JP4531372B2 - 重量制御式充填装置 - Google Patents

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    • B67C2003/228Aseptic features

Description

本発明は、重量を測定しつつ容器に充填物を定量的に充填する重量制御式充填装置に関する。
従来より、重量を測定しつつ容器に充填物を定量的に充填する重量制御式充填装置としては、一方向に回転駆動される回転体と、水平方向に配設したビームの一端を上記回転体に連結し、他端の自由端に容器を支持する支持テーブルを連結したロバーバル型重量計と、上記支持テーブルの上方に配設されてその支持テーブル上に供給される容器内に充填物を充填する充填バルブと、上記ロバーバル型重量計からの計量信号を入力すると共に上記充填バルブの開閉を制御する制御装置とを備え、この制御装置により上記ロバーバル型重量計で計量した重量が所定重量になったら充填バルブを閉鎖させるようにした回転式重量充填装置において、上記ロバーバル型重量計の上記ビームを、これに連結した上記支持テーブル上を通る回転体の半径方向の直線に対して、実質的に直交させて配設した重量制御式充填装置がある(特許文献1参照。)。この重量制御式充填装置によれば、容器及び充填物に遠心力が作用しても、ロバーバル型重量計にその遠心力による上方向の分力が発生することがないので、確実に所定重量の充填物を充填することができるが、重量計が容器より下方に設けられている(容器を重量計の支持テーブルにより下から支持している)ので充填物により汚染されて正確な計量を行うことができない場合や重量計を汚損する場合があり、また、重量計の向きを回転体の半径方向と直交する向きに設けているので、回転体に設けることができる重量計の数が制限される。
また、一方向に回転駆動される回転体と、水平方向に配設したビームの一端を上記回転体に連結し、他端の自由端に容器を支持する支持テーブルを連結したロバーバル型重量計と、上記支持テーブルの上方に配設されてその支持テーブル上に供給される容器内に充填物を充填する充填バルブと、上記ロバーバル型重量計からの計量信号を入力すると共に上記充填バルブの開閉を制御する制御装置とを備え、この制御装置により上記ロバーバル型重量計で計量した重量が所定重量になったら充填バルブを閉鎖させるようにした重量制御式充填装置において、上記支持テーブルを回転体の外部に配設すると共に、上記ロバーバル型重量計を回転体の内部に配設して支持テーブルとロバーバル型重量計とを回転体の外周壁を挟んでほぼ水平方向に対向させ、かつ、上記外周壁に穿設した貫通孔内に貫通させた連結部材を介して上記支持テーブルとロバーバル型重量計とを連結した重量制御式充填装置がある(特許文献2参照。)。この重量制御式充填装置によれば、ロバーバル型重量計が回転体の内部に収納されているので、ロバーバル型重量計が充填液で汚損される可能性を従来に比較して小さくすることができるものの、容器が重量計の支持テーブルにより下から支持されているので、上記重量充填装置と同様に、充填物により汚染されて正確な計量を行うことができない場合や重量計を汚損する場合がある。また、ロバーバル型重量計が回転体の内部に収納されているので重量計のメンテナンス性が悪く、特に、回転体の内部に収納されているので重量計同士の間隔が狭く、さらにメンテナンス性を悪くしている。
上記の重量制御式充填装置は、支持テーブル上に瓶類の容器を載置した状態で搬送・定量充填する装置であるが、それに対して、特にペットボトルへの充填に使用するものとして、例えば、垂直方向の荷重を検出するように設置されたロードセルと、このロードセルから水平に突出させた荷重印加部と、この荷重印加部に取り付けられ、荷重印加部のロードセルからの突出方向と逆の方向から押し込まれた容器の首部を弾性力により把持するグリップ手段と(本件明細書においては、ロードセル、荷重印加部及びグリップ手段をあわせて重量測定搬送手段という。)、グリップ手段に把持されている容器内に液体を充填する充填ノズルとを備え、前記ロードセルによって荷重を検出しつつ、グリップ手段に把持されている容器内に所定量の液体の充填を行う重量制御式充填装置がある(特許文献3参照。)。
特開昭63−55096号公報 実開昭63−34001号公報及び実願昭61−126746号のマイクロフィルムのコピー 特開2001−39493号公報
