JP4523695B2

JP4523695B2 - Cosmetics

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Publication number: JP4523695B2
Application number: JP2000115527A
Authority: JP
Inventors: 博久日比
Original assignee: Nippon Shikizai Inc
Current assignee: Nippon Shikizai Inc
Priority date: 2000-04-17
Filing date: 2000-04-17
Publication date: 2010-08-11
Anticipated expiration: 2020-04-17
Also published as: JP2001302456A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧料に関し、具体的には、口紅、アイシャドウ、アイライナー、頬紅、及びファンデーション等の油性の化粧料に関する。特に本発明は、唇、目元、及び頬等の皮膚に塗布したときにさっぱりとした良好な使用感が得られ、なおかつ、塗布後の唇や皮膚の乾燥、つっぱり感、粉っぽい感触といった不快感がなく、さらに、化粧効果の持続性、特に転写防止効果に優れ、保存安定性に優れる化粧料に関する。
【０００２】
【従来の技術】
油性化粧料は付着力、耐水性、被覆力に優れることから口紅、アイシャドウ、アイライナー、頬紅、ファンデーション等に広く使用されている。一般に油性化粧料は、液状、半固形、固形油からなる油性基剤、又は、液状油をゲル化剤によって固化させた油性基剤に顔料が分散されて成る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の油性化粧料は、油分含有量が多いので、べとつき感や油っぽさを感じる等の欠点があった。そこで、良好な使用感を得るために、三次元架橋構造を有するシリコーン重合物と低粘度シリコーンのゲル（特許第２１０５６５５号公報、特許第２５６１８５７号公報、特許第２５６１８５８号公報、及び特許第２５８２２７５号公報等）が提案されているが、べとつき感や油っぽさはなくなったものの、顔料を分散した製品から油分が分離する等、保存安定性が悪いという欠点を有していた。これらを改善するために、架橋型オルガノポリシロキサンを多く添加してもよいが、乾燥し、粉っぽい使用感となるという問題があった。
【０００４】
また、化粧効果の持続性、特に転写防止効果に優れた油性化粧料として、有機シリコーン樹脂、揮発性シリコーン油及び粉体を含有するメーキャップ化粧料（特公平６−１５４５２号公報等）があるが、使用感が満足できるものではなかった。特にシリコーン油が揮発した後に乾燥し、粉っぽい感触と、皮膜のつっぱり感があり、塗膜のつやが無くなるという欠点があった。これらを改善するために、非揮発性油量を多く添加してもよいが、転写防止効果は低下するという問題があった。
【０００５】
さらに、上記問題を改善した、有機シリコーン樹脂と揮発性シリコーンと固形ワックスとペースト状シリコーンとを含有する油性化粧料（特開平９−１７５９９０号公報）が提案されている。この化粧料は、潤い感があり、化粧崩れ防止効果があるものの、さっぱりした感触が失われ、使用感に満足できないものであった。
【０００６】
本発明の目的は、前記課題を解決することにある。すなわち本発明は、唇等の皮膚に塗布したときにさっぱりとした良好な使用感が得られ、塗布後の唇等の皮膚の乾燥、皮膜のつっぱり感、粉っぽい仕上がりといった不快感がなく、さらに、化粧効果の持続性、特に転写防止効果に優れ、保存安定性に優れる化粧料を得ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本発明は、（１）架橋型オルガノポリシロキサンと、有機シリコーン樹脂１５〜２０重量％と、揮発性シリコーンと、非揮発性液状油と、粒子径０．００１〜０．０５μｍの不定形微粒子無水珪酸と、粒子径０．１〜３０μｍの球状粉体とを含有し、固形ワックス無含有であり、前記有機シリコーン樹脂がトリメチルシロキシケイ酸であり、前記揮発性シリコーンが一般式（１）で示される直鎖状ポリシロキサン及び／又は一般式（２）で示される環状ポリシロキサンであることを特徴とする油性化粧料、
【０００８】
【化３】

