JP4545788B2 - 裂開式膜状キャップを有するタンポンアプリケータ - Google Patents

裂開式膜状キャップを有するタンポンアプリケータ Download PDF

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Description

本発明は、タンポンの上方に配置された裂開式膜状キャップを有する新奇なタンポンアプリケータに関する。
膣腔内は、その通常の潰れた状態において、垂直面よりも横断面の方がはるかに広い寸法を有することは既知である。膣の最小寸法は膣口付近にあり、一方、最大寸法は子宮頸部付近にあることも周知である。したがって、月経用途のタンポンを考慮する場合、その初期状態においては、不快感を伴わずに膣開口部を通り抜けるように十分に小さい大きさであり、一旦膣腔の内部に入って開口部のくびれを過ぎたら、片側から他側へ膣表面のほぼ大部分を覆って子宮頸部からの経血の初期横漏れを防ぐために、特に横方向に拡大できる構造を提供することが望ましい。この横方向の適用範囲が本発明の好ましい目的である。さらに膣壁は、その通常の潰れた状態において弛緩的であり、溝を生じさせる多数の襞及び皺を有し、溝を通じて通常は月経液のかなりの部分が流れるので、吸収性タンポンは、漏れを最小限にするために膣腔の形状にしたがってその溝の中にフィットし、できる限り柔軟であり且つ順応性があることも重要である。
一般に、吸収性生理用タンポンは、直径約1.0cm〜約1.3cm(約3/8〜約1/2インチ)、長さ約3.8cm〜約6.4cm(約1 1/2〜約2 1/2インチ)の、小さく非常に圧縮された円筒形の栓である。吸収能力を必要とするため、これらは通常は膣の開口部よりもはるかに寸法が大きい芯(batts)から形成され、挿入を容易にするために上記の小さい寸法に圧縮される。これらの圧縮タンポンは、流体を吸収するにつれて再び拡大するように設計されている。これらの圧縮タンポンは、その意図された機能をそこそこうまく果たすことことが判明しているものの、最上のものでも、たとえ垂直方向の遮断が申し分ないとしても、漏れに対して良好な横方向の適用範囲を提供するのに十分に又は十分な速度で再拡大しない。さらに、これらのタンポンの大部分は、漏れの前に、その吸収能力の僅かな部分のみを使用していることが多い。これらのタンポンは、再拡大するために幾らかの流体吸収に依存しているので、流体の横漏れ及び漏れが尚早に、特に挿入してから直ちに又は間もなく生じ得ることは明らかである。
幸いにも、本発明によって構成されたタンポンアプリケータを使用して膣腔内に挿入されたタンポンは、現在市販されているタンポンアプリケータ及びタンポンアプリケータを改善するためのかつての試みに比べ、快適性、装用感の低さ、及び性能をさらに改善できることが本発明の開発中に判明した。
本発明は、女性用衛生製品を包含する。女性用衛生製品は、タンポンとタンポンアプリケータとを含む。タンポンは、タンポンの外周と、挿入端と、挿入端の反対側に配置された引き抜き端とを含む。挿入端は、先端部を有する。タンポンアプリケータは、その挿入端にてタンポン保持管に恒久的に結合した、裂開式膜状キャップを含む。タンポン保持管は、中空の内部、内面、外面、外周、長手方向軸線、膣腔内へ挿入するための寸法に作られた第1端部、及び第1端部の反対側に配置された第2端部を有する。タンポンは、タンポン保持管内でタンポン保持管の中空内部の中に収容されており、排出以前の位置において、タンポン保持管の長手方向軸線と略同心である。裂開式膜状キャップは、タンポンの挿入端の少なくとも一部分を覆う。タンポンをタンポン保持管から排出する間、タンポンは、裂開式膜状キャップに接触し、裂開式膜状キャップは、タンポンをタンポン保持管の長手方向軸線に対して略非同心となる方向に再配向する。
一実施形態では、タンポンは、流体透過性バッグと、該流体透過性バッグの中に粗く分散させた吸収性材料とを備える。別の実施形態では、タンポンをタンポン保持管から排出する間、裂開式膜状キャップは、タンポンの挿入端の少なくとも一部分と結合したままである。タンポンをタンポン保持管から排出する間、裂開式膜状キャップは、タンポンの挿入端の少なくとも一部分と接触したままである。加えて、タンポンは、アプリケータから排出される間に回転することができる。任意に、タンポンの少なくとも一部分及び裂開式膜状キャップの少なくとも一部分は、排出中に一緒に回転してもよい。
タンポン及びアプリケータはまた、タンポン保持管の中空内部の中に滑動可能に装着されたプランジャーを備え得る。プランジャーは、タンポン保持管の第1端部を通してタンポンを排出するように適合される。
タンポンの排出以前、女性用衛生製品は、裂開式膜状キャップ上の裂開領域と、タンポン保持管上のタンポン保持管裂開領域とをさらに備え得る。該裂開領域及びタンポン保持管裂開領域は、タンポンの排出以前に互いに接触していてもよい。裂開式膜状キャップ上の裂開領域及びタンポン保持管上のタンポン保持管裂開領域は、C形、円錐形、斜め模様、弓形、放物線状、円形、及び半球形から成る群から選択される形体を有し得る。裂開式膜状キャップ上の裂開領域及びタンポン保持管上のタンポン保持管裂開領域は、穿孔を備えてもよい。
本明細書は、本発明を形成すると見なされる主題を詳細に示し、明確に請求する請求項によって完結するが、添付図面を用いた以下の説明によってさらに理解しやすくなると考えられる。図面における同種の表記番号は実質的に同じ要素を示すために用いる。図面には以下のものがある。
下記は、読者が本発明の特徴を最良に理解するのを援助する用語であり、本明細書においてそれらの用語が使用されている文脈と矛盾する用語に制限をもたらすものではない。これらの定義は限定することを意図していない。
本明細書で使用する用語「女性用衛生製品」50は、タンポン14と、裂開式膜状キャップ16と、及びタンポン保持管19とを含む。タンポン14又は少なくともその一部は、典型的にはタンポン保持管19内に存在しており、タンポン保持管は、典型的には中空であり、タンポン14の一部又はタンポン14全体がタンポン保持管19の内部(あるいは内側)にあるようにタンポン14を保持することができる。故に、タンポン14又はその一部は、タンポン保持管19によって覆われているか又は取り囲まれている。
