JP4530391B2

JP4530391B2 - Method of treating construction mud soil and retaining wall filled with construction mud soil

Info

Publication number: JP4530391B2
Application number: JP2001220859A
Authority: JP
Inventors: 厚志柴田; 宏幸江口; 隆上原; 陽一横山; 正誌金森; 晃一永見; 正幸土谷
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 2000-12-26
Filing date: 2001-07-23
Publication date: 2010-08-25
Anticipated expiration: 2021-07-23
Also published as: JP2002256548A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、建設現場で排出される泥土、特に、土留めや仕切りとして構築される鋼管を芯材とする土留壁や鋼管杭の施工等において発生するセメント類を多く含んでいる排泥土を土留壁や鋼管杭の鋼管を利用して処理する方法及びこの排泥土等を充填した土留壁に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
地下構造物の建設等の現場では、土留めや仕切り等として、土留壁の構築が行われている。各種ある土留壁のうち、鋼管柱列土留壁は、止水性に優れるとともに、施工性がよくしかも高い施工精度が確保できるとして知られている。鋼管柱列土留壁は、例えば図５に示すように、多数の鋼管パイル１，１を柱列状に連結して埋設するもので、各鋼管パイル１の両外側長手方向に継手２を設けておき、その鋼管パイル１より大径の掘削孔４を連続させてソイルセメント３を造成し、その中に鋼管パイル１，１を継手２で連結しながら沈設して形成される。
【０００３】
ところで、上記鋼管柱列土留壁等鋼管を芯材として構築される土留壁や鋼管杭の施工では、地盤の掘削とともにソイルセメントが掘削孔からオーバーフローするため、この排泥土を廃棄処分する必要がある。従来、この排泥土は、指定された場所に運んで埋立て等により処理するようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、排泥土を廃棄場所に運搬処理するには多額の経費を要するとともに、廃棄場所を確保するのが年々難しくなってきているばかりでなく、排泥土にはセメントが多く含まれ含水率も高いことから、産業廃棄物として環境対策上からも厳しい制約を受け、廃棄処理が増々困難化する状況である。
【０００５】
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、鋼管柱列土留壁の施工等において発生した排泥土を脱水処理により減量化したソイルセメントの固形物（脱水ケーキ）とし、これを、土留壁の鋼管内に投入し、鋼管内のソイルセメントと置換して排泥土を埋め戻し、建設排泥土の現場内処理を可能とし、排泥土の運搬費や埋立処理費をなくし、施工費の低減が期待できる新規な処理方法及びこの排泥土の脱水ケ−キを鋼管パイルに充填した土留壁を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記問題点を解決するため、鋼管柱列土留壁における鋼管パイルの利用を図ること及び、それら土留壁等の施工において発生する排泥土は、これを処理脱水することにより大巾な減量化が図れる可能性があることに着目し、鋭意研究を重ねた結果、本発明を形成するに至った。
【０００７】
本発明の建設排泥土の処理方法は、ソイルセメントを充填した掘削孔中に鋼管パイルを挿入して形成する土留壁等の施工において、地上に排出された排泥土を脱水処理して減量化し、この減量化した脱水ケーキを、鋼管パイルの挿入後、ソイルセメントが未硬化の状態において、鋼管パイル中に投入し、それによって溢流したソイルセメントを上記同様にして脱水ケーキとして鋼管パイルへの埋め戻しに使用するようにして、排泥土の脱水ケーキを鋼管パイル中に埋め戻して行くことを特徴とする。
【０００８】
また、本発明の処理方法では、ソイルセメントを充填した掘削孔中に鋼管パイルを挿入して形成する土留壁等の施工において、脱水ケーキを、鋼管パイルに投入し、溢流したソイルセメントをまた脱水ケーキとして同じ鋼管パイルに投入し、脱水ケーキの投入とソイルセメントの溢流とを繰り返し行うようにすることができる。
【０００９】
また、本発明の土留壁は、請求項１又は２に記載された建設排泥土の処理方法によって構築されたことを特徴とするものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、鋼管柱列土留壁の施工を例として、図面を参照して説明する。図1は本発明方法の施工サイクル・フローの説明図、図２，図３，図4はそれぞれ脱水ケーキ投入の実施態様を示し、図５(イ)、(ロ)はそれぞれ土留壁における鋼管部分の実施態様を示したものである。
【００１１】
本発明実施態様の対象としている鋼管柱列土留壁の施工は、従来の施工要領を踏襲して行われる。すなわち、鋼管柱列土留壁は、図５に示すように、芯材となる鋼管パイル１には、その外側に継手２が設けられており、ソイルセメント３の充満する掘削孔４を順次形成しながら、そのソイルセメント３の中に鋼管パイル１，１を継手２を介して連結しつつ挿入して行き、鋼管パイル１を芯材とするソイルセメントの土留壁が構築される。なお、本発明の対象とする土留壁は、上記のものに限らず、ソイルセメントと鋼管パイルとの複合による土留壁であれば、他の構造のものも広く適用でき、またソイルセメントと鋼管パイルとによる鋼管杭の施工にも適用できる。
【００１２】
上記の施工においては、図１に示すように、掘削孔を形成するための掘削と、セメントミルクの注入とによって、掘削土砂とセメントミルクとの混合によるソイルセメントが地上に大量に排出され、それが処理を要する建設の排泥土となる。
【００１３】
本発明の方法は、上記土留壁造成の過程において実施される。土留壁の造成では、図２(イ)、図３(イ)、にも示すように、まず、掘削機を用いてセメントミルクを注入しながら削孔が行われ、ソイルセメント３の充満した掘削孔４が連続して形成させるが、その際、大量のソイルセメント３が地上に排出される。この排出されたソイルセメント３は回収して、その施工現場内において、脱水処理装置等を用い、脱水処理して減量化した脱水ケーキとする。この処理により排出された未硬化のソイルセメントの体積は50％程度まで減量化された脱水ケ−キになるものと想定している。
【００１４】
なお、排出されるソイルセメント３の回収は、例えば、掘削孔４の上端部に導溝を設けてこれを回収用の溜孔に連通しておき、この溜孔から適宜脱水処理装置に送るようにすることができる。また、ソイルセメントを脱水処理した際に生じた濾水は、セメントミルクを作製するときの水として再利用できる。
【００１５】
形成された掘削孔４中に鋼管パイル１を挿入した後は、図１、図２(ロ)に示すように、ソイルセメント３の充満した鋼管パイル１内に、そのソイルセメント３が硬化しないうちに、上記の脱水ケーキ５を投入する。この場合、回収した排泥土には相当量のセメント成分が含まれているので、脱水処理により硬化状態の脱水ケーキとなるため、これを未硬化状態にあるソイルセメント中に投入しても、ソイルセメント中に溶け込むことは少ない。この脱水ケーキ５の投入によって、鋼管パイル１内からは、再び、投入した脱水ケーキ５とほぼ同量のソイルセメントが、図１及び図２(ロ)の点線矢印のように地上に溢流、排出されて、ソイルセメント３と脱水ケーキ５との置換がなされる。溢流したソイルセメントは、上記同様脱水処理して脱水ケーキ５とし、その後挿入される鋼管パイル１等に投入される。
【００１６】
脱水ケーキ５の鋼管パイル１内への充填は、鋼管パイル１内にあるソイルセメント３が未硬化の状態で行うことが必要である。そのためには、掘削孔４への鋼管パイル１の挿入毎に、脱水ケーキ５の充填を完了させてから次の掘削孔の形成と鋼管パイル１の挿入へと施工を進めるのが得策であるが、これに限定されるものではない。
【００１７】
上記脱水ケーキ５の鋼管パイル１内への充填可能な体積は、試算によれば60〜70％程度であることから、土留壁造成現場で発生した排土量の中で、廃棄物処理場まで運搬して処分する必要のある排土量は、従来に比べて1/3程度に低減することが可能となり、排土処理に要する経費はかなり節減できることになる。
【００１８】
図３は、脱水ケーキの投入工程の他の実施態様を示したものである。この実施態様では、各鋼管毎に排出されたソイルセメントの脱水ケーキの埋め戻しを完了させる場合に適しており、鋼管毎に脱水ケーキの充填を複数回繰り返して行うことが特徴である。すなわち、図３(イ)のように、掘削孔４に鋼管パイル１を挿入し、それまでに排出されたソイルセメント３の脱水ケーキ５を同(ロ)のように鋼管パイル１内に投入する。その際鋼管パイル１からは、投入した脱水ケーキとほぼ同量のソイルセメントが点線矢印のように地上に溢流、排出される。
【００１９】
そこでまた、このソイルセメントを回収して上記同様に脱水ケーキ５とし、図３(ハ)の実線矢印のように、これをさらに鋼管パイル中に投入する。それによって、また、未硬化のソイルセメントが地上に排出されるので、これを回収して脱水ケーキ５として鋼管パイル１中に投入する。このような地上で回収したソイルセメントの減量化（脱水ケーキ化）と、脱水ケーキ５の鋼管パイル１中への投入、充填を複数回繰返して、図３(ニ)のように、脱水ケーキ５の鋼管パイル１内への充填を完了させるのである。
【００２０】
次に、本発明土留壁の実施態様について説明する。この土留壁は、ソイルセメント３を充満した掘削孔の中に鋼管パイル１を柱列状に挿入して形成されている点では従来の土留壁と同様であるが、それら鋼管パイル１内には、土留壁の施工時に地上に排出された排泥土の脱水ケ−キ５が充填される。なお、鋼管パイル1内へはこの脱水ケ−キのほか、単なる掘削排土等を加えて充填することができる。
【００２１】
図４(イ)に示す例は、掘削孔４とその中に挿入された鋼管パイル１との間にはソイルセメント３が満たされており、鋼管パイル１の中には、ソイルセメント３を脱水処理して減量化した脱水ケーキ５が充填されたものとなっている。脱水ケーキ５は、土留壁の施工等において地上に排出されたソイルセメント３を脱水処理して作成する。この脱水ケーキは、当該土留壁の施工の際に排出されたソイルセメントを用いて作成したものでもよく、あるいは、別の施工において排出されたソイルセメントを脱水処理した脱水ケーキを用いるようにしてもよい。
【００２２】
脱水ケーキ５を充填した鋼管内ソイルセメントの圧縮強度は、脱水ケ−キを充填しないときのソイルセメントのそれと比べて2倍程度に向上することから脱水ケ−キ５を鋼管パイル１内に充填することによって、従来の土留壁における鋼管パイルに比べ、鋼管パイル１の偏平防止効果が向上し、それに加えて、土留壁の施工によって発生するソイルセメント等の排泥土の処理が、その施工現場内で行えることになる。
【００２３】
図４(ロ)に示す例は、さきの例とは鋼管パイル１内への充填材料は脱水ケーキ５のみに限ることのない点が異なる。脱水ケーキ５以外の材料としては、掘削等によって出る一般的な掘削排土等が適用される。ソイルセメント以外の材料を使用する場合は、それに適量のセメントを混練し、脱水ケーキ５と同様の強度が得られるようにしてもよい。この例では、図示のように、鋼管パイル１内の下部に脱水ケーキ５を充填し、その上に他の充填材料６を充填しているが、その充填順序は逆であってもよく、また、脱水ケーキと他の材料７とを混練して充填することもできる。
【００２４】
なお、本発明の方法及び土留壁について、鋼管パイルの使用を例として説明してきたが、この鋼管パイルに代り中空のコンクリートパイルを使用してもよい。また、鋼管パイルに充填する脱水ケーキは、当該土留壁が排出されたソイルセメントにより作成した脱水ケーキに限ることはなく、別の土留壁等の施工において生じたソイルセメントより作成した脱水ケーキを使用することができる。
【００２５】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の方法によれば、鋼管パイルとソイルセメントとによる土留壁等を構築するにあたって、従来、埋め殺しにされて利用されることのなかった土留壁等の鋼管パイルを活用することとし、土留壁等の施工において発生した排泥土を脱水処理によって減量化させ、その減量化された脱水ケーキを、鋼管パイル中にある未硬化のソイルセメントと置換して鋼管パイル中に埋め戻すようにしたので、現今は産業廃棄物としてその処理が困難化している建設排泥土を、建設の現場内で容易に処理することが可能となり、排泥土の運搬や他所への埋め立て処理に要する費用を大巾に削減でき、建設コストの低減が図れる。
【００２６】
また、本発明の土留壁によれば、芯材である鋼管パイル内に、ソイルセメントに代って脱水ケーキあるいはこれと他の排土等を充填したので、鋼管パイルの偏平防止効果を向上させることができ、その結果、鋼管パイルを薄肉管とする等してコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明方法の施工サイクル・フローの説明図である。
【図２】脱水ケーキ投入の一実施態様を工程を追って示した縦断面図である。
【図３】同他の実施態様を工程を追って示した縦断面図である。
【図４】（イ）、（ロ）は、本発明土留壁の各実施態様を示した縦断面図である。
【図５】施工の対象となる鋼管柱列土留壁の一例を示したもので、（イ）は平面図、(ロ)は側断面図である。
【符号の説明】
１鋼管パイル
３ソイルセメント
４掘削孔
５排泥土の脱水ケーキ
６他の材料[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to mud discharged at a construction site, in particular, waste mud containing a large amount of cement generated in construction of a retaining wall or a steel pipe pile using a steel pipe constructed as a retaining wall or partition. The present invention relates to a method of processing using a steel pipe of a wall or a steel pipe pile, and a retaining wall filled with the waste mud soil.
[0002]
[Prior art]
In the field of construction of underground structures, etc., retaining walls are being constructed as earth retaining and partitioning. Among various types of retaining walls, steel columnar retaining walls are known to have excellent water-stopping properties and good workability and high construction accuracy. For example, as shown in FIG. 5, the steel pipe column retaining wall is a structure in which a large number of steel pipe piles 1, 1 are connected and embedded in a column shape, and joints 2 are provided in both outer longitudinal directions of each steel pipe pile 1. The excavation hole 4 having a diameter larger than that of the steel pipe pile 1 is continuously formed to form a soil cement 3, and the steel pipe piles 1 and 1 are connected to each other by a joint 2 and set down.
[0003]
By the way, in the construction of retaining walls and steel pipe piles constructed using steel pipes such as the above-mentioned steel pipe column wall retaining wall, soil cement overflows from the excavation hole as well as excavating the ground, so it is necessary to dispose of this mud soil . Conventionally, this waste mud is transported to a designated place and treated by landfill or the like.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, it takes a lot of money to transport the waste mud to the disposal site, and it is not only difficult to secure the disposal site year after year, but also the mud contains a lot of cement and has a high water content. For this reason, it is a situation in which disposal processing becomes increasingly difficult due to severe restrictions on environmental measures as industrial waste.
[0005]
The present invention was made in order to solve the above-mentioned conventional problems, and a solid soil (dehydrated cake) of soil cement obtained by reducing the amount of waste mud generated in the construction of a steel pipe column retaining wall, etc. by dehydration, This is put into the steel pipe of the retaining wall, replaced with soil cement in the steel pipe, and the drainage mud soil is backfilled, enabling on-site treatment of construction waste mud soil, eliminating waste mud soil transportation costs and landfill treatment costs, It is an object of the present invention to provide a new treatment method that can be expected to reduce the construction cost and a retaining wall in which a steel pipe pile is filled with the dewatered cake of this mud soil.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present inventors have attempted to use steel pipe piles in steel pipe column retaining walls, and waste mud generated in the construction of these retaining walls, etc., by treating and dewatering them. Focusing on the possibility of a significant reduction in weight, the present invention was formed as a result of extensive research.
[0007]
In the construction method of the construction waste mud soil of the present invention, such as a retaining wall formed by inserting a steel pipe pile into an excavation hole filled with soil cement, the waste mud soil discharged on the ground is dehydrated and reduced, After the steel pipe pile is inserted, the reduced dewatered cake is put into the steel pipe pile when the soil cement is unhardened, and the overflowed soil cement is buried in the steel pipe pile as a dehydrated cake in the same manner as described above. It is characterized in that a dewatered cake of mud soil is backfilled in a steel pipe pile so as to be used for returning.
[0008]
Further, in the treatment method of the present invention, in the construction of a retaining wall formed by inserting a steel pipe pile into a drilling hole filled with soil cement, the dewatered cake is put into the steel pipe pile, and the overflowed soil cement is also covered. The dehydrated cake can be put into the same steel pipe pile, and the dehydrated cake can be charged and the soil cement can be overflowed repeatedly.
[0009]
Moreover, the retaining wall of the present invention is constructed by the construction waste mud disposal method described in claim 1 or 2 .
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings, taking construction of a steel pipe column row retaining wall as an example. Fig. 1 is an explanatory diagram of the construction cycle flow of the method of the present invention, Figs. 2, 3 and 4 show embodiments of dewatering cake charging, respectively, and Figs. 5 (a) and (b) are steel pipe parts on the retaining wall, respectively. This embodiment is shown.
[0011]
The construction of the steel pipe column retaining wall which is the object of the embodiment of the present invention is performed following the conventional construction procedure. That is, as shown in FIG. 5, the steel pipe column retaining wall is provided with a joint 2 on the outer side of the steel pipe pile 1 as a core material, and sequentially forms excavation holes 4 filled with the soil cement 3. However, the steel pipe piles 1 and 1 are inserted into the soil cement 3 while being connected via the joint 2, and a soil cement retaining wall with the steel pipe pile 1 as a core material is constructed. The retaining wall subject to the present invention is not limited to the above-mentioned one, and any other structure can be widely applied as long as the retaining wall is a composite of soil cement and steel pipe pile. It can also be applied to the construction of steel pipe piles.
[0012]
In the above construction, as shown in FIG. 1, a large amount of soil cement is discharged on the ground by mixing excavated soil and cement milk by excavation for forming excavation holes and injection of cement milk. Becomes the mud soil of construction that requires treatment.
[0013]
The method of the present invention is carried out in the process of creating the retaining wall. In the construction of the retaining wall, as shown in Fig. 2 (a) and Fig. 3 (a), first, drilling is performed while injecting cement milk using an excavator, and excavation filled with soil cement 3 is performed. While the holes 4 are continuously formed, a large amount of soil cement 3 is discharged to the ground. The discharged soil cement 3 is collected and used as a dewatered cake that has been dehydrated and reduced in the construction site by using a dewatering apparatus or the like. It is assumed that the volume of the uncured soil cement discharged by this treatment becomes a dewatered cake reduced to about 50%.
[0014]
In order to collect the discharged soil cement 3, for example, a guide groove is provided at the upper end of the excavation hole 4, and this is communicated with a collection reservoir hole, which is appropriately sent to the dehydration apparatus. Can be. Moreover, the filtrate generated when the soil cement is dehydrated can be reused as water for producing cement milk.
[0015]
After inserting the steel pipe pile 1 into the formed excavation hole 4, as shown in FIG. 1 and FIG. 2 (b), the soil cement 3 is not cured in the steel pipe pile 1 filled with the soil cement 3. The dehydrated cake 5 described above is charged. In this case, since the recovered waste mud soil contains a considerable amount of cement components, the dehydrated cake becomes a dehydrated cake in the cured state. Less likely to dissolve in cement. With the introduction of the dewatered cake 5, the same amount of soil cement overflows from the steel pipe pile 1 to the ground as shown by the dotted arrows in FIGS. 1 and 2 (b). After being discharged, the soil cement 3 and the dewatered cake 5 are replaced. The overflowed soil cement is dehydrated in the same manner as described above to form a dehydrated cake 5 and then put into a steel pipe pile 1 or the like to be inserted.
[0016]
The filling of the dewatered cake 5 into the steel pipe pile 1 requires that the soil cement 3 in the steel pipe pile 1 is uncured. For that purpose, every time the steel pipe pile 1 is inserted into the excavation hole 4, it is a good idea to complete the filling of the dewatering cake 5 and then proceed to the construction of the next excavation hole and the insertion of the steel pipe pile 1. However, the present invention is not limited to this.
[0017]
Since the volume of the dewatered cake 5 that can be filled into the steel pipe pile 1 is about 60 to 70% according to a trial calculation, the amount of soil generated at the earth retaining wall construction site can reach the waste disposal site. The amount of soil that needs to be transported and disposed of can be reduced to about 1/3 of the conventional amount, and the cost required for soil disposal can be significantly reduced.
[0018]
FIG. 3 shows another embodiment of the step of charging the dehydrated cake. This embodiment is suitable when the backfilling of the dewatered cake of soil cement discharged for each steel pipe is completed, and is characterized by repeatedly filling the dehydrated cake for each steel pipe a plurality of times. That is, as shown in FIG. 3 (a), the steel pipe pile 1 is inserted into the excavation hole 4, and the dewatered cake 5 of the soil cement 3 discharged so far is put into the steel pipe pile 1 as shown in FIG. 3 (b). . At that time, from the steel pipe pile 1, the same amount of soil cement as the dewatered cake is overflowed and discharged to the ground as indicated by the dotted line arrows.
[0019]
Therefore, this soil cement is recovered and made into a dewatered cake 5 in the same manner as described above, and this is further put into a steel pipe pile as shown by the solid line arrow in FIG. As a result, uncured soil cement is discharged to the ground, and is collected and put into the steel pipe pile 1 as a dewatered cake 5. The soil cement collected on the ground is reduced (dehydrated cake), and the dehydrated cake 5 is put into the steel pipe pile 1 and filled a plurality of times. As shown in FIG. The filling of the steel pipe pile 1 is completed.
[0020]
Next, an embodiment of the retaining wall of the present invention will be described. This retaining wall is the same as the conventional retaining wall in that it is formed by inserting steel pipe piles 1 in a column array in excavation holes filled with soil cement 3. The dewatered cake 5 of the mud drained to the ground during construction of the retaining wall is filled. In addition to this dewatering cake, the steel pipe pile 1 can be filled by adding simple excavation soil or the like.
[0021]
In the example shown in FIG. 4A, the soil cement 3 is filled between the excavation hole 4 and the steel pipe pile 1 inserted therein, and the soil cement 3 is dehydrated in the steel pipe pile 1. The dehydrated cake 5 that has been processed and reduced in weight is filled. The dewatering cake 5 is prepared by dewatering the soil cement 3 discharged to the ground during construction of the retaining wall. This dewatered cake may be prepared using the soil cement discharged during construction of the retaining wall, or a dewatered cake obtained by dewatering the soil cement discharged during another construction may be used. Good.
[0022]
The compressive strength of the soil cement in the steel pipe filled with the dewatered cake 5 is about twice as high as that of the soil cement when the dewatered cake is not filled, so the dewatered cake 5 is filled in the steel pipe pile 1. As a result, the flattening prevention effect of the steel pipe pile 1 is improved compared to the steel pipe pile in the conventional retaining wall, and in addition, the treatment of waste mud soil such as soil cement generated by the construction of the retaining wall is performed in the construction site. It can be done with.
[0023]
The example shown in FIG. 4B differs from the previous example in that the filling material into the steel pipe pile 1 is not limited to the dehydrated cake 5 alone. As materials other than the dewatering cake 5, general excavation soil discharged by excavation or the like is applied. When a material other than soil cement is used, an appropriate amount of cement may be kneaded to obtain the same strength as the dewatered cake 5. In this example, as shown in the figure, the lower portion in the steel pipe pile 1 is filled with the dewatering cake 5 and the other filling material 6 is filled thereon, but the filling order may be reversed, The dehydrated cake and the other material 7 can be kneaded and filled.
[0024]
In addition, about the method and earth retaining wall of this invention, although demonstrated using the use of a steel pipe pile as an example, you may use a hollow concrete pile instead of this steel pipe pile. The dewatering cake to be filled in the steel pipe pile is not limited to the dewatering cake made from the soil cement from which the retaining wall has been discharged, but the dewatering cake made from the soil cement produced in the construction of another retaining wall is used. can do.
[0025]
【The invention's effect】
As described above, according to the method of the present invention, when constructing a retaining wall or the like using a steel pipe pile and soil cement, a steel pipe pile such as a retaining wall that has been conventionally buried and not used is used. The waste mud generated in the construction of retaining walls, etc. is reduced by dehydration, and the reduced dewatered cake is replaced with unhardened soil cement in the steel pipe pile. Now that we have backfilled, it is now possible to easily dispose of construction waste mud that is currently difficult to dispose of as industrial waste at the construction site. Costs required can be greatly reduced, and construction costs can be reduced.
[0026]
In addition, according to the retaining wall of the present invention, the steel pipe pile as the core material is filled with dewatered cake or this and other waste soil instead of the soil cement, thereby improving the flattening prevention effect of the steel pipe pile. As a result, the cost can be reduced by making the steel pipe pile into a thin wall pipe.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of a construction cycle flow of the method of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing an embodiment of charging a dehydrated cake, step by step.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view showing the other embodiment step by step.
FIGS. 4A and 4B are longitudinal sectional views showing respective embodiments of the retaining wall of the present invention.
FIGS. 5A and 5B show an example of a steel pipe column row retaining wall to be constructed. FIG. 5A is a plan view and FIG. 5B is a side sectional view.
[Explanation of symbols]
1 Steel pipe pile 3 Soil cement 4 Drilling hole 5 Mud soil dewatering cake 6 Other materials

Claims

In construction of the earth retaining wall or the like to form by inserting a steel pipe pile borehole which had been filled with soil cement, a waste mud discharged to the ground and reduced by being dehydrated, the reduction of the dehydrated cake, the steel pipe pile After the insertion, when the soil cement is uncured, it is poured into the steel pipe pile, thereby overflowing the soil cement in the steel pipe pile and backfilling the dewatered cake into the steel pipe pile. , processing method of construction waste mud soil.

In construction of the earth retaining wall or the like to form by inserting a steel pipe pile borehole which had been filled with soil cement, a waste mud discharged to the ground and reduced by being dehydrated, the reduction of the dehydrated cake, the steel pipe pile After the insertion, when the soil cement is uncured, it is put into the steel pipe pile, and the overflowed soil cement is put into the steel pipe pile as a dewatered cake in the same manner as described above, and this soil cement and dewatered cake are replaced. A method for treating construction mud soil, characterized in that the dewatered cake of the mud soil is backfilled in the steel pipe pile by repeating the work.

Claim 1 or 2 has been built waste mud treatment earth retaining walls filled with construction設排mud soil you characterized in that it is constructed by the method described.