JP4520201B2 - メーキャップ製品および/または美容ケア製品のためのパッケージング・アプリケータシステム - Google Patents

メーキャップ製品および/または美容ケア製品のためのパッケージング・アプリケータシステム Download PDF

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Description

本発明は、メーキャップ組成物および/または美容ケア組成物の収容と塗布とのためのシステムに関するものである。とりわけ、本発明は、特にまつ毛や眉毛といったような角質材料のメーキャップおよび/または美容ケアに関するものである。
現存のマスカラ組成物は、常温で適用することを意図したカール用マスカラと称されるものとして公知である。
特に硬質ワックスおよびストレッチポリマーをベースとしたようなこの種の組成物は、とりわけ、欧州特許出願公開第0 928 607号明細書に開示されている。このような組成物を使用した場合には、まつ毛のカール効果は、時々、不十分なものとなる。さらに、カール効果の経時的な持続性が短く、最適ではない。
国際公開第00/74519号パンフレットには、組成物内のワックスの全部または一部を有機ゲル形成剤によって代替することによって得られたような、改良されたカール特性が開示されている。カール特性という観点において、得られた結果が期待外れのものであることが、経験的に証明されている。
また、『まつ毛用のカーラー』として構成された様々なタイプのデバイスも、存在している。第1タイプのデバイスにおいては、デバイスは、メーキャップ製品の適用前に常温で使用されるクランプという形態として構成されており、メーキャップ製品の適用に先立ってまつ毛を把持してまつ毛に対してカールを付与するよう機能する。これは、実施状況が非常に格好悪いものである。得られるカール度合いという観点においてもまたカール効果持続時間という観点においても、結果は、良好なものではない。また、製品の適用後にこのタイプのデバイスを使用することも、知られている。そのような製品適用後のまつ毛成形段階により、塗布の品質が損なわれることが、経験的に示されている。
第2タイプのデバイスにおいては、デバイスは、クランプまたはブラシという形態として構成されており、加熱される。従来的なマスカラ組成物と組み合わせたこの種のデバイスを使用したまつ毛に対してのカール付与は、メーキャップ製品の塗布前にも、あるいは、メーキャップ製品の塗布後にも、行うことができる。メーキャップ製品の塗布前にデバイスを使用した場合には、製品適用後にはカール効果がほとんど残らない。メーキャップ製品の塗布後にデバイスを使用した場合には、マスカラによるコーティング部分が、部分的に取り除かれるあるいは損傷を受ける傾向がある。この第2タイプのデバイスは、特に、欧州特許出願公開第0 848 920号明細書や米国特許第5,853,010号明細書や米国特許第6,009,884号明細書に開示されている。
米国特許第5,775,344号明細書には、特にまつ毛のための製品といったような製品のためのパッケージング・アプリケータデバイスが開示されており、塗布すべき組成物を収容した容器が設けられている。容器の開口を閉塞することを意図したキャップには、加熱ロッドが一体化されている。この加熱ロッドの一端には、特にブラシの形態といったようなアプリケータが取り付けられている。
容器の壁には、容器を開ける前に内容物を加熱することを意図した加熱手段が設けられている。アプリケータを引き抜いたときには、ロッドから放出された熱が、アプリケータ上に付着している組成物を、適切な温度に維持する。
この文献においては、ロッドを加熱するための手段は、ワイパに近接した部分も含めてロッドの長さ全体にわたって延在した加熱フィルムから、構成されている。このことは、ワイパが、実質的な温度上昇に耐え得る材料から形成されなければならないことを意味する。このような材料は、耐熱性が必要とされるという理由から、ロッドに対しての拭取特性に関しては、必ずしも最適化されたものではない。
さらに、ロッドの全体が加熱される場合には、システムは、実用的な観点からは最適ではないような、大きな熱容量を有している。この大きな熱容量を仮定すれば、ロッド内に組み込まれる加熱手段は、他の手段によって加熱された組成物の温度を維持するのが精一杯である。この場合、この文献においては、容器の壁自体に、使用に先立って化粧品を加熱するための加熱ストリップが設けられている。この加熱ストリップは、この文献においては、デバイスの主たる加熱手段をなす加熱手段である。
さらに、この文献においては、このようなデバイスを使用して塗布すべき組成物の特性に関しては、特に熱特性に関しては、示唆すらない。
また、上記タイプのまつ毛用カーラーと組み合わせて販売されるマスカラが、最近、市販されるようになった。上記欠点とは別に、組成物は、熱的に安定ではなく、加熱サイクルを繰り返した後には、組成物の粘性がかなり増大する、すなわち、組成物が『バルク状』となってしまう。加えて、カールした状態におけるまつ毛の硬化は、迅速なプロセスではなく、システムの使用を退屈なものとする。この種の組合せ(まつ毛用カーラー+マスカラ)は、特に、Max Factor 2000 Calories(登録商標)No.3 あるいは Stretch No.2(登録商標)という商標名を有したマスカラを有しつつ、Lash Finity Curler(登録商標)という商標名でもって、日本で販売されている。
欧州特許出願公開第0 928 607号明細書 国際公開第00/74519号パンフレット 欧州特許出願公開第0 848 920号明細書 米国特許第5,853,010号明細書 米国特許第6,009,884号明細書 米国特許第5,775,344号明細書
本発明の1つの目的は、従来技術によるシステムに関して上述した様々な問題点の全部または一部を解決し得るような、特にまつ毛や眉毛のための製品といったようなメーキャップ製品および/または美容ケア製品の塗布のためのデバイスを提供することである。
本発明の格別の目的は、特に角質ファイバのカールや引き伸ばしに関して、顕著でありかつ長く継続する効果をもたらし得るような、特にまつ毛のような角質ファイバのための製品といったようなメーキャップ製品および/または美容ケア製品の塗布のためのデバイスを提供することである。
本発明の他の目的は、加熱することを意図しているとともに繰返し使用によっても影響を受けないような、角質ファイバのためのメーキャップ製品および/または美容ケア製品の塗布のための、パッケージング・アプリケータデバイスを提供することである。
本発明の他の目的は、従来技術によるデバイスと比較して、より簡単に使用し得るようなデバイスを提供することである。
本発明の他の目的は、以下の詳細な説明により、明瞭となるであろう。
本発明においては、上記目的は、特にまつ毛や眉毛のためのものといったようなメーキャップ製品および/または美容ケア製品のためのパッケージング・アプリケータシステムであって、
i) 容器と;
ii)この容器内に収容されているとともに、熱的に安定であり、さらに、中央高さにおける温度幅が20℃以下であるような少なくとも1つの溶融ピークを示す熱プロファイルを有している、メーキャップ用のおよび/または美容ケア用の組成物と;
iii) この組成物を塗布するためのアプリケータデバイスと;
iv)塗布前にあるいは塗布最中にあるいは塗布後に、組成物の融点を超える温度にまで、好ましくは組成物の最終融点以上の温度にまで、組成物を加熱するための加熱デバイスと;
を具備しているパッケージング・アプリケータシステムによって、得られる。
本発明によるメーキャップ用のおよび/または美容ケア用の組成物は、熱的に安定なものとされる。言い換えれば、組成物の粘度は、各使用ごとに組成物が受ける温度変化によって、悪影響を受けない。このため、組成物の化粧特性は、最初の使用から最後の使用までにわたって、悪影響を受けない。