本明細書で使用するとき、「タンポン保持管」19は、装用者の膣内にタンポン14を挿入することを容易にする物品を指す。タンポン保持管19は、排出中に裂開式膜状キャップ16に恒久的に結合した少なくとも一部分を有する。タンポン保持管19は、第1端部17と、該第1端部17の反対側に配置された第2端部23とを有する。第1端部17は、タンポン保持管19の、タンポン14を排出する部分である。第2端部23は、タンポン保持管19の、タンポン14を排出するために軸方向力24が加えられる部分である。タンポン保持管19は、1つ以上のユニットを備えてもよい。タンポン14を挿入するために、いわゆる入れ子式のタンポン保持管19及びプランジャー13など、あらゆる既知の衛生的に設計されたタンポン保持管19を使用してもよい。
本明細書で使用する用語「裂開式膜状キャップ」16は、タンポン14の上方に又はタンポン14の少なくとも一部分の上に予め装着された覆いを指す。裂開式膜状キャップ16は、頂部42と底部38とを有する。タンポン14を排出するとき、タンポンは、膜を破裂させ、裂開式膜状キャップ16とタンポン保持管19との間に連結部(即ち、ヒンジ39)を残す。ヒンジ39は、タンポン14をタンポン保持管19から排出する間、裂開式膜状キャップ16を回転させる。底部38の一部が裂開領域18を含むこと、また裂開式膜状キャップ16の底部38の他の部分が結果的にヒンジ39を生じさせるような方法でタンポン保持管19に連結されていることが望ましい。
本明細書で使用する用語「ヒンジ」39は、裂開式膜状キャップ16の、裂開式膜状キャップ16の底部38に位置した、裂開領域18を全く有さない部分を指す。ヒンジ39は、裂開式膜状キャップ16をタンポン保持管19に柔軟且つ固定的に結合したままにさせる。さらに、ヒンジ39は、伸張性及び伸縮性であり得る。
用語「裂開領域」18は、穿孔の領域又は様々な厚さの領域を含む女性用衛生製品50を指す。女性用衛生製品50上の裂開領域18は、裂開式膜状キャップ16とタンポン保持管19との間に位置している。裂開領域18は、裂開を容易にするために、裂開式膜状キャップ16の他の領域及び/又はタンポン保持管19に比べて薄い。
本明細書で使用する用語「裂開」は、タンポン14をタンポン保持管19から排出させる裂開領域18の破裂、裂け、又は破断を指す。
用語「結合した」又は「取り付けた」は、ある要素を他の要素に直接固着することによって、要素を別の要素に直接固定する構造;ある要素を中間部材(類)に固着し、次にその中間部材を他の要素に固着することによって、ある要素を他の要素に間接的に固定する構造;及びある要素が別の要素と一体化する構造、即ちある要素がもう一方の要素の本質的に一部分である構造を包含する。
本明細書で使用する用語「タンポン」14は、流体を吸収するために、又は薬剤若しくは水分など、活性物質を送達するために、膣管又は体の他の空洞に挿入されるいかなるタイプの吸収性構造体をも指す。
本明細書において用語「指向的に排出する」、「方向をつけた排出」又は「指向的な排出」とは、裂開式膜状キャップ16によってタンポン14を再配向する前に、タンポン保持10の長手方向軸線22に沿って排出する、本発明の女性用衛生製品50の実施形態を意味する。
本明細書における用語「横方向の適用範囲」は、タンポン14が一旦排出されると、女性装用者の膣腔(図4)の側面又は壁に向って外側に位置する少なくとも2つの区域を有することを意味する。
本明細書における用語「排出以前の位置」は、タンポン保持管19を通してタンポンをうまく排出するために配置された、タンポン保持管19の中にタンポン14を配置した又は詰め込んだ位置を意味する。
本明細書で使用する用語「排出された」は、タンポン14を女性用衛生製品50の外に押し出した後の位置を意味する(図4)。
本明細書で使用する用語「軸方向力」24は、長手方向軸線22に沿ってタンポン14を女性用衛生製品50から排出する方向に加えられた力24を意味する(図3)。
本明細書で使用するとき、「cm」はセンチメートルであり、「gsm」は1平方メートル当たりのグラム数であり、「mm」はミリメートルであり、「ml」はミリリットルであり、「sec」は秒である。
以下に図面を参照しながら、本発明の典型的な装置を説明する。図1aに関して、本発明は、タンポン14をタンポン保持管19から排出する間に、タンポン14をタンポン保持管19の長手方向軸線22に対して略非同心となる方向に再配向することに関する。女性用衛生製品50は、裂開式膜状キャップ16とタンポン保持管19とを包含する。裂開式膜状キャップ16は、頂部42、第1底部38、及び(図2に示す)ヒンジ39を含む第2底部40を有する。裂開式膜状キャップ16の第1底部は、裂開領域18に隣接している。裂開式膜状キャップ16の(図2に示す)第2底部40は、タンポン保持管19に隣接している。
タンポン保持管19は、第1端部17と、第1端部17の反対側に配置された第2端部23と、指把持部12とを有する。第1端部17は、第1先端部45及び(図2に示す)第2先端部46を有する。第1先端部45は、裂開領域18に隣接してもよい。(図2に示す)第2先端部46は、(図2に示す)ヒンジ39に隣接してもよい。
女性用衛生製品50には、排出以前の状態、部分的に排出された状態、及び排出された状態がある。図1aにおいて直ちに理解されるように、タンポン14は、排出以前の状態においてタンポン保持管19の中にあり、タンポン保持管19と略同心になっている。タンポン14は、タンポン保持管19内においてその位置を維持するための外力が全くなくても、その中にぴったりと合ったままであることができる。女性用衛生製品50の一部分として、中空の内部(図示せず)を有するタンポン保持管19、内面(図示せず)、外周20、外面21、長手方向軸線22、第1端部17、第1末端部17の反対側に配置された第2端部23、第1先端部45、第1先端部45に隣接した第2先端部46、及び指把持部12が含まれる。
女性用衛生製品50の別の部分として、キャップの頂部42、キャップの底部38、排出端の先端部31、及びヒンジ39を備える裂開式膜状キャップ16が含まれる。裂開領域18は、裂開領域18が裂開するとき、裂開式膜状キャップ16の一部分とタンポン保持管19とを分離することができる。
