JP4525664B2 - 心臓弁手術用補助具 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば僧帽弁等の心臓弁を手術する際に用いられる心臓弁手術用補助具に関する。
心臓には、大動脈弁、肺動脈弁、三尖弁、僧帽弁等の心臓弁があり、これら心臓弁のうち、僧帽弁は、肺静脈から酸素を含んだ血液が流入する左心房と、その左心房に流入した血液を全身に送る左心室との間に位置している。僧帽弁の弁輪は、大動脈弁と同一膜上に形成されており、略楕円形をなしている。僧帽弁の弁尖は、前尖と、後尖とで構成されている。前尖は、後尖よりも大きく半円形状をなし、弁輪の前側、即ち大動脈弁側から延びており、後尖は、弁輪の左室後壁側で弁輪の周囲に沿って細長く形成されている。これら前尖及び後尖には、左心室の壁にある乳頭筋から延びる腱索が繋がっている。そして、心臓の拡張期には、左心室内の負圧力により前尖及び後尖が開いて開弁状態となり、血液が左心房から左心室に流入し、一方、心臓の収縮期には、左心室内が陽圧になることで、前尖及び後尖が互いに密着して閉弁状態となり、左心室から左心房への血液の逆流が防止される。
ところで、僧帽弁の弁尖や弁輪が病変により拡大してしまうと、心臓の収縮期において前尖と後尖との先端部が左心房へ向けて逸脱して僧帽弁閉鎖不全症(mitral regurgitation;MR)となり、左心室の血液が左心房へ逆流してしまう。
この僧帽弁閉鎖不全症を治療する方法としては、従来より、人工弁置換術が行われてきた。この人工弁を用いた場合には、術後の血栓生成による脳合併症や、感染性心内膜炎等の合併症が起こる虞れがあるとともに、患者に抗凝固剤(ワーファリン)の継続的服用が強いられることになる。これに対し、近年では、合併症の虞れが少なくかつ抗凝固剤の服用の負担の無い自己の弁尖を温存する手術が行われるようになっている。
自己の弁尖を温存する方法として、病変拡大した弁尖の一部及び弁輪の一部を切除して弁輪の周長を縮小させるように縫い合わせる弁輪縫縮術がある。しかし、この弁輪縫縮術を行っても、心臓の収縮期に前尖及び後尖が密着し難いことや、弁輪が再拡大する虞れがある。このような弁輪縫縮術の欠点を補う手技として、フレキシブルリングからなる人工弁輪を患者の弁輪に縫い付けることによって弁輪の形状を心臓の収縮期の形状に保持する手技が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、弁輪に押し当てることで前尖の大きさを測定するゲージが開示されている。このゲージにより前尖の大きさを測定することで、患者の弁輪の大きさに合う人工弁輪を選ぶことが可能になる。このようにして選んだ人工弁輪を弁輪に固定する際には、まず、弁輪の周囲の心臓組織に複数本の縫付用の糸を針で通しておく。そして、人工弁輪を弁輪上に重ねた後、人工弁輪に糸を通して弁輪に縫い付ける。
上記人工弁輪を弁輪に縫い付けた後、僧帽弁により逆流が防止されるか否かを観察して評価する弁機能評価試験を行う。この弁機能評価試験では、細いカテーテルを、切開している左心房から僧帽弁の弁尖間を通して左心室へ挿入した後、このカテーテルにより左心室に生理的食塩水を注入して満たし、この左心室内の生理的食塩水が左心房へ逆流するか否かを観察する。生理的食塩水が逆流しない場合には、人工弁輪の大きさが患者に合う大きさであり僧帽弁が正常に機能していると判断でき、逆流してしまう場合には、人工弁輪の大きさが患者に合わない大きさであったということになり、大きさが異なる人工弁輪に付け替える必要がある。
特開平10−314195号公報
