動の際にRAM上に維持されたデータでエンジンの制御を開始するか否かの復帰要求を電気的に維持可能な記憶装置に記憶し、エンジン再始動のリセットの際に、記憶装置に、復要求が記憶されている場合には、記憶されたRAMに転送されたデータのアドレスに基づき、RAMに維持されたプログラムでエンジンの制御を開始可能にする。
このため、RAMに維持されている書き換えられたプログラムを用いてエンジンを始動することができ、書き換えられたプログラムによりエンジン始動が適切に行えるかを判断することが可能になる。
[第1実施形態]
引き続き、本発明の第1実施形態に係るエンジン制御プログラムのデータ適合方式及びそれに用いるメモリー制御ユニット(MCU20)について説明する。
ここで、第1実施形態のエンジン制御プログラムのパラメータ調整を行う際の試験車両の構成は、図9を参照して上述した従来技術と同様であるため説明を省略する。図1は、第1実施形態のMCU20の構成を示すブロック図である。
MCU20は、ブートプログラム、復帰判定プログラム、アプリケーションソフト、データ(パラメータ)を保持するフラッシュROM22と、プログラム(データ)をエミュレートするためのエミュレーションRAM24と、エミュレーションRAM24にブロック単位でエミュレーションされたプログラムのアドレスを保持する切換アドレスレジスタ26と、エミュレーションRAM24にブロック単位でエミュレーションされたプログラムの書き換えの可否を記憶する切換許可レジスタ28と、バックアップRAM30とからなる。バックアップRAM30は、切換アドレスレジスタ26の情報をバックアップする切換アドレスRAM36と、切換許可レジスタ28の情報をバックアップする切換許可RAM38と、外部ツール90からのエミュレーションの復帰要求を記憶する復帰要求RAM34とを備える。ここで、フラッシュROM22に保持されているプログラムは、ブートプログラム、復帰判定プログラム、アプリケーションソフトの順で作動される。また、エミュレーションRAM24及びバックアップRAM30は、電源断状態においても情報を保持できるように構成されているが、切換アドレスレジスタ26及び切換許可レジスタ28は、電源断により又はリセットの際に記憶内容がクリアされるように構成されている。
第1実施形態のMCU20でのでエミュレーションRAMの1ブロック分を使用する際の処理を図2に示す。
アプリケーションソフト作動時に、チューニングを行いたいフラッシュROM22のデータ領域(データA)を外部ツール90から、エミュレーションRAM24のブロック1へ書き込む(S12)。そして、データAのフラッシュROM22上の先頭アドレス(図1の例では50000番地)を、切換アドレスレジスタ26の対応ブロック1に格納し(S14)、切換アドレスレジスタ26に格納したと同じ値を、切換アドレスRAM36へ格納する(S16)。そして、切換許可レジスタ28の対応ブロック1に許可フラグをセットしてエミュレーション設定可能にする(S18)。これにより、フラッシュROM22上の5000番地に、エミュレーションRAM24のブロック1がオーバラップされる。更に、切換アドレスレジスタ26の値を、切換許可RAM36にも書き込む(S20)。データチューニングを開始した後(S22)、最後に、復帰モード要求RAM34に、復帰要求コマンド(図2の例では、”5AA5A55A”)を書き込む(S24)。リセット後にエミュレーションの状態を復帰したくない時には、復帰要求RAM34に、復帰非要求コマンド(図2の例では”0”)を書き込んでおく。
データチューニング後、再始動するためにリセットが掛けられると、フラッシュROM22に保持されたブートプログラムが作動し、これに続き、復帰判定プログラムが作動する。この復帰判定プログラムでの処理について図3を参照して説明する。
先ず、復帰モード要求RAM34に、復帰要求コマンドが設定されているか否かを判断する(S32)。復帰要求コマンドが設定されている場合には(S32:Yes)、切換アドレスRAM36にバックアップされている値を切換アドレスレジスタ26にコピーし(S34)、切換許可RAM38にバックアップされている値を切換許可レジスタ28にコピーする(S36)。これにより、エミュレーションRAM24のデータは保持されたままなので、リセット前のエミュレーション状態に復帰する。その後、アプリケーションソフトが動作し、エミュレーションRAM24にエミュレーションされているチューニングされたデータを使用することができる。
