JP4529839B2 - 無線ネットワークシステム及び無線局 - Google Patents

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Description

本発明は無線ネットワークシステム及び無線局に関し、例えば、複数の無線局で構成されたマルチホップの無線ネットワークシステムや無線局に適用し得るものである。
マルチホップネットワークに対応した無線通信システムでは、中継機能を有する複数の無線局でネットワークを構成し、隣接した無線局でパケットを中継することにより、送信元無線局からは直接電波の届かない無線局まで、パケットを転送することができる。
従来、このマルチホップ中継機能を無線LANに適用し、無線LANの基地局であるアクセスポイント装置(AP;Access Point)間の接続を無線とすることにより、APの設置に必要とされていた有線ネットワークの敷設コストを削減することが可能な方法が既に提案されている(非特許文献1参照)。
非特許文献1では、APが、無線端末から受信した無線LANフレームをイーサネットフレーム(イーサネットは登録商標)に変換し、そのフレームをUDPパケットでカプセル化し、目的APまでマルチホップ中継する方式について記載されている。
このマルチホップ中継機能を有した無線LANでのメディアアクセス制御技術として、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)方式がよく知られている。CSMA/CA方式では、無線局がデータフレームを送信しようとしたとき、他の無線局が送信した無線信号(キャリア)を検出するためのキャリアセンスを行い、キャリアが検出された場合は、そのキャリアが検出されなくなるまでデータフレームの送信を待機する。キャリアが検出されない場合は、データフレームを送信可能な状態となるが、キャリアが検出されなくなってから、規定時間とランダムな待ち時間が経過した後に、データフレームを送信することができる。また、データフレーム送信後に、宛先無線局からの確認応答フレームを受信しない場合は、データフレームが他の無線局のフレームと衝突したものと判断し、乱数がとり得る上限値を増加させて、ランダム待ち時間が経過した後にデータフレームの再送を行う。
大和田泰伯他著、「無線マルチホップLANのアーキテクチャにおける検討」、信学技報、IN2004−112、pp25−30
上述したCSMA/CA方式では、送信するデータフレームのサイズの違いにより、得られるスループットが異なることがある。例えば、データフレームのサイズが小さくなると、同じデータ量を送信する場合でも得られるスループットは低下してしまう。このスループットが低下する要因として、フレームのサイズが小さくなるにつれて生成されるフレームの個数が多くなり、その結果、送信されるデータ中のオーバヘッドが占める割合が多くなってしまうことが挙げられる。また、一つのデータフレームを送信する際には必ずキャリアセンス後のランダム送信待ち時間が必要となるため、フレームの個数が増加すると全体の待ち時間も増大し、スループット低下の要因となる。
このようにサイズが小さなフレームが連続して送信されるアプリケーションとして、音声をIPパケット化して送信するVoIP(Voice over IP)が考えられる。そのため、従来技術で示されるマルチホップ機能を有した無線LAN上で、VoIPサービスを実施した場合には、所望するスループットが得られないという問題があった。
そのため、サイズが小さいフレームが多いような状況でも、所望するスループットを達成することができる、マルチホップ対応の無線ネットワークシステム及び無線局が望まれている。
第1の本発明は、各無線局がパケットを隣接する無線局に中継する機能を備えたマルチホップの無線ネットワークシステムにおける無線局において、同一の隣接無線局に中継するパケットを一つのパケットに統合する第1の統合手段、又は、同一無線局へ中継する収容している1又は複数の無線端末からのフレームを一つのパケット若しくは一つのフレームに統合する第2の統合手段の少なくとも一方を備えることを特徴とする。
第2の本発明は、各無線局がパケットを隣接する無線局に中継する機能を備えたマルチホップの無線ネットワークシステムにおいて、上記各無線局として、第1の本発明の無線局を適用したことを特徴とする。
本発明によれば、中継無線局で複数のパケットを一つのパケットとして統合することにより、パケット当たりのオーバヘッド量を削減し、キャリアセンスの頻度を減少させることでランダム待ち時間量を削減し、スループットを向上させることができる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による無線ネットワークシステム及び無線局の第1の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図2は、第1の実施形態の無線ネットワークシステムにおけるネットワーク構成例を示している。
図2において、第1の実施形態の無線ネットワークシステム200は、IPネットワーク207を介して接続可能な2個の有線ネットワーク204及び有線ネットワーク209を有している。
第1の有線ネットワーク204に関連して、複数(図2では3個を示している)の無線端末201−1〜201−3、複数(図2では3個を示している)の中継用無線局202−1〜202−3、1又は複数の(図2では1個を示している)の有線接続無線局203、ルータ205及びサーバ206が設けられている。
また、第2の有線ネットワーク209に関連して、複数(図2では3個を示している)のIP電話端末210−1〜210−3及びルータ208が設けられている。
各無線端末201−1、201−2、201−3はそれぞれ、音声信号をIPパケット化し、IP上で音声通信や動画像通信を実現するための制御プロトコル(H.323やSIPなど)の機能を備え、いずれかの無線局202(202−1、202−2、202−3)、203に無線で接続することが可能なものである。
各中継用無線局202−1、202−2、202−3はそれぞれ、収容している無線端末201(201−1、201−2、201−3)から受信したフレームを、隣接無線局に中継することにより、収容している無線端末201からは直接電波の届かない無線局までフレームを転送する機能を備えたものである。有線接続無線局203は、中継用無線局202と同様の中継機能を備え、なおかつ、有線ネットワーク204とのゲートウェイ機能を備えるものである。これら無線局202−1、202−2、202−3、203は、例えば、無線LANのアクセスポイント装置が該当する。
ルータ205は、インターネット/イントラネットなどを構成するIPネットワーク207と接続し、有線ネットワーク204側とのIPパケットの中継を行うものである。
サーバ206は、IPネットワーク207上で音声通信や動画像通信を実現するための制御プロトコルが実装されたものである。
IP電話端末210−1、210−2、210−3は、上述した制御プロトコルを用いて無線端末201−1、201−2、201−3側と音声通信を行うことが可能な電話端末であり、例えば、専用機としてのIP電話端末だけでなく、いわゆるソフトフォンであっても良い。
ルータ208は、有線ネットワーク209に収容されている、これらIP電話端末210−1、210−2、210−3をIPネットワーク207に接続するものである。
図1は、無線局100の中継機能に係る機能的構成を示すブロック図である。図1は、無線局202−2の例で示しているが、他の無線局202−1、202−3、203についても同様である。なお、無線局203については、無線系の処理構成が図1に示すものと同様である。
無線局100は、無線受信部112、フレーム解析部101、MACアドレス管理テーブル102、ルーティングテーブル103、カプセル解除部104、バッファ制御部105、宛先無線局毎バッファ106、カプセル生成部107、隣接無線局毎バッファ109、パケット統合部110、バッファ制御部111及び無線送信部113を有する。
無線受信部(受信アンテナを含む)112は、他の無線局が放射した無線フレームを受信するものである。
フレーム解析部101は、受信した無線フレームのヘッダ情報を解析することで、無線フレームが無線端末201(201−1、201−2)から送信されたものか、隣接する無線局100N(202−1、202−3)から送信されたものかを判断するものである。フレーム解析部101は、フレーム受信時には、MACアドレス管理テーブル102とルーティングテーブル103を参照して上述したフレーム解析を行う。
MACアドレス管理テーブル102は、各無線端末201−1、201−2、201−3がどの無線局202−1〜202−3、203に収容されているかなどを示すテーブルであり、無線局毎に収容されている無線端末のMACアドレスが記載されている。また、IPネットワーク207に接続するルータ205のMACアドレスも、IPネットワーク207を介する相手端末との通信のために記載されている。なお、図1ではMACアドレス管理テーブルの作成構成を省略しているが、各無線局202−1〜202−3、203がそれぞれ、自身が収容している無線端末などのMACアドレスを他の無線局にブロードキャストフレームを用いて放送することにより、このMACアドレス管理テーブル102を作成する。
ルーティングテーブル103は、所望する無線局へパケットを送信する際に、どの隣接無線局100Nに向けてパケットを中継すればよいかが示されたテーブルである。
カプセル解除部104は、受信したパケット(フレーム)が既にカプセル化されている場合に(図4及び図5参照)、カプセル化されたイーサネットフレームやIPパケットの抽出を行うものである。カプセル解除部104は、このとき、複数のフレームやIPパケットがカプセル化により統合されている場合には(図5参照)、このパケット統合の解除も行うものである。
バッファ制御部105は、カプセル生成部107の要請に応じて、宛先無線局毎バッファ106の読出し制御を行うものである。
宛先無線局毎バッファ106は、無線端末201(201−1、201−2)から受信したフレームを、宛先無線局が同一となるフレーム毎に論理的に区分して保存するものである。