（但し、式中のｍは０〜３の整数を示す。）
【０００９】
【化４】

（但し、式中のｎは４〜６の整数を示す。）
【００１０】
（２）架橋型オルガノポリシロキサンを０．０１〜２０重量％、揮発性シリコーンを１０〜６０重量％、非揮発性液状油を１〜３０重量％、粒子径０．００１〜０．０５μｍの不定形微粒子無水珪酸を０．０１〜１０重量％、粒子径０．１〜３０μｍの球状粉体を０．１〜３０重量％それぞれ含有することを特徴とする（１）に記載の油性化粧料、
【００１１】
（３）前記架橋型オルガノポリシロキサンが、架橋型アルキルアリールポリシロキサン及び架橋型アルキルポリシロキサンよりなる群から選択される少なくとも一種を含有して成ることを特徴とする（１）又は（２）に記載の油性化粧料、
【００１５】
【発明の実施の形態】
１．架橋型オルガノポリシロキサン
本発明で用いられる架橋型オルガノポリシロキサンはオルガノポリシロキサンを架橋結合させて得られる重合物であり、一部又は全体に三次元構造を有する。
【００１６】
本発明で用いられる架橋型オルガノポリシロキサンとしては、白金触媒存在下で（ａ）１分子当たり少なくとも２つの低級アルケニル基を持つオルガノポリシロキサン、及び（ｂ）１分子当たり少なくとも２つのケイ素原子に結合した水素原子を持つオルガノポリシロキサンの付加反応と架橋反応によって得られた架橋型オルガノポリシロキサンを使用することができる。また、その他に以下の架橋型オルガノポリシロキサンを使用することもできる。
（１）R₂SiO単位、RSiO_1.5単位、R₃SiO_0.5単位及びSiO₂単位のうち少なくともR₂SiO単位、RSiO_1.5単位及びR₃SiO_0.5単位を含んだ架橋型オルガノポリシロキサンであって、Rはそれぞれ独立に水素原子、メチル基、エチル基、及びプロピル基等のアルキル基、もしくはフェニル基、及びトリメチル基等のアリール基、又はビニル基等の不飽和脂肪族基等を表し、R₂SiO単位のRSiO_1.5単位に対する重量比が１〜３０：１の範囲にある架橋型オルガノポリシロキサン。
（２）（ｃ）オルガノヒドロポリシロキサンと、（ｄ）不飽和脂肪族基を有するオルガノポリシロキサンとの付加によって得られることができ、(ｃ)及び（ｄ）の水素又は不飽和脂肪族基の量がそれぞれ、オルガノポリシロキサンが非環状の場合は１〜２０モル％、オルガノポリシロキサンが環状の場合は１〜５０モル％の範囲にある架橋型オルガノヒドロポリシロキサン。
【００１７】
本発明における好適な架橋型オルガノポリシロキサンは、例えば架橋型アルキルアリールポリシロキサン及び架橋型アルキルポリシロキサンを挙げることができる。架橋型アルキルアリールポリシロキサンとして、例えば炭素数が１〜５のアルキル基及び炭素数が６〜１０のアリール基を有する架橋型オルガノポリシロキサンを挙げることができ、更に具体的には、例えばメチルフェニルポリシロキサン、及びエチルフェニルポリシロキサン等を挙げることができる。架橋型アルキルポリシロキサンとしては、例えば炭素数が１〜５のアルキル基を有する架橋型モノアルキルポリシロキサン及び架橋型ジアルキルポリシロキサンを挙げることができ、更に具体的には、例えば架橋型モノメチルポリシロキサン、架橋型ジメチルポリシロキサン、架橋型モノエチルポリシロキサン、架橋型ジエチルポリシロキサン、及び架橋型メチルエチルポリシロキサン等を挙げることができる。また本発明においては、例えば、デカメチルシクロペンタシロキサンと架橋型オルガノポリシロキサンとの混合物であるペースト状のＫＳＧ１５（信越化学工業（株））、低粘度ジメチルポリシロキサンと架橋型オルガノポリシロキサンとの混合物であるペースト状のＫＳＧ１６（信越化学工業（株））、及びメチルフェニルポリシロキサンと架橋型オルガノポリシロキサンとの混合物であるペースト状のＫＳＧ１８（信越化学工業（株））等の市販品を架橋型オルガノポリシロキサンとして使用することもできる。
【００１８】
本発明で用いられる架橋型オルガノポリシロキサンは、油をゲル化する能力に優れる。それらは、皮膚を乾燥させることなく、好ましい化粧品特性を付与する。この架橋型オルガノポリシロキサンによって導かれる組成物は、用いて心地よく、ソフトであり、触ってもべたつかない。ソフトなのは、一つは架橋型オルガノポリシロキサンの組織構造によるものであり、もう一つは、オイルを閉じこめるマイクロスポンジに匹敵する特性によるものである。その上、特に不揮発性オイルを閉じ込めることにより、色移りしないという性質が与えられる。
【００１９】
本発明における架橋型オルガノポリシロキサンの含有量としては０．０１〜２０重量％が好ましく、０．１〜１５重量％の範囲が特に好ましい。本発明においては、架橋型オルガノポリシロキサンを含有することにより、本発明の目的を達成することができるが、前記含有量の場合、特にさっぱりとした使用感が得られ、唇や皮膚を乾燥させることなく、つやのある塗膜が得られる。
【００２０】
２．有機シリコーン樹脂
本発明において使用される有機シリコーン樹脂はR¹ ₃SiO_1/2単位（R¹は炭素数１〜６までの炭化水素基又はフェニル基）とSiO₂単位との比が０．５〜１．５：１の範囲に存在する、 R¹ ₃SiO_1/2単位及びSiO₂単位からなる有機シリコーン樹脂で、対応する既知のシラン類を加水分解することによって得られる。市販品としては、オクタメチルシクロテトラシロキサンで有機シリコーン樹脂を希釈したＫＦ−７３１２Ｆ（信越化学工業（株））、デカメチルシクロペンタシロキサンで有機シリコーン樹脂を希釈したＫＦ−７３１２Ｊ（信越化学工業（株））、ジメチルポリシロキサンで有機シリコーン樹脂を希釈したＫＦ−７３１２Ｋ（信越化学工業（株））、ＤＣ５９３、及びＢＹ１１−０１８（東レ・ダウコーニングシリコーン（株））等が挙げられる。
【００２１】
本発明において使用される有機シリコーン樹脂の含有量は１〜３０重量％が好ましく、５〜２５％の範囲が特に好ましい。本発明においては、有機シリコーン樹脂を含有することにより、本発明の目的を達成することができるが、前記含有量の場合、良好な化粧持続効果、特に良好な転写防止効果が得られる。
【００２２】
３．揮発性シリコーン
本発明に使用される揮発性シリコーンとしては、例えば一般式（１）で示される低分子量の直鎖状ポリオルガノシロキサン及び一般式（２）で示される低分子量の環状ポリシロキサンを挙げることができる。
【００２３】
【化５】

（但し、式中のＲ²は炭素数１〜５のアルキル基、又は炭素数６〜１０のアリール基を示し、全てのＲ²は同一であっても相違していても良い。ｍは０〜３の整数を示す。）
【００２４】
【化６】