『熱的に安定な』組成物とは、以下のプロトコルに従ったX回の溶融/冷却サイクルを連続的に受けた後においても、25%を超えては、好ましくは20%を超えては、より好ましくは15%を超えては、なおも好ましくは10%を超えては、粘度特性が変化しないものとして、定義される。プロトコルは、以下のようなものである。組成物を、80℃で2時間にわたって温度チャンバ内に配置する。その後、組成物を放置し、雰囲気温度にまで自然復帰させる。X回のサイクルの終了後に、粘度を測定する。2つの連続したサイクルの間に、24時間の期間をおく。X回の溶融/冷却サイクルの終了後に測定した粘度を、第1回目のサイクルの前に測定した粘度と比較する。
好ましくは、X=4とされる。より好ましくは、X=8とされる。さらに好ましくは、X=10とされる。なおも好ましくは、X=15とされる。
好ましくは、粘度の読取は、60Hz電源によって240min−1で動作するまたは50Hz電源によって200min−1で動作する MS-r3 または MS-r4 ロータによって駆動される RM 180 Rheomat(商標名)を使用して行われる。
加えて、熱的に安定でありかつ特定の熱プロファイルを有したメーキャップ組成物および/または美容ケア組成物と、塗布前にあるいは塗布最中にあるいは塗布後に組成物を加熱し得るツールと、の組合せにより、特にまつ毛のカールの場合にはカール度合いとカール持続時間との双方の観点から満足のいくカール効果を得られるといったような、有効性がもたらされることが示されている。
そのような特性を有した組成物は、融点(P )を超えた温度にまで加熱した時に、好ましくは最終融点以上の温度にまで加熱した時に、非常に短時間でアモルファス状態(融点P 以上)から結晶状態(融点P 以下)へと変化するという格別の特性を示す。
好ましくは、加熱デバイスは、製品の温度を、35℃〜100℃へと、好ましくは40℃〜80℃へと、加熱することができる。
溶融ピークの幅が非常に狭いことは、数秒以内で製品の冷却につれてまつ毛をカール状態にセットすることができるという点において、特に有利である。
『溶融ピーク』という用語は、DSCによって得られる組成物の熱プロファイル内に現れるピークを意味しており、融点(P )とは、溶融ピークの頂点が観測される温度である。
組成物の融点は、例えば METLER 社によって DSC 30 という商標名でもって市販されているような示差走査熱量計(DSC)を使用して測定することができる。5〜10mgという製品試料を、ルツボ内に配置し、このルツボに対して、5℃/minという加熱速度でもって−20℃〜90℃という第1温度上昇を印加する。その後、5℃/minという冷却速度でもって90℃〜−20℃へと冷却し、最後に、5℃/minという加熱速度でもって−20℃〜90℃という第2温度上昇を印加する。第2温度上昇の際に、空のルツボによって吸収される熱量と、製品試料を含有したルツボによって吸収される熱量と、の間の差を、温度の関数として測定する。化合物の融点は、温度に対しての吸収熱量差の変動を表した曲線におけるピークの頂点に対応した温度である。
有利には、組成物の融点(P )は、20℃〜80℃とされ、好ましくは25℃〜75℃とされ、より好ましくは35℃〜60℃とされる。
第1実施形態においては、加熱手段は、アプリケータデバイスとは別体とされた加熱デバイスによって形成される。システムは、アプリケータデバイスと加熱デバイスとから構成されたセットの形態とされる。このようなセットは、ブリスタ包装タイプからなるパッケージングとすることができる。加熱手段は、米国特許第6,009,884号明細書や米国特許第5,853,010号明細書に開示されたタイプのものとすることができる。また、(まつ毛の場合には)加熱ランプの形態として形成された他のデバイスを使用することもできる。そのようなデバイスは、特に、米国特許第6,220,252号明細書に開示されている。
このような構成の1つの利点は、メーキャップ製品を従来の市販のパッケージング・アプリケータデバイスとしてパッケージングし得ることである。
i) 本発明に基づいて使用することを意図した場合には、加熱デバイスと一緒に販売することができる。
ii)冷たい状態で使用することを意図した場合には、単体で販売することができる。
好ましくは、用途に応じて、使用者は、より顕著でありかつ長く持続するカールを得るに際して、冷たい状態で製品を使用するかあるいは加熱して製品を使用するかを選択することができる。
代替例においては、加熱手段は、アプリケータデバイスに対して関連したものとされる。よって、このデバイスの寸法および全体的コストは、実質的に低減されている。加えて、この構成は、必要であれば、同一のツールを使用しつつ1回の操作でもって、製品の加熱とまつ毛のカールとの双方を行い得る可能性をもたらす。よって、メーキャップに要する合計時間が実質的に低減される。
他の代替例においては、米国特許第5,775,344号明細書に開示されているのと同様に、加熱手段は、特に容器の内壁といったように、容器自体に対して関連づけることができる。
好ましくは、アプリケータデバイスは、ロッドの端部に配置されたアプリケータを備え、このアプリケータは、ユニット上に取り付けられたアプリケータデバイスと一緒に、容器内の組成物に対して接触し、加熱手段は、ロッドの少なくとも一部に対しては作用しないものとされている。これにより、システムの熱的な慣性が、低減される。
好ましくは、高温にまで加熱されない上記部分は、デバイスの最初の使用時点での、容器内での組成物の上面よりも、上方位置に配置することができる。これは、デバイスが実質的に直立状態とされる場合に、典型的である。
よって、ロッドのうちの、加熱対象製品に対して接触していない部分は、一切加熱されることがない。したがって、過剰のエネルギーを消費しない。
好ましくは、ロッドのうちの加熱を受けない部分は、最大でも溶融ピークの最終融点(T )未満の温度とされ、より好ましくは、組成物の融点(P )以下未満の温度とされる。
『溶融ピークの最終融点』という用語は、溶融に関するエンタルピーの95%が消費される温度を意味している。
『溶融ピークの初期融点』という用語は、溶融に関するエンタルピーの5%が消費される温度を意味している。
よって、大きな温度変化を受ける構成部材の数が、制限されている。これは、ワイパ部材に関して、特に意義深い。米国特許第5,775,344号明細書に開示された構成においては、ワイパ部材が大きな温度変化を受けるため、ワイパ部材の形成に際して、耐熱性材料を使用せざるを得ない。これは、アプリケータにおける拭き取り操作に関しても、最良の結果をもたらすものではない。
好ましくは、加熱手段は、電源に対して接続される。この電源は、好ましくは直流電流源とされ、特にバッテリの形態とされ、とりわけ再充電可能なバッテリの形態とされる。特に、電源は、6Vまたは12Vという規格のものとすることができる。
加熱手段によって消費される電力は、0.5〜4Wとすることができ、好ましくは0.5〜2Wとすることができ、より好ましくは0.5〜1Wとすることができる。
有利には、加熱手段は、特に複数のターンを有してなる巻線の形態として構成された加熱デバイスとすることができる。
特に、巻線がアプリケータとして機能する場合には、巻線の横断面形状は、特に意図された用途に応じて、適切なものとして選択することができる。特に、巻線の横断面形状は、円形形状や、正方形形状や、三角形形状や、六角形形状や、他の形状、とすることができる。
加熱デバイスは、好ましくは、特に熱間形成されたステンレススチールといったような電気伝導性材料からなるワイヤと、このワイヤを被覆している特に酸化マグネシウムまたは酸化アルミニウムといったような電気絶縁性かつ熱伝導性材料と、を備えている。
