JP4535735B2 - 映像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、DVDプレーヤ等のAVソース再生装置からの映像信号と音声信号を無線で受信できる液晶プロジェクタ等の映像表示装置に関する。
従来より、ホームシアターにおける映像表示装置として液晶プロジェクタが利用され、この液晶プロジェクタに再生装置であるDVDプレーヤ等から映像信号及び音声信号を供給することが行われている。
さらに、近年においては、AVコードをなくする目的でDVDプレーヤ等と液晶プロジェクタの双方に無線部を設けたワイヤレスシステムも提案されている。
このようなワイヤレスシステムを構成しない場合、図3(A)に示しているように、AVコードで音声信号と映像信号を液晶プロジェクタに供給し、液晶プロジェクタの内蔵スピーカで音声出力するシステム、或いは同図(B)に示しているように、映像信号のみを液晶プロジェクタに供給し、音声信号はDVDプレーヤから無線で外部スピーカに送信するシステム、或いは、同図(C)に示すように、映像信号のみを液晶プロジェクタに供給し、音声信号はDVDプレーヤに有線接続された外部スピーカに供給するシステムなどが考えられる。
また、特開平11−275684号公報に記載のように、ホームシアターモード時に、外付けスピーカが駆動されるシステムも提案されている。
ワイヤレスを利用する図3(B)と図3(C)において、液晶プロジェクタ本体のサイズの制約から、簡易な小型スピーカしか搭載できない。
従って通常は、DVDプレーヤから液晶プロジェクタに映像信号をディジタル符号化してワイヤレス伝送した後ディジタル復号化し、音声信号はDVDプレーヤと有線で伝送する図3(C)の利用形態が多い。
図3(C)では、DVDプレーヤに取り付けられた無線送受信アダプタでアナログ入力された映像信号をディジタル化して符号化した後、無線送信し、液晶プロジェクタに取り付けられた無線送受信アダプタで受信し、復号化して再生し、液晶プロジェクタにて表示する。
一方、DVDプレーヤから有線でスピーカに接続されたアナログ音声信号もスピーカを経由して出力される。
特開平11−275684号
図3(C)の場合、液晶プロジェクタで表示される映像信号は、無線区間無線ディジタル符号化とディジタル復号化処理部の処理のために、DVDプレーヤと有線で直接接続されたスピーカから出力される音声信号に対して、時間遅れ(遅延)が発生する。この映像表示と音声出力の時間的なずれに対して、視聴しているユーザが違和感を感じることになる。
例えば、この映像と音声のずれの検知眼、及び許容眼は、NHKの実験によると、
1)検知眼
音進み 46ms(1.4フレーム)
音遅れ 122ms(3.7フレーム)
2)許容眼
音進み 78ms(2.4フレーム)
音遅れ 182ms(5.5フレーム)
と報告されている( HYPERLINK "http://www.nhk.or.jp/strl/publica/dayori9705/kaisetsu1-1-j.html" http://www.nhk.or.jp/strl/publica/dayori9705/kaisetsu1-1-j.html)。
この結果によれば、音声から映像が遅れる場合の許容範囲は、78ms(2.4フレーム)しかない。
この映像信号の遅れ分を補正するために、予め、スピーカ出力までの何れかの経路で音声信号を時間的に遅らせる遅延回路を設け、映像信号表示と時間を合わせる方法もある。しかし、この方法では、この映像信号に対する音声信号の時間遅れの補正は、製品出荷時に行うか、もしくは機器購入ユーザ自身が、その補正調整作業を行う必要があり、煩雑で手間もかかることになる。
本願発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、AVソース再生装置から送信された符号化映像信号及び音声信号は、受信した映像信号と音声信号を復号化する復号化処理手段と、復号化された音声信号をリアルタイムで符号化するリアルタイム符号化手段と、リアルタイム符号化手段により符号化された音声信号を、前記AVソース再生装置に無線により送信するループバック送信手段とを備えた無線送受信アダプタを介して受信可能に構成されていることを特徴とする。
