JP4539808B2 - Method for producing methacrylates - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はメタクリレート類(メタクリル酸エステル類)の製造方法に関する。
メタクリレート類は合成樹脂や合成繊維原料として広く用いられる工業的に非常に重要な原料である。
【0002】
【従来の技術】
メタクリレート類の製造方法としてはメタクリル酸とアルコール類のエステル化反応、メタクリレートとアルコールのエステル交換反応が代表的である。アクリル酸やメタクリル酸等のα、β−不飽和カルボン酸からそれらのエステルを製造するには、硫酸、燐酸、パラトルエンスルホン酸や、強酸性イオン交換樹脂、固体燐酸及びシリカ−チタニア等の固体酸類を触媒に用いて液相或いは気相に於いてエステル化、或いはエステル交換反応を行う事が多い。
【0003】
例えば液相法として、硫酸や塩酸等の鉱酸をエステル化触媒に用いるヒドロキシアルキルアクリレート類の製造方法(DE1518572)やジ−n−ブチル錫オキシド或いはスタノキサン、ジスタノキサンをエステル交換触媒として用いる方法(特開昭46−39848、特開昭52−153913、特開平7−97387)が、また気相法として固体燐酸(特公昭42−5222)、硫化モリブデン(特公昭44−9885)、シリカ−チタニア(特公昭55−33702)触媒を用いる方法が挙げられる。しかし、液相法、気相法の何れも2重結合への付加反応、アルコール類の脱水縮合、分子間脱水によるダイマーエステルの生成等による選択率の低下や生産性の低さ等の課題があり、更に液相法はバッチ法による製造が主となる等の大量生産時に於ける課題があった。
【0004】
メタクリル酸、及びその誘導体であるメタクリル酸エステル類は、ヒドロキシイソ酪酸、或いはヒドロキシイソ酪酸エステル類からも製造する事が出来る。例えば、フォージャサイト型ゼオライト類を気相脱水触媒に用いて、α−ヒドロキシイソ酪酸メチルからメチルメタクリレートを製造する方法(特開平8−188555)がある。この方法はアセトンシアンヒドリンをα−ヒドロキシイソ酪酸メチルに誘導した後、脱水してメチルメタクリレートを製造する硫安が生成しない優れた方法である。しかしながら、工業的に利用可能なヒドロキシイソ酪酸、或いはヒドロキシイソ酪酸のエステルからメタクリレート類を得る方法はメチルメタクリレートを製造する場合を除けば選択率や収率が充分とは言えず、ヒドロキシイソ酪酸及びそのエステルから更に広範なメタクリレート類の工業的製造に適用するにはまだ不充分であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ヒドロキシイソ酪酸やヒドロキシイソ酪酸メチル等のヒドロキシイソ酪酸エステル類から工業的に重要なメタクリレート類を簡便に製造する方法を提供することである。特に従来は製造が困難であったメタクリレート類、即ち、2以上の炭素数、或いは多官能のアルコールとメタクリル酸からのエステル類を一段階で製造する方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記の課題を解決する為に鋭意検討を重ねた結果、ヒドロキシイソ酪酸及び/又はヒドロキシイソ酪酸エステル類とアルコール類とを固体触媒の存在下で反応させることによりメタクリレート類が容易に得られる事を知り、本発明に到達した。
【0007】
即ち、本発明は、固体触媒の存在下、ヒドロキシイソ酪酸および/またはヒドロキシイソ酪酸エステル類とアルコール類とを反応させるメタクリレート類の製造方法に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明で用いる原料の一つは、ヒドロキシイソ酪酸及び/又はそのエステル類であり、例えば、α−ヒドロキシイソ酪酸、β−ヒドロキシイソ酪酸、及びα−又はβ−ヒドロキシイソ酪酸のメチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステル、イソプロピルエステル、アリルエステル、グリシジルエステル、n−ブチルエステル、イソブチルエステル、sec−ブチルエステル、tert−ブチルエステル、ヘキシルエステル、オクチルエステル、2−エチルヘキシルエステル、ラウリルエステル、ステアリルエステル、シクロヘキシルエステル、ベンジルエステル、2−ヒドロキシエチルエステル、2−ヒドロキシプロピルエステル、3−ヒドロキシプロピルエステル、及び4−ヒドロキシブチルエステルが挙げられる。中でも、特に好ましいのは工業的に入手が容易なα−ヒドロキシイソ酪酸、β−ヒドロキシイソ酪酸、α−ヒドロキシイソ酪酸メチル、β−ヒドロキシイソ酪酸メチル、α−ヒドロキシイソ酪酸エチル、β−ヒドロキシイソ酪酸エチル、α−ヒドロキシイソ酪酸2−エチルヘキシル、β−ヒドロキシイソ酪酸2−エチルヘキシルである。上記の化合物は単独或いは二以上を混合して用いる事が出来る。第一の原料中に、メタクリル酸又はメタクリル酸エステル類が存在しても反応成績に悪影響を及ぼす事は殆ど無いのでこれらを含有しても良い。
【0009】
