JP4532365B2 - 信号発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パルス波形を高精度で生成可能な信号発生装置に関し、特に、該パルス波形を用いて電気信号を得るための信号発生装置に関する。
UWB(Ultra WideBand)技術に基づく無線通信では、信号の広帯域性により、他の通信システム(例えば、電波天文、衛星通信、放送等に係る通信システム)に対する与干渉や、同一の通信システム内で生じる被干渉等が低減可能な信号波形の検討が重要となっている。特に、最近では、他の通信システムへの与干渉の低減化を図るため、従来のような、ガウシアン型パルス等のような単純なパルス波形ではなく、ユーザ間で互いに直交するようなパルス波形や、スペクトル整形が施されたパルス波形等について種々検討がなされている。
更に、パルス幅が数ns以下といった条件下で、パルス波形の形状を調節・変調するためのデータをユーザID等に応じて微妙に変化させるための技術や、アンテナ等の伝送デバイスの影響を予めキャンセル可能なパルス波形を用意して、電波として放出する際に所望の波形に整形するための技術等、多くの変調(波形整形)技術が近年注目を集めている(非特許文献1〜5)。
Robert J. Fontana、Edward A. Richley、Lance C. Beard、JoAnn Barney、"A programmable ultra wideband signal generator for electromagnetic susceptibility testing"、2003 IEEE Conference on Ultra Wideband Systems and Technologies、(U.S.A.)、November 2003、pp.21-25 Prof. Daniel van der Weide、"OPTIARB:WIDEBAND OPTICAL ARBITRARY WAVEFORMS USING FOURIER COMPOSITION" 、[online]、インターネット<http://www.darpa.mil/mto/aosp/pdfs/uwisconsin.pdf> Kevin Marsden, Hyung-Jin Lee、Dong Sam Ha、and Hyung-Soo Lee、"Low Power CMOS Re-programmable Pulse Generator for UWB Systems"、International Conference on Ultra Wideband Systems and Technologies、(U.S.A.)、November 2003、pp. 443-447 Tolga Yilmaz、 Christopher M. DePriest、Terry Turpin、Joseph H. Abeles、and Peter J. Delfyett, Jr.、"Demonstration of Photonic Arbitrary Waveform Generation and RF Synthesis with a Modelocked External Cavity Semiconductor Laser"[online]、April 2002、インターネット<http://students.creol.ucf.edu/tolga/Publications/PTL2002PAWGArticle.pdf> Jason Chou、Yan Han、and Bahram Jalali、"Adaptive RF-Photonic Arbitrary Waveform Generator"、IEICE Transaction on Electronics、Japan、July, 2003、VOL.E86-C、No.7、pp 1226-1229
しかし、上記従来技術には、次のような問題点がある。
非特許文献2に開示されているような、電気的なパルス信号を高速化して外部変調する技術では、非線形伝送路(NLTL)が有する振幅依存性(=非線形性)により、複雑な波形形状のパルス形成(詳細なパルス形成)が行いにくいという問題がある。
また、非特許文献4に開示されているような、光の位相、振幅を波長毎に制御し、合成する技術では、制御対象が高速動作に適さないため、数十〜数百MHzでパルス形状の変更を行う非繰り返し信号の生成が困難であるという問題がある。
また、非特許文献5に開示されているような、Spatial Light Modulatorを用いて、設定した波形を光学的な繰り返し光パルス信号にマッピングし、このマッピング後のパルス波形を分散補償ファイバでストレッチするような技術では、Spatial Light Modulatorといった特殊な光学系を用いなければならず、システム構成が複雑になる、といった問題がある。
本発明の目的は、特殊な光学系を用いることなく、簡単な装置構成で、所望とする帯域幅の光信号が得られるとともに、データ変調がリアルタイムに詳細に行える信号発生装置を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、光パルス信号を発生する光パルス信号発生部(例えば、光パルス生成部11及び光増幅部12)と、光パルス信号を時間方向に伸張する伸張部(例えば、光学的分散伸張部13)と、光パルス信号を変調するための任意の変調データを書き換え可能に格納する格納部(例えば、リングバッファ23)と、前記格納部に格納された前記変調データに基づいて、伸張された光パルス信号を振幅変調する振幅変調部(例えば、振幅変調部14)と、前記光パルス信号発生部による前記光パルスの発生のタイミングと、前記振幅変調部による変調のタイミングを調整する調整部(例えば、タイミング調整部15及びトリガ発生回路21)と、振幅変調後の光パルス信号を時間方向に圧縮する圧縮部(例えば、光学的分散圧縮部18)と、前記圧縮部により圧縮された光パルス信号を光電変換により電気パルス信号に変換する光電変換部(例えば、O/E変換部)と、前記光電変換部によって得られた電気パルス信号から直流成分を除去する除去部(例えば、差分回路20)と、を有し、前記調整部は、前記光パルス信号発生部による前記光パルスの発生のタイミングと、前記振幅変調部による変調のタイミングとともに、前記除去部の除去動作のタイミングを調整することを特徴とする。
