JP2004104658A - 無線伝送装置および映像・音声無線伝送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、映像・音声ソースから無線伝送装置を介して伝送された映像信号に基づいて受信側で映像を再生出力するとともに、映像・音声ソースから得られた音声信号に基づいて送信側で音声を再生出力する場合に、受信側で再生出力される映像と送信側で再生出力される音声とを、時間的に位相の同期が取れた状態で再生出力することが可能となる無線伝送装置を提供することを目的とする。
【解決手段】無線送信ユニットに、入力映像と時間的に位相が一致している音声信号を入力させるための手段、無線送信ユニットに入力された音声信号を、所定の遅延時間だけ遅延させるための音声信号遅延手段と、音声信号遅延手段によって遅延された音声信号を出力するための出力端子とが設けられている。
【選択図】 図2
【解決手段】無線送信ユニットに、入力映像と時間的に位相が一致している音声信号を入力させるための手段、無線送信ユニットに入力された音声信号を、所定の遅延時間だけ遅延させるための音声信号遅延手段と、音声信号遅延手段によって遅延された音声信号を出力するための出力端子とが設けられている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、無線伝送装置に関し、例えば、液晶プロジェクタシステムに適用される映像・音声無線伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ケーブルレスで映像信号を伝送する場合、通常は、送信側において映像信号を圧縮してから受信側に伝送し、受信側において受信した圧縮映像信号を伸長するといったことが一般的に行なわれている。
【0003】
図3は、液晶プロジェクタシステムに適用された従来の映像・音声無線伝送装置を示している。
【0004】
映像・音声無線伝送装置は、無線送信ユニット110および無線受信ユニット120から構成されている。無線送信ユニット110は、MPEGエンコーダ(圧縮手段)111および無線変換送信部(信号送信手段)112を備えている。無線受信ユニット120は、無線変換受信部(信号受信手段)121およびMPEGデコーダ(伸長手段)122を備えている。
【0005】
映像・音声ソースであるDVDドライブ1によって得られた映像信号Vaおよび音声信号Aaは、無線送信ユニット110内のMPEGエンコーダ111に送られる。MPEGエンコーダ111は、DVDドライブ1から送られてきた映像信号Vaおよび音声信号Aaを、それぞれ圧縮する。圧縮映像信号および圧縮音声信号は、無線送信ユニット110内の無線変換送信部112に送られ、無線受信ユニット120に無線伝送される。
【0006】
無線受信ユニット120に伝送された圧縮映像信号および圧縮音声信号は、無線受信ユニット120内の無線変換受信部121によって受信され、無線受信ユニット120内のMPEGデコーダ122に送られる。MPEGデコーダ122は、無線変換受信部121から送られてきた圧縮映像信号および圧縮音声信号をそれぞれ伸長するとともに、得られた映像信号および音声信号を時間的な位相を同期させた状態で出力する。MPEGデコーダ122から出力された映像信号Vbは液晶プロジェクタ2に送られる。また、MPEGデコーダ122から出力された音声信号Abは、スピーカ3に送られる。
【0007】
MPEGデコーダ122から出力された映像信号Vbと音声信号Abとは時間的な位相が一致しており、液晶プロジェクタ2によって出力される映像とスピーカ3から出力される音声とは互いに同期がとられているので、視聴者は違和感なく映像および音声を視聴することができる。
【0008】
ところで、映像信号および音声信号の受信側に設置されている音声再生システムの品質が低かったり、設置スペースの関係で品質の高い音声出力装置を受信側に設置できない場合がある。例えば、液晶プロジェクタが天井に吊り下げられた状態で設置される場合には、品質の高い音声出力装置を受信側に設置することは困難である。
【0009】
このような場合には、音声は音声ソース(DVDドライブ1)から直接再生したり、送信側で再生することが考えられる。つまり、図3に示すように、DVDドライブ1によって得られた音声信号Aaを送信側に設置されたスピーカ4に送ることにより、送信側で音声を再生出力する。