図1bは、裂開式膜状キャップ16の平面図を示している。
図2に関して、タンポン保持管19は、第1端部17と、該第1端部17の反対側に配置された第2端部23とを有する。タンポン14のタンポン保持管19から排出以前、タンポン14は、垂直の位置にある。タンポン14をタンポン保持管19から膣腔の中に排出する間、タンポン14は、タンポン保持管19の排出以前の垂直位置に対して略非同心となる位置に向ってその配向を変化させる。結果として、挿入中のタンポン14の位置は、タンポン14を膣腔内に挿入した後の位置とは異なる位置である。
図2は、タンポン14を収めたタンポン保持管19を示しており、切り取り部を通してこれを見ることができる。タンポン14は、タンポン保持管19から裂開式膜状キャップ16へと部分的に伸びる先端部15を有する。換言すれば、裂開式膜状キャップ16は、タンポン14の先端部15を実質的に覆っており、またタンポン14の引き抜き端26は、タンポン保持管19内に封じ込められている。代替実施形態において、裂開式膜状キャップ16は、タンポン先端部15全体と接触していてもよい。裂開領域18によって、裂開式膜状キャップ16の底部38と、タンポン保持管19の第1先端部45とを分離することができる。
あるいは、同じく図2に見られるように、女性用衛生製品50は、プランジャー13を包含してもよく、プランジャーは、第1端部17の遠位のタンポン保持管19内に入れ子式に及び滑動的に装着され、タンポン14をタンポン保持管19から排出するように適合される。しかし、このような装用者による排出は、プランジャー13、プランジャー様の装置、又は装用者の(1本又は数本の)指のいずれかによって行われてもよい。
図2に関して、本発明の女性用衛生製品50を使用するために、装用者は、典型的にはタンポン保持管19を同保持管上の指把持部12にて片手に把持する。プランジャー13が存在する場合、装用者は、親指及び中指などでプランジャー13の末端部を把持し、プランジャー13を内部へ押してプランジャー13をタンポン保持管19の中で滑らせる。実行する上で、装用者は、女性用衛生製品50からタンポン14全体を配置するまで、差し込まれているプランジャー13を押す。次に、装用者は、タンポン保持管19(即ち、内側のプランジャー13と共に)を装用者の膣開口部から引き抜く。
図3において直ちに理解されるように、タンポン14は、部分的に排出された状態において、軸方向力24を用いて女性用衛生製品50から排出されて示されている。タンポン14を、底部から加えられた軸方向力24を用いてタンポン保持管19の外に押し出すと同時に、タンポン保持管19の長手方向軸線22に沿って第1端部17の方へ押すとき、裂開式膜状キャップ16の底部38は、裂開領域18が裂開するとき、裂開領域18に隣接した第1先端部45から分離してもよい。加えて、裂開式膜状キャップ16は、裂開領域18が裂開する前に伸張してもよい。タンポン14は、排出中に裂開式膜状キャップ16に結合していることができる。裂開式膜状キャップ16(具体的にはヒンジ39)は、タンポン14が、その排出以前の状態における第1位置(図1a)から、その部分的に排出された女性用衛生製品50の状態における第2位置(図3)へ、そして最終的に、その完全に排出された女性用衛生製品50の状態(図4)における第3位置へ位置を変化させるのを助ける。
非限定的な一例において、バッグタンポンである場合のタンポン14は、図4に示すような排出された状態において、膣開口部の横方向の適用範囲を改善できるように女性装用者の膣腔内に配置されており、タンポン14の後縁29は膣腔内にフィットしている。女性の月経期間中にタンポン14を装用する場合、女性装用者の膣壁に接触することは、タンポンの非常に望ましい特性である。経血は、高粘稠性であるか低粘稠性であるかに拘らず、装用者から流れ出るときに女性装用者の膣壁の形状に従う。換言すれば、経血は、女性装用者の膣壁にほぼ沿って流れることがある。図4は、本発明の女性用衛生製品50を使用するとき、膣腔内における横方向の適用範囲がどのように生じるものと予測されるかを示している。
図5は、タンポン14の平面図である。タンポン14は、先端部15を有する挿入端25の反対側に配置された引き抜き端26、タンポン外周52、後縁29、及び引き抜き紐36を有する。本明細書で論じる(図1aに示す)女性用衛生製品50の主な利点とは、タンポン14は、あらゆる配向で(図1aに示す)女性用衛生製品50内へ挿入することができ、及び/又はあらゆる方法(即ち、凹状若しくは凸状)で折り畳むことができ、ひとたび膣腔内へ排出したら、膣腔内で効果的な横方向の適用範囲を提供できるということである。非限定的な一例において、図5に示すようなタンポン14を、タンポン14の引き抜き端26をまずタンポン保持管19の第2端部23(図1a)の中に挿入した状態で配置する場合、タンポン14は、排出して、膣腔内で横方向の適用範囲を提供するであろう。
図6は、女性用衛生製品50の代替実施形態である。裂開領域18が示されている。図7aは、裂開領域18を示す図6の部分図35である。図7bは、女性用衛生製品50の代替実施形態である。裂開領域18が示されている。プランジャー13も示されている。図7cは、タンポン14を部分的に排出している女性用衛生製品50の代替実施形態を示している。女性用衛生製品50の一部分は、突起部30及びヒンジ39を含む裂開式膜状キャップ16を備える。裂開領域18は、裂開式膜状キャップ16の一部分とタンポン保持管19の一部分とを分離させてもよい。
以下に、女性用衛生製品50の各構成要素について詳述する。
I.裂開式膜状キャップ
図1aに関して、一般に、裂開式膜状キャップ16は、タンポン14が長手方向軸線22に沿ってタンポン保持管19を通るときに、タンポンの配向を変化させるのを助ける。裂開式膜状キャップ16は、頂部42、底部38、及びヒンジ39(図2)を有する。図3に示すように、裂開式膜状キャップ16の底部38は、裂開領域18及びタンポン保持管19に隣接している。同じく図3に示すように、ヒンジ39は、タンポン保持管19に隣接している。
