JP4541657B2 - カメラ付き携帯電話機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、PDA(Personal Digital Assistant)、PHS(Personal Handyphone System)、PC(Personal Computer )、ハンドヘルドPC(handheld Personal Computer)、その他の情報携帯端末等、周囲の明るさを検出する光センサを備えるカメラ付き携帯電話機に関し、特に、筐体内に設置された光センサに対応した外光の取込み構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機では周囲の明るさを検出する光センサが備えられ、周囲の明るさに応じて操作ボタンの照明を点灯制御するものがある。また、カメラ付き携帯電話機では、被写体を照明するストロボ光源の発光制御のため、光センサの検出出力が利用されている。
【0003】
従来の携帯電話機における外光の検知構造を例えば、図1及び図2を参照して説明する。図1は、携帯電話機の前面部を示し、図2は図1のII−II線断面図である。この携帯電話機2では、ユーザが手で握ることの少ないLCDディスプレイ4の表示窓6の上部側に入光窓8が形成され、この入光窓8に乳白色等に着色された入光パネル10が取り付けられている。入光パネル10は合成樹脂部品である。図2に示すように、筐体12は前側筐体14と後側筐体16とを接合して構成されており、その内部に設置されたプリント回路基板18にはLCDディスプレイ4、光センサ20等が実装され、光センサ20は、プリント回路基板18の上縁側に設置されている。前側筐体14には、その中央部にLCDディスプレイ4の表示窓6を覆う保護パネル22が設置されており、上部角部に形成された入光窓8にはクランク状に屈曲した入光パネル10が取り付けられている。外光Lは、入光パネル10を通して前側筐体14内の光センサ20に導びかれて検出される。この光センサ20の検出出力は、操作ボタン24の背面に設置されたバックライトを構成する発光素子のON、OFF制御等に用いられ、周囲が暗い場合にはその発光素子を点灯させ、操作ボタン24の表示が認識できる程度に明るい場合には、その発光素子を消灯させている。
【0004】
このような光センサ等を用いて周囲の明るさを検出し、ダイヤルキーのバックライトのON、OFF制御を可能にした携帯電話機等に関する特許文献には次のようなものが存在している。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−74691号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2001−223792号公報
【0007】
【特許文献3】
特開2002−27102号公報
【0008】
特許文献1は周囲の明るさを検出し、ダイヤルキーのバックライトのON、OFF制御を行うようにした携帯電話機を開示し、特許文献2はイメージセンサで周辺環境の照度を検出し、その検出レベルにより液晶バックライトを点灯又は消灯させるようにした携帯電話機を開示し、また、特許文献3はホトセンサで周辺照度を検出し、その検出レベルによりLCDバックライトを点灯又は消灯させるようにした携帯電話機を開示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、携帯電話機が有する機能や操作性を損なうことなく、また、光センサの受光性を維持するには、図1に示したように、入光窓8はLCDディスプレイ4側の前側筐体14の上部に配置すればよいが、その場合、入光パネル10の取付方法としては、例えば、図3に示すように、前側筐体14の内壁と入光パネル10との間に接着剤26を塗布して接着する方法と、例えば、図4に示すように、入光パネル10の一部にフック部28を形成するとともに、このフック部28を係止させる突部30を入光窓8の縁部に形成し、入光パネル10を入光窓8に嵌め込み、前側筐体14の突部30にフック部28を係止させる方法等がある。
【0010】
しかしながら、接着による場合には、接着剤26の塗布作業が必要となり、受光面等、接着剤26を塗布すべきでない箇所に接着剤26が付着するおそれがある。接着剤26の付着量が不十分な場合には、入光パネル10と入光窓8との間に隙間が生じ、その隙間から前側筐体14内への水やごみの侵入のおそれや、入光パネル10の脱落等の不都合がある。