一方、復帰モード要求RAM34に、復帰要求コマンドが設定されていない場合には(S32:No)、切換アドレスRAM36、切換許可RAM38、復帰モード要求RAM34を初期化(クリア)する。その後、外部ツール90からの処理により、エミュレーションRAM24に新たにデータがエミュレーションされ、データのチューニングが新たに開始される。
第1実施形態では、切換アドレスRAM36、切換許可RAM38、復帰モード要求RAM34を設け、切換アドレスレジスタ26、切換許可レジスタ28にセットした値をバックアップすると共に、復帰情報(エミュレーション状態を復帰するか否か)を記憶しておく。再始動時に、復帰判定プログラムにより、エミュレーション状態の復帰が設定されているかを判断し、復帰が設定されている場合には、切換アドレスRAM36、切換許可RAM38にバックアップされた値を切換アドレスレジスタ26、切換許可レジスタ28にコピーする。これにより、フラッシュROM22の書き換え、外部ツール90からの処理を介さずに、エミュレーション状態を自動的に復帰することができ、再始動時に、直ちにチューニングしたデータを用いることができる。このため、エミュレーションRAM24にエミュレーションされている書き換えられたデータ(パラメータ)を用いてエンジン92を始動することができ、書き換えられたデータ(燃料噴射量、点火時期、進角等のパラメータ)によりエンジン始動が適切に行えるかを判断することが可能になる。
[第2実施形態]
引き続き、第2実施形態に係るエンジン制御プログラムのデータ適合方式及びそれに用いるメモリー制御ユニット(MCU20)について説明する。上述した第1実施形態では、エミュレーションRAM24にエミュレートするデータは、外部ツール90側から転送した。これに対して、第2実施形態では、外部ツール90側からデータを転送するのではなく、外部ツール90からの要求コマンドにより、MCU20内で、フラッシュROM22からエミュレーションRAM24へデータのエミュレーションを行う。
ここで、第2実施形態のエンジン制御プログラムのパラメータ調整を行う際の試験車両の構成は、図9を参照して上述した従来技術と同様であるため説明を省略する。図4は、第2実施形態のMCU20の構成を示すブロック図である。
MCU20は、ブートプログラム、第1実施形態と同様な復帰判定プログラム、アプリケーションソフト、外部ツール90からの要求コマンドに応じた処理を実行するためのコマンド処理プログラム、データ(パラメータ)を保持するフラッシュROM22と、プログラム(データ)をエミュレートするためのエミュレーションRAM24と、エミュレーションRAM24にブロック単位でエミュレーションされたプログラムのアドレスを保持する切換アドレスレジスタ26と、エミュレーションRAM24にブロック単位でエミュレーションされたプログラムの書き換えの可否を記憶する切換許可レジスタ28と、バックアップRAM30とからなる。バックアップRAM30は、切換アドレスレジスタ26の情報をバックアップする切換アドレスRAM36と、切換許可レジスタ28の情報をバックアップする切換許可RAM38と、外部ツール90からのエミュレーションの復帰、切換要求を記憶する復帰モード要求RAM34と、外部ツール90からの復帰、切換要求コマンドを格納する要求コマンドRAM42、エミュレートするフラッシュROM22のアドレスを指定する要求アドレスRAM44、オーバーラップするエミュレーションRAM24のブロックナンバーを示す要求ブロックRAM46とを備える。ここで、フラッシュROM22に保持されているプログラムは、ブートプログラム、復帰判定プログラム、アプリケーションソフト、コマンド処理プログラムの順で作動される。エミュレーションRAM24及びバックアップRAM30は、電源断状態においても情報を保持できるように構成されているが、切換アドレスレジスタ26及び切換許可レジスタ28は、電源断により、又はリセットの際に記憶内容がクリアされるように構成されている。