図2に示すように、タンポン14のタンポン保持管19から排出以前、裂開式膜状キャップ16は、タンポン14の第1端部の少なくとも一部分の上方に配されている。排出以前の状態及び排出状態において、タンポン14の少なくとも一部分は、裂開式膜状キャップ16に結合している。非限定的な一例において、潤滑剤が裂開式膜状キャップ16及び/又はタンポン14の一方又は両方の上に配置されているので、裂開式膜状キャップ16は、排出以前の状態においてタンポン14に直接的に隣接していない。タンポン14を膣腔内へ挿入する間の快適性を高めるために、潤滑剤を使用することができる。
図1aに関して、裂開式膜状キャップ16の底部38は、2つの領域を含む。底部38の第1領域は、裂開領域18に隣接している。底部38の第2領域は、ヒンジ39を含み、タンポン保持管19に隣接している。裂開領域18は、裂開式膜状キャップ38の外周20のかなりの部分に位置している。故に、タンポン14をタンポン保持管19から排出する際、裂開領域18の形態は、裂開式膜状キャップ16に含まれるヒンジ39によって、裂開式膜状キャップ16の第2領域の底部38をタンポン保持管19に固着したままにすることができる。換言すれば、ヒンジ39は、裂開領域18の存在しない領域(単数又は複数)に位置している。
図2に関して、排出中に裂開式膜状キャップ16がタンポン14に結合したままであり、タンポン14が長手方向軸線22に沿ってタンポン保持管19を通るときにタンポン14の配向を変化させることを助ける限りにおいて、裂開式膜状キャップ16は、タンポン保持管19の第1端部17に隣接したいかなる位置に配置されてもよく、タンポン14までいかなる距離をおいて配置されてもよい。一実施形態では、図2に見られるように、裂開式膜状キャップ16の一部分がタンポン14の先端15の上方に配置されている。裂開式膜状キャップ16は、タンポン14に近接近していてもよい。多くの実施形態において、裂開式膜状キャップ16は、裂開式膜状キャップ16全体とタンポン14との間の距離がゼロとなるように、タンポン14と接触していることができる。
裂開式膜状キャップ16の形状、大きさ、又は構成は、裂開式膜状キャップ16がタンポン14に結合したままであり、タンポン14の排出中にタンポン14を再配向する限りにおいて、変化してもよいことを本明細書においてさらに付記する。裂開式膜状キャップ16は、裂開式膜状キャップは、タンポン14の排出を妨げなければ、それが取り得る大きさ又は形状によって制限を受けることが全くない。当業者であれば、本明細書の特許出願において提示されたものに関する明らかな異形を容易に認識するであろう。いずれかの形状が効果的に働き、タンポン14を裂開式膜状キャップ16に結合してタンポン14を再配向するのに十分且つ適切に役立つ限りにおいて、裂開式膜状キャップ16の形状は、円形、正方形、方形、三角形、弧形、湾曲形、又は考え得る他のいかなる可能な形状であってもよいことを当業者は推測することができる。
図1bに示すように、裂開式膜状キャップ16の上面図は、女性用衛生製品50の頂部にて実質的に閉じた末端形状を形成する。この丸みを帯びた形状は、アプリケータを膣腔内に挿入するのを助けるために有用である。
裂開式膜状キャップ16はまた、当該技術分野において既知のいかなる方法で補強されてもよい。裂開式膜状キャップ16は、フィルム厚を変化させることにより、フィルム厚を追加することにより、シールされたフィルムを重ね合わせることにより、及び/又は当該技術分野において既知の他のいずれかの補強手段により補強することができる。
図3に関して、裂開式膜状キャップ16は、ヒンジ39を備える。ヒンジ39は、裂開式膜状キャップ16の底部38に位置している。ヒンジ39は、裂開式膜状キャップ16とタンポン保持管19とを固定的に取り付ける。換言すれば、ヒンジ39は、タンポン保持管19の第2先端部46に近接して配置されている。ヒンジ39は、裂開領域18を全く含まない。排出中に裂開領域18が裂開した後、ヒンジ39は、裂開式膜状キャップ16がタンポン保持管19に固定的且つ可撓的に結合したままとなるように補助する。ヒンジ39は、タンポン14の再配向も補助する。故に、裂開式膜状キャップ16のヒンジ39は、タンポン保持管19に恒久的に結合した裂開式膜状キャップ16の可撓性部分である。その上、ヒンジ39は、伸張性であり得る。非限定的な一例において、ヒンジ39は、裂開式膜状キャップ16とタンポン保持管19とを連結する可動部であり得る。
ヒンジ39の形状又は構成は、ヒンジ39が恒久的にタンポン保持管19に連結している限りにおいて、変化してもよいことを本明細書においてさらに付記する。具体的には、ヒンジ39は、タンポン14の排出以前、排出時、及び排出後の間にタンポン保持管19に結合したままでなければならない。ヒンジ39は、それが取り得る大きさ又は形状によって制限を受けることが全くない。但し、ヒンジ39は、タンポン14の指向的な排出を妨げず、ヒンジ39は、タンポン14を排出するために十分に可撓的なままであるものとする。当業者であれば、本明細書の特許出願において提示されたものに関する明らかな異形を容易に認識するであろう。いずれかの形状が効果的に働いて十分且つ適切に可撓性をもたらし、裂開式膜状キャップ16とタンポン保持管19とを結合できる限りにおいて、ヒンジ39は、円形、正方形、方形、三角形、弧形、湾曲形、又は考え得る他のいかなる可能な形状であってもよいことを当業者は推測することができる。一実施形態において、ヒンジ39は、ヒンジ39の両側に裂開領域18を有する。
a.裂開式膜状キャップの材料
何らかの特定の理論に束縛されるものではないが、裂開式膜状キャップ16は、ポリエチレン;デュラフォルム(duraform)ポリアミド;プラスチック;紙;厚紙;堆肥化可能な分解性熱可塑性材料、典型的には、水分散性又は水溶性材料;生分解性材料;及び当該技術分野において既知の他の材料から作られてもよい。例えば、裂開式膜状キャップ16は、螺旋状に巻いた板紙構造で構成し、ろうなどのコーティング材を外側にコーティングすることができる。アプリケータは、トイレに流すことができてもよく、又はごみ箱に捨ててもよい。裂開式膜状キャップ16はまた、いかなる種類の平面的な可撓性フィルム、又は他の変形可能な基材で作られてもよい。裂開式膜状キャップ16を作るために用いられる典型的なフィルム材は、平滑な又はエンボス加工されたシート形状基材であってもよい。
