JP4540332B2 - 変圧器巻線切断方法及び装置 - Google Patents

変圧器巻線切断方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4540332B2
JP4540332B2 JP2003419101A JP2003419101A JP4540332B2 JP 4540332 B2 JP4540332 B2 JP 4540332B2 JP 2003419101 A JP2003419101 A JP 2003419101A JP 2003419101 A JP2003419101 A JP 2003419101A JP 4540332 B2 JP4540332 B2 JP 4540332B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
transformer
winding
blade
windings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003419101A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005183508A (ja
Inventor
幸政 山村
芳人 桜井
元 力石
健一 竹下
和夫 中村
孝二 盛谷
栄 藤山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Chuden Plant Co Ltd
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Chuden Plant Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc, Chuden Plant Co Ltd filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2003419101A priority Critical patent/JP4540332B2/ja
Publication of JP2005183508A publication Critical patent/JP2005183508A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4540332B2 publication Critical patent/JP4540332B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Shearing Machines (AREA)

Description

本発明は、変圧器の巻線を完全に切断することのできる変圧器巻線切断方法及び装置に関する。
一般に、発電所から電線を通してビルや家屋に供給される電力は、電柱等に設置されている変圧器によって適当な電圧(例えば、100V)に調整されている。
変圧器は、電磁誘導現象を利用して交流電圧を昇降させる装置で、軟磁性材料(例えば、珪素鋼など)の薄板(以下「薄鋼板」という。)を積層した環状の鉄心と、その鉄心に巻かれた銅線等のコイルとからなる。鉄心は、電磁誘導を繰り返すうちに、磁束に対して垂直な渦電流が流れることで発熱して、電力の熱損失を引き起こす。鉄心の薄鋼板の積層構造は、この渦電流による熱損失を軽減するためのものである。しかしながら、変圧器は、大容量になるほど発熱が激しくなるため、従来、電気絶縁と冷却とを兼ねて、絶縁油を入れた容器に鉄心とコイルとを浸した油入変圧器が使われてきた。
油入変圧器の絶縁油としては、化学的安定性、絶縁性、不燃性、粘着性などに優れたPCB(ポリ塩化ビフェニル)を含んだ油(以下「PCB油」という。)が多用されている。PCB油は、変圧器やコンデンサの絶縁油としての利用が中心であるが、ヒーターや乾燥機の熱媒体、電線や樹脂の可塑剤、塗料や感圧紙(ノンカーボン紙)の溶剤、農薬の効力延長剤などとしても利用されてきた。
しかしながら、PCBは、人体にも悪影響を及ぼす環境汚染物質であることが判明したため、多くの事業所では、廃PCB油やPCBを含む電気機器の保管を余儀なくされている。さらに、PCBは、1972年に製造や輸入が禁止されたが、変圧器やコンデンサに用いられる絶縁油等の密閉して使用されるPCBについては、装置の耐用年数が経過するまでは使用が許されている。これにより現在もなお、高濃度PCBを含んだ多くの変圧器やコンデンサが使用され続けている。
廃変圧器の処理方法は、かつては、変圧器をタンクから取り出した後、絶縁物及び絶縁油を焼却し、残りの鉄心とコイルとを有価物として回収していた。しかしながら、PCBを含む絶縁油の焼却処理は、燃焼温度が適切に管理されない場合に、さらに有毒なダイオキシンが発生することがあるため、現在では殆ど行われていない。