【0010】
このようにした場合、液晶プロジェクタ2に入力する映像信号Vbは、スピーカ4に送られる音声信号Aaに比べて、伝送時の信号処理(圧縮処理および伸長処理)にかかる時間分、遅れるため、受信側で再生される映像と送信側で再生される音声との時間的な位相差によって、視聴者は違和感を感じるという問題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、映像・音声ソースから無線伝送装置を介して伝送された映像信号に基づいて受信側で映像を再生出力するとともに、映像・音声ソースから得られた音声信号に基づいて送信側で音声を再生出力する場合に、受信側で再生出力される映像と送信側で再生出力される音声とを、時間的に位相の同期が取れた状態で再生出力することが可能となる無線伝送装置を提供することを目的とする。
【0012】
また、この発明は、映像・音声ソースから映像・音声無線伝送装置を介して伝送された映像信号に基づいて受信側で映像を再生出力するとともに、映像・音声ソースから得られた音声信号に基づいて送信側で音声を再生出力する場合に、受信側で再生出力される映像と送信側で再生出力される音声とを、時間的に位相の同期が取れた状態で再生出力することが可能となる映像・音声無線伝送装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、入力映像を無線送信する無線送信ユニットと、無線送信ユニットによって送信された映像を受信する無線受信ユニットとを備えた無線伝送装置において、無線送信ユニットに、入力映像と時間的に位相が一致している音声信号を入力させるための手段、無線送信ユニットに入力された音声信号を、所定の遅延時間だけ遅延させるための音声信号遅延手段と、音声信号遅延手段によって遅延された音声信号を出力するための出力端子とが設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載の発明は、入力映像を圧縮する圧縮手段および圧縮手段によって圧縮された映像信号を無線送信する信号送信手段を有する無線送信ユニットと、無線送信ユニットによって送信された圧縮映像信号を受信する信号受信手段および信号受信手段によって受信された圧縮映像信号を伸長する伸長手段を有する無線受信ユニットとを備えた無線伝送装置において、無線送信ユニット内の圧縮手段は、ビットレートが異なる複数種類の伝送モードを備えており、無線送信ユニットは、圧縮手段の伝送モードを操作者によって設定させるための伝送モード設定手段、圧縮手段の伝送モードを操作者によって設定された伝送モードに設定させる手段、入力映像と時間的に位相が一致している音声信号を入力させるための手段、無線送信ユニットに入力された音声信号を、操作者によって設定されている伝送モードに応じた遅延時間だけ遅延させる音声信号遅延手段、および音声信号遅延手段によって遅延された音声信号を出力するための出力端子を備えていることを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載の発明は、入力映像・音声信号を圧縮する圧縮手段および圧縮手段によって圧縮された映像・音声信号を無線送信する信号送信手段を有する無線送信ユニットと、無線送信ユニットによって送信された圧縮映像・音声信号を受信する信号受信手段および信号受信手段によって受信された圧縮映像・音声信号を伸長する伸長手段を有する無線受信ユニットとを備えた映像・音声無線伝送装置において、無線送信ユニット内の圧縮手段は、ビットレートが異なる複数種類の伝送モードを備えており、無線送信ユニットは、圧縮手段の伝送モードを操作者によって設定させるための伝送モード設定手段、圧縮手段の伝送モードを操作者によって設定された伝送モードに設定させる手段、無線送信ユニットに入力された音声信号を、操作者によって設定されている伝送モードに応じた遅延時間だけ遅延させる音声信号遅延手段、および音声信号遅延手段によって遅延された音声信号を出力するための出力端子を備えていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
【0017】
図1は、液晶プロジェクタシステムに適用された映像・音声無線伝送装置を示している。
【0018】
映像・音声無線伝送装置は、無線送信ユニット10および無線受信ユニット20から構成されている。
【0019】
