JP4528888B1 - 導光板の製造方法、導光板、バックライト装置、及び照明装置 - Google Patents

導光板の製造方法、導光板、バックライト装置、及び照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4528888B1
JP4528888B1 JP2010009830A JP2010009830A JP4528888B1 JP 4528888 B1 JP4528888 B1 JP 4528888B1 JP 2010009830 A JP2010009830 A JP 2010009830A JP 2010009830 A JP2010009830 A JP 2010009830A JP 4528888 B1 JP4528888 B1 JP 4528888B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide plate
light guide
light
main surface
concave pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010009830A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010257941A (ja
Inventor
光秀 坂本
達也 稲葉
登 岩永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SKG Co Ltd
Original Assignee
SKG Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SKG Co Ltd filed Critical SKG Co Ltd
Priority to JP2010009830A priority Critical patent/JP4528888B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4528888B1 publication Critical patent/JP4528888B1/ja
Publication of JP2010257941A publication Critical patent/JP2010257941A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】 本発明は、大型の導光板でも、任意の形状や形状に適した光学特性に対応可能で、且つタクトを短縮できる導光板の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明の導光板の製造方法は、導光板用基板の側面から光を入射して一主面及び他主面に形成された凹状の反射ドットで発生した拡散光を主面から導出させるための導光板の製造方法であって、反射ドットの形成位置が、一主面及び他主面の面内の直交する二方向又はいずれか一方向に沿って対面同一とならないように、且つ反射ドットの深さが、一主面及び他主面に対して光が入射する側面の近傍で最も浅く、側面から離間する毎に段階的に深く、側面に対向し反射面を有する側面の近傍で最も深い部分よりも浅くなるように、反射ドットを導光板用基板の一主面及び他主面の所定範囲にそれぞれ形成することを特徴とする。
【選択図】 図13

Description

本発明は、少量多品種の比較的大型の導光板の製造に、超音波マルチホーンを用いたフレキシブルなドット加工が対応可能な両面発光用の導光板の製造方法、上記製造方法により製造された導光板、及び上記導光板を設けたバックライト装置と照明装置に関する。
従来、LED光を用いて面光源を生成する導光板において、大画面テレビジョン受像機に内蔵して使用する導光板については、例えば、断面形状が光源から出射した光束の進行方向に向かって広がる形をした逆楔型の反射ドットを設けた導光板の構成がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−305713号公報
しかしながら、前述の構成では、少量多品種の生産における任意の形状や形状に適した光学特性に対応することは困難であり、且つ製造に係るタクトが掛かるという問題点があった。
そこで、本発明は前述の技術的な課題に鑑み、案内表示板等に使用される比較的大型の導光板であっても、少量多品種の生産における任意の形状や形状に適した光学特性に対応可能であり、且つ製造に係るタクトを大幅に短縮させることができる導光板の製造方法、上記製造方法により製造された導光板、及び上記導光板を設けたバックライト装置と照明装置を提供することを目的とする。
前述の課題を解決すべく、本発明に係る導光板の製造方法は、導光板用基板の側面から光を入射して一主面及び他主面に形成された凹状の反射ドットで発生した拡散光を主面から導出させるための導光板の製造方法であって、前記反射ドットの形成位置が、前記一主面及び前記他主面の面内の直交する二方向又はいずれか一方向に沿って対面同一とならないように、且つ前記反射ドットの深さが、前記一主面及び前記他主面に対して光が入射する前記側面の近傍で最も浅く、前記一側面に対向し前記一主面及び前記他主面に直交した反射面を有する他側面に向けて段階的に深く、前記反射面を有する他側面の近傍で最も深い部分よりも浅くなるように、前記反射ドットの深さを前記導光板用基板の前記一主面及び前記他主面の所定範囲にそれぞれ段階的に異ならせて形成することを特徴とする。
本発明に係る導光板の製造方法によれば、案内表示板等に使用される比較的大型の導光板であっても、少量多品種の生産における任意の形状や形状に適した光学特性に対応可能であり、且つ製造に係るタクトを大幅に短縮させることができる。
