JP4525841B2 - 画像合成装置、コンピュータプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

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本発明は、複数の画像を合成して合成画像ファイルを作成する技術に関する。
近年、デジタルカメラ(デジタルスチールカメラ)とパーソナルコンピュータの普及に
伴い、デジタルカメラで撮影した画像データをパーソナルコンピュータを用いて様々に処
理することが可能となっている。様々な処理の一つとして、デジタルカメラで撮影した複
数の画像を基にパノラマ画像を合成するパノラマ画像合成処理がある。
このパノラマ画像合成処理では、デジタルカメラにより画像の一部が重複するように被
写体像を複数に分割して撮影し、得られた複数の画像に対し、隣接する画像データ間のつ
なぎを合わせて(共通する部分を重ね合わせて)パノラマ画像を生成する。このようなパ
ノラマ画像合成処理の内容は、例えば特許文献1に開示されている。
ところで、デジタルカメラで撮影した画像データは、Exif(Exchangeable Image F
ile Format)と呼ばれるファイルフォーマットであることが一般的である。このExif
ファイルは、JPEG(Joint Photographic Expert Group)画像のデータ形式をベース
に、サムネール画像や、撮影日時、露出、シャッター速度等の撮影情報などが付加されて
いる。
しかしながら、パノラマ画像合成処理は上述したように画像の合成を行なっているだけ
で、作成された合成画像を表わす合成画像ファイルに上述した撮影情報が付加されること
はなかった。このために、作成された合成画像ファイルでは、撮影日時等による画像の絞
り込み(複数画像から所望の画像を選び出すこと)等を行なうことができず、利便性が悪
いという問題があった。
特開2000−90232号公報
本発明の解決しようとする課題は、合成画像ファイルに撮影情報を付加することで、合
成画像ファイルの利便性を高めることにある。
前述した課題の少なくとも一部を解決するための手段として、以下に示す構成をとった
本発明の第1の画像合成装置は、
複数の画像を合成する画像合成装置であって、
画像を表わす画像データとともに当該画像を撮影したときの撮影条件を示す撮影情報を
格納する画像ファイルを複数入力する入力手段と、
前記入力された各画像ファイルに格納された画像データを合成して合成画像データを作
成する合成手段と、
前記複数の画像ファイルのうちのいずれかから前記撮影情報を読み出す撮影情報読出手
段と、
前記合成画像データと、前記撮影情報読出手段により読み出した撮影情報を備える付属
データとを関連付けて格納する合成画像ファイルを作成するファイル作成手段と
を備えることを要旨としている。
前記構成の画像合成装置によれば、合成画像データと付属データとを関連づけて格納す
る合成画像ファイルが作成される。合成画像データは、複数の画像ファイルに格納された
画像データを合成して作成されたものである。付属データは、上記合成に用いた複数の画
像ファイルのうちのいずれかから読み出した撮影情報を備えるものである。このために、
画像合成によって作成された合成画像ファイルには、撮影情報が付加されることから、そ
の撮影情報によって、画像ファイルを絞り込んだり、整列したりすることができる。した
がって、作成される合成画像ファイルの利便性に優れているという効果を奏する。
前記構成の画像合成装置において、前記合成手段は、前記入力手段により入力された複
数の画像ファイルのうちから合成の際の基準となる1つの画像ファイルを選択する基準画
像選択手段を備え、前記撮影情報読出手段は、前記基準画像選択手段により選択された画
像ファイルから前記撮影情報を読み出す構成としてもよい。
この構成によれば、画像合成に際して基準となった、すなわちメインとなった画像ファ
イルの撮影情報を格納する合成画像ファイルが作成される。このために、合成画像が合成
によらず実際に撮影されたものとしたときの撮影条件に近似した撮影情報を合成画像ファ
イルに格納することができることから、撮影情報の精度を高めることができる。
前記構成の画像合成装置において、前記撮影情報を複数種類備え、さらに、前記合成手
段による合成の種類を判定する合成種類判定手段と、前記判定された合成の種類に応じて
、前記合成画像ファイルに格納する撮影情報の種類を制限する格納情報制限手段とを備え
る構成としてもよい。
この構成によれば、例えば、パノラマ画像合成(超広角写真合成)におけるレンズ焦点
距離のように、画像合成の種類によっては元画像ファイルからでは得られないような種類
の撮影情報については合成画像ファイルへの格納を禁止することができる。したがって、
合成画像ファイルに格納する撮影情報の精度を高めることができる。
本発明の第2の画像合成装置は、
複数の画像を合成する画像合成装置であって、
画像を表わす画像データとともに当該画像を撮影したときの撮影条件を示す撮影情報を
格納する画像ファイルを複数入力する入力手段と、
前記入力された各画像ファイルに格納された画像データを合成して合成画像データを作
成する合成手段と、
前記複数の画像ファイルのそれぞれから前記撮影情報を読み出す撮影情報読出手段と、
前記撮影情報読出手段により読み出した複数の撮影情報に基づいて、合成画像用撮影情
報を求める合成画像用撮影情報演算手段と、
前記合成画像データと、前記合成画像用撮影情報を備える付属データとを関連付けて格
納する合成画像ファイルを作成するファイル作成手段と
を備えることを要旨としている。
前記構成の第2の画像合成装置によれば、合成画像データと付属データとを関連づけて
格納する合成画像ファイルが作成される。合成画像データは、複数の画像ファイルに格納
された画像データを合成して作成されたものである。付属データは、上記合成に用いた複
数の画像ファイルのそれぞれから読み出した撮影情報に基づいて求められた合成画像用撮
影情報を備えるものである。このために、画像合成によって作成された合成画像ファイル