無線送信ユニット10の詳細が図2に示されている。映像・音声ソースであるDVDドライブ1によって得られた映像信号Vaは、ビデオデコーダ11を介してMPEGエンコーダ(圧縮手段)12に送られる。DVDドライブ1によって得られた音声信号Aaは、AD変換器(ADC)13および制御用マイコン14を介して、MPEGエンコーダ12に送られるとともに、メモリ15に送られる。
【0020】
MPEGエンコーダ12は、ビデオデコーダ11から送られてきた映像信号Vaおよび制御用マイコン14から送られてきた音声信号Aaを、それぞれ圧縮する。圧縮映像信号および圧縮音声信号は、無線送信ユニット10内の無線変換送信部(信号送信手段)16に送られ、無線受信ユニット20に無線伝送される。
【0021】
無線受信ユニット20に伝送された圧縮映像信号および圧縮音声信号は、無線受信ユニット20内の無線変換受信部(信号受信手段)21によって受信され、無線受信ユニット20内のMPEGデコーダ(伸長手段)22に送られる。MPEGデコーダ22は、無線変換受信部21から送られてきた圧縮映像信号および圧縮音声信号をそれぞれ伸長するとともに、得られた映像信号および音声信号の位相を同期させた形で出力する。MPEGデコーダ22から出力された映像信号Vbは液晶プロジェクタ2に送られる。MPEGデコーダ22から出力された音声信号Abは、スピーカ3に送られる。
【0022】
図2に示す無線送信ユニット10内のMPEGエンコーダ12は、伝送モードとして、ビットレートが異なる複数種類の伝送モードを備えている。この例では、3種類(例えば、14.4Mbps、13.5Mbps,12.0Mbps)のビットレートに対応する3種類の伝送モードを備えている。
【0023】
MPEGエンコーダ12の伝送モードは、操作者が操作部17を操作することによって設定される。操作部17によって設定された伝送モードは、制御用マイコン14を介して、MPEGエンコーダ12に設定されるとともに不揮発性メモリ18に記憶される。
【0024】
不揮発性メモリ18には、上記3種類の伝送モードに対応するビットレート毎に、DVDドライブ1から出力される音声信号Aaと、無線受信ユニット20から出力される映像信号Vbとの時間的位相差(遅延時間)を記憶したテーブル(以下、伝送モード−遅延時間テーブルという)が格納されている。各伝送モード(ビットレート)毎の時間的位相差(遅延時間)は実験によって予め求められる。
【0025】
制御用マイコン14は、伝送モード−遅延時間テーブルに基づいて、現在設定されている伝送モード(ビットレート)に応じた遅延時間を求め、メモリ15に書き込まれた音声信号を、求めた遅延時間だけ遅れて読み出す。メモリ15から読み出された音声信号は、DA変換器(DAC)19および音声出力端子Pを介して、音声信号Acとして出力される。DA変換器(DAC)19から出力された音声信号Acは、無線送信ユニット側に設置されたスピーカ4に送られる。
【0026】
無線受信ユニット20から出力されて液晶プロジェクタ2に送られる映像信号Vbと、無線送信ユニット10から出力されてスピーカ4に送られる音声信号Acとは、時間的な位相が一致するようになるので、液晶プロジェクタ2によって出力される映像とスピーカ4から出力される音声とは互いに同期がとられているため、視聴者は違和感なく映像および音声を視聴することができる。
【0027】
【発明の効果】
この発明によれば、映像・音声ソースから無線伝送装置を介して伝送された映像信号に基づいて受信側で映像を再生出力するとともに、映像・音声ソースから得られた音声信号に基づいて送信側で音声を再生出力する場合に、受信側で再生出力される映像と送信側で再生出力される音声とを、時間的に位相の同期が取れた状態で再生出力することが可能となる。
【0028】
また、この発明によれば、映像・音声ソースから映像・音声無線伝送装置を介して伝送された映像信号に基づいて受信側で映像を再生出力するとともに、映像・音声ソースから得られた音声信号に基づいて送信側で音声を再生出力する場合に、受信側で再生出力される映像と送信側で再生出力される音声とを、時間的に位相の同期が取れた状態で再生出力することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示し、液晶プロジェクタシステムに適用された映像・音声無線伝送装置を示すブロック図である。
【図2】図1の無線送信ユニットの構成を示すブロック図である。