ところで、特許文献1のようにゲージを用いて人工弁輪の大きさを選ぶようにした場合には、患者によって僧帽弁が形成された膜の厚みや柔軟性等が異なるので、ゲージを弁輪に押し当てて測定する際に術者の力の加減等で誤差が生じやすい。このため、選んだ人工弁輪を患者に縫い付けて弁機能評価試験を行った際、人工弁輪の大きさが患者の弁輪に合わず、生理的食塩水の逆流が生じる結果となることが考えられる。こうなると、縫付用の糸を切断して現在固定している人工弁輪を外し、別の大きさの人工弁輪を縫い付けなければならず、縫付用の糸を通す針孔の数が弁輪の周囲の心臓組織に増えることになる。弁輪の周囲の心臓組織に針孔の数が増えると、心臓組織が弱くなって人工弁輪が確実に縫い付けられなくなる虞れがある。また、人工弁輪を付け替えるに当たっては、作業が増えることになり、手術が長引き、ひいては、患者への侵襲が大きくなってしまう。さらに、人工弁輪は、芯材や芯材を被覆する複数の被覆材等からなる複雑な構造で高価な部材であるが、患者に一旦固定すると、体液の付着による感染症の危険性があるので、外しても他の患者に使用することはできず、廃棄しなければならない。よって、治療費の高騰を招いてしまう。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、人工弁輪を患者の弁輪に縫い付けて固定する前に、患者に合う大きさの人工弁輪を選べるようにして一旦固定した人工弁輪の付け替え作業を無くすことにより、弁輪の周囲の心臓組織に形成される針孔の数の増加を抑制して人工弁輪を確実に縫い付けることができるようにするとともに、手術が長引くのを回避して低侵襲な手術を可能にし、さらに、大きさが患者に合わずに廃棄されてしまう人工弁輪を無くして治療費の高騰を抑制することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明では人工弁輪に対応した疑似弁輪を、押さえ部材を用いて弁輪に固定するようにした。
具体的には、心臓弁の弁輪に人工弁輪を縫い付ける際に用いられる心臓弁手術用補助具であって、上記人工弁輪の形状に対応した形状を有し、該人工弁輪の縫い付け前における弁機能評価試験に用いられて弁機能評価試験後に心臓から外される疑似弁輪と、上記疑似弁輪を弁輪に押さえる押さえ部材とを備えている構成とする。
この構成によれば、押さえ部材により疑似弁輪を押さえるという簡単な操作で、疑似弁輪が弁輪に重なった状態で固定される。これにより、生理的食塩水を用いた弁機能評価試験を行うことが可能になる。この弁機能評価試験の結果は、疑似弁輪が人工弁輪に対応する形状であるため、人工弁輪を弁輪に縫い付けて行った場合と殆ど変わらない正確な結果となる。また、疑似弁輪は、弁機能評価試験のためだけに使用するものであり、心臓に留置するものでないため、構造をシンプルにして安価にすることが可能である。
上記弁機能評価試験の結果、心臓弁から生理的食塩水の逆流が起こらなければ、現在固定している疑似弁輪の形状で弁機能上問題ないと判断でき、この疑似弁輪を取り外した後、該疑似弁輪に対応する形状の人工弁輪を弁輪に縫い付けて固定することで、弁機能が確保される。一方、弁機能評価試験の結果、心臓弁から生理的食塩水の逆流が起これば、現在固定している疑似弁輪の形状では弁機能を確保できないと判断でき、この疑似弁輪を外して異なる大きさの人工弁輪に対応する大きさの疑似弁輪を弁輪に固定する。
これにより、弁機能評価試験を行うことが可能になり弁機能を判断できる。疑似弁輪を弁輪から外す際には、押さえ部材による押さえ力を抜くだけで簡単に外すことが可能になる。
また、疑似弁輪及び押さえ部材には、術者が把持する把持部がそれぞれ設けられている構成としたので、術者は把持部を持って疑似弁輪及び押さえ部材を操作することが可能になる。
また、押さえ部材の把持部は筒状に形成され、疑似弁輪の把持部は、上記押さえ部材の把持部に挿通する棒状に形成され、上記疑似弁輪の把持部を上記押さえ部材の把持部に挿通した状態で、該押さえ部材は、上記疑似弁輪の把持部により該疑似弁輪の押さえ位置まで案内される構成としたので、押さえ部材を疑似弁輪の押さえ位置まで容易に移動させることが可能になる。
請求項の発明では、請求項の発明において、押さえ部材には、疑似弁輪の全周に亘って当接する当接部が設けられている構成とする。
この構成によれば、押さえ部材により疑似弁輪の全周を弁輪に押さえることが可能になる。
請求項1の発明によれば疑似弁輪を押さえ部材で弁輪に押さえて固定することができ、弁機能評価試験を行うことができる。これにより、人工弁輪を弁輪に縫い付ける前に、患者に合う大きさの人工弁輪を選ぶことができ、一旦固定した人工弁輪の付け替え作業を無くすことができる。その結果、低侵襲な手術を行うことができるとともに、治療費の高騰を抑制することができる。さらに、弁機能評価試験の際に疑似弁輪を固定したり外す場合には、押さえ部材を操作すればよいので、弁輪の周囲の心臓組織に新たな針孔を開けずに済み、心臓組織が弱くなることはなく、人工弁輪を確実に縫い付けることができる。
また、疑似弁輪及び押さえ部材の各々に把持部を設けたので、術者が簡単に操作することができる。
また、押さえ部材を疑似弁輪の把持部により案内するようにしたので、押さえ部材を疑似弁輪の押さえ位置まで容易に移動させることができ、手技を簡単にすることができる。
請求項の発明によれば、押さえ部材に、疑似弁輪の全周に亘って当接する当接部を設けたので、疑似弁輪を固定した状態で安定させることができ、弁機能評価試験をより正確に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(発明の参考形態1)
図4は、本発明の参考形態1に係る心臓弁手術用補助具1を示すものである。この参考形態の説明では、心臓弁手術用補助具の構造を説明する前に、図1及び図2に基づいて心臓Hの解剖について説明する。左心房LAには、肺静脈PVeが繋がっている。左心房LAと左心室LVとの間には、僧帽弁MVがある。僧帽弁MVの前側には大動脈弁AVがあり、左心室LVは大動脈弁AVを介して上行大動脈AAoと繋がっている。一方、右心房RAには、上大静脈SVC及び下大静脈IVCとが繋がっており、右心房RAと右心室RVとの間には、三尖弁TVがある。大動脈弁AVの前方には、肺動脈弁PVaがあり、右心室RVは肺動脈弁PVaを介して肺動脈PAに繋がっている。上記僧帽弁MVと大動脈弁AVとは、心臓Hの同一膜(aoro-ventricular membrane)上に位置している。
図2に示すように、僧帽弁MVの弁輪50は、平面視で、前側である大動脈弁AV側が直線状に延び、後側が後方へ向けて湾曲して延びる大略楕円形をなしている。僧帽弁MVの弁尖は前尖51と後尖52とで構成されており、前尖51は、後尖52よりも大きく、弁輪50の前部から延びる略半円形状をなしている。後尖52は、弁輪50の後側から該弁輪50の周囲に沿って細長く形成されている。前尖51及び後尖52には、図1に示すように、左心室LVの壁にある乳頭筋から延びる腱索53が繋がっている。
次に、上記心臓弁手術用補助具1の構造を説明する。この補助具1は、人工弁輪(図示せず)を弁輪50に固定する必要のある僧帽弁閉鎖不全症の治療を行う際に用いられ、大きさの異なる複数の人工弁輪の中から患者の弁輪50に合う大きさの人工弁輪を選ぶためのものである。
ここで、人工弁輪について説明すると、人工弁輪は、弁輪50の形状に対応した大略楕円形のリング状をなしており、弁輪50の大動脈弁AV側の略直線状に延びる部分に沿うように形成された大動脈弁側部分と、心臓Hの後側へ向けて大きく湾曲して延びる後側部分とで構成されている。人工弁輪には、金属材料等からなる芯材が設けられている。この芯材は、弾性材で被覆され、さらに、この弾性材が布材で被覆されている。この布材が、人工弁輪縫付用の糸60(図3(b)に示す)で弁輪50に縫い付けられるようになっている。上記弾性材は、例えば樹脂材で構成されている。人工弁輪は、その長手方向の寸法が、例えば、26mm、28mm、30mm、32mm、34mm、36mmの6種類のものが用意されており、その中から患者の弁輪50の大きさに合うものを選択して使用する。
上記補助具1は、上記6種類の人工弁輪の各々の形状に対応した形状を有する6つの疑似弁輪2(図4にはそのうちの1つのみ示す)で構成されている。各疑似弁輪2は、対応する人工弁輪の大動脈弁側部分と同形状の直線部2aと、後側部分と同形状の湾曲部2bとを有しており、柔軟性を有する材料をリング状に成形してなるものである。疑似弁輪2を構成する材料としては、ゴムや、シリコーン等の樹脂材が挙げられる。
疑似弁輪2を構成する線材の太さは、人工弁輪を構成する線材の太さと同じに設定され、また、柔軟性や変形のし易さ等も人工弁輪と略同じように設定されている。疑似弁輪2の表面には、係合部として3つの突起部2c、2c、2cが形成されている。これら突起部2c、2c、2cは、疑似弁輪2の周方向に互いに間隔をあけて配置され、図5に拡大して示すように、該疑似弁輪2の外周部から内方へ向けて突出するフック形状をなしている。各突起部2cの先端側は基端側に比べて細くなっており、また、突起部2cの外面は曲面で構成されている。
また、上記疑似弁輪2は、人工弁輪のように心臓Hに長期間に亘って埋め込むものではないので、耐久性等は不要であるとともに、人工弁輪のような複雑構造も不要であり、さらに、使用する材料のグレードは低いものであってよい。このため、疑似弁輪2は人工弁輪よりも大幅に安価に構成することができる。
尚、人工弁輪の寸法や形状は、製造するメーカー等によって異なるので、疑似弁輪2は、手術に使用する人工弁輪の寸法や形状及び柔軟性等に合うように形成すればよい。
次に、上記のように構成された補助具1の使用要領について説明する。僧帽弁MVを手術する際には、まず、胸骨正中切開を行い、心臓Hに到達する。そして、心臓Hの2本の右肺静脈入口部の前方の心房間溝に縦切開を形成し、左心房LAに直接到達する。これにより、僧帽弁MVの目視が可能となる。この状態で、僧帽弁MVの病変拡大した弁尖の一部及び弁輪50の一部を切除した後、図3(a)に示すように、弁輪50の周長を縮小させるように縫い合わせる弁輪縫縮術を行う。この縫い合わせ部を符号54で示す。
その後、図3(b)に示すように、人工弁輪を縫い付けるための人工弁輪縫付用の糸60を針を用いて弁輪50の周囲の心臓組織に通して該心臓組織に固定しておく。これら糸60は、弁輪50を囲むように多数本設けておき、弁輪50の外方へ向けて放射状に引っ張っておく。糸60を引っ張る際には、例えば、鉗子等で端部を挟んで該鉗子の重さで引っ張っておけばよい。人工弁輪縫付用の糸60を心臓組織に通した後、患者の弁輪50の大きさに合いそうな人工弁輪に対応する疑似弁輪2を仮に選び、この選んだ疑似弁輪2を、図6に示すように、突起部2cが弁輪50と反対側に向くようにして弁輪50に重ねておく。
次いで、同図に示すように、人工弁輪縫付用の糸60のうち、突起部2cに近い所に位置している3本の糸60を、図7に示すように突起部2cに巻き付けることで、糸60を突起部2cに係合させた後、弁輪50の外方へ引っ張る。これにより、疑似弁輪2が弁輪50に重なった状態で固定される。
しかる後、弁機能評価試験を行う。この弁機能評価試験は、例えば、特開平11−89937号公報に開示されているようなカテーテル(図示せず)を、切開している左心房LAから僧帽弁MVの弁尖間を通して左心室LVへ挿入した後、このカテーテルにより左心室LVに生理的食塩水を注入して満たすことで行う。この弁機能評価試験の結果は、疑似弁輪2が人工弁輪に対応する形状及び人工弁輪と同様な柔軟性等を持っているものであり、しかも、弁輪50に固定されているため、人工弁輪を弁輪50に縫い付けて固定した場合と殆ど変わらない正確な結果となる。
弁機能評価試験の結果、僧帽弁MVから生理的食塩水の逆流が起こらなければ、現在固定している疑似弁輪2の形状で弁機能上問題ないと判断できる。そして、突起部2cに巻き付けている人工弁輪縫付用の糸60をほどいて疑似弁輪2を弁輪50から外す。その後、外した疑似弁輪2に対応する形状の人工弁輪を糸60で弁輪50に縫い付けて固定する。これにより、僧帽弁MVの弁機能が確保される。
一方、弁機能評価試験の結果、僧帽弁MVから生理的食塩水の逆流が起これば、現在固定している疑似弁輪2の形状では弁機能を確保できないと判断できる。この場合、疑似弁輪2を外して、大きさの異なる別の疑似弁輪2を上記のようにして弁輪50に固定した後、再度、弁機能評価試験を行う。その結果、弁機能上問題ないと判断できれば、現在固定している疑似弁輪2を弁輪50から外し、この外した疑似弁輪2に対応する形状の人工弁輪を糸60で弁輪50に縫い付けて固定する。疑似弁輪2を弁輪50に固定する際及び弁輪50から外す際には、人工弁輪縫付用の糸60を突起部2cに巻き付けるか、突起部2cからほどけばよく、共に簡単な操作で済む。上記人工弁輪を弁輪50に縫い付けた後、切開部を閉じて手術が終了する。
以上説明したように、この参考形態1に係る心臓弁手術用補助具1によれば、人工弁輪の形状に対応した形状を有する疑似弁輪2に突起部2cを設けたので、疑似弁輪2を糸60を用いて弁輪50に固定することができる。これにより、人工弁輪を弁輪50に縫い付ける前に疑似弁輪2で正確な弁機能評価試験を行うことができ、患者に合う大きさの人工弁輪を選ぶことができる。その結果、一旦固定した人工弁輪の付け替え作業を無くすことができるので、手術が長引くのを回避して低侵襲な手術を行うことができるとともに、高価な人工弁輪が無駄に廃棄されることはなく治療費の高騰を抑制することができる。さらに、弁機能評価試験の際に疑似弁輪2を固定したり外す場合には、糸60を突起部2cに巻き付ける操作や突起部2cからほどく操作をすればよいので、弁輪50の周囲の心臓組織に新たな針孔を開けずに済み、心臓組織が弱くなることはなく、人工弁輪を確実に縫い付けることができる。
また、疑似弁輪2に3つの突起部2c、2c、2cを互いに周方向に間隔をあけて形成したので、疑似弁輪2を弁輪50に固定した状態で安定させることができ、弁機能評価試験をより正確に行うことができる。
また、疑似弁輪2の突起部2cの数は、2つ以下であってもよいし、4つ以上であってもよい。突起部2cの数を増やすことで、疑似弁輪2を弁輪50に固定した状態で安定させることができる。また、突起部2cの形状は、上記した形状に限られるものではなく、人工弁輪縫付用の糸60を引っ掛かけて係合させる形状であってもよいし、結びつけて係合させる形状であってもよい。
(発明の参考形態2)
図8は、本発明の参考形態2に係る心臓弁手術用補助具1を示すものである。この参考形態2の心臓弁手術用補助具1は、疑似弁輪2を固定用部材10を介して弁輪50に固定するようにした点で参考形態1のものとは異なっており、以下、参考形態1と同じ部分には同じ符号を付し、異なる部分を詳細に説明する。