油入変圧器の絶縁油は、鉄心の積層の間とコイルの内部にまで浸透しており、絶縁油を完全に除去するためには、鉄心とコイルとを分離した後、鉄心の薄鋼板とコイルとを別々に洗浄する必要がある。変圧器の鉄心とコイルとは、ガス切断、高速回転砥石、ディスクソー、ハンドソー、又はせん断刃などによってコイルを切断して分離される。
変圧器の鉄心には、矩形の薄鋼板を環状に湾曲して積層したもの(以下「巻鉄心」という。)と、矩形の薄鋼板を矩形環状に組み合わせて積層したもの(以下「矩形環状鉄心」という。)とがあり、柱上変圧器にはもっぱらこの矩形環状鉄心が用いられている。これらの鉄心は、ワニスと呼ばれるニスによって絶縁と薄鋼板の固着とを兼ねて表面が固められており、薄鋼板を一枚ずつ洗浄するために鉄心を分解する作業が必要である。
下記特許文献には、鉄心に巻き付いているコイル(巻線)を押し切りによって切断し、鉄心と巻線とを分離する巻線切断方法が開示されている。この技術では、鉄心の側面に沿ってせん断刃を移動させ、鉄心に巻回されている巻線を押し切りによって切断し、鉄心と巻線とを分離する。
特許第3232285号公報
しかしながら、上記の技術では、巻線切断時に巻線の一部がせん断刃に押されて移動するため、せん断刃の可動範囲内で巻線を完全に切断することができない。
本発明の目的は、変圧器の巻線を完全に切断することのできる変圧器巻線切断方法及び装置を提供することである。
本発明の変圧器巻線切断方法は、複数の矩形の薄鋼板を矩形環状に組み合わせてその中央に矩形の開口を有するように積層してなる鉄心と、前記矩形の開口を貫通して前記鉄心の長辺部分に巻き付けられた一対の巻線とを備えた変圧器を分解するために、前記巻線をせん断刃によって切断する方法であって、前記鉄心長辺部分に向かって前記せん断刃を移動させ、該せん断刃を前記巻線の一方に押し当てて切断しながら前記積層された薄鋼板の間に押し入れることで前記鉄心と前記巻線の他方を切断することを特徴とする。
本発明の具体的態様は、前記せん断刃は、両刃である。
本発明の具体的態様は、前記せん断刃は、前記鉄心のほぼ中央部を通り、前記薄鋼板を二分する。
本発明の具体的態様では、前記変圧器は、前記鉄心の長辺部分を基台に載置した状態で支持され、当該長辺部分の反対側の長辺部分に向かって前記せん断刃を押し当てる。
本発明の具体的態様は、前記せん断刃は、油圧シリンダ、ガスシリンダ、又はエアシリンダを用いて移動する。
本発明の変圧器巻線切断装置は、複数の矩形の薄鋼板を矩形環状に組み合わせてその中央に矩形の開口を有するように積層してなる鉄心と、前記矩形の開口を貫通して前記鉄心の長辺部分に巻き付けられた一対の巻線とを備えた変圧器を分解するために、前記巻線をせん断刃によって切断する装置であって、前記鉄心長辺部分に向かって前記せん断刃を移動させ、該せん断刃を前記巻線の一方に押し当てて切断しながら前記積層された薄鋼板の間に押し入れる移動手段を備えたことを特徴とする。
本発明の変圧器巻線切断方法によれば、小さい加圧力によって短時間で完全に巻線を切断することができる。これにより、鉄心と巻線とを容易に分離することができる。また、巻線切断後における鉄心は二分されるだけであり、開口も殆ど変形しない。従って、鉄心を分解する際には、開口にテーパ状の嵌入部材を容易に挿入することができ、簡単に鉄心を分解することができる。この場合、せん断刃として、両刃の刃物を用いることが好適である。
また、巻線を切断するときは、せん断刃が、鉄心のほぼ中央部を通って、前記複数の矩形の薄鋼板を二分するように移動するようにするのがよい。
また、変圧器は、前記鉄心の長辺部分を基台に載置した状態で支持され、当該長辺部分の反対側の長辺部分に向かって前記せん断刃を押し当てるようにするのが好適である。これにより、せん断刃の移動に伴う変圧器の移動を防止できるため、せん断刃の移動に要する圧力を巻線切断のために有効に利用することができる。
また、せん断刃は、油圧シリンダ、ガスシリンダ、又はエアシリンダを用いて移動することができる。
本発明の変圧器巻線切断装置によれば、小さい加圧力によって短時間で完全に巻線を切断することができる。これにより、鉄心と巻線とを容易に分離することができる。また、巻線切断後における鉄心は二分されるだけであり、開口も殆ど変形しない。従って、鉄心を分解する際には、開口にテーパ状の嵌入部材を容易に挿入することができ、簡単に鉄心を分解することができる。
図1は、第1実施例の変圧器巻線切断方法を使用して切断する変圧器1を示す。
この変圧器1は、矩形環状の鉄心2と、この鉄心2の中央に形成された矩形の開口3を通って巻き付けられた一対の巻線5,6とで構成されている。