本発明の第1の実施形態の導光板を示す模式図であり、(a)は導光板の表面部を示す模式図、(b)は導光板の側面部を示す模式図、(c)は導光板の裏面部を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態の導光板の表面部の一部を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態の導光板に設けられた凹パターン痕を形成するエンボス加工用の加工具を示す模式図であり、(a)は加工具の支持部を示す模式図、(b)は加工具の超音波加工部を示す模式図である、 本発明の第1の実施形態の導光板に設けられた凹パターン痕を形成するエンボス加工用の超音波加工装置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態の導光板に設けられた凹パターン痕を形成するエンボス加工の状態を示す模式図であり、(a)乃至(e)はエンボス加工を行う前に加工部材の加工開始基準高さを測定し、次に該加工開始基準高さに合わせて加工部材に対してエンボス加工を行う状態を順に示す模式図である。 本発明の第1の実施形態の導光板の側面部を示す模式図であり、(a)は加工部材に湾曲や厚み斑が無い場合の導光板の側面部を示す模式図、(b)は加工部材に湾曲や厚み斑が有る場合の導光板の側面部を示す模式図である。 従来の導光板の製造において加工部材に湾曲や厚み斑が有る場合の導光板の側面部を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態の導光板の表面部に形成された表面部凹パターン痕と裏面部に形成された裏面部凹パターン痕を透過させた状態で示す模式図であり、(a)は表面部凹パターン痕に対して裏面部凹パターン痕が対面同一に形成されている状態を示す模式図、(b)は表面部凹パターン痕に対して裏面部凹パターン痕がX方向に半ピッチ偏心して形成されている状態を示す模式図、(c)は表面部凹パターン痕に対して裏面部凹パターン痕がY方向に半ピッチ偏心して形成されている状態を示す模式図、(d)は表面部凹パターン痕に対して裏面部凹パターン痕がX,Y方向ともに半ピッチ偏心して形成されている状態を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態の導光板を用いたバックライト装置を各構成部材に分解した状態で示す斜視図であり、(a)は導光板の両面ともに拡散板及び反射シートが配設されていない場合のバックライト装置を示す斜視図、(b)は導光板の一面のみ反射シートが配設された場合のバックライト装置を示す斜視図、(c)は導光板の一面のみに拡散板が配設され且つ導光板の他面に反射シートが配設された場合のバックライト装置を示す斜視図、(d)は導光板の両面にそれぞれ拡散板が配設された場合のバックライト装置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態の導光板を用いたバックライト装置に係る案内灯を示す斜視図であり、(a)は導光板が配設された案内灯を組み立てた状態で示す斜視図、(b)は導光板の一面に案内表示板が配設され且つ導光板の他面に反射シートが配設された状態を示す斜視図、(c)は導光板の両面にそれぞれ案内表示板が配設された状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態の表面部凹パターン痕と裏面部凹パターン痕の深さをそれぞれ異ならせた導光板の側面部を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態の表面部凹パターン痕と裏面部凹パターン痕の深さをそれぞれ異ならせた導光板の側面部を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態の表面部凹パターン痕と裏面部凹パターン痕の深さをそれぞれ異ならせた導光板と該導光板に接着させた反射テープの側面部を示す模式図である。
以下、本発明の導光板の製造方法、導光板、バックライト装置、及び照明装置に係る好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明の導光板の製造方法、導光板、バックライト装置、及び照明装置は、以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、適宜変更可能である。
[第1の実施形態]
最初に本願発明に係る導光板の製造方法により製造された導光板の構成について説明し、次に導光板の加工具及び加工装置について説明し、さらに導光板の製造方法について説明し、最後に本願発明に係る導光板の製造方法により製造された導光板の光学的な仕様について説明する。
まず、本願発明に係る導光板10の製造方法により製造された導光板10の構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。
なお、図1は導光板10を示す模式図であり、さらに図1(a)は導光板10の表面部10A、同様に図1(b)は導光板10の側面部10C、同様に図1(c)は導光板10の裏面部10Dを示す模式図である。また、図2は導光板10の表面部10Aの一部を拡大して示す模式図である。
導光板10は、例えばメタクリル樹脂(Polymethylmethacrylate)板から成る、複数の凹パターン痕が形成された所定の大きさの板状部から構成される。具体的には、該板状部の大きさは、例えば100mm×100mmからB0版サイズ相当の1450mm×1030mmの長方形状で、4mmから12mmの厚みに対応する。ここで、図1に示すように、導光板10の表面部10Aには表面部凹パターン痕10Bが形成され、導光板10の裏面部10Dには裏面部凹パターン痕10Eが形成されている。また、その凹パターン痕は、例えば長径0.6mm及び深さ0.4mmの四角錐形状痕から形成されてピッチパターンとして、例えば1.2、1.5、2.0、及び8.0mmピッチ等で構成されたマトリクス状の成形痕にて形成されている。
次に、導光板10の加工具及び加工装置について説明する。具体的には、導光板10に設けられた凹パターン痕を形成する加工具20、及び超音波加工装置30について、図3及び図4を参照しながら説明する。
なお、図3は導光板10に設けられた凹パターン痕を形成するエンボス加工用の加工具20を示す模式図であり、さらに図3(a)は加工具20の支持部20B、同様に図3(b)は加工具20の超音波加工部20Aを示す模式図である、また、図4は導光板10に設けられた凹パターン痕を形成するエンボス加工用の超音波加工装置30を示す斜視図である。
加工具20は、超音波加工用ホーンであり、超音波加工用ホーンの矩形状の先端面にマトリクス状に加工ドットを配列させた超音波加工部20A、及び該超音波加工部20Aを支持する支持部20Bから構成される。また、超音波加工部20Aにおいて、各加工ドットは四角錐形状に形成されている。なお、図2(b)においては、一例として4行4列のマトリクス状に加工ドットを配列させた超音波加工部20Aを記載している。
超音波加工装置30は、機台31、作業台32、移動機構33、真空ポンプ34、及び超音波発振器35等から構成される。なお、超音波加工装置30には、例えば本願発明と同一の出願人により実用新案登録出願され、登録3140292号として登録済みの超音波加工装置を用いることができる。この様な超音波加工装置30に、加工具20の支持部20Bを装着して、加工具20の超音波加工部20Aに超音波振動を印加することにより、加工部材5の表面又は裏面、もしくは両面に凹パターン痕を形成して導光板10を製造する。
