JP4547453B2 - プロテクション提供方法及びユーザ側通信装置 - Google Patents
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Description
本発明は、ユーザ側通信装置が第1のプロバイダ側通信装置と第2のプロバイダ側通信装置とに冗長に接続されたネットワーク構成において、ユーザ側通信装置で現用系のプロバイダ側通信装置及び予備系のプロバイダ側通信装置を設定するプロテクション提供方法に関し、また、それに対応するユーザ側通信装置に関する。
近年のパケット伝送技術として、MPLS(Multiprotocol Label Switching)と呼ばれる技術が着目されている。MPLSとは、パケットにラベルを付与して高速伝送を実現する技術である。IETF(Internet Engineering Task Force)では、MPLSを疑似回線(PW:Pseudowire)として使用して既存のサービス(例えば、FR(Frame Relay)、ATM(Asynchronous Transfer Mode)、TDM(Time-Division Multiplexing)、Ethernet(登録商標))をEnd−to−End(Point−to−Point)で提供するPWE3(Pseudowire Emulation Edge-to-Edge)について検討されている。このように、MPLSは各種のサービスを統合する疑似回線として使用できることから、キャリア網への展開が予想される。
図1に、RFC(Request For Comment)3916及びRFC3985に記載されているPWE3の参照モデルを示す。PWE3の参照モデルは、ユーザがプロバイダにアクセスするためのユーザ側通信装置(CE(Customer Edge)装置と呼ばれる)CE1及びCE2と、プロバイダ側通信装置(PE(Provider Edge)装置と呼ばれる)PE1及びPE2とを含む。PE装置は接続回線(Attachment Circuit)を介してCE装置に接続されると共に、プロバイダのバックボーンを構成するP(Provider)装置に接続される。
パケット交換網(PSN:Packet Switched Network)を介してEnd−to−Endサービスを提供するために、PE装置PE1とPE装置PE2との間にPSN(Packet Switched Network)トンネルと呼ばれる仮想的なトンネルを生成する。このトンネルを生成するためにMPLS又はL2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)と呼ばれる技術を使用することができる。次に、このトンネル内に疑似回線PW1又はPW2を確立することにより、CE装置CE1とCE装置CE2との間でEnd−to−Endサービスが提供可能になる。
上記のように、MPLSはEnd−to−Endサービスを提供することができ、キャリア網への展開が予想されるため、高信頼性が求められる。高信頼性を実現するために、伝送路又は通信装置に障害が生じたときに予備となる回線を提供する技術、いわゆるプロテクション技術を提供する必要が生じる。
現在のプロテクション技術には、PE装置間のパス(すなわち、LSP(Label Switched Path))のプロテクションが存在する。例えば、LSPの障害に対して現用系LSPを予備系LSPに高速で迂回するFast Reroute(RFC4090)と呼ばれる方式が存在する。また、現用系LSPと予備系LSPとを切り替える技術として、特許文献1に記載のように、予備系LSPを予め設定しておき、障害発生時に経路検索処理を行い、予備系LSPに切り替える技術がある。
しかし、このようなプロテクション技術は、図2(a)に示すようなPE装置間のパスの冗長構成を対象としており、図2(b)に示すようなPE装置の冗長構成を対象としていない。すなわち、CE装置CE1及びCE2で現用系PE装置PE1a及びPE2aから予備系PE装置PE1b及びPE2bに切り替えることは対象としていない。
特開2002−374288
従来技術を用いて図2(b)に示すPE装置の冗長構成に対応するために、CE装置CE1及びCE2は、現用系PE装置及び予備系PE装置(又は現用系疑似回線及び予備系疑似回線)を選択する技術が必要になると共に、CE装置CE1とCE装置CE2との間のEnd−to−Endサービスを考慮したプロテクションを提供する必要がある。しかし、PE装置の冗長構成での切り替えについて、End−to−Endサービス毎に以下のような問題が生じる。
End−to−EndサービスがEthernet(登録商標)である場合、図2(b)のようなPE装置の冗長構成で構成されるループ状の経路にスパニングツリープロトコル(Spanning Tree Protocol)を適用することができる。このスパニングツリープロトコルを用いることで、プロテクションを提供することができるが、切り替えに要する時間が数秒単位になる。従って、現用系PE装置から予備系PE装置への高速な切り替えは困難である。
End−to−EndサービスがTDMである場合、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)で規定されているようなAPS(Automatic Protection Switching)と呼ばれるプロテクション技術が存在しない。従って、現用系PE装置から予備系PE装置への切り替えは手動で行う必要があり、現用系PE装置から予備系PE装置への高速な切り替えは困難である。
