JP4544623B2 - 再利用可能部材の利用可能性識別機構 - Google Patents

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Description

本発明は、再利用(以下、リユースと略称する)可能部品を組み込んだ機器における再利用可能部材の利用可能性識別機構に係り、特に、複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの電子写真装置における軸受等の再利用可能部材が、これら再利用可能部材を組み込んだ機器の解体時に再利用(リユース)が可能か否かを識別できるようにした機構に関するものである。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの電子写真装置やパソコン、家庭用電気製品等の大量生産、大量消費製品においても、環境保護や原材料のリサイクルの観点から、再利用できる部品については製品の廃棄・解体時に回収して再利用できるようにすることが要望されている。しかしながら従来のこういったOA製品のリサイクルは、材料リサイクル(樹脂を原料のペレットとして再生する)やサーマルリサイクルが主流で、信頼性や手間の問題から、部品そのものの再利用はメーカー主導型ではあまり実施されていないというのが実状であった。
すなわち例えば電子写真装置においては、給紙カセットなどに収容された転写材(記録媒体)をピックアップする給紙ローラ、この給紙ローラでピックアップされたり手差し給紙部から給紙された転写材を感光体方向に送る中間ローラなどの転写材搬送用ローラの軸受には、例えば特許文献1に示されたように、軸受と軸受保持装置とを別体で構成し、価格を抑えるために樹脂製の軸受や、内部にオイルを含浸させて循環させられるようにした焼結合金性の滑り軸受が用いられているが、こういった転写材の搬送ローラは転写材を挟持するために通常一方向から押圧されて、その軸受にも一方向からの応力がかかっているものが多い。そのためこういった軸受は、一定期間の使用によって特定部位に、樹脂の場合は摩耗が、焼結合金軸受では磨耗量は比較的少ない代わりに、焼結合金における冶金の粉末の粒子破片やホコリによる異物によって焼結合金の目詰まりが発生する。
しかしながら、焼結合金軸受において目詰まりが発生すると、焼結合金内のオイルが循環しなくなり、焼結合金とシャフトの間の摩擦抵抗が増大して焼結合金の磨耗を引き起こす。また、焼結合金のカケラやゴミは、焼結合金の目詰まりを促進してますます焼結合金の寿命を短くし、さらに、焼結合金の粉末が焼結合金オイルに混ざると、オイルの粘度を上昇させて、このことも焼結合金のオイル循環を阻害して焼結合金の寿命を短くする。そして、焼結合金が磨耗することで相手部材のシャフトの磨耗も引き起こし、トルクUPや異音の原因になってリユースをも阻害する。
この場合、焼結合金では、汚れたオイルを交換すればある程度はこういったことが回避されるが、焼結合金内に残った異物(焼結合金のカケラ、砂)は圧着されてしまう為、洗浄により簡単に除去することはできない。しかも焼結合金のオイル交換は、真空容器にリユース予定の焼結合金軸受を入れ、汚れたオイルを抜いた後に真空状態から新しいオイルを注ぐ、ということを繰り返す必要があり、リユースに大きな手間が生じてしまう。
したがって、このように摩耗や目詰まりが生じた軸受をそのまま用いると、機器の信頼性が落ちてしまう。しかしながら、前記したように一定方向からのみ応力がかかる部材でその応力のかかる部位のみにこういった摩耗や目詰まりが生じる場合、その摩耗や目詰まりが生じた部位をさけて再利用できれば、その部位に再度摩耗やめ詰まりが発生するまでその部品は十分利用できるものが多い。
また、現状において前記したようなOA製品は、出荷されてから回収されるまでに5年、或いはそれ以上の非常に長いサイクルを有しており、さらに、一般的に戻された機械を解体するのは製造したメーカーとは異なる別会社となる可能性が高い。そのため、こういった解体、リユースは、部品に対する知識のない人間でも容易におこなえるようにする必要がある。
すなわち、再利用可能部品を組み込んだ製品を解体するとき、組み込まれている再利用可能部品が過去に何回使われ、今後も利用可能であるか否かを一目で判別できなくては、解体に時間がかかるばかりでなく、もはや利用できない部品が再利用可能部材として用いられれば、機器の信頼性は大きく落ちてしまう。
そのため例えば特許文献2には、製品を解体したとき、ギアや滑り軸受などの駆動力伝達機械要素がリユースに耐えられるかどうかを簡単に判断できるようにするため、ギアの側面や軸受の外径部分に、摩耗量またはその摩耗量に余寿命を含めた摩耗量を見込んだ目安形状部や目安孔を設けることが示されている。