この参考形態2の心臓弁手術用補助具1は、大きさの異なる複数の疑似弁輪2(図8には1つのみ示す)と、該疑似弁輪2を固定するための固定用部材10とを備えている。固定用部材10は、疑似弁輪2と相似形状で、該疑似弁輪2と同様な材料で構成されている。固定用部材10の内寸は、疑似弁輪2の内寸よりも大きくかつ外寸よりも小さく設定されており、固定用部材10を疑似弁輪2に重ねた状態で、固定用部材10が疑似弁輪2の全周に亘って当接するようになっている。
次に、上記のように構成された補助具1の使用要領について説明する。参考形態1と同様に人工弁輪縫付用の糸60を心臓組織に通した後、弁輪50の外方へ引っ張っておく。そして、図9に示すように疑似弁輪2を弁輪50に重ね、さらに、図10に示すように、この疑似弁輪2に固定用部材10を重ねて配置する。この固定用部材10を重ねると、該固定用部材10の外周部が疑似弁輪2の外周部よりも外方に張り出すことになる。
その後、図11に示すように、弁輪50を平面視で見て、術者が、人工弁輪縫付用の糸60を弁輪50の中心側へ向けて引っ張って中心部近傍でまとめて手で掴む。そうすると、図12に示すように、各糸60は、弁輪50の周囲の心臓組織から延びているので、固定用部材10の外周部に接触し、該固定用部材10を弁輪50側へ押さえ付けることになる。これにより、疑似弁輪2が固定用部材10を介して弁輪50に重なった状態で固定される。固定用部材10を弁輪50側へ押さえる力は、糸60を引っ張る力により加減することが可能である。その後、参考形態1と同様に、弁機能評価試験を行った後、人工弁輪を糸60で弁輪50に固定する。
以上説明したように、この参考形態2に係る心臓弁手術用補助具1によれば、疑似弁輪2と固定用部材10とを弁輪50に重ねてから、人工弁輪縫付用の糸60を弁輪50の中心側へ向けて引っ張るという簡単な操作で疑似弁輪2を弁輪50に固定することができる。これにより、人工弁輪を弁輪50に縫い付ける前に疑似弁輪2で正確な弁機能評価試験を行うことができ、患者に合う大きさの人工弁輪を選ぶことができる。その結果、一旦固定した人工弁輪の付け替え作業を無くすことができ、低侵襲な手術を行うことができるとともに、治療費の高騰を抑制することができる。さらに、弁機能評価試験の際に疑似弁輪2を固定したり外す場合には、人工弁輪縫付用の糸60を引っ張るか緩めればよいだけなので、弁輪50の周囲の心臓組織に新たな針孔を開けずに済み、心臓組織が弱くなることはなく、人工弁輪を確実に縫い付けることができる。
また、固定用部材10をリング状にして疑似弁輪2の全周に当接させるようにしているので、疑似弁輪2の全周を弁輪50に押さえることができる。これにより、疑似弁輪2を安定させることができ、弁機能評価試験を正確に行うことができる。
尚、疑似弁輪2と固定用部材10とは、材料や構造が互いに異なっていてもよい。また、疑似弁輪2を構成する線材の径と、固定用部材10を構成する線材の径とは異なっていてもよい。
(発明の実施形態)
図13は、本発明の実施形態に係る心臓弁手術用補助具1を示すものである。この実施形態の心臓弁手術用補助具1は、上記参考形態1、2で説明した疑似弁輪2を押さえ部材20により弁輪50に押さえて固定するようにした点で、参考形態1、2のものとは異なっており、以下、参考形態1と同じ部分には同じ符号を付し、異なる部分を詳細に説明する。
