JP4547888B2 - 胃内浮遊性固形製剤 - Google Patents

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本発明は薬物が長時間持続的に下部消化管吸収するように設計した経口固形製剤に関する。さらに詳しくは、薬物含有固形製剤を胃内に長時間浮遊させ、製剤からの薬物の溶出を長時間持続させる機能を有する胃内浮遊性固形製剤に関する。
薬物の消化管吸収は下部消化管での吸収が主体である。例えば固形製剤ならば、固形製剤の崩壊速度が薬物の吸収速度の律速となる。そこで、薬物の吸収を調節する手段、すなわち、持続的吸収製剤では、例えば主として製剤の固さを種々変えることによって製剤の崩壊速度を調節し、消化管吸収を持続させる方法が多用されている。また、製剤から薬物が溶出する速度を調節する方法により、吸収調節を図る方法も用いられている。
これらに対し、製剤を胃内上部に浮遊させ、製剤の崩壊速度を調節して、胃内での滞留時間を長くし、薬物の生体内への吸収率を高めるための種々検討がなされている。これら浮遊性製剤において、浮遊基材として低比重のケイ酸カルシウムを用い、他の製剤基剤および薬物を共に均等混合して作製した固形製剤が知られている(特許文献1参照)。しかし、該製剤は浮遊基材と反応する薬物には適用できず、また浮遊能が該製剤の崩壊により短時間に消失するなどの問題点があり、十分な薬物吸収調節能を有する製剤としては満足するものとはいえない。
特開昭63−243036号公報
従って、本発明の目的は浮遊基剤と反応性を有する薬物にも適用でき、かつ持続的な浮遊時間と薬物の吸収調節機能を有する新規な胃内浮遊性固形製剤を提供することにある。
前記課題に鑑み、本発明者らは鋭意検討を行なった結果、浮遊基材を不溶性ポリマーで被覆した内層部、ならびに薬物および添加剤を含有してなる外層部を有することからなる多層型浮遊性固形製剤が上記課題を解決し、優れた薬物の持続的吸収製剤であることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は浮遊性基材からなる内核を不溶性ポリマーで被覆した内層部と薬物および添加剤を含有してなる外層部を有することからなる多層型胃内浮遊性固形製剤に関する。具体的には本発明は
(1)ケイ酸カルシウムからなる内核を不溶性ポリマーで被覆した内層部、ならびに薬物および添加剤を含有してなる外層部を有することからなる固形製剤、
(2)薬物および添加剤を含有してなる外層部をさらに不溶性ポリマーで被覆してなる前項(1)記載の固形製剤、
(3)ケイ酸カルシウムからなる内核の粒子径が0.01mm〜10mmである前項(1)記載の固形製剤、
(4)固形製剤100質量%に対して、ケイ酸カルシウムの質量%が5〜80質量%である前項(1)記載の固形製剤、
(5)薬物がプランルカスト水和物である前項(1)記載の剤、
(6)添加剤が結合剤、賦形剤、滑沢剤および崩壊剤から選択される1種または2種以上である前項(1)記載の固形製剤、
(7)結合剤がヒドロキシプロピルセルロースおよびヒドロキシプロピルメチルセルロースから選択される1種または2種である前項(6)記載の固形製剤、
(8)内層および/または外層の不溶性ポリマーに含まれる不溶性基材がエチルセルロースである前項(1)乃至(2)記載の固形製剤、
(9)内核の見掛比重が0.18〜0.65である前項(1)記載の固形製剤、
(10)前項(1)乃至(2)記載の固形製剤を充填してなるカプセル剤、
(11)前項(1)乃至(2)記載の固形製剤からなる顆粒剤、
(12)前項(1)乃至(2)記載の固形製剤からなる錠剤に関する。
浮遊性基材としては、(見掛)比重が1以下であり、十分な浮遊能を有するものを1種または2種以上適宜配合してもよく、例えばケイ酸類(例えば、ケイ酸カルシウム等)等が挙げられる。また、本発明の浮遊性基材には現在までに見出されているものだけでなく今後見出されるものも含まれる。
前述の見掛比重の測定は内核10gを100mLのメスシリンダーに充填し、その体積を計量し、重量/体積(g/mL)として算出した。