End−to−EndサービスがATMである場合、ITU(International Telecommunication Union)勧告I.630によるリニアプロテクションと呼ばれるプロテクションで切り替えを行うことができる。しかし、以下に説明する1:1 Bidirectionalと呼ばれるプロテクションを提供する場合に、現用系と予備系とのミスマッチが生じる可能性がある。更に、ミスマッチが生じると、修復を手動で行う必要がある。従って、現用系PE装置から予備系PE装置への信頼性の高い切り替えは困難である。
また、PE装置の冗長構成でプロテクションを提供する場合に、上記のようにEnd−to−Endサービスに応じてCE装置の処理が異なる。従って、疑似回線に複数のサービスが収容されている場合に、CE装置の処理が複雑になるという問題が生じる。
上記のように、プロバイダ側通信装置(PE装置)の冗長構成に対して高速且つ信頼性の高いプロテクションを提供することは困難である。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、プロバイダ側通信装置の冗長構成に対して高速且つ信頼性の高いプロテクションを提供することを総括的な目的とする。
本発明の前記の目的は、ユーザ側通信装置が第1のプロバイダ側通信装置と第2のプロバイダ側通信装置とに冗長に接続されたネットワーク構成において、該ユーザ側通信装置で現用系のプロバイダ側通信装置及び予備系のプロバイダ側通信装置を設定するプロテクション提供方法であって:前記第1のプロバイダ側通信装置が、疑似回線を確立するときに受信した第1のシグナリングメッセージを前記ユーザ側通信装置に送信する第1送信ステップ;前記第2のプロバイダ側通信装置が、疑似回線を確立するときに受信した第2のシグナリングメッセージを前記ユーザ側通信装置に送信する第2送信ステップ;前記ユーザ側通信装置が、前記第1及び第2のシグナリングメッセージを受信する受信ステップ;前記ユーザ側通信装置が、前記第1及び第2のシグナリングメッセージを比較する比較ステップ;及び前記ユーザ側通信装置が、前記の比較に基づいて、前記現用系のプロバイダ側通信装置と前記予備系のプロバイダ側通信装置とを設定する設定ステップ;を有するプロテクション提供方法、によって解決することができる。
また、本発明の前記の目的は、第1のプロバイダ側通信装置と第2のプロバイダ側通信装置とに冗長に接続されたネットワーク構成において、現用系のプロバイダ側通信装置及び予備系のプロバイダ側通信装置を設定するユーザ側通信装置であって:前記第1のプロバイダ側通信装置から第1のシグナリングメッセージを受信し、前記第2のプロバイダ側通信装置から第2のシグナリングメッセージを受信するメッセージ受信部;前記第1及び第2のシグナリングメッセージを比較する比較部;及び前記の比較に基づいて、前記現用系のプロバイダ側通信装置と前記予備系のプロバイダ側通信装置とを設定するプロテクション設定部;を有するユーザ側通信装置、によっても解決することができる。
本発明の実施例によれば、プロバイダ側通信装置の冗長構成に対して高速且つ信頼性の高いプロテクションを提供することができる。
PE1、PE2 PE装置
CE1、CE2 CE装置
PW1、PW2 疑似回線
PE1a、PE2a PE装置
PE1b、PE2b PE装置
10、20 通信システム
101a、101b メッセージ交換部
103a、103b メッセージ転送部
111 メッセージ受信部
113 比較部
115 プロテクション設定部
117 プロテクション切替部
119a、119b 論理ポート
CE1、CE2 CE装置
PW1、PW2 疑似回線
PE1a、PE2a PE装置
PE1b、PE2b PE装置
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101a、101b メッセージ交換部
103a、103b メッセージ転送部
111 メッセージ受信部
113 比較部
115 プロテクション設定部
117 プロテクション切替部
119a、119b 論理ポート
以下、図面に基づいて本発明の実施例について説明する。
<第1実施例>
第1実施例では、PE装置の冗長構成において片方向のプロテクションを提供する方式について説明する。
第1実施例では、PE装置の冗長構成において片方向のプロテクションを提供する方式について説明する。
図3は、本発明の第1実施例に係る通信システム10を示す図である。通信システム10は、ユーザ側通信装置(CE装置)CE1及びCE2と、現用系(又は予備系)プロバイダ側通信装置(PE装置)PE1a及びPE2aと、予備系(又は現用系)プロバイダ側通信装置PE1b及びPE2bとを含む。
CE装置CE1からCE装置CE2への方向に片方向のプロテクションを提供するために、PE装置PE2aはPE装置PE1aに対してシグナリングメッセージを用いて疑似回線を設定すると共に、PE装置PE2bはPE装置PE1bに対してシグナリングメッセージを用いて疑似回線を設定する。このシグナリングメッセージは、疑似回線の識別子と、片方向の通信形態を示す情報と、疑似回線の接続先及びサービスを示す情報とを含む。MPLSでは、シグナリングメッセージはラベル要求メッセージを受信したときに送信されるラベル割り当てメッセージ(Label mapping message)に相当し、疑似回線の識別子はラベルIDに相当する。片方向の通信形態は、1:1 Unidirectional又は1+1 Unidirectionalである。なお、1:1 Unidirectionalとは、図4(a)に示すように、送信側のポートで予備系をブロッキングすることで片方向のプロテクションを提供することをいい、1+1 Unidirectionalとは、図4(b)に示すように、受信側のポートで予備系をブロッキングすることで片方向のプロテクションを提供することをいう。疑似回線の接続先及びサービスは、CE装置とPE装置との接続回線(Attachment Circuit)を特定するGeneralized PW ID FECと呼ばれるフィールドを参照することで特定される。
