JP4529520B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技者が所定の遊技を行うことが可能なパチンコ機などの遊技機に関するものである。
最近のパチンコ機等の遊技機は、遊技内容に変化を加えることによって、遊技者の興味を高めるべく種々の役物(入賞を容易にするための特別な装置)を遊技盤に備える。例えば、パチンコ機においては、パチンコ球が始動口に入賞すると、CRT等の図柄表示装置に表示されている変動図柄が変動を開始し、一定時間経過した後に表示された図柄が一定確率で揃うと(例えば「7、7、7」等のゾロ目)、大当たりとして大入賞口が所定回数続けて開くとともに図柄表示装置に大当たり映像が表示されるものがある。そのようなパチンコ機には、各種の制御に非常に多くの電子制御回路が組み込まれ、表示回路、或いは賞球の払い出し制御回路などの各種回路が、マイクロコンピュータ等を含む電子制御回路によって制御される。そして、これらの制御プログラムは、一定時間毎に繰り返して実行されるものである。また、電源供給の開始時には、システムリセット信号が入力され、該システムリセット信号の入力によって、所定条件下で始動口入賞時の各種カウンタのカウント値などの変動データを記憶する変動データ記憶手段としてのメモリ(RAM)が初期化される。
例えば、従来の遊技機では、遊技機に設けられる電気部品を制御するための電気部品制御処理を行う遊技制御手段(CPU)を含み、前記遊技制御手段(CPU)は、起動時に初期準備処理を実行したあと、前記電気部品制御処理を実行し、前記初期準備処理は、電力供給停止直前の遊技状態に関する記憶であって、電力供給停止中も保持されるバックアップ記憶の内容にもとづいた制御を行うか否かを判断する制御状態判断処理を含み、前記制御状態判断処理の判断結果に応じて前記バックアップ記憶の内容にもとづく制御を実行することが可能に構成されたものがある。また、この遊技制御手段(CPU)は、内部タイマが繰り返しタイマ割込を発生するように設定される。この繰り返し周期は2msに設定されている。そして、タイマ割込が発生すると、遊技制御手段(CPU)は、遊技制御処理の実行するように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−190749号公報(段落(0054)〜(0080)、図6〜図10)
しかしながら、従来の遊技機においては、遊技中に遊技制御手段(CPU)のシステムリセット端子に電源ノイズ等によるシステムリセット信号が入力されて、遊技機の変動データを記憶するメモリが初期化されてしまう虞があるという問題がある。また、遊技中に遊技機の変動データを記憶するメモリを初期化したい場合には、一度電源供給を停止しなければならないという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、遊技中に遊技制御手段(CPU)のシステムリセット端子に電源ノイズ等によるシステムリセット信号が入力されても、遊技機の変動データを記憶するメモリが確実に初期化されない遊技機を提供することを目的とする。また、遊技中に電源供給を停止することなく、遊技機の変動データを記憶するメモリを初期化できる遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項に係る遊技機は、遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、遊技の進行に応じて変動する変動データを記憶する変動データ記憶手段を有して、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、遊技機で用いられる所定の電源の状態を監視して、電力の供給開始を検出した場合に第1検出信号を前記遊技制御手段に出力する電源監視手段と、前記遊技制御手段に所定時間間隔で遊技制御の実行を開始させるための割込信号を出力する割込信号出力手段と、前記遊技制御手段に前記変動データ記憶手段を初期化することを指示する指示信号を出力する第1初期化指示手段と、前記電源の供給開始の電圧が所定電圧以上になったことを条件にワンショットパルス信号から構成される第2検出信号を前記遊技制御手段に出力する第1信号出力手段と、を備え、該遊技制御手段は、前記電源監視手段から第1検出信号を入力された場合には、前記第1初期化指示手段から指示信号が入力され、且つ前記第1信号出力手段から第2検出信号が入力されたか否かを判定し、該指示信号と第2検出信号の少なくとも一方が入力されていないと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該指示信号が入力され、且つ第2検出信号が入力されたと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始し、また、前記割込信号出力手段から割込信号を入力された場合には、前記第1初期化指示手段から指示信号が入力され、且つ前記第1信号出力手段から第2検出信号が入力されたか否かを判定し、該指示信号と第2検出信号の少なくとも一方が入力されていないと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該指示信号が入力され、且つ第2検出信号が入力されたと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始することを特徴とする。
また、請求項に係る遊技機は、遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、遊技の進行に応じて変動する変動データを記憶する変動データ記憶手段を有して、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、遊技機で用いられる所定の電源の状態を監視して、電力の供給開始を検出した場合に第1検出信号を前記遊技制御手段に出力する電源監視手段と、前記遊技制御手段に所定時間間隔で遊技制御の実行を開始させるための割込信号を出力する割込信号出力手段と、前記遊技制御手段に前記変動データ記憶手段を初期化することを指示する指示信号を出力する第1初期化指示手段と、前記電源監視手段が第1検出信号を出力したことを条件にワンショットパルス信号から構成される第3検出信号を前記遊技制御手段に出力する第2信号出力手段と、を備え、該遊技制御手段は、前記電源監視手段から第1検出信号を入力された場合には、前記第1初期化指示手段から指示信号が入力され、且つ前記第2信号出力手段から第3検出信号が入力されたか否かを判定し、該指示信号と第3検出信号の少なくとも一方が入力されていないと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該指示信号が入力され、且つ第3検出信号が入力されたと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始し、また、前記割込信号出力手段から割込信号を入力された場合には、前記第1初期化指示手段から指示信号が入力され、且つ前記第2信号出力手段から第3検出信号が入力されたか否かを判定し、該指示信号と第3検出信号の少なくとも一方が入力されていないと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該指示信号が入力され、且つ第3検出信号が入力されたと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始することを特徴とする。
また、請求項に係る遊技機は、遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、遊技の進行に応じて変動する変動データを記憶する変動データ記憶手段を有して、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、遊技機で用いられる所定の電源の状態を監視して、電力の供給開始を検出した場合に第1検出信号を前記遊技制御手段に出力する電源監視手段と、前記遊技制御手段に所定時間間隔で遊技制御の実行を開始させるための割込信号を出力する割込信号出力手段と、前記遊技制御手段に前記変動データ記憶手段を初期化することを指示する指示信号を出力する第2初期化指示手段と、前記電源の供給開始の電圧が所定電圧以上になったことを条件にワンショットパルス信号から構成される第4検出信号を出力する第3信号出力手段と、前記遊技制御手段とは別体に設けられて、前記第3信号出力手段から第4検出信号が入力され、且つ前記第2初期化指示手段から指示信号を入力された場合には、該遊技制御手段に第5検出信号を出力する第4信号出力手段と、を備え、該遊技制御手段は、前記電源監視手段から第1検出信号を入力された場合には、前記第4信号出力手段から第5検出信号が入力されたか否かを判定し、該第5検出信号が入力されていないと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該第5検出信号が入力されたと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始し、また、前記割込信号出力手段から割込信号を入力された場合には、前記第4信号出力手段から第5検出信号が入力されたか否かを判定し、該第5検出信号が入力されていないと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該第5検出信号が入力されたと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始することを特徴とする。
更に、請求項に係る遊技機は、遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、遊技の進行に応じて変動する変動データを記憶する変動データ記憶手段を有して、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、遊技機で用いられる所定の電源の状態を監視して、電力の供給開始を検出した場合に第1検出信号を前記遊技制御手段に出力する電源監視手段と、前記遊技制御手段に所定時間間隔で遊技制御の実行を開始させるための割込信号を出力する割込信号出力手段と、前記遊技制御手段に前記変動データ記憶手段を初期化することを指示する指示信号を出力する第2初期化指示手段と、前記電源監視手段が第1検出信号を出力したことを条件にワンショットパルス信号から構成される第6検出信号を出力する第5信号出力手段と、前記遊技制御手段とは別体に設けられて、前記第5信号出力手段から第6検出信号が入力され、且つ前記第2初期化指示手段から指示信号を入力された場合には、該遊技制御手段に第7検出信号を出力する第6信号出力手段と、を備え、該遊技制御手段は、前記電源監視手段から第1検出信号を入力された場合には、前記第6信号出力手段から第7検出信号が入力されたか否かを判定し、該第7検出信号が入力されていないと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該第7検出信号が入力されたと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始し、また、前記割込信号出力手段から割込信号を入力された場合には、前記第6信号出力手段から第7検出信号が入力されたか否かを判定し、該第7検出信号が入力されていないと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該第7検出信号が入力されたと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始することを特徴とする。
求項に係る遊技機では、遊技制御手段は、電源監視手段から第1検出信号を入力された場合には、第1初期化指示手段から指示信号が入力され、且つ第1信号出力手段からワンショットパルス信号から構成される第2検出信号が入力されたか否かを判定し、該指示信号とワンショットパルス信号から構成される第2検出信号の少なくとも一方が入力されていないと判定した場合には、変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該指示信号が入力され、且つワンショットパルス信号から構成される第2検出信号が入力されたと判定した場合には、変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始する。
これにより、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、電源監視手段から第1検出信号を入力され、更に、ユーザが第1初期化指示手段から指示信号を遊技制御手段に入力し、且つ電源の供給開始の電圧が所定電圧以上になったことを表す、つまり、電源立上りを表すワンショットパルス信号から構成される第2検出信号が入力された場合に限り、変動データ記憶手段が初期化されるため、ユーザが電力供給開始時に第1初期化指示手段から指示信号を遊技制御手段に入力しない場合には、電力供給が停止する前に変動データ記憶手段に記憶されていたデータで遊技制御の実行を開始することができ、遊技機の遊技状態を電力供給が停止する前の遊技状態に確実に復旧させることができる。また、電源ノイズなどが第1検出信号として遊技制御手段に誤って入力されても、ユーザが第1初期化指示手段から指示信号を遊技制御手段に入力しない場合には、変動データ記憶手段に記憶されているデータは初期化されないため、遊技機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させることができる。更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、電源監視手段から第1検出信号を入力され、更に、ユーザが第1初期化指示手段から指示信号を遊技制御手段に入力し、且つ電源の供給開始の電圧が所定電圧以上になったことを表す、つまり、電源立上りを表すワンショットパルス信号から構成される第2検出信号が入力された場合に限り、遊技制御手段は変動データ記憶手段を初期化するため、該遊技制御手段に供給される電源電圧が十分上昇した後に変動データ記憶手段の初期化の実行を開始でき、該変動データ記憶手段を確実に初期化することができる。
また、遊技制御手段は、割込信号出力手段から割込信号を入力された場合には、第1初期化指示手段から指示信号が入力され、且つ第1信号出力手段からワンショットパルス信号から構成される第2検出信号が入力されたか否かを判定し、該指示信号とワンショットパルス信号から構成される第2検出信号の少なくとも一方が入力されていないと判定した場合には、変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該指示信号が入力され、且つワンショットパルス信号から構成される第2検出信号が入力されたと判定した場合には、変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始する。
これにより、遊技制御手段は、割込信号出力手段から所定時間間隔(例えば、約2msec〜4msec間隔)で割込信号を入力された場合には、ユーザが第1初期化指示手段から指示信号を遊技制御手段に入力し、且つ電源の供給開始の電圧が所定電圧以上になったことを表す、つまり、電源立上りを表すワンショットパルス信号から構成される第2検出信号が入力された場合に限り、変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始する。このため、電源ノイズなどが割込信号として遊技制御手段に誤って入力されても、第1初期化指示手段からの指示信号とワンショットパルス信号から構成される第2検出信号との少なくとも一方が入力されていない場合には、変動データ記憶手段に記憶されているデータは初期化されないため、遊技機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこの電源ノイズが入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。また、遊技中に誤ってユーザが第1初期化指示手段から指示信号を入力しても、第1信号出力手段からワンショットパルス信号から構成される第2検出信号が入力されていないため、変動データ記憶手段に記憶されているデータは初期化されず、遊技機の遊技状態をこの指示信号が入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこの指示信号が入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。
また、請求項に係る遊技機では、遊技制御手段は、電源監視手段から第1検出信号を入力された場合には、第1初期化指示手段から指示信号が入力され、且つ第2信号出力手段からワンショットパルス信号から構成される第3検出信号が入力されたか否かを判定し、該指示信号とワンショットパルス信号から構成される第3検出信号の少なくとも一方が入力されていないと判定した場合には、変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該指示信号が入力され、且つワンショットパルス信号から構成される第3検出信号が入力されたと判定した場合には、変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始する。
これにより、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、電源監視手段から第1検出信号を入力され、更に、ユーザが第1初期化指示手段から指示信号を遊技制御手段に入力し、且つ電力供給の開始を検出した旨を表すワンショットパルス信号から構成される第3検出信号が入力された場合に限り、変動データ記憶手段が初期化されるため、ユーザが電力供給開始時に第1初期化指示手段から指示信号を遊技制御手段に入力しない場合には、電力供給が停止する前に変動データ記憶手段に記憶されていたデータで遊技制御の実行を開始することができ、遊技機の遊技状態を電力供給が停止する前の遊技状態に確実に復旧させることができる。また、電源ノイズなどが第1検出信号として遊技制御手段に誤って入力されても、ユーザが第1初期化指示手段から指示信号を遊技制御手段に入力しない場合には、変動データ記憶手段に記憶されているデータは初期化されないため、遊技機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させることができる。更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、ユーザが第1初期化指示手段から指示信号を遊技制御手段に入力し、且つ電力供給の開始を検出した旨を表すワンショットパルス信号から構成される第3検出信号が入力された場合に限り、遊技制御手段は変動データ記憶手段を初期化するため、該遊技制御手段に供給される電源電圧が十分上昇した後に変動データ記憶手段の初期化の実行を開始でき、該変動データ記憶手段を確実に初期化することができる。
また、遊技制御手段は、割込信号出力手段から割込信号を入力された場合には、第1初期化指示手段から指示信号が入力され、且つ第2信号出力手段からワンショットパルス信号から構成される第3検出信号が入力されたか否かを判定し、該指示信号と第3検出信号の少なくとも一方が入力されていないと判定した場合には、変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該指示信号が入力され、且つ第3検出信号が入力されたと判定した場合には、変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始する。
これにより、遊技制御手段は、割込信号出力手段から所定時間間隔(例えば、約2msec〜4msec間隔)で割込信号を入力された場合には、ユーザが第1初期化指示手段から指示信号を遊技制御手段に入力し、且つ電力供給の開始を検出した旨を表すワンショットパルス信号から構成される第3検出信号が入力された場合に限り、変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始するため、電源ノイズなどが割込信号として遊技制御手段に誤って入力されても、第1初期化指示手段からの指示信号とワンショットパルス信号から構成される第3検出信号との少なくとも一方が入力されていない場合には、変動データ記憶手段に記憶されているデータは初期化されないため、遊技機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこの電源ノイズが入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。また、遊技中に誤ってユーザが第1初期化指示手段から指示信号を入力しても、第2信号出力手段からワンショットパルス信号から構成される第3検出信号が入力されていないため、変動データ記憶手段に記憶されているデータは初期化されず、遊技機の遊技状態をこの指示信号が入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこの指示信号が入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。