もう一方の原料はアルコール類である。ただし第一の原料としてヒドロキシイソ酪酸エステルを用いた場合、アルコール類は該ヒドロキシイソ酪酸エステルのエステル部分を構成するアルコールとは異なる。アルコール類としては、炭素数1〜24、好ましくは2〜12のアルコール、グリコール、ポリオール類が好ましい。例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロピルアルコール、アリルアルコール、n−ブタノール、イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、ヘキサノール、オクタノール、2−エチルヘキサノール、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、及び1,4−ブタンジオールが好ましい。好ましくは、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、アリルアルコール、エチレングリコール、シクロヘキサノールであり、特に好ましくは、ブタノール、アリルアルコール、エチレングリコール、シクロヘキサノールである。上記のアルコール類は単独或いは二以上を混合して用いる事が出来る。
【0010】
本発明では固体触媒を用いる。具体的には、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、シリカライト、ヘテロポリ酸、メソポーラスシリカ(例えば、MCM−41)等のメソポーラス化合物;結晶性アルミノシリケート;結晶質シリコアルミノホスフェート類;天然に存在する粘土鉱物類、例えばカオリナイト、モンモリロナイト、セピオライト、マイカ等が例示される。中でもシリカ、シリカライト、結晶性アルミノシリケート、結晶質シリコアルミノホスフェート類が好ましい。
【0011】
本発明で用いる固体触媒は、Csを有効成分として含有するのが好ましい。Csは通常、炭酸セシウム、水酸化セシウム、或いは硝酸セシウム等の炭酸塩、水酸化物や硝酸塩の形態で固体触媒に担持するのが好ましい。Csの塩類は焼成しても酸化物の形態で存在する事は困難であるので、この様な炭酸塩、水酸化物、及び硝酸塩で固体触媒に含有させることが好ましい。
【0012】
固体触媒にCsを含有させる方法には、含浸法、共沈法、ゾル−ゲル法、イオン交換法、物理混合法、熱分解法、化学堆積法、メカノケミカル法や合成法、例えば、モレキュラーシーブ類の製造時にCs化合物を添加する方法等があり、適宜選択して採用する事が出来る。Csの担持量に特に制限は無いが、固体触媒に対するCs金属換算で、0.1〜20重量%の範囲が好ましい。
【0013】
Csを他の金属種と共に用いて活性や選択性を更に改善出来る事がある。この目的には、Na、K、Rb、Mg、Ca、La、Ce、Sr、Ba、Y、Ti、Zr、V、Nb、Ta、Cr、Fe、Ru、Co、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ge、In、Sn、Sbからなる群から選択された少なくとも一種の金属をCsと併用する事が好ましい。例えば、Cs化合物と上記した群から選択された金属の化合物とを、一般的含浸法、共沈法、イオン交換法、物理混合法、化学堆積法、熱分解法、或いは前駆体となる化合物を添加し焼成する方法により固体触媒に担持する。他の金属種の担持量は、固体触媒に対して金属換算で0.01〜50重量%であるのが好ましい。
本発明の固体触媒、Csを単独で又は他の金属種と共に含有する固体触媒は、そのまま、或いはバインダーとして例えば、シリカ、アルミナ、チタニア、各種粘土化合物類を添加して、通常、300〜700℃で1〜24時間焼成した後、圧縮成型や打錠成型等を施して実用に供する事が出来る。
【0014】
本発明は、気相、液相、或いは常圧、加圧の回分式、半回分式、流通連続式の何れでも実施可能である。従って、原料の性状、装置等を勘案し適当な反応方式を選択するのが好ましいが、固定床による気相流通方式が簡便である。
例えば、液相回分式反応では、溶媒中又は溶媒を用いることなく、ヒドロキシイソ酪酸又はそのエステル類とアルコール類を1:0.1〜1:10のモル比で、室温から200℃で1〜24時間固体触媒の存在下で反応させる。溶媒は特に用いる必要はないが、適宜、ヘキサン、へプタンなどの炭化水素類、或いは、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類を用いることができる。固体触媒は、原料混合物に対して0.1〜50重量%使用するのが好ましい。
気相流通式反応では、200〜400℃、0.01〜1MPaで、ヒドロキシイソ酪酸又はそのエステルとアルコール類の1:0.1〜1:10(モル比)混合ガスを10〜10,000h-1のガス基準空間速度で固体触媒が配置された反応器に供給するのが好ましい。
いずれの反応方式においても、ヒドロキシイソ酪酸及び/又はそのエステル類とアルコール類の反応は固体触媒の存在下で進行し、メタクリレート類、特に、エステル部分の炭素数が2〜12のメタクリレート類が一段階で製造される。
【0015】
【実施例】
次に本発明を、実施例、及び比較例をもって更に詳細に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。
以下の実施例、及び比較例に於ける反応は原料タンク、原料供給ポンプ、不活性ガス導入用マスフローコントローラー、石英反応管 (内径13mmφ、長さ250mm)、採取タンクを備えた流通反応装置を用いて行った。反応が定常状態に達して2から4時間後に反応液を約1時間かけて採取し、FID検知方式のガスクロマトグラフで分析し、反応生成物の組成分布を求めた。
【0016】
触媒調製例
触媒1
シリカゾル64.5gと10wt%硝酸セシウム水溶液5.76gを室温下混合撹拌した後、濃硝酸を加えてpH6.7から7.3の間に保った。次いで、10wt%硝酸アンモニウム0.56gを添加しゲル化させた。ゲル化物を擂潰し、粒状に成型した後500℃で4時間焼成して触媒1を得た。熱分析の結果、セシウムは酸化物として存在するのでは無い事、また硝酸根の残存を確認した。