【図3】液晶プロジェクタシステムに適用された従来の映像・音声無線伝送装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 DVDドライブ
2 液晶プロジェクタ
3、4 スピーカ
10 無線送信ユニット
11 ビデオデコーダ
12 MPEGエンコーダ(圧縮手段)
13 AD変換器(ADC)
14 制御用マイコン
15 メモリ
16 無線変換送信部(信号送信手段)
17 操作部
18 不揮発性メモリ
19 DA変換器
P 音声出力端子
20 無線受信ユニット
21 無線変換受信部(信号受信手段)
22 MPEGデコーダ(伸長手段)
【発明の属する技術分野】
この発明は、無線伝送装置に関し、例えば、液晶プロジェクタシステムに適用される映像・音声無線伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ケーブルレスで映像信号を伝送する場合、通常は、送信側において映像信号を圧縮してから受信側に伝送し、受信側において受信した圧縮映像信号を伸長するといったことが一般的に行なわれている。
【0003】
図3は、液晶プロジェクタシステムに適用された従来の映像・音声無線伝送装置を示している。
【0004】
映像・音声無線伝送装置は、無線送信ユニット110および無線受信ユニット120から構成されている。無線送信ユニット110は、MPEGエンコーダ(圧縮手段)111および無線変換送信部(信号送信手段)112を備えている。無線受信ユニット120は、無線変換受信部(信号受信手段)121およびMPEGデコーダ(伸長手段)122を備えている。
【0005】
映像・音声ソースであるDVDドライブ1によって得られた映像信号Vaおよび音声信号Aaは、無線送信ユニット110内のMPEGエンコーダ111に送られる。MPEGエンコーダ111は、DVDドライブ1から送られてきた映像信号Vaおよび音声信号Aaを、それぞれ圧縮する。圧縮映像信号および圧縮音声信号は、無線送信ユニット110内の無線変換送信部112に送られ、無線受信ユニット120に無線伝送される。
【0006】
無線受信ユニット120に伝送された圧縮映像信号および圧縮音声信号は、無線受信ユニット120内の無線変換受信部121によって受信され、無線受信ユニット120内のMPEGデコーダ122に送られる。MPEGデコーダ122は、無線変換受信部121から送られてきた圧縮映像信号および圧縮音声信号をそれぞれ伸長するとともに、得られた映像信号および音声信号を時間的な位相を同期させた状態で出力する。MPEGデコーダ122から出力された映像信号Vbは液晶プロジェクタ2に送られる。また、MPEGデコーダ122から出力された音声信号Abは、スピーカ3に送られる。
【0007】
MPEGデコーダ122から出力された映像信号Vbと音声信号Abとは時間的な位相が一致しており、液晶プロジェクタ2によって出力される映像とスピーカ3から出力される音声とは互いに同期がとられているので、視聴者は違和感なく映像および音声を視聴することができる。
【0008】
ところで、映像信号および音声信号の受信側に設置されている音声再生システムの品質が低かったり、設置スペースの関係で品質の高い音声出力装置を受信側に設置できない場合がある。例えば、液晶プロジェクタが天井に吊り下げられた状態で設置される場合には、品質の高い音声出力装置を受信側に設置することは困難である。
【0009】
このような場合には、音声は音声ソース(DVDドライブ1)から直接再生したり、送信側で再生することが考えられる。つまり、図3に示すように、DVDドライブ1によって得られた音声信号Aaを送信側に設置されたスピーカ4に送ることにより、送信側で音声を再生出力する。
【0010】
このようにした場合、液晶プロジェクタ2に入力する映像信号Vbは、スピーカ4に送られる音声信号Aaに比べて、伝送時の信号処理(圧縮処理および伸長処理)にかかる時間分、遅れるため、受信側で再生される映像と送信側で再生される音声との時間的な位相差によって、視聴者は違和感を感じるという問題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、映像・音声ソースから無線伝送装置を介して伝送された映像信号に基づいて受信側で映像を再生出力するとともに、映像・音声ソースから得られた音声信号に基づいて送信側で音声を再生出力する場合に、受信側で再生出力される映像と送信側で再生出力される音声とを、時間的に位相の同期が取れた状態で再生出力することが可能となる無線伝送装置を提供することを目的とする。