また、第2信号出力手段は、電源監視手段が第1検出信号を出力したことを条件にワンショットパルス信号から構成される第3検出信号を出力するため、電源の供給開始の電圧が所定電圧以上になったか否かを監視する回路が不要になり、小型化及び低コスト化を図ることができる。
また、請求項に係る遊技機では、遊技制御手段は、電源監視手段から第1検出信号を入力された場合には、第4信号出力手段から第5検出信号が入力されたか否かを判定し、該第5検出信号が入力されていないと判定した場合には、変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該第5検出信号が入力されたと判定した場合には、変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始する。
これにより、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、電源監視手段から第1検出信号を入力され、更に、ユーザが第2初期化指示手段から指示信号を第4信号出力手段に入力し、且つ電源の供給開始の電圧が所定電圧以上になったことを表す、つまり、電源立ち上がりを表すワンショットパルス信号から構成される第4検出信号が第4信号出力手段に入力された場合に限り、該第4信号出力手段から遊技制御手段に第5検出信号が入力されて、変動データ記憶手段が初期化されるため、ユーザが電力供給開始時に第2初期化指示手段から指示信号を第4信号出力手段に入力しない場合には、電力供給が停止する前に変動データ記憶手段に記憶されていたデータで遊技制御の実行を開始することができ、遊技機の遊技状態を電力供給が停止する前の遊技状態に確実に復旧させることができる。また、電源ノイズなどが第1検出信号として遊技制御手段に誤って入力されても、ユーザが第2初期化指示手段から指示信号を第4信号出力手段に入力しない場合には、変動データ記憶手段に記憶されているデータは初期化されないため、遊技機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させることができる。更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、電源監視手段から第1検出信号を入力され、更に、ユーザが第2初期化指示手段から指示信号を第4信号出力手段に入力し、且つ電源立ち上がりを表すワンショットパルス信号から構成される第4検出信号が第4信号出力手段に入力された場合に限り、第5検出信号が遊技制御手段に入力されて、該遊技制御手段は変動データ記憶手段を初期化するため、この遊技制御手段に供給される電源電圧が十分上昇した後に変動データ記憶手段の初期化の実行を開始でき、該変動データ記憶手段を確実に初期化することができる。
また、遊技制御手段は、割込信号出力手段から割込信号を入力された場合には、第4信号出力手段から第5検出信号が入力されたか否かを判定し、該第5検出信号が入力されていないと判定した場合には、変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該第5検出信号が入力されたと判定した場合には、変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始する。
これにより、遊技制御手段は、割込信号出力手段から所定時間間隔(例えば、約2msec〜4msec間隔)で割込信号を入力された場合には、ユーザが第2初期化指示手段から指示信号を第4信号出力手段に入力し、且つ電源の供給開始の電圧が所定電圧以上になったことを表す、つまり、電源立ち上がりを表すワンショットパルス信号から構成される第4検出信号が第4信号出力手段に入力された場合に限り、遊技制御手段は該第4信号出力手段から第5検出信号が入力されて変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始する。このため、電源ノイズなどが割込信号として遊技制御手段に誤って入力されても、第2初期化指示手段からの指示信号とワンショットパルス信号から構成される第4検出信号との少なくとも一方が第4信号出力手段に入力されていない場合には、変動データ記憶手段に記憶されているデータは初期化されないため、遊技機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこの電源ノイズが入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。また、遊技中に誤ってユーザが第2初期化指示手段から指示信号を第4信号出力手段に入力した場合には、第3信号出力手段からワンショットパルス信号から構成される第4検出信号が該第4信号出力手段に入力されず、この第4信号出力手段から遊技制御手段に第5検出信号が出力されないため、変動データ記憶手段に記憶されているデータは初期化されず、遊技機の遊技状態をこの指示信号が入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこの指示信号が入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。
更に、第4信号出力手段を設けることによって、遊技制御手段は、第3信号出力手段からワンショットパルス信号から構成される第4検出信号が入力され、且つ第2初期化指示手段から指示信号を入力されたか否かを判定する判定処理を行う必要が無くなり、遊技制御の処理プログラムの小型化を図り、メモリ容量を小型化することができる。
更に、請求項に係る遊技機では、遊技制御手段は、電源監視手段から第1検出信号を入力された場合には、第6信号出力手段から第7検出信号が入力されたか否かを判定し、該第7検出信号が入力されていないと判定した場合には、変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該第7検出信号が入力されたと判定した場合には、変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始する。
これにより、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、電源監視手段から第1検出信号を入力され、更に、ユーザが第2初期化指示手段から指示信号を第6信号出力手段に入力し、且つ電力供給の開始を検出した旨を表すワンショットパルス信号から構成される第6検出信号が第6信号出力手段に入力された場合に限り、該第6信号出力手段から遊技制御手段に第7検出信号が入力されて、変動データ記憶手段が初期化されるため、ユーザが電力供給開始時に第2初期化指示手段から指示信号を第6信号出力手段に入力しない場合には、電力供給が停止する前に変動データ記憶手段に記憶されていたデータで遊技制御の実行を開始することができ、遊技機の遊技状態を電力供給が停止する前の遊技状態に確実に復旧させることができる。また、電源ノイズなどが第1検出信号として遊技制御手段に誤って入力されても、ユーザが第2初期化指示手段から指示信号を第6信号出力手段に入力しない場合には、変動データ記憶手段に記憶されているデータは初期化されないため、遊技機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させることができる。更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、電源監視手段から第1検出信号を入力され、更に、ユーザが第2初期化指示手段から指示信号を第6信号出力手段に入力し、且つ電力供給の開始を検出した旨を表すワンショットパルス信号から構成される第6検出信号が第7信号出力手段に入力された場合に限り、第7検出信号が遊技制御手段に入力されて、該遊技制御手段は変動データ記憶手段を初期化するため、この遊技制御手段に供給される電源電圧が十分上昇した後に変動データ記憶手段の初期化の実行を開始でき、該変動データ記憶手段を確実に初期化することができる。
また、遊技制御手段は、割込信号出力手段から割込信号を入力された場合には、第6信号出力手段から第7検出信号が入力されたか否かを判定し、該第7検出信号が入力されていないと判定した場合には、変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該第7検出信号が入力されたと判定した場合には、変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始する。
これにより、遊技制御手段は、割込信号出力手段から所定時間間隔(例えば、約2msec〜4msec間隔)で割込信号を入力された場合には、ユーザが第2初期化指示手段から指示信号を第6信号出力手段に入力し、且つ電力供給の開始を検出した旨を表すワンショットパルス信号から構成される第6検出信号が第6信号出力手段に入力された場合に限り、遊技制御手段は該第6信号出力手段から第7検出信号が入力されて変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始する。このため、電源ノイズなどが割込信号として遊技制御手段に誤って入力されても、第2初期化指示手段からの指示信号とワンショットパルス信号から構成される第6検出信号との少なくとも一方が第6信号出力手段に入力されていない場合には、変動データ記憶手段に記憶されているデータは初期化されないため、遊技機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこの電源ノイズが入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。また、遊技中に誤ってユーザが第2初期化指示手段から指示信号を第6信号出力手段に入力した場合には、第5信号出力手段からワンショットパルス信号から構成される第6検出信号が該第6信号出力手段に入力されず、この第6信号出力手段から遊技制御手段に第7検出信号が出力されないため、変動データ記憶手段に記憶されているデータは初期化されず、遊技機の遊技状態をこの指示信号が入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこの指示信号が入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。
また、第5信号出力手段は、電源監視手段が第1検出信号を出力したことを条件にワンショットパルス信号から構成される第6検出信号を出力するため、電源の供給開始の電圧が所定電圧以上になったか否かを監視する回路が不要になり、小型化及び低コスト化を図ることができる。
更に、第6信号出力手段を設けることによって、遊技制御手段は、第5信号出力手段からワンショットパルス信号から構成される第6検出信号が入力され、且つ第2初期化指示手段から指示信号を入力されたか否かを判定する判定処理を行う必要が無くなり、遊技制御の処理プログラムの小型化を図り、メモリ容量を小型化することができる。
以下、本発明に係る遊技機をパチンコ機について具体化した第1実施形態乃至第9実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
先ず、第1実施形態に係るパチンコ機の概略構成について図1乃至図3に基づき説明する。
図1乃至図3に示すように、第1実施形態に係るパチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球として払い出す、いわゆる第1種パチンコ機で、一般にCR機(カードリーディング機)と称され、カード式球貸機とパチンコ機1とによって構成され、これらは対をなして設置されるが、図1及び図3においては、カード式球貸機の図示を省略している。パチンコ機1は、木製の外枠21に対して合成樹脂製の前枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠21に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この前枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤2上の遊技領域11を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6Aが取付けられている。また、このエラー表示電飾ランプ6Aの左右外側には、「当たり」等の発生を報知したり遊技中に光演出をする各電飾ランプ6Bが取付けられている。また、前面カバー部材4の前面部分は、不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、この各電飾ランプ6A、6Bと窓部5の上端周縁部との間に、不図示のフルカラーダイオードが左右方向に内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、前面カバー部材4の右側中央部には、前枠3及び前面カバー部材4を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部4Bが設けられている。前面カバー部材4を開くためには、この鍵挿入部4Bに所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材4のみがオープンされる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球ケース52を介して払い出された賞球を受ける上皿7がスピーカ7Aを内蔵して合成樹脂製プレート8に配設されている。また、このプレート8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿7の中央前面部には、カード式球貸機の操作ボタン7B、7C及びカード残高表示装置7Dが設けられている。そして、その上皿7の下には、下皿9が配設される。また、上皿7に連通する不図示の球送り機構を介して上皿7のパチンコ球が操作ハンドル10に連結された発射装置10Aへ送られるよう構成されている。
次に、図2において、パチンコ機1における遊技盤2上の遊技領域の構成について説明する。この遊技領域11は、所定厚さの板材をなした遊技盤2上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール12が立設されて構成されている。このレール12は、発射されたパチンコ球を遊技領域11内に案内する重複して形成した案内路13を構成し、右肩部にはレール12に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部14を有する。
遊技領域11のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置18が配設されている。この特別図柄表示装置18は、遊技盤2の前面側から取り付けられる装飾部材17と、遊技盤2の裏面側から取り付けられる液晶表示器(LCD)19等から構成されている。この液晶表示器19は、左、中、右に3つの変動図柄を表示する液晶パネルであって、左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部20が構成されている。そして、装飾部材17の前面部上方には、鰐のキャラクタが前面に形成される上部装飾部材17Aが、装飾部材17を構成する枠本体部材17Bの前面部に取り付けられている。また、この枠本体部材17Bの内側底面部には、案内部材33が取り付けられている。
一方、特別図柄表示装置18の左右には各ゲート23、24が配設されている。また、各ゲート23、24と特別図柄表示装置18の間には通常の風車25、26が設けられ、特別図柄表示装置18の両肩側には各電飾ランプ27A、28Aが内蔵される風車27、28が設けられている。また、各ゲート23、24の外側には、各電飾ランプ29A、30Aが内蔵される肩電飾部材29、30が配置されている。
また、特別図柄表示装置18の直下には、前面に蛇のキャラクタが描かれた始動口31が配設されている。この始動口31には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ(不図示)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器19に表示されている特別図柄が変動する。そして、特別図柄が変動中に始動口31に入賞した場合には、入賞個数が4個まで後述の主基板46(図3参照)に設けられるRAMの第1保留カウンタに記憶されて変動確定回数として保留される。そして、この第1保留カウンタに記憶されているカウント値を表示する第1保留LED34が、液晶表示器19の左右両側に各々2個ずつ配置されている。
また、各ゲート23、24にはパチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ(不図示)が備えられており、パチンコ球の通過を検出することで普通図柄表示部20の普通図柄が変動する。そして、このゲート23又はゲート24にパチンコ球が入って、普通図柄表示部20の普通図柄が変動後、所定の表示態様で停止した場合(例えば、「11」、「77」のように揃った場合等)には、始動口31の上部に設けられるチューリップ式役物31Aが所定時間(第1実施形態では、約1秒間)開かれ、この始動口31にパチンコ球が入賞する確率が増加する。
また、普通図柄が変動中に各ゲート23、24をパチンコ球が通過した場合には、通過個数が4個まで主基板46(図3参照)に設けられるRAMの第2保留カウンタに記憶されて変動確定回数として保留される。そして、この第2保留カウンタに記憶されているカウント値を表示する第2保留LED35が、上部装飾部材17Aの上端縁部に左右水平方向に4個配置されている。
そして、始動口31の下側には、横幅が広い上方に開口する開閉扉39で前面部を覆われる大入賞口40が形成された特別入賞装置41が配設されている。また、この大入賞口40の左右両側には上方に開口する各入賞口42、43が前面側に突出して形成されている。また、各入賞口42、43の下側には、各電飾ランプ42A、43Aが内蔵されている。
また、この特別入賞装置41の両側上方には各電飾ランプ44A、45Aが内蔵された下入賞口44、45が配設されて遊技盤2裏面の不図示の賞球樋に連通され、この下入賞口44、45への入賞を検出する下入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、特別入賞装置41の直下にはレール12に沿ってアウト口15が開設されている。更に、レール12に囲まれたこのような遊技領域11には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
また、図3に示すように、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク50が機構セット盤51に固定されている。賞球タンク50は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球ケース52にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール53が取付けられている。
また、タンクレール53の下側には液晶表示器(LCD)19等をカバーする樹脂製のセンターカバー54が取付けられている。そして、このセンターカバー54の背面部内側には、スピーカ7Aを駆動制御する音制御基板64、各電飾ランプ6A、6B等を駆動制御するランプ制御基板65、及びLCD19等を駆動制御する表示制御基板66が取り付けられている。また、センターカバー54の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主基板46が内蔵される基板ケース55が配設されている。また、基板ケース55の下方には、上皿7から溢れた賞球を受けて下皿9に案内する下部受皿ボックス56がボルトにより前枠3の裏側に取り付けられている。
また、主基板46が収納される基板ケース55の右下奥側には、該主基板46、音制御基板64、ランプ制御基板65、表示制御基板66等の各制御基板や各電気部品が使用する複数の所定電圧(第1実施形態では、AC24V、DC+21V、DC+12V、DC+5Vである。)を生成して供給する電源ユニット57が設けられている。また、この電源ユニット57の裏側面右下角部には、電源スイッチ59、後述のRAMクリアスイッチ58、及び電源ユニットヒューズ60が配置されている。
次に、上記のように構成されたパチンコ機1の主基板46及び電源ユニット57のシステムリセット及びユーザリセットに関する概略回路構成について図4に基づいて説明する。
図4に示すように、主基板46にはマイクロコンピュータから構成されるCPU461が配置されている。また、このCPU461には、予めパラメータや各種制御プログラムが格納されているROM462が設けられている。また、始動口31にパチンコ球が入賞した時や各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの各種カウンタ値などを一時的に記憶する記憶領域や、各種データ処理のワーク領域が設けられるRAM463が設けられている。
また、主基板46には、電源ユニット57から供給される主基板46の+5V電源に接続され、該+5V電源の供給状態を監視し、該主基板46への電力の供給開始を検出した場合には、供給開始信号を出力する(例えば、通常ローレベルの電圧を出力し、電力の供給開始を検出した場合には、ハイレベルの電圧パルス信号を出力する。)電源監視システムリセット発生回路65が配置されている。また、この電源監視システムリセット発生回路65の出力端子は、CPU461のシステムリセット端子に接続されている。そして、CPU461は、電源監視システムリセット発生回路65から供給開始信号が入力された場合には、後述のシステムリセット処理を実行する(図5参照)。
また、主基板46には、所定時間間隔(第1実施形態の場合は、約2msec〜4msecの時間間隔である。)でハイレベルの割込信号を出力するリセット割り込み発生回路66が配置されている。また、このリセット割り込み発生回路66の出力端子は、CPU461のユーザーリセット端子に接続されている。そして、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から割込信号が入力された場合には、後述のユーザリセット処理を実行する(図5参照)。
また、電源ユニット57には、RAMクリアスイッチ58が配置されている。このRAMクリアスイッチ58の一方の端子は電源ユニット57に接地され、他方の端子はCPU461のRAMクリア端子に接続されている。そして、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下した場合には、CPU461のRAMクリア端子は、電源ユニット57に接地され、ローレベルの電圧信号が入力される。
また、電源ユニット57には、バックアップ電源用+5Vの出力端子が設けられ、CPU461のRAMバックアップ端子に接続されている。
また、CPU461のグランド端子(GND端子)は、電源ユニット57に接地されている。また、電源ユニット57のバックアップ電源用+5V電源は、電解コンデンサ67を介して接地されている。
次に、CPU461の実行するシステムリセット処理とユーザリセット処理とについて図5に基づいて説明する。
先ず、電源監視システムリセット発生回路65から供給開始信号をシステムリセット端子に入力された場合に、CPU461が実行するシステムリセット処理について説明する。
図5に示すように、電源監視システムリセット発生回路65から供給開始信号をシステムリセット端子に入力された場合には、CPU461は、先ず、ステップ(以下、Sという)1において、セキュリティチェックを行う。このセキュリティチェックは、ROM462に格納されている各プログラム(遊技制御処理の実行に用いられるプログラムなど)が正規のものであるか否かを判定するためのチェックである。尚、S1におけるセキュリティチェック中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S1以降の処理が実行される。
続いて、S2において、CPU461は、RAMクリアスイッチ58が押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAMクリアスイッチ58が押下された、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されたと判定した場合には(S2:YES)、S3において、CPU461は、RAM463の初期化処理を行う。即ち、RAM463の各種カウンタに「0」を代入して初期化すると共に、始動口31にパチンコ球が入賞したときや各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの各種カウンタのカウント値を記憶するパラメータ記憶領域などを初期化して、電源が停止する前にRAM463に記憶していた各種データを消去する。従って、パチンコ機1は、起動時の状態に戻る。尚、S3における初期化処理中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S1以降の処理が実行される。
そして、S4において、CPU461は、ROM462に格納される各種遊技プログラム(例えば、始動口31に入賞した時の各種カウンタのカウント値の取得処理プログラムなど)に従って遊技関係処理を実行後、後述のS5の処理を実行する。尚、S4における遊技関係処理中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S1以降の処理が実行される。
一方、S2で、RAMクリアスイッチ58が押下されていない、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されていないと判定した場合には(S2:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S4以降の処理を実行する。従って、電源供給が停止される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
次に、リセット割り込み発生回路66から割込信号をユーザリセット端子に入力された場合に、CPU461が実行するユーザリセット処理について説明する。
図5に示すように、リセット割り込み発生回路66から割込信号をユーザリセット端子に入力された場合には、CPU461は、S2において、RAMクリアスイッチ58が押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAMクリアスイッチ58が押下された、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されたと判定した場合には(S2:YES)、S3において、CPU461は、RAM463の初期化処理を行う。即ち、RAM463の各種カウンタに「0」を代入して初期化すると共に、始動口31にパチンコ球が入賞したときや各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの各種カウンタのカウント値を記憶するパラメータ記憶領域などを初期化して、電源が停止する前にRAM463に記憶していた各種データを消去する。従って、パチンコ機1は、起動時の状態に戻る。
そして、S4において、CPU461は、ROM462に格納される各種遊技プログラム(例えば、始動口31に入賞した時の各種カウンタのカウント値の取得処理プログラムなど)に従って遊技関係処理を実行する。
そしてまた、S5において、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から割込信号が入力されるのを待ち、該割込信号が入力された場合には、再度、S2以降の処理を実行する。
一方、S2で、RAMクリアスイッチ58が押下されていない、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されていないと判定した場合には(S2:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S4以降の処理を実行する。従って、割込信号が入力される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
ここで、RAM463は、変動データ記憶手段として機能する。また、CPU461は、遊技制御手段として機能する。また、電源監視システムリセット発生回路65は、電源監視手段として機能する。また、リセット割り込み発生回路66は、割込信号出力手段として機能する。また、RAMクリアスイッチ58は、第1初期化指示手段として機能する。
従って、第1実施形態に係るパチンコ機1では、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下した場合に限り、RAM463が初期化されるため、ユーザが電力供給開始時にRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、電力供給が停止する前にRAM463に記憶されていたデータでCPU461は遊技制御の実行を開始することができ、パチンコ機1の遊技状態を電力供給が停止する前の遊技状態に確実に復旧させることができる。また、電源ノイズなどがCPU461のシステムリセット端子に誤って入力されても、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、RAM463に記憶されているデータは初期化されないため、パチンコ機1の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させることができる。
また、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から所定時間間隔(例えば、約2msec〜4msec間隔)で割込信号を入力された場合には、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下した場合に限り、RAM463を初期化後、遊技制御の実行を開始するため、遊技中においてもユーザは電源供給を停止することなく、該RAMクリアスイッチ58を押下することによってRAM463を初期化し、遊技状態を初期化することができる。また、電源ノイズなどが割込信号としてCPU461のユーザリセット端子に誤って入力されても、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、RAM463に記憶されているデータは初期化されないため、パチンコ機1の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこの電源ノイズが入力される前の遊技状態を維持してパチンコゲームを確実に続行することができる。
更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合に、CPU461は、セキュリティチェックを実行するため、該CPU461の誤動作を確実に防止することができる。
次に、第2実施形態に係るパチンコ機について図6及び図7に基づいて説明する。尚、上記第1実施形態に係るパチンコ機1と同一符号は、上記第1実施形態に係るパチンコ機1と同一あるいは相当部分を示すものである。
この第2実施形態に係るパチンコ機の全体構成及び制御系の構成は、第1実施形態に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。また、第2実施形態に係るパチンコ機の制御処理は、第1実施形態に係るパチンコ機1の制御処理とほぼ同じ制御処理である。
但し、図6に示すように、第2実施形態に係るパチンコ機の主基板46には、電源ユニット57から供給される+5V電源に接続され、該+5V電源電圧が所定電圧以上(例えば、約3V〜4.5V以上)になったことを検出した場合には、電圧検出信号を出力する(例えば、通常ローレベルの電圧を出力し、所定電圧以上になったことを検出した場合には、ハイレベルの電圧パルス信号を1回出力する。)電源立上り監視ワンショットパルス回路68が配置されている。また、この電源立上り監視ワンショットパルス回路68の出力端子は、CPU461の電源立上り監視端子に接続されている。
次に、このように構成された主基板46上のCPU461の実行するシステムリセット処理とユーザリセット処理とについて図7に基づいて説明する。
先ず、電源監視システムリセット発生回路65から供給開始信号をシステムリセット端子に入力された場合に、CPU461が実行するシステムリセット処理について説明する。
図7に示すように、電源監視システムリセット発生回路65から供給開始信号をシステムリセット端子に入力された場合には、CPU461は、先ず、S11において、セキュリティチェックを行う。このセキュリティチェックは、ROM462に格納されている各プログラム(遊技制御処理の実行に用いられるプログラムなど)が正規のものであるか否かを判定するためのチェックである。尚、S11におけるセキュリティチェック中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S11以降の処理が実行される。
続いて、S12において、CPU461は、RAMクリアスイッチ58が押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAMクリアスイッチ58が押下された、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されたと判定した場合には(S12:YES)、S13において、CPU461は、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が入力されたと判定した場合には(S13:YES)、S14において、CPU461は、RAM463の初期化処理を行う。即ち、RAM463の各種カウンタに「0」を代入して初期化すると共に、始動口31にパチンコ球が入賞したときや各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの各種カウンタのカウント値を記憶するパラメータ記憶領域などを初期化して、電源が停止する前にRAM463に記憶していた各種データを消去する。従って、パチンコ機は、起動時の状態に戻る。尚、S14における初期化処理中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S11以降の処理が実行される。
そして、S15において、CPU461は、ROM462に格納される各種遊技プログラム(例えば、始動口31に入賞した時の各種カウンタのカウント値の取得処理プログラムなど)に従って遊技関係処理を実行後、後述のS16の処理を実行する。尚、S15における遊技関係処理中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S11以降の処理が実行される。
一方、S12で、RAMクリアスイッチ58が押下されていない、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されていないと判定した場合には(S12:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S15以降の処理を実行する。従って、電源供給が停止される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
他方、S13で、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が入力されていない場合には(S13:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S15以降の処理を実行する。従って、電源供給が停止される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
次に、リセット割り込み発生回路66から割込信号をユーザリセット端子に入力された場合に、CPU461が実行するユーザリセット処理について説明する。
図7に示すように、リセット割り込み発生回路66から割込信号をユーザリセット端子に入力された場合には、CPU461は、S12において、RAMクリアスイッチ58が押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAMクリアスイッチ58が押下された、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されたと判定した場合には(S12:YES)、S13において、CPU461は、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が入力されたと判定した場合には(S13:YES)、S14において、CPU461は、RAM463の初期化処理を行う。即ち、RAM463の各種カウンタに「0」を代入して初期化すると共に、始動口31にパチンコ球が入賞したときや各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの各種カウンタのカウント値を記憶するパラメータ記憶領域などを初期化して、電源が停止する前にRAM463に記憶していた各種データを消去する。従って、パチンコ機は、起動時の状態に戻る。
そして、S15において、CPU461は、ROM462に格納される各種遊技プログラム(例えば、始動口31に入賞した時の各種カウンタのカウント値の取得処理プログラムなど)に従って遊技関係処理を実行する。
そしてまた、S16において、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から割込信号がユーザリセット端子に入力されるのを待ち、該割込信号が入力された場合には、再度、S12以降の処理を実行する。
一方、S12で、RAMクリアスイッチ58が押下されていない、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されていないと判定した場合には(S12:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S15以降の処理を実行する。従って、割込信号が入力される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
他方、S13で、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が入力されていない場合には(S13:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S15以降の処理を実行する。従って、割込信号が入力される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
ここで、RAM463は、変動データ記憶手段として機能する。また、CPU461は、遊技制御手段として機能する。また、電源監視システムリセット発生回路65は、電源監視手段として機能する。また、リセット割り込み発生回路66は、割込信号出力手段として機能する。また、RAMクリアスイッチ58は、第1初期化指示手段として機能する。また、電源立上がり監視ワンショットパルス回路68は、第1信号出力手段として機能する。
従って、第2実施形態に係るパチンコ機では、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下し、且つ電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力された場合に限り、RAM463が初期化されるため、ユーザが電力供給開始時にRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、CPU461は、電力供給が停止する前にRAM463に記憶されていたデータで遊技制御の実行を開始することができ、パチンコ機の遊技状態を電力供給が停止する前の遊技状態に確実に復旧させることができる。また、電源ノイズなどがCPU461のシステムリセット端子に誤って入力されても、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、RAM463に記憶されているデータは初期化されないため、パチンコ機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させることができる。更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下し、且つ電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力された場合に限り、CPU461はRAM463を初期化するため、該CPU461に供給される電源電圧が十分上昇した後にRAM463の初期化の実行を開始でき、該RAM463を確実に初期化することができる。
また、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から所定時間間隔(例えば、約2msec〜4msec間隔)で割込信号をユーザリセット端子に入力された場合には、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下し、且つ電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力された場合に限り、RAM463を初期化後、遊技制御の実行を開始する。このため、電源ノイズなどが割込信号としてCPU461のユーザリセット端子に誤って入力されても、RAMクリア端子へのローレベルの信号と電源立上り監視端子のハイレベルの電圧パルス信号との少なくとも一方が入力されていない場合には、RAM463に記憶されているデータは初期化されないため、パチンコ機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこの電源ノイズが入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。また、遊技中に誤ってユーザがRAMクリアスイッチ58を押下してRAMクリア端子へローレベルの信号が入力されても、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されないため、RAM463に記憶されているデータは初期化されず、パチンコ機の遊技状態をこのRAMクリア端子へのローレベルの信号が入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこのRAMクリア端子へのローレベルの信号が入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。
