JP4540075B1 - 家禽の放血方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】家禽の屠殺放血工程において、種類、大きさ、体重、産地、雄雌別等の区別なく、手羽折れ発生率や残血率を低減して、商品価値の高い正肉を歩留まり良く製造する。
【解決手段】搬送チェーン12に等間隔で取り付けられたシャックル20に家禽bの脚を把持させて頭部を下側にして搬送する。家禽bの頚動脈をオートキラー14で切断した後、第1スタナー16で直流のプラス成分の電気パルスを印加し、失神状態とさせる(第1通電工程)。次に、無通電時間帯Tを経た後で、第2スタナー18で第1通電工程より低い電圧及び周波数で心臓の心拍数に近い直流のプラス成分の電気パルスを印加し、家禽bの筋肉を痙攣させ、かつ心臓を強制的に鼓動させて、放血を促進させる。なお、雌や鴨類のように脂肪が多く、導電率が低い家禽bには、第1通電工程を2回繰り返して、確実に失神状態を形成させるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、地鶏、ブロイラー又は合鴨、アヒル等の鴨類等の家禽類を解体し、食肉用に加工する工程で、手羽折れ率及び体内残血量を低減して、食肉の商品価値を高めた放血方法及び装置に関する。
従来、家禽の解体作業は、食肉処理工場で、屠殺、放血、脱毛、中抜き(内臓除去),等の工程を経て、冷却された屠体を大バラシし、さらにモモ肉、胸肉、ササミ、手羽等に分離する工程からなっている。
前記工程のうち、屠殺及び放血工程は、家禽の脚を搬送装置で把持し、頭部を下に吊り下げ、搬送しながら家禽の頚動脈を刃物で切断し、切断後放血するようにしている。
頚動脈の切断の際に、神経に触れた切断を行なうと、そのショックで心臓が停止し、心臓停止及び毛細血管の破裂による体内残血が起こると共に、家禽が痛みに耐えかねて、手羽を激しくばたつかせる。このばたつきのため、肩部や手羽に骨折その他の傷を生じ、商品価値が著しく低下する。従来、この手羽折れ発生率は、例えば鶏体においては、種類、体重、産地、雄雌の別等によって、3〜12%(平均6%以上)のばらつきが生じ、そのため、経営的損失は多大なものとなっている。
この対策として、特許文献1に開示されているように、頚動脈切断の前後で家禽への通電印加を行なって失神状態をつくり、その間に放血を行なうことで、手羽折れ率を低減させる放血手段が行なわれている。この方法で手羽折れ率をかなり低減できると思われるが、血圧が高い状態で、即ち、肉質部の毛細血管内に血がかなり残留したまま失神状態となり、この残血により肉質が劣ったものとなる。即ち、胸肉、ササミ等正肉に大小の鬱血や血斑が残り、商品価値が大幅に低下するという問題があった。
この対策として、特許文献2には、家禽の頚動脈を切断して放血を開始させた後、1〜2秒経過した時点で、家禽の切断傷口部と家禽を把持する脚との間に10〜15Vの通電を行なって、放血を促進させる手段が開示されている。
また、特許文献3には、家禽の頚動脈を切断した後、速やかに家禽にパルス幅のデューティー比が10〜50%のプラス成分の電気パルスを印加することにより、家禽を軽い気絶状態にして暴れを抑えると共に、断続的な血圧上昇にして毛細血管の破裂を防ぎ、放血を促進するようにしている。
さらに、特許文献4には、家禽の頚動脈を切断した後、直ちに交流又は直流の、特に直流のプラス成分であって、デューティー比が10〜50%の電気パルスを印加することによって、特許文献3と同様の効果を狙っている。
特許第2527142号公報 特許第2804915号公報 特許第3149128号公報 実用新案第3038102号公報
特許文献1及び2に開示された手段は、前述の残血により肉質が劣化するという問題を解決できない。また、特許文献3又は4に開示された手段により、手羽折れ発生率と残血量を一応の水準まで低減できるが、未だ満足できる水準には達しない。また、家禽の種類、体重、産地又は雄雌の別によって、手羽折れ率と残血量とに大きな差が生じるという問題がある。