本発明において用いられるケイ酸カルシウムとして好ましくはフローライトRM(商品名、徳山曹達株式会社、見掛比重0.18〜0.22)である。フローライトRMの粒子径としては例えば0.01mm〜10mmが挙げられる。好ましい粒径としては0.01mm〜10mmであり、より好ましくは0.1mm〜5mmであり、さらに好ましくは0.5mm〜3mmであり、とりわけ好ましくは0.5mm〜1mmである。
ケイ酸カルシウムからなる内核の(見掛)比重は1以下であればよく、好ましくは0.18〜0.65であり、より好ましくは0.18〜0.40であり、さらに好ましくは0.18〜0.30である。
「薬物および添加剤を含有してなる外層部」における薬物としては、例えばプラバスタチンナトリウム、ベジル酸アムロジピン、ファモチジン、カンデサルタンシレキセチル、アトルバスタチン、ロサルタンカリウム、ボグリボース、シンバスタチン、レボフロキサシン、オフロキサシン、タムスロシン、バルサルタン、ニフェジピン、塩酸チクロビジン、塩酸セフカペンピボキシル、ランソプラゾール、エダラボン、メコバラミン、塩酸ベニジピン、ロキソプロフェンナトリウム、プランルカスト水和物、レバミピド、クラリスロマイシン、塩酸テルビナフィン、テプレノン、イコサペント酸エチル、イトラコナゾール、フルコナゾール、メシル酸ドキサゾシン、マレイン酸エナラプリル、セフジニル、エパルレスタット、イトラコナゾール、塩酸エピナスチン、ジクロフェナクナトリウム、塩酸パロキセチン水和物、塩酸フェキソフェナジン、アシクロビル、シロスタゾール、塩酸ドネペジル、テオフィリン、リマプロスト、メシル酸カモスタット、オルノプロスチル、塩酸オザグレル、特開昭63−179885号明細書記載化合物、特開平6−41175号明細書記載化合物、特開平1−156957号明細書記載化合物、特開平3−261752号明細書記載化合物、特開平6−87811号明細書記載化合物、特開平8−109164号明細書記載化合物、特開平7−316092号明細書記載化合物、特開2002−97158号明細書記載化合物、特開昭62−51672号明細書記載化合物、特開平3−90027号明細書記載化合物、特開平11−29548号明細書記載化合物、特開平9−278742号明細書記載化合物、WO98/27053号明細書記載化合物、特開平11−171866号明細書記載化合物、特開平11−193268号明細書記載化合物、WO97/47612号明細書記載化合物、WO99/19296号明細書記載化合物、WO98/24806号明細書記載化合物、WO00/03980号明細書記載化合物、特開平02−138288号明細書記載化合物、WO00/00470号明細書記載化合物、WO01/08674号明細書記載化合物、WO00/44726号明細書記載化合物、特開平07−215943号明細書記載化合物、WO02/14280号明細書記載化合物、WO01/66520号明細書記載化合物、WO01/40227号明細書記載化合物、WO02/74770号明細書記載化合物、WO02/51820号明細書記載化合物、WO02/72564号明細書記載化合物、WO03/70707号明細書記載化合物、WO02/53565号明細書記載化合物等が挙げられ、これらの薬物から一種または二種以上を適宜選択して使用することができる。また、これらの薬物は公知の方法、または上記明細書に記載されている方法に従って製造することができる。
また、上記薬物の塩については、上記以外の塩も含まれ、薬理学的に許容されるものすべてが含まれる。薬理学的に許容される塩は毒性のない、水溶性のものが好ましい。適当な塩として、例えば、アルカリ金属(カリウム、ナトリウム、リチウム等)の塩、アルカリ土類金属(カルシウム、マグネシウム等)の塩、アンモニウム塩(テトラメチルアンモニウム塩、テトラブチルアンモニウム塩等)、有機アミン(トリエチルアミン、メチルアミン、ジメチルアミン、シクロペンチルアミン、ベンジルアミン、フェネチルアミン、ピペリジン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミン、リジン、アルギニン、N−メチル−D−グルカミン等)の塩、酸付加物塩(無機酸塩(塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩等)、有機酸塩(酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、シュウ酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、安息香酸塩、クエン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、イセチオン酸塩、グルクロン酸塩、グルコン酸塩等)等)が挙げられる。