第1実施例では、このようなラベル割り当てメッセージをPE装置PE1a及びPE1bからCE装置CE1にも送信する。CE装置CE1は、双方のラベル割り当てメッセージを比較し、Generalized PW ID FECが同じである場合に、この双方のPE装置が冗長構成されていることを認識する。例えば、CE装置はラベルIDの小さい方を現用系と設定し、ラベルIDの大きい方を予備系と設定することにより、片方向のプロテクションを設定する。例えば片方向の通信形態が1:1 Unidirectionalである場合、CE装置は送信側のポートをブロッキングする。
このように、現用系PE装置と予備系PE装置とを選択するために、PE装置間のシグナリングメッセージをCE装置で用いることにより、PE装置の冗長構成に対して高速且つ信頼性の高いプロテクションを提供することが可能になる。
<第1実施例:プロテクション提供方法のフローチャート>
図5を参照して、本発明の第1実施例に係るプロテクション提供方法のフローチャートについて詳細に説明する。
図5を参照して、本発明の第1実施例に係るプロテクション提供方法のフローチャートについて詳細に説明する。
PE装置間では、ラベル割り当てメッセージは通常通り送受信される。具体的には、PE装置PE2aは、ラベル要求メッセージに応じて、ラベル割り当てメッセージをPE装置PE1aに送信する(S101)。ラベル割り当てメッセージには、ラベルIDと、片方向の通信形態を示す情報(1:1 Unidirectional又は1+1 Unidirectional)と、Generalized PW ID FECとが含まれる。PE装置PE1aがラベル割り当てメッセージを受信すると、これが受け入れられるか否かを判定し、受け入れられる場合には、PE装置PE2aにラベル割り当てメッセージを送信する(S103)。この処理が終了することで、PE装置PE1aとPE装置PE2aとの間に疑似回線が確立される。
第1実施例では、CE装置CE1及びCE2が現用系PE装置と予備系PE装置とを選択するために、PE装置PE1aは、PE装置PE2aからラベル割り当てメッセージを受信したときに、受信したラベル割り当てメッセージと同じ内容のメッセージをCE装置CE1に送信する(S105)。また、PE装置PE2aは、PE装置PE1aからラベル割り当てメッセージを受信したときに、受信したラベル割り当てメッセージと同じ内容のメッセージをCE装置CE2に送信する(S107)。
同様に、PE装置PE1bとPE2bとの間でもラベル割り当てメッセージが通常通り送受信される。具体的には、PE装置PE1bはラベル割り当てメッセージをPE装置PE2bに送信する(S109)。PE装置PE2bがラベル割り当てメッセージを受信すると、これが受け入れられるか否かを判定し、受け入れられる場合には、PE装置PE1bにラベル割り当てメッセージを送信する(S111)。この処理が終了することで、PE装置PE1bとPE装置PE2bとの間に疑似回線が確立される。
PE装置PE2bは、 PE装置PE1bからラベル割り当てメッセージを受信したときに、このラベル割り当てメッセージと同じ内容のメッセージをCE装置CE2に送信する(S113)。また、PE装置PE1bは、PE装置PE2bからラベル割り当てメッセージを受信したときに、このラベル割り当てメッセージと同じ内容のメッセージをCE装置CE1に送信する(S115)。
このように、CE装置CE1は接続されているPE装置PE1a及びPE1bから2つのラベル割り当てメッセージを受信する。また、CE装置CE2は接続されているPE装置PE2a及びPE2bから2つのラベル割り当てメッセージを受信する。CE装置CE1及びCE2は、2つのラベル割り当てメッセージに含まれているGeneralized PW ID FECが同じである場合に、この双方のPE装置が冗長構成されていることを認識する。次に、CE装置CE1及びCE2は、ラベルIDの大きさによって現用系と予備系とを設定する。例えば、ラベルIDの小さい方を現用系としてポートを設定する(S115及びS117)。
図5では、S101〜S107までの処理に続いてS109〜S115を図示しているが、S101〜S107までの処理とS109〜S115までの処理は、独立に行われてもよい。例えばS109〜S115までの処理の後にS101〜S107の処理が行われてもよく、これらの処理が同時に行われてもよい。
CE装置CE2は、ラベル割り当てメッセージに含まれる片方向の通信形態を示す情報を参照する。片方向の通信形態が1:1 Unidirectionalの場合には、CE装置CE1は、送信側のポートをブロッキングして、プロテクションの設定を行う。この設定が終了すると、CE装置CE1及びCE2は、設定完了メッセージを接続されているPE装置に送信してもよい(S117及びS119)。
片方向の通信形態が1+1 Unidirectionalの場合には、任意選択で、CE装置CE1は、現用系として設定されるPE装置PE1a及びPE2aを介して、設定終了メッセージをCE装置CE2に送信してもよい(S121及びS123)。同様に、任意選択で、CE装置CE1は、予備系として設定されるPE装置PE1b及びPE2bを介して、設定終了メッセージをCE装置CE2に送信してもよい(S125及びS127)。この設定終了メッセージがCE装置CE2で受信されると、CE装置CE2は、受信側のポートをブロッキングして、プロテクションの設定を行ってもよい。プロテクションの設定が完了することにより、PE装置間で疑似回線が確立される
上記の場合は、1+1 Unidirectional又は1:1 Unidirectionalの設定は、それぞれのCE装置で設定することを想定しているが、PE装置による設定も可能である。この場合は、S105、S107、S113、S115の各メッセージにプロテクション方式の設定を盛り込み、通知することで実現可能である。
上記の場合は、1+1 Unidirectional又は1:1 Unidirectionalの設定は、それぞれのCE装置で設定することを想定しているが、PE装置による設定も可能である。この場合は、S105、S107、S113、S115の各メッセージにプロテクション方式の設定を盛り込み、通知することで実現可能である。
また、例えばPE装置PE1aとPE装置PE2aとの間のラベル割り当てメッセージに1:1 Unidirectionalが設定され、PE装置PE1bとPE装置PE2bとの間のラベル割り当てメッセージに1+1 Unidirectionalが設定される場合も想定される。この場合には、1:1 Unidirectionalを優先的に選択してもよい。その理由は、1:1 Unidirectionalは送信側のポートをブロッキングすればよいため、前記のS129〜S135が不要となり、より簡潔な処理が実現できるからである。
このように設定されたプロテクションで障害が発生した場合、1+1 Unidirectionalの場合には、受信側のCE装置CE2に障害情報が通知されるため、CE装置CE2は受信側のポートを切り替えることができる。また、1:1 Unidirectionalの場合には、受信側のCE装置CE2に障害情報が届き、この障害情報が送信側のCE装置CE1に通知されるため、CE装置CE1は送信側のポートを切り替えることができる。
<第1実施例:ユーザ側通信装置及びプロバイダ側通信装置の構成例>
図6を参照して、本発明の第1実施例に係るユーザ側通信装置(CE装置)CE1及びプロバイダ側通信装置(PE装置)PE1a及びPE1bの構成図について説明する。
図6を参照して、本発明の第1実施例に係るユーザ側通信装置(CE装置)CE1及びプロバイダ側通信装置(PE装置)PE1a及びPE1bの構成図について説明する。
プロバイダ側通信装置PE1a及びPE1bは、メッセージ交換部101a及び101bとメッセージ転送部103a及び103bとを含む。メッセージ交換部101a及び101bは、対向のプロバイダ側通信装置とシグナリングメッセージを交換する。具体的には、擬似回線を確立するときにラベル要求メッセージを送受信し、また、ラベル要求メッセージに応じてラベル割り当てメッセージを送受信する。メッセージ転送部103a及び103bは、メッセージ交換部101a及び101bで受信したラベル割り当てメッセージをCE装置CE1に送信する。
ユーザ側通信装置CE1は、メッセージ受信部111と、比較部113と、プロテクション設定部115と、プロテクション切替部117と、論理ポート119a及び119bとを有する。メッセージ受信部111は、論理ポート119a及び119bを介してPE装置PE1a及びPE1bからラベル割り当てメッセージを受信する。前記のように、ラベル割り当てメッセージには、ラベルIDと、片方向の通信形態を示す情報(1:1 Unidirectional又は1+1 Unidirectional)と、Generalized PW ID FECとが含まれる。比較部113は、双方のPE装置PE1a及びPE1bから受信したラベル割り当てメッセージに含まれるGeneralized PW ID FECが同じであるか否かを判定する。同じである場合には、PE装置が冗長構成されていると認識し、比較部113は、ラベルIDの大きさを比較する。プロテクション設定部115は、例えばラベルIDの小さい方を現用系と設定し、ラベルIDの大きい方を予備系と設定する。更に、プロテクション設定115は、ラベル配布メッセージに含まれる片方向の通信形態を示す情報を参照して、1:1 Unidirectionalの場合には論理ポート119a及び119bのうち、予備系に設定された論理ポートをブロッキングする。一方、1+1 Unidirectionalの場合には、論理ポート119a及び119bを介して対向のCE装置に現用系及び予備系の設定を示す情報を送信し、対向のCE装置のプロテクション設定部が予備系に設定された論理ポートをブロッキングする。プロテクション切替部117は、伝送路又は通信装置に障害が生じたときに現用系の論理ポートと予備系の論理ポートとを切り替える。
<第2実施例>
第2実施例では、PE装置の冗長構成において双方向のプロテクションを提供する方式について説明する。
第2実施例では、PE装置の冗長構成において双方向のプロテクションを提供する方式について説明する。
図7は、本発明の第2実施例に係る通信システム20を示す図である。通信システム20は、図3と同様に構成される。
CE装置CE1とCE装置CE2との間で双方向のプロテクションを提供するために、PE装置PE2aはPE装置PE1aに対してシグナリングメッセージを用いて疑似回線を設定すると共に、逆方向にPE装置PE1aはPE2aに対してシグナリングメッセージを用いて疑似回線を設定する。また、PE装置PE2bはPE装置PE1bに対してシグナリングメッセージを用いて疑似回線を設定すると共に、逆方向にPE装置PE1bはPE2bに対してシグナリングメッセージを用いて疑似回線を設定する。上記のように、シグナリングメッセージはラベル割り当てメッセージに相当し、疑似回線の識別子と、双方向の通信形態を示す情報と、疑似回線の接続先及びサービスを示す情報とを含む。双方向の通信形態は、1:1 Bidirectional又は1+1 Bidirectionalである。なお、1:1 Bidirectionalとは、図8(a)に示すように、双方の送信側のポートで予備系をブロッキングすることで双方向のプロテクションを提供することをいい、1+1 Bidirectionalとは、図8(b)に示すように、双方の受信側のポート(又は片方の受信側のポート)で予備系をブロッキングすることで双方向のプロテクションを提供することをいう。