【0012】
また、この発明は、映像・音声ソースから映像・音声無線伝送装置を介して伝送された映像信号に基づいて受信側で映像を再生出力するとともに、映像・音声ソースから得られた音声信号に基づいて送信側で音声を再生出力する場合に、受信側で再生出力される映像と送信側で再生出力される音声とを、時間的に位相の同期が取れた状態で再生出力することが可能となる映像・音声無線伝送装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、入力映像を無線送信する無線送信ユニットと、無線送信ユニットによって送信された映像を受信する無線受信ユニットとを備えた無線伝送装置において、無線送信ユニットに、入力映像と時間的に位相が一致している音声信号を入力させるための手段、無線送信ユニットに入力された音声信号を、所定の遅延時間だけ遅延させるための音声信号遅延手段と、音声信号遅延手段によって遅延された音声信号を出力するための出力端子とが設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載の発明は、入力映像を圧縮する圧縮手段および圧縮手段によって圧縮された映像信号を無線送信する信号送信手段を有する無線送信ユニットと、無線送信ユニットによって送信された圧縮映像信号を受信する信号受信手段および信号受信手段によって受信された圧縮映像信号を伸長する伸長手段を有する無線受信ユニットとを備えた無線伝送装置において、無線送信ユニット内の圧縮手段は、ビットレートが異なる複数種類の伝送モードを備えており、無線送信ユニットは、圧縮手段の伝送モードを操作者によって設定させるための伝送モード設定手段、圧縮手段の伝送モードを操作者によって設定された伝送モードに設定させる手段、入力映像と時間的に位相が一致している音声信号を入力させるための手段、無線送信ユニットに入力された音声信号を、操作者によって設定されている伝送モードに応じた遅延時間だけ遅延させる音声信号遅延手段、および音声信号遅延手段によって遅延された音声信号を出力するための出力端子を備えていることを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載の発明は、入力映像・音声信号を圧縮する圧縮手段および圧縮手段によって圧縮された映像・音声信号を無線送信する信号送信手段を有する無線送信ユニットと、無線送信ユニットによって送信された圧縮映像・音声信号を受信する信号受信手段および信号受信手段によって受信された圧縮映像・音声信号を伸長する伸長手段を有する無線受信ユニットとを備えた映像・音声無線伝送装置において、無線送信ユニット内の圧縮手段は、ビットレートが異なる複数種類の伝送モードを備えており、無線送信ユニットは、圧縮手段の伝送モードを操作者によって設定させるための伝送モード設定手段、圧縮手段の伝送モードを操作者によって設定された伝送モードに設定させる手段、無線送信ユニットに入力された音声信号を、操作者によって設定されている伝送モードに応じた遅延時間だけ遅延させる音声信号遅延手段、および音声信号遅延手段によって遅延された音声信号を出力するための出力端子を備えていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
【0017】
図1は、液晶プロジェクタシステムに適用された映像・音声無線伝送装置を示している。
【0018】
映像・音声無線伝送装置は、無線送信ユニット10および無線受信ユニット20から構成されている。
【0019】
無線送信ユニット10の詳細が図2に示されている。映像・音声ソースであるDVDドライブ1によって得られた映像信号Vaは、ビデオデコーダ11を介してMPEGエンコーダ(圧縮手段)12に送られる。DVDドライブ1によって得られた音声信号Aaは、AD変換器(ADC)13および制御用マイコン14を介して、MPEGエンコーダ12に送られるとともに、メモリ15に送られる。
【0020】
MPEGエンコーダ12は、ビデオデコーダ11から送られてきた映像信号Vaおよび制御用マイコン14から送られてきた音声信号Aaを、それぞれ圧縮する。圧縮映像信号および圧縮音声信号は、無線送信ユニット10内の無線変換送信部(信号送信手段)16に送られ、無線受信ユニット20に無線伝送される。