【００２５】
（但し、式中、Ｒ³は、炭素数１〜５のアルキル基、又は炭素数６〜１０のアリール基を示し、全てのＲ³は同一であっても相違していても良い。ｎは４〜６の整数を示す。）
【００２６】
前記直鎖状オルガノポリシロキサン及び環状シロキサンは、それらのいずれにおいても、それらの分子量が４５０以下であって揮発性である。
【００２７】
前記直鎖状オルガノポリシロキサンとしては、炭素数が１〜５のアルキル基を有する直鎖状アルキルポリシロキサン、及び炭素数が１〜５のアルキル基及び炭素数が６〜１０のアリール基を有する直鎖状アルキルアリールポリシロキサンを挙げることができる。直鎖状アルキルポリシロキサンとしては、直鎖状モノメチルポリシロキサン、直鎖状モノエチルポリシロキサン、及び直鎖状モノプロピルポリシロキサン等の直鎖状モノアルキルポリシロキサン、並びに直鎖状ジメチルポリシロキサン、直鎖状メチルエチルポリシロキサン、直鎖状ジエチルポリシロキサン、及び直鎖状ジプロピルポリシロキサン等の直鎖状ジアルキルポリシロキサンを挙げることができる。直鎖状アルキルアリールポリシロキサンとしては、直鎖状メチルフェニルポリシロキサン、及び直鎖状エチルフェニルポリシロキサン等を挙げることができる。前記環状シロキサンとしては、炭素数が１〜５のアルキル基を置換基として含有する４〜６員環の環状シロキサンを挙げることができ、具体的には、オクタメチルシクロテトラシロキサン、及びデカメチルシクロペンタシロキサン等を挙げることができる。
【００２８】
本発明に使用される揮発性シリコーン含有量は、１０〜６０重量％が好ましく、２０〜５０重量％の範囲が特に好ましい。本発明においては、揮発性シリコーンを含有することにより本発明の目的をよく達成することができるが、前記含有量の場合、特に、さっぱりとした良好な使用感と良好な化粧持続効果が得られる。
【００２９】
４．非揮発性液状油
本発明に用いる非揮発性液状油としては、通常の化粧料等に用いられる液状油を挙げることができる。例えば、サフラワー油、大豆油、ブドウ種子油、ゴマ油、小麦胚芽油、アボガド油、オリブ油、ヒマシ油、マカデミアナッツ油、及びメドフォーム油等の植物性油、ミンク油、タートル油、及び液状ラノリン等の動物性油、流動パラフィン、スクワラン、重質流動イソパラフィン、及びポリブテン等の炭化水素類、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソプロピル、及びラノリン脂肪酸イソプロピル等の低級アルコールの脂肪酸エステル、イソノナン酸２−エチルヘキシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、２-エチルヘキサン酸セチル、２−エチルヘキサン酸イソセチル、及びイソステアリン酸イソステアリル等の高級アルコールの脂肪酸エステル、リンゴ酸ジイソステアリル、及び乳酸セチル等の高級アルコールのオキシ酸エステル、トリカプリル酸グリセリル、トリ−２−エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ（カプリル・カプリン酸）グリセリン、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジ（カプリル・カプリン酸）プロピレングリコール、ジイソステアリン酸プロピレングリコール、及び２−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール等の多価アルコールの脂肪酸エステル、メチルポリシロキサン、及びメチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン油、オレイン酸、エルカ酸、リノール酸、及びイソステアリン酸等の高級脂肪酸、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール類、並びにパーフルオロポリエーテル、及びパーフルオロカーボン等のフッ素油等が挙げられる。
【００３０】
本発明においては、これらの非揮発性液状油の一種又は二種以上を用いて調製する。
【００３１】
本発明に用いられる非揮発性液状油の含有量は、固形化粧料の全量に対して１〜３０重量％の範囲が好ましく、５〜２０重量％の範囲が特に好ましい。本発明においては、非揮発性液状油を含有することにより本発明の目的をよく達成することができるが、前記範囲の場合、特に唇、目元及び頬等の皮膚が乾燥することがなく、塗膜につやがあり、良好な使用感が得られる。
【００３２】
５．不定形微粒子無水珪酸
本発明において使用される不定形微粒子無水珪酸は、０．００１〜０．０１μｍの範囲、好ましくは０．００１〜０．０２μｍの範囲の粒子径を有する不定形の無水珪酸である。前記不定形微粒子無水珪酸において、粒子径が前記範囲内の場合、きしみが生じることのない良好な使用感と、油分が分離することのない良好な安定性が得られる。この不定形微粒子無水珪酸の粒子径は透過型電子顕微鏡によって測定される。
【００３３】
本発明において使用される不定形微粒子無水珪酸としては、例えば、通常の四塩化珪素を水素・酸素炎中で加水分解して得られた、前記範囲の粒子径を有する親水性の不定形微粒子無水珪酸、及び前記親水性の不定形微粒子無水珪酸の表面を疎水化処理した不定形微粒子無水珪酸を挙げることができる。前記不定形微粒子無水珪酸は、親水性であっても疎水性であってもよい。
【００３４】
前記疎水化処理の方法としては、トリメチルシリルクロライド、及びヘキサメチルジシラザン等によるトリメチルシロキシ化処理、ジメチルジクロロシランによるメチル化処理、メチルハイドロジェンポリシロキサンを用いたコーティング焼き付け処理、並びにジメチルポリシロキサン、及び金属石鹸等によるコーティング等が挙げられる。
【００３５】
前記不定形微粒子無水珪酸としては、アエロジル２００（日本アエロジル（株）製）、アエロジル３００（日本アエロジル（株）製）、アエロジルＲ９７２（日本アエロジル（株）製）、アエロジルＲ９７４（日本アエロジル（株）製）、アエロジルＲ２０２（日本アエロジル（株）製）、アエロジルＲＹ２００（日本アエロジル（株）製）、及びタラノックス５００（タルコ（株）製）などの市販品が挙げられる。
【００３６】
前記不定形微粒子無水珪酸の含有量は、固形化粧料の全量に対して０．１〜１０重量％の範囲が好ましく、０．１〜５重量％の範囲が特に好ましい。本発明においては、不定形微粒子無水珪酸を含有することにより本発明の目的をよく達成することができるが、前記含有量の場合、特にきしみが生じることのない良好な使用感と、油分が分離することのない良好な安定性が得られ、良好な化粧持続効果が得られる。
【００３７】
６．球状粉体
本発明において使用される球状粉体としては、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、及び無水珪酸等の無機粉体、結晶セルロース、ポリ（メタ）アクリル酸エステル（メチル、エチルエステル）、ナイロンパウダー、及びポリビニルピロリドン等の有機粉体、並びにシロキサン結合が三次元的に伸びた網状構造をなし、ケイ素原子１個にメチル基が結合した無機と有機との中間的構造を有するポリメチルシルセスキオキサン粉末等がある。また、それらの球状粉体は、多孔質の粒子、及び無孔質の粒子のいずれも用いることができる。球状粉体の形状としては、真球状、及び球に類似する形状を挙げることができる。本発明の化粧料においては、表面が親水性及び疎水性のいずれであってもよい。疎水化処理の方法としては、メチルハイドロジェンポリシロキサンを用いたコーティング焼き付け処理、金属石鹸、脂肪酸デキストリン、トリメチルシロキシケイ酸、ジメチルポリシロキサン、及びメチルフェニルポリシロキサン等によるコーティング等が挙げられる。
【００３８】
本発明において使用される球状粉体は、０．１〜３０μｍの範囲の粒子径を有し、特に好ましくは１〜２０μｍの範囲の粒子径を有する。さらには、粒度分布が平均粒子径の±３０％の範囲にあるものが好ましい。球状粉体の粒子径が前記範囲の場合には、球状粉体による輪転効果が得られるので、きしみがなく、のびが良好でさっぱりとした使用感が得られる。
【００３９】
前記球状粉体の含有量は、固形化粧料の全量に対して０．１〜３０重量％の範囲が好ましく、０．５〜１５重量％の範囲が特に好ましい。本発明においては、球状粉体を含有することにより本発明の目的をよく達成することができるが、前記範囲の場合には、特に球状粉体による十分な輪転効果が得られるため、きしみがなく、のびが良好でさっぱりとした使用感が得られる。
【００４０】
本発明の化粧料には、前記必須成分の他に、使用目的により、化粧料に通常に使用される半固形状の炭化水素類、エステル類、動植物油脂、高級脂肪酸類、高級アルコール類、各種高分子樹脂類、多価アルコール、精製水、保湿剤、紫外線吸収剤、色素、パール剤、体質顔料、増粘剤、界面活性剤、抗酸化剤、防腐剤、細胞間脂質、ビタミン類、抗炎症剤、香料及びその他の薬剤を、本発明の目的を阻害しない範囲で、種類及び含有量を適切な範囲で選定して配合することができる。
【００４１】
ただし、固形ワックスを添加すると、さっぱりした感触が失われ、使用感に満足できなくなるので、無添加とすることを要する。したがって、本発明の化粧料は固形ワックス無含有であることが大きな特長である。
【００４２】
本発明の化粧料の形態は、ゲル状であれば特に制限がなく、広く各種化粧品基剤として利用できる。例えば、口紅、リップクリーム、ファンデーション、頬紅、アイシャドウ、及びアイライナー等に特に適しているが、これに限定されるものではない。
【００４３】
【実施例】
以下に本発明の実施例を示し、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。なお、配合量等は、特に指定がない限り、重量％で示す。製法は、以下に示す。
【００４４】
（実施例１〜５及び比較例８の製法）
架橋型オルガノポリシロキサン、有機シリコーン樹脂、揮発性シリコーン油、及び非揮発性液状油を均一に混合した後に、粉体成分をロールミルで分散させ、容器に充填して化粧料（フェイスカラー）を得た。成分として用いられた原料の種類及び含有量を表１に示す。
【００４５】
（比較例１〜７の製法）
比較例１、３、４、５、及び６のいずれにおいても実施例と同様に、架橋型オルガノポリシロキサン、有機シリコーン樹脂、揮発性シリコーン油、及び非揮発性液状油を均一に混合した後に、粉体成分をロールミルで分散させ、容器に充填して化粧料（フェイスカラー）を得た。比較例２、及び７は非揮発性液状油とワックスとを加熱溶解した後、粉体成分をロールミルで分散し、有機シリコーン樹脂、及び揮発性シリコーン油を添加し、容器に充填して化粧料（フェイスカラー）を得た。成分として用いられた原料の種類及び含有量を表３に示す。
【００４６】
次に、実施例１〜５及び比較例１〜８において調製した化粧料のそれぞれについて、使用感、化粧効果の持続性、保存安定性を評価した。
【００４７】
〈保存安定性評価試験〉
化粧料を２５℃に保持された恒温槽、５０℃に保持された恒温槽、４０℃（湿度８５％）に保持された恒温槽、、−５℃で８時間保持した後に、２０℃（湿度８５％）で４時間保持し、ついで４０℃（湿度８５％）で８時間保持し、さらに２０℃（湿度８５％）で４時間保持するというサイクルで内部の雰囲気が変化する恒温槽のそれぞれに１カ月保存された化粧料につき、油分の分離の有無を下記の基準に従って評価した。結果は、表２、４に示した。
【００４８】
（評価基準）
◎：いずれの恒温槽に保存された化粧料も、変化が見られなかった。
○：いずれかの恒温槽に保存された化粧料につき、一週間後、油分の分離が見られた。
△：いずれかの恒温槽に保存された化粧料につき、１日後、油分の分離が見られた。
×：いずれかの恒温槽に保存された化粧料につき、２時間後、油分の分離が見られた。
【００４９】
〈使用感の官能評価試験〉
実施例１〜５及び比較例１〜８の化粧料の使用感について、使用時のさっぱり感、塗布後のつっぱり感、塗膜のつや、塗布後のうるおい感につき女性被験者１０名により評価した。また、化粧効果の持続性は化粧料を皮膚に塗布した５分後にティッシュオフし、ティッシュに付着するかどうかを目視により判定した。試験の結果は、１０名の評価の平均値に基づき、以下に示す評価基準に従って評価した。
【００５０】
結果は、表１、２に示した。
（評価基準）
使用時のさっぱり感：しない０←１←２→３→４する
塗布後のつっぱり：ある０←１←２→３→４ない
塗布後のうるおい感：ない０←１←２→３→４ある
塗膜のつや：ない０←１←２→３→４ある
転写防止効果：ない０←１←２→３→４ある
０：非常に１：割合２：どちらとも言えない３：割合４：非常に
（表１及び２に記載された記号とその意味）
◎：１０名の４段階評価の平均値が３以上４以下
○：１０名の４段階評価の平均値が２以上３未満
△：１０名の４段階評価の平均値が１以上２未満
×：１０名の４段階評価の平均値が０以上１未満
【００５１】
【表１】