特開平4−181019号公報 特開平11−13858号公報
しかしながら特許文献1に示された技術は、単に軸受の回り止めを簡単な手段で行う技術が開示されているだけで、軸受をリユースする手段については開示されていない。また特許文献2に示された技術では、ギアや軸受に摩耗量、またはその摩耗量に余寿命を含めた摩耗量を見込んだ目安形状部や目安孔を設ける必要があり、それだけギアや軸受のコストが上昇してしまう。また、リユースできるかどうかは、人が目視で判断する必要があり、なれない人や部品に対する知識のない人が判断した場合、リユース部品の品質にバラつきが生じる恐れがある。さらに、前記したように一方向から応力を受けてその部分の摩耗が進むような軸受の場合、応力の受けるところを避けて使用すればまだ使える部品も、目安孔部まで摩耗が進んでいる場合は廃棄され、使える部品がリユースされない可能性が生じる。
そのため本発明においては、廃棄、解体される製品の中からリユース可能部品を部品に対する知識のない人でも容易に識別して分類でき、かつ、新たな機器への組み込みも容易におこなえることができると共に、例えば前記したような樹脂や焼結合金を利用した軸受などのリユースにあたっては、摩耗の進んでいない部位が新たに応力を受けるよう組み込めるようにした、再利用可能部材の利用可能性識別機構を提供することが課題である。
上記課題を解決するため本発明においては、
製品側に組み込まれた装着部材を介して再利用可能部材を組み込んだ機器における再利用可能部材の利用可能性識別機構であって、
前記再利用可能部材は軸受であり、前記装着部材は中間部材を介して前記軸受を支持する軸受支持体として構成され、前記軸受支持体の内周に軸受が支持され、前記軸受支持体の外側に環状体に形成された中間部材が係合部によって係合され、前記中間部材は前記軸受における再利用回数ごとに前記係合部の位置を異ならせて複数用意されて、前記軸受支持体と係合させた中間部材における係合部位置によって前記軸受の再利用回数を識別できるようにしたことを特徴とする。
そして前記中間部材は、前記軸受における再利用回数ごとに対応した色、識別マークを異ならせるようにすることで、軸受の再利用回数を容易に、誰でも識別できるようになる。
このように、軸受を中間部材を介して軸受支持体に組み込み、中間部材に、軸受支持体との係合部を設けると共に再利用可能部材における再利用回数ごとにこの係合部の位置を異ならせて複数用意することで、中間部材と軸受支持体との係合部位で軸受の再利用回数を容易に識別することができ、軸受の組込み機器の知識の無い作業者でも容易に再利用回数の検知ができる。従って、再利用可能部材の寿命を高い精度で推定可能となることと相俟って、軸受を寿命時期まで使用でき、軸受の破損等による製品機能の低下も防止することができる。また、軸受における再利用回数ごとに対応した色、識別マークを中間部材に設けることで、軸受における利用可能性の識別がさらに容易におこなえるようになる。
さらに、上記課題を解決するため本発明においては、
製品側に組み込まれた装着部材を介して再利用可能部材を組み込んだ機器における再利用可能部材の利用可能性識別機構であって、
前記再利用可能部材は軸受であり、前記装着部材は中間部材を介して前記軸受を支持する軸受支持体として構成され、前記軸受支持体の内周に軸受が支持され、前記軸受支持体の外側に環状体に形成された中間部材が係合部によって係合され、前記中間部材は、前記軸受支持体との係合部を円周方向に複数有して前記軸受における再利用回数ごとに異なった係合部で前記軸受支持体と係合できるようにされて、前記中間部材における軸受支持体との係合部位置によって前記軸受の再利用回数を識別できるようにしたことを特徴とする。
また、前記中間部材は前記軸受の利用回数指示部材を外周に有し、前記軸受が組み込まれる機器側に前記利用回数指示部材の位置に対応した識別記号を設けることも本発明の好適な実施例である。
さらに、前記中間部材には前記軸受支持体と係合する際に、前記軸受支持体に干渉し、前記軸受における再利用回数によって塑性変形する非可逆部材を複数有するように構成することも本発明の好適な実施例である。
このように、軸受を中間部材を介して軸受支持体に組み込み、中間部材に、軸受支持体との係合部を複数設けて軸受における再利用回数ごとにこの係合部の位置を異ならせて係合させることで、中間部材と軸受支持体との係合部位で軸受再利用回数を容易に識別することができ、軸受の組込み機器の知識の無い作業者でも容易に再利用回数の検知ができる。従って、軸受の寿命を高い精度で推定可能となることと相俟って、軸受を寿命時期まで使用でき、軸受の破損等による製品機能の低下も防止することができる。