有利には、加熱デバイスは、特に熱間形成されたステンレススチールといったような外側保護コーティングを備えている。
加熱デバイスの最大外径は、0.3〜1mmとすることができ、好ましくは0.4〜0.6mmとすることができる。
巻線は、互いに隣接した複数のターンを有することも、また、互いに離間した複数のターンを有することも、できる。この特性は、抵抗によって形成された巻線を、製品塗布手段としても使用する場合には、特に重要である。実際、ターンどうしの相対構成は、特に、ターンどうしの密度は、メーキャップ製品の塗布特性に影響を及ぼす。
上述したように、加熱手段は、塗布手段(アプリケータ)として機能させることができる。
これに代えて、塗布手段(アプリケータ)は、加熱手段部材とは別体とすることもできる。この構成においては、アプリケータは、このアプリケータの実質的に長さ全体にわたって、加熱手段に対して、軸方向にオフセットすることができる。よって、加熱手段は、ロッドのうちの、アプリケータに隣接した部分から、ロッドのうちの、デバイスの最初の使用前の時点での製品の自由表面以下のところまでにわたって、延在させることができる。よって、加熱手段に対して当接する製品の量が最適化され、これにより、組成物を所望温度にまで加熱するのに要する時間を低減することができる。他方、ワイパ部材は、温度上昇を受けない。
しかしながら、好ましくは、加熱手段とアプリケータとの間には、少なくとも部分的な軸方向オーバーラップが設けられる。よって、アプリケータ上に存在する製品の少なくとも一部を、まつ毛に対して塗布しつつ同時に、加熱することができる。このような構成は、使用者に対して、製品の塗布によってコーティング膜を形成するに際して、組成物が結晶状態に復帰するまでに、より多くの時間をかけて操作を行い得るという利点を、もたらす。
好ましくは、加熱手段は、実質的にアプリケータの長さ全体にわたって延在する。よって、メーキャップの一様性が改良される。より好ましくは、加熱手段は、ロッドの長さ部分にわたっては、延在しない。
アプリケータは、特にスチールワイヤといったような捻りワイヤからなる2つのストランドの間に保持された荒毛構成を備えることができる。荒毛は、印加される温度に対して耐性を有するものとして選択された材料から形成される。典型的には、ある種のポリアミドが使用される。
アプリケータの荒毛は、連続した複数の螺旋の形態として構成し得るとともに、加熱デバイスを形成する巻線をなす複数のターン内に少なくとも部分的に挿入することができる。よって、従来的な螺旋ブラシを使用することができ、このような螺旋ブラシの上に、加熱デバイスをなす螺旋巻線を『巻回』することができる。加熱デバイスは、荒毛による製品塗布を妨害しないよう十分に短いものとされる。
これに代えて、アプリケータは、外表面の少なくとも一部が特に突出部といったような突起を有した部材を備え、それら突起は、製品の塗布を意図したものでありおよび/またはまつ毛どうしの分離を意図したものであり、加熱手段は、特にアプリケータの表面といったような、アプリケータの長手方向における少なくとも一部上にわたって延在する。
他の代替例においては、アプリケータは、中空部材から構成され、この中空部材の内部に、加熱手段が配置される。加熱手段は、様々な態様とすることができる。加熱手段は、特に、裸ワイヤや、絶縁被覆付きの巻線抵抗や、フィラメントランプや、圧縮ガスや、循環型のあるいは貯蔵型の熱伝達流体や、機械的摩擦によってアプリケータを加熱することを意図した回転部材または往復移動部材や、中空部材の内表面に対して設置されたフィルム抵抗素子や、特にヒートポンプ原理で動作するものといったような他の任意の構成、とすることができる。
中空部材は、非酸化性金属や、プラスチックや、良好な熱伝導特性を有した他の任意の材料、から形成することができる。中空部材の外表面は、製品の塗布を容易とし得るようまたまつ毛どうしの分離を容易とし得るよう、すべての種類の特徴物すなわち突起(歯、荒毛、リッジ、等)を有することができる。特に、1つまたは複数の列をなしてアプリケータの長手方向に延在するような歯または荒毛を、中空部材の外表面上に設けることができる。そのような荒毛列または歯列は、中空部材の成型時に形成することも、また、特に接着といった手法によって、付与することも、できる。
特定の例示においては、中空部材は、アルミニウムから形成され、平坦化された角度を有した実質的に三角形状の横断面を有するものとされる。各平坦角度に沿って、長手方向グルーブが延在しており、そのようなグルーブに、ポリアミド製荒毛列が設置される。
特に、中空部材を備えたこの構成においては、アプリケータは、交換やクリーニングのために、容易に取り外し得ることが意図される。
特にまつ毛や眉毛以外に対する塗布に関し、アプリケータは、上記以外の構成を有することができる。アプリケータは、特に、ブラシや、開放セルまたは半開放セルまたは閉塞セルを有した発泡体ブロックや、焼成材料や、被処理対象をなす表面および/または形成すべき表面の性質や位置に応じて適切であるように選択された他の任意の構造、とすることができる。
当然のことながら、加熱手段は、特に温度測定手段および/または温度表示手段の形態とされたような、制御手段と関連させることができる。このような制御手段は、特に、
i) 温度を制限するように機能し(バイメタルストリップ);および/または、
ii)温度を表示するように機能し(熱クロミック素子);および/または、
iii) 温度を測定して制御するように機能する(熱伝対)。
ロッドのうちの、アプリケータとは反対側の端部には、好ましくは、キャップが設けられ、このキャップは、アプリケータを容器内に配置したときには、容器の開口を閉塞する。
好ましくは、開口の近傍には、容器からアプリケータが引き抜かれる際にアプリケータを横断することを意図したワイパ部材が、配置される。このようなワイパ部材は、ポリエチレンや弾性材料から形成することができる。上述したように、加熱手段は、有利には、開口をキャップによって閉塞した際に、ロッドのうちの、ワイパ部材の高さ位置に位置した部分に対しては作用しないように、構成されている。
好ましくは、メーキャップ用の組成物の熱プロファイルは、好ましくは10℃〜90℃という温度範囲内に位置した溶融ピークを示す。付加的な『ピーク』の存在は、プロファイル上で観測することができる。このような付加的なピークは、一般に、実質的に強度が小さくかつ幅が広いものである。
有利には、初期融点(T )は、10℃以上であり、好ましくは15℃以上であり、より好ましくは20℃以上であることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。好ましくは、初期融点(T )は、10℃〜50℃であり、好ましくは15℃〜45℃であり、より好ましくは20℃〜40℃である。
また好ましくは、最終融点(T )は、90℃以下であり、好ましくは80℃以下であり、より好ましくは70℃以下であり、なおも好ましくは60℃以下である。好ましくは、最終融点(T )は、35℃〜90℃であり、好ましくは35℃〜80℃であり、より好ましくは40℃〜70℃であり、なおも好ましくは40℃〜60℃である。
溶融ピークの温度範囲(ΔT=T−T)は、1℃〜30℃であり、好ましくは2℃〜25℃であり、より好ましくは3℃〜20℃である。
また好ましくは、中央高さにおける温度幅(L )は、0.5℃〜20℃であり、好ましくは1℃〜10℃であり、より好ましくは1.5℃〜8℃であり、さらに好ましくは2℃〜5℃である。溶融ピークの中央高さは、熱プロファイル上で溶融ピークの両側において2つのフラットな部分どうしを連結する直線と、溶融ピークの頂点と、の間の中間の高さ位置として、決定することができる。
本発明による組成物は、特に、連続的な相または無水相または水性相とすることができ、エマルジョンや分散体の形態とすることができる。