カプセル生成部107は、宛先無線局を送信先とするIPパケットを生成し、無線端末201より受信したフレームを、IPパケットにカプセル化するものである(図4参照)。カプセル生成部107は、後述する条件によっては、同一宛先無線局となる複数のフレームを一つのIPパケットにカプセル化することも行う。また、カプセル生成部107は、バッファ制御部105を介して宛先無線局毎バッファ106の読み出し制御を行う。
バッファ制御部111は、カプセル統合部110の要請に応じて、隣接無線局毎バッファ109の読出し制御を行うものである。
隣接無線局毎バッファ109は、隣接無線局100N又は収容無線端末から受信したパケットを、転送先の隣接無線局が同一であるパケット毎に論理的に区分して保存するものである。
パケット統合部110は、転送先隣接無線局(ルーティングにおけるネクストホップに相当)が同じIPパケットがバッファ109に停留していれば、それら複数のパケットを一つのパケットへ統合するものである。パケット統合部110は、バッファ制御部111を介して、隣接無線局毎バッファ109の読み出し制御を行う。
無線送信部113は、統合されたパケット(若しくは単一パケット)を無線信号として送信するものである。
なお、この明細書においては、ネットワーク層で取り扱うデータの単位をパケットと呼び、データリンク層で取り扱うデータの単位をフレームと呼んでいる。
(A−2)第1の実施形態の動作
以下、第1の実施形態の無線局における基本的な中継動作を、図3のフローチャートを参照しながら説明する。図3は、ある1個の受信フレームに対する処理面から示しており、ある受信フレームに対する処理中に他のフレームを受信した際には、図3に示す処理が並行的に実行される。
なお、既に、各無線局202−1、202−2、202−3、203において、互いの隣接無線局の情報を制御フレームを用いて交換し、各無線端末までの無線局を経由する経路情報を得ているという前提のもとで、以下の説明を行う。例えば、無線局203において、無線端末201−3宛てのフレームを受信した場合、無線端末201−3は無線局202−3に収容されているため、受信したフレームは無線局202−3に転送すれば良く、無線局202−3への転送は無線局202−1に中継すれば良いことが既知であることを意味する。
以下、無線局202−2での動作例を説明する。なお、無線端末201−1とIP電話端末210−1間と、無線端末201−2とIP電話端末210−2間と、無線端末201−3とIP電話端末210−3間とでそれぞれ、VoIPによるセッションが開始されているものとする。
無線局202−2において、無線受信部112によって無線フレームを受信したものとする(S301)。
受信したフレームはフレーム解析部101によりそのヘッダ部が解析され、このフレームは自身が収容する無線端末201−1、201−2から送信されたものか、若しくは、隣接する無線局202−1、202−3から送信されたものかが判定される(S302)。
無線端末201−1、201−2から受信したフレームの場合には、MACアドレス管理テーブル102を参照する(S303)。MACアドレス管理テーブル102には、各無線局に収容されている無線端末のMACアドレスや、IPネットワーク207に接続するルータ205のMACアドレスが記載されており、このテーブルを参照することにより、受信したフレームの宛先無線局(中継先無線局)が決定される(S304)。相手端末がIP電話端末である場合には、宛先無線局は有線ネットワークとの接続されている無線局であり、この無線局は最終的な宛先ではなく、IP電話端末への中継を行う中継先無線局である。
このフレームは中継先毎に区分された宛先無線局毎バッファ106にて保持される(S305)。その後、保持されたフレームは、カプセル生成部107により宛先無線局をディスティネーションとするIPパケットにカプセル化される(S306、S307N)。
例えば、無線端末201−1からのフレームを受信した場合であれば、無線端末201−1の通信相手先はIP電話端末210−1であるため、データリンク層でのディスティネーションアドレスは、IPネットワーク207との接続を行うルータ205のMACアドレスとする。ルータ205のMACアドレスは、無線局203で収容されていることがMACアドレス管理テーブル102に記載されているため、無線端末201−1からのフレームの転送先は無線局203となる。このとき、無線端末201−1とルータ205間をデータリンク層で接続するために、無線端末201−1からのフレームは無線局202−2から無線局203へのIPパケットにカプセル化され、隣接無線局毎バッファ109にバッファリングされた後、読み出されて転送される(例えば、S306NO−S307N−S310−S311NO−S313の処理による)。
図4は、このような保持フレーム数が1個の場合のカプセル化の様子を示す説明図である。図4は、無線端末201−1からIP電話端末210−1へのIP/UDPパケット401に対して、無線端末201−1からルータ205へのMACアドレスを付与したイーサネットフレームEFを作成し、そのイーサネットフレームEFを無線局202−2から無線局203へのIP/UDPパケットでカプセル化している様子を示している。図4において、カプセル化パケットは符号402で表している。
カプセル生成部107は、宛先無線局毎バッファ106に保持されたフレームが複数ある場合には、後述する図6に示すように、それら複数のフレームをIPパケットにカプセル化する(すなわちパケットの統合も行う)。
一方、受信したフレームが他無線局202−1、202−3からのフレームであり、かつ、自身宛てへのパケットでない場合は、ルーティングテーブル103を参照し次に転送する無線局を決定する(S308)。
受信したパケットの送信先IPアドレスが自身のアドレス(無線局202−2)である場合には、カプセル解除部104でカプセル化されたパケットを分解し、イーサネットフレーム若しくはIPパケットの抽出を行う(S309)。
カプセル化が解除されたIPパケットは、中継先が同一となる隣接無線局毎に振り分けられて、隣接無線局毎バッファ109にて保持される(S310)。その後、保持されたIPパケットは無線送信部113にてMACアドレスが付与され、隣接無線局へと転送される(S311NO−S313)。
カプセル生成部107によってカプセル化された後に隣接無線局毎バッファ109にバッファリングされたIPパケットも、また、カプセル解除部104によってカプセル化が解除された後に隣接無線局毎バッファ109にバッファリングされたIPパケットも、それを無線送信しようとした際に、無線区間の混雑状態(CSMA/CA方式の場合であればキャリアのセンス)により、隣接無線局毎バッファ109にそのパケットが継続して停留される場合がある(S311YES)。この混雑状態を検出したパケット統合部110は、バッファ109内に停留している同一隣接無線局宛てのパケットを一つのパケットに統合し(S312)、無線送信部113によって統合されたパケットの無線フレームを送信する(S313)。
図5は、このような停留パケットのパケット統合の様子を示す説明図である。図5は、宛先が同一の隣接無線局202−1である、カプセル生成部107から与えられて停留しているパケット501と、カプセル解除部104から与えられて停留しているパケット502との統合の様子を示している。
パケット501は、図4のパケット402が該当するものである。すなわち、無線端末201−1からIP電話端末210−1へのIP/UDPパケット(図4のパケット401)に対して、無線端末201−1からルータ205へのMACアドレスを付与したイーサネットフレームが作成され、そのイーサネットフレームを無線局202−2から無線局203へのIP/UDPパケットでカプセル化しているものである。
パケット502は、無線端末201−3からIP電話端末210−3へのIP/UDPパケットに対して、無線端末201−3からルータ205へのMACアドレスを付与したイーサネットフレームが作成され、そのイーサネットフレームを無線局202−3から無線局203へのIP/UDPパケットでカプセル化しているものである。このパケット502は、隣接無線局202−3のカプセル生成部107が生成したものである。
統合に供する複数(3以上あっても良い)のパケット501及び502を連結したものを、当該無線局202−2から隣接無線局202−1へのIP/UDPパケット503のペイロード部分としてカプセル化している。
統合に供する複数のパケットの組合せは、カプセル生成部107から与えられて停留しているパケットと、カプセル解除部104から与えられて停留しているパケットとの組合せに限らず、カプセル生成部107から与えられて停留している複数のパケットを統合しても良く、カプセル解除部104から与えられて停留している複数のパケットを統合しても良い。
以上のようにして隣接無線局宛てのパケット統合が行われた場合には(他の場合も、同様に扱うようにしても良い;例えば、無線送信した場合)、この情報はカプセル生成部107に伝えられる。このとき、宛先無線局毎バッファ106に複数のフレームがバッファリングされているのであれば、新たなカプセル化パケットの作成を行う(S306、S307Y)。
例えば、当該無線局202−2からの無線区間の混雑状態が長いような状況においては、複数の同一無線局宛てのフレームが宛先無線局毎バッファ106に停留していることもあり、この場合のカプセル生成では、複数のフレームを統合して新たなカプセル化パケットを作成する。
図6は、宛先無線局毎バッファ106に停留している複数のフレームを統合して新たなカプセル化パケットを作成する様子を示す説明図である。図6は、宛先無線局が無線局203である(宛先MACアドレスがルータ205である)、2個のパケット601及び602を統合してカプセル化パケットを生成する様子を示している。
図6の例では、無線端末201−1からIP電話端末210−1へのIP/UDPパケット601に対して、無線端末201−1からルータ205へのMACアドレスを付与したイーサネットフレームEF601と、無線端末201−2からIP電話端末210−2へのIP/UDPパケット602に対して、無線端末201−2からルータ205へのMACアドレスを付与したイーサネットフレームEF602とが、無線局202−2から無線局203へのIP/UDPパケット603でカプセル化されながら統合されている。
以上の動作により、カプセル生成部107では複数のイーサネットフレームをIPパケットでカプセル化することによるパケット統合を、パケット統合部110では、複数のIPパケットをIPパケットでカプセル化することによるパケット統合が実現可能となる。
無線局202−1が無線局202−2からの無線フレームを受信した場合の、隣接無線局毎バッファ109に保持させるまでの動作を簡単に説明する。なお、無線局202−1の各部も無線局202−2の各部と同様に動作するのは勿論である。
無線局202−1が、図4に示すカプセル化パケット402の前に隣接無線局へ到達させるためのヘッダが付加されたIP/UDPパケット(送信元が無線局202−2、宛先が当該無線局202−1のヘッダを含む)を受信したときには、自己宛であるので、カプセルを解除し、隣接無線局へ到達させるためのヘッダ部分を除去した、図4に示すカプセル化パケット402の部分を取り出し、無線局203に係る隣接無線局毎バッファ109に保持させる。
無線局202−1が、図5に示すカプセル化パケット503(送信元が無線局202−2、宛先が当該無線局202−1のヘッダを含む)を受信したときには、自己宛であるので、カプセルを解除し、隣接無線局へ到達させるためのヘッダ部分を除去した、図5に示すパケット501及び502の連結構成部分を取り出し、無線局203に係る隣接無線局毎バッファ109に保持させる。
無線局202−1が、図6に示すカプセル化パケット603の前に隣接無線局へ到達させるためのヘッダが付加されたIP/UDPパケット(送信元が無線局202−2、宛先が当該無線局202−1のヘッダを含む)を受信したときには、自己宛であるので、カプセルを解除し、隣接無線局へ到達させるためのヘッダ部分を除去した、図6に示すカプセル化パケット603の部分を取り出し、無線局203に係る隣接無線局毎バッファ109に保持させる。
図5及び図6の場合を説明したように、カプセル解除部104の処理を経ても、統合されているイーサネットフレームやIPパケットの分離までは実行されない。
以上では、無線局から無線局への中継機能を説明したが、当該無線局202−2が収容している無線端末への無線フレームを他の基地局から与えられた場合にも、上述の場合とほぼ同様に動作する。例えば、隣接無線局毎バッファ109と同様な収容無線端末毎のバッファを設け、無線受信部112、フレーム解析部101及びカプセル解除部105などを介したIPパケットをそのバッファに保持させ、保持されたIPパケットを無線送信部113から無線端末に送信させるようにすれば良い。
また、無線局203の場合には、有線ネットワーク204側からの入力もあるが、その入力パケットを、上述した収容無線端末からの受信パケットと同様に処理し、隣接無線局に送信するようにしたら良い。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、中継無線局で複数のパケットを一つのパケットとして統合することにより、パケット当たりのオーバヘッド量を削減し、キャリアセンスの頻度を減少させることでランダム待ち時間量を削減し、スループットを向上させることができる。
すなわち、上記第1の実施形態によれば、同一隣接無線局宛ての複数のパケットをカプセル化により一つのパケットに統合して送信するようにしたので、キャリアセンスの頻度の低減や無線区間のオーバヘッド量の削減が可能となり、マルチホップ無線通信区間のスループットを向上させることができる。
また、上記第1の実施形態によれば、同一宛先無線局への、収容している無線端末からの複数のイーサネットフレームを一つのパケットとして統合することで、中継経路上での無線局でのカプセル化の解除が必要なくなるため、カプセル化に係る処理遅延を削減することができる。
そのため、上述のように、マルチホップ機能を有した無線LAN上でVoIPサービスを実施し、サイズが小さいフレームが多いような状況でも、所望するスループットを達成することができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明による無線ネットワークシステム及び無線局の第2の実施形態を、図面を参照しながら説明する。第2の実施形態の場合、第1の実施形態に比較すると、無線局の内部構成及び動作が多少異なっている。
(B−1)第2の実施形態の構成
図7は、第2の実施形態における無線局(100A;上述した図2での無線局202−1〜202−3、203が該当)の中継機能に係る機能的構成を示すブロック図であり、第1の実施形態に係る上述した図1との同一、対応部分には同一符号を付して示している。
第2の実施形態における無線局100Aは、フレーム解析部101とカプセル解除部104との間に統合検出部114を具備している点が第1の実施形態と異なっている。統合検出部114は、受信したパケットの制御情報フィールドを参照することにより、逆方向から到着したパケットが統合されているか否かを検出し、その結果に基づき、バッファ制御部105を介して、宛先無線局毎バッファ106の読み出し制御を行うものである。
(B−2)第2の実施形態の動作
第2の実施形態は、逆方向から到着したパケットの統合状況を検出し、パケットが統合されている場合は、隣接無線局毎バッファ109にパケットが停留していなくても、積極的に、カプセル生成部107でフレームの統合を実行させることにより、マルチホップ中継区間のスループットを向上させようとしたものである。
図8は、第2の実施形態の無線局における基本的な中継動作を示すフローチャートであり、第1の実施形態に係る図3のフローチャートに対応するものである。図8も、ある1個の受信フレームに対する処理面から示している。
以下の動作説明の前提として、第1の実施形態と同様に、各無線局でのルーティングテーブルは構築済みであるものとする。また、無線端末201−1とIP電話端末210−1間と、無線端末201−2とIP電話端末210−2間とでそれぞれVoIPによるセッションが開始されているものとする。さらに、無線局203と無線局202−1間の無線区間での通信頻度が多くなり、無線局203から無線局202−2に向けて送信されるパケットは統合されているものとする。
無線局202−2において、無線受信部112が無線フレームを受信したときに(S801)、フレーム解析部101によって無線端末から送信されたものか又は無線局から送信されたものかが判別される(S802)。
受信したフレームが無線端末から送信されたものである場合は、第1の実施形態と同様にして、MACアドレス管理テーブル102などが参照され、宛先無線局が決定される(S802〜S804)。
一方、受信したフレームが他の無線局(当然に隣接無線局)からのフレームであった場合には、ルーティングテーブル103を参照し、次に転送する無線局を決定すると共に(S814)、受信したフレームの統合情報の検出動作を行う(S815)。ヘッダ内に統合を示す情報(例えばフラグ)を設けるようにしても良く、また、MACアドレスなどのアドレス情報の個数をカウントして統合を判断するようにしても良い。
他の無線局からの受信フレームに対するその後の処理は、第1の実施形態の場合と同様である(S816〜S820)。但し、パケット統合部110がパケットの統合を行っても、その旨の情報がカプセル生成部107に与えられない点が第1の実施形態とは異なっている。
他の無線局からのフレームがパケット統合されているか否の情報は、バッファ制御部105に与えられ、無線端末から到着したパケットに対する、逆方向についてパケットが統合されているか否かの判定に用いられる(S805)。
他の無線局からのフレーム(無線端末からの受信フレームの逆方向のフレーム)がパケット統合されていない場合には、第1の実施形態と同様に、無線端末より受信したフレームは宛先無線局毎バッファ106で保持された後、直ちに(又は保持されることなく直ちにカプセル生成部107に与えられ)、カプセル生成部107で宛先無線局宛てのIPパケットとしてカプセル化され、隣接無線局毎バッファ109に保持される(S813、S817)。
他の無線局から受信したフレーム、すなわち、逆方向のフレームがパケット統合されている場合とは、例えば、以下のような場合である。例えば、IP電話端末210−1から無線端末201−1へのフレーム(MACアドレスはルータ205がソースアドレス、無線端末201−1がディスティネーションアドレスとなる)は無線局203から無線局202−2へのIPパケットにカプセル化されて転送される。このとき、IP電話端末210−2から無線端末201−2へのフレーム(MACアドレスはルータ205がソースアドレス、無線端末201−2がディスティネーションアドレスとなる)とパケット統合されていたとする。このようなときに、無線端末201−1からのフレームを受信した場合が、他の無線局から受信したフレーム、すなわち、逆方向のフレームがパケット統合されている場合として判断される。
以上のような逆方向フレームがパケット統合されているときに、受信したフレームを、宛先無線局毎バッファ106で保持することにより、強制的に遅延を与えて、積極的にパケットの統合を実施させる。これは、このフレームの逆方向からのフレームがパケット統合されていることにより、マルチホップ転送される経路上の無線区間(上述の例で言えば、無線局203から無線局202−2との間)が混雑しており、パケット統合によるスループット改善を要するものと判断できるためである。以下、上述のような場合を例に説明する)
図8では、以上のような逆方向のパケット統合に基づき、受信フレームに関してパケット統合を行う動作部分をステップS806〜S812で示している。
無線端末201−1からの、逆方向ではパケット統合がなされているフレームを受信すると、まず、宛先無線局毎バッファ106を参照し、同一無線局宛のフレームが既に保持されているか否かを判定する(S806、807)。
ここで、仮に、同一無線局宛のフレーム(無線端末201−2からIP電話端末210−2宛のパケット)が保持されている場合には、そのフレームを読み出し、当該無線局202−2からその無線局203宛のIPパケットとして、カプセル化によるフレーム統合を行う(S808、S809)。
これに対して、宛先無線局毎バッファ106に同一無線局宛のフレームが保持されていない場合は、一定の時間を設定し、強制的にその時間内は宛先無線局毎バッファ106で保持する(S810〜S812)。これにより、一定の時間内に同一無線局宛のフレームが到着した場合に、ステップS809で示したフレームの統合が可能となる。なお、この一定時間の算出は、例えば、無線端末からのパケット到着周期を観測し、その到着周期以内の時間を設定する。これにより、同じ無線端末からの複数のパケットがバッファ106に保持されることを防ぐことができる。
パケット統合がなされたカプセル化パケット若しくは一定保持時間が経過したパケットは、第1の実施形態と同様に、隣接無線局毎バッファ109にてバッファリングされ、無線フレームとして隣接無線局に送信される(S817〜S820)。
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果に加え、以下の効果を奏することができる。
すなわち、逆方向から到着したパケットの統合状態により、マルチホップ無線通信区間の輻輳状態を検出し、バッファで強制的な遅延を加え積極的にパケット統合を行うようにしたので、無線通信区間のスループットが向上させることができる。
(C)第3の実施形態
次に、本発明による無線ネットワークシステム及び無線局の第3の実施形態を、図面を参照しながら説明する。第3の実施形態の場合、第1の実施形態に比較すると、無線局の内部構成及び動作が多少異なっている。
(C−1)第3の実施形態の構成
図9は、第3の実施形態における無線局(100B;上述した図2での無線局202−1〜202−3、203が該当)の中継機能に係る機能的構成を示すブロック図であり、第1の実施形態に係る上述した図1との同一、対応部分には同一符号を付して示している。
第3の実施形態の無線局は100B、パケット統合部110に関連してマルチキャストアドレス生成部115を有する点が、第1の実施形態のものと異なっている。
マルチキャストアドレス生成部115は、複数の隣接無線局に対してマルチキャストアドレスの設定を行う処理部である。
(C−2)第3の実施形態の動作
以下、第3の実施形態の無線局の動作を、第1の実施形態の無線局の動作と異なる点を中心に説明する。なお、以下の説明では、無線局の配置なのネットワーク構成が図10に示すようになっているとし、無線局202−2での動作を説明する。
図10は、第1の実施形態の説明で用いた図2に対応する図面であり、図2に比較すると、無線端末201−4を収容している無線局202−4が追加されており、この無線局202−4は、無線局2020−2の隣接無線局となっている。
第3の実施形態では、同一宛先無線局若しくは同一隣接無線局宛てのパケットの統合だけではなく、異なる隣接無線局宛てのパケットに対しても、パケットの統合を行うことによりスループットを改善しようとしたものである。
以下の動作説明の前提として、第1や第2の実施形態と同様に、各無線局でのルーティングテーブルは構築済みであるものとする。また、無線端末201−1とIP電話端末210−1との間と、無線端末201−3と無線端末201−4との間とでそれぞれVoIPによるセッションが開始されているものとする。
この第3の実施形態における無線局の動作は、第1の実施形態の無線局の動作とほぼ同様であり、上述した図3のフローチャートで表すことができるが、ステップS312でのパケット統合動作の動作が異なる。
例えば、パケット統合部110が、隣接無線局毎バッファ109に、無線局202−1宛てのパケットと無線局202−4宛てのパケットが停留していることを検出したものとする。
このとき、マルチキャストアドレス生成部115は、無線局202−1と無線局202−4をメンバとするマルチキャストIPアドレスを生成し、パケット統合部110に通知する。パケット統合部110では、マルチキャストIPアドレスにより、異なる無線局宛てのパケットを一つのパケットとして統合する。
図11は、異なる隣接無線局宛てのパケットを一つのパケットとして統合する様子を示した説明図である。図11は、無線端末201−1からIP電話端末210−1へのIP/UDPパケットに対して、無線端末201−1からルータ205へのMACアドレスを付与したイーサネットフレームが作成され、そのイーサネットフレームを無線局202−2から無線局203へのIP/UDPパケットでカプセル化しているパケット1101と、無線端末201−3から無線端末201−4へのIP/UDPパケットに対して、無線端末201−3から無線端末201−4へのMACアドレスを付与したイーサネットフレームが作成され、そのイーサネットフレームを無線局202−3から無線局202−4へのIP/UDPパケットでカプセル化しているパケット1102とが、無線局202−2から無線局202−1及び202−4を示すマルチキャストアドレスのIP/UDPパケット1103のペイロード部分としてカプセル化されている様子を示している。
この統合されたパケットは無線局202−1及び202−4で受信され、それぞれの無線局宛てのパケットのみが抽出される。
(C−3)第3の実施形態の効果
第3の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、マルチキャストパケットによるカプセル化を行うことにより、異なる隣接無線局へ同時にパケットを送信することが可能となり、パケット送信待ち時間の減少によるスループットの向上が可能となるという効果をも奏することができる。
(D)他の実施形態
上記各実施形態の技術思想は、適宜、組み合わせて適用しても良いことは勿論である。例えば、第1及び第3の実施形態の技術思想を組み合わせた場合であれば、図5におけるパケット501(図11のパケット1101と同様)、502と、図11のパケット1102とをマルチキャストパケットによりカプセル化するようにしても良い。
また、第1や第2の実施形態における、宛先無線局のカプセル化という技術思想と、隣接無線局へのパケットの統合という技術思想の一方のみを適用したマルチホップ無線通信システムを構築するようにしても良い。
また、上記各実施形態では、データの配送単位としてIP/UDPを用いているが、UDPパケットをTCPパケットとしても良い。
さらに、現在、IEEE802.11TGsで検討されているような、IPアドレスの代わりにMACアドレスのみでルーティングを行うようなシステムにおいても同様に適用可能であり、その場合、IP/UDPで記載した箇所がそれぞれの機器を識別するMACアドレスに置き換わる。
例えば、IPパケットによるカプセル化だけでなく、イーサネットフレームによるカプセル化も本発明の技術思想に含まれる。
各実施形態の特徴的な技術思想の動作を実行できる状態にするか否かを、無線局に対する外部からの設定などにより、設定可能とするようにしても良い。
上記各実施形態においては、パケット統合に供するか否かを、宛先無線局又は隣接無線局の一致性などに基づいて判断するものを示したが、可変長パケットを取り扱うシステムであれば、宛先無線局や隣接無線局の一致性などに加え、パケット長の長短も、パケットを統合するか否かの判断に用いるようにしても良い。
第1の実施形態の無線局の機能的構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の無線局を含む無線ネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の無線局の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態のカプセル生成部のカプセル化動作の説明図である。 第1の実施形態のパケット統合部のパケット統合動作の説明図である。 第1の実施形態のカプセル生成部のパケット統合動作の説明図である。 第2の実施形態の無線局の機能的構成を示すブロック図である。 第2の実施形態のカプセル生成部のパケット統合動作の説明図である。 第3の実施形態の無線局の機能的構成を示すブロック図である。 第3の実施形態の無線局を含む無線ネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 第3の実施形態のパケット統合部のパケット統合動作の説明図である。
符号の説明
100、100A、100B、202−1〜202−4、203…無線局、201−1〜202−4…無線端末、101…フレーム解析部、102…MACアドレス管理テーブル、103…ルーティングテーブル、104…カプセル解除部、105…バッファ制御部、106…宛先無線局毎バッファ、107…カプセル生成部、109…隣接無線局毎バッファ、110…パケット統合部、111…バッファ制御部、112…無線受信部、113…無線送信部、114…統合検出部、115…マルチキャストアドレス生成部。

Claims (5)

  1. 各無線局がパケットを隣接する無線局に中継する機能を備えたマルチホップの無線ネットワークシステムにおける無線局において、
    同一の隣接無線局に中継するパケットを一つのパケットに統合する第1の統合手段、又は、同一無線局へ中継する場合、収容している1又は複数の無線端末からのフレームを一つのパケット若しくは一つのフレームに統合する第2の統合手段の少なくとも一方を備えることを特徴とする無線局。
  2. 上記第1及び第2の統合手段を共に備え、上記第2の統合手段は、上記第1の統合手段による同一の隣接無線局へのパケット統合が行われた場合に、収容している無線端末からの同一無線局へ中継するフレームを一つのパケット若しくは一つのフレームに統合することを特徴とする請求項1に記載の無線局。
  3. 上記第2の統合手段は、収容している無線端末からのフレームを含むパケットが流れる方向の逆方向から到着したパケットが統合されているときに、収容している無線端末からのフレームに強制的に処理遅延を加えて積極的に統合を行うことを特徴する請求項1に記載の無線局。
  4. 上記第1の統合手段は、マルチキャストパケットによるカプセル化を行って、異なる隣接無線局へのパケットを一つのパケットに統合することを特徴する請求項1〜3のいずれかに記載の無線局。
  5. 各無線局がパケットを隣接する無線局に中継する機能を備えたマルチホップの無線ネットワークシステムにおいて、
    上記各無線局として、請求項1〜4のいずれかに記載の無線局を適用したことを特徴とする無線ネットワークシステム。
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