JP4546378B2 - コンテンツ蓄積装置、コンテンツ蓄積方法およびコンテンツ蓄積プログラム - Google Patents

コンテンツ蓄積装置、コンテンツ蓄積方法およびコンテンツ蓄積プログラム Download PDF

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Description

本発明は、デジタル化されたコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積装置、コンテンツ蓄積方法およびコンテンツ蓄積プログラムに関する。
従来より、デジタル化技術の発展に伴い、様々な情報を含むデジタルデータを記録可能な記録媒体、ならびにそのデジタルデータを記録および再生可能な記録再生装置の開発が進められている。
また、テレビジョン放送の分野では、テレビジョン番組およびコマーシャル等のコンテンツをデジタル化し、そのコンテンツデータを放送するデジタル放送サービスも開始されている。
このように、コンテンツをデジタルデータとして扱うことにより、伝送過程または記録再生過程におけるコンテンツデータの品質劣化を著しく低減させることができる。
デジタル放送サービスでは、標準テレビジョン(以下、SDTVと略記する。)方式のコンテンツデータよりも走査線の数および各走査線の画素数が増加された高精細テレビジョン(以下、HDTVと略記する。)方式のコンテンツデータが放送信号として送信される。
これにより、視聴者は、HDTV方式のコンテンツデータによる大画面でより豊かな臨場感を有する映像を視聴することができる。すなわち、コンテンツの映像の高品質化が実現される。
近年では、上記のようなコンテンツの映像の高品質化とともに、そのコンテンツの保護が要請されている。そこで、デジタル放送サービスにおいては、HDTV方式のコンテンツデータにコピーの制限を指定するためのコピー制限情報を付加する方法が採用されている。
それに伴って、そのコンテンツデータを受信する受信機には、コピー制限情報が付加されたコンテンツデータのコピーを制限する機能が設けられる。
具体的には、デジタル放送サービスにおいて、所定のコンテンツデータに「コピー禁止」または「1世代のみコピー可」といったコピー制限情報が付加される。
この場合、受信機では、「コピー禁止」のコピー制限情報が付加されたコンテンツデータの記録が禁止され、「1世代のみコピー可」のコピー制限情報が付加されたコンテンツデータの記録が一回に限り許容される。
それにより、高品質なコンテンツデータの無制限なコピーが防止され、高品質のコピー商品が不正に流通することが防止される。
一方、SDTV方式のコンテンツデータはHDTV方式のコンテンツデータに比べて品質が低いので、HDTV方式により放送されるコンテンツデータに比べて、SDTV方式により放送されるコンテンツデータのコピーは制限されない場合が多い。
以下の説明において、HDTV方式のコンテンツデータの映像フォーマットをSDTV方式のコンテンツデータの映像フォーマットに変換する処理をダウンコンバートと呼び、SDTV方式のコンテンツデータをHDTV方式のコンテンツデータに変換する処理をアップコンバートと呼ぶ。
コピー制限情報が付加されたHDTV方式のコンテンツデータをダウンコンバートする場合、変換されたSDTV方式のコンテンツデータにもコピー制限情報が付加されると、当該コンテンツの映像の品質が標準になるとともに、SDTV方式のコンテンツデータのコピーも制限される。
そこで、ダウンコンバート時にコピー制限情報を書き換えることにより、ダウンコンバート後のコンテンツデータのコピーを制限させないデジタル放送受信装置が開示されている(特許文献1参照)。
このデジタル放送受信装置によれば、ダウンコンバート後のSDTV方式のコンテンツデータを制限なくコピーすることができる。
特開2003−234999号公報
ところで、「コピー禁止」のコピー制限情報が付加されているHDTV方式のコンテンツデータは、2つの記録媒体間で移動させることができる。
すなわち、一方の記録媒体に記録されたHDTV方式のコンテンツデータを他方の記録媒体に記録し、その記録が完了するとともに一方の記録媒体に記録されているHDTV方式のコンテンツデータを削除または再生不可能にする。以下、このようなコンテンツデータの移動をムーブと呼ぶ。
また、他方の記録媒体に記録されたHDTV方式のコンテンツデータを一方の(元の)記録媒体に記録し、その記録が完了するとともに他方の記録媒体に記録されたHDTV方式のコンテンツデータを削除または再生不可能にする。以下、このようなコンテンツの移動をリムーブと呼ぶ。
ここで、上記の2つの記録媒体に異なる映像フォーマットでコンテンツデータを記録する場合がある。この場合、コンテンツデータのムーブまたはリムーブ時には、当該コンテンツデータの映像フォーマットを変換するためにダウンコンバートまたはアップコンバートを行う。
HDTV方式のコンテンツデータをダウンコンバートしてSDTV方式のコンテンツデータに変換し、変換したSDTV方式のコンテンツデータを再びHDTV方式のコンテンツデータにアップコンバートすると、コンテンツデータの品質劣化が生じる。それは、以下の理由による。
例えば、上記のダウンコンバート時には、データ量が大きいHDTV方式のコンテンツデータの映像フォーマットが、データ量が標準であるSDTV方式の映像フォーマットに変換されるため、一定量のコンテンツデータが除去される。
一方、上記のアップコンバート時には、SDTV方式のコンテンツデータの映像フォーマットがHDTV方式の映像フォーマットに変換されるため、ダウンコンバート時に除去されたデータが不足する。それにより、コンテンツデータの品質劣化が生じる。
したがって、特許文献1のデジタル放送受信装置では、一度HDTV方式のコンテンツデータがダウンコンバートされると、ダウンコンバートされたコンテンツデータを再度アップコンバートしても、ダウンコンバート前のコンテンツデータを得ることができない。その結果、コンテンツデータの品質劣化を十分に低減することができない。
本発明の目的は、コンテンツデータの変換に伴う品質劣化を十分に防止できるコンテンツ蓄積装置、コンテンツ蓄積方法およびコンテンツ蓄積プログラムを提供することである。
(1)第1の発明に係るコンテンツ蓄積装置は、コンテンツデータを蓄積するコンテンツ蓄積装置であって、第1のデータ量を有する第1のコンテンツデータを記憶する第1の記憶部と、第1の記憶部に記憶された第1のコンテンツデータを第1のデータ量よりも小さい第2のデータ量を有する第2のコンテンツデータに変換する変換部と、第1の記憶部に記憶された第1のコンテンツデータおよび変換部により得られた第2のコンテンツデータに基づいて、第2のコンテンツデータを第1のコンテンツデータに復元するための復元データを作成する復元データ作成部と、復元データ作成部により作成された復元データを記憶する第2の記憶部と、変換部により得られた第2のコンテンツデータを記録媒体に記録する記録部と、記録媒体に記録された第2のコンテンツデータを読み込み、読み込まれた第2のコンテンツデータを第2の記憶部に記憶された復元データを用いて第1のコンテンツデータに復元する復元部とを備えるものである。
このコンテンツ蓄積装置においては、第1のデータ量を有する第1のコンテンツデータが第1の記憶部に記憶される。第1の記憶部に記憶された第1のコンテンツデータは、変換部により第1のデータ量よりも小さい第2のデータ量を有する第2のコンテンツデータに変換される。変換された第2のコンテンツデータは記録部により記録媒体に記録される。
一方、第1および第2のコンテンツデータに基づいて、第2のコンテンツデータを第1のコンテンツデータに復元するための復元データが復元データ作成部により作成される。作成された復元データは第2の記憶部に記憶される。
記録媒体に記録された第2のコンテンツデータが復元部により読み込まれると、読み込まれた第2のコンテンツデータが、第2の記憶部に記憶された復元データを用いて復元部により第1のコンテンツデータに復元される。これにより、第1のコンテンツデータへの第2のコンテンツデータの復元が正確かつ確実に行われる。
また、上記のように、記録媒体への第2のコンテンツデータの記録時に、第2の記憶部に復元データが記憶される。したがって、第1の記憶部に記憶された第1のコンテンツデータが削除または再生不可能とされた場合でも、復元部が記録媒体から第2のコンテンツデータを読み込み、復元データを用いることにより正確かつ確実に第1のコンテンツデータを復元することができる。
このように、この発明に係るコンテンツ蓄積装置によれば、第1のデータ量を有する第1のコンテンツデータを第1のデータ量よりも小さい第2のデータ量を有する第2のコンテンツデータに変換した後、変換された第2のコンテンツデータを品質劣化させることなく確実に第1のコンテンツデータに復元することができる。
本発明において、復元データとは、第2のコンテンツデータとの演算により第1のコンテンツデータを生成することができるデータをいう。
(2)コンテンツ蓄積装置は、変換部により得られた第2のコンテンツデータが記録部により記録媒体に書き込まれるときに、第1の記憶部に記憶されかつ当該第2のコンテンツデータに対応する第1のコンテンツデータを削除または再生不可能にする第1の制御部をさらに備えてもよい。
この場合、第1の記憶部に記憶された第2のコンテンツデータの変換元である第1のコンテンツデータが、第2のコンテンツデータの記録媒体への書き込み時に第1の制御部により削除または再生不可能にされる。これにより、第1のコンテンツデータのコピーを防止することができる。
(3)変換部により得られた第2のコンテンツデータに対応する第1のコンテンツデータには、当該第1のコンテンツデータのコピーを制限するコピー制限情報が付加され、第1の制御部は、コピー制限情報がコピー禁止を示している場合に第1の記憶部に記憶された当該第1のコンテンツデータを削除または再生不可能にしてもよい。
