JP4536109B2 - 半導体装置および信号処理方法 - Google Patents
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Description
近年、テレビジョン、インターネット上のストリーミングコンテンツまたは蓄積メディアなどには、MPEG2規格だけではなく、VC−1やAVSやH.264などの種々の動画像符号化規格が用いられている。そのため、これらの種々の動画像符号化規格で符号化された動画像を再生する機器では、複数の動画像符号化規格に対応する必要がある。各動画像符号化規格において、逆変換処理における基本的なアルゴリズムは似ており、係数値や演算方法、およびエラー検出方法が異なる。それぞれの規格における逆変換処理は、入力と出力だけを見ると、次の(1)式に示す行列演算および係数値で表現される。
X=T'×data×T ・・・(2)
P[0]=T[0]+R[0]
P[1]=T[1]+R[1]
P[2]=T[2]+R[2]
P[3]=T[3]+R[3]
P[7]=T[0]−R[0]
P[6]=T[1]−R[1]
P[5]=T[2]−R[2]
P[4]=T[3]−R[3] ・・・(7)
T[0]=A×f[0]+E×f[4]+C×f[2]+G×f[6]
T[1]=A×f[0]−E×f[4]+G×f[2]−C×f[6]
T[3]=A×f[0]+E×f[4]−(C×f[2]+G×f[6])
T[2]=A×f[0]−E×f[4]−(G×f[2]−C×f[6])
R[0]=B×f[1]+D×f[3]+F×f[5]+H×f[7]
R[1]=D×f[1]−H×f[3]−B×f[5]−F×f[7]
R[2]=F×f[1]−B×f[3]+H×f[5]+D×f[7]
R[3]=H×f[1]−F×f[3]+D×f[5]−B×f[7] ・・・(8)
上記(8)式は、8×8逆変換処理の場合であるが、4×4逆変換処理では、次の(9)式となる。なお、(9)式における乗算係数A、B、CおよびDは、それぞれ、表1のA、C、EおよびGに相当する。
T[0]=A×f[0]+C×f[2]
T[1]=A×f[0]−C×f[2]
R[0]=B×f[1]+D×f[3]
R[1]=D×f[1]−B×f[3] ・・・(9)
図2は、逆変換部の全体の構成を示す説明図である。図2に示すように、逆変換部11は、第1乗算回路部12、第1累積加算部13、第1バタフライ・後処理部14、第1セレクタ(SEL)15、転置RAM16、第2セレクタ17、第2乗算回路部18、第2累積加算部19、第2バタフライ・後処理部20およびシリアル出力部21を備えている。すべての動画像符号化規格により符号化された入力信号について、第1乗算回路部12、第1累積加算部13および第1バタフライ・後処理部14において1次元の水平演算が実行される。第1バタフライ・後処理部14の出力信号は、第1セレクタ15、転置RAM16および第2セレクタ17を経由して、第2乗算回路部18に供給される。転置RAM16では、第1バタフライ・後処理部14の出力信号の並び替えが行われる。そして、第2乗算回路部18、第2累積加算部19および第2バタフライ・後処理部20において1次元の垂直演算が実行される。
第1乗算回路部12および第2乗算回路部18は同じ構成であり、図1に示す第1処理部1により構成されている。図1に示すように、第1処理部1は、第1演算部2として例えば2個の可変係数乗算器31,32、第2演算部3として例えば2個の固定係数乗算器33,34、第3演算部4として加減算器35,37およびビットシフタ36,38からなる例えば2組の加減算・シフタ部、並びに選択部5として例えば2個のセレクタ39,40を備えている。可変係数乗算器は、乗算係数を任意の値に設定可能な乗算器である。固定係数乗算器は、乗算係数が固定値である乗算器である。
図3は、第2処理部の構成を示す説明図である。第1累積加算部13および第2累積加算部19は同じ構成であり、図3に示す第2処理部61により構成されている。図3に示すように、第2処理部61は、第2−1セレクタ62、例えば8個の第2−k加減算器63〜70、例えば8個の第2−kフリップフロップ71〜78、第2−1制御部79および第2−1レンジオーバーエラー検出部80を備えている。ここで、kは1〜8の自然数である。第2−1制御部79は、規格/モード切り替え信号に応じて第2−1セレクタ62の選択動作を制御する。また、第2−1制御部79は、規格/モード切り替え信号に応じて第2−k加減算器63〜70の加減算を制御する。
図4は、第3処理部の構成を示す説明図である。第1バタフライ・後処理部14および第2バタフライ・後処理部20は同じ構成であり、図4に示す第3処理部91により構成されている。図4に示すように、第3処理部91は、第3−1セレクタ92、第3−kビットシフタ93,95,97,99,101,103,105,107および第3−k加減算器94,96,98,100,102,104,106,108からなる例えば8組の第3−kシフタ・加減算部、例えば8個の第3−kフリップフロップ109〜116、第3−1制御部117および第3−1レンジオーバーエラー検出部118を備えている。ここで、kは1〜8の自然数である。
図5は、第4処理部の構成を示す説明図である。シリアル出力部21は、図5に示す第4処理部121により構成されている。図5に示すように、第4処理部121は、例えば4個のセレクタ122〜125、例えば2個のフリップフロップ126,127、入力信号を下位ビット方向へ5ビット分シフトする右5ビットシフタ128、入力信号に1を加算する+1加算器129、入力信号を下位ビット方向へ1ビット分シフトする右1ビットシフタ130、および第4−1制御部131を備えている。
逆変換処理の単位となるブロックサイズは8×8である。処理は、大まかに、前記(8)式の演算を行うステップ1、前記(7)式の演算を行うステップ2、および所定ビット数への丸め処理に分けられる。これらの処理は、転置RAM16を経由して水平逆変換処理および垂直逆変換処理の2回実行される。乗算回路部12,18では、ステップ1の演算のうち前記(8)式の乗算の部分(A×f[0]など)が実行される。累積加算部13,19では、ステップ1の演算のうち前記(8)式の加算または減算の部分(A×f[0]+E×f[4]+C×f[2]+G×f[6]など)が実行される。バタフライ・後処理部14,20では、ステップ2の演算が実行される。水平行列演算の最後には、再びバタフライ・後処理部14において、演算処理モードから丸め処理モードに切り替わり、ステップ2の演算結果に対して、次の(10)式に示すような丸め処理が行われる。
P[1]=(P[1]+x)>>y
P[2]=(P[2]+x)>>y
P[3]=(P[3]+x)>>y
P[4]=(P[4]+x)>>y
P[5]=(P[5]+x)>>y
P[6]=(P[6]+x)>>y
P[7]=(P[7]+x)>>y ・・・(10)
なお、「>>」は、下位ビット方向へyビット分シフトすることを表している。例えば、(10)式の1行目の演算は、P[0]にxを加算し、さらにそれを下位ビット方向へyビット分シフトすることを表している。ここで、xおよびyは整数である。
=cos(π/4)×cos(π/16)+sin(π/4)×sin(π/16)
=(√2/2)・(cos(π/16)+sin(π/16)) ・・・(11)
sin(3π/16)=sin(4π/16−π/16)
=sin(π/4)×cos(π/16)−cos(π/4)×sin(π/16)
=(√2/2)・(cos(π/16)−sin(π/16)) ・・・(12)
D=(√2/2)・(B+H) ・・・(13)
F=(√2/2)・(B−H) ・・・(14)
B=(√2/2)×B・・・(15)
D=(B+H)>>1 ・・・(16)
F=(B−H)>>1 ・・・(17)
H=(√2/2)×H・・・(18)
逆変換処理の単位となるブロックサイズは8×8、8×4、4×8および4×4の4通りである。8×4逆変換処理は、一次元水平8×8逆変換処理を4回実行し、転置RAMを経由した後、一次元垂直4×4逆変換処理を8回実行することにより実現される。4×8逆変換処理は、一次元水平4×4逆変換処理を8回実行し、転置を経由した後、一次元垂直8×8逆変換処理を4回実行することにより実現される。処理の流れは、MPEG1,2,4規格の場合と同様である。
P[0]=T[0]+R[0]
P[1]=T[1]+R[1]
P[7]=T[0]−R[0]
P[6]=T[1]−R[1] ・・・(19)
P[0]=(P[0]+x)>>y
P[1]=(P[1]+x)>>y
P[6]=(P[6]+x)>>y
P[7]=(P[7]+x)>>y ・・・(20)
逆変換処理の単位となるブロックサイズは8×8である。処理の流れは、MPEG1,2,4規格の場合と同様である。乗算回路部12,18の動作は以下の通りである。f[0]に対して係数Aを乗算する場合、図1の第1−1可変係数乗算器31に乗算係数Aとして8(表1参照)が設定される。そして、第1−1セレクタ39により、第1−2フリップフロップ45の出力信号が選択される。また、f[4]に対して係数Eを乗算する場合は、f[0]に係数Aを乗算する場合と同じである。
逆変換処理の単位となるブロックサイズは8×8および4×4の2通りである。4×4逆変換処理は、大まかに、次の(21)式の演算を行うステップ1、前記(19)式の演算を行うステップ2、および前記(20)式の丸め処理に分けられる。ステップ1およびステップ2は、他の規格と同様に、転置RAM16を挟んで水平処理および垂直処理の2回実行される。丸め処理は、垂直逆変換処理後にシリアル出力部21において1回だけ実行される。
T[1]=f[0]−f[2]
R[0]=f[1]+(f[3]>>1)
R[1]=(f[1]>>1)−f[3] ・・・(21)
T[1]=f[0]−f[4]
T[2]=(f[2]>>1)−f[6]
T[3]=f[2]+(f[6]>>1)
R[0]=f[3]+f[5]+(f[1]+(f[1]>>1)
R[1]=−f[1]+f[7]+(f[5]+(f[5]>>1)
R[2]=f[1]+f[7]−(f[3]+(f[3]>>1)
R[3]=−f[3]+f[5]−(f[7]+(f[7]>>1) ・・・(22)
T[1]=T[1]+T[2]
T[2]=T[1]−T[2]
T[3]=T[0]−T[3]
R[0]=R[0]−(R[3]>>2)
R[1]=(R[2]>>2)−R[1]
R[2]=R[2]+(R[1]>>2)
R[3]=R[3]+(R[0]>>2) ・・・(23)
図14は、逆変換部を内蔵する半導体装置の一例を示す説明図である。図14に示す例は、複数の画像圧縮規格に対応する動画像復号装置に実施の形態の逆変換部を適用した例である。動画像復号装置200は、全体制御部201、エントロピー復号部202、逆量子化部203、逆変換部11、動き補償部204、フレーム内・フレーム間予測部205およびデブロッキングフィルタ206を備えている。動画像復号装置200は、例えば、一つのLSIとして、またはその一部として構成される。逆変換部11については、上述した通りである。逆変換部11を除く各部の詳細な構成および機能等については周知であるので、説明を省略する。
図15は、逆変換部を内蔵する動画像再生機器の一例を示す説明図である。図15に示す例は、テレビジョン、チューナ、セットトップボックス、ディスクプレーヤ等の動画像再生機器に実施の形態の逆変換部を適用した例である。動画像再生機器300は、動画像復号装置200、外部メモリ210、制御部301および表示出力部302を備えている。逆変換部は、動画像復号装置200に内蔵されている。制御部301は、放送波や光ディスクの仕様に基づいて、入力信号の画像圧縮規格を判断し、その画像圧縮規格に対応した規格信号を動画像復号装置200に供給する。
図16は、逆変換部を内蔵する半導体装置の別の例を示す説明図である。図16に示す例は、複数の画像圧縮規格に対応する動画像符号化装置に実施の形態の逆変換部を適用した例である。動画像符号化装置400は、全体制御部401、動き補償/フレーム間/フレーム内予測符号処理部402、離散コサイン変換(DCT)/整数変換部403、量子化部404、スキャン変換/エントロピー符号化部405、逆量子化部406、逆変換部11、動き補償/フレーム間/フレーム内予測復号処理部407、デブロッキングフィルタ408およびフレームメモリ409を備えている。動画像符号化装置400は、例えば、一つのLSIとして、またはその一部として構成される。逆変換部11については、上述した通りである。逆変換部11を除く各部の詳細な構成および機能等については周知であるので、説明を省略する。
2 第1演算部
3 第2演算部
4 第3演算部
5 選択部
12,18 乗算回路部
13,19 累積加算部
14,20 バタフライ・後処理部
16 転置RAM
31,32 可変係数乗算器
33,34 固定係数乗算器
35,37,63〜70,94,96,98,100,102,104,106,108 加減算器
36,38,93,95,97,99,101,103,105,107 ビットシフタ
39,40 セレクタ
61 第2処理部
80,118 レンジオーバーエラー検出部
91 第3処理部
201,401 全体制御部
Claims (10)
- 複数の画像圧縮規格に依存する入力信号を復号処理する第1処理部と、
前記複数の画像圧縮規格に応じた演算内容を設定する切り替え信号を、前記第1処理部に出力する信号生成部とを有し、
前記第1処理部は、
前記入力信号に対して、前記切り替え信号に応じた第1係数に基づく乗算をする第1演算部と、
前記第1演算部の出力に対して、前記切り替え信号に応じた第2係数に基づく乗算をする第2演算部と、
前記第1演算部の出力と前記第2演算部の出力とを、前記切り替え信号に応じて選択する選択部と、
前記切り替え信号に応じて前記入力信号と前記第1演算部の出力とを選択し、前記選択された信号に対して、前記切り替え信号に応じた加減算処理およびビットシフト処理の一方または両方を行う第3演算部と、
を備えることを特徴とする半導体装置。 - 前記第1演算部は、前記入力信号に対して前記第1係数を乗算する第1可変係数乗算器と、前記入力信号に対して前記第1係数を乗算する第2可変係数乗算器を有し、
前記第2演算部は、第1可変係数乗算器の出力に対して前記第2係数を乗算する第1固定係数乗算器と、第2可変係数乗算器の出力に対して前記第2係数を乗算する第2固定係数乗算器を有し、
前記選択部は、前記第1可変係数乗算器の出力および前記第1固定係数乗算器の出力のいずれか一方を選択する第1セレクタと、前記第2可変係数乗算器の出力および前記第2固定係数乗算器の出力のいずれか一方を選択する第2セレクタを有し、
前記第3演算部は、前記入力信号の出力、前記第1可変係数乗算器の出力および前記第2可変係数乗算器の出力に対して、加減算およびビットシフトのいずれか一方または両方を行う第1加減算・シフタ部と、前記入力信号の出力、前記第1可変係数乗算器の出力および前記第2可変係数乗算器の出力に対して、加減算およびビットシフトのいずれか一方または両方を行う第2加減算・シフタ部を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 前記入力信号がMPEG規格に依存する信号である場合、
前記第1可変係数乗算器に前記第1係数としてsin(π/16)が設定され、
前記第2可変係数乗算器に前記第1係数としてcos(π/16)が設定され、
前記第1固定係数乗算器に前記第2係数として√2/2が設定され、
前記第2固定係数乗算器に前記第2係数として√2/2が設定され、
前記第1セレクタは前記第1固定係数乗算器の出力を選択し、
前記第2セレクタは前記第2固定係数乗算器の出力を選択し、
前記第1加減算・シフタ部は前記第2可変係数乗算器の出力に前記第1可変係数乗算器の出力を加算して下位ビット方向へ1ビット分シフトし、
前記第2加減算・シフタ部は前記第2可変係数乗算器の出力から前記第1可変係数乗算器の出力を減算して下位ビット方向へ1ビット分シフトすることにより、
前記入力信号に対して(√2/2)・sin(π/16)、(√2/2)・cos(π/16)、(√2/2)・cos(3π/16)および(√2/2)・sin(3π/16)を別々に同時に乗算した結果を得ることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。 - 前記入力信号がVC−1規格に依存する信号である場合、
前記第1可変係数乗算器に前記第1係数として15が設定され、
前記第2可変係数乗算器に前記第1係数として9が設定され、
前記第1セレクタは前記第1可変係数乗算器の出力を選択し、
前記第2セレクタは前記第2可変係数乗算器の出力を選択し、
前記第1加減算・シフタ部は前記入力信号の出力を上位ビット方向へ4ビット分シフトし、
前記第2加減算・シフタ部は前記入力信号の出力を上位ビット方向へ2ビット分シフトすることにより、
前記入力信号に対して15、9、16および4を別々に同時に乗算した結果を得ることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。 - 前記入力信号がAVS規格に依存する信号である場合、
前記第1可変係数乗算器に前記第1係数として9が設定され、
前記第2可変係数乗算器に前記第1係数として6が設定され、
前記第1セレクタは前記第1可変係数乗算器の出力を選択し、
前記第2セレクタは前記第2可変係数乗算器の出力を選択し、
前記第1加減算・シフタ部は前記入力信号の出力に前記第1可変係数乗算器の出力を加算し、
前記第2加減算・シフタ部は前記入力信号の出力を上位ビット方向へ1ビット分シフトすることにより、
前記入力信号に対して9、6、10および2を別々に同時に乗算した結果を得ることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。 - 前記入力信号がH.264規格に依存する信号である場合、
前記第1可変係数乗算器に前記第1係数として1が設定され、
前記第2可変係数乗算器に前記第1係数として0.5が設定され、
前記第1セレクタは前記第1可変係数乗算器の出力を選択し、
前記第2セレクタは前記第2可変係数乗算器の出力を選択し、
前記第1加減算・シフタ部は前記入力信号の出力に前記第2可変係数乗算器の出力を加算することにより、
前記入力信号に対して1、0.5および1.5を別々に同時に乗算した結果を得ることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。 - さらに、前記第1処理部の出力を累積加算する第2処理部を備え、
前記第2処理部は、
前記切り替え信号に応じて前記第1処理部の出力の加算または減算を繰り返す加減算器と、
前記切り替え信号に応じて前記加減算器の出力に対してエラー検出を行う第1エラー検出部と、
を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の半導体装置。 - さらに、前記第2処理部の出力に対してバタフライ演算を行う第3処理部を備え、
前記第3処理部は、
前記切り替え信号に応じて前記第2処理部の出力に対して加減算およびビットシフトのいずれか一方または両方を行う第3加減算・シフタ部と、
前記切り替え信号に応じて前記第3加減算・シフタ部の出力に対してエラー検出を行う第2エラー検出部と、
を備えることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。 - 前記第1処理部、前記第2処理部および前記第3処理部からなる1次元の水平演算処理を行う水平処理部と、
前記第1処理部、前記第2処理部および前記第3処理部からなる1次元の垂直演算処理を行う垂直処理部と、
前記水平処理部の出力を並び替えて前記垂直処理部へ渡す転置RAMと、
を備えることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。 - 複数の画像圧縮規格に依存する入力信号を復号処理するために、当該入力信号に対して、前記複数の画像圧縮規格に応じた演算内容を設定する切り替え信号に応じた第1係数に基づく第1乗算をするステップと、
前記第1乗算の出力に対して、前記切り替え信号に応じた第2係数に基づく第2乗算をするステップと、
前記第1乗算の出力と前記第2乗算の出力とを、前記切り替え信号に応じて選択するステップと、
前記切り替え信号に応じて前記入力信号と前記第1乗算の出力とを選択し、前記選択された信号に対して、前記切り替え信号に応じた加減算処理およびビットシフト処理の一方または両方を行う第3演算をするステップと、
を含むことを特徴とする信号処理方法。
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