鉄心2は、軟磁性材料(例えば、珪素鋼など)からなる単葉状の複数の矩形の薄鋼板を矩形環状に組み合わせて積層して構成されている。また、この鉄心2は、各巻線5,6との絶縁を図るため、ワニスと呼ばれるニスによって表面が固められている。
各巻線5,6は、複数の帯状(例えば、2cm幅)の銅線5b,6bを、絶縁紙5a,6aと共に、開口3を通って鉄心2の長辺部分(L1)に複数巻き付けて構成されている。
変圧器1の鉄心2の寸法は、例えば、L1方向の長さが215mm、W1方向の長さが120mm、H1方向の長さが65mmであり、巻線5,6の寸法は、L2方向の長さが115mm、W2方向の長さが150mm、H2方向の長さが95mmである。
図2は、第1実施例の変圧器巻線切断方法を適用した巻線切断装置10を示す。
この巻線切断装置10は、
せん断刃11と、
このせん断刃11の上下動を案内する手段としての一対の支柱12と、
せん断刃11を上下動させる手段としての油圧シリンダ13と、
油圧シリンダ13への作動油の供給・停止を制御する油圧制御装置(方向制御弁、タンク、ポンプ、及びモータ等)を内蔵した基台17と
で構成されている。
また、この巻線切断装置10は、例えば、最高50tonの加圧力でせん断刃11を移動(下降)させることができ、せん断刃11として、切断しようとする変圧器1の巻線5,6の寸法(例えば、図1のL2又はW2方向の長さ)よりも長いものを用いることが好適である。また、この巻線切断装置10では、せん断刃11の移動速度を、下降時には31mm/sec、加圧(切断)時には8mm/sec、上昇時には60mm/secに設定している。なお、せん断刃11は、片刃でも両刃でも良い。
油圧シリンダ13は、例えば、外径180mm,内径125mm,ストローク450mmのものを一本使用するが、ニ本の油圧シリンダを使用することもできる。また、この油圧シリンダ13は、一対の油送管15を介して基台17に内蔵された油圧制御装置に接続され、この油送管15を通って作動油の循環を行うようになっている。
また、この巻線切断装置10の基台17には、せん断刃11を上下動させるときに使用する操作レバー18が設けられている。このレバー18は、基台17に内蔵された油圧制御装置と連動するようになっており、例えば、レバー18を図の状態から押し下げることによって、油圧制御装置と油圧シリンダ13の間で作動油が循環し、せん断刃11が下降するようになっている。
本実施例では、巻線切断装置10の加圧力を通常は7.5ton、最大12.5tonで使用した。また、切断ストロークは、150mmを実使用ストロークとし、切断時間は、全体で約10sec(150mmストローク)とし、せん断刃11の下降時間と加圧時間の合計を7sec、せん断刃11の上昇時間を3secに設定した。
図3は、第1実施例の巻線切断装置10で変圧器1の巻線5,6を切断するときの状態を示す。第1実施例の変圧器巻線切断方法では、図1のA方向にせん断刃11を移動することにより、変圧器1の巻線5,6を切断する。まず、切断機10の基台17上に変圧器1を載置する。この際には、せん断刃11が鉄心2の長辺部分(図1のL1)に対向するように、変圧器1を基台17上に載置することが好適である。これにより、せん断刃11を下降させたときは、せん断刃11が上記長辺部分に向かって下降して一方の巻線5に押し当てられることとなる。また、図の破線は、せん断刃11による鉄心2及び巻線5,6の切断位置を示す。
図4は、第1実施例の巻線切断装置10のせん断刃11によって変圧器1の一方の巻線5の一部を切断した状態を示す。このように、一方の巻線5の一部である鉄心2の長辺部分を覆っている部分をせん断刃11によって切断したときは、変圧器1は全体として変形したり、傾いたりすることなく安定して立設している。従って、第1実施例の変圧器巻線切断方法では、巻線5,6の切断時に変圧器1の転倒等を防止するための特別な支持具等を用いる必要がないため、極めて容易に巻線5,6を切断することが可能である。
図5は、巻線切断装置10のせん断刃11をさらに下降したときの状態を示す。せん断刃11を図4の位置からさらに下降すると、このせん断刃11は、一方の巻線5を切断しながら鉄心2を構成する薄鋼板同士の隙間に入り込む。これにより、変圧器1は、せん断刃11の両側に向かって押し広げられるように変形していく。
図6は、巻線切断装置10のせん断刃11をさらに下降し、一方の巻線5を完全に切断した状態を示す。変圧器1は、せん断刃11の下降に伴ってこのせん断刃11の両側に向かってさらに押し広げられているのがわかる。
図7は、巻線切断装置10のせん断刃11を基台17上面に当接するまで下降させたときの状態を示す。このように、せん断刃11が下降して巻線切断装置10の基台17の上面に到達することにより、他方の巻線6も完全に切断することができる。また、このように、両方の巻線5,6が完全に切断されたときは、変圧器1は二分され、せん断刃11の下降に伴ってせん断刃11の両側に付勢された結果、二分されたそれぞれの部分が、図のようにせん断刃11の両側に倒れることとなる。
