JP4520122B2 - 高次基数のlogmapプロセッサ - Google Patents

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Description

本発明は、概して、通信システムに関する。
Log MAP(帰納的最大値)プロセッサはLog MAPアルゴリズムに従ってインフォメーションを処理する。Log MAPプロセッサは、普通では、そのようなインフォメーションがノイズの多い環境に晒された後に符号解読されるインフォメーションを受信する通信システムの一部である。Log MAPアルゴリズムは、所定の時間に処理装置が特定の状態にある確率を受信インフォメーションに基づいて算出するための帰納的アルゴリズムである。確率は規定された時間ウィンドウまたはインフォメーションのブロックにわたる前方向帰納および後方向帰納によって算出される。Log MAPアルゴリズムは、本質的に、受信インフォメーションに基づいて或る状態にある確率または特定の状態から特定の状態へと進む確率の帰納的計算である。これらの状態は、最終的に受信されるインフォメーションを発生する処理条件を説明する。Log MAPアルゴリズムの出力はLLR(Log Likelihood Ratio、対数尤度比)と呼ばれ、それは本来のインフォメーション(すなわち、いかなるノイズ環境にも晒される前の、およびいかなる処理にも先立つ)が或る値であった確率を表わす。例えば、デジタル・インフォメーションに関すると、LLRは本来のインフォメーションが全受信データもしくは観測に与えられたのが「0」または「1」ビットのいずれかであった確率を表わす。Log
MAPプロセッサはソフト入力ソフト出力(SISO)装置である。
SISO装置はソフト・インフォメーションを受信し、そのようなインフォメーションを特定のアルゴリズムもしくは処理法に従って処理し、受信インフォメーションに関するハード判定を行うのに使用される可能性もあり、あるいはさらなる処理に使用される可能性もある。ソフト・インフォメーションは受信インフォメーション上の確率データであり、そこではそのようなデータは受信インフォメーションの値に帰因する信頼の指標を与える。例えば、もしも受信インフォメーションが「0」ビットであると符号解読された場合、受信インフォメーションに付随するソフト・インフォメーションは度の程度本来のインフォメーションが完全に「0」ビットであった可能性があるかの指標を与える。SISO装置はまた、それが入力インフォメーションを処理しているときに追加的なソフト・インフォメーションを発生し、この発生した追加的なソフト・インフォメーションと入力のソフト・インフォメーションの間の差異が外因性インフォメーションと呼ばれる。SISO装置が使用される多くの用途で、特定の受信インフォメーションについてSISOがさらに信頼性のあるソフト・インフォメーションを発生するのを可能にするために、外因性インフォメーションがソフト入力インフォメーションとして帰納的に入力される。
デジタル・インフォメーションの処理では、Log MAPアルゴリズムを使用するSISO装置(すなわちLog MAPプロセッサ)は受信インフォメーションを1回に1ビット処理する。Log MAPアルゴリズムおよびLog MAPプロセッサの動作の仕方はしばしば、一定の数の状態を有するトレリスによって表わされる。各々の状態はそれに付随する確率を有し、遷移確率は1つの状態から別の状態へと時間内に前方向もしくは後方向に遷移する尤度を示す。図7を参照すると、Log MAPプロセッサに関するトレリスの一部が示されており、このトレリスは状態間の可能な経時的遷移を示す。前方向パス・メトリックと呼ばれる が前方向帰納について時間tに状態jにある確率を表わし、後方向パス・メトリックと呼ばれる が受信インフォメーションを与えられて時間tに状態jにある確率をやはり表わすことに留意すべきである。ブランチ・メトリックと呼ばれる が状態iから状態kへの遷移を与えられると受信インフォメーションを観測し、時間tに状態kに至る確率であることにもやはり留意すべきである。各々の時間的瞬間について最大で2つの状態しか示されていないが、図7は、例えば各々の時間的瞬間にLog MAPプロセッサの状態を表わす8つの状態が存在する8状態基数2のトレリスであることも可能である。各々の状態が、それに入る2つの遷移確率とそこから出る2つの遷移確率を有するので、図7は基数2のトレリスと呼ばれる。こうして、概して基数Kのトレリスは、トレリス内の各々の状態に関するK個の参入ブランチとK個の退出ブランチを有する。
Erfanian,J.、Pasupathy,S.and Gulak,G.:「Reduced Complexity Symbol Detectors with Parallel Structures for ISI Channels」、IEEE Transactions on Communications、42巻、no.2/3/4、1661〜1671頁、1994年2月/3月/4月