具体的には、超音波加工装置30において、加工具20の超音波加工部20Aを加工部材5の一主面に押圧させることにより、加工部材5の一主面に超音波加工部20Aに設けられた加工ドットを反映した反射ドットを形成させる。なお、加工具20を加工部材5に対して相対的に移動させて反射ドットの形成を繰り返すことにより、加工部材5の一主面の所定範囲に反射ドットを形成する。また、加工ドットの四角錐形状の稜線の延長方向の少なくとも一方向は加工部材5を加工することにより形成された導光板10の側面から入射する光の入射方向と実質的に略平行とされる様に、加工具20の超音波加工部20Aを加工部材5の一主面に押圧させる。なお、加工部材5の形状誤差を考慮した、より具体的な凹パターン痕の形成方法については、図5を参照しながら後述する。
次に、導光板10の製造方法について説明する。具体的には、加工部材5の形状誤差を考慮した、導光板10に設けられた凹パターン痕の形成について、図5を参照しながら具体的に説明する。
なお、図5は導光板10に設けられた凹パターン痕を形成するエンボス加工の状態を示す模式図であり、さらに図5(a)乃至(e)はエンボス加工を行う前に加工部材5の加工開始基準高さを測定し、次に該加工開始基準高さに合わせて加工部材5に対してエンボス加工を行う状態を順に示す模式図である。
図5(a)に示すように、加工部材5の表面の加工開始基準高さH1を、超音波加工装置30の図示せぬ測定部に配設された可動式のプローブDを加工部材5の表面に接触させることにより検出する。また該加工部材5には、例えば所定の形状で透明なメタクリル樹脂板を用いる。なお、プローブDは、機械的な構成に限定されることはなく、例えば超音波加工装置30の図示せぬ測定部から測定光を照射して、加工部材5の表面からの反射光を受光する構成としても良い。
同様に、図5(b)に示すように、超音波加工装置30に装着された加工具20を、加工開始基準高さH1を検出した表面部10Aの上方の位置まで移動させた後、該加工開始基準高さH1を基準として、加工具20の先端に設けられた超音波加工部20Aに超音波振動を印加し、表面部10Aの加工開始基準高さH1から所定の深さまで超音波加工部20Aを降下させる。また、次の超音加工箇所である加工部材5の表面の加工開始基準高さH2を、超音波加工装置30の測定部に配設された可動式のプローブDにより検出する。
同様に、図5(c)に示すように、超音波加工装置30に装着された加工具20を、加工開始基準高さH2を検出した表面部10Aの上方の位置まで移動させた後、該加工開始基準高さH2を基準として、加工具20の先端に設けられた超音波加工部20Aに超音波振動を印加し、表面部10Aの加工開始基準高さH2から所定の深さまで超音波加工部20Aを降下させる。また、次の超音加工箇所である加工部材5の表面の加工開始基準高さH3を、超音波加工装置30の測定部に配設された可動式のプローブDにより検出する。
同様に、図5(d)に示すように、超音波加工装置30に装着された加工具20を、加工開始基準高さH3を検出した表面部10Aの上方の位置まで移動させた後、該加工開始基準高さH3を基準として、加工具20の先端に設けられた超音波加工部20Aに超音波振動を印加し、表面部10Aの加工開始基準高さH3から所定の深さまで超音波加工部20Aを降下させる。また、次の超音加工箇所である加工部材5の表面の加工開始基準高さH4を、超音波加工装置30の測定部に配設された可動式のプローブDにより検出する。
さらに、図5(e)に示すように、超音波加工装置30に装着された加工具20を、加工開始基準高さH4を検出した表面部10Aの上方の位置まで移動させた後、該加工開始基準高さH4を基準として、加工具20の先端に設けられた超音波加工部20Aに超音波振動を印加し、表面部10Aの加工開始基準高さH4から所定の深さまで超音波加工部20Aを降下させる。
次に、上述した導光板10に設けられた凹パターン痕の形成に係る効果について、図6及び図7を参照しながら具体的に説明する。
なお、図6は本願発明に係る導光板10の側面部10Cを示す模式図であり、さらに図6(a)は加工部材5に湾曲や厚み斑が無い場合の導光板10の側面部10Cを示す模式図、同様に図6(b)は加工部材5に湾曲や厚み斑が有る場合の導光板10の側面部10Cを示す模式図である。また、図7は従来の導光板40の製造において加工部材5に湾曲や厚み斑が有る場合の導光板40の側面部40Aを示す模式図である。
図6(a)に示すように、加工部材5に湾曲や厚み斑が無い場合には、加工毎に表面部10Aの加工開始基準高さを検出しなくても、導光板10の表面部10Aの位置に寄らず、表面部10Aに対して一定深さの表面部凹パターン痕10Bを形成できる。同様に、導光板10の裏面部10Dの位置に寄らず、裏面部10Dに対して一定深さの裏面部凹パターン痕10Eを形成できる。
しかし、図6(b)に示すように、加工部材5に湾曲や厚み斑が有る場合には、加工毎に表面部10Aの加工開始基準高さを検出しなければ、表面部10Aに対して一定深さの表面部凹パターン痕10Bを形成できない。同様に、加工毎に裏面部10Dの加工開始基準高さを検出しなければ、裏面部10Dに対して一定深さの裏面部凹パターン痕10Eを形成できない。
ここで、導光板10用の基板となる加工部材5には、例えば樹脂板であって、具体的にはメタクリル樹脂板等を用いる。メタクリル樹脂板は、押し出し製法により製造されることから、メタクリル樹脂板の厚みの個体差は、基準値が厚み8mmのもので約±1mmもある。また、一枚のメタクリル樹脂板においても厚み斑が大きく、具体的には最大厚みと最少厚みの差分は約0.4mmもある。なお、メタクリル樹脂板は、水分を吸収することにより反り返るように変形することがある。この様に、メタクリル樹脂板は、厚みの個体差、厚み斑、及び反り返り等に起因する厚み成分の誤差が大きい。一方、導光板10の表面部10Aに形成する表面部凹パターン痕10Bの深さ、及び導光板10の裏面部10Dに形成する裏面部凹パターン痕10Eの深さは、それぞれ0.3mmから0.5mmに設定する場合が多い。
したがって、導光板10用の基板となる加工部材5のメタクリル樹脂板の加工において、超音波加工装置30の測定部に装着された可動式のプローブDにより検出した後に、該加工開始基準高さを基準として、加工具20先端の設けられた超音波加工部20Aに超音波振動を印加しながら、メタクリル樹脂板の表面から所定の深さまで超音波加工部20Aを降下させて、加工することは必須である。
なお、メタクリル樹脂板の表面の加工開始基準高さを検出しない場合には、図7に示す従来の導光板40の様に、導光板40の表面部40Aにおいて一定深さの表面部凹パターン痕40Bを形成することができない。同様に、導光板40の裏面部40Dにおいて一定深さの裏面部凹パターン痕40Eを形成することができない。
