JP4528955B1 - 給電構造 - Google Patents

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Abstract


【課題】 繰り返しの曲げや振動に対する耐性に優れた給電構造を提供する。
【解決手段】 モータ2には端子9と電源7の端子10間を給電線8で接続している。この給電線8は、可撓性被膜で被覆としての樹脂チューブ11内に導電性線材12を配置している。導電性線材12は短繊維13の表面に、銀などの導電性に優れた金属膜14が形成されている。また、導電性線材12は短繊維13を撚って線材としたものであり、各短繊維13は互いに絡まり、ある程度の引っ張り力にも離れることなく線材の形状を維持する。また、短繊維13の表面は銀などの金属膜14になっているので、これらが接触することで線材12は導電性を呈する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車体に搭載した電源と電動ブレーキとの間をつなぐ給電構造、或いはロボット本体内に収納した電源とロボットアーム内に収納したモータをつなぐ給電構造のように、電源と被給電体との距離や角度が変動する箇所に適用される給電構造に関する。
自動車に採用されているブレーキシステムとしては、ブレーキペダルを踏み込むことでマスターシリンダ内の作動油をブレーキシリンダ内に送り込み、ブレーキシリンダの作動でブレーキピストンを突出せしめ、このブレーキピストンに設けたパッドでブレーキディスクを左右から挟み込む油圧式ブレーキが主流である。
最近では燃料電池や太陽電池を用いた電気自動車が開発され、実用に供されているが、ブレーキシステムとしても電動式ブレーキが特許文献1などに提案されている。
電動式ブレーキの構造は、油圧で動作するブレーキシリンダの代わりにモータを用い、モータの回転をギヤ列を介してブレーキピストンに伝達し、ブレーキピストンを突出させてブレーキディスクを左右からパッドで挟み込む構造である。
ブレーキディスクは車輪側に設けられており、このブレーキディスクを挟み込む機構も必然的に車輪側近傍に設けられることになる。一方、電源は重量物であり、特に電気自動車の場合には動力としての電源と共用するのが理にかなっているため、車体中央などの1箇所に配置することになる。その結果、電源とモータとは離れて配置され、これらの間を導体で連結する必要がある。
自動車が走行する際、曲がりや振動が常に生じており、このため電源とモータとの距離及び角度が常に変化する。このため電源とモータとをつなぐ導体はフレキシブルなものでなければならない。ロボットの場合にも、電源とアームなどを動かすモータとの角度及び間隔は常に変化するので、同様に電源とモータとをつなぐ導体はフレキシブルなものでなければならない。フレキシブルな導体としてはステンレスや銅の編み線(撚り線)が考えられる。
ステンレスや銅の編み線(撚り線)以外の導体としては、特許文献2に記載される導電性シートが挙げられる。この特許文献2には導電性シートとして、繊維に金属を蒸着させるなどの方法で導電性を持たせ、その後にその繊維を用いて織るか編むことでフレキシブルな導電性シートとすることが開示されている。
また、特許文献3には導電性についての記載はないが、アクリル繊維(1.5d×38mm)やアラミド繊維(2d×51mm)に無電解銀メッキを施し、これらを紡糸して糸とするか不織布とすることで、抗菌性及び殺菌性を付与することが開示されている。
特開2007−085421号公報 特開2000−306611号公報 特開平8−71338号公報
ステンレスや銅の編み線(撚り線)は繰り返しの曲げに対する耐性が十分ではなく、電気自動車やロボットの電源とモータとをつなぐ部材として不向きである。
特許文献2、3に開示されるシート或いは糸に関しては、長繊維の表面に金属メッキする場合には、長繊維の特徴として連続して製造されるため、メッキ作業が面倒でしかも曲げや引っ張りによって断線するおそれがある。一方、短繊維の場合には引っ張り力が作用した場合に繊維同士が離れてしまうおそれがある。
上記課題を解決するため、本発明に係る給電構造は、電源と被給電体との間を接続する導体として、表面に金属層が形成された短繊維を撚って線材とし、この線材の外側を可撓性被膜で被覆したものとした。
前記可撓性被膜としては、酸素の透過阻止能を有する材料からなるチューブが考えられ、この場合、このチューブを加熱収縮するか若しくはチューブ内を減圧することで前記線材がチューブ内で密着保持されることが好ましい。
また、前記導体の端末は電源または被給電体の端子に回転可能なジョイントを介して接続することが好ましい。
本発明に係る給電構造によれば、常に電源とこの電源から給電されるモータ等の被給電体との角度および距離が変化する場合であっても、長期間に亘り安定して電気を供給することができる。
また、線材をチューブに入れ且つユニバーサルジョイントなどの回転可能なジョイントを介して端子と接続することで、無理な引っ張り力が線材にかからず、耐久性が向上する。
本発明に係る給電構造を電気自動車に適用した場合の概略図 導体の要部拡大図 図2の要部拡大図 (a)は端子と導体との接続前の拡大図、(b)は端子と導体との接続後の拡大図である。
以下に本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて説明する。電動ブレーキシステムは、ホイールハウスなどの車体側に電動ブレーキハウジング1を設け、このハウジング1内にモータ2を配置している。
ブレーキ信号を受けてモータ2が回転すると、当該回転はギヤ機構3を介してブレーキピストン4に伝達され、ブレーキピストン4に設けたパッド5と対向位置に設けたパッド5にて左右からブレーキディスク6を挟み込む構造である。
前記モータ2はモータと離れた箇所に設けられた電源7から給電線(導体)8を介して給電される。モータ2には端子9が設けられ、電源7には端子10が設けられ、これら端子9、10間に前記給電線8が接続されている。
前記給電線8の構造は図2に示すように、可撓性被膜としての樹脂チューブ11内に導電性線材12を配置している。樹脂チューブ11はブレーキホースとして使用しているものと同一の材質、或いは酸素の透過阻止能に優れたものを選定する。尚、チューブ11の代わりに樹脂シートを巻回してもよい。
導電性線材12は短繊維13(1〜3d、数cm)の表面に、銀などの導電性に優れた金属膜14が形成されている。前記短繊維13の材料としてはポリエステル、アラミド、アクリル、グラスウール、炭素繊維などが挙げられ、金属膜14の形成方法としては、蒸着、無電解メッキなどが好ましい。
また、導電性線材12は短繊維13を撚って線材としたものであり、各短繊維13は図3に示すように互いに絡まり、ある程度の引っ張り力にも離れることなく線材の形状を維持する。また、短繊維13の表面は銀などの金属膜14になっているので、これらが接触することで線材12は導電性を呈する。
また、線材12を樹脂チューブ11内に収納した後、樹脂チューブ11を径方向に収縮させ、短繊維13同士を強く接触せしめることで経時的な劣化(酸化)を防止することができる。樹脂チューブ11を径方向に収縮させる手段としては、真空引きや加熱による樹脂チューブ11の収縮が考えられる。
前記給電線8の端末処理は、樹脂チューブ11の端部から導電性線材12をある程度の長さで露出し、更に樹脂チューブ11の端部に封止部15を設けて内部への水分やガスの侵入を防いでいる。
一方端子9(10)は球状凹部を備えた受け部9aと、前記球状凹部に嵌合する球状部を備えた可動部9bからなり、可動部9bは受け部9aとの接触状態を維持したまま任意の方向に向きを変えられる。また可動部9bの脚部9cはパイプ状をなすとともに長さ方向にスリットが形成されている。
上記の端子9(10)に電線8の端末を接続するには、図4(a)に示すように、脚部9c内に電線8の端末を挿入し、次いで図4(b)に示すように、脚部9cを外側から押し潰し電線8の端末を保持する。
更に、脚部9cと樹脂チューブ11の境目を覆うように、外側からシール部材16でカバーし、端末からの水分やガスの侵入を防ぐ。
上記において、給電線8の端末を処理する際には、樹脂チューブ11の端部も脚部9cで保持するようにする。すると、給電線8に伸び方向の力が作用しても、樹脂チューブ11のみに力が作用し、樹脂チューブ11内の線材12には作用しない。