上記フラッシュROM22に保持されているコマンド処理プログラムの内容を図5に示す。
コマンド処理プログラムでは、アプリケーションソフトから定期的にコールして要求コマンドRAM42をチェックし(S102)、要求コマンドがなければ(S102:No)、要求コマンドRAM42をクリアする(S116)。
一方、要求コマンドRAM42に外部ツール90からの要求が書かれていれば(S102:Yes)、当該要求に対応する処理を行う。ここで、転送要求がなされていれば、フラッシュROM22からエミュレーションRAM24へデータを転送する(S104)。
図6に、この転送要求時の外部ツールとコマンド処理プログラムのシーケンスチャートを示す。
先ず、外部ツール90は、要求アドレスRAM44にデータ転送したいフラッシュROM22のアドレスを書き込む。次に、外部ツール90は、要求ブロックRAM46にエミュレーションRAM24のどのブロックへ転送するか、ブロックナンバーを書き込む。その後、外部ツール90は、要求コマンドRAM42に転送要求コマンドを書き込む。コマンド処理プログラム側では、図5を参照して上述したように、転送要求が要求コマンドRAM42に書かれていた場合、要求アドレスRAM44と要求ブロックRAM46との情報から、当該アドレスのフラッシュROM22のデータを、エミュレーションRAM24の当該ナンバーのブロックへコピーする(S104)。最後に、処理終了を外部ツール90側に知らせるために要求コマンドRAM42をクリアする(S116)。外部ツール90は、要求コマンドRAM42がクリアされるまで(S126:Yes)、コマンドの実行中と判断し、次の処理を開始しない。
MCU20は外部ツール90と非同期にRAMやレジスタにアクセスするが、第2実施形態では、外部ツール90からエンジン制御プログラムのデータを送ることなく、MCU20内で、フラッシュROM22からエミュレーションRAM24へエンジン制御プログラムのデータをエミュレートすることができるため、通信ライン98、内部バスが専有されることがなく、外部ツールからのデータ転送による制御へ影響を与えない。
他方、図5に示すコマンド処理プログラムにおいて、図6を参照して上述した転送要求に引き続き、要求コマンドRAM42に外部ツール90からの切換要求が書かれていれば(S102:Yes)、後述する切り換えを行う(S106、S108、S110、S112)。
図7に、この切換要求時の外部ツールとコマンド処理プログラムのシーケンスチャートを示す。
先ず、外部ツール90は、要求アドレスRAM44に切り換えたいフラッシュROM22のアドレスを書き込む。次に、外部ツール90は、要求ブロックRAM46にエミュレーションRAM24の切り換えたいブロックナンバーを書き込む。その後、外部ツール90は、要求コマンドRAM42に切換要求コマンドを書き込む。コマンド処理プログラム側では、図5を参照して上述したように、切換要求が要求コマンドRAM42に書かれている場合には(S102:Yes)、要求アドレスRAM44の値を切換アドレスレジスタ26に書き込み(S106)、切換アドレスレジスタ26の値を切換アドレスRAM36に格納する(S108)。そして、要求ブロックRAM46のブロックナンバーから、切換許可レジスタ28のオーバラップさせるエミュレーションRAM24の許可フラグをセットし(S110)、切換許可レジスタ28の値を切換許可RAM38へ格納する(S112)。最後に、処理終了を外部ツール90側に知らせるために要求コマンドRAM42をクリアする(S124)。外部ツール90は、要求コマンドRAM42がクリアされるまで(S126:Yes)、コマンドの実行中と判断し、次の処理を開始しない。
また、図5に示すコマンド処理プログラムにおいて、図7を参照して上述した切換要求に引き続き、要求コマンドRAM42に外部ツール90からの復帰要求が書かれていれば(S102:Yes)、復帰モード要求RAM34に復帰要求コマンドを格納する(S114)。