【0011】
また、嵌め込みの場合には、前側筐体14の樹脂成形でフック部28を形成することが必要となり、このようなフック部28と突部30との係止は組立工数を増加させ、その上、入光パネル10と入光窓8との嵌合の調整が必要である。例えば、図5に示すように、入光パネル10と入光窓8との間に生じた隙間32を放置した場合には、その隙間32から前側筐体14に水やごみが侵入するおそれがあり、この隙間32を除くには例えば、接着剤等を充填することが必要となる。接着剤の使用は、既述の通り、その塗布作業が必要であり、受光面等、接着剤を塗布すべきでない箇所に接着剤が付着するおそれがある。接着剤の接着が不十分な場合には、入光パネル10と入光窓8との間の隙間32から前側筐体14内に水やごみの侵入のおそれや、入光パネル10の脱落等のおそれがある。
【0012】
また、上縁部に入光窓8が開口された前側筐体14では、入光窓8が強度を低下させる原因になり、入光窓8の存在が前側筐体14の強度増加のためのリブや、前側筐体14と後側筐体16との嵌合用フック等の形成を妨げるという不都合もある。
【0013】
また、前側筐体14と別部品である入光パネル10が用いられているため、入光パネル10の脱落や製造時の欠落という不都合や、筐体12の強度低下等の指摘があり、また、入光パネル10の設置でケースデザインの自由度が妨げられるとの指摘もある。
【0014】
そこで、本発明は、周囲の明るさを検出する光センサを備えるカメラ付き携帯電話機に関し、保護パネル側での外光の取込みにより、外光検出構造の簡略化を実現したカメラ付き携帯電話機を提供することを第1の目的とする。
【0015】
また、本発明は、周囲の明るさを検出する光センサを備えるカメラ付き携帯電話機に関し、入光パネルの不要化により、部品点数や組立工数を削減したカメラ付き携帯電話機を提供することを第2の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記第1又は第2の目的を達成するため、本発明のカメラ付き携帯電話機は、筐体と、該筐体内に設けられたLCDディスプレイと、該筐体内に設けられ、周囲の明るさを検出する光センサと、該LCDディスプレイの表示面と該光センサとを覆う大きさであって、外光を該光センサに入光する透光性の入光窓を有する保護パネルと、該筐体に形成され、筐体内に設けられたスピーカからの音を放音する放音孔と、を備え、前記光センサは、前記筐体内の前記LCDディスプレイと前記スピーカとの間に設置されている構成である。
【0017】
係る構成とすれば、外光を保護パネルを通して筐体内に入光させることが可能になり、表示器の表示面を覆う保護パネル側に設けられた入光窓から保護パネルを通して外光を筐体内に取り込むので、外光の検出構造が簡略化される。また、従来の入光パネルが不要になる。このため、部品点数が削減され、入光パネルの取付け等の組立工数が削減され、筐体の角部側に入光窓を形成する必要がなく、筐体の強度を低下させることもなく、入光窓から入光パネルが脱落するという不都合もなく、入光窓に入光パネルを取り付けるような筐体の形状を変化させることもない。また、筐体に密着して固定される保護パネルが用いられるので、筐体内への水滴や異物の侵入が防止される。
【0018】
のように、保護パネルの下面側の筐体上に入光窓を形成しても同様に外光を保護パネルを通して筐体内に入光させることが可能になり、その結果、従来の入光パネルが不要になり、同様に目的が達成される。
上記第1又は第2の目的を達成するためには、本発明のカメラ付き携帯電話機は、更に、前記光センサが検出した明るさに応じて被写体に対して発光するストロボ光源と、前記LCDディスプレイに表示される情報についての入力を受け付ける操作ボタンと、該光センサが検出した明るさに応じて該操作ボタンに対して発光するバックライトと、を備えた構成としてもよい。
【0019】
上記第1又は第2の目的を達成するためには、前記光センサは前記表示器の近傍に設置され、前記入光窓48は前記筐体42の表示窓44の近傍に設けられた構成としてもよい。係る構成とすれば、表示器の近傍に存在する空間部分に光センサが設置されるとともに、表示器の表示面を覆う保護パネル側に入光窓が形成され、その入光窓がユーザの手で握られるおそれがなく、外光Lの取入れが妨げられることがない。従って、周囲の明るさの検出精度が高められる。
【0020】