第2実施例では、このようなラベル割り当てメッセージをPE装置PE1a及びPE1bからCE装置CE1にも送信すると共に、PE装置PE2a及びPE2bからCE装置CE2にも送信する。CE装置CE1及びCE2は、双方のラベル割り当てメッセージを比較し、Generalized PW ID FECが同じである場合に、この双方のPE装置が冗長構成されていることを認識する。例えば、CE装置はラベルIDの小さい方を現用系と設定し、ラベルIDの大きい方を予備系と設定することにより、双方向のプロテクションを設定する。例えば双方向の通信形態が1:1 Bidirectionalである場合、CE装置は送信側のポートをブロッキングする。
ただし、通信形態が双方向である場合には、図9に示すように、CE装置CE1及びCE2の間で現用系及び予備系の設定のミスマッチが生じる可能性がある。例えば、ラベルIDの小さい方を現用系と設定する場合を仮定する。PE装置PE1aで受信したラベルIDが2であり、PE装置PE1bで受信したラベルIDが5である場合に、CE装置CE1は、PE装置PE1aを現用系として設定し、PE装置PE1bを予備系として設定する。一方、PE装置PE2aで受信したラベルIDが50であり、PE装置PE2bで受信したラベルIDが20である場合に、CE装置CE2は、PE装置PE2aを予備系として設定し、PE装置PE2bを現用系として設定する。
このような設定のミスマッチを回避するために、CE装置CE1及びCE2は、双方向の通信に使用される疑似回線の全てのラベルIDを参照して、例えばラベルIDの合計値が小さい方を現用系と設定し、ラベルIDの合計値が大きい方を予備系と設定することにより、双方向のプロテクションを設定する。このように設定することにより、ミスマッチを回避することができる。
このように、現用系PE装置と予備系PE装置とを選択するために、PE装置間のシグナリングメッセージをCE装置で用いることにより、PE装置の冗長構成に対して高速且つ信頼性の高いプロテクションを提供することが可能になる。
<第2実施例:プロテクション提供方法のフローチャート>
図10を参照して、本発明の第2実施例に係るプロテクション提供方法のフローチャートについて詳細に説明する。
図10を参照して、本発明の第2実施例に係るプロテクション提供方法のフローチャートについて詳細に説明する。
PE装置間では、ラベル割り当てメッセージは通常通り送受信される。具体的には、PE装置PE2aは、ラベル要求メッセージに応じて、ラベル割り当てメッセージをPE装置PE1aに送信する(S201)。ラベル割り当てメッセージには、ラベルIDと、双方向の通信形態を示す情報(1:1 Bidirectional又は1+1 Bidirectional)と、Generalized PW ID FECとが含まれる。PE装置PE1aがラベル割り当てメッセージを受信すると、これが受け入れられるか否かを判定し、受け入れられる場合には、PE装置PE2aにラベル割り当てメッセージを送信する(S203)。この処理が終了することで、PE装置PE1aとPE装置PE2aとの間に疑似回線が確立される。
第2実施例では、CE装置CE1及びCE2が現用系PE装置と予備系PE装置とを選択するために、PE装置PE2aは、PE装置PE1aに双方向の疑似回線で使用される2つのラベルIDを含む情報を肯定応答として送信する(S204)。PE装置PE1aは、2つのラベルIDを含む情報を受信したときに、2つのラベルIDを含む情報と共に、受信したラベル割り当てメッセージと同じ内容のメッセージをCE装置CE1に送信する(S205)。また、PE装置PE2aは、PE装置PE1aからラベル割り当てメッセージを受信したときに、2つのラベルIDを含む情報と共に、受信したラベル割り当てメッセージと同じ内容のメッセージをCE装置CE2に送信する(S207)。
同様に、PE装置PE1bとPE2bとの間でもラベル割り当てメッセージが通常通り送受信される。具体的には、PE装置PE1bはラベル割り当てメッセージをPE装置PE2bに送信する(S209)。PE装置PE2bがラベル割り当てメッセージを受信すると、これが受け入れられるか否かを判定し、受け入れられる場合には、PE装置PE1bにラベル割り当てメッセージを送信する(S211)。この処理が終了することで、PE装置PE1bとPE装置PE2bとの間に疑似回線が確立される。
PE装置PE1bは、PE装置PE2bに双方向の疑似回線で使用される2つのラベルIDを含む情報を肯定応答として送信する(S212)。PE装置PE2bは、2つのラベルIDを含む情報を受信したときに、2つのラベルIDを含む情報と共に、受信したラベル割り当てメッセージと同じ内容のメッセージをCE装置CE2に送信する(S213)。また、PE装置PE1bは、PE装置PE2bからラベル割り当てメッセージを受信したときに、2つのラベルIDを含む情報と共に、受信したラベル割り当てメッセージと同じ内容のメッセージをCE装置CE1に送信する(S212)。
このように、CE装置CE1は接続されているPE装置PE1a及びPE1bから2つのラベル割り当てメッセージを受信すると共に、双方向の疑似回線で使用される合計4つのラベルIDを受信する。また、CE装置CE2は接続されているPE装置PE2a及びPE2bから2つのラベル割り当てメッセージを受信すると共に、双方向の疑似回線で使用される合計4つのラベルIDを受信する。CE装置CE1及びCE2は、2つのラベル割り当てメッセージに含まれているGeneralized PW ID FECが同じである場合に、この双方のPE装置が冗長構成されていることを認識する。次に、CE装置CE1及びCE2は、ラベルIDの合計値の大きさによって現用系と予備系とを設定する。例えば、ラベルIDの合計値の小さい方を現用系としてポートを設定する(S215及びS217)。