本発明化合物の塩には、溶媒和物、または上記本発明化合物のアルカリ(土類)金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩、酸付加物塩の溶媒和物も含まれる。溶媒和物は非毒性かつ水溶性であることが好ましい。適当な溶媒和物としては、例えば水、アルコール系溶媒(エタノール等)等の溶媒和物が挙げられる。本発明化合物は、公知の方法で薬理学的に許容される塩に変換される。
「薬物および添加剤を含有してなる外層部」における添加剤(製剤基剤)としては、固形製剤を製造する際に一般的に使用されるものであればよく、例えば、賦形剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、矯味剤、矯臭剤、界面活性剤、香料、着色剤、抗酸化剤、隠蔽剤、静電気防止剤、流動化剤、湿潤剤等を1種または2種以上適宜配合して用いることができる。 賦形剤としては、例えば、ぶどう糖、果糖、麦芽糖、乳糖、異性化乳糖、還元乳糖、蔗糖、D−マンニトール、エリスリトール、マルチトール、キシリトール、パラチノース、トレハロース、ソルビトール、トウモロコシデンプン、馬鈴薯デンプン、コムギデンプン、コメデンプン、結晶セルロース、タルク、無水ケイ酸、無水リン酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム等が挙げられる。結合剤としては、例えばヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポビドン、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、部分α化デンプン、α化デンプン、アルギン酸ナトリウム、プルラン、アラビアゴム末、ゼラチン、デキストリン等が挙げられ、これらの一種あるいは二種以上適宜配合して用いてもよい。該結合剤として好ましくはヒドロキシプロピルメチルセルロースまたはヒドロキシプロピルセルロースである。ヒドロキシプロピルメチルセルロースとしてはTc−5シリーズの粘度2.5〜17.5mm/sのものが好ましく、例えばTc−5のE(w)グレード、R(w)グレード、Mwグレード、Sグレード等が挙げられる。ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)としては、粘度2.0〜4000cpsのものがあり、例えばHPC−L(6〜10cps)、HPC−M(150〜400cps)、LPC−H(1000〜4000cps)等が挙げられる。滑沢剤としては、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、蔗糖脂肪酸エステル、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、タルク、ポリエチレングリコール等が挙げられる。崩壊剤としては、例えば低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロース、カルメロースカルシウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、ヒドロキシプロピルスターチ、トウモロコシデンプン等が挙げられる。矯味剤としては、例えば白糖、D−ソルビトール、キシリトール、クエン酸、アスコルビン酸、酒石酸、リンゴ酸、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ソーマチン、サッカリンナトリウム、グリチルリチン二カリウム、グルタミン酸ナトリウム、5’−イノシン酸ナトリウム、5’−グアニル酸ナトリウム等が挙げられる。