【0017】
触媒2
市販シリカライト(UOP社製MFI300、Si/Alモル比=300)20gを10wt%硝酸セシウム水溶液500mlで3回イオン交換した後、120℃で2時間乾燥した。500℃で4時間焼成して触媒2を得た。
【0018】
触媒3
市販シリカライト (UOP社製MFI300、Si/Alモル比=300)20gに、炭酸セシウム2gと酸化チタン0.5gを混合し、水40gを添加した後、攪拌した。次いで、120℃で2時間乾燥、500℃で4時間焼成して触媒3を得た。
【0019】
触媒4
10wt%炭酸セシウム水溶液40gを、シリカゲル25gと混合し2時間静置した。次いで、減圧下に水を留去した後、120℃で18時間乾燥し触媒4を得た。
【0020】
参考例1
触媒1を、反応管に3ml充填し、原料としてα−ヒドロキシイソ酪酸(HBA)とエチレングリコール(EG)の1対6モル混合溶液を気化させたのち、ガス基準の空間速度(GHSV)500 h-1 で供給し、圧力0.1MPa、温度320℃に於いて、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(2−HEMA)の合成反応を行った。反応成績は以下の通りであった。
HBA転化率:98.9mol%
2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:85.9mol%
【0021】
参考例2
触媒2を、3ml充填した以外は、参考例1と同様にして行った。反応成績は以下の通りであった。
HBA転化率:98.6mol%
2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:78.9mol%
【0022】
実施例
α−ヒドロキシイソ酪酸に換えてα−ヒドロキシイソ酪酸メチル(HBM)を用い、反応温度を330℃とした以外は、参考例1と同様にして行った。反応成績は、以下の通りであった。
HBM転化率:99.6mol%
2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:62.9mol%
【0023】
参考例3
エチレングリコールに換えてシクロヘキサノール(CH)を用い、反応温度を350℃とした以外は、参考例1と同様に行った。反応成績は、以下の通りであった。
HBA転化率:100mol%
シクロヘキシルメタクリレート(CHM)収率:58.4mol%
【0024】
実施例
α−ヒドロキシイソ酪酸に換えてα−ヒドロキシイソ酪酸2−エチルへキシル(HBO)を用い、反応温度を340℃とした以外は、参考例1と同様にして行った。反応成績は以下の通りであった。
HBO転化率:98.1mol%
2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:58.7mol%
【0025】
実施例
触媒2を用い、α−ヒドロキシイソ酪酸に換えてα−ヒドロキシイソ酪酸エチル(HBE)を用いた以外は、参考例1と同様にして行った。反応成績は以下の通りであった。
HBE転化率:94.0mol%
2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:54.9mol%
【0026】
参考例4
エチレングリコールに換えてn−ブタノール(NB)を用いた以外は、参考例1と同様にして行った。反応成績は以下の通りであった。
HBA転化率:96.8mol%
n−ブチルメタクリレート(NBA)収率:42.9mol%
【0027】
参考例5
触媒3を用いた以外は、参考例1と同様にして行った。反応成績は、以下の通りであった。
HBA転化率:99.6mol%
2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:90.4mol%
【0028】
参考例6
α−ヒドロキシイソ酪酸に換えて90wt%α−ヒドロキシイソ酪酸水溶液を用いた以外は、参考例1と同様にして行った。反応成績は以下の通りであった。
HBA転化率:99.5mol%
2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:89.2mol%
【0029】
参考例7
触媒4を用いた以外は、参考例1と同様にして行った。反応成績は以下の通りであった。
HBA転化率:99.6mol%
2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:88.0mol%
【0030】
参考例8
触媒1の調製に於いて、硝酸セシウムに換えて炭酸ナトリウムを用いた以外は触媒1と同様にして触媒5を調製した。この触媒5を用いて、参考例1と同様に行った。反応成績は以下の通りであった。
HBA転化率:97.4mol%
2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:23.4mol%
【0031】
参考例9
触媒6として、Na置換X型ゼオライト(MS13Xアルドリッチ社製)を用い、反応温度を300℃とした以外は、参考例1と同様にして行った。反応成績は、以下の通りであった。
HBA転化率:98.3mol%
2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:38.0mol%
【0032】
参考例10
触媒7として、Na置換Y型ゼオライト(HSZ−320NAA 東ソー社製) を用い、反応温度を300℃、原料としてα−ヒドロキシイソ酪酸とエチレングリコールの1対4モル混合溶液を用いた以外、参考例1と同様にして行った。反応成績は、以下の通りであった。
