JP4538933B2 - 位置検出機能つき液晶表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は位置検出機能つき液晶表示装置に関するものであり、特にアクティブマトリクス方式の液晶表示装置に、安価にかつ簡易に、高精度の位置検出機能を付加することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
指先やペン先で液晶表示装置やCRTなどの表示画面に触れることにより、入力やメニューの選択を行なう装置が、銀行のATMや駅の切符自動販売機などに広く使用されている。また、近年では、パーソナルコンピュータや携帯情報端末なども、このような指やペンによる入力やメニュー選択機能を備え、よりユーザフレンドリーなインターフェイスを提供するようになってきている。
【0003】
ペン先や指先の接触位置を検出するためには、いくつかの方法がある。
【0004】
例えば、月刊ディスプレイ‘99年1月号の49〜52頁には、図13に示したような、赤外線LEDからなる発光部13とフォトトランジスタからなる受光部14とを設け、発光部13からの光(赤外線)をペン先や指先などの遮光物305がさえぎることにより、遮光物305の位置を検出する方法が示されている(従来の方法1)。
【0005】
この従来の方法1では、赤外線LEDからなる発光部13とフォトトランジスタからなる受光部14とを、表示装置の表示領域の外周に、表示装置とは別個に設けるため、素子間隔を密にすることができず、精密な位置検出は不可能である。また、発光部13および受光部14を外付けすることにより、コストが上昇した。また、図13には示されていないが、対向する一対の発光部13、受光部14が順次動作するように、各発光部13および受光部14の動作時間を制御する機構がさらに必要である。
【0006】
また、月刊ディスプレイ‘99年1月号の44〜48頁には、図14に示したような、2枚の透明導電膜21、22を微少間隔をもって表示画面の表面に貼り付け、指先やペン505による画面上への圧力により2枚の透明導電膜21、22が接触、短絡し、その短絡箇所を2枚の透明導電膜21、22間の抵抗値の変化から導出し指先やペン505の位置を検出する、いわゆる抵抗膜方式の位置検出方法が示されている(従来の方法2)。
【0007】
この従来の方法2では、透明導電膜21、22の光透過率が100%でないこと、また、透明導電膜21、22により表示画面の表面に鏡面反射成分が発生することから、画面の視認性を悪化させていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、従来の方法1では、位置検出機能を付加するために、表示装置の外部に付加する形で発光素子と受光素子を設置する必要があり、コストの上昇を招いていた。また、素子の間隔を密にすることが困難なため、位置検出精度が上がらず、文字入力用ではなく、主にタッチセンサーとして使用されていた。
【0009】
また、従来の方法2では、画面表面にフィルムを貼り付けるため、画面の視認性を著しく低下させていた。さらに、この方法ではフィルムを押しつぶして位置を検出するため、耐久性の面で従来の方法1に劣っていた。
【0010】
本発明は、以上の問題点を解決するものであり、安価かつ簡易に、視認性を低下させることなく、耐久性にすぐれ、かつ高精度の位置検出機能を備えた液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る位置検出機能つき液晶表示装置は、薄膜トランジスタアレイ基板と対向基板との間に液晶が封入されてなる液晶表示装置において、薄膜トランジスタアレイ基板の液晶パネル領域で、表示機能部分の外周の隣接する二辺に沿って受光素子および発光素子が設けられ、該受光素子および発光素子の直上かつ対向基板の表側に反射鏡が設けられ、さらに、対向基板の表側かつ表示機能部分の外周の受光素子および発光素子が設けられていない二辺に沿って、正反射鏡が設けられ、発光素子および/または受光素子のオンオフを液晶シャッターで行ない、受光素子にそのゲートが接続された多結晶シリコン薄膜トランジスタと、多結晶シリコン薄膜トランジスタのソースあるいはドレインの一方に接続された容量と、多結晶薄膜トランジスタのソースあるいはドレインの他端と接続された容量に書込みするための電源を有し、さらに、容量の電位を順次読み出す回路を備えたことを特徴とする。
【0012】
受光素子は、薄膜トランジスタアレイ基板の製造時に同時に形成される。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図を用いて説明する。
【0014】
実施の形態1
本発明の一実施の形態を、図1および図2を用いて説明する。図1は本実施の形態の反射型液晶表示装置の全体構成を示し、図2(a)はその断面を、図2(b)は上面から見た図を表わす。
【0015】
薄膜トランジスタアレイ基板(TFTアレイ基板)2と対向基板1との間に液晶が封入され、液晶表示装置が構成されている。画像や文字などの情報は、図中の破線で囲まれた表示機能部分8に表示される。
【0016】
薄膜トランジスタアレイ基板2上には、表示機能部分8の外周の互いに接する二辺に沿って、多数の受光素子が配置され、受光素子アレイ4を形成している。一方、薄膜トランジスタアレイ基板2の背面側(図2(a)の下側)には、表示機能部分8の外周のうち受光素子(受光素子アレイ4)が配置されていない二辺に沿って、多数の発光素子3が配置されている。さらに、対向基板1の上面(図2(a)の上側)かつ受光素子(受光素子アレイ4)および発光素子3の直上には反射鏡5が設けられている。発光素子3から発した光7は、反射鏡5によって反射され、表示機能部分8をはさんで対向する受光素子に入射する。
【0017】
薄膜トランジスタアレイ基板2には、各受光素子の出力を光の入射の有無に対応して2値化し、位置検出のための回路へと出力する機構も備えられている。
【0018】
本実施の形態においては、受光素子は非晶質シリコン膜から形成され、発光素子3としては発光ダイオードが使用される。
【0019】
X方向(図2(b)における左右方向)に設置した発光素子3を端から順に点灯し、同時に、表示機能部分8をはさんで対向する位置にある受光素子をオンにすることにより、X方向のスキャンを行なう。また、Y方向(図2(b)における上下方向)に設置した発光素子3を端から順に点灯し、同時に、表示機能部分8をはさんで対向する位置にある受光素子をオンすることにより、Y方向のスキャンを行なう。X方向とY方向のスキャンは同時に行なう。
【0020】
対向基板1の上面に指先やペン先などの遮光体が存在する場合、発光素子3からの光はさえぎられ受光素子に入射しない。X方向とY方向のそれぞれについて、光が入射しなかった受光素子を特定することにより、遮光体の位置を計算することができる。
【0021】
光が入射しなかった受光素子の特定は、図3に示す構成の回路により行なうことができる。
【0022】
電源208にパルスを入力すると、TFTスイッチ206がオンとなり、容量210の電位は電源207から供給されるリセット電位へとリセットされる。電源201から供給されるパルスが受光素子203の抵抗低下によってTFTスイッチ204へと伝われば、電源202から与えられる電位が容量210に書き込まれる。受光素子203の抵抗低下は、光を受光することにより生じる。受光素子203に光が入射しない場合には、容量210の電位は電源207から供給されたリセット電位のままである。
【0023】
シフトレジスタ200とTFTスイッチ209を使用して、容量210の電位を端子205から順次読み出す。容量210の電位から、各受光素子203への光入射の有無を検出することができる。X方向およびY方向のそれぞれに配置された各受光素子203について、光入射の有無を検出し、その結果から遮光体の位置を計算する。
【0024】
図4を使用して、本実施の形態の薄膜トランジスタアレイ基板2の製造方法を説明する。
【0025】
図4は薄膜トランジスタアレイ基板2の断面をあらわしており、二つの多結晶薄膜トランジスタ114、115および受光素子113が示されている。受光素子113および薄膜トランジスタ114は、図3における受光素子203およびTFTスイッチ204にそれぞれ対応し、薄膜トランジスタ115は液晶に電圧を印加し駆動するためものである。
【0026】
薄膜トランジスタアレイ基板2は、ガラス基板100上に絶縁層101を形成し、さらに、たとえばレーザー結晶化された多結晶シリコン膜102、SiO2膜からなるゲート絶縁膜103、金属膜からなるゲート電極104、前記多結晶シリコン膜102にリンイオンを注入したソース/ドレイン領域105からなる多結晶薄膜トランジスタ114、115を形成してなる。さらに、薄膜トランジスタ114、115を覆うようにSiO2膜などからなる層間絶縁膜107を形成する。
【0027】
前記層間絶縁膜107上であって、かつ、その下部に薄膜トランジスタが形成されていない箇所に、非晶質シリコン膜108を形成する。非晶質シリコン膜108の直下かつ前記ゲート絶縁膜103上に金属膜106を、あらかじめ前記薄膜トランジスタ114、115のゲート電極104を形成するときに、同時に形成しておく。前記非晶質シリコン膜108の電極形成部112にイオンを注入する。
【0028】
薄膜トランジスタ114のゲート電極104上に、その上層の層間絶縁膜107を貫通するコンタクトホールを、薄膜トランジスタ115ソース/ドレイン領域105上に、その上層の層間絶縁膜107およびゲート絶縁膜103とを貫通するコンタクトホールを形成する。
【0029】
薄膜トランジスタ114と非晶質シリコン膜108を接続するために、前記コンタクトホールと前記非晶質シリコン膜108の電極形成部112とをつなぐ金属膜109を形成する。上記構造の上層にSiNからなる絶縁膜110を形成する。さらに、最上層に反射電極となる金属膜111を形成する。反射電極と薄膜トランジスタ115は、絶縁膜110に設けた貫通穴によって接続されている。
【0030】
本実施の形態によれば、受光素子を薄膜トランジスタアレイ基板上に設けているため、外部に受光素子を設ける必要がなく、安価かつ高性能な位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【0031】
また、発光素子を薄膜トランジスタアレイ基板の背面側に設置することにより、液晶表示装置(対向基板)の表面に電気的接続を要する部品を設置する必要がなくなり、耐久性が向上する。
【0032】
また、受光素子を薄膜トランジスタアレイ基板の製造時に同時に、かつ同様の半導体製造プロセス技術を用いて形成するため、製造工程の増加を抑制することができ、安価かつ信頼性の高い位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができるとともに、受光素子の密度を高める(配置間隔を小さくする)ことができるため、高精度の位置検出を行なうことが可能な位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【0033】
さらに、受光素子を多結晶シリコン薄膜トランジスタからなるTFTスイッチに直接接続しているため、受光素子への光の入射の有無を短時間で判別することができる。
【0034】
なお、図2(a)に示すように、発光素子3の光の出口に光ガイド6を設け、表示画面(対向基板1)に平行な成分のみが光ガイドから出力されるようにして、より正確な位置検出を行なえるように構成してもよい。
【0035】
また、受光素子(受光素子アレイ4)の上部に光ガイド6を設け、特定の方向からの光のみが受光素子に入射されるように構成することによって、誤検出を防止し正確な位置検出を行なうことが可能である。
【0036】
さらに、表示機能部分8の領域外でありかつ反射鏡が設置されていない個所に反射防止の処理を施すことにより、不要な反射を防止し視認性の向上をはかることができる。
【0037】
実施の形態2
本発明の別の実施の形態を、図5および図6を用いて説明する。図5は本実施の形態の反射型液晶表示装置の全体構成を示し、図6(a)はその断面を、図6(b)は上面から見た図を表わす。
【0038】
薄膜トランジスタアレイ基板(TFTアレイ基板)2と対向基板1との間に液晶が封入され、液晶表示装置が構成されている。画像や文字などの情報は、図中の破線で囲まれた表示機能部分8に表示される。
【0039】
薄膜トランジスタアレイ基板2には、表示機能部分8の外周の互いに接する二辺に沿って、多数の受光素子が配置され受光素子アレイ4を形成しているとともに、発光素子3として面発光EL素子が配置されている。
【0040】
受光素子(受光素子アレイ4)は、薄膜トランジスタアレイ基板2の上面側(図6(a)の上側)に設けられ、発光素子3は、薄膜トランジスタアレイ基板2の背面側(図6(a)の下側)に設けられている。
【0041】
また、対向基板1の上面(図6(a)の上側)かつ受光素子および発光素子3の直上には反射鏡5が設けられている。同じく対向基板1の上面で、表示機能部分8の外周の四辺のうち、受光素子および発光素子3の配置されていない二辺には、正反射鏡9が設けられている。発光素子3から発した光7は、反射鏡5および正反射鏡9によって反射され、受光素子に入射する。
【0042】
薄膜トランジスタアレイ基板2には、各受光素子の出力を光の入射の有無に対応して2値化し、位置検出のための回路へと出力する機構も備えられている。
【0043】
本実施の形態においては、発光素子3および受光素子は常時オンの状態とし、発光素子3および受光素子の上方に位置する液晶をシャッターとして利用して、光の透過/遮断を制御することにより、発光素子3および受光素子のオンオフの代わりとする。液晶シャッターのオンオフは、各受光素子および発光素子3に対応する位置の液晶に印加する電圧を変化させることにより行なう。ここでは、液晶シャッターのオンとは光が通過できる状態を意味し、オフとは光を遮断する状態を意味することとする。
【0044】
X方向(図6(b)における左右方向)に設置した発光素子3および受光素子上の液晶シャッターを端から順に、順次オンにすることにより、X方向のスキャンを行なう。また、Y方向(図26b)における上下方向)に設置した発光素子3および受光素子上の液晶シャッターを端から順に、順次オンにすることにより、Y方向のスキャンを行なう。X方向とY方向のスキャンは同時に行なう。
【0045】
対向基板1の上面に指先やペン先などの遮光体が存在する場合、発光素子3からの光はさえぎられ受光素子に入射しない。X方向とY方向のそれぞれについて、光が入射しなかった受光素子を特定することにより、遮光体の位置を計算することができる。
【0046】
光が入射しなかった受光素子の特定は、図3に示す構成の回路により行なうことができる。
【0047】
電源208にパルスを入力すると、TFTスイッチ206がオンとなり、容量210の電位は電源207から供給されるリセット電位へとリセットされる。電源201から供給されるパルスが受光素子203の抵抗低下によってTFTスイッチ204へと伝われば、電源202から与えられる電位が容量210に書き込まれる。受光素子203の抵抗低下は、光を受光することにより生じる。受光素子203に光が入射しない場合には、容量210の電位は電源207から供給されたリセット電位のままである。シフトレジスタ200とTFTスイッチ209を使用して、容量210の電位を端子205から順次読み出す。容量210の電位から、各受光素子203への光入射の有無を検出することができる。X方向およびY方向のそれぞれに配置された各受光素子203について、光入射の有無を検出し、その結果から遮光体の位置を計算する。
【0048】
図7を使用して、本実施の形態の薄膜トランジスタアレイ基板2の製造方法を説明する。
【0049】
図7は薄膜トランジスタアレイ基板2の断面をあらわしており、二つの非晶質薄膜トランジスタ114、115および受光素子113が示されている。受光素子113および薄膜トランジスタ114は、図3における受光素子203およびTFTスイッチ204にそれぞれ対応し、薄膜トランジスタ115は液晶に電圧を印加し駆動するためものである。
【0050】
薄膜トランジスタアレイ基板2は、ガラス基板100上に絶縁層101を形成し、さらに、金属膜からなるゲート電極104、SiO2膜からなるゲート絶縁膜103、非晶質シリコン膜108、非晶質シリコン膜108にイオンを注入した電極形成部112、金属膜109から形成されたソース/ドレイン電極からなる非晶質薄膜トランジスタ114、115を形成してなる。さらに、薄膜トランジスタ114、115を覆うように層間絶縁膜107を形成する。そして、最上層に反射電極となる金属膜111を形成する。反射電極と薄膜トランジスタ115は、層間絶縁膜107に設けた貫通穴によって接続されている。
【0051】
受光素子113の構成は、非晶質シリコン膜108が金属膜111で遮光されていない点を除き、非晶質薄膜トランジスタ114、115とまったく同一である。したがって、薄膜トランジスタ114、115の形成と同時に、まったく同一の工程で受光素子113も形成される。
【0052】
本実施の形態によれば、受光素子を薄膜トランジスタアレイ基板上に設けているため、外部に受光素子を設ける必要がなく、安価かつ高性能な位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【0053】
また、発光素子を薄膜トランジスタアレイ基板の背面側に設置することにより、液晶表示装置(対向基板)の表面に電気的接続を要する部品を設置する必要がなくなり、耐久性が向上する。
【0054】
また、受光素子を、液晶を駆動するための薄膜トランジスタと同時に、同一の工程で作成することが可能であるため、従来の位置検出機能なしの液晶表示装置とくらべ製造工程が増加することはなく、安価かつ信頼性の高い位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができるとともに、受光素子の密度を高める(配置間隔を小さくする)ことができるため、高精度の位置検出を行なうことが可能な位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【0055】
さらに、各受光素子および発光素子は常時オンとしておき、液晶をシャッターとして利用してX方向、Y方向のスキャンを行なうため、各受光素子および発光素子を順次オンオフするための機構が不要となり、安価かつ高性能な位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【0056】
また、発光素子として面発光EL素子を使用するため、発光効率がよく、安価かつ消費電力の少ない位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【0057】
なお、図6(a)に示すように光ガイド6を設け、誤検出を防止しより正確な位置検出を行なうように構成してもよく、また、表示機能部分8の領域外でありかつ反射鏡が設置されていない個所に反射防止の処理を施し、視認性の向上をはかってもよい。
【0058】
実施の形態3
本発明のさらに別の実施の形態を、図8および図9を用いて説明する。図8は本実施の形態の反射型液晶表示装置の全体構成を示し、図9(a)はその断面を、図9(b)は上面から見た図を表わす。
【0059】
薄膜トランジスタアレイ基板(TFTアレイ基板)2と対向基板1との間に液晶が封入され、液晶表示装置が構成されている。画像や文字などの情報は、図中の破線で囲まれた表示機能部分8に表示される。
【0060】
薄膜トランジスタアレイ基板2には、表示機能部分8の外周の互いに接する二辺に沿って、多数の受光素子が配置され受光素子アレイ4を形成している。一方、薄膜トランジスタアレイ基板2の背面側(図9(a)の下側)には、表示機能部分8の外周のうち受光素子(受光素子アレイ4)が配置されていない二辺に沿って、発光素子3として導光路を備えた発光ダイオードが配置されている。
【0061】
さらに、対向基板1の上面(図9(a)の上側)かつ受光素子(受光素子アレイ4)および発光素子3の直上には反射鏡5が設けられている。発光素子3から発した光7は、反射鏡5によって反射され、表示機能部分8をはさんで対向する受光素子に入射する。
【0062】
薄膜トランジスタアレイ基板2には、各受光素子の出力を光の入射の有無に対応して2値化し、位置検出のための回路へと出力する機構も備えられている。
【0063】
発光素子3および受光素子は常時オンの状態とし、発光素子3および受光素子の上方に位置する液晶をシャッターとして利用して、光の透過/遮断を制御することにより、発光素子3および受光素子のオンオフの代わりとする。液晶シャッターのオンオフは、各受光素子および発光素子3に対応する位置の液晶に印加する電圧を変化させることにより行なう。ここでは、液晶シャッターのオンとは光が通過できる状態を意味し、オフとは光を遮断する状態を意味することとする。
【0064】
X方向(図6(b)における左右方向)に設置した発光素子3および受光素子上の液晶シャッターを端から順に、順次オンにすることにより、X方向のスキャンを行なう。また、Y方向(図26b)における上下方向)に設置した発光素子3および受光素子上の液晶シャッターを端から順に、順次オンにすることにより、Y方向のスキャンを行なう。X方向とY方向のスキャンは同時に行なう。
【0065】
対向基板1の上面に指先やペン先などの遮光体が存在する場合、発光素子3からの光はさえぎられ受光素子に入射しない。X方向とY方向のそれぞれについて、光が入射しなかった受光素子を特定することにより、遮光体の位置を計算することができる。
【0066】
光が入射しなかった受光素子の特定は、図3に示す構成の回路により行なうことができる。
【0067】
電源208にパルスを入力すると、TFTスイッチ206がオンとなり、容量210の電位は電源207から供給されるリセット電位へとリセットされる。電源201から供給されるパルスが受光素子203の抵抗低下によってTFTスイッチ204へと伝われば、電源202から与えられる電位が容量210に書き込まれる。受光素子203の抵抗低下は、光を受光することにより生じる。受光素子203に光が入射しない場合には、容量210の電位は電源207から供給されたリセット電位のままである。シフトレジスタ200とTFTスイッチ209を使用して、容量210の電位を端子205から順次読み出す。容量210の電位から、各受光素子203への光入射の有無を検出することができる。X方向およびY方向のそれぞれに配置された各受光素子203について、光入射の有無を検出し、その結果から遮光体の位置を計算する。
【0068】
図7を使用して、本実施の形態の薄膜トランジスタアレイ基板2の製造方法を説明する。
【0069】
図7は薄膜トランジスタアレイ基板2の断面をあらわしており、二つの非晶質薄膜トランジスタ114、115および受光素子113が示されている。受光素子113および薄膜トランジスタ114は、図3における受光素子203およびTFTスイッチ204にそれぞれ対応し、薄膜トランジスタ115は液晶に電圧を印加し駆動するためものである。
【0070】
薄膜トランジスタアレイ基板2は、ガラス基板100上に絶縁層101を形成し、さらに、金属膜からなるゲート電極104、SiO2膜からなるゲート絶縁膜103、非晶質シリコン膜108、非晶質シリコン膜108にイオンを注入した電極形成部112、金属膜109から形成されたソース/ドレイン電極からなる非晶質薄膜トランジスタ114、115を形成してなる。さらに、薄膜トランジスタ114、115を覆うように層間絶縁膜107を形成する。そして、最上層に反射電極となる金属膜111を形成する。反射電極と薄膜トランジスタ115は、層間絶縁膜107に設けた貫通穴によって接続されている。
【0071】
受光素子113の構成は、非晶質シリコン膜108が金属膜111で遮光されていない点を除き、非晶質薄膜トランジスタ114、115とまったく同一である。したがって、薄膜トランジスタ114、115の形成と同時に、まったく同一の工程で受光素子113も形成される。
【0072】
本実施の形態によれば、受光素子を薄膜トランジスタアレイ基板上に設けているため、外部に受光素子を設ける必要がなく、安価かつ高性能な位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【0073】
また、発光素子を薄膜トランジスタアレイ基板の背面側に設置することにより、液晶表示装置(対向基板)の表面に電気的接続を要する部品を設置する必要がなくなり、耐久性が向上する。
【0074】
また、受光素子を、液晶を駆動するための薄膜トランジスタと同時に、同一の工程で作成することが可能であるため、従来の位置検出機能なしの液晶表示装置とくらべ製造工程が増加することはなく、安価かつ信頼性の高い位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができるとともに、受光素子の密度を高める(配置間隔を小さくする)ことができるため、高精度の位置検出を行なうことが可能な位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【0075】
さらに、各受光素子および発光素子は常時オンとしておき、液晶をシャッターとして利用してX方向、Y方向のスキャンを行なうため、各受光素子および発光素子を順次オンオフするための機構が不要となり、安価かつ高性能な位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【0076】
また、発光素子として発光ダイオードと導光路を使用するため、発光効率がよく、安価かつ消費電力の少ない位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【0077】
なお、図9(a)に示すように光ガイド6を設け、誤検出を防止しより正確な位置検出を行なうように構成してもよく、また、表示機能部分8の領域外でありかつ反射鏡が設置されていない個所に反射防止の処理を施し、視認性の向上をはかってもよい。
【0078】
実施の形態4
本発明のさらにまた別の実施の形態を、図10および図11を用いて説明する。図10は本実施の形態の反射型液晶表示装置の全体構成を示し、図11(a)はその断面を、図11(b)は上面から見た図を表わす。
【0079】
薄膜トランジスタアレイ基板(TFTアレイ基板)2と対向基板1との間に液晶が封入され、液晶表示装置が構成されている。画像や文字などの情報は、図中の破線で囲まれた表示機能部分8に表示される。
【0080】
薄膜トランジスタアレイ基板2上には、表示機能部分8の外周の互いに接する二辺に沿って、多数の受光素子が配置され、受光素子アレイ4を形成している。一方、薄膜トランジスタアレイ基板2の背面側(図11(a)の下側)には、表示機能部分8の外周のうち受光素子(受光素子アレイ4)が配置されていない二辺に沿って、発光素子3として面発光半導体レーザ素子が配置されている。
【0081】
さらに、対向基板1の上面(図9(a)の上側)かつ受光素子(受光素子アレイ4)および発光素子3の直上には反射鏡5が設けられている。発光素子3から発した光7は、反射鏡5によって反射され、表示機能部分8をはさんで対向する受光素子に入射する。
【0082】
薄膜トランジスタアレイ基板2には、各受光素子の出力を光の入射の有無に対応して2値化し、位置検出のための回路へと出力する機構も備えられている。
【0083】
発光素子3および受光素子は常時オンの状態とし、発光素子3および受光素子の上方に位置する液晶をシャッターとして利用して、光の透過/遮断を制御することにより、発光素子3および受光素子のオンオフの代わりとする。液晶シャッターのオンオフは、各受光素子および発光素子3に対応する位置の液晶に印加する電圧を変化させることにより行なう。ここでは、液晶シャッターのオンとは光が通過できる状態を意味し、オフとは光を遮断する状態を意味することとする。
【0084】
X方向(図6(b)における左右方向)に設置した発光素子3および受光素子上の液晶シャッターを端から順に、順次オンにすることにより、X方向のスキャンを行なう。また、Y方向(図26b)における上下方向)に設置した発光素子3および受光素子上の液晶シャッターを端から順に、順次オンにすることにより、Y方向のスキャンを行なう。X方向とY方向のスキャンは同時に行なう。
【0085】
対向基板1の上面に指先やペン先などの遮光体が存在する場合、発光素子3からの光はさえぎられ受光素子に入射しない。X方向とY方向のそれぞれについて、光が入射しなかった受光素子を特定することにより、遮光体の位置を計算することができる。
【0086】
光が入射しなかった受光素子の特定は、図3に示す構成の回路により行なうことができる。
【0087】
電源208にパルスを入力すると、TFTスイッチ206がオンとなり、容量210の電位は電源207から供給されるリセット電位へとリセットされる。電源201から供給されるパルスが受光素子203の抵抗低下によってTFTスイッチ204へと伝われば、電源202から与えられる電位が容量210に書き込まれる。受光素子203の抵抗低下は、光を受光することにより生じる。受光素子203に光が入射しない場合には、容量210の電位は電源207から供給されたリセット電位のままである。
【0088】
シフトレジスタ200とTFTスイッチ209を使用して、容量210の電位を端子205から順次読み出す。容量210の電位から、各受光素子203への光入射の有無を検出することができる。X方向およびY方向のそれぞれに配置された各受光素子203について、光入射の有無を検出し、その結果から遮光体の位置を計算する。
【0089】
図4を使用して、本実施の形態の薄膜トランジスタアレイ基板2の製造方法を説明する。
【0090】
図4は薄膜トランジスタアレイ基板2の断面をあらわしており、二つの多結晶薄膜トランジスタ114、115および受光素子113が示されている。受光素子113および薄膜トランジスタ114は、図3における受光素子203およびTFTスイッチ204にそれぞれ対応し、薄膜トランジスタ115は液晶に電圧を印加し駆動するためものである。
【0091】
薄膜トランジスタアレイ基板2は、ガラス基板100上に絶縁層101を形成し、さらに、たとえばレーザー結晶化された多結晶シリコン膜102、SiO2膜からなるゲート絶縁膜103、金属膜からなるゲート電極104、前記多結晶シリコン膜102にリンイオンを注入したソース/ドレイン領域105からなる多結晶薄膜トランジスタ114、115を形成してなる。さらに、薄膜トランジスタ114、115を覆うようにSiO2膜などからなる層間絶縁膜107を形成する。
【0092】
前記層間絶縁膜107上であって、かつ、その下部に薄膜トランジスタが形成されていない箇所に、非晶質シリコン膜108を形成する。非晶質シリコン膜108の直下かつ前記ゲート絶縁膜103上に金属膜106を、あらかじめ前記薄膜トランジスタ114、115のゲート電極104を形成するときに、同時に形成しておく。前記非晶質シリコン膜108の電極形成部112にイオンを注入する。
【0093】
薄膜トランジスタ114のゲート電極104上に、その上層の層間絶縁膜107を貫通するコンタクトホールを、薄膜トランジスタ115ソース/ドレイン領域105上に、その上層の層間絶縁膜107およびゲート絶縁膜103とを貫通するコンタクトホールを形成する。
【0094】
薄膜トランジスタ114と非晶質シリコン膜108を接続するために、前記コンタクトホールと前記非晶質シリコン膜108の電極形成部112とをつなぐ金属膜109を形成する。上記構造の上層にSiNからなる絶縁膜110を形成する。さらに、最上層に反射電極となる金属膜111を形成する。反射電極と薄膜トランジスタ115は、絶縁膜110に設けた貫通穴によって接続されている。
【0095】
本実施の形態によれば、受光素子を薄膜トランジスタアレイ基板上に設けているため、外部に受光素子を設ける必要がなく、安価かつ高性能な位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【0096】
また、発光素子を薄膜トランジスタアレイ基板の背面側に設置することにより、液晶表示装置(対向基板)の表面に電気的接続を要する部品を設置する必要がなくなり、耐久性が向上する。
【0097】
また、受光素子を液晶表示装置の製造と同時に、かつ同様の半導体製造プロセス技術を用いて形成するため、製造工程の増加を抑制して安価かつ信頼性の高い位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができるとともに、受光素子の密度を高める(配置間隔を小さくする)ことができるため、高精度の位置検出を行なうことが可能な位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【0098】
さらに、受光素子を多結晶シリコン薄膜トランジスタからなるTFTスイッチに直接接続しているため、受光素子への光の入射の有無を短時間で判別することができる。
【0099】
さらに、各受光素子および発光素子は常時オンとしておき、液晶をシャッターとして利用してX方向、Y方向のスキャンを行なうため、各受光素子および発光素子を順次オンオフするための機構が不要となり、安価かつ高性能な位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【0100】
なお、図11(a)に示すように光ガイド6を設け、誤検出を防止しより正確な位置検出を行なうように構成してもよく、また、表示機能部分8の領域外でありかつ反射鏡が設置されていない個所に反射防止の処理を施し、視認性の向上をはかってもよい
【0101】
実施の形態5
本発明の各実施の形態による位置検出機能つき液晶表示装置を、携帯機器に適用した例を図12に示す。図12は携帯電話機を表わしており、筐体404に番号ボタン402、操作ボタン403、および本発明による位置検出機能つき液晶表示装置401が備えられ、ペン405により入力やメニュー選択を行なうことができる。
【0102】
実施の形態6
以上、前記各実施の形態では反射型の液晶表示装置を例にあげて説明してきたが、透過型あるいは半透過型など、他の形式の液晶表示装置に本発明を適用することも、もちろん可能である。
【0103】
また、発光素子の種類や薄膜トランジスタの種類についても、前記各実施の形態で説明した組み合わせのみならず、その他の組み合わせももちろん可能である。
【0104】
【発明の効果】
本発明によれば、液晶表示装置の外部に受光素子を設けることなく、安価に高性能の位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【0105】
本発明によれば、受光素子の密度を高め、高精度な位置検出を行なうことが可能である。
【0106】
本発明によれば、外部に受光素子および発光素子をオンオフするための機構を設ける必要がなく、安価に高性能の位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【0107】
本発明によれば、発光効率の良い発光素子を用いて安価に高性能の位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【0108】
本発明によれば、誤検出を防止し正確な位置検出を行なうことが可能である。
【0109】
本発明によれば、簡易な光学系の構成で、高性能の位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【0110】
本発明によれば、受光素子を、液晶を駆動するための薄膜トランジスタと同時に、同一の工程で作成することが可能であるため、従来の位置検出機能なしの液晶表示装置とくらべ製造工程が増加することはなく、安価かつ信頼性の高い位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【0111】
本発明によれば、受光素子への光の入射の有無を短時間で検出することができ、高速な位置検出が可能である。
【0112】
本発明によれば、表示機能部分の外周での不要な反射を減少させることができ、視認性のすぐれた位置検出機能つき液晶表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による液晶表示装置の全体構成を表わす図である。
【図2】 図1の液晶表示装置の断面および上面を示す図である。
【図3】 本発明による受光素子の駆動回路の構成を示す図である。
【図4】 本発明による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の構成を模式的に示す断面図である。
【図5】 本発明の別の実施の形態による液晶表示装置の全体構成を表わす図である。
【図6】 図5の液晶表示装置の断面および上面を示す図である。
【図7】 本発明による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の構成を模式的に示す断面図である。
【図8】 本発明のさらに別の実施の形態による液晶表示装置の全体構成を表わす図である。
【図9】 図8の液晶表示装置の断面および上面を示す図である。
【図10】 本発明のさらにまた別の実施の形態による液晶表示装置の全体構成を表わす図である。
【図11】 図10の液晶表示装置の断面および上面を示す図である。
【図12】 本発明による位置検出機能つき液晶表示装置を、携帯機器に適用した例を示す図である。
【図13】 従来の位置検出方法(従来の方法1)を説明するための図である。
【図14】 従来の位置検出方法(従来の方法2)を説明するための図である。
【符号の説明】
1 対向基板、2 薄膜トランジスタアレイ基板、3 発光素子、4 受光素子アレイ、5 反射鏡、6 光ガイド、7 光、8 表示機能部分、9 正反射鏡、13 発光部、14 受光部、18 表示領域、21 透明導電膜、22 透明導電膜、100 ガラス基板、101 絶縁層、102 多結晶シリコン膜、103 ゲート絶縁膜、104ゲート電極、105 ソース/ドレイン領域、107 層間絶縁膜、108 非晶質シリコン膜、109 金属膜、110 絶縁膜、111 反射電極、112 電極形成部、113 受光素子、114 薄膜トランジスタ、115 薄膜トランジスタ、200 シフトレジスタ、201電源、202 電源、203 受光素子、204 TFTスイッチ、205 電源、206 TFTスイッチ、207 電源、208 電源、209 TFTスイッチ、305 遮光物、401 位置検出機能つき液晶表示装置、402 番号ボタン、403 操作ボタン、404 筐体、405 ペン、505 ペン。
Claims (2)
- 薄膜トランジスタアレイ基板と対向基板との間に液晶が封入されてなる液晶表示装置において、
前記薄膜トランジスタアレイ基板の液晶パネル領域で、表示機能部分の外周の隣接する二辺に沿って受光素子および発光素子が設けられ、該受光素子および発光素子の直上かつ前記対向基板の表側に反射鏡が設けられ、
さらに、前記対向基板の表側かつ表示機能部分の外周の前記受光素子および発光素子が設けられていない二辺に沿って、正反射鏡が設けられ、
前記発光素子および/または前記受光素子のオンオフを液晶シャッターで行ない、
前記受光素子にそのゲートが接続された多結晶シリコン薄膜トランジスタと、前記多結晶シリコン薄膜トランジスタのソースあるいはドレインの一方に接続された容量と、前記多結晶薄膜トランジスタのソースあるいはドレインの他端と接続された前記容量に書込みするための電源を有し、さらに、前記容量の電位を順次読み出す回路を備えたことを特徴とする位置検出機能つき液晶表示装置。 - 前記発光素子が面状のEL発光素子であることを特徴とする請求項1記載の位置検出機能つき液晶表示装置。
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