【0021】
無線受信ユニット20に伝送された圧縮映像信号および圧縮音声信号は、無線受信ユニット20内の無線変換受信部(信号受信手段)21によって受信され、無線受信ユニット20内のMPEGデコーダ(伸長手段)22に送られる。MPEGデコーダ22は、無線変換受信部21から送られてきた圧縮映像信号および圧縮音声信号をそれぞれ伸長するとともに、得られた映像信号および音声信号の位相を同期させた形で出力する。MPEGデコーダ22から出力された映像信号Vbは液晶プロジェクタ2に送られる。MPEGデコーダ22から出力された音声信号Abは、スピーカ3に送られる。
【0022】
図2に示す無線送信ユニット10内のMPEGエンコーダ12は、伝送モードとして、ビットレートが異なる複数種類の伝送モードを備えている。この例では、3種類(例えば、14.4Mbps、13.5Mbps,12.0Mbps)のビットレートに対応する3種類の伝送モードを備えている。
【0023】
MPEGエンコーダ12の伝送モードは、操作者が操作部17を操作することによって設定される。操作部17によって設定された伝送モードは、制御用マイコン14を介して、MPEGエンコーダ12に設定されるとともに不揮発性メモリ18に記憶される。
【0024】
不揮発性メモリ18には、上記3種類の伝送モードに対応するビットレート毎に、DVDドライブ1から出力される音声信号Aaと、無線受信ユニット20から出力される映像信号Vbとの時間的位相差(遅延時間)を記憶したテーブル(以下、伝送モード−遅延時間テーブルという)が格納されている。各伝送モード(ビットレート)毎の時間的位相差(遅延時間)は実験によって予め求められる。
【0025】
制御用マイコン14は、伝送モード−遅延時間テーブルに基づいて、現在設定されている伝送モード(ビットレート)に応じた遅延時間を求め、メモリ15に書き込まれた音声信号を、求めた遅延時間だけ遅れて読み出す。メモリ15から読み出された音声信号は、DA変換器(DAC)19および音声出力端子Pを介して、音声信号Acとして出力される。DA変換器(DAC)19から出力された音声信号Acは、無線送信ユニット側に設置されたスピーカ4に送られる。
【0026】
無線受信ユニット20から出力されて液晶プロジェクタ2に送られる映像信号Vbと、無線送信ユニット10から出力されてスピーカ4に送られる音声信号Acとは、時間的な位相が一致するようになるので、液晶プロジェクタ2によって出力される映像とスピーカ4から出力される音声とは互いに同期がとられているため、視聴者は違和感なく映像および音声を視聴することができる。
【0027】
【発明の効果】
この発明によれば、映像・音声ソースから無線伝送装置を介して伝送された映像信号に基づいて受信側で映像を再生出力するとともに、映像・音声ソースから得られた音声信号に基づいて送信側で音声を再生出力する場合に、受信側で再生出力される映像と送信側で再生出力される音声とを、時間的に位相の同期が取れた状態で再生出力することが可能となる。
【0028】
また、この発明によれば、映像・音声ソースから映像・音声無線伝送装置を介して伝送された映像信号に基づいて受信側で映像を再生出力するとともに、映像・音声ソースから得られた音声信号に基づいて送信側で音声を再生出力する場合に、受信側で再生出力される映像と送信側で再生出力される音声とを、時間的に位相の同期が取れた状態で再生出力することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示し、液晶プロジェクタシステムに適用された映像・音声無線伝送装置を示すブロック図である。
【図2】図1の無線送信ユニットの構成を示すブロック図である。
【図3】液晶プロジェクタシステムに適用された従来の映像・音声無線伝送装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 DVDドライブ
2 液晶プロジェクタ
3、4 スピーカ
10 無線送信ユニット
11 ビデオデコーダ
12 MPEGエンコーダ(圧縮手段)
13 AD変換器(ADC)
14 制御用マイコン
15 メモリ
16 無線変換送信部(信号送信手段)
17 操作部
18 不揮発性メモリ
19 DA変換器
P 音声出力端子
20 無線受信ユニット
21 無線変換受信部(信号受信手段)