【００５２】
・架橋型オルガノポリシロキサンＡ：架橋型メチルポリシロキサンとデカメチルシクロペンタシロキサンとの混合物、商品名ＫＳＧ１５、信越化学工業（株）製
・架橋型オルガノポリシロキサンＢ：架橋型メチルポリシロキサンとメチルポリシロキサンとの混合物、商品名ＫＳＧ１６、信越化学工業（株）製
・架橋型オルガノポリシロキサンＣ：架橋型メチルフェニルポリシロキサンとメチルフェニルポリシロキサンとの混合物、商品名ＫＳＧ１８、信越化学工業（株）製
・揮発性シリコーン油Ａ：デカメチルシクロペンタシロキサン
・非揮発性液状油Ａ：メチルフェニルポリシロキサン
・非揮発性液状油Ｂ：スクワラン
・有機シリコーン樹脂Ａ：トリメチルシロキシケイ酸とデカメチルシクロペンタシロキサンとの混合物、商品名ＫＦ７３１２Ｊ、信越化学工業（株）製
・有機シリコーン樹脂Ｂ：トリメチルシロキシケイ酸とオクタメチルシクロテトラシロキサンとの混合物、商品名ＫＦ７３１２Ｆ、信越化学工業（株）製
・不定形微粒子無水珪酸Ａ：疎水性不定形微粒子無水珪酸、粒径０．００７〜０．０３０μｍ、商品名アエロジルＲ９７２、日本アエロジル（株）製
・不定形微粒子無水珪酸Ｂ：不定形微粒子無水珪酸、粒径０．００５〜０．０１５μｍ、商品名アエロジル３００、日本アエロジル（株）製
・球状粉体Ａ：疎水性球状無水珪酸、粒径１〜１６μｍ、商品名ＳＩ−ＳＢ−７００、三好化成（株）製
・球状粉体Ｂ：ポリメチルシルセスキオキサン粉末、粒径３〜６μｍ、商品名トスパール１４５、東芝シリコーン（株）製）
・球状粉体：、ポリメタクリル酸メチル、粒径５〜１０μｍ、商品名マツモトマイクロスフェアＭ−１００、松本油脂（株）製
【００５３】
【表２】

【００５４】
【表３】

【００５５】
非揮発性液状油Ｃ：メチルポリシロキサン
有機シリコーン樹脂Ｃ：トリメチルシロキシケイ酸とジメチルポリシロキサンとの混合物、商品名ＫＦ７３１２Ｋ、信越化学工業（株）製
非揮発性液状油Ｄ：ジカプリン酸ネオペンチルグリコール
【００５６】
【表４】