また、中間部材外周に軸受の再利用回数指示部材を、軸受の組み込み機器側には再利用回数指示部材の位置に対応した識別記号を設けて、軸受支持体への軸受の組込み回数毎に係合部の組込み位置を変えることにより、軸受における利用可能性の識別がさらに容易におこなえるようになる。
さらに、環状体に形成した中間部材に、軸受支持体に干渉して軸受における利用回数によって塑性変形する非可逆部材を設けることにより、軸受を再利用するたびにこの非可逆部材を順次塑性変形或いは切断することで、軸受における利用可能性の識別がさらに容易におこなえるようになる。
本発明によれば、廃棄、解体される製品の中からリユース可能部品を部品に対する知識のない人でも容易に識別して分類でき、かつ、新たな機器へ組み込む場合も容易に組み込むことができると共に、例えば前記したような樹脂や焼結合金を利用した軸受などのリユースにあたっても、摩耗の進んでいない部位が新たに応力を受けるよう組み込むなどのことが容易にできる再利用可能部材の利用可能性識別機構を提供することができる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図18は、本発明になる再利用可能部材の利用可能性識別機構を組み込んだ一例としての電子写真装置における主要構成要素を説明するための概念図である。なお、以下の説明では、本発明を電子写真装置の軸受の場合を例に説明するが、本発明は電子写真装置だけでなく、他の機器に用いても良いことは自明である。図中301は記録紙302を収容した給紙カセットで、この給紙カセット301に収容された記録紙302は給紙ローラ303で一枚ずつ取り出され、分離/フィードローラ304で1枚づつ分離されて搬送路313を通って中間ローラ305に運ばれる。またこの中間ローラ305には、手差し搬送路314から第2給紙ローラ306を介して手差し給紙された記録紙も送られて来るよう構成され、電子写真装置に与えられた指示に従って、記録紙302が選択的にこの中間ローラ305に送られてくる。
307はこの中間ローラ305から送られてきた記録紙302の姿勢を正し、感光体308上のトナー画像形成タイミングに合わせて、感光体308と転写ローラ309で形成される転写位置に記録紙302を送り出すレジストローラであり、この転写位置で感光体308上に形成されているトナー画像を転写された記録紙302は、搬送路315を通って定着ローラ310に送られ、ここでトナー像が記録紙302に定着されて排出ローラ311で機外に排出される。なお、312はこれら給紙ローラ303、中間ローラ305、第2給紙ローラ306、レジストローラ307、感光体308、定着ローラ310、排出ローラ311などへ駆動力を送るモータであり、感光体308の周りには、図示していないが帯電装置、露光開口、現像装置、クリーニングブレード(クリーニング手段)などが配され、さらに分離/フィードローラ304から中間ローラ305まで、中間ローラ305からレジストローラ307まで、感光体308から定着ローラ310まで、定着ローラ310から排出ローラ311までは、図示しない搬送ガイドや搬送ローラが設けられている。
図14は、この図18に示した電子写真装置における中間ローラ305の支持部60、及び給紙ローラ303の支持部70近傍の部分斜視図であり、図15はこの図14におけるB−B線断面図を示している。この図14、図15において、50は電子写真装置における動力伝達機構を配したベースフレームで、61は前記図18に305で示した中間ローラ、21は該中間ローラ61を支持する軸である。また60は、この中間ローラ61の支持部で、前記軸21を支持する軸受1a、中間クラッチ63等によって構成されている。尚、図14、図15において、前記中間ローラ支持部60側には後述する第2実施例に係る中間部材20を装着した形態が示されている。また、71は前記図18に303として示した給紙ローラ、72は給紙ローラ71を支持する軸であり、70はこの軸72を支持する軸受1b、給紙クラッチ73等によって支持する給紙ローラ支持部で、この図14、図15において、給紙ローラ支持部70側には後述する第1実施例に係る軸受支持体10を装着した形態が示されている。
最初に図1〜図3を用いて本発明になる再利用可能部材の利用可能性識別機構の第1実施例を説明すると、この図1〜図3に示した機構は、前記図14、図15における給紙ローラ支持部70に本発明を適用したもので、かかる第1実施例は、図14、図15における中間ローラ支持部60、及び他の軸受装着部にも適用できる。
図中同一構成要素には同一番号が付してあり、図1において1は軸受で、図14における給紙ローラ支持部70に設けられる図15に示した軸受1bに相当し、内周に軸72(図15参照)が回転自在に嵌合される円筒部6、一端側に形成されたつば部4、及び該円筒部6の外周面3に突設された回り止め用の凸部2により構成されている。