フィルム材は、単一層若しくは平面的な積層体であってもよく、あるいは、例えばフィルムを形成するための重ね継ぎ若しくはエッジ間突合わせ継ぎ(edge-to-edge butt joints)など、2つ又はそれ以上のフィルム材を水平な並列配置で互いに結合させた連結構造体から成ってもよい。このような結合材は、溶接部又は継ぎ目を残してもよいものの、このような溶接部の長さ、幅、及び高さを最小限にするよう注意を払うべきである。
フィルムは、以下の基材及び樹脂の1つ以上で作られてもよい:ポリオレフィン類;セルロースエーテル類、エチルセルロース類、及びメチルセルロース類を含むセルロース材料及び誘導体;酢酸セルロース類、ギ酸塩類、ビニルポリマー誘導体類、又はより典型的にはセロファン及び/若しくはポリエチレン類を含むセルロースエステル類;ポリプロピレン類;ラテックス;ナイロン;ポリエステル類;及びポリスチレン類。その他の幾つかの樹脂及びフィルムとしては、ポリラクチド類、ポリエステルアミド類、脂肪族エステル類、脂肪族−芳香族コポリエステル類、ポリヒドロキシアルカノエート類、ポリアルキレンスクシネート、ポリビニルアルコール類、セルロース系ポリマー類、デンプン系材料、及び/又はポリカプロラクトンが挙げられる。ポリエチレン類及びポリプロピレン類などのポリオレフィン及び/又は生分解性フィルムが典型的である。ポリオレフィン類はまた、「プラスチックとフィルム(Plastics and Films)」、第2章、J.H.ブリストン(J.H. Briston)、第3版、1988年発行、ラングマン・サイエンティフィック&テクニカル(Langman Scientific & Technical)において議論及び定義されている。
裂開式膜状キャップ16は、多孔性、微小多孔性、又は非多孔性であってもよい。裂開式膜状キャップ16は、気体透過性及び/又は水透過性であってもよい。裂開式膜状キャップ16は、疎水性又は親水性;熱可塑性;熱硬化性、水溶性;水解性;又は水分散性であってもよい。裂開式膜状キャップ16は、熱に曝すと同時に、又は加圧若しくは減圧すると同時に縮んでもよい。これらの性質を示す幾つかのフィルムは、ポリプロピレン類などの、一軸又は二軸延伸フィルムである。
裂開式膜状キャップ16を作るために用いられるフィルムは、注入成形、押出成形、又は吹込み押出成形法など、当該技術分野において既知のいかなる方法で作られてもよい。裂開式膜状キャップ16は、親水性、疎水性、摩擦係数、ヒートシール特性、気体透過性、水透過性、色彩、触感、及び/又は香りなど、フィルムの特性を変化させることがある機能的なコーティングを一表面又は各表面に有してもよい。
フィルムは、高伸張性のフィルムであってもよい。高伸張性のフィルムは、破断時に、機械方向において少なくとも150%、典型的には200%〜1000%、又は350%〜850%の伸びを有する。典型的には、破断時における機械横方向の伸びは、上述したものと同じ範囲内である。典型的な材料の例は、クロペイ(Clopay)から入手可能なポリエチレンDH215であり、これは、破断時に機械方向において約630%及び機械横方向において約765%の伸びを有する。百分率は、少なくとも5つの試料の平均百分率である。当業者は、ASTM D882を使用しており、破断時における伸びを容易に決定することができる。
b.裂開式膜状キャップの材料厚
裂開式膜状キャップ16の厚さの変化は、いずれかの好適な既知の手段によって測定することができる。広い領域に関しては、はさみ尺、又は米国特許第6,231,556号(オズボーン(Osborn)、2001年5月15日発行)に開示される方法が好適である場合がある。狭い領域に関しては、例えば、裂開式膜状キャップ16を硬化性樹脂内にはめ込み、このはめ込まれた裂開式膜状キャップ16の薄い断面スライスを作り、例えば走査型電子顕微鏡を使って、この横断面における裂開式膜状キャップ16の厚さ又は太さを測定するといった、より微細な技術が必要である。
フィルムは、典型的には、裂開式膜状キャップ16の形成前に均質又は多様な初期厚さを有し、約1〜約200ミクロンである。この厚さは、約5〜約100ミクロン、約10〜約75ミクロン、約15〜約50ミクロン、又は最も典型的には約20〜約40ミクロンであってもよい。このフィルム厚は、本明細書で定めた通りに測定したキャリパーである。
フィルム厚の変化は、製造中にフィルムをエンボス加工すること、ベースフィルムに様々な厚さの押出成形コーティングを施すこと、フィルムを2つ又はそれ以上の異なる厚さの基材から作り出すこと、又はフィルムを結合することなど、多くの技術によって生み出すことができる。ある領域から隣の領域までのフィルム厚の変化は、大きくても小さくてもよい。例えば、様々な厚さの領域は、典型的には裂開式膜状キャップ16の全表面の約5%未満、約3%未満、約1%未満、又は約0.5%未満でさえある。
フィルム厚は、裂開式膜状キャップ16とタンポン保持管19との間で変化してもよい。幾つかの実施形態では、裂開式膜状キャップ16は、タンポン保持管19よりも薄い。裂開式膜状キャップのフィルムは、全く厚さを有さない裂け目、及び単一又は複数の裂け目を有してもよい。裂け目としては、穴、穿孔、スリット、間隙、空隙、開口部、刺し穴、亀裂、開口、孔などを挙げてもよい。
c.裂開式膜状キャップの平均最大伸張
裂開式膜状キャップ16の平均最大伸張とは、裂開式膜状キャップ16が裂開する前にどの程度まで伸びるかの尺度である。裂開式膜状キャップ16の最大伸張の瞬間は、タンポン14がタンポン保持管19を通過する際に、カメラ及び/又は撮影ビデオによって観察され、典型的には、裂開式膜状キャップ16の裂開の瞬間である。フィルムの平均最大伸張は、女性用衛生製品50の縁部の最高点から裂断線まで測定した距離であり、これはタンポン14の全長の百分率として示すことができる。フィルムが真っ直ぐでない線に沿って裂断する場合、裂開式膜状キャップ16は裂断の瞬間に不均一な長さを有するので、この瞬間における裂開式膜状キャップ16の平均長は、上記の地点を均等化するように取られる。
