JP4540582B2 - シールドコネクタ用のインナーターミナル - Google Patents

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Description

本発明は、シールドコネクタを構成する一部品のインナーターミナルに関する。
高周波信号の伝送に用いられる同軸ケーブルは、特性インピーダンスが50Ωや70Ωに設定されている。このような同軸ケーブルと、中継接続される電気装置の回路基板やケーブル等の伝送路とにおいては、特性インピーダンスの整合(マッチング)が図られるようになっている(例えば下記特許文献1参照)。
仮に、伝送路に特性インピーダンスの整合がしていない部分(不整合部分)が存在すると、この不整合部分では、信号の反射による伝送効率の低下及びノイズの発生等の不具合が生じてしまうことが知られている。伝送路の中継接続部であるシールドコネクタは、同軸ケーブルとの特性インピーダンスの整合が必要になっている。
シールドコネクタは、インナーターミナル(図5参照)、アウターターミナル、及びこれらの間に介在する誘電体を備えて構成されている。シールドコネクタは、「アウターターミナルの本体部の内径とインナーターミナルの端子部外径との比」及び「誘電体の誘電比率」を調整することにより、同軸ケーブルとのインピーダンス整合が図られるようになっている。
特開2003−163058号公報
図5において、インナーターミナル1の圧着部2は、同軸ケーブルの中心導体(図示省略)との電気的な接続信頼を優先したサイズ・形状に形成されている。従って、圧着後の圧着部2の口径は、本体部3の口径よりも小径となるように形成されている。このため、アウターターミナルの本体部(図示省略)の内径と、インナーターミナル1の端子部外径との比が合わないこととなり、この部分のインピーダンスが同軸ケーブルに比べて高くなってしまうという問題点を有している。
その他、インナーターミナル1は、中心導体に接続される細い部品であることから、圧着部2と本体部3とをつなぐ連結部4が極細の構造となってしまい、インピーダンスの不整合がおこるとともに、この部分の強度が不十分になってしまうという問題点を有している。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、インピーダンス整合に配慮した、シールドコネクタ用のインナーターミナルを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のシールドコネクタ用のインナーターミナルは、相手インナーターミナルに対する接続部分としての本体部と、同軸ケーブルの中心導体に対する加締め部分としての圧着部と、前記本体部及び前記圧着部のつなぎ部分としての連結部と、を有するシールドコネクタ用のインナーターミナルにおいて、前記中心導体と共に加締められ前記圧着部内で前記中心導体に寄り添う内足を更に有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、中心導体が内足と共に加締められる。これにより、圧着部のクリンプハイトが高くなり、圧着後の圧着部の口径と本体部の口径との差が縮まる。又は、ほぼ同じになる。従って、圧着部においてのインピーダンス整合が図られる。
請求項2記載の本発明のシールドコネクタ用のインナーターミナルは、請求項1に記載のシールドコネクタ用のインナーターミナルにおいて、前記内足を前記圧着部内で二つ折り可能となる長さに形成することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、二つ折りした内足により、圧着部のクリンプハイトが更に高くなり、一層、圧着後の圧着部の口径と本体部の口径との差が縮まる。又は、ほぼ同じになる。従って、圧着部においてのインピーダンス整合が一層良好に図られる。
請求項3記載の本発明のシールドコネクタ用のインナーターミナルは、請求項1又は請求項2に記載のシールドコネクタ用のインナーターミナルにおいて、前記内足を前記本体部からのびるように形成することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、連結部とは別に内足の一部が本体部及び圧着部の間に存在する。連結部は、内足により恰も補助される。本発明によれば、内足によって連結部においてのインピーダンス整合も図られる。
請求項1に記載された本発明によれば、インピーダンス整合に配慮した、シールドコネクタ用のインナーターミナルを提供することができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、より一層インピーダンス整合に配慮することができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、強度アップと連結部においてのインピーダンス整合とを図ることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明のシールドコネクタ用のインナーターミナルの一実施の形態を示す圧着前の斜視図である。また、図2は圧着後の斜視図(同軸ケーブルは省略)、図3は圧着後の側面図(同軸ケーブルは省略)、図4は同軸ケーブルの斜視図である。
図1ないし図3において、引用符号11は本発明のインナーターミナルを示している。インナーターミナル11は、シールドコネクタ(図示省略)を構成する一部品であって、図4に示す同軸ケーブル12の中心導体13に対して圧着されるようになっている。インナーターミナル11は、中心導体13に対して接続固定されるようになっている。
