JP4521044B2 - Sash mounting structure - Google Patents
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Description
本発明は、建物の躯体にサッシを取付けるためのサッシ取付構造及びサッシ取付方法に関するものである。 The present invention relates to a sash mounting structure and a sash mounting method for mounting a sash to a building frame.
従来より、建物に窓を形成する場合には、建物の躯体に窓材としてのサッシを取付けている。そして、建物の躯体にサッシを取付けるときには、サッシ枠の外周に形成した固定片を建物の躯体にネジや釘などの締結具を用いて建物の外側から固定し、その後、建物の躯体に外壁材を取付け、この外壁材でサッシ枠と躯体とを固定する締結具を被覆し、最後に、サッシ枠と外壁材との間にシーリング剤などの水密材を充填している(たとえば、特許文献1参照。)。 Conventionally, when a window is formed in a building, a sash as a window member is attached to the housing of the building. Then, when attaching the sash to the building frame, the fixing pieces formed on the outer periphery of the sash frame are fixed to the building frame from the outside of the building using fasteners such as screws and nails, and then the outer wall material is attached to the building frame. The outer wall material covers the fastener that fixes the sash frame and the casing, and finally, a watertight material such as a sealing agent is filled between the sash frame and the outer wall material (for example, Patent Document 1). reference.).
ところが、上記従来のサッシの取付構造では、建物の躯体に取付けた外壁材でサッシ枠と躯体とを固定する締結具を被覆していたために、サッシ枠の損傷などによってサッシを交換する必要が生じた場合に、サッシ枠の周囲の外壁材を破壊してサッシ枠と躯体とを固定する締結具を露出させなければならず、サッシを交換した後に再び外壁材を建物の躯体に取付けなければならなかった。 However, in the conventional sash mounting structure described above, the outer wall material attached to the housing of the building covers the fastener that fixes the sash frame and the housing, so it is necessary to replace the sash due to damage to the sash frame, etc. In this case, the outer wall material around the sash frame must be destroyed to expose the fastener that secures the sash frame and the frame, and after replacing the sash, the outer wall material must be reattached to the building frame. There wasn't.
このように、上記従来のサッシの取付構造では、サッシの交換に多大な労力、時間、費用を要するものであった。 As described above, in the conventional sash mounting structure described above, much labor, time, and cost are required to replace the sash.
そこで、請求項1に係る本発明では、建物の躯体にサッシを取付けたサッシ取付構造において、躯体にサッシ枠を固定するための間隙を外壁材とサッシ枠との間に形成し、その間隙を被覆するカバーをサッシ枠に着脱自在に設け、カバーを上下一対の上下カバー体と左右一対の左右カバー体とで構成し、上下左右カバー体の両端部を互いに当接することで矩形枠型形状とし、少なくともいずれか一箇所の隅部にカバーを間隙から外すために工具を挿入するための工具挿通孔を形成し、サッシ枠に形成したサッシ側係止片とカバーに形成したカバー側係止片とを係止し、サッシ側係止片をカバーの内側面に当接させるとともに、サッシ枠とカバーとの間に水密材を圧入して水密材によってカバー側係止片をサッシ側係止片へ向けて押圧することにした。
Therefore, in the present invention according to
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。 And in this invention, there exists an effect described below.
すなわち、本発明では、躯体とサッシ枠との固定部分を着脱自在のカバーで被覆することにしているために、サッシを交換する必要が生じた場合には、外壁材を破壊することなくカバーを外すだけで躯体からサッシ枠を取外すことができるので、サッシの交換に要する労力や時間や費用を低減することができる。 In other words, in the present invention, since the fixed portion between the housing and the sash frame is covered with a detachable cover, if it is necessary to replace the sash, the cover can be removed without destroying the outer wall material. Since the sash frame can be removed from the housing simply by removing the sash, labor, time, and cost required for replacing the sash can be reduced.