次に、導光板10の製造方法により製造された導光板10の光学的な仕様について説明する。具体的には、導光板10の両面に形成された凹パターン痕に係る光学的な仕様について、図8を参照しながら具体的に説明する。
なお、図8は導光板の表面部10AにピッチP1で形成された表面部凹パターン痕10Bと裏面部10DにピッチP1で形成された裏面部凹パターン痕10Eとを透過させた状態で示す模式図であり、さらに図8(a)は表面部凹パターン痕10Bに対して裏面部凹パターン痕10Eが対面同一に形成されている状態、同様に図8(b)は表面部凹パターン痕10Bに対して裏面部凹パターン痕10EがX方向に半ピッチP2偏心して形成されている状態、同様に図8(c)は表面部凹パターン痕10Bに対して裏面部凹パターン痕10EがY方向に半ピッチP2偏心して形成されている状態、同様に図8(d)は表面部凹パターン痕10Bに対して裏面部凹パターン痕10EがX,Y方向ともに半ピッチP2偏心して形成されている状態を示す。
ここで、導光板の表面部10Aに形成された表面部凹パターン痕10Bと、裏面部10Dに形成された裏面部凹パターン痕10Eに対して、それぞれLED光が照射される。具体的には、図8(a)乃至(d)の各図において、凹パターン痕に対して図8の水平方向XからLED光の入射光L1が照射される。同様に、図8(a)乃至(d)の各図において、凹パターン痕に対して図8の垂直方向YからLED光の入射光L2が照射される。以下、凹パターン痕の仕様に係る光学特性に関し、図8(a)に示す表面部凹パターン痕10Bと裏面部凹パターン痕10Eが対面同一に形成されている状態を基準の条件として、図8(b)乃至(d)に示す表面部凹パターン痕10Bに対し裏面部凹パターン痕10Eが半ピッチP2偏心している3つの条件における光学特性についてそれぞれ説明する。
まず、図8(b)に示す様に表面部凹パターン痕10Bに対して裏面部凹パターン痕10EがX方向に半ピッチP2偏心して形成されている条件での光学特性について、図8(a)と比較しながら説明する。この条件において、導光板10の表面部10A側から視認できるX方向での導光板10に形成された凹パターン痕の視認できる密度は、図8(a)の場合と比較して2倍である。このため、図8(a)の場合と比較して、導光板10の表面部10A側から視認できる凹パターン痕による輝点がX方向では2倍になるため光の明暗の差が小さくなる。また、導光板10の表面部10A側から視認できるY方向での導光板10に形成された凹パターン痕の密度は、図8(a)の場合と同一である。このため、図8(a)の場合と比較して、Y方向においては光の明暗の差は同一である。
また、図8(c)に示す様に表面部凹パターン痕10Bに対して裏面部凹パターン痕10EがY方向に半ピッチP2偏心して形成されている条件での光学特性について、図8(a)と比較しながら説明する。この条件において、導光板10の表面部10A側から視認できるY方向での導光板10に形成された凹パターン痕の密度は、図8(a)の場合と比較して2倍である。このため、図8(a)の場合と比較して、導光板10の表面部10A側から視認できる凹パターン痕による拡散光がY方向では2倍になるため光の明暗の差が小さくなる。また、導光板10の表面部10A側から視認できるX方向での導光板10に形成された凹パターン痕の密度は、図8(a)の場合と同一である。このため、図8(a)の場合と比較して、X方向では光の明暗の差は同一である。
同様に、図8(d)に示す様に表面部凹パターン痕10Bに対して裏面部凹パターン痕10EがX,Y方向ともに半ピッチP2偏心して形成されている条件での光学特性について、図8(a)と比較しながら説明する。この条件において、導光板10の表面部10A側から視認できるX,Y方向での導光板10に形成された凹パターン痕の密度は、図8(a)の場合と比較してそれぞれ2倍である。このため、図8(a)の場合と比較して、導光板10の表面部10A側から視認できる凹パターン痕による拡散光がX,Y方向ともに2倍になるため光の明暗の差がそれぞれ小さくなる。
以上、図8(a)乃至(d)を参照しながら上述した通り、表面部凹パターン痕10Bに対する裏面部凹パターン痕10Eの位置をX,Y方向に偏心して形成することにより、光学特性を任意に選択することができる。なお、特に図8(d)に示した条件においては、図8(a)に示した条件と比較して、X,Y方向ともに光の明暗の差がそれぞれ小さくなるため、良好な光学特性が得られる。
次に、本施形態の導光板10を配設したバックライト装置50の構成例について、図9(a)乃至(d)を参照しながら具体的に説明する。
なお、図9は導光板10を用いたバックライト装置50を各構成部材に分解した状態で示す斜視図であり、さらに図9(a)は導光板10の両面ともに拡散板53及び反射シート52が配設されていない場合のバックライト装置50Aを示す斜視図、同様に図9(b)は導光板10の一面のみ反射シート52が配設された場合のバックライト装置50Bを示す斜視図、同様に図9(c)は導光板10の一面のみに拡散板53が配設され且つ導光板10の他面に反射シート52が配設された場合のバックライト装置50Cを示す斜視図、同様に図9(d)は導光板10の両面にそれぞれ拡散板53A及び53Bが配設された場合のバックライト装置50Dを示す斜視図である。以下、図9(a)乃至(d)に示した各バックライト装置50について順に説明する。
まず、図9(a)に示すバックライト装置50Aにおいては、導光板10の側面部10Cに対向するように1個以上の白色LEDから構成されたLEDユニットが配設されている。ここで、白色LEDに駆動電流を印加することにより白色LED光を導光板10に入射させると、該白色LED光が導光板10の表面部10A及び裏面部10Dに形成された凹パターン痕に照射されてそれぞれ拡散光が発生する。また、その拡散光は表面部10A及び裏面部10Dに放出される。
また、図9(b)に示すバックライト装置50Bにおいては、バックライト装置50Aに設けられた導光板10の裏面部10Dに対向するように反射シート52が配設されている。ここで、バックライト装置50Bでは、裏面部10D側から放出された拡散光は、反射シート52により反射され導光板10に入射した後に、該入射光が表面部10A側から放出される。
同様に、図9(c)に示すバックライト装置50Cにおいては、バックライト装置50Bに設けられた導光板10の表面部10Aに対向するように拡散板53が配設されている。ここで、バックライト装置50Cでは、表面部10Aから放出された拡散光が拡散板53に入射され、該拡散光が拡散板53で更に拡散される。その結果、点在する輝点が不明瞭となり、拡散板53が均一な発光面となる。なお、拡散板53には例えば乳半板を用いる。