矯臭剤としては、例えばトレハロース、リンゴ酸、マルトース、グルコン酸カリウム、アニス精油、バニラ精油、カルダモン精油等が挙げられる。界面活性剤としては、例えばポリソルベート(ポリソルベート80など)、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合物、ラウリル硫酸ナトリウム等が挙げられる。香料としては、例えばレモン油、オレンジ油、メントール、はっか油等が挙げられる。着色剤としては、例えば酸化チタン、食用黄色5号、食用青色2号、三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄等が挙げられる。抗酸化剤としては、例えばアスコルビン酸ナトリウム、L−システイン、亜硫酸ナトリウム、ビタミンE等が挙げられる。隠蔽剤としては、例えば酸化チタン等が挙げられる。静電気防止剤としては、例えばタルク、酸化チタン等が挙げられる。流動化剤としては、例えば軽質無水ケイ酸、タルク、含水二酸化ケイ素等が挙げられる。湿潤剤としては、例えばポリソルベート80、ラウリル酸硫酸ナトリウム、ショ糖脂肪酸エステル、マクロゴール、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)等が挙げられる。
「ケイ酸カルシウムからなる内核」には他の浮遊性基材が含まれていてもよい。
ケイ酸カルシウムからなる内核を被覆するための不溶性ポリマーは、水に不溶もしくは難溶性であればよい。上記不溶性ポリマーは不溶性基材を含むコーティング剤を用いて形成することができる。不溶性基材としては、例えばエチルセルロース、セルロースアセテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、アクリル酸コポリマー、カルボキシメチルエチルセルロース、セラック、ワックス類、タルク、酸化チタン等が挙げられる。これらを1種または2種以上適宜配合して用いてもよい。また、上記不溶性ポリマーにはさらにコーティング剤を形成するにおいて、一般的に用いられる添加剤が含まれてもよく、例えば可塑剤等が挙げられ、これらを1種または2種以上適宜配合して用いてもよい。可塑剤としては例えばクエン酸トリエチル、マクロゴール6000、ポリビニルピロリドン、トリアセチン等が挙げられる。
本発明製剤の浮遊性の向上や薬剤の徐放速度を制御するために、「薬物および添加剤を含有してなる外層部」をさらに、不溶性ポリマー、腸溶性ポリマーおよび/または胃溶性ポリマーで一層以上で被覆されてもよい。不溶性ポリマー、腸溶性ポリマーおよび/または胃溶性ポリマーは腸溶性、胃溶性または不溶性の基剤を含むコーティング剤を用いて形成でき、基剤として、例えばヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチルセルロース(商品名アクアコート;旭化成)、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエチレングリコール、ツイーン80、プルノニックF68、ヒマシ油、セルロースアセテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、アクリル酸コポリマー、カルボキシメチルエチルセルロース、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、セラック、ワックス類、タルク、酸化チタン等が挙げられ、これらを1種または2種以上適宜配合して用いてもよい。さらにこれら被膜はコーティング剤を形成するにおいて、一般的に用いられる添加剤が含まれてもよく、添加剤としては例えば前記可塑剤や前記結合剤等が挙げられる。
本発明製剤は公知の方法で製造することができ、例えば、転動造粒機、撹拌造粒機、流動造粒機、遠心転動造粒機等を用いて、ケイ酸カルシウムにまず、不溶性基材からなる不溶性被膜液をコーティングし、次いで薬物および結合剤からなる薬物含有被膜液をコーティングし、さらに必要に応じて、腸溶性基剤、胃溶性基剤または不溶性基材を含有する混合液をコーティングすることにより製造することができる。