上記のように、第1実施例の変圧器巻線切断方法を使用すれば、変圧器1の一対の巻線5,6を同時に完全に切断することができるとともに、鉄心2もきれいに二分することが可能である。従って、せん断刃11で両方の巻線5,6を切断した後は、鉄心2と巻線5,6とを容易に分離することができる。
図8は、第2実施例の変圧器巻線切断方法を使用して変圧器1の巻線5,6を切断するときの状態を示す。第2実施例の変圧器巻線切断方法では、図1のB方向にせん断刃11を移動することにより、変圧器1の巻線5,6を切断する。まず、巻線切断機10の基台17上に変圧器1を載置する。この際には、せん断刃11が鉄心2を構成する矩形の薄鋼板の短辺部分に対向するように、変圧器1を巻線切断機10の基台17上に載置するのが好適である。その後、巻線切断機10のレバー18を押し下げ、せん断刃11を下降させて変圧器1の鉄心2の上部に当接させる。また、図の破線は、せん断刃11による鉄心2及び巻線5,6の切断位置を示す。
図9は、巻線切断装置10のせん断刃11が鉄心2を構成する矩形の薄鋼板の短辺部分に食い込んだ状態を示す。具体的には、せん断刃11は、鉄心2を構成する矩形の薄鋼板の短辺部分に向かって下降し、薄鋼板同士の間に入り込んでいる。このように、せん断刃11が鉄心2を構成する薄鋼板同士の間に入り込むことにより、鉄心11の上部(図では上部)は、せん断刃11の両側に向かって押し広げられた状態になっている。
図10は、巻線切断装置10のせん断刃11をさらに下降して、せん断刃11が巻線5,6に切り込んだ状態を示す。このように、せん断刃11が巻線5,6を切断しながら下降すると、これに伴い、鉄心2及び巻線5,6は、せん断刃11によってさらに押し広げられた状態となる。一方、変圧器1全体としては、せん断刃11の下降に伴って下方に付勢されるため、巻線5,6の下方に位置する鉄心2の一部が押し潰され、左右に折れ曲がった状態となっている。
図11は、巻線切断装置10のせん断刃11によって一対の巻線5,6を完全に切断した状態を示す。第2実施例の変圧器巻線切断方法を使用すると、巻線5,6の下方に位置する鉄心2の一部は、せん断刃11の下降に伴って変形し、せん断刃11が巻線5,6を完全に切断したときには、既に分離された状態になっている。従って、せん断刃11によって巻線5,6を切断した後は、鉄心2は、巻線5,6による拘束が解かれるため、第1実施例の場合と同様に、二分割された状態になる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、本発明の変圧器巻線切断方法及び装置では、1つの鉄心2と、これに巻き付けた一対の巻線5,6とで構成された変圧器1を切断したが、これに限定されず、2つの環状の鉄心と、この鉄心中央の開口同士を通って巻き付けられた一の巻線とで構成された変圧器を切断することも可能である。
また、鉄心2は、軟磁性材料(例えば、珪素鋼など)からなる単葉状の複数の矩形の薄鋼板を矩形環状に組み合わせて積層された鉄心であるとしたが、これに限定されず、完全に絶縁された弱磁性材料・強磁性材料を用いることもできる。
また巻線切断装置10には、いわゆる2柱形押し切り式50ton油圧切断機を採用したが、これに限定されず、2柱形押し切り式30ton油圧切断機、4柱形押し切り式100ton油圧切断機など、種々の切断機を使用することもできる。また、これらと同等の機能を有する切断機を独自に作製して使用することもできる。
第1実施例の変圧器巻線切断方法を使用して切断する変圧器を示す図。 第1実施例の巻線切断装置を示す図。 巻線切断装置によって変圧器の巻線を切断するときの状態を示す図。 巻線切断装置のせん断刃によって変圧器の一方の巻線の一部を切断した状態を示す図。 せん断刃をさらに下降したときの状態を示す図。 巻線切断装置のせん断刃をさらに下降し、一方の巻線を完全に切断した状態を示す図。 巻線切断装置のせん断刃を、基台上面に当接するまで下降させたときの状態を示す図。 第2実施例の変圧器巻線切断方法を使用して変圧器の巻線を切断するときの状態を示す図。 巻線切断装置のせん断刃が鉄心を構成する矩形の薄鋼板の短辺部分に食い込んだ状態を示す図。 巻線切断装置のせん断刃をさらに下降させることにより、せん断が巻線に切り込んだ状態を示す図。 巻線切断装置のせん断刃によって一対の巻線を完全に切断した状態を示す図。
符号の説明
1…変圧器、2…鉄心、3…開口、5,6…巻線、5a,6a…絶縁紙、5b,6b…銅線、10…切断機、11…せん断刃、12…支柱、13…油圧シリンダ、15…油送管、17…基台、18…レバー。