その結果、線材12が短繊維13同士が緩く接合している場合であっても、短繊維13が分離してしまうことがなく、確実に導体として機能する。
図示例における端子9、10と給電線8との接続は一例であり、これ以外にも、給電線8の端末に無理な力が作用しない構造であればよい。
また図示例にあっては、電動ブレーキのモータと電源との接続について説明したが、ロボット内の電源とモータ(被給電体)との接続についても本発明は適用することができる。
1…電動ブレーキハウジング、2…モータ、3…ギヤ機構、4…ブレーキピストン、5…パッド、6…ブレーキディスク、7…電源、8…給電線(導体)、9、10…端子、9a…受け部、9b…可動部、9c…脚部、11…樹脂チューブ、12…導電性線材、13…短繊維、14…金属膜、15…封止部、16…シール部材。

Claims (1)

  1. 電源と被給電体との間を導体で接続した給電構造において、前記導体は、表面に金属層が形成された短繊維を撚って線材とし、この線材の外側を可撓性チューブで被覆するとともにチューブを加熱収縮するか若しくはチューブ内を減圧することで前記線材をチューブ内で密着せしめ、また前記可撓性チューブの端部には封止部が設けられ、この封止部から外部に前記線材の一部が露出し、この露出した線材および封止部を含む前記可撓性チューブの端部が端子の脚部内に挿入され、この脚部は外側から押し潰されて前記可撓性チューブを保持することで可撓性チューブのみに伸び方向の力が作用するようにし、更に脚部と前記可撓性チューブとの境目はシール部材でカバーされていることを特徴とする給電構造。
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