本発明製剤の固形製剤は、例えば上記方法で得られる顆粒をそのまま顆粒剤として用いることができる。また、本発明固形製剤には、上記顆粒を含有するカプセル剤も含まれる。カプセル剤は公知の方法で製造することができ、例えば前記顆粒、さらに必要に応じて添加剤を硬カプセル(例えば、ゼラチンカプセル、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)カプセル、プルランカプセル、ポリビニルアルコール(PVA)カプセル等)にカプセル充填機を用いて充填することにより、行なうことができる。また、本発明製剤には、上記顆粒を含有する錠剤も含まれる。錠剤は公知の方法で製造することができ、例えば上記顆粒および添加剤を湿式顆粒圧縮法、乾式顆粒圧縮法等によって錠剤化することにより行なうことができる。
本発明製剤において、ケイ酸カルシウム、外層部や不溶性ポリマー等の配合比は浮遊性や溶出性を調整するために適宜選択できる。例えば、固形製剤100質量%に対するケイ酸カルシウムの質量%は、好ましくは5〜80質量%であり、より好ましくは10〜60質量%であり、さらに好ましくは10〜50質量%である。固形製剤100質量%に対する薬物含有層の質量%は、好ましくは0.01〜70質量%であり、より好ましくは0.1〜70質量%であり、さらに好ましくは1〜50質量%である。固形製剤100質量%に対する不溶性被膜層の質量%は、好ましくは10〜40質量%であり、より好ましくは15〜35質量%であり、さらに好ましくは20〜30質量%である。
また、顆粒剤の平均粒子径や嵩密度、薬物含有被膜層および不溶性被膜層の厚さ、ケイ酸カルシウムからなる内核の粒径等についても浮遊性や溶出性を調整するために適宜選択することができる。例えば、顆粒剤の平均粒子径として好ましくは0.1〜5mmであり、より好ましくは0.5〜3mmであり、さらに好ましくは0.5〜1mmである。また浮遊性機能を長時間維持するためには、ケイ酸カルシウムからなる内核を被覆する不溶性ポリマー層の厚さとして、好ましくは20μm〜500μmであり、より好ましくは25μm〜250μmであり、さらに好ましくは30μm〜50μmである。
本発明固形製剤の構成例を図1に示すが、これらは本発明の理解を深めるためのものであり、本発明を限定するものではない。
本発明の多層型胃内浮遊性固形製剤は、ケイ酸カルシウムからなる内核を不溶性ポリマーで被覆した後、さらに薬物含有被膜(外層部)で被覆しているため、ケイ酸カルシウムと薬物が直接接触しないようになり、ケイ酸カルシウムと反応性を有する薬物でも適用可能となった。例えば、ケイ酸カルシウムはアルカリ性物質であるため、アルカリ条件下で不安定な薬物でも適用可能となった。また、不溶性ポリマーで内核を被覆したため、ケイ酸カルシウムからなる内核への水分の浸潤を防ぐことにより、該内核の浮遊能を長時間持続させることが可能となった。また、浮遊能を有する内核と薬物含有被膜(外層部)を独立させたことにより、浮遊能の制御、および薬物の徐放速度の制御が容易となったため、本発明製剤は優れた薬物の持続的吸収製剤である。
以下に、実施例として、製剤例および実験例を示すが、これらは本発明の理解を深めるためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
製剤例1
フローライト−RM(見掛比重:0.2g/mL、直径1.00〜1.18mm)100gを転動造粒機(ダルトン製、NQ-125)に投入し、給気温度70℃、品温度40℃付近にコントロールしながら、サイドスプレー方式で、予め調製した内層不溶性ポリマー液(アクアコート333.3g、クエン酸トリエチル30.0g、タルク10.0g、精製水326.7g)を噴霧し、コーティングした。その後、さらに薬物含有被膜(外層部)組成のコーティング液(プランルカスト水和物360.6g、HPC−M36.1g、タルク21.2g、精製水1425.5g)、外層不溶性ポリマー液(アクアコート110.6g、クエン酸トリエチル8.2g、Tc−5Rw4.3g、タルク3.4g、精製水178.3g)の順番で噴霧し、コーティング顆粒剤625gを得た。以下に、薬物含量75mgにおける顆粒剤の処方を示す。
内層部成分
内核
フローライト−RM 20.8mg
内層不溶性ポリマー成分