上記ペットボトルへの充填に使用される重量制御式充填装置は、重量測定搬送手段がターンテーブルの周端部に円周方向に所定間隔をあけて設置され、容器の首部(ネック)を把持して搬送すると共に容器内に液体の充填を定量的に行うことができる装置であるが、重量測定搬送手段のロードセルから延びるロッドがロードセルから半径方向外側へ向かって水平に突出して設けられているため、所定の装置占有面積においては、ターンテーブルの径が必然的に小さいものとなり、重量測定搬送手段の設置できる数が制限され、作業効率が悪いものとなっていた。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、装置の占有面積を増大させることなく、ターンテーブルに設置される重量測定搬送手段を増加させて、作業効率を向上させることができる重量制御式充填装置を提供することにある。
本発明者らは、容器の首部を把持して搬送すると共に容器内に定量的に液体の充填を行うことができる重量制御式充填装置において、さらに効率よく定量充填を行うために鋭意研究した結果、装置の占有面積を増大させることなく、ターンテーブルにより多くの重量測定搬送手段を設置することができる、コンパクトな重量測定搬送手段を備えた重量制御式充填装置を見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、(1)回転自在に設けられたターンテーブルと、該ターンテーブルに円周方向に所定間隔をあけて設けられ、容器を搬送すると共に容器の重量を測定する複数の重量測定搬送手段と、該重量測定搬送手段に保持された容器に液体充填物を充填する充填手段と、容器の移動経路を包囲する無菌チャンバーとを備えて、前記重量測定搬送手段によって重量を測定しつつ容器に液体充填物を定量的に充填する重量制御式充填装置であって、前記ターンテーブルが無菌チャンバーの上部に形成された開口部を被覆して無菌チャンバーの上壁の一部を構成し、前記無菌チャンバー内に配置された前記重量測定搬送手段が、一端が支持台に固定されてターンテーブル上に設置されると共に他端下方に負荷される下向きの荷重を検出するロードセルと、該ロードセルの他端の下部に、前記ターンテーブルを貫通して垂設された荷重印加ロッドと、該荷重印加ロッドに取り付けられ、前記ターンテーブルの半径方向外側から導入される容器の首部を把持するグリップとを備えたことを特徴とする重量制御式充填装置や、(2)無菌チャンバーの開口部周囲の上壁の上面とターンテーブルの周縁部の下面との間に第1排気通路が形成され、該第1排気通路に連通する第2排気通路が、前記無菌チャンバーの上壁の上面と流路制御部材の下面との間に形成されて、該第2排気通路に排気回収手段が設けられていることを特徴とする上記(1)記載の重量制御式充填装置や、()容器として樹脂ボトルを用い、該樹脂ボトル内に液体を充填することを特徴とする上記(1)又は(2)記載の重量制御式充填装置に関する。
本発明の重量制御式充填装置によれば、装置の占有面積を増大させることなく、ターンテーブルに設置される重量測定搬送手段を増加させて、作業効率を向上させることができることができる。
本発明の重量制御式充填装置としては、回転自在に設けられたターンテーブルと、該ターンテーブルに円周方向に所定間隔をあけて設けられ、容器を搬送すると共に容器の重量を測定する複数の重量測定搬送手段と、該重量測定搬送手段に保持された容器に充填物を充填する充填手段とを備えて、前記重量測定搬送手段によって重量を測定しつつ容器に充填物を定量的に充填する重量制御式充填装置であって、前記重量測定搬送手段が、その下方に負荷される下向きの荷重を検出するロードセルと、該ロードセルの下部に垂設された荷重印加ロッドと、該荷重印加ロッドに取り付けられ、前記ターンテーブルの半径方向外側から導入される容器の首部を把持するグリップとを備えていれば特に制限されるものではなく、本発明の重量制御式充填装置によれば、ロードセルから下方に荷重印加ロッドが垂設されているので重量測定搬送手段がコンパクトとなり、装置の占有面積を増大させることなく、より多くの重量測定搬送手段をターンテーブル上に配置することができ、作業の効率化を図ることができる。また、逆に、重量測定搬送手段の数を増加させない場合には、ターンテーブルの半径を小さくして装置の占有面積を小さくすることができる。ここで、荷重印加ロッドは、本発明の主旨を逸脱しない範囲で垂直軸に対して角度をもたせることも可能であるが、装置のコンパクト化の観点から、ロードセルから垂直下方に設けることが好ましい。
