JPH063311U - 頚椎装具 - Google Patents

頚椎装具

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Publication number
JPH063311U
JPH063311U JP049159U JP4915992U JPH063311U JP H063311 U JPH063311 U JP H063311U JP 049159 U JP049159 U JP 049159U JP 4915992 U JP4915992 U JP 4915992U JP H063311 U JPH063311 U JP H063311U
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JP
Japan
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collar
cervical
cervical vertebra
trunk
cervical spine
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Application number
JP049159U
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English (en)
Inventor
信夫 有薗
Original Assignee
信夫 有薗
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 症状の回復に応じて体幹部を取外して頚椎カ
ラーのみを単独使用でき、別に単体の頚椎カラーを準備
する必要もなく経費を節約でき、回復に応じたリハビリ
生活も自由にできる頚椎装具を提供することを目的とす
る。 【構成】 背中上部から後頭部へと装着される頚椎カラ
ー部12と、この頚椎カラー部12に連結部14を介し
て着脱連結され胸部から背中部へ装着される体幹部16
とを備えている。体幹部16を頚椎カラー部12に連結
した状態で頚椎カラー部12で頚椎部を強固に固定で
き、また症状の回復に応じて体幹部16を取外し、頚椎
カラー部12を単体で頚椎部に装着でき、リハビリ生活
も違和感なく自由にできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、頚椎部の損傷を治療するときに、頚椎部を固定した状態に保持する 頚椎装具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、頚椎部に発生した鞭打ち症等を治療する場合には、はれや痛みが軽減し た後で頚椎部を固定して安静をはかることが必要である。この頚椎部にギブスや 包帯を装着して固定するのは面倒であるため、近年、頚椎部の外周面に顎受、後 頭部押え等を備えた頚椎カラーを着脱装着して頚椎部を固定したり、また、頚椎 部の損傷が重い場合には、固定の度合いを強固にするために胸部から背中部へと 装着固定する体幹部を一体に連結固定した頚椎カラーが使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、体幹部を一体に連結固定した頚椎カラーにおいては、症状の回 復に応じて体幹部を取外して頚椎カラーのみに変更装着することができず、別の 頚椎カラーを準備しなければならず、経費が割高となる。 また、体幹部を連結固定した頚椎カラーを損傷が完治するまで装着した場合に は、リハビリ生活も不自由である等の問題があった。
【0004】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、症状 の回復に応じて体幹部を取外して頚椎カラーのみを単独使用でき、別に単体の頚 椎カラーを準備する必要もなく経費を節約でき、回復に応じたリハビリ生活も自 由にできる頚椎装具を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、背中上部から後頭部へと装着される頚 椎カラー部12と、この頚椎カラー部12に連結部14を介して着脱連結され胸 部から背中部へ装着される体幹部16と、を備えて成る頚椎装具10から構成さ れる。 また、前記頚椎カラー部12はカラー基体18と、顎受部20とを含み、かつ 、カラー基体18に対する顎受部20の頷き方向の角度を調整する頷き角度調整 機構48が設けられて成ることとしてもよい。
【0006】
【作用】
本考案の頚椎装具は、頚椎カラー部の端部に連結部を介して体幹部を着脱連結 したものであり、頚椎部の損傷を治療するために頚椎カラー部を頚椎部の周縁に 装着し、体幹部を胸部から背中部へと装着して頚椎部を強固に固定できる。症状 が回復してきたら、体幹部を頚椎カラー部から取外し、頚椎カラー部のみを頚椎 部に装着しながらリハビリ生活を自由にできる。また頚椎部の損傷の度合いが軽 症の場合には、体幹部を頚椎カラー部から取外して装着してもよいものであり、 体幹部を備えた頚椎カラー部と、単体の頚椎カラー部とを別々に備える必要がな く経費を節約できる。 また、頚椎カラー部には、顎受部の頷き方向の角度調整機構を設けてもよく、 これにより頚椎の損傷状態に応じて顎部を適正な状態に固定でき、頚椎損傷の能 率的な治療ができることとなる。
【0007】
【実施例】
以下、添付図面を参照しながら、本考案の好適な実施例を説明する。 図1、図2、図3には、本考案の実施例に係る頚椎装具10が示されている。 図より明らかな様に、頚椎装具10は、肩部から後頭部へと装着される頚椎カ ラー部12と、この頚椎カラー部12に連結部14を介して着脱連結され胸部か ら背中部へ装着される体幹部16と、を備えて成るものである。 これにより頚椎部の損傷が重い場合には頚椎カラー部12に体幹部16を連結 させた状態で装着して頚椎部を強固に固定でき、また頚椎部の損傷が回復するに 従って体幹部16を頚椎カラー部12から取外し、頚椎カラー部12のみを頚椎 部に装着してリハビリ生活を違和感もなく自由にできることとなる。