HBA転化率:98.4mol%
2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:9.4mol%
【0033】
上記の実施例1〜3、参考例1〜10の結果を纏めて表1に示す。

表1
触媒 原料 温度 転化率 収率 生成物
℃ mol% mol%
参考例1 触媒1 HBA/EG 320 98.9 85.9 2-HEMA
参考例2 触媒2 HBA/EG 320 98.6 78.9 2-HEMA
実施例 触媒1 HBM/EG 330 99.6 62.9 2-HEMA
参考例3 触媒1 HBA/CH 350 100 58.4 CHM
実施例 触媒2 HBO/EG 340 98.1 58.7 2-HEMA
実施例 触媒2 HBE/EG 320 94.0 54.9 2-HEMA
参考例4 触媒1 HBA/NB 320 96.8 42.9 NBA
参考例5 触媒3 HBA/EG 320 99.6 90.4 2-HEMA
参考例6 触媒1 HBA/EG 320 99.5 89.2 2-HEMA
参考例7 触媒4 HBA/EG 320 99.6 88.0 2-HEMA
参考例8 触媒5 HBA/EG 320 97.4 23.4 2-HEMA
参考例9 触媒6 HBA/EG 300 98.3 38.0 2-HEMA
参考例10 触媒7 HBA/EG 300 98.4 9.4 2-HEMA
【0034】
【発明の効果】
本発明はヒドロキシイソ酪酸及び/又はその誘導体とアルコール類との反応で簡便に、工業的に重要な原料であるメタクリレート類、特に、炭素数が2以上の、或いは、多官能のアルコールとメタクリル酸からなるエステル類を製造する手段を提供する点で意義が大きい。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing methacrylates (methacrylic acid esters).
Methacrylates are industrially very important raw materials widely used as raw materials for synthetic resins and synthetic fibers.
[0002]
[Prior art]
Typical methods for producing methacrylates include esterification reaction of methacrylic acid and alcohol, and ester exchange reaction of methacrylate and alcohol. To produce esters thereof from α, β-unsaturated carboxylic acids such as acrylic acid and methacrylic acid, solids such as sulfuric acid, phosphoric acid, paratoluenesulfonic acid, strongly acidic ion exchange resins, solid phosphoric acid and silica-titania In many cases, an acid is used as a catalyst for esterification or transesterification in a liquid phase or gas phase.
[0003]
For example, as a liquid phase method, a method for producing hydroxyalkyl acrylates using a mineral acid such as sulfuric acid or hydrochloric acid as an esterification catalyst (DE1518572) or a method using di-n-butyltin oxide or stannoxane or distanoxane as a transesterification catalyst (special JP-A-46-39848, JP-A-52-153913, JP-A-7-97387), and solid phase phosphoric acid (JP-B 42-5222), molybdenum sulfide (JP-B 44-9885), silica-titania ( JP-B-55-33702) includes a method using a catalyst. However, both the liquid phase method and the gas phase method have problems such as reduction of selectivity and low productivity due to addition reaction to double bonds, dehydration condensation of alcohols, formation of dimer ester by intermolecular dehydration, etc. In addition, the liquid phase method has a problem in mass production such as production mainly by a batch method.
[0004]
Methacrylic acid and its derivatives, methacrylic acid esters, can also be produced from hydroxyisobutyric acid or hydroxyisobutyric acid esters. For example, there is a method for producing methyl methacrylate from methyl α-hydroxyisobutyrate using a faujasite type zeolite as a gas phase dehydration catalyst (Japanese Patent Laid-Open No. 8-188555). This method is an excellent method in which an ammonium cyanohydrin is induced to methyl α-hydroxyisobutyrate and then dehydrated to produce an ammonium sulfate to produce methyl methacrylate. However, industrially available methods of obtaining methacrylates from hydroxyisobutyric acid or esters of hydroxyisobutyric acid are not sufficient in selectivity and yield except when methyl methacrylate is produced. It was still insufficient to apply to the industrial production of a wider range of methacrylates from the ester.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a method for easily producing industrially important methacrylates from hydroxyisobutyric acid esters such as hydroxyisobutyric acid and methyl hydroxyisobutyrate. In particular, the present invention provides a method for producing methacrylates, which have been difficult to produce in the past, that is, esters of two or more carbon atoms or polyfunctional alcohols and methacrylic acid in one step.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to solve the above-mentioned problems, the present inventors have made methacrylates react by reacting hydroxyisobutyric acid and / or hydroxyisobutyric acid esters with alcohols in the presence of a solid catalyst. Knowing that it can be easily obtained, the present invention has been achieved.
[0007]
That is, the present invention relates to a process for producing methacrylates in which hydroxyisobutyric acid and / or hydroxyisobutyric acid esters are reacted with alcohols in the presence of a solid catalyst.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
One of the raw materials used in the present invention is hydroxyisobutyric acid and / or esters thereof. For example, α-hydroxyisobutyric acid, β-hydroxyisobutyric acid, and methyl ester of α- or β-hydroxyisobutyric acid, ethyl Ester, n-propyl ester, isopropyl ester, allyl ester, glycidyl ester, n-butyl ester, isobutyl ester, sec-butyl ester, tert-butyl ester, hexyl ester, octyl ester, 2-ethylhexyl ester, lauryl ester, stearyl ester , Cyclohexyl ester, benzyl ester, 2-hydroxyethyl ester, 2-hydroxypropyl ester, 3-hydroxypropyl ester, and 4-hydroxybutyl ester. Among them, particularly preferred are α-hydroxyisobutyric acid, β-hydroxyisobutyric acid, methyl α-hydroxyisobutyrate, methyl β-hydroxyisobutyrate, ethyl α-hydroxyisobutyrate, β-hydroxyisobuty, which are easily available industrially. Ethyl butyrate, 2-ethylhexyl α-hydroxyisobutyrate, and 2-ethylhexyl β-hydroxyisobutyrate. The above compounds can be used alone or in admixture of two or more. Even if methacrylic acid or methacrylic acid esters are present in the first raw material, there is almost no adverse effect on the reaction results, so these may be contained.
[0009]
The other raw material is alcohol. However, when hydroxyisobutyric acid ester is used as the first raw material, the alcohol is different from the alcohol constituting the ester portion of the hydroxyisobutyric acid ester. As the alcohols, alcohols having 1 to 24 carbon atoms, preferably 2 to 12 carbon atoms, glycols, and polyols are preferable. For example, methanol, ethanol, n-propanol, isopropyl alcohol, allyl alcohol, n-butanol, isobutyl alcohol, tert-butyl alcohol, hexanol, octanol, 2-ethylhexanol, lauryl alcohol, stearyl alcohol, cyclohexanol, benzyl alcohol, ethylene Glycol, 1,3-propanediol, and 1,4-butanediol are preferred. Preferred are methanol, ethanol, propanol, butanol, allyl alcohol, ethylene glycol, and cyclohexanol, and particularly preferred are butanol, allyl alcohol, ethylene glycol, and cyclohexanol. The above alcohols can be used alone or in admixture of two or more.
[0010]
In the present invention, a solid catalyst is used. Specifically, mesoporous compounds such as silica, alumina, titania, zirconia, silicalite, heteropolyacid, mesoporous silica (for example, MCM-41); crystalline aluminosilicate; crystalline silicoaluminophosphates; naturally occurring clay Minerals such as kaolinite, montmorillonite, sepiolite, mica and the like are exemplified. Of these, silica, silicalite, crystalline aluminosilicate, and crystalline silicoaluminophosphates are preferred.
[0011]
The solid catalyst used in the present invention preferably contains Cs as an active ingredient. Cs is usually preferably supported on a solid catalyst in the form of carbonate, hydroxide or nitrate, such as cesium carbonate, cesium hydroxide, or cesium nitrate. Since it is difficult for Cs salts to be present in the form of oxides even when calcined, it is preferable to contain such carbonates, hydroxides, and nitrates in the solid catalyst.
[0012]
Examples of the method for containing Cs in the solid catalyst include impregnation method, coprecipitation method, sol-gel method, ion exchange method, physical mixing method, thermal decomposition method, chemical deposition method, mechanochemical method and synthesis method such as molecular sieve. There is a method of adding a Cs compound at the time of production, and it can be appropriately selected and adopted. Although there is no restriction | limiting in particular in the load of Cs, The range of 0.1-20 weight% is preferable in conversion of Cs metal with respect to a solid catalyst.
[0013]
The activity and selectivity may be further improved by using Cs together with other metal species. For this purpose, Na, K, Rb, Mg, Ca, La, Ce, Sr, Ba, Y, Ti, Zr, V, Nb, Ta, Cr, Fe, Ru, Co, Ir, Ni, Pd, Pt It is preferable that at least one metal selected from the group consisting of Cu, Ge, In, Sn, and Sb is used in combination with Cs. For example, a compound that becomes a general impregnation method, coprecipitation method, ion exchange method, physical mixing method, chemical deposition method, thermal decomposition method, or precursor with a Cs compound and a metal compound selected from the above group. It is supported on a solid catalyst by a method of adding and baking. The supported amount of other metal species is preferably 0.01 to 50% by weight in terms of metal with respect to the solid catalyst.
The solid catalyst of the present invention, the solid catalyst containing Cs alone or together with other metal species, is used as it is or as a binder, for example, silica, alumina, titania, various clay compounds, and usually 300 to 700 ° C. After being fired for 1 to 24 hours, it can be put into practical use by performing compression molding or tableting.
[0014]
The present invention can be carried out in a gas phase, a liquid phase, or any of a batch type, a semi-batch type, and a continuous flow type of normal pressure and pressure. Therefore, it is preferable to select an appropriate reaction system in consideration of the properties of the raw materials, equipment, etc., but a gas phase distribution system using a fixed bed is simple.
For example, in a liquid phase batch reaction, hydroxyisobutyric acid or an ester thereof and an alcohol are mixed at a molar ratio of 1: 0.1 to 1:10 at room temperature to 200 ° C. without using a solvent or a solvent. The reaction is carried out in the presence of a solid catalyst for 24 hours. There is no particular need to use a solvent, but hydrocarbons such as hexane and heptane, or aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene and xylene can be used as appropriate. The solid catalyst is preferably used in an amount of 0.1 to 50% by weight based on the raw material mixture.
In the gas phase flow reaction, a gas mixture of hydroxyisobutyric acid or its ester and alcohols at a ratio of 1: 0.1 to 1:10 (molar ratio) is 10 to 10,000 h at 200 to 400 ° C. and 0.01 to 1 MPa. It is preferred to feed the reactor with the solid catalyst at a gas reference space velocity of -1 .
In any reaction system, the reaction of hydroxyisobutyric acid and / or its ester and alcohol proceeds in the presence of a solid catalyst, and methacrylates, in particular, methacrylates having 2 to 12 carbon atoms in the ester moiety are one. Manufactured in stages.
[0015]
【Example】
Next, the present invention will be described in more detail with reference to examples and comparative examples. However, the present invention is not limited to these.
Reactions in the following examples and comparative examples use a flow reactor equipped with a raw material tank, a raw material supply pump, a mass flow controller for introducing an inert gas, a quartz reaction tube (inner diameter 13 mmφ, length 250 mm), and a sampling tank. I went. Two to four hours after the reaction reached a steady state, the reaction solution was collected over about one hour and analyzed by a FID detection type gas chromatograph to determine the composition distribution of the reaction product.
[0016]
Catalyst preparation example Catalyst 1
After mixing and stirring 64.5 g of silica sol and 5.76 g of 10 wt% cesium nitrate aqueous solution at room temperature, concentrated nitric acid was added to maintain the pH between 6.7 and 7.3. Next, 0.56 g of 10 wt% ammonium nitrate was added for gelation. The gelled product was crushed and formed into granules and then calcined at 500 ° C. for 4 hours to obtain Catalyst 1. As a result of thermal analysis, it was confirmed that cesium was not present as an oxide and that nitrate radicals remained.
[0017]
Catalyst 2
20 g of commercially available silicalite (MOP300 manufactured by UOP, Si / Al molar ratio = 300) was ion-exchanged three times with 500 ml of a 10 wt% cesium nitrate aqueous solution, and then dried at 120 ° C. for 2 hours. The catalyst 2 was obtained by firing at 500 ° C. for 4 hours.
[0018]
Catalyst 3
2 g of cesium carbonate and 0.5 g of titanium oxide were mixed with 20 g of commercially available silicalite (MFI300 manufactured by UOP, Si / Al molar ratio = 300), and 40 g of water was added, followed by stirring. Subsequently, the catalyst 3 was obtained by drying at 120 ° C. for 2 hours and calcining at 500 ° C. for 4 hours.
[0019]
Catalyst 4
40 g of 10 wt% cesium carbonate aqueous solution was mixed with 25 g of silica gel and allowed to stand for 2 hours. Subsequently, after distilling off water under reduced pressure, the catalyst 4 was obtained by drying at 120 ° C. for 18 hours.
[0020]
Reference example 1
3 ml of catalyst 1 is filled in a reaction tube, and a 1: 6 molar mixed solution of α-hydroxyisobutyric acid (HBA) and ethylene glycol (EG) is vaporized as a raw material, and then a gas-based space velocity (GHSV) of 500 h −1 and a synthesis reaction of 2-hydroxyethyl methacrylate (2-HEMA) was performed at a pressure of 0.1 MPa and a temperature of 320 ° C. The reaction results were as follows.
HBA conversion: 98.9 mol%
2-hydroxyethyl methacrylate yield: 85.9 mol%
[0021]
Reference example 2
The same procedure as in Reference Example 1 was performed except that 3 ml of catalyst 2 was charged. The reaction results were as follows.
HBA conversion: 98.6 mol%
2-hydroxyethyl methacrylate yield: 78.9 mol%
[0022]
Example 1
The same procedure as in Reference Example 1 was performed except that methyl α-hydroxyisobutyrate (HBM) was used instead of α-hydroxyisobutyric acid and the reaction temperature was 330 ° C. The reaction results were as follows.
HBM conversion rate: 99.6 mol%
2-hydroxyethyl methacrylate yield: 62.9 mol%
[0023]
Reference example 3
The same procedure as in Reference Example 1 was performed except that cyclohexanol (CH) was used instead of ethylene glycol and the reaction temperature was 350 ° C. The reaction results were as follows.
HBA conversion rate: 100 mol%
Cyclohexyl methacrylate (CHM) yield: 58.4 mol%
[0024]
Example 2
The same procedure as in Reference Example 1 was conducted except that 2-ethylhexyl (HBO) was used instead of α-hydroxyisobutyric acid and the reaction temperature was 340 ° C. The reaction results were as follows.
HBO conversion: 98.1 mol%
2-hydroxyethyl methacrylate yield: 58.7 mol%
[0025]
Example 3
The same procedure as in Reference Example 1 was conducted except that catalyst 2 was used and ethyl α-hydroxyisobutyrate (HBE) was used instead of α-hydroxyisobutyric acid. The reaction results were as follows.
HBE conversion: 94.0 mol%
2-hydroxyethyl methacrylate yield: 54.9 mol%
[0026]
Reference example 4
The same procedure as in Reference Example 1 was performed except that n-butanol (NB) was used instead of ethylene glycol. The reaction results were as follows.
HBA conversion: 96.8 mol%
n-Butyl methacrylate (NBA) yield: 42.9 mol%
[0027]
Reference Example 5
The same procedure as in Reference Example 1 was performed except that catalyst 3 was used. The reaction results were as follows.
HBA conversion: 99.6 mol%
2-hydroxyethyl methacrylate yield: 90.4 mol%
[0028]
Reference Example 6
The same procedure as in Reference Example 1 was performed except that a 90 wt% α-hydroxyisobutyric acid aqueous solution was used instead of α-hydroxyisobutyric acid. The reaction results were as follows.
HBA conversion: 99.5 mol%
2-hydroxyethyl methacrylate yield: 89.2 mol%
[0029]
Reference Example 7
The same procedure as in Reference Example 1 was performed except that catalyst 4 was used. The reaction results were as follows.
HBA conversion: 99.6 mol%
2-hydroxyethyl methacrylate yield: 88.0 mol%
[0030]
Reference Example 8
Catalyst 5 was prepared in the same manner as Catalyst 1, except that sodium carbonate was used instead of cesium nitrate in the preparation of Catalyst 1. This catalyst 5 was used in the same manner as in Reference Example 1 . The reaction results were as follows.
HBA conversion: 97.4 mol%
2-hydroxyethyl methacrylate yield: 23.4 mol%
[0031]
Reference Example 9
The same procedure as in Reference Example 1 was conducted except that Na-substituted X-type zeolite (MS13X Aldrich) was used as the catalyst 6 and the reaction temperature was 300 ° C. The reaction results were as follows.
HBA conversion: 98.3 mol%
2-hydroxyethyl methacrylate yield: 38.0 mol%
[0032]
Reference Example 10
Reference example, except that Na-substituted Y-type zeolite (HSZ-320NAA manufactured by Tosoh Corporation) was used as the catalyst 7, the reaction temperature was 300 ° C., and a 1: 4 molar mixed solution of α-hydroxyisobutyric acid and ethylene glycol was used as a raw material. 1 was performed. The reaction results were as follows.
HBA conversion: 98.4 mol%
2-hydroxyethyl methacrylate yield: 9.4 mol%
[0033]
The results of Examples 1 to 3 and Reference Examples 1 to 10 are summarized in Table 1.

Table 1
Catalyst Raw material Temperature Conversion Yield Product
℃ mol% mol%
Reference Example 1 Catalyst 1 HBA / EG 320 98.9 85.9 2-HEMA
Reference Example 2 Catalyst 2 HBA / EG 320 98.6 78.9 2-HEMA
Example 1 Catalyst 1 HBM / EG 330 99.6 62.9 2-HEMA
Reference Example 3 Catalyst 1 HBA / CH 350 100 58.4 CHM
Example 2 Catalyst 2 HBO / EG 340 98.1 58.7 2-HEMA
Example 3 Catalyst 2 HBE / EG 320 94.0 54.9 2-HEMA
Reference Example 4 Catalyst 1 HBA / NB 320 96.8 42.9 NBA
Reference Example 5 Catalyst 3 HBA / EG 320 99.6 90.4 2-HEMA
Reference Example 6 Catalyst 1 HBA / EG 320 99.5 89.2 2-HEMA
Reference Example 7 Catalyst 4 HBA / EG 320 99.6 88.0 2-HEMA
Reference Example 8 Catalyst 5 HBA / EG 320 97.4 23.4 2-HEMA
Reference Example 9 Catalyst 6 HBA / EG 300 98.3 38.0 2-HEMA
Reference Example 10 Catalyst 7 HBA / EG 300 98.4 9.4 2-HEMA
[0034]
【The invention's effect】
The present invention is a methacrylate which is an industrially important raw material simply by reaction of hydroxyisobutyric acid and / or a derivative thereof with an alcohol, in particular, having 2 or more carbon atoms or a polyfunctional alcohol and methacrylic acid. Significant in that it provides a means for producing esters comprising

Claims (3)

セシウムを担持したシリカまたはセシウムを担持したシリカライトである固体触媒の存在下、下記ヒドロキシイソ酪酸エステル類より選ばれた少なくとも1種のエステルと下記アルコール類より選ばれた少なくとも1種のアルコール(ただし、前記ヒドロキシイソ酪酸エステルのエステル部分を構成するアルコールとは異なる)とを反応させることを特徴とするメタクリレートの製造方法。

ヒドロキシイソ酪酸エステル類:α−ヒドロキシイソ酪酸のメチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステル、イソプロピルエステル、アリルエステル、グリシジルエステル、n−ブチルエステル、イソブチルエステル、sec−ブチルエステル、tert−ブチルエステル、ヘキシルエステル、オクチルエステル、2−エチルヘキシルエステル、ラウリルエステル、ステアリルエステル、シクロヘキシルエステル、ベンジルエステル、2−ヒドロキシエチルエステル、2−ヒドロキシプロピルエステル、3−ヒドロキシプロピルエステル、及び4−ヒドロキシブチルエステル。

アルコール類:メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロピルアルコール、アリルアルコール、n−ブタノール、イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、ヘキサノール、オクタノール、2−エチルヘキサノール、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール及び1,4−ブタンジオール。
At least one ester selected from the following hydroxyisobutyric acid esters and at least one alcohol selected from the following alcohols in the presence of a solid catalyst which is silica supported by cesium or silicalite supported by cesium (provided that , Which is different from the alcohol constituting the ester portion of the hydroxyisobutyric acid ester).

Hydroxyisobutyric ester: alpha-methyl ester of the hydroxy iso butyric acid, ethyl ester, n- propyl ester, isopropyl ester, allyl ester, glycidyl ester, n- butyl ester, isobutyl ester, sec- butyl ester, tert- butyl ester Hexyl ester, octyl ester, 2-ethylhexyl ester, lauryl ester, stearyl ester, cyclohexyl ester, benzyl ester, 2-hydroxyethyl ester, 2-hydroxypropyl ester, 3-hydroxypropyl ester, and 4-hydroxybutyl ester.

Alcohols: methanol, ethanol, n-propanol, isopropyl alcohol, allyl alcohol, n-butanol, isobutyl alcohol, tert-butyl alcohol, hexanol, octanol, 2-ethylhexanol, lauryl alcohol, stearyl alcohol, cyclohexanol, benzyl alcohol, Ethylene glycol, 1,3-propanediol and 1,4-butanediol.
セシウムの担持量が、固体触媒に対して0.1〜20重量%である請求項記載のメタクリレートの製造方法。Supported amount of cesium, a manufacturing method of methacrylate of claim 1, wherein from 0.1 to 20% by weight relative to the solid catalyst. 200から400℃で気相反応する請求項1または2に記載のメタクリレートの製造方法。The method for producing methacrylate according to claim 1 or 2 , wherein the gas phase reaction is carried out at 200 to 400 ° C.
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