Claims (6)

  1. 複数の矩形の薄鋼板を矩形環状に組み合わせてその中央に矩形の開口(3)を有するように積層してなる鉄心(2)と、前記矩形の開口(3)を貫通して前記鉄心(2)長辺部分に巻き付けられた一対の巻線(5,6)とを備えた変圧器(1)を分解するために、前記巻線(5,6)をせん断刃(11)によって切断する方法であって、
    前記鉄心(2)の長辺部分に向かって前記せん断刃(11)を移動させ、該せん断刃(11)を前記巻線の一方(5)に押し当てて切断しながら前記積層された薄鋼板の間に押し入れることで前記鉄心(2)と前記巻線の他方(6)を切断することを特徴とする変圧器巻線切断方法。
  2. 請求項1記載の変圧器巻線切断方法において、前記せん断刃は、両刃であることを特徴とする変圧器巻線切断方法。
  3. 請求項1又は2記載の変圧器巻線切断方法において、前記せん断刃は、前記鉄心のほぼ中央部を通り、前記薄鋼板を二分することを特徴とする変圧器巻線切断方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか記載の変圧器巻線切断方法において、前記変圧器は、前記鉄心の長辺部分を基台に載置した状態で支持され、当該長辺部分の反対側の長辺部分に向かって前記せん断刃を移動させることを特徴とする変圧器巻線切断方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか記載の変圧器巻線切断方法において、前記せん断刃は、油圧シリンダ、ガスシリンダ、又はエアシリンダを用いて移動することを特徴とする変圧器巻線切断方法。
  6. 複数の矩形の薄鋼板を矩形環状に組み合わせてその中央に矩形の開口を有するように積層してなる鉄心と、前記矩形の開口を貫通して前記鉄心の長辺部分に巻き付けられた一対の巻線とを備えた変圧器を分解するために、前記巻線をせん断刃によって切断する装置であって、
    前記鉄心の長辺部分に向かって前記せん断刃を移動させ、該せん断刃を前記巻線の一方に押し当てて切断しながら前記積層された薄鋼板の間に押し入れる移動手段を備えたことを特徴とする変圧器巻線切断装置。
JP2003419101A 2003-12-17 2003-12-17 変圧器巻線切断方法及び装置 Expired - Fee Related JP4540332B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003419101A JP4540332B2 (ja) 2003-12-17 2003-12-17 変圧器巻線切断方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003419101A JP4540332B2 (ja) 2003-12-17 2003-12-17 変圧器巻線切断方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005183508A JP2005183508A (ja) 2005-07-07
JP4540332B2 true JP4540332B2 (ja) 2010-09-08