図8に、この復帰要求時の外部ツールとコマンド処理プログラムのシーケンスチャートを示す。
外部ツール90は、要求コマンドRAM42に復帰要求コマンドを書き込む。コマンド処理プログラム側では、図5を参照して上述したように、復帰要求が要求コマンドRAM42に書かれていた場合(S102:Yes)、復帰モード要求RAM34に復帰要求コマンドを格納し(S114)、要求コマンドRAM42をクリアする(S124)。外部ツール90は、要求コマンドRAM42がクリアされるまで(S126:Yes)、コマンドの実行中と判断し、次の処理を開始しない。これにより、図3を参照して上述した第1実施形態と同様に、フラッシュROM22に保持された復帰判定プログラムによってエミュレーション状態の復帰がリセットの際に実行される。
この処理では、外部ツール90からレジスタを直接操作させないため、誤って重要なレジスタを書き換えてしまうことを防ぐことができる。
なお、上述した第1実施形態、第2実施形態の説明では、フラッシュROM22に保持されているデータ(パラメータ)をエミュレーションRAM24にエミュレートする例について説明した。エミュレーションRAM24には、データではなくプログラムを保持させることもできるので、切り換えるプログラム領域を切換アドレスレジスタ26へ入れて、復帰要求を設定しておくことで、リセット後に、エミュレーションRAM24に保持された書き換えられたプログラムでエンジンを制御することもできる。これにより、フラッシュROM22のプログラムを書き換えることなく、プログラムを評価することができる。例えば、プログラムのバグ取りの際に、バクを取ったプログラムでエンジンの始動性を評価すること可能になる。
更に、上述した第1実施形態、第2実施形態では、切換アドレスレジスタ26及び切換許可レジスタ28は、電源断により記憶内容がクリアされるように構成されていたが、これを電源断状態においても情報を保持できるように構成することで、バックアップRAM30内の、切換アドレスRAM36及び、切換許可RAM38を無くすことも可能である。この場合には、復帰要求がなかった場合にのみ、リセットの際に切換アドレスレジスタ26及び切換許可レジスタ28の記憶内容をクリアする。
本発明の第1実施形態に係るMCUの構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るMCUでエミュレーションRAMの1ブロック分を使用する際の処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るMCUでの復帰判定プログラム処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るMCUの構成を示すブロック図である。 コマンド処理プログラムの内容を示すフローチャートである。 転送要求時の外部ツールとコマンド処理プログラムのシーケンスチャートである。 切換要求時の外部ツールとコマンド処理プログラムのシーケンスチャートである。 復帰要求時の外部ツールとコマンド処理プログラムのシーケンスチャートである。 エンジン制御プログラムのパラメータ調整を行う際の試験車両の構成を示す説明図である。 従来技術に係るMCUの構成を示すブロック図である。 従来技術のMCUでエミュレーションRAMの1ブロック分を使用する際の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ECU
12 演算処理部
14 信号入出力
20 MCU(メモリー制御ユニット)
22 フラッシュROM
24 エミュレーションRAM(電気的に情報維持可能なRAM)
26 切換アドレスレジスタ
28 切換許可レジスタ
30 バックアップRAM
34 復帰モード要求RAM
36 切換許可レジスタRAM
38 切換許可RAM
42 要求コマンドRAM
44 要求アドレスRAM
46 要求ブロックRAM
90 外部ツール(パーソナルコンピュータ)
92 エンジン
98 通信ライン

Claims (6)