好ましくは、メーキャップ用の組成物は、ワックス、半結晶性ポリマー、オイル、構造剤によって増粘されたオイル、および、これらの混合物、の中から選択された少なくとも1つの化合物を含有した脂肪相を備えている。
また好ましくは、脂肪相は、20℃を超える融点を有した半結晶性ポリマーを含有している。このような半結晶性ポリマーは、特に、仏国特許出願公開第2 824 267号明細書に開示されている。
『半結晶性ポリマー』という用語は、スケルトン内に結晶部分または垂下結晶チェインまたは結晶シーケンスを含有したポリマーを意味しており、特に溶融(固体−液体転移)に関して、可逆的な一次的相転移温度を有している。結晶部分が、ポリマースケルトンからなる結晶シーケンスの形態とされている場合には、ポリマーのアモルファス部分は、アモルファスシーケンスの形態とされる。この場合、半結晶性ポリマーは、例えばダイブロックやトリブロックやマルチブロックといったようなシーケンス化コポリマーであって、少なくとも1つの結晶シーケンスと、少なくとも1つのアモルファスシーケンスと、を備えている。『シーケンス』という用語は、一般に、互いに同一の少なくとも5個の繰返しパターンを意味している。その場合、1つまたは複数の結晶シーケンスは、1つまたは複数のアモルファスシーケンスとは異なる化学特性を有している。
組成物の脂肪相は、また、ワックスを備えることができ、このワックスは、好ましくは、半結晶性ポリマーを有した少数混合物である。本発明においては、ワックスは、脂肪親和性の化合物とされ、雰囲気温度(25℃)において固体であって、可逆的な固体・液体相転移を有しており、30℃以上といったような可能であれば最大で120℃といったような融点を有している。ワックスを液体状態とする(溶融させる)には、ワックスをオイルに対して混和性とすることができ、微視的に一様な混合物とすることができる。しかしながら、混合物の温度が雰囲気温度となると、ワックスは、混合物中において、オイル内で再結晶化する。
好ましくは、ワックスは、例えば Phytowax Olive 18L57(商標名) といったような、ステアリルアルコールによってエステル化されたオリーブオイルの水添によって得られたオリーブワックスや、ステアリックアルコールや、ステアリルステアレートや、ステアリルベンゾレートや、ジトリメチルオールプロパンテトラステアレートや、パームバターや、Clariant 社による Licowax KST(商標名) や、ジトリメチルオールプロパンテトラベヘネートや、ジオクタデシルカーボネートワックスや、これらの混合物、の中から選択される。
脂肪相は、また、オイルを備えることができ、オイルは、揮発性または非揮発性の炭化水素、および/または、シリコーン、および/または、フッ素ベースのオイル、および、これらの混合物、の中から選択される。
脂肪相は、また、構造剤によって増粘されたオイルを備えることができる。構造剤は、脂肪親和性のゲル形成剤や、有機ゲル形成剤や、これらの混合物、の中から選択することができる。
組成物は、また、水性相を備えることができる。水性相は、本質的に、水から構成することができる。水性相は、増粘剤を含有することができる。
組成物は、また、無水相を備えることができる。無水相は、本質的に、特にシリコーンや炭化水素やフッ素ベースの溶媒といったような揮発性溶媒から構成されている。
組成物は、また、着色剤を備えることができる。着色剤は、例えば粉末ベースの色素とされ、特に、顔料や、脂肪溶解性の色素や、水溶性の色素、とされる。
組成物は、フィルム形成ポリマーを備えることができ、このフィルム形成ポリマーは、水溶性のものとも、脂肪溶解性のものとも、分散体とも、することができる。
組成物は、付加的に、化粧品において従来から使用されている任意の添加剤を備えることができる。このような添加剤には、例えば、酸化防止剤や、防腐剤や、香水や、中和剤や、可塑剤や、皮膚軟化剤や保湿剤やビタミンや日焼け防止剤のような活性化粧剤や、これらの混合物、がある。
添加剤は、組成物の総重量に対して0.01〜15%という濃度範囲で存在することができる。
当然のことながら、当業者であれば、任意の補助的添加剤の選択やその量に関して、組成物の有利な性質が添加剤の添加によって損なわれないように、特に組成物の熱プロファイルが上述したようなままに維持されるように、注意を払うであろう。
組成物は、化粧品の分野において一般的に使用されている公知プロセスを使用して、製造することができる。
本発明において使用される組成物は、メーキャップ用の組成物、特に角質ファイバのためのメーキャップベースすなわちベースコート、トップコートとも称されるような、メーキャップの上に塗布される組成物、あるいは、角質ファイバの処置のための組成物、とすることができる。より詳細には、本発明による組成物は、マスカラとされる。
しかしながら、他の応用も想定することができる。熱の印加がメーキャップの最終仕上げ結果に有利であるようなメーキャップ組成物および/または皮膚ケア組成物や、製品の塗布を容易とする用途に、応用することができる。例示するならば、ファンデーションや、アイシャドウや、口紅や、ライナー、等に応用することができる。
本発明の他の見地によれば、詰替容器が提供され、この詰替容器は、特にアプリケータデバイス内に加熱手段が組み込まれている場合に、本発明によるパッケージング・アプリケータシステムと一緒に使用することを意図したものである。この詰替容器は、メーキャップ製品を収容することを意図した容器を具備しており、この容器のエッジは、開口を形成している。好ましくは、詰替容器には、開口の近傍に、ワイパ部材が設置されている。
使用前の時点においては、詰替容器の開口は、着脱可能閉塞部材によって閉塞されている。このような閉塞部材は、特にネジ山付きのものといったようなキャップや、特に熱シール型閉塞部材といったような他の任意の適切な手段、とすることができる。
上記構成とは別に、本発明は、本発明を何ら限定することのないいくつかの実施形態に関連して添付図面を参照して後述するような他のいくつかの特徴点を有している。
図1に示すシステム(あるいは、組合せ)(1)は、マスカラのためのパッケージング・アプリケータデバイス(100)と、このパッケージング・アプリケータデバイスとは別体とされた加熱デバイス(50)と、を具備している。
2つのデバイス(100,50)は、ブリスタ包装タイプからなる同一の包装によって、一緒に販売することができる。製品を収容しているデバイス(あるいは、ユニット)(100)は、単体で(あるいは、個別的に)、販売することができる。
パッケージング・アプリケータデバイス(100)は、容器(2)を備えている。容器(2)の上部には、ネジ山付きネック(3)が設けられている。ネジ山付きネック(3)の自由端は、開口(4)を形成している。デバイス(100)は、さらに、アプリケータデバイス(10)を備えている。アプリケータデバイス(10)は、キャップ(11)を有している。キャップ(11)には、ロッド(13)が一体化されている。ロッド(13)の一端には、アプリケータ(12)が設けられている。アプリケータ(12)は、一般に、捻られたスチールワイヤから形成された2つのストランドの間にファイバが保持されてなる構成とされている。キャップ(11)の内面には、ネック(3)のネジ山と係合し得るようなネジ山が形成されている。よって、アプリケータ(12)とロッド(13)とが、容器(2)の内部に配置されたときには、キャップ(11)のネジ山と、ネック(3)のネジ山と、が係合する。これにより、キャップによって容器の開口(4)を密封的に閉塞することができる。この種のパッケージング・アプリケータデバイスは、周知である。
容器(2)の内部に収容された組成物は、以下のようなものである。
−半結晶性ポリマー(ステアリルポリアクリレート) 23.3g
−ポリブテン 11.7g
−ステアリン酸 5.8g