上記第1又は第2の目的を達成するためには、前記入光窓は、前記保護パネルに形成された遮光部86に形成した透光部87で構成してもよい。係る構成とすれば、筐体に開口を設けて入光窓とする必要がなく、既存の保護パネルに光を遮る遮光部を形成し、この遮光部に透光部を形成して入光窓とすれば、外光を保護パネルを通して筐体内に入光させ、光センサで検出することが可能である。
【0021】
た、上記第1又は第2の目的を達成するためには、前記入光窓と前記光センサとの間の空間部に導光部材を設置し、この導光部材を介して前記入光窓より前記外光を前記光センサに入光させる構成であってもよいし、前記遮光部は、前記保護パネルの表面又は裏面に形成された遮光膜であってもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る携帯電話機を図6及び図7を参照して説明する。図6は第1の実施形態に係る携帯電話機を示し、図7は図6のVII −VII 線断面図である。
【0023】
図6に示すように、情報処理装置として例えば、携帯電話機40の筐体42の前面部には、画像や文字を表示させる表示窓44が形成されているとともに、この表示窓44を覆う保護パネル46が設置されている。筐体42及び保護パネル46は例えば、合成樹脂で形成され、保護パネル46は透光性を備えている。この保護パネル46には表示窓44に隣接して入光窓48が形成され、この入光窓48から保護パネル46を通して外光が筐体42内に取り込まれるように構成されている。また、筐体42の前面部には、保護パネル46の上側に着信ランプ表示窓50、放音孔52が設けられ、また、保護パネル46の下側にはテンキー等の複数の操作ボタン54、受音孔56が設けられている。図示しないが、各操作ボタン54の背面側にはバックライトとして発光ダイオード等の発光素子が設置されている。
【0024】
また、図7に示すように、筐体42は前側筐体58と後側筐体60とを結合して構成され、その内部に設置されたプリント回路基板62には、文字や図形等の情報を表示する表示器としてLCDディスプレイ64が設置されているとともに、発音手段としてスピーカ66が設置され、これらLCDディスプレイ64とスピーカ66との間隔内のプリント回路基板62上に光センサ68が設置されている。即ち、光センサ68は、LCDディスプレイ64とスピーカ66との間にある隙間に設置されており、筐体42内の空間の利用効率が高められている。そして、前側筐体58の表示窓44にLCDディスプレイ64の表示面70、放音孔52にスピーカ66が臨ませられ、必要な表示や放音が妨げられないような位置関係に設定されている。LCDディスプレイ64と前側筐体58の内壁部との間には緩衝部材であるパッキン72が設置され、弾性を備えた機械的な結合関係が構成されているとともに、水滴や異物が表示面70側に侵入するのが防止されている。
【0025】
そして、前側筐体58の前面部には、凹部74が形成されているとともに、その凹部74内に保護パネル46が取り付けられている。前側筐体58の保護パネル46で覆われた部位、即ち、表示窓44に隣接した部位に透孔75が形成され、この透孔75と保護パネル46とによって入光窓48が構成され、図中、この入光窓48の下面側のプリント回路基板62上に光センサ68が設置されている。透孔75には、図示しないが、光を透過可能な導光材料を充填してもよい。また、光センサ68が設置される位置は、入光窓48の直下である必要はなく、入光窓48から入光する外光Lが検知可能な領域範囲にあればよい。導光部材で外光Lを光センサ68の受光面76に導く構成としてもよく、導光部材を介在すれば、光センサ68の設置箇所の自由度が拡大する。
【0026】
この実施形態の携帯電話機40によれば、表示窓44を覆う保護パネル46及び前側筐体58に形成された入光窓48を通して、即ち、入光窓48を覆う保護パネル46を通して外光Lが筐体42内に導びかれ、光センサ68に検出される。従来の筐体の角部分に入光窓や入光パネルを設置した携帯電話機に比較し、保護パネル46側から外光Lを取り込むので、外光Lの集光量が増加し、入光窓48の面積も大きく取ることが可能となる。
【0027】
そして、光センサ68の検出出力は、操作ボタン54の背面に設置されたバックライトを構成する発光素子のON、OFF制御や、カメラ付き携帯電話機の場合には、ストロボ光源のON、OFF制御等に用いられる。即ち、周囲が暗い場合にはその発光素子を点灯させ、操作ボタン54の表示が認識できる程度に明るい場合には、その発光素子を消灯させるので、電力消費を削減でき、電源の二次電池の消耗の抑制に寄与することができる。