この実施形態の心臓弁手術用補助具1は、大きさの異なる複数の疑似弁輪2(図13には1つだけ示す)と、該疑似弁輪2を弁輪50に押さえて固定するための押さえ部材20とを備えている。この押さえ部材20も疑似弁輪2の大きさに対応して複数用意されている。疑似弁輪2の湾曲部2bには、中実の棒状部2dが一体成形されている。この棒状部2dは、図14に示すように、側面視で、疑似弁輪2のリング部分と略直交する方向に直線状に延びている。
上記押さえ部材20は、図13に示すように、リング状の押さえ部20aと、押さえ部20aに一体成形された筒状部20bとで構成されている。押さえ部20aは、疑似弁輪2と相似形状である。押さえ部20aの内寸は、疑似弁輪2の内寸よりも大きくかつ外寸よりも小さく設定されており、押さえ部20aを疑似弁輪2に重ねた状態で、押さえ部20aが疑似弁輪2の全周に亘って当接するようになっている。
上記筒状部20bは、平面視で、上記疑似弁輪2の棒状部2dに対応するように配置され、図14に示す側面視で、押さえ部20aと略直交する方向に直線状に延びている。筒状部20bの内径は、上記棒状部2dの外径よりも大きくなっており、筒状部20b内を棒状部2dがスムーズに挿通するようになっている。また、この棒状部2dは、筒状部20bに挿通した状態で、押さえ部材20を、押さえ部20aが疑似弁輪2に当接するまで案内するように形成されている。上記棒状部2d及び筒状部20bは、術者が把持する把持部を構成している。
次に、上記のように構成された補助具1の使用要領について説明する。まず、術者は、棒状部2dを把持して疑似弁輪2を弁輪50に重ねる。そして、疑似弁輪2を固定したまま押さえ部材20を動かすことにより、筒状部20bに棒状部2dを挿通し、押さえ部材20をその押さえ部20aが疑似弁輪2に重なるように移動させていく。このとき、筒状部20bに棒状部2dを挿通していることから、押さえ部材20が棒状部2dにより案内されて、押さえ部20aを疑似弁輪2に当接するまで容易に移動させることが可能になる。
図15及び図16に示すように、上記押さえ部20aを疑似弁輪2に重ねて筒状部20bを弁輪50側に押すと、押さえ部20aにより疑似弁輪2が弁輪50に押さえられ、疑似弁輪2が弁輪50に重なった状態で固定される。このように、押さえ部材20により疑似弁輪50を押さえるという簡単な操作で、疑似弁輪2を弁輪50に固定することが可能になる。その後、参考形態1と同様に、弁機能評価試験を行った後、人工弁輪を糸60で弁輪50に固定する。疑似弁輪2を弁輪50から外す際には、押さえ部材20による押さえ力を抜くだけで簡単に外すことが可能になる。
以上説明したように、この実施形態に係る心臓弁手術用補助具1によれば、疑似弁輪2を弁輪50に押さえ部材20で押さえて固定することができる。これにより、人工弁輪を弁輪50に縫い付ける前に疑似弁輪2で正確な弁機能評価試験を行うことができ、患者に合う大きさの人工弁輪を選ぶことができる。その結果、一旦固定した人工弁輪の付け替え作業を無くすことができ、低侵襲な手術を行うことができるとともに、治療費の高騰を抑制することができる。さらに、弁機能評価試験の際に疑似弁輪2を付け替える場合には、押さえ部材20を動かすだけで済むので、弁輪50の周囲の心臓組織に新たな針孔を開けずに済み、心臓組織が弱くなることはなく、人工弁輪を確実に縫い付けることができる。
また、術者は、棒状部2dを把持して疑似弁輪2を操作することができるとともに、筒状部20bを把持して押さえ部材20を操作することができる。これにより、術者は、疑似弁輪2及び押さえ部材20を簡単に操作することができる。
また、押さえ部材20を疑似弁輪2の棒状部2dで案内するようにしたので、押さえ部20aを疑似弁輪2まで容易に移動させることができ、手技を簡単にすることができる。
また、押さえ部20aが疑似弁輪2の全周に亘って当接するので、疑似弁輪2を弁輪50に固定した状態で安定させることができ、弁機能評価試験をより正確に行うことができる。
尚、この実施形態のように押さえ部材20の押さえ部20aを疑似弁輪2と相似形状にする場合に、図17〜図20に示す変形例のように、押さえ部20aを疑似弁輪2よりも小さくしてもよい。この変形例では、押さえ部20aの外寸は、疑似弁輪2の外寸よりも小さくかつ内寸よりも大きく設定されており、押さえ部20aは、疑似弁輪2の全周に亘って当接するようになっている。
以上説明したように、本発明に係る心臓弁手術用補助具は、例えば、僧帽弁閉鎖不全症の治療の際、人工弁輪を患者の弁輪に縫い付けて固定する場合に適している。
心臓の解剖を説明する図である。 心臓の僧帽弁周辺の横断面図である。 僧帽弁の平面図であり、(a)は僧帽弁の弁輪縫縮術後を示し、(b)は人工弁輪縫付用の糸を弁輪の周囲の心臓組織に通して外方へ引っ張った状態を示す図である。 本発明の参考形態1に係る心臓弁手術用補助具を示す平面図である。 (a)は、心臓弁手術用補助具の突起部近傍を拡大して示す平面図であり、(b)は、図4のA−A線における断面図である。 疑似弁輪を弁輪に固定した状態の図3相当図である。 突起部に人工弁輪縫付用の糸を巻き付けた状態の図5相当図である。 本発明の参考形態2に係る心臓弁手術用補助具を示す平面図である。 参考形態2に係る疑似弁輪を弁輪に重ねた状態の図3相当図である。 参考形態2に係る固定用部材を疑似弁輪に重ねた状態の図3相当図である。 参考形態2に係り、人工弁輪縫付用の糸を弁輪の中心部へ向けて引っ張ってまとめた状態の図3相当図である。 参考形態2に係り、人工弁輪縫付用の糸を弁輪の中心部へ向けて引っ張ってまとめた状態の縦断面図である。 本発明の実施形態に係る心臓弁手術用補助具の斜視図である。 実施形態に係る心臓弁手術用補助具の側面図である。 実施形態に係る心臓弁手術用補助具の使用状態を説明する斜視図である。 実施形態に係る心臓弁手術用補助具の使用状態を説明する側面図である。 実施形態の変形例に係る図13相当図である。 実施形態の変形例に係る図14相当図である。 実施形態の変形例に係る図15相当図である。 実施形態の変形例に係る図16相当図である。
1 心臓弁手術用補助具
2 疑似弁輪
2a 直線部
2b 湾曲部
2c 突起部
2d 棒状部(把持部)
10 固定用部材
20 押さえ部材
20a 押さえ部
20b 筒状部
50 弁輪
51 前尖
52 後尖
60 人工弁輪縫付用の糸
MV 僧帽弁

Claims (2)

  1. 心臓弁の弁輪に人工弁輪を縫い付ける際に用いられる心臓弁手術用補助具であって、
    上記人工弁輪の形状に対応した形状を有し、該人工弁輪の縫い付け前における弁機能評価試験に用いられて弁機能評価試験後に心臓から外される疑似弁輪と、
    上記疑似弁輪を弁輪に押さえる押さえ部材とを備え
    上記疑似弁輪及び押さえ部材には、術者が把持する把持部がそれぞれ設けられ
    上記押さえ部材の把持部は筒状に形成され、
    上記疑似弁輪の把持部は、上記押さえ部材の把持部に挿通する棒状に形成され、
    上記疑似弁輪の把持部を上記押さえ部材の把持部に挿通した状態で、該押さえ部材は、上記疑似弁輪の把持部により該疑似弁輪の押さえ位置まで案内されることを特徴とする心臓弁手術用補助具。
  2. 請求項に記載の心臓弁手術用補助具において、
    押さえ部材には、疑似弁輪の全周に亘って当接する当接部が設けられていることを特徴とする心臓弁手術用補助具。
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