−アミノプロパンジオール 0.5g
−ヒドロキシエチルセルロース 0.9g
−アラビアゴム 3.45g
−トリエタノールアミン 2.4g
−顔料(pigment) 8g
−防腐剤 適量
−水 qsp 100g
この組成物の熱プロファイルが、図2および図11,12に与えられている。図2からわかるように、特に図11からわかるように、熱プロファイルは、単一の溶融ピークを示している。初期融点は、27.77℃である。最終融点(T )は、44.84℃である。温度範囲は、17.07℃である。中央高さにおける溶融ピークの幅は、3.67℃である。この組成物の融点は、43.56℃である。
上記プロトコルに従った15回の溶融/冷却サイクルの後において、この組成物の粘度変化は、5.9%である。
加熱デバイス(50)は、米国特許第6,009,884号明細書に開示されている。加熱デバイス(50)は、本質的に、把持部材(51)と、キャップ(52)と、を備えている。バッテリが、把持部材(51)の内部に配置されていて、加熱ワイヤ(53)に対して接続されている。『スイッチ』(55)が設けられていて、デバイスの起動をオンとすることも、オフとすることも、できる。LED(56)が、色を変更し得るようになっていて、デバイスが所望温度に達して使用待受状態となったことを知らせ得るようになっている。
バッテリから電力を供給される加熱部材に関して、電源電圧は、12Vとされている。電力消費量は、約1Wである。
加熱ワイヤ(53)は、ニッケル/クロム合金から形成することができる。
この実施形態においては、マスカラは、まつ毛に対して、ブラシ(12)を使用して従来と同様に冷たい状態で塗布される。冷たい状態で製品を塗布した時点で、まつ毛カール操作を実施することができる。すなわち、加熱デバイスの適用前の時点で、まつ毛カール操作を実施することができる。
冷たい状態で製品を塗布した後に、使用者は、加熱デバイス(50)の加熱部材(53)をまつ毛に当接させて配置する。これにより、製品によるコーティング膜を、組成物の最終融点よりも高温とすることができ、これと同時に、まつ毛に対するカール操作を強調することができる。典型的には、組成物は、およそ50〜70℃とされる。この温度においては、組成物は、アモルファス状態となる。組成物が冷却するにつれ、組成物は、結晶状態へと復帰する。この復帰は、溶融ピークの幅が狭いことにより、非常に迅速に引き起こされる。まつ毛は、所望に再カールされた形状にセットされ、その状態を長く継続する。
次に、図3Aおよび図3Bに示す実施形態においては、加熱手段は、製品を塗布するための手段に対して、直接的に関連している。
よって、この実施形態によるパッケージング・アプリケータデバイス(1)は、図1において容器(2)を構成している容器(2)を具備している。
キャップ(11)内には、特に再充電可能なバッテリの形態とされたような、直流電源(60)が配置されており、電子制御回路(61)に対して接続されている。押しボタン(55)の形態とされたスイッチが、設けられていて、アプリケータデバイス(10)の加熱部材(53)を選択的に起動したりあるいは停止したりし得るものとされている。LEDが、押しボタン(55)内に組み込まれていて、容器(2)内に収容されている組成物が適温に到達した時点で色を変更し得るようになっている。
先の実施形態と同様に、キャップ(11)には、ロッド(13)が一体化されている。ロッド(13)の一端には、ブラシ(12)が設けられている。ブラシ(12)は、捻られて形成されたブラシとされている。
電子制御回路は、抵抗(53)に対して接続されている。この抵抗(53)は、ロッド(13)の外表面上に巻回されたワイヤの形態として構成されている。抵抗をなす巻線は、互いに隣接する複数のターンを有しているとともに、ロッドのうちの、ブラシ(12)に対して隣接した端部から、容器内に収容された製品がデバイスの最初の使用前の時点で形成している自由表面の高さ位置に実質的に相当するロッド部分までにわたって、実質的に延在している。詳細に後述するように、螺旋巻線よりも上方に位置したロッド部分は、十分には加熱されることがない。このことは、ロッドのうちの、ワイパ部材(5)のリップの近傍に位置した部分について、特に当てはまる。
図3Bの断面図からわかるように、加熱部材(53)は、直径が約0.1mmとされた熱間形成ステンレススチールから形成されたワイヤから構成されたコア(56)を、有している。ワイヤ(56)は、電気絶縁体(57)によって被覆されている。この電気絶縁体(57)は、また、良好な熱伝導体としても機能する。典型的には、この材料は、酸化マグネシウム、あるいは、酸化アルミニウムとされる。このアセンブリは、ステンレススチール製のシース(58)によって被覆される。抵抗の外径は、約0.5mmとされる。この種の加熱部材は、特に、THERMOCOAX 社によって 2NcNcAc という商標名で、市販されている。
ロッド(13)上に巻回された部材(抵抗53)と制御回路(61)との間においては、ワイヤ(62)が、ロッド(13)の内部を挿通して設けられている。ワイヤ(62)の直径(mmの程度)は、加熱部材(53)の直径よりも実質的に大きなものとされている。そのため、ワイヤ(62)は、ワイヤ(62)の延在領域において、一切加熱されることはない。これにより、システムの慣性が最小化されている。同様に、ロッドには、ワイパ部材の近傍においては、加熱部材が設けられていないことにより、ワイヤ部材を従来的材料から形成することができる。
容器内に収容された組成物に関しては、先の実施形態と同じである。
よって、この実施形態においては、使用者は、スイッチ(55)によって抵抗(53)の加熱を起動する。抵抗(53)は、容器(2)内の製品に対して接触しており、そのため、製品を、最終融点よりも高温へと加熱することができる。典型的には、組成物は、約60℃にまで加熱される。
所定温度に到達すると、スイッチ(55)上のLEDが、緑色に変化する。これを受けて、使用者は、キャップ(11)の螺着を外して、容器(2)内からアプリケータを引き出す。
引き出し時には、ブラシ(12)が、従来の場合と同様にして、拭き取られる。その後、加熱された製品が、従来と同様にして塗布され、まつ毛のカールを意図した操作が実施される。
冷却後には、組成物は、結晶状態へと復帰する。この復帰は、溶融ピークの幅が狭いことにより、非常に迅速に引き起こされる。まつ毛は、所望に再カールされた形状にセットされ、その状態を長く継続する。
本発明において使用される組成物は、非常に良好な熱安定性を示す。実際、組成物の粘度は、各加熱/冷却サイクルに際しての温度変化によって悪影響を受けない。このため、組成物の化粧特性は、使用期間にわたって、一切変化することがない。
この実施形態によるデバイスは、先の実施形態と比較して、単一のツールを使用した1回の工程によって製品を塗布してまつ毛を持続的にカールし得るという点において、特に有利である。
図4に示す変形例においては、抵抗(53)を形成している巻線の各ターンは、ブラシ(12)上の荒毛構成をなす各ターン内にまで、進入している。よって、加熱部材(53)は、実質的にブラシ(12)の長さ全体にわたって延在している。
マスカラ組成物に関しては、先の実施形態において使用されたものと同じである。
この実施形態におけるデバイスの操作は、先の実施形態の場合と同じである。この実施形態における大きな利点は、ブラシ上の組成物が、まつ毛に対して塗布される最中にわたってずっと、加熱を受け続けることである。したがって、使用者は、製品の塗布によってコーティング膜を形成するに際して、特にまつ毛に対して所望のカールをもたらすに際して、より多くの時間をかけて操作を行うことができる。
図5に示す変形例においては、製品を塗布するための手段が、抵抗(53)を形成している巻線の各ターンによって、直接的に形成されている。この実施形態は、先の実施形態と比較して、実質的に、より経済的な構成となっている。
図5に示す実施形態においては、抵抗(53)を形成している巻線の各ターンは、実質的に互いに隣接している。図6に示す他の変形例においては、各ターンは、互いに離間している。このような構成の選択は、特に、まつ毛上へのマスカラの配置後に想定された特性に応じて、決定される。
図7に示す実施形態においては、アプリケータ(12)が、金属製シリンダから形成されている。このシリンダの周縁部の少なくとも一部は、長手方向に対して垂直な向きに突出している。突出部付きシリンダは、特に接着といった手法によって、ロッド(13)の端部に取り付けられている。加熱部材(53)は、突出部分に対して径方向反対側の位置に配置されており、実質的にアプリケータ(12)の長さ全体にわたって延在している。加熱部材(53)は、シリンダの表面において長手方向に形成されたグルーブ内に取り付けることができる。
アプリケータ(12)のところにおいては、 加熱部材(53)の直径は、約0.5mmとされている。電源回路(61)と加熱部材とを接続している接続部分の直径は、約1mmとされている。
よって、加熱部材(53)は、突出部付きシリンダ上に存在する組成物を加熱する。シリンダの突出部付き領域は、まつ毛に対して製品を塗布するように機能するとともに、まつ毛どうしを分離させるように機能する。
図8に示す実施形態においては、アプリケータ(12)は、特にステンレススチール製シリンダといったような、中空シリンダから形成されている。このシリンダは、ロッド(13)の端部に緊密に取り付けられている。加熱部材(53)は、裸ワイヤの形態とされた電気抵抗から形成されており、実質的にアプリケータ(12)の長さ全体にわたって、中空シリンダの内部に延在している。ステンレススチール製シリンダの加熱を容易なものとするために、加熱部材(53)は、加熱部材(53)が中空シリンダの内部に対して実質的に当接し得るよう、螺旋形態のものとして構成されている。
他の実施形態の場合と同様に、ワイヤは、電源と加熱部材(53)とを接続している接続部分(62)のところにおいては、より大きな直径とされている。ロッド(13)が、一切加熱されないようになっている。アプリケータ(12)だけが、加熱される。
この場合、まつ毛に対しての製品の塗布およびまつ毛どうしの分離を容易とし得るよう、シリンダの外表面は、突出部付きのものとされている。
この構成は、加熱部材(53)が隠されている点において、また、加熱部材(53)に対してアクセスできないようになっている点において、有利である。加熱部材は、製品に対して直接的に接触することはない。アプリケータ(12)の温度は、一様である。
図9に示す実施形態においては、ロッド(13)の端部寄りには、中空部材(69)が形成されている。中空部材(69)の内部には、回路(62)を介して直流電流(5V−115mA)が供給されるフィラメントランプ(53)が配置されている。ランプの電力規格は、575mWである。例示するならば、ORBITEC 社によって OR 7153 という商標名で市販されているランプが、使用される。
非酸化性金属上に形成されたチューブ状部材(65)が、ロッド(13)の中空部材(69)に対して嵌合されている。チューブ状部材(65)の先端部は、ロッドの中空部材(69)の先端部を十分に超えて位置している。ロッド(13)よりも外部における少なくとも一部において、チューブ状部材(65)の壁には、2つのスロット(66,67)が、螺旋的な態様でもって、形成されている(スロットどうしは、互いに180°だけオフセットしている)。
耐熱性材料からなるチューブ状インサート(64)が、チューブ状部材(65)がロッド(13)内に挿入されている端部近傍において、チューブ状部材(65)の内部に配置されている。チューブ状インサート(64)は、軽い押込嵌合によって、ブラシ(12)の捻りコア(68)の荒毛無し端部を受領することを意図したものである。ブラシの荒毛付き部分は、二重螺旋の形態として構成された荒毛構成を有している。各螺旋のピッチは、スロット(66,67)のピッチと実質的に同一である。このため、ブラシがチューブ状部材(65)内へと螺着によって挿入されたときには、ブラシ上の荒毛構成をなす各ターンは、スロット(66,67)内に配置され、ブラシの荒毛が、チューブ状部材(65)の外側へと突出する。
ブラシ(12)の捻りコア(68)の荒毛無し端部は、チューブ状インサート(64)内へと、緊密に嵌合される。
よって、この実施形態においては、フィラメントランプ(53)が、チューブ状部材の端部近傍において熱を生成し、この熱が、チューブ状部材の他端へと伝達され、これにより、ブラシ(12)の荒毛によって採取された製品を、適切に加熱することができる。他の実施形態の場合と同じく、ロッド(13)のうちの、キャップ(11)に対して隣接した部分は、一切加熱されない。
このタイプのアプリケータは、任意の捻りブラシの場合と同様にして使用されるものの、製品は、アプリケータ(10)を引き抜く前に容器の内部で加熱される、あるいは、塗布最中にあるいは塗布後に加熱される。他の代替例においては、そのようなアプリケータ(10)は、熱を利用することなく使用することができる。
この実施形態の変形例においては、チューブ状部材(65)に、長手方向に延在する1つまたは複数のスロットが形成され、そして、チューブ状部材の内部に配置されたブラシ(12)から、長手方向に1つまたは複数の列をなす荒毛が突出する。好ましくは、スロットの数は、3個とされ、互いに120°間隔で離間される。
次に、図10には、図3Aおよび図3Bに関して上述したようなパッケージング・アプリケータデバイス(1)の容器(2)に関し、特にその容器(2)の内容物を使い尽くした後にといったようなタイミングでもって、交換することを意図した詰替容器(200)が示されている。詰替容器(200)は、メーキャップ製品を収容するためのリザーバ(2)を備えている。リザーバ(2)のリムが、開口(4)を形成している。詰替容器(200)には、開口(4)の近傍にワイパ部材が取り付けられている。
詰替容器のネック(3)上のネジ山は、加熱型アプリケータデバイス(10)のキャップ内に形成されたネジ山と係合する。
使用前の状況では、詰替容器(200)の開口(4)は、熱シール型ストリップから構成された着脱可能閉塞部材(201)によって、閉塞されている。
上記説明においては、本発明のいくつかの好ましい実施形態を参照した。特許請求の範囲によって規定された本発明の精神を逸脱することなく、それら実施形態に対して変形を加え得ることは、明瞭である。
本発明によるパッケージング・アプリケータデバイスの第1実施形態を示す斜視図である。 本発明において使用し得るメーキャップ組成物の一例に関して、DSCによって得られた熱プロファイルを示すグラフである。 本発明によるパッケージング・アプリケータデバイスの第2実施形態を示す図である。 本発明によるパッケージング・アプリケータデバイスの第2実施形態を示す図である。 図3Aおよび図3Bの実施形態に関する第1変形例を示す図である。 図3Aおよび図3Bの実施形態に関する第2変形例を示す図である。 図3Aおよび図3Bの実施形態に関する第3変形例を示す図である。 図3Aおよび図3Bの実施形態に関する第4変形例を示す図である。 図3Aおよび図3Bの実施形態に関する第5変形例を示す図である。 図3Aおよび図3Bの実施形態に関する第6変形例を示す図である。 本発明によるパッケージング・アプリケータデバイスと一緒に使用することを意図した詰替容器を示す斜視図である。 図2のグラフにおいて、温度と熱流との関係を示すグラフである。 図2のグラフにおいて、温度と面積比率との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 パッケージング・アプリケータシステム
2 容器
4 開口