【００５７】
表２から明らかなように、実施例１〜５の化粧料は、使用時のさっぱり感、塗布後のつっぱり感、塗布後のうるおい感、塗膜のつや等の使用感、化粧効果の持続性、保存安定性のいずれも良好であった。
【００５８】
これに対して、表４に示すように、比較例１の化粧料は、有機シリコーン樹脂を含有していないので、化粧効果の持続性に劣る。比較例２の化粧料は架橋型オルガノポリシロキサンを含有していないので、塗膜のつやが劣り、つっぱり感があり、官能特性に劣る。比較例３の化粧料は、揮発性シリコーン油を含有していないので、化粧効果の持続性に劣る。また、さっぱりした感触が得られなく、官能特性に劣る。比較例４の化粧料は、非揮発性油を含有していないので、塗布後のうるおい感が得られなくて、官能特性に劣る。比較例５の化粧料は不定形微粒子無水珪酸を含有していないので、油分の分離が生じ易く、保存安定性に劣り、化粧効果の持続性に劣る。比較例６の化粧料は、球状粉体を含有していないので、さっぱりとした使用感が得られなくて、官能特性に劣る。比較例７の化粧料は、ワックスを含有しているので、さっぱりした感触が得られなくて、官能評価に劣る。
【００５９】
（実施例６）
以下のようにしてゲル状の口紅を製造した。配合量及び製法は以下の通りである。
（配合量）
・架橋型オルガノポリシロキサンＢ３０
・有機シリコーン樹脂Ｂ２５
・揮発性シリコーンＡ１１．８
・不定形微粒子無水珪酸Ａ１
・非揮発性液状油Ｂ５
・球状粉体Ｂ１２
・赤色２０２号２
・黄色４号アルミニウムレーキ１
・酸化チタン６
・ベンガラ１
・雲母チタン５
・香料０．１
・酸化防止剤０．１
（製法）
架橋型オルガノポリシロキサン、有機シリコーン樹脂、揮発性シリコーン油、非揮発性液状油を均一に混合した後に、雲母チタン以外の粉体成分をロールミルで分散させ、その後、雲母チタンを混合し、容器に充填してゲル状の口紅を得た。
【００６０】
上記実施例６の口紅も唇に塗布したときにさっぱりとした良好な使用感で、なおかつ、塗布してから時間が経っても唇が乾燥する、皮膜のつっぱり感がある、といった不快感がなく、皮膜のうるおいが保たれ、さらに、化粧効果の持続性、特に転写防止効果に優れ、保存安定性に優れるという結果が得られた。
【００６１】
【発明の効果】
本発明によれば、唇や皮膚に塗布したときにさっぱりとした良好な使用感が得られ、なおかつ、塗布後、唇や皮膚の乾燥、皮膜のつっぱり感、といった不快感がなく、うるおいが保たれる。さらに、化粧効果の持続性、特に転写防止効果に優れ、保存安定性に優れる化粧料が提供される。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cosmetic, and specifically to an oily cosmetic such as lipstick, eye shadow, eyeliner, blusher, and foundation. In particular, the present invention provides a refreshing and good feeling when applied to the skin such as the lips, the eyes, and the cheeks. Moreover, the lips and the skin after application are not dry, sticky, and powdery. The present invention relates to a cosmetic that does not have a pleasant feeling, and further has a long-lasting cosmetic effect, particularly an excellent anti-transfer effect, and excellent storage stability.
[0002]
[Prior art]
Oily cosmetics are widely used in lipsticks, eye shadows, eyeliners, blushers, foundations and the like because of their excellent adhesion, water resistance and covering power. Generally, an oily cosmetic is formed by dispersing a pigment in an oily base composed of liquid, semi-solid or solid oil, or an oily base obtained by solidifying liquid oil with a gelling agent.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, since conventional oily cosmetics have a high oil content, they have drawbacks such as feeling of stickiness and oiliness. Therefore, in order to obtain a good feeling of use, a silicone polymer having a three-dimensional crosslinked structure and a low-viscosity silicone gel (Japanese Patent No. 2105655, Japanese Patent No. 2561857, Japanese Patent No. 2561858, and Japanese Patent No. 2582275). However, although the stickiness and oiliness are lost, the oil content is separated from the product in which the pigment is dispersed, and the storage stability is poor. In order to improve these, a large amount of cross-linked organopolysiloxane may be added, but there is a problem that it becomes dry and gives a powdery feeling.
[0004]
Further, as an oily cosmetic material having excellent cosmetic effect, particularly an anti-transfer effect, there is a makeup cosmetic material (Japanese Patent Publication No. 6-15452, etc.) containing an organic silicone resin, volatile silicone oil and powder. The usability was not satisfactory. In particular, the silicone oil volatilizes and then dries, and there is a drawback that it has a powdery feel and a feeling of film tension, and the glossiness of the film disappears. In order to improve these, a large amount of non-volatile oil may be added, but there is a problem that the effect of preventing transfer is lowered.
[0005]
Furthermore, an oily cosmetic (Japanese Patent Laid-Open No. 9-175990) containing an organic silicone resin, a volatile silicone, a solid wax, and a pasty silicone that has improved the above problems has been proposed. Although this cosmetic has a moisturizing effect and an effect of preventing makeup collapse, the refreshing feeling is lost and the feeling of use cannot be satisfied.
[0006]
An object of the present invention is to solve the above problems. That is, the present invention provides a refreshing and good feeling when applied to the skin such as the lips, and there is no discomfort such as drying of the skin such as the lips after application, a feeling of film tightness, and a powdery finish. Furthermore, it aims at obtaining the cosmetics which are excellent in the sustainability of a makeup effect, especially the transcription | transfer prevention effect, and are excellent in storage stability.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention that solves the above problems includes (1) a crosslinked organopolysiloxane, an organic silicone resin of 15 to 20% by weight, a volatile silicone, a non-volatile liquid oil, and a particle size of 0.001 to 0.05 μm. Of amorphous fine particles of silicic acid and a spherical powder with a particle size of 0.1 to 30 μm, containing no solid waxThe organic silicone resin is trimethylsiloxysilicic acid, and the volatile silicone is a linear polysiloxane represented by the general formula (1) and / or a cyclic polysiloxane represented by the general formula (2). CharacterizeOily cosmetics,
[0008]
[Chemical Formula 3]

(However, m in the formula represents an integer of 0 to 3.)
[0009]
[Formula 4]

(However, n in the formula represents an integer of 4 to 6.)
[0010]
(2) 0.01-20% by weight of cross-linked organopolysiloxane, 10-60% by weight of volatile silicone, 1-30% by weight of non-volatile liquid oil, and a particle size of 0.001-0.05 μm. The oil-based cosmetic according to (1), containing 0.01 to 10% by weight of the regular fine particle silicic acid anhydride and 0.1 to 30% by weight of a spherical powder having a particle size of 0.1 to 30 μm,
[0011]
(3) The cross-linked organopolysiloxane contains at least one selected from the group consisting of cross-linked alkylaryl polysiloxanes and cross-linked alkyl polysiloxanes. (1) or (2) The oily cosmetics described,
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1. Cross-linked organopolysiloxane
The cross-linked organopolysiloxane used in the present invention is a polymer obtained by cross-linking organopolysiloxane and has a three-dimensional structure in part or in whole.
[0016]
The crosslinked organopolysiloxane used in the present invention includes (a) an organopolysiloxane having at least two lower alkenyl groups per molecule and (b) at least two silicon atoms per molecule in the presence of a platinum catalyst. A cross-linked organopolysiloxane obtained by addition reaction and cross-linking reaction of an organopolysiloxane having hydrogen atoms can be used. In addition, the following cross-linked organopolysiloxanes can also be used.
(1) R₂SiO unit, RSiO_1.5Unit, R_ThreeSiO_0.5Unit and SiO₂At least R out of units₂SiO unit, RSiO_1.5Unit and R_ThreeSiO_0.5A cross-linked organopolysiloxane containing units, wherein each R is independently a hydrogen atom, an alkyl group such as a methyl group, an ethyl group, and a propyl group, or an aryl group such as a phenyl group and a trimethyl group, or a vinyl group Represents an unsaturated aliphatic group such as R₂RSiO in SiO units_1.5A crosslinked organopolysiloxane having a weight ratio to the unit in the range of 1 to 30: 1.
(2) It can be obtained by addition of (c) an organohydropolysiloxane and (d) an organopolysiloxane having an unsaturated aliphatic group, (c) and (d) hydrogen or unsaturated aliphatic group The cross-linked organohydropolysiloxane is in the range of 1 to 20 mol% when the organopolysiloxane is acyclic and 1 to 50 mol% when the organopolysiloxane is cyclic.
[0017]
Suitable cross-linked organopolysiloxanes in the present invention include, for example, cross-linked alkylaryl polysiloxanes and cross-linked alkyl polysiloxanes. Examples of the crosslinked alkylaryl polysiloxane include a crosslinked organopolysiloxane having an alkyl group having 1 to 5 carbon atoms and an aryl group having 6 to 10 carbon atoms, and more specifically, for example, methylphenyl Examples thereof include polysiloxane and ethylphenyl polysiloxane. Examples of the crosslinkable alkylpolysiloxane include a crosslinkable monoalkylpolysiloxane having 1 to 5 carbon atoms and a crosslinkable dialkylpolysiloxane, and more specifically, for example, a crosslinkable monomethylpolysiloxane. , Crosslinked dimethylpolysiloxane, crosslinked monoethylpolysiloxane, crosslinked diethylpolysiloxane, crosslinked methylethylpolysiloxane, and the like. In the present invention, for example, a paste-like KSG15 (Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.), which is a mixture of decamethylcyclopentasiloxane and a crosslinked organopolysiloxane, a low-viscosity dimethylpolysiloxane and a crosslinked organopolysiloxane. Cross-linking commercial products such as paste-like KSG16 (Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.) that is a mixture, and paste-like KSG18 (Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.) that is a mixture of methylphenylpolysiloxane and cross-linked organopolysiloxane. It can also be used as a type organopolysiloxane.
[0018]
The crosslinked organopolysiloxane used in the present invention is excellent in the ability to gel oil. They impart favorable cosmetic properties without drying the skin. Compositions derived from this cross-linked organopolysiloxane are comfortable to use, soft and non-sticky to the touch. One is soft due to the structure of the cross-linked organopolysiloxane, and the other is due to properties comparable to microsponges that contain oil. In addition, the property of not causing color transfer is given, particularly by confining the non-volatile oil.
[0019]
The content of the crosslinked organopolysiloxane in the present invention is preferably 0.01 to 20% by weight, and particularly preferably 0.1 to 15% by weight. In the present invention, by containing the cross-linked organopolysiloxane, the object of the present invention can be achieved. However, in the case of the above content, a particularly refreshing feeling is obtained and the lips and the skin are dried. A glossy coating can be obtained without any problems.
[0020]
2. Organic silicone resin
The organosilicone resin used in the present invention is R¹ _ThreeSiO_1/2Unit (R¹Is a hydrocarbon group or phenyl group having 1 to 6 carbon atoms) and SiO₂The ratio to the unit is in the range of 0.5 to 1.5: 1, R¹ _ThreeSiO_1/2Unit and SiO₂It is obtained by hydrolyzing the corresponding known silanes with an organic silicone resin composed of units. Commercially available products include KF-7312F (Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.) in which an organosilicone resin is diluted with octamethylcyclotetrasiloxane, and KF-7312J (Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.) in which an organosilicone resin is diluted with decamethylcyclopentasiloxane. )), KF-7312K (Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.), DC593, BY11-018 (Toray Dow Corning Silicone Co., Ltd.) and the like in which an organic silicone resin is diluted with dimethylpolysiloxane.
[0021]
The content of the organic silicone resin used in the present invention is preferably 1 to 30% by weight, and particularly preferably 5 to 25%. In the present invention, by containing an organic silicone resin, the object of the present invention can be achieved, but in the case of the above content, a good makeup sustaining effect, particularly a good transfer preventing effect can be obtained.
[0022]
3. Volatile silicone
Examples of the volatile silicone used in the present invention include a low molecular weight linear polyorganosiloxane represented by the general formula (1) and a low molecular weight cyclic polysiloxane represented by the general formula (2). .
[0023]
[Chemical formula 5]

(However, R in the formula²Represents an alkyl group having 1 to 5 carbon atoms or an aryl group having 6 to 10 carbon atoms, and all R²May be the same or different. m shows the integer of 0-3. )
[0024]
[Chemical 6]

[0025]
(However, in the formula, R^ThreeRepresents an alkyl group having 1 to 5 carbon atoms or an aryl group having 6 to 10 carbon atoms, and all R^ThreeMay be the same or different. n shows the integer of 4-6. )
[0026]
In any of them, the linear organopolysiloxane and the cyclic siloxane have a molecular weight of 450 or less and are volatile.
[0027]
The linear organopolysiloxane has a linear alkyl polysiloxane having an alkyl group having 1 to 5 carbon atoms, an alkyl group having 1 to 5 carbon atoms, and an aryl group having 6 to 10 carbon atoms. Mention may be made of linear alkylaryl polysiloxanes. Examples of the linear alkyl polysiloxane include linear monoalkyl polysiloxanes such as linear monomethyl polysiloxane, linear monoethyl polysiloxane, and linear monopropyl polysiloxane, and linear dimethyl polysiloxane. Mention may be made of linear dialkylpolysiloxanes such as linear methylethylpolysiloxane, linear diethylpolysiloxane, and linear dipropylpolysiloxane. Examples of the linear alkylaryl polysiloxane include linear methylphenyl polysiloxane and linear ethylphenyl polysiloxane. Examples of the cyclic siloxane include a 4- to 6-membered cyclic siloxane containing an alkyl group having 1 to 5 carbon atoms as a substituent. Specifically, octamethylcyclotetrasiloxane and decamethylcyclo Examples include pentasiloxane.
[0028]
The volatile silicone content used in the present invention is preferably 10 to 60% by weight, particularly preferably 20 to 50% by weight. In the present invention, by containing volatile silicone, the object of the present invention can be well achieved. However, in the case of the above content, a refreshing and good feeling of use and a good makeup sustaining effect can be obtained. .
[0029]
4). Non-volatile liquid oil
Examples of the non-volatile liquid oil used in the present invention include liquid oils used in ordinary cosmetics and the like. For example, vegetable oils such as safflower oil, soybean oil, grape seed oil, sesame oil, wheat germ oil, avocado oil, olive oil, castor oil, macadamia nut oil, and medfoam oil, mink oil, turtle oil, and liquid lanolin Animal oils such as liquid paraffin, squalane, heavy liquid isoparaffin, and hydrocarbons such as polybutene, fatty acid esters of lower alcohols such as isopropyl myristate, isopropyl isostearate, and lanolin fatty acid isopropyl, 2-ethylhexyl isononanoate, Fatty acid esters of higher alcohols such as octyldodecyl myristate, octyldodecyl oleate, cetyl 2-ethylhexanoate, isocetyl 2-ethylhexanoate, and isostearyl isostearate, diisostearyl malate, and cetyl lactate Oxyacid esters of higher alcohols, glyceryl tricaprylate, glyceryl tri-2-ethylhexanoate, glyceryl triisostearate, tri (caprylic / capric) glycerin, propylene glycol dicaprylate, di (capryl / capric) propylene glycol, diisostearin Fatty acid esters of polyhydric alcohols such as propylene glycol acid and neopentyl glycol 2-ethylhexanoate, silicone oils such as methylpolysiloxane and methylphenylpolysiloxane, oleic acid, erucic acid, linoleic acid, and isostearic acid Examples include higher fatty acids, oleyl alcohol, higher alcohols such as isostearyl alcohol, and fluoro oils such as perfluoropolyether and perfluorocarbon.
[0030]
In this invention, it prepares using 1 type, or 2 or more types of these non-volatile liquid oils.
[0031]
The content of the non-volatile liquid oil used in the present invention is preferably in the range of 1 to 30% by weight, particularly preferably in the range of 5 to 20% by weight, based on the total amount of the solid cosmetic. In the present invention, the object of the present invention can be well achieved by containing a non-volatile liquid oil. However, in the above range, the skin such as lips, eyes and cheeks in particular is not dried, and the coating is not performed. The film is glossy and gives a good feeling of use.
[0032]
5. Amorphous particulate silica
The amorphous fine particle anhydrous silicic acid used in the present invention is an amorphous silicic acid anhydride having a particle diameter in the range of 0.001 to 0.01 μm, preferably in the range of 0.001 to 0.02 μm. When the particle size is in the above-mentioned range, the amorphous particulate silicic acid can have good usability without causing squeaking and good stability without oil separation. The particle diameter of the amorphous fine particle silicic acid is measured by a transmission electron microscope.
[0033]
The amorphous fine particle anhydrous silicic acid used in the present invention is, for example, hydrophilic amorphous fine particle anhydrous having a particle diameter in the above range obtained by hydrolyzing ordinary silicon tetrachloride in a hydrogen / oxygen flame. Mention may be made of silicic acid and amorphous fine particle anhydrous silicic acid obtained by hydrophobizing the surface of the hydrophilic amorphous fine particle silicic acid. The amorphous particulate silicic acid anhydride may be hydrophilic or hydrophobic.
[0034]
Examples of the hydrophobic treatment method include trimethylsilyl chloride, trimethylsiloxylation treatment with hexamethyldisilazane, etc., methylation treatment with dimethyldichlorosilane, coating baking treatment with methylhydrogenpolysiloxane, and dimethylpolysiloxane, and Examples include coating with metal soap.
[0035]
Examples of the amorphous fine particle anhydrous silicic acid include Aerosil 200 (manufactured by Nippon Aerosil Co., Ltd.), Aerosil 300 (manufactured by Nippon Aerosil Co., Ltd.), Aerosil R972 (manufactured by Nippon Aerosil Co., Ltd.), Aerosil R974 (Nihon Aerosil Co., Ltd.). Commercial products such as Aerosil R202 (manufactured by Nippon Aerosil Co., Ltd.), Aerosil RY200 (manufactured by Nippon Aerosil Co., Ltd.), and Talanox 500 (manufactured by Tarco Co., Ltd.).
[0036]
The content of the amorphous fine particle silicic acid is preferably 0.1 to 10% by weight, particularly preferably 0.1 to 5% by weight, based on the total amount of the solid cosmetic. In the present invention, the object of the present invention can be satisfactorily achieved by containing amorphous fine-particle silicic acid, but in the case of the above-mentioned content, a good feeling of use without causing squeaking and oil components are separated. Good stability without the effect is obtained, and a good cosmetic lasting effect is obtained.
[0037]
6). Spherical powder