アクアコート(固形分) 20.8mg
クエン酸トリエチル 6.2mg
タルク 2.1mg
外層部成分(薬物含有被膜成分)
プランルカスト水和物 75.0mg
HPC−M 7.5mg
タルク 4.4mg
外層不溶性ポリマー成分
アクアコート(固形分) 6.9mg
クエン酸トリエチル 1.7mg
Tc−5Rw 0.9mg
タルク 0.7mg
合計 147.0mg
製剤例1で製造したコーティング顆粒剤の浮遊性を第14改正日本薬局方の一般試験法66溶出試験法・第2法(100rpm)で試験した。試験液は、局方第一液に0.1%のポリソルベート80を添加した液を用いた。コーティング顆粒剤は、試験開始4時間後も液面に浮遊していた。
製剤例2
以下処方の外層不溶性ポリマー液(アクアコート117.0g、クエン酸トリエチル8.7g、Tc−5E1.9g、タルク3.4g、精製水174.0g)を用いた以外は、製剤例1と同様の操作に付すことにより、コーティング顆粒剤633gを得た。以下に、薬物含量75mgにおける顆粒剤の処方を示す。
内層部成分
内核
フローライト−RM 20.8mg
内層不溶性ポリマー成分
アクアコート(固形分) 20.8mg
クエン酸トリエチル 6.2mg
タルク 2.1mg
外層部成分(薬物含有被膜成分)
プランルカスト水和物 75.0mg
HPC−M 7.5mg
タルク 4.4mg
外層不溶性ポリマー成分
アクアコート(固形分) 7.3mg
クエン酸トリエチル 1.8mg
Tc−5E 0.4mg
タルク 0.7mg
合計 147.0mg
製剤例2で製造したコーティング顆粒剤の浮遊性を第14改正日本薬局方の一般試験法66溶出試験法・第2法(100rpm)で試験した。試験液は、局方第一液に0.1%のポリソルベート80を添加した液を用いた。コーティング顆粒剤は、試験開始4時間後も液面に浮遊していた。
製剤例3
フローライト−RM(見掛比重:0.2g/mL、直径0.85〜1.18mm)、および以下処方の外層不溶性ポリマー液(アクアコート73.7g、クエン酸トリエチル5.3g、Tc−5E2.9g、タルク2.4g、精製水118.0g)を用いた以外は、製剤例1と同様の操作に付すことにより、コーティング顆粒剤637gを得た。以下に、薬物含量75mgにおける顆粒剤の処方を示す。
内層部成分
内核
フローライト−RM 20.8mg
内層不溶性ポリマー成分
アクアコート(固形分) 20.8mg
クエン酸トリエチル 6.2mg
タルク 2.1mg
外層部成分(薬物含有被膜成分)
プランルカスト水和物 75.0mg
HPC−M 7.5mg
タルク 4.4mg
外層不溶性ポリマー成分
アクアコート(固形分) 4.6mg
クエン酸トリエチル 1.1mg
Tc−5E 0.6mg
タルク 0.5mg
合計 143.6mg
製剤例3で製造したコーティング顆粒剤の浮遊性を第14改正日本薬局方の一般試験法66溶出試験法・第2法(100rpm)で試験した。試験液は、局方第一液に0.1%のポリソルベート80を添加した液を用いた。コーティング顆粒剤は、試験開始4時間後も液面に浮遊していた。
製剤例4
フローライト−RM(見掛比重:0.2g/mL、直径0.85mm〜1.00mm)100gを流動層コーティング造粒機(Glatt製、GPCG−1)に投入し、給気温度70℃、品温度40℃付近にコントロールしながら、ボトムスプレー方式で、予め調製した内層不溶性ポリマー液(アクアコート353.6g、クエン酸トリエチル26.4g、非放射性酸化サマリウム7.4g、精製水313.2g)を噴霧し、コーティングした。その後、さらに薬物含有被膜組成のコーティング液(プランルカスト水和物253.4g、Tc−5E101.4g、タルク18.9g、精製水1121.1g)、外層不溶性ポリマー液(アクアコート186.9g、クエン酸トリエチル14.2g、Tc−5E3.4g、精製水337.2g)の順番で噴霧し、コーティング顆粒剤610gを得た。得られた顆粒の見掛比重は0.49g/mLであった。以下に、薬物含量75mgにおける顆粒剤の処方を示す。また、図2に本顆粒剤の割断写真を示す。
内層部成分
内核
フローライト−RM 29.6mg
内層不溶性ポリマー成分
アクアコート(固形分) 31.4mg
