JP4546588B2 - 装着補助具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、治療装置や診断装置等を肩周辺部に取付けるための装着補助具に関するものである。また更に詳細には、超音波骨折治療装置や診断用装置等を肩周辺部に固定して一定時間取り付け、治療効果を確実にする為のための装着補助具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鎖骨骨折に代表される肩周辺部骨折の治療には、超音波照射や磁気、電気治療など種々の治療装置を用いた治療が行われている。
【0003】
このような装置を用いた治療は一般に数日間から数ヶ月間といった長期間にわたって行なわれ、1日当たり数分から数時間の間、位置をずらすことなく確実に治療装置を患部に当てることが必要とされている。
【0004】
肩用装着具の一例として、実公平7−15536号公報に記載の鎖骨関節固定バンドがある。これは鎖骨関節脱臼のときに用いるものであり、関節の固定に優れた固定具である。しかし該鎖骨固定バンドに治療装置を取付ける場合、肩峰や鎖骨外側への装置の取付けが困難であるという問題点がある。また鎖骨固定バンドの身体への取付方法も複雑であり、治療時以外は治療装置を取り外している患者にとっては毎日の装脱着の手間暇等、負担も大きい。
【0005】
このため、従来は鎖骨骨折部に対して超音波装置等の照射部を当てる際には、骨折した方と反対側の手で照射装置を持って当てることが一般的であった。しかし、このような方法は、長時間にわたって治療することが必要な患者に対しては負担が大きく、安定感が悪く治療中に位置がずれるなど安定した治療ができないという問題がある。
【0006】
また1本のベルトで治療装置を固定する方法も試みられてはいるが、鎖骨部分は四肢とは異なり、異形状で腕の動きで簡単に可動し、固定するのが困難な部位であり、特に外側部分や肩峰部分に治療装置のヘッド当てることが困難となり、実用性に欠ける。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる問題点を解決するものであり、肩峰から鎖骨かけての広い範囲で治療装置を一定時間固定することが出来る補助具であり、また使用者が容易に取付け取外しが出来る装着補助具を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、かかる課題について鋭意検討した結果、以下の装着補助具を見出した。
即ち本発明は、面状の肩掛け帯、該肩掛け帯に繋がれたベルト部を備え、該肩掛け帯に肩表面に治療装置ヘッド部が当たる為の貫通した溝部分を備え、かつ治療装置ヘッド部を可逆的に装脱着可能な取付け手段を有することを特徴とする装着補助具を提供するものである。
【0009】
また本発明は、かかる肩掛け帯が、肩掛け上部と肩掛け下部の2者から構成され、両者を紐状部材で繋ぐことにより該溝部分を構成することを特徴とする装着補助具を提供するものである。
【0010】
また本発明は、かかる取付け手段が、フック状及び/又はパイル状部材を備えた布製テープ部材からなることを特徴とする装着補助具を提供するものである。
【0011】
さらに本発明は、特にかかる治療装置ヘッド部が超音波治療装置の超音波照射ヘッド部であることを特徴とする装着補助具を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、面状の肩掛け帯を有し、かかる肩掛け帯に治療装置のヘッド部を取付けるヘッド取付手段を有し、更にかかる肩掛け帯に治療装置を広範囲に取付ける事ができるような広範囲の穴を空けたことを特徴とする装着補助具であり、かかる肩掛け帯に帯状のベルト部が繋がれており、肩掛け帯を所定位置に設置したとき、ベルト部が肩掛け帯と反対側の脇の下を通して固定して使用する装着補助具である。
【0013】
特にかかる肩掛け帯に広範囲に治療装置を取付けられるように鎖骨や肩が出るような穴や溝構造を備えると共に、治療装置を取付けるための取付手段を有することを特徴とする装着具を提供するものである。
【0014】
かかる肩掛け帯の形状は、特に限定するものではないが、取扱い操作性などから長方形状が好ましく、縦幅、即ちベルト部取付け方向に対して垂直方向の長さは、5cm〜20cm、特に10cm〜20cmの幅を備えたものが好ましい。
また横幅、即ちベルト部取付け方向と同じ方向の長さは10〜20cmの幅を有するものが好ましい。使用者の個体差にも依るが上記範囲の肩掛け帯によって肩の広範囲を覆うことができる。
【0015】
かかる肩掛け帯の材質は、使用態様に応じてフィットする可撓性材質であるものが好ましく、布製、或いは可撓性樹脂、フィルム、ゴム性材料が好ましい。
【0016】
かかる肩掛け帯表面には、各種医療機器の治療ヘッド部分を取付ける為の取付け手段を備える。かかる取付け手段は取り付け、取外しがワンタッチで行える手段であり、例えば、フック状及び/又はパイル状部材を備えた布製テープ部材、所謂マジックテープTMが好ましい。また治療ヘッド部分と取り付け取外しが容易な取付け手段を別途設けることも可能である。