【0028】
また、このように保護パネル46で覆われた透孔75で入光窓48を構成すれば、透孔75の形成、即ち、入光窓48の形成で筐体42の強度を低下させることはない。保護パネル46で覆われる部分に入光窓48が形成され、筐体42の角部に開口を形成しないので、筐体42の強度を低下させることもない。また、保護パネル46の一部で入光窓48が構成されているので、別部品である入光パネルが不要となるとともに、嵌合構造で固定する場合の入光パネルの形態に要求される精度は不要であり、しかも、部品点数の削減とともに、入光パネルの取付け等の組立工数を削減でき、コストダウンを図ることができる。また、入光窓48は保護パネル46で覆われているので、従来のような入光パネルの脱落のおそれや、入光窓48からの水滴や異物の侵入のおそれがない。さらに、入光窓48を備える前側筐体58のデザインに与える影響が極めて少なく、ケースデザインや筐体設計の自由度が高められる。
【0029】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る携帯電話機を図8を参照して説明する。図8は第2の実施形態に係る携帯電話機を示している。この実施形態では、保護パネル46の入光窓48の上部及び周囲部の領域に対し、ロゴや模様等の印刷や樹脂成形による表示部78を形成してもよい。このような表示部78を形成すれば、入光窓48を塞ぎ、外光Lの取入れが妨げられるのを防止でき、外光Lの検出精度の向上に寄与する。
【0030】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る携帯電話機を図9を参照して説明する。図9は第3の実施形態に係る携帯電話機を示している。前記実施形態では、放音孔52の下側に単一の入光窓48を形成したが、第3の実施形態では、放音孔52を挟んでその左右2箇所に入光窓48が形成され、各入光窓48を覆うように保護パネル46に台形状の突部80、82が形成されている。そして、各入光窓48に対応して光センサ68が設置される。このような構成によれば、双方の入光窓48が塞がれる危険性がなく、外光Lの取入れの信頼性が高められる。この場合、左右いずれかの入光窓48の一方のみとしてもよい。
【0031】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る携帯電話機を図10を参照して説明する。図10は第4の実施形態に係る携帯電話機を示している。この実施形態では、前側筐体58の表示窓44を光センサ68の受光面76の範囲まで拡大するとともに、光センサ68を覆って設置された保護パネル46に選択的に光を遮る遮光部86を形成し、この遮光部86で包囲された透光部87で入光窓48を構成してもよい。遮光部86は、合成樹脂で形成される保護パネル46の成形時、遮光材料の混入や遮光樹脂の嵌込み成形等で容易に実現することができる。
【0032】
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態に係る携帯電話機を図11を参照して説明する。図11は第5の実施形態に係る携帯電話機を示している。この実施形態では、保護パネル46の表面部に入光窓48を包囲する凹部88が形成され、この凹部88に遮光塗料等の遮光膜90を形成して遮光部86を構成し、この遮光部86で包囲された透光部87で入光窓48を構成している。係る構成によっても、保護パネル46を通して外光Lを光センサ68に導くことができる。
【0033】
(第6の実施形態)
本発明の第6の実施形態に係る携帯電話機を図12を参照して説明する。図12は第6の実施形態に係る携帯電話機を示している。この実施形態では、保護パネル46の裏面部に入光窓48を包囲する凹部92が形成され、この凹部92に遮光塗料等の遮光膜94を形成して遮光部86を構成し、この遮光部86で包囲された透光部87で入光窓48を構成している。係る構成によっても、保護パネル46を通して外光Lを光センサ68に導くことができる。
【0034】
(第7の実施形態)
本発明の第7の実施形態に係る携帯電話機を図13を参照して説明する。図13は第7の実施形態に係る携帯電話機を示している。この実施形態では、保護パネル46及び前側筐体58に形成された入光窓48と光センサ68との間に光を導びく合成樹脂等からなる導光部材96を設置し、入光窓48に入光した外光Lを光センサ68に導びくように構成している。係る構成とすれば、保護パネル46を通して取り込まれた外光Lを導光部材96で所望の位置に導くことができ、光センサ68の設置位置の自由度が高められる。この場合、導光部材96は、第4、第5又は第6の実施形態における入光窓48と光センサ68との間に設置する構成としてもよい。