  1. ROMに保持されたエンジン制御プログラムのデータを電気的に情報維持可能なRAMに転送し、外部ツールにより該RAM上に転送された該データを書き換えながらエンジンを制御することで、エンジン制御プログラムのデータ適合を図るエンジン制御プログラムのデータ適合方式であって、
    前記RAMに転送されたデータのアドレス、及び、前記外部ツールからのリセット後の再始動の際に前記RAM上に維持されたデータでエンジンの制御を開始するか否かの復帰要求を電気的に維持可能な記憶装置に記憶し、
    エンジンを再始動するリセットの際に、前記記憶装置に、前記復帰要求が記憶されている場合には、前記記憶されたRAMに転送されたデータのアドレスに基づき、前記RAMに維持されたデータでエンジンの制御を開始可能にすることを特徴とするエンジン制御プログラムのデータ適合方式。
  2. ROMに保持されたエンジン制御プログラムのデータを電気的に情報維持可能なRAMにブロック単位で転送し、外部ツールにより該RAM上に転送された該データを書き換えながらエンジンを制御することで、エンジン制御プログラムのデータ適合に用いるメモリー制御ユニットであって、
    前記RAMにブロック単位で転送されたエンジン制御プログラムのアドレスを保持し、リセットに伴い保持内容がクリアされる切換アドレスレジスタと、
    前記RAMに転送されたエンジン制御プログラムをブロック単位で前記外部ツールからのアクセス可能か否かを保持し、リセットに伴い保持内容がクリアされる切換許可レジスタと、
    前記切換アドレスレジスタの保持内容を電気的に維持可能な切換アドレスRAMと、
    前記切換許可レジスタの保持内容を電気的に維持可能な切換許可RAMと、
    エンジンを再始動するリセットの際に、前記RAM上に維持されたデータでエンジンの制御を開始するか否かの復帰要求を電気的に維持可能な復帰モード要求RAMと、を備え、
    前記エンジンを再始動するリセットの際に、前記復帰モード要求RAMに、前記復帰要求が記憶されている場合には、前記切換アドレスRAMの保持内容を前記切換アドレスレジスタへ格納し、前記切換許可RAMの保持内容を前記切換許可レジスタへ格納することで、前記RAMに維持されたデータでエンジンの制御を開始可能にすることを特徴とするメモリー制御ユニット。
  3. 前記ROMは、ブートプログラムと、復帰判定プログラムと、アプリケーションソフトとを備え、
    前記エンジンを再始動するリセットの際には、前記ブートプログラムの実行後であって、前記アプリケーションソフトの実行前に、前記復帰判定プログラムに基づき、前記復帰モード要求RAMに前記復帰要求が記憶されている場合には、前記RAMに維持された前記データでエンジンの制御を開始可能にすることを特徴とする請求項2のメモリー制御ユニット。
  4. 前記外部ツールからの要求コマンドに応じて、前記ROMに保持されたエンジン制御プログラムのデータを前記電気的に情報維持可能なRAMに転送することを特徴とする請求項2又は請求項3のメモリー制御ユニット。
  5. 前記外部ツールからの要求コマンドに応じて通信処理により、前記ROMに保持されたエンジン制御プログラムのデータを前記RAMに転送することを特徴とする請求項4のメモリー制御ユニット。
  6. ROMに保持されたエンジン制御プログラムを電気的に情報維持可能なRAMに転送し、外部ツールにより該RAMに転送されたエンジン制御プログラムを書き換えながらエンジンを制御することで、エンジン制御プログラムの適合を図るエンジン制御プログラムの適合方式であって、
    前記RAMに転送されたデータのアドレス、及び、前記外部ツールからリセット後の再始動の際に前記RAM上に維持されたデータでエンジンの制御を開始するか否かの復帰要求を電気的に情報維持可能な記憶装置に記憶し、
    エンジンを再始動するリセットの際に、前記記憶装置に、前記復帰要求が記憶されている場合には、前記記憶されたRAMに転送されたデータのアドレスに基づき、前記RAMに維持されたエンジン制御プログラムでエンジンの制御を開始可能にすることを特徴とするエンジン制御プログラムの適合方式。
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