Examples of the spherical powder used in the present invention include inorganic powders such as calcium silicate, magnesium silicate, and anhydrous silicic acid, crystalline cellulose, poly (meth) acrylate (methyl, ethyl ester), nylon powder, and polyvinylpyrrolidone. Organic powders such as polymethylsilsesquioxane powder having a network structure in which a siloxane bond is extended three-dimensionally and having an intermediate structure between inorganic and organic in which a methyl group is bonded to one silicon atom. is there. In addition, these spherical powders can use both porous particles and non-porous particles. Examples of the shape of the spherical powder include a true spherical shape and a shape similar to a sphere. In the cosmetic of the present invention, the surface may be either hydrophilic or hydrophobic. Examples of the hydrophobizing treatment include coating baking using methyl hydrogen polysiloxane, coating with metal soap, fatty acid dextrin, trimethylsiloxysilicic acid, dimethyl polysiloxane, methylphenyl polysiloxane, and the like.
[0038]
The spherical powder used in the present invention has a particle size in the range of 0.1 to 30 μm, and particularly preferably has a particle size in the range of 1 to 20 μm. Furthermore, it is preferable that the particle size distribution is in the range of ± 30% of the average particle size. When the particle diameter of the spherical powder is in the above range, the rotary effect of the spherical powder can be obtained, so that there is no creaking, the spread is good, and a refreshing feeling is obtained.
[0039]
The content of the spherical powder is preferably in the range of 0.1 to 30% by weight, particularly preferably in the range of 0.5 to 15% by weight, based on the total amount of the solid cosmetic. In the present invention, the spherical powder is included so that the object of the present invention can be achieved well. Good spread and refreshing feel.
[0040]
In addition to the above essential components, the cosmetics of the present invention include semi-solid hydrocarbons, esters, animal and vegetable oils and fats, higher fatty acids, higher alcohols, and various alcohols that are commonly used in cosmetics depending on the purpose of use. Polymer resins, polyhydric alcohols, purified water, humectants, UV absorbers, dyes, pearl agents, extender pigments, thickeners, surfactants, antioxidants, antiseptics, intercellular lipids, vitamins, anti-oxidants Inflammatory agents, fragrances, and other drugs can be blended by selecting types and contents within a range that does not impair the object of the present invention.
[0041]
However, when solid wax is added, the refreshing feel is lost and the feeling of use cannot be satisfied, so it is necessary to add no addition. Therefore, the cosmetic of the present invention has a great feature that it contains no solid wax.
[0042]
If the form of the cosmetics of this invention is a gel form, there will be no restriction | limiting in particular, It can utilize widely as various cosmetic bases. For example, it is particularly suitable for lipstick, lip balm, foundation, blusher, eye shadow, eyeliner and the like, but is not limited thereto.
[0043]
【Example】
EXAMPLES Examples of the present invention will be shown below and the present invention will be described in more detail. However, the present invention is not limited by these. The blending amount and the like are expressed in weight% unless otherwise specified. The manufacturing method is shown below.
[0044]
(Example 15 and Comparative Example 8Manufacturing method)
  After uniformly mixing the cross-linked organopolysiloxane, organic silicone resin, volatile silicone oil, and non-volatile liquid oil, the powder components are dispersed with a roll mill and filled into a container to obtain a cosmetic (face color). It was. Table 1 shows the types and contents of raw materials used as components.
[0045]
(Production method of Comparative Examples 1 to 7)
In any of Comparative Examples 1, 3, 4, 5, and 6, similarly to the example, after the crosslinked organopolysiloxane, the organic silicone resin, the volatile silicone oil, and the non-volatile liquid oil were uniformly mixed, The powder component was dispersed with a roll mill and filled in a container to obtain a cosmetic (face color). In Comparative Examples 2 and 7, after the non-volatile liquid oil and the wax were dissolved by heating, the powder components were dispersed with a roll mill, the organic silicone resin and the volatile silicone oil were added, and the container was filled into the cosmetic. (Face color) was obtained. Table 3 shows the types and contents of the raw materials used as components.
[0046]
  Next, Examples 1 to5And Comparative Examples 1 to8For each of the cosmetics prepared in (1), the feeling of use, the durability of the cosmetic effect, and the storage stability were evaluated.
[0047]
<Storage stability evaluation test>
A thermostat bath maintained at 25 ° C., a thermostat bath maintained at 50 ° C., a thermostat bath maintained at 40 ° C. (humidity 85%), and after holding at −5 ° C. for 8 hours, 20 ° C. (humidity) 85%) for 4 hours, then at 40 ° C (humidity 85%) for 8 hours, and further at 20 ° C (humidity 85%) for 4 hours. The cosmetics stored for 1 month were evaluated for the presence or absence of oil separation according to the following criteria. The results are shown in Tables 2 and 4.
[0048]
(Evaluation criteria)
A: No change was observed in the cosmetics stored in any thermostatic bath.
◯: Separation of oil was observed after one week for cosmetics stored in one of the thermostats.
(Triangle | delta): About 1 day after the cosmetics preserve | saved in one of the thermostats, isolation | separation of the oil component was seen.
X: Separation of oil was observed after 2 hours for the cosmetics stored in one of the thermostats.
[0049]
<Sensory evaluation test of feeling of use>
  Example 15And Comparative Examples 1 to8The feeling of use of the cosmetics was evaluated by 10 female subjects for a refreshing feeling during use, a feeling of feeling after application, a gloss of the coating film, and a moist feeling after application. Further, the persistence of the cosmetic effect was determined by visual inspection of whether or not the tissue was turned off 5 minutes after the cosmetic was applied to the skin and adhered to the tissue. The result of the test was evaluated according to the following evaluation criteria based on the average value of the evaluation of 10 people.
[0050]
The results are shown in Tables 1 and 2.
(Evaluation criteria)
Refreshing feeling during use: No 0 ← 1 ← 2 → 3 → 4
Tension after application: Yes 0 ← 1 ← 2 → 3 → 4 No
Moist feeling after application: No 0 ← 1 ← 2 → 3 → 4 Yes
Coating gloss: No 0 ← 1 ← 2 → 3 → 4 Yes
Transfer prevention effect: No 0 ← 1 ← 2 → 3 → 4 Yes
0: Very 1: Ratio 2: Neither can be said 3: Ratio 4: Very
(Symbols described in Tables 1 and 2 and their meanings)
A: The average value of four-stage evaluation of 10 people is 3 or more and 4 or less
○: The average value of four-stage evaluation of 10 people is 2 or more and less than 3
Δ: The average value of four-step evaluation of 10 people is 1 or more and less than 2
X: The average value of 4-step evaluation of 10 people is 0 or more and less than 1
[0051]
[Table 1]

[0052]
・ Crosslinked organopolysiloxane A: Mixture of crosslinked methylpolysiloxane and decamethylcyclopentasiloxane, trade name KSG15, manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.
・ Crosslinked organopolysiloxane B: Mixture of crosslinked methylpolysiloxane and methylpolysiloxane, trade name KSG16, manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.
・ Crosslinked organopolysiloxane C: a mixture of crosslinked methylphenylpolysiloxane and methylphenylpolysiloxane, trade name KSG18, manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.
Volatile silicone oil A: Decamethylcyclopentasiloxane
Non-volatile liquid oil A: methylphenyl polysiloxane
・ Non-volatile liquid oil B: Squalane
Organic silicone resin A: a mixture of trimethylsiloxysilicic acid and decamethylcyclopentasiloxane, trade name KF7312J, manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.
・ Organic silicone resin B: Mixture of trimethylsiloxysilicic acid and octamethylcyclotetrasiloxane, trade name KF7312F, manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.
Amorphous fine particle silicic anhydride A: Hydrophobic amorphous fine particle silicic acid anhydride, particle size 0.007 to 0.030 μm, trade name: Aerosil R972, manufactured by Nippon Aerosil Co., Ltd.
Amorphous particulate silicic anhydride B: Amorphous particulate silicic acid anhydride, particle size 0.005 to 0.015 μm, trade name Aerosil 300, manufactured by Nippon Aerosil Co., Ltd.
Spherical powder A: Hydrophobic spherical silica, particle size 1-16 μm, trade name SI-SB-700, manufactured by Miyoshi Kasei Co., Ltd.
Spherical powder B: polymethylsilsesquioxane powder, particle size 3 to 6 μm, trade name Tospearl 145, manufactured by Toshiba Silicone Co., Ltd.)
Spherical powder: polymethyl methacrylate, particle size 5-10 μm, trade name Matsumoto Microsphere M-100, manufactured by Matsumoto Yushi Co., Ltd.
[0053]
[Table 2]

[0054]
[Table 3]

[0055]
Non-volatile liquid oil C: Methyl polysiloxane
Organic silicone resin C: Mixture of trimethylsiloxysilicic acid and dimethylpolysiloxane, trade name KF7312K, manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.
Non-volatile liquid oil D: neopentyl glycol dicaprate
[0056]
[Table 4]

[0057]
  As is apparent from Table 2, Examples 1 to5The cosmetics of No. 1 had good feelings of freshness during use, feeling of feeling after application, feeling of moisture after application, feeling of use such as gloss of the coating film, durability of the cosmetic effect, and storage stability.
[0058]
On the other hand, as shown in Table 4, since the cosmetic of Comparative Example 1 does not contain an organic silicone resin, the cosmetic effect is inferior in durability. Since the cosmetic material of Comparative Example 2 does not contain a cross-linked organopolysiloxane, the coating film is inferior in gloss, has a tight feeling, and inferior in sensory characteristics. Since the cosmetic of Comparative Example 3 does not contain volatile silicone oil, the cosmetic effect is inferior in durability. Moreover, a refreshing touch cannot be obtained and the sensory characteristics are inferior. Since the cosmetic of Comparative Example 4 does not contain a non-volatile oil, a moist feeling after application cannot be obtained and the sensory characteristics are inferior. Since the cosmetic of Comparative Example 5 does not contain amorphous particulate silicic acid anhydride, the oil component is easily separated, the storage stability is inferior, and the durability of the cosmetic effect is inferior. Since the cosmetic of Comparative Example 6 does not contain a spherical powder, a refreshing feeling is not obtained and the sensory characteristics are inferior. Since the cosmetic of Comparative Example 7 contains a wax, a refreshing feel cannot be obtained and the sensory evaluation is inferior.
[0059]
(Example6)
  A gel-like lipstick was produced as follows. The blending amount and manufacturing method are as follows.
(Mixing amount)
・ Crosslinked organopolysiloxane B 30
・ Organic silicone resin B 25
Volatile silicone A 11.8
・ Irregular particulate anhydrous silica A 1
・ Non-volatile liquid oil B 5
・ Spherical powder B 12
・ Red 202 No. 2
・ Yellow No. 4 aluminum rake 1
・ Titanium oxide 6
・ Bengara 1
・ Titanium mica 5
・ Perfume 0.1
・ Antioxidant 0.1
(Manufacturing method)
  After uniformly mixing the cross-linked organopolysiloxane, organic silicone resin, volatile silicone oil, and non-volatile liquid oil, disperse the powder components other than titanium mica with a roll mill, and then mix the titanium mica into the container. Filled to obtain a gel-like lipstick.
[0060]
  Example above6The lipstick has a refreshing and good feeling when applied to the lips, and there is no discomfort such as drying of the lips even after a long time after application, and a feeling of film stickiness, and the moisture of the film In addition, the results showed that the makeup effect was maintained, particularly the transfer prevention effect was excellent, and the storage stability was excellent.
[0061]
【The invention's effect】
According to the present invention, a refreshing and good feeling when applied to the lips and skin is obtained, and after application, there is no discomfort such as dryness of the lips and skin and a feeling of film tightness, and moisture is maintained. Be drunk. Furthermore, a cosmetic that is excellent in durability of the makeup effect, in particular, an anti-transfer effect, and excellent in storage stability is provided.

Claims

Cross-linked organopolysiloxane, organosilicone resin 15 to 20% by weight, volatile silicone, non-volatile liquid oil, amorphous fine particle anhydrous silicic acid having a particle size of 0.001 to 0.05 μm, particle size 0. 1 to 30 μm spherical powder, no solid wax , the organosilicone resin is trimethylsiloxysilicic acid, and the volatile silicone is a linear polysiloxane represented by the following general formula (1) And / or a cyclic polysiloxane represented by the following general formula (2) .

(However, m in the formula represents an integer of 0 to 3.)

(However, n in the formula represents an integer of 4 to 6.)

Amorphous fine particles anhydrous having a cross-linked organopolysiloxane of 0.01 to 20% by weight, a volatile silicone of 10 to 60% by weight, a non-volatile liquid oil of 1 to 30% by weight and a particle size of 0.001 to 0.05 μm 2. The oily cosmetic according to claim 1, comprising 0.01 to 10% by weight of silicic acid and 0.1 to 30% by weight of spherical powder having a particle size of 0.1 to 30 μm.

3. The oily makeup according to claim 1, wherein the crosslinked organopolysiloxane contains at least one selected from the group consisting of a crosslinked alkylarylpolysiloxane and a crosslinked alkylpolysiloxane. Fee.