JP4543059B2 - 無線通信システム、中継局および受信機において無線チャネルを推定する方法およびシステム - Google Patents

無線通信システム、中継局および受信機において無線チャネルを推定する方法およびシステム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムにおいて無線チャネルを推定する方法およびシステムに関する。さらに本発明は、このようなシステム内の中継局および受信機に関する。より具体的には、本発明は、チャンクリオーダリングを伴うOFDM(直交周波数分割多重化)の増幅転送方式(chunk reordering OFDM amplify−and−forward)のためのパイロットおよびチャンクの推定に関する。
マルチホップネットワークは、センサネットワークリサーチコミュニティと同様に、モバイル無線リサーチコミュニティにおいて多くの関心を得ている。これらは、将来のモバイル無線通信システム(4G:第4世代)にて現れる主要な問題、すなわちレンジの問題を解決することが期待されている。予想される中心周波数が5〜10GHzのレンジにわたり、最大で100MHzという大きな帯域幅に関する要件を伴うことが予想される将来のモバイル無線通信システムに対して、より高い搬送周波数または中心周波数が想定できるため、パスの損失およびノイズの電力レベルが著しく増加することを覚悟する必要があり、このため、基地局がカバーできるエリアが著しく減少する。詳しくは非特許文献1を参照されたい。
より密集したグリッドに基地局を導入することを避けるために、基地局と、この基地局と直接通信することができない遠く離れたモバイルステーションとの間の信号を中継する中継局を導入する。このような中継局は、固定された電源装置を有する付加的な専用のインフラストラクチャである中継局を用いて実現できるか、または他のモバイルステーション内に組み込むことができる。全体的なシナリオは、図7に示されている。図7は、アンテナ102を介し第1の無線チャネル 1を通して中継局(RS)110へと無線信号を送信する送信機100を示している。中継局110は、アンテナ112を介して第1の無線チャネル 1から信号を受信し、別のアンテナ132を介し第2の通信チャネル 2を通して受信アンテナ142を備えた受信機140へとその信号を転送する。受信機140は送信機100のレンジを超えているため、図7は中継局110がどのように送信機の範囲を拡張しているかを示している。
中継処理の主要な2つの原理は、次のシナリオ、すなわち増幅転送方式(Amplify−and−Forward:AF)および復号転送方式(Decode−and−forward:DF)の中で使用できることが確認されている。AFは、受信した信号のサンプルバージョンを記憶し、デコードを行わずに中継局により再送信されることを意味する。復号転送方式は、中継局が信号をデコードおよびリエンコードすることを意味し、このため、さらに大きな信号処理のための電力が必要とされる。
マルチホップネットワークの様々な態様に関しては、すでに多くの文献が存在する。協調的な中継システムによる基本的な解析は、非特許文献2で行われており、増幅転送方式により十分なダイバーシティの利得が提供されることを示している。また、非特許文献3および非特許文献4は、中継局を使用してダイバーシティを実現することを目指している。
過去に調査されている他の問題は、非特許文献5に記載されている分散時空コーディング(distributed space−time coding)である。非特許文献6に記載されているように、MIMOチャネルと単一アンテナによる中継とのランク改善が使用されている。また、従来の中継処理のキャパシティペナルティファクタを避けるリユーススキームが、非特許文献7に記載されているように使用されている。
図7に示されているような中継局を用いた通信ネットワークにおける一般的な問題点は、受信機におけるチャネル推定である。受信機が送信機と直接通信する場合には、無線信号は単一の無線チャネルのみを通過する。図7に示されているシナリオでは、無線信号は独立した2つの無線チャネルを通過する。受信機においてチャネル推定を適切に行えるようにするために、送信機は既知のパイロットシンボルを送信信号へと挿入する。これら既知のパイロットシンボルに基づいて、受信機は様々なアルゴリズムを利用して複雑なチャネル係数を推定することができる。図7に示されているような送信シナリオでは、送信機は既知のパイロットシンボルを挿入し、その信号を中継局に送信する。中継局は、信号および挿入されたパイロットシンボルを記憶し転送する。次に、受信機は中継局から転送された信号を受信し、転送されたパイロットシンボルに基づいてチャネルを推定することができる。単純な増幅転送方式の場合、受信機は、送信機と中継局との間すなわち第1の無線チャネル 1と、中継局と受信機との間すなわち第2のチャネル 2との独立した2つの無線チャネルを区別する手段を有していない。送信機が例えば基地局であり、受信機が例えばモバイルステーションであるような今日の通信システムでは、チャネルの第1の部分すなわち第1の無線チャネル 1は、基地局および中継局は移動体でないため静的であると仮定することができる一方、チャネルの第2の部分すなわち第2の無線チャネル 2は、モバイルステーションが移動できると想定できるためレイリーフェージングチャネルと考えることができる。これらの仮定はダウンリンク送信に対して適用できるが、状況はアップリンク送信に変わる。アップリンクでは、無線通信の第1の部分は、送信機(モバイルステーション)と中継局との間であり、この場合は繰り返すがモバイルステーションは移動可能と仮定でき、無線チャネルの第2の部分は中継局と基地局との間であり、静的であると考えることができる。両方向とも、受信機はチャネルを全体として推定することができるに過ぎず、モバイルステーションと中継局との間のチャネルのより関心のある部分を区別または分離することはできない。
周波数領域において中継局が受信したチャンクをリオーダリングすることによって中継する従来のOFDMと比較して、著しいSNR(SNR=信号対ノイズ比)についての利得が得られるチャンクベースのOFDM−AFスキームが最近導入されている。これは、例えば非特許文献8および特許文献1に記載されている。
このリオーダリング処理により、第1および第2のホップチャネルに関する現在の伝達関数が考慮され、それらの間の接続が最適化される。しかしながら、近傍のチャンク間の相関は、それらがリオーダリングされると壊れるため、チャネル全体のチャネル推定が問題になる。チャンクベースのリオーダリング処理を使用する標準的なOFDMシステムのブロック図が図8に示されている。図8は、無線信号を第1のマルチパスチャネル 1を通して中継局110へと送信する、例えば基地局である送信機100を示している。中継局110は、受信した信号を第2のマルチパスチャネル 2を通して、例えばモバイルステーションである受信機140へと転送する。一般性を失わずに、例えばダウンリンク送信について検討する。
図から分かるように、中継局110は、加算性ホワイトガウスノイズ(additive white Gaussian noise)nn,iにより重畳された(superimposed)信号rn,iを受信する。中継局110では、信号処理パス内の第1のエンティティがサイクリックプレフィックス800を除去し、このサイクリックプレフィックスが除去された後で、信号はシリアルパラレル変換器802へと進む。次に、パラレルに変換された信号は高速フーリエ変換され(804)、変換された信号は記憶転送エンティティ806で記憶される。さらに、フーリエ変換された信号からパイロットシンボルが取り除かれて、チャネル推定器808へとパラレルに転送される。チャネル推定器の出力、すなわち推定されたチャネル係数 1は、リオーダリング関数v(k)を計算するための処理エンティティ810へと入力される第1の信号である。処理エンティティ810への第2の入力信号は、第2の無線チャネルについて推定されたチャネル係数 2である。これは最後のインバース送信、すなわち最後のアップリンク送信の間のチャネル推定から得られる。リオーダリング関数v(k)が計算されると(810)、リオーダリングエンティティ812へと入力される。このリオーダリングエンティティ812は、記憶転送エンティティ806の出力にも接続されている。記憶されフーリエ変換された信号およびリオーダリング関数v(k)に基づいて、リオーダリングエンティティ812はチャンクに基づいてサブキャリアをリオーダリングし、このリオーダリングされたサブキャリアはそれぞれ逆高速フーリエ変換エンティティ814へと入力され、時間領域に変換される。次に、出力信号はパラレルシリアル変換され(816)、エンティティ818にてサイクリックプレフィックスが加えられる。このエンティティ818は、増幅された信号を第2の無線チャネル 2に送信する。
第1のマルチパスチャネル 1および第2のマルチパスチャネル 2の伝達関数、およびチャネル全体と周波数とを比較した伝達関数が、図9に示されている。図9は、図8の送信機100と中継局110との間の第1の無線チャネル 1の伝達関数200と、図8の中継局110と受信機140との間の第2の無線チャネル 2の伝達関数202とを示している。チャネル全体の伝達関数は204で示されている。伝達関数は、対数目盛りと0〜100MHzの周波数レンジとの比較で示されている。さらに、3つの領域206は、中継局110が第1の無線チャネル 1の強いサブキャリアを受信するが、これらサブキャリアは第2の無線チャネル 2では弱いサブキャリアになることを示している。中継局110が、第1の無線チャネル 1に関する強いサブキャリアを第2の無線チャネル 2に関する弱いサブキャリアへと結合すると、システムのスループットが劣化することになり、システム機能の最適化が低下することになる。この劣化を避けるために、中継局110においてリオーダリングが行われる。基本的な考えは、チャンクはサブキャリアのグループであり、受信したチャンクは周波数領域においてリオーダリングされ、周波数領域において受信したチャンクと送信したチャンクとの間の最適な結合を実現することである。ダウンリンクおよびアップリンクにそれぞれ対応するチャンクリオーダリング関数vDL(k)およびvUL(k)は、k番目の第1のホップチャンクが接続された第2のホップチャンクを与える。基地局における非適応的変調については、最大のSNRを有する第1のホップチャンクが最大のSNRを有する第2のホップチャンクへと結合され、SNRが2番目に大きい第1のホップチャンクが、SNRが2番目に大きい第2のホップチャンクへと接続される等というように、SNRに基づいてチャンクがソートされるときに最適な接続が得られるということがわかる。
非適応的変調については、ほぼ1〜2dB程度の利得を得ることができる。適応的変調の場合、シミュレーションでは、利得をさらに一層大きくすることができることが示されている。中継局におけるリオーダリングはSNRに対して幾つかの利点を与えるが、そのリオーダリングはチャネル推定に対して問題を引き起こす。OFDMのチャネル推定は、パイロットシンボルのグリッドに基づいている。図10は、OFDM信号の概略的なスペクトルを示している。図10は、種々のサブキャリア3001〜300nが周波数領域において等距離間隔でどのように配置されるかを示している。サブキャリアの間隔を△fとし、パイロットシンボル302が3つのサブキャリアごとにサブキャリアのグリッドへと挿入されている。これは、図10では、大きなドットが付いた太い線で示されている。さらに図10は、チャンクの帯域幅310を示している。中継局でのリオーダリングはチャンクに基づいて発生する、すなわち送信機によって送信されたときには近傍にあったチャンクは、中継局によって送信されたときにはもはや近傍にはない。これは問題を引き起こすとともに、チャネル推定に関して大きな欠点をもたらす。チャネル推定のアルゴリズムは、受信機で受信した近傍のチャンクに関するチャネル推定の間をもはや補間することはできない。なぜならば、送信機から中継局への送信の間は近傍にチャンクを有していないからである。チャネル推定のアルゴリズムが、中継局でリオーダリングせずにシステムにおいて変化した順序を無視する場合は、推定された無線チャネル全体に波形の不連続性が生じる。
図11はこの効果を示しており、OFDM無線チャネルの受信機140における推定された伝達関数400を示している。ここで、信号は、チャンクベースのリオーダリングを実行した中継局110を通過している。第1のチャネル 1に関する伝達関数402と、リオーダリングされた第1のチャネルに関する伝達関数404と、第2のチャネル 2に関する伝達関数406とが示されている。伝達関数400から分かるように、リオーダリングにより不連続性および位相ジャンプが発生している。拡大されたグラフの中の円408は、このような不連続性および生じた位相ジャンプを示している。これらの不連続性および位相ジャンプは、チャネル推定の性能を劣化させる原因になり、かつ信号のSNRの劣化をもたらす。これはさらに、リンクおよびシステム機能の損失につながる。
第2のホップチャネル 2の伝達関数406が、リオーダリング処理のために何らかの形で概算されるということは明らかである。しかしながら、全体的な伝達関数400は、滑らかではないが複数の不連続点がある。特に、位相の相関は壊れている。中継局で全てのサブキャリアの位相をゼロに設定することにより相関性および位相を容易に回復することができるのに対し、振幅は不可能である。伝達関数の不連続性は広く拡大した電力遅延プロファイルをもたらし、これはチャネル推定を行う場合に難しい問題の原因となる。
上記のリオーダリングスキームによるマルチホップネットワークのチャネル全体を推定する場合の具体的な問題について説明したが、中継局を使用したマルチホップネットワークにおける送信機と受信機との間のチャネル全体の推定は、中継局と受信機、例えばモバイルステーションとを接続する第2のチャネルにおける大きな変化のために信頼性が高くないことに注意されたい。
European patent application 5016694.1 (Application Number), "Method for Relaying Information Received via a First Channel to a Second Channel and Relay Apparatus" Mohr W.; R. Luder; and Karl-Heinz Mohrmann, ?Data Rate Estimates, Range Calculations and Spectrum Demands for New Elements of Systems beyond IMT-2000", 5th International Symposium on Wireless Personal Multimedia Communications, October 2002, vol. 1, pp. 37-46 Laneman J. Nicholas; David N.C. Tse; and Gregory W. Wornell: "Cooperative Diversity in Wireless Networks: Efficient Protocols and Outage Behavior," IEEE Transactions on Information Theory, accepted for publication Sendonaris Andrew; Elza Erkip; and Behnaam Aazhang: "User Cooperation Diversity, Part I, System description," IEEE Transactions on Communications, vol. 15, pages 1927-1938, November 2003 Sendonaris Andrew; Elza Erkip; and Behnaam Aazhang: "User Cooperation Diversity, Part II, Implementation Aspects and Performance Analysis," IEEE Transactions on Communications, vol. 15, pages 1939-1948, November 2003 Hammerstroem Ingmar; Marc Kuhn; and Boris Rankov: "Space-Time Processing for Cooperative Relay Networks," in Proc. IEEE Vehicular Technology Conference, October 2004 Wittneben Armin; and Boris Rankov: "Impact of Cooperative Relays on the Capacity of Rank-Deficient MIMO Channels," in Proceedings of the 12th IST Summit on Mobile and Wireless Communications, Aveiro, Portugal, June 2003, pages 421-425 Hu H.; H. Yanikomeroglu; D.D. Falconer; and S. Periyalwar: "Range extension without capacity penalty in cellular net-works with digital fixed relays," in Proceedings of IEEE Global Telecommunications Conference, Texas, Dallas, Novem-ber 2004 Herdin Markus: "A Chunk-Based OFDM Amplify-and-Forward Relaying Scheme for 4G Mobile Radio Systems," accepted for presentation at ICC 2006
本発明の目的は、マルチホップネットワークにおいて改良されたチャネル推定を行うための方法、中継局および受信機を提供することである。
この目的は、請求項1に記載の方法、請求項12に記載の中継局および請求項19に記載の受信機によって達成される。
また、本発明は、本発明に係る方法を用いた無線通信システムを提供する。
本発明は、送信機と受信機との間で信号を中継する中継局を含む無線通信システムにおいて無線チャネルを推定する方法であって、前記送信機と前記受信機との間の無線チャネルは、前記送信機と前記中継局との間の第1の無線チャネルと、前記中継局と前記受信機との間の第2の無線チャネルとを含むものであり、前記第1の無線チャネルの推定と前記第2の無線チャネルの推定とに基づいて、前記送信機と前記受信機との間の無線チャネルを推定するステップを含み、前記第1の無線チャネルの推定は、前記送信機によって提供されるパイロットシンボルに基づくものであり、前記第2の無線チャネルの推定は、前記中継局によって提供されるパイロットシンボルに基づくものである、方法を提供する。
また、本発明は、無線通信システムにおいて、第1の無線チャネルを通して受信した複数の信号を第2の無線チャネルへと中継する中継局であって、前記第1の無線チャネルを通して受信した前記複数の信号のそれぞれは、送信機によって提供されるとともに、少なくとも1つのパイロットシンボルを含むものであり、前記第1の無線チャネルを通して受信した前記複数の信号の少なくとも1つへ新たなパイロットシンボルを挿入するパイロット挿入ユニットを備え、前記新たなパイロットシンボルを含む信号と、前記送信機によって提供されたパイロットシンボルを含む信号とを前記第2の無線チャネルへと送信する中継局を提供する。
さらに、本発明は、無線通信システムにおいて、送信機から中継局を介して無線チャネル上の複数の無線信号を受信する受信機であって、前記無線チャネルは、前記送信機と前記中継局との間の第1のチャネルと、前記中継局と前記受信機との間の第2の無線チャネルとを含むものであり、前記複数の信号のそれぞれは、少なくとも1つのパイロットシンボルを含むものであり、前記少なくとも1つのパイロットシンボルは、前記中継局または前記送信機によって提供されるものであって、前記無線チャネルからの信号を受信するとともに、前記第1の無線チャネルの推定と前記第2の無線チャネルの推定とに基づいて、前記送信機と前記受信機との間の無線チャネルを推定する信号処理ユニットを備え、前記第1の無線チャネルの推定は、前記送信機により提供されたパイロットシンボルに基づくものであり、前記第2の無線チャネルの推定は、前記中継局により提供されたパイロットシンボルに基づくものである、受信機を提供する。
本発明によれば、送信機すなわち基地局と中継局とを接続する第1のチャネルの変化と比べて、無線通信ネットワーク内の中継局と受信機、例えばモバイルステーションとの間の第2のチャネルのより大きな変化を考慮する、マルチホップネットワークにおけるチャネル推定に関する新規な概念が提供される。本発明は、無線通信システム内で効率的なチャネル推定を行うことができるパイロットおよびチャネル推定のスキームを提供する。本発明によれば、チャネルの様々な特性から生じるチャネル推定の問題を避けるために、送信機またはそれまでの中継局から受信した信号内の現在のパイロットグリッドに加えて、新たなパイロットグリッドが無線通信システム内の中継局で挿入される。好ましいことに、一時的なパイロット間隔が、一時的な変化の中で恐らく大いに異なる第1および第2のホップチャネルにそれぞれ適応できる。受信機例えばモバイルステーションでは、チャネル推定は2つのステップで実行される。これらのステップで、第2および第1のホップチャネルがそれぞれ推定される。このため、本発明に係るアプローチは、送信機が従来の方法で信号内に取り入れたパイロットシンボルをなおも使用しているが、本発明に係るアプローチは、もはやそのようなパイロットに単に依存しているのではなく、(送信機によって取り入れられた)少なくとも1つ以上のこれらの「オリジナル」パイロットシンボルを中継局において新たなパイロットシンボルへと置き換えている。受信機は、それぞれ、(中継局によって取り入れられた)「新たな」パイロットシンボルに基づいて第2のチャネルを推定し、オリジナルパイロットシンボルに基づいて第1のチャネルを推定する。中継局によって取り入れられた新たなパイロットシンボルは、受信機により、周知であって任意の望ましいシンボルのオーダーにすることができる。別々の推定に基づいて、全体的なチャネルが推定される。別の方法では、新たなパイロットシンボルを中継局で導入するための別のスキームを使用できる。
送信機は、数が減少したパイロットシンボルのみを送信機が提供する信号に導入、すなわち第1のチャネルを推定するために使用されるパイロットシンボルのみを導入した信号を提供することができる。従来のアプローチで提供される残りのパイロットシンボルは削除されるため、送信機によって提供され中継局が受信する信号の中に空の位置ができる。オリジナルパイロットシンボルを置き換える代わりに、中継局はここで単純に新たなパイロット信号を受信した信号の空の位置へと導入する。
別の実施形態によれば、送信機によって提供された信号は、繰り返しになるが、数が減少したパイロットシンボルのみ、すなわち第1のチャネルを推定するために使用されるパイロットシンボルのみしか含まない。その上、その信号には、中継局のみが要求する情報がさらに含まれる。受信機はこの情報を必要としないため、中継局は受信機に転送する必要はない。この場合中継局は、送信機から受信した信号内のさらなる情報に関連したシンボルを新たなパイロットシンボルへと置き換える。
さらに別の実施形態では、送信機によって提供された信号は、この場合もやはり、数が減少したパイロットシンボルのみ、すなわち第1のチャネルを推定するために使用されるパイロットシンボルのみしか含まない。そして中継局は送信機から受信した信号に対して所定のパンクチャリングスキームを適用し、これによりこの信号からデータシンボルを取り除いている。中継局は、取り除かれたデータシンボルを新たなパイロットシンボルへと置き換える。受信機では、中継局から受信した信号からパイロットシンボルを得た後で、適当なデパンクチャリングスキームを信号に適用し、データシンボルを回復する。中継局のパンクチャリング率が5〜10%を超えないことが好ましい。
本発明によれば、第1および第2のチャネルを別々に推定する場合、マルチホップネットワーク内の完全な無線チャネルをより正確に推定することができる。中継局は「新たな」パイロットシンボルを、送信機から第1の無線チャネルを通して受信した信号内に導入し、受信機は中継局と受信機との間の無線チャネルの第2の部分を推定し、この推定に基づき、送信機が信号の中に挿入し中継局によって転送されたパイロットシンボルに基づいて、中継局がこの送信機からのパイロットシンボルを置き換えない場合は、受信機は無線チャネル全体を推定する。
一般的に、本発明は中継局を使用したマルチホップネットワークに適用できるが、好ましい実施形態によれば、中継局で受信した信号内の信号ブロック(例えばチャンク)間の相関性が信号を受信機に転送する前に中継局によってキャンセルされる方式に対して、本発明のパイロットおよびチャネル推定方式が使用できる。このような方式の1つの実施例は、中継局でチャンクベースのサブキャリアまたはサブチャネルのリオーダリングを伴う適応的なOFDM増幅転送方式である。基本的な考え方は、モバイルステーションが第1および第2のホップチャネルを別々に推定できるように、新たなパイロットグリッドを中継された各OFDMパイロットへと挿入することである。これにより、チャンクベースのサブキャリアリオーダリングを中継局で使用する場合は、モバイルステーションにおいて無相関となったパイロットシンボルを有するという問題が回避される。本発明に係るスキームは、検討する適応的なOFDM増幅転送中継スキームの利得が、チャネル推定を考慮する場合はなおも維持できることを示している。非適応的な変調に対しては、この利得はほぼ1dB程度であり、適応的な変調に対しては最大で3dBである。第1および第2のホップチャネルに対する様々なチャネル変化を考慮する場合、中継局で挿入されたパイロットによる付加的なオーバーヘッドおよびモバイルステーションにおいて必要な信号処理能力の増加は、小さい状態に抑えることができる。
中継局で受信した信号内の信号ブロック間の相関性が、信号を受信機に転送する前に中継局によりキャンセルされるような前述した好ましい実施形態によれば、従来のチャネル推定およびマルチホップネットワークに対して、より大きなリンク容量およびシステム機能に直接結びつくかなり大きなSNRの利得を得ることができるという点で、本発明は特に好都合である。
好ましい実施形態によれば、第1の無線チャネルおよび第2の無線チャネルは複数のサブチャネルを有し、第1の無線チャネルのサブチャネルの信号は、中継局において所定のスキームに基づいて第2の無線チャネルのサブチャネルへとマッピングされ、受信機の信号処理ユニットは中継局によって提供されたパイロットシンボルに基づいて第2のチャネルを推定し、インバースマッピングを行うことにより中継局からの推定されたチャネルのデマッピングを行い、中継局から受信機へと送信された信号を推定し、推定された信号内の関連するパイロットシンボルに基づいて第1のチャネルを推定し、推定された第1および第2のチャネルに基づいて無線チャネルを推定する。
本発明の好ましい実施形態を、添付の図面を参照して以下に説明する。
図1は、本発明に係るネットワークの実施形態を示している。上述した図7に関連して説明した従来のネットワークと同様に、本発明に係るネットワークも、第1の無線チャネル 1を通して中継局110へと送信されるパイロットシンボルを含んだ信号を発生する送信機100を備えている。この送信機100は従来の送信機であり、送信する信号を受信し、さらに、例えばパイロットシンボルを導入することによりアンテナ102を介して送信するための信号を生成する。中継局110は、送信機100が送信した信号を第1のチャネル 1からアンテナ112を介して受信する。受信した信号は、中継局110の信号処理ユニット114へと入力される。この信号処理ユニット114は、記憶転送ユニット120とパイロット挿入ユニット130とを備えている。パイロット挿入ユニット130では、送信機100から受信した信号の中にパイロットシンボルが導入される。信号処理ユニット114によって処理された信号は、アンテナ132へと出力され、第2のチャネル 2を経由しアンテナ142を介して信号を受信する受信機140へと送られる。受信機140は、中継局110によって挿入された「新たな」パイロットシンボルに基づいて、中継局110と受信機140との間の第2のチャネル 2を推定する。第2のチャネル 2が受信機140によって推定されると、受信機140は、送信機100と中継局110との間の第1のチャネル 1と、中継局110と受信機140との間の第2のチャネル 2とから成る全体的な無線チャネルの推定を行うことができる。チャネルの推定は、中継局110および受信機140にて周知のパイロット挿入スキームに基づいて行われる。中継局が送信機100から受信した信号へとパイロットシンボルを挿入するかまたはそれと置き換えるたびに、受信機140は無線チャネル 2を推定する。中継局110におけるパイロットシンボルの挿入または交換は、所定の方式、例えば10回のうち9回、または受信機140と中継局110との間の信号方式などに基づいて行うことができる。
図2は、本発明の好ましい実施形態のブロック図である。この好ましい実施形態によれば、本発明に係るアプローチは、中継局にてチャンクベースのサブキャリアまたはサブチャネルのリオーダリングを有する適応的なOFDM増幅転送方式である。図2は、記憶転送ユニット120とパイロット挿入ユニット130とを備えた中継局110を概略的に示している。図1ですでに説明した送信機は、パイロットシンボルを含んだ信号XBS(k)を提供する基地局100により構成されている。信号XBS(k)は、第1のチャネル 1を介して中継局110へと送信される。記憶転送ユニット120は信号RRS(k)を受信し、サブキャリア(サブチャネル)をマッピングし、信号XRS(K)を出力するためにこの信号を提供する。パイロット挿入ユニット130は信号XRS(K)を受信し、後でさらに詳細に説明するように、受信した信号XRS(K)の中に新たなパイロットシンボルを導入するために受信した信号を提供する。第2のホップチャネル 2を介して、中継局110が出力した信号は受信機140へと送信される。
信号XBS(k)は第1のホップチャネル 1を通して伝搬するため、その信号はノイズの影響を受けて、中継局(RS)110で受信した信号RRS(k)の中に生ずる加算性ホワイトガウスノイズNRS(k)により重畳される。中継局110では、適応的なサブキャリアのマッピングが行われる一方、信号は記憶および転送される。リオーダリングされた信号XRS(K)が転送される前に、新たなパイロットシンボルが信号へと挿入される。次に、その信号は、第2のホップチャネル 2を介してモバイルステーション(MS)140へと転送される。モバイルステーションで受信した信号RMS(k)は、この場合もやはりノイズの影響を受けて、加算性ホワイトガウスノイズNMS(k)により重畳される。モバイルステーション140は、中継局110によって挿入された「新たな」パイロットシンボルに基づいて第2のホップチャネル 2を推定する。第1のホップチャネル 1は、基地局100によって信号に含められるものの中継局110によって置き換えられないパイロットシンボルから推定される。
中継局110は新たなパイロットシンボルを挿入するため、モバイルステーション140が受信した信号は、中継局によって挿入されたパイロットシンボルと基地局100によって挿入されたパイロットシンボルとを含んでいる。次に、モバイルステーション140はいかなるときでも、第1のホップチャネル 1だけでなく第2のホップチャネル 2および無線チャネル全体を推定する。中継局110は、基地局のパイロットグリッドを(N+1)回のうちN回置き換えるか、または基地局のパイロットシンボルを1/Nのパイロット間隔でのみ送信できるようにするかのいずれかを行う。前者の場合、一実施例によれば、中継局110は「オリジナル」パイロットシンボルを、固定的なスキームに基づいて、例えば10回のうち9回置き換える。この場合、モバイルステーション140は第2のホップチャネル 2を10回のうち9回推定する一方、第1のホップチャネル 1および無線チャネル全体を10回に1回推定する。実際には、基地局100と中継局110との間の第1のホップチャネル 1は、ほぼ静的であると見なすことができる。しかしながら、中継局110とモバイルステーション140との間の第2のホップチャネル 2は、きわめてクリティカルである。このため、上記のスキームにより、モバイルステーションは重要なチャネル 2を10回のうち9回推定することができ、一方で無線チャネルの静的な部分 1を10回ごとに推定することになる。
図3は本発明のさらに好ましい実施形態のブロック図であり、ダウンリンク送信の場合に本発明に係る周波数チャンクスケジューリング中継(frequency chunk scheduling relay)を使用している。図3のブロック図は、受信機140が第1のチャネル 1および第2のチャネル 2を別々に推定するという本発明による機能性を有することと、中継局110がパイロットグリッドジェネレータ350をさらに備えていることとを除いて、図8に示されているブロック図に似ている。図3に示されている別の要素は、図8に関連して説明した要素に対応しており、ほぼ同じ機能の周波数チャンクスケジューリング機能を有している。図3に示されている好ましい実施形態に基づいて、本発明をさらに詳細に説明する。
図3の実施形態は、OFDM TDD(Time Division Duplex:時分割複信)のシナリオであり、この場合は基地局100が1つの中継局110を使用してモバイルステーション140と通信すると仮定する。モバイルステーション140は基地局100の到達レンジの外であり、これは中継局110のみが基地局100から信号を受信し、モバイルステーション140へと信号を送信できるということを意味する。一般性を失わずに簡略化するため、帯域幅全体がモバイルステーション140へと割り当てられると仮定する。中継局110は、増幅転送モードで動作する。これは実際には、基地局100と中継局110との間の通信は2つのタイムスロットを対象とすることを意味する。転送リンク方向(ダウンリンク)に関しては、基地局100は、OFDMパケットを第1のタイムスロットの間に送信し、中継局110はその信号を受信および記憶する。第2のタイムスロットの間に、中継局110は、処理したバージョンについて記憶した信号をモバイルステーション140へと再送信する。処理には、デコーディングおよびリコードは含まれない。アップリンク送信に関しては、基地局100およびモバイルステーション140の役割が入れ替わる。
以下、本発明に係る方法についてダウンリンク方向に関連して説明するが、本発明がそのような実施例に限定されないことは、当業者は容易に認識できるであろう。本発明の原理は、アップリンク方向にも等しく適用することができる。
チャネルの最大遅延はサイクリックプレフィックスの長さ以下であり、また無線チャネルは1つのOFDMシンボルを送信する間は一定のままであることがさらに仮定でき、これにより1つのサブキャリアkを考えると、システムモデルは以下のように表すことができる。
k=H2,kgH1,v(k)v(k)+H2,kgN1,v(k)+N2,k
ここで、
・Ykは、受信した信号
・H2,kは、第2のホップチャネル係数
・gは利得係数であり、それにより信号が中継局110で増幅される
・H1,v(k)は、第1のホップチャネル係数
・Xv(k)は、送信シンボル
・N1,V(k)は、中継局110が受信したノイズ
・N2,kは、宛先が受信したノイズ
である。ダウンリンク送信の場合
・H1,kは、BS−RSチャネル 1(基地局から中継局へのチャネル)
・H2,kは、RS−MSチャネル 2(中継局からモバイルステーションへのチャネル)
・N2,kは、モバイルステーションが受信したノイズであり、v(k)=vDL(k)
である。アップリンク送信の場合、
・H1,kは、MS−RSチャネル 2(中継局からモバイルステーションへのチャネル)
・H2,kは、RS−BSチャネル 1(基地局から中継局へのチャネル)
・N2,kは、基地局が受信したノイズであり、v(k)=vUL(k)
である。
ノイズ電力密度はサブキャリア全体にわたって一定であると仮定でき、受信した全体のノイズ電力は、中継局110および宛先(基地局100またはモバイルステーション140)に対してσ2 n,1およびσ2 n,2によって与えられる。さらに、基地局の全送信電力Pt,BSは、Nf,usedサブキャリアに対して等しく分散されると仮定できる。中継局110の最大送信電力Pt,RSを超えないようにするために、中継局110は
Figure 0004543059
を満たすように、利得係数gを選択する必要がある。前述したように、リオーダリングに起因する本質的な問題は、チャネル全体の近傍のチャンク間の相関性が壊れることである。リオーダリングにより、伝達関数は滑らかではなくなり、多数の不連続点が生じる。特に、位相における相関性が壊れ、図11に示されているように、伝達関数の振幅にジャンプが発生する。伝達関数における不連続点は広く拡大した電力遅延プロファイルをもたらし、これはチャネル推定を行う場合に難しい問題の原因になる。
この問題は、リオーダリングの後に、中継局110で新たなパイロットグリッドをOFDMパケットへと挿入することによって解決される。これによりモバイルステーション140は、パイロットシンボルが無相関になるという問題に直面することなく、第2のホップチャネル
Figure 0004543059
を推定することができる。また、中継局における送信信号
Figure 0004543059
をモバイルステーション140で推定することができる。
次に、中継局でバックオーダリングされた送信信号
Figure 0004543059
を使用して第1のホップチャネル
Figure 0004543059
を推定すると、推定された全体の伝達関数が次式のように与えられる。
Figure 0004543059
前述したように、パイロット挿入は種々の方法で行うことができる。効率的な方法は、基地局によって送信されたパイロットシンボルを、中継局で単純に(N+1)回のうちN回だけ新たなパイロットグリッドへ置き換えることであろう。これにより、モバイルステーションは第2のホップ無線チャネルを高速に推定することができると同時に、さらに第1のホップ無線チャネルを推定することができ、これによりチャネル全体を推定することができる。インフラの中継局に関しては、第1のホップ無線チャネルは通常時間的変化が小さいため、チャネル推定の周期を小さい比率にすることができる。しかしながら、第2のホップ無線チャネルの時間的な変化は通常早いため、本発明に係るスキームはチャネル推定の周期を大きい比率で行うことができる。
本発明によるパイロット挿入スキームのさらなる利点は、付加的なオーバーヘッドが小さいことである。(N+1)/N倍の追加のパイロットシンボルのみ必要とされ、モバイルステーションでさらに必要な処理能力は、同じ割合で増加するだけである。
以下、本発明の利点について、システムレベルのシミュレーションとそれらの結果とによって実証する。ここで検討するシステムパラメータは、ショートレンジTDDモードに対する現在のIST−WINNER(www.IST−winner.org)パラメータに基づく。送信元の周波数は5GHzである。システムの帯域幅は100MHzであり、2048個のサブキャリアを有する。ここで、Nf=1664を使用する。これは、実際の信号の帯域幅が81.25MHzであることを意味している。OFDMシンボルの長さは20.48μsであり、サブキャリアの間隔は48828Hzである。1.28μsのサイクリックプレフィックスをシステムで使用し、また最大のチャネル遅延がサイクリックプレフィックスの長さ以下であると想定でき、さらにチャネルは1つのOFDMシンボルの持続時間に対して一定であると仮定できるため、シミュレーションは周波数領域において行われる。チャネル推定はウィーナーフィルタを用いて行われる。このウィーナーフィルタは、所定の最大遅延を有し、電力遅延プロファイルが均一であるという仮定に基づいて設計されている。中継局におけるチャネル推定については、基地局から中継局へのチャネルの最大遅延は周知であり、またモバイルステーションにおいて、ガードインターバルの長さ、すなわちサイクリックプレフィックスの長さはフィルタ設計のための最大遅延として使用できると仮定する。16個のサブキャリアのチャンクサイズを使用する。適応的変調がチャンクベースで行われる。リソースの割当てはチャンクベースであり、この場合、1つのチャンクは16個のサブキャリアと時間的に5個のOFDMシンボル、すなわち合計で80個のOFDMシンボルから構成される。
モバイルステーションが基地局のレンジ外にある場合の、屋外の小型セルラーのシナリオを検討する。これは、モバイルステーションが中継局からの信号しか受信できないということを意味する。ここではダウンリンクの場合のみを検討する。ライス(line of sight)フェージングタップまたはレイリー(non−line of sight)フェージングタップを伴う単純なタップ遅延線モデルを、周波数選択チャネルのシミュレーションに使用する。伝達関数は1つのOFDMシンボルの持続時間に対して一定であり、シンボルからシンボルへと無相関になり衰えると仮定する。電力遅延プロファイルは、WINNER B1−LOS(Line Of Sight)とB1−NLOS(Non−LOS)との暫定的なチャネルモデルに基づいている(IST−1003−507581, WINNER D5.4 ver 1.00 ? final report on link level and system level channel models, www.IST−winner.org参照)。各タップに対する電力遅延プロファイルおよび係数kは、図4に示されている。
チャンクベースのリオーダリング中継に関しては、受信したパイロットグリッドは中継局で新たなパイロットグリッドへ置き換えられる。N番目おきにのみ、パイロットグリッドは置き換えられる。このとき、モバイルステーションは第1のホップ無線チャネルを推定することができる。Nは、基地局から中継局へ、また中継局からモバイルステーションへの無線チャネルの様々な変化に適合していると想定する。これは、新たなパイロットシンボルの挿入に伴う付加的なオーバーヘッドは中継局では考慮されないということを意味する。周波数方向のパイロット間隔として△f=4を使用する。
さらに、1つのOFDMシンボルは2496個のコードビットを含むと仮定する。基地局において瞬間的なチャンクSNRの情報に基づき、「Robert F.H. Fischer; and Johannes B. Huber: “A new load
ing algorithm for discrete multitone transmission,” in Pro−ceedings of the Globa
l Telecommunications Conference, No−vember 1996, vol. 1, pages 724−728」に照らして適応的変調について検討する。可能な変調方式は、QPSK、16QAMおよび64QAMに限定される。適応的変調に関して、全てのサブキャリアを使用することはないということに注意されたい。これは、使用するサブキャリア間で電力を等しく分散するため、SNRの利得が中継局およびモバイルステーションで得られるということを意味する。
ジェネレータ、レート1/2、メモリ4およびランダムインタリーブを用いた畳込みコーディングを、フレーム長がOFDMのパケット長に等しい各OFDMシンボルに適用する。コードは終端となり、これは、送信された情報ビットの数は、コードビットの数の1/2からメモリ長を引いた数に等しいということを意味する。受信機では、各コードビットに対して対数尤度比が計算され、OFDMパケットをデコードするためにViterbiデコーダを使用する。
基地局において非適応変調を使用する場合、中継局における平均受信SNRは10dBに固定される。適応的変調の場合は、ここで検討するように、送信電力をより少なくかつ強いサブキャリアへ分散させることができるため、中継局における実際の受信SNRはより大きくなる。モバイルステーションのSNRは0〜15dBまで変化するため、サブキャリア当たりの電力が等しい非適応的変調であると仮定する。適応的変調に関しては、サブキャリア当たりの送信電力は、第1のホップチャネルと、送信するために使用するサブキャリアの数とに依存する。中継局の全送信電力は一定であるため、モバイルステーションにおける受信電力およびその結果生じる平均受信SNRは一般により大きくなる。中継局は、サブキャリアが信号を含むかどうかに関係なく、全てのサブキャリアを再送信する。再送信を、実際に信号を搬送するこれらのサブキャリアに限定することは、モバイルステーションにおいてSNRのわずかな改善を行うに過ぎない。受信したノイズ電力およびサブキャリアが極めて小さいためである。
以下に、チャネル推定を考慮する場合のチャンクリオーダリングOFDM−AFを有する畳込みOFDM−AFを比較する。
図5は、従来のORFM中継(オーダリングなし)と、中継局でパイロットグリッドが挿入されるチャンクベースのリオーダリングOFDM中継(チャンク)とに対して得られたBER(BER=ビットエラーレート)を示している。結果は、UNI(UNI=uniformly)およびUNIPM(UNIPM=(最大のチャネル遅延に関して)uniformly perfectly matched)チャネル推定と、非適応的変調(non−adaptive modulation:NoAM)および適応的変調(adaptive modulation:AM)のシミュレーション結果とに対して与えられている。実線はUNI、点線はUNIPMのチャネル推定に対応している。チャネル推定は、最小平均2乗誤差(MMSE)基準に基づいている。ウィーナーフィルタを決定するためには、チャネルの統計に関する情報が必要である。ここで、最悪の場合のシナリオ、すなわち予想される最大のチャネル遅延および均一な電力遅延プロファイルを考える。UNIチャネル推定の場合は、最悪の場合の最大チャネル遅延、すなわちサイクリックプレフィックスの長さに等しい最大チャネル遅延を考える。UNIPMチャネル推定に関しては、想定されるチャネル遅延は、チャネルのモデルによって与えられるように実際の最大チャネル遅延に適合する。図5では、マーカなしの線とマーカ「o」が付いた線とは、チャンクリオーダリングなしの従来のOFDM−AFの結果を示しており、マーカ「x」が付いた線と正方形のマーカが付いた線とは、中継局でパイロットグリッドを挿入したチャンクベースのリオーダリングの結果を示している。非適応的変調(マーカなしおよびマーカ「x」)に関して、中継局でパイロットグリッドを挿入したチャンクをリオーダリングする方式は、従来のOFDM−AFと比較すると、1dBの利得を得ることができる。適応的変調(マーカ「o」および正方形のマーカ)に関して、UNIチャネル推定に対して利得は1.6dB、UNIPMチャネル推定に対しては3dB増加している。さらに、中継局のノイズから生じるBERのフロアは、中継局ですでに現れているSNR利得のために、著しく低下していることが分かる。
図6は、従来のORFM中継(オーダリングなし)と、中継局でパイロットグリッドが挿入されるチャンクベースのリオーダリングOFDM中継(チャンク)とに対して得られたMSE(MSE=平均二乗誤差)チャネル推定エラーを示している。結果は、UNIおよびUNIPMチャネル推定と、非適応的変調(NoAM)および適応的変調(AM)とに対して与えられている。非適応的変調に対する結果を適応的変調(AM)に対する結果と比較すると、常に明らかなほぼ一定の利得が存在することが分かる。その理由は、適応的変調では、電力は強いサブキャリアのみに分散され、これは中継局およびモバイルステーションでより大きい受信電力を与えるため、チャネル推定エラーがより小さくなるためである。UNIとUNIPMチャネル推定方法とを比較すると、UNIPMの場合は大きな利得を得ることができる。この理由は、UNIPMはチャネルのインパルス応答の長さまでチャネル推定フィルタに適合する一方、UNIの方式はサイクリックプレフィックスの長さに等しい、想定される最大のチャネル遅延を使用しているだけであるからである。
シミュレーションの結果から明らかとなった本発明の利点は、検討した適応的OFDM−AF中継方式の静的な利得が、チャネル推定を考慮する場合は保持することができるということである。非適応的変調ではほぼ1dB程度の利得、適応的変調の場合は最大3dBの利得を得ることができる。中継局で挿入されたパイロットシンボルによる付加的なオーバーヘッドと、モバイルステーションで必要な信号処理能力との増加は、第1および第2のホップチャネルの様々なチャネル変化を考慮すれば、小さく抑えることができる。
ダウンリンク送信の場合の周波数チャンクスケジューリング中継に関連して好ましい実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されないということに注意されたい。前述したように、チャンクベースであろうとなかろうと、またチャンクリオーダリングがあろうとなかろうと、本発明に係るアプローチは全体的に全ての無線マルチホップ通信ネットワークのチャネル推定に適用できる。
本発明によるマルチホップネットワークのブロック図である。 本発明の好ましい実施形態のブロック図である。 ダウンリンク送信の場合に本発明に係る周波数チャンクスケジューリング中継を使用した本発明のさらに好ましい実施形態のブロック図である。 シミュレーションに使用した係数Kおよび遅延の表である。 従来のORFM中継(オーダリングなし)と、中継局でパイロットグリッドが挿入されるチャンクベースのリオーダリングOFDM中継(チャンク)とに対して得られたBER(BER=ビットエラーレート)を示す図である。結果は、UNIおよびUNIPMチャネル推定と、非適応的変調(NoAM)および適応的変調(AM)のシミュレーション結果とに対して与えられている。 従来のORFM中継(オーダリングなし)と、中継局でパイロットグリッドが挿入されるチャンクベースのリオーダリングOFDM中継(チャンク)とに対して得られたMSE(MSE=平均二乗誤差)チャネル推定エラーを示す図である。結果は、UNIおよびUNIPMチャネル推定と、非適応的変調(NoAM)および適応的変調(AM)とに対して与えられている。 従来のマルチホップネットワークを示す図である。 チャンクに関するリオーダリング処理を使用した従来のOFDMマルチホップシステムのブロック図である。 送信機と中継局との間の第1の無線チャネルと、中継局と受信機との間の第2の無線チャネルとの典型的なチャネルの伝達関数を示す図である。 図8のOFDMシステムにおける典型的なパイロットグリッドを示す図である。 図8に示されているような第1および第2のホップチャネルの伝達関数と、中継局におけるチャンクリオーダリングに対して得られた伝達関数とを示す図であり、中継局におけるチャンクベースのリオーダリングによって生じた不連続点と位相ジャンプとを示している。

Claims (18)

  1. 無線通信システムにおいて無線チャネルを推定する方法であって、
    該無線通信システム内の送信機(100)と受信機(140)との間で中継局(110)が信号を中継するステップであって、該信号は複数のチャンクを含むものであり、該チャンクはサブキャリアのグループである、ステップを含み、
    前記送信機(100)と前記受信機(140)との間の無線チャネルは、前記送信機(100)と前記中継局(110)との間の第1の無線チャネル(H)と、前記中継局(110)と前記受信機(140)との間の第2の無線チャネル(H)とを含むものであり、
    前記方法は、前記中継局(110)が前記信号内のチャンクをリオーダリングするステップと、
    前記第1の無線チャネル(H)の推定と前記第2の無線チャネル(H)の推定とに基づいて、前記送信機(100)と前記受信機(140)との間の無線チャネルを推定するステップとを含み、
    前記第1の無線チャネル(H)の推定は、前記送信機(100)によって提供されるパイロットシンボルに基づくものであり、
    前記中継局(110)は、前記リオーダリングの後にパイロットシンボルを前記信号へ挿入するものであり、前記第2の無線チャネル(H)の推定は、前記中継局(110)によって前記信号へ挿入されたパイロットシンボルに基づくものである、方法。
  2. 前記送信機(100)が第1の比率によりパイロットシンボルを挿入するステップと、
    前記中継局(110)が第2の比率によりパイロットシンボルを挿入するステップと
    を含み、ここで、前記第1の比率および前記第2の比率は、前記第1の無線チャネル(H)および前記第2の無線チャネル(H)の時間的変化に適応したものである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記送信機(100)と前記受信機(140)との間の無線チャネルを推定する前記ステップは、
    前記中継局(110)から前記受信機(140)へと送信された信号を推定するステップと、
    前記推定された信号内の関連付けられたパイロットシンボルに基づいて前記第1のチャネル(H)を推定するステップと
    を含むものである、請求項1または2に記載の方法。
  4. (a)それぞれが少なくとも1つのパイロットシンボルを含んだ複数のチャンクを、前記送信機(100)と前記中継局(110)との間の前記第1の無線チャネル(H)を通して送信するステップと、
    (b)前記中継局(110)が前記複数のチャンクを受信するステップと、
    (c)前記受信したチャンクの少なくとも1つへ新たなパイロットシンボルを前記第2の比率により挿入するステップと、
    (d)前記中継局(110)と前記受信機(140)との間の前記第2の無線チャネル(H)を通して前記複数のチャンクを送信するステップと、
    (e)前記受信機(140)が前記複数のチャンクを受信するステップと
    をさらに含み、ここで、前記第1の比率および前記第2の比率は、前記第1の無線チャネル(H)および前記第2の無線チャネル(H)の時間的変化に適応したものである、請求項に記載の方法。
  5. 前記ステップ(a)は、(N+1)個のチャンクを送信するステップを含むものであって、N≧2であり、
    前記ステップ(c)は、受信したN個のチャンクへ前記パイロットシンボルを挿入するステップを含むものである、請求項4に記載の方法。
  6. 前記送信機(100)によって提供された信号は、互いに相関関係にあるチャンクを含むものであり、
    前記中継局(110)は、前記チャンクがリオーダリングされたチャンク間の相関関係をキャンセルするものであり、
    前記中継局(110)が挿入するパイロットシンボルは、さらに、チャンクのリオーダリングに適応したものである、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第1の無線チャネル(H)のサブチャネルは、それ自体のSNRに基づいてソートされるものであり、
    前記第2の無線チャネル(H)のサブチャネルは、それ自体のSNRに基づいてソートされるものであり、
    前記リオーダリングは、最大のSNRを有するサブチャネルを互いに関連付けるものである、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記信号内のチャンクをリオーダリングする前記ステップは、所定のスキームに基づいて、前記第1の無線チャネル(H )のサブチャネルを前記第2の無線チャネル(H )のサブチャネルへとマッピングするステップを含むものであり、
    前記中継局(110)から前記受信機(140)へと送信された信号を推定する前記ステップは、インバースマッピングを行うステップを含むものである、請求項3〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 無線通信システムにおいて、第1の無線チャネル(H)を通して受信した信号を第2の無線チャネル(H)へと中継する中継局(110)であって、
    前記信号は複数のチャンクを含むものであり、該チャンクはサブキャリアのグループであり、
    前記第1の無線チャネル(H)を通して受信した前記信号は、送信機(100)によって提供されるとともに、パイロットシンボルを含むものであり、
    前記中継局(110)は、前記チャンクをリオーダリングするものであり、
    リオーダリングされたチャンクを含んだ信号へ複数のパイロットシンボルを挿入するパイロット挿入ユニット(130)を備えており
    前記パイロットシンボルを含む信号と、前記送信機(100)によって提供されたパイロットシンボルを含む信号とを前記第2の無線チャネル(H)へ送信する中継局。
  10. 前記第1の無線チャネル(H)を通して受信した前記複数のチャンクは、第1の比率によるパイロットシンボルを含むものであり、
    前記パイロット挿入ユニット(130)は、前記第1の無線チャネル(H)を通して受信した前記複数のチャンクの少なくとも1つに対して、第2の比率によりパイロットシンボルを挿入するものであり、
    前記第1の比率および前記第2の比率は、前記第1の無線チャネル(H)および前記第2の無線チャネル(H)の時間的変化に適応したものである、請求項9に記載の中継局。
  11. 前記パイロット挿入ユニット(130)は、前記第1の無線チャネル(H)を介して(N+1)個の信号を受信するとともに、受信したN個の無線信号へ新たなパイロットシンボルを挿入するものであって、N≧2である、請求項9または10に記載の中継局。
  12. 前記送信機(100)によって提供された前記複数のチャンクは、互いに相関関係にある複数のチャンクを含むものであり、
    前記中継局(110)は、前記チャンクをリオーダリングすることにより、該チャンク間の相関関係をキャンセルするものであり、
    前記パイロット挿入ユニット(130)は、さらに、チャンクのリオーダリングに基づいてパイロットシンボルを挿入するものである、請求項9〜11のいずれか一項に記載の中継局。
  13. 前記第1の無線チャネル(H)と前記第2の無線チャネル(H)とは、複数のチャンクを有するものであり、
    前記複数のチャンクをリオーダリングするとともに、前記第1の無線チャネル(H)の前記複数のチャンクのうちのチャンクを、所定のスキームに基づいて前記第2の無線チャネル(H)のチャンクへとマッピングするマッピングユニット(120)をさらに備える請求項12に記載の中継局。
  14. 前記マッピングユニット(120)は、前記第1の無線チャネル(H)のチャンクをそれ自体のSNRに基づいてソートするとともに、前記第2の無線チャネル(H)のチャンクをそれ自体のSNRに基づいてソートするものであり、
    前記マッピングは、最大のSNRを有するチャンクを互いに関連付けるものである、請求項13に記載の中継局。
  15. 無線通信システムにおいて、送信機(100)から中継局(110)を介して無線チャネル上の複数のチャンクを含んだ信号を受信する受信機(140)であって、該チャンクはサブキャリアのグループであり、
    前記無線チャネルは、前記送信機(100)と前記中継局(110)との間の第1の無線チャネル(H)と、前記中継局(110)と前記受信機(140)との間の第2の無線チャネル(H)とを含むものであり、
    前記チャンクのそれぞれは、少なくとも1つのパイロットシンボルを含むものであり、
    前記少なくとも1つのパイロットシンボルは、前記中継局(110)または前記送信機(100)によって提供されるものであって、
    前記無線チャネルからの前記複数のチャンクを受信するとともに、前記第1の無線チャネル(H)の推定と前記第2の無線チャネル(H)の推定とに基づいて、前記送信機(100)と前記受信機(140)との間の無線チャネルを推定する信号処理ユニットを備え、
    前記第1の無線チャネル(H)の推定は、前記送信機(100)により挿入されたパイロットシンボルに基づくものであり、
    前記第2の無線チャネル(H)の推定は、あるパイロット挿入スキームに基づいて前記中継局(110)により挿入されたパイロットシンボルに基づくものであり、
    前記中継局(110)は、前記送信機(100)から受信した前記複数のチャンクをリオーダリングし、その後、パイロットシンボルを挿入するものであり、
    前記チャンクをリオーダリングする処理は、所定のスキームに基づいて、前記第1の無線チャネル(H )のサブチャネルを前記第2の無線チャネル(H )のサブチャネルへとマッピングする処理を含むものであり、
    前記受信機(140)はインバースマッピングを実行するものである、受信機。
  16. 前記第1の無線チャネル(H)は、前記送信機(100)により第1の比率に基づいて提供されるパイロットシンボルに基づくものであり、
    前記第2の無線チャネル(H)は、前記中継局(110)により第2の比率に基づいて提供されるパイロットシンボルに基づくものであり、
    前記第1の比率および前記第2の比率は、前記第1の無線チャネル(H)および前記第2の無線チャネル(H)の時間的変化に適応したものである、請求項15に記載の受信機。
  17. 前記第1の無線チャネル(H)と前記第2の無線チャネル(H)とは、複数のチャンクを有するものであり、
    前記第1の無線チャネル(H)のチャンクは、前記中継局(110)により前記第2の無線チャネル(H)のチャンクへとリオーダリングされるものであり、
    前記信号処理ユニットは、
    前記中継局(110)によって提供されたパイロットシンボルに基づいて前記第2の無線チャネル(H)を推定し、
    前記中継局(110)からの推定されたチャネルに対してインバースマッピングを行い、
    前記中継局(110)から前記受信機(140)へと送信された信号を推定し、
    推定された信号において関連付けられたパイロットシンボルに基づいて前記第1のチャネル(H)を推定し、
    推定された前記第1のチャネル(H)と前記第2のチャネル(H)とに基づいて前記無線チャネルを推定するものである、
    請求項15または16に記載の受信機。
  18. 複数のチャンクを含んだ信号を提供するとともに、第1の無線チャネル(H)を介して前記信号を送信する送信機(100)であって、前記チャンクはサブキャリアのグループであり、前記複数のチャンクは第1の比率によりパイロットシンボルを含むものである、送信機(100)と、
    前記第1のチャネル(H)を介して前記信号を受信し、前記複数のチャンクをリオーダリングし、その後、第2の比率によりパイロットシンボルを挿入して、第2のチャネル(H)を介して、リオーダリングされた複数のチャンクを送信する請求項9〜14のいずれか一項に記載の中継局(110)と、
    前記第2の無線チャネル(H)を介して前記信号を受信するとともに、前記送信機(100)と受信機(140)との間のチャネルを推定する請求項15〜17のいずれか一項に記載の受信機(140)と
    を含む無線通信システム。
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