【0008】 図1、図2に示す様に、前記頚椎カラー部12は、内面に発泡体のパッドが固 定されたプラスチック板を素材とし、カラー基体18と、顎受部20とを備えて いる。 前記カラー基体18は、半円状の胸当て部22と、同じく半円状の肩当て部2 4に突設された後頭受部26と、を有し、前記胸当て部22と肩当て部24の両 端部は係止バンド28、28で調整自在に相互に連係されている。また、前記後 頭受部26にはバンド取付具30が固定され、このバンド取付具30に頭部へと 周回係止させるための頭部バンド32が係着されている。 前記顎受部20は、お椀形に形成され、その左右両端部に係止具34、34を 有し、前記カラー基体18の後頭受部26に付設されたバンド取付具30より両 側方向へと周回された左右バンド36、36が前記係止具34、34に調整自在 に係止されている。このカラー基体18の係止バンド28、28や左右バンド3 6、36を患者の体形に合わせて調整して後頭受部26を頭部背面に、顎受部2 0を顎部に当接支持させて頚椎部を固定させる。
【0009】 図1、図2に示す様に、前記体幹部16は、内面に発泡体のパッドが固定され たプラスチック板を素材とし、胸部から胴部へと当接可能な逆T型状の胸胴当て 部38と、背中部から胴部へと当接可能な逆T型状の背当て部40と、を有し、 この背当て部40の両端に固定された胴側バンド42、42が前記胸胴当て部3 8の両端に設けた係止具44、44に調整自在に係着されている。 前記体幹部16と、頚椎カラー部12とを着脱連結する連結部14として、胸 胴当て部38と、背当て部40との上端部から前記頚椎カラー部12の胸当て部 22や肩当て部24に向け螺子46、46が着脱自在に螺着されている。 この螺子46、46で体幹部16を頚椎カラー部12に連結して患者の胸部か ら胴部を周回して背中部へと装着することにより前記頚椎カラー部12による頚 椎部の固定を揺動のない状態で強固にできる。また症状の回復に従って螺子46 、46を緩めて体幹部16を頚椎カラー部12より取外し、頚椎カラー部12の 単独で頚椎部を固定することにより、症状の回復に応じたリハビリ生活を違和感 なくできることとなる。 なお、体幹部16の頚椎カラー部12への連結部14として実施例では螺子4 6を使用しているが、この螺子46に限定されることなく、カラーグリップ等の 連結機構を用いてもよい。
【0010】 また、図1、図2、図3に示す様に、頚椎カラー部12のカラー基体18には 、同カラー基体18に対する顎受部20の頷き方向の角度を調整する頷き角度調 整機構48を設けることが好ましい。 この頷き角度調整機構48は、胸当て部22の略中央部と顎受部20とに介設 すると共に肩当て部24の略中央部と後頭受部26とにそれぞれ設置されている 。 図4、図5、図6に示す様に、前記頷き角度調整機構48は、前記顎受部20 や後頭受部26のバンド取付具30より垂下され長孔50が開孔された調整長板 52と、胸当て部22や肩当て部24に固定され調整長板52に嵌合する受け座 54と、を有し、この受け座54には螺子56が突設され、出調整長板52の長 孔50に貫通させた螺子56に締着板58が螺着され、更に受け座54と調整長 板52の接合面には相互に係合する歯形60、60が刻設されている。 これにより、顎受け部20側の頷き角度調整機構48と、後頭受部26側の頷 き角度調整機構48との調整長板52を摺動調整して締着板58で固定すること により、患者の顎部を症状に合致した適正な頷き角度に固定できることとなる。
【0011】 次に、本考案の実施例に係る頚椎装具10の作用を説明する。 頚椎装具10は、患者の体形に合わせて頚椎カラー部12の係止バンド28、 28、頭部バンド32、顎受け部20の左右バンド36、36を調整し、更に体 幹部16の胴側バンド42、42を調整する。そして、図7、図8に示す様に頚 椎カラー部12の胸当て部22と背当て部24を頚椎部の周縁に当接した後で後 頭受け部26の後頭部に当接させて、顎受け部20を顎部に接合して頭部バンド 32を前頭部へと周回させる。また体幹部16の胸胴当て部38と背当て部40 とを胸部から背中部へと装着し、更に頷き角度調整機構48、48の調整長板を 調整して顎部を治療に適正な頷き角度に設定しつつ頚椎部を頚椎カラー部12と 体幹部16とで強固に固定するものである。 症状が回復してきたら、体幹部16を頚椎カラー部12に連結した連結部14 の螺子46、46を緩めて取外し、頚椎カラー部12のみを頚椎部に装着するも のであり、頚椎カラー部12のみの装着状態でリハビリ生活も自由となる。 また頚椎部の損傷の度合いが軽症の場合には、初めから体幹部16を頚椎カラ ー部12から取外して装着してもよいものであり、体幹部16を備えた頚椎カラ ー部12を単体でも使用できることによって、経費を節約できる。 また、頚椎カラー部12に顎受部の頷き方向の角度調整機構48、48を設け たことによって、頚椎の損傷状態に応じて顎部を適正な頷き角度に調整固定でき 、頚椎損傷の能率的な治療ができることとなる。 なお、本考案は前記実施例に限定をうけることなく、実用新案登録請求の範囲 に開示された範囲内において種々の変更ができることは言うまでもない。
【0012】
【考案の効果】
以上、説明した様に請求項1に係る頚椎装具装具によれば、背中上部から後頭 部へと装着される頚椎カラー部と、この頚椎カラー部に連結部を介して着脱連結 され胸部から背中部へ装着される体幹部と、を備えて成ることにより、体幹部で 頚椎カラー部の固定状態を強固に補助しながら、症状の回復に応じて体幹部を取 外して頚椎カラー部のみを単独使用できる。 また、単体の頚椎カラー部を余分に準備する必要もなく経費を節約でき、体幹 部を取外した頚椎カラー部でリハビリ生活も自由にできることとなる。 また、請求項2によれば、前記頚椎カラー部はカラー基体と、顎受部とを含み 、かつ、カラー基体に対する顎受部の頷き方向の角度を調整する頷き角度調整機 構が設けられて成ることにより、顎部の頷き角度を頚椎部の症状に合った適正な 角度に固定でき、能率的な治療ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る頚椎装具の正面図であ
る。
【図2】頚椎装具の背面図である。
【図3】頚椎装具の左側面図である。
【図4】頷き角度調整機構の拡大症面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】頷き角度調整機構の一部分解斜視図である。
【図7】頚椎装具を頚椎部から胴部へ装着した状態の正
面図である。
【図8】頚椎装具を頚椎部から胴部へ装着した状態の背
面図である。
【図9】体幹部を取外した頚椎カラー部を頚椎部に装着
した状態の正面図である。
【図10】体幹部を取外した頚椎カラー部を頚椎部に装
着した状態の背面図である。
【符号の説明】
10 頚椎装具 12 頚椎カラー部 14 連結部 16 体幹部 18 カラー基体 20 顎受部 48 頷き角度調整機構