しかも、サッシ枠に形成したサッシ側係止片とカバーに形成したカバー側係止片とを係止させているために、カバーの脱落を防止することができ、カバーを装着した後の水密材の挿入作業を容易なものとすることができる。 Moreover, since the sash side locking piece formed on the sash frame and the cover side locking piece formed on the cover are locked, the cover can be prevented from falling off, and the watertight material after the cover is attached. The insertion operation can be made easy.
さらに、カバー側係止片をサッシ側係止片へ向けて押圧するようにサッシ枠とカバーとの間に水密材を挿入しているために、水密材を挿入することによってカバーをサッシ枠に強固に係止させることができ、カバーの脱落やカバーとサッシ枠との間からの雨水の浸入を防止することができる。 Further, since the watertight material is inserted between the sash frame and the cover so as to press the cover side locking piece toward the sash side locking piece, the cover is attached to the sash frame by inserting the watertight material. The cover can be firmly locked, and rain can be prevented from falling off between the cover and the sash frame.
以下に、本発明に係るサッシ取付構造及びサッシ取付方法の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。 Hereinafter, specific configurations of the sash mounting structure and the sash mounting method according to the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、建物(家屋)の躯体1にサッシ2を取付けた状態を示している。ここで、建物の躯体1は、上下に伸延させた柱3や間柱4や2本の間柱4,4の間に左右に伸延させた上下のまぐさ5や窓台6などから構成している。また、サッシ2は、矩形枠状のサッシ枠7の内部にガラス入りのサッシ障子8,8を左右にスライド自在に収容して構成している。図中、9はレンガやサイディングなどの外壁材である。
FIG. 1 shows a state in which a
サッシ2は、図2及び図3に示すように、サッシ枠7の左右側部に鍔状に形成した固定片10を左右の間柱4,4にネジ(締結具)11を用いて固定するとともに、サッシ枠7の上下側部に鍔状に形成した固定片10を上下のまぐさ5及び窓台6にネジ11を用いて固定している。図中、12はサッシ2の内側に取付けられた額縁であり、13はプラスタボードや壁紙などからなる内装材である。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
本発明では、図1〜図3に示すように、サッシ枠7と外壁材9との間に正面視で矩形枠状の間隙14を形成しており、この間隙14を利用して躯体1(間柱4,4、まぐさ5、窓台6)にサッシ枠7をネジ11で固定するとともに、この間隙14をサッシ枠7に着脱自在に取付けた矩形枠状のカバー15で被覆するようにしている。
In the present invention, as shown in FIGS. 1 to 3, a rectangular frame-
カバー15は、サッシ枠7の上下側部に設けた上下一対の上下カバー体16,17とサッシ枠7の左右側部に設けた左右一対の左右カバー体18,19とで構成しており、上下左右カバー体16〜19の両端部を互いに当接する45度の傾斜面とすることで全体で矩形枠型形状になっている。
The
このカバー15には、間柱4と当接する当接片20を上下左右カバー体16〜19の外周側端部に内側へ向けて突出させて形成するとともに、サッシ枠7に着脱自在に係止する左右一対のカバー側係止片21,22を形成し、各カバー側係止片21,22の先端部に断面円形状の係止部23,24を形成している。
The
一方、サッシ2は、サッシ枠7の上下左右側部に断面視でL字状のサッシ側係止片25を形成し、サッシ側係止片25の先端部に断面円形状の当接部26を形成するとともに、サッシ側係止片25の中途部に断面円形状の係止部27を形成している。
On the other hand, the
そして、カバー15は、左右のカバー側係止片21,22の内側にサッシ側係止片25を当接部26がカバー15の内側面に当接するまで挿通させることで、カバー側係止片21,22の係止部23,24でサッシ側係止片25の係止部27を挟圧して係止するようになっている。
The
また、カバー15は、上下左右カバー体16〜19の両端部に切欠28をそれぞれ形成して、上下左右カバー体16〜19の両端部に4箇所の工具挿通孔29を形成している。この工具挿通孔29には、ゴムなどの弾性体からなる蓋材30を着脱自在に装着している。なお、工具挿通孔29は、カバー15の四隅に形成してもよく、また、いずれか1箇所の隅部に形成してもよい。
Further, the
そして、本発明では、以下に説明するようにして建物の躯体1にサッシ2を取付けるようにしている。
And in this invention, the
まず、建物の躯体1にサッシ枠7を固定する。このときに、外壁材9とサッシ枠7との間に形成した間隙14から躯体1(間柱4,4、まぐさ5、窓台6)にサッシ枠7の固定片10をネジ11で固定する。なお、躯体1には、外側面に透湿防水シート34を貼着しておく。また、固定後にサッシ枠7の固定片10と躯体1とを防水テープ31で被覆する。この防水テープ31でネジ11の頭部も被覆する。
First, the
その後、サッシ枠7に上下左右カバー体16〜19をそれぞれ取付ける。これにより、外壁材9とサッシ枠7との間に形成された間隙14を前方からカバー15で被覆する。
Thereafter, the upper, lower, left and
このときに、左右のカバー側係止片21,22の内側にサッシ側係止片25を当接部26がカバー15の内側面に当接するまで挿通させて、サッシ側係止片25の係止部27にカバー側係止片21,22の係止部23,24を係止させる。これにより、サッシ枠7にカバー15が着脱自在に装着される。なお、サッシ側係止片25の左右両側をカバー側係止片21,22で係止しているために、カバー15の外部から内部へ通じる浸入路が蛇行状に長くなり、雨水などの浸入を防止することができる。
At this time, the sash side locking pieces 25 are inserted into the inner sides of the left and right cover
また、カバー15に形成した当接片20が防水テープ31及び透湿防水シート34を介して躯体1(間柱4,4、まぐさ5、窓台6)に当接するようにしている。これにより、カバー15の当接片20で防水テープ31が躯体1に押圧されることになり、防水テープ31の剥離が防止され、躯体1とサッシ枠7の固定片10との間から雨水などが浸入するのを防止することができる。
Further, the
最後に、サッシ枠7とカバー15との間、及び、カバー15と外壁材9との間にバックアップ材32やシーリング剤33からなる水密材を挿入する。このときに、サッシ枠7とカバー15との間に水密材(バックアップ材32、シーリング剤33)を圧入して、水密材によってカバー15の内周端部に形成したカバー側係止片22をサッシ側係止片25へ向けて押圧するようにしている。
Finally, a watertight material made of a
なお、建物の躯体1からサッシ2を取外す場合には、サッシ枠7とカバー15との間、及び、カバー15と外壁材9との間から水密材を除去し、カバー15に装着した蓋材30を外して工具挿通孔29から工具を挿入し、工具を用いてカバー15を構成する上下左右カバー体16〜19を順に外して間隙14を露出させ、この間隙14を利用してネジ11を外すことで躯体1(間柱4,4、まぐさ5、窓台6)からサッシ枠7を外す。
When removing the
以上に説明したように、本発明に係るサッシ取付構造では、躯体1にサッシ枠7を固定するための間隙14を外壁材9とサッシ枠7との間に形成し、その間隙14を被覆するカバー15をサッシ枠7に着脱自在に設け、サッシ枠7に形成したサッシ側係止片25とカバー15に形成したカバー側係止片21,22とを係止するとともに、カバー側係止片22をサッシ側係止片25へ向けて押圧するようにサッシ枠7とカバー15との間に水密材(バックアップ材32、シーリング剤33)を挿入するように構成している。
As described above, in the sash mounting structure according to the present invention, the
そして、本発明に係るサッシ取付方法では、外壁材9とサッシ枠7との間に形成した間隙14から躯体1にサッシ枠7を固定した後に、外壁材9とサッシ枠7との間の間隙14をカバー15で着脱自在に被覆し、その後、サッシ枠7とカバー15との間に水密材(バックアップ材32、シーリング剤33)を挿入し、水密材(バックアップ材32、シーリング剤33)によってカバー15に形成したカバー側係止片22をこのカバー側係止片22に係止させるためにサッシ2に形成したサッシ側係止片25へ向けて押圧するようにしている。
In the sash mounting method according to the present invention, after the
このように、本発明では、躯体1とサッシ枠7との固定部分を着脱自在のカバー15で被覆しているために、サッシ2を交換する必要が生じた場合には、外壁材9を破壊することなくカバー15と水密材を外すだけで躯体1からサッシ枠7を取外すことができ、これにより、サッシ2の交換に要する労力や時間や費用を低減することができる。
Thus, in this invention, since the fixed part of the
しかも、本発明では、サッシ枠7に形成したサッシ側係止片25とカバー15に形成したカバー側係止片21,22とを係止させているために、カバー15の脱落を防止することができ、これにより、カバー15を装着した後の水密材(バックアップ材32、シーリング剤33)の挿入作業を容易なものとすることができる。
Moreover, in the present invention, since the sash side locking pieces 25 formed on the
さらに、本発明では、カバー側係止片22をサッシ側係止片25へ向けて押圧するようにサッシ枠7とカバー15との間に水密材(バックアップ材32、シーリング剤33)を挿入しているために、水密材を挿入することによってカバー15をサッシ枠7に強固に係止させることができ、これにより、カバー15の脱落やカバー15とサッシ枠7との間からの雨水の浸入を防止することができる。
Further, in the present invention, a watertight material (
なお、本発明では、サッシ2の形態や材質などは限定されるものではなく、また、外壁材9についても、形態や材質などは限定されず、様々な厚みの外壁材9にも適用することができる。
In the present invention, the form and material of the
1 躯体 2 サッシ
3 柱 4 間柱
5 まぐさ 6 窓台
7 サッシ枠 8 サッシ障子
9 外壁材 10 固定片
11 ネジ 12 額縁
13 内装材 14 間隙
15 カバー 16〜19 上下左右カバー体
20 当接片 21,22 カバー側係止片
23,24 係止部 25 サッシ側係止片
26 当接部 27 係止部
28 切欠 29 工具挿通孔
30 蓋材 31 防水テープ
32 バックアップ材 33 シーリング剤
34 透湿防水シート
DESCRIPTION OF
11
13
15 Cover 16-19 Up / down / left / right cover
20
23,24 Locking part 25 Sash side locking piece
26
28
30
32
34 Breathable tarpaulin
Claims (1)
躯体にサッシ枠を固定するための間隙を外壁材とサッシ枠との間に形成し、その間隙を被覆するカバーをサッシ枠に着脱自在に設け、カバーを上下一対の上下カバー体と左右一対の左右カバー体とで構成し、上下左右カバー体の両端部を互いに当接することで矩形枠型形状とし、少なくともいずれか一箇所の隅部にカバーを間隙から外すために工具を挿入するための工具挿通孔を形成し、サッシ枠に形成したサッシ側係止片とカバーに形成したカバー側係止片とを係止し、サッシ側係止片をカバーの内側面に当接させるとともに、サッシ枠とカバーとの間に水密材を圧入して水密材によってカバー側係止片をサッシ側係止片へ向けて押圧したことを特徴とするサッシ取付構造。
In the sash mounting structure in which the sash is mounted on the building frame,
A gap for fixing the sash frame to the housing is formed between the outer wall material and the sash frame, and a cover that covers the gap is detachably provided on the sash frame . A tool for inserting a tool to remove the cover from the gap in at least one corner, which is composed of a left and right cover body and has a rectangular frame shape by contacting both ends of the upper, lower, left and right cover bodies with each other. An insertion hole is formed, the sash side locking piece formed on the sash frame and the cover side locking piece formed on the cover are locked, the sash side locking piece is brought into contact with the inner surface of the cover, and the sash frame A sash mounting structure, wherein a watertight material is press-fitted between the cover and the cover, and the cover side locking piece is pressed toward the sash side locking piece by the watertight material.
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