WO2015178139A1 - 無線通信システム、ユーザ局、及び通信制御方法 - Google Patents

無線通信システム、ユーザ局、及び通信制御方法 Download PDF

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Abstract

 ユーザ局は、第1通信規格に適合する第1インタフェースと第2通信規格に適合する第2インタフェースとのいずれかを用いてデータパケットを送受信する。ユーザ局の接続先が第2ノードに切り替えられる際、新たな第2アドレスがユーザ局に払い出される。ユーザ局は、新たな第2アドレスを含む切替メッセージを第1ノードに送信する。データパケットが第2インタフェースを介して送信されるように経路制御テーブルが更新される。第1ノードは、切替メッセージを受信した後、受信したユーザ局宛ての受信パケットを、新たな第2アドレス宛てにリダイレクトする。

Description

無線通信システム、ユーザ局、及び通信制御方法
 本発明は、情報提示システム、ユーザ局、及び通信制御方法に関する。
 近年、インターネット上のウェブコンテンツ(web content)の大容量化及びスマートフォンを始めとする携帯端末の高性能化に伴い、携帯電話ネットワーク(セルラーネットワーク)におけるトラフィックが増大している。以上のトラフィック増大は、携帯電話ネットワークにおける通信容量の逼迫を引き起こしている。
 以上の通信容量の逼迫に対応するため、無線LAN(WLAN/Wi-Fi)を併用して携帯電話ネットワークのトラフィックをオフロードさせる構成が採用されている(例えば、特許文献1)。以上のような無線LANサービスは、携帯電話事業者の経営施策に基づき、しばしば無料で提供される。また、以上の無線LANサービスの伝送速度(例えば、IEEE 802.11acの伝送速度433Mbps)は、携帯電話ネットワークの伝送速度(例えば、LTE UE Category 4の伝送速度150Mbps)を上回る。
特許第4284275号
 無線LANを使用した以上のオフロード技術においては、携帯電話ネットワーク用と無線LAN用との2つのインタフェースを備えるユーザ局が利用される。一般的に、ユーザデータの送受信に関するユーザプレーンについては、アクティブな複数のインタフェースが存在する場合であっても、1つのユーザ局において1つのインタフェースのみが排他的に利用される。そのため、ある1つのインタフェースを用いてパケットを送信した後にユーザ局の接続先が切り替えられると、そのインタフェースに対して返信された戻りパケットの損失が発生する、という課題がある。以上の課題は、複数のネットワークが頻繁に切り替えられる場合、例えば、ユーザ局のユーザが電車等の乗り物に乗っている場合に、より顕著となる。
 以上の課題は、携帯電話ネットワーク及び無線LANの組合せに限定して存在するものではなく、異なるインタフェースを介してユーザ局と接続される複数のネットワークの組合せにおいて普遍的に存在することは、当然に理解される。
 以上の事情を考慮して、本発明は、ユーザ局の接続先の切替えに伴うパケット損失を抑制することを目的とする。
 本発明の無線通信システムは、第1通信規格に従って通信可能な第1ノードを含む第1ネットワークと、第2通信規格に従って通信可能な第2ノードを含み、前記第1ネットワークとは独立した第2ネットワークと、前記第1ネットワークおよび前記第2ネットワークと通信可能なユーザ局とを備え、前記ユーザ局は、前記第1通信規格に適合する第1インタフェースと、前記第2通信規格に適合する第2インタフェースと、前記第1インタフェースと前記第2インタフェースとのいずれかを用いてデータパケットの送受信を実行するユーザ通信部と、前記第1インタフェースと前記第2インタフェースとの少なくともいずれかを用いて制御メッセージの送受信を実行する制御通信部と、前記ユーザ通信部の通信経路を規定する経路制御テーブルを更新するユーザ経路制御部とを備え、前記第1ノードは、前記第1インタフェースに割り当てられるべき第1アドレスを払い出す第1アドレス払出部を備え、前記第2ノードは、前記第2インタフェースに割り当てられるべき第2アドレスを払い出す第2アドレス払出部を備え、前記ユーザ局の接続先が前記第1ノードから前記第2ノードに切り替えられる際、前記第2アドレス払出部は、前記ユーザ局が使用すべき新たな第2アドレスを前記ユーザ局に払い出し、前記制御通信部は、前記第2アドレス払出部から前記新たな第2アドレスが払い出された後、前記新たな第2アドレスを含む切替メッセージを前記第1ノードに送信し、前記ユーザ経路制御部は、前記制御通信部が前記切替メッセージを送信した後、前記ユーザ通信部が前記第2インタフェースを介して前記データパケットを送信するように前記経路制御テーブルを更新し、前記第1ノードは、さらに前記制御通信部から前記切替メッセージを受信した後、前記第1ノードが受信した前記ユーザ局宛ての受信パケットを前記新たな第2アドレス宛てにリダイレクトするリダイレクト部を備える。
 本発明のユーザ局は、第1通信規格に従う第1ネットワーク内の第1ノードと無線通信可能な第1インタフェースと、第2通信規格に従い、前記第1ネットワークとは独立した第2ネットワーク内の第2ノードと無線通信可能な第2インタフェースと、前記第1インタフェースと前記第2インタフェースとのいずれかを用いてデータパケットを送受信するユーザ通信部と、前記第1インタフェースと前記第2インタフェースとの少なくともいずれかを用いて制御メッセージの送受信を実行する制御通信部と、前記ユーザ通信部の通信経路を規定する経路制御テーブルを更新するユーザ経路制御部とを備えるユーザ局であって、前記制御通信部は、前記ユーザ局の接続先が前記第1ノードから前記第2ノードに切り替えられる際に当該第2ノードから払い出される新たな第2アドレスを、切替メッセージに含めて前記第1ノードに送信し、前記ユーザ経路制御部は、前記制御通信部が前記切替メッセージを送信した後、前記ユーザ通信部が前記第2インタフェースを介して前記データパケットを送信するように前記経路制御テーブルを更新し、前記ユーザ通信部は、前記新たな第2アドレスに基づいて前記第1ノードからリダイレクトされた当該ユーザ局宛ての受信パケットを受信する。