同様に、図9(d)に示すバックライト装置50Dにおいては、バックライト装置50Aに設けられた導光板10の表面部10A及び裏面部10Dに対向するように、拡散板53A及び拡散板53Bがそれぞれ配設されている。ここで、バックライト装置50Dでは、表面部10Aから放出された拡散光が表面部10Aに対向して配設された拡散板53Aに入射され、該拡散光が拡散板53Aで更に拡散される。同様に、裏面部10Dから放出された拡散光が裏面部10Dに対向して配設された拡散板53Bに入射され、該拡散光が拡散板53Bで更に拡散される。その結果、点在する輝点が不明瞭となり、拡散板53A、拡散板53Bが共に均一な発光面となる。
次に、本施形態の導光板10を配設したバックライト装置に係る案内灯60について、図10(a)乃至(c)を参照しながら具体的に説明する。
なお、図10は導光板10を用いたバックライト装置に係る案内灯60を示す斜視図であり、さらに図10(a)は導光板10が配設された案内灯60を組み立てた状態で示す斜視図、同様に図10(b)は導光板10の一面に案内表示板61が配設され且つ導光板10の他面に反射シート52が配設された状態を示す斜視図、同様に図10(c)は導光板10の両面にそれぞれ案内表示板61A及び案内表示板61Bが配設された状態を示す斜視図である。以下、図10(a)乃至(c)に示した各バックライト装置に係る案内灯60について順に説明する。
案内灯60は、図10(a)に示すように、導光板10、LEDユニット51、及び案内表示板61等から構成されている。ここで、図10(b)に示す案内灯60Aにおいては、導光板10の側面部10Cに対向するようにLEDユニット51が配設されている。また、導光板10の裏面部10Dに対向するように反射シート52が配設されている。さらに、導光板10の表面部10Aに対向するように案内表示板61が配設されている。また、この案内表示板61は、例えば乳半板の表面に標準案内用図記号等を印刷したシートを貼付けたものを用いる。この様な案内灯60Aは、片面発光の表示装置であり、図9(c)に示すバックライト装置50Cに係る応用製品に相当するものである。
同様に、図10(c)に示す案内灯60Bにおいては、導光板10の側面部10Cに対向するようにLEDユニット51が配設されている。また、導光板10の表面部10A及び裏面部10Dに対向するように、それぞれ案内表示板61A及び案内表示板61Bが配設されている。また、それぞれ案内表示板61A及び案内表示板61Bは、例えば乳半板の表面に標準案内用図記号等を印刷したシートを貼付けたものを用いる。この様な案内灯60Bは、両面発光の表示装置であり、図9(d)に示すバックライト装置50Dに係る応用製品に相当するものである。
以上、第1の実施形態に係る導光板10の製造方法によれば、加工具20の超音波加工部20Aを加工部材5の一主面に押圧させることにより、加工部材5の一主面に対して、マトリクス状の加工ドットを反映した複数の反射ドットを1度に形成させることができる。この様にマトリクス状の加工ドットを設けた超音波加工部20Aにより、少量多品種の比較的大型の導光板の製造に、超音波マルチホーンを用いたフレキシブルなドット加工が対応可能であり、且つ製造に係るタクトを大幅に短縮させることができる。具体的には、導光板10の製造方法において、4行4列のマトリクス状に加工ドットを設けた超音波加工部20Aによれば、超音波加工部20Aに加工ドットを1個だけ設けた場合と比較して、製造に係るタクトを1/16に短縮させることができる。
また、第1の実施形態に係る導光板10によれば、表面部凹パターン痕10Bに対する裏面部凹パターン痕10Eの位置をX,Y方向に偏心して形成することにより、光の明暗の差に係る光学特性を任意に選択することができる。例えば、表面部凹パターン痕10Bに対する裏面部凹パターン痕10Eの位置をX,Y方向に半ピッチP2偏心して形成することにより、X,Y方向ともに光の明暗の差がそれぞれ小さくすることができる。
同様に、第1の実施形態に係るバックライト装置によれば、導光板10を用い、例えば案内灯60の様な片面発光及び両面発光の表示装置を、必要とする所定の光学特性に基づいて、構成することができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態に係る導光板70及び導光板80の構成について、図11及び図12を参照しながら説明する。なお、図11は表面部凹パターン痕70Bと裏面部凹パターン痕70Eの深さをそれぞれ異ならせた導光板70の側面部70Cを示す模式図である。同様に、図12は表面部凹パターン痕80Bと裏面部凹パターン痕80Eの深さをそれぞれ異ならせた導光板80の側面部80Cを示す模式図である。
なお、第2の実施形態の導光板70及び導光板80は、第1の実施形態の導光板10に形成された略均一な深さの表面部凹パターン痕10B及び裏面部凹パターン痕10Eと異なり、表面部及び裏面部の凹パターン痕の深さを段階的に異ならせていることに特徴を有している。なお、それ以外の導光板70及び導光板80に係る構成は、第1の実施形態で述べた導光板10の構成と同様である。そこで、第2の実施形態の導光板70及び導光板80においては、第1の実施形態の導光板10と異なる凹パターン痕の深さに係る構造及び効果等について具体的に説明する。
まず、図11に示す導光板70においては、表面部70Aの表面部凹パターン痕70Bの深さと、裏面部70Dの裏面部凹パターン痕70Eの深さが、それぞれ段階的に深くなるように形成されている。具体的には、側面部70Cから見た場合、図11左側の表面及び裏面の凹パターン痕の深さと比較して、図11右側の表面及び裏面の凹パターン痕の方が段階的に深くなるように、凹パターン痕が形成されている。ここで、側面部70Cの図11左側からLED光の入射光L3が照射されると、光学特性から光源に近くなれば光密度が高く、遠くなれば光密度が低くなることから、図11左側よりの凹パターン痕の反射面積を小から大へ変化させることにより拡散光の取り出しが平均化する。また、側面部70Cの図11右側からLED光の入射光L4が照射されると、前述したことから図11右側よりの凹パターン痕の反射面積を大から小へ変化させることにより拡散光の取り出しが、右側では多く左側では少なくなる。すなわち、この凹パターン痕加工は片側光源使用時に有効な加工方法となる。
