JP4540828B2 - Double writing instrument - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、複数のボールペン筆記体の筆記先端部を選択的に軸先より突出させるようにした複式筆記具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、先軸とガイド筒の先方を固定し、ガイド筒に設けた複数の案内溝に、摺動コマを後端に止着した複数の筆記体をガイド筒と摺動コマとの間にリターンスプリング(圧縮バネ)を附勢して、それぞれ軸方向に前後動自在に嵌装し、軸方向に変位するカム斜面を有した円筒カムを、ガイド筒に対して回動且つ軸推移可能に設けて、各摺動コマをカム斜面に当接させることにより円筒カムの回転によって上記摺動コマを交互に前後動させて、各筆記体の先端を先軸の先端口から選択的に出没可能とした複式筆記具(A)が知られている。
【0003】
また別に2色のボールペン筆記体を搭載した複式筆記具(B)として、ガイド筒がダイカスト成形品で、略前方より後端位置まで反対側の両側面にそれぞれ開口した軸方向に長い一対の案内溝を有し、案内溝と略直角方向に弾性変位可能となるように軸部が2分割された脚部として形成され、また前方には後端が各案内溝と連通し、前端は開口した軸部を有し、後端の側面部に円周方向の周溝が形成されたものがある。そして円筒カムは、前面にカム斜面を有し、後方に4半円周状の鍔部を有して、その鍔部がガイド筒後端の周溝にガイド筒を弾性変形させて嵌装され、円筒カムがガイド筒に対し回転のみ可能に被嵌され、且つ抜け止めされる。また摺動コマは、外面に突起を有して突起の後端面に円筒カムのカム斜面と略同勾配のカム斜面が設けられ、また突起の後方にはネジ部を有した軸部が設けられており、各摺動コマの軸部とガイド筒後端の端部との間に引っ張りバネを敷設して摺動コマを常時後方に附勢されている。また摺動コマの前方には接合管などを介してボールペン筆記体が着脱可能に止着されている。この構成の複式筆記具は、ガイド筒を樹脂成形品とした場合には剛性不足であり止着強度や作動性に問題がある。
【0004】
又、従来知られる油性ボールペンのインキは高粘度で、筆記の際にボテ、筆記描線のムラ、濃度の薄さ、筆記圧が高い等の問題が存在する。又、従来の油性ボールペンの改良として相対的に低粘度のインキであるが、先端ボールの回転でより粘度が低下してインキがスムーズに流出する、所謂剪断減粘性を有した水性のインキを充填したボールペンが知られている。そのようなボールペンは上向き筆記をした時には先端ボール背面のインキが無くなると、インキのヘッドが直に加わる為に顕著な逆流が生じて手や衣服を汚す危険がある。又、インキの粘度が低く流出量が多いが故に、チップ側を下向きにした場合に先端ボールとチップ抱持部の隙間が生じるとインキが滲みでる(直流)問題が生じる。即ち、チップ先端部が服地に接触しているとインキが吸い出されて服地を汚損する問題がある。
また更に上向き筆記後やノックや落下等の衝撃後で先端ボール背面のインキが逆流傾向となる為に筆記掠れが起きる問題が存在する。(水性ボールペンのチップは油性ボールペンのチップに対して先端ボールとチップ抱持部の縦ガタが大きく設定されている。)その為に、通常はインキの後端に筆記時のインキの消耗に追随して移動するが、インキの自重や衝撃に対してインキの逆流を抑制するグリース状のフォロアが設けられる。又、先端ボールがチップのボール抱持部に密接するように先端ボールの背面をスプリングで押圧する手段やチップの後端にボール弁を遊嵌した弁室を設ける手段が用いられている。
【0005】
一方、従来の高粘度油性インキのボールペンの改良として低粘度油性インキのボールペンが考えられている。低粘度油性インキを用いた場合、チップ先端部の乾燥の問題がない。又、水性ボールペンに対して先端ボールとチップ抱持部の縦ガタを小さくできるのでインキの直流に対して低粘度の剪断減粘性を有した水性インキに比較して有利である。
【0006】
ところで上記のような複式筆記具に搭載するボールペンリフィールの場合、先端ボール径が0.5mm以下(0.3mm、0.4mmの細字用)の場合にはインキの流出量が小さくチップ内のインキ流路が細いのでインキの直流及び逆流防止に有利である。又、インキ収容管の長さが短いほど(インキの充填長さ)、インキ収容管の内径が細いほどインキの直流及び逆流防止に対して有利である。
以上のことを基にして、低粘度油性インキを使用してインキ収容管の外径を3〜3.5mm、先端ボール径を0.5mm以下とすることで、特別なインキの直流及び逆流防止機構を設けない場合でも複式筆記具用のボールペンリフィールとして筆記寿命を含めて十分使用満足感のあるものが提供可能である。