クエン酸トリエチル 7.8mg
非放射性酸化サマリウム(152Sm) 2.2mg
外層部成分(薬物含有被膜成分)
プランルカスト水和物 75.0mg
Tc−5E 30.0mg
タルク 5.6mg
外層不溶性ポリマー成分
アクアコート(固形分) 16.6mg
クエン酸トリエチル 4.2mg
Tc−5E 1.0mg
合計 203.4mg
製剤例4で製造したコーティング顆粒剤の浮遊性を第14改正日本薬局方の一般試験法66溶出試験法・第2法(100rpm)で試験した。試験液は、局方第一液に0.1%のポリソルベート80を添加した液を用いた。コーティング顆粒剤は、試験開始4時間後も液面に浮遊していた。
製剤例5
フローライト−RM(見掛比重:0.2g/mL、直径0.85mm〜1.00mm)100gを流動層コーティング造粒機(Glatt製、GPCG−1)に投入し、給気温度70℃、品温度40℃付近にコントロールしながら、ボトムスプレー方式で、予め調製した内層不溶性ポリマー液(アクアコート333.3g、クエン酸トリエチル30.0g、タルク10.0g、精製水326.7g)を噴霧し、コーティングした。その後、さらに薬物含有被膜組成のコーティング液(プランルカスト水和物360.6g、HPC−H180.3g、タルク28.4g、精製水11087.1g)を噴霧し、コーティング顆粒剤723gを得た。以下に、薬物含量75mgにおける顆粒剤の処方を示す。
内層部成分
内核
フローライト−RM 20.8mg
内層不溶性ポリマー成分
アクアコート(固形分) 20.8mg
クエン酸トリエチル 6.2mg
タルク 2.1mg
外層部成分(薬物含有被膜成分)
プランルカスト水和物 75.0mg
HPC−M 37.5mg
タルク 5.9mg
合計 168.3mg
製剤例5で製造したコーティング顆粒剤の浮遊性を第14改正日本薬局方の一般試験法66溶出試験法・第2法(100rpm)で試験した。試験液は、局方第一液に0.1%のポリソルベート80を添加した液を用いた。コーティング顆粒剤は、試験開始4時間後も液面に浮遊していた。
比較例1
プランルカスト水和物をヒドロキシプロピルセルロースのグレードSSL(HPC−SSL)、乳糖と共に水中に懸濁させて調製したスラリー液(プランルカスト水和物200.0g、HPC−SSL20.0g、乳糖25.1g、精製水455.2g)を噴霧乾燥機(L−8スプレードライアー:大川原化工機製)にて噴霧し、プランルカスト水和物の噴霧乾燥品190gを得た。これに崩壊剤の低置換度ヒドロキシプロピルセルロースのタイプ22(L−HPC−22)および滑沢剤のステアリン酸マグネシウムを添加・混合して打錠末を得た。この打錠末を打錠機(岡田精巧製、Tab−ALL)により、杵径8mm、打錠圧700kgfの条件にて打錠し、下記処方の錠剤を得た。
プランルカスト水和物 75.0mg
HPC−SSL 7.5mg
乳糖 9.4mg
L−HPC−22 3.9mg
ステアリン酸マグネシウム 1.0mg
合計 96.8mg
実験例1:放出性試験
製剤例1で製造した顆粒剤および比較例1で製造した錠剤の放出性を第14改正日本薬局方の一般試験法66溶出試験法・第2法(100rpm)にて試験した。試験液は、局方第一液に0.1%のポリソルベート80を添加した液を用いた。
結果を図3に示す。
比較例1で製造した錠剤は、速放錠剤であるため放出試験開始後速やかに崩壊し、1時間でほぼ100%の放出率を示した。それに対して、製剤例1で製造した顆粒剤については、6時間で90%の放出率を示し、明らかに放出性が徐放化した。
実験例2:イヌにおける吸収性実験
吸収実験には、体重およそ10kgのビーグル犬3頭を用いた。投与条件は、食後30分に製剤例1で製造した顆粒剤(147.0mg、薬物含量75.0mg)および比較例1で製造した錠剤1錠をそれぞれイヌ用胃ゾンデを用い、胃内に直接投与した。その後、水200mLを先と同様に胃内に注入した。給餌条件として実験の前日の給餌は、朝に餌300gを与え、実験当日には、投与前30分に餌50gを与えた。製剤を投与後、経時的に採血を行い、抽出操作をした後、血漿中薬物濃度をLC/MS/MSにて測定した。
結果を図4および表1に示す。
Figure 0004547888