 本発明の通信制御方法は、第1通信規格に従って通信可能な第1ノードを含む第1ネットワークと、第2通信規格に従って通信可能な第2ノードを含み、前記第1ネットワークとは独立した第2ネットワークと、前記第1ネットワークおよび前記第2ネットワークと通信可能なユーザ局とを備える無線通信システムにおける通信制御方法であって、前記ユーザ局において、前記第1通信規格に適合する第1インタフェースと前記第2通信規格に適合する第2インタフェースとのいずれかを用いてデータパケットを送受信することと、前記第1インタフェースと前記第2インタフェースとの少なくともいずれかを用いて制御メッセージを送受信することと、前記ユーザ局の接続先が前記第1ノードから前記第2ノードに切り替えられる際、前記第2ノードにおいて、前記ユーザ局が使用すべき新たな第2アドレスを前記ユーザ局に払い出すことと、前記新たな第2アドレスが払い出された後、前記ユーザ局において、前記新たな第2アドレスを含む切替メッセージを前記第1ノードに送信することと、前記切替メッセージが送信された後、前記データパケットが前記第2インタフェースを介して送信されるように、前記ユーザ局の通信経路を規定する経路制御テーブルを更新することと、前記第1ノードにて前記切替メッセージが受信された後、前記第1ノードにて受信された前記ユーザ局宛ての受信パケットを、前記新たな第2アドレス宛てにリダイレクトすることとを備える。
 本発明によれば、ユーザ局の接続先の切替えに伴うパケット損失が抑制される。
第1実施形態に係る無線通信システムを示す図である。 インタフェースとサービスの関係性を示す説明図である。 ユーザ局によるパケット送受信の様子を示す動作フローである。 第1実施形態のユーザ局の構成ブロック図である。 経路制御テーブルの一例を示す図である 第1実施形態に係る無線基地局の構成ブロック図である。 第1実施形態に係るゲートウェイ装置の構成ブロック図である。 第1実施形態に係るアクセスポイントの構成ブロック図である。 接続先切替え及びリダイレクトの動作フローの一例である。 接続先切替え及びリダイレクトの動作フローの一例である。 接続先切替え及びリダイレクトの動作フローの一例である。 DHCPメッセージの構成の一例を示す図である。 カプセル化後の受信パケットの模式図である。 アドレス変換テーブルの一例を示す図である。 カプセル化解除要否の判定フローである。
1. 第1実施形態
 以下、図面を参照しながら本発明の第1実施形態を説明する。概略的には、切替え先でユーザ局USに払い出された新たなIPアドレスが切替え元に通知されることにより、切替え元に対して返信されたパケットが切替え先にリダイレクトされる。
1(1). 無線通信システムの概略
 図1は、本発明の第1実施形態に係る無線通信システムCSを示す図である。無線通信システムCSは、ユーザ局USと無線基地局eNBとアクセスポイントAPと管理ノードMMEとゲートウェイ装置GWとを備える。本実施形態において、以上の各ノードには1以上のグローバルIPアドレスが割り当てられる。無線基地局eNBと管理ノードMMEとゲートウェイ装置GWは第1ネットワークNW1(携帯電話ネットワーク)に属し、アクセスポイントAPは第2ネットワークNW2(無線LAN)に属する。セルラー通信規格に従う第1ネットワークNW1と非セルラー通信規格に従う第2ネットワークとは、互いに独立している。
 第1ネットワークNW1内の要素及びユーザ局USは、セルラー通信規格(例えば、3GPP(Third Generation Partnership Project)規格に含まれるLTE/SAE(Long Term Evolution / System Architecture Evolution)規格に従って通信を実行する。3GPP規格に規定された用語に従うと、ユーザ局USはUser Equipmentであり、無線基地局eNBはevolved Node Bであり、管理ノードMMEはMobility Management Entityであり、ゲートウェイ装置GWはPDN/Serving Gatewayである。
 第2ネットワークNW2内の要素及びユーザ局USは、非セルラー通信規格(例えば、IEEE 802.11系の無線LAN規格)に従って通信を実行する。無線LAN規格に規定された用語に従うと、ユーザ局USはStation(STA)であり、アクセスポイントAPはAccess Pointである。
 無線通信システムCSにおいては、データ信号用の論理インタフェース(ユーザプレーン経路)と制御信号用の論理インタフェース(制御プレーン経路)とが独立して設定される。図1において、要素間の破線はセルラー通信規格に従う制御プレーン経路を示し、要素間の一点鎖線は非セルラー通信規格に従う制御プレーン経路を示す。要素間の実線は、通信規格を問わずユーザプレーン経路を示す。図示されるように、無線基地局eNBとアクセスポイントAPとの間には制御プレーン経路もユーザプレーン経路も存在しない。
 本実施形態のユーザ局USは、セルラー通信規格と非セルラー通信規格との双方に適合するモバイル端末である。ユーザ局USは、セルラー通信規格に従う無線基地局eNBに対応する第1インタフェース110と、非セルラー通信規格に従うアクセスポイントAPに対応する第2インタフェース120とを備える。
 以上2つのインタフェースは同時にアクティブ化され得る。例えば、ユーザ局USは、セルラー通信規格において待ち受け(制御プレーン通信)を行いつつ非セルラー通信規格でデータの送受信を行うことが可能であるし、セルラー通信規格においてVoLTE(Voice over LTE)通話を行いつつ非セルラー通信規格でデータの送受信を行うことも可能である。以上2つのインタフェースの各々にはユニークなIPアドレスが割り当てられる。
 しかしながら、特殊サービス(VoLTEサービス及び制御プレーンサービスなど)以外の通常のユーザプレーンサービス(一般アプリケーション)に関しては、2つのインタフェースのいずれかが排他的に使用される。図2に示されるように、一般アプリケーションが第2インタフェース120を介して通信する場合、アプリケーション層とインタフェース層との間に介在するフレームワークFW内の機能ブロックである接続サービス(Connectivity Service)が、第1インタフェース110からの接続を遮断する。
 一般的なTCP/IPにおいては、端末が複数のインタフェース(複数のIPアドレス)を有していても、これらのインタフェースを並列的に使用した一連の通信を実行することができない。これは、異なる複数のインタフェースを経由して受信された複数のパケットを順序付ける手法が規定されていない等の理由による。そのため、ユーザ局USにおけるユーザプレーン経路に関しては、通常、1つのインタフェース(1つのIPアドレス)に対応する1つの通信経路のみが使用可能である。
 図3は、2つのインタフェースを有するユーザ局USによるパケット送受信の様子を示す図である。図3には、パターン(A)からパターン(C)までの3つの送受信パターンが示されている。パターン(A)では、第1インタフェース(I/F)110から送信されたHTTP要求パケットが外部サーバに到達した後、そのHTTP要求パケットに対応するHTTP応答パケットが外部サーバから返信されて第1インタフェース110に成功裏に受信される。パターン(C)では、同様にして、第2インタフェース(I/F)120がパケットを成功裏に送受信する。
 パターン(B)では、第1インタフェース110が送信パケットを送信してから対応する受信パケットを受信するまでの間に、ユーザ局USの接続先(使用する通信経路)が変更される。外部サーバは、HTTP要求パケットの送信元アドレスが示す第1インタフェース110宛てにHTTP応答パケットを送信する。しかし、ユーザ局USの使用インタフェースは第2インタフェース120に既に切り替えられているので、第1インタフェース110宛てのHTTP応答パケットは喪失する。以下では、パターン(B)で生じるようなパケットロスを抑制する構成が説明される。
1(2). 各ノードの構成
1(2)-1. ユーザ局の構成
 図4は、第1実施形態に係るユーザ局USの構成ブロック図である。ユーザ局USは、第1インタフェース110と第2インタフェース120と記憶部130と制御部140とを備える。音声・映像等を出力する出力装置およびユーザからの指示を受け付ける入力装置等の図示は便宜的に省略されている。
 第1インタフェース110はセルラー通信規格に従って無線基地局eNBと通信するための要素であり、第2インタフェース120は非セルラー通信規格に従ってアクセスポイントAPと通信するための要素である。以上の各インタフェースは対応する通信規格に適合しており、送受信アンテナと、無線信号(電波)を受信して電気信号に変換する受信回路と、制御信号・ユーザ信号等の電気信号を無線信号(電波)に変換して送信する送信回路とを含む。
 制御部140は、ユーザ通信部142と制御通信部144とユーザ経路制御部146とを備える。ユーザ通信部142は、第1インタフェース110と第2インタフェース120とのいずれかを用いて、インターネットIN内のサーバ等とデータパケットを送受信する。制御通信部144は、第1インタフェース110と第2インタフェース120との少なくともいずれかを用いて、制御メッセージを送受信する。ユーザ経路制御部146は、ユーザ通信部142の通信経路を規定する経路制御テーブル132(ルーティングテーブル)を更新する。経路制御テーブル132は、記憶部130に記憶される。
 図5は、経路制御テーブル132の一例を示す図である。経路制御テーブル132は、1以上の経路情報エントリRIEを含む。各経路情報エントリRIEは、宛先ネットワークDとネットマスクMとゲートウェイGとインタフェースIとを情報項目として含む。各情報項目は所定長(例えば、32ビットまたは128ビット)のビット列に相当する値である。
 ユーザ通信部142は、ある宛先IPアドレスに対してパケットを送信する場合、経路制御テーブル132を参照して使用すべきインタフェースを確定する。より具体的には、宛先IPアドレスと各ネットマスクMとの論理積(AND演算)に基づいて宛先ネットワークDを特定し、その宛先ネットワークDに対応するインタフェースIを用いて、その宛先ネットワークDに対応するゲートウェイGに対してパケットを送信する。
1(2)-2. 無線基地局の構成
 図6は、第1実施形態に係る無線基地局eNBの構成ブロック図である。無線基地局eNBは、無線インタフェース210とネットワークインタフェース220と記憶部230と制御部240とを備える。無線インタフェース210はセルラー通信規格に従ってユーザ局USと通信するための要素であり、第1インタフェース110と同様に構成される。ネットワークインタフェース220は第1ネットワークNW1内の他ノード(管理ノードMME,ゲートウェイ装置GW等)と通信するための要素であり、電気信号を有線で送受信する。
 制御部240は、ユーザ通信部242と制御通信部244とを備える。ユーザ通信部242は、ユーザ局USとゲートウェイ装置GWとの間のユーザ信号の送受信を中継する。制御通信部244は、第1通信規格に従う制御メッセージをユーザ局USおよび管理ノードMMEと送受信する。
1(2)-3. ゲートウェイ装置の構成
 図7は、第1実施形態に係るゲートウェイ装置GWの構成ブロック図である。ゲートウェイ装置GWは、ネットワークインタフェース310と外部インタフェース320と記憶部330と制御部340とを備える。ネットワークインタフェース310は第1ネットワークNW1内の他ノードと通信するための要素であり、電気信号を有線で送受信する。外部インタフェース320はインターネットIN内の他ノードと通信するための要素であり、電気信号を有線で送受信する。
 制御部340は、パケット中継部342とアドレス払出部344とリダイレクト部346とを備える。パケット中継部342は、ユーザ局USとインターネットINとの間のユーザ信号の送受信を中継する。アドレス払出部344は、ユーザ局USの第1インタフェース110に割り当てられるべき第1IPアドレスを払い出す。換言すると、アドレス払出部344はDHCPサーバ機能を有する。リダイレクト部346は、パケットをリダイレクトする(詳細は後述される)。
1(2)-4. アクセスポイントの構成
 図8は、第1実施形態に係るアクセスポイントAPの構成ブロック図である。アクセスポイントAPは、無線インタフェース410とネットワークインタフェース420と記憶部430と制御部440とを備える。無線インタフェース410は非セルラー通信規格に従ってユーザ局USと通信するための要素であり、第2インタフェース120と同様に構成される。ネットワークインタフェース420は第2ネットワークNW2およびインターネットIN内の他ノードと通信するための要素であり、電気信号を有線で送受信する。
 制御部440は、パケット中継部442と制御通信部444とアドレス払出部446とリダイレクト部448とを備える。パケット中継部442は、ユーザ局USとインターネットINとの間のユーザ信号の送受信を中継する。制御通信部444は、第2通信規格に従う制御メッセージをユーザ局USと送受信する。アドレス払出部446は、ユーザ局USの第2インタフェース120に割り当てられるべき第2IPアドレスを払い出す。換言すると、アドレス払出部446はDHCPサーバ機能を有する。リダイレクト部448は、パケットをリダイレクトする(詳細は後述される)。
1(2)-5. 共通事項
 以上の各制御部(140,240,340,440)及び各制御部に含まれる要素は、各ノード(US,eNB,AP)内の不図示のCPUが各記憶部(130,230,330,430)に記憶されたコンピュータプログラムを実行し、そのコンピュータプログラムに従って機能することにより実現される機能ブロックである。
1(3). リダイレクト動作
1(3)-1. 第1ネットワークから第2ネットワークへのリダイレクト
 第1実施形態におけるリダイレクト動作の例を以下に説明する。図9は、第1ネットワークNW1に接続しているユーザ局USが第2ネットワークNW2に接続先を切り替えた後に、第1ネットワークNW1(ゲートウェイ装置GW)から第2ネットワークNW2(アクセスポイントAP)へパケットがリダイレクトされる動作フローを示す。図9の動作フローにおいて、ユーザ局USは当初、第1IPアドレスが割り当てられた第1インタフェース110を用いて、接続中の第1ネットワークNW1(無線基地局eNBおよびゲートウェイ装置GW)を介してインターネットINと通信している。
 まず、ユーザ局USの接続先をアクセスポイントAPに切り替える動作を説明する。無線接続可能なアクセスポイントAPを発見すると、ユーザ局USの制御通信部144は、そのアクセスポイントAPに対してアソシエーション動作を実行する(S100)。ユーザ局USとアクセスポイントAPとのアソシエーションが確立されると、アクセスポイントAPのアドレス払出部446は、ユーザ局USの第2インタフェース120が使用すべき新たな第2IPアドレスを払い出す(S102)。
 ステップS102の後、制御通信部144は、払い出された第2IPアドレスを切替メッセージに格納してゲートウェイ装置GWに送信する(S104)。切替メッセージの種別は任意である。例えば、3GPP TS 36.413に規定されるUPLINK NAS TRANSPORTメッセージやHTTPメソッドの一種であるPOSTメソッドが、切替メッセージとして採用され得る。
 ステップS104の後、ユーザ経路制御部146は、ユーザ通信部142が第2インタフェース120を介してデータパケットを送信するように経路制御テーブル132を更新する(S106)。すなわち、ユーザ経路制御部146は、ユーザ局USが他ノードに対してパケットを送信する際に第2インタフェース120を使用するように、経路情報エントリRIEに含まれるインタフェースIの欄を書き換える。結果として、データパケットの伝送ルートが切り替えられ、第2インタフェース120及びアクセスポイントAP経由でユーザパケットの伝送が実行される。
 次いで、伝送ルートが切り替えられた後に実行されるリダイレクト動作について説明する。図9のステップS110では、経路制御テーブル132の更新前(ステップS106前)にユーザ局USから送信されたパケットに関して、インターネットIN内のサーバが、ユーザ局USに対応する送信元アドレス(第1IPアドレス)に対してパケットを返信する。以上のパケットは、まず第1ネットワークNW1内のゲートウェイ装置GWに到達する。
 ゲートウェイ装置GWのリダイレクト部346は、接続先切替え前のユーザ局US宛て(すなわち、第1IPアドレス宛て)のパケットを受信すると、接続先切替え後のユーザ局US宛て(第2IPアドレス宛て)にリダイレクトする(S112)。リダイレクトされたパケットは、インターネットINおよびアクセスポイントAPを経由して、ユーザ局USの第2インタフェース120に到達する。なお、切替メッセージの受信後(ステップS104の後)であれば、リダイレクト部346は以上のリダイレクト動作を開始してよい。
 以上のように、本実施形態の構成によれば、パケットを送信してから受信するまでの間にユーザ局USが接続先を変更しても、変更前の接続先宛てに返信されたパケットが変更後の接続先へリダイレクトされてユーザ局USに到達する。
1(3)-2. アクセスポイント間のリダイレクト
 図10は、第2ネットワークNW2内のアクセスポイントAP1に接続しているユーザ局USが、他のアクセスポイントAP2に接続先を切り替えた後に、アクセスポイントAP1からアクセスポイントAP2へパケットがリダイレクトされる動作フローを示す。図10は、図9に後続する動作フローである。図9のアクセスポイントAPが、図10のアクセスポイントAP1に相当する。
 図10では、まず、ユーザ局USがアクセスポイントAP1からアクセスポイントAP2にハンドオーバする。図9と同様、ユーザ局USと切替先であるアクセスポイントAP2とのアソシエーションが確立された後(S120)、アクセスポイントAP2から第3IPアドレスが払い出される(S122)。その後、第3IPアドレスを含む切替メッセージがユーザ局USから切替元のアクセスポイントAP1に送信され(S124)、経路制御テーブル132が更新される(S126)。ステップS126においては、第2インタフェース120に相当する各インタフェースI欄内の第2IPアドレスが、払い出された第3IPアドレスに書き換えられる。
 ステップS130では、前述のステップS110と同様、切替え前の送信元アドレス(第2IPアドレス)に対してインターネットIN内のサーバがパケットを返信する。アクセスポイントAP1のリダイレクト部448は、以上の第2IPアドレス宛てのパケットを受信すると、接続先切替え後のユーザ局US宛て(第3IPアドレス宛て)にリダイレクトする(S132)。リダイレクトされたパケットは、インターネットIN及びアクセスポイントAP2を経由してユーザ局USの第2インタフェース120に到達する。なお、切替メッセージの受信後(ステップS124の後)であれば、リダイレクト部448は以上のリダイレクト動作を開始してよい。
 以上から理解されるように、本実施形態においては、アクセスポイントAP間でもリダイレクトが可能である。また、図9及び図10の一連の動作を考慮すると、ユーザ局USの接続先が変更される度に、リダイレクトを行うノードも変更されることが理解される。
1(4). 本実施形態の効果
 以上の本実施形態の構成によれば、接続先の切替え後に払い出された新たなIPアドレスがユーザ局USから切替え前の接続先に通知されるので、切替え前の接続先に対して返信されたパケットが切替え後の接続先にリダイレクトされる。そのため、ユーザ局USの接続先の切替えに伴うパケット損失が抑制され、ユーザが体感する品質が向上する。
 本実施形態ではユーザ局USを介してIPアドレスが通知されるので、リダイレクトのためにネットワーク同士を接続する構成と比較して、ネットワークの独立性が維持される。また、ユーザ局USが同時に使用するインタフェースは1つであるから、一般的なTCP/IPを改変したプロトコルを使用しなくても本構成が実現可能である。そのため、無線通信システムCSは簡易に構築され得る。
2. 第2実施形態
 本発明の第2実施形態を以下に説明する。以下に例示する各実施形態において、作用、機能が第1実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の説明を適宜に省略する。
 第2実施形態においては各ネットワーク(NW1,NW2,…)がプライベートネットワークを形成する。各ネットワークに接続するユーザ局USに対しては、そのネットワーク内のみで使用されるローカルIPアドレス(プライベートIPアドレス)が払い出され、割り当てられる。したがって、接続先の切替え後に払い出されるローカルIPアドレスを切替え前のネットワークに単に通知するだけでは、前述のリダイレクトが実現されない。そこで、本実施形態では、新たに払い出されたローカルIPアドレスに加え、切替え後の接続先に割り当てられているグローバルIPアドレスを切替え前の接続先に通知する。
 図11は、第2実施形態におけるリダイレクト動作を例示する動作フローである。図11では、図9と同様、第1ネットワークNW1から第2ネットワークNW2へとユーザ局USの接続先が切り替えられた後、リダイレクトが実行される。
 ステップS200のアソシエーション動作は、ステップS100と同様に実行される。アソシエーションの確立後、アクセスポイントAPのアドレス払出部446は、ユーザ局USの第2インタフェース120が使用すべき新たな第2ローカルIPアドレスと、そのアクセスポイントAPに割り当てられているグローバルIPアドレス(第2グローバルIPアドレス)とを払い出す(S202)。図12は、ステップS202にて送信される制御メッセージであるDHCPメッセージDMの構成を示す。DHCPメッセージDMは、払い出された第2ローカルIPアドレスを含むボディ部BとアクセスポイントAPの第2グローバルIPアドレスを含むオプション部Oとを含む。
 ステップS202の後、制御通信部144は、払い出された第2ローカルIPアドレスおよび第2グローバルIPアドレスを切替メッセージに格納し、ゲートウェイ装置GWに送信する(S204)。ステップS206の経路制御テーブル132の更新動作は、前述のステップS106と同様に実行される。
 図11のステップS210では、ステップS206前にユーザ局USから送信されたパケットに関して、インターネットIN内のサーバが、ユーザ局USが切替え前に属していた第1ネットワークNW1に対応するアドレス(第1グローバルIPアドレス)に対してパケットを返信する。
 ゲートウェイ装置GWのリダイレクト部346は、接続先切替え前のユーザ局US宛てのパケットを受信すると、その受信パケットが第2ローカルIPアドレスを含むようにカプセル化し、接続先の第2ネットワークNW2宛て(第2グローバルIPアドレス宛て)にリダイレクトする(S212)。
 図13は、カプセル化後の受信パケットを模式的に示す。本例のカプセル化は、IPパケットをネットワーク層でカプセル化するIP over IP構成によるものである。より具体的には、第1IPヘッダの第1IPペイロード内に、第2IPヘッダと第2IPペイロードを含むパケットがカプセル化されている。第1IPヘッダには宛先として第2グローバルIPアドレスが含まれ、第2IPヘッダには宛先として第2ローカルIPアドレスが含まれる。したがって、カプセル化後の受信パケットは第2グローバルIPアドレス(すなわち、アクセスポイントAP)に向けて送信される。
 アクセスポイントAPのパケット中継部442は、リダイレクトされた受信パケットのカプセル化を解除して、その受信パケットに含まれる第2ローカルIPアドレス宛てに送信する(S214)。本例において、カプセル化の解除とは、受信パケットが含む第1IPヘッダを削除し、第1IPペイロードを解除後パケットとして取得することである。
 その後、解除後パケットは、ユーザ局USの第2インタフェース120に到達する。なお、切替メッセージの受信後(ステップS204の後)であれば、リダイレクト部346は以上のリダイレクト動作を開始してよい。
 以下、ステップS214に関連する動作を詳細に説明する。アクセスポイントAPには様々なパケットが到来する。実際には、前述のようにカプセル化されたパケットだけではなく、カプセル化されていない通常のパケットも到来する。本例において、アクセスポイントAPのパケット中継部442は、記憶部430に記憶されるアドレス変換テーブルATに基づいてパケット転送を実行する。
 図14は、アドレス変換テーブルATの一例を示す。アドレス変換テーブルATは、第2ネットワークNW2内で使用されるローカルIPアドレスと、インターネットINで使用されるグローバルIPアドレスとを対応付けて記憶している。以下、アドレス変換テーブルATに含まれる各行を変換エントリTEと称する。
 図15は、カプセル化解除要否の判定フローである。パケット中継部442は、受信パケットに対応する変換エントリTE(受信パケットの宛先であるグローバルIPアドレスを含む変換エントリTE)が、アドレス変換テーブルATに登録されているか否かを判定する(S2142)。登録されている場合(S2142;YES)、パケット中継部442は、アドレス変換テーブルATに従ってグローバルIPアドレスをローカルIPアドレスに変換して送信する(S2144)。登録されていない場合(S2142;NO)、パケット中継部442は、受信パケットのカプセル化を解除して解除後パケットを取得する(S2146)。
 次いで、パケット中継部442は、カプセル内(解除後パケット内)にローカルIPアドレスが含まれるか否かを判定する(S2148)。ローカルIPアドレスが含まれる場合(S2148;YES)、パケット中継部442はその解除後パケットをそのローカルIPアドレス宛てに転送する(S2150)。ローカルIPアドレスが含まれない場合、パケット中継部442はその解除後パケットを破棄する(S2152)。
 以上の構成によれば、プライベートネットワークに接続するユーザ局USに対しても、パケットをリダイレクトすることが可能である。
3. 変形例 
 以上の実施形態は多様に変形される。具体的な変形の態様を以下に例示する。以上の実施の形態および以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない限り適宜に併合され得る。
3(1). 変形例1
 以上の実施形態(特に図9及び図11に関連する箇所)では、第1ネットワークNW1(ゲートウェイ装置GW)から第2ネットワークNW2(アクセスポイントAP)へユーザ局USの接続先が切り替えられる構成が説明される。以上に説明される構成は、適切な設計変更(例えば、ステップS100, S200のアソシエーションを、セルラー接続の確立に変更)を施した上で、第2ネットワークNW2から第1ネットワークNW1へ接続先が切り替えられる構成にも適用可能である。なお、セルラー接続の確立においては、ユーザ局USと無線基地局eNBとの無線接続(RRC接続)が確立された上で、ゲートウェイ装置GWがユーザ局USの接続先として設定される。
3(2). 変形例2
 図9及び図10に関する箇所では、ユーザ局USの接続先が第1ネットワークNW1から第2ネットワークNW2に変更された後、第2ネットワークNW2におけるユーザ局USの接続先がアクセスポイントAP1からアクセスポイントAP2に変更される構成が説明される。以上に説明される構成は、変形例1と同様、適切な設計変更を施した上で、接続先が第2ネットワークNW2から第1ネットワークNW1に変更された後、第1ネットワークNW1におけるユーザ局USの接続先が1つのゲートウェイ装置GWから他のゲートウェイ装置GWに変更される構成にも適用可能である。他のゲートウェイ装置GWの構成は、図7を参照して説明したゲートウェイ装置GWの構成と同等である。
 本変形例においても、前述と同様、ユーザ局USの接続先が変更される度に、リダイレクトを行うノードも変更される。
3(3). 変形例3
 上述された態様を組み合わせることにより、当然に、ユーザ局USの接続先が第1ネットワークNW1から第2ネットワークNW2に変更された後、再び第1ネットワークNW1に変更される構成や、接続先が第2ネットワークNW2から第1ネットワークNW1に変更された後、再び第2ネットワークNW2に変更される構成も採用可能である。本変形例においても、前述と同様、ユーザ局USの接続先が変更される度に、リダイレクトを行うノードも変更される。
3(4). 変形例4
 第2実施形態では、いわゆるNAT(ネットワークアドレス変換)が採用されるが、NAPT(ネットワークアドレスポート変換)が採用されてもよい。その場合、アドレス変換テーブルATは、各変換エントリTEについて、ネットワーク内で使用されるローカルIPアドレスとポート番号との組合せと、インターネットINで使用されるグローバルIPアドレスとポート番号との組合せとを対応付けて記憶する。
3(5). 変形例5
 ユーザ局USは、無線基地局eNBおよびアクセスポイントAPと無線通信が可能な任意の装置である。ユーザ局USは、例えば、フィーチャーフォンまたはスマートフォン等の携帯電話端末でもよく、タブレット端末でもよく、デスクトップ型パーソナルコンピュータでもよく、ノート型パーソナルコンピュータでもよく、UMPC(Ultra-Mobile Personal Computer)でもよく、携帯用ゲーム機でもよく、その他の無線端末でもよい。
3(6). 変形例6
 無線通信システムCS内の各要素(ユーザ局US、無線基地局eNB、ゲートウェイ装置GW、アクセスポイントAP)においてCPUが実行する各機能は、CPUの代わりに、ハードウェアで実行してもよいし、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processor)等のプログラマブルロジックデバイスで実行してもよい。
  US……ユーザ局、110……第1インタフェース、120……第2インタフェース、130……記憶部、132……経路制御テーブル、140……制御部、142……ユーザ通信部、144……制御通信部、146……ユーザ経路制御部、eNB……無線基地局、210……無線インタフェース、220……ネットワークインタフェース、230……記憶部、240……制御部、242……ユーザ通信部、244……制御通信部、GW……ゲートウェイ装置、310……ネットワークインタフェース、320……外部インタフェース、330……記憶部、340……制御部、342……パケット中継部、344……アドレス払出部、346……リダイレクト部、AP(AP1,AP2)……アクセスポイント、410……無線インタフェース、420……ネットワークインタフェース、430……記憶部、440……制御部、442……パケット中継部、444……制御通信部、446……アドレス払出部、448……リダイレクト部、AT……アドレス変換テーブル、CS……無線通信システム、IN……インターネット、MME……管理ノード、NW1……第1ネットワーク、NW2……第2ネットワーク、RIE……経路情報エントリ、TE……変換エントリ。
 

Claims (7)

  1.  第1通信規格に従って通信可能な第1ノードを含む第1ネットワークと、
     第2通信規格に従って通信可能な第2ノードを含み、前記第1ネットワークとは独立した第2ネットワークと、
     前記第1ネットワークおよび前記第2ネットワークと通信可能なユーザ局とを備え、
     前記ユーザ局は、
      前記第1通信規格に適合する第1インタフェースと、
      前記第2通信規格に適合する第2インタフェースと、
      前記第1インタフェースと前記第2インタフェースとのいずれかを用いてデータパケットの送受信を実行するユーザ通信部と、
      前記第1インタフェースと前記第2インタフェースとの少なくともいずれかを用いて制御メッセージの送受信を実行する制御通信部と、
      前記ユーザ通信部の通信経路を規定する経路制御テーブルを更新するユーザ経路制御部とを備え、
     前記第1ノードは、
      前記第1インタフェースに割り当てられるべき第1アドレスを払い出す第1アドレス払出部を備え、
     前記第2ノードは、
      前記第2インタフェースに割り当てられるべき第2アドレスを払い出す第2アドレス払出部を備え、
     前記ユーザ局の接続先が前記第1ノードから前記第2ノードに切り替えられる際、前記第2アドレス払出部は、前記ユーザ局が使用すべき新たな第2アドレスを前記ユーザ局に払い出し、
     前記制御通信部は、前記第2アドレス払出部から前記新たな第2アドレスが払い出された後、前記新たな第2アドレスを含む切替メッセージを前記第1ノードに送信し、
     前記ユーザ経路制御部は、前記制御通信部が前記切替メッセージを送信した後、前記ユーザ通信部が前記第2インタフェースを介して前記データパケットを送信するように前記経路制御テーブルを更新し、
     前記第1ノードは、さらに
      前記制御通信部から前記切替メッセージを受信した後、前記第1ノードが受信した前記ユーザ局宛ての受信パケットを前記新たな第2アドレス宛てにリダイレクトするリダイレクト部を備える
     無線通信システム。
  2.  前記第2ネットワークは、前記第2通信規格に従って通信する第3ノードを含み、
     前記第3ノードは、
      前記第2インタフェースに割り当てられるべき第3アドレスを払い出す第3アドレス払出部を備え、
     前記ユーザ局の接続先が前記第2ノードから前記第3ノードに切り替えられる際、前記第3アドレス払出部は、前記ユーザ局が使用すべき新たな第3アドレスを前記ユーザ局に払い出し、
     前記制御通信部は、前記第3アドレス払出部から前記新たな第3アドレスが払い出された後、前記新たな第3アドレスを含む切替メッセージを前記第2ノードに送信し、
     前記ユーザ経路制御部は、前記制御通信部が前記切替メッセージを送信した後、前記新たな第3アドレスが割り当てられた前記第2インタフェースを介して前記ユーザ通信部が前記データパケットを送信するように前記経路制御テーブルを更新し、
     前記第2ノードは、さらに
      前記制御通信部から前記切替メッセージを受信した後、前記第2ノードが受信した前記ユーザ局宛ての受信パケットを前記新たな第3アドレス宛てにリダイレクトするリダイレクト部を備える
     請求項1の無線通信システム。
  3.  前記第1ネットワークは、前記第1通信規格に従って通信する第3ノードを含み、
     前記第3ノードは、
      前記第1インタフェースに割り当てられるべき第3アドレスを払い出す第3アドレス払出部を備え、
     前記ユーザ局の接続先が前記第2ノードから前記第3ノードに切り替えられる際、前記第3アドレス払出部は、前記ユーザ局が使用すべき新たな第3アドレスを前記ユーザ局に払い出し、
     前記制御通信部は、前記第3アドレス払出部から前記新たな第3アドレスが払い出された後、前記新たな第3アドレスを含む切替メッセージを前記第2ノードに送信し、
     前記ユーザ経路制御部は、前記制御通信部が前記切替メッセージを送信した後、前記ユーザ通信部が前記第1インタフェースを介して前記データパケットを送信するように前記経路制御テーブルを更新し、
     前記第2ノードは、さらに
      前記制御通信部から前記切替メッセージを受信した後、前記第2ノードが受信した前記ユーザ局宛ての受信パケットを前記新たな第3アドレス宛てにリダイレクトするリダイレクト部を備える
     請求項1の無線通信システム。
  4.  前記ユーザ局の接続先が前記第1ノードから前記第2ノードに切り替えられる際、前記第2アドレス払出部は、前記第2ネットワークにおけるローカルアドレスである前記新たな第2アドレスと、当該第2ノードに割り当てられている第2グローバルアドレスとを払い出し、
     前記制御通信部は、前記第2アドレス払出部から払い出された前記新たな第2アドレスと前記第2グローバルアドレスとを含む前記切替メッセージを前記第1ノードに送信し、
     前記リダイレクト部は、前記制御通信部から前記切替メッセージを受信した後、前記受信パケットが前記新たな第2アドレスを含むようにカプセル化して前記第2グローバルアドレス宛てにリダイレクトし、
     前記第2ノードは、さらに
      リダイレクトされた前記受信パケットのカプセル化を解除して、当該受信パケットに含まれる前記新たな第2アドレス宛てに送信するパケット中継部を備える
     請求項1から3のいずれかに記載の無線通信システム。
  5.  アドレス変換テーブルに基づいてパケット転送を実行する前記パケット中継部は、
      前記受信パケットに対応する変換エントリが前記アドレス変換テーブルに登録されている場合は、前記アドレス変換テーブルに従ってアドレス変換を実行し、
      前記受信パケットに対応する前記変換エントリが前記アドレス変換テーブルに登録されていない場合は、当該受信パケットのカプセル化を解除して解除後パケットを取得し、
       前記解除後パケットがローカルアドレスを含むときは、前記解除後パケットを前記ローカルアドレス宛てに転送し、
       前記解除後パケットがローカルアドレスを含まないときは、前記解除後パケットを破棄する
     請求項4に記載の無線通信システム。
  6.  第1通信規格に従う第1ネットワーク内の第1ノードと無線通信可能な第1インタフェースと、
     第2通信規格に従い、前記第1ネットワークとは独立した第2ネットワーク内の第2ノードと無線通信可能な第2インタフェースと、
     前記第1インタフェースと前記第2インタフェースとのいずれかを用いてデータパケットを送受信するユーザ通信部と、
     前記第1インタフェースと前記第2インタフェースとの少なくともいずれかを用いて制御メッセージの送受信を実行する制御通信部と、
     前記ユーザ通信部の通信経路を規定する経路制御テーブルを更新するユーザ経路制御部とを備えるユーザ局であって、
     前記制御通信部は、前記ユーザ局の接続先が前記第1ノードから前記第2ノードに切り替えられる際に当該第2ノードから払い出される新たな第2アドレスを、切替メッセージに含めて前記第1ノードに送信し、
     前記ユーザ経路制御部は、前記制御通信部が前記切替メッセージを送信した後、前記ユーザ通信部が前記第2インタフェースを介して前記データパケットを送信するように前記経路制御テーブルを更新し、
     前記ユーザ通信部は、前記新たな第2アドレスに基づいて前記第1ノードからリダイレクトされた当該ユーザ局宛ての受信パケットを受信する
     ユーザ局。
  7.  第1通信規格に従って通信可能な第1ノードを含む第1ネットワークと、
     第2通信規格に従って通信可能な第2ノードを含み、前記第1ネットワークとは独立した第2ネットワークと、
     前記第1ネットワークおよび前記第2ネットワークと通信可能なユーザ局と
     を備える無線通信システムにおける通信制御方法であって、
     前記ユーザ局において、前記第1通信規格に適合する第1インタフェースと前記第2通信規格に適合する第2インタフェースとのいずれかを用いてデータパケットを送受信することと、前記第1インタフェースと前記第2インタフェースとの少なくともいずれかを用いて制御メッセージを送受信することと、
     前記ユーザ局の接続先が前記第1ノードから前記第2ノードに切り替えられる際、前記第2ノードにおいて、前記ユーザ局が使用すべき新たな第2アドレスを前記ユーザ局に払い出すことと、
     前記新たな第2アドレスが払い出された後、前記ユーザ局において、前記新たな第2アドレスを含む切替メッセージを前記第1ノードに送信することと、
     前記切替メッセージが送信された後、前記データパケットが前記第2インタフェースを介して送信されるように、前記ユーザ局の通信経路を規定する経路制御テーブルを更新することと、
     前記第1ノードにて前記切替メッセージが受信された後、前記第1ノードにて受信された前記ユーザ局宛ての受信パケットを、前記新たな第2アドレス宛てにリダイレクトすることとを備える
     通信制御方法。
     
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