又、先端ボール径が0.5mm以上、インキ収容管を長くしたりインキ収容管を薄肉の金属管と成して内孔を拡げてインキの充填量を大きくした場合、またインキを更に低粘度とした場合、また低粘度の剪断減粘性を有した水性インキなどには上述したインキの直流及び逆流防止機構が程度に応じて組み込まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が対象とする複式筆記具は、部品の多くが金属製で構造が複雑な高級品ではなく、部品の殆どが樹脂成形品で構造も極力単純化した安価なものであり、このような複式筆記具は軸径が太くなる欠点がある。また低粘度インキ特に剪断減粘性を有する水性インキを使用したボールペン筆記体はインキ流量が多いが故にインキ充填量を多くしてインキ収容管の径が太くなる傾向にある。
また安価な複式筆記具とはいえデザイン性や高級感から少しでも細いものが好まれる傾向がある。
そこで本発明は、極力軸径を細くすることを可能とし、また細くすることによって生じる構造上の欠点を解決することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を達成するために以下の構成を有する。
請求項1に記載の発明に係る複式筆記具は、軸筒内に複数箇所の案内溝を有するガイド筒を配し、その各案内溝に設けた摺動コマの前端にボールペン筆記体が接合され、摺動コマの後端に常時ボールペン筆記体を後方に引き込むように引っ張りバネが固定されると共に、前面にカム斜面を有した円筒カムがそのカム斜面を各摺動コマに設けたカム斜面に接触させた状態でガイド筒の外周に回転のみ可能に止着され、また円筒カムの後方で操作体がガイド筒の後端部外周に回転方向で一体となるように係合されると共に軸筒に対し回転のみ可能に止着されて、更に操作体に上記引っ張りバネの後端部が係止され、また円筒カムが軸筒内で軸筒に対し回転方向で一体に係合されて、軸筒に対して操作体を回転した時に円筒カムに対してガイド筒が回転し、各ボールペン筆記体の筆記先端部が軸筒先端口から選択的に出没可能となるように構成されたことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明に係る複式筆記具は、請求項1に記載の複式筆記具に於いて、軸筒が、後軸の前方に先軸が着脱可能に固定されて設けられ、また操作体の後端部が後軸の後端から突出した状態に設けられて、その操作体の後端部外周に前方方向にクリップを一体に有した筒部が固着されてなる。
【0010】
請求項3に記載の発明に係る複式筆記具は、請求項1に記載の複式筆記具に於いて、ボールペン筆記体は、透明又はインキの色と同色の樹脂成形品からなる継ぎ手の先端にボールペンのチップと継ぎ手の後端にインキ収容管が固定されてなり、チップは、先端ボールがチップ先端のボール抱持部の内縁に常時は押圧されて密接し、筆記時には密接状態が解除されるように設けられたスプリングを有し、またインキ収容管は、その内部に筆記に伴う先端ボールの回転で粘性が低下して流出される、所謂剪断減粘性を有した水性ボールペンインキ又は低粘度の油性インキが充填され、更にインキの後端に筆記に伴うインキの消耗に追随して移動するグリース状またはゲル状の不乾性物から成るフォロアが充填されてなる。
【0011】
請求項4に記載の発明に係る複式筆記具は、請求項1に記載の複式筆記具に於いて、ボールペン筆記体は、透明又はインキの色と同色の樹脂成形品からなる継ぎ手の先端にボールペンのチップと継ぎ手の後端にインキ収容管が固定されてなり、先軸は透明で握り部に略不透明なグリップが被覆され、少なくともグリップの前方が透視可能となされ、筆記先端部が先軸の先端口から突出した時に、継ぎ手が外部から視認可能となされたことを特徴とする。
【0012】
【実施例】
先ず、図1は本発明の実施例である複式筆記具の全体を示す縦断面図である。
図に示す複式筆記具は、剪断減粘性を有する水性インキを使用した2種のボールペン筆記体8が搭載された状態を示しているが、以上に限らず低粘度の油性ボールペンインキ、通常の油性ボールペンインキ、あるいは消しゴムで消せるタイプのボールペンインキなどを使用したボールペン筆記体を搭載することができる。
【0013】
図に示すように、軸筒は後軸1と先軸2とからなり、後軸1の前方に先軸2の後方が螺合などの手段による接合部4によって着脱可能に固定されている。
また後軸1は樹脂製で、図2及び図3に示すように、内孔の後端近傍に円周状の凹溝1bと1cが形成され、さらに内孔の後方部一側に軸方向に延びたガイド溝1aが形成されている。また内孔の前端近傍には先軸と螺合する螺子部が形成されている。また先軸2は、ボールペン筆記体のインキ色が解るように透明な樹脂成形品となして、握り部に略不透明なゴムや熱可塑性エラストマーのグリップを設け、少なくともグリップの前方が透視可能となされて、筆記先端部が先軸の先端口から突出した時に、その継ぎ手部が外部から視認可能となるように設けることができる。またその時、ディスプレイ性を良くすることから後軸も透明となされる。