22 MPEGデコーダ(伸長手段)
Claims (3)
- 入力映像を無線送信する無線送信ユニットと、無線送信ユニットによって送信された映像を受信する無線受信ユニットとを備えた無線伝送装置において、
無線送信ユニットに、入力映像と時間的に位相が一致している音声信号を入力させるための手段、無線送信ユニットに入力された音声信号を、所定の遅延時間だけ遅延させるための音声信号遅延手段と、音声信号遅延手段によって遅延された音声信号を出力するための出力端子とが設けられていることを特徴とする無線伝送装置。 - 入力映像を圧縮する圧縮手段および圧縮手段によって圧縮された映像信号を無線送信する信号送信手段を有する無線送信ユニットと、無線送信ユニットによって送信された圧縮映像信号を受信する信号受信手段および信号受信手段によって受信された圧縮映像信号を伸長する伸長手段を有する無線受信ユニットとを備えた無線伝送装置において、
無線送信ユニット内の圧縮手段は、ビットレートが異なる複数種類の伝送モードを備えており、無線送信ユニットは、圧縮手段の伝送モードを操作者によって設定させるための伝送モード設定手段、圧縮手段の伝送モードを操作者によって設定された伝送モードに設定させる手段、入力映像と時間的に位相が一致している音声信号を入力させるための手段、無線送信ユニットに入力された音声信号を、操作者によって設定されている伝送モードに応じた遅延時間だけ遅延させる音声信号遅延手段、および音声信号遅延手段によって遅延された音声信号を出力するための出力端子を備えていることを特徴とする無線伝送装置。 - 入力映像・音声信号を圧縮する圧縮手段および圧縮手段によって圧縮された映像・音声信号を無線送信する信号送信手段を有する無線送信ユニットと、無線送信ユニットによって送信された圧縮映像・音声信号を受信する信号受信手段および信号受信手段によって受信された圧縮映像・音声信号を伸長する伸長手段を有する無線受信ユニットとを備えた映像・音声無線伝送装置において、
無線送信ユニット内の圧縮手段は、ビットレートが異なる複数種類の伝送モードを備えており、無線送信ユニットは、圧縮手段の伝送モードを操作者によって設定させるための伝送モード設定手段、圧縮手段の伝送モードを操作者によって設定された伝送モードに設定させる手段、無線送信ユニットに入力された音声信号を、操作者によって設定されている伝送モードに応じた遅延時間だけ遅延させる音声信号遅延手段、および音声信号遅延手段によって遅延された音声信号を出力するための出力端子を備えていることを特徴とする映像・音声無線伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002266654A JP2004104658A (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 無線伝送装置および映像・音声無線伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002266654A JP2004104658A (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 無線伝送装置および映像・音声無線伝送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004104658A true JP2004104658A (ja) | 2004-04-02 |
Family
ID=32265409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002266654A Pending JP2004104658A (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 無線伝送装置および映像・音声無線伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004104658A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 2002-09-12 JP JP2002266654A patent/JP2004104658A/ja active Pending
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