次に、図12に示す導光板80においては、表面部80Aの表面部凹パターン痕80Bの深さと、裏面部80Dの裏面部凹パターン痕80Eの深さが、導光板80の中央部に進むごとに相対的に深く、すなわち、導光板80の両端面側では浅く中央部では深くなるように形成されている。ここで、側面部80Cの図12左側からLED光の入射光L5が照射されると、図12左側から右側に光学特性から光源に近くなれば光密度が高く、遠くなれば光密度が低くなることから、図12左側の凹パターン痕での拡散光は、図12中央部に至る凹パターン痕の反射面積を小から大へ変化させることにより拡散光の取り出しが平均化する。同様に、側面部80Cの図12右側からLED光の入射光L6が照射されると、図12右側から左側に光学特性から光源に近くなれば光密度が高く、遠くなれば光密度が低くなることから、図12右側の凹パターン痕での拡散光は、図12中央部に至る左側の凹パターン痕の反射面積を小から大へ変化させることにより拡散光の取り出しが平均化する。したがって、全体の拡散光の取り出しが平均化する。すなわち、この凹パターン痕加工は両側光源使用時に有効な加工方法となる。
以上、第2の実施形態に係る導光板70及び導光板80の製造方法によれば、加工具20の超音波加工部20Aを、加工部材5の一主面に段階的に深く又は浅く押圧させることにより、加工部材5の一主面に対して、複数の任意の深さを有する反射ドットを形成させることができる。この様な導光板70及び導光板80の製造方法によれば、必要とされる発光面サイズに対応した拡散光の取出しが可能になり、任意の仕様に合わせた導光板の製造を最適化することができる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態に係る導光板90構成について、図13を参照しながら説明する。なお、図13は表面部凹パターン痕90Bと裏面部凹パターン痕90Eの深さをそれぞれ異ならせた導光板90と該導光板90に接着させた反射テープ91の側面部を示す模式図である。
なお、第3の実施形態の導光板90は、第1の実施形態の導光板10に形成された略均一な深さの表面部凹パターン痕10B及び裏面部凹パターン痕10Eと異なり、表面部及び裏面部の凹パターン痕の深さを段階的に異ならせ、且つ導光板90の側面部の片側に反射テープ91を接着させていることに特徴を有している。なお、それ以外の導光板90に係る構成は、第1の実施形態で述べた導光板10の構成と同様である。そこで、第3の実施形態の導光板90においては、第1の実施形態の導光板10と異なる凹パターン痕の深さに係る構造及び効果等について具体的に説明する。
導光板90の構造に関し、表面部90Aの表面部凹パターン痕90Bの深さと、裏面部90Dの裏面部凹パターン痕90Eの深さは、図13左側の側面部90C'から右側の側面部90C''に対して、それぞれ段階的に深くなるように形成されている。但し、図13右端の側面部90C''では、表面部90Aの表面部凹パターン痕90Bの深さと、裏面部90Dの裏面部凹パターン痕90Eの深さともに、相対的に浅くなるように形成されている。具体的には、例えば図13に示す表面部90Aの表面部凹パターン痕90Bにおいて、凹パターン痕の深さは、凹パターン痕T1が一番浅く、凹パターン痕T5が一番深く、且つ凹パターン痕T1<T2<T3<T4<T5の関係にある。
導光板90の光学特性に係る効果に関し、図13左側の側面部90C'からLED光の入射光L7が照射されると、光学特性から光源に近くなれば光密度が高く、遠くなれば光密度が低くなることから、図13左側から凹パターン痕の反射面積を小から大へ変化させることにより、表面部90A及び裏面部90Dにおいて、拡散光の取り出しが平均化する。ここで、導光板90の側面部90C''に接着された反射テープ91により、LED光の入射光L7が側面部90C''で反射されて反射光L8が発生する。該反射光L8は、凹パターン痕により拡散光に変換されることから、LED光が拡散光に変換される割合が増加する。この様な反射光L8は、側面部90C''近傍の凹パターン痕において拡散光に影響を及ぼしている。したがって、側面部90C''では、表面部90Aの表面部凹パターン痕90Bの深さと、裏面部90Dの裏面部凹パターン痕90Eの深さともに、相対的に浅くなるように形成される。
以上、第3の実施形態に係る導光板90の製造方法によれば、加工具20の超音波加工部20Aを、加工部材5の一主面に段階的に深く又は浅く押圧させることにより、加工部材5の一主面に対して、複数の任意の深さを有する反射ドットを形成させることができる。この様な導光板90の製造方法によれば、導光板90の側面部の片側に反射テープ91を接着させる構成においても、必要とされる発光面サイズに対応した均一な拡散光の取出しが可能になり、任意の仕様に合わせた導光板の製造を最適化することができる。
なお、上述した第1乃至第3の実施形態においては、導光板を案内灯に係るバックライト装置に用いる光デバイスとしてそれぞれ説明したが、このような形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。具体的には、例えば導光板を液晶ディスプレイに係るバックライト装置に用いても良い。また、例えば導光板をLED照明装置に用いる照明装置として構成しても良い。また、LEDユニットに配設するLEDは、白色のLEDに限定されるものではなく、例えば白色、赤色、青色、及び緑色の中の一色からなるLED、若しくはそれら各色のLEDの組み合わせとしても良い。
5 加工部材
10 導光板
10A 表面部
10B 表面部凹パターン痕
10C 側面部
10D 裏面部
10E 裏面部凹パターン痕
20 加工具
20A 超音波加工部
20B 支持部
30 超音波加工装置
31 機台
32 作業台
33 移動機構
34 真空ポンプ
35 超音波発振器
40 導光板
40A 表面部
40B 表面部凹パターン痕
40C 側面部
40D 裏面部
40E 裏面部凹パターン痕
50,50A,50B,50C,50D バックライト装置
51 LEDユニット
52 反射シート
53,53A,53B 拡散板
60,60A,60B 案内灯
61,61A,61B 案内表示板
70 導光板
70A 表面部
70B 表面部凹パターン痕
70C 側面部
70D 裏面部
70E 裏面部凹パターン痕
80 導光板
80A 表面部
80B 表面部凹パターン痕
80C 側面部
80D 裏面部
80E 裏面部凹パターン痕
90 導光板
90A 表面部
90B 表面部凹パターン痕
90C',90C'' 側面部
90D 裏面部
90E 裏面部凹パターン痕
91 反射テープ
D プローブ
H1,H2,H3,H4 加工開始基準高さ
P1 ピッチ
P2 半ピッチ
L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7 入射光
L8 反射光
T1,T2,T3,T4,T5 凹パターン痕

Claims (10)

  1. 導光板用基板の側面から光を入射して一主面及び他主面に形成された凹状の反射ドットで発生した拡散光を主面から導出させるための導光板の製造方法であって、
    前記反射ドットの形成位置が、前記一主面及び前記他主面の面内の直交する二方向又はいずれか一方向に沿って対面同一とならないように、