には、撮影情報が付加されることから、その撮影情報によって、画像ファイルを絞り込ん
だり、整列したりすることができる。したがって、作成される合成画像ファイルの利便性
に優れているという効果を奏する。
前記第2の画像合成装置において、前記撮影情報を複数種類備え、さらに、前記合成手
段による合成の種類を判定する合成種類判定手段と、前記判定された合成の種類に応じて
、前記合成画像ファイルに格納する合成画像用撮影情報の種類を制限する格納情報制限手
段とを備える構成としてもよい。
この構成によれば、例えば、超広角写真合成におけるレンズ焦点距離のように、画像合
成の種類によっては元画像ファイルからでは得られないような種類の撮影情報については
合成画像ファイルへの格納を禁止することができる。したがって、合成画像ファイルに格
納する撮影情報の精度を高めることができる。
前記第2の画像合成装置において、前記撮影情報を複数種類備え、前記複数種類のうち
の第1の種類の撮影情報については、前記撮影情報読出手段により読み出した複数の撮影
情報の平均値を、前記合成画像用撮影情報として求める平均処理手段を備える構成として
もよい。
この構成によれば、特定の種類(第1の種類)の撮影情報については、画像合成に用い
た複数の画像ファイルのそれぞれから読み出した撮影情報の平均値が、合成画像ファイル
の撮影情報として格納される。このために、撮影情報の種類に適した方法で、複数の画像
ファイルから読み出した撮影情報の利用を図ることができる。
前記第1の種類の撮影情報は、撮影日時を示す情報としてもよい。
前記第2の画像合成装置において、前記撮影情報を複数種類備え、前記合成画像用撮影
情報演算手段は、前記複数種類のうちの第2の種類の撮影情報については、前記撮影情報
読出手段により読み出した複数の撮影情報の中で出現頻度の最も高い情報を、前記合成画
像用撮影情報として求める最頻情報処理手段を備える構成としてもよい。
この構成によれば、特定の種類(第2の種類)の撮影情報については、画像合成に用い
た複数の画像ファイルのそれぞれから読み出した撮影情報の中で出現頻度の最も高い情報
が、合成画像ファイルの撮影情報として格納される。このために、撮影情報の種類に適し
た方法で、複数の画像ファイルから読み出した撮影情報の利用を図ることができ、撮影情
報の精度を高めることができる。
前記出現頻度の最も高い情報を採用した構成の画像合成装置において、前記最頻情報処
理手段は、前記出現頻度の最も高い情報の当該出現頻度が、予め定めた閾値より大きいか
否かを判定する最頻値判定手段と、前記最頻値判定手段より前記出現頻度が前記閾値より
大きいと判定された場合に、当該出現頻度の最も高い情報を、前記合成画像用撮影情報と
して求め、前記出現頻度の最も高い情報の当該出現頻度がが前記閾値以下であると判定さ
れた場合に、前記複数の画像ファイルのうちから選択した合成の際の基準となる基準画像
ファイルについての前記第2の種類の撮影情報を、前記合成画像用撮影情報として求める
手段とを備える構成としてもよい。
この構成によれば、出現頻度の最も高い撮影情報のその出現頻度が所定の閾値以下のも
のについては、基準画像ファイルの撮影情報が、合成画像ファイルの撮影情報として格納
される。出現頻度の最も高い撮影情報のその出現頻度が低い場合には、誤った値であるこ
とが多いが、この構成によれば、基準画像ファイルの撮影情報を採用することで、撮影情
報の精度を高めることができる。
前記第1および第2の画像合成装置において、前記画像ファイルは、画像を表わす画像
データ部と、前記撮影情報を格納する付属データ部とを有するExif形式のファイルで
あるとともに、前記ファイル作成手段により作成する合成画像ファイルもExif形式の
ファイルとしてもよい。
この構成によれば、合成画像ファイルを汎用性の高いExif形式のファイルとするこ
とができることから、利便性をより一層高めることができる。
本発明の第1の画像合成方法は、
複数の画像を合成する画像合成方法であって、(a)画像を表わす画像データとともに
当該画像を撮影したときの撮影条件を示す撮影情報を格納する画像ファイルを複数入力す
る行程と、(b)前記入力された各画像ファイルに格納された画像データを合成して合成
画像データを作成する行程と、(c)前記複数の画像ファイルのうちのいずれかから前記
撮影情報を読み出す行程と、(d)前記合成画像データと、前記行程(c)により読み出
した撮影情報を備える付属データとを関連付けて格納する合成画像ファイルを作成する行
程と
を備えることを要旨としている。
本発明の第1のコンピュータプログラムは、
複数の画像を合成するためのコンピュータプログラムであって、(a)画像を表わす画
像データとともに当該画像を撮影したときの撮影条件を示す撮影情報を格納する画像ファ
イルを複数入力する機能と、(b)前記入力された各画像ファイルに格納された画像デー
タを合成して合成画像データを作成する機能と、(c)前記複数の画像ファイルのうちの
いずれかから前記撮影情報を読み出す機能と、(d)前記合成画像データと、前記機能(
c)により読み出した撮影情報を備える付属データとを関連付けて格納する合成画像ファ
イルを作成する機能と
をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムである。
本発明の第1の画像合成方法および第1のコンピュータプログラムによっても、本発明
の第1の画像合成装置と同様に、作成される合成画像ファイルには、撮影情報が付加され
ることから、合成画像ファイルの利便性に優れているという効果を奏する。
本発明の第2の画像合成方法は、
複数の画像を合成する画像合成方法であって、(a)画像を表わす画像データとともに
当該画像を撮影したときの撮影条件を示す撮影情報を格納する画像ファイルを複数入力す
る行程と、(b)前記入力された各画像ファイルに格納された画像データを合成して合成
画像データを作成する行程と、(c)複数の画像ファイルのそれぞれから前記撮影情報を
読み出す行程と、(d)前記行程(c)により読み出した複数の撮影情報に基づいて、合
成画像用撮影情報を求める行程と、(e)前記合成画像データと、前記合成画像用撮影情