図10では、S201〜S207までの処理に続いてS209〜S215を図示しているが、S201〜S207までの処理とS209〜S215までの処理は、独立に行われてもよい。例えばS209〜S215までの処理の後にS201〜S207の処理が行われてもよく、これらの処理が同時に行われてもよい。
CE装置CE2は、ラベル割り当てメッセージに含まれる双方向の通信形態を示す情報を参照する。双方向の通信形態が1:1 Bidirectionalの場合には、CE装置CE1は、送信側のポートをブロッキングして、プロテクションの設定を行う。この設定が終了すると、CE装置CE1及びCE2は、設定完了メッセージを接続されているPE装置に送信してもよい(S217及びS219)。
図5と同様に、片方向の通信形態が1+1 Bidirectionalの場合には、任意選択で、CE装置CE1は、現用系として設定されるPE装置PE1a及びPE2aを介して、設定終了メッセージをCE装置CE2に送信してもよい(図示せず)。同様に、任意選択で、CE装置CE1は、予備系として設定されるPE装置PE1b及びPE2bを介して、設定終了メッセージをCE装置CE2に送信してもよい(図示せず)。この設定終了メッセージがCE装置CE2で受信されると、CE装置CE2は、受信側のポートをブロッキングして、プロテクションの設定を行ってもよい。逆方向でも同様に、CE装置CE2からCE装置CE1に設定終了メッセージを送信して、プロテクションの設定を行ってもよい。プロテクションの設定が完了することにより、PE装置間で疑似回線が確立される。
上記のように、CE装置がラベル割り当てメッセージを比較して現用系のポートと予備系のポートを設定する代わりに、PE装置がラベル割り当てメッセージを比較して現用系のポートと予備系のポートを設定し、この設定内容をCE装置に送信してもよい。
また、例えばPE装置PE1aとPE装置PE2aとの間のラベル割り当てメッセージに1:1 Bidirectionalが設定され、PE装置PE1bとPE装置PE2bとの間のラベル割り当てメッセージに1+1 Bidirectionalが設定される場合も想定される。この場合には、予め設定された方を優先的に選択してもよい。更に、例えばPE装置PE1aとPE装置PE2aとの間のラベル割り当てメッセージにUnidirectionalが設定され、PE装置PE1bとPE装置PE2bとの間のラベル割り当てメッセージにBidirectionalが設定される場合も想定される。この場合にも同様に、予め設定された方を優先的に選択してもよい。
このように設定されたプロテクションで障害が発生した場合、通信形態にかかわらず、受信側のCE装置に障害情報が通知されるため、CE装置は送信側又は受信側のポートを切り替えることができる。
<第2実施例:ユーザ側通信装置及びプロバイダ側通信装置の構成例>
第2実施例のCE装置及びPE装置は、図6と同様に構成することができる。
第2実施例のCE装置及びPE装置は、図6と同様に構成することができる。
上記のように、現用系と予備系とのミスマッチを回避するため、プロバイダ側通信装置PE1aのメッセージ転送部101a及び101bは、双方向の疑似回線で使用される2つのラベルIDを含む情報と共に、メッセージ交換部101a及び101b受信したラベル割り当てメッセージをCE装置CE1に送信する。
CE装置CE1の比較部113は、双方のPE装置PE1a及びPE1bから受信したラベル割り当てメッセージに含まれるGeneralized PW ID FECが同じである場合に、双方向の疑似回線で使用される合計4つのラベルIDの合計値の大きさを比較する。CE装置CE1のプロテクション設定部115は、例えばラベルIDの合計値の小さい方を現用系と設定し、ラベルIDの合計値の大きい方を予備系と設定する。
その他の構成要素の動作は、第1実施例と同様であるため、説明を省略する。
<第3実施例>
前記の第1実施例及び第2実施例では、プロテクションの設定が完了した後に疑似回線が確立されている。本発明の第3実施例では、PE装置間でラベル割り当てメッセージが送受信されて疑似回線が確立された後に、CE装置CE1及びCE2にラベル割り当てメッセージを送信する。
前記の第1実施例及び第2実施例では、プロテクションの設定が完了した後に疑似回線が確立されている。本発明の第3実施例では、PE装置間でラベル割り当てメッセージが送受信されて疑似回線が確立された後に、CE装置CE1及びCE2にラベル割り当てメッセージを送信する。
図5に対応する第3実施例のプロテクション提供方法のフローチャートを図11に示す。図11はフローチャートの順序を除いて図5と同じである。PE装置PE1aとPE装置PE2aとの間で疑似回線が確立された後に、PE装置PE1aからCE装置CE1にラベル割り当てメッセージを送信すると共に(S305)、PE装置PE2aからCE装置CE2にラベル割り当てメッセージを送信する(S307)。同様に、PE装置PE1bとPE装置PE2bとの間で疑似回線が確立された後に、PE装置PE1bからCE装置CE1にラベル割り当てメッセージを送信すると共に(S315)、PE装置PE2bからCE装置CE2にラベル割り当てメッセージを送信する(S313)。
双方向の通信形態についても同様のフローチャートでプロテクションを提供することができる。
なお、第1実施例及び第2実施例のようにラベルIDを比較して現用系と予備系とを選択する代わりに、第3実施例では、先に確立された疑似回線を用いるポートを現用系として設定し、後に確立された疑似回線を用いるポートを予備系として設定してもよい。ここでは先に確立された疑似回線を用いるポートを現用系として設定することについて説明するが、先に確立された疑似回線を用いるポートを予備系として設定してもよい。
このように先に確立された疑似回線を用いるポートを現用系として選択する場合のCE装置及びPE装置は、図6と同様に構成することができる。