この場合、第1の記憶部に記憶される第1のコンテンツデータにコピー禁止を示すコピー制限情報が付加されているときに、同一のコンテンツを含む第1および第2のコンテンツデータがともに再生可能な状態で第1の記憶部および記録媒体に保持されることが防止される。
したがって、コンテンツに応じて予め第1のコンテンツデータに付加するコピー制限情報の内容を設定することにより、選択的に第1のコンテンツデータのコピーを防止することができる。
(4)コピー制限情報は、コピーの許容回数を含み、第1の制御部は、変換部により得られた第2のコンテンツデータが記録部により記録媒体に書き込まれるごとにコピーの許容回数を減じ、許容回数が0となったときにコピー制限情報がコピーを禁止するようにコピー制限情報を更新してもよい。
この場合、第1のコンテンツデータを変換することにより得られた第2のコンテンツデータが記録媒体に書き込まれるごとに、当該コピー制限情報のコピーの許容回数が第1の制御部により減ぜられる。これにより、第1のコンテンツデータを許容回数分コピーすることができる。
また、当該コピー制限情報のコピーの許容回数が0となることにより、第1の記憶部に記憶された第1のコンテンツデータに付加されているコピー制限情報がコピーを禁止するように第1の制御部により更新される。
それにより、第1のコンテンツデータが許容回数を超えてコピーされることを防止することができる。したがって、コンテンツに応じて予め第1のコンテンツデータに付加するコピー制限情報のコピーの許容回数を任意に設定することにより、選択的に第1のコンテンツデータのコピー回数を制限することができる。
(5)第1の制御部は、記録媒体から読み込まれた第2のコンテンツデータが復元部により第1のコンテンツデータに復元されるときに、第2の記憶部に記憶されかつ当該第2のコンテンツデータに対応する復元データを削除してもよい。
この場合、第1のコンテンツデータへの第2のコンテンツデータの復元時に、当該第2のコンテンツデータに対応する復元データが削除されるので、第2のコンテンツデータが第1のコンテンツデータへ複数回復元されることを防止することができる。
(6)第1および第2のコンテンツデータは、それぞれ第1および第2の映像フォーマットを有し、復元データ作成部は、走査線および画素を補間することにより変換部により得られた第2のコンテンツデータを第1の映像フォーマットを有する第3のコンテンツデータに変換し、互いに対応する第1および第3のコンテンツデータの画素ごとの差分値を算出することにより復元データを作成してもよい。
このように、第2の映像フォーマットを有する第2のコンテンツデータが、第1の映像フォーマットを有する第3のコンテンツデータに変換されるので、第1および第3のコンテンツデータの画素ごとの差分値を算出することにより、映像フォーマットの異なる第1のコンテンツデータと第2のコンテンツデータとの差分が復元データとして容易に算出される。
(7)コンテンツ蓄積装置は、変換部により得られた第2のコンテンツデータおよび復元データ作成部により作成された復元データに共通の識別情報を付与することにより当該第2のコンテンツデータと復元データとを関連付ける第2の制御部をさらに備えてもよい。
この場合、第2の制御部により、第2のコンテンツデータおよび復元データに共通の識別情報が付与され、第2のコンテンツデータと復元データとが関連付けられる。
それにより、記録媒体に記録された第2のコンテンツデータの復元時に、識別情報に基づいて、互いに関連付けられた第2のコンテンツデータおよび復元データを容易に得ることができる。
(8)変換部により得られた第2のコンテンツデータは、第1のファイルとして記録媒体に記録され、復元データ作成部により作成された復元データは、第2のファイルとして第2の記憶部に記憶され、第2の制御部は、互いに対応する第1および第2のファイルのファイル名および拡張子の少なくとも一部を共通の識別情報に設定してもよい。
この場合、第2のコンテンツデータが第1のファイルとして記録媒体に記録され、復元データが第2のファイルとして第2の記憶部に記憶される。互いに対応する第1および第2のファイルのファイル名および拡張子の少なくとも一部は、第2の制御部により共通の識別情報に設定される。
これにより、識別情報に基づいて、互いに関連付けられた第2のコンテンツデータを含む第1のファイルおよび復元データを含む第2のファイルを容易に得ることができる。
(9)コンテンツ蓄積装置は、変換部により得られた第2のコンテンツデータおよび復元データ作成部により作成された復元データに第1および第2の識別情報を付与し、第1および第2の識別情報の対応関係を記憶することにより当該第2のコンテンツデータと復元データとを関連付ける第2の制御部をさらに備えてもよい。
この場合、第2の制御部により、第2のコンテンツデータおよび復元データにそれぞれ第1および第2の識別情報が付与され、第1および第2の識別情報の対応関係が記憶されることにより、第2のコンテンツデータと復元データとが関連付けられる。
それにより、記録媒体に記録された第2のコンテンツデータの復元時に、記憶された対応関係に基づいて、互いに関連付けられた第2のコンテンツデータおよび復元データを容易に得ることができる。
(10)コンテンツ蓄積装置は、第1および第2の識別情報の対応関係をテーブルとして記憶する第3の記憶部をさらに備えてもよい。
この場合、第1および第2の識別情報の対応関係がテーブルとして第3の記憶部に記憶される。それにより、テーブルに基づいて、互いに関連付けられた第2のコンテンツデータおよび復元データを正確に得ることができる。
(11)コンテンツ蓄積装置は、復元データを圧縮および伸張する圧縮伸張部をさらに備え、圧縮伸張部は、復元データを圧縮して第2の記憶部に記憶し、第2の記憶部に記憶された復元データを伸張して読み出してもよい。
この場合、復元データが圧縮伸張部により圧縮され、第2の記憶部に記憶される。また、復元データが圧縮伸張部により伸張され、第2の記憶部から読み出される。これにより、第2の記憶部において復元データを記憶するための領域を低減することができる。
(12)コンテンツ蓄積装置は、符号化された第1のコンテンツデータを復号し、復号された第1のコンテンツデータを第1の記憶部へ記憶する第1の復号部をさらに備えてもよい。
この場合、符号化された第1のコンテンツデータが第1の復号部により復号され、復号された第1のコンテンツデータが第1の記憶部に記憶される。これにより、コンテンツ蓄積装置は、符号化された第1のコンテンツデータを受信することができる。
(13)変換部は、第1の復号部により復号された第1のコンテンツデータを第2のコンテンツデータに変換するときに、変換された第2のコンテンツデータを符号化してもよい。
この場合、変換部により、復号された第1のコンテンツデータが第2のコンテンツデータに変換され、変換された第2のコンテンツデータが符号化される。それにより、符号化された第2のコンテンツデータを記録媒体に記録することができる。
(14)復元データ作成部は、変換部により符号化された第2のコンテンツデータを復号してもよい。
この場合、変換部により符号化された第2のコンテンツデータが復元データ作成部により復号される。これにより、第1の復号部により復号された第1のコンテンツデータおよび復元データ作成部により復号された第2のコンテンツデータに基づいて、復元データを容易に作成することができる。
(15)第2の発明に係るコンテンツ蓄積方法は、コンテンツデータを蓄積するコンテンツデータの蓄積方法であって、第1のデータ量を有する第1のコンテンツデータを記憶するステップと、記憶された第1のコンテンツデータを第1のデータ量よりも小さい第2のデータ量を有する第2のコンテンツデータに変換するステップと、記憶された第1のコンテンツデータおよび変換により得られた第2のコンテンツデータに基づいて、第2のコンテンツデータを第1のコンテンツデータに復元するための復元データを作成するステップと、作成された復元データを記憶するステップと、変換により得られた第2のコンテンツデータを記録媒体に記録するステップと、記録媒体に記録された第2のコンテンツデータを読み込み、読み込まれた第2のコンテンツデータを記憶された復元データを用いて第1のコンテンツデータに復元するステップとを備えるものである。
このコンテンツ蓄積方法においては、第1のデータ量を有する第1のコンテンツデータが記憶される。記憶された第1のコンテンツデータは、第1のデータ量よりも小さい第2のデータ量を有する第2のコンテンツデータに変換される。変換された第2のコンテンツデータは記録媒体に記録される。
一方、第1および第2のコンテンツデータに基づいて、第2のコンテンツデータを第1のコンテンツデータに復元するための復元データが作成される。作成された復元データは記憶される。
記録媒体に記録された第2のコンテンツデータが読み込まれると、読み込まれた第2のコンテンツデータが、記憶された復元データを用いて第1のコンテンツデータに復元される。これにより、第1のコンテンツデータへの第2のコンテンツデータの復元が正確かつ確実に行われる。
また、上記のように、記録媒体への第2のコンテンツデータの記録時に、復元データが記憶される。したがって、記憶された第1のコンテンツデータが削除または再生不可能とされた場合でも、記録媒体から第2のコンテンツデータを読み込み、復元データを用いることにより正確かつ確実に第1のコンテンツデータを復元することができる。
このように、この発明に係るコンテンツ蓄積方法によれば、第1のデータ量を有する第1のコンテンツデータを第1のデータ量よりも小さい第2のデータ量を有する第2のコンテンツデータに変換した後、変換された第2のコンテンツデータを品質劣化させることなく確実に第1のコンテンツデータに復元することができる。