イヌの吸収実験の結果、同一の投与量(75mg/dog)において,比較例1で製造した錠剤および製剤例1で製造した顆粒剤を比較した場合、製剤例1で製造した顆粒剤においては、薬物放出の徐放化によりCmaxは比較例1で製造した錠剤より低くなり、さらに浮遊機能により胃内に滞留し、Tmax(最高血中濃度到達時間)、MRT(平均体内滞留時間)の延長およびAUC(血中濃度時間曲線下面積)の増大が確認された。このことより、本発明製剤を用いることにより、例えばプランルカスト水和物のように消化管下部での吸収性が低い薬物においても血中濃度の持続化を図ることが可能となった。
実験例3:ヒトにおけるガンマシンチグラフィ解析
治験同意書を交わした年齢23〜43歳の男子9人を対象として、製剤例4で製造した顆粒剤の胃内滞留試験を実施した。ガンマシンチグラフィ解析のため、投薬する前、非放射性酸化サマリウムを添加した浮遊性顆粒剤に中性子照射処理を行い、製剤全体の放射活性が0.8〜1MBqになるよう調整した。投薬後、経時的に製剤の消化管移動をトレースし、特に胃内における浮遊性顆粒剤の滞留性を評価した。なお浮遊性顆粒剤の投薬条件としては、朝食摂取後30分に実施した。
ガンマシンチグラフィの結果、投薬した顆粒剤のうち、50%が平均4.97時間まで胃内に滞留していることが分かった。この結果により、本発明の浮遊性製剤が十分浮遊機能を発揮していることが明らかになった。
なお、表中、Initial Gastric Emptyingは投薬開始後、製剤が胃内から排泄され始めた時間を表わし、T50(hr)は投薬開始後、製剤が胃内から50%排泄された時間を表わし、T90(hr)は投薬開始後、製剤が胃内から90%排泄された時間を表わし、AUC0-tは放射活性率・時間曲線下面積を表わす。
Figure 0004547888
本発明製剤は優れた薬物の持続的吸収製剤である。
本発明製剤の一般的な構成を示す。 製造例4で製造した顆粒剤の割断写真を示す。左図が全体図(bar 1mm)であり、右図が拡大図(bar 100μm)である。 本発明製剤の放出試験の結果を示す。 本発明製剤のイヌにおける吸収性実験の結果を示す。

Claims (12)

  1. ケイ酸カルシウムからなる内核を不溶性ポリマーで被覆した内層部、ならびに薬物および添加剤を含有してなる外層部を有することからなり、該不溶性ポリマーに含まれる不溶性基材がエチルセルロース、セルロースアセテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、アクリル酸コポリマー、カルボキシメチルエチルセルロースである固形製剤。
  2. 薬物および添加剤を含有してなる外層部をさらに不溶性ポリマーで被覆してなり、該不溶性ポリマーに含まれる不溶性基材がエチルセルロース、セルロースアセテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、アクリル酸コポリマー、カルボキシメチルエチルセルロースである請求項1記載の固形製剤。
  3. ケイ酸カルシウムからなる内核の粒子径が0.01mm〜10mmである請求項1記載の固形製剤。
  4. 固形製剤100質量%に対して、ケイ酸カルシウムの質量%が5〜80質量%である請求項1記載の固形製剤。
  5. 薬物がプランルカスト水和物である請求項1記載の剤。
  6. 添加剤が結合剤、賦形剤、滑沢剤および崩壊剤から選択される1種または2種以上である請求項1記載の固形製剤。
  7. 結合剤がヒドロキシプロピルセルロースおよびヒドロキシプロピルメチルセルロースから選択される1種または2種である請求項6記載の固形製剤。
  8. 内層および/または外層の不溶性ポリマーに含まれる不溶性基材がエチルセルロースである請求項1乃至2記載の固形製剤。
  9. 内核の見掛比重が0.18〜0.65である請求項1記載の固形製剤。
  10. 請求項1乃至2記載の固形製剤を充填してなるカプセル剤。
  11. 請求項1乃至2記載の固形製剤からなる顆粒剤。
  12. 請求項1乃至2記載の固形製剤からなる錠剤。
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