    且つ前記反射ドットの深さが、前記一主面及び前記他主面に対して光が入射する前記側面の近傍で最も浅く、前記一側面に対向し前記一主面及び前記他主面に直交した反射面を有する他側面に向けて段階的に深く、前記反射面を有する他側面の近傍で最も深い部分よりも浅くなるように、
    前記反射ドットの深さを前記導光板用基板の前記一主面及び前記他主面の所定範囲にそれぞれ段階的に異ならせて形成すること
    を特徴とする導光板の製造方法。
  2. 前記導光板用基板の他主面の面内の直交する二方向又はいずれか一方向に沿って設ける前記反射ドットを、前記導光板用基板の一主面の面内の直交する二方向又はいずれか一方向に沿って複数形成された前記反射ドットの中間に位置するように形成すること
    を特徴とする請求項1に記載の導光板の製造方法。
  3. 前記反射ドットは四角錐形状であること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の導光板の製造方法。
  4. 前記反射ドットの四角錐形状の稜線の延長方向の少なくとも一方向は前記導光板用基板の側面から入射する光の入射方向と略平行とされること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の導光板の製造方法。
  5. 前記反射ドットは前記一主面及び前記他主面に超音波加工用ホーンがそれぞれ当接され超音波の振動により前記一主面及び前記他主面が部分的に溶融されて形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の導光板の製造方法。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の導光板の製造方法により製造されたこと
    を特徴とする導光板。
  7. 請求項6に記載の導光板を有すること
    を特徴とするバックライト装置。
  8. 前記導光板の前記反射面を有する側面に、反射テープを設けたこと
    を特徴とする請求項7に記載のバックライト装置。
  9. 前記導光板の前記一主面及び前記他主面に、それぞれ表示板を配設したこと
    を特徴とする請求項7又は請求項8に記載のバックライト装置。
  10. 請求項6に記載の導光板を有すること
    を特徴とする照明装置。
JP2010009830A 2010-01-20 2010-01-20 導光板の製造方法、導光板、バックライト装置、及び照明装置 Expired - Fee Related JP4528888B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010009830A JP4528888B1 (ja) 2010-01-20 2010-01-20 導光板の製造方法、導光板、バックライト装置、及び照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010009830A JP4528888B1 (ja) 2010-01-20 2010-01-20 導光板の製造方法、導光板、バックライト装置、及び照明装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009108275A Division JP4481348B1 (ja) 2009-04-27 2009-04-27 導光板の製造方法、導光板、バックライト装置、及び照明装置。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4528888B1 true JP4528888B1 (ja) 2010-08-25
JP2010257941A JP2010257941A (ja) 2010-11-11

Family

ID=42767896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010009830A Expired - Fee Related JP4528888B1 (ja) 2010-01-20 2010-01-20 導光板の製造方法、導光板、バックライト装置、及び照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4528888B1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012195287A (ja) * 2011-03-01 2012-10-11 Skg:Kk バックライト装置、看板装置、これらに用いられる導光板の製造方法
JP5917177B2 (ja) * 2012-02-03 2016-05-11 株式会社エス・ケー・ジー 表示部材用背面部材及び表示部材
JP5816159B2 (ja) * 2012-11-13 2015-11-18 株式会社エス・ケー・ジー 表示装置及び表示看板
KR102523674B1 (ko) * 2018-06-26 2023-04-20 삼성디스플레이 주식회사 광학 부재 및 이를 포함하는 표시 장치

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07182914A (ja) * 1993-12-22 1995-07-21 Matsushita Electric Works Ltd 平面照明器具
JPH07294745A (ja) * 1994-04-25 1995-11-10 Fanuc Ltd バックライトパネル
JPH09159831A (ja) * 1995-12-08 1997-06-20 Taiho Ind Co Ltd 導光板及びその製造方法
JPH10188642A (ja) * 1996-12-25 1998-07-21 Sony Corp 照明装置
JP2002100225A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Toyota Industries Corp 導光板
JP2002133907A (ja) * 2000-10-25 2002-05-10 Seiko Epson Corp 照明装置及びそれを用いた液晶装置
JP2002297072A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Okaya Electric Ind Co Ltd 光点式表示器
JP2004200093A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Citizen Electronics Co Ltd 導光板及び導光板の支持ユニット