手羽折れした家禽や残血により鬱血や血斑が出た正肉は、商品とならず廃棄されるので、歩留まり率のさらなる向上が求められている。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、家禽の屠殺放血工程において、種類、体重、産地、雄雌の別等の区別なく、手羽折れ発生率や残血率のばらつきをなくして、商品価値の高い正肉を歩留まり良く製造可能とすることを目的とする。
また、放血効果を高めることによって、放血処理に要する時間を短縮し、屠殺放血処理工程を効率化することを第2の目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明の家禽の放血方法は、
家禽の頚動脈を切断した後、家禽に電圧を印加する通電処理を行い、家禽を失神状態にして放血するようにした家禽の放血方法において、
前記通電処理が、頚動脈切断工程の直後に行なわれ、家禽の心臓を停止させずかつ毛細血管の破裂を起さない通電条件で家禽に電気パルスを印加し失神させる第1通電工程と、該第1通電工程後に行なわれ、該第1通電工程で印加した電気パルスより低い電圧及び周波数の電気パルスを印加し、家禽を筋肉痙攣させて放血を促進させる第2通電工程と、からなるものである。
家禽の血管を破裂させないで気絶させる通電条件と、家禽を筋肉痙攣させて放血を促進させる通電条件とは、本来異なるものである。特許文献3及び4では、これらの操作を同一の通電条件で同時に行なっていたため、手羽折れ発生率及び残血率を低減できなかった。
本発明方法では、家禽を気絶させて家禽のばたつきを抑え、手羽折れを防ぐ第1通電工程と、家禽を筋肉痙攣させて放血を促進させる第2通電工程とを別々に行ない、夫々の工程で最適の通電条件を設定するようにしたので、手羽折れ発生率と残血率とを共に低減可能になる。
第1通電工程では、家禽の心臓を停止させず、かつ毛細血管の破裂を起さない通電条件を設定して家禽を失神させる。第2通電工程では、電気パルスを付加して家禽を筋肉痙攣させると共に、心臓を強制的に鼓動させることによって、放血を促進させ、これによって、体内残血量を低減させる。第2通電工程で家禽に印加する電気パルスの周波数は、家禽の心拍数に合わせた周波数域とする。そのため、周波数を第1通電工程の電気パルスの周波数より低く設定する。
また、第2通電工程では放血を目的とするため、電圧も第1通電工程と比べて小さくてよい。逆に、電圧を大きくすると、毛細血管を破裂させ、体内残血量を増大させるおそれがある。第2通電工程で印加する電気パルスは、直流又は交流のどちらでも適用できるが、直流のプラス成分のパルスを用いたときに、最も放血効果が向上する。なお、体内血液がある一定量放出されると、心臓は停止して、体内血液放出量は低下する。
このように、第1通電工程と第2通電工程とを別々に行ない、第1通電工程で、家禽を失神状態にしてばたつきを抑え、家禽の損傷を防止しながら放血を行ない、第2通電工程で、家禽の失神状態を継続させると共に、家禽の放血を促進させて残血率を低減させる。これによって、家禽の種類、体重、産地、雄雌の別等によってばらつきを生じることなく、手羽折れ発生率及び体内残血量を低減できる。従って、正肉の鬱血や血斑をなくし、商品価値の高い正肉を歩留まり良く加工できる。また、放血効果を向上できるので、放血工程に要する時間を短縮でき、解体作業を効率化できる。
また、本発明方法において、第1通電工程で家禽に印加する電気パルスが、電圧が30Vを越え60V以下、周波数が100Hzを越え2kHz以下、及びデューティー比が5〜95%(好ましくは5〜60%)の電気パルスであり、第2通電工程で家禽に印加する電気パルスが、電圧が14〜30V、周波数が1〜100Hz(好ましくは4〜12Hz)、及びデューティー比が5〜60%の電気パルスであるとよい。
これらのパルス波形を有する電気パルスを印加することによって、家禽の失神状態を長く継続できると共に、放血を促進し、体内残血量を低下できる。
前記通電条件において、第1通電工程の通電時間を1〜12秒とし、前記第2通電工程の通電時間を3〜60秒とするとよい。これによって、第1通電工程での家禽の失神状態の形成と第2通電工程での放血促進を確実に行なうことができる。
家禽の種類又は雄雌別や産地の違いで、体重、大きさなどが異なり、そのため、家禽の中でも、通電条件に適合せず、失神状態とならない家禽がある。例えば、雄に比べて雌のほうが脂肪が多いため、導電率が低くなる。また、他の家禽類と比べて鴨類は脂肪が多く、導電率が低い等の違いがある。導電率が低いと、1回の第1通電工程だけでは、失神状態とならず、家禽のばたつきが継続して手羽折れ率が増加する場合がある。
そのため、本発明方法において、家禽が脂肪の多い雌又は鴨類であるとき、第1通電工程を間隔を置いて少なくとも2回行なった後、第2通電工程を行なうようにするとよい。これによって、雌や鴨類でも確実に失神状態とすることができるので、ばたつきを抑え、手羽折れ率を低減できる。
本発明方法において、通電条件と手羽折れ率又は放血率との関係を家禽の産地別、体重別又は雄雌別にデータとして蓄積し、該データに基づいて、家禽の産地、体重又は雄雌別に応じた通電条件を選定するようにするとよい。
前記データを蓄積することにより、家禽の手羽折れ率、放血率、農場別、雄雌別、体重別等のデータ、及びこれらのデータに対応した通電条件のデータを確保できる。これによって、家禽の産地、体重又は雄雌別に応じて、夫々の家禽群に最適の通電条件の選定が容易になり、手羽折れ率及び残血率をさらに低減できる。
前記本発明方法の実施に直接使用可能な本発明の家禽の放血装置は、
家禽をその脚部を把持して逆さ状態で搬送する搬送装置と、該搬送装置で搬送中の家禽の頚動脈を切断する切断装置と、該搬送装置に沿って搬送中の家禽に接するように配置された通電装置と、該通電装置を介して家禽に通電する電源装置とを備えた家禽の放血装置において、
前記切断装置の搬送方向下流側に設けられた第1の通電装置を備え、家禽の心臓を停止させずかつ毛細血管の破裂を起さない通電条件で家禽に電気パルスを印加し失神状態にする第1通電部と、
前記第1の通電装置の搬送方向下流側に設けられた第2の通電装置を備え、前記第1通電部で印加した電気パルスより低い電圧及び少ない周波数の電気パルスを印加し、家禽を筋肉痙攣させて放血を促進させる第2通電部と、からなるものである。
本発明装置では、家禽を搬送装置で搬送しながら、第1通電部により本発明方法の前記第1通電工程を行い、第2通電部により本発明方法の前記第2通電工程を行なうようにしている。この第1通電工程と第2通電工程との組み合わせにより、家禽の種類、体重、産地、雄雌の別等によってばらつきを生じることなく、手羽折れ率と体内残血量を低減できる。そのため、従来と比べて、商品価値の高い正肉を歩留まり良く製造できる。
本発明装置において、第1の通電部材又は第2の通電部材の少なくとも一方を家禽の搬送方向に沿って移動可能に構成し、第1の通電部材と第2の通電部材との間の無通電時間を調整可能にするとよい。手羽折れ発生率及び残血率を共に低減できる最適な無通電時間は、家禽の種類、大きさ、雄雌別、頚動脈の切断具合等によって変動する。そのため、該無通電時間を最適化することで、放血に有する時間を短縮できる。
本発明装置において、第2通電部が複数の通電部からなり、該複数の通電部を間隔を置いて配置し、搬送装置の搬送経路に沿って通電ゾーンと無通電ゾーンとを交互に形成するとよい。このように、搬送装置の搬送経路に沿って通電ゾーンと無通電ゾーンとを交互に形成することで、家禽に対して通電時間帯と無通電時間帯とを交互に付与できる。これによって、家禽の筋肉弛緩を促し、放血を促進させ、体内残血量をさらに低減できる。
本発明装置において、第1通電部又は第2通電部が複数の通電部からなり、該複数の通電部を間隔を置いて配置し、各通電部に対する通電条件を独立して設定可能に構成するとよい。これによって、各通電部で、家禽の種類、大きさ、雄雌等の違いに応じて複数の通電条件から最適な通電条件を選択して印加できる。そのため、ブロイラーだけでなく、親鳥、レイヤー、特殊鳥と、あらゆる家禽種に対して最適な通電条件で電気パルスを印加できる。
本発明方法によれば、家禽の頚動脈を切断した後、家禽に電圧を印加する通電処理を行い、家禽を失神状態にして放血するようにした家禽の放血方法において、前記通電処理が、頚動脈切断工程の直後に行なわれ、家禽の心臓を停止させずかつ毛細血管の破裂を起さない通電条件で家禽に電気パルスを印加し失神させる第1通電工程と、該第1通電工程後に行なわれ、該第1通電工程で印加した電気パルスより低い電圧及び周波数の電気パルスを印加し、家禽を筋肉痙攣させて放血を促進させる第2通電工程と、からなるので、家禽の種類、体重、産地、雄雌の別等によってばらつきを生じることなく、手羽折れ率及び体内残血量を低減でき、高い歩留まりで商品価値の高い正肉を加工できる。また、放血効果を向上できるので、放血工程に要する時間を従来より短縮できる。
また、本発明装置によれば、家禽をその脚部を把持して逆さ状態で搬送する搬送装置と、該搬送装置で搬送中の家禽の頚動脈を切断する切断装置と、該搬送装置に沿って搬送中の家禽に接するように配置された通電装置と、該通電部材を介して家禽に通電する電源装置とを備えた家禽の放血装置において、前記切断装置の搬送方向下流側に設けられた第1の通電装置を備え、家禽の心臓を停止させずかつ毛細血管の破裂を起さない通電条件で家禽に電気パルスを印加し失神状態にする第1通電部と、第1の通電部材の搬送方向下流側に設けられた第2の通電装置を備え、第1通電部で印加した電気パルスより低い電圧及び少ない周波数の電気パルスを印加し、家禽を筋肉痙攣させて放血を促進させる第2通電部と、からなるので、前記本発明方法と同様の作用効果を得ることができる。
本発明方法及び装置の第1実施形態に係る家禽の屠殺放血装置の全体配置図である。 前記第1実施形態の放血工程を行なう装置の正面図である。 前記第1実施形態のスタナー電極台の側面図である。 (A)は前記第1実施形態の第1通電工程で印加する電気パルスの波形図であり、(B)は同じく第2通電工程で印加する電気パルスの波形図である。 本発明方法及び装置の第1実施形態に係る家禽の屠殺放血装置の全体配置図である。 本発明方法と従来方法の手羽折れ率及び鬱血状態の実験結果を示す図表である。 本発明方法及び装置の第3実施形態に係る家禽の屠殺放血装置の模式図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
本発明方法及び装置の第1実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る鴨類以外の家禽(雄)、例えばブロイラーの雄を対象とした頚動脈切断及び放血を行なう屠殺放血装置10の配置図である。図1において、家禽を一定速度で搬送する搬送チェーン12が家禽を足首を介して吊り下げて矢印a方向に搬送する。搬送チェーン12に沿って、上流側から順に、オートキラー(頚動脈切断装置)14、第1スタナー16及び第2スタナー18が配置されている。第1スタナー16で家禽を失神状態とする第1通電工程を行い、第2スタナー18で家禽の放血を促進させる第2通電工程を行なう。
図2に示すように、搬送チェーン12に一定間隔でシャックル20が取り付けられている。家禽(生鳥)bの脚がシャックル20に把持され、頭部を下にして吊り下げられ、搬送される。搬送チェーン12の搬送速度は、例えば20cm/秒に設定され、各シャックル間の間隔が6インチとすれば、1時間に4800羽が処理される。各装置の間隔は図1に図示された間隔で配置されている。
搬送チェーン12の搬送速度を20cm/秒とすると、第1スタナー16の家禽搬送方向の長さは1mであるので、第1スタナー16での通電時間は5秒となる。同様に計算すると、第2スタナー18の家禽搬送方向の長さは2mであるので、第2スタナー18での通電時間は10秒となる。オートキラー14は、従来公知の構造であり、搬送チェーン12で搬送されてくる家禽bの頚動脈を切断する。
図2において、オートキラー14の下流側に第1スタナー16(通電装置)が配置され、該第1スタナー16の下流側に、無通電時間帯T(2m÷0.2m/秒=10秒)を置いて第2スタナー18(通電装置)が配置されている。第1スタナー16は、第1スタナー電極台22aと、該第1スタナー電極台22aに電源ケーブル26を介して通電する第1電源装置24aとで構成されている。第2スタナー18は、同様の構成をもつ第2スタナー電極台22bと第2電源装置24bとで構成されている。
図3に示すように、スタナー電極台22は、搬送チェーン12に隣接して立設された筐体222と、該筐体222の上部に取り付けられ、移動するシャックル20に接するように配置された(+)側電極224と、筐体222に取り付けられ、搬送される家禽bの頭部が接するように斜め方向に配置された(−)側電極板226とから構成されている。(−)側電極板226は、絶縁シート228を介して筐体222と一体のブラケット230に取り付けられている。
また、筐体222の下部には車輪232が設けられており、この車輪232によって、第1スタナー16及び第2スタナー18は、家禽bの搬送方向aに沿って移動可能になっている。そのため、オートキラー14と第1スタナー16との距離、及び第1スタナー16と第2スタナー18との距離は変更可能になっている。これによって、頚動脈切断工程と第1通電工程間の時間、及び第1通電工程と第2通電工程間の無通電時間帯(自然放血時間帯)Tの長さを変更できる。
無通電時間帯Tが短ければ、手羽折れ発生率は減少傾向になり、長ければ、家禽bが失神状態から解除される確率が高くなり、増加傾向になる。但し、残血率は手羽折れ発生率と相反する傾向となるため、無通電時間帯Tを最適化することで、手羽折れ発生率及び残血率を共に低減できる。最適な無通電時間帯Tは、家禽bの種類、大きさ、産地、雄雌別、頚動脈の切断具合等で変動する。そのため、家禽bの種類、大きさ等に応じて最適な無通電時間帯Tを選択することで、放血時間を短縮できる。
また、非汚染エリア又は家禽bをシャックル20に吊るす懸鳥エリアSに操作盤28が設置され、電源装置24が通信ケーブル30を介して該操作盤28に接続されている。操作盤28により非汚染エリア又は懸鳥エリアから第1電源装置24a及び第2電源装置24bを操作できる。
オートキラー14で家禽bの頚動脈を切断すると、家禽bは手羽を激しくばたつかせる。頚動脈切断後、家禽bは10秒後に第1スタナー16に達する。第1スタナー16では、家禽bのばたつきを抑えるため、第1電源装置24aから、図4(A)に示す電気パルスを印加する。この電気パルスは、電圧50V、周波数1000Hz及びデューティー比20%を有する直流のプラス成分の電気パルスである。家禽bにこの電気パルスを印加することで、家禽bを失神状態とさせ、手羽のばたつきを抑えることができ、その間放血を継続できる。
次に、家禽bが第2スタナー18に達すると、第2スタナー18で図4(B)に示す電気パルスを家禽bに印加する。この電気パルスは、電圧20V、周波数10Hz及びデューティー比55%を有する直流のプラス成分のパルスである。家禽bは、ある一定量の体内血液が放出されると、心臓が停止して、放血量は減少する。家禽bにこの電気パルスを印加することで、家禽bの筋肉を痙攣させると共に、心臓を強制的に鼓動させる。こうして、放血を促進させることができる。
本実施形態によれば、第1スタナー16で家禽bに電気パルスを印加することで、家禽bを失神させ、ばたつきを抑えることができるので、手羽折れ率を低減できる。また、第2スタナー18で家禽bに電気パルスを印加することで、失神状態を継続させると共に、放血を促進できるので、家禽bの体内残血量を低減できる。こうして、家禽bの種類、体重、産地、雄雌の別等によってばらつきを生じることなく、鬱血や血斑を低減した商品価値の高い正肉を歩留まり良く製造できる。
また、第2スタナー18により家禽bの放血を促進できるので、放血工程に要する時間を短縮できる。
また、第1通電工程と第2通電工程との間の無通電時間帯Tを変更できるので、手羽折れ発生率及び残血率を最も低減できる最適な無通電時間帯Tを選択でき、これによって、正肉の歩留まりを向上し、放血時間を短縮できる。
また、第1電源装置24a又は第2電源装置24bから第1スタナー16又は第2スタナー18に印加される通電条件の変更を非汚染エリア又は懸鳥エリアAに設置された操作盤28で可能になる。さらに、家禽bの種類、雄雌、産地農場、生育日数、季節及び天候等の要因データと、これらの条件に対して最適な通電条件のデータとを第1電源装置24a及び第2電源装置24bに記憶させておくことで、各要因に対して最適な通電条件を容易に選択できる。
なお、本実施形態において、(−)側電極板226の家禽搬送方向長さを伸縮可能に構成することもできる。これによって、家禽bの種類や大きさ、雄雌の別等によって(−)側電極板226の長さを変えることで、そのときの家禽bに最適な通電時間を設定できる。
(実施形態2)
次に、本発明方法及び装置の第2実施形態を図5により説明する。本実施形態は、脂肪が多い雌や鴨類を対象にした屠殺放血装置に係る。図5において、脂肪が多い雌や鴨類は、導電率が低いため、前記第1実施形態のように、第1スタナー16による1回の通電だけでは失神状態とならない場合がある。そのため、本実施形態の屠殺放血装置10Bでは、第1通電工程で家禽bを失神状態とするためのスタナーを2基設けたものである。
即ち、第1スタナー16aの下線部に、間隔を置いて第2スタナー16bを設け、これら2基のスタナーで第1通電工程を2回行ない、確実に家禽bを失神状態とするようにしている。第2スタナー16bの下流側に第3スタナー19を間隔をおいて設け、この第3スタナー19で第2通電工程を行い、放血を促進させるようにしている。そのため、第1スタナー16a及び第2スタナー16bは、前記第1実施形態の第1スタナー16と同一のパルス波形を有する電気パルスを家禽bに印加する。第3スタナー19は、第1実施形態の第2スタナー18と同一のパルス波形を有する電気パルスを家禽bに印加する。その他の構成は、第1実施形態と同一である。
本実施形態によれば、第1スタナー16aと第2スタナー16bとで、第1通電工程を間隔を置いて2回行なうようにしたので、脂肪が多い鴨類や雌の家禽bを屠殺放血する場合でも、家禽bを確実に失神状態とすることができる。従って、第1実施形態と同様に、家禽bの手羽折れ率及び体内残血量を低減できるので、手羽折れがなく、鬱血や血斑のない商品価値の正肉を歩留まり良く解体処理できる。
次に、本発明方法及び従来方法でブロイラーの屠殺放血処理を実施した場合の実験結果を説明する。図6は、家禽としてブロイラーを含む各種の鶏体の雄及び雌を用いると共に、前記第1実施形態及び第2実施形態の装置を用い、実際に屠殺放血処理を行い、そのときの手羽折れ発生率とささみ(正肉)の鬱血状態を観察した実験データである。また、比較例として、従来のように、1回の通電工程のみで屠殺放血処理を行なった場合の実験データも示している。
この実験では、1時間に4800羽のブロイラーを屠殺放血処理し、シャックル20間の間隔が6インチであるので、搬送チェーン12の走行速度は、4800×152.4mm≒732m/時間(=12.2m/分=20.3cm/秒)となる。従って、第1スタナー16(又は16a)による通電時間は、1m÷0.203m/秒=4.9秒である。また、第2スタナー16b(又は18)による通電時間、及び第3スタナー19による通電時間は、2m÷0.203m/秒=9.8秒である。また、これらスタナー間の無通電時間帯Tも9.8秒である。
図6において、従来方法と比べて、本発明方法のほうが手羽折れ発生率が低く、かつささみの鬱血がないことがわかる。本発明方法では、鶏体の種類、体重、産地、雄雌の別等によってばらつきを生じることなく、手羽折れ発生率及びささみの鬱血が生じていない。そのため、正肉の商品価値が高く、かつ歩留まりも高くなる。
No.2(雌)とNo.3〜6(雄)とを比較すると、第1通電工程が同一条件の場合、No.2(雌)の手羽折れ発生率が低減していない。この理由は、雌は雄と比べて脂肪が多く、導電率が低いため、1回の通電工程だけでは、失神状態とならないブロイラーがあったことを示している。
これに対し、第1通電工程を2回行なったNo.15〜19(雌)では、雌でも確実に失神状態とすることができ、手羽折れ発生率を低減できたことがわかる。
No.7では、第1通電工程及び第2通電工程とも、電気パルスの印加電圧が高いので、ブロイラーの失神効果が高まり、手羽折れ発生率はかなり低減している。しかし、高い電圧付加により毛細血管の破裂が起こり、正肉がやや鬱血している。
No.8は、第1通電工程及び第2通電工程とも、電気パルスの印加電圧が低いため、No.7ほどブロイラーの手羽折れ発生率が低減しない。また、第2通電工程で放血があまり促進されず、正肉がやや鬱血している。
No.9は、第1通電工程及び第2通電工程とも、電気パルスの周波数が高いため、ブロイラーの失神効果がすこし低下し、手羽折れ発生率がやや高くなっている。また、第2通電工程の周波数がブロイラーの脈拍数から大きく乖離するので、放血があまり促進されず、やや鬱血している。
No.10は、第1通電工程及び第2通電工程とも、電気パルスの周波数が低いため、第2通電工程で放血があまり促進されず、やや鬱血している。
No.11は、第1通電工程及び第2通電工程とも、電気パルスのデューティー比が高い。ブロイラーの失神効果及び放血効果は、No.8及び9と同程度である。
No.12は、第1通電工程及び第2通電工程とも、電気パルスのデューティー比が低い。ブロイラーの失神効果及び放血効果はNo.11と同程度である。
No.13は、No.8〜12と比べて手羽折れ発生率が若干低減され、かつ正肉の鬱血は、No.7〜12と比べて減少している。No.14は、No.13と比べて手羽折れ発生率は若干増加しているが、鬱血状態はNo.13と同程度である。
図6の実験データから、第1通電工程で家禽に印加する電気パルスの通電条件が、電圧が30Vを越え60V以下、周波数が100Hzを越え2kHz以下、及びデューティー比が5〜95%(好ましくは5〜60%)であり、第2通電工程で家禽に印加する電気パルスの通電装置が、電圧が14〜30V、周波数が1〜100Hz(好ましくは4〜12Hz)、及びデューティー比が5〜60%であるとき、鶏体の種類、体重、産地、雄雌の別等によってばらつきを生じることなく、手羽折れ発生率が低減され、かつ放血効果が最良になることがわかった。
(実施形態3)
次に、本発明方法及び装置の第3実施形態を図7により説明する。本実施形態では、第2通電工程(放血工程)において、(−)側電極を形成する複数の電極板32a〜eを各電極板の間に無通電時間帯Tを置いて配設したものである。電極板32aと電極板32bとを導線で接続し、電極板32c〜eを互いに導線で接続している。
また、電源装置24に2個の電極(A)及び(B)を備えている。電極(A)の(−)端子を電源ケーブル26を介して電極板32a、32bに接続すると共に、電極(A)の(+)端子を(+)側電極224に接続している。また、電極(B)の(−)端子を電極板32c〜eに接続すると共に、電極(B)の(+)端子を(+)側電極224に接続している。これによって、電極板32a、32bと、電極板32c〜eとに夫々異なる2種類のパルス波形を印加できる。その他の構成は前記第1実施形態又は第2実施形態と同一である。
本実施形態によれば、前記第1実施形態又は第2実施形態の作用効果に加えて、放血工程で、通電時間帯と無通電時間帯Tとを交互に複数回繰り返すことにより、筋肉の収縮と弛緩を繰り返し発生させ、放血をさらに促進させることができる。また、電極板32a、32bと、電極板32c〜eとで、夫々異なるパルス波形を印加できるので、家禽bの種類、大きさ、雄雌別等に応じて、各電極板に最適なパルス波形を選択できる。
なお、各電極板相互の接続状態を変更することで、各電極板に印加するパルス波形を電極(A)又は電極(B)のどちらかのパルス波形に夫々独立して選択できる。
本発明によれば、家禽の屠殺放血工程で、家禽の種類、体重、産地、雄雌の別等によってばらつきを生じることなく、手羽折れ率と体内残血量を低減して、商品価値の高い正肉を歩留まり良く製造できる。また、放血工程の要する時間を短縮して、屠殺放血処理を効率化できる。
10A、10B 屠殺放血装置
12 搬送チェーン
14 オートキラー
16、16a 第1スタナー