【0014】
また図4乃至図9はガイド筒3を示している。
図に示すようにガイド筒3は、軸部3aの前端から略後端まで側面に開口した軸方向に長い案内溝3cと仕切壁3bを介してそれと反対側の側面に同様の案内溝3dが設けられている。またガイド筒3の前端に設けたやや大径の軸部3eにはガイド溝3c、3dに貫通した同形の溝部を有すると共に溝部の上端に両側から適宜張り出した押さえ3jが形成されている。また軸部3aは、後端から適宜前方位置に段部3hを有してその前方がやや大径となされ、段部3hの後方に円周上に凹部3iが形成されるように周上に突部3gが形成されている。また突部3gの外径と段部3h前方の軸部3aの外径は通常同径に設けられる。
また軸部3aの後端近傍の軸面には縦溝3kが形成され、さらに後端部軸心には内軸3fが形成されている。
【0015】
図10は円筒カム5の断面図を示している。
円筒カム5は筒状を成し、前端縁に円周状に前後に変位するカム斜面5aを有し、カム斜面5aの最前端部には切欠5bが形成されている。また円筒カム5の側面に軸方向にガイドリブ5cが形成され、カム斜面5aの後端に平坦となった後端部5eが形成されて、後端部5eの後方が円筒状の軸部5dとなされ、軸部5dの後端部内孔に円周状の突部5fが形成されている。
【0016】
また図11及び図12は摺動コマ6を示している。
図に示すように摺動コマ6は、中央の軸部外面に設けられた突部6aの後端に突起6bが形成され、その突起6bの前方に円筒カム5のカム斜面5aと略同勾配のカム斜面6gが形成され、中央の軸部後端に設けた軸部に螺子状部6fが形成されている。なおこの螺子状部6fは後述する引っ張りバネも端部を係止する為の部位であって螺子に限らず周状の突部や突条部などであってもよいものである。また中央の軸部前端に設けた軸部6cの外周部には所要箇所に係合リブ6dが形成され、また軸部6cの一側面に前端から中央の軸部に係る通気溝6eが形成されている。なお上記係合リブ6dは後述するボールペン筆記体の後端部を着脱可能に止着する係合部であり、通気溝6eはボールペン筆記体を止着した後インキ収容管内と外部との空気置換を行うため積極的に設けられたものである。
【0017】
また図13及び図14は操作体7を示している。
図に示すように操作体7は、筒状の軸部7aの前方外周部に周状の突部7bと7cが形成され、後方外周部には同様に周状の突部を成した係合部7eが形成されて、更に外周部略中央の一側に片状の突部7dが形成されている。
また軸部7a内孔部の所要位置に上述したガイド筒3の縦溝3kに嵌挿して相互間が回転方向で一体となるリブ7hが形成され、更にガイド筒3の案内溝3c、3dに対向して引っ張りバネの後端部を係止する為のバネ取付け部7fが形成されている。またバネ取付け部7fには引っ張りバネの後端に設けられたフック部を引っかける為の掛け部7gが設けられている。
【0018】
また図15はボールペン筆記体を示している。
図に示されるボールペン筆記体8は、低粘度油性インキまたは剪断減粘性を有した水性インキが充填されてなる。
このボールペン筆記体8の構造について説明すると、チップ8cはインキ流入可能なチャンネルを有した座に先端ボール8dが略当接した状態で、先端ボールが回転自在に抱持されるようカシメられている。
またチップ8cの内孔部にスプリング8eが内挿され、チップの軸部の後端が適宜カシメられてスプリングの後端が抜出不能に設けられている。
またスプリング8cの先方には直線状の棒軸部が形成され、この棒軸部の先端が先端ボール8dの後端に押圧状に当接している。尚、先端ボールはその押圧でチップ8cのボール抱持部の内縁に密接状態となる。またチップの後端軸部の外周に周状の溝が形成されている。(図示せず)
【0019】
また継ぎ手8bは、PP樹脂成形品で後方軸部がインキ収容管18aに固着される。また継ぎ手8bの前方軸部の内孔部に突部(図示せず)が形成されており、チップをこの内孔部に圧入した時にチップの後端軸部の外周に設けられた周状の溝に突部が係合してチップの固着力が増強される。
また継ぎ手8bは透明またはインキと略同色に設けられる。継ぎ手を透明とした場合にはインキの残量が正しく把握できる。インキ収容管を金属製とした場合には一層有効となる。
【0020】
又、インキ収容管8a内には低粘度油性インキまたは剪断減粘性を有する水性のインキ8gが充填され、更にインキの後端にインキの消耗と共にインキ面に接触して追随して移動可能なグリース状又はゲル状のフォロア8hが配設されている。またインキ収容管8aは、ポリエチレン、PP樹脂(ポリプロピレン)、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂からなる成形体が、インキの低蒸発性、生産性の面から使用可能であるが、通常は略透明のPP樹脂成形品等が使用される。尚、インキ収容管の内径が常に一定のものを使用するのであれば継ぎ手8bは必ずしも必要とせず、チップ8cを直接インキ収容管に固着することができる。
【0021】
ところでボールペン筆記体に低粘度油性インキが用いられた場合にはチップ先端部の乾燥の問題がないが、剪断減粘性を有する水性のインキが用いられた場合には筆記先端部にシール樹脂(ホットメルトなどで)が取付けられて、長期間未使用で滞留された時に初期品質が低下しないように成されている。無論、筆記開始時にシール樹脂は取り去られる。
【0022】
以下、組立構造について説明すると、
先ず、ガイド筒3の案内溝3c、3dに各摺動コマ6,6が配設され、各摺動コマ6,6の後端に設けられた螺子状部に引っ張りバネ9,9が係止されると共に、摺動コマの前端に設けられた軸部6c、6cにボールペン筆記体8,8のインキ収容管8aの後端内孔部が係合される。またガイド筒3の凹部3iに円筒カム5の突部5fが弾性変形を利用して嵌着され、ガイド筒3に対し円筒カム5が回転のみ可能に止着される。またガイド筒の軸部3aの後端部外周に設けた縦溝3kにリブ7hを嵌挿した状態で操作体7がガイド筒に取付けられ、円筒カム5の後端に操作体7の前端が当接した状態となり、また操作体7の内孔部に設けられたバネ取付け部7f、7fの掛け部7g、7gに上記引っ張りバネ9,9の後端に設けられたフック部9a,9aが係止され、常時ボールペン筆記体を後方に引き込むように引っ張りバネが固定されると共に、前面にカム斜面5aを有した円筒カム5がそのカム斜面5aを各摺動コマに設けたカム斜面6gに接触させた状態となる。またその組付け状態で後軸1の後端からその内孔部に挿入される。
【0023】
また円筒カム5のガイドリブ5cが後軸1のガイド溝1aに嵌合し、円筒カムが後軸に対し回転方向で一体になると共に、操作体7の軸部7aの前方部に設けられた突部7b、7cが後軸1の凹溝1b、1cに相互の弾性変形によって係合し、操作体7が後軸1に対し回転のみ可能に止着され、またガイド筒3は操作体と一体に回転可能となる。
またクリップ体10の後端部に設けられた凹部に操作体の突部7dが係合した状態で筒部10aが操作体の軸部7aの後方部に設けられた係合部7eに係合してクリップ体10と操作体7が一体化される。
【0024】
以上により、後軸1に対してクリップ体10を一方方向に180度づつ回転することで、円筒カム5に対してガイド筒3が同様に回転して、2色のボールペン筆記体8,8の筆記先端部が先軸2の先端口から交互に出没する。
またクリップ体の回転を左右に90度づつの範囲で回転規制することも可能である。またその手段は、円筒カムとガイド筒の相互間に回転範囲を規制する係合部を設ける構造、操作体を後軸に対して回転規制する構造、ガイド筒の前端部と対向する段部を後軸内孔に設けてその相互間に回転規制部を設ける構造などがある。
【0025】
ところで、上述した実施例は2色の複式筆記具であるが、無論、容易に3色とすることができる。
図16は3色の場合のガイド筒13の横断面で案内溝の状態を示している。
また図17は3色の場合の操作体14の状態を示している。
また図18は3色の複式筆記具の全体を示す縦断面図であるが、断面の関係から1色が削除された状態で示されている。
また3色の場合も基本的には2色と同じなので説明は省略する。
【0026】
【作用】
本発明の複式筆記具は、従来の複式筆記具(A)のようにリターンスプリングの内孔をくぐってボールペン筆記体の後端部が摺動コマの前端に係合されないので後軸の内径寸法を小さくしても作動性が良好である。
因みに、複式筆記具(A)の場合には、リターンスプリングは伸縮を繰り返すと座屈によってよじれ状に変形し、筆記体を交換するときにスプリングの捲線部に干渉してスプリングを破壊して作動不良を起こしやすい問題がある。そこでそのような問題が起きにくいように必要な余裕を設けており、いっそう軸径が大きくなる傾向にある。
また複式筆記具(B)のようにガイド筒が、案内溝と略直角方向に弾性変位可能となるように軸部が2分割された脚部として形成されされていないので、樹脂製であっても剛性不足とならない。またガイド筒の後端に操作体を設けた構造によって華奢となるガイド筒と円筒カムの止着部が弱くても操作体と後軸の強固な係合によって補強される。
【0027】
また継ぎ手を透明又はインキの色と同色の樹脂成形品とし、先軸を透明としその握り部に略不透明なグリップを被覆して、筆記先端部が先軸の先端口から突出した時に継ぎ手部が外部から視認可能となすことによって、それぞれの筆記先端部が先軸の先端口から突出した時に継ぎ手が先軸先方の透明部から視認され、目下突出したボールペン筆記体のインキが何色か明瞭に表示される。また継ぎ手が透明な場合にはインキの残量が正しく把握できる。
【0028】
【発明の効果】
本発明の構成及び作用は以上の通りであり、安価な複式筆記具が従来より細くできデザイン性や高級感を持たせることが可能となり、また細くすることによって生じる構造上の欠点を解決することが可能となる。
また先軸の先端口から突出した時にボールペン筆記体のインキが何色か明瞭に表示され、継ぎ手が透明な場合にはインキの残量が正しく把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である複式筆記具(2色)の縦断面図である。
【図2】後軸の縦断面図である。
【図3】後軸の断面斜視図である。
【図4】ガイド筒(2色)の縦断面図である。
【図5】ガイド筒の上面図を示している。
【図6】ガイド筒の断面斜視図である。
【図7】図4(ガイド筒)の下方から見た図を示している。
【図8】図4(ガイド筒)のA−A断面図である。
【図9】図4(ガイド筒)のB−B断面図である。
【図10】円筒カムの断面図である。
【図11】摺動コマの断面図である。
【図12】摺動コマの上面図を示している。
【図13】操作体の断面図である。
【図14】図13(操作体)の上方から見た図を示している。
【図15】ボールペン筆記体の縦断面図である。
【図16】図8に相当する、3色とした場合のガイド筒の断面図である。
【図17】図14に相当する、3色とした場合の操作体の上方から見た図である。
【図18】本発明の実施例である複式筆記具(3色)の縦断面図である。
【符号の説明】
1 後軸
1a ガイド溝
1b 凹溝
1c 凹溝
2 先軸
3 ガイド筒
3a 軸部
3b 仕切壁
3c 案内溝
3d 案内溝
3e 軸部
3f 内軸
3g 突部
3h 段部
3i 凹部
3j 押さえ
3k 縦溝
4 接合部
5 円筒カム
5a カム斜面
5b 切欠
5c ガイドリブ
5d 軸部
5e 後端部
5f 突部
6 摺動コマ
6a 突部
6b 突起
6c 軸部
6d 係合リブ
6e 通気溝部
6f 螺子状部
6g カム斜面
7 操作体
7a 軸部
7b 突部
7c 突部
7d 突部
7e 係合部
7f バネ取付け部
7g 掛け部
7h リブ
8 ボールペン筆記体
8a インキ収容管
8b 継ぎ手
8c チップ
8d 先端ボール
8e スプリング
8f シール樹脂
8g インキ
8h フォロア
9 引っ張りバネ
10 クリップ体
10a 筒部
10b クリップ
11 クリップ飾り
12 グリップ
13 ガイド筒
13a 案内溝
13b 案内溝
13c 案内溝
13d 仕切壁
14 操作体
14a バネ取付け部
14b リブ
14c 突部[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an improvement of a compound writing instrument in which writing tip portions of a plurality of ballpoint pen writing bodies are selectively protruded from a shaft tip.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the front shaft and the tip of the guide cylinder are fixed, and a plurality of writing bodies with a sliding piece fixed to the rear end in a plurality of guide grooves provided in the guide cylinder are returned between the guide cylinder and the sliding piece. A cylindrical cam that has a cam slope that is biased by a spring (compression spring) and that can be moved back and forth in the axial direction. Then, by bringing each sliding piece into contact with the cam slope, the sliding piece can be moved back and forth alternately by rotation of the cylindrical cam, and the tip of each writing body can be selectively projected and retracted from the tip end of the front shaft. A dual writing instrument (A) is known.
[0003]
In addition, as a dual-type writing instrument (B) equipped with a ballpoint pen writing body of two colors, a guide cylinder is a die-cast molded product, and a pair of long guide grooves that are open on both side surfaces on the opposite side from the front to the rear end. The shaft portion is formed as a leg portion that is divided into two so as to be elastically displaceable in a direction substantially perpendicular to the guide groove, and the front end communicates with each guide groove in the front, and the front end is an open shaft. And a circumferential groove is formed on the side surface of the rear end. The cylindrical cam has a cam slope on the front surface, and has a semicircular collar part at the rear, and the collar part is fitted into the circumferential groove at the rear end of the guide cylinder by elastically deforming the guide cylinder. The cylindrical cam is fitted to the guide cylinder so as to be rotatable only, and is prevented from coming off. Further, the sliding piece has a protrusion on the outer surface, a cam inclined surface having substantially the same gradient as the cam inclined surface of the cylindrical cam is provided on the rear end surface of the protrusion, and a shaft portion having a screw portion is provided behind the protrusion. In addition, a tension spring is laid between the shaft portion of each sliding piece and the end portion at the rear end of the guide cylinder, and the sliding piece is always urged rearward. Further, a ballpoint pen writing body is detachably attached to the front of the sliding piece via a joining tube or the like. The dual-type writing instrument having this configuration has insufficient rigidity when the guide tube is made of a resin molded product, and has problems in fastening strength and operability.
[0004]
In addition, conventionally known oil-based ballpoint pen inks have high viscosity, and there are problems such as mottling, uneven writing lines, thin density, and high writing pressure during writing. In addition, it is a relatively low-viscosity ink as an improvement over conventional oil-based ballpoint pens, but it is filled with water-based ink with so-called shear thinning, in which the viscosity decreases with the rotation of the tip ball and the ink flows out smoothly. Ballpoint pens are known. When such a ballpoint pen is written upward, if the ink on the back of the tip ball runs out, the ink head is added directly, and there is a risk of causing a significant back flow and soiling hands and clothes. Further, since the viscosity of the ink is low and the amount of outflow is large, when the tip side is faced downward, if the gap between the tip ball and the tip holding portion is generated, the ink bleeds (direct current) occurs. That is, if the tip end of the tip is in contact with the clothing, there is a problem that ink is sucked out and the clothing is soiled.
Further, there is a problem that the writing wrinkle occurs because the ink on the back surface of the tip ball tends to flow backward after upward writing or after impact such as knocking or dropping. (The tip of the water-based ballpoint pen is set to have a larger vertical play between the tip ball and the tip holding portion than the tip of the oil-based ballpoint pen.) For this reason, it usually follows the ink consumption during writing at the trailing edge of the ink. However, a grease-like follower is provided that suppresses the backflow of ink against the ink's own weight and impact. Further, means for pressing the back surface of the tip ball with a spring so that the tip ball is in close contact with the ball holding portion of the tip, or means for providing a valve chamber in which a ball valve is loosely fitted at the rear end of the tip are used.
[0005]
On the other hand, a low-viscosity oil-based ink ball pen is considered as an improvement of the conventional high-viscosity oil-based ink ball-point pen. When low viscosity oil-based ink is used, there is no problem of drying of the tip end portion of the chip. Further, since the vertical play between the tip ball and the chip holding portion can be reduced with respect to the water-based ballpoint pen, it is advantageous as compared with the water-based ink having shear viscosity and low viscosity with respect to the direct current of the ink.
[0006]
By the way, in the case of the ballpoint pen refill mounted on the above-mentioned double writing instrument, when the tip ball diameter is 0.5 mm or less (for 0.3 mm and 0.4 mm thin characters), the amount of ink flowing out is small and the ink flow in the chip is small. The narrow path is advantageous for preventing direct current and backflow of ink. Further, the shorter the length of the ink storage tube (ink filling length), the smaller the inner diameter of the ink storage tube, the more advantageous for preventing direct current and backflow of the ink.
Based on the above, using a low-viscosity oil-based ink, the ink containing tube has an outer diameter of 3 to 3.5 mm and a tip ball diameter of 0.5 mm or less, preventing direct current and backflow of special ink. Even when a mechanism is not provided, it is possible to provide a ball pen refill for a double writing instrument that has a satisfactory use satisfaction including the writing life.
Also, if the tip ball diameter is 0.5 mm or more, the ink containing tube is lengthened, or the ink containing tube is made of a thin metal tube to expand the inner hole and the ink filling amount is increased, the ink is further reduced in viscosity. In this case, the ink direct current and the backflow prevention mechanism described above are incorporated in the water-based ink having a low viscosity shear thinning depending on the degree.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The dual-type writing instrument to which the present invention is directed is not a high-grade product having many parts made of metal and having a complicated structure, but most of the parts are resin-molded products and are inexpensive and simplified in structure. The writing instrument has a drawback that the shaft diameter becomes thick. In addition, a ball-point pen writing body using a low-viscosity ink, especially a water-based ink having shear thinning viscosity, has a large ink flow rate, and therefore tends to increase the ink filling amount and increase the diameter of the ink containing tube.
Moreover, although it is an inexpensive compound writing instrument, there is a tendency that a thin one is preferred because of its design and luxury.
Therefore, an object of the present invention is to make it possible to make the shaft diameter as thin as possible and to solve the structural defects caused by making it thin.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has the following configuration in order to achieve the above-described problems.
The compound writing instrument according to the invention of claim 1 is arranged with a guide cylinder having a plurality of guide grooves in the shaft cylinder, and a ballpoint pen writing body is joined to the front end of the sliding piece provided in each guide groove, A tension spring is fixed to the rear end of the sliding piece so that the ballpoint pen is always drawn backward, and a cylindrical cam with a cam slope on the front contacts the cam slope on each sliding piece. In this state, it is fixed to the outer periphery of the guide tube so as to be rotatable only, and the operating body is engaged with the outer periphery of the rear end of the guide tube so as to be integrated in the rotational direction at the rear of the cylindrical cam. The rear end of the tension spring is locked to the operating body so that only the rotation is possible, and the cylindrical cam is integrally engaged with the shaft cylinder in the rotation direction within the shaft cylinder. When the operating body is rotated with respect to the cylindrical cam, Rolling, and wherein the writing tip of the ballpoint pen cursive is configured to be selectively retractable from the barrel tip opening.
[0009]
The dual writing instrument according to the invention described in claim 2 is the dual writing instrument according to claim 1, wherein the shaft cylinder is provided with the front shaft detachably fixed in front of the rear shaft, The rear end portion is provided in a state protruding from the rear end of the rear shaft, and a cylindrical portion integrally having a clip in the forward direction is fixed to the outer periphery of the rear end portion of the operating body.
[0010]
A compound writing instrument according to a third aspect of the present invention is the compound writing instrument according to the first aspect, wherein the ball-point pen writing body is a tip of a ball-point pen formed of a resin molded product that is transparent or the same color as the ink color. The tip is provided so that the tip ball is always pressed against the inner edge of the ball holding portion at the tip of the tip, and the tip is released when writing. The ink containing tube has a water-based ballpoint pen ink having a so-called shear thinning viscosity or a low-viscosity oil-based ink that flows out with a reduced viscosity due to rotation of the tip ball accompanying writing. Further, the ink is filled with a follower made of a grease-like or gel-like non-drying material that moves following the ink consumption accompanying writing.
[0011]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the dual writing instrument according to the first aspect, wherein the ballpoint pen writing body is a tip of a ballpoint pen formed of a resin molded product that is transparent or of the same color as the ink color. The ink storage tube is fixed to the rear end of the joint, the front shaft is transparent, the grip portion is covered with a substantially opaque grip, at least the front of the grip can be seen through, and the writing front end is the front end of the front shaft. The joint is visible from the outside when protruding from the outside.
[0012]
【Example】
First, FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing the whole of a dual writing instrument according to an embodiment of the present invention.
The compound writing instrument shown in the figure shows a state in which two kinds of ball-point
[0013]
As shown in the figure, the shaft cylinder is composed of a rear shaft 1 and a front shaft 2, and the rear of the front shaft 2 is detachably fixed to the front of the rear shaft 1 by a joint 4 by means such as screwing.
Further, the rear shaft 1 is made of resin, and as shown in FIGS. 2 and 3, circumferential concave grooves 1b and 1c are formed in the vicinity of the rear end of the inner hole, and in the axial direction on one side of the rear portion of the inner hole. A guide groove 1a extending in the direction is formed. Further, a screw portion that is screwed with the front shaft is formed in the vicinity of the front end of the inner hole. Further, the front shaft 2 is a transparent resin molded product so that the ink color of the ballpoint pen writing body can be understood, and a grip of substantially opaque rubber or thermoplastic elastomer is provided on the grip portion so that at least the front of the grip can be seen through. Thus, when the writing tip portion protrudes from the tip end of the tip shaft, the joint portion can be provided so as to be visible from the outside. At that time, the rear shaft is also made transparent to improve display properties.
[0014]
4 to 9 show the
As shown in the figure, the
A
[0015]
FIG. 10 shows a sectional view of the
The
[0016]
11 and 12 show the sliding
As shown in the figure, the sliding
[0017]
13 and 14 show the operating
As shown in the figure, the operating
Further, ribs 7h are formed in the required positions of the inner hole portion of the
[0018]
FIG. 15 shows a ballpoint pen.
The
The structure of the ball-point
Further, a
Further, a linear rod shaft portion is formed at the tip of the
[0019]
The joint 8b is a PP resin molded product, and the rear shaft portion is fixed to the ink storage tube 18a. Further, a protrusion (not shown) is formed in the inner hole portion of the front shaft portion of the joint 8b, and a circumferential shape provided on the outer periphery of the rear end shaft portion of the chip when the chip is press-fitted into the inner hole portion. The protrusion is engaged with the groove, and the fixing force of the chip is enhanced.
Further, the joint 8b is provided in the same color as transparent or ink. When the joint is transparent, the remaining amount of ink can be correctly grasped. This is more effective when the ink containing tube is made of metal.