【0017】
また、かかる肩掛け帯に肩周辺部のどこにでも治療装置の治療ヘッド部分を取付けることができるように、できるだけ大きく取付けるための穴、溝構造を確保することが好ましい。中でも肩掛け帯が、肩掛け上部と肩掛け下部の2者から構成され、両者を紐状部材で繋ぐことにより該溝部分を構成することにより両者の間のどの位置にでも治療ヘッド部分を装着することが出来、治療可能な面積を確保することが出来る。
【0018】
かかる肩掛け帯には体に固定するためのベルト部が繋がれており、肩掛け帯を取付けた反対側の脇の下を通して身体に固定するものである。かかるベルト部の幅は肩掛け帯の同一の幅の部材で固定を実現できるが、太いと扱いにくく、また細すぎると固定が悪くなるので、好ましくは、3cm〜7cmの細い部材が適している。また、かかるベルト部の長さは、取付け方法にもよるが、ベルトの全体の長さが80cm〜130cm程度、好ましくは、100cm〜120cm程度が適している。
【0019】
【実施例】
以下、好適な実施例を図面を用いて詳しく説明する。
装着具を図1〜3に示す。かかる装着補助具は肩掛け帯1、正面ベルト部2、背面ベルト3の繋がれた3部分に分けられる。実施例では、3部分に分けたが、ベルトは正面ベルト又は背面ベルトの長さを長くすることによりどちらか一つの部材でも実現可能である。
【0020】
かかる肩掛け帯1は、幅15cm×長さ20cmの大きさであり、肩掛け上部11と肩掛け下部12の2部材で構成させる。かかる肩掛け上部11と肩掛け下部12は両脇を締結用紐16で結ばれており、肩掛け上部11と肩掛け下部12のそれぞれに取付手段として取付手段13と取付手段14が取付けられている。
かかる肩掛け上部と肩掛け下部の隙間領域をヘッド取付穴15として治療装置を取付ける部位として用いる。
【0021】
好適な実施例では、取付手段11と12にマジックテープTMを用い、治療装置等をヘッド取付穴13をまたぐように取付けるが、固定方法はこれに限定されるものではない。また、ヘッド取付穴は均一素材に穴を空けたものでも実現でき、実施例に限定されるものではない。
【0022】
かかる正面ベルト2は、扱い易いように細い幅5cm×長さ20cmとし、マジックテープTMに付く素材を用いた。
【0023】
かかる背面ベルト3は幅5cm×長さ100cmであり、取付手段31がベルト裏面ある。この取付手段は、マジックテープTMを用いており、身体にとりつけるときは、取付手段31が正面ベルト2に取付けられる。
【0024】
かかる正面ベルトと背面ベルトには伸縮性のある素材を用いることでさらに取付を容易にし、固定感を増すことができる。
【0025】
治療装置4は、付属品にマジックテープTMを取付手段41を備えているもので、この既存の手段と本発明を組み合わせることで、肩周辺の広い範囲に治療装置を取付けを可能にしている。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、肩周辺部に対する治療装置等の取り付け補助具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例である装着補助具正面図である。
【図2】図2は、本発明の実施例である装着補助具の裏面図である。
【図3】図3は、本発明の実施例である装着補助具の使用図である。
【符号の説明】
1 肩掛け帯
2 正面ベルト
3 背面ベルト
4 治療装置
11 肩掛け上部
12 肩掛け下部
13 取付手段
14 取付手段
15 ヘッド取付穴
31 取付手段
41 取付手段
Claims (3)
- 面状の肩掛け帯、該肩掛け帯に繋がれたベルト部を備え、該肩掛け帯は、肩掛け上部と肩掛け下部から構成され、両者を紐状部材で繋ぐことにより、肩表面に治療装置ヘッド部が当たる為の貫通した穴部分を備え、かつ、ベルト部取付け方向に対して垂直方向の長さが10cm〜20cmであって、可撓性材質からなり、さらに治療装置ヘッド部を該穴部分のどの位置にでも装脱着可能な取付け手段を有することを特徴とする装着補助具。
- 該取付け手段が、フック状及び/又はパイル状部材を備えた布製テープ部材からなることを特徴とする請求項1に記載の装着補助具。
- 該治療装置ヘッド部が超音波治療装置の超音波照射ヘッド部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の装着補助具。
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-
1999
- 1999-04-21 JP JP11342599A patent/JP4546588B2/ja not_active Expired - Fee Related
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