図2において、10は装着部材を構成し、前記ベースフレーム50に形成された軸受支持体で、その円筒部130の内周面130aには前記軸受1が嵌合される。この軸受支持体10には、前記軸受1の凸部2が係合される係合溝11a及び11bが、前記円筒部130の周方向に沿って刻設されている。12a及び12bはこの係合溝11a内の外周部及び係合溝11b内の外周部に立設された塑性変形部で、後述するように、前記軸受1の凸部2が前記係合溝11aあるいは係合溝11b内に係合されたとき、該凸部2によって当接面13a、13bが外周側に押し広げられ、塑性変形可能な厚さ及び高さに形成されている。そしてこの係合溝11a及び変形部12aは、再利用可能部材(この例では軸受1)を最初にリユースする時に用いられ、前記係合溝11b及び変形部12bは、再利用可能部材(この例では軸受1)を2回目にリユースする時に用いられるものであり、リユースを3回以上行う場合は、これら係合溝及び変形部を3個以上設ける。
また図3に示したように、前記各係合溝11a及び係合溝11bは、前記凸部2を該係合溝11a、11bに係合したとき、凸部2によって破壊可能な薄膜15aで覆うようにしてもよい。このように構成すると、前記係合溝11a及び係合溝11bが未使用のときは、薄膜15aで覆われているので、各係合溝11a及び係合溝11b内に異物が侵入するのを回避できるとともに、薄膜15aで覆われた各係合溝11a及び係合溝11bが未使用であることを、目視により容易に判別することができる。なお薄膜15aは、両側にノッチ15cを設けてより破壊しやすくしても良く、また、軸受1が嵌合される軸受支持体15の内周面15bには形成しないようにする。
この第1実施例において新品の軸受1を製品に組み込むとき(リユース前)は、この軸受1における凸部2を、軸受支持体10の開放部14の方向になるよう図2の鎖線位置に向け、凸部2によって軸受支持体10に対して軸受1が回り止めされるようにして装着する。そして第1回目のリユース時には、軸受1の凸部2を軸受支持体10における1回目のリユース用の係合溝11aに押し込むと、この凸部2によって変形部12aが外周側に押し広げられて塑性変形せしめられ、軸受1の回り止めがなされるとともに凸部2の係合溝11a内への係合により、軸受1が係合溝11a内に固定される。従って、係合溝11aへの凸部2の係合によって塑性変形された変形部12aは、外部から容易に目視確認でき、当該係合溝11aに係合された軸受1が1回目のリユースであることを特定できる。
そして第2回目のリユース時には、前記軸受1の凸部2を前記1回目のリユース位置から円周方向に回転させ、2回目のリユース用の係合溝11bに押し込んで係合溝11b内に固定する。かかる凸部2の係合溝11b内への係合によって軸受1の回り止めがなされるとともに、該凸部2によって前記変形部12bが外周側に押し広げられて塑性変形せしめられる。従って、塑性変形がなされた変形部12bは外部から容易に目視確認できるとともに、前記1回目のリユース用の係合溝11aの薄膜は破られているので、2回目のリユースであることを容易に特定できる。
従って、かかる第1実施例によれば、リユース部品である軸受1の凸部2を装着部材である軸受支持体10に形成された係合溝11aあるいは11b内に係合し、該凸部2により外側に押し出された変形部12aあるいは12bの塑性変形を目視確認することにより、軸受1が何回目のリユースであるかを、前記電子写真装置の知識の無い作業者でも、容易にかつ正確に検知できる。これにより、軸受1の寿命を高い精度で推定可能となり、軸受1を寿命時期まで使用できると共に、軸受1の破損等による製品機能の低下を伴うことなく製品コストの低下を実現できる。なお、図3に示した実施例では、第1回目のリユース時、凸部2を薄膜15aを破って装着するもので、同様の効果を得ることができる。
図16は、前記第1実施例に係る軸受1が組み込まれた電子写真装置の中間ローラ支持部60、及び給紙ローラ支持部70における軸受荷重の作用方向を示した図であり、図中、F1は前記中間ローラ支持部60用の軸受1に掛る軸受荷重の最大値、F2は前記給紙ローラ支持部70の軸受1に掛る軸受荷重の最大値を示す。すなわちこれら中間ローラ支持部60、及び給紙ローラ支持部70は、前記図18に示したように、中間ローラ305は、記録紙302を挟持するため対向したローラからF1の力を受け、給紙ローラ303は、給紙カセット301に収容された記録紙302側から押し上げる力F2を受ける。
また図17(A)、(B)は、前記軸受荷重F1(あるいはF2)の作用状態での軸受1と軸21(図15参照)との間の軸受すきま21a内におけるオイル(潤滑油)の挙動(潤滑)を示した図で、図17(A)は前記オイルの潤滑が無い場合を示し、この場合は前記軸受すきま21aには油膜がほとんど形成されない。図17(B)は軸受すきま21a内に、オイル(潤滑油)の循環21c(ポンピング作用)がなされている場合であり、この場合は前記軸受すきま21aに一定厚さの油膜が形成される。
そして前記第1実施例によれば、前記したように新品の軸受1を製品に組み込むとき(リユース前)は、凸部2が開放部14の方向(図2の鎖線位置)になるように軸受支持体10に組み込まれ、1回目のリユース時には、軸受1を回転させて凸部2を1回目のリユース用の係合溝11aに係合させ、2回目のリユース時には、軸受1をさらに回転させて凸部2を2回目のリユース用の11bに係合させる、というように、軸受1をリユース毎に回転させて軸受支持体10に組み付けるので、軸受荷重の最大値F1(あるいはF2)が作用する軸受面5の位置がリユース毎に異なる位置となり、同一軸受面5に前記軸受荷重の最大値F1(あるいはF2)がリユース毎に連続して作用するのを回避できる。これにより、図17(B)のような、所望のオイル(潤滑油)の循環21c(ポンピング作用)がなされて軸受1の寿命を延長できる。
図4〜図8、及び図10は本発明の第2実施例を示すもので、前記図14、図15における中間ローラ支持部60に本発明を適用したものである。尚、かかる第2実施例、及び後述する第3〜第5実施例は、図14〜図15における給紙ローラ支持部70、及び他の軸受装着部にも適用できることは前記したとおりである。
図4は第2実施例における中間ローラ支持部60の組立斜視図を示し、図において、22は軸受支持体で、内周に前記第1実施例と同様な軸受1(図示せず。軸受の形状は必ずしも前記軸受1と同様でなくてもよく、種々の軸受を適用可能である)が嵌着されている。
図4〜図8において20は円環状の中間部材であり、図6はこの中間部材20の表側斜視図、図7は裏側斜視図である。図中24dは環状部で、この環状部24dの表側面には90度おきに3個の四角柱状の凸部24a、24b、24cが内周側に突設するよう設けられており、この3個の凸部24a、24b、24cは、後述するように、内周側の突設部が軸受支持体22の溝22a、22b、22c(図10参照)に係合されるようになっている。また環状部24dの裏側には、1個の溝25が刻設され、この溝25は、後述するように、軸受支持体22のリブ23(図4参照)に係合されるようになっている。なお、図6において26は前記環状部24dの表面に刻設されたリユース回数を示す刻印である。
図10はこの軸受支持体22の構造を示したもので、軸受支持体22は円筒部22eに、前記中間部材20の四角柱状の凸部24a、24b、24cが係合される3個の溝22a、22b、22cが90度おきに刻設されており、250は軸類の組込み用の逃げ穴である。そして円筒部22eの内周には、図5に示す軸受1が嵌着されるようになっている。
かかる第2実施例においては前記のように構成された中間部材20を、図8(A)、(B)、(C)に示したように、前記軸受支持体22のリブ23に係合される溝25の位置がリユース回数によって異なるように形成して、複数個設けている。即ち図8(A)は、新品の軸受1を製品に組み込むとき(リユース前)に用いる中間部材20であり、新品の軸受1を製品に組み込むとき(リユース前)、図4に示す軸受支持体22のリブ23にそのまま係合する位置に溝25aが刻設されている。図8(B)は、1回目のリユースに使用する中間部材で、図8(A)の中間部材20に対して円周方向に90度ずれた位置に溝25bが刻設されている。そして図8(C)は、2回目のリユースに使用する中間部材で、図8(B)の中間部材20に対してさらに円周方向に90度ずれた位置(図8(A)の中間部材20に対しては円周方向に180度ずれた位置)に溝25cが刻設されている。
そしてこの中間部材20は、新品の軸受1を製品に組み込むとき(リユース前)に用いる中間部材20(図8(A))、1回目のリユースに使用する中間部材20(図8(B))、2回目のリユースに使用する中間部材20(図8(C))を、例えば図8(A)の中間部材20が赤色、図8(B)の中間部材20が黄色、図8(C)の中間部材20が青色のように、リユース前とリユース回数によって色によって識別するように構成してもよい。あるいは、図6に示されるように、図8(A)の中間部材20に「1」、図8(B)の中間部材20に「2」、図8(C)の中間部材20に「3」のように、リユース前及びリユース回数によって数字を刻印して識別するように構成してもよい。
このように構成した第2実施例において、新品の軸受1を製品に組み込むとき(リユース前)には、図8(A)に示す中間部材20を使用し、図4の組立構造図に示すように、中間部材20の溝25aを軸受支持体22のリブ23に係合するとともに、中間部材20に形成された3個の四角柱状の凸部24a、24b、24cを、図10に示す軸受支持体22の3個の溝22a、22b、22cのそれぞれに係合させる。図8(A)に示す中間部材20は前記のように、赤色の識別色あるいは「1」の刻印がなされているので、軸受1がリユース前組み込みであることが目視にて容易に識別できる。
図5は前記軸受1の通常組込み時における組立構造の断面形状(図4におけるA−A線断面図)を示し、装置本体に固定された前記軸受支持体22の内周に、軸21を支持する軸受1が回り止めを施されて固定され、該軸受支持体22の外側に前記中間部材20が、図4のようにして係合されている。51は該軸受1の抜け止め用のEリングで、前記軸21に嵌挿されて前記中間部材20の抜け止めを兼ねている。
そして前記軸受1の1回目のリユース時には、図8(B)の中間部材20を用いて溝25bを軸受支持体22のリブ23に係合するとともに、該中間部材20に形成された3個の四角柱状の凸部24a、24b、24cの中の2つ(例えば凸部24b、24c)を図10に示す軸受支持体22の3個の溝22a、22b、22cの中の2つ(例えば溝22a、22b)にそれぞれ係合させる。図8(B)に示す中間部材20は前記のように、黄色の識別色あるいは「2」の刻印がなされているので、軸受1が1回目のリユースであることが目視にて容易に識別できる。
また、軸受1の2回目のリユース時には、図8(C)の中間部材20を用いて溝25cを軸受支持体22のリブ23に係合するとともに、該中間部材20に形成された3個の四角柱状の凸部24a、24b、24cの中の2つ(例えば凸部24a、24b)を図10に示す軸受支持体22の3個の溝22a、22b、22cの中の2つ(例えば溝22b、24c)にそれぞれ係合させる。図8(B)に示す中間部材20は前記のように、青色の識別色あるいは「3」の刻印がなされているので、軸受1が2回目のリユースであることが目視にて容易に識別できる。
かかる第2実施例によれば、軸受支持体22のリブ23に係合される溝25の位置が図8の25a、25b、25cのように異なる複数個(この例では3個)の中間部材20を設け、軸受1の軸受支持体22へのリユース回数に対応して前記中間部材20の溝25の位置を25a、25b、25cのように使い分け、該中間部材20毎に溝25a、25b、25cの軸受支持体22との係合相対位置を異ならしめることにより、リユース回数と溝25a、25b、25cの位置との組み合わせによって、さらには前記各中間部材20を色あるいは識別用刻印により識別可能とすることにより、軸受1のリユース回数を容易に目視にて識別できる。
従って、かかる第2実施例によれば、リユース回数に対応して色あるいは識別用の刻印により区別した複数の中間部材20を用いて、軸受1のリユース回数を容易に検知することができ、該軸受1あるいは軸受支持体22に何ら加工を施すことなく、かつ軸受支持体22に既設された装着部であるリブ23を利用して、リユース回数を簡単かつ容易に検知できる。また、複数の中間部材20を用意して、リユース回数に対応して組み換えればよいので、リユース組込み機器である電子写真装置の知識の無い作業者でも容易にリユース回数の検知ができる。
図9は本発明の第3実施例に係る中間部材の裏側斜視図であり、この第3実施例においては、中間部材20は1個のみとし、裏側に形成した溝25d、25e、25fの形状以外は前記第2実施例の中間部材20と同一構造である。即ちこの中間部材20は、3個の四角柱状の凸部24a、24b、24cの裏側面に、90度おきに3個の溝25d、25e、25fを刻設し、この溝25d、25e、25fを新品の軸受1を製品に組み込むとき(リユース前)、1回目のリユース時、2回目のリユース時のそれぞれで、異なった溝を軸受支持体22のリブ23に係合するようにしたものである。
つまり、新品の軸受1を製品に組み込むとき(リユース前)は、中間部材20の溝25dを前記リブ23に係合させ、この状態で中間部材20に新品の軸受1を製品に組み込んだことの識別刻印を付し、この識別刻印により、新品の軸受1を製品に組み込だことを目視にて容易に識別できるようにする。そして、1回目のリユース時には、前記中間部材20を90度回転させて溝25eを前記リブ23に係合し、この状態で該中間部材20に1回目のリユースであることの識別刻印を付しておく。同様に軸受1の2回目のリユース時には、前記中間部材20をさらに90度回転させて溝25fを前記リブ23に係合し、この状態で該中間部材20に2回目のリユースであることの識別刻印を付しておく。このように、1回目、2回目のリユースを、識別刻印で識別できるようにすれば、例え電子写真装置に対する知識のない人が解体を行っても、容易に再利用可能部材のリユース回数を識別することができる。
そのためこの第3実施例によれば、1個の中間部材20に、軸受1のリユース回数に対応して複数の係合部、つまり前記溝25d、25e、25fを円周方向の異なる位置に形成して、該溝25d、25e、25fに対応して識別刻印を形成しておき、前記軸受1の軸受支持体22への組込みによるリユース回数毎に前記溝25d、25e、25fのリブ23への組込み位置を変えることにより、リユース回数と前識別刻印で識別された該溝25d、25e、25fの位置との組み合わせによって、リユース回数を容易に目視にて識別できる。 従って、この第3実施例によれば、1個の中間部材20を用いて軸受1のリユース回数を容易に検知することができ、該軸受1あるいは軸受支持体22に何ら加工を施すことなく、かつ軸受支持体22のリブ23をそのまま利用して、リユース回数を簡単かつ容易に検知できる。また、1個の中間部材20を用いればよいので、リユース回数の検知作業が簡単になるとともにコスト安となる。また、1個の中間部材20を用意して、リユース回数に対応して溝25d、25e、25fの位置を変えて組みつければよいので、リユース組込み機器の知識の無い作業者でも容易にリユース回数の検知ができる。
図11は、本発明の第4実施例に係る中間部材30を用いた電子写真装置の中間ローラ支持部60の組立斜視図、図12は前記中間部材30の裏側斜視図である。この第4実施例においては、前記第3実施例の中間部材20(図9)の外周に、第3実施例と同様突起31a、31b、31cを設けると共に、リユース部品のリユース回数識別用突起32を設けて中間部材30を構成し、軸受支持体22に、この識別用突起32の位置に対応した識別記号であるリユース回数指示部35a、35b、35cを設けている。
即ち、図12において30はこの中間部材であり、外周面に、前記リユース回数指示部35a、35b、35c(図11)を支持できるよう識別用突起32が突設されている。その他の構成は図9に示した第3実施例の中間部材20と同一であり、これと同一の要素は同一の符号で示す。
この第4実施例では、図11に示すように、ベースフレーム50の新品の軸受1を製品に組み込むとき(リユース前)に対応する識別用突起32の位置に刻印「1」35aを形成し、1回目のリユースに対応する識別用突起32の位置には刻印「2」35bを、2回目のリユースに対応する識別用突起32の位置には刻印「3」35cを形成している。そして、新品の軸受1を製品に組み込むとき(リユース前)には、識別用突起32が刻印「1」35aにくるように前記中間部材30の溝25dを前記リブ23に係合する。そのため、識別用突起32と刻印「1」35aとの合致により、新品の軸受1が製品に組み込まれていることを目視にて識別できる。
そして軸受1の1回目のリユース時には、識別用突起32が刻印「2」35bにくるように前記中間部材30の溝25eを前記リブ23に係合することで、識別用突起32と刻印「2」35bとの合致により、軸受1が1回目のリユースであることを目視にて識別できる。さらに、2回目のリユース時には、識別用突起32が刻印「3」35cにくるように前記中間部材30の溝25fを前記リブ23に係合することで、識別用突起32と刻印「3」35cとの合致により、軸受1が2回目のリユースであることを目視にて識別できる。
そのためこの第4実施例によれば、軸受1のリユース回数に対応して、中間部材30に形成した前記識別用突起32とベースフレーム50に形成したリユース回数指示部35a、35b、35cとを合わせることにより、前記第3実施例の作用効果に加え、簡単かつ正確に軸受1のリユースを検知できるという作用効果が得られる。
図13は、本発明の第5実施例に係る中間部材の裏側斜視図である。この第5実施例においては、前記第4実施例の中間部材30(図12)に、第4実施例と同様突起41a、41b、41cを設けると共に、容易に塑性変形可能な非可逆突起44b、44cを形成している。即ちこの第5実施例においては図13に示すように、1回目のリユースに対応する溝25eの外側には非可逆突起44bを形成し、2回目のリユースに対応する溝25fの外側には非可逆突起44cを形成している。
そして1回目のリユース時、溝25eを軸受支持体22のリブ23に係合しようとすると、非可逆突起44bがリブ23に干渉して係合できないので、この非可逆突起44bを塑性変形させたり切断したりし、溝25eとリブ23とを係合させて軸受1の1回目のリユースであることを表示する。また、2回目のリユース時は、溝25fを前記軸受支持体22のリブ23に係合しようとすると非可逆突起44cがリブ23に干渉して係合できないので、非可逆突起44cを塑性変形、または切断して該溝25fとリブ23とを係合させ、軸受1の2回目のリユースであることを表示する。
このように第5実施例によれば、軸受1のリユース時には中間部材40の非可逆突起44bあるいは44cが軸受支持体22のリブ23に干渉するため、リユースする毎に該非可逆突起44bあるいは44cを切断して前記リブ23に係合させれば、リユース回数を確実に識別できることとなり、電子写真装置(リユース組込み機器)の知識の無い作業者でも容易にリユース回数を認識できる。
本発明によれば、製品の構成部品の中から抽出したリユース部品の再利用回数を簡単かつ精度良く識別可能となり、リユース部品の寿命を正確に把握して製品寿命を延長できるとともに、製品機能の低下を伴うことなく製品コストの低下を実現しえる再利用可能部材(リユース部品)の識別機構を提供できる。
本発明の第1実施例に係る電子写真装置の給紙ローラ支持部における軸受の斜視図である。 前記第1実施例における軸受支持体の斜視図である。 前記第1実施例における軸受支持体の他の例を示す斜視図である。 本発明の第2実施例に係る電子写真装置の中間ローラ支持部の組立斜視図である。 図4におけるA−A線断面図である。 前記第2実施例における中間部財の表側斜視図である。 前記第2実施例における中間部財の裏側斜視図である。 (A)、(B)、(C)は前記第2実施例における中間部財の溝の位置を変化させた裏側斜視図である。 本発明の第3実施例に係る中間部財の裏側斜視図である。 本発明の第2、第3実施例に係る軸受支持体の斜視図である。 本発明の第4実施例に係る電子写真装置の中間ローラ支持部の組立斜視図である。 前記第4実施例における中間部材の裏側斜視図である。 本発明の第5実施例に係る中間部材の裏側斜視図である。 本発明が適用される電子写真装置の中間ローラ支持部及び給紙ローラ支持部近傍の部分斜視図である。 図14におけるB−B線断面図である。 前記各実施例における作用説明図で、中間ローラ支持部及び給紙ローラ支持部近傍の部分斜視図である。 (A)、(B)は焼結合金軸受の作用説明用正面図である。 本発明になる再利用可能部材の利用可能性識別機構を組み込んだ一例としての電子写真装置における主要構成要素を説明するための概念図である。
1、1a、1b 軸受
2 突起
10、22 軸受支持体
11a、11b 係合溝
13a、13b 当接面
15a 薄膜
20、30、40 中間部材
22a、22b、22c 溝
23 リブ
24a、24b、24c 突起
25、25a、25b、25c 溝
25d、25e、25f 溝
32 識別用突起
35a、35b、35c リユース回数指示部
44b、44c 非可逆突起
21、72 軸
50 ベースフレーム
60 中間ローラ支持部
70 給紙ローラ支持部

Claims (5)

  1. 製品側に組み込まれた装着部材を介して再利用可能部材を組み込んだ機器における再利用可能部材の利用可能性識別機構であって、
    前記再利用可能部材は軸受であり、前記装着部材は中間部材を介して前記軸受を支持する軸受支持体として構成され、前記軸受支持体の内周に軸受が支持され、前記軸受支持体の外側に環状体に形成された中間部材が係合部によって係合され、前記中間部材は前記軸受における再利用回数ごとに前記係合部の位置を異ならせて複数用意されて、前記軸受支持体と係合させた中間部材における係合部位置によって前記軸受の再利用回数を識別できるようにしたことを特徴とする再利用可能部材の利用可能性識別機構。
  2. 前記中間部材は、前記軸受における再利用回数ごとに対応した色、識別マークを異ならせたことを特徴とする請求項1記載の再利用可能部材の利用可能性識別機構。
  3. 製品側に組み込まれた装着部材を介して再利用可能部材を組み込んだ機器における再利用可能部材の利用可能性識別機構であって、
    前記再利用可能部材は軸受であり、前記装着部材は中間部材を介して前記軸受を支持する軸受支持体として構成され、前記軸受支持体の内周に軸受が支持され、前記軸受支持体の外側に環状体に形成された中間部材が係合部によって係合され、前記中間部材は、前記軸受支持体との係合部を円周方向に複数有して前記軸受における再利用回数ごとに異なった係合部で前記軸受支持体と係合できるようにされて、前記中間部材における軸受支持体との係合部位置によって前記軸受の再利用回数を識別できるようにしたことを特徴とする再利用可能部材の利用可能性識別機構。
  4. 前記中間部材は前記軸受の利用回数指示部材を外周に有し、前記軸受が組み込まれる機器側に前記利用回数指示部材の位置に対応した識別記号を設けたことを特徴とする請求項3記載の再利用可能部材の利用可能性識別機構。
  5. 前記中間部材には前記軸受支持体と係合する際に、前記軸受支持体に干渉し、前記軸受における再利用回数によって塑性変形する非可逆部材を複数有したことを特徴とする請求項3記載の再利用可能部材の利用可能性識別機構。
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