例えば、平坦な底部引き抜き端から丸い先端部の頂部まで6cmの全長と、裂開式膜状キャップ16の2cmの平均最大伸張(女性用衛生製品50の縁部までの裂開線の平均長)とを有するタンポン14の装置に関して、本明細書で定義したように露出されるタンポン14の百分率は、(6cmー2.0cm)/6cm×100%=66.6%である。本発明の一実施形態では、装置は、裂開式膜状キャップ16の平均最大伸張点を越えると、タンポン14の少なくとも20%が露出されるような装置である。本発明の目的上、タンポンを一定速度で女性用衛生製品50から押すと同時に、タンポンを押し始めた時間(t0)及び上記の通りに観察された裂開式膜状キャップ16が裂開する時間(tr;即ち、フィルムが裂開部を形成する最初の段階)を記録することによって、裂開式膜状キャップ16の平均最大伸張を容易に決定することができる。そして次に、経過時間tr−t0及び既知の速度から、裂開式膜状キャップ16の最大伸張/裂開の平均地点(長さ)を計算することができ、またタンポン14が露出された割合を上記のように計算することができる。
典型的には、この百分率は少なくとも30%、少なくとも40%、又は本明細書のある実施形態では、少なくとも50%、又は少なくとも60%ですらある。
均一に形成することができ、タンポン排出中に裂開式膜状キャップ16の最大伸張を越えて高い割合のタンポン14を露出させることができる、降伏可能な伸縮性プラスチックフィルム(stretchable plastic yieldable film)を伸張することによって裂開式膜状キャップ16を形成することは有益であり、これは典型的には低排出力のみを必要とする。したがって、本発明の典型的な実施形態は、典型的には低い排出力のみを必要とする降伏可能な伸縮性プラスチックフィルムで作られた裂開式膜状キャップ16を有する装置である。結果として得られる裂開式膜状キャップ16は、典型的には、フィルムよりも可塑的に伸張性又は伸縮性が低い。このような降伏可能な伸縮性又は可塑性フィルムを用いることにより、裂開式膜状キャップ16の最大伸張時に、タンポン14の約50%、約60%、約70%、又は約80%超過を露出させてもよい。降伏可能な伸縮性プラスチックフィルムで裂開式膜状キャップ16を作り、その後、形成した裂開式膜状キャップ16を伸縮性を低下させるための工程(例えば、プラスチック降伏を引き起こすためのひずみ硬化工程)に送ることによって、これらの結果を得てもよい。伸張/タンポン移動の間に裂開式膜状キャップ16がひずみ中性(strain neutral)又はひずみ硬化性である場合、力は、フィルムがさらに伸びて、フィルム裂開時に最大の力に達したときに高まる。
d.最大排出力
最大排出力は、典型的には、装置が裂開式膜状キャップ16の最大伸張点に達した瞬間に生じる。しかし、裂開式膜状キャップ16がひずみ軟化性であれば、この最大排出力は、裂開式膜状キャップ16が裂開する前に生じることがある場合もある。フィルム裂断の瞬間の最大排出力及びそれと同時に行われる観測は、ディロンフォースゲージ(Dillon Force Gauge)(メクメジンAFG50N(Mecmesin AFG50N))、又はピーク力即ち「最大排出力」を測定できる同様の計器を用いた装置の中に、本発明の装置を配置することにより測定してもよい。ピーク力の測定方法については、機器の操作マニュアルの手順にしたがって測定を行う。
フォースゲージは、ロードセルの「足部」が水平方向に移動するように配向され、フォースゲージを台に取り付け、試験中にフォースゲージを固定したまま維持する。推進式可動水平スライダー(propelled, movable horizontal slider)を、フォースゲージの片側にて台に固定し、リニアアクチュエーターにより制御する。女性用衛生製品50の直径に一致するように調整された内径を有する繋留されたアプリケータクランプを、スライダーに取り付ける。クランプは、女性用衛生製品50を変形させず、試験中にタンポン保持管19を固定して保持するために使用される。
入れ子式の管装置を使用する場合、タンポン保持管19は、アプリケータクランプによってスライダーに繋留され、プランジャー13は、タンポン保持管19の中で尚も自由に滑動できる。プランジャー13の長手方向軸線とフォースゲージのロードセル軸線とが互いに一列(この場合は水平線)になるように、スライダー及びフォースゲージを台の上に並べる。プランジャー13の非排出端を、ロードセルの「足部」と向かい合うように配置する。
スライダーを作動させると、スライダーは、装置をロードセル足部の方へ進ませる。装置の一定の速度設定(7.5cm/秒の速度は、本発明の装置の試験を行うための代表的な速度である)で測定を行う。スライダーがロードセルの足部に向ってプランジャー13の末端部と係合するとき、プランジャー13はタンポン保持管19の中で移動し始め、最初にタンポン14の底部と係合し、次に裂開式膜状キャップ16を通してタンポン14を排出させる。その間、フォースゲージは排出力を測定するだけでなく、最高排出力を捉える。タンポン14をタンポンアプリケータ10から排出した後、操作者が手動でスライダーの電源を切ることにより、又は電源を切ることのできる他の何らかの形式の制御を使用することにより、スライダーは、フォースゲージに向う動作を止める。
機器は、最大排出力の読み取り値を示す。機器をタイマーに接続することにより、プランジャー13が最初にタンポン14の底部に係合する時間を計算するために規定された実験開始時間と裂開時間とを観察し、それによって裂開の瞬間における裂開式膜状キャップ16の伸張を計算することもできる。本発明の装置に関して、最大排出力は、典型的には、約2500グラム重量未満、約2000グラム重量未満、約1500グラム重量未満、約1000グラム重量未満、又は約700グラム重量未満ですらある。一般に、装置は、裂開式膜状キャップ16を裂開させ、裂開式膜状キャップ16を通してタンポン14を排出するために、約700グラム重量〜約2500グラム重量の最大排出力を有する。
II.裂開領域