[0020]
Further, the
[0021]
By the way, when a low-viscosity oil-based ink is used for a ballpoint pen writing body, there is no problem of drying of the tip of the tip, but when a water-based ink having shear thinning viscosity is used, a seal resin (hot The initial quality is not deteriorated when it is attached and is not used for a long time. Of course, the sealing resin is removed at the start of writing.
[0022]
Hereinafter, the assembly structure will be described.
First, the sliding
[0023]
Further, the
In addition, the cylindrical portion 10a is engaged with the engaging portion 7e provided at the rear portion of the
[0024]
As described above, when the
It is also possible to restrict the rotation of the clip body within a range of 90 degrees left and right. Further, the means includes a structure in which an engaging portion for restricting the rotation range is provided between the cylindrical cam and the guide tube, a structure for restricting the rotation of the operating body with respect to the rear shaft, and a step portion facing the front end portion of the guide tube. There is a structure in which a rotation restricting portion is provided between the holes in the rear shaft inner hole.
[0025]
By the way, although the above-mentioned embodiment is a two-color compound writing instrument, of course, it can be easily set to three colors.
FIG. 16 shows the state of the guide groove in the cross section of the guide tube 13 in the case of three colors.
FIG. 17 shows the state of the operating
FIG. 18 is a longitudinal sectional view showing the whole of the three-color compound writing instrument, but is shown in a state where one color is deleted from the cross-sectional relationship.
Further, the case of three colors is basically the same as that of two colors, and the description thereof is omitted.
[0026]
[Action]
In the dual writing instrument of the present invention, the rear end of the ballpoint pen writing body is not engaged with the front end of the sliding piece through the inner hole of the return spring as in the conventional dual writing instrument (A), so the inner diameter of the rear shaft is reduced. However, the operability is good.
Incidentally, in the case of the compound writing instrument (A), the return spring deforms into a kinked shape due to buckling when it repeatedly expands and contracts, and when replacing the writing body, it interferes with the shoreline of the spring and destroys the spring, causing malfunction. There is a problem that is likely to cause. Therefore, a necessary margin is provided so that such a problem hardly occurs, and the shaft diameter tends to be further increased.
Further, unlike the compound writing instrument (B), the guide tube is not formed as a leg portion that is divided into two so that the shaft portion can be elastically displaced in a direction substantially perpendicular to the guide groove. There is no lack of rigidity. Further, the structure in which the operating body is provided at the rear end of the guide cylinder is reinforced by the strong engagement between the operating body and the rear shaft even if the fastening portion of the guide cylinder and the cylindrical cam that is delicate is weak.
[0027]
Also, the joint is made of transparent or the same color as the ink color, the tip is transparent and the grip part is covered with a substantially opaque grip, and when the writing tip protrudes from the tip of the tip, the joint is By making it visible from the outside, when each writing tip protrudes from the tip end of the front shaft, the joint is visible from the transparent portion of the front shaft tip, and the ink of the ballpoint pen writing that is currently protruding is clear Is displayed. When the joint is transparent, the remaining amount of ink can be correctly grasped.
[0028]
【The invention's effect】
The configuration and operation of the present invention are as described above, and an inexpensive dual-type writing instrument can be made thinner than before, giving it a design and a high-class feeling, and solving the structural defects caused by making it thinner. It becomes possible.
Also, when protruding from the tip of the front shaft, the color of the ballpoint pen is clearly displayed, and when the joint is transparent, the remaining amount of ink can be grasped correctly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a dual writing instrument (two colors) according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of a rear shaft.
FIG. 3 is a cross-sectional perspective view of a rear shaft.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a guide tube (two colors).
FIG. 5 shows a top view of the guide cylinder.
FIG. 6 is a cross-sectional perspective view of a guide tube.
7 shows a view from below of FIG. 4 (guide cylinder).
8 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 4 (guide cylinder).
9 is a cross-sectional view taken along the line BB of FIG. 4 (guide cylinder).
FIG. 10 is a cross-sectional view of a cylindrical cam.
FIG. 11 is a cross-sectional view of a sliding piece.
FIG. 12 shows a top view of the sliding piece.
FIG. 13 is a cross-sectional view of an operating body.
14 shows a view from above of FIG. 13 (operation body). FIG.
FIG. 15 is a longitudinal sectional view of a ballpoint pen writing body.
FIG. 16 is a cross-sectional view of the guide tube corresponding to FIG. 8 in the case of three colors.
FIG. 17 is a view seen from above the operating body in the case of three colors corresponding to FIG. 14;
FIG. 18 is a longitudinal sectional view of a dual writing instrument (three colors) that is an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Rear shaft 1a Guide groove 1b Groove 1c Groove 2
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