更に、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の発明において、前記伸張部は、入力光パルス信号が時間方向に伸張される波長分散値を有する光ファイバを備えることが望ましい。
更に、請求項3に記載の発明のように、請求項1または2に記載の発明において、前記圧縮部は、入力光パルス信号が時間方向に圧縮される波長分散値を有する光ファイバを備えることが望ましい。
更に、請求項4に記載の発明のように、請求項1に記載の発明において、前記光パルス信号発生部および前記伸張部は、連続波の波長を三角波によって変調することにより、光強度が略一定で波長が三角波状に変化し、時間方向に伸張された光信号を生成することが望ましい。
更に、請求項5に記載の発明のように、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明において、光ファイバ内で生じる非線形効果を低減するデータを前記変調データに付加する低減データ付加部を更に備え、前記振幅変調部は、前記低減データ付加部により前記非線形効果を低減するデータが付加された変調データに基づいて、前記パルス信号生成部により生成された光パルス信号を振幅変調することが望ましい。
更に、請求項6に記載の発明のように、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発明において、前記振幅変調部において、LN変調器を用いることが望ましい。
また、上記課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、光パルス信号を発生する光パルス信号発生部と、光パルス信号を時間方向に伸張する伸張部と、光パルス信号を変調するための任意の変調データとしての第1及び第2の変調データを書き換え可能に格納する少なくとも一の格納部と、前記第1の変調データに基づいて、伸張された光パルス信号を振幅変調する第1の振幅変調部と、前記第2の変調データに基づいて、伸張された光パルス信号を振幅変調する第2の振幅変調部と、前記光パルス信号発生部による前記光パルスの発生のタイミングと、前記第1及び第2の振幅変調部による変調のタイミングを調整する調整部と、前記第1及び第2の振幅変調部にて変調された各光パルス信号を時間方向にそれぞれ圧縮する第1及び第2の圧縮部と、圧縮後の各光パルス信号を電気パルス信号にそれぞれ変換する第1及び第2の光電変換部と、2つの電気パルス信号を一の電気パルス信号に変換する差分回路と、を備えたことを特徴とする。
更に、請求項8に記載の発明のように、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発明において、前記振幅変調部において、LN変調器を用いることが望ましい。
本発明によれば、特殊な光学系を用いることなく、簡単な装置構成で、所望とする帯域幅の光信号が得られるとともに、データ変調がリアルタイムに詳細に行える信号発生装置を提供することである。
以下、本発明を適用した信号発生装置1〜5を、実施例1〜5に分けて説明する。
<実施例1>
まず、信号発生装置1について説明する。図1に、信号発生装置1の主要な構成の概略を示す。
図1に示すように、信号発生装置1は、光パルス生成部11、光増幅部12、光学的分散伸張部13、振幅変調部14、タイミング調整部15、16、高速DAC部17、光学的分散圧縮部18、O/E変換部19、差分回路20、トリガ発生回路21、データ書き込み用プロセッサ22、リングバッファ23、データ読み出し用プロセッサ24を備えて構成される。
光パルス生成部11は、レーザダイオード等を備え、タイミング調整部15から出力されるトリガ信号に応じて、光パルス信号S1を出力する。
光増幅部12は、例えば、EDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier)等を備え、光パルス生成部11から出力される光パルス信号S1を光増幅する。
光学的分散伸張部13は、光パルス信号が伝搬する過程で時間方向に伸張されるような波長分散値を有する光ファイバを有し、光増幅部12から出力される光パルス信号を当該光ファイバ中を伝搬させることによって時間方向に伸張させ、当該伸張後の光パルス信号S2を出力する。
振幅変調部14は、高速DAC部17から入力される変調信号(変調データDを表す電気信号)に基づいて、光学的分散伸張部13から出力される伸張後の光パルス信号S2を振幅変調する。この場合、当該変調データDが光パルス信号S2の波長方向にマッピングされる。振幅変調部14は、当該振幅変調後の光パルス信号S3を出力する。
光学的分散圧縮部18は、光パルス信号が伝搬する過程で時間方向に圧縮されるような波長分散値を有する光ファイバを有し、振幅変調部14から出力される波長変調後の光パルス信号S3を当該光ファイバ中を伝搬させることによって時間方向に圧縮させ、当該圧縮後の光パルス信号S4を出力する。