報を備える付属データとを関連付けて格納する合成画像ファイルを作成する行程と
を備えることを要旨としている。
本発明の第2のコンピュータプログラムは、
複数の画像を合成するためのコンピュータプログラムであって、(a)画像を表わす画
像データとともに当該画像を撮影したときの撮影条件を示す撮影情報を格納する画像ファ
イルを複数入力する機能と、(b)前記入力された各画像ファイルに格納された画像デー
タを合成して合成画像データを作成する機能と、(c)複数の画像ファイルのそれぞれか
ら前記撮影情報を読み出す機能と、(d)前記機能(c)により読み出した複数の撮影情
報に基づいて、合成画像用撮影情報を求める機能と、(e)前記合成画像データと、前記
合成画像用撮影情報を備える付属データとを関連付けて格納する合成画像ファイルを作成
する機能と
をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムである。
本発明の第2の画像合成方法および第2のコンピュータプログラムによっても、本発明
の第2の画像合成装置と同様に、作成される合成画像ファイルには、撮影情報が付加され
ることから、合成画像ファイルの利便性に優れているという効果を奏する。
本発明の記録媒体は、本発明の第1または第2のコンピュータプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体を特徴としている。この記録媒体は、この発明の各コ
ンピュータプログラムと同様な作用・効果を有している。
本発明は、以下のような他の態様も含んでいる。その第1の態様は、この発明の各コン
ピュータプログラムを通信経路を介して供給するプログラム供給装置としての態様である
。この第1の態様では、コンピュータプログラムをコンピュータネットワーク上のサーバ
などに置き、通信経路を介して、必要なプログラムをコンピュータにダウンロードし、こ
れを実行することで、上記の方法や装置を実現することができる。
本発明の第1実施例を適用するコンピュータシステムの概略構成を示す説明図である。 上記コンピュータシステムで実行される制御処理の流れを示すフローチャートである。 3種類の画像合成における基準画像ファイルFp*を示す説明図である。 Exif形式の画像ファイルFpのデータ構造を示す説明図である。 撮影情報必須一覧テーブルTBLを示す説明図である。 上記制御処理の内容を模式化して示す説明図である。 第2実施例における制御処理の流れを示すフローチャートである。
本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づき説明する。この実施例を、次の順
序に従って説明する。
1.第1実施例:
A.ハードウェアの構成:
B.ソフトウェアの構成:
C.作用・効果:
2.第2実施例:
3.他の実施形態:
1.第1実施例:
A.ハードウェアの構成:
図1は、本発明の第1実施例を適用するコンピュータシステムの概略構成を示す説明図
である。この実施例のコンピュータシステムは、本発明の画像合成装置を構成するパーソ
ナルコンピュータ10を中心に備え、その周辺装置として、ディスプレイ20とキーボー
ド22とマウス24を備える。さらに、パーソナルコンピュータ10には、デジタルカメ
ラ26とCDドライブ28とプリンタ29が接続されている。マウス24は、トラックボ
ール、トラックパッド、タブレット等の他のポインティングデバイスに換えることができ
る。
パーソナルコンピュータ10は、中央演算処理装置としてのCPU11を中心にバス1
2により相互に接続されたメモリ13、表示画像メモリ14、ハードディスクドライブ1
5、入力制御ユニット16、表示制御ユニット17、出力制御ユニット18等を備える。
メモリ13は、各種データ等を記憶するもので、CPU11の作業領域となる。表示画像
メモリ14は、ディスプレイ20に表示する画像の画像データを一旦記憶するメモリであ
る。
ハードディスクドライブ15は、複数の画像を合成するアプリケーションソフトウェア
としての画像合成プログラムPrを記憶する。また、ハードディスクドライブ15には、
画像合成に用いる複数の画像ファイルFpが記憶されている。画像ファイルFpは、デジ
タルカメラ26によって撮影した撮影画像の画像ファイルであり、ハードディスクドライ
ブ15の所定の領域(例えば、「フィルム」と呼ばれるホルダ)に格納されている。撮影
画像は、カラー画像である。
入力制御ユニット16は、キーボード22やマウス24から入力操作を取り込み、デジ
タルカメラ26から画像ファイルを取り込み、CDドライブ28からデータを取り込む制
御ユニットである。表示制御ユニット17は、ディスプレイ20への信号出力を制御する
制御ユニットである。出力制御ユニット18は、プリンタ29への印刷を制御する制御ユ
ニットである。
画像合成プログラムPrは、もともとは、記録媒体としてのCD−ROM(図示せず)
に記憶されている。そのCD−ROMをCDドライブ28にセットして、所定のインスト
ールプログラムを起動することで、画像合成プログラムPrをCD−ROMから読み出し
てハードディスクドライブ15にインストールすることができる。この画像合成プログラ
ムPrをCPU11が実行することにより、本発明の画像合成装置の各種構成要件は実現
される。
図1では、各種構成要件が、CPU11の内部で実現される機能のブロックによって示
されている。すなわち、CPU11は、入力部31、合成部32、撮影情報読出部33お
よびファイル作成部34を機能として備える。
なお、画像合成プログラムPrは、CD−ROMに替えて、フレキシブルディスク、光
磁気ディスク、ICカード等の他の携帯型記録媒体(可搬型記録媒体)に格納された構成
として、これらから提供されたものとすることができる。また、この画像合成プログラム
Prは、外部のネットワークに接続される特定のサーバから、ネットワークを介して提供
されたものとすることもできる。上記ネットワークとしては、インターネットであっても
よく、特定のホームページからダウンロードして得たコンピュータプログラムであっても
よい。あるいは、電子メールの添付ファイルの形態で供給されたコンピュータプログラム
であってもよい。
B.ソフトウェアの構成:
画像合成プログラムPrによれば、「超広角写真合成」、「ノイズ除去」、「ダイナミ
ックレンジ拡大」といった3種類の画像合成を行なうことができる。「超広角写真合成」
は、分割撮影した写真(画像)を継ぎ目のない自然な1枚写真に合成する画像合成であり
、[背景技術]の欄で記載したパノラマ画像合成処理に相当する。元画像の特徴を自動的
に検出し、平行線や直線を高精度に調整して自然な仕上がりとすることができる。
「ノイズ除去」は、連続撮影した同じ構図の写真を重ね合わせてノイズを除去する画像
合成である。従来のノイズ除去のように1枚の写真において周りの色成分で塗り潰す処理
を行なうのではなく、同じ構図で撮影した複数枚の写真を重ね合わせてノイズが発生した
部分を補うことにより、高品位なノイズ除去を実現することができる。
「ダイナミックレンジ拡大」は、明暗差が激しい被写体に対して、異なった露出で撮影
した2枚の写真を合成することで白トビや黒ツブレのないダイナミックレンジの広い写真
を作成する画像合成である。合成時に境界部分をぼかすことで自然な仕上がりが可能であ
る。
パーソナルコンピュータ10のCPU11で画像合成プログラムPrを実行することで
、上述した各種の画像合成を選択的に実行することができる。この画像合成プログラムP
rに従う制御処理について、以下詳細に説明する。
図2は、この制御処理の流れを示すフローチャートである。このルーチンは、画像合成
プログラムPrを起動させる旨の指示がなされたときに、実行開始される。図示するよう
に、処理が開始されると、CPU11は、まず、上記3種類の画像合成の中から一つの種
類を指定する処理を行なう(ステップS110)。詳細には、この画像合成プログラムP
rの初期画面で、上記3種類の画像合成のうちのいずれかをマウス24によりクリックさ
れる操作指令を受けることにより、その指定がなされる。
その後、CPU11は、画像合成に用いる複数の画像ファイルFpを入力する処理を行
なう(ステップS120)。ここでは、デジタルカメラ26によって撮影されてハードデ
ィスクドライブ15に格納された前述した画像ファイルFpを取り込む。この画像ファイ
ルFpの取り込み作業は、ファイル名の一覧の中から、マウス24によりクリックされる
操作指令を受けて、ファイル名が指定されることでなされる。なお、ハードディスクドラ
イブ15を一旦経由することなしに、デジタルカメラ26から直接取り込む構成とするこ
ともできる。上記のようにして取り込まれた複数の画像ファイルは、メモリ13の所定の
エリアに一旦格納される。
次いで、CPU11は、ステップS120で入力した複数の画像ファイルFpの中から
基準となる基準画像ファイルFp*を指定する処理を行なう(ステップS130)。前述
した3種類の画像合成では、処理に際して、基準となる画像がいずれであるかを定める必
要があり、この基準となる基準画像ファイルFp*は、操作者によるマウス24による操
作を受けて定められる。
図3は、各種の画像合成における基準画像ファイルFp*を示す説明図である。図3中
の(a)は、「超広角写真合成」についてのものである。図示するように、「画像A」、
「画像B」、「画像C」の3枚の画像が水平方向につなぎ合わされているが、図示の例で
は、図中ハッチングで示した真ん中に位置する画像Bが基準画像ファイルFp*として指
定されたことになる。この場合、両側につなぎ合わされる画像A、画像Cは、外側に移る
につれて縦幅が広がるように、超広角レンズで撮影されたような画像の変形がなされてい
る。すなわち、3枚の画像を図示のように画像のつなぎ合わせおよび変形を行ないたい場
合、操作者は、「超広角写真合成」を指定した上で、3枚の画像の真ん中に位置する画像
Bを基準画像ファイルFp*に指定することで、図示の画像合成を行なうことができる。
図3中の(b)は、「ノイズ除去」についてのものである。図示の例では、図中ハッチ
ングで示した「画像A」をメインの画像として、「画像B」および「画像C」はサブの画
像としている。ノイズ除去の画像合成では、メインの画像を決めて、メイン画像に対して
サブ画像の位置合わせを行なってから、各画素の平均を取るようにしてノイズ成分を除去
することから、メイン画像となる基準画像ファイルFp*を指定する必要がある。
図3中の(c)は、「ダイナミックレンジ拡大」についてのものである。図示の例では
、図中ハッチングで示した「画像A」をメインの画像として、「画像B」はサブの画像と
している。ダイナミックレンジ拡大の画像合成では、メインの画像を決めて、メインの画
像において白トビや黒ツブレのある部分を、サブの画像の同一の部分で置き換えるよう構
成されていることから、メイン画像となる基準画像ファイルFp*を指定する必要がある
なお、前述したように基準画像ファイルFp*は、操作者によるマウス24による操作
を受けて定められるように構成されているが、これに換えて、自動的に定める構成として
もよい。例えば、「超広角写真合成」におけるつなぎ合わせの際の真ん中に位置する画像
を基準画像ファイルFp*と自動的に定めることができる。
図2に戻って、ステップS130の実行後、CPU11は、画像合成処理を行なう(ス
テップS140)。ここでは、ステップS120で取り込んだ複数の画像ファイルFpを
用いて、ステップS110で指定を受けた種類の画像合成を、ステップS130で指定さ
れた基準画像ファイルFp*を基準にして行なう。各種類の画像合成については、周知の
技術であることからここでは詳細な説明を省略するが、要は、「超広角写真合成」の画像
合成では、隣接する画像データ間のつなぎを合わせて(共通する部分を重ね合わせて)1
枚の画像に合成する処理を行なうとともに、基準画像ファイルFp*を基準として遠ざか
るにつれて画角分布の歪みが広がるように画像の変形を行なう。「ノイズ除去」の画像合
成では、基準画像ファイルFp*の画像において他の画像の位置合わせを行なった後、各
画素間で平均を取る処理を行なう。「ダイナミックレンジ拡大」の画像合成では、基準画
像ファイルFp*の画像において白トビや黒ツブレのある部分を、他の画像ファイルの画
像の同一の部分で置き換える処理を行なう。ステップS140の結果、複数の画像ファイ
ルFpを合成した結果物である合成画像データが作成される。
図4は、Exif形式の画像ファイルFpのデータ構造を示す説明図である。デジタル
カメラ26によって撮影して得られた画像ファイルFpは、通常、デジタルカメラ用の画
像ファイルフォーマット規格であるExif形式のものである。Exifファイルの仕様
は、電子情報技術産業協会(JEITA)によって定められている。
図4に示すように、Exif形式の画像ファイルFpは、画像データを格納する画像デ
ータ格納領域40と、格納されている画像データに関する各種付属データを格納する付属
データ格納領域42とを備えている。画像データ格納領域40には、JPEG形式の画像
データが格納される。
付属データ格納領域42には、「カメラ情報」、「撮影日時」、「レンズ情報」、「露
出情報」、「レンズ焦点距離」等といった画像を撮影したときの撮影条件を示す撮影情報
や、画像データ格納領域40に格納されている画像データのサムネール画像データがTI
FF形式にて格納されている。「カメラ情報」は、カメラの機種名を示す情報である。「
撮影日時」は、撮影した日時を示す情報である。「レンズ情報」は、レンズの種類を示す
情報である。「露出情報」は、シャッタースピード、絞り、感度の情報である。「レンズ
焦点距離」は、レンズの焦点距離の情報である。
なお、画像データ格納領域40に格納される画像データの保存形式としては、JPEG
形式が一般的であるが、この他にもPNG形式、TIFF形式、GIF形式、BMP形式
などの様々な保存形式の画像データが適用可能である。また、ここでは画像ファイルとし
てExif形式の画像ファイルを利用しているが、本発明に係る画像ファイルの形式はこ
れに限られない。即ち、画像データと撮影情報とを含むことの可能な画像ファイルであれ
ばどのような形式の画像ファイルであってもよい。
図2に戻って、ステップS140の画像合成処理後、次いで、CPU11は、ステップ
S140で作成された合成画像データを格納した合成画像ファイルCFpを作成する処理
を行なう(ステップS150)。合成画像ファイルCFpも、デジタルカメラ26によっ
て撮影して得られた画像ファイルFpと同様にExif形式の画像ファイルである。すな
わち、合成画像ファイルCFpは、画像データを格納する画像データ格納領域と、格納さ
れている画像データに関する各種付属データを格納する付属データ格納領域とを備えた構
造である。このステップS150では、詳細には、上記データ構造の合成画像ファイルC
Fpを、メモリ13上に形成して、その合成画像ファイルCFpの画像データ格納領域に
、ステップS140で作成された合成画像データを格納する処理を行なっている。なお、
合成画像データとしては、JPEG形式が一般的であるが、この他にもPNG形式、TI
FF形式、GIF形式、BMP形式などの様々な保存形式の画像データが適用可能である
その後、CPU11は、撮影情報必須一覧テーブルTBLを参照して、基準画像ファイ
ルFp*から転送する撮影情報を特定して、合成画像ファイルCFpに転送する処理を行
なう(ステップS160)。このステップS160の詳細は次のようなものである。
図5は、撮影情報必須一覧テーブルTBLを示す説明図である。この撮影情報必須一覧
テーブルTBLは、合成画像ファイルで必要とする撮影情報の種類を示すものであり、前
述した画像合成の種類によってその必要とする撮影情報の種類が異なったものとなってい
る。図示するように、画像合成の種類が「超広角写真合成」である場合には、表中○印の
ある「カメラ情報」と「撮影日時」の2種類の撮影情報が必要であり、画像合成の種類が
「ノイズ除去」である場合には、表中○印のある「カメラ情報」、「撮影日時」、「レン
ズ情報」、「露出情報」、「レンズ焦点距離」の5種類の撮影情報が必要であり、画像合
成の種類が「ダイナミックレンジ拡大」である場合には、表中○印のある「カメラ情報」
、「撮影日時」、「レンズ情報」、「レンズ焦点距離」の4種類の撮影情報が必要である
。なお、撮影情報必須一覧テーブルTBLは、もともとは、画像合成プログラムPrとと
もにハードディスクドライブ15にインストールされており、この画像合成プログラムP
rの起動後は、メモリ13に記憶されている。
ステップS160では、CPU11は、まず、ステップS110で指定した画像合成の
種類を検索キーとして、メモリ13上の撮影情報必須一覧テーブルTBLを検索すること
により、必要となる撮影情報の種類を特定する。例えば、ステップS110で指定した画
像合成の種類が「超広角写真合成」である場合、「カメラ情報」と「撮影日時」の撮影情
報が必要であると特定する。次いで、CPU11は、ステップS130で指定した基準画
像ファイルFp*を読み出して、この基準画像ファイルFp*の付属データ格納領域42
から上記特定された種類の撮影情報を抽出する。すなわち、上記の例では、「カメラ情報
」と「撮影日時」を抽出する。その後、CPU11は、その抽出した撮影情報(上記例で
は、「カメラ情報」と「撮影日時」)を、ステップS150で作成した合成画像ファイル
CFpの付属データ格納領域に転送する(格納する)処理を行なう。
ステップS160の実行後、CPU11は、この画像合成プログラムPrに従う制御処
理を終了する。なお、この制御処理のルーチンでは、特に触れなかったが、メモリ13上
に一旦保存された合成画像ファイルCFpは、操作者による指示を受けて、ハードディス
クドライブ15等の記憶装置に保存される。
図1に示す入力部31は、CPU11により実行されるステップS120に、合成部3
2は、CPU11により実行されるステップS140に、撮影情報読出部33はおよびフ
ァイル作成部34は、CPU11により実行されるステップS150およびS160にそ
れぞれ対応する。
C.作用・効果:
図6は、上記制御処理の内容を模式化して示す説明図である。この図は、図3(a)で
示した「超広角写真合成」の場合のものである。前述したように、この「超広角写真合成
」の合成処理では、「画像A」、「画像B」、「画像C」の3枚の画像をつなぎ合わせて
1枚の合成画像を作成しているが、図6に示すように、各画像A〜Cの画像ファイルFp
の画像データ格納領域40に格納された画像データから合成画像データCDpを作成して
いる。この合成画像データCDpは、合成画像ファイルCFpの画像データ格納領域50
に格納される。
一方、付属データについては、「超広角写真合成」の合成処理を行なったときの基準と
なった基準画像ファイルFp(画像B)の付属データ格納領域42から、撮影情報必須一
覧テーブルTBLによって定められた必須の撮影情報、すなわち、「カメラ情報」と「撮
影日時」を抽出して、この抽出された「カメラ情報」と「撮影日時」は、合成画像ファイ
ルCFpの付属データ格納領域52に格納される。この結果、合成画像データCDpと、
「カメラ情報」、「撮影日時」の2種類の撮影情報を備える付属データとを関連づけて格
納する合成画像ファイルCFpが作成されることになる。
なお、図示はしないが、「ノイズ除去」の場合には、「カメラ情報」、「撮影日時」、
「レンズ情報」、「露出情報」、「レンズ焦点距離」の5種類の撮影情報が基準画像ファ
イルFp*から、合成画像ファイルCFpの付属データ格納領域52に格納されることに
なり、「ノイズ除去」の場合には、「カメラ情報」、「撮影日時」、「レンズ情報」、「
レンズ焦点距離」の4種類の撮影情報が基準画像ファイルFp*から、合成画像ファイル
CFpの付属データ格納領域52に格納されることになる。
以上詳述したように、この実施例のコンピュータシステムによれば、合成画像ファイル
CFpの付属データ格納領域52には、基準画像ファイルFp*から読み出した撮影情報
が格納される。したがって、画像合成によって作成された合成画像ファイルCFpを、「
撮影日時」等の撮影条件を示す撮影情報によって、絞り込んだり整列したりすることがで
きる。したがって、作成される合成画像ファイルCFpの利便性に優れているという効果
を奏する。
また、この実施例では、撮影情報は、画像合成に際して基準となった、すなわちメイン
となった基準画像ファイルFp*を用いるように構成されていることから、合成画像が合
成によらず実際に撮影されたものとしたときの撮影条件に近似した撮影情報を合成画像フ
ァイルCFpに格納することができる。したがって、撮影情報の精度を高めることができ
る。
さらに、この実施例では、「超広角写真合成」におけるレンズ焦点距離のように、画像
合成の種類によっては、元画像ファイルFpからでは得られないような種類の撮影情報に
ついては合成画像ファイルCFpへの格納を禁止することができる。したがって、合成画
像ファイルCFpに格納する撮影情報の精度をより一層高めることができる。
2.第2実施例:
本発明の第2実施例について次に説明する。この第2実施例のコンピュータシステムは
、第1実施例のコンピュータシステムと比較して、パーソナルコンピュータ10のCPU
11にて実行される制御処理(第1実施例では、図2で示したもの)の構成が相違し、そ
の他のソフトウェア構成やハードウェア構成については同一の構成を備える。したがって
、第1実施例と同一の構成については同一の符号を用いて以下の説明を行なうことにする
図7は、第2実施例における制御処理の流れを示すフローチャートである。この制御処
理に処理が移行すると、図示するように、CPU11は、まず、第1実施例と同一のステ
ップS110ないしS150の処理を行なう。その後、CPU11は、撮影情報必須一覧
テーブルTBLを参照して、必要となる撮影情報の種類を特定する処理を行なう(ステッ
プS200)。撮影情報必須一覧テーブルTBLは、第1実施例と同一のものであり(図
5参照)、第1実施例と同様の使い方をする。すなわち、ステップS200では、ステッ
プS110で指定した画像合成の種類を検索キーとして、メモリ13上の撮影情報必須一
覧テーブルTBLを検索することにより、必要となる撮影情報の種類を特定する。例えば
、ステップS110で指定した画像合成の種類が「超広角写真合成」である場合、「カメ
ラ情報」と「撮影日時」の撮影情報が必要であると特定する。
その後、CPU11は、ステップS200で特定された一つの種類を読み出す(ステッ
プS210)。次いで、CPU11は、ステップS120で入力した複数の画像ファイル
Fpから、ステップS210で読み出した種類の撮影情報をそれぞれ抽出する処理を行な
う(ステップS220)。例えば、ステップS210で読み出した撮影情報の種類が「撮
影日時」である場合には、ステップS220では、複数の画像ファイルFpのそれぞれか
ら「撮影日時」の情報が抽出される。
続いて、CPU11は、ステップS220で読み出した撮影情報が連続的に変化するも
のであるか否かを判定する(ステップS230)。ここで、ステップS220で読み出し
た撮影情報が、例えば「撮影日時」、「レンズ焦点距離」のように、連続的に変化するも
のであると判定された場合には、CPU11は、ステップS220で抽出した各画像ファ
イルFpの撮影情報の平均を求めて、この平均を、ステップS150で作成した合成画像
ファイルCFpの付属データ格納領域52に転送(格納)する(ステップS240)。こ
の平均は、ステップS210で特定された種類として付属データ格納領域52に格納され
る。
一方、ステップS230で、ステップS220で読み出した撮影情報が、例えば「カメ
ラ情報」、「レンズ情報」、「露出情報」のように、連続的に変化するものでないと判定
された場合には、CPU11は、ステップS220で抽出した各画像ファイルFpの撮影
情報を比較して、出現頻度の最も高い情報(以下、「最頻情報」と呼ぶ)を求める(ステ
ップS250)。なお、「露出情報」は、シャッタースピード、絞りおよび感度の情報の
組合せによって決まるので、露出情報としては連続的に変化する情報ではない。次いで、
CPU11は、この最頻情報の出現頻度Tが、予め定められた閾値T0より大きいか否か
を判定する(ステップS260)。
ステップS260で、最頻情報の出現頻度Tが閾値T0より大きいと判定された場合に
は、ステップS270に処理を進めて、その最頻情報を、ステップS150で作成した合
成画像ファイルCFpの付属データ格納領域52に転送(格納)する。この最頻情報は、
ステップS210で読み出した種類の撮影情報として付属データ格納領域52に格納され
る。例えば、ステップS210で読み出した種類の撮影情報が「レンズ情報」である場合
には、最頻情報は「レンズ情報」として付属データ格納領域52に格納される。
一方、ステップS260で、最頻情報の出現頻度Tが閾値T0以下であると判定された
場合には、ステップS280に処理を進める。ステップS280では、CPU11は、ス
テップS220で抽出した各画像ファイルFpの撮影情報の中からステップS130で指
定した基準画像ファイルFp*についてのものを選択して、その選択された撮影情報を、
ステップS150で作成した合成画像ファイルCFpの付属データ格納領域52に転送(
格納)する。上記選択された撮影情報は、ステップS210で読み出した種類の撮影情報
として付属データ格納領域52に格納される。例えば、ステップS210で読み出した種
類の撮影情報が「露出情報」である場合には、上記選択された撮影情報は、「露出情報」
として付属データ格納領域52に格納される。
ステップS240、S270またはS280の実行後、CPU11は、ステップS29
0に処理を進める。ステップS290では、ステップS200で特定された撮影情報の種
類が全てステップS210で読み出されたか否かを判定して、まだ読み出しが終わってな
いと判定された場合には、ステップS210に処理を戻して、新たな撮影情報の種類を読
み出して、その撮影情報についてのステップS210ないしS290の処理を繰り返し実
行する。
一方、ステップS290で、全ての撮影情報の種類の読み出しが終わったと判定された
場合には、CPU11は、この画像合成プログラムPrに従う制御処理を終了する。
以上のように構成されたこの第2実施例のコンピュータシステムによれば、合成画像フ
ァイルCFpの付属データ格納領域52には、画像合成処理に用いた複数の画像ファイル
Fpのそれぞれから読み出した撮影情報に基づいて求められた合成画像用撮影情報が格納
される。したがって、画像合成によって作成された合成画像ファイルCFpを、撮影条件
を示す撮影情報によって、絞り込んだり整列したりすることができる。したがって、作成
される合成画像ファイルCFpの利便性に優れているという効果を奏する。
特に、この第2実施例では、撮影情報が「撮影日時」等の連続的に変化するものである
場合には、その撮影情報の平均をとって、その平均が合成画像ファイルCFpに撮影情報
として格納されていることから、連続的に変化する情報に適した方法で、複数の画像ファ
イルから読み出した撮影情報の利用が図られている。
また、この実施例では、連続的に変化しない撮影情報については、画像合成処理に用い
た複数の画像ファイルFpのそれぞれから読み出した撮影情報の中で出現頻度の最も高い
最頻情報を求めて、その最頻情報の出現頻度Tを合成画像ファイルCFpに格納するよう
に構成されていることから、格納される撮影情報の精度を高めることができる。
なお、この実施例では、最頻情報の出現頻度Tが、所定の閾値T0以下である場合には
、その最頻情報を用いずに、基準画像ファイルFp*についてのその種類の撮影情報を合
成画像ファイルCFpに格納するように構成されている。このために、最頻情報の出現頻
度Tが低い場合には、誤った値であることが多いが、この構成によれば、基準画像ファイ
ルFp*の撮影情報を採用することで、撮影情報の精度を高めることができる。
3.他の実施形態:
なお、この発明は上記の各実施例や変形例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において種々なる態様にて実施することが可能であり、例えば次のような変
形も可能である。
(1)前記第1および第2実施例では、合成画像ファイルCFpの付属データ格納領域
52に格納する撮影情報として、「カメラ情報」、「撮影日時」、「レンズ情報」、「露
出情報」、「レンズ焦点距離」を格納するように構成していたが、これらの種類に限る必
要はなく、「光源(ホワイトバランス)」、「撮影プログラム(撮影シーン)」等の他の
種類についても本発明を適用することができる。
(2)前記第1および第2実施例では、「超広角写真合成」、「ノイズ除去」、「ダイ
ナミックレンジ拡大」といった3種類の画像合成を選択的に実行することができるように
構成されていたが、これに換えて、「画像高解像度化」、「被写体深度変換」等の他の画
像合成についても実行する構成としてもよい。また、上記3種類の画像合成を全て実行可
能とする必要もなく、それらの内の2種類または1種類を実行可能とする構成とすること
ができる。例えば、上記3種類の画像合成を個別のプログラムで実行可能として、各プロ
グラムの実行可能な画像合成の種類に応じて、必要とする撮影情報を予め記憶しておく構
成とすることもできる。
(3)前記実施例では、画像合成に用いる画像ファイルFpは、デジタルカメラ26に
より撮影したものとしたが、これに替えて、カラースキャナ等を用いて獲得した銀塩写真
の画像データであってもよい。要は、なんらかの撮影装置(例えば、静止画の撮影機能を
持ったビデオカメラ)で撮影して得られた撮影画像を獲得する構成であれば、どのような
構成であってもよい。例えば、HDD15等の記憶装置に予め用意したものに換えて、ネ
ットワークを介して外部から取り込んだものであってもよい。また、必ずしもカラーの画
像データである必要もなく、白黒の画像データに適用することもできる。
10...パーソナルコンピュータ 11...CPU 12...バス 13...メモリ 14
...表示画像メモリ 15...ハードディスクドライブ 16...入力制御ユニット 17.
..表示制御ユニット 18...出力制御ユニット 20...ディスプレイ 22...キーボ
ード 24...マウス 26...デジタルカメラ 28...CDドライブ 29...プリンタ
31...入力部 32...合成部 33...撮影情報読出部 34...ファイル作成部 F
p...画像ファイル 40...画像データ格納領域 42...付属データ格納領域 CFp.
..合成画像ファイル 50...画像データ格納領域 52...付属データ格納領域 TBL
...撮影情報必須一覧テーブル。

Claims (8)

  1. 複数の画像を合成する画像合成装置であって、
    画像を表わす画像データとともに当該画像を撮影したときの撮影条件を示す複数種類の
    撮影情報を格納する画像ファイルを複数入力する入力手段と、
    複数種類の合成のうち、何れの種類の合成を行うかを判定する合成種類判定手段と、
    前記入力された各画像ファイルに格納された画像データを、前記合成種類判定手段によ
    って判定された種類の合成を行って合成画像データを作成する合成手段と、
    前記複数の画像ファイルのそれぞれから、複数種類の前記撮影情報のうちの一部の撮影
    情報を前記判定された合成の種類に応じて読み出す撮影情報読出手段と、
    前記撮影情報読出手段により読み出した複数の撮影情報に基づいて、合成画像用撮影情
    報を求めるとともに前記複数種類のうちの所定の種類の撮影情報については、前記撮影情
    報読出手段が前記複数の画像ファイルより読み出した複数の撮影情報の中で出現頻度の最
    も高い情報を、前記合成画像用撮影情報として求める合成画像用撮影情報演算手段と、
    前記合成画像データと、前記合成画像用撮影情報を備える付属データとを関連付けて格
    納する合成画像ファイルを作成するファイル作成手段と
    を備える画像合成装置。
  2. 請求項1に記載の画像合成装置であって、
    前記最頻情報処理手段は、
    前記出現頻度の最も高い情報の当該出現頻度が、予め定めた閾値より大きいか否かを判
    定する最頻値判定手段と、
    前記最頻値判定手段により前記出現頻度が前記閾値より大きいと判定された場合に、当
    該出現頻度の最も高い情報を、前記合成画像用撮影情報として求め、前記出現頻度の最も
    高い情報の当該出現頻度が前記閾値以下であると判定された場合に、前記複数の画像ファ
    イルのうちから選択した合成の際の基準となる基準画像ファイルについての前記第2の種
    類の撮影情報を、前記合成画像用撮影情報として求める手段と
    を備える画像合成装置。
  3. 複数の画像を合成するためのコンピュータプログラムであって、
    (a)画像を表わす画像データとともに当該画像を撮影したときの撮影条件を示す複数種
    類の撮影情報を格納する複数の画像ファイルの入力を受け付ける機能と、
    (b)複数種類の合成のうち、何れの種類の合成を行うかを判定する機能と、
    (c)前記入力された各画像ファイルに格納された画像データを、判定された種類の合成
    を行って合成画像データを作成する機能と、
    (d)複数の画像ファイルのそれぞれから、複数種類の前記撮影情報のうちの一部の撮影
    情報を前記判定された合成の種類に応じて読み出す機能と、
    (e)前記撮影情報読出手段により読み出した複数の撮影情報に基づいて、合成画像用撮
    影情報を求めるとともに前記複数種類のうちの所定の種類の撮影情報については、前記撮
    影情報読出手段が前記複数の画像ファイルより読み出した複数の撮影情報の中で出現頻度
    の最も高い情報を、前記合成画像用撮影情報として求める機能と、
    (f)前記合成画像データと、前記合成画像用撮影情報を備える付属データとを関連付け
    て格納する合成画像ファイルを作成する機能と
    をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
  4. 複数の画像を合成する画像合成装置であって、
    画像を表わす画像データとともに当該画像を撮影したときの撮影条件を示す第1の種類
    の撮影情報と第2の種類の撮影情報とを含む複数種類の撮影情報を格納する画像ファイル
    を複数入力する入力手段と、
    第1の合成と第2の合成とを含む複数種類の合成のうち、何れの種類の合成を行うかを
    判定する合成種類判定手段と、
    前記入力された各画像ファイルに格納された画像データを、前記合成種類判定手段によ
    って判定された種類の合成を行って合成画像データを作成する合成手段と、
    前記複数の画像ファイルのそれぞれから、前記撮影情報を読み出す撮影情報読出手段と

    前記第1の合成を行う場合には、前記撮影情報読出手段により前記複数の画像ファイル
    のそれぞれの前記第2の種類の撮影情報から読み出した複数の撮影情報に基づくとともに
    前記撮影情報読出手段により前記複数の画像ファイルのそれぞれの前記第1の種類の撮影
    情報から読み出した複数の撮影情報に基づかずに、合成画像用撮影情報を求め、前記第2
    の合成を行う場合には、前記撮影情報読出手段により前記複数の画像ファイルのそれぞれ
    の前記第1の種類の撮影情報から読み出した複数の撮影情報に基づいて、合成画像用撮影
    情報を求める合成画像用撮影情報演算手段と、
    前記合成画像データと、前記合成画像用撮影情報を備える付属データとを関連付けて格
    納する合成画像ファイルを作成するファイル作成手段と
    を備える画像合成装置。
  5. 請求項4に記載の画像合成装置であって、
    前記合成画像用撮影情報演算手段は、
    前記画像ファイルに格納されている第3の種類の撮影情報について、前記撮影情報読出
    手段が前記複数の画像ファイルより読み出した複数の撮影情報の中で出現頻度の最も高い
    情報を、前記合成画像用撮影情報の少なくとも一部として求める最頻情報処理手段
    を備える画像合成装置。
  6. 請求項5に記載の画像合成装置であって、
    前記最頻情報処理手段は、
    前記出現頻度の最も高い情報の当該出現頻度が、予め定めた閾値より大きいか否かを判
    定する最頻値判定手段と、
    前記最頻値判定手段により前記出現頻度が前記閾値より大きいと判定された場合に、当
    該出現頻度の最も高い情報を、前記合成画像用撮影情報として求め、前記出現頻度の最も
    高い情報の当該出現頻度が前記閾値以下であると判定された場合に、前記複数の画像ファ
    イルのうちから選択した合成の際の基準となる基準画像ファイルについての前記第3の種
    類の撮影情報を、前記合成画像用撮影情報として求める手段と
    を備える画像合成装置。
  7. 複数の画像を合成するためのコンピュータプログラムであって、
    (a)画像を表わす画像データとともに当該画像を撮影したときの撮影条件を示す第1の
    種類の撮影情報と第2の種類の撮影情報とを含む複数種類の撮影情報を格納する複数の画
    像ファイルの入力を受け付ける機能と、
    (b)第1の合成と第2の合成とを含む複数種類の合成のうち、何れの種類の合成を行う
    かを判定する機能と、
    (c)前記入力された各画像ファイルに格納された画像データを、判定された種類の合成
    を行って合成画像データを作成する機能と、
    (d)複数の画像ファイルのそれぞれから、前記撮影情報を読み出す機能と、
    (e)前記第1の合成を行う場合には、前記撮影情報読出手段により前記複数の画像ファ
    イルのそれぞれの前記第2の種類の撮影情報から読み出した複数の撮影情報に基づくとと
    もに前記撮影情報読出手段により前記複数の画像ファイルのそれぞれの前記第1の種類の
    撮影情報から読み出した複数の撮影情報に基づかずに、合成画像用撮影情報を求め、前記
    第2の合成を行う場合には、前記撮影情報読出手段により前記複数の画像ファイルのそれ
    ぞれの前記第1の種類の撮影情報から読み出した複数の撮影情報に基づいて、合成画像用
    撮影情報を求める機能と、
    (f)前記合成画像データと、前記合成画像用撮影情報を備える付属データとを関連付け
    て格納する合成画像ファイルを作成する機能と
    をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
  8. 請求項3又は7に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
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