JP4520304B2 - Wlan用アンテナをステアリングする方法及び装置 - Google Patents

Wlan用アンテナをステアリングする方法及び装置 Download PDF

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Description

IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11標準によれば、複数のステーションが施設内を移動する場合において、ワイヤードネットワークに接続されたAP(access point)へのRF(radio frequency)伝送によって、WLAN(wireless local area network)への接続を維持する仕様が定義されている。これら複数のステーションの物理層とアクセスポイントとは、通信を行うためステーションとアクセスポイントによって使用される変調形式とシグナリング形式を制御する。物理層の上位に、MAC(medium access control)層が存在するが、このMAC層は、認証、認証解除、プライバシ、関連付け、関連付け解除などのサービスを提供する。
動作時、ステーションがオンラインになると、当該ステーションの物理層と複数のAPとが、まず、互いにワイヤレス通信を確立し、次に、MAC層が、APを介したネットワークへのアクセスを確立する。
典型的に、802.11準拠の複数のステーション又は複数のAPにおいては、信号はRF信号であり、モノポールアンテナによって送受信される。モノポールアンテナは、通常、水平面上の全方向に伝送を行う。モノポールアンテナは、ステーションとAPの間の通信の品質を低下させるもの、例えば、壁、机、人間等が介在することにより生じるRF信号の反射や回折と、マルチパスと、普通のフェージングと、Rayleighフェージング、等の影響を受け易い。このため、これらの影響による信号劣化を緩和させるための努力が払われてきた。
「アンテナダイバシティ」として知られた技法によれば、RF信号の劣化に影響され難くなる。アンテナダイバシティにおいては、アンテナダイバシティスイッチを介して送受信機に接続された2基のアンテナを使用する。アンテナダイバシティで2基のアンテナを使用するのは、任意の時点において、これら2基のアンテナのうちの1基が、例えばマルチパスフェージングの影響を受けていない信号を受信する可能性があるという理論的背景がある。これら2基のアンテナを使用するシステムは、影響を受けていないアンテナを、アンテナダイバシティスイッチにより選択している。
アンテナダイバシティ技法を使用すれば、より強度の高いRF信号を受信しているダイバシティアンテナを選択することによって、RF信号の品質を低下させるマルチパスフェージングその他の影響に起因する信号劣化の改善を図ることができる。しかし、各ダイバシティアンテナは、オムニ指向性アンテナ(例えば、モノポールアンテナ)であるので、このアンテナを利用するシステムは、アンテナを干渉源の方向に向けないようにすることができず、あるいは1基のオムニ指向性アンテナがもともと提供する利得よりも大きな利得を得ることができない。
802.11プロトコルを使用するステーション又はAPが、システム性能を向上させるため、指向性アンテナを使用するならば、より好ましいであろう。
したがって、本発明の原理によれば、ワイヤレスAPを有するESS(Extended Service Set)ネットワークその他のネットワーク構造において、ステーションがAP(access point)と通信を行うため、802.11プロトコルシステムにおいて、指向性/多素子アンテナ(directional/multi-element antenna)の方向をステアリング(steering)する技法を提供する。この手法は、現行の802.11プロトコルの枠内で行うことができるので、ネットワーク効率への影響は最小になる。特に指摘しない限り、本明細書で「802.11プロトコル」又は「802.11標準」という場合には、802.11、802.11a、802.11b、及び802.11gプロトコル又は標準が含まれる。
本発明の一実施形態では、上記の技法は、802.11準拠のステーションが認証を行い、ワイヤードネットワークに接続されたネットワークAPに関連付けされる前後に動作に入らせることができる。ここでは、ワイヤードネットワークは分散システムとも呼ばれるが、いずれの用語も使用する。初期アンテナスキャンは、MAC(medium access control)層で行われるものと仮定する。パッシブスキャンを行う場合は、ステアリングプロセスは、とり得るアンテナポジションを繰り返しとりながら、ビーコン信号その他の予め定めた信号に関連付けをした信号メトリックスをモニタして、最良のアンテナ指向方向を決定する。アクセスプローブ(access probing)が使用されるアクティブスキャンを行う場合は、プロセスは、とり得るアンテナポジションを繰り返しとりながら、プローブ応答信号に関連付けされた信号メトリックスをモニタして、最良のアンテナポジションを決定する。
ひとたび当該ステーションが認証を行い、ネットワークと関連付けされると、受信信号レベルが閾値未満になったとの判断に基づき(これは任意選択である)、追加のスキャンを行う。
WLAN(wireless local area network)環境において指向性アンテナが用いられると、ユーザにとっては、レンジ(range)およびデータ速度が改善され、ネットワークにとっては、ネットワーク効率が向上する。
本発明の上記目的と、その他の目的、特徴、および利点が、添付の図面に示された本発明の好ましい実施形態についての以下のより具体的な説明から明らかになるであろう。同一の参照符号は、異なる図面においても同一部分を示す。図面は必ずしも実寸を等しく変倍したものではなく、本発明の原理を説明するために強調した部分もある。
以下、本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1Aは、分散システム105を有するWLAN(wireless local area network)100のブロック図である。AP110a、110b、110cは、ワイヤードLAN(wired local area network)などのワイヤード接続によって、分散システム105に接続される。各AP110は、それぞれ別個のゾーン115a、115b、115cを有し、これらゾーンにおいて、APは、WLAN用ハードウェアおよびソフトウェアによって分散システム105へのアクセスがサポートされるステーション120a、120b、120cとの間で、RF信号を送受信することができる。
図1Bは、ネットワーク100のサブセットのブロック図であり、本発明の原理を採用する第2のステーション120bを詳細に示す。第2のステーション120bは、指向性アンテナアレイから、指向性アンテナローブ130a〜130i(一括して、ローブ130という。)を生じさせる。ここに、指向性アンテナアレイは指向性アンテナともいう。図2Aを詳細に説明する。第2のステーション120bは、環境をスキャンして「最良の」AP110a、110bの方向を決定するため、指向性アンテナアレイを使用している。
このスキャンはパッシブモードで行うことができ、このパッシブモードにおいては、第2のステーション120bは、AP110a、110bによって送出されるビーコン信号をリッスン(listen)する。802.11準拠のシステムにおいては、ビーコン信号は、一般に、100msecごとに送出される。そこで、ローブが9個あるアンテナローブ130の場合においては、このプロセスによれば、アンテナローブの全方向を1周して、最良の角度を決定するのに、約1secかかる。
アクティブスキャンモードでは、第2のステーション120bは、AP110a、110bにプローブ信号を送信し、AP110a、110bからプローブ信号に対する応答を受信する。このプローブプロセスおよび応答プロセスは、各アンテナスキャン角で繰り返すことができる。
引き続き図1Bを説明する。パッシブスキャン又はアクティブスキャンのいずれかにおいて、第2のステーション120bは、AP110からの信号をサーチしてRF通信路(RF airways)をスキャンするため、指向性アンテナアレイを使用する。各スキャン方向で、第2のステーション10bは、受信ビーコン信号又はプローブ応答を測定し、スキャン角ごとに個々にメトリックを計算する。メトリックの例には、RSSI(received signal strength indication)、C/I(carrier-to-interference ratio)、SNR(Eb/No)、又は受信信号もしくは信号環境の品質に対する適正な尺度がある。メトリックスに基づいて、第2のステーション10bは、「ベストの(best)」方向を決定して、AP110a、110bの一方と通信することができる。
これらスキャンは、第2のステーション10bが認証を行い、分散システム105と関連付けする前又は関連付けした後に、行うことができる。そこで、初期アンテナスキャンは、MAC層内で行うことができる。あるいはまた、初期スキャンを、MAC層外で行うこともできる。同様に、第2のステーション10bが認証を行い、分散システム105と関連付けした後に行われるスキャンは、MAC層内で行うことができ、あるいはMAC層外で行われる処理によって行うことができる。
図2Aは、指向性アンテナアレイ200aを備えた第1のステーション120aの図である。本実施形態では、指向性アンテナアレイ200aは、第1のステーション120aのシャシー外にある。
指向性アンテナアレイ200aには、5つのモノポールパッシブアンテナ素子205a、205b、205c、205d、205e(パッシブアンテナ素子205と総称する)と、1つのモノポールアクティブアンテナ素子206とが含まれる。指向性アンテナアレイ200aは、USB(universal system bus)ポート215を介して、第1のステーション120aに接続されている。
指向性アンテナアレイ200a内のパッシブアンテナ素子205は、ビーム角方向を容易に変えるため、アクティブアンテナ素子206に寄生的に結合されている。ビーム角方向を変更することにより、少なくとも1つのアンテナビームは、パッシブアンテナ素子205の本数に関連する角度分づつ、360°回転させることができる。360°未満の回転も可能であり、さらに細分した角度づつ方向を変えることも可能である。
実施形態の中には、指向性アンテナアレイ200aは、オムニ指向性又は実質的オムニ指向性アンテナパターン(図示せず)によって規定されるオムニ指向性モードをサポートする実施形態もある。ステーション120は、オムニ指向性アンテナパターンを、伝送前キャリアセンスのために使用することができ、あるいはオムニ指向性モードに対する指向性モードの現性能を比較することにより評価するために使用することができる。「アドホック」ネットワーク(ad hoc network)においては、他のステーション120と任意方向で通信できるので、ステーション120は、指向性がオムニ指向性のみであるアンテナ構成に戻ることができる。
図2Bは、PCMCIA(personal computer memory card international association)カード220に配置された指向性アンテナアレイ200bを含む第1のステーション120aの別の実施形態である。PCMCIAカード220は、典型的には、第1のステーション120aのシャシーに収容されている。PCMCIAカード220は、典型的なコンピュータバスを介して、第1のステーション120a内のプロセッサ(図示せず)と通信する。PCMCIAカード220として配置される指向性アンテナアレイ200bは、既に図2Aに関連して説明したスタンドアロン型指向性アンテナアレイ200aと同じ機能を提供する。
これは当然のことであるが、その他の種々の形態の指向性アンテナを使用することができる。例えば指向性アンテナアレイ200bには、複数のパッシブアンテナ素子に電磁的に結合された1本のアクティブアンテナ素子を含めることができる。別の実施形態では、指向性アンテナアレイ200には、複数のアクティブアンテナ素子と、複数のパッシブアンテナ素子とを含めることができる。さらに別の実施形態では、指向性アンテナアレイ200には、複数のアクティブアンテナ素子と、1本のパッシブアンテナ素子とを含めることができる。さらにまた別の実施形態では、指向性アンテナアレイ200には、アクティブアンテナ素子のみを含めることができる。
図3Aは、既に図2Aおよび図2Bに関連して説明したが、複数のパッシブアンテナ素子205と1本のアクティブアンテナ素子206とを含む指向性アンテナアレイ200aの詳細図である。同図に示すように、指向性アンテナアレイ200aは、パッシブアンテナ素子20が電気的に接続されるグランドプレーン330も含むことができる。
動作中、指向性アンテナアレイ200aは、提供する指向性アンテナローブ300を、アンテナ素子205aおよび205eに対してある角度をなすようにすることができる。これは、アンテナ素子205a、205eが「反射」モード(reflective mode)で、アンテナ素子205b、205c、205dが、「透過」モード(transmissive mode)であることを意味する。言い換えると、アクティブアンテナ素子206とパッシブアンテナ素子205とが相互結合しているので、パッシブアンテナ素子205のモード設定によって、指向性アンテナローブ300の方向を制御することができる。当然に、異なるモードを組み合わせることにより、アンテナローブ300のパターンと角度を異ならせることができる。
図3Bは、パッシブアンテナ素子205aを反射モード又は透過モードに設定するのに使用できる例示的な回路の概略図である。反射モードは「引き伸ばされた」破線305によって表され、透過モードは、「縮められた」破線310によって表される。これら破線305、310は、パッシブアンテナ素子205aに関連付けされた電気的終端も表す。例えば、パッシブアンテナ素子205aをインダクタンス素子320を介してグランドプレーン330に電気的に接続することによって、パッシブアンテナ素子205aは、反射モードに設定され、他方、パッシブアンテナ素子205aを容量素子325を介してグランドプレーン330に電気的に接続することによって、パッシブアンテナ素子205aは透過モードに設定される。
パッシブアンテナ素子205aは、インダクタンス素子320又は容量素子325を介して、より一般にはリアクタンス素子を介して、スイッチ315によって、電気的に接続することができる。スイッチ315は、機械的又は電気的スイッチであって、この応用例に適した方式で、パッシブアンテナ素子205aをグランドプレーン330又はリアクタンス素子に電気的に接続することができるスイッチとすることができる。スイッチ315は、典型的なスイッチ制御方式で、制御信号335によって、セットされる。
図3Aの指向性アンテナアレイ20aの例においては、パッシブアンテナ素子205a及び205eは、どちらも、個別のインダクタンス素子320を介してグランドプレーン330に接続されている。同時に、図3Aの例では、他のパッシブアンテナ素子205b、205c、205dは、それぞれ、容量素子325を介してグランドプレーン330に電気的に接続されている。すべてのパッシブ素子205を容量結合することによって、指向性アンテナアレイ200aがオムニ指向性アンテナビームパターンを形成する。
これは当然のことであるが、パッシブアンテナ素子205とグランドプレーン330との間に、他の電気的終端デバイス、例えば遅延線路や集中インピーダンスも使用することができる。
以上、802.11プロトコルと指向性アンテナの動作との概要を説明したが、以下では、SME(Station Management Entity)及び802.11プロトコルを使用した、指向性アンテナのステアリングについて詳細に説明する。
図8はSME800、MAC層805、及び物理層810についての一般的な構成を示すが、これを802.11スタックということもある。この構成では、SME800がMAC層805及び物理層810と通信を行う。SME800は、層独立エンティティ(layer-independent entity)であって、このエンティティは、個別の管理プレーンとしてビュー(view)でき、MAC層805及び物理層810から「off to the side」で駐在することができる。SME800、MAC層805、及び物理層810は、種々のメディア、例えば、システムバス、物理ケーブル相互接続、又はネットワーク接続を介して、通信を行うことができる。例えば、SME800は、ステーション120aとして使用されているパーソナルコンピュータにおいて実行されている、スタンドアロンのソフトウェアアプリケーション又はアプレットとすることができる。MAC層805及び物理層810は、ステーション120aにインストールされる、プラグインPCI又はPCMCIAカード220において動作する、ソフトウェア又はファームウェアとして、実装することができる。本実施形態では、MAC層805及び物理層810は、802.11標準準拠の標準的なプロトコルを使用している。そこで、SME800は、例えば、Internet(図示せず)上のサーバからダウンロードすることができ、MAC層805及び物理層810とプラグアンドプレイ方式で対話することができる。
指向性アンテナアレイ20aから構成の異なるアンテナアレイへの更新又は交換を容易にするため、SME800を部分的又は全体的に更新することができる。SME800にはインタフェースドライバ(図示せず)を含めることができる。このインタフェースドライバは、SME800の一部にもでき、別個のモジュールとして提供されることもある。このインタフェースモジュールは、アンテナコントローラ815にコマンドを送信することができ、アンテナコントローラ815からフィードバックを受信することができる。指向性アンテナアレイ20aは、「ベストの」AP110をサーチするためのスキャン時において、コマンドに従ってアンテナビームをステアリングする。
802.11標準によれば、MAC層805は、指向性アンテナ205aその他のアンテナを介して伝送されるRF信号に関する信号メトリックス、例えばSNRを決定することができる。MAC層805は、RF信号をベースバンド信号に変換し、あるいはベースバンド信号をRF信号に変換するため、物理層810を採用している。MAC層805は、信号関連パラメータ、例えば、RSSI(received signal strength indication)と、SQ(signal quality)と、指示データ速度(indicated data rate)を提供するため、物理層810を使用している。MAC層805は、1つのアンテナビーム方向に関連付けされたデータの形式か、又は複数のアンテナビーム方向に関連付けされたデータのテーブルの形式で、メトリックスを、SME800に提供することができる。SME800は、コマンド又はリクエストを使用して、MAC層805にメトリックスを提供させることができる。
動作時、SME800は、MAC層805に対して、指向性アンテナアレイ20aの個々のビーム角に関連付けをしたメトリックスを提供させることができる。SME800は、当該メトリックスと予め定めた基準とに基づいて、指向性アンテナアレイ20aを、AP110に関連付けをした選択方向に向けることができる。
パッシブスキャンにおいては、指向性アンテナアレイ20aによって受信された個々のビーム角でのRFエネルギーの関数として、メトリックスを、MAC層805により決定させることができる。例えば、第1のAP110aから受信されたビーコン信号の信号強度についてのメトリックスを、第2のAP110bから受信されたビーコン信号の信号強度より、大きくすることができる。アクティブスキャンにおいては、SME800は、MAC層805により、(i)AP110a、110b、110cの少なくとも1つに物理層810を介して信号を伝送させ、(ii)AP110からの応答を測定させる、ことができる。
MAC層805は、予め計算又は測定されたメトリックスに基づいて、メトリックス又はメトリックステーブルをSME800に提供することもできる。例えば、周期型イベント又はイベントドリブンイベントは、MAC層805にメトリックスを決定させ、「必要に応じて」、「リクエストに応じて」、又は予め定めた基準に基づいて、メトリックスをSME800に提供させることができる。ステーション120aは、AP110を介して分散システムに接続することができ、MAC層805は、分散システムに接続する前又は後に、メトリックスをSME800に提供することができ、任意選択であるが、予め選択された方式で、提供することができる。
SME800は、コマンドをアンテナコントローラ815に発行することができ、アンテナコントローラ815は、制御信号820を指向性アンテナアレイ20aに送信する。制御信号820は、指向性アンテナアレイ200a内のアンテナ素子205に関連付けしたリアクタンス320、325との接続状態を変更することができ、これによりアンテナのビーム角が変更される。SME800は、MAC層805に、アンテナのビーム角に関連付けをしたメトリックスを提供させることによって、このような動作をコーディネートすることができる。例えば、SME800は、アンテナビームの角度を、ステップアンドホールド(step-and-hold)方式で変化させるように、指向性アンテナアレイ200に命令することができ、他方で、メトリックスが各アンテナビーム角において各AP110に関連付けされるまで、対応するウェイトアンドメジャ(wait-and-measure)方式で信号強度を測定するように、MAC層805に命令することができる。
これらメトリックスに基づいて、SME800は、アンテナビームをAP110に関連付けされた方向にステアリングするように、アンテナコントローラ815に、さらにコマンドを発行することができる。例えば、当該アンテナビームを、直接、AP110aの方向にステアリングすることができ、あるいは、このAP110aに関連付けされている強度のマルチパスの方向にステアリングすることができる。このようにして、SME800は、ステーション120aを、選択されたAP110aと関連付けするため、ベストのパスを使用することができる。
SME800は、予め定められた順、イベント駆動順、またはランダムな順による指向性アンテナアレイ200aによってオムニ指向性ビーム角を起動して、選択されたアンテナビーム方向が依然としてAP110aと通信するための最も適正な方向であるかどうかを決定する。これらメトリックスは、1つのAP110aか、又は複数のAP110a、110bに関するビーム角に対応することができる。
関連付けるのにベストのAP110をスキャン(すなわち、サーチ)するとき、SME800は、複数のビーム角と複数のビーコン信号とに対するメトリックスを返すように、MAC層805に命令するか又は要求することができる。アンテナビーム方向を変えると通信パスがより良くなるかどうかを決定するとき、SME800は、再スキャンを行うことができる。この再スキャンはアイドル期間において(すなわち、データの送受信が行われていないときに)行うことができ、又は、この再スキャンを非アイドル期間に「織り込む」ことができるが、これは本例においては使用されていない。あるいは、測定される信号を送受信するためか、又はプローブ要求を伝送するため、未使用ビットもしくはバイト、又は予め定めたオーバヘッドビットもしくはバイトを、使用することができる。
本発明の一実施形態では、SME800は、(i)所定のAPに対するベストのビーム方向を求めて、あるいは(ii)特定のAPを定めず、ベストのビーム方向を求めて、スキャンすることができる。いずれの場合も、SME800は、複数のビーム角及び少なくとも1つのビーコン信号に対するメトリックス又はメトリックステーブルを返すように、MAC層805にさせる(すなわち、命令又は要求する)ことができる。メトリックス又はメトリックステーブルに基づいてベストのビーム方向を選択した後、SME800は、図3A及び図3Bに関連して既に説明した技法を用いて、指向性アンテナアレイ20aのアンテナビームを選択方向に向ける。
図4は、WLAN100(図1B)で使用するため、本発明の原理によるステーション120によって実行されるプロセス400のフローチャートである。プロセス400は、ステーション120内のプロセッサによって実行されるSME800のコマンドのサブセットの具体例である。
プロセス400は、ステーション120がパワーオンされるステップ405から開始される。ステップ410で、ステーション120は初期化プロセスを実行する。ステーションの初期化410後のある時点で、プロセス400は、802.11プロトコルのMAC層及び物理層と通信を行うコマンドを実行するルーチン411に入る。ルーチン411は、まず物理層と通信し(ステップ413)、ついでMAC層と通信する(ステップ417)。
物理層との通信(ステップ413)には、セットアップ415が含まれるが、セットアップ415においては、802.11プロトコルの物理層で、初期化プロセス及び通信プロセスが実行される。物理層で実行される他のプロセスも、プロセス400のステップ413で実行される。
MAC層との通信(ステップ417)では、プロセス400は、ステップ420に進み、ステーション120が「ベストの」アンテナ指向角(antenna pointing angle)を決定するため、パッシブスキャンとアクティブスキャンのどちらを使用するかを、決定する(ステップ420)。仮にパッシブスキャンが使用される場合には、プロセス400は、パッシブスキャンルーチン425(図6)に進む。仮にアクティブスキャンが使用される場合には、プロセス400は、アクティブスキャンルーチン430(図7)に進む。パッシブスキャンルーチン又はアクティブスキャンルーチンの後、プロセス400は、ステップ435に進み、選択されたスキャンルーチン425又は430によって、AP110が突き止められたかどうかを決定する(ステップ435)。
仮にAP110が突き止められなかった場合には、プロセス400は、予め定めたタイムアウトに達するまで、引き続きAP110を突き止めるためスキャンを行う(ステップ420〜430)。タイムアウトに達した場合には、オムニ指向性モードがデフォルトとして使用される。仮にAP110が突き止められた場合には、プロセス400は、セットアッププロセスに進む(ステップ440)。このセットアッププロセスにおいては、再びMAC層が採用される。このセットアッププロセス(ステップ440)では、802.11プロトコルによって定義されているような、認証、プライバシ、関連付けを実行することができる。セットアップ(ステップ440)後、プロセス400は、ステーション/分散システム動作プロセス445(図5)に進む。
図5はステーション/分散システム動作プロセス445のフローチャートであり、このプロセス445はステーション120においてSMEレベルで実行される。プロセス445には、ステーション120aにおける典型的な動作が含まれるが、このプロセス445は、AP110を介したステーション120aと分散システム105の間のインタフェースをサポートする。プロセス445は、「ベストの」方向を決定するため、アンテナビーム方向を再評価することもできる。アンテナビーム方向の再評価は、(i)周期的に、(ii)受信信号その他の信号の品質メトリックスのレベルが予め定めた閾値未満である場合に、又は(iii)他のイベントドリブンもしくは非イベントドリブン基準に基づいて、行うことができる。ここで説明する例は、第1のステーション120aで実行されるカウントダウンタイミングモデルに基づいている。
図5を説明する。プロセス445は、ステップ505から開始される。ステップ510で、プロセス445は、ステーション120がまだ分散システム105に接続されているかどうかを判断する。仮にステーション120が接続されている場合には、ステップ515で、プロセス445は、受信信号レベルを計算する。ステップ520で、プロセス445は、信号レベルが予め定めた閾値未満であるかどうかを判断する。仮にこの信号レベルが予め定めた閾値未満である場合には、プロセス445は、ステップ525に進み、ステップ525において、ステーション/分散システム動作を続行する。
ステップ530で、プロセス445は、信号レベルカウントダウンタイマが0に等しいかどうかを判断する。仮に信号レベルカウントダウンタイマが0に等しい場合には、プロセス445は、ステップ510に戻り、ステップ510において、ステーション120aがそのAP110aを介して分散システム105にまで接続されているかどうかを判断する。仮に信号レベルカウントダウンタイマが0に等しくない場合には、プロセス445は、ステップ525に進む。この信号レベルカウントダウンタイマは、プロセス445の適切なステップ、例えばステップ510において、典型的な方式で再初期化することができる。
ステップ520で、仮に信号レベルが予め定めた閾値未満である場合には、プロセス445は、ステップ535に進み、パッシブスキャンルーチン425(図6)又はアクティブスキャンルーチン43(図7)を実行する。スキャンルーチンの一方を実行した後、プロセス445は、ステップ540に進み、ステーション120が新しいAP110を介して分散システム105にアクセスすることを選択したかどうかを判断する。仮にAP110aが変更されない場合には、プロセス445は、ステップ525に進む。仮に新しいAPが選択された場合には、プロセス445は、ステップ440に進み、上述したように、802.11プロトコルのMACレベルで、認証、プライバシ、及び関連付けが実行される。
仮にステーション120aが、もはやAP110を介して分散システム105に接続されていない場合には(例えば、ユーザの指示によるステーションパワーダウン、アウトオブレンジ(out-of-range))、プロセス445は、ステップ545に進み、ユーザによってステーション120aがパワーダウンされたかどうかを判断する。仮にステーション120aがパワーダウンされた場合には、プロセス445は、ステップ555に進み、図4の物理層セットアップ(ステップ415)に戻る。本実施形態においては、物理層セットアップ(ステップ415)に戻るのは、ステーション120aと選択AP110との間の通信が、通信エラー又はアウトオブレンジエラーによって遮断されたとの仮定の下に、行われる。仮にステーション120aがパワーダウンされた場合には、プロセス445は、ステップ550に進み、典型的な方式で、ステーション120aをパワーダウンする。
図6は、図4で提示されたパッシブスキャンルーチン425のフローチャートである。パッシブスキャンルーチン425は、カウンタiに0をセットするステップ605から開始される。ステップ610で、ルーチン425は、すべてのアンテナ角が試験されたかどうかを判断する。仮にすべてのアンテナ角度が試験されていない場合には、ルーチン425は、ステップ615に進み、ステーション120aは、APビーコン信号を角度iで受信する。言い換えると、アンテナ角に角度iをセットして、ビーコン信号をリスン(listen)する。ステップ620で、ビーコン信号が測定される。ステップ625で、パッシブスキャンルーチン425は、ビーコン信号メトリックスを計算する。指向性アンテナアレイ200a(図2)によってサポートされる次の角度を選択するため、ステップ630で、カウンタiをインクリメントする。ルーチン425は、ステップ610に進み、すべてのアンテナビーム角が試験されるまで、上記のステップを繰り返す。
すべてのアンテナビーム角の試験が済んだ後、ルーチン425は、ステップ635に進み、AP110と通信するのに「ベストの」角度であるアンテナ角を選択する。角度の選択は、RSSI、C/I、Eb/No、又は当技術分野で一般に知られている他の信号品質尺度を含む種々の基準に基づいて、行うことができる。パッシブスキャンルーチン425は、ステップ640で、呼び出しルーチン(図4又は図5)に戻り、処理を続行する。
図7は、図4で提示されたアクティブスキャンルーチン430のフローチャートである。アクティブスキャンルーチン430は、カウンタiに0を設定するステップ705から開始される。ステップ710で、ルーチン430は、すべてのアンテナ角が試験されたかどうかを判断する。仮に試験されていない場合には、ルーチン430は、ステップ715に進む。
ステップ715で、ルーチン430は、指向性アンテナアレイ200aを使用して、AP110にRF信号によるプローブを送信する。ステップ720で、ルーチン430は、AP110からプローブ応答を受信する。ステップ725で、アクティブスキャンルーチン430は、プローブ応答を測定する。ステップ730で、アクティブスキャンルーチン430は、プローブ応答のメトリックスを計算する。次のアンテナ角を試験するため、ステップ735で、カウンタiをインクリメントする。
すべてのアンテナ角で上記のプロセスを繰り返した後、ステップ740で、アクティブスキャンルーチン430は、ステーション120aとAP110との間で最良又は最適の信号品質を提供するアンテナ角を選択する。ステップ745で、アクティブスキャンルーチン430は、図4又は図5の呼び出しルーチンに戻る。
上述した実施形態を実施するのに使用される方法及び装置は、802.11ネットワークその他のワイヤレスネットワーク、例えばBluetoothネットワークで使用することができる。
図4〜図のプロセスは、ソフトウェア、ファームウェア、又はハードウェアで実装することができる。ソフトウェアで実装する場合には、ソフトウェアは、任意のコンピュータ可読媒体、例えば、ROM、RAM、CD−ROM、又は磁気ディスクにストアすることができる。ストレージをステーション120ローカルに持つことができ、あるいはワイヤード又はワイヤレスネットワーク、例えば分散システム105を介して、AP110からダウンロードすることもできる。ソフトウェアは、汎用プロセッサ又は特定用途向けプロセッサによってロードし、実行することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を参照して、本発明を具体的に示し説明したが、添付の特許請求の範囲により確定される本発明の範囲から逸脱しない限り、形態及び細部を種々変更できることは、当業者にとって当然のことである。
本発明の原理を採用したWLANの概略図である。 アンテナスキャンを行う図1AのWLAN内のステーションの概略図である。 外付け指向性アンテナアレイを有する図1Aのステーションを示す図である。 内蔵PCMIAカードに組み込まれた指向性アンテナアレイを有する図2Aのステーションを示す図である。 図2Aの指向性アンテナアレイを示す図である。 図3Aの指向性アンテナのアンテナ素子の状態を選択するのに使用されるスイッチの概略図である。 図1のステーションによって使用される第1のプロセスのフローチャートである。 図1のステーションによって使用される第2のプロセスのフローチャートである。 図4及び図5のプロセスによって使用されるパッシブスキャンルーチンのフローチャートである。 図4及び図5のプロセスによって使用されるアクティブスキャンルーチンのフローチャートである。 図2Aのステーションで実行されるソフトウェア要素及びハードウェア要素の図である。

Claims (19)

  1. 指向性アンテナを操作する方法であって、
    複数のアンテナ角のそれぞれのメトリックスがMAC層において計算されるようにするステップと、
    前記MAC層とは離れているSMEに前記メトリックスを提供するステップと、
    前記SMEからの、前記メトリックスを含む入力に基づいて、アクセスポイントに関連付けられた最良のアンテナ角にアンテナを向けるステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  2. それぞれのアンテナ角についてのアクセスポイント信号を前記MAC層において受信するステップをさらに含み、前記アクセスポイント信号は、前記メトリックスのそれぞれを計算するために使用されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記アクセスポイント信号のそれぞれは各アクセスポイントから受信されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記MAC層の前記最良のアンテナ角に関連付けられたアクセスポイントにアクセスするステップをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記アクセスポイント信号はビーコン信号であることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  6. 前記ビーコン信号を測定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記最良のアンテナ角は前記ビーコン信号の信号品質測定値に基づくことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記信号品質測定値は、SNR(signal-to-noise ratio)、Eb/No(energy-per-bit per total noise)、RSSI(received signal strength indication)、およびC/I(carrier-to-interference ratio)のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記MAC層は、前記アンテナ角の前記指向性アンテナによる受信エネルギーの関数として前記メトリックスを決定することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. モバイルステーションであって、
    アクセスポイントと関連付けられた最良のアンテナ角に指向性アンテナを向けるSMEと、
    複数のアンテナ角のそれぞれについて、前記SMEの要求で前記最良のアンテナ角を決定するために前記SMEによって使用されるメトリックスを計算するMAC層と
    を備え、
    前記MAC層は前記SMEの外部にあることを特徴とするモバイルステーション。
  11. 前記メトリックスに基づいて前記SMEから入力を受け取る指向性アンテナに結合されたアンテナコントロールユニットをさらに備えたことを特徴とする請求項10に記載のモバイルステーション。
  12. アクセスポイント信号は前記アンテナ角のそれぞれについて前記MAC層によって受信され、前記アクセスポイント信号は前記メトリックスのそれぞれを計算するために前記MAC層によって使用されることを特徴とする請求項11に記載のモバイルステーション。
  13. 前記SMEは、前記MAC層に前記メトリックスを計算させることを特徴とする請求項11に記載のモバイルステーション。
  14. 前記SMEは、前記指向性アンテナによって受信されたエネルギーの関数として、前記アンテナ角のそれぞれについてのメトリックスを前記MAC層に決定させることを特徴とする請求項13に記載のモバイルステーション。
  15. 前記SMEは、前記MAC層に、前記アクセスポイントへ信号を送信させ、前記アクセスポイントからの応答を測定させることを特徴とする請求項13に記載のモバイルステーション。
  16. 前記アクセスポイント信号はビーコン信号であることを特徴とする請求項12に記載のモバイルステーション。
  17. 前記ビーコン信号を測定することをさらに含むことを特徴とする請求項16に記載のモバイルステーション。
  18. 前記最良のアンテナ角は前記ビーコン信号の信号品質測定値に基づくことを特徴とする請求項17に記載のモバイルステーション。
  19. 前記信号品質測定値は、SNR(signal-to-noise ratio)、Eb/No(energy-per-bit per total noise)、RSSI(received signal strength indication)、およびC/I(carrier-to-interference ratio)のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項18に記載のモバイルステーション。
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