(16)第3の発明に係るコンテンツ蓄積プログラムは、コンピュータにより実行可能なコンテンツデータ蓄積プログラムであって、第1のデータ量を有する第1のコンテンツデータを記憶する処理と、記憶された第1のコンテンツデータを第1のデータ量よりも小さい第2のデータ量を有する第2のコンテンツデータに変換する処理と、記憶された第1のコンテンツデータおよび変換により得られた第2のコンテンツデータに基づいて、第2のコンテンツデータを第1のコンテンツデータに復元するための復元データを作成する処理と、作成された復元データを記憶する処理と、変換により得られた第2のコンテンツデータを記録媒体に記録する処理と、記録媒体に記録された第2のコンテンツデータを読み込み、読み込まれた第2のコンテンツデータを記憶された復元データを用いて第1のコンテンツデータに復元する処理とを備えるものである。
このコンテンツ蓄積プログラムにおいては、第1のデータ量を有する第1のコンテンツデータが記憶される。記憶された第1のコンテンツデータは、第1のデータ量よりも小さい第2のデータ量を有する第2のコンテンツデータに変換される。変換された第2のコンテンツデータは記録媒体に記録される。
一方、第1および第2のコンテンツデータに基づいて、第2のコンテンツデータを第1のコンテンツデータに復元するための復元データが作成される。作成された復元データは記憶される。
記録媒体に記録された第2のコンテンツデータが読み込まれると、読み込まれた第2のコンテンツデータが、記憶された復元データを用いて第1のコンテンツデータに復元される。これにより、第1のコンテンツデータへの第2のコンテンツデータの復元が正確かつ確実に行われる。
また、上記のように、記録媒体への第2のコンテンツデータの記録時に、復元データが記憶される。したがって、記憶された第1のコンテンツデータが削除または再生不可能とされた場合でも、記録媒体から第2のコンテンツデータを読み込み、復元データを用いることにより正確かつ確実に第1のコンテンツデータを復元することができる。
このように、この発明に係るコンテンツ蓄積方法によれば、第1のデータ量を有する第1のコンテンツデータを第1のデータ量よりも小さい第2のデータ量を有する第2のコンテンツデータに変換した後、変換された第2のコンテンツデータを品質劣化させることなく確実に第1のコンテンツデータに復元することができる。
本発明に係るコンテンツ蓄積装置、コンテンツ蓄積方法およびコンテンツ蓄積プログラムによれば、第1のデータ量を有する第1のコンテンツデータを第1のデータ量よりも小さい第2のデータ量を有する第2のコンテンツデータに変換した後、変換された第2のコンテンツデータを品質劣化させることなく確実に第1のコンテンツデータに復元することができる。
以下、本発明の一実施の形態に係るコンテンツ蓄積装置、コンテンツ蓄積方法およびコンテンツ蓄積プログラムについて説明する。
(1) コンテンツ蓄積装置の動作概要
図1は、本発明の一実施の形態に係るコンテンツ蓄積装置の動作概要を説明するための図である。図1では、放送局装置1およびコンテンツ蓄積装置2を含むデジタル放送システムが示されている。このように、本実施の形態に係るコンテンツ蓄積装置2は、例えばデジタル放送システムの一部を構成する受信装置として機能する。
受信装置として機能するコンテンツ蓄積装置2は、例えば、DVD(デジタルバーサタイルディスク)レコーダ、ハードディスクレコーダ、テレビジョン受像機の機能を有するパーソナルコンピュータ、または記録装置を内蔵するテレビジョン受像機、記録装置を内蔵するSTB(セットトップボックス)等である。また、コンテンツ蓄積装置2は、ディスプレイと一体化されたDVDレコーダまたはハードディスクレコーダ等であってもよい。
さらに、コンテンツ蓄積装置2は、インターネットを介してデータをダウンロードする機能を有する携帯型データ記録再生装置であってもよい。
図1において、放送局装置1は、テレビジョン番組およびコマーシャル等のコンテンツをデジタル化し、そのコンテンツデータを放送信号としてコンテンツ蓄積装置2へ送信する。
なお、放送局装置1からコンテンツ蓄積装置2へのコンテンツデータの送信形態は、特に限定されない。例えば、放送局装置1は、無線によりコンテンツデータを送信してもよいし、有線によりコンテンツデータを送信してもよい。
放送局装置1からコンテンツ蓄積装置2に送信されるコンテンツデータは、例えば標準テレビジョン(以下、SDTVと略記する。)方式のコンテンツデータよりも走査線の数および各走査線の画素数が増加された高精細テレビジョン(以下、HDTVと略記する。)方式のコンテンツデータである。
コンテンツ蓄積装置2は、HDTV方式のコンテンツデータを受信し、そのコンテンツデータを記憶および再生することができる。
コンテンツ蓄積装置2には、HDTV方式の映像を表示可能なディスプレイ(以下HDディスプレイと呼ぶ。)3が接続される。ここで、HDディスプレイ3はスピーカを内蔵する。コンテンツ蓄積装置2は、記憶したHDTV方式のコンテンツデータを再生する。それにより、HDディスプレイ3は、再生されたコンテンツデータに基づいて映像表示および音声出力を行う。
また、コンテンツ蓄積装置2は、後述する記録媒体書込み装置および記録媒体読込み装置を備え、放送局装置1から受信したコンテンツデータを所定の記録媒体4に書き込むとともに、記録媒体4に記録されたコンテンツデータを読み込むことができる。
なお、本実施の形態において、記録媒体4としては、メモリカード等の不揮発性メモリ、DVD等の光学ディスク、またはハードディスク等の磁気ディスク等のデータの書き込みおよび読み込みが可能な記録媒体を用いることができる。
図1では、記録媒体4に記録されたコンテンツデータを読み込みおよび再生可能な携帯端末5が示されている。携帯端末5には、SDTV方式の映像を表示可能なディスプレイ(以下SDディスプレイと呼ぶ。)6が接続される。
携帯端末5は、記録媒体4に記録されたコンテンツデータを再生する。それにより、SDディスプレイ6は、再生されたコンテンツデータに基づいて映像表示および音声出力を行う。この携帯端末5は、例えばSDディスプレイ6と一体化された携帯型DVDプレーヤ、携帯情報端末、または携帯電話等である。
上述のように、図1の放送システムにおいては、コンテンツデータが放送信号として放送局装置1からコンテンツ蓄積装置2へと送信される(矢印a)。それにより、コンテンツ蓄積装置2は、受信したコンテンツデータを記憶する。
コンテンツ蓄積装置2により受信されるHDTV方式のコンテンツデータは、HDディスプレイ3に対応する映像フォーマットを有する。以下、HDTV方式のコンテンツデータを高精細データHDと呼ぶ。この高精細データHDには、そのコンテンツデータの記録(記憶)を制限するコピー制限情報が付加されている。
本実施の形態では、放送局装置1から放送される際の高精細データHDに、「1世代のみコピー可(コピーワンス)」といったコピー制限情報が付加される。「1世代のみコピー可」とは、当該コピー制限情報が付加されたコンテンツデータの記録が一回に限り許容される旨を表す。
高精細データHDが記録される際に、コピー制限情報が「1世代のみコピー可」から「コピー禁止」に書き換えられる。「コピー禁止」とは、当該コピー制限情報が付加されたコンテンツデータの記録が禁止される旨を表す。
「コピー禁止」のコピー制限情報が付加されたコンテンツデータは、2つの記録媒体間で移動させることができる。以下、一方の記録媒体に記録されたコンテンツデータを他方の記録媒体に記録し、その記録が完了するとともに一方の記録媒体に記録されているコンテンツデータを削除または再生不可能にすることをムーブと呼ぶ。
上述のように、コンテンツ蓄積装置2は、記憶した高精細データHDを再生する。それにより、HDディスプレイ3により高精細映像HDVが表示され、音声が出力される(矢印b)。
一方、コンテンツ蓄積装置2は、記憶した高精細データHDを記録媒体4へムーブすることができる。
本実施の形態においては、記録媒体4に高精細データHDと異なる映像フォーマットを有するSDTV方式のコンテンツデータを記録する。以下、SDTV方式のコンテンツデータを標準データSDと呼ぶ。
これにより、コンテンツ蓄積装置2は高精細データHDを記録媒体4へとムーブする場合、HDTV方式の高精細データHDをSDTV方式の標準データSDに変換し(矢印c)、変換された標準データSDを記録媒体4に書き込む(矢印e)。
このような高精細データHDから標準データSDへの変換をダウンコンバートと呼ぶ。逆に、標準データSDから高精細データHDへの変換をアップコンバートと呼ぶ。すなわち、ダウンコンバートおよびアップコンバートは、HDTV方式の映像フォーマットとSDTV方式の映像フォーマットとの間のフォーマット変換である。
上述のように、高精細データHDがコンテンツ蓄積装置2から記録媒体4へとムーブされると、コンテンツ蓄積装置2に記憶していた高精細データHDは削除または再生不可能になる。
ここで、高精細データHDのデータ量は標準データSDのデータ量よりも大きい。そのため、コンテンツ蓄積装置2において、高精細データHDから標準データSDへのダウンコンバート時には、ダウンコンバート前の高精細データHDとダウンコンバート後の標準データSDとの間に差分が生じる。
コンテンツ蓄積装置2は、高精細データHDのダウンコンバート時(記録媒体4へのムーブ時)に、ダウンコンバート前の高精細データHDとダウンコンバート後の標準データSDとの間の差分を差分データDFとして記憶する(矢印d)。
携帯端末5は、記録媒体4にムーブされた標準データSDを読み込み(矢印f)、その標準データSDを再生する。それにより、SDディスプレイ6により標準映像SDVが表示され、音声が出力される(矢印g)。
本実施の形態では、コンテンツ蓄積装置2が記録媒体4に記録された標準データSDを読み込むことにより、一度ムーブにより記録媒体4に記録された標準データSDを再びコンテンツ蓄積装置2へとムーブすることができる。このように、2つの記録媒体のうち一方の記録媒体から他方の記録媒体にムーブされたコンテンツデータを、再度他方の記録媒体から一方の(元の)記録媒体へとムーブすることをリムーブと呼ぶ。
コンテンツ蓄積装置2は、記録媒体4に記録された標準データSDをリムーブする場合、読み込んだSDTV方式の標準データSDをHDTV方式の高精細データHDにアップコンバートする。