図6に示すユーザ装置CE1の比較部113は、ラベルIDを比較する必要はなく、PE装置PE1a及びPE1bから受信したラベル割り当てメッセージの受信順序を比較すればよい。ユーザ装置CE1のプロテクション設定部115は、例えば先に受信したラベル割り当てメッセージに対応するポートを現用系として設定し、後に受信したラベル割り当てメッセージに対応するポートを予備系として設定する。
その他の構成要素の動作は、第1実施例及び第2実施例と同様であるため、説明を省略する。
<第4実施例>
本発明の第4実施例では、CE装置の同じ物理ポートに複数のサービスを収容する場合に、現用系と予備系との設定を論理ポート単位ではなく、物理ポート単位で行うことについて説明する。
本発明の第4実施例では、CE装置の同じ物理ポートに複数のサービスを収容する場合に、現用系と予備系との設定を論理ポート単位ではなく、物理ポート単位で行うことについて説明する。
図12に同じ物理ポートに複数のサービスを収容する通信システムの一例を示している。このような場合には、第1実施例〜第3実施例で説明したように、論理ポート単位で現用系と予備系とを設定する代わりに、物理ポート単位で現用系と予備系とを設定する方が好ましい。物理ポート単位で設定することにより、PE装置間の回線障害により切り替えが生じる場合に、物理ポートを切り替えればよいため、切り替えが簡単になるという利点がある。
従って、CE装置におけるプロテクションの設定において、同じ物理ポートを使用する論理回線について設定済のプロテクションが存在するかを参照する。設定済のプロテクションが存在する場合には、ラベルID又はラベル割り当てメッセージの受信順序にかかわらず、設定済のプロテクションと同じように、現用系と予備系とを設定する。
第4実施例のCE装置及びPE装置は、図6の論理ポート119a及び119bが物理ポートになる点を除いて、図6と同様に構成することができる。
図6に示すユーザ装置CE1の比較部113は、同じ物理ポートを使用する論理回線が存在するか否かを判定する。存在しない場合には、第1実施例〜第3実施例と同様に動作する。存在する場合には、設定済のプロテクションを参照する。ユーザ装置CE1のプロテクション設定部115は、設定済のプロテクションと同じように現用系の論理ポートと予備系の論理ポートとを設定する。ユーザ系装置CE1のプロテクション切替部117は、伝送路又は通信装置に障害が生じたときに、論理ポートではなく、物理ポートを切り替える。
その他の構成要素の動作は、第1実施例〜第3実施例と同様であるため、説明を省略する。
上記の第1実施例〜第4実施例では、疑似回線の接続先及びサービスを特定するために、Generalized PW ID FECと呼ばれるフィールドを参照することについて説明した。しかし、このフィールドの代わりに、疑似回線のIDを固定的に設定するPW ID FECと呼ばれるフィールドを用いることもできる。PW ID FECを用いる場合には、疑似回線でエミュレートするサービス(例えば、VLAN、VCI/VPI等)を別途定義することにより、第1実施例〜第4実施例と同様の効果を得ることができる。
上記のように、本発明の実施例によれば、プロバイダ側通信装置の冗長構成に対して高速且つ信頼性の高いプロテクションを提供することができる。また、End−to−Endサービスに依存しないプロテクションを提供することが可能になる。
Claims (15)
- ユーザ側通信装置が第1のプロバイダ側通信装置と第2のプロバイダ側通信装置とに冗長に接続されたネットワーク構成において、該ユーザ側通信装置で現用系のプロバイダ側通信装置及び予備系のプロバイダ側通信装置を設定するプロテクション提供方法であって:
前記第1のプロバイダ側通信装置が、疑似回線を確立するときに受信した第1のシグナリングメッセージを前記ユーザ側通信装置に送信する第1送信ステップ;
前記第2のプロバイダ側通信装置が、疑似回線を確立するときに受信した第2のシグナリングメッセージを前記ユーザ側通信装置に送信する第2送信ステップ;
前記ユーザ側通信装置が、前記第1及び第2のシグナリングメッセージを受信する受信ステップ;
前記ユーザ側通信装置が、前記第1及び第2のシグナリングメッセージを比較する比較ステップ;及び
前記ユーザ側通信装置が、前記の比較に基づいて、前記現用系のプロバイダ側通信装置と前記予備系のプロバイダ側通信装置とを設定する設定ステップ;
を有するプロテクション提供方法。 - 前記第1及び第2のシグナリングメッセージは、疑似回線の識別子と、双方向又は片方向の通信形態を示す情報と、疑似回線の接続先及びサービスを示す情報とを有することを特徴とする、請求項1に記載のプロテクション提供方法。
- 前記比較ステップは、前記第1のシグナリングメッセージに含まれる疑似回線の接続先及びサービスを示す情報と、前記第2のシグナリングメッセージに含まれる疑似回線の接続先及びサービスとが同じである場合に、前記ユーザ側通信装置が前記第1のシグナリングメッセージに含まれる疑似回線の識別子と、前記第2のシグナリングメッセージに含まれる疑似回線の識別子とを比較し、
前記設定ステップは、前記ユーザ側通信装置が、前記第1及び第2のシグナリングメッセージに含まれる双方向又は片方向の通信形態を示す情報と疑似回線の識別子の値とに基づいて、前記現用系のプロバイダ側通信装置と前記予備系のプロバイダ側通信装置とを設定することを特徴とする、請求項2に記載のプロテクション提供方法。 - 前記設定ステップは、前記第1及び第2のシグナリングメッセージに含まれる双方向又は片方向の通信形態を示す情報が異なる場合に、前記ユーザ側通信装置が、双方向又は片方向の通信形態のうち所定のものを優先的に選択することを特徴とする請求項3に記載のプロテクション提供方法。
- 前記ユーザ側通信装置が双方向の通信形態で通信する場合に、