JP2004228018A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Minebea Co Ltd 面状照明装置
JP2005186557A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Bussan Nanotech Research Institute Inc パターン形成装置、型保持ヘッド
JP2007080559A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Skg:Kk 導光板及びバックライト装置
JP2007199720A (ja) * 2002-07-16 2007-08-09 Nippon Leiz Co Ltd 液晶表示装置
JP2007220352A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Aristo Engineering Pte Ltd 照明装置

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07182914A (ja) * 1993-12-22 1995-07-21 Matsushita Electric Works Ltd 平面照明器具
JPH07294745A (ja) * 1994-04-25 1995-11-10 Fanuc Ltd バックライトパネル
JPH09159831A (ja) * 1995-12-08 1997-06-20 Taiho Ind Co Ltd 導光板及びその製造方法
JPH10188642A (ja) * 1996-12-25 1998-07-21 Sony Corp 照明装置
JP2002100225A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Toyota Industries Corp 導光板
JP2002133907A (ja) * 2000-10-25 2002-05-10 Seiko Epson Corp 照明装置及びそれを用いた液晶装置
JP2002297072A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Okaya Electric Ind Co Ltd 光点式表示器
JP2007199720A (ja) * 2002-07-16 2007-08-09 Nippon Leiz Co Ltd 液晶表示装置
JP2004200093A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Citizen Electronics Co Ltd 導光板及び導光板の支持ユニット
JP2004228018A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Minebea Co Ltd 面状照明装置
JP2005186557A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Bussan Nanotech Research Institute Inc パターン形成装置、型保持ヘッド
JP2007080559A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Skg:Kk 導光板及びバックライト装置
JP2007220352A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Aristo Engineering Pte Ltd 照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010257941A (ja) 2010-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4481348B1 (ja) 導光板の製造方法、導光板、バックライト装置、及び照明装置。
WO2011067871A1 (ja) 導光板の製造方法、導光板、バックライト装置、照明装置、及び仕切り板装置
JP4825165B2 (ja) 表示装置
WO2011013286A1 (ja) 導光板の製造方法、導光板、バックライト装置、照明装置、及び導光板製造装置
CN102635794B (zh) 照明装置
US20090180296A1 (en) Logo display
JP4392445B2 (ja) 導光板の製造方法、導光板、及び当該導光板を用いた発光式看板
WO2007049847A8 (en) Backlight unit capable of easily forming curved and three-dimensional shape
JP5314792B2 (ja) 照明装置
JP4724238B2 (ja) 照明装置
JP4528888B1 (ja) 導光板の製造方法、導光板、バックライト装置、及び照明装置
JP4530428B1 (ja) 導光板の製造方法、導光板、バックライト装置、及び照明装置。
KR20120067776A (ko) 도광판 및 그 제조 방법
JP4528887B1 (ja) 導光板の製造方法、導光板、バックライト装置、及び照明装置
JP5349190B2 (ja) 照明装置
JP2010272483A (ja) 照明装置
JP5064443B2 (ja) 照明装置
WO2010125603A1 (ja) 導光板の製造方法
JP2010287445A (ja) 照明装置
KR20080053477A (ko) 광확산판 및 백라이트 장치
JP4168147B2 (ja) バックライト装置及びマイクロミラーの作製方法
TWM312683U (en) Improvement structure of light source of backlight module of liquid crystal display
JP2009199909A (ja) 光ガイド
JP3137388U (ja) 表示体
JP3171662U (ja) 受付台装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100607

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4528888

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160611

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees