JP4533001B2 - 暖簾装置 - Google Patents

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Description

この発明は、店舗等の建築物入口や窓の装飾または宣伝広告、並びに遮光に関連するあらゆる分野をその技術分野とするものであって、着脱型の暖簾を製造する分野は勿論のこと、その製造に必要とする設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野、その他現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着眼点)
我が国では、古くからの商習慣として、毎日の営業の開始と共に屋号を表記した暖簾を店頭入口に掲げ、店先を行き交う人々に営業中であることを知らせ、また、営業を終えるときや休業の際には、暖簾を外してその状態を客に知らせるという営業法がとられてきており、それは現在でも、特に多くの伝統的な和風の店舗や所謂老舗といわれる商店等の店先表示として大切に守られ、受け継がれてきている。
こうした伝統的なしきたりに基づいた営業法を営む商店が存在する一方で、現代的な建築物の入口や窓等の間口部分が採光や景観の向上を目的に広く設定され、室内の解放感や眺望等を十分に配慮した店舗が一般的となり、店先を行き交う人々が、屋内に展示されている商品や来客の様子等を伺い知れるようにすることによって関心を集め、集客に利用しようとする店舗も増えているが、このような玄関や窓を大きなガラス張りにした建築物では、反面、昼間の強い日差しや西日が室内に射し込み易い上、店内の人々の目には眩し過ぎて不快な思いをしたり、人だけではなく商品にとっても有害な紫外線による日焼けが懸念されることになり、また、日差しがガラスに反射し、その時間帯には逆に室内に展示されている商品が店舗の外側から見えなくしてしまう等、時間帯によっては大きな開口部が集客の大きな障害となってしまう。
こうした日差しによる悪影響を防止するために、カーテンやブラインド等の設置や、ガラス面に遮光フィルムを貼着したり、室外開口部の上側に庇を設置すること等が行われているが、庇のみでは低い角度から射し込む西日に対応することができず、また、カーテンやブラインド、遮光フィルム等を施工した場合、室内への採光を調節するのに有効であっても、それらを閉鎖した状態では店舗内の解放感が低下するばかりでなく、店内が隠蔽状となって展示商品や店内の様子が、屋外からは殆ど見えなくなってしまい、来客の吸引に貢献できなくなるという欠点があり、こうした問題を解消するには、太陽の日差しの変化に伴い、常にカーテンやブラインドをこまめに開閉操作したり、遮光フィルム設置の場合は、曇や雨天、夕暮れ近く等のときに、室内照明を強めて店内を明るく保つ等光量の調節が必要となり、店舗営業上の作業負担を増加させてしまうという結果を招くことになっていた。
(従来の技術)
こうした弊害を解消しようとして、例えば実開2002−256781号公報に開示された、光を透過させたり遮断させたりすることが出来る液晶板の片側もしくは両側に金網や光を透過する導電性材料を取り付け、この面状に電波吸収材を部分的に取り付けて構成した光透過型の「電波吸収体」発明や、特開2002−194967号公報の、建築物の窓、サッシ等の開口部分の外側に設置され、十分な断熱性と耐候性をもつ木質材料、木質複合材料または断熱材を内側に接合した金属板からなる多数のスラットを上下方向に複数平行に並べ、各スラット両端を保持するコード、ならびに昇降させるコードおよびその巻取り装置を設けてなる外壁用「断熱シャッター」発明等が既に開発済みである。
また、このような採光および遮光のための技術とは別に、伝統的な暖簾の広告性能を高めるものとして、特開2002−251155号公報発明のように、支持腕に着脱自在に係合支持される懸吊棒に、暖簾生地を懸吊させ、該暖簾生地の表面に表示された文字、図形、模様等の広告表示体を高輝度反射材マイクロプリズムシートで作製し、これをウエルダー加工により前記暖簾生地に貼着した「のれん」や、特開平11−212508号公報に開示された発明のような、支柱に布を取り付ける複数の止め帯が設けられ、これら止め帯の一方の端部は、布に縫着され、止め帯の他方の端部と布との間には取り付けおよび取り外しができる止着手段が設けられ、該支柱として視認灯を内蔵した透光性の中空パイプを使用してなる「止着手段付き旗」なども開発されている。
(1)実開2002−256781号公報 (2)特開2002−194967号公報 (3)特開2002−251155号公報 (4)特開平11−212508号公報
(問題意識)
前記従来技術の中の「電波吸収体」の事例は、スイッチのオン、オフで液晶板を電気的に制御し、縞模様や他のパターンを表示させるなどすることにより、光を遮断したり透過させたりできるブラインドを構成し、採光量を自由に調節できるようにしたものであるが、その構造上非常に高価なものとなってしまうという欠点があり、また、同従来技術の「断熱シャッター」は、一般的なブラインドやシャッター、雨戸等よりも高い断熱性を確保して太陽熱や寒気等を効果的に遮断することができるものの、採光量の調節には、やはり管理者が、室内の明るさを観察しながら、日差しが強い時には閉鎖し、暗い時には、開放するという調節作業が必要になるという欠点がある。
他方、前記した「のれん」や「止着手段付き旗」などの事例によるものは、暖簾を取り付ける支柱あるいは暖簾に表示された文字、図形、模様等が、自らもしくは高輝度反射するようにして広告機能を高めようとするものであるが、暖簾としての機能を重視したものなので、これらの遮光性能を高めようとすると、建築物開口を覆うことができる程度のかなり大きな面積をもつものとしなければならず、日差しが弱いときにも、建築物開口を遮蔽してしまうことになって、採光の観点からは、必ずしも好ましい構造とする訳にはいかないものであるというのが実情であった。
(発明の目的)
そこで、この発明は、伝統的な暖簾としての宣伝、広告機能を果たすと同時に、屋内の採光を確保し、且つ強い日差しを適度に遮蔽できるよう制御したりできるというような臨機応変な役割を果たし得る新たな機能性を具備する暖簾を提供することはできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の暖簾装置を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の暖簾装置は、次のような構成から成り立っている。
即ち、下側適所にシート出し入れ用のスリット孔を有し、該スリット孔に一端側を臨ませた暖簾シートの他端側を巻取り軸に巻き取り、収容すると共に、該巻取り軸の一端または両端にモータなど軸回転駆動原からの回転出力が直接的または間接的に連結または連結可能とされてなる暖簾ケースの複数本を、夫々暖簾シート面の屋号や適宜宣伝情報等看板表示内容を違えてなるものとして暖簾ケースセットとした上、それらの中の目的、用途に合致する一本または複数本を、軒天等に取着ベース部を介して垂下された吊り棒の下端に、後側面を開放した矩形箱状とし、左右に車輪を収容可能な寸法を確保した底面中央には、前後方向に渡って直線状となるよう上下に貫通し、後端開口に連通、開放した吊り孔を形成し、底面の後縁端および吊り孔の縁部分を僅かに上方向に向けて傾斜状に折曲したものとした小箱状の吊着箱を設けたものとする一方、各吊着箱に対応する暖簾ケースの上面には、夫々鉛直上方に突設された吊り棒と、それら吊り棒の上端に一体化され、左右前後の夫々に前後方向に転動可能な車輪を軸着し、前記吊着箱内に収容可能とした吊下げ枠を一体に設けるようにし、玄関や窓等建築物開口直上辺りの軒天等に固定、突出形成してなる暖簾受けアームに選択的且つ着脱自在に組み込み、暖簾ケース内あるいは建築物内外の適所に配設され、該軸回転駆動原の正転、逆転、停止を制御可能とする制御部と、建築物室内適所に設置されて該制御部を自在に操作可能とする操作パネルとを有してなるものとした構成を要旨とする暖簾装置である。
また、下側適所にシート出し入れ用のスリット孔を有し、該スリット孔に一端側を臨ませた暖簾シートの他端側を巻取り軸に巻き取り、収容すると共に、該巻取り軸の一端または両端にモータなど軸回転駆動原からの回転出力が直接的または間接的に連結または連結可能とされてなる暖簾ケースの複数本を、夫々暖簾シート面の屋号や適宜宣伝情報等看板表示内容を違えてなるものとして暖簾ケースセットとした上、それらの中の目的、用途に合致する一本または複数本を、内側には圧縮スプリングを同心状に装着し、吊下げ枠の装着力を受けて弾性的に圧縮、移動可能とした進退棒と、該進退棒の適所に基端を連結し、中途部分を吊着箱天面に沿って前方に迂回させ、嵌合用鈎部分と外側に突出させた開閉用操作摘みとを有する先端が、同吊着箱後端開口を上方から下方に降下して該嵌合用鈎部分を後端開口下縁に形成した嵌合用凹欠部分に到達させ、嵌合状に連結、閉鎖可能とした開閉シャッターを設けてなる各吊着箱とし、玄関や窓等建築物開口直上辺りの外壁に固定、突出形成してなる暖簾受けアームに選択的且つ着脱自在に組み込み、暖簾ケース内あるいは建築物内外の適所に配設され、該軸回転駆動原の正転、逆転、停止を制御可能とする制御部と、建築物室内適所に設置されて該制御部を自在に操作可能とする操作パネルとを有してなるものとした暖簾装置を包含する。
以上のとおり、この発明の暖簾装置によれば、建築物の玄関や窓等の開口直上辺りに容易に脱着可能とすることができるため、店舗の営業中を知らせる伝統的な暖簾としての宣伝、広告効果を基本的な機能として備えた上、暖簾シートの展開、降下量を調節可能にして下端側の屋号や宣伝等表示から優先的に上側の表示へと順次、展開させることができるものとなり、しかも降下量を少なくすることによって屋内の採光を確保し、あるいは降下量を多くすることによって強い日差しを適度に遮蔽できるようにして、通常の昼間や夜間には一般的暖簾として利用可能となって店舗内の展示商品等を店先から見通すことができるものとしたり、あるいは、宣伝のためや遮光が必要なときなどには、広告看板ならびに遮光シートの役目を果たすものに交換、使用することにより、店頭を通る人々に対する来客吸引の効果と店内の採光および遮光に大変有利なものとしての使用をすることができるようにしたり、さらに、屋号や宣伝情報等の表示形態の異なる暖簾シートを収容した複数の暖簾ケースを準備した暖簾ケースセットとし、その日、そのときに装着する暖簾ケースを適宜適格に選択するだけで、日替りや限定期間のサービス等といった有機的宣伝を確実に強化することができるようにするという非常に秀れた特徴を発揮する。
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
暖簾ケースは、玄関や窓等の建築物開口直上辺りとなる外壁に、脱着自在に装着可能であって、内部に暖簾シートを展開可能に、巻き取った巻取り軸を収容し、内外の何れかに設けられた軸回転駆動原からの回転出力によって該巻取り軸を、巻取り方向ならびに展開方向の夫々に回転駆動可能なものとするという機能を果たすものであり、建築物外壁の適所に配された暖簾受けアームに着脱、自在に掛け止め可能であり、下側適所には暖簾シートの下端が通過可能なスリット孔を形成したものとしなければならず、適所に、展開された暖簾シートを照明可能な光源部を設けたものとすることができる。
暖簾シートは、巻取り軸に上端側を連結し、巻き取られた状態で暖簾ケース内に収容されており、必要に応じて展開され、下端側からスリット孔を通じて降下し、屋号や広告等の表示、宣伝を行うと同時に、室内に射し込む太陽光に対し、遮光性能を発揮するものとなって、室内の採光状態を調節可能とする機能を果たすものであり、下端側がその自重によって鉛直下方に展伸、垂下状となるよう比較的軟質なシート状素材から形成されたものとしなければならず、屋号や広告等の表示には、高輝度や反射機能を有する印刷や染色、刺繍、あるいは発光ダイオード等の電気的装飾、もしくはフレキシブル型EL(エレクトロ・ルミネッセンス)の貼着を施したものや、それ自体等とすることが可能であり、また、左右方向に並ぶ複数枚帯状の所謂暖簾型に形成され、各下側端縁には、適宜繋着部を介して、略同様の機能を有して有期的適宜宣伝情報が表示された追加用暖簾シートを、脱着、交換可能に連結したものとすることができる。
巻取り軸は、軸回転駆動原からの回転出力を直接的か間接的かの何れかによって伝達され、正転、逆転、停止制御されることにより、その外周面に巻き取られている暖簾シートを巻取り、展開、停止させ、必要に応じて暖簾ケース内に収容し、あるいは展開、露出状とすることができるものとする機能を果たすものであり、出来るだけ暖簾シートに負担を掛けることのない程度の直径に設定された円柱型、もしくは多角柱型とすべきであり、できるだけ水平直線状を確保できるよう必要な適所に軸受けもしくは適宜支持構造を配して、回転自在に支持されたものとするのが望ましい。
軸回転駆動原は、建築物外壁適所に脱着自在に装着された暖簾ケース内に収容された巻取り軸に対し、該暖簾ケースの内外に拘らず適所から、軸回転出力を供給して暖簾シートの自動的展開、巻取り操作を可能とする機能を果たすものであり、モータもしくは、その外の制御可能な回転力を発生し得る駆動原からなり、減速歯車機構、ベルト伝動あるいはチェーン伝動等を利用した減速器、伝動器、変速器等を介在させたものとすることが可能であり、必要に応じて巻取り軸の一端、両端、中間適所の何れに一個または複数設けたものとすることができる。
暖簾受けアームは、暖簾ケースを建築物外壁の適所に着脱可能に、支持可能とする機能を果たすものであり、建築物外壁に予め固着されたものとしなければならず、必要に応じて軸回転駆動原の制御ケーブル用の接続プラグや、電源ケーブル用のコンセント等の配線接続部分を有するものとすることができ、また、軸回転駆動原自体を一体に有して、装着された暖簾ケース内の巻取り軸に直接的もしくは間接的に軸回転駆動力を伝達可能としたものとすることが可能であり、さらにまた、装着された暖簾ケース下方に展開、垂下された暖簾シートを照明可能とする光源部を一体に設けたものとすることができる。
制御部は、室内に設けられた操作パネルからの入力に応じて、軸回転駆動原の正逆回転の切り替えや停止制御を可能とする機能を果たすものであり、基本的に、操作パネルの入力によって、正逆回転の入力操作中に渡り、正転もしくは逆転を連続させ、入力操作を解除すると停止するという単純な構造とすることができる外、暖簾シートの降下寸法が予めせ複数設定されており、何れかの降下寸法を選択、入力することにより、所望の位置まで暖簾シートを降下、上昇させることができるものとすることが可能である。さらに、昼夜を凡そ認識可能とするタイマーを有し、室内適所に設置された光量センサーからの出力信号を、凡そ昼間の時間帯に渡って自動的に受信し、室内の採光状態が、予め設定された最大光量を越えたときに、該最大光量値以下となるまでモータを作動させて自動的に暖簾シートを延伸状に展開、降下させ、また、予め設定された最少光量を越えて低下したときには、該最少光量値以上となるまでモータを作動させて自動的に暖簾シートを縮小状に巻取り、上昇させるよう制御可能とした自動昇降用制御回路を設けたものとすることが可能である。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図1の断面化した暖簾装置の正面図に示される事例は、下側適所にシート出し入れ用のスリット孔21を有し、該スリット孔21に一端側を臨ませた暖簾シート3の他端側を巻取り軸4に巻き取り、収容すると共に、該巻取り軸4の一端にモータ5からの回転出力が間接的に連結されてなる暖簾ケース2の複数本を、夫々暖簾シート面の屋号や適宜宣伝情報等看板表示内容を違えてなるものとして暖簾ケースセットとした上、それらの中の目的、用途に合致する一本または複数本を、玄関や窓等建築物開口直上辺りの外壁に固定、突出形成してなる暖簾受けアーム6,6に選択的且つ着脱自在に組み込んでなるものとしたこの発明に包含される暖簾装置における代表的な一実施例を示すものである。
当該暖簾装置1は、建築物の玄関や窓等の開口幅に一台もしくは複数台で対応可能とする左右幅(水平長さ)寸法に設定された両端閉塞筒状に形成され、下側壁面の所定左右幅範囲には、垂下状シートを通過可能とするスリット孔21が穿孔された暖簾ケース2を有し、該暖簾ケース2内側のスリット孔21直上付近には、水平棒状の巻取り軸4が、その左端を暖簾ケース2端部内壁に水平状に突設した支軸部22に、また、中途適所を暖簾ケース2内壁から吊下した中間軸受け23によって、夫々回転自在に吊着されたものとなっており、該巻取り軸4の外周面には、所定幅に設定された複数枚の所謂暖簾型を呈する布あるいは比較的軟質な合成樹脂製シート等からなる暖簾シート3の上端側が繋着され、巻き取られたものとなって、同暖簾シート3の下端側を、前記スリット孔21に臨むよう配置したものとし、該巻取り軸4の右端には、モータ5の図示しない回転出力軸が歯車機構からなる減速器52を介して連結され、これらモータ5および減速器52は、固定金具51によって暖簾ケース2右端内壁に固着されたものとなっている。
図2の断面化した暖簾装置の正面図に示される事例は、巻取り軸4の両端に左右一対のモータ5,5からの回転出力が間接的に連結されてなる暖簾ケース2の複数本を有した暖簾ケースセットとしたこの発明に包含される暖簾装置における他の実施例を示すものであって、基本的な構成が前記実施例1と共通するものとなっており、巻取り軸4の左右両端が、暖簾ケース2内の左右端に夫々、固定金具51,51によって固着、支持された一対の軸回転駆動原としてのモータ5,5の出力軸に対し、減速器52,52を介して連結、支持されたものとなっている。
図3の断面化した暖簾装置の正面図に示される事例は、暖簾ケース2内の左右方向の略中央に、同一の回転出力軸を左右に延伸させ、左右の駆動軸端に夫々減速器52,52を接続したモータ5を配置し、固定金具51,51によって暖簾ケース2内壁面適所に固着し、左右の減速器52,52の出力軸には、夫々左右に分割された巻取り軸4,4の互いに対峙する内側端が、同心状に連結されると共に、各左右の巻取り軸4,4の外側端が、暖簾ケース2左右端内側壁に軸着されたものとなり、さらに、各巻取り軸4,4の中途適所が、中間軸受け23,23,……によって吊着状且つ、回転自在に支持されたものとなっている。
前述のような各構造の暖簾ケース2は、図4の暖簾受けアームの正面図、および図5の暖簾受けアームの側面図に示すように、暖簾ケース2の左右端に略水平状に突出させた面板状の支持板24,24の夫々が、建築物の鉛直面状に形成された外壁面9適所に対して平板状取着ベース部61,61がボルト止めによって固着され、支持腕62,62が略水平状に突出されてなる暖簾受けアーム6,6の各支持腕62,62上に係合状に載置されることにより、着脱自在且つ水平状に掛け渡し支持することが可能なものとなっている。
また、図6の暖簾受けアームの正面図、および図7の暖簾受けアームの側面図に示すように、暖簾ケース2の左右端から、夫々二本の支持棒25,25,……を延伸させる一方、これらを載置する暖簾受けアーム6,6の各支持腕62,62の先端側には、各二本の支持棒25,25,……を係止可能とする左右各、略W字型または二つ連続する略U字型となる上方開放状の折曲凹部63,63を、夫々形成してなるものとすることができ、図8の暖簾受けアームの側面図に示すように、折曲凹部63,63を開閉可能とする開閉レバー64,64と、開閉レバー64,64の先端を仮固定可能とする係止片65,65とを追加したものとすることができる。
さらに、図9の暖簾受けアームの正面図、および図10の暖簾受けアームの側面図に示すように、暖簾ケース2の両端を突起部等の無い鉛直状端面に仕上げたものとし、各暖簾受けアーム6,6の支持腕62,62の夫々を、暖簾ケース2の外周面を略環状に包囲すると共に、スリット孔21に対応する箇所に、暖簾シート3を左右方向に通過可能とする開口部分を形成し、略転倒C型の断面形状として、暖簾ケース2を左右方向に脱抜可能とするよう形成したものとすることが可能である。
またさらに、図11の暖簾受けアームの正面図、および図12の暖簾受けアームの側面図に示すように、各支持腕部62を、建築物外壁面9から僅かに離れた位置に支持され、互いに相対する壁面と上面とを開口状とし、底面、前後面および外側面とを閉鎖面状に形成した枠状に形成して、暖簾ケース2の両端を上方から着脱できるものとすることができ、また、図13の暖簾受けアームの側面図に示すように、各支持腕62,62の上面を開閉可能な開閉蓋64,64と、それを閉鎖状態で仮固定可能とする係止片65,65とを設けたものとすることが可能である。
あるいは、図14の暖簾受けアームの正面図、および図15の暖簾受けアームの側面図に示すように、建築物の軒天9等に取着ベース部61,61を介して垂下された吊り棒の下端に、後側面を開放した矩形箱状に形成され、左右に車輪を収容可能な寸法を確保した底面中央には、前後方向に渡って直線状となるよう上下に貫通され、後端開口に連通、開放した吊り孔66、66を形成し、底面の後縁端および吊り孔66,66の縁部分を僅かに上方向に向けて傾斜状に折曲したものとした小箱状の吊着箱67,67、を設けたものとする一方、各吊着箱67,67に対応する暖簾ケース2の上面には、夫々鉛直上方に突設された吊り棒と、それら吊り棒の上端に一体化され、左右前後の夫々に前後方向に転動可能な車輪27,27,……を軸着して、前記吊着箱67内に収容可能とした吊下げ枠26,26を一体に設けたものとなっている。
また、図16の暖簾受けアームの正面図、および図17の暖簾受けアームの側面図に示すように、各吊着箱67,67の内側に、圧縮スプリングを同心状に装着し、吊下げ枠26の装着力を受けて弾性的に圧縮、移動可能とした進退棒28と、この進退棒28の適所に基端を連結し、中途部分を吊着箱67天面に沿って前方に迂回させ、嵌合用鈎部分と外側に突出させた開閉用操作摘みとを有する先端が、同吊着箱67後端開口を上方から下方に降下して、該嵌合用鈎部分を、後端開口下縁に形成された嵌合用凹欠部分に到達させ、嵌合状に連結、閉鎖可能とした開閉シャッター29を設けたものとすることが可能である。
図18の暖簾受けアームの正面図、および図19の暖簾受けアームの側面図に示すように、暖簾ケース2スリット孔21前側となる下側外側壁面の、左右方向に適宜間隔を隔てた位置の夫々に、降下された暖簾シート3に向けて投光可能とする複数個の照明ライトからなる光源部7,7,……を一体に形成し、それらの電源プラグ71を、建築物外壁面9に設けられた図示しない屋外用コンセントに脱着自在に接続したものとすることができる。また、図20の暖簾受けアームの正面図、および図21の暖簾受けアームの側面図に示すように、暖簾受けアーム6の取着ベース部61に、暖簾ケース2の前方まで延伸され、屈曲状とした先端側に、垂下された暖簾シート3に投光可能とする照明ライトを設けた光源部7の脚部72を固着してなるものとすることができる。
前述した何れかの暖簾装置1には、玄関や窓等の建築物開口に面する室内か、それ以外の部屋の適所に対して、図22の操作パネルの正面図に示すような、主電源スイッチ82、全開ボタン83、全閉ボタン84、昇降調節摘み85等を備えた操作パネル81を設け、各ボタンや摘みを適宜操作することにより、該当する建築物開口の直上辺りに装着した暖簾装置1のモータ5を自在に制御して、暖簾シート3の昇降操作を行えるものとすることが可能である。
また、図示していないが、該操作パネル81内に凡その昼夜を認識可能とするタイマーを内蔵すると共に、建築物開口に面した室内適所の一箇所もしくは複数箇所に光量センサーを設置した上、該操作パネル81に、最大光量と最少光量とを好みや目的に応じて自由に入力可能とする希望光量の入力ボタンあるいは入力摘みを設け、さらに必要に応じて設定入力された最大光量と最少光量とを表示可能とする設定値表示画面が設けられたものとし、前記光量センサーからの出力信号を、凡そ昼間の時間帯に渡って自動的に受信し、室内の採光状態が、予め設定された最大光量を越えたときに、該最大光量値以下となるまでモータ5を作動させて自動的に暖簾シート3を延伸状に展開、降下させ、また、予め設定された最少光量を越えて低下したときには、該最少光量値以上となるまでモータ5を作動させて自動的に暖簾シート3を縮小状に巻取り、上昇させるよう制御可能とした自動昇降用制御回路を設けたものとすることができる。
暖簾シート3は、図23の暖簾シートを収納した暖簾装置の正面図、図24の暖簾シートを途中まで降下させた暖簾装置の正面図、図25の暖簾シートを完全に降下させた暖簾装置の正面図に示すように、所定左右幅であって昇降方向に長い帯状に形成された複数枚の生地を、図示しない巻取り軸に沿って配列状に繋着し、各暖簾シート3,3,……を降下させたときに最初に露出する下側位置に、一般的暖簾と同様の屋号を表示し、暖簾シート3,3,……をさらに降下させたときに露出状となる上側位置には、「営業中」等の文字を表示したものとすることができる外、図26の暖簾シートを収納し追加用暖簾シートのみが露出された暖簾装置の正面図、図27の暖簾シートを途中まで降下させた暖簾装置の正面図、図28の暖簾シートを完全に降下させた暖簾装置の正面図に示すように、各暖簾シート3,3,……の下端に、複数のホック、ボタンあるいは複数または帯状のベロクロファスナー等の連結部品32,32,……が設けられ、上端に対応する連結部品32,32,……が設けられ、新商品の紹介等の有期的な広告を表示した追加用暖簾シート31を脱着可能に装着したものとすることができる。
(実施例の作用)
以上のとおりの構成からなるこの発明の暖簾装置1は、図1ないし図3の何れかに示したものとすることによって、巻取り軸4に減速器52を介して接続したモータ5が正逆何れか一方に回転駆動されることにより、暖簾シート3の下端側を展開状に開放し、暖簾ケース2のスリット孔21を通過させて鉛直下方に垂下させるものとなり、モータ5を停止させることで、暖簾シート3の送出しを停止し、次の操作を受けるまで、暖簾シート3をそのままの状態に維持するものとなる。またモータ5を、正逆何れか他方に回転駆動することにより、巻取り軸4を巻取り方向に回転させ、暖簾シート3を暖簾ケース2内に巻き取り、収納するものとなる。
暖簾ケース2の左右端に図4および図5中に示す支持板24,24を夫々突設し、建築物外壁面9の適宜対応する箇所に暖簾受けアーム6,6を設けたことにより、建築物外壁面9の図示しない玄関や窓等の直上辺りとなる所定箇所に、暖簾ケース2を、着脱可能に掛け渡し、装着することが可能となり、暖簾ケース2の左右端に、図6および図7に示すような、支持棒25,25,……を突設し、略W字型または二つ連続する略U字型となる上方開放状の折曲凹部63,63を、夫々形成した暖簾受けアーム6,6に、上方から嵌合状に装着可能とすることにより、暖簾ケース2の暖簾受けアーム6,6への装着が、図7中の白抜き矢印に示すように上方からの嵌着操作によって行われるものとして、暖簾ケース2が不用意に暖簾受けアーム6,6から脱落してしまうことを防止するものとなり、さらに、図8中に示すように、暖簾受けアーム6,6の折曲凹部63,63に、開閉レバー64,64および係止片65,65とを設けることにより、より確実に暖簾ケース2を暖簾受けアーム6,6に仮固定状とすることが可能となる。
暖簾受けアーム6,6の支持腕62,62を、図9および図10に示すような、略横転C型の環状に形成したことにより、下部の開口に垂下した暖簾シート3を、通過させるようにして暖簾ケース2を、左右方向から図9中に白抜き矢印で示すように、スライド移動させて抱持状に、仮固定させることが可能となり、さらに矢印方向に移動させるか、逆方向にスライド移動させることにより、取り外すことが可能である。
暖簾受けアーム6,6の支持腕部62,62を、図11および図12に示すような平面コ字型の有底枠状に形成すると、図12中の白抜き矢印に示すように、暖簾ケース2の左右端を、上方から掛け渡すよう装着するだけで、脱落しないよう確実に保持できるものとなり、暖簾ケース2を上昇させと、容易に取り外すことができるものとなる。さらに、図13に示すように、開閉蓋64,64と係止片65,65とを追加することにより、例えば強風による吹き上げ等によって不用意に脱落してしまうことを確実に阻止することが可能となる。