前記第1送信ステップは、前記第1のプロバイダ側通信装置が、疑似回線を確立するときに受信した第1のシグナリングメッセージに、疑似回線を確立するときに送信した第3のシグナリングメッセージに含まれる疑似回線の識別子を付加して、第1の双方向の疑似回線の識別子を前記ユーザ側通信装置に送信し、
前記第2送信ステップは、前記第2のプロバイダ側通信装置が、疑似回線を確立するときに受信した第2のシグナリングメッセージに、疑似回線を確立するときに送信した第4のシグナリングメッセージに含まれる疑似回線の識別子を付加して、第2の双方向の疑似回線の識別子を前記ユーザ側通信装置に送信し、
前記比較ステップは、前記ユーザ側通信装置が、前記第1のシグナリングメッセージに含まれる第1の双方向の疑似回線の識別子と、前記第2のシグナリングメッセージに含まれる第2の双方向の疑似回線の識別子とを比較し、
前記設定ステップは、前記ユーザ側通信装置が、前記第1及び第2のシグナリングメッセージに含まれる双方向の通信形態を示す情報と前記第1及び第2の双方向の疑似回線の識別子の値とに基づいて、前記現用系のプロバイダ側通信装置と前記予備系のプロバイダ側通信装置とを設定することを特徴とする、請求項2に記載のプロテクション提供方法。 - 前記第1送信ステップは、疑似回線が確立した後に、前記第1のプロバイダ側通信装置が、前記第1のシグナリングメッセージを前記ユーザ側通信装置に送信し、
前記第2送信ステップは、疑似回線が確立した後に、前記第2のプロバイダ側通信装置が、前記第2のシグナリングメッセージを前記ユーザ側通信装置に送信することを特徴とする、請求項1に記載のプロテクション提供方法。 - 前記比較ステップは、前記ユーザ側通信装置が、前記第1及び第2のシグナリングメッセージの受信順序を比較し、
前記設定ステップは、前記ユーザ側通信装置が、前記の受信順序に基づいて、前記現用系のプロバイダ側通信装置と前記予備系のプロバイダ側通信装置とを設定することを特徴とする、請求項1に記載のプロテクション提供方法。 - 前記比較ステップは、前記ユーザ側通信装置が、同じ物理ポートを使用する論理回線について設定済のプロテクションが存在するか否かを更に参照し、
前記設定ステップは、設定済のプロテクションが存在する場合に、該設定済のプロテクションと同じように、前記現用系のプロバイダ側通信装置と前記予備系のプロバイダ側通信装置とを設定することを特徴とする、請求項1に記載のプロテクション提供方法。 - 第1のプロバイダ側通信装置と第2のプロバイダ側通信装置とに冗長に接続されたネットワーク構成において、現用系のプロバイダ側通信装置及び予備系のプロバイダ側通信装置を設定するユーザ側通信装置であって:
前記第1のプロバイダ側通信装置から第1のシグナリングメッセージを受信し、前記第2のプロバイダ側通信装置から第2のシグナリングメッセージを受信するメッセージ受信部;
前記第1及び第2のシグナリングメッセージを比較する比較部;及び
前記の比較に基づいて、前記現用系のプロバイダ側通信装置と前記予備系のプロバイダ側通信装置とを設定するプロテクション設定部;
を有するユーザ側通信装置。 - 前記第1及び第2のシグナリングメッセージは、疑似回線の識別子と、双方向又は片方向の通信形態を示す情報と、疑似回線の接続先及びサービスを示す情報とを有することを特徴とする、請求項9に記載のユーザ側通信装置。
- 前記比較部は、前記第1のシグナリングメッセージに含まれる疑似回線の接続先及びサービスを示す情報と、前記第2のシグナリングメッセージに含まれる疑似回線の接続先及びサービスを示す情報とが同じである場合に、前記第1のシグナリングメッセージに含まれる疑似回線の識別子と、前記第2のシグナリングメッセージに含まれる疑似回線の識別子とを比較し、
前記プロテクション設定部は、前記第1及び第2のシグナリングメッセージに含まれる双方向又は片方向の通信形態を示す情報と疑似回線の識別子の値とに基づいて、前記現用系のプロバイダ側通信装置と前記予備系のプロバイダ側通信装置とを設定することを特徴とする、請求項10に記載のユーザ側通信装置。 - 前記プロテクション設定部は、前記第1及び第2のシグナリングメッセージに含まれる双方向又は片方向の通信形態を示す情報が異なる場合に、双方向又は片方向の通信形態のうち所定のものを優先的に選択することを特徴とする請求項11に記載のユーザ側通信装置。
- 前記ユーザ側通信装置が双方向の通信形態で通信する場合に、
前記メッセージ受信部は、前記第1のプロバイダ側通信装置から第1の双方向の疑似回線の識別子を更に受信し、前記第2のプロバイダ側通信装置から第2の双方向の疑似回線の識別子を更に受信し、
前記比較部は、前記第1の双方向の疑似回線の識別子と、前記第2の双方向の疑似回線の識別子とを比較し、
前記プロテクション設定部は、前記第1及び第2のシグナリングメッセージに含まれる双方向の通信形態を示す情報と前記第1及び第2の双方向の疑似回線の識別子の値とに基づいて、前記現用系のプロバイダ側通信装置と前記予備系のプロバイダ側通信装置とを設定することを特徴とする、請求項9に記載のユーザ側通信装置。 - 前記比較部は、前記第1及び第2のシグナリングメッセージの受信順序を比較し、
前記プロテクション設定部は、前記の受信順序に基づいて、前記現用系のプロバイダ側通信装置と前記予備系のプロバイダ側通信装置とを設定することを特徴とする、請求項9に記載のユーザ側通信装置。 - 前記比較部は、同じ物理ポートを使用する論理回線について設定済のプロテクションが存在するか否かを更に参照し、
前記プロテクション設定部は、設定済のプロテクションが存在する場合に、該設定済のプロテクションと同じように、前記現用系のプロバイダ側通信装置と前記予備系のプロバイダ側通信装置とを設定することを特徴とする、請求項9に記載のユーザ側通信装置。
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