この場合、アップコンバート後の高精細データHDは、上述の差分データDF分のデータが走査線補間および画素補間により作成される。そこで、コンテンツ蓄積装置2は、当該高精細データHDのダウンコンバート時に記憶した差分データDFを読み込む(矢印j)。
これにより、コンテンツ蓄積装置2は、差分データDFに基づいてアップコンバート後の高精細データHDの再構築を行う。それにより、記録媒体4に記録された標準データSDのリムーブが完了する(矢印i)。
このように、コンテンツ蓄積装置2は、高精細データHDを差分データDFに基づいて再構築することにより、放送局装置1からの受信時のコンテンツデータで再度高精細データHDを記録または再生することができる。
なお、上記では、コンテンツ蓄積装置2を一方の記録媒体とし、記録媒体4を他方の記録媒体として、コンテンツデータのムーブおよびリムーブを説明しているが、ムーブおよびリムーブの回数に制限はない。
すなわち、コンテンツ蓄積装置2は、記録媒体4へムーブし、記録媒体4からリムーブしたコンテンツデータを再度記録媒体4へムーブし、さらに記録媒体4からリムーブしてもよい。このように、コンテンツ蓄積装置2は、コンテンツデータを繰り返しムーブおよびリムーブすることができる。
図1の例では、コンテンツ蓄積装置2と携帯端末5との間でコンテンツデータを移動させるために記録媒体4を用いているが、コンテンツ蓄積装置2と携帯端末5との間のコンテンツデータの移動は、必ずしも記録媒体4を介して行う必要はない。
例えば、携帯端末5が、メモリ等の記録部を備える場合には、コンテンツ蓄積装置2は携帯端末5と通信することにより、コンテンツデータのムーブおよびリムーブを行ってもよい。携帯端末5としては、例えば記録部を備える携帯型データ記録再生装置、テレビジョン受像機の機能を有するパーソナルコンピュータ、映像表示機能を有する携帯電話または別のコンテンツ蓄積装置2等を用いることができる。
この場合、コンテンツ蓄積装置2と携帯端末5との間のコンテンツデータの通信は無線または有線により行う。また、この通信は、コンテンツ蓄積装置2と携帯端末5との間で直接的に行われてもよいし、インターネット等を通じて間接的に行われてもよい。
(2) コンテンツ蓄積装置の構成および動作
コンテンツ蓄積装置2の基本構成について詳細を説明する。
以下の説明では、コンテンツ蓄積装置2による受信時の高精細データHDを第1の高精細データHD1と呼ぶ。また、コンテンツ蓄積装置2によりダウンコンバートおよびアップコンバートされた高精細データHDを第2の高精細データHD2と呼ぶ。
また、以下の説明では、放送局装置1からコンテンツ蓄積装置2へ「1世代のみコピー可」のコピー制限情報が付加された第1の高精細データHD1が送信される。
すなわち、コンテンツ蓄積装置2の受信時における第1の高精細データHD1には、「1世代のみコピー可」のコピー制限情報が付加されている。したがって、コンテンツ蓄積装置2で記録される際に、第1の高精細データHD1に付加されたコピー制限情報は「コピー禁止」と書き換えられる。その結果、コンテンツ蓄積装置2において、第1の高精細データHD1および第2の高精細データHD2はムーブまたはリムーブのみが行われる。
図2は、本発明の一実施の形態に係るコンテンツ蓄積装置2の構成を示すブロック図である。上述のように、コンテンツ蓄積装置2には、HDディスプレイ3が接続される。また、コンテンツ蓄積装置2は記録媒体4の読み込みおよび書き込みが可能である。
コンテンツ蓄積装置2は、制御部51を含む。制御部51は、例えばマイクロコンピュータ、またはCPU(中央演算処理装置)およびメモリ等からなり、コンテンツ蓄積装置2の各構成部の動作を制御する。
入力端子11は、図示しないチューナに接続されている。これにより、入力端子11には、チューナにより選択された放送信号ARが入力される。この放送信号ARは、MPEG( Motion Picture Experts Group )等の標準規格に従うストリームデータにより構成されている。
第1の複号部12は、放送信号ARを復号する。これにより、第1の高精細データHD1がストリームデータから復号される。
制御部51は、コンテンツ蓄積装置2内の第1の高精細データHD1および後述する第2の高精細データHD2に付加されたコピー制限情報を監視している。
復号された第1の高精細データHD1は、復号データ記憶部13に記憶される。このとき、制御部51は、第1の高精細データHD1に付加されたコピー制限情報を「1世代のみコピー可」から「コピー禁止」に書き換える。
上記の信号の流れは、図1の矢印aに相当する。上述のように、第1の高精細データHD1は、HDTV方式のコンテンツデータである。
(2−a) 第1の高精細データの再生
復号データ記憶部13に記憶された第1の高精細データHD1を再生する場合、第1の高精細データHD1が復号データ記憶部13から第1の信号出力部14に与えられる。
第1の信号出力部14は、与えられた第1の高精細データHD1を出力端子15を介してHDディスプレイ3に出力する。これにより、HDディスプレイ3に高精細映像HDVが表示される。また、HDディスプレイ3により音声が出力される。出力端子15は、例えばコンポーネント端子またはD端子である。
このように、復号データ記憶部13に記憶された第1の高精細データHD1を再生するときの信号の流れは、図1の矢印bに相当する。
(2−b) 記録媒体への第1の高精細データのムーブ
復号データ記憶部13に記憶された第1の高精細データHD1を標準データSDにダウンコンバートして記録媒体4にムーブする場合、第1の高精細データHD1が復号データ記憶部13から再符号化部21および差分データ算出部33に与えられる。
再符号化部21は、第1の高精細データHD1をダウンコンバートするとともに、ダウンコンバートされた標準データSDを再度符号化する。再符号化部21は、符号化された標準データSDを再符号化データ記憶部22および第2の復号部31に与える。
再符号化データ記憶部22は、符号化された標準データSDを記憶する。再符号化データ記憶部22による標準データSDの記憶時において、制御部51は、矢印Y1で示すように当該標準データSDに後述する第1のファイル名を付与する。
その後、再符号化データ記憶部22は、標準データSDを記録媒体書込み装置23に与える。これにより、第1のファイル名が付与された標準データSDが、記録媒体書込み装置23により記録媒体4に書き込まれる。
このように、復号データ記憶部13に記憶された第1の高精細データHD1を標準データSDにダウンコンバートして記録媒体4に書き込むときの信号の流れは、図1の矢印c,eに相当する。
一方、第2の復号部31は、符号化された標準データSDを復号する。これにより、再度符号化された標準データSDがさらに復号される。
第2の復号部31は、復号された標準データSDを第1のアップコンバート部32に与える。
第1のアップコンバート部32は、与えられた標準データSDをアップコンバートする。これにより、標準データSDに基づく映像フォーマットの走査線および画素が補間され、補間された走査線および画素のデータを含む第2の高精細データHD2が作成される。作成された第2の高精細データHD2は、差分データ算出部33に与えられる。
ここで、高精細データHDから標準データSDへのダウンコンバート時には、データ量が大きいHDTV方式のコンテンツデータの映像フォーマットが、データ量が標準であるSDTV方式のコンテンツデータの映像フォーマットに変換されるため、一定量のコンテンツデータが除去される。
これにより、一度ダウンコンバートされた標準データSDが高精細データHDにアップコンバートされると、ダウンコンバート時に除去されたコンテンツデータが不足する。その代わりに、走査線および画素を補間するデータが作成される。
そのため、第1の高精細データHD1に基づいてHDディスプレイ3に表示される映像に比べて、第2の高精細データHD2に基づいてHDディスプレイ3に表示される映像の品質は低くなる。
具体的には、第1の高精細データHD1に基づく映像に対して、第2の高精細データHD2に基づく映像には、解像度の低下または表示面積の縮小等の品質劣化が生じる。
そこで、差分データ算出部33は、第1のアップコンバート部32から与えられる第2の高精細データHD2と、復号データ記憶部13から与えられる第1の高精細データHD1との差分を、差分データDFとして算出する。算出された差分データDFは、差分データ記憶部34に記憶される。
なお、差分データDFは、記憶時に所定の形式で圧縮されてもよい。この場合、差分データ記憶部34において差分データDFを記憶するための領域を低減することができる。
差分データ記憶部34による差分データDFの記憶時において、制御部51は、矢印Y2で示すように当該差分データDFに後述する第2のファイル名を付与する。
ここで、第1および第2のファイル名は、所定の文字列等により互いに関連付けられている。詳細は後述する。
このように、復号データ記憶部13に記憶された第1の高精細データHD1を標準データSDとして記録媒体4に書き込む際に、差分データDFを記憶するときの信号の流れは、図1の矢印dに相当する。
制御部51は、「コピー禁止」のコピー制限情報に基づいて復号データ記憶部13に記憶された第1の高精細データHD1を削除または再生不可能とし、再符号化データ記憶部22に記憶された標準データSDも削除または再生不可能とする。
このようにして、記録媒体4に標準データSDが記録されるとともに、差分データ記憶部34に差分データDFが記憶される。
(2−c) 標準データのコンテンツ蓄積装置へのリムーブ
記録媒体書込み装置23により記録媒体4に記録された標準データSDをコンテンツ蓄積装置2へリムーブする場合、すなわち記録媒体4に記録された標準データSDをコンテンツ蓄積装置2で再生する場合、標準データSDが記録媒体4から記録媒体読込み装置41により読み込まれる。読み込まれた標準データSDは、第3の復号部42に与えられる。
第3の復号部42は、与えられた標準データSDを復号し、第2のアップコンバート部43に与える。
第2のアップコンバート部43は、与えられた標準データSDをアップコンバートする。これにより、標準データSDに基づく走査線および画素が補間され、補間された走査線および画素のデータを含む第2の高精細データHD2が作成される。作成された第2の高精細データHD2は、データ再構築部44に与えられる。
ここで、一度記録媒体4に記録された標準データSDには、制御部51により第1のファイル名が付与されている。制御部51は、矢印Y3で示すように、アップコンバートされる標準データSDの第1のファイル名を識別する。
上述のように、第1および第2のファイル名は互いに関連付けられている。そこで、制御部51は、識別した第1のファイル名に基づいて、その第1のファイル名と関連付けられた第2のファイル名を識別する。
さらに、制御部51は、識別した第2のファイル名が付与された差分データDFを差分データ記憶部34から読み出し、データ再構築部44へ与える。
なお、差分データ記憶部34において差分データDFが圧縮されている場合、差分データDFの読み出し時に差分データDFが伸張される。
このように、制御部51は、記録媒体4に記録された標準データSDと、その標準データSDを記録媒体4に書き込む際に作成した差分データDFとを第1および第2のファイル名に基づいて識別する。
これにより、データ再構築部44に与えられる第2の高精細データHD2と差分データ記憶部34から読み出された差分データDFとが互いに対応する。
データ再構築部44は、第2の高精細データHD2および差分データDFに基づいて、第1の高精細データHD1の再構築を行う。再構築時には、第2の高精細データHD2に、差分データDFが加算される。それにより、第1の高精細データHD1が再構築される。
データ再構築部44により再構築された第1の高精細データHD1は、第2の信号出力部45に与えられる。
第2の信号出力部45は、与えられた第1の高精細データHD1を出力端子46を介してHDディスプレイ3に出力する。これにより、HDディスプレイ3に高精細映像HDVが表示される。また、HDディスプレイ3により音声が出力される。出力端子46は、例えばコンポーネント端子またはD端子である。
このように、記録媒体書込み装置23により記録媒体4に記録された標準データSDを再生するときの信号の流れは、図1の矢印h,i,j,bに相当する。
上記の記録媒体4に記録された標準データSDのリムーブ完了時には、データ再構築部44により再構築された第1の高精細データHD1が復号データ記憶部13に記録される。
標準データSDのリムーブ完了時には、差分データ記憶部34に記憶された差分データDFを制御部51が削除してもよく、あるいは削除しなくてもよい。
制御部51が差分データDFを削除しない場合、制御部51は、さらに記録媒体4から読み込んだ標準データSDを所定の記憶部(例えば、再符号化データ記憶部22)に記憶してもよい。このとき、リムーブ後のコンテンツ蓄積装置2には、再構築された第1の高精細データHD1、差分データDFおよび標準データSDが記憶される。これらの標準データSDおよび差分データDFには、第1および第2のファイル名が付与されている。この場合、コンテンツ蓄積装置2は、コンテンツデータを繰り返しムーブおよびリムーブすることができる。
制御部51が差分データDFを削除する場合、標準データSDが複数回第1の高精細データHD1に再構築されることが防止される。
なお、コンテンツ蓄積装置2は、記録媒体4に記録された標準データSDをアップコンバートすることなく再生してもよい。この場合、図2の点線で示すように、第3の復号部42により復号された標準データSDが、第2の信号出力部45に直接与えられ、出力端子46を介してHDディスプレイ3に出力される。それにより、HDディスプレイ3には、SDTV方式の映像フォーマットで映像が表示される。
(3) コピー制限情報
(3−a) コピー制限情報の内容
上記では、放送局装置1からコンテンツ蓄積装置2へ「1世代のみコピー可」のコピー制限情報が付加された第1の高精細データHD1が送信される場合の例を説明したが、コンテンツ蓄積装置2に送信される第1の高精細データHD1に付加されるコピー制限情報はこれに限られない。
例えば、コンテンツ蓄積装置2に送信される第1の高精細データHD1には、「コピー可」のコピー制限情報が付加されてもよい。
この場合、制御部51は、「コピー可」のコピー制限情報を識別することにより、そのコピー制限情報が付加されたコンテンツデータを何回でも記録することができると判別する。それにより、制御部51は、そのコンテンツデータ(第1の高精細データHD1)を削除または再生不可能とすることなく、他の記録媒体(記録媒体4)へと記録する。
また、コンテンツ蓄積装置2に送信される第1の高精細データHD1には、「n世代のみコピー可(nは2以上の自然数)」のコピー制限情報が付加されてもよい。
この場合、制御部51は、「n世代のみコピー可」のコピー制限情報を識別することにより、そのコピー制限情報が付加されたコンテンツデータの記録がn回に限り許容されると判別する。
それにより、制御部51は、そのコンテンツデータ(第1の高精細データHD1)を記録するごとに、付加されるコピー制限情報を「n−1世代のみコピー可」に書き換える。なお、この記録時において、制御部51は、記録元となるコンテンツデータ(第1の高精細データHD1)を削除または再生不可能としない。
その後、制御部51は、「1世代のみコピー可」のコピー制限情報を識別することにより、付加されるコピー制限情報を「コピー禁止」に書き換える。
なお、差分データ算出部33および差分データ記憶部34による差分データDFの算出および記憶は、少なくともコピー制限情報が「コピー禁止」に書き換えられたときに行われる。
このように、制御部51は、復号データ記憶部13に記憶される第1の高精細データHD1に「コピー禁止」のコピー制限情報が付加されていない場合には、その第1の高精細データHD1を削除または再生不可能としない。
(3−b) コピー制限情報と差分データとの関係
上述のように、差分データ記憶部34による差分データDFの算出および記憶は、コピー制限情報が少なくとも「コピー禁止」に書き換えられたときに行われるが、差分データDFの算出および記憶は次の場合にも行われる。
放送局装置1からコンテンツ蓄積装置2へ「コピー可」または「n世代のみコピー可」のコピー制限情報が付加された第1の高精細データHD1が送信される場合、コンテンツ蓄積装置2は複数回に渡りコンテンツデータを記録媒体4へとコピーすることができる。
ここで、複数の記録媒体4に対してコンテンツデータをコピーする場合、コピー先である記録媒体4に対応する映像フォーマットは1つとは限らない。
例えば、コンテンツ蓄積装置2が1つのコンテンツデータを2種類の記録媒体4にコピーするときに、一方の記録媒体4に対応する映像フォーマットが後述する「525i(480i)」であり、他方の記録媒体4に対応する映像フォーマットが後述する「525p(480p)」である場合がある。
この場合、コンテンツ蓄積装置2は、一方の記録媒体4へのコンテンツデータのコピー時と、他方の記録媒体4へのコンテンツデータのコピー時とで異なるフォーマット変換を行う。その結果、それぞれのコピー時に算出される差分データDFは異なる。
それにより、コンテンツ蓄積装置2は、対応する映像フォーマットが互いに異なる複数の記録媒体4に同一のコンテンツデータ(第1の高精細データHD1)をコピーする場合、映像フォーマットの異なる記録媒体4ごとに、その記録媒体4に記録されるコンテンツデータに第1のファイル名を付与し、そのコンテンツデータの作成時に作成される差分データDFに第2のファイル名を付与する。
コンテンツ蓄積装置2は、複数の記録媒体4に複数種類の映像フォーマットでコンテンツデータをコピーした後、一の記録媒体4に記憶されたコンテンツデータを読み込むときに、第1および第2のファイル名に基づいて当該記録媒体4の映像フォーマットに応じた差分データDFを読み込むことができる。
その結果、コンテンツ蓄積装置2は正確に第1の高精細データHD1の再構築を行うことができる。なお、コピーにより一の記録媒体4に記録された一のコンテンツデータが再びコンテンツ蓄積装置2により読み込まれた場合、当該コンテンツデータのコピー制限情報のコピー可能回数は、1増加される。
このようにして、コピー制限情報により許可されている回数を超える数の標準データSDが存在することが防止されつつ、コンテンツデータのムーブおよびリムーブが自由に行われる。
(4) 映像フォーマット
上記のように、ダウンコンバートおよびアップコンバートは、HDTV方式の映像フォーマットとSDTV方式の映像フォーマットとの間のフォーマット変換である。これら各映像フォーマットの具体例について説明する。
図3は、HDTV方式の映像フォーマットおよびSDTV方式の映像フォーマットの代表例を示す図である。図3では、MPEGに準拠する4つの映像フォーマットが示されている。
4つの映像フォーマットは、それぞれ「525i(480i)」、「525p(480p)」、「1125i(1080i)」および「750p(720p)」として表される。
これらのうち「525i(480i)」および「525p(480p)」が上記のSDTV方式の映像フォーマットに相当し、「1125i(1080i)」および「750p(720p)」が上記のHDTVの映像フォーマットに相当する。
SDTV方式の映像フォーマットである「525i(480i)」は、全走査線数が525であり、有効走査線数が480であり、走査方式がインタレース(飛越走査)であることを示す。
また、この映像フォーマットにおいて、映像のアスペクト比は4:3または16:9であり、画素数は720×480である。
また、SDTV方式の映像フォーマットである「525p(480p)」は、走査方式がプログレッシブ(順次走査)であること、および映像のアスペクト比が16:9であることを除き「525i(480i)」と同じ内容を示す。
HDTV方式の映像フォーマットである「1125i(1080i)」は、全走査線数が1125であり、有効走査線数が1080であり、走査方式がインタレースであることを示す。
また、この映像フォーマットにおいて、映像のアスペクト比が16:9であり、画素数は1920×1080である。
また、HDTV方式の映像フォーマットである「750p(720p)」は、全走査線数が750であり、有効走査線数が720であり、走査方式がプログレッシブであることを示す。
また、この映像フォーマットにおいて、映像のアスペクト比は16:9であり、画素数は1280×720である。
(5) 差分データの識別
図2の例では、記録媒体4に記録された標準データSDのリムーブ時に、その標準データSDに対応する差分データDFを識別するために、第1および第2のファイル名を用いている。この詳細を説明する。
(5−a) 第1および第2のファイル名
一般に、コンテンツ蓄積装置2に受信される第1の高精細データHD1には、上記のコピー制限情報の他、コンテンツの「番組名称」または「コマーシャル名称」、およびそのコンテンツデータの「放送日」を示すデータ(以下、名称日付データと呼ぶ。)が付加されている。
制御部51は、この名称日付データに基づいて第1および第2のファイル名を作成し、記録媒体4に書き込まれる標準データSDに第1のファイル名を付与し、差分データ記憶部34に記憶される差分データDFに第2のファイル名を付与する。
図4は、第1および第2のファイル名の作成例を示す図である。図4では、図2の復号データ記憶部13に記憶される第1の高精細データHD1、ならびにその第1の高精細データHD1に基づいて再符号化データ記憶部22に記憶される標準データSDおよび差分データ記憶部34に記憶される差分データDFが、それぞれに付加される名称日付データとともに示されている。
なお、図4において、第1の高精細データHD1、標準データSDおよび差分データDFに付加されるコピー制限情報は図示しない。
図4では、復号データ記憶部13に記憶される第1の高精細データHD1に、「番組名称:マジックの歴史、放送日:2005年9月1日」の名称日付データが付加されている。
この場合、制御部51は、第1の高精細データHD1から得られる標準データSDが再符号化データ記憶部22に記憶される際、その標準データSDに付与する第1のファイル名を次のように作成する。
制御部51は、第1の高精細データHD1のダウンコンバート時に、その第1の高精細データHD1に付加された名称日付データを識別する。そこで、制御部51は識別した名称日付データ「番組名称:マジックの歴史、放送日:2005年9月1日」を一時的に記憶する。
そして、制御部51は、当該名称日付データに基づいて、「番組名称_放送日」を示す文字列と、標準データSDに対応する拡張子とからなる第1のファイル名を作成し、標準データSDに付与する。
その結果、本例では、再符号化データ記憶部22に記憶される標準データSDに、「マジックの歴史_20050901.SDDAT」の第1のファイル名が付与される。
その後、上記の第1のファイル名が付与された標準データSDが記録媒体4に書き込まれる。
また、制御部51は、差分データDFが差分データ記憶部34に記憶される際、その差分データDFに付与する第2のファイル名を第1のファイル名と関連付けて次のように作成する。
制御部51は、第1のファイル名の作成時と同様に、第1の高精細データHD1に付加された名称日付データを識別し、制御部51は識別した名称日付データ「番組名称:マジックの歴史、放送日:2005年9月1日」を一時的に記憶する。
そして、制御部51は、当該名称日付データに基づいて、「番組名称_放送日」を示す文字列と、差分データDFに対応する拡張子とからなる第2のファイル名を作成し、差分データDFに付与する。
その結果、本例では、差分データ記憶部34に記憶される差分データDFに、「マジックの歴史_20050901.DFDAT」の第2のファイル名が付与される。
これにより、制御部51は、図2のデータ再構築部44における第1の高精細データHD1の再構築時に、第1のファイル名に含まれる「番組名称_放送日」の文字列(本例では、「マジックの歴史_20050901」)に基づいて、同じ「番組名称_放送日」の文字列を含む第2のファイル名が付与された差分データDFを識別する。
その結果、制御部51は、記録媒体4からコンテンツ蓄積装置2へのリムーブにより作成される第2の高精細データHD2と対応する差分データDFを容易に識別することができる。それにより、データ再構築部44には、互いに対応する第2の高精細データHD2および差分データDFが確実に与えられる。
(5−b) ファイル名対応テーブル
記録媒体4に記録された標準データSDのリムーブ時に、その標準データSDに対応する差分データDFを識別するために、第1および第2のファイル名を用いる代わりに、以下で説明するファイル名対応テーブルを用いてもよい。
この場合、制御部51は、再符号化データ記憶部22に記憶される標準データSDおよび差分データ記憶部34に記憶される差分データDFにそれぞれ所定のファイル名を付与する。また、制御部51は、標準データSDと差分データDFとの対応関係を、ファイル名対応テーブルとして、例えば再符号化データ記憶部22に書き込む。
図5は、ファイル名対応テーブルを説明するための図である。図5では、ファイル名対応テーブルCTの一例とともに、再符号化データ記憶部22に記憶される標準データSDおよび差分データ記憶部34に記憶される差分データDFが示されている。なお、図5においても、標準データSDおよび差分データDFに付加されるコピー制限情報は図示しない。
図5の例では、制御部51は、標準データSDにファイル名「AA.SDDAT」を付与し、対応する差分データDFにファイル名「aa.DFDAT」を付与する。同時に、制御部51は、標準データSDのファイル名と差分データDFのファイル名との対応付けをファイル名対応テーブルCTに書き込む。
その結果、制御部51は、記録媒体4からコンテンツ蓄積装置2へのリムーブにより作成される第2の高精細データHD2と対応する差分データDFを容易に識別することができる。それにより、データ再構築部44には、互いに対応する第2の高精細データHD2および差分データDFが確実に与えられる。
なお、上記ではファイル名対応テーブルCTが再符号化データ記憶部22に記憶されるが、ファイル名対応テーブルCTは差分データ記憶部34に記憶されてもよく、他の記憶部に記憶されてもよい。
(6) 処理フロー
以下、コンテンツ蓄積装置2における種々の処理についてフローチャートを用いて説明する。
(6−a) コピー制限情報に関する処理
図6は、第1の高精細データHD1に付加されるコピー制限情報に関する処理を示すフローチャートである。
コンテンツ蓄積装置2は、第1の高精細データHD1に付加されるコピー制限情報に関して以下の処理を行う。なお、以下の説明において、コンテンツ蓄積装置2による種々の処理は、図2の制御部51が図2の各構成部を制御することにより行われる。
初めに、コンテンツ蓄積装置2は、放送局装置1から送信される放送信号ARを受信し、受信した放送信号ARを復号する(ステップS1)。これにより、第1の高精細データHD1がストリームデータから復号される。
そこで、コンテンツ蓄積装置2は、復号された第1の高精細データHD1にコピー制限情報が付加されているか否かを判別する(ステップS2)。
第1の高精細データHD1にコピー制限情報が付加されている場合、コンテンツ蓄積装置2は付加されたコピー制限情報が「コピー禁止」であるか否かを判別する(ステップS3)。
コピー制限情報が「コピー禁止」でない場合、コンテンツ蓄積装置2は付加されたコピー制限情報が「1世代のみコピー可」であるか否かを判別する(ステップS4)。
コピー制限情報が「1世代のみコピー可」である場合、コンテンツ蓄積装置2は当該コピー制限情報を「コピー禁止」に書き換える(ステップS5)。
そして、コンテンツ蓄積装置2は第1の高精細データHD1を記録する(ステップS6)。具体的には、コンテンツ蓄積装置2の制御部51(図2)が受信した第1の高精細データHD1を復号データ記憶部13(図2)に記憶する。これにより、コピー制限情報に関する処理が終了する。
ここで、上記ステップS2において、第1の高精細データHD1にコピー制限情報が付加されていない場合、コンテンツ蓄積装置2はステップS6の処理を行う。
また、上記ステップS3において、コピー制限情報が「コピー禁止」である場合、コンテンツ蓄積装置2は第1の高精細データHD1を記録することなくコピー制限情報に関する処理を終了する。
上記ステップS4において、コピー制限情報が「1世代のみコピー可」でない場合、すなわちコピー制限情報が「n世代のみコピー可」である場合、コンテンツ蓄積装置2は当該コピー制限情報を「n−1世代のみコピー可」に書き換え(ステップS7)、ステップS6の処理を行う。
(6−b) ムーブに関する処理
図7は、コンテンツ蓄積装置2が受信した第1の高精細データHD1をダウンコンバートしつつ記録媒体4へムーブする際の処理を示すフローチャートである。
コンテンツ蓄積装置2は、放送局装置1から受信し、記憶した第1の高精細データHD1をダウンコンバートしつつ記録媒体4へムーブする際に以下の処理を行う。なお、以下の説明においても、コンテンツ蓄積装置2による種々の処理は、図2の制御部51が図2の各構成部を制御することにより行われる。
初めに、コンテンツ蓄積装置2は、記憶したコンテンツデータのうち、ムーブ元として指定されたコンテンツデータが第1の高精細データHD1であるか否かを判別する(ステップS11)。
例えば、ムーブ元のコンテンツデータが図3に示す「1125i(1080i)」の映像フォーマットを有する場合、コンテンツ蓄積装置2は当該コンテンツデータを第1の高精細データHD1であると判別する。
ムーブ元のコンテンツデータが第1の高精細データHD1である場合、コンテンツ蓄積装置2はその第1の高精細データHD1をダウンコンバートし、ダウンコンバートされた標準データSDを再度符号化する(ステップS12)。
例えば、コンテンツ蓄積装置2は、「1125i(1080i)」の映像フォーマットを有する第1の高精細データHD1を、「525i(480i)」の映像フォーマットを有する標準データSDにダウンコンバートする。
さらに、コンテンツ蓄積装置2は得られた標準データSDを、MPEG−2、MPEG−4またはH264等の符号化方法を用いて再度符号化する。
コンテンツ蓄積装置2は符号化された標準データSDに第1のファイル名を付与し、その標準データSDを一時的に記憶する(ステップS13)。
ここで、コンテンツ蓄積装置2は上記ステップS13の動作と並行して、次に示すステップS21〜S24の処理を行う。
コンテンツ蓄積装置2は、ステップS12の処理の後、標準データSDを再度復号し(ステップS21)、復号した標準データSDのアップコンバートを行う(ステップS22)。これにより、第2の高精細データHD2が得られる。
このステップS21,S22において、例えばコンテンツ蓄積装置2は、復号された「525i(480i)」の標準データSDに対して、走査線および画素を補間することにより「1125i(1080i)」の映像フォーマットを有する第2の高精細データHD2を作成する。
次に、コンテンツ蓄積装置2は記憶したムーブ元の第1の高精細データHD1と、ステップS21,S22により得られた第2の高精細データHD2との差分を差分データDFとして算出する(ステップS23)。
具体的には、コンテンツ蓄積装置2は、第1の高精細データHD1の各画素の値と第2の高精細データHD2の対応する画素の値との差分値を算出する。それにより、全ての画素についての差分値が算出されることにより、差分データDFが得られる。
そして、コンテンツ蓄積装置2は、算出された差分データDFに、第1のファイル名と関連付けされた第2のファイル名を付与し、記憶する(ステップS24)。
続いて、コンテンツ蓄積装置2は、上記ステップS13において第1のファイル名が付与された標準データSDを記録媒体4へと書き込む(ステップS14)。
最後に、コンテンツ蓄積装置2は、記録または記憶されたムーブ元の第1の高精細データHD1、第2の高精細データHD2および標準データSDを削除する(ステップS15)。このようにして、ムーブ完了後にはコンテンツ蓄積装置2に、第2のファイル名が付与された差分データDFが記憶される。以上で、コンテンツデータのダウンコンバートおよびムーブに関する処理が終了する。
上記のステップS13およびステップS24が、記録媒体4に記録された標準データSDとコンテンツ蓄積装置2に記憶される差分データDFとを対応付ける関連付け処理である。
(6−c) リムーブに関する処理
図8は、コンテンツ蓄積装置2が記録媒体4に記録された標準データSDをアップコンバートしつつリムーブする際の処理を示すフローチャートである。
コンテンツ蓄積装置2は、記録媒体4に記憶された標準データSDをアップコンバートしつつリムーブする際に以下の処理を行う。なお、以下の説明においても、コンテンツ蓄積装置2による種々の処理は、図2の制御部51が図2の各構成部を制御することにより行われる。
初めに、コンテンツ蓄積装置2は、ムーブにより記録媒体4に記録された標準データSDを読み込む(ステップS31)。例えば、コンテンツ蓄積装置2は「525i(480i)」の映像フォーマットを有する標準データSDを読み込む。
次に、コンテンツ蓄積装置2は、読み込んだ標準データSDを一時的に記憶するとともに、記録媒体4に記録されている標準データSDを削除する(ステップS32)。また、コンテンツ蓄積装置2は読み込んだ標準データSDを復号する(ステップS33)。
続いて、コンテンツ蓄積装置2は、その標準データSDに第1のファイル名が付与されているか否かを判別する(ステップS34)。
標準データSDに第1のファイル名が付与されている場合、コンテンツ蓄積装置2はその標準データSDをアップコンバートする(ステップS35)。これにより、第2の高精細データHD2が得られる。
例えば、コンテンツ蓄積装置2は、「525i(480i)」の映像フォーマットを有する標準データSDを、走査線および画素を補間することにより「1125i(1080i)」の映像フォーマットを有する第2の高精細データHD2にアップコンバートする。
そこで、コンテンツ蓄積装置2は、第1のファイル名と関連付けされた第2のファイル名の差分データDFを読み込む(ステップS36)。
そして、コンテンツ蓄積装置2は、第2の高精細データHD2および差分データDFに基づいて第1の高精細データHD1を再構築する(ステップS37)。
この場合、例えば、「1125i(1080i)」の映像フォーマットを有する第2の高精細データHD2のコンテンツデータに、差分データDFが加算されることにより、第1の高精細データHD1が再構築される。
最後に、コンテンツ蓄積装置2は、再構築した第1の高精細データHD1を出力する。上記ステップS34において、標準データSDに第1のファイル名が付与されていない場合、コンテンツ蓄積装置2は標準データSDを出力する(ステップS38)。これにより、コンテンツデータのアップコンバートおよびリムーブに関する処理が終了する。
なお、上記ステップS32において、コンテンツ蓄積装置2は記録媒体4に記録されている標準データSDを削除するが、コンテンツ蓄積装置2と携帯端末5との間で記録媒体4が用いられず、コンテンツ蓄積装置2と携帯端末5との間でコンテンツデータのムーブおよびリムーブが行われる場合、コンテンツ蓄積装置2は、携帯端末5から通信により読み込んだ標準データSDを一時的に記憶するとともに、携帯端末5に記録されている標準データSDを削除する。このときの標準データSDの削除は、必ずしもコンテンツ蓄積装置2が行う必要はなく、携帯端末5が行ってもよい。
(7) 効果
以上のように、本実施の形態においては、第1の高精細データHD1からダウンコンバートされた標準データSDが、コンテンツ蓄積装置2から記録媒体4にムーブされる際に差分データDFが作成される。
その後、記録媒体4に記録された標準データSDがコンテンツ蓄積装置2にリムーブされる際、その標準データSDに対応する差分データDFが読み出される。そして、標準データSDからアップコンバートされた第2の高精細データHD2および差分データDFに基づいて、第1の高精細データHD1が再構築される。
これにより、コンテンツ蓄積装置2は、記録媒体4からの標準データSDのリムーブ時であっても、放送局装置1からの受信時と同じ第1の高精細データHD1を再生することができる。
したがって、本実施の形態に係るコンテンツ蓄積装置2によれば、映像フォーマットの変換に伴うコンテンツデータの品質劣化を十分に防止することができる。その結果、視聴者は、リムーブされた第1の高精細データHD1を再生する場合であっても、放送局装置1から受信されたときの第1の高精細データHD1と同じ品質の高精細映像HDVを得ることができる。
(8) 各構成部の実現方法
本実施の形態において、図2で示すコンテンツ蓄積装置2の構成部の一部がソフトウェアにより機能的に実現され、他の部分が電気回路等のハードウェア資源により実現されてもよい。あるいは、コンテンツ蓄積装置2の構成部の全てがハードウェア資源により実現されてもよい。
(9) コンテンツデータ
本実施の形態において、ムーブ元の処理対象とされるコンテンツデータは第1の高精細データHD1であり、ムーブ先(リムーブ元)の処理対象とされるコンテンツデータは標準データSDであるが、各処理対象となるコンテンツデータはこれらに限られない。
すなわち、ムーブ先の処理対象とされるコンテンツデータは、ムーブ元の処理対象とされるコンテンツデータよりも少ないデータ量を有していればよい。
例えば、ムーブ元の処理対象とされるコンテンツデータが標準データSDであり、ムーブ先の処理対象とされるコンテンツデータが標準データSDよりも少ない走査線数および画素数の映像フォーマットを有するコンテンツデータであってもよい。
このように、図3のSDTV方式より走査線数および各走査線の画素数が少ない映像フォーマットとしては、映像表示機能を有する携帯電話に対応する映像フォーマットがある。
(10)請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応関係
本実施の形態においては、高精細データHDのデータ量が第1のデータ量に相当し、高精細データHDおよび第1の高精細データHD1が第1のコンテンツデータに相当し、復号データ記憶部13が第1の記憶部に相当する。
また、標準データSDのデータ量が第2のデータ量に相当し、標準データSDが第2のコンテンツデータに相当し、再符号化部21が変換部に相当し、差分データDFが復元データに相当し、第2の復号部31、第1のアップコンバート部32および差分データ算出部33が復元データ作成部に相当する。
さらに、差分データ記憶部34が第2の記憶部に相当し、記録媒体書込み装置23および記録媒体読込み装置41が記録部に相当し、第2のアップコンバート部43、データ再構築部44、第2の信号出力部45および制御部51が復元部に相当し、制御部51が第1の制御部、第2の制御部および圧縮伸張部に相当する。
また、HDTV方式の映像フォーマットが第1の映像フォーマットに相当し、SDTV方式の映像フォーマットが第2の映像フォーマットに相当し、第2の高精細データHD2が第3のコンテンツデータに相当し、名称日付データが共通の識別情報に相当し、第1のファイル名が第1のファイルのファイル名に相当し、第2のファイル名が第2のファイルのファイル名に相当する。
さらに、図5のファイル名「AA.SDDAT」が第1の識別情報に相当し、図5のファイル名「aa.DFDAT」が第2の識別情報に相当し、ファイル名対応テーブルCTがテーブルに相当し、再符号化データ記憶部22または差分データ記憶部34が第3の記憶部に相当し、第1の複号部12が第1の復号部に相当する。
本発明において、復元データとは、第2のコンテンツデータとの演算により第1のコンテンツデータを生成することができるデータをいう。
上記の実施の形態では、復元データとして、第1の高精細データHD1と、標準データSDをアップコンバートすることにより得られる第2の高精細データHD2との差分である差分データDFを用いている。これに限らず、復元データは、第1の高精細データHD1と標準データSDとの間で加算、乗算、除算または所定の関数に基づく演算を行うことにより作成されてもよい。
本発明は、種々の映像を表示するため等に利用することができる。
本発明の一実施の形態に係るコンテンツ蓄積装置の動作概要を説明するための図 本発明の一実施の形態に係るコンテンツ蓄積装置の構成を示すブロック図 HDTV方式の映像フォーマットおよびSDTV方式の映像フォーマットの代表例を示す図 第1および第2のファイル名の作成例を示す図 ファイル名対応テーブルを説明するための図 第1の高精細データに付加されるコピー制限情報に関する処理を示すフローチャート コンテンツ蓄積装置が受信した第1の高精細データをダウンコンバートしつつ記録媒体へムーブする際の処理を示すフローチャート コンテンツ蓄積装置が記録媒体に記録された標準データをアップコンバートしつつリムーブする際の処理を示すフローチャート
符号の説明
2 コンテンツ蓄積装置
4 記録媒体
12 第1の複号部
13 復号データ記憶部
21 再符号化部
22 再符号化データ記憶部
23 記録媒体書込み装置
31 第2の復号部
32 第1のアップコンバート部
33 差分データ算出部
34 差分データ記憶部
41 記録媒体読込み装置
43 第2のアップコンバート部
44 データ再構築部
45 第2の信号出力部
51 制御部
CT ファイル名対応テーブル
DF 差分データ
HD 高精細データ
HD1 第1の高精細データ
HD2 第2の高精細データ
SD 標準データ

Claims (16)

  1. コンテンツデータを蓄積するコンテンツ蓄積装置であって、
    第1のデータ量を有する第1のコンテンツデータを記憶する第1の記憶部と、
    前記第1の記憶部に記憶された前記第1のコンテンツデータを前記第1のデータ量よりも小さい第2のデータ量を有する第2のコンテンツデータに変換する変換部と、
    前記第1の記憶部に記憶された前記第1のコンテンツデータおよび前記変換部により得られた前記第2のコンテンツデータに基づいて、前記第2のコンテンツデータを前記第1のコンテンツデータに復元するための復元データを作成する復元データ作成部と、
    前記復元データ作成部により作成された前記復元データを記憶する第2の記憶部と、
    前記変換部により得られた前記第2のコンテンツデータを携帯端末に送信する送信部と、
    前記携帯端末から前記第2のコンテンツデータを受信し受信した前記第2のコンテンツデータを前記第2の記憶部に記憶された前記復元データを用いて前記第1のコンテンツデータに復元する第1の復元部と、
    を有するコンテンツ蓄積装置。
  2. 前記変換部により得られた前記第2のコンテンツデータが前記送信部により前記携帯端末に送信されるときに、前記第1の記憶部に記憶されかつ前記第2のコンテンツデータに対応する前記第1のコンテンツデータを削除または再生不可能にする第1の制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ蓄積装置。
  3. 前記変換部により得られた前記第2のコンテンツデータに対応する前記第1のコンテンツデータには、前記第1のコンテンツデータのコピーを制限するコピー制限情報が付加され、
    前記第1の制御部は、前記コピー制限情報がコピー禁止を示している場合に前記第1の記憶部に記憶された前記第1のコンテンツデータを削除または再生不可能にすることを特徴とする請求項2記載のコンテンツ蓄積装置。
  4. 前記コピー制限情報は、コピーの許容回数を含み、
    前記第1の制御部は、前記変換部により得られた前記第2のコンテンツデータが前記送信部により前記携帯端末に送信されるごとに前記コピーの許容回数を減じ、前記許容回数が0となったときに前記コピー制限情報がコピーを禁止するようにコピー制限情報を更新することを特徴とする請求項3記載のコンテンツ蓄積装置。
  5. 前記第1の制御部は、前記携帯端末から受信した前記第2のコンテンツデータが前記復元部により前記第1のコンテンツデータに復元されるときに、前記第2の記憶部に記憶されかつ前記第2のコンテンツデータに対応する前記復元データを削除することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のコンテンツ蓄積装置。
  6. 前記第1および第2のコンテンツデータは、それぞれ第1および第2の映像フォーマットを有し、
    前記復元データ作成部は、走査線および画素を補間することにより前記変換部により得られた前記第2のコンテンツデータを前記第1の映像フォーマットを有する第3のコンテンツデータに変換し、互いに対応する第1および第3のコンテンツデータの画素ごとの差分値を算出することにより前記復元データを作成することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコンテンツ蓄積装置。
  7. 前記変換部により得られた前記第2のコンテンツデータおよび前記復元データ作成部により作成された前記復元データに共通の識別情報を付与することにより前記第2のコンテンツデータと前記復元データとを関連付ける第2の制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコンテンツ蓄積装置。
  8. 前記変換部により得られた前記第2のコンテンツデータは、第1のファイルとして前記携帯端末に送信され
    前記復元データ作成部により作成された前記復元データは、第2のファイルとして前記第2の記憶部に記憶され、
    前記第2の制御部は、互いに対応する第1および第2のファイルのファイル名および拡張子の少なくとも一部を前記共通の識別情報に設定することを特徴とする請求項7記載のコンテンツ蓄積装置。
  9. 前記変換部により得られた前記第2のコンテンツデータおよび前記復元データ作成部により作成された前記復元データに第1および第2の識別情報を付与し、前記第1および第2の識別情報の対応関係を記憶することにより前記第2のコンテンツデータと前記復元データとを関連付ける第の制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコンテンツ蓄積装置。
  10. 前記第1および第2の識別情報の対応関係をテーブルとして記憶する第3の記憶部をさらに備えることを特徴とする請求項9記載のコンテンツ蓄積装置。
  11. 前記復元データを圧縮および伸張する圧縮伸張部をさらに備え、
    前記圧縮伸張部は、前記復元データを圧縮して前記第2の記憶部に記憶し、前記第2の記憶部に記憶された前記復元データを伸張して読み出すことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のコンテンツ蓄積装置。
  12. 符号化された第1のコンテンツデータを復号し、復号された前記第1のコンテンツデータを前記第1の記憶部へ記憶する第1の復号部をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のコンテンツ蓄積装置。
  13. 前記変換部は、前記第1の復号部により復号された前記第1のコンテンツデータを前記第2のコンテンツデータに変換するときに、変換された前記第2のコンテンツデータを符号化することを特徴とする請求項12記載のコンテンツ蓄積装置。
  14. 前記復元データ作成部は、前記変換部により符号化された前記第2のコンテンツデータを復号することを特徴とする請求項13記載のコンテンツ蓄積装置。
  15. コンテンツデータを蓄積するコンテンツデータの蓄積方法であって、
    第1のデータ量を有する第1のコンテンツデータを記憶するステップと、
    記憶された前記第1のコンテンツデータを前記第1のデータ量よりも小さい第2のデータ量を有する第2のコンテンツデータに変換するステップと、
    記憶された前記第1のコンテンツデータおよび変換により得られた前記第2のコンテンツデータに基づいて、前記第2のコンテンツデータを前記第1のコンテンツデータに復元するための復元データを作成するステップと、
    作成された前記復元データを記憶するステップと、
    変換により得られた前記第2のコンテンツデータを携帯端末に送信するステップと、
    前記携帯端末から前記第2のコンテンツデータを受信し受信した前記第2のコンテンツデータを記憶された前記復元データを用いて前記第1のコンテンツデータに復元するステップとを備えることを特徴とするコンテンツ蓄積方法。
  16. コンピュータにより実行可能なコンテンツデータ蓄積プログラムであって、
    第1のデータ量を有する第1のコンテンツデータを記憶する処理と、
    記憶された前記第1のコンテンツデータを前記第1のデータ量よりも小さい第2のデータ量を有する第2のコンテンツデータに変換する処理と、
    記憶された前記第1のコンテンツデータおよび変換により得られた前記第2のコンテンツデータに基づいて、前記第2のコンテンツデータを前記第1のコンテンツデータに復元するための復元データを作成する処理と、
    作成された前記復元データを記憶する処理と、
    変換により得られた前記第2のコンテンツデータを携帯端末に送信する処理と、
    前記携帯端末から前記第2のコンテンツデータを受信し受信した前記第2のコンテンツデータを記憶された前記復元データを用いて前記第1のコンテンツデータに復元する処理とを備えることを特徴とするコンテンツ蓄積プログラム。
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