O/E変換部19は、光学的分散圧縮部18から出力される光パルス信号S4の信号波形を電気信号に変換して電気パルス信号S5を出力する。
差分回路20は、タイミング調整部16から出力されるトリガ信号に応じて、O/E変換部19から出力される電気パルス信号S5から直流成分を除去された双極性の電気パルス信号S6を出力する。
トリガ発生回路21は、タイミング調整部15、16が出力するトリガ信号の出力タイミングを制御する。また、トリガ発生回路21は、データ読み出し用プロセッサ24に対し、該データ読み出し用プロセッサ24がリングバッファ23から変調データを読み出す読み出しタイミングを制御する。
データ書き込み用プロセッサ22は、電気パルス信号S6を所望とする波形(振幅)のパルス信号にするための変調データDがオペレータにより入力されると、当該変調データDに、更に、光信号の歪や非線形作用を予めキャンセルするためのデータを付加してリングバッファ23に格納する。
リングバッファ23は、複数の異なるプロセッサから書き込み/読み出しが同時に行えるデュアルポートメモリにより構築される。
データ読み出し用プロセッサ24は、トリガ発生回路21から出力される読み出しタイミングに応じて、リングバッファ23から変調データDを読み出して高速DAC部17に出力し、高速DAC部17は、データ読み出し用プロセッサ24から入力された変調データDをアナログ電気信号に高速変換して振幅変調部14に出力する。
ここで、上記光パルス信号S1〜S4及び電気パルス信号S5、S6の一例を図2に示す。図2に示す光パルス信号S1〜S4及び電気パルス信号S5、S6の各々は、共通のトリガ信号T1〜T3により生成されるパルス信号の一例である。光パルス信号S1〜S4を示す図は、時間、振幅、波長の3次元で表示され、電気パルス信号S5、S6を示す図は、時間、振幅の2次元で表示されている。
図2に示すように、光パルス生成部11から出力される光パルス信号S1は、光学的分散伸張部13を伝搬することにより時間方向に大きく伸張され、光パルス信号S2に変換されて振幅変調部14に入力される。この光パルス信号S2は、その後、振幅変調部14により、波長方向に変調データDの内容がマッピングされて光パルス信号S3に変換される。ここで、光パルス信号S2は、時間方向に大きく伸張されているため、一パルスにマッピングされる変調データDが複雑な変調を行うためのデータであっても、該変調データDの内容を正確且つ詳細にマッピングできる。
その後、光パルス信号S4は、光学的分散圧縮部18を伝搬することにより時間方向に大きく圧縮され、光パルス信号S4となってO/E変換部19に入力される。このように、光パルス信号S4は、時間方向に大きく圧縮されたものであるが、光パルス信号S4の一パルス内には上記情報量の多い複雑な変調データDの内容が詳細且つ正確にマッピングされている。そして、光パルス信号S4は、O/E変換部19を介して単極性の電気パルス信号S5に変換され、電気パルス信号S5は、差分回路20により、直流成分が除去された、双極性の所望の電気パルス信号S6に変換されて出力される。
<実施例2>
次に、信号発生装置2について説明する。図3に、信号発生装置2の主要な構成の概略を示す。以下、簡略化のため、信号発生装置2の各構成部のうち、信号発生装置1と同一の構成部に対しては同一符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、信号発生装置2は、上記した信号発生装置1が備える振幅変調部14、タイミング調整部15、16、高速DAC部17、光学的分散圧縮部18、O/E変換部19、差分回路20、トリガ発生回路21、データ書き込み用プロセッサ22、リングバッファ23、データ読み出し用プロセッサ24等を備えると共に、更に、三角波生成部25、多極DFB(Distributed Feedback)レーザ或いはDBR(Distributed Bragg Reflector)レ−ザを用いた光連続波生成部26を備える。
信号発生装置2では、タイミング調整部15によるトリガ信号に応じて三角波生成部25から出力される三角波形成用の変調データを用いて、光連続波生成部26により生成される連続波(Continuous Wave)の波長を変調し、光強度がほぼ一定で波長がある所定の範囲で三角波状に変化している光信号(光パルス信号S7)を生成する。この光パルス信号S7は、図1において時間方向に大きく伸張された光パルス信号S2に相当するものである。
この光連続波生成部26から出力された光パルス信号S7は、振幅変調部14に入力され、以降、上記信号発生装置1の場合と同様の過程(振幅変調部14、光学的分散圧縮部18を介して整形され、更に、O/E変換部19、差分回路20を介して光信号から電気信号に変換される過程)を経て所望の電気パルス信号S11に変換される。
ここで、上記光パルス信号S7〜S9及び電気パルス信号S10、S11の一例を図4に示す。図4に示す光パルス信号S7〜S9及び電気パルス信号S10、S11の各々は、共通のトリガ信号T4〜T6により生成されるパルス信号の一例である。
図4に示すように、光連続波生成部26から出力される光パルス信号S7は、時間方向に大きく伸びた光パルス信号であり、光連続波生成部26から出力された後に振幅変調部14に入力される。この光パルス信号S7は、その後、振幅変調部14により、変調データDの内容が波長方向にマッピングされて光パルス信号S8に変換される。ここで、光パルス信号S8は、時間方向に大きく伸張された波形形状を有するため、一パルスにマッピングされる変調データDが複雑な変調を行うためのデータであっても、該変調データDの内容を正確且つ詳細に光パルス信号の波長方向へマッピングできる。
その後、光パルス信号S8は、光学的分散圧縮部18を伝搬することにより時間方向に大きく圧縮され、光パルス信号S9となってO/E変換部19に入力される。光パルス信号S9は、このように、時間方向に大きく圧縮されたものであるが、光パルス信号S9の一パルス内には上記複雑な変調を行うための変調データDの内容が正確且つ詳細に光パルス信号の波長方向にマッピングされている。そして、光パルス信号S9は、O/E変換部19を介して単極性の電気パルス信号S10に変換され、電気パルス信号S10は、差分回路20により、直流成分が除去された、双極性の所望の電気パルス信号S11に変換されて出力される。
<実施例3>
次に、信号発生装置3について説明する。図5に、信号発生装置3の主要な構成の概略を示す。以下、簡略化のため、信号発生装置3の各構成部のうち、上記した信号発生装置1、2と同一の構成部に対しては同一符号を付して説明を省略する。また、光変調部30b、30cは、光変調部30aと同一の構成を有するため、簡略化のため図示及び説明を省略する。
図5に示すように、信号発生装置3は、実施例1に記載の信号発生装置1が備えるデータ書き込み用プロセッサ22と差分回路20を備えると共に、時分割式信号生成器40を備える。
時分割式信号生成器40は、図5に示すように、信号発生装置1が備えるO/E変換部19、トリガ発生回路21、リングバッファ23、データ読み出し用プロセッサ24を備えると共に、振幅データ分配部27、光変調部30a、30b、30c、合波部31を備える。
時分割式信号生成器40は、パルスを複数に時分割した光パルス信号の各々を振幅変調し、当該振幅変調後の各光パルス信号S151〜S153を合波して単一の光パルス信号S16を形成し、更にO/E変換部19を介して電気パルス信号S17として出力する。
振幅データ分配部27は、データ読み出し用プロセッサ24によりリングバッファ23から読み出された変調データDを等しい時間間隔で時分割し、当該分割された各変調データを時間の早い順に光変調部30a、30b、30cの各高速DAC部17に循環的に各々分配する。なお、信号発生装置3では、説明の便宜上、一例として、三つの光変調部30a、30b、30cの各々に対し、時分割した変調データを循環的に分配するとしたが、これに限らず、一般にn個(nは2以上の自然数)の光変調部の各々に対し、時分割した変調データを循環的に分配するような構成であってもよい。
光変調部30aは、実施例1に記載の信号発生装置1が備える光パルス生成部11、光増幅部12、振幅変調部14、タイミング調整部15、16、高速DAC部17、光学的分散圧縮部18を備える。すなわち、光変調部30aでは、光パルス生成部11により生成された光パルス信号S12が光増幅部12を介して光増幅され、光学的分散伸張部13により時間方向に伸張させて光パルス信号S13に変換され、そして振幅変調部14により、振幅データ分配部27から分配される変調データ(すなわち、高速DAC部17から出力される当該変調データを表す電気パルス信号S14)に基づいて振幅変調が施され、光パルス信号S151(光変調部30b、30cにおいては、それぞれ光パルス信号S152、S153である。)として合波部31に出力されて合波後の光パルス信号S16が合波部31から出力される。その後、光パルス信号S16は、O/E変換部19、差分回路20により単極性の電気パルス信号S17に変換され、そして、電気パルス信号S17は差分回路20により、直流成分が除去された、双極性の所望の電気パルス信号S18に変換されて出力される。
<実施例4>
次に、信号発生装置4について説明する。図6に、信号発生装置4の主要な構成を示す。以下、簡略化のため、信号発生装置4の各構成部のうち、信号発生装置1〜3と同一の構成部(合波器37)に対しては同一符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、信号発生装置4は、光学的分散伸張部32、変調部33、34、光学的分散圧縮部35、36、OE変換部19a、19b、差分回路20、DAC部38、39を備える。
ここで、光学的分散伸張部32は、光学的分散伸張部13と同様の機能を有し、変調部33、34は共に振幅変調部14と同様の機能を有し、光学的分散圧縮部35、36は共に光学的分散圧縮部18と同様の機能を有し、DAC部38、39は共に高速DAC部17と同様の機能を有するものとする。
信号発生装置4では、例えば、光パルス生成部11から出力された光パルス信号S19が光学的分散伸張部32を伝搬する過程で時間方向に伸張された光パルス信号S20が出力される。この光パルス信号S20は、光増幅部12を介して図示しない分配器により二つの光に分けられ、それぞれ変調部33、34に入力される。
変調部33、34には、変調データDの内容を表すアナログ電気信号が、DAC部38、39から入力される。この変調データDには、例えば、パルスS21のような略正弦波のうち、振幅がプラス(+)側(すなわち、閾値をゼロとすると振幅値が当該閾値以上)にある波形(パルスS22)を表す変調データと、振幅がマイナス(−)側にある(振幅値が上記閾値を下回る)波形(パルスS23)を表す変調データとが含まれる。尚、DAC39には差分回路(図示せず)を経て、プラス側に変換された信号が入力される。
すなわち、変調部33は、入力される光パルス信号S20の分岐光を、DAC部38から入力される変調データ(パルスS22)を表すアナログ電気信号に基づき振幅変調を施して光パルス信号S24に変換し、変調部34は、入力される光パルス信号S20の分岐光を、DAC部39から入力される変調データ(パルスS23)を表す電気信号に基づき振幅変調を施して光パルス信号S25に変換する。
光パルス信号S24、S25は、更に、光学的分散圧縮部35、36を伝搬する過程で時間方向に圧縮され、光パルス信号S26、S27にそれぞれ変換される。
光パルス信号S26、S27は、O/E変換部19a、19bにて各々単極性の電気パルス信号に変換された後、差分回路20を介して双極性の電気パルス信号に変換される。
従って、信号発生装置4では、変調データDとしてのデジタルデータ(例えば、パルスS21を表すデジタルデータ)が、パルスS21の振幅プラス(+)側のデータと振幅マイナス(−)側のデータとに分岐され、該分岐された両変調データがDAC部38、39に各々出力されてアナログ信号に変換され、該変換後の各アナログ信号に基づいて光パルス信号に対し振幅変調及び時間方向の圧縮が変調部33、34及び光学的分散圧縮部35、36により施され、該変調・圧縮後の両光パルス信号が各々O/E変換部19a、19bにて単極性の電気信号に変換された後、差分回路20を経て双極性の所望の信号を出力する。
<実施例5>
次に、信号発生装置5について説明する。図7に、信号発生装置5の主要な構成を示す。以下、簡単のため、信号発生装置5の各構成部のうち、信号発生装置1〜4と同一の構成部(データ書き込み用プロセッサ22及び合波器37)に対しては同一符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、信号発生装置5は、データ書き込み用プロセッサ22、時分割式信号生成器40a、40b、差分回路20を備える。
ここで、時分割式信号生成器40a、40bは、共に時分割式信号生成器40と同一の構成を有するため、簡略化のため図示及び説明を省略する。
まず、データ書き込み用プロセッサ22は、変調データDとしてのデジタルデータ(例えば、図6に示すパルスS21を表すデジタルデータ)を、振幅がプラス側のデータとマイナス側のデータとに分岐して各々時分割式信号生成器40a、40bの高速DAC部17に出力する。
時分割式信号生成器40a、40bは、それぞれO/E変換部19a、19bを備え、上記入力された変調データDの振幅プラス側(すなわち、閾値をゼロとすると振幅値が当該閾値以上)のデータと、振幅マイナス側の(振幅値が上記閾値を下回る)データとに基づいて、プラス側・マイナス側で各々別々に光パルス信号に対する振幅変調及び時間方向の圧縮を施して、該変調・圧縮後の両光パルス信号をO/E変換部19a、19bにて各々単極性の電気パルス信号に変換する。時分割式信号生成器40a、40bから出力された電気パルス信号は差分回路20を経て1つの双極性の所望の電気信号として出力される。
従って、信号発生装置5では、変調データDとしてのデジタルデータ(例えば、図6に示すパルスS21を表すデジタルデータ)が、パルスS21の振幅プラス側のデータと振幅マイナス側のデータとに分岐され、該分岐された両変調データが時分割式信号生成器40a、40bに出力され、該出力された各変調データに基づいて光パルス信号に対し、振幅変調及び時間方向の圧縮と、単極性の電気パルス信号への変換とが時分割式信号生成器40a、40bにより施され、時分割式信号生成器40a、40bから出力された該変調・圧縮及び単極性電気パルス信号への変換後の両電気パルス信号がそれぞれ差分回路20を経て1つの双極性の所望の電気信号として出力される。
<実施例6>
次に、信号発生装置6について説明する。図8に、信号発生装置6の主要な構成を示す。以下、簡単のため、信号発生装置6の各構成部のうち、信号発生装置1〜5と同一の構成部(データ書き込み用プロセッサ22、リングバッファ23)に対しては同一符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、信号発生装置6は、データ書き込み用プロセッサ22、時分割式信号生成器70、DCブロック部66を備える。
まず、データ書き込み用プロセッサ22は、変調データDとしてのデジタルデータ(例えば、図6に示すパルスS21を表すデジタルデータ)を、振幅データ分配部27へ出力する。
振幅データ分配部27は、所定の周期(例えば100ns)毎に、トリガを発生するトリガ発生回路51からの信号を、タイミング調整部52で、所定の時間遅延された前記トリガ信号に従い、所定の周期(=光分配数×T、1ns程度以上で例えば2ns、光分配数は例えば4)で、所定の回数N(例えば4回)、DAC部54a、54b、54c、54dへ前記振幅データを時分割で出力する。
一方、トリガ発生回路51の出力はパルストリガ発生回路55にも供給され、パルストリガ発生回路55では、1回の前記トリガ信号に対して、所定の周期(=光分配数×T、例えば2ns)で、所定の回数N(例えば4回)のパルストリガ信号を光パルス生成部56へ出力する。
光パルス生成部56では、パルストリガ発生回路55の出力を元に、ゲインスイッチ等の方法により、10ps程度以上100ps以下のパルス幅の光パルスが光増幅部12、光学的分散圧縮部13を経て光分配部75へ出力される。尚、パルストリガ発生回路55の出力は直接、光分配部75へ出力されても良い。
光分配部75において、入力された光パルスは所定の分岐数(例えば4)にほぼ均等のパワーで分配され、分配先に応じて通過遅延量の異なる遅延部76a、76b、76c、76dへ出力される。遅延部76a、76b、76c、76dは長さの異なる光ファイバーであり、前記パルス発生周期4×Tであれば、遅延部76dは遅延部76cと比較してTだけ遅延し、遅延部76cは遅延部76bと比較してTだけ遅延し、遅延部76bは遅延部76aと比較してTだけ遅延する。即ち、遅延部76aと遅延部76dの遅延時間差は3Tであればよい。
遅延部76a、76b、76c、76dの出力は振幅変調部53a、53b、53c、53dへそれぞれ接続され、該振幅変調部において、DAC部54a、54b、54c、54dからの出力に基づく振幅変調が施される。
振幅変調部53a、53b、53c、53dにおいて、振幅変調が施された光パルス列は合波部31へ出力され、光学的合波が行われ、O/E変換部65へ出力される。
O/E変換部65において、光パルス列は電気信号に変換されるとともに、不必要な高周波成分(例えば8GHz以上)の除去が行われ、時分割式信号生成器70、の出力として、DCブロック部66へ出力される。
DCブロック部66では、直流成分が除去され、1つの双極性の所望の電気信号として出力される。
上記構成からなる本発明の信号発生器6を対象に、主要な構成要素が具体的にどのように実現されるかを、具体例を用いて以下に説明する。まず、信号発生器6の主要な構成要素である光パルス生成部56について説明する。
光パルス生成部56の具体例として、PPG(Pulse Pattern Generator)からの電気パルスを2.5GHz直接変調用のDFB−LD(Distributed feedback Laser Diode)に作用させて利得スイッチパルスを生成するものがある。
前記PPG出力の電気パルス幅を400psとしたとき、ペデスタルが最小となる時の光パルス幅は28psとなる。また、前記電気パルス幅を250psとしたときにも、ペデスタル最小時の光パルス幅は30psとなる。このように、信号発生器6の光パルス生成部56を例えば上記のような構成とすることにより、パルス幅約30ps程度の光パルスが安定的に発生できることを実験で確認している。本具体例で説明した光パルス生成部は、本実施例の信号発生器6に限らず、他の実施例の光パルス生成部にも適用可能なものである。
次に、振幅変調部53a〜53dの具体例を図11を用いて以下に説明する。振幅変調部53a〜53dによる振幅変調を例えばLN変調器を用いて実現することができ、これを確認するために、図11に示すような実験を実施した。図11は、LN変調器を用いて光パルスに対する振幅変調を行ったときの動作確認を行うための実験構成を示している。
ディジタル制御ボード101は、前記PPGと同様に光パルスを生成させるための電気パルス111を出力するとともに、振幅変調を示すビットパターンからなるデータ113と12bit高速DAC(DA Converter)103の制御周期を規定するクロック信号114とを出力している。ここでは、クロックを781.25MHzとしている。
ディジタル制御ボード101から出力された電気パルス111は、クロック信号114と同じ781.25の繰り返し周波数でLDドライブ回路102に入力され、LDドライブ回路102に備えられた図示しないLDで利得スイッチ光パルス112が生成される。生成された利得スイッチ光パルス112は、LN変調器105に出力され、ここで所定の振幅変調が行われる。
データ113は、例えばA、B、C、Dの4種類からなる振幅変調を示すビットパターンで構成されている。12bit高速DAC103は、データ113を入力すると、781.25MHzの更新周期でA→B→C→Dの順にDAC値を更新する。該DAC値はLN変調器ドライバ104に送られ、該DAC値に基づいてLN変調器ドライバ104がLN変調器105を制御して利得スイッチ光パルス112の振幅を変調する。
図11に示す本実験では、DCA(Digital Communication Analyzer)を用いてLN変調器105の出力である振幅変調後の光パルス115を確認している。本実験の結果、LN変調器105による利得スイッチ光パルス112の振幅変調が安定的に行われていることを確認した。その結果を図12に示す横軸は時間、縦軸は光パルス強度を示す。パルスはA,B,C,Dの順に表示されている。各繰り返し周波数は195.3125MHzである。また本実施例はLN変調器を用いたが、EA変調器、SOA変調器を用いてもよい。
さらに、信号発生器6の合波部31を実現する具体例についても、図13に示すような実験により動作確認を行っている。図13は、ゲインスイッチを用いて発生させた光パルス列を、光カプラを用いた分岐・合波と遅延ラインを通すことによって、密度の高いパルス列が生成できることを確認するための実験構成を示している。
本実験において、PPG121はパルス幅400ps、パルス周波数1.25GHzの電気パルスをLD122に出力するよう構成されており、このときLD122は800ps間隔の4つの光パルス列を、125MHzの繰り返し周波数で発生させている。LD122で発生された前記光パルス列は、光増幅器123で増幅された後、4分岐カプラ124で4つに分岐されてポート1〜4に出力される。
ポート1〜4には、それぞれ遅延時間の異なる遅延ライン125が設けられており、遅延ライン125を通過させることにより、ポート1〜4の各々から光パルス列が出力されるタイミングにわずかな時間差を与えるようにしている。なお、該時間差は、下記の4分岐カプラ127による合波後のパルス形状によって適切な値を選択することができる。
遅延ライン125の各ポートから出力された光パルス列は、光減衰器126を経過した後4分岐カプラ127において合波される。これにより、約200ps間隔の光パルス列が生成される。なお、本実験では合波後のパルス間隔を200psと狭くしたために、合波後の波形が干渉により不安定な状態になることがわかった。さらに別の実験では、合波後のパルス間隔を250psに広くすることで、波形を安定させることができることを確認している。
上記では、本発明の信号発生器6の光パルス生成部56、振幅変調部53a〜53d、及び合波部31に適用可能な具体例を説明した。ここで説明した具体例は、実施例6の信号発生器6に限らず、他の実施例においても適用可能なものである。
<実施例7>
次に、信号発生装置7について説明する。図9に、信号発生装置7の主要な構成を示す。以下、簡単のため、信号発生装置7の各構成部のうち、実施例6と異なるのは、光パルス制御部90が光パルス制御部91となっているのみであるので、特に光パルス制御部91について、説明する。
パルストリガ発生回路55からの出力である、所定の周期からなるパルス列、例えば100ns毎に繰り返し発生される2ns間隔のパルスの幅は300ps以上である、所定の光分配数(例えば4)のパルスを分配部68へ入力する。分配部68において、信号は4つへ分岐され、タイミング調整部67a、67b、67c、67dへ出力される。
タイミング調整部67a、67b、67c、67dの出力は光パルス生成部60a、60b、60c、60dへそれぞれ接続される。ここで、光パルス生成部60a、60b、60c、60dからの出力波長は全て4光波混合が生じない程度、干渉がないように、異なっている。
光パルス生成部60a、60b、60c、60dの出力は振幅変調部53a、53b、53c、53dへそれぞれ接続され、DAC部54a、54b、54c、54dからの出力に基づく振幅変調が施される。
以下、実施例6と同様に、前記振幅変調が施された光パルス列は合成部31で光学的合波が行われた後、O/E変換部65で電気信号に変換され、DCブロック部66で直流成分が除去されて1つの双極性の所望の電気信号として出力される。
<実施例8>
次に、信号発生装置8について説明する。図10に、信号発生装置8の主要な構成を示す。信号発生装置8は、信号発生装置6と信号発生装置7を部分的に組み合わせた構成となっており、以下では簡単のため、信号発生装置8が信号発生装置6、7と異なる点を中心に説明する。
図10において、パルストリガ発生回路ブロック93は、信号発生装置6、7のトリガ発生回路51、タイミング調整部52、パルストリガ発生回路55からなる構成部を示す。又、振幅変調ブロック94は、信号発生装置6、7のデータ書き込み用プロセッサ22、リングバッファ23、データ読み出し用プロセッサ50、振幅データ分配部27、振幅変調部53a、53b、53c、53d、DAC部54a、54b、54c、54d、合波部31、O/E変換部65、DCブロック部66からなる構成部を示す。
光パルス制御部92は、信号発生装置6の光パルス制御部90と信号発生装置7の光パルス制御部91の構成要素を組み合わせて構成している。パルストリガ発生回路ブロック93内のパルストリガ発生回路55から分配部68に入力されたパルス信号は、分配部68で2つに分岐され、タイミング調整部67a、67bにそれぞれ出力される。
タイミング調整部67a、67bの出力は、2つの光パルス生成部56にそれぞれ接続される。本実施例では、分配部68でのパルス信号の分岐数を、必要とする前記光分配数の半分とすることが可能となるため、信号発生装置7に比べてパルス間の干渉を回避するのが容易となる。
2つの光パルス生成部56は、タイミング調整部67a、67bからの出力をもとに、干渉が生じないようそれぞれ異なる波長の光パルスを出力する。光パルス生成部56から出力される光パルスは、光増幅部12、光学的分散圧縮部13を経て光分配部75へ出力される。あるいは、光パルス生成部56からの出力を直接光分配部75へ出力するようにしてもよい。
光分配部75において、入力された光パルスは所定の分岐数にほぼ均等のパワーで分配される。本実施例では、光分配部75での光パルスの分岐数を、必要とする前記光分配数の半分とすることが可能となるため、信号発生装置6に比べて分配後の光パワーを高くすることができ、ノイズの影響を低減することが可能となる。光分配部75からの出力は、遅延部76a、76bを経て振幅変調ブロック94に出力される。
尚、分配部68でのパルス信号の分岐数、及び光分配部75での光パルスの分岐数については、要求される仕様に応じて任意に設定することができる。
分配部68でのパルス信号の分岐数を増加すれば、時分割数を増加させて1つのDAC部の動作速度を低速化することができる。
また、光分配部75の光パルスの分岐数を増加すれば、光学的な干渉を低減することができるため、時分割がより高密度となり、複雑な振幅変調が可能となる。光分配部75の光パルスの分岐数を減少させた場合には、前述のように、分配後の光パワーを増加し、ノイズの影響を低減することができる。実施例8によれば、これらの効果を最適に設計し、さまざまな仕様に対応することが可能となる。
以上説明したように、本実施例1〜8に記載の信号発生装置1〜8によれば、光学的分散伸張部13を用いて時間方向に伸張した光パルス信号に対し、所望とする信号波形を表す波形情報(変調データD)を振幅変調部14を用いて波長方向にマッピングし、このマッピングによる振幅変調後の光パルス信号を光学的分散圧縮部18を用いて時間方向に圧縮する。当該圧縮後の光パルス信号は、時間方向に大きく圧縮されたものであるが、光パルス信号には上記情報量の多い変調データDの内容が詳細且つ正確にマッピングされている。これにより所望とする双極性の任意波形の広帯域(UWB)電気信号が得られる。
すなわち、特殊な光学系を用いることなく、簡単な装置構成で、所望とする任意波形信号がUWB帯域において容易に生成可能となる。また、データ変調がリアルタイムに詳細且つ正確に行える。
特に信号発生装置2、3、5、6、7、8によれば、光学的分散伸張部13を用いて時間方向に伸張させる必要が無いため、光学的分散伸張部13内で生じる非線形効果の低減化が可能となり、より高詳細な信号が得られる。
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係る信号発生装置の一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態における信号発生装置1〜5の細部構成及び詳細な動作等に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施例1の信号発生装置の概略構成を示す図である。 図1に示す信号発生装置によってパルス信号が変換される様子を示す図である。 本実施例2の信号発生装置の概略構成を示す図である。 図3に示す信号発生装置によってパルス信号が変換される様子を示す図である。 本実施例3の信号発生装置の概略構成を示す図である。 本実施例4の信号発生装置の主要構成部を示す図である。 本実施例5の信号発生装置の主要構成部を示す図である。 本実施例6の信号発生装置の主要構成部を示す図である。 本実施例7の信号発生装置の主要構成部を示す図である。 本実施例8の信号発生装置の主要構成部を示す図である。 LN変調器による振幅変調を確認するための実験構成を示す図である。 LN変調器による振幅変調を確認するための実験の結果を示す図である。 光カプラによる分岐・合波と遅延ラインを用いてパルス列を生成する実験の構成を示す図である。
符号の説明
1、2、3、4、5、6、7 信号発生装置
11 光パルス生成部
12 光増幅部
13 光学的分散伸張部
14、53a、53b、53c、53d 振幅変調部
15、16 タイミング調整部
17 高速DAC部
18 光学的分散圧縮部
19、19a、19b、65 O/E変換部
20 差分回路
21 トリガ発生回路
22 データ書き込み用プロセッサ
23 リングバッファ
24 データ読み出し用プロセッサ
25 三角波生成部
26 光連続波生成部
27 振幅データ分配部
30a 光変調部
31 合波部
32 光学的分散伸張部
33、34 変調部
35、36 光学的分散圧縮部
36 光学的分散圧縮部
38、39、54a、54b、54c、54d DAC部
40、40a、40b、70、80 時分割式信号生成器
50 データ読み出し用プロセッサ
51 トリガ発生回路
52、67a、67b、67c、67d タイミング調整部
55 パルストリガ発生回路
56、60a、60b、60c、60d 光パルス生成部
66 DCブロック部
67a、67b、67c、67d
68 分配部
75 光分配部
76a、76b、767c、76d 遅延部
90、91、92 光パルス制御部
93 パルストリガ発生回路ブロック
94 振幅変調ブロック
101 ディジタル制御ボード
102 LDドライブ回路
103 12bit高速DAC
104 LN変調器ドライバ
105 LN変調器
106 DCA
111 電気パルス
112 利得スイッチ光パルス
113 データ
114 クロック信号
115 光パルス
116 DAC出力
117 トリガ
121 PPG
122 LD
123 光増幅器
124、127 4分岐カプラ
125 遅延ライン
126 光減衰器
128 DCA(ディジタルコミュニケーションアナライザ)

Claims (6)

  1. 光パルス信号を発生する光パルス信号発生部と、
    光パルス信号を時間方向に伸張する伸張部と、
    光パルス信号を変調するための任意の変調データを書き換え可能に格納する格納部と、
    前記格納部に格納された前記変調データに基づいて、伸張された光パルス信号を振幅変調する振幅変調部と、
    前記光パルス信号発生部による前記光パルスの発生のタイミングと、前記振幅変調部による変調のタイミングを調整する調整部と、
    振幅変調後の光パルス信号を時間方向に圧縮する圧縮部と、
    前記圧縮部により圧縮された光パルス信号を光電変換により電気パルス信号に変換する光電変換部と、
    前記光電変換部によって得られた電気パルス信号から直流成分を除去する除去部と、を有し、
    前記調整部は、前記光パルス信号発生部による前記光パルスの発生のタイミングと、前記振幅変調部による変調のタイミングとともに、前記除去部の除去動作のタイミングを調整する、
    ことを特徴とする信号発生装置。
  2. 前記伸張部は、入力光パルス信号が時間方向に伸張される波長分散値を有する光ファイバを備えたことを特徴とする請求項1に記載の信号発生装置。
  3. 前記圧縮部は、入力光パルス信号が時間方向に圧縮される波長分散値を有する光ファイバを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の信号発生装置。
  4. 前記光パルス信号発生部および前記伸張部は、連続波の波長を三角波によって変調することにより、光強度が略一定で波長が三角波状に変化し、時間方向に伸張された光信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号発生装置。
  5. 光ファイバ内で生じる非線形効果を低減するデータを前記変調データに付加する低減データ付加部を更に備え、
    前記振幅変調部は、前記低減データ付加部により前記非線形効果を低減するデータが付加された変調データに基づいて、前記パルス信号生成部により生成された光パルス信号を振幅変調することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の信号発生装置。
  6. 前記振幅変調部において、LN変調器を用いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の信号発生装置。
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