5 ワイパ部材
10 アプリケータデバイス
11 キャップ
12 アプリケータ
13 ロッド
50 加熱デバイス
53 加熱部材
56 コア、ワイヤ
57 電気絶縁体(電気絶縁性かつ熱伝導性材料)
58 シース(外側保護コーティング)
60 直流電源(電源)
100 パッケージング・アプリケータデバイス
200 詰替容器
201 着脱可能閉塞部材

Claims (33)

  1. メーキャップ製品および/または美容ケア製品のための、または、まつ毛や眉毛のためのメーキャップ製品および/または美容ケア製品のための、パッケージング・アプリケータシステム(1)であって、
    i) 容器(2)と;
    ii)この容器内に収容されているとともに、熱的に安定であり、さらに、中央高さにおける温度幅(L )が20℃以下であるような溶融ピークを示す熱プロファイルを有している、メーキャップ用のおよび/または美容ケア用の組成物と;
    iii) この組成物を塗布するためのアプリケータデバイス(10)と;
    iv)塗布前にあるいは塗布最中にあるいは塗布後に、前記組成物の融点を超える温度にまで、または、前記組成物の最終融点以上の温度にまで、前記組成物を加熱するための加熱デバイス(53)と;
    を具備していることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  2. 請求項1記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記加熱デバイス(53)が、前記アプリケータデバイス(10)とは別体とされたユニット(50)によって形成され、
    前記アプリケータデバイス(10)と前記ユニット(50)とから構成されたキットの形態とされていることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  3. 請求項1記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記加熱デバイス(53)が、前記アプリケータデバイス(10)および前記容器(2)のうちの一方または双方の一部として構成されていることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  4. 請求項3記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記アプリケータデバイス(10)が、ロッド(13)の端部に配置されたアプリケータ(12)を備え、
    このアプリケータ(12)が、前記容器(2)上に取り付けられた前記アプリケータデバイス(10)と一緒に、前記容器内の前記組成物に対して接触し、
    前記加熱デバイス(53)が、前記ロッド(13)のうちの、前記システムの最初の使用前の時点での前記容器(2)の前記組成物の上面よりも上方に位置し得る部分の少なくとも一部に対しては、加熱を行わないものとされていることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記加熱デバイス(53)には、電源(60)が接続され、
    この電源は、直流電流源、または、バッテリ、または、再充電可能なバッテリ、とされていることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記加熱デバイス(53)によって消費される電力が、0.5〜4W、または、0.5〜2W、または、0.5〜1W、とされていることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記加熱デバイス(53)が、複数のターンを有してなる巻線の形態として構成された加熱デバイスとされていることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  8. 請求項7記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記加熱デバイス(53)が、電気伝導性材料からなるまたは熱間形成されたステンレススチールからなるワイヤ(56)と、このワイヤを被覆している電気絶縁性かつ熱伝導性の材料(57)または前記ワイヤを被覆している酸化マグネシウム材料または前記ワイヤを被覆している酸化アルミニウム材料と、を備えていることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  9. 請求項8記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記加熱デバイス(53)が、外側保護コーティング(58)を備えている、または、熱間形成されたステンレススチールからなる外側保護コーティング(58)を備えている、ことを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  10. 請求項7〜9のいずれか1項に記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記加熱デバイス(53)の直径が、0.3〜1mm、または、0.4〜0.6mm、とされていることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  11. 請求項7〜10のいずれか1項に記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記巻線が、互いに隣接した複数のターンを有していることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  12. 請求項7〜10のいずれか1項に記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記巻線が、互いに離間した複数のターンを有していることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  13. 請求項4記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記加熱デバイス(53)と前記アプリケータ(12)との間に、少なくとも部分的な軸方向オーバーラップが存在することを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  14. 請求項13記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記加熱デバイス(53)が、実質的に前記アプリケータ(12)の長さ全体にわたって延在していることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  15. 請求項3記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記加熱デバイス(53)が、前記アプリケータ(12)として機能していることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  16. 請求項3記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記アプリケータ(12)が、前記加熱デバイス(53)とは別体とされていることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  17. 請求項3記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記アプリケータ(12)が、このアプリケータ(12)の実質的に長さ全体にわたって、前記加熱デバイス(53)に対して、軸方向にオフセットされていることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  18. 請求項17記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記加熱デバイス(53)が、前記ロッド(13)のうちの、前記アプリケータ(12)に隣接した部分から、前記ロッド(13)のうちの、前記容器(2)を実質的に鉛直方向配置としたときに前記デバイスの最初の使用前の時点での前記製品の自由表面以下のところまでにわたって、延在していることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  19. 請求項1〜18のいずれか1項に記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記アプリケータ(12)が、捻りワイヤからなるまたはスチールワイヤからなる2つのストランドの間に保持された荒毛構成を備えていることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  20. 請求項7〜19のいずれか1項に記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記荒毛が、連続した複数のターンの形態として構成されているとともに、前記加熱デバイス(53)を形成する前記巻線をなす前記複数のターン内に部分的に挿入されていることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  21. 請求項7記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記アプリケータ(12)が、外表面の少なくとも一部が突起または突出部を有した部材を備え、
    それら突起または突出部が、前記製品の塗布を意図したものでありおよび/またはまつ毛どうしの分離を意図したものであり、
    前記加熱デバイス(53)が、前記アプリケータ(12)の長手方向における少なくとも一部上にわたって、または、前記アプリケータ(12)のうちの長手方向における表面上にわたって、延在していることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  22. 請求項3記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記アプリケータ(12)が、中空部材を備え、
    この中空部材の内部に、前記加熱デバイス(53)が配置され、
    前記加熱デバイス(53)が、フィラメントランプの形態とされていることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  23. 請求項4記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記ロッドのうちの、前記アプリケータ(12)とは反対側の端部には、キャップ(11)が設けられ、
    このキャップ(11)が、前記アプリケータ(12)を前記容器内に配置したときには、前記容器(2)の開口(4)を閉塞することを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  24. 請求項23記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記開口の近傍に、前記容器(2)から前記アプリケータ(12)が引き抜かれる際に前記アプリケータ(12)を横断することを意図したワイパ部材(5)を具備していることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  25. 請求項23または24記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記加熱デバイス(53)が、前記開口を前記キャップ(11)によって閉塞した際に、前記ロッド(13)のうちの、前記ワイパ部材(5)の高さ位置に位置した部分に対しては加熱を行わないように、構成されていることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  26. 請求項1〜25のいずれか1項に記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記組成物の熱プロファイルが、10℃〜90℃という温度範囲内に位置した溶融ピークを示すことを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  27. 請求項1〜26のいずれか1項に記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    初期融点(T )が、10℃以上、または、15℃以上、または、20℃以上、であることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  28. 請求項1〜27のいずれか1項に記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    最終融点(T )が、90℃以下、または、80℃以下、または、70℃以下、または、60℃以下、であることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  29. 請求項1〜28のいずれか1項に記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記溶融ピークの温度範囲(ΔT=T−T)が、1℃〜30℃、または、2℃〜25℃、または、3℃〜20℃、であることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  30. 請求項1〜29のいずれか1項に記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    中央高さにおける前記温度幅(L )が、0.5℃〜20℃、または、1℃〜10℃、または、1.5℃〜8℃、または、2℃〜5℃、であることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  31. 請求項1〜30のいずれか1項に記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記組成物が、ワックス、半結晶性ポリマー、オイル、構造剤によって増粘されたオイル、および、これらの混合物、の中から選択された少なくとも1つの化合物を含有した脂肪相を備えていることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  32. 請求項1〜31のいずれか1項に記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)において、
    前記脂肪相が、20℃を超える融点を有した半結晶性ポリマーを含有していることを特徴とするパッケージング・アプリケータシステム。
  33. 請求項3〜32のいずれか1項に記載のパッケージング・アプリケータシステム(1)と一緒に使用することを意図した詰替容器(200)であって、
    前記メーキャップ製品を収容することを意図した容器(2)を具備し、
    この容器のエッジが、開口(4)を形成し、
    この開口が、キャップまたは熱シール型閉塞部材(201)という着脱可能閉塞部材によって閉塞されていることを特徴とする詰替容器。
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