インナーターミナル11は、導電性を有する金属板をプレス加工することにより図示のような形状に形成されている。インナーターミナル11は、本体部14と圧着部15と連結部16と内足17とを有している。一方、このような構成のインナーターミナル11が接続される同軸ケーブル12は、既知のものであって、中心導体13と誘電体18と編組19とシース20とを備えて構成されている。
インナーターミナル11について説明すると、本体部14は、相手インナーターミナル(図示省略)に対する接続部分として形成されている。本体部14は、ここでは雄端子形状に形成されている(雌端子形状であってもよいものとする)。本体部14は、ピン形状の先端部14aと、この先端部14aよりも大径の基部14bとを有している。
圧着部15は、同軸ケーブルの中心導体13に対する加締め部分として形成されている。圧着部15は、断面視略U字状に形成されている。圧着部15は、一対の圧着バレル15aと、この圧着バレル15aが連続する基部15bとで構成されている。一対の圧着バレル15aは、それぞれ加締めに必要な長さに形成されている。
連結部16は、本体部14及び圧着部15のつなぎ部分として形成されている。連結部16は、本形態の本体部14の基部14bが円形状であることから、断面視略円弧状に形成されている。
内足17は、中心導体13と共に加締められ、圧着部15内で中心導体13に寄り添うように形成されている。内足17は、本体部14の基部14bからのびるように形成されている。もう少し具体的に説明すると、内足17は、この一端が本体部14の基部14bの連結部16から最も離れた位置に連成され、中間から他端が圧着部15内の基部15bと平行になるように形成されている。内足17の一端は、連結部16の反対側の位置に連成されている。内足17の他端は、圧着部15から飛び出さない位置に配置されている。
内足17は、この断面形状が僅かながら円弧状となるように形成されている。内足17は、インナーターミナル11が平板の展開状態から丸められるようにして形成されることから、内足17の円弧の向きが圧着部15の基部15bの円弧の向きと反対になるように形成されている。内足17は、この円弧の向きによって僅かながら中心導体13の位置を上方に持ち上げることができるように形成されている。中心導体13は、インナーターミナル11の中心軸に近づく又は一致するようになっている。
尚、内足17は、この他端を長くして折り返してもよいものとする。言い換えれば圧着部15内で二つ折り可能となる長さに形成してもよいものとする。また、内足17は、この一端を本体部14の基部14bに連成するのでなく、圧着部15の基部15bの端部から伸ばして折り返した後、基部15bと平行になるように形成してもよいものとする。
上記構成において、インナーターミナル11及び同軸ケーブル12を図示しない圧着装置にセットして圧着部15の圧着を行うと、中心導体13が内足17と共に加締められる。本発明によれば、圧着部15のクリンプハイトC/Hは、従来よりも内足17の分だけ高くなることから、圧着後の圧着部15の口径と本体部14の口径との差が従来よりも格段に縮まることになる。従って、本発明によれば、圧着部15においてのインピーダンス整合を図ることができる。
また、本発明によれば、連結部16と別に内足17の一部が本体部14及び圧着部15の間に存在することから、この内足17によって連結部16の強度を高めることができる。さらに、本発明によれば、内足17の存在によって連結部16においてのインピーダンス整合も図ることができる。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明のシールドコネクタ用のインナーターミナルの一実施の形態を示す圧着前の斜視図である。 圧着後の斜視図(同軸ケーブルは省略)である。 圧着後の側面図(同軸ケーブルは省略)である。 同軸ケーブルの斜視図である。 従来例のインナーターミナルにおける圧着後の側面図(同軸ケーブルの図は省略)である。
符号の説明
11 インナーターミナル
12 同軸ケーブル
13 中心導体
14 本体部
14a 先端部
14b 基部
15 圧着部
15a 圧着バレル
15b 基部
16 連結部
17 内足
18 誘電体
19 編組
20 シース
C/H クリンプハイト

Claims (3)

  1. 相手インナーターミナルに対する接続部分としての本体部と、同軸ケーブルの中心導体に対する加締め部分としての圧着部と、前記本体部及び前記圧着部のつなぎ部分としての連結部と、を有するシールドコネクタ用のインナーターミナルにおいて、
    前記中心導体と共に加締められ前記圧着部内で前記中心導体に寄り添う内足を更に有する
    ことを特徴とするシールドコネクタ用のインナーターミナル。
  2. 請求項1に記載のシールドコネクタ用のインナーターミナルにおいて、
    前記内足を前記圧着部内で二つ折り可能となる長さに形成する
    ことを特徴とするシールドコネクタ用のインナーターミナル。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のシールドコネクタ用のインナーターミナルにおいて、
    前記内足を前記本体部からのびるように形成する
    ことを特徴とするシールドコネクタ用のインナーターミナル。
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