建築物軒天9から垂下した暖簾受けアーム6,6に、図14および図15に示すような吊着箱67,67を形成する一方、暖簾ケース2の上面に車輪27,27,……が軸着された吊下げ枠26,26を、上端に一体化した吊り棒を立設したことによって、吊着箱67,67の各後端開口から、車輪27,27,……を転がすように接地させ、吊下げ枠26,26を収納状に装着して連結状とすることが可能となり、吊着箱67,67後端開口の下側縁が上方に向けて傾斜状に折曲されているので、車輪27,27,……の車止めの役目を果たし、不用意な脱落を阻止するものとなる上、暖簾ケース2を、取り外す際には、該傾斜状に折曲された下側縁を乗り越えるように持ち上げて離脱させることにより、ロック機構や仮止め機構等を設けずに、仮固定状に支持することが可能なものとなる。
各吊着箱67,67を、図16および図17に示すものとすると、暖簾ケース2吊下げ枠26,26を、開閉シャッター29,29が開放された吊着箱67,67の各後端開口内に、車輪27,27,……を転がり接地させながら、装着操作することにより、吊下げ枠26,26が、各進退棒28,28を押し込み操作して、これに連動した開閉シャッター29,29が、自動的に後端開口を閉鎖するものとなって仮固定の状態となり、また、図17中の白抜き矢印に示すように、吊下げ枠26,26を暖簾ケース2諸共、吊着箱67,67の各後端開口の外側へ向けて移動させると、各吊下げ枠26,26によって押圧されていた進退棒28,28が、コイルバネの弾性復帰力によって後退し、開閉シャッター29,29を自動的に開放して吊下げ枠26,26を開放、離脱させ、暖簾ケース2を取り外すことが可能である。
図18ないし図21に示したように、光源部7,7,……を設けることにより、夜間、あるいはビル内や地下街の店舗等に設置することで、暖簾シート3の屋号や広告の表示内容を、照明して良好な視認性を確保可能なものとなる。
図1ないし図21に示した何れかの暖簾装置1に、図22に示すような室内用の操作パネル81を設けると、主電源スイッチ82を操作して電源を投入した後に、全開ボタン83を押圧操作することにより、建築物外壁9に装着された暖簾装置1のモータ5が、遠隔操作を受け、減速器52を介して巻取り軸4に、展開方向の回転力を伝達し、図25中に示すように、暖簾シート3の屋号や広告が表示されている範囲の略全体が、暖簾ケース2の下方に展開、露出状となり、全閉ボタン84を押圧操作すると、展開の際とは逆の方向に回転し、暖簾シート3を図23中に示すように暖簾ケース2内に収納した状態とし、昇降調節摘み85を「昇」の矢印方向に操作すると、暖簾シート3が巻き取られ、「降」の矢印方向に操作すると、降下して、昇降調節摘み85の操作を停止すると、モータ5が連動して停止するものとなり、図23ないし図25の各状態と、その間の昇降状態に適宜調節することが可能なものとなっている。
また、操作パネル81制御部8に、タイマーや光量センサー等を有する図示しない自動昇降用制御回路、ならびに希望光量の入力ボタンあるいは入力摘み、および設定値表示画面等を設けたものとすると、予め室内に最適となる最少光量および最大光量を設定入力しておくことにより、昼間の間に渡り、例えば数秒置き毎に、光量センサーが室内採光の光量を検出して、光量値を自動昇降用制御回路に出力し、これを受信すると、予め設定されている最大光量と比較し、最大光量を越えているときには、光量センサーからの信号が、該最大光量値以下となるまでモータ5を作動させ、自動的に暖簾シート3を延伸状に展開、降下させて室内への太陽光の侵入を遮り、停止してその状態を維持するものとなる。また、光量センサーから出力された信号が、予め設定された最少光量を越えて低下したときには、モータ5を作動させて自動的に暖簾シート3を縮小状に巻き取り、上昇させ、該最少光量値以上の信号が出力されたときにモータ5を停止させ、そのままの状態を維持するよう、自動制御するものとなる。
そして暖簾シート3は、図23ないし図28に示すように、その下端に連結部品32,32,……を設け、追加用暖簾シート31を追加、可能としたことにより、追加用暖簾シート31を交換することによって新製品の発売情報や、イベント情報等、有期的な広告情報を、表示することが可能となり、しかも広告期間を終了した後には、簡便に取り外し、さらに、新たな追加用暖簾シート31に交換することが可能である。さらに、図22の操作パネル81に、図26の追加用暖簾シート31のみを露出状に垂下した状態と、図27の暖簾シート3の下側である例えば屋号の表示部分まで降下、露出状とさせた状態と、図28に示すように暖簾シート3表示部分の全体を降下、露出した状態との夫々に、自動的に調節可能とする一個または複数個の操作ボタン、あるいは操作摘みを増設したものとすると、屋外の暖簾シート3を目視確認しなくとも、図26ないし図28に示す何れかの表示状態に暖簾シート3を昇降制御することが可能となる。
(実施例の効果)
以上のような構成からなる実施例の暖簾装置1は、前記この発明の効果の項で記載の特徴に加え、軸回転駆動原であるモータ5を、図1に示したように巻取り軸4の一端に接続したことにより、暖簾ケース2内にモータ5を内蔵したものとしては、最も軽量なのものとすることが可能となり、図2に示したもののように、巻取り軸4の両端にモータ5,5を設けたことによって、より安定した駆動力を得ると共に、モータ5,5への負担も少なく、耐久性に秀れたものとすることができ、また、図3に示すように左右の巻取り軸4,4の間にモータ5を配したものとすることにより、巻取り軸4の一端にモータ5を設けたものに比較して、より長尺な暖簾ケース2に対応させることができるものとなり、暖簾装置1の求められる性能や装備に応じて適宜、選択することにより、様々な仕様の設定が可能となり、市場ニーズに容易に対応することができるという利点を得られることになる。
さらに、屋号や宣伝情報の表示内容の異なる複数の暖簾ケース2,2,……を準備して暖簾ケースセットとすることにより、例えば午前と午後との営業内容を変えるような店舗や、時間制限のセール等を行うような店舗であっても、特別な飾り付けをせずに、暖簾ケース2,2,……を交換するだけで、素早く店頭の装飾内容を替えて、営業を続行することができるものとなり、従前まで装飾に掛けていた時間を、本来の営業に効率的に使うことができるものとなる。
図6および図7に示した暖簾受けアーム6,6に略W字型または二つ連続する略U字型とした折曲凹部63,63を形成したことにより、暖簾ケース2の左右端に二本ずつ突出させた支持棒25,25,……を脱着自在に支持することが可能となり、しかも暖簾ケース2の前後方向への転倒を防止することができるので、より安定した支持が可能となり、図8のように、開閉レバー64および係止片65を設けることによって確実な脱落防止を可能とすることができる。
図9および図10のように、暖簾受けアーム6,6の支持腕62,62を、略横転C字型環状に形成したことにより、暖簾ケース2を抱持して前後方向への転倒や不用意な脱落を確実に防止することが可能となり、しかも左右方向にスライドさせて簡便に脱着できるので、仮止め作業等が不要となるという利点がある。
図11および図12に示すように、各支持腕部62,62を互いに相対する壁面と上面とを開口状とし、底面、前後面および外側面とを閉鎖面状に形成した枠状に形成することにより、暖簾ケース2を上方から容易に嵌合、装着することで確実に保持させることができ、さらに図13に示すように、開閉蓋64,64および係止片65,65を設けることにより、さらに確実に仮固定することができるものとなる。
図14および図15に示すように、暖簾ケース2上面左右側に吊り棒を立設し、各吊り棒の上端に車輪27,27,……を設けた吊下げ枠26,26を設け、さらに、これらに対応する吊着箱67,67を、建築物軒天9から垂下した暖簾受けアーム6,6の下端に一体化してなるものとしたことにより、比較的高い軒天9や天井面等にも容易に脱着できるものとすることができ、さらに、図16および図17に示すように、進退棒28,28およびこれに連動する開閉シャッター29,29を内蔵したものとすることにより、特別な仮止め操作を行わなくとも、暖簾ケース2を脱着操作するだけで、自動的に閉鎖および開放するもとなり、より確実に保持するものとすることができる。
図18および図19に示したように、暖簾ケース2に光源部7,7,……を設けたことにより、暖簾シート3により近い位置からの照明を確保することができるので比較的小電力で十分な照明効果を上げることが可能となり、経済的にも有利であり、しかも電球の交換作業も、暖簾ケース2を暖簾受けアーム6,6から取り外して行うことができるので、屋外に脚立や梯子等を持ち出す必要がなく、また、図20および図21のように、暖簾受けアーム6,6の取着ベース部61,61に光源部7を設けることにより、暖簾受けアーム6,6を建築物外壁面9に取り付ける際に電源配線工事を完了することができるので、毎日の暖簾ケース2の脱着に伴う光源部7の電源プラグ71の接続、抜き外しの作業が不要になるという利点を得ることができる。
さらに、図22に示すような操作パネル81を有する制御部8を設けたことにより、室内に居ながらにして室外に装着した暖簾装置1の暖簾シート3の展開、降下状態を自在に制御することが可能となり、必要に応じて複数設置された暖簾装置1,1,……を同時に制御するものとすることも可能なので、暖簾シート3の昇降作業の負担を大幅に削減することができるものとなる。また、制御部8にタイマーや光量センサー等を有する自動昇降用制御回路を設ることにより、電源を投入し、最大および最少の光量値を夫々予め設定、入力して置くだけで、暖簾シート3の延伸、縮小を自動的に制御できるものとなり、調節作業を全く不要にすることができる。
(結 び)
叙述の如く、この発明の暖簾装置は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの「電波吸収体」や「断熱シャッター」等に比較して大幅に廉価なものとして提供することが可能であり、また、従前までの「のれん」や「止着手段付き旗」のような暖簾としての機能を兼ね備えており、室内遮光と暖簾としての機能を兼用させることができるために、夫々を個別に設置するよりも遥かに経済的なものとすることができる上、様々な建築物に利用して顧客吸引の向上が求めれる各種商品店舗やサービス店舗等の各種商業施設およびその関係者、そしてそれら施設を利用する消費者から高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
図面は、この発明の暖簾装置の技術的思想を具現化した代表的な幾つかの実施例を示すものである。
暖簾ケースを断面化して示す正面図である。 モータを両端に内蔵した暖簾ケースを断面化して示す正面図である。 モータを略中央に内蔵した暖簾ケースを断面化して示す正面図である。 典型的な暖簾装置の右側部分を示す正面図である。 暖簾ケースの装着状態を示す側面図である。 脱落を阻止可能な暖簾装置の右側部分を示す正面図である。 図6中の暖簾ケースの装着状態を示す側面図である。 開閉レバーと係止片とを追加した暖簾ケースを示す側面図である。 スライド装着可能な暖簾装置の右側部分を示す正面図である。 スライド装着された暖簾装置を示す側面図である。 抱持状に装着可能な暖簾装置の右側部分を示す正面図である。 抱持状に装着可能な暖簾装置を示す側面図である。 開閉蓋と係止片とを設けた暖簾装置を示す側面図である。 車輪を介して吊着可能とした暖簾装置の右側部分を示す正面図である。 車輪を介して吊着可能とした暖簾装置を示す側面図である。 開閉シャッターを追加した暖簾装置を示す側面図である。 開閉シャッターが閉鎖した暖簾装置を示す側面図である。 光源部を設けた暖簾ケースの右側部分を示す正面図である。 光源部を設けた暖簾ケースを示す側面図である。 取着ベース部に光源部を設けた暖簾ケースの一部を示す正面図である。 取着ベース部に光源部を設けた暖簾ケースを示す側面図である。 室内の操作パネルを示す正面図である。 暖簾シートが殆ど収納状態にある暖簾ケースを示す正面図である。 暖簾シート下側表示のみを露出させた暖簾ケースを示す正面図である。 暖簾シートの略全体を露出させた暖簾ケースを示す正面図である。 追加用暖簾シートを装着した暖簾ケースを示す正面図である。 暖簾シートの下側部分を露出させた暖簾ケースを示す正面図である。 暖簾シートの略全体を露出した暖簾ケースを示す正面図である。
1 暖簾装置
2 暖簾ケース
21 同 スリット孔
22 同 支軸部
23 同 中間軸受け
24 同 支持板
25 同 支持棒
26 同 吊下げ枠
27 同 車輪
28 同 進退棒
29 同 開閉シャッター
3 暖簾シート
31 同 追加用暖簾シート
32 同 連結部品
4 巻取り軸
5 モータ(軸回転駆動原)
51 同 固定金具
52 同 減速器
6 暖簾受けアーム
61 同 取着ベース部
62 同 支持腕
63 同 折曲凹部
64 同 開閉レバー(開閉蓋)
65 同 係止片
66 同 吊り孔
67 同 吊着箱
7 光源部
71 同 電源プラグ
72 同 脚部
8 制御部
81 同 操作パネル
82 同 主電源スイッチ
83 同 全開ボタン
84 同 全閉ボタン
85 同 昇降調節摘み
9 建築物外壁面(軒天)

Claims (4)

  1. 下側適所にシート出し入れ用のスリット孔を有し、該スリット孔に一端側を臨ませた暖簾シートの他端側を巻取り軸に巻き取り、収容すると共に、該巻取り軸の一端または両端にモータなど軸回転駆動原からの回転出力が直接的または間接的に連結または連結可能とされてなる暖簾ケースの複数本を、夫々暖簾シート面の屋号や適宜宣伝情報等看板表示内容を違えてなるものとして暖簾ケースセットとした上、それらの中の目的、用途に合致する一本または複数本を、軒天等に取着ベース部を介して垂下された吊り棒の下端に、後側面を開放した矩形箱状とし、左右に車輪を収容可能な寸法を確保した底面中央には、前後方向に渡って直線状となるよう上下に貫通し、後端開口に連通、開放した吊り孔を形成し、底面の後縁端および吊り孔の縁部分を僅かに上方向に向けて傾斜状に折曲したものとした小箱状の吊着箱を設けたものとする一方、各吊着箱に対応する暖簾ケースの上面には、夫々鉛直上方に突設された吊り棒と、それら吊り棒の上端に一体化され、左右前後の夫々に前後方向に転動可能な車輪を軸着し、前記吊着箱内に収容可能とした吊下げ枠を一体に設けるようにし、玄関や窓等建築物開口直上辺りの軒天等に固定、突出形成してなる暖簾受けアームに選択的且つ着脱自在に組み込み、暖簾ケース内あるいは建築物内外の適所に配設され、該軸回転駆動原の正転、逆転、停止を制御可能とする制御部と、建築物室内適所に設置されて該制御部を自在に操作可能とする操作パネルとを有してなるものとしたことを特徴とする暖簾装置。
  2. 下側適所にシート出し入れ用のスリット孔を有し、該スリット孔に一端側を臨ませた暖簾シートの他端側を巻取り軸に巻き取り、収容すると共に、該巻取り軸の一端または両端にモータなど軸回転駆動原からの回転出力が直接的または間接的に連結または連結可能とされてなる暖簾ケースの複数本を、夫々暖簾シート面の屋号や適宜宣伝情報等看板表示内容を違えてなるものとして暖簾ケースセットとした上、それらの中の目的、用途に合致する一本または複数本を、内側には圧縮スプリングを同心状に装着し、吊下げ枠の装着力を受けて弾性的に圧縮、移動可能とした進退棒と、該進退棒の適所に基端を連結し、中途部分を吊着箱天面に沿って前方に迂回させ、嵌合用鈎部分と外側に突出させた開閉用操作摘みとを有する先端が、同吊着箱後端開口を上方から下方に降下して該嵌合用鈎部分を後端開口下縁に形成した嵌合用凹欠部分に到達させ、嵌合状に連結、閉鎖可能とした開閉シャッターを設けてなる各吊着箱とし、玄関や窓等建築物開口直上辺りの外壁に固定、突出形成してなる暖簾受けアームに選択的且つ着脱自在に組み込み、暖簾ケース内あるいは建築物内外の適所に配設され、該軸回転駆動原の正転、逆転、停止を制御可能とする制御部と、建築物室内適所に設置されて該制御部を自在に操作可能とする操作パネルとを有してなるものとしたことを特徴とする暖簾装置。
  3. 暖簾シートが、左右方向に並ぶ複数枚帯状の所謂暖簾型に形成され、各下側端縁には、適宜繋着部を介して、有期的適宜宣伝情報が表示された追加用暖簾シートを、脱着、交換可能に連結したものとしてなる、請求項1または2何れか一項記載の暖簾装置。
  4. 制御部が、昼夜を凡そ認識可能とするタイマーを有し、室内適所に設置された光量センサーからの出力信号を、凡そ昼間の時間帯に渡って自動的に受信し、室内の採光状態が、予め設定された最大光量を越えたときに、該最大光量値以下となるまでモータを作動させて自動的に暖簾シートを延伸状に展開、降下させ、また、予め設定された最少光量を越えて低下したときには、該最少光量値以上となるまでモータを作動させて自動的に暖簾シートを縮小状に巻取り、上昇させるよう制御可能とした自動昇降用制御回路を設けたものとしてなる、請求項1または2何れか一項記載の暖簾装置。
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