Family

ID=34781081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003419101A Expired - Fee Related JP4540332B2 (ja) 2003-12-17 2003-12-17 変圧器巻線切断方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4540332B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5953095B2 (ja) * 2012-04-19 2016-07-20 Dowaエコシステム株式会社 トランスコアの解体方法および解体装置
CN108447673A (zh) * 2018-02-04 2018-08-24 刘国明 一种多功能的硅钢铁芯折弯剪切制造设备

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63197089U (ja) * 1987-06-08 1988-12-19
JP2000082617A (ja) * 1998-06-26 2000-03-21 Koshin Giken:Kk 変圧器の巻線切断方法及び装置
JP2000353624A (ja) * 1999-06-10 2000-12-19 Daihen Corp 巻鉄心変圧器の解体方法
JP2003266372A (ja) * 2002-03-14 2003-09-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd トランスコアの解体装置及び方法並びに有害物質処理方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63197089U (ja) * 1987-06-08 1988-12-19
JP2000082617A (ja) * 1998-06-26 2000-03-21 Koshin Giken:Kk 変圧器の巻線切断方法及び装置
JP2000353624A (ja) * 1999-06-10 2000-12-19 Daihen Corp 巻鉄心変圧器の解体方法
JP2003266372A (ja) * 2002-03-14 2003-09-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd トランスコアの解体装置及び方法並びに有害物質処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005183508A (ja) 2005-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4540332B2 (ja) 変圧器巻線切断方法及び装置
CN201667277U (zh) 非晶合金环氧干式变压器
EP0351674A1 (en) An electromagnetic actuator of the type of a relay
CN201009000Y (zh) 变压器互感器引线剪切机
DE19628358C1 (de) Supraleitender Kurzschlußstrombegrenzer
JP4488801B2 (ja) 変圧器コイル分離方法及びシステム
JP6815920B2 (ja) 変圧器の解体方法
EP1808869A2 (de) Elektromagnet aus temperaturbeständigem Material
CN203013483U (zh) 一种高效静音非晶干式变压器
JP4184916B2 (ja) 変圧器鉄心分解装置
CN1868008B (zh) 可控制电感器
EP3147917A1 (en) Contactless electric power supply device
CN211481109U (zh) 一种电机快速维修拆线工具
CN210668967U (zh) 一种纸包圆线开皮机
KR100281930B1 (ko) 권철심형 코어 절단장치
US5598626A (en) Method for salvaging core laminations
JP2009253011A (ja) リアクタ
CA1157115A (en) Winding for electrical inductive apparatus
JP4377213B2 (ja) 変圧器コイル分離方法及びシステム
JP2003284295A (ja) モーターステータの解体装置
CN101091227A (zh) 具有绝缘片的芯和具有该芯的电气设备
CN1757082A (zh) 电力机械
CN102226963B (zh) 一种大功率高频变压器
WO2002065488A2 (en) Method of manufacturing a stacked core for a magnetic induction device
JP4355175B2 (ja) 分離式トランス

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20061010

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080812

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20081121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4540332

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees