JP4538491B2 - ラーメンスープ材料の煮出し装置 - Google Patents

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Description

本発明はラーメン専門店にとって有用なラーメンスープ材料の煮出し装置に関する。
一般にラーメンスープの旨味は、豚骨類や鶏ガラ類などの動物系スープ材料から溶出される髄エキスに由来しており、これに和風ダシや調味料を加えて、醤油味や味噌味、塩味などの各種スープも作り出されているが、何れにしても上記髄エキスを溶出させるためには、その動物系スープ材料を長時間煮詰める必要があることに変りはない。深夜に及ぶまで約20時間以上煮炊き作業することも、決して稀ではない。
特開平9−248161号公報
ところが、このようなラーメンスープ材料にふさわしい業務用の煮出し装置はなく、そのためラーメン店としては已むを得ず、ありふれた適当な大きさの寸胴鍋にベースとなる上記動物系スープ材料を入れて、その主要材料を湯水に漬けた状態から長時間に亘って煮炊きし、しかもその過程ではアクや不純物などを取り去ったり、更には焦げ付き防止や万遍なくダシを煮出すために、上記スープ材料を湯気に晒らされ乍ら適宜掻き混ぜたりしており、大変な重労働を余儀なくされている現状である。
又、上記寸胴鍋の加熱源としてはガスの直火が用いられており、そのスープ材料を煮出し作業する火力(加熱温度)の強弱調整や加熱時間の長短調整には、豊富な経験を要し、ラーメン店毎の均質なラーメンスープを安定良く製造することが困難であって、火災事故を発生するおそれも伴なう。
この点、特開平9−248161号公報の段落〔0010〕〜〔0012〕には中華麺類のスープ製造装置が記載されているが、これでは鶏ガラ類や豚骨類からのダシ取りを、図4、5の抽出容器(10)によって先ず処理し、次いでスープ調味や混合などを、図6〜8の別個な調味混合容器(11)によって処理するようになっている構成上、その2種の容器(10)(11)と材料の移し変え作業が必要となり、ラーメン店にとって経費上並びに据付けスペース上の不利を受けるほか、上記2種の容器(10)(11)は何れも蒸気ジャケット(2)(16)を使用した加熱方式として、夜間の煮炊き作業中における安全性と静粛性に劣る問題もある。
本発明はこのような課題の改良を企図しており、その目的を達成するために、請求項1では据付けベースフレームから一体的に垂立する左右一対の軸受ボックスと、その両軸受ボックスの向かい合う相互間へ水平な中空回動鞘軸を介して、前下がり傾斜姿勢となる転倒作動自在に枢支された円筒形の鍋受け床と、その鍋受け床に受け止め保持された材料収容鍋と、その材料収容鍋の開口上面を施蓋する一対の分割カバープレートと、同じく材料収容鍋の胴面に差し込み固定された接触式の加熱温度検知センサーと、上記鍋受け床の底カバープレートから一体的に垂立する複数のスタッドボルトへ吊り掛けられた材料収容鍋用電磁誘導加熱器と、上記据付けベースフレームから一体的に垂立する支持スタンドによって、上記鍋受け床の真上位置まで張り出す延長状態に架設された攪拌駆動ボックスと、その攪拌駆動ボックスの張り出し先端部から上記材料収容鍋の中心部を目指して垂下する攪拌PTO軸と、同じく攪拌駆動ボックスに内蔵設置された攪拌PTO軸回転用の駆動モーターと、上記攪拌PTO軸へ下方から抜き差し自在に差し込み連結された材料攪拌羽根と、左右何れか一方の上記軸受ボックス上へ搭載した制御ボックスに内蔵設置されたシーケンサーと、同じく制御ボックスの前壁面に設置された自動運転用操作パネル並びに手動運転用操作パネルとを備え、
上記材料収容鍋へ水と一緒に投入した豚骨類や鶏ガラ類、野菜類などのラーメンスープ材料を、その分割カバープレートでの施蓋状態に保って煮出し作業するに当り、
上記シーケンサーに制御プログラムとして予じめ登録されている温度指定運転工程と温度勾配指定運転工程、手動作業工程並びに時間指定運転工程との少なくとも4種類のうち、その使用する工程の選択と運転順序並びに各工程での必要な運転データとなる上記電磁誘導加熱器の加熱出力や加熱温調温度、所要時間、攪拌速度の設定値を、上記自動運転用操作パネルのタッチ操作によって入力すれば、上記シーケンサーがラーメンスープ材料の煮出し作業を使用者の希望するレシピとして自動制御するように構成したことを特徴とする。
又、請求項2の構成では手動運転用操作パネルをスイッチ操作して、必要な運転データとなる電磁誘導加熱器の加熱出力や加熱温調温度、所要時間、攪拌速度の設定値を入力することにより、手動での加熱運転と攪拌運転も各々行なえるように構成したことを特徴とする。
請求項3の構成では材料収容鍋の胴面から外向き一体的に張り出した取付フランジを、その鍋受け床の開口上縁部へ複数の固定ビスによって着脱自在に取り付け一体化すると共に、
上記材料収容鍋の取付フランジよりも上部位置へ、湯気放出フードを後向きに開口形成して、その湯気放出フードのバック開閉扉を予じめの設定時間だけ開放させ得るように構成したことを特徴とする。
請求項1の構成によれば、使用者が自動運転用操作パネルをタッチ操作して、その希望するレシピとなる運転データを入力すれば、シーケンス制御される自動運転により、ラーメンスープ材料の煮出し作業が遂行されるため、従来の過酷な重労働が不要となり、しかも均質なラーメンスープを安定良く製造することができる。
又、材料収容鍋に投入されたスープ材料の加熱源として電磁誘導加熱器を採用しているため、その煮出し作業が夜間に及ぶ長時間であっても、騒音や火災事故を発生するおそれがなく、安全性にも優れる。
特に、請求項2の構成を採用するならば、上記自動運転のみならず、希望に応じた手動での加熱運転や攪拌運転も各々行なえるため、著しく便利であり、各種レシピに対する対応性も広がる。
請求項3の構成を採用するならば、上記自動運転と手動運転との何れにあっても、予じめ設定した希望の時間だけ湯気放出フードのバック開閉扉を開放させることにより、夜間の無人でも湯気を自づと放出でき、煮出し汁の吹きこぼれを予防し得る効果がある。
以下、図面に基いて本発明の具体的構成を詳述すると、図1〜5はそのラーメンスープ材料にふさわしい煮出し装置の全体を示しており、(F)は作業床への据付けベースフレームであって、ステンレス鋼材から平面視の長方形な平盤状に枠組み一体化されている。(1)はその据付け高さを調整できる複数の接地脚座であるが、これに加えて据付け場所の移動可能なキャスター(図示省略)を軸支しても良い。
(2L)(2R)は上記ベースフレーム(F)から一体的に垂立する左右一対の軸受ボックスであるが、その何れか一方(図1、4の正面から見て左側)の軸受ボックス(2L)上には制御盤(シーケンサー)を内蔵した制御ボックス(3)が積み重ね一体化されており、残る他方の軸受ボックス(2R)は前後一対の脚柱(4)によって支架されている。
(M)は両軸受ボックス(2L)(2R)の向かい合う左右相互間に介在する転倒可能な鍋受け床(かまど)であって、ステンレス鋼板から後述のスープ材料収容鍋(P)を包囲する円筒形に作成されており、その胴面の下端部からは水平な支持フランジ(5)が内向き一体的に張り出している。
(6)はその水平な支持フランジ(5)へ下方から複数の着脱可能な固定ボルト(7)と、パッキング(図示省略)を介して気密状態に取り付けられた底カバープレート、(8)は同じく支持フランジ(5)から一体的に垂立された複数のスタッドボルトであって、その全体的な放射対称型に点在分布しており、これらのスタッドボルト(8)に材料収容鍋(P)の電磁誘導加熱器(H)が吊り掛け保持されている。
茲に、電磁誘導加熱器(H)は渦巻き状態の電磁誘導加熱コイル(9)と、これを固定支持するためのコイル支持ベース(10)とから成る。コイル支持ベース(10)は材料収容鍋(P)の底面とほぼ対応する大きさ・形状(円錐受皿状)の包囲篭として、図8〜10に示すような中心部の電気絶縁性集束スリーブ(11)と、これから一体的に派出する多数の放射スポーク(12)と、その派出先端部に固着された周縁リング(13)とから組み立てられたものである。
そして、このようなコイル支持ベース(10)の周縁リング(13)に付属一体化された複数のハンガーステー(14)が、上記鍋受け床(M)側のスタッドボルト(8)へ各々差し込まれた上、そのスタッドボルト(8)に対する固定ナット(15)の締結によって、材料収容鍋(P)の底面と上記電磁誘導加熱コイル(9)との上下相互間隔(S)(例えば約10mm)を広狭調整することができるようになっている。
その場合、コイル支持ベース(10)の周縁リング(13)は電流の流れる無端な閉鎖回路を形作らないように、その任意な途中での切り離された端部同士が図11、12に示す如く、向かい合う一対の電気絶縁プレート(16)とその複数の貫通ボルト(17)並びに固定ナット(18)を介して、強く締結一体化されている。(19)は複数の磁束調整プレートであって、フェライトコアーなどの強磁性体から成り、磁力線の間隔を均等に調整作用する。
このような電磁誘導加熱器(H)を内蔵した状態にある上記鍋受け床(M)は、両軸受ボックス(2L)(2R)の向かい合う側壁面へ前下がり傾斜姿勢となる転倒自在に枢支されている。
即ち、鍋受け床(M)における胴面の上部位置からは両軸受ボックス(2L)(2R)の内部に向かって、左右一対の水平な中空回動鞘軸(20L)(20R)が一体的に張り出されている。(21)はその何れか一方(図4、13の正面から見て左側)の回動鞘軸(20L)を回動自在に支持する軸受メタルであり、その軸受ベースプレート(22)と複数の固定ボルト(23)を介して、対応的な左側軸受ボックス(2L)の側壁面へ内側から取り付けられている。(24)はその軸受ボックス(2L)の側壁面に対する軸受ベースプレート(22)の固定ボルト、(25)は上記回動鞘軸(20L)のオイルシールであり、そのシールケース(26)が固定ボルト(27)とパッキング(図示省略)を介して、上記軸受ボックス(2L)の側壁面へ外側から取り付けられている。
又、(28)は上記回動鞘軸(20L)の張り出し先端部へ取付リング(29)と風胴(30)を介して接続一体化された送風ファン(ファンモーター)であり、上記軸受ボックス(2L)の内部に位置している。(31)は取付リング(29)の固定ボルト、(32)はその送風ファン(28)と対応する高さとして、上記軸受ボックス(2L)の後壁面に設置された給・排気フードであり、ここからの給気を送風ファン(28)により図4の矢印で示す如く、上記風胴(30)と回動鞘軸(20L)並びに鍋受け床(M)の中空内部を経て送風し、上記電磁誘導加熱器(H)の電磁誘導加熱コイル(9)を冷却できるようになっている。(33)はその回動鞘軸(20L)の基端部に付属一体化された通風ダクトであり、鍋受け床(M)内の電磁誘導加熱器(H)を目指す斜め下向き開口状態にある。
更に、上記軸受ボックス(2L)内の下部には加熱用インバーター(34)も設置されており、これから電磁誘導加熱器(H)の電磁誘導加熱コイル(9)へ高周波電流を供給するようになっている。その加熱用インバーター(34)の最大出力は10KW、最小出力は1KWである。(35)は加熱用インバーター(34)を冷却するための送風ファン(ファンモーター)であり、上記軸受ボックス(2L)の後壁面に取り付けられている。(36)はその送風ファン(35)に対する給・排気フード、(37)は上記軸受メタル(21)の軸受ベースプレート(22)から風胴(30)を貫通して、回動鞘軸(20L)の中空内部へ差し込まれた配線ホルダーであり、上記電磁誘導加熱コイル(9)とその加熱用インバーター(34)との電気接続配線を保持する。(38)は上記軸受ボックス(2L)のサイド開閉扉である。
残る他方(図4、13の正面から見て右側)の中空回動鞘軸(20R)は、その張り出し先端部にカバーフランジ(39)が嵌め付け一体化された断面コ字形をなし、そのカバーフランジ(39)の中心部からは中実な回動芯軸(40)が、対応的な右側軸受ボックス(2R)の内部まで一体回動し得るように延長されている。
但し、その回動鞘軸(20R)におけるカバーフランジ(39)の周辺部には、複数の排気口(41)が開口分布されており、上記送風ファン(28)により電磁誘導加熱コイル(9)を冷却した後の排気が、その排気口(41)から軸受ボックス(2R)の開口後面を通じて大気へ放出されるようになっている。
(42)は上記回動鞘軸(20R)のオイルシールであり、そのシールケース(43)が軸受ボックス(2R)の側壁面へ、外側から固定ボルト(44)によって取り付けられている。(45)は上記回動芯軸(40)の基端部を支持する軸受プレート、(46)は同じく中途部を軸受けするピローブロックであり、軸受ボックス(2R)内の仕切り架台(47)上に据え付け固定されている。
又、(48)は上記回動芯軸(40)に差し込み一体化されたウォームホイール、(49)はその真下位置において、回動芯軸(40)と直交する前後方向への延在状態に支持された回動ハンドル軸であり、これに差し込み一体化されたウォーム(50)が、そのウォームホイール(48)と噛合している。
そのため、その回動ハンドル軸(49)が上記軸受ボックス(2R)から張り出す先端部に取り付けられた転倒操作ハンドル(51)を、前方から手廻し操作すれば、上記鍋受け床(M)が両回動鞘軸(20L)(20R)の水平軸線を中心として、図3の鎖線で示す前下がり傾斜姿勢に転倒することとなる。その転倒作動角度(α)は図15のような位置決めストッパー(52)によって、例えば約95度に設定されている。(53)は上記ウォームホイール(48)の抜け止めプレート、(54)は軸受ボックス(2R)に対する回動ハンドル軸(49)の前後両端軸受フランジを示している。
更に、(55)は右側軸受ボックス(2R)の背後に位置する関係として、図3のように上記ベースフレーム(F)から一体的に垂立された支持スタンド、(56)はその支持スタンド(55)の上端部と軸受ボックス(2R)の後壁面に固着一体化された受け台であり、これに攪拌駆動ボックス(57)の脚柱(58)が上方から取り付け固定されている。
茲に、攪拌駆動ボックス(57)は上記軸受ボックス(2R)よりも背高く、しかも鍋受け床(M)の真上位置まで張り出し延長されているが、その鍋受け床(M)に臨む張り出し壁面は、転倒時の材料収容鍋(P)と干渉しない逃がし傾斜面(59)をなしている。
このような攪拌駆動ボックス(57)内の基端部には攪拌PTO軸回転用駆動モーター(60)が、そのモーター吊持台(61)から垂下する竪型として設置されていると共に、同じく攪拌駆動ボックス(57)の張り出し先端部からは鍋受け床(M)の中心部を目指して、攪拌PTO軸(62)が垂下している。(63)はその攪拌PTO軸(62)の下端部に打ち込まれた水平なキーピンである。尚、上記駆動モーター(60)の最高回転速度は14r.p.m 、最低回転速度は0.7r.p.m である。
そして、その駆動モーター(60)における出力軸上の駆動スプロケット(64)と、攪拌PTO軸(62)上の従動スプロケット(65)とが、図16のように無端な伝動チェン(66)を介して伝動連結されているため、その攪拌PTO軸(62)は駆動モーター(60)によって回転駆動されることになる。(67)はその駆動モーター(60)の制御用インバーターであり、上記モーター吊持台(61)に取り付けられている。(68)は伝動チェン(66)のテンションスプロケット、(69)は上記攪拌PTO軸(62)を回転自在に受け持つベアリングケースである。
先に一言したスープ材料収容鍋(P)はステンレス鋼板や銅板から、図4、6のような上向き開口する一定容量(例えば約160リットル)の断面U字形(好ましくは約600mmの開口径よりも大きな深さを有する寸胴形)に作成されており、その底面に磁性体である鉄粉などの発熱被膜(70)が溶着一体化されることによって、導電性が与えられている。
但し、その材料収容鍋(P)は導電性を有する限り、これを鉄板や、鉄とステンレスとのクラッド鋼板、アルミとステンレスとのクラッド鋼板、その他の磁性体である金属材から作成してもさしつかえない。
(71)はこのような材料収容鍋(P)の胴面における約上半部の中途高さ位置から、外向き一体的に張り出す円板状の取付フランジであり、上記鍋受け床(かまど)(M)へ上方から被着され、且つ複数の固定ビス(72)を介して着脱自在に取り付け一体化されている。そのため、材料収容鍋(P)はその鍋受け床(M)と一緒に、前下がり傾斜姿勢に転倒することとなる。
(73)は同じく材料収容鍋(P)の胴面における約下半部の中途高さ位置へ、その外側から差し込み固定された接触式の加熱温度検知センサーであって、熱電温度計や抵抗温度計などから成り、そのスープ材料の加熱温度をリアルタイムに検知する。
(74)は上記材料収容鍋(P)の開口上縁部から前向き尖鋭に曲げ出されたカラス口、(75)はそのカラス口(74)も含む開口上面の全体を施蓋する左右一対の分割カバープレートであり、図7のような互いに等しい大きさを有するが、その何れか一方の直線縁部から張り出す受け座(76)へ、他方の直線縁部が安定良く載置されるようになっている。(77)はその両カバープレート(75)の直線縁部に付与された逃がし切欠であり、後述する材料攪拌羽根のハンガー支柱を逃がし入れる。(78)は同じく両カバープレート(75)から各々上向き一体的に隆起する把手である。
又、(79)は同じく材料収容鍋(P)の水平な上記取付フランジ(71)よりも上部位置において、後向き開口する横長状態のほぼ長方形に切り抜かれた湯気放出窓、(80)はこれを縁取る角筒形の湯気放出フードであって、上記材料収容鍋(P)の胴面から後向き一体的に張り出しており、その湯気放出フード(80)の張り出し開口下縁部にはヒンジ(蝶番)(81)を介して、バック開閉扉(82)が起伏的な回動自在に枢着されている。
そのため、上記攪拌PTO軸(62)から後述の材料攪拌羽根を抜き出した後、材料収容鍋(P)を前下がり傾斜姿勢に転倒させれば、そのバック開閉扉(82)は自づと後方へ展開することになり、材料収容鍋(P)から湯気放出フード(80)を通じて湯気が大気に放出されるのである。
しかも、上記バック開閉扉(82)における後壁面の一端部からは、ほぼ倒立L字形に屈曲する開閉アーム(83)の水平な先端アーム片(83x)が、これと比較的近い上記した一方(図1、4の左側)の軸受ボックス(2L)に付属する扉開閉ユニット(U)を目指して、横向き一体的に張り出し延長されている。(84)はその開閉アーム(83)の垂直な基端アーム片(83y)をバック開閉扉(82)に取り付ける座板、(85)はその取付座板(84)の固定ボルト、(86)はこのような開閉アーム(83)と別個に、同じくバック開閉扉(82)の中間部から後向き一体的に曲げ出された把手である。
茲に、扉開閉ユニット(U)は図19〜21に示す如く、上記開閉アーム(83)の先端アーム片(83x)と平行な中間支点軸(ボルト)(87)の水平軸線廻りにシーソー運動するフックレバー(88)と、その基端部を押し下げることにより鉤状先端部が開閉アーム(83)の先端アーム片(83x)と係止して、上記湯気放出フード(80)のバック開閉扉(82)を常時閉鎖方向へ弾圧付勢する圧縮コイルバネ(89)と、その弾圧付勢力に抗しつつ上記先端アーム片(83x)との係止を解除することにより、同じく湯気放出フード(80)のバック開閉扉(82)を開放させるACソレノイド(90)とから成り、そのソレノイド(90)によって作動される進退ロッド(91)の先端フォーク片(92)と、上記フックレバー(88)から一体的に垂下する中間フォーク片(93)とが、その中間支点軸(87)と平行な貫通ピン(94)を介して枢支連結された状態にある。
そして、上記フックレバー(88)の中間支点軸(87)と圧縮コイルバネ(89)のバネリテーナー(95)並びにソレノイド(90)が、正面視のL字形をなす支持台(96)に各々固定されており、これらを全体的に被覆するカバーフード(97)からフックレバー(88)の鉤状先端部だけが、上記開閉アーム(83)の先端アーム片(83x)に向かって、これと係脱自在に係止し得るように張り出し露呈している。(98)は上記支持台(96)の取付ブラケットであり、上記左側軸受ボックス(2L)における側壁面の所定高さ位置へ、複数の固定ボルト(99)によって取り付けられている。
つまり、上記ソレノイド(90)を予じめ設定した時間だけ励磁させれば、その進退ロッド(91)が退動し、フックレバー(88)の鉤状先端部が下降するため、開閉アーム(83)との係止が解除されて、湯気放出フード(80)のバック開閉扉(82)は開放状態となり、上記材料収容鍋(P)から湯気を自づと放出することができる。
尚、バック開閉扉(82)の閉鎖は上記分割カバープレート(75)と同じく、その把手(86)を持って人為的に行なわれる。材料収容鍋(P)を前下がり傾斜姿勢に転倒させた場合、上記開閉アーム(83)の先端アーム片(83x)はフックレバー(88)から自づと浮上して、その係止が解除されるため、既述のとおり湯気を放出させることができる。
その結果、材料収容鍋(P)が電磁誘導加熱器(H)により加熱される方式の採用とも相俟って、特にラーメンスープ材料の煮出し上必要となる長時間の作業が、深夜に及んだとしても、又その際材料収容鍋(P)が分割カバープレート(75)での施蓋状態にあっても、無人のもとに湯気が自づと放出され、煮出し汁の吹きこぼれを予防することができるのであり、ガスバーナーや蒸気ボイラーでの加熱方式による火災事故、騒音の発生などを招くおそれもなく、安全性と静粛性に優れる。
更に、(A)は上記攪拌PTO軸(62)へ下方から抜き差し自在に差し込み使用される材料攪拌羽根であって、伸縮可能なハンガー支柱(100)とその下端部に枢着された揺動羽根板(101)とから図6のように、正面視の全体的なほぼ倒立T字形を呈しており、上記駆動モーター(60)によって回転駆動される。
つまり、その材料攪拌羽根(A)のハンガー支柱(100)は上端部にキー溝(102)を備えた差込みソケット軸(103)と、これに套嵌された中空の羽根軸(104)との二重構造をなしており、その羽根軸(104)の中空内部に封入された圧縮コイルバネ(105)によって、揺動羽根板(101)を常時材料収容鍋(P)の底面へ押し付け弾圧する如く、その伸張方向への付勢力が与えられている。ソケット軸(103)のキー溝(102)は上記攪拌PTO軸(62)のキーピン(63)と対応しており、そのソケット軸(103)を攪拌PTO軸(62)へ差し込み連結する時、互いに咬み合うこととなる。
(106)は上記ソケット軸(103)と羽根軸(104)に貫通された水平な抜け止めピン、(107)はそのピン受け入れ長孔であり、羽根軸(104)の上下方向に沿って切り欠き延在しているため、その羽根軸(104)がソケット軸(103)に対して自由自在に昇降作用する。(108)はそのソケット軸(103)に嵌め付け固定された操作カラーであり、上記攪拌PTO軸(62)からソケット軸(103)を抜き出し操作する時に手掛け使用される。
他方、同じく材料攪拌羽根(A)の揺動羽根板(101)はフッソ樹脂(好ましくはテフロン(登録商標))から成り、その並列する2枚1組として、共通の連結ブラケット(109)へボルト・ナット(110)により取り付け固定されていると共に、その連結ブラケット(109)の中央部が上記ハンガー支柱(100)における羽根軸(104)の下端部へ、水平な支点ピン(111)を介して揺動自在に枢着されているのである。
その場合、両揺動羽根板(101)とその連結ブラケット(109)は材料収容鍋(P)の底面と一定の鈍角(β)(例えば約150度)に交叉する傾斜姿勢として、相反方向へ捻じられた状態にあり、その材料収容鍋(P)の底面からスープ材料を掬い上げ反転作用し、ダシの煮出し促進や焦げ付きを防ぐスクレーパーとして機能し得るようになっている。このことには、上記圧縮コイルバネ(105)の押し下げ弾圧付勢力も有機的に作用することとなる。
上記制御ボックス(3)に内蔵設置された制御盤(シーケンサー)(112)には、図22のような目標温度指定運転工程と温度勾配指定運転工程、手動作業工程、時間指定運転工程並びに上記湯気放出フード(80)におけるバック開閉扉(82)の開放工程という5種類の制御プログラムが予じめ登録(記憶)されており、これを読み出すようになっている。
又、(113)は上記制御ボックス(3)の前壁面に設置された自動運転用の操作パネル(タッチパネル)であって、表示部と入力スイッチ部(図示省略)とを備えており、その入力スイッチ部のタッチ操作によって、上記5種類の工程中その使用する工程番号の選択とその運転順序を決定するほか、その工程毎の必要な運転データとなる電磁誘導加熱器(H)の加熱出力(熱量)や加熱温調温度、所要時間、攪拌速度の数値を設定・入力して、使用者の希望するレシピに編集するようになっている。
そして、煮出し装置の自動運転を開始すれば、上記制御盤(シーケンサー)(112)が設定通りに順序良くシーケンス制御すると共に、そのラーメンスープ材料の加熱につき、上記加熱温度検知センサー(73)からの現在温度検知出力信号に基いて、図23の機能ブロック図に示す如く、その電磁誘導加熱器(H)の加熱出力を自動的に調整制御することとなり、全工程の終了後運転が自づと停止する。
他方、図24は本発明における手動運転時の機能ブロック図であり、同じく制御ボックス(3)の前壁面には手動運転用の操作パネル(114)も別途並列設置されている。
そして、その手動運転用の操作パネル(114)には温度調整コントローラー(115)が内蔵設置されているほか、図25に抽出して示すような手動/自動切換スイッチ(116)や手動加熱温度設定器(117)、電源の切/入切換スイッチ(118)、加熱温調の有/無切換スイッチ(119)、手動加熱のオン/オフスイッチ(120)、手動攪拌のオン/オフスイッチ(121)、設定温度以下で使用する加熱通常出力ボリューム(122)、設定温度以上で使用する加熱温調出力ボリューム(123)、攪拌速度調整ボリューム(124)、電源ランプ(125)、手動運転ランプ(126)、手動加熱運転ランプ(127)、手動攪拌運転ランプ(128)、湯気放出フード(80)におけるバック開閉扉(82)の開放スイッチ(129)、運転終了報知ブザー(130)が並列設置されている。尚、(131)は上記制御ボックス(3)のサイド開閉扉である。
そのため、上記手動運転用操作パネル(114)の手動/自動切換スイッチ(116)を手動側に切り換えた上、必要なスイッチの入力操作により、図26の手動運転フローチャートに示すような手動加熱運転と手動攪拌運転を行なうこともできる。しかも、その手動加熱運転時、温度調整コントローラー(115)が加熱温度検知センサー(73)からの現在温度検知出力信号に基いて、電磁誘導加熱器(H)の加熱出力を自動的に調整制御することになる。
次に、図27はラーメンスープ材料を煮出し作業するレシピの一例となる自動運転フローチャートであり、図28はその自動運転中に変化する加熱温度グラフを示しているが、この両図に基いて本発明の使用法を説明すると、予じめ下処理した豚骨や鶏ガラ、牛骨などの動物系(肉系)スープ材料(約60Kg)を常温水(80リットル)と一緒に、容量が約160リットルの上記材料収容鍋(P)へ投入する。
その場合、材料攪拌羽根(A)は攪拌PTO軸(62)へ連結したままでの停止状態に保ち、材料収容鍋(P)の開口上面を分割カバープレート(75)による施蓋状態とし、又湯気放出フード(80)もそのバック開閉扉(82)での閉鎖状態に維持しておく。
他方、上記予じめ登録されている各種工程のうち、その選択した使用工程の番号と運転順序のほか、工程毎の必要な運転データとなる加熱出力や加熱温調温度、所要時間、攪拌速度の設定値も、上記自動運転用操作パネル(113)における入力スイッチ部のタッチ操作により、制御盤(シーケンサー)(112)へ入力して、使用者の希望するレシピに編集する。
この点、図27の自動運転フローチャートでは各種工程が、図示したNo.1〜No.6の番号順に運転されるものとして選定されており、又第1番目の温度指定運転工程における目標加熱温度が90℃、第3、5番目の温度指定運転工程における目標加熱温度が何れも100℃、第4番目の時間指定運転工程における加熱温調温度が82℃、同じく所要時間が20時間、第6番目の時間指定運転工程における加熱温調温度が100℃、同じく所要時間が20分として各々設定されているほか、第5番目の温度指定運転工程と第6番目の時間指定運転工程に達するや、初めて材料攪拌羽根(A)を設定速度で回転駆動するようになっている。
更に、その第5、6番目の運転工程に達したならば、湯気放出フード(80)におけるバック開閉扉(82)の開放スイッチ(129)を自動的にオンさせて、材料収容鍋(P)から湯気を放出し、水分蒸発の妨げとなることを防ぐことが好ましい。
そして、煮出し装置の自動運転を開始し、上記動物系スープ材料を電磁誘導加熱器(H)により、強力に加熱すれば、図28のグラフに示す如く、約1時間30分経過後目標加熱温度(90℃)に到達するため、その到達した時点での現在温度を検知した加熱温度検知センサー(73)からの出力信号に基いて、制御盤(シーケンサー)(112)により煮出し装置の運転が自動停止される。
そのため、その一時停止中に上記材料収容鍋(P)の分割カバープレート(75)を取りはずして、そのラーメンスープ材料からアクや不純物を手作業により取り去った後、材料収容鍋(P)へキャベツや玉ネギ、ニンジン、ネギなどの野菜類、果実類、香辛料、調味料などを加入し、その材料収容鍋(P)をやはり施蓋状態に保って、煮出し装置の自動運転を再開する。
そして、引き続き目標加熱温度の100℃まで一旦強く加熱した後には、制御盤(シーケンサー)(112)が加熱温度検知センサー(73)からの現在温度検知出力信号に基き、その加熱温度を82℃の一定に維持制御し乍ら、20時間加熱し続けることによって、スープ材料からダシを充分煮出すのであり、その過程でもやはり保温性と水分蒸発を防ぐため、材料収容鍋(P)とその湯気放出フード(80)は施蓋状態に維持する。又、未だ水分が多く、上記動物系スープ材料の焦げ付くおそれはないため、これを材料攪拌羽根(A)により攪拌することもしない。
やがて、20時間経過したならば、目標加熱温度が再度100℃に到達するまで、20分間だけ強力に加熱し、その最終的な煮詰め過程では上記動物系スープ材料の焦げ付きを防ぎ、ダシの煮出し作用を促進するために、材料攪拌羽根(A)を予じめ設定された攪拌速度(例えば約14r.p.m )のもとに回転駆動する。その場合、材料収容鍋(P)における湯気放出フード(80)のバック開閉扉(82)を開放させて、その湯気を自づと放出することは既述の通りである。
そうすれば、水分が当初の約1/2〜1/3まで減少したラーメンスープ材料の煮詰まり状態を得られ、その煮出し装置の自動運転が終了するため、その仕上がったラーメンスープ材料を材料収容鍋(P)から、その転倒操作によって適当な容器(図示省略)へ移し入れ、適宜使用すれば良い。
但し、図27の自動運転フローチャートはあくまでも本発明における使用法の一例として、同図に示したNo.1〜No.6の工程番号から成り立っているが、その各種工程は使用者の希望するレシピに応じて、自由自在に組み変え選定(編集)することができる。
例えば、第2番目の手動作業工程をその後にも複数回介在させた自動運転フローチャートとして、その一旦停止する毎に手作業でのアク取りを繰り返し行なったり、又第6番目の時間指定運転工程をその前にも複数回介在させた自動運転フローチャートとして、その攪拌を反復することにより、ラーメンスープ材料からのアク浮き出し作用を促進したり、更に第4番目の時間指定運転工程をラーメンスープ材料との関係上、短かい所要時間に設定したりしても良い。図22の扉開放工程を自動運転フローチャートへ組み込むことは省略して、その湯気放出フード(80)のバック開閉扉(82)を終始閉鎖状態に保ってもさしつかえない。
又、ラーメンスープ材料としても豚骨類や鶏ガラ類、野菜類のほかに、節類や煮干し、乾物などを希望に応じて加入することができる。
尚、上記ラーメンスープ材料の加熱のみや攪拌のみを行ないたい場合には、図26の手動運転フローチャートから明白なように、加熱出力や加熱温調温度、攪拌速度、所要時間の必要な運転データを、手動運転用操作パネル(114)のスイッチ操作により設定・入力して、煮出し装置を手動運転すれば良い。
要するに、本発明の煮出し装置ではシーケンス制御による自動運転のみならず、加熱や攪拌だけの手動運転も行なえるようになっているため、使用者にとって大変便利であり、煮出し上の各種レシピに対する臨機応変性にも優れる。
本発明に係る煮出し装置の正面図である。 図1の平面図である。 図1の右側面図である。 図1の透視状態を示す拡大正面図である。 図4の左側面図である。 スープ材料収容鍋とその材料攪拌羽根との関係を抽出して示す断面図である。 材料収容鍋の分割カバープレートを抽出して示す斜面図である。 材料収容鍋とその電磁誘導加熱器との位置関係を示す正面図である。 電磁誘導加熱器を抽出して示す平面図である。 図9の中心部分を抽出して示す拡大平面図である。 図9の電気絶縁プレートを抽出して示す拡大平面図である。 図11の12−12線断面図である。 図4から鍋受け床の軸受部分を抽出して示す拡大断面図である。 図13の左側面図である。 図13の右側面図である。 攪拌駆動ボックスを抽出して示す断面図である。 図16の平面図である。 図16の側面図である。 湯気放出フードの扉開閉ユニットを抽出して示す背面図である。 図19の側面図である。 図19の平面図である。 自動運転するための各種工程とその登録された制御プログラムである。 自動運転時の機能ブロック図である。 手動運転時の機能ブロック図である。 手動運転用操作パネルを抽出して示す正面図である。 手動運転のフローチャートである。 自動運転のフローチャートである。 図27の自動運転中に変化する加熱温度グラフである。
(1)・接地脚座
(2L)(2R)・軸受ボックス
(3)・制御ボックス
(4)・脚柱
(5)・支持フランジ
(6)・底カバープレート
(7)・固定ボルト
(8)・スタッドボルト
(9)・電磁誘導加熱コイル
(10)・コイル支持ベース
(11)・集束スリーブ
(12)・放射スポーク
(13)・周縁リング
(14)・ハンガーステー
(15)・固定ナット
(16)・電気絶縁プレート
(17)・貫通ボルト
(18)・固定ナット
(19)・磁束調整プレート
(20L)(20R)・中空回動鞘軸
(21)・軸受メタル
(22)・軸受ベースプレート
(23)(24)(27)(31)・固定ボルト
(25)(42)・オイルシール
(26)(43)・シールケース
(28)(35)・送風ファン
(29)・取付リング
(30)・風胴
(32)(36)・給・排気フード
(33)・通風ダクト
(34)・加熱用インバーター
(37)・配線ホルダー
(38)・サイド開閉扉
(39)・カバーフランジ
(40)・回動芯軸
(41)・排気口
(44)・固定ボルト
(45)・軸受プレート
(46)・ピローブロック
(47)・仕切り架台
(48)・ウォームホイール
(49)・回動ハンドル軸
(50)・ウォーム
(51)・転倒操作ハンドル
(52)・位置決めストッパー
(53)・抜け止めプレート
(54)・軸受フランジ
(55)・支持スタンド
(56)・受け台
(57)・攪拌駆動ボックス
(58)・脚柱
(59)・逃がし傾斜面
(60)・駆動モーター
(61)・モーター吊持台
(62)・攪拌PTO軸
(63)・キーピン
(64)・駆動スプロケット
(65)・従動スプロケット
(66)・伝動チェン
(67)・モーター制御用インバーター
(68)・テンションスプロケット
(69)・ベアリングケース
(70)・発熱皮膜
(71)・取付フランジ
(72)・固定ビス
(73)・加熱温度検知センサー
(74)・カラス口
(75)・分割カバープレート
(76)・受け座
(77)・逃し切欠
(78)・把手
(79)・湯気放出窓
(80)・湯気放出フード
(81)・ヒンジ
(82)・バック開閉扉
(83)・開閉アーム
(83x)・先端アーム片
(83y)・基端アーム片
(84)・取付座板
(85)・固定ボルト
(86)・把手
(87)・中間支点軸
(88)・フックレバー
(89)・圧縮コイルバネ
(90)・ソレノイド
(91)・進退ロッド
(92)・先端フォーク片
(93)・中間フォーク片
(94)・貫通ピン
(95)・バネリテーナー
(96)・支持台
(97)・カバーフード
(98)・取付ブラケット
(99)・固定ボルト
(100)・ハンガー支柱
(101)・揺動羽根板
(102)・キー溝
(103)・差込みソケット軸
(104)・中空羽根軸
(105)・圧縮コイルバネ
(106)・抜け止めピン
(107)・ピン受け入れ長孔
(108)・操作カラー
(109)・連結ブラケット
(110)・ボルト・ナット
(111)・支点ピン
(112)・制御盤(シーケンサー)
(113)・自動運転用の操作パネル(タッチパネル)
(114)・手動運転用の操作パネル
(115)・温度調整コントローラー
(116)・手動/自動切換スイッチ
(117)・手動加熱温度設定器
(118)・電源の切/入切換スイッチ
(119)・加熱温調の有/無切換スイッチ
(120)・手動加熱のオン/オフスイッチ
(121)・手動攪拌のオン/オフスイッチ
(122)・加熱通常出力ボリューム
(123)・加熱温調出力ボリューム
(124)・攪拌速度調整ボリューム
(125)・電源ランプ
(126)・手動運転ランプ
(127)・手動加熱運転ランプ
(128)・手動攪拌運転ランプ
(129)・開閉扉の開放スイッチ
(130)・運転終了報知ブザー
(A)・材料攪拌羽根
(F)・据付けベースフレーム
(H)・電磁誘導加熱器
(M)・鍋受け床(かまど)
(P)・スープ材料収容鍋
(U)・扉開閉ユニット

Claims (3)

  1. 据付けベースフレーム(F)から一体的に垂立する左右一対の軸受ボックス(2L)(2R)と、その両軸受ボックス(2L)(2R)の向かい合う相互間へ水平な中空回動鞘軸(20L)(20R)を介して、前下がり傾斜姿勢となる転倒作動自在に枢支された円筒形の鍋受け床(M)と、その鍋受け床(M)に受け止め保持された材料収容鍋(P)と、その材料収容鍋(P)の開口上面を施蓋する一対の分割カバープレート(75)と、同じく材料収容鍋(P)の胴面に差し込み固定された接触式の加熱温度検知センサー(73)と、上記鍋受け床(M)の底カバープレート(6)から一体的に垂立する複数のスタッドボルト(8)へ吊り掛けられた材料収容鍋用電磁誘導加熱器(H)と、上記据付けベースフレーム(F)から一体的に垂立する支持スタンド(55)によって、上記鍋受け床(M)の真上位置まで張り出す延長状態に架設された攪拌駆動ボックス(57)と、その攪拌駆動ボックス(57)の張り出し先端部から上記材料収容鍋(P)の中心部を目指して垂下する攪拌PTO軸(62)と、同じく攪拌駆動ボックス(57)に内蔵設置された攪拌PTO軸回転用の駆動モーター(60)と、上記攪拌PTO軸(62)へ下方から抜き差し自在に差し込み連結された材料攪拌羽根(A)と、左右何れか一方の上記軸受ボックス(2L)上へ搭載した制御ボックス(3)に内蔵設置されたシーケンサー(112)と、同じく制御ボックス(3)の前壁面に設置された自動運転用操作パネル(113)並びに手動運転用操作パネル(114)とを備え、
    上記材料収容鍋(P)へ水と一緒に投入した豚骨類や鶏ガラ類、野菜類などのラーメンスープ材料を、その分割カバープレート(75)での施蓋状態に保って煮出し作業するに当り、
    上記シーケンサー(112)に制御プログラムとして予じめ登録されている温度指定運転工程と温度勾配指定運転工程、手動作業工程並びに時間指定運転工程との少なくとも4種類のうち、その使用する工程の選択と運転順序並びに各工程での必要な運転データとなる上記電磁誘導加熱器(H)の加熱出力や加熱温調温度、所要時間、攪拌速度の設定値を、上記自動運転用操作パネル(113)のタッチ操作によって入力すれば、上記シーケンサー(112)がラーメンスープ材料の煮出し作業を使用者の希望するレシピとして自動制御するように構成したことを特徴とするラーメンスープ材料の煮出し装置。
  2. 手動運転用操作パネル(114)をスイッチ操作して、必要な運転データとなる電磁誘導加熱器(H)の加熱出力や加熱温調温度、所要時間、攪拌速度の設定値を入力することにより、手動での加熱運転と攪拌運転も各々行なえるように構成したことを特徴とする請求項1記載のラーメンスープ材料の煮出し装置。
  3. 材料収容鍋(P)の胴面から外向き一体的に張り出した取付フランジ(71)を、その鍋受け床(M)の開口上縁部へ複数の固定ビス(72)によって着脱自在に取り付け一体化すると共に、
    上記材料収容鍋(P)の取付フランジ(71)よりも上部位置へ、湯気放出フード(80)を後向きに開口形成して、その湯気放出フード(80)のバック開閉扉(82)を予じめの設定時間だけ開放させ得るように構成したことを特徴とする請求項1又は2記載のラーメンスープ材料の煮出し装置。
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