また、上記手段において、前記無線送受信アダプタは、音声出力部を備えると共に、受信し復号化されたディジタル音声信号を、前記音声出力部を介して出力するか、前記リアルタイム符号化手段により符号化し前記ループバック送信手段を介して前記AVソース再生装置に出力するか、を切換える第一スイッチを備えてもよい。
また、上記手段において、前記無線送受信アダプタは、音声出力部を備えると共に、受信し復号化されD/A変換されたアナログ音声信号を、前記音声出力部を介して出力するか、前記リアルタイム符号化手段により符号化し前記ループバック送信手段を介して前記AVソース再生装置に出力するか、を切換える第二スイッチを備えてもよい。
また、上記手段において、前記映像表示装置は、前記第一スイッチ又は第二スイッチの切換えを制御する制御部と、該切換えを自動で行うか手動で行うかを切換えることのできる自動/手動切換えスイッチと、前記無線送受信アダプタと接続されているかどうかを判断する無線アダプタ装着検出部とを備えてもよい。
また、上記手段において、前記第一スイッチまたは第二スイッチの切換えを行うための手動切換え手段を備えてもよい。
また、上記手段において、前記無線アダプタ装着検出部において、前記無線送受信アダプタと映像表示装置が接続されていないと判断された場合、前記第一スイッチ又は第二スイッチが、音声信号を音声出力部に出力するように切換制御してもよい。
また、上記手段において、前記無線送受信アダプタとAVソース再生装置とのリンクが確立されておらず、且つ前記無線アダプタ装着検出部において、前記無線送受信アダプタと映像表示装置が接続されていると判断された場合、前記第一スイッチ又は第二スイッチが、音声信号を音声出力部に出力するように切換制御してもよい。
また、上記手段において、前記無線送受信アダプタとAVソース再生装置とのリンクが確立されており、且つ前記無線アダプタ装着検出部において、上記無線送受信アダプタと映像表示装置が接続されていると判断された場合、前記第一スイッチ又は第二スイッチが、音声信号をループバックするように切換制御してもよい。
DVDプレーヤの映像信号は、ワイヤレスで液晶プロジェクタに送信して投写し、音声信号はループバック音声信号を有線で接続したスピーカから出力するような構成とすることで、映像と音声の時間ずれのない再生システムを構成することができる。
本発明の第一の実施例におけるブロック図を図1に示す。図1に示すように、DVDプレーヤ(60)の操作パネルのプレイボタンを押下すると、再生処理が行われ、再生によって得られるアナログ映像・音声信号は、無線送受信アダプタ(40)に入力される。
無線送受信アダプタ(40)に入力されたアナログ映像信号、アナログ音声信号は、それぞれA/D変換器(41)(42)に供給されてディジタル化された後、ビデオ符号化部(44)とオーディオ符号化部(45)にて符号化処理を行って無線部(47)に供給する。
無線部(47)では、受け取った符号化映像・音声信号を所定の周波数の電波でディジタル変調してアンテナ(48)を経由して無線送信する。
一方、無線送受信アダプタ(40)は、音声出力端子が設けられており、有線にてオーディオアンプ(51)とスピーカ(52)からなる外部音声出力装置(50)に接続されている。後述のようにループバックされた音声信号は、ここから音声出力される。
無線送受信アダプタ(10)では、アンテナ(1)を経由して無線部(2)にて、ディジタル変調された電波を受信して復調処理を行って符号化映像・音声データを生成し、この符号化映像データと音声データをそれぞれ、ビデオ復号化部(3)とオーディオ復号化部(4)に供給する。
ビデオ復号化部(3)は、符号化映像データの復号処理を行って映像データを生成し、この映像データをD/A変換器(7)に供給する。
D/A変換器(7)は、映像データをアナログ映像信号に変換出力し、液晶プロジェクタ(20)の映像信号入力端子に入力される。
一方、オーディオ復号化部(4)は、符号化音声データの復号処理を行って音声データを生成し、ディジタル切換えスイッチ(6)に入力される。
ディジタル切換えスイッチ(6)の一方の出力は、音声データをD/A変換器(8)に供給する。
さらに、D/A変換器(8)から出力されたアナログ音声信号は、液晶プロジェクタ(20)の音声入力端子に入力される。
従って、DVDプレーヤ(60)から液晶プロジェクタ(20)とは、無線送受信アダプタ(40)、(10)を経由して、コードなしで接続されていることになる。
ディジタル切換えスイッチ(6)は、無線受信された音声のみを折返して(ループバック)、無線送受信アダプタ(40)に戻すか、液晶プロジェクタ(20)にそのまま伝送するかを切換え選択するものである。
この切換えの制御信号は、液晶プロジェクタ(20)の制御部(24)から与えられる。
一方、無線部(2)で受信されて復号化されたディジタル音声データ出力は、ディジタル切換えスイッチ(6)でa側に切換えられたとき、同じ無線送受信アダプタ(10)内のオーディオリアルタイム符号化部(5)でリアルタイム符号化されて、無線部(2)、アンテナ(1)を介して、送信側の無線送受信アダプタ(40)に折返し送信(ループバック)される。
送信側の無線送受信アダプタ(40)では、アンテナ(48)、無線部(47)を介してディジタル音声データをオーディオリアルタイム復号化部(46)でリアルタイム復号化化して、再生し、D/A変換器(43)にてアナログ音声信号に変換された後、有線で接続された外部音声出力装置(50)に供給する。
外部音声出力装置(50)では、無線送受信アダプタ(40)から供給される音声信号をオーディオアンプ(51)にて増幅し、スピーカ(52)を駆動する。
この音声信号のオーディオリアルタイム符号化部(5)、オーディオリアルタイム復号化部(46)には、例えば非圧縮(無圧縮)で、遅延がほとんど無視できるほど小さい、リニアPCM方式などが採用できる。
リニアPCM方式は、サンプリングして量子化した音声データを非圧縮でそのまま伝送する方式であり、DVDビデオ作成などでも使われており、この場合の音声の符号化レートは最大6.144Mbpsである。
リニアPCMは、非圧縮のため伝送容量が大きくなるが、無線伝送区間に十分な伝送帯域が確保されておれば、問題はない。
このように、無線伝送された符号化映像・音声データは無線送受信アダプタ(10)内でそれぞれ復号化されるまでは、同様の信号処理経路を同期をとりながら伝送されるため、映像・音声データ間の遅延時間は存在しない。
その後、この復号化された音声データを低遅延のリアルタイム符号化してループバック無線伝送した後、送信側の無線送受信アダプタ内(40)内でリアルタイム復号化して、有線接続された外部音声出力装置(50)で出力する。上記のように音声信号はオーディオリアルタイム符号化部(5)、オーディオリアルタイム復号化部(46)では、例えば非圧縮(無圧縮)として遅延がほとんど無視できるほど小さくなるリニアPCM方式などが採用されるため。オーディオリアルタイム符号化からオーディオリアルタイム復号化までの処理で遅延時間はほとんど発生しないため、この処理期間において音声信号の映像信号に対する遅延時間が1フレーム以上になることはほとんどない。
また、音声信号のD/A変換器(43)、オーディオアンプ(51)での処理と、映像信号のD/A変換器(7)、ビデオ処理部(21)での処理において、映像信号と音声信号の処理時間に差はほとんど発生しない。発生したとしても、映像信号が音声信号に対して若干の遅れを生じる程度で、この遅延時間は、上記音声信号のオーディオリアルタイム符号化からオーディオリアルタイム復号化の処理で要する処理時間と大差はない。従って、表示パネル(22)に表示される映像とスピーカ(52)から出力される音声とのずれ(遅延)は、ほとんど発生しない。
従って、無線伝送され、液晶プロジェクタ(20)で投写された映像信号と、有線接続された外部音声出力装置(50)から出力される音声信号との時間ずれの問題が解決できる。
他方、ディジタル切換えスイッチ(6)がb側に切換えられたとき、液晶プロジェクタ(20)に入力されるアナログ音声信号は、有線ケーブルで接続されている外の外部音声出力装置(30)か、もしくは小型スピーカを内蔵した液晶プロジェクタの音声出力装置(30)に供給する。
この音声出力装置(30)は、ホームシアター用のスピーカとは異なるものであり、例えば液晶プロジェクタ(20)の付属品(オプションの場合もある)などであり、存在しない場合もある。
液晶プロジェクタ(20)のビデオ処理部(21)は、無線送受信アダプタ(10)から供給された映像信号に対して周波数変換処理やガンマ補正などの各種処理を行い、液晶ドライブ信号を生成して液晶パネル部(22)を駆動する。
また、液晶プロジェクタ(20)には、制御部(24)に接続された手動/自動切換えスイッチ(25)が設けられている。手動が選択されると、手動操作(図示しないボタンやスイッチ)でディジタル切換えスイッチ(6)を切換えることができるように、制御部(24)よりディジタル切換えスイッチ(6)に制御信号を送る。
一方、ユーザ操作で自動が選択されると、前記無線送受信アダプタ装着検出部(23)の出力が制御部(24)において有効化される。すなわち、制御部(24)は、無線送受信アダプタ装置検出部(23)が無線送受信アダプタ(10)を装着していないと判断したときには、図3(a)のように、DVDプレーヤ(60)が有線で直接液晶プロジェクタ(20)に接続される場合となる。従ってDVDプレーヤの音声出力が液晶プロジェクタの音声入力に直接有線接続されるため、音声信号は、液晶プロジェクタ(20)に接続された、或いは内蔵の音声出力装置(30)に供給される。
一方、制御部(24)は、無線送受信アダプタ装置検出部(23)が無線送受信アダプタ(10)を装着していると判断し、且つ無線部(2)により、無線部(47)とのリンクが確立されていることが確認できている場合は、音声信号をループバックするように、ディジタル切換えスイッチ(6)がa側に切り替わる制御信号をディジタル切換えスイッチ(6)に送る。
また、制御部(24)は、無線送受信アダプタ装置検出部(23)が無線送受信アダプタ(10)を装着していると判断し、且つ無線部(2)により、無線部(47)とのリンクが確立されていることが確認できていない場合は、音声信号を液晶プロジェクタ側に出力するように、ディジタル切換えスイッチ(6)がb側に切り替わる制御信号をディジタル切換えスイッチ(6)に送る。
無線送受信アダプタ装着検出部(23)は、例えば、装着時の導体検出する電気的検出手法、装着時の光の透過/遮断を検出する光学的検出手法、装着時の機械的スイッチ押下を検出する機械的検出手法等により、無線送受信アダプタ(10)の装着(コネクタ接続)を検出する。
手動/自動切換えスイッチ(25)は、液晶プロジェクタ(20)筐体側に設けてもよいし、液晶プロジェクタ(20)ようの用のリモコン送信機に設けておいてもよい。
制御部(24)、無線送受信アダプタ装着検出部(23)、手動/自動切換えスイッチ(25)は、無線送受信アダプタ(10)内に設けてもよい。
また、送信側の無線送受信アダプタ(40)と受信側の無線送受信アダプタ(10)が、無線部(47)と無線部(2)を介してリンクされている場合は、そのリンクされている状態を無線部(2)で把握できる。従って、無線部(2)よりリンクが確立されているか否かを示すリンク判別信号が制御部(24)に供給される。従って、制御部(24)は、上記の如く送信側の無線部(47)と受信側の無線部(2)のリンクが確立されているかどうかの確認を行うことができる。
また、LSIを考えた場合、無線送受信アダプタ(10)内において、ビデオ復号化部(3)、オーディオ復号化部(4)、D/A変換器(7)(8)が1パッケージ化されていることが一般的である。この場合、ディジタル切換えスイッチ(6)を図1のように挿入して無線送受信アダプタ(10)を構成することは不可能である。従って、このような場合には、図2に示すような第二の実施例が可能である。図2では、図1と同一部分に関しては同じ参照符号を付している。
第二の実施例は、図2に示すように、DVDプレーヤ(60)の操作パネルのプレイボタンを押下すると、再生処理が行われ、再生によって得られるアナログ映像・音声信号は、無線送受信アダプタ(40)に入力される。
無線送受信アダプタ(40)に入力されたアナログ映像信号、アナログ音声信号は、それぞれA/D変換器(41)(42)に供給されてディジタル化された後、ビデオ符号化部(44)とオーディオ符号化部(45)にて符号化処理を行って無線部(47)に供給する。
無線部(47)では、受け取った符号化映像・音声信号を所定の周波数の電波でディジタル変調してアンテナ(48)を経由して無線送信する。
一方、無線送受信アダプタ(40)は、音声出力端子が設けられており、有線にてオーディオアンプ(51)とスピーカ(52)からなる外部音声出力装置(50)に接続されている。後述のようにループバックされた音声信号は、ここから音声出力される。
無線送受信アダプタ(10)では、アンテナ(1)を経由して無線部(2)にて、ディジタル変調された電波を受信して復調処理を行って符号化映像・音声データを生成し、この符号化映像データと音声データをそれぞれ、ビデオ復号化部(3)とオーディオ復号化部(4)に供給する。
ビデオ復号化部(3)は、符号化映像データの復号処理を行って映像データを生成し、この映像データをD/A変換器(7)に供給する。
D/A変換器(7)は、映像データをアナログ映像信号に変換出力し、液晶プロジェクタ(20)の映像信号入力端子に入力される。
一方、オーディオ復号化部(4)は、符号化音声データの復号処理を行って音声データを生成し、この音声データをD/A変換器(7)に供給する。
D/A変換器(8)は、音声データをアナログ音声信号に変換出力し、アナログ切換えスイッチ(11)に入力する。
アナログ切換えスイッチ(11)の一方の出力は、液晶プロジェクタ(20)の音声入力端子に供給する。アナログ切換えスイッチ(11)のもう一方の出力は、A/D変換器(9)に接続されている。
従って、DVDプレーヤ(60)から液晶プロジェクタ(20)とは、無線送受信アダプタ(40)、(10)を経由して、コードなしで接続されていることになる。
アナログ切換えスイッチ(11)は、無線受信されD/A変換されたアナログ音声のみを折返して(ループバック)、無線送受信アダプタ(40)に戻すか、液晶プロジェクタ(20)にそのまま伝送するかを切換え選択するものである。
この切換えの制御信号は、液晶プロジェクタ(20)の制御部(24)から第一の実施例と同様に与えられる。
すなわち、無線部(2)で受信されて復号化されD/A変換されたアナログ音声信号出力は、アナログ切換えスイッチ(11)でc側に切換えられたとき、同じ無線送受信アダプタ(10)内のA/D変換器で再ディジタル化された後、オーディオリアルタイム符号化部(5)でリアルタイム符号化されて、無線部(2)、アンテナ(1)を介して、送信側の無線送受信アダプタ(40)に折返し送信(ループバック)される。
送信側の無線送受信アダプタ(40)では、アンテナ(48)、無線部(47)を介してディジタル音声データをオーディオリアルタイム復号化部(46)でリアルタイム復号化化して、D/A変換器(43)にてアナログ音声信号に変換された後、有線で接続された外部音声出力装置(50)に供給する。
このように、無線伝送された符号化映像・音声データは無線送受信アダプタ(10)内でそれぞれD/A変換されるまでは、同様の信号処理経路を同期をとりながら伝送されるため、映像・音声データ間の遅延時間は存在しない。
その後、このD/A変換された音声データを再デジタル化して低遅延のリアルタイム符号化してループバック無線伝送した後、送信側の無線送受信アダプタ内(40)内でリアルタイム復号化してD/A変換され(43)、有線接続された外部音声出力装置(50)で出力する。上記のように音声信号はオーディオリアルタイム符号化部(5)、オーディオリアルタイム復号化部(46)では、例えば非圧縮(無圧縮)として遅延がほとんど無視できるほど小さくなるリニアPCM方式などが採用されるため。音声信号に再符号化からD/A変換(43)までの処理で遅延時間はほとんど発生しないため、この処理期間において音声信号の映像信号に対する遅延時間が1フレーム以上になることはほとんどない。
また、音声信号のオーディオアンプ(51)での処理と、映像信号のビデオ処理部(21)での処理において、映像信号と音声信号の処理時間に差はほとんど発生しない。発生したとしても、映像信号が音声信号に対して若干の遅れを生じる程度で、この遅延時間は、上記音声信号の再デジタル化からD/A変換(43)までの処理で要する処理時間と大差はない。従って、表示パネル(22)に表示される映像とスピーカ(52)から出力される音声とのずれ(遅延)は、ほとんど発生しない。
従って、無線伝送され、液晶プロジェクタ(20)で投写された映像信号と、有線接続された外部音声出力装置(50)から出力される音声信号との時間ずれの問題が解決できる。
他方、アナログ切換えスイッチ(11)がd側に切換えられたとき、液晶プロジェクタ(20)に入力されるアナログ音声信号は、有線ケーブルで接続されている外の外部音声出力装置(30)か、もしくは小型スピーカを内蔵した液晶プロジェクタの音声出力装置(30)に供給する。
また、液晶プロジェクタ(20)には、制御部(24)に接続された手動/自動切換えスイッチ(25)が設けられている。手動が選択されると、手動操作(図示しないボタンやスイッチ)でアナログ切換えスイッチ(11)を切換えることができるように、制御部(24)よりアナログ切換えスイッチ(11)に制御信号を送る。
一方、ユーザ操作で自動が選択されると、前記無線送受信アダプタ装着検出部(23)の出力が制御部(24)において有効化される。すなわち、制御部(24)は、無線送受信アダプタ装置検出部(23)が無線送受信アダプタ(10)を装着していないと判断したときには、図3(a)のように、DVDプレーヤ(60)が有線で直接液晶プロジェクタ(20)に接続される場合となる。従ってDVDプレーヤの音声出力が液晶プロジェクタの音声入力に直接有線接続されるため、音声信号は、液晶プロジェクタ(20)に接続された、或いは内蔵の音声出力装置(30)に供給される。
一方、制御部(24)は、無線送受信アダプタ装置検出部(23)が無線送受信アダプタ(10)を装着していると判断し、且つ無線部(2)により、無線部(47)とのリンクが確立されていることが確認できている場合は、音声信号をループバックするように、アナログ切換えスイッチ(11)がc側に切り替わる制御信号をアナログ切換えスイッチ(11)に送る。
また、制御部(24)は、無線送受信アダプタ装置検出部(23)が無線送受信アダプタ(10)を装着していると判断し、且つ無線部(2)により、無線部(47)とのリンクが確立されていることが確認できていない場合は、音声信号を液晶プロジェクタ側に出力するように、アナログ切換えスイッチ(11)がd側に切り替わる制御信号をアナログ切換えスイッチ(11)に送る。
上記構成例では、無線送受信アダプタ(40)にDVDプレーヤ(60)と外部音声出力装置(50)が接続されている構成を採用したが、無線送受信アダプタ(40)がDVDプレーヤ(60)に内蔵されたり、外部音声出力装置(50)に内蔵される構成としてもよい。
また、液晶プロジェクタ(20)に無線送受信アダプタ(10)が内蔵される構成としてもよい。
また、無線送受信アダプタ(40)と無線送受信アダプタ(10)においては、ディジタルの音声データの送受信を行うこととしており、無線LANを用いたデータ伝送方式を採用できる。
無線LANを用いる場合には、通信相手機との間での接続確立の確認が行えるので、液晶プロジェクタ(20)の制御部(24)は、上記接続確立の確認が行えた場合に(無線部(2)から接続確認を示す信号がコネクタを介して制御部(24)に供給された場合に)、ディジタル切換えスイッチ(6)又はアナログ切換えスイッチ(11)をループバックのいずれかのモードに切換えて、音声信号を送信側の無線送受信アダプタ(10)に折返し供給するといった制御を行うことができる。
尚、無線送受信アダプタ(40)と無線送受信アダプタ(10)として無線LANカードを用いても良い。
また、制御部(24)と無線送受信アダプタ(10)のマイクロコンピュータとが当該無線送受信アダプタ(10)の装着時に例えば、USB接続、IEEE1394接続されるように構成することもできる。
また、無線送受信アダプタ(10)を液晶プロジェクタ(20)背面側に接続し、一方の無線送受信機アダプタ(40)を汎用のDVDプレーヤ(60)と接続する構成としてもよい。
無線送受信アダプタ(40)は、例えば各機種のDVDプレーヤ(60)ごとに用意されるものとし、対応機種のAV端子に応じた位置でプラグ部を有するように構成してもよい。
また、DVDプレーヤ(60)及び液晶プロジェクタ(20)の双方にディジタル入出力端子が備えられているのであれば、無線送受信アダプタ(40)及び無線送受信アダプタ(10)も当該ディジタル入出力端子に対応した構成とすればよい。
本発明の第一実施例のブロック図 本発明の第二実施例のブロック図 従来技術の概念図
符号の説明
1 アンテナ
2 無線部
3 ビデオ復号化部
4 オーディオ復号化部
5 オーディオリアルタイム符号化部
6 第一ディジタル切換えスイッチ
7 D/A変換器
8 D/A変換器
9 A/D変換器
10 無線送受信アダプタ
11 アナログ切換えスイッチ
20 液晶プロジェクタ
21 ビデオ処理部
22 液晶パネル部
23 無線アダプタ装着検出部
24 制御部
30 音声出力装置
31 オーディオアンプ
32 スピーカ
40 無線送受信アダプタ
41 A/D変換器
42 A/D変換器
43 D/A変換器
44 ビデオ符号化部
45 オーディオ符号化部
46 オーディオリアルタイム復号化部
47 無線部
48 アンテナ
50 外部音声出力装置
51 オーディオアンプ
52 スピーカ
60 DVDプレーヤ

Claims (8)

  1. AVソース再生装置から送信された符号化映像信号及び音声信号は、受信した映像信号と音声信号を復号化する復号化処理手段と、復号化された音声信号をリアルタイムで符号化するリアルタイム符号化手段と、リアルタイム符号化手段により符号化された音声信号を、前記AVソース再生装置に無線により送信するループバック送信手段とを備えた無線送受信アダプタを介して受信可能に構成されていることを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記無線送受信アダプタは、音声出力部を備えると共に、受信し復号化されたディジタル音声信号を、前記音声出力部を介して出力するか、前記リアルタイム符号化手段により符号化し前記ループバック送信手段を介して前記AVソース再生装置に出力するか、を切換える第一スイッチを備えていることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記無線送受信アダプタは、音声出力部を備えると共に、受信し復号化されD/A変換されたアナログ音声信号を、前記音声出力部を介して出力するか、前記リアルタイム符号化手段により符号化し前記ループバック送信手段を介して前記AVソース再生装置に出力するか、を切換える第二スイッチを備えていることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  4. 前記映像表示装置は、前記第一スイッチ又は第二スイッチの切換えを制御する制御部と、該切換えを自動で行うか手動で行うかを切換えることのできる自動/手動切換えスイッチと、前記無線送受信アダプタと接続されているかどうかを判断する無線アダプタ装着検出部とを備えていることを特徴とする請求項2または請求項3記載の映像表示装置。
  5. 前記無線送受信アダプタは、前記第一スイッチまたは第二スイッチの切換えを行うための手動切換え手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載の映像表示装置。
  6. 前記無線アダプタ装着検出部において、前記無線送受信アダプタと映像表示装置が接続されていないと判断された場合、前記第一スイッチ又は第二スイッチが、音声信号を音声出力部に出力するように切換制御されることを特徴とする請求項4または請求項5記載の映像表示装置。
  7. 前記無線送受信アダプタとAVソース再生装置とのリンクが確立されておらず、且つ前記無線アダプタ装着検出部において、前記無線送受信アダプタと映像表示装置が接続されていると判断された場合、前記第一スイッチ又は第二スイッチが、音声信号を音声出力部に出力するように切換制御されることを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れか1項に記載の映像表示装置。
  8. 前記無線送受信アダプタとAVソース再生装置とのリンクが確立されており、且つ前記無線アダプタ装着検出部において、上記無線送受信アダプタと映像表示装置が接続されていると判断された場合、前記第一スイッチ又は第二スイッチが、音声信号をループバックするように切換制御されることを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れか1項に記載の映像表示装置。
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