また、電源監視システムリセット発生回路65、リセット割り込み発生回路66及び電源立上り監視ワンショットパルス回路68は、CPU461が搭載される主基板46に配設されているため、CPU461までの配線長さを短くすることができるため、電源ノイズの入力を更に確実に防止することができる。
更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合に、CPU461は、セキュリティチェックを実行するため、該CPU461の誤動作を確実に防止することができる。
次に、第3実施形態に係るパチンコ機について図8及び図9に基づいて説明する。尚、上記第1実施形態に係るパチンコ機1と同一符号は、上記第1実施形態に係るパチンコ機1と同一あるいは相当部分を示すものである。
この第3実施形態に係るパチンコ機の全体構成及び制御系の構成は、第1実施形態に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。また、第3実施形態に係るパチンコ機の制御処理は、第1実施形態に係るパチンコ機1の制御処理とほぼ同じ制御処理である。
但し、図8に示すように、第3実施形態に係るパチンコ機の主基板46には、電源ユニット57から供給される+5V電源に接続され、該+5V電源電圧が所定電圧以上(例えば、約3V〜4.5V以上)になったことを検出した場合には、電圧検出信号を出力する(例えば、通常ローレベルの電圧を出力し、所定電圧以上になったことを検出した場合には、ハイレベルの電圧パルス信号を1回出力する。)電源立上り監視ワンショットパルス回路68が配置されている。また、主基板46には、AND回路69が配置されている。また、主基板46には、NAND回路70が配置されている。
そして、この電源立上り監視ワンショットパルス回路68の出力端子は、AND回路69の一の入力端子に接続されている。また、RAMクリアスイッチ58の他方の端子は、NAND回路70の入力端子に接続されて、該NAND回路70の出力端子は、AND回路69の一の入力端子に接続されている。そして、このAND回路69の出力端子は、CPU461のRAMクリア端子に接続されている。また、NAND回路70の入力端子に接続されるRAMクリアスイッチ58の他方の端子は、主基板46上にてNAND回路70の入力端子側において、該主基板46の+5V電源にプルアップ抵抗71を介してプルアップされている。
これにより、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力され、且つ、RAMクリアスイッチ58が押下されて該AND回路69の一の入力端子にハイレベルの電圧信号が入力された場合に限り、このAND回路69からCPU461のRAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が出力される。
次に、このように構成された主基板46上のCPU461が実行するシステムリセット処理とユーザリセット処理とについて図9に基づいて説明する。
先ず、電源監視システムリセット発生回路65から供給開始信号をシステムリセット端子に入力された場合に、CPU461が実行するシステムリセット処理について説明する。
図9に示すように、電源監視システムリセット発生回路65から供給開始信号を入力された場合には、CPU461は、先ず、S21において、セキュリティチェックを行う。このセキュリティチェックは、ROM462に格納されている各プログラム(遊技制御処理の実行に用いられるプログラムなど)が正規のものであるか否かを判定するためのチェックである。尚、S21におけるセキュリティチェック中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S21以降の処理が実行される。
続いて、S22において、CPU461は、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力され、且つ、RAMクリアスイッチ58が押下されて該AND回路69の一の入力端子にハイレベルの電圧信号が入力されたか否かを判定する、即ち、RAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、RAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が入力された場合には(S22:YES)、S23において、CPU461は、RAM463の初期化処理を行う。即ち、RAM463の各種カウンタに「0」を代入して初期化すると共に、始動口31にパチンコ球が入賞したときや各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの各種カウンタのカウント値を記憶するパラメータ記憶領域などを初期化して、電源が停止する前にRAM463に記憶していた各種データを消去する。従って、パチンコ機は、起動時の状態に戻る。尚、S23における初期化処理中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S21以降の処理が実行される。
そして、S24において、CPU461は、ROM462に格納される各種遊技プログラム(例えば、始動口31に入賞した時の各種カウンタのカウント値の取得処理プログラムなど)に従って遊技関係処理を実行後、後述のS25の処理を実行する。尚、S24における遊技関係処理中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S21以降の処理が実行される。
一方、S22で、RAMクリアスイッチ58が押下されていない、即ち、RAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が入力されていないと判定した場合には(S22:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S24以降の処理を実行する。従って、電源供給が停止される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
次に、リセット割り込み発生回路66から割込信号をユーザリセット端子に入力された場合に、CPU461が実行するユーザリセット処理について説明する。
図9に示すように、リセット割り込み発生回路66から割込信号をユーザリセット端子に入力された場合には、CPU461は、S22において、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力され、且つ、RAMクリアスイッチ58が押下されて該AND回路69の一の入力端子にハイレベルの電圧信号が入力されたか否かを判定する、即ち、RAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、電源の供給開始時ではないため、RAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が入力されない場合には(S22:NO)、S24において、CPU461は、ROM462に格納される各種遊技プログラム(例えば、始動口31に入賞した時の各種カウンタのカウント値の取得処理プログラムなど)に従って遊技関係処理を実行する。
そしてまた、S25において、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から割込信号がユーザリセット端子に入力されるのを待ち、該割込信号が入力された場合には、再度、S22以降の処理を実行する。
ここで、RAM463は、変動データ記憶手段として機能する。また、CPU461は、遊技制御手段として機能する。また、電源監視システムリセット発生回路65は、電源監視手段として機能する。また、リセット割り込み発生回路66は、割込信号出力手段として機能する。また、RAMクリアスイッチ58、プルアップ抵抗71及びNAND回路70は、第2初期化指示手段を構成する。また、電源立上り監視ワンショットパルス回路68は、第3信号出力手段として機能する。また、AND回路69は、第4信号出力手段として機能する。
従って、第3実施形態に係るパチンコ機では、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力され、且つ、RAMクリアスイッチ58が押下されて該AND回路69の一の入力端子にハイレベルの電圧信号が入力された場合に限り、該AND回路69からCPU461のRAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が出力されるため、ユーザが電力供給開始時にRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、電力供給が停止する前にRAM463に記憶されていたデータで遊技制御の実行を開始することができ、パチンコ機の遊技状態を電力供給が停止する前の遊技状態に確実に復旧させることができる。また、電源ノイズなどがCPU461のシステムリセット端子に誤って入力されても、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、RAM463に記憶されているデータは初期化されないため、パチンコ機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させることができる。更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、AND回路69に電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力され、且つ、RAMクリアスイッチ58が押下されて該AND回路69の一の入力端子にハイレベルの電圧信号が入力された場合に限り、該AND回路69からCPU461のRAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が入力されて、該CPU461はRAM463を初期化するため、CPU461に供給される電源電圧が十分上昇した後にRM463の初期化の実行を開始でき、該RAM463を確実に初期化することができる。
また、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から所定時間間隔(例えば、約2msec〜4msec間隔)で割込信号を入力された場合には、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力され、且つ、RAMクリアスイッチ58が押下されて該AND回路69の一の入力端子にハイレベルの電圧信号が入力された場合に限り、CPU461のRAMクリア端子にAND回路69からハイレベルの電圧パルス信号が入力されてRAM463を初期化後、遊技制御の実行を開始する。このため、電源ノイズなどが割込信号としてCPU461のユーザリセット端子に誤って入力されても、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からのハイレベルの電圧パルス信号と、NAND回路70からのハイレベルの電圧信号とが共にAND回路69の入力端子に入力されていない場合には、RAM463に記憶されているデータは初期化されないため、パチンコ機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこの電源ノイズが入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。また、遊技中に誤ってユーザがRAMクリアスイッチ58を押下してAND回路69にハイレベルの電圧パルス信号が入力された場合には、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力されず、RAMクリア端子に該AND回路69からハイレベルの電圧パルス信号が入力されないため、RAM463に記憶されているデータは初期化されず、パチンコ機の遊技状態をこのRAMクリアスイッチ58が押下される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこのRAMクリアスイッチ58が押下される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。
また、AND回路69を設けることによって、CPU461は、RAMクリアスイッチ58が押下され、且つ、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号が入力されたか否かの判定処理を行う必要が無くなり、遊技制御の処理プログラムの小型化を図り、ROM462のメモリ容量を小型化することができる。
また、電源監視システムリセット発生回路65、電源立上り監視ワンショットパルス回路68、AND回路69、NAND回路70及びプルアップ抵抗71は、CPU461が搭載される主基板46に配設されているため、CPU461までの配線長さを短くすることができるため、電源ノイズの入力を更に確実に防止することができる。
更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合に、CPU461は、セキュリティチェックを実行するため、該CPU461の誤動作を確実に防止することができる。
次に、第4実施形態に係るパチンコ機について図10及び図11に基づいて説明する。尚、上記第1実施形態に係るパチンコ機1と同一符号は、上記第1実施形態に係るパチンコ機1と同一あるいは相当部分を示すものである。
この第4実施形態に係るパチンコ機の全体構成及び制御系の構成は、第1実施形態に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。また、第4実施形態に係るパチンコ機の制御処理は、第1実施形態に係るパチンコ機1の制御処理とほぼ同じ制御処理である。
但し、図10に示すように、第4実施形態に係るパチンコ機の主基板46には、電源監視システムリセット発生回路65の出力端子に接続され、該電源監視システムリセット発生回路65の供給開始信号が入力された場合には(例えば、ハイレベルの電圧パルス信号が入力された場合には)、電圧検出信号を出力する(例えば、通常ローレベルの電圧を出力し、所定電圧以上になったことを検出した場合には、ハイレベルの電圧パルス信号を1回出力する。)電源立上り監視ワンショットパルス回路68が配置されている。また、この電源立上り監視ワンショットパルス回路68の出力端子は、CPU461の電源立上り監視端子に接続されている。
次に、このように構成された主基板46上のCPU461の実行するシステムリセット処理とユーザリセット処理とについて図11に基づいて説明する。
先ず、電源監視システムリセット発生回路65から供給開始信号をシステムリセット端子に入力された場合に、CPU461が実行するシステムリセット処理について説明する。
図11に示すように、電源監視システムリセット発生回路65から供給開始信号をシステムリセット端子に入力された場合には、CPU461は、先ず、S31において、セキュリティチェックを行う。このセキュリティチェックは、ROM462に格納されている各プログラム(遊技制御処理の実行に用いられるプログラムなど)が正規のものであるか否かを判定するためのチェックである。尚、S31におけるセキュリティチェック中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S31以降の処理が実行される。
続いて、S32において、CPU461は、RAMクリアスイッチ58が押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAMクリアスイッチ58が押下された、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されたと判定した場合には(S32:YES)、S33において、CPU461は、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されたと判定した場合には(S33:YES)、S34において、CPU461は、RAM463の初期化処理を行う。即ち、RAM463の各種カウンタに「0」を代入して初期化すると共に、始動口31にパチンコ球が入賞したときや各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの各種カウンタのカウント値を記憶するパラメータ記憶領域などを初期化して、電源が停止する前にRAM463に記憶していた各種データを消去する。従って、パチンコ機は、起動時の状態に戻る。尚、S34における初期化処理中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S31以降の処理が実行される。
そして、S35において、CPU461は、ROM462に格納される各種遊技プログラム(例えば、始動口31に入賞した時の各種カウンタのカウント値の取得処理プログラムなど)に従って遊技関係処理を実行後、後述のS36の処理を実行する。尚、S35における遊技関係処理中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S31以降の処理が実行される。
一方、S32で、RAMクリアスイッチ58が押下されていない、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されていないと判定した場合には(S32:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S35以降の処理を実行する。従って、電源供給が停止される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
他方、S33で、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されていない場合には(S33:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S35以降の処理を実行する。従って、電源供給が停止される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
次に、リセット割り込み発生回路66から割込信号をユーザリセット端子に入力された場合に、CPU461が実行するユーザリセット処理について説明する。
図11に示すように、リセット割り込み発生回路66から割込信号をユーザリセット端子に入力された場合には、CPU461は、S32において、RAMクリアスイッチ58が押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAMクリアスイッチ58が押下された、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されたと判定した場合には(S32:YES)、S33において、CPU461は、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されたと判定した場合には(S33:YES)、S34において、CPU461は、RAM463の初期化処理を行う。即ち、RAM463の各種カウンタに「0」を代入して初期化すると共に、始動口31にパチンコ球が入賞したときや各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの各種カウンタのカウント値を記憶するパラメータ記憶領域などを初期化して、電源が停止する前にRAM463に記憶していた各種データを消去する。従って、パチンコ機は、起動時の状態に戻る。
そして、S35において、CPU461は、ROM462に格納される各種遊技プログラム(例えば、始動口31に入賞した時の各種カウンタのカウント値の取得処理プログラムなど)に従って遊技関係処理を実行する。
そしてまた、S36において、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から割込信号がユーザリセット端子に入力されるのを待ち、該割込信号が入力された場合には、再度、S32以降の処理を実行する。
一方、S32で、RAMクリアスイッチ58が押下されていない、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されていないと判定した場合には(S32:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S35以降の処理を実行する。従って、割込信号が入力される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
他方、S33で、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されていない場合には(S33:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S35以降の処理を実行する。従って、割込信号が入力される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
ここで、RAM463は、変動データ記憶手段として機能する。また、CPU461は、遊技制御手段として機能する。また、電源監視システムリセット発生回路65は、電源監視手段として機能する。また、リセット割り込み発生回路66は、割込信号出力手段として機能する。また、RAMクリアスイッチ58は、第1初期化指示手段として機能する。また、電源立上がり監視ワンショットパルス回路68は、第2信号出力手段として機能する。
従って、第4実施形態に係るパチンコ機では、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下し、且つ電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力された場合に限り、RAM463が初期化されるため、ユーザが電力供給開始時にRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、CPU461は、電力供給が停止する前にRAM463に記憶されていたデータで遊技制御の実行を開始することができ、パチンコ機の遊技状態を電力供給が停止する前の遊技状態に確実に復旧させることができる。また、電源ノイズなどがCPU461のシステムリセット端子に誤って入力されても、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、RAM463に記憶されているデータは初期化されないため、パチンコ機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させることができる。更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下し、且つ電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力された場合に限り、CPU461はRAM463を初期化するため、該CPU461に供給される電源電圧が十分上昇した後にRAM463の初期化の実行を開始でき、該RAM463を確実に初期化することができる。
また、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から所定時間間隔(例えば、約2msec〜4msec間隔)で割込信号をユーザリセット端子に入力された場合には、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下し、且つ電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力された場合に限り、RAM463を初期化後、遊技制御の実行を開始する。このため、電源ノイズなどが割込信号としてCPU461のユーザリセット端子に誤って入力されても、RAMクリア端子へのローレベルの信号と電源立上り監視端子のハイレベルの電圧パルス信号との少なくとも一方が入力されていない場合には、RAM463に記憶されているデータは初期化されないため、パチンコ機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこの電源ノイズが入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。また、遊技中に誤ってユーザがRAMクリアスイッチ58を押下してRAMクリア端子へローレベルの信号が入力されても、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されないため、RAM463に記憶されているデータは初期化されず、パチンコ機の遊技状態をこのRAMクリア端子へのローレベルの信号が入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこのRAMクリア端子へのローレベルの信号が入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。
また、電源立上り監視ワンショットパルス回路68は、電源監視システムリセット発生回路65からから供給開始信号が入力されたことを条件としてハイレベルの電圧パルス信号を電源立上り監視端子に出力するため、電源の供給開始の電圧が所定電圧以上になったか否かを監視する回路が不要になり、該電源立上り監視ワンショットパルス回路68の小型化及び低コスト化を図ることができる。
また、電源監視システムリセット発生回路65と電源立上り監視ワンショットパルス回路68とは、CPU461が搭載される主基板46に配設されているため、CPU461までの配線長さを短くすることができるため、電源ノイズの入力を更に確実に防止することができる。
更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合に、CPU461は、セキュリティチェックを実行するため、該CPU461の誤動作を確実に防止することができる。
次に、第5実施形態に係るパチンコ機について図12及び図13に基づいて説明する。尚、上記第1実施形態に係るパチンコ機1と同一符号は、上記第1実施形態に係るパチンコ機1と同一あるいは相当部分を示すものである。
この第5実施形態に係るパチンコ機の全体構成及び制御系の構成は、第1実施形態に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。また、第5実施形態に係るパチンコ機の制御処理は、第1実施形態に係るパチンコ機1の制御処理とほぼ同じ制御処理である。
但し、図12に示すように、第5実施形態に係るパチンコ機の主基板46には、電源監視システムリセット発生回路65の出力端子に接続され、該電源監視システムリセット発生回路65の供給開始信号が入力された場合には(例えば、ハイレベルの電圧パルス信号が入力された場合には)、電圧検出信号を出力する(例えば、通常ローレベルの電圧を出力し、所定電圧以上になったことを検出した場合には、ハイレベルの電圧パルス信号を1回出力する。)電源立上り監視ワンショットパルス回路68が配置されている。また、主基板46には、AND回路69が配置されている。また、主基板46には、NAND回路70が配置されている。
そして、この電源立上り監視ワンショットパルス回路68の出力端子は、AND回路69の一の入力端子に接続されている。また、電源ユニット57に配置されるRAMクリアスイッチ58の他方の端子は、NAND回路70の入力端子に接続され、該NAND回路70の出力端子は、AND回路69の一の入力端子に接続されている。そして、このAND回路69の出力端子は、CPU461のRAMクリア端子に接続されている。また、NAND回路70の入力端子に接続されるRAMクリアスイッチ58の他方の端子は、主基板46上にてNAND回路70の入力端子側において、該主基板46の+5V電源にプルアップ抵抗71を介してプルアップされている。
これにより、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力され、且つ、RAMクリアスイッチ58が押下されて該AND回路69の一の入力端子にハイレベルの電圧信号が入力された場合に限り、このAND回路69からCPU461のRAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が出力される。
次に、このように構成された主基板46上のCPU461が実行するシステムリセット処理とユーザリセット処理とについて図13に基づいて説明する。
先ず、電源監視システムリセット発生回路65から供給開始信号をシステムリセット端子に入力された場合に、CPU461が実行するシステムリセット処理について説明する。
図13に示すように、電源監視システムリセット発生回路65から供給開始信号を入力された場合には、CPU461は、先ず、S41において、セキュリティチェックを行う。このセキュリティチェックは、ROM462に格納されている各プログラム(遊技制御処理の実行に用いられるプログラムなど)が正規のものであるか否かを判定するためのチェックである。尚、S41におけるセキュリティチェック中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S41以降の処理が実行される。
続いて、S42において、CPU461は、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力され、且つ、RAMクリアスイッチ58が押下されて該AND回路69の一の入力端子にハイレベルの電圧信号が入力されたか否かを判定する、即ち、RAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、RAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が入力された場合には(S42:YES)、S43において、CPU461は、RAM463の初期化処理を行う。即ち、RAM463の各種カウンタに「0」を代入して初期化すると共に、始動口31にパチンコ球が入賞したときや各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの各種カウンタのカウント値を記憶するパラメータ記憶領域などを初期化して、電源が停止する前にRAM463に記憶していた各種データを消去する。従って、パチンコ機は、起動時の状態に戻る。尚、S43における初期化処理中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S41以降の処理が実行される。
そして、S44において、CPU461は、ROM462に格納される各種遊技プログラム(例えば、始動口31に入賞した時の各種カウンタのカウント値の取得処理プログラムなど)に従って遊技関係処理を実行後、後述のS45の処理を実行する。尚、S44における遊技関係処理中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S41以降の処理が実行される。
一方、S42で、RAMクリアスイッチ58が押下されていない、即ち、RAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が入力されていないと判定した場合には(S42:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S44以降の処理を実行する。従って、電源供給が停止される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
次に、リセット割り込み発生回路66から割込信号をユーザリセット端子に入力された場合に、CPU461が実行するユーザリセット処理について説明する。
図13に示すように、リセット割り込み発生回路66から割込信号をユーザリセット端子に入力された場合には、CPU461は、S42において、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力され、且つ、RAMクリアスイッチ58が押下されて該AND回路69の一の入力端子にハイレベルの電圧信号が入力されたか否かを判定する、即ち、RAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、電源の供給開始時ではないため、RAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が入力されない場合には(S42:NO)、S44において、CPU461は、ROM462に格納される各種遊技プログラム(例えば、始動口31に入賞した時の各種カウンタのカウント値の取得処理プログラムなど)に従って遊技関係処理を実行する。
そしてまた、S45において、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から割込信号がユーザリセット端子に入力されるのを待ち、該割込信号が入力された場合には、再度、S42以降の処理を実行する。
ここで、RAM463は、変動データ記憶手段として機能する。また、CPU461は、遊技制御手段として機能する。また、電源監視システムリセット発生回路65は、電源監視手段として機能する。また、リセット割り込み発生回路66は、割込信号出力手段として機能する。また、RAMクリアスイッチ58、プルアップ抵抗71及びNAND回路70は、第2初期化指示手段を構成する。また、電源立上り監視ワンショットパルス回路68は、第5信号出力手段として機能する。また、AND回路69は、第6信号出力手段として機能する。
従って、第5実施形態に係るパチンコ機では、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力され、且つ、RAMクリアスイッチ58が押下されて該AND回路69の一の入力端子にハイレベルの電圧信号が入力された場合に限り、該AND回路69からCPU461のRAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が出力されるため、ユーザが電力供給開始時にRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、電力供給が停止する前にRAM463に記憶されていたデータで遊技制御の実行を開始することができ、パチンコ機の遊技状態を電力供給が停止する前の遊技状態に確実に復旧させることができる。また、電源ノイズなどがCPU461のシステムリセット端子に誤って入力されても、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、RAM463に記憶されているデータは初期化されないため、パチンコ機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させることができる。更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、AND回路69に電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力され、且つ、RAMクリアスイッチ58が押下されて該AND回路69の一の入力端子にハイレベルの電圧信号が入力された場合に限り、該AND回路69からCPU461のRAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が入力されて、該CPU461はRAM463を初期化するため、CPU461に供給される電源電圧が十分上昇した後にRM463の初期化の実行を開始でき、該RAM463を確実に初期化することができる。
また、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から所定時間間隔(例えば、約2msec〜4msec間隔)で割込信号を入力された場合には、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力され、且つ、RAMクリアスイッチ58が押下されて該AND回路69の一の入力端子にハイレベルの電圧信号が入力された場合に限り、CPU461のRAMクリア端子にAND回路69からハイレベルの電圧パルス信号が入力されてRAM463を初期化後、遊技制御の実行を開始する。このため、電源ノイズなどが割込信号としてCPU461のユーザリセット端子に誤って入力されても、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からのハイレベルの電圧パルス信号と、NAND回路70からのハイレベルの電圧信号とが共にAND回路69の入力端子に入力されていない場合には、RAM463に記憶されているデータは初期化されないため、パチンコ機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこの電源ノイズが入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。また、遊技中に誤ってユーザがRAMクリアスイッチ58を押下してAND回路69にハイレベルの電圧パルス信号が入力された場合には、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力されず、RAMクリア端子に該AND回路69からハイレベルの電圧パルス信号が入力されないため、RAM463に記憶されているデータは初期化されず、パチンコ機の遊技状態をこのRAMクリアスイッチ58が押下される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこのRAMクリアスイッチ58が押下される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。
また、電源立上り監視ワンショットパルス回路68は、電源監視システムリセット発生回路65からから供給開始信号が入力されたことを条件としてハイレベルの電圧パルス信号を電源立上り監視端子に出力するため、電源の供給開始の電圧が所定電圧以上になったか否かを監視する回路が不要になり、該電源立上り監視ワンショットパルス回路68の小型化及び低コスト化を図ることができる。
また、AND回路69を設けることによって、CPU461は、RAMクリアスイッチ58が押下され、且つ、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号が入力されたか否かの判定処理を行う必要が無くなり、遊技制御の処理プログラムの小型化を図り、ROM462のメモリ容量を小型化することができる。
また、電源監視システムリセット発生回路65、電源立上り監視ワンショットパルス回路68、AND回路69、NAND回路70及びプルアップ抵抗71は、CPU461が搭載される主基板46に配設されているため、CPU461までの配線長さを短くすることができるため、電源ノイズの入力を更に確実に防止することができる。
更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合に、CPU461は、セキュリティチェックを実行するため、該CPU461の誤動作を確実に防止することができる。
次に、第6実施形態に係るパチンコ機について図14及び図15に基づいて説明する。尚、上記第2実施形態に係るパチンコ機と同一符号は、上記第2実施形態に係るパチンコ機と同一あるいは相当部分を示すものである。
この第6実施形態に係るパチンコ機の全体構成及び制御系の構成は、上記第2実施形態に係るパチンコ機とほぼ同じ構成である。また、第6実施形態に係るパチンコ機の制御処理は、第2実施形態に係るパチンコ機の制御処理とほぼ同じ制御処理である。
但し、図14に示すように、第6実施形態に係るパチンコ機では、電源ユニット57に電源監視システムリセット発生回路65と電源立上り監視ワンショットパルス回路68とが配置され、一方、主基板46上には、CPU461のユーザリセット端子に接続されるリセット割り込み発生回路66が配置されている点で上記第2実施形態に係るパチンコ機と異なっている。
また、この電源監視システムリセット発生回路65は、電源ユニット57上の+5V電源に接続され、該電源ユニット57の+5V電源の供給状態を監視し、電源ユニット57の各制御基板46、64、65、66等への電力の供給開始を検出した場合には、供給開始信号を出力する(例えば、通常ローレベルの電圧を出力し、電力の供給開始を検出した場合には、ハイレベルの電圧パルス信号を出力する。)。また、この電源監視システムリセット発生回路65の出力端子は、CPU461のシステムリセット端子に接続されている。
また、電源立上り監視ワンショットパルス回路68は、電源ユニット57上の+5V電源に接続され、該+5V電源電圧が所定電圧以上(例えば、約3V〜4.5V以上)になったことを検出した場合には、電圧検出信号を出力する(例えば、通常ローレベルの電圧を出力し、所定電圧以上になったことを検出した場合には、ハイレベルの電圧パルス信号を1回出力する。)。また、この電源立上り監視ワンショットパルス回路68の出力端子は、CPU461の電源立上り監視端子に接続されている。
次に、このように構成された主基板46上のCPU461の実行するシステムリセット処理とユーザリセット処理とについて図15に基づいて説明する。
先ず、電源監視システムリセット発生回路65から電源ユニット57が電源供給を開始した旨を表す供給開始信号をシステムリセット端子に入力された場合に、CPU461が実行するシステムリセット処理について説明する。
図15に示すように、電源監視システムリセット発生回路65から供給開始信号をシステムリセット端子に入力された場合には、CPU461は、先ず、S51において、セキュリティチェックを行う。このセキュリティチェックは、ROM462に格納されている各プログラム(遊技制御処理の実行に用いられるプログラムなど)が正規のものであるか否かを判定するためのチェックである。尚、S51におけるセキュリティチェック中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S51以降の処理が実行される。
続いて、S52において、CPU461は、RAMクリアスイッチ58が押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAMクリアスイッチ58が押下された、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されたと判定した場合には(S52:YES)、S53において、CPU461は、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、電源ユニット57が供給する電源電圧が所定電圧以上になった旨を表すハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されたと判定した場合には(S53:YES)、S54において、CPU461は、RAM463の初期化処理を行う。即ち、RAM463の各種カウンタに「0」を代入して初期化すると共に、始動口31にパチンコ球が入賞したときや各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの各種カウンタのカウント値を記憶するパラメータ記憶領域などを初期化して、電源が停止する前にRAM463に記憶していた各種データを消去する。従って、パチンコ機は、起動時の状態に戻る。尚、S54における初期化処理中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S51以降の処理が実行される。
そして、S55において、CPU461は、ROM462に格納される各種遊技プログラム(例えば、始動口31に入賞した時の各種カウンタのカウント値の取得処理プログラムなど)に従って遊技関係処理を実行後、後述のS56の処理を実行する。尚、S55における遊技関係処理中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S51以降の処理が実行される。
一方、S52で、RAMクリアスイッチ58が押下されていない、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されていないと判定した場合には(S52:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S55以降の処理を実行する。従って、電源供給が停止される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
他方、S53で、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されていない場合には(S53:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S55以降の処理を実行する。従って、電源供給が停止される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
次に、リセット割り込み発生回路66から割込信号をユーザリセット端子に入力された場合に、CPU461が実行するユーザリセット処理について説明する。
図15に示すように、リセット割り込み発生回路66から割込信号をユーザリセット端子に入力された場合には、CPU461は、S52において、RAMクリアスイッチ58が押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAMクリアスイッチ58が押下された、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されたと判定した場合には(S52:YES)、S53において、CPU461は、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、電源ユニット57が供給する電源電圧が所定電圧以上になった旨を表すハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されたと判定した場合には(S53:YES)、S54において、CPU461は、RAM463の初期化処理を行う。即ち、RAM463の各種カウンタに「0」を代入して初期化すると共に、始動口31にパチンコ球が入賞したときや各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの各種カウンタのカウント値を記憶するパラメータ記憶領域などを初期化して、電源が停止する前にRAM463に記憶していた各種データを消去する。従って、パチンコ機は、起動時の状態に戻る。
そして、S55において、CPU461は、ROM462に格納される各種遊技プログラム(例えば、始動口31に入賞した時の各種カウンタのカウント値の取得処理プログラムなど)に従って遊技関係処理を実行する。
そしてまた、S56において、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から割込信号がユーザリセット端子に入力されるのを待ち、該割込信号が入力された場合には、再度、S52以降の処理を実行する。
一方、S52で、RAMクリアスイッチ58が押下されていない、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されていないと判定した場合には(S52:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S55以降の処理を実行する。従って、割込信号が入力される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
他方、S53で、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されていない場合には(S53:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S55以降の処理を実行する。従って、割込信号が入力される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
ここで、RAM463は、変動データ記憶手段として機能する。また、CPU461は、遊技制御手段として機能する。また、電源監視システムリセット発生回路65は、電源監視手段として機能する。また、リセット割り込み発生回路66は、割込信号出力手段として機能する。また、RAMクリアスイッチ58は、第1初期化指示手段として機能する。また、電源立上がり監視ワンショットパルス回路68は、第1信号出力手段として機能する。
従って、第6実施形態に係るパチンコ機では、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下し、且つ、電源ユニット57に配置される電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力された場合に限り、RAM463が初期化されるため、ユーザが電源ユニット57の電力供給開始時にRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、CPU461は、電力供給が停止する前にRAM463に記憶されていたデータで遊技制御の実行を開始することができ、パチンコ機の遊技状態を電力供給が停止する前の遊技状態に確実に復旧させることができる。また、電源ノイズなどがCPU461のシステムリセット端子に誤って入力されても、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、RAM463に記憶されているデータは初期化されないため、パチンコ機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させることができる。更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下し、且つ、電源ユニット57に配置される電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力された場合に限り、CPU461はRAM463を初期化するため、該CPU461に電源を供給する電源ユニット57の電源電圧が十分上昇した後にRAM463の初期化の実行を開始でき、該RAM463を確実に初期化することができる。
また、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から所定時間間隔(例えば、約2msec〜4msec間隔)で割込信号をユーザリセット端子に入力された場合には、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下し、且つ、電源ユニット57に配置される電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力された場合に限り、RAM463を初期化後、遊技制御の実行を開始する。このため、電源ノイズなどが割込信号としてCPU461のユーザリセット端子に誤って入力されても、RAMクリア端子へのローレベルの信号と電源立上り監視端子へのハイレベルの電圧パルス信号との少なくとも一方が入力されていない場合には、RAM463に記憶されているデータは初期化されないため、パチンコ機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこの電源ノイズが入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。また、遊技中に誤ってユーザがRAMクリアスイッチ58を押下してRAMクリア端子へローレベルの信号が入力されても、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されないため、RAM463に記憶されているデータは初期化されず、パチンコ機の遊技状態をこのRAMクリア端子へのローレベルの信号が入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこのRAMクリア端子へのローレベルの信号が入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。
また、電源監視システムリセット発生回路65と電源立上り監視ワンショットパルス回路68とは、CPU461に電源を供給する電源ユニット57に配設されているため、CPU461への電源の供給開始及び供給される電源電圧の所定電圧以上の立ち上がりをより確実に且つ正確に検出することができる。
更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合に、CPU461は、セキュリティチェックを実行するため、該CPU461の誤動作を確実に防止することができる。
次に、第7実施形態に係るパチンコ機について図16及び図17に基づいて説明する。尚、上記第4実施形態に係るパチンコ機と同一符号は、上記第4実施形態に係るパチンコ機と同一あるいは相当部分を示すものである。
この第7実施形態に係るパチンコ機の全体構成及び制御系の構成は、上記第4実施形態に係るパチンコ機とほぼ同じ構成である。また、第7実施形態に係るパチンコ機の制御処理は、第4実施形態に係るパチンコ機の制御処理とほぼ同じ制御処理である。
但し、図16に示すように、第7実施形態に係るパチンコ機では、電源ユニット57に電源監視システムリセット発生回路65と電源立上り監視ワンショットパルス回路68とが配置され、一方、主基板46上には、CPU461のユーザリセット端子に接続されるリセット割り込み発生回路66が配置されている点で上記第4実施形態に係るパチンコ機と異なっている。
また、この電源監視システムリセット発生回路65は、電源ユニット57上の+5V電源に接続され、該電源ユニット57の+5V電源の供給状態を監視し、電源ユニット57の各制御基板46、64、65、66等への電力の供給開始を検出した場合には、供給開始信号を出力する(例えば、通常ローレベルの電圧を出力し、電力の供給開始を検出した場合には、ハイレベルの電圧パルス信号を出力する。)。また、この電源監視システムリセット発生回路65の出力端子は、CPU461のシステムリセット端子に接続されている。
また、電源立上り監視ワンショットパルス回路68は、電源監視システムリセット発生回路65の出力端子に接続され、該電源監視システムリセット発生回路65の供給開始信号が入力された場合には(例えば、ハイレベルの電圧パルス信号が入力された場合には)、電圧検出信号を出力する(例えば、通常ローレベルの電圧を出力し、所定電圧以上になったことを検出した場合には、ハイレベルの電圧パルス信号を1回出力する。)。また、この電源立上り監視ワンショットパルス回路68の出力端子は、CPU461の電源立上り監視端子に接続されている。
次に、このように構成された主基板46上のCPU461の実行するシステムリセット処理とユーザリセット処理とについて図17に基づいて説明する。
先ず、電源監視システムリセット発生回路65から電源ユニット57が電源供給を開始した旨を表す供給開始信号をシステムリセット端子に入力された場合に、CPU461が実行するシステムリセット処理について説明する。
図17に示すように、電源監視システムリセット発生回路65から供給開始信号をシステムリセット端子に入力された場合には、CPU461は、先ず、S61において、セキュリティチェックを行う。このセキュリティチェックは、ROM462に格納されている各プログラム(遊技制御処理の実行に用いられるプログラムなど)が正規のものであるか否かを判定するためのチェックである。尚、S61におけるセキュリティチェック中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S61以降の処理が実行される。
続いて、S62において、CPU461は、RAMクリアスイッチ58が押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAMクリアスイッチ58が押下された、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されたと判定した場合には(S62:YES)、S63において、CPU461は、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されたと判定した場合には(S63:YES)、S64において、CPU461は、RAM463の初期化処理を行う。即ち、RAM463の各種カウンタに「0」を代入して初期化すると共に、始動口31にパチンコ球が入賞したときや各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの各種カウンタのカウント値を記憶するパラメータ記憶領域などを初期化して、電源が停止する前にRAM463に記憶していた各種データを消去する。従って、パチンコ機は、起動時の状態に戻る。尚、S64における初期化処理中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、
再度、S61以降の処理が実行される。
そして、S65において、CPU461は、ROM462に格納される各種遊技プログラム(例えば、始動口31に入賞した時の各種カウンタのカウント値の取得処理プログラムなど)に従って遊技関係処理を実行後、後述のS66の処理を実行する。尚、S65における遊技関係処理中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S61以降の処理が実行される。
一方、S62で、RAMクリアスイッチ58が押下されていない、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されていないと判定した場合には(S62:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S65以降の処理を実行する。従って、電源供給が停止される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
他方、S63で、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されていない場合には(S63:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S65以降の処理を実行する。従って、電源供給が停止される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
次に、リセット割り込み発生回路66から割込信号をユーザリセット端子に入力された場合に、CPU461が実行するユーザリセット処理について説明する。
図17に示すように、リセット割り込み発生回路66から割込信号をユーザリセット端子に入力された場合には、CPU461は、S62において、RAMクリアスイッチ58が押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAMクリアスイッチ58が押下された、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されたと判定した場合には(S62:YES)、S63において、CPU461は、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されたと判定した場合には(S63:YES)、S64において、CPU461は、RAM463の初期化処理を行う。即ち、RAM463の各種カウンタに「0」を代入して初期化すると共に、始動口31にパチンコ球が入賞したときや各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの各種カウンタのカウント値を記憶するパラメータ記憶領域などを初期化して、電源が停止する前にRAM463に記憶していた各種データを消去する。従って、パチンコ機は、起動時の状態に戻る。
そして、S65において、CPU461は、ROM462に格納される各種遊技プログラム(例えば、始動口31に入賞した時の各種カウンタのカウント値の取得処理プログラムなど)に従って遊技関係処理を実行する。
そしてまた、S66において、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から割込信号がユーザリセット端子に入力されるのを待ち、該割込信号が入力された場合には、再度、S62以降の処理を実行する。
一方、S62で、RAMクリアスイッチ58が押下されていない、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されていないと判定した場合には(S62:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S65以降の処理を実行する。従って、割込信号が入力される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
他方、S63で、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されていない場合には(S63:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S65以降の処理を実行する。従って、割込信号が入力される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
ここで、RAM463は、変動データ記憶手段として機能する。また、CPU461は、遊技制御手段として機能する。また、電源監視システムリセット発生回路65は、電源監視手段として機能する。また、リセット割り込み発生回路66は、割込信号出力手段として機能する。また、RAMクリアスイッチ58は、第1初期化指示手段として機能する。また、電源立上がり監視ワンショットパルス回路68は、第2信号出力手段として機能する。
従って、第7実施形態に係るパチンコ機では、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下し、且つ、電源ユニット57に配置される電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力された場合に限り、RAM463が初期化されるため、ユーザが電力供給開始時にRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、CPU461は、電力供給が停止する前にRAM463に記憶されていたデータで遊技制御の実行を開始することができ、パチンコ機の遊技状態を電力供給が停止する前の遊技状態に確実に復旧させることができる。また、電源ノイズなどがCPU461のシステムリセット端子に誤って入力されても、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、RAM463に記憶されているデータは初期化されないため、パチンコ機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させることができる。更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下し、且つ、電源ユニット57に配置される電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力された場合に限り、CPU461はRAM463を初期化するため、該CPU461に電源を供給する電源ユニット57の電源電圧が十分上昇した後にRAM463の初期化の実行を開始でき、該RAM463を確実に初期化することができる。
また、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から所定時間間隔(例えば、約2msec〜4msec間隔)で割込信号をユーザリセット端子に入力された場合には、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下し、且つ、電源ユニット57に配置される電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力された場合に限り、RAM463を初期化後、遊技制御の実行を開始する。このため、電源ノイズなどが割込信号としてCPU461のユーザリセット端子に誤って入力されても、RAMクリア端子へのローレベルの信号と電源立上り監視端子へのハイレベルの電圧パルス信号との少なくとも一方が入力されていない場合には、RAM463に記憶されているデータは初期化されないため、パチンコ機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこの電源ノイズが入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。また、遊技中に誤ってユーザがRAMクリアスイッチ58を押下してRAMクリア端子へローレベルの信号が入力されても、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されないため、RAM463に記憶されているデータは初期化されず、パチンコ機の遊技状態をこのRAMクリア端子へのローレベルの信号が入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこのRAMクリア端子へのローレベルの信号が入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。
また、電源立上り監視ワンショットパルス回路68は、電源監視システムリセット発生回路65からから供給開始信号が入力されたことを条件としてハイレベルの電圧パルス信号を電源立上り監視端子に出力するため、電源の供給開始の電圧が所定電圧以上になったか否かを監視する回路が不要になり、該電源立上り監視ワンショットパルス回路68の小型化及び低コスト化を図ることができる。
また、電源監視システムリセット発生回路65と電源立上り監視ワンショットパルス回路68とは、CPU461に電源を供給する電源ユニット57に配設されているため、CPU461への電源の供給開始をより確実に且つ正確に検出することができる。
更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合に、CPU461は、セキュリティチェックを実行するため、該CPU461の誤動作を確実に防止することができる。
次に、第8実施形態に係るパチンコ機について図18及び図19に基づいて説明する。尚、上記第4実施形態に係るパチンコ機と同一符号は、上記第4実施形態に係るパチンコ機と同一あるいは相当部分を示すものである。
この第8実施形態に係るパチンコ機の全体構成及び制御系の構成は、上記第4実施形態に係るパチンコ機とほぼ同じ構成である。また、第7実施形態に係るパチンコ機の制御処理は、第4実施形態に係るパチンコ機の制御処理とほぼ同じ制御処理である。
但し、図18に示すように、第8実施形態に係るパチンコ機では、電源ユニット57に電源監視システムリセット発生回路65が配置され、一方、主基板46上には、CPU461のユーザリセット端子に接続されるリセット割り込み発生回路66と、電源立上り監視ワンショットパルス回路68とが配置されている点で上記第4実施形態に係るパチンコ機と異なっている。
また、この電源監視システムリセット発生回路65は、電源ユニット57上の+5V電源に接続され、該電源ユニット57の+5V電源の供給状態を監視し、電源ユニット57の各制御基板46、64、65、66等への電力の供給開始を検出した場合には、供給開始信号を出力する(例えば、通常ローレベルの電圧を出力し、電力の供給開始を検出した場合には、ハイレベルの電圧パルス信号を出力する。)。また、この電源監視システムリセット発生回路65の出力端子は、CPU461のシステムリセット端子に接続されている。
また、主基板46上に配置される電源立上り監視ワンショットパルス回路68は、電源監視システムリセット発生回路65の出力端子に接続され、該電源監視システムリセット発生回路65の供給開始信号が入力された場合には(例えば、ハイレベルの電圧パルス信号が入力された場合には)、電圧検出信号を出力する(例えば、通常ローレベルの電圧を出力し、所定電圧以上になったことを検出した場合には、ハイレベルの電圧パルス信号を1回出力する。)。また、この電源立上り監視ワンショットパルス回路68の出力端子は、CPU461の電源立上り監視端子に接続されている。
次に、このように構成された主基板46上のCPU461の実行するシステムリセット処理とユーザリセット処理とについて図19に基づいて説明する。
先ず、電源監視システムリセット発生回路65から電源ユニット57が電源供給を開始した旨を表す供給開始信号をシステムリセット端子に入力された場合に、CPU461が実行するシステムリセット処理について説明する。
図19に示すように、電源監視システムリセット発生回路65から供給開始信号をシステムリセット端子に入力された場合には、CPU461は、先ず、S71において、セキュリティチェックを行う。このセキュリティチェックは、ROM462に格納されている各プログラム(遊技制御処理の実行に用いられるプログラムなど)が正規のものであるか否かを判定するためのチェックである。尚、S71におけるセキュリティチェック中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S71以降の処理が実行される。
続いて、S72において、CPU461は、RAMクリアスイッチ58が押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAMクリアスイッチ58が押下された、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されたと判定した場合には(S72:YES)、S73において、CPU461は、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されたと判定した場合には(S73:YES)、S74において、CPU461は、RAM463の初期化処理を行う。即ち、RAM463の各種カウンタに「0」を代入して初期化すると共に、始動口31にパチンコ球が入賞したときや各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの各種カウンタのカウント値を記憶するパラメータ記憶領域などを初期化して、電源が停止する前にRAM463に記憶していた各種データを消去する。従って、パチンコ機は、起動時の状態に戻る。尚、S74における初期化処理中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S71以降の処理が実行される。
そして、S75において、CPU461は、ROM462に格納される各種遊技プログラム(例えば、始動口31に入賞した時の各種カウンタのカウント値の取得処理プログラムなど)に従って遊技関係処理を実行後、後述のS76の処理を実行する。尚、S75における遊技関係処理中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S71以降の処理が実行される。
一方、S72で、RAMクリアスイッチ58が押下されていない、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されていないと判定した場合には(S72:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S75以降の処理を実行する。従って、電源供給が停止される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
他方、S73で、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されていない場合には(S73:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S75以降の処理を実行する。従って、電源供給が停止される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
次に、リセット割り込み発生回路66から割込信号をユーザリセット端子に入力された場合に、CPU461が実行するユーザリセット処理について説明する。
図19に示すように、リセット割り込み発生回路66から割込信号をユーザリセット端子に入力された場合には、CPU461は、S72において、RAMクリアスイッチ58が押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAMクリアスイッチ58が押下された、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されたと判定した場合には(S72:YES)、S73において、CPU461は、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されたと判定した場合には(S73:YES)、S74において、CPU461は、RAM463の初期化処理を行う。即ち、RAM463の各種カウンタに「0」を代入して初期化すると共に、始動口31にパチンコ球が入賞したときや各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの各種カウンタのカウント値を記憶するパラメータ記憶領域などを初期化して、電源が停止する前にRAM463に記憶していた各種データを消去する。従って、パチンコ機は、起動時の状態に戻る。
そして、S75において、CPU461は、ROM462に格納される各種遊技プログラム(例えば、始動口31に入賞した時の各種カウンタのカウント値の取得処理プログラムなど)に従って遊技関係処理を実行する。
そしてまた、S76において、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から割込信号がユーザリセット端子に入力されるのを待ち、該割込信号が入力された場合には、再度、S72以降の処理を実行する。
一方、S72で、RAMクリアスイッチ58が押下されていない、即ち、RAMクリア端子にローレベルの電圧信号が入力されていないと判定した場合には(S72:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S75以降の処理を実行する。従って、割込信号が入力される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
他方、S73で、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されていない場合には(S73:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S75以降の処理を実行する。従って、割込信号が入力される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
ここで、RAM463は、変動データ記憶手段として機能する。また、CPU461は、遊技制御手段として機能する。また、電源監視システムリセット発生回路65は、電源監視手段として機能する。また、リセット割り込み発生回路66は、割込信号出力手段として機能する。また、RAMクリアスイッチ58は、第1初期化指示手段として機能する。また、電源立上がり監視ワンショットパルス回路68は、第2信号出力手段として機能する。
従って、第8実施形態に係るパチンコ機では、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下し、且つ、主基板46に配置される電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力された場合に限り、RAM463が初期化されるため、ユーザが電力供給開始時にRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、CPU461は、電力供給が停止する前にRAM463に記憶されていたデータで遊技制御の実行を開始することができ、パチンコ機の遊技状態を電力供給が停止する前の遊技状態に確実に復旧させることができる。また、電源ノイズなどがCPU461のシステムリセット端子に誤って入力されても、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、RAM463に記憶されているデータは初期化されないため、パチンコ機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させることができる。更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下し、且つ、主基板46に配置される電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力された場合に限り、CPU461はRAM463を初期化するため、該CPU461に電源を供給する電源ユニット57の電源電圧が十分上昇した後にRAM463の初期化の実行を開始でき、該RAM463を確実に初期化することができる。
また、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から所定時間間隔(例えば、約2msec〜4msec間隔)で割込信号をユーザリセット端子に入力された場合には、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下し、且つ、主基板46に配置される電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力された場合に限り、RAM463を初期化後、遊技制御の実行を開始する。このため、電源ノイズなどが割込信号としてCPU461のユーザリセット端子に誤って入力されても、RAMクリア端子へのローレベルの信号と電源立上り監視端子へのハイレベルの電圧パルス信号との少なくとも一方が入力されていない場合には、RAM463に記憶されているデータは初期化されないため、パチンコ機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこの電源ノイズが入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。また、遊技中に誤ってユーザがRAMクリアスイッチ58を押下してRAMクリア端子へローレベルの信号が入力されても、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からハイレベルの電圧パルス信号が電源立上り監視端子に入力されないため、RAM463に記憶されているデータは初期化されず、パチンコ機の遊技状態をこのRAMクリア端子へのローレベルの信号が入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこのRAMクリア端子へのローレベルの信号が入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。
また、電源立上り監視ワンショットパルス回路68は、電源監視システムリセット発生回路65からから供給開始信号が入力されたことを条件としてハイレベルの電圧パルス信号を電源立上り監視端子に出力するため、電源の供給開始の電圧が所定電圧以上になったか否かを監視する回路が不要になり、該電源立上り監視ワンショットパルス回路68の小型化及び低コスト化を図ることができる。
また、電源監視システムリセット発生回路65は、CPU461に電源を供給する電源ユニット57に配設されているため、CPU461への電源の供給開始をより確実に且つ正確に検出することができる。また、リセット割り込み発生回路66と電源立上り監視ワンショットパルス回路68は、CPU461が搭載される主基板46に配設されているため、CPU461までの配線長さを短くすることができるため、電源ノイズの入力を更に確実に防止することができる。
更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合に、CPU461は、セキュリティチェックを実行するため、該CPU461の誤動作を確実に防止することができる。
次に、第9実施形態に係るパチンコ機について図20及び図21に基づいて説明する。尚、上記第5実施形態に係るパチンコ機と同一符号は、上記第5実施形態に係るパチンコ機と同一あるいは相当部分を示すものである。
この第9実施形態に係るパチンコ機の全体構成及び制御系の構成は、上記第5実施形態に係るパチンコ機とほぼ同じ構成である。また、第9実施形態に係るパチンコ機の制御処理は、第5実施形態に係るパチンコ機の制御処理とほぼ同じ制御処理である。
但し、図20に示すように、第9実施形態に係るパチンコ機では、電源ユニット57に電源監視システムリセット発生回路65が配置され、一方、主基板46上には、CPU461のユーザリセット端子に接続されるリセット割り込み発生回路66、電源立上り監視ワンショットパルス回路68、AND回路69、NAND回路70及びプルアップ抵抗71が配置されている点で上記第5実施形態に係るパチンコ機と異なっている。
また、電源監視システムリセット発生回路65は、電源ユニット57上の+5V電源に接続され、該電源ユニット57の+5V電源の供給状態を監視し、電源ユニット57の各制御基板46、64、65、66等への電力の供給開始を検出した場合には、供給開始信号を出力する(例えば、通常ローレベルの電圧を出力し、電力の供給開始を検出した場合には、ハイレベルの電圧パルス信号を出力する。)。また、この電源監視システムリセット発生回路65の出力端子は、CPU461のシステムリセット端子に接続されている。
また、主基板46上に配置される電源立上り監視ワンショットパルス回路68は、電源監視システムリセット発生回路65の出力端子に接続され、該電源監視システムリセット発生回路65の供給開始信号が入力された場合には(例えば、ハイレベルの電圧パルス信号が入力された場合には)、電圧検出信号を出力する(例えば、通常ローレベルの電圧を出力し、所定電圧以上になったことを検出した場合には、ハイレベルの電圧パルス信号を1回出力する。)。また、この電源立上り監視ワンショットパルス回路68の出力端子は、AND回路69の一の入力端子に接続されている。
また、電源ユニット57に配置されるRAMクリアスイッチ58の他方の端子は、NAND回路70の入力端子に接続され、該NAND回路70の出力端子は、AND回路69の一の入力端子に接続されている。そして、このAND回路69の出力端子は、CPU461のRAMクリア端子に接続されている。また、NAND回路70の入力端子に接続されるRAMクリアスイッチ58の他方の端子は、主基板46上にてNAND回路70の入力端子側において、該主基板46の+5V電源にプルアップ抵抗71を介してプルアップされている。
これにより、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力され、且つ、RAMクリアスイッチ58が押下されて該AND回路69の一の入力端子にハイレベルの電圧信号が入力された場合に限り、このAND回路69からCPU461のRAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が出力される。
次に、このように構成された主基板46上のCPU461が実行するシステムリセット処理とユーザリセット処理とについて図21に基づいて説明する。
先ず、電源監視システムリセット発生回路65から電源ユニット57が電源供給を開始した旨を表す供給開始信号をシステムリセット端子に入力された場合に、CPU461が実行するシステムリセット処理について説明する。
図21に示すように、電源監視システムリセット発生回路65から供給開始信号を入力された場合には、CPU461は、先ず、S81において、セキュリティチェックを行う。このセキュリティチェックは、ROM462に格納されている各プログラム(遊技制御処理の実行に用いられるプログラムなど)が正規のものであるか否かを判定するためのチェックである。尚、S81におけるセキュリティチェック中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S81以降の処理が実行される。
続いて、S82において、CPU461は、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力され、且つ、RAMクリアスイッチ58が押下されて該AND回路69の一の入力端子にハイレベルの電圧信号が入力されたか否かを判定する、即ち、RAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、RAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が入力された場合には(S82:YES)、S83において、CPU461は、RAM463の初期化処理を行う。即ち、RAM463の各種カウンタに「0」を代入して初期化すると共に、始動口31にパチンコ球が入賞したときや各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの各種カウンタのカウント値を記憶するパラメータ記憶領域などを初期化して、電源が停止する前にRAM463に記憶していた各種データを消去する。従って、パチンコ機は、起動時の状態に戻る。尚、S83における初期化処理中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S81以降の処理が実行される。
そして、S84において、CPU461は、ROM462に格納される各種遊技プログラム(例えば、始動口31に入賞した時の各種カウンタのカウント値の取得処理プログラムなど)に従って遊技関係処理を実行後、後述のS85の処理を実行する。尚、S84における遊技関係処理中に電源が停止した場合には、電源供給開始時に、再度、S81以降の処理が実行される。
一方、S82で、RAMクリアスイッチ58が押下されていない、即ち、RAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が入力されていないと判定した場合には(S82:NO)、CPU461は、RAM463を初期化することなく、S84以降の処理を実行する。従って、電源供給が停止される前にRAM463に記憶されていた各種データに基づいて、パチンコゲームが続行される。
次に、リセット割り込み発生回路66から割込信号をユーザリセット端子に入力された場合に、CPU461が実行するユーザリセット処理について説明する。
図21に示すように、リセット割り込み発生回路66から割込信号をユーザリセット端子に入力された場合には、CPU461は、S82において、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力され、且つ、RAMクリアスイッチ58が押下されて該AND回路69の一の入力端子にハイレベルの電圧信号が入力されたか否かを判定する、即ち、RAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、電源の供給開始時ではないため、RAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が入力されない場合には(S82:NO)、S84において、CPU461は、ROM462に格納される各種遊技プログラム(例えば、始動口31に入賞した時の各種カウンタのカウント値の取得処理プログラムなど)に従って遊技関係処理を実行する。
そしてまた、S85において、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から割込信号がユーザリセット端子に入力されるのを待ち、該割込信号が入力された場合には、再度、S82以降の処理を実行する。
ここで、RAM463は、変動データ記憶手段として機能する。また、CPU461は、遊技制御手段として機能する。また、電源監視システムリセット発生回路65は、電源監視手段として機能する。また、リセット割り込み発生回路66は、割込信号出力手段として機能する。また、RAMクリアスイッチ58、プルアップ抵抗71及びNAND回路70は、第2初期化指示手段を構成する。また、電源立上り監視ワンショットパルス回路68は、第5信号出力手段として機能する。また、AND回路69は、第6信号出力手段として機能する。
従って、第9実施形態に係るパチンコ機では、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力され、且つ、RAMクリアスイッチ58が押下されて該AND回路69の一の入力端子にハイレベルの電圧信号が入力された場合に限り、該AND回路69からCPU461のRAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が出力されるため、ユーザが電力供給開始時にRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、電力供給が停止する前にRAM463に記憶されていたデータで遊技制御の実行を開始することができ、パチンコ機の遊技状態を電力供給が停止する前の遊技状態に確実に復旧させることができる。また、電源ノイズなどがCPU461のシステムリセット端子に誤って入力されても、ユーザがRAMクリアスイッチ58を押下しない場合には、RAM463に記憶されているデータは初期化されないため、パチンコ機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させることができる。更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合には、AND回路69に電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力され、且つ、RAMクリアスイッチ58が押下されて該AND回路69の一の入力端子にハイレベルの電圧信号が入力された場合に限り、該AND回路69からCPU461のRAMクリア端子にハイレベルの電圧パルス信号が入力されて、該CPU461はRAM463を初期化するため、CPU461に供給される電源電圧が十分上昇した後にRM463の初期化の実行を開始でき、該RAM463を確実に初期化することができる。
また、CPU461は、リセット割り込み発生回路66から所定時間間隔(例えば、約2msec〜4msec間隔)で割込信号を入力された場合には、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力され、且つ、RAMクリアスイッチ58が押下されて該AND回路69の一の入力端子にハイレベルの電圧信号が入力された場合に限り、CPU461のRAMクリア端子にAND回路69からハイレベルの電圧パルス信号が入力されてRAM463を初期化後、遊技制御の実行を開始する。このため、電源ノイズなどが割込信号としてCPU461のユーザリセット端子に誤って入力されても、電源立上り監視ワンショットパルス回路68からのハイレベルの電圧パルス信号と、NAND回路70からのハイレベルの電圧信号とが共にAND回路69の入力端子に入力されていない場合には、RAM463に記憶されているデータは初期化されないため、パチンコ機の遊技状態をこの電源ノイズが入力される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこの電源ノイズが入力される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。また、遊技中に誤ってユーザがRAMクリアスイッチ58を押下してAND回路69にハイレベルの電圧パルス信号が入力された場合には、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号がAND回路69の一の入力端子に入力されず、RAMクリア端子に該AND回路69からハイレベルの電圧パルス信号が入力されないため、RAM463に記憶されているデータは初期化されず、パチンコ機の遊技状態をこのRAMクリアスイッチ58が押下される前の遊技状態に確実に復旧させて、即ちこのRAMクリアスイッチ58が押下される前の遊技状態を維持して遊技を確実に続行することができる。
また、電源立上り監視ワンショットパルス回路68は、電源監視システムリセット発生回路65からから供給開始信号が入力されたことを条件としてハイレベルの電圧パルス信号を電源立上り監視端子に出力するため、電源の供給開始の電圧が所定電圧以上になったか否かを監視する回路が不要になり、該電源立上り監視ワンショットパルス回路68の小型化及び低コスト化を図ることができる。
また、AND回路69を設けることによって、CPU461は、RAMクリアスイッチ58が押下され、且つ、電源立上り監視ワンショットパルス回路68から、ハイレベルの電圧パルス信号が入力されたか否かの判定処理を行う必要が無くなり、遊技制御の処理プログラムの小型化を図り、ROM462のメモリ容量を小型化することができる。
また、電源監視システムリセット発生回路65は、CPU461に電源を供給する電源ユニット57に配設されているため、CPU461への電源の供給開始をより確実に且つ正確に検出することができる。また、電源立上り監視ワンショットパルス回路68、AND回路69、NAND回路70及びプルアップ抵抗71は、CPU461が搭載される主基板46に配設されているため、CPU461までの配線長さを短くすることができるため、電源ノイズの入力を更に確実に防止することができる。
更に、電力の供給開始時、即ち起動時または停電復旧時などの場合に、CPU461は、セキュリティチェックを実行するため、該CPU461の誤動作を確実に防止することができる。
尚、本発明は、上記第1実施形態乃至第9実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、上記第1実施形態乃至第9実施形態では、電源監視システムリセット発生回路65、リセット割り込み発生回路66、電源立上り監視ワンショットパルス回路68は、ハイレベルの電圧パルス信号を出力しているが、ローレベルの電圧パルス信号を出力するように構成してもよい。尚、電源立上り監視ワンショットパルス回路68がローレベルの電圧パルス信号を出力する場合には、上記第3実施形態、第5実施形態、第9実施形態においては、NAND回路71は除かれる。
また、上記第1実施形態乃至第9実施形態では、RAMクリアスイッチ58は、押下した場合に、接地されるように構成されているが、通常時は接地され、該RAMクリアスイッチ58を押下した場合にハイレベルの電圧信号が出力されるように構成してもよい。
第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。 第1実施形態に係るパチンコ機の遊技盤の遊技領域を示した正面図である。 第1実施形態に係るパチンコ機の全体を示した背面図である。 第1実施形態に係るパチンコ機の主基板及び電源ユニットのシステムリセット及びユーザリセットに関する概略回路構成を示す回路ブロック図である。 第1実施形態に係るパチンコ機のCPUの実行するシステムリセット処理とユーザリセット処理と示すフローチャートである。 第2実施形態に係るパチンコ機の主基板及び電源ユニットのシステムリセットに関する概略回路構成を示す回路ブロック図である。 第2実施形態に係るパチンコ機のCPUの実行するシステムリセット処理とユーザリセット処理と示すフローチャートである。 第3実施形態に係るパチンコ機の主基板及び電源ユニットのシステムリセットに関する概略回路構成を示す回路ブロック図である。 第3実施形態に係るパチンコ機のCPUの実行するシステムリセット処理とユーザリセット処理と示すフローチャートである。 第4実施形態に係るパチンコ機の主基板及び電源ユニットのシステムリセットに関する概略回路構成を示す回路ブロック図である。 第4実施形態に係るパチンコ機のCPUの実行するシステムリセット処理とユーザリセット処理と示すフローチャートである。 第5実施形態に係るパチンコ機の主基板及び電源ユニットのシステムリセットに関する概略回路構成を示す回路ブロック図である。 第5実施形態に係るパチンコ機のCPUの実行するシステムリセット処理とユーザリセット処理と示すフローチャートである。 第6実施形態に係るパチンコ機の主基板及び電源ユニットのシステムリセットに関する概略回路構成を示す回路ブロック図である。 第6実施形態に係るパチンコ機のCPUの実行するシステムリセット処理とユーザリセット処理と示すフローチャートである。 第7実施形態に係るパチンコ機の主基板及び電源ユニットのシステムリセットに関する概略回路構成を示す回路ブロック図である。 第7実施形態に係るパチンコ機のCPUの実行するシステムリセット処理とユーザリセット処理と示すフローチャートである。 第8実施形態に係るパチンコ機の主基板及び電源ユニットのシステムリセットに関する概略回路構成を示す回路ブロック図である。 第8実施形態に係るパチンコ機のCPUの実行するシステムリセット処理とユーザリセット処理と示すフローチャートである。 第9実施形態に係るパチンコ機の主基板及び電源ユニットのシステムリセットに関する概略回路構成を示す回路ブロック図である。 第9実施形態に係るパチンコ機のCPUの実行するシステムリセット処理とユーザリセット処理と示すフローチャートである。
1 パチンコ機
46 主基板
57 電源ユニット
58 RAMクリアスイッチ
59 電源スイッチ
65 電源監視システムリセット発生回路
66 リセット割り込み発生回路
68 電源立上がり監視ワンショットパルス回路
69 AND回路
70 NAND回路
71 プルアップ抵抗
462 ROM
463 RAM

Claims (4)

  1. 遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、
    遊技の進行に応じて変動する変動データを記憶する変動データ記憶手段を有して、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、
    遊技機で用いられる所定の電源の状態を監視して、電力の供給開始を検出した場合に第1検出信号を前記遊技制御手段に出力する電源監視手段と、
    前記遊技制御手段に所定時間間隔で遊技制御の実行を開始させるための割込信号を出力する割込信号出力手段と、
    前記遊技制御手段に前記変動データ記憶手段を初期化することを指示する指示信号を出力する第1初期化指示手段と、
    前記電源の供給開始の電圧が所定電圧以上になったことを条件にワンショットパルス信号から構成される第2検出信号を前記遊技制御手段に出力する第1信号出力手段と、
    を備え、
    該遊技制御手段は、前記電源監視手段から第1検出信号を入力された場合には、前記第1初期化指示手段から指示信号が入力され、且つ前記第1信号出力手段から第2検出信号が入力されたか否かを判定し、該指示信号と第2検出信号の少なくとも一方が入力されていないと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該指示信号が入力され、且つ第2検出信号が入力されたと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始し、また、前記割込信号出力手段から割込信号を入力された場合には、前記第1初期化指示手段から指示信号が入力され、且つ前記第1信号出力手段から第2検出信号が入力されたか否かを判定し、該指示信号と第2検出信号の少なくとも一方が入力されていないと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該指示信号が入力され、且つ第2検出信号が入力されたと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始することを特徴とする遊技機。
  2. 遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、
    遊技の進行に応じて変動する変動データを記憶する変動データ記憶手段を有して、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、
    遊技機で用いられる所定の電源の状態を監視して、電力の供給開始を検出した場合に第1検出信号を前記遊技制御手段に出力する電源監視手段と、
    前記遊技制御手段に所定時間間隔で遊技制御の実行を開始させるための割込信号を出力する割込信号出力手段と、
    前記遊技制御手段に前記変動データ記憶手段を初期化することを指示する指示信号を出力する第1初期化指示手段と、
    前記電源監視手段が第1検出信号を出力したことを条件にワンショットパルス信号から構成される第3検出信号を前記遊技制御手段に出力する第2信号出力手段と、
    を備え、
    該遊技制御手段は、前記電源監視手段から第1検出信号を入力された場合には、前記第1初期化指示手段から指示信号が入力され、且つ前記第2信号出力手段から第3検出信号が入力されたか否かを判定し、該指示信号と第3検出信号の少なくとも一方が入力されていないと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該指示信号が入力され、且つ第3検出信号が入力されたと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始し、また、前記割込信号出力手段から割込信号を入力された場合には、前記第1初期化指示手段から指示信号が入力され、且つ前記第2信号出力手段から第3検出信号が入力されたか否かを判定し、該指示信号と第3検出信号の少なくとも一方が入力されていないと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該指示信号が入力され、且つ第3検出信号が入力されたと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始することを特徴とする遊技機。
  3. 遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、
    遊技の進行に応じて変動する変動データを記憶する変動データ記憶手段を有して、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、
    遊技機で用いられる所定の電源の状態を監視して、電力の供給開始を検出した場合に第1検出信号を前記遊技制御手段に出力する電源監視手段と、
    前記遊技制御手段に所定時間間隔で遊技制御の実行を開始させるための割込信号を出力する割込信号出力手段と、
    前記遊技制御手段に前記変動データ記憶手段を初期化することを指示する指示信号を出力する第2初期化指示手段と、
    前記電源の供給開始の電圧が所定電圧以上になったことを条件にワンショットパルス信号から構成される第4検出信号を出力する第3信号出力手段と、
    前記遊技制御手段とは別体に設けられて、前記第3信号出力手段から第4検出信号が入力され、且つ前記第2初期化指示手段から指示信号を入力された場合には、該遊技制御手段に第5検出信号を出力する第4信号出力手段と、
    を備え、
    該遊技制御手段は、前記電源監視手段から第1検出信号を入力された場合には、前記第4信号出力手段から第5検出信号が入力されたか否かを判定し、該第5検出信号が入力されていないと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該第5検出信号が入力されたと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始し、また、前記割込信号出力手段から割込信号を入力された場合には、前記第4信号出力手段から第5検出信号が入力されたか否かを判定し、該第5検出信号が入力されていないと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該第5検出信号が入力されたと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始することを特徴とする遊技機。
  4. 遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、
    遊技の進行に応じて変動する変動データを記憶する変動データ記憶手段を有して、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、
    遊技機で用いられる所定の電源の状態を監視して、電力の供給開始を検出した場合に第1検出信号を前記遊技制御手段に出力する電源監視手段と、
    前記遊技制御手段に所定時間間隔で遊技制御の実行を開始させるための割込信号を出力する割込信号出力手段と、
    前記遊技制御手段に前記変動データ記憶手段を初期化することを指示する指示信号を出力する第2初期化指示手段と、
    前記電源監視手段が第1検出信号を出力したことを条件にワンショットパルス信号から構成される第6検出信号を出力する第5信号出力手段と、
    前記遊技制御手段とは別体に設けられて、前記第5信号出力手段から第6検出信号が入力され、且つ前記第2初期化指示手段から指示信号を入力された場合には、該遊技制御手段に第7検出信号を出力する第6信号出力手段と、
    を備え、
    該遊技制御手段は、前記電源監視手段から第1検出信号を入力された場合には、前記第6信号出力手段から第7検出信号が入力されたか否かを判定し、該第7検出信号が入力されていないと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該第7検出信号が入力されたと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始し、また、前記割込信号出力手段から割込信号を入力された場合には、前記第6信号出力手段から第7検出信号が入力されたか否かを判定し、該第7検出信号が入力されていないと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化することなく遊技制御の実行を開始し、一方、該第7検出信号が入力されたと判定した場合には、前記変動データ記憶手段を初期化後、遊技制御の実行を開始することを特徴とする遊技機。
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