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背中上部から後頭部へと装着される頚椎
    カラー部と、この頚椎カラー部に連結部を介して着脱連
    結され胸部から背中部へ装着される体幹部と、を備えて
    成る頚椎装具。
  2. 【請求項2】 前記頚椎カラー部はカラー基体と、顎受
    部とを含み、かつ、カラー基体に対する顎受部の頷き方
    向の角度を調整する頷き角度調整機構が設けられて成る
    請求項1記載の頚椎装具。
JP049159U 1992-06-19 1992-06-19 頚椎装具 Pending JPH063311U (ja)

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JP049159U JPH063311U (ja) 1992-06-19 1992-06-19 頚椎装具

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JP049159U JPH063311U (ja) 1992-06-19 1992-06-19 頚椎装具

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Publication Number Publication Date
JPH063311U true JPH063311U (ja) 1994-01-18

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ID=12823318

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JP049159U Pending JPH063311U (ja) 1992-06-19 1992-06-19 頚椎装具

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JP (1) JPH063311U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125525A (ja) * 2010-12-10 2012-07-05 Sakamoto Kk 頚椎装具
EP2815729A1 (en) 2013-06-17 2014-12-24 Rakuhokugishi. Prosthetic and Orthotic Manufacturing Co., Ltd. Cervical orthosis

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS427195Y1 (ja) * 1964-07-16 1967-04-05
JPH028417B2 (ja) * 1983-09-29 1990-02-23 Shin Kobe Electric Machinery

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