16b、18 第2スタナー
19 第3スタナー
20 シャックル
22a 第1スタナー電極台(第1の通電装置)
22b 第2スタナー電極台(第2の通電装置)
222 筐体
224 (+)側電極
226 (−)側電極板
228 絶縁シート
230 ブラケット
232 車輪
24a 第1電源装置
24b 第2電源装置
26 電源ケーブル
28 操作盤
30 通信ケーブル
32a〜e 電極板
(A)〜(B) 電極端子
T 無通電時間帯
a 家禽搬送方向

Claims (9)

  1. 家禽の頚動脈を切断した後、家禽に電圧を印加する通電処理を行い、家禽を失神状態にして放血するようにした家禽の放血方法において、
    前記通電処理が、頚動脈切断工程の直後に行なわれ、家禽の心臓を停止させずかつ毛細血管の破裂を起さない通電条件で家禽に電気パルスを印加し失神させる第1通電工程と、該第1通電工程後に行なわれ、該第1通電工程で印加した電気パルスより低い電圧及び周波数の電気パルスを印加し、家禽を筋肉痙攣させて放血を促進させる第2通電工程と、からなることを特徴とする家禽の放血方法。
  2. 前記第1通電工程で家禽に印加する電気パルスが、電圧が30Vを越え60V以下、周波数が100Hzを越え2kHz以下、及びデューティー比が5〜95%の電気パルスであり、
    前記第2通電工程で家禽に印加する電気パルスが、電圧が14〜30V、周波数が1〜100Hz、及びデューティー比が5〜60%の電気パルスであることを特徴とする請求項1に記載の家禽の放血方法。
  3. 家禽が脂肪の多い雌又は鴨類であり、前記第1通電工程を間隔を置いて少なくとも2回行なった後、前記第2通電工程を行なうことを特徴とする請求項1又は2に記載の家禽の放血方法。
  4. 前記第2通電工程において、家禽に対し複数の通電時間帯及び無通電時間帯を交互にもうけ、該無通電時間帯で家禽の筋肉弛緩を促し、放血を促進するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の家禽の放血方法。
  5. 通電条件と手羽折れ率又は放血率との関係を家禽の産地別、体重別又は雄雌別にデータとして蓄積し、該データを基に家禽に対して産地、体重又は雄雌別に応じた通電条件を選定するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の家禽の放血方法。
  6. 家禽をその脚部を把持して逆さ状態で搬送する搬送装置と、該搬送装置で搬送中の家禽の頚動脈を切断する切断装置と、該搬送装置に沿って搬送中の家禽に接するように配置された通電装置と、該通電装置を介して家禽に通電する電源装置とを備えた家禽の放血装置において、
    前記切断装置の搬送方向下流側に設けられた第1の通電装置を備え、家禽の心臓を停止させずかつ毛細血管の破裂を起さない通電条件で家禽に電気パルスを印加し失神状態にする第1通電部と、
    前記第1の通電装置の搬送方向下流側に設けられた第2の通電装置を備え、前記第1通電部で印加した電気パルスより低い電圧及び少ない周波数の電気パルスを印加し、家禽を筋肉痙攣させて放血を促進させる第2通電部と、からなることを特徴とする家禽の放血装置。
  7. 前記第1の通電装置又は第2の通電装置の少なくとも一方を家禽の搬送方向に沿って移動可能に構成し、第1の通電装置と第2の通電装置との間の無通電時間を調整可能にしたことを特徴とする請求項6に記載の家禽の放血装置。
  8. 前記第2通電部が複数の通電部からなり、該複数の通電部を間隔を置いて配置し、前記搬送装置の搬送経路に沿って通電ゾーンと無通電ゾーンとを交互に形成したことを特徴とする請求項6又は7に記載の家禽の放血装置。
  9. 前記第1通電部又は第2通電部が複数の通電部からなり、該複数の通電部を間隔を置いて配置し、各通電部に対する通電条件を独立して設定可能に構成したことを特徴とする請求項6又は7に記載の家禽の放血装置。
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