JP4521318B2 - 量子回路、量子誤り訂正装置および量子誤り訂正方法 - Google Patents
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Description
CSS(Calderbank-Shor-Steane)符号はスタビライザ符号の特殊な場合であり、スタビライザ符号に関する上述の性質はCSS符号に対しても成立する。
ここで、O()は計算量を示すオーダーであり、nCtは、n個の集合の中からt個を選択する場合の組み合わせの数である。この(26)式により、計算量はnCtの計算量に影響してくるため、符号語データのキュービット数が大きくなれば計算量は指数関数的に増大することがわかる。
この(27)式より、キュービット数が多数になっても、計算量は(26)式の従来の手法による計算量に比べてその増大する割合が小さいことがわかる。
110 誤り訂正回路
111 シンドローム出力回路
112 誤り位置算出回路
113 訂正回路
120 復号回路
1001 ANDゲート
1002,1003,1004,1005,1006,1007 回路
1010,1110 第1回路
1020,1120 第2回路
1030,1130 第3回路
Claims (8)
- 複数の基底の線形結合で表現されるヒルベルト空間の要素である量子状態としての送信語情報をCSS(Calderbank-Shor-Steane)符号によって符号化した符号語情報を表現するキュービットの集合である符号キュービット群であって、前記送信語情報を表現するヒルベルト空間の各基底を符号化した量子状態の線形結合で表現される符号語情報を表す量子状態に生じた誤りをユニタリ作用素のみを用いて訂正する量子回路であって、
前記符号キュービット群を入力して、シンドロームを出力するシンドローム出力回路と、
前記シンドローム出力回路によって出力されたシンドロームに対して、シンドロームの観測を用いた量子誤り訂正処理で観測されて古典情報となったシンドロームを入力して誤り位置情報を出力する古典論理回路を構成する基本論理素子の集合のそれぞれと同一の演算を前記量子状態の各基底に対して実行する量子ゲートである量子基本論理素子を作用させることによって、量子状態の基底として表現されている複数のシンドロームパターンに対して同時に誤り位置計算を行い、前記符号語情報における誤りの位置を示す誤り位置情報を求める誤り位置算出回路と、
前記誤り位置算出回路によって求めた前記誤り位置情報に基づいて前記符号語情報に生じた誤りを訂正する訂正回路と、
を備えたことを特徴とする量子回路。 - 前記誤り位置算出回路は、前記基本論理素子の集合であるAND、OR、NOTの集合もしくはNANDのそれぞれと同一の演算を実行する量子ゲートである量子基本論理素子を作用させることによって、量子状態の基底として表現されている複数のシンドロームパターンに対して同時に誤り位置計算を行い、前記符号語情報における誤りの位置を示す誤り位置情報を求めることを特徴とする請求項1に記載の量子回路。
- 前記誤り位置算出回路は、異なる前記量子基本論理素子の間で同一の入力を必要とする箇所においては制御NOTゲートを用いて基底の情報を複製することを特徴とする請求項2に記載の量子回路。
- 前記シンドローム出力回路は、最小距離が5以上のCSS符号を用いて符号化された前記符号キュービット群を入力して、シンドロームを出力することを特徴とする請求項1に記載の量子回路。
- 前記訂正回路は、一組の基底の線形結合として表される制御キュービットがとりうる基底の全パターンそれぞれを操作対象として順次実行され、制御キュービットとして用いられるキュービットに入力される量子状態の各基底は誤り位置情報を示し、前記操作対象の基底パターンにおいて|0>となるキュービットの番号に対応した位置に配置されている制御キュービットにNOT作用素を施し、次いで、各基底が誤り位置情報となっている量子状態を格納しているキュービットを制御キュービットとし、前記符号キュービット群のうち前記操作対象の誤り位置のキュービットを目標キュービットとするトフォリゲートを施すことにより、制御キュービットがとりうる基底のパターン全てに対してそれぞれに対応する操作を行って、前記符号キュービット群に生じた誤りを訂正することを特徴とする請求項1に記載の量子回路。
- 前記訂正回路は、制御キュービットがとりうる基底の全パターンそれぞれを操作対象として順次実行され、制御キュービットとして用いられるキュービットに入力される量子状態の各基底は誤り位置情報を示し、前記操作対象の各基底が誤り位置情報となっている量子状態を格納しているキュービットを制御キュービットとし、前記符号キュービット群のうち前記操作対象の誤り位置のキュービットを目標キュービットとするトフォリゲートを施すことにより、制御キュービットがとりうる基底のパターン全てに対してそれぞれに対応する操作を行って、前記符号語情報に生じた誤りを訂正することを特徴とする請求項1に記載の量子回路。
- 複数の基底の線形結合で表現されるヒルベルト空間の要素である量子状態としての送信語情報をCSS符号によって符号化した符号語情報を表現するキュービットの集合である符号キュービット群であって、前記送信語情報を表現するヒルベルト空間の各基底を符号化した量子状態の線形結合で表現される符号語情報を表す量子状態に生じた誤りをユニタリ作用素のみを用いて訂正する量子誤り訂正装置であって、
前記符号キュービット群を入力して、シンドロームを出力するシンドローム出力回路と、
前記シンドローム出力回路によって出力されたシンドロームに対して、シンドロームの観測を用いた量子誤り訂正処理で観測されて古典情報となったシンドロームを入力して誤り位置情報を出力する古典論理回路を構成する基本論理素子の集合のそれぞれと同一の演算を前記量子状態の各基底に対して実行する量子ゲートである量子基本論理素子を作用させることによって、量子状態の基底として表現されている複数のシンドロームパターンに対して同時に誤り位置計算を行い、前記符号語情報における誤りの位置を示す誤り位置情報を求める誤り位置算出回路と、
前記誤り位置算出回路によって求めた前記誤り位置情報に基づいて前記符号語情報に生じた誤りを訂正する訂正回路と、
前記訂正回路によって誤り訂正された前記符号語情報を復号化して前記送信語情報を出力する復号回路と、
を備えたことを特徴とする量子誤り訂正装置。 - 複数の基底の線形結合で表現されるヒルベルト空間の要素である量子状態としての送信語情報をCSS符号によって符号化した符号語情報を表現するキュービットの集合である符号キュービット群であって、前記送信語情報を表現するヒルベルト空間の各基底を符号化した量子状態の線形結合で表現される符号語情報を表す量子状態に生じた誤りをユニタリ作用素のみを用いて訂正する量子誤り訂正方法であって、
前記符号キュービット群を入力して、シンドロームを出力するシンドローム出力ステップと、
前記シンドローム出力ステップによって出力されたシンドロームに対して、シンドロームの観測を用いた量子誤り訂正処理で観測されて古典情報となったシンドロームを入力して誤り位置情報を出力する古典論理回路を構成する基本論理素子の集合のそれぞれと同一の演算を前記量子状態の各基底に対して実行する量子ゲートである量子基本論理素子を作用させることによって、量子状態の基底として表現されている複数のシンドロームパターンに対して同時に誤り位置計算を行い、前記符号語情報における誤りの位置を示す誤り位置情報を求める誤り位置算出ステップと、
前記誤り位置算出ステップによって求めた前記誤り位置情報に基づいて前記符号語情報に生じた誤りを訂正する訂正ステップと、
を含むことを特徴とする量子誤り訂正方法。
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