主に図3に関して、裂開領域18は、裂開式膜状キャップ16の一部分とタンポン保持管19の一部分とを分離させる。裂開領域18は、タンポン保持管19の少なくとも一部分に隣接している。裂開領域18が裂開するとき、裂開式膜状キャップ16の一部分は、タンポン保持管19の一部分から分離する。裂開式膜状キャップ16のうち裂開領域18を全く有さないその他の部分は、ヒンジ39によってタンポン保持管19の第2先端部46に結合されたままである。
裂開領域18は単一の裂開線を有することが望ましく、裂開線は、裂開式膜状キャップ16又はタンポン保持管19の外周20を完全には取り囲まず、裂開領域18を全く有さない部分を残しておく。裂開領域18を有さない(単数又は複数の)領域(即ち、ヒンジ39)により、裂開式膜状キャップ16は、結果としてタンポン保持管19に結合されたままとなる。
裂開領域18は、フィルム厚、細い線、穿孔、スリット、又は斑点における変化があってもよい。これらは連続的な裂開、不連続的な裂開、又は両方の組み合わせであってもよい。図2は、裂開式膜状キャップ16の底部38の一部分とタンポン保持管19の第1先端部45の一部分との間に位置する裂開領域18を不連続的な穿孔の形態で有する、女性用衛生製品50を示している。
裂開領域18は、C形、円錐形、斜め模様、弓形、放物線状、円形、及び半球形を含むいかなる模様であってもよい。図1aは、上下逆さまのU形領域として裂開領域18の模様を示している。図7bに関して、裂開領域18の模様は、S形に似ている。別の非限定例において、裂開領域18は、ジグザグ、M形、又は裂開してタンポン14を排出させるいずれかの模様であり得る。
裂開領域18の幅、長さ、及び厚さは、変化してもよい。裂開領域18は、厚さが変化してもよい。図6は、様々な度合いの厚さを有する裂開領域18を表すアプリケータ装置を示している。図7aは、裂開領域18の拡大図を含む部分図を示し、裂開領域18の厚さの変化及び薄さの変化を示す。
III.タンポン保持管
主に図1aに関して、タンポン保持管19は、好ましくは第1端部17、第1端部17の反対側の第2端部23、及び指把持部12を有する細長い中空の管である。主に図2に関して、第1端部17は、第1先端部45と第2先端部46とを含む。タンポン保持管の第1先端部45は、裂開領域18に隣接している。第2先端部46は、裂開式膜状キャップ16、具体的にはヒンジ39に隣接している。
図1aに関して、女性用衛生製品50の製造業者は、タンポン保持管19の構成を変更してもよい。タンポン保持管19の構成は、好ましくは裂開式膜状キャップ16、具体的にはヒンジ39を繋ぎ留めるように創られる。ヒンジ39及び裂開式膜状キャップ16は、タンポン14を膣腔内に挿入する前、挿入するとき、又は挿入した後、裂開式膜状キャップ16が外れないように繋ぎ留められなければならない。
図3に関して、タンポン保持管19の形状又は構成は、タンポン14の排出中に少なくとも裂開式膜状キャップ16のヒンジ39がタンポン保持管19に結合したままである限りにおいて、変化してもよいことを本明細書においてさらに付記する。当業者であれば、本明細書の特許出願において提示されたものに関する明らかな異形を直ちに認識するであろう。タンポン保持管19は、いずれかの好適な断面形状であり得る。好適な断面形状としては、円形、楕円形、平たい円形、及び長円形が挙げられるが、これらに限定されない。タンポン保持管19は、好ましくは円形の断面形体を有する。
アプリケータの目的は、女性装用者の膣腔内においてタンポン14の横方向の適用範囲を達成することである。何らかの特定の理論に束縛されるものではないが、排出中、タンポン14が図示された女性用衛生製品50の独特の設計によって方向付けられるとき、横方向の適用範囲が最もよく得られるものと本明細書では考える。
タンポン保持管19は、現在使用されているタンポンアプリケータにおいて用いられる種類の、当該技術分野において既知の他のタンポン保持管と同様の材料で構成することができる。その他のこのようなタンポン保持管の例は、米国特許第5,346,468号(キャンピオン(Campion)ら、1994年9月13日発行)及び米国特許第5,558,631号(キャンピオン(Campion)ら、1996年9月24日発行)に開示されている。代替実施形態において、タンポン保持管19は、2つの層を含む。第1層は、第2層と同じ又は異なる材料で作ることができる。第1層は、第2層の少なくとも一部分と接触している。
IV.タンポン
図5に関して、タンポン14は一般に、流体を吸収するために、又は薬剤若しくは水分などの活性物質を送達するために、膣管又は体の他の空洞に挿入されるいかなるタイプの吸収性構造体をも指す。一般に、2種類のタンポン14: 1)自己維持タンポン及び 2)流体透過性バッグタンポンがある。図1aに関して、自己維持タンポン14又は流体透過性バッグ14は、タンポン保持管19内に収容してもよい。
図5に関して、タンポン14の1種類目は、自己維持タンポンである。タンポン14は、使用前にその全般的な形状及び大きさを維持する傾向にあるという点において、一般に自己維持的である。タンポン14は、挿入端25の反対側に配置された引き抜き端26を有する。挿入端25は、先端部15を有する。タンポン14の形状は直線であっても、又は長手方向軸線に沿って湾曲するような非直線であってもよい。典型的な自己維持タンポン14は、先端部15の頂点から引き抜き端26まで長手方向軸線に沿って測定した長さが40〜60mmである。典型的な圧縮タンポンは、円筒形の最大横断面に一致する幅が10〜16mmであるが、幅は長さに沿って変化してもよい。
2種類目のタンポン14は、容易に変形可能な流体透過性バッグである。流体透過性バッグはまた、吸収性のチップ、球体、又は繊維から成る容易に変形可能な流体透過性バッグであり得、流体透過性バッグは、7kPa(毎平方インチ当たり1ポンド(以下「psi」)未満の力で容易に変形可能である。タンポンは、202.7kPa(3psi)未満の圧力で実質的に変形可能である。タンポン14は、タンポンの外周52、挿入端25、及び引き抜き端26を有する。流体透過性バッグの引き抜き端26は、後縁29を有する。本明細書における好ましい一実施形態では、タンポン14は、流体透過性バッグ様のタンポンである。引き抜き紐36は、当該技術分野において慣例的であるように、タンポン14の引き抜き端26に取り付けられてもよい。