【0035】
次に、以上述べた本発明のカメラ付き携帯電話機の実施形態の変形例、その他の技術的な拡張事項等を以下に列挙する。
【0036】
(1) 上記実施形態では、情報処理装置として携帯電話機を例に取って説明したが、本発明は、PDA、PHS、PC、ハンドヘルドPC、その他の情報携帯端末、ディジタルカメラ等、周囲の明るさを検出する光センサを備える各種の情報処理装置に適用できるものであり、実施形態の携帯電話機に限定されるものではない。
【0037】
(2) 実施形態では表示器としてメインLCDの表示面を覆う保護パネルに入光窓を形成した場合について説明したが、携帯電話機の背面部等に設置されるサブLCDの表示面を覆う保護パネルに同様の入光窓を形成し、その筐体42内に設置されている光センサ68に外光Lを導くようにしてもよい。
【0038】
(3) 保護パネル46の遮光部86に入光窓48を形成する場合、印刷、成形、蒸着等の形成手段により、選択的にロゴや模様等からなる透かし部を形成した構成としてもよい。係る構成とすれば、入光窓48の存在を隠すことができる。
【0039】
(4) 光センサ68をLCDディスプレイ64及びスピーカ66が設置されたプリント回路基板62上の、LCDディスプレイ64とスピーカ66との間に設置した構成とすれば、筐体42内の空間の利用率を高めることができる。
【0040】
(5) 実施形態の光センサ68の検出出力を操作ボタン用照明の自動ON、OFF制御やカメラ用照明の自動ON、OFF制御に使用すれば、電力消費を低減させ、電源に用いられる二次電池等の消耗抑制に寄与することができる。
【0041】
次に、以上述べた情報処理装置の実施形態から抽出される技術的思想を請求項の記載形式に準じて付記として列挙する。本発明に係る技術的思想は上位概念から下位概念まで、様々なレベルやバリエーションにより把握できるものであり、以下の付記に本発明が限定されるものではない。
【0042】
(付記1) 周囲の明るさを検出する光センサを筐体内に備えるとともに、この筐体に表示器の表示面を覆う保護パネルが設置されている情報処理装置であって、
前記保護パネル側に入光窓を備え、この入光窓により外光を前記筐体内の前記光センサに入光させる構成としたことを特徴とする情報処理装置。
【0043】
(付記2) 周囲の明るさを検出する光センサを筐体内に備えるとともに、この筐体に表示器の表示面を覆う保護パネルが設置されている情報処理装置であって、
前記筐体の前記保護パネルで被覆された部位に入光窓を備え、この入光窓より前記保護パネルを通過した外光を前記光センサに入光させる構成としたことを特徴とする情報処理装置。
【0044】
(付記3) 前記光センサは前記表示器の近傍に設置され、前記入光窓は前記筐体の表示窓の近傍に設けられていることを特徴とする付記1又は2記載の情報処理装置。
【0045】
(付記4) 前記入光窓は、前記保護パネルに形成された遮光部に形成した透光部であることを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
【0046】
(付記5) 前記入光窓は、前記保護パネルで覆われる前記筐体の部分に形成された透孔であることを特徴とする付記2記載の情報処理装置。
【0047】
(付記6) 前記光センサは、前記表示器及びスピーカが設置された基板上の、前記表示器と前記スピーカとの間に設置された構成であることを特徴とする付記1又は2記載の情報処理装置。
【0048】
(付記7) 前記入光窓と前記光センサとの間の空間部に導光部材を設置し、この導光部材を介して前記入光窓より前記外光を前記光センサに入光させる構成であることを特徴とする付記1又は2記載の情報処理装置。
【0049】
(付記8) 前記遮光部は、前記保護パネルの表面又は裏面に形成された遮光膜であることを特徴とする付記4記載の情報処理装置。
【0050】
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は発明の詳細な説明に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、係る変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次の効果が得られる。
a 表示器の表示面を覆う保護パネル側で外光を筐体内に取り込むので、外光の検出構造が簡略化できるとともに、集光量を増加させることができる。
【0052】
b 従来の入光パネルが不要になるので、部品点数を削減でき、その取付けが不要になるので、組立工数を削減することができ、コストダウンを図ることができる。
【0053】
c 入光パネルの脱落や入光パネルを取り付けるための入光窓による筐体の形状変化を来すことがなく、筐体を覆う保護パネルを通して外光を取り入れるので、水滴や異物の侵入を防止でき、筐体の強度低下を来すことなく、筐体の堅牢性に寄与することができる。
【0054】
d 入光窓を表示器の表示窓の近傍に形成された構成とすれば、外光の取入れが妨げられることがなく、周囲の明るさの検出精度を高めることができる。
【0055】
e 入光窓を保護パネルに形成された遮光部に透光部を形成した構成とすれば、外光を保護パネルを通して筐体内に入光させることができる。
【0056】
f 筐体の保護パネルで覆われる部位に透孔を設けて入光窓を構成すれば、筐体の強度を低下させることがなく、外光を保護パネルを通して筐体内に入光させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の携帯電話機を示す図である。
【図2】図1に示す携帯電話機のII−II線断面図である。
【図3】従来の携帯電話機の入光窓における入光パネルの接着固定を示す断面図である。
【図4】従来の携帯電話機の入光窓における入光パネルの嵌合固定を示す断面図である。
【図5】従来の携帯電話機の入光窓に対する入光パネルの取付け状態を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る携帯電話機を示す図である。
【図7】図6に示す携帯電話機のVII −VII 線断面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る携帯電話機の入光窓部を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る携帯電話機の入光窓部を示す図である。
【図10】本発明の第4の実施形態に係る携帯電話機の入光窓部を示す図である。
【図11】本発明の第5の実施形態に係る携帯電話機の入光窓部を示す図である。
【図12】本発明の第6の実施形態に係る携帯電話機の入光窓部を示す図である。
【図13】本発明の第7の実施形態に係る携帯電話機の入光窓部を示す図である。
【符号の説明】
2、40 携帯電話機
42 筐体
44 表示窓
46 保護パネル
48 入光窓
64 LCDディスプレイ(表示器)
68 光センサ
70 表示面
75 透孔
86 遮光部
87 透光部
L 外光

Claims (5)

  1. 筐体と、
    該筐体内に設けられたLCDディスプレイと、
    該筐体内に設けられ、周囲の明るさを検出する光センサと、
    該LCDディスプレイの表示面と該光センサとを覆う大きさであって、外光を該光センサに入光する透光性の入光窓を有する保護パネルと、
    該筐体に形成され、筐体内に設けられたスピーカからの音を放音する放音孔と、
    を備え、前記光センサは、前記筐体内の前記LCDディスプレイと前記スピーカとの間に設置されていることを特徴とするカメラ付き携帯電話機。
  2. 更に、
    前記光センサが検出した明るさに応じて被写体に対して発光するストロボ光源と、
    前記LCDディスプレイに表示される情報についての入力を受け付ける操作ボタンと、 該光センサが検出した明るさに応じて該操作ボタンに対して発光するバックライトと、 を備えたことを特徴とする請求項1記載のカメラ付き携帯電話機。
  3. 前記入光窓は、前記保護パネルに形成された遮光部に形成した透光部であることを特徴とする請求項1に記載のカメラ付き携帯電話機。
  4. 前記入光窓と前記光センサとの間の空間部に導光部材を設置し、この導光部材を介して前記入光窓より前記外光を前記光センサに入光させる構成であることを特徴とする請求項1、2、3の何れか一つに記載のカメラ付き携帯電話機。
  5. 前記遮光部は、前記保護パネルの表面又は裏面に形成された遮光膜であることを特徴とする請求項3に記載のカメラ付き携帯電話機。
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