本発明の重量制御式充填装置におけるロードセルは、その下方に負荷される下向きの荷重を検出するものであれば特に制限されるものではなく、ここで下向きの荷重を検出するとは、垂直下向きの荷重を検出することのみならず、例えば、ターンテーブルの回転による遠心力と組み合わされた斜め下方向の荷重を検出することも含まれる。また、本発明の重量制御式充填装置によって搬送・充填可能な容器としては特に制限されるものではなく、例えば、ペットボトル等の樹脂ボトルや、アルミ缶、スチール缶等の金属缶、ガラス瓶等が挙げられる。本発明の重量制御式充填装置によれば、軽量な樹脂ボトルであってもスムーズに重量を測定しつつ充填物を充填することができる。かかる容器に充填する充填物としては、充填手段によって充填可能なものであれば特に制限されるものではなく、固形状、ゼリー状、液状のもの等が挙げられる。
本発明の重量制御式充填装置は、容器の移動経路を包囲する無菌チャンバーを備えていることが好ましい。本発明の重量制御式充填装置の場合、上記のように、ターンテーブルの半径を小さくできるので無菌チャンバーを小さくすることができ、これにより、外気から雑菌を取り除くフィルターや無菌チャンバーに無菌空気を送る送風機等の無菌チャンバー内を陽圧に保つための諸装置を小型化できると共に、無菌チャンバー内の殺菌処理する場合に殺菌剤の使用量を減少させ、殺菌処理時間を短縮することが可能となる。
無菌チャンバーを備える構成においては、ターンテーブルが無菌チャンバーの上部に形成された開口部を被覆して無菌チャンバーの上壁の一部を構成するようにして、重量測定搬送手段のロードセルが前記ターンテーブルの上部に設置されると共に、該ロードセルの下部に垂設された荷重印加ロッドが前記ターンテーブルを貫通して設けられ、該荷重印加ロッドに取り付けられたグリップが無菌チャンバー内に配置されることが好ましい。このように構成することにより、ロードセルが無菌チャンバーの外に設けられているため、無菌チャンバー内の洗浄・殺菌処理においてロードセルが洗浄剤や殺菌剤に触れることがなく、これらの薬剤による腐食を防止することができる。また、ロードセルが、ターンテーブル上の開放空間に設けられているためメンテナンスが非常に容易である。なお、本発明の重量制御式充填装置は、ターンテーブルと共に重量測定搬送手段全体が無菌チャンバー内に配設されるように構成されていてもよく、この場合には、洗浄・殺菌処理における薬剤により腐食されないように、ロードセルを包囲するボックスを設けることが好ましい。
さらに、本発明の重量制御式充填装置においては、無菌チャンバーの開口部周囲の上壁の上面とターンテーブルの周縁部の下面との間に第1排気通路が形成され、該第1排気通路に連通する第2排気通路が、前記無菌チャンバーの上壁の上面と流路制御部材の下面との間に形成されて、該第2排気通路に排気回収手段が設けられていることが好ましい。このような構成とすることにより、無菌チャンバーの上壁とターンテーブルの間の隙間を利用して同隙間全周から容易に均一な排気を行うことができ、無菌チャンバー内の陽圧状態を確実に維持・制御することができる。また、排気回収手段が設けられているので、ターンテーブルと流路制御部材間の間隙から排気通路内に外気が進入した場合でも、無菌チャンバー内に外気が進入することを防止することができ、さらに、無菌チャンバー内の洗浄・殺菌処理においても、洗浄剤や殺菌剤が無菌チャンバー外に漏れることなく無菌チャンバー外部を汚染することを防止することができる。
上記のように、無菌チャンバーの開口部周囲の上壁の上面とターンテーブルの周縁部の下面の間に排気通路を形成する構成の場合、ターンテーブルと流路制御部材間に間隙が形成されるが、これをシールする手段としては、例えば、ターンテーブルと流路制御部材との間にラビリンス状のシール間隙を挙げることができる。これにより、ターンテーブルの回転を妨げることなく、外気の無菌チャンバー内への進入や殺菌剤の外部への流出を防止することができる。また、ターンテーブルと流路制御部材との間にシール部材を設けてもよく、これにより、より確実に外気の無菌チャンバー内への進入や殺菌剤の外部への流出を防止することができる。
また、前記第1排気通路は、ターンテーブルの周縁部の下面に設けられた第1凸状部材と、無菌チャンバーの開口部周囲の上壁の上面に設けられた第2凸状部材とによって、ラビリンス状に形成されていることが好ましく、ラビリンス状に構成することにより、陽圧の無菌チャンバー内から排気通路への無菌空気の流れの抵抗となり、無菌空気の流れを排気通路全周を通じて均一とすることができ、汚染された外気の無菌チャンバー内への進入を確実に防止することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明をより具体的に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの例示に限定されるものではない。図1は本発明の一実施形態に係る重量制御式充填装置の縦断面図であり、図2(A)は図1の重量制御式充填装置の重量測定搬送手段周辺の一部拡大図であり、図2(B)は図2(A)におけるB矢視図であり、図3は図1の重量制御式充填装置の排気回収手段周辺の一部拡大図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る重量制御式充填装置10は、骨組み構造の装置ボディ11と、装置ボディ11の下部に設けられている無菌チャンバー12とを備え、前記装置ボディ11の頂部には充填液タンク13が設けられている。
無菌チャンバー12は、平面視方形の箱形状のもので、上壁14、側壁15および底壁16を有している。上壁14には、中央部に円形状開口17が形成され、開口17を被覆するように水平円板状のターンテーブル18が回転自在に設けられている。また、上壁14には、無菌エアーを無菌チャンバー12内に導入するための無菌エアー供給パイプ19が接続されている。底壁16上には、開口17の中心と同心となるように軸受20が設けられ、軸受20には垂直回転軸21が支持されている。回転軸21は、無菌チャンバー12を縦断してターンテーブル18に貫設され、その上端部は装置ボディ11の頂部近くまで達している。この回転軸21の上部には制御ボックス22が固定されており、制御ボックス22内には制御装置23が収容されている。この制御装置23は、充填手段28及び重量測定搬送手段32と接続しており、重量測定搬送手段32によって測定された重量に基づき充填手段28によって定量的に容器に充填物を充填することを可能としている。また、回転軸21の上端部にはロータリジョイント24が搭載され、ロータリジョイント24の固定側は、接続パイプ25を介して充填液タンク13に接続されている。また、回転軸21の下方突出端部には、図示しない駆動歯車と噛合わされた従動歯車26が固定されている。
図1及び図2(A)に示すように、ターンテーブル18の周縁部には、下端に吐出口をもった垂直筒状のノズル本体27を有した複数の充填手段28が、円周方向に所定間隔をあけて設けられている。ノズル本体27は、ターンテーブル18に貫設され、吐出口を無菌チャンバー12内に臨ませている。各ノズル本体27は、分岐パイプ29を介してロータリジョイント24の回転側に接続されている。また、ノズル本体27の頂部に流体圧シリンダ31が装備されており、制御装置23の信号に基づいて流体圧シリンダ31が作動し、これによりノズル本体27に内蔵した弁が吐出口を開閉する。
また、ターンテーブル18には、それぞれの充填手段28に対応して、充填手段28の内側に、容器Cを搬送すると共に容器Cの重量を測定する複数の重量測定搬送手段32が設けられている。重量測定搬送手段32は、その下方に負荷される下向きの荷重を検出するロードセル33と、ロードセル33の下部に垂設された荷重印加ロッド34と、荷重印加ロッド34に取り付けられ、ターンテーブル18の半径方向外側から導入される容器Cの首部を把持するグリップ35とを備えている。
ロードセル33は、一端が支持台36に固定されてターンテーブル18上に設置されると共に他端は支持台36の高さに相当する間隙をターンテーブル18との間に有している。そして、ロードセル33の他端の下部には、荷重印加ロッド34が、ターンテーブル18に形成された荷重印加ロッド34の径よりやや大きい開口に挿通された状態で垂設されている。ロードセル33の下部から断面円形の荷重印加ロッド34が垂設されることにより、重量測定搬送手段32をコンパクトにすることができる。この荷重印加ロッド34の下端には、その先端をターンテーブル18の半径方向外側に向けたグリップ35が設けられている。
図2(B)に示すように、グリップ35は、対となる板状把持部材36を有して、該板状把持部材36の先端部内側には、それぞれ、容器Cの首部の形状に合わせて弧状の切欠37が形成されている。それぞれの板状把持部材36の長さ方向中央部には板状把持部材36の揺動軸61が設けられている。一対の板状把持部材36の後端部内側間にはバネ63が設けられており、該バネ63は、対となる弧状の切欠37部分で容器Cの首部のフランジを保持しうるように、板状把持部材36先端を閉じる方向(板状把持部材の後端が開く方向)に付勢している。この対となる板状把持部材36の下部には、揺動軸61と同一の中心軸を有するそれぞれ互いに歯合した歯車38が設けられており、かかる歯車38が板状把持部材36を同期して開閉させる仕組みとなっている。互いに歯合した歯車38の一方の下部には、揺動軸61と同一の揺動軸を有するカムフォロワ64が設けられており、図示しないカムによって、対となる板状把持部材36による容器Cの保持状態を強制的に解除できるようになっている。グリップ35への容器Cの供給時、及びグリップ35からの容器Cの排出時に、前記カムをカムフォロワ64へ作用させることで、容器Cの供給、排出がスムーズとなる。
このような構成の重量制御式充填装置10においては、ロードセル33が無菌チャンバー12の外に配置されると共にグリップ35が無菌チャンバー12の中に配置されているので、無菌チャンバー12内の洗浄・殺菌処理においてロードセル33が洗浄剤や殺菌剤に触れることがなく、これらの薬剤による腐食を防止することができる。また、ロードセル33が、ターンテーブル18上の開放空間に設けられているためメンテナンスが非常に容易である。
図3に示すように、無菌チャンバー12の開口17周囲の上壁とターンテーブル18の周縁部はオーバーラップしており、開口17部周囲の上壁の上面とターンテーブル18の周縁部の下面との間に第1排気通路39が形成されている。この第1排気通路39は、ターンテーブル18の周縁部の下面に設けられた第1凸状部材40と、無菌チャンバー12の開口17部周囲の上壁の上面に設けられた第2凸状部材41とによって、ラビリンス状に形成されている。ラビリンス状に構成されることにより、陽圧の無菌チャンバー12内から排気通路への無菌空気の流れの抵抗となり、無菌空気の流れを排気通路全周を通じて均一とすることができ、汚染された外気の無菌チャンバー12内への進入を確実に防止することができる。
また、無菌チャンバー12の上方には、ターンテーブル18の外周を囲むように流路制御部材43が設けられており、この流路制御部材43の下面と、無菌チャンバー12の上壁の上面との間に、第1排気通路39に連通する第2排気通路44が形成される。流路制御部材43は外周部45が無菌チャンバー12の上壁に固定されてシール性を担保すると共に、その少し内側には排気回収パイプ46を接続するための排気口47が設けられている。また、流路制御部材43は、その内周部に、潤滑性が良好で、耐熱性、耐薬品性等を併せ持っている合成樹脂製の水平円環板状の保護部材48を備えており、この保護部材48に設けられた凸状部49がターンテーブル18の外周縁部上部に形成された直交2面をもつ切欠42内に進入するように取り付けられている。保護部材48が設けられていることにより、仮に、ターンテーブル18が流路制御部材43に接触したとしても、トラブルを最小限にすることができる。
したがって、切欠42の底面と保護部材48下面間には第1シール間隙50が形成されるとともに、切欠42側面と保護部材48内周面間には、第2シール間隙51が形成され、この第1シール間隙50は、エアー溜り52を介して第1排気通路39と連通する。第1シール間隙50および第2シール間隙51は、互いに同程度の大きさである。また、第1排気通路39の間隙W1よりも、第2排気通路44の間隙W2の方が若干大きくなっている。第2排気通路44の間隙W2と比較して、両シール間隙50、51の間隙W3は相当小さくなっている。
また、流路制御部材43に形成された開口47は、流路制御部材43を周方向に当分する4か所に設けられている。各排気口47には排気回収パイプ46が接続され、排気回収パイプ46は、ブロワ53に接続されている。
上記のような構成の重量制御式充填装置10の無菌チャンバー12の排気・シール作用を説明する。
通常、無菌チャンバー12内は無菌エアー供給パイプ19から導入される無菌エアーによって陽圧に保たれている。他方、ブロワ53の吸引により、第2排気通路44には負圧が作用する。無菌チャンバー12内の無菌エアーは、第1排気通路39に流入し、通過する。通過した無菌エアーは、第2排気通路44に流入し、これを通過した後、排気口47を介して排気回収パイプ46に流入する。第2排気通路44内が負圧になっているため、第1および第2シール間隙50,51を通じて第2排気通路44に大気が流入する。流入した大気は、第2排気通路44内を通過する無菌エアーと合流し、無菌エアーとともに回収される。洗浄・殺菌時には、無菌エアーに代えて、通常のエアー、加熱エアー等を用い、これを殺菌剤とともに無菌チャンバー12に供給する。殺菌剤として、刺激臭のあるオキソニア等を用いても、これは全て回収されるため、大気中に飛散する心配が無い。
以下、本発明の一実施形態の変形例に係る重量制御式充填装置を説明する。図4は、本発明の一実施形態の変形例に係る重量制御式充填装置の排気回収手段周辺の一部拡大図である。この変形例においては、シール間隙50,51による非接触シール方式に代えて、接触シール方式の例を示す。
ターンテーブル18aの外周縁部下部には、直交2面をもつ切欠54が形成されており、流路制御部材43aがターンテーブル18aの切欠54内に進入させるように取り付けられている。そして、切欠54の端部にはさらに切欠55が形成され、これに、弾性材製シールリング56が設けられている。シールリング56は、先端を流路制御部材43a上面に摺接した舌状部57を有して、シール性を担保している。
本発明の一実施形態に係る重量制御式充填装置の縦断面図である。 (A)は図1の重量制御式充填装置の重量測定搬送手段周辺の一部拡大図であり、(B)は(A)におけるB矢視図である。 図1の重量制御式充填装置の排気回収手段周辺の一部拡大図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る重量制御式充填装置の排気回収手段周辺の一部拡大図である。
符号の説明
10 重量制御式充填装置
11 装置ボディ
12 無菌チャンバー
13 充填液タンク
14 上壁
15 側壁
16 底壁
17 開口
18,18a ターンテーブル
19 無菌エアー供給パイプ
20 軸受
21 回転軸
22 制御ボックス
23 制御装置
24 ロータリジョイント
25 接続パイプ
26 従動歯車
27 ノズル本体
28 充填手段
29 分岐パイプ
31 流体圧シリンダ
32 重量測定搬送手段
33 ロードセル
34 荷重印加ロッド
35 グリップ
36 支持台
36 板状把持部材
37 切欠
38 歯車
39 第1排気通路
40 第1凸状部材
41 第2凸状部材
42 切欠
43,43a 流路制御部材
44 第2排気通路
45 外周部
46 排気回収パイプ
47 排気口
48 保護部材
49 凸状部
50 第1シール間隙
51 第2シール間隙
52 エアー溜り
53 ブロワ
54 切欠
55 切欠
56 シールリング
57 舌状部

Claims (3)

  1. 回転自在に設けられたターンテーブルと、該ターンテーブルに円周方向に所定間隔をあけて設けられ、容器を搬送すると共に容器の重量を測定する複数の重量測定搬送手段と、該重量測定搬送手段に保持された容器に液体充填物を充填する充填手段と、容器の移動経路を包囲する無菌チャンバーとを備えて、前記重量測定搬送手段によって重量を測定しつつ容器に液体充填物を定量的に充填する重量制御式充填装置であって、
    前記ターンテーブルが無菌チャンバーの上部に形成された開口部を被覆して無菌チャンバーの上壁の一部を構成し、
    前記無菌チャンバー内に配置された前記重量測定搬送手段が、一端が支持台に固定されてターンテーブル上に設置されると共に他端下方に負荷される下向きの荷重を検出するロードセルと、該ロードセルの他端の下部に、前記ターンテーブルを貫通して垂設された荷重印加ロッドと、該荷重印加ロッドに取り付けられ、前記ターンテーブルの半径方向外側から導入される容器の首部を把持するグリップとを備えたことを特徴とする重量制御式充填装置。
  2. 無菌チャンバーの開口部周囲の上壁の上面とターンテーブルの周縁部の下面との間に第1排気通路が形成され、該第1排気通路に連通する第2排気通路が、前記無菌チャンバーの上壁の上面と流路制御部材の下面との間に形成されて、該第2排気通路に排気回収手段が設けられていることを特徴とする請求項記載の重量制御式充填装置。
  3. 容器として樹脂ボトルを用い、該樹脂ボトル内に液体を充填することを特徴とする請求項1又は2記載の重量制御式充填装置。
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