本発明で流体透過性バッグタンポン14を使用する場合、タンポン14は、タンポン保持管19から排出される前に30%広がるであろう。
流体透過性バッグ14は、同時係属特許出願第001987654号、名称「高変形性タンポン(Highly Deformable Tampon)」(オズボーン(Osborn)ら、2003年5月18日出願、整理番号9500)においてさらに詳細に論じられている。
V.プランジャー
主に図2に関して、プランジャー13は、プランジャー13をタンポン保持管19の中に手動で押し込むときにタンポン14をタンポン保持管19内におけるその位置から排出するために用いられる構成要素を備える。タンポン保持管19を膣腔内に配置したとき、プランジャー13は、通常はその操作位置まで引き出される。次にプランジャー13は、タンポン保持管19の第2端部23に向ってタンポン保持管の中に入れ子式に引っ込められ、第1端部17を通してタンポン14を押し、タンポン14を排出させる。
プランジャー13は、この目的に適したいかなる種類の構成要素でもあり得る。プランジャー13は、現在使用されているタンポンアプリケータにおいて用いられる種類のプランジャーと同じように構成することができる。好適なプランジャーの例は、米国特許第5,346,468号(キャンピオン(Campion)ら、1994年9月13日発行)及び米国特許第5,558,631号(キャンピオン(Campion)ら、1996年9月24日発行)に開示されている。
プランジャー13は女性用衛生製品50と共に使用するための任意の構成要素であること、仮にプランジャー13を省略しても、即ち、装用者は指でタンポン14を挿入し、女性用衛生製品50を貫いて押さなければならないが、女性用衛生製品50は十分に機能的であることも理解されたい。
VI.代替実施形態
図7cに示すように、突起部30は、裂開式膜状キャップ16上に位置してもよい。突起部30は、裂開式膜状キャップ16上のどこに位置してもよい。非限定的な一例において、図7cに示すように、突起部30は裂開式膜状キャップ16の末端部に位置しているが、突起部30は、どこに位置してもよい。
非限定例において、突起部30は、裂開式膜状キャップ16の底部にて内側に配置されている。タンポン14をタンポン保持管19から排出するとき、突起部30は、タンポンが裂開式膜状キャップ16に結合しているように支援する。排出中にタンポンを裂開式膜状キャップに確実に結合させるための突起部(単数又は複数)による付加的接続があるので、突起部(単数又は複数)は、膣の適用範囲を確保する。プランジャー13はまた、裂開式膜状キャップ16を伸張させてもよい。裂開式膜状キャップ16の基部に位置している突起部30は、タンポン保持管19から排出される間に拡大する順応性タンポン14にとって特に有用である。
非限定的な一例において、裂開式膜状キャップ16及びタンポン保持管19は、1つの連続的なフィルム又はシートであってもよい。別の非限定例において、裂開式膜状キャップ16及びタンポン保持管19は、裂開式膜状キャップ16と同じフィルム又はシートであってもよい。
「発明を実施するための最良の形態」において引用したすべての文書は、関連する部分において、参考として本明細書に組み込まれるが、いずれの文書の引用も、本発明に関する先行技術であることの容認と考えられるべきではない。
本発明の特定の実施形態を例示し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
その排出以前の状態においてタンポンを有する女性用衛生製品の側面図。 図1aの女性用衛生製品の上面図。 図1aの線2−2に沿った断面図。 部分的に排出された状態における女性用衛生製品の側面図。 本発明のアプリケータによってタンポンを排出した後、女性装用者の膣腔内に適合しているタンポンの平面図。 タンポンの平面図。 女性用衛生製品の代替実施形態の側面図。 図6の部分拡大図。 排出以前の状態における女性用衛生製品の代替実施形態。 部分的に排出された状態における女性用衛生製品の代替実施形態。

Claims (3)

  1. a.)タンポン外周、及び先端部を有する挿入端の反対側に配置された引き抜き端を備えるタンポンと、
    b.)タンポン保持管に恒久的に結合した裂開式膜状キャップを備えるタンポンアプリケータと、を備える女性用衛生製品であって、
    前記タンポン保持管は、中空内部、内面、外面、外周、長手方向軸線、膣腔内に挿入するための寸法に作られた第1端部、及び前記第1端部の反対側に配置された第2端部を備え、
    前記タンポンは、前記タンポン保持管内で前記タンポン保持管の前記中空内部の中に収容され、排出以前の位置において、前記タンポン保持管の前記長手方向軸線と略同心であり、
    前記裂開式膜状キャップは、前記裂開式膜状キャップと前記タンポン保持管との間に位置する裂開領域に隣接する第1領域と、前記裂開式膜状キャップと前記タンポン保持管とを取り付けるヒンジを含み前記タンポン保持管に隣接している第2領域と、を有する底部を含み、
    前記裂開式膜状キャップは、前記タンポンの前記挿入端の少なくとも一部分を覆い、且つ、前記タンポンを前記タンポン保持管から排出する間、前記裂開式膜状キャップが前記タンポンの前記挿入端の少なくとも一部分と結合したままであり、それにより、前記タンポンを前記タンポン保持管から排出する間に、前記タンポンが前記ヒンジを介して前記タンポン保持管に結合した前記裂開式膜状キャップに接触し、それにより、前記タンポンを前記タンポン保持管の前記長手方向軸線に対して略非同心となる方向に再配向することを特徴とする、女性用衛生製品。
  2. 前記タンポンが、流体透過性バッグと前記流体透過性バッグの中に粗く分散させた吸収材料とを備えることを特徴とする、請求項1に記載の女性用衛生製品。
  3. 前記タンポンアプリケータが、前記タンポン保持管の前記中空内部の中に滑動可能に装着されたプランジャーをさらに備え、前記プランジャーが、前記タンポン保持管の前記第1端部を通して前記タンポンを排出するように適合されることを特徴とする、請求項1または2に記載の女性用衛生製品。
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