通信システムが進展し、Log MAPプロセッサを使用する他のシステムが進展するにつれて、単位時間内にさらに多くのインフォメーションを処理する必要性が浮かび上がってきた。例えば、そのような通信システムまたはターボ・デコーダもしくはイコライザのような通信システム部品はしばしば主要部品としてLog MAPプロセッサを使用する。向上した容量および/または処理能力を備えた通信システムを得るために、これらの主要部品は相対的にさらに高速で受信インフォメーションを処理しなければならない。したがって、最新の通信システムの要求に合致するのに充分な速さでインフォメーションを処理することができるLog MAPプロセッサを得る必要がある。多くの用途で、Log MAP処理はソフトウェアの使用を導入する。概して、ソフトウェアの導入はLog MAPアルゴリズムのハードウェア導入よりも本質的に遅く、その理由はプロセッサもしくは処理システム内でソフトウェア命令を実行するのに時間を要するからである。確かに、単位時間当たりの処理量が増大すると、しばしば、ソフトウェアを導入したアルゴリズムは処理要求に合致するのに充分な変更(すなわち、命令の数の削減)をすることができなくなる。ハードウェア導入では、処理時間を増進させるのに必要となるハードウェアはしばしば複雑でコスト高であり、その理由は、通常、並列で処理を実行するためにさらに多くの部品が追加されるからである。したがって必要とされるのは、基数2のLog MAPプロセッサよりも単位時間当たりにさらに多くのインフォメーションを処理することが可能であり、かつソフトウェアとハードウェアの導入の制限を回避するLog MAPプロセッサである。
本発明の方法と装置は、基数K、状態N個のトレリス(ここでNは2以上の整数であり、Kは4以上の整数である)を使用するLog MAPアルゴリズムによってインフォメーションを処理するLog MAPプロセッサを提供する。基数K、状態N個のトレリスは、本発明のLog MAPプロセッサが単位時間当たりに相対的にさらに多くのインフォメーションを処理することを可能にする高次基数トレリスである。このLog MAPプロセッサはトレリスによって規定されるN個の状態を有し、N個の状態の各々は、トレリスの前方向と後方向のパス・メトリックおよびブランチ・メトリックによって規定される通りにK状態のうちのいかなる1つへとまたはそこから遷移することも可能である。前方向パス・メトリックは前に算出された前方向パス・メトリックとブランチ・メトリックを使用する帰納式通りに算出される。同様に、後方向パス・メトリックは前に算出された後方向パス・メトリックとブランチ・メトリックを使用する帰納式通りに算出される。
このLog MAPプロセッサは、状態N個、基数Kの処理手順のLog MAPアルゴリズム通りにブランチ・メトリックを算出するブランチ・メトリック計算器(BMC)を含むSISO装置である。このLog MAPプロセッサはさらに、算出されたブランチ・メトリックを受信するように構成され、かつ少なくとも2つの出力部を有するLog Likelihood(対数尤度、LL)計算器に供給される前方向と後方向のパス・メトリックを帰納的に算出するように構成された前方向および後方向のパス・メトリック計算器(PMC)を含む。これらのPMCは対数尤度計算器に結合される。対数尤度計算器は算出されたパス・メトリックを使用して対数尤度値を計算する。これらの対数尤度計算器は減算回路に結合されることでそれらの出力と外因性インフォメーション入力の間の差異を算出し、それが本発明のLog MAPプロセッサの対数尤度比(LLR)出力に結びつく。外因性インフォメーション入力はLog MAPプロセッサの前の出力として得ることが可能であり、または他のいずれかで発生もしくはそこから受信する他のソフト・インフォメーションであることも可能である。パス・メトリック計算器と対数尤度計算器は加算比較選択(ACS)構造体で設計された対数合計演算子で構成される。ACS構造体はヤコビアン関係と呼ばれる対数合計演算の定義に基づいている。ACS構造体はヤコビアン関係の近似を使用する。
本発明の方法と装置は、基数K、状態N個(ここでNは2以上の整数、Kは4以上の整数である)のトレリスを使用してLog MAPアルゴリズムによってインフォメーションを処理するLog MAPプロセッサを提供する。基数K、状態N個のトレリスは、本発明のLog MAPプロセッサが単位時間当たりに相対的にさらに多くのインフォメーションを処理することを可能にする高次基数トレリスである。このLog MAPプロセッサはトレリスによって規定されるN個の状態を有し、N個の状態の各々は、トレリスの前方向と後方向のパス・メトリックおよびブランチ・メトリックによって規定される通りにK状態のうちのいかなる1つへとまたはそこから遷移することも可能である。前方向パス・メトリックは前に算出された前方向パス・メトリックとブランチ・メトリックを使用する帰納式通りに算出される。同様に、後方向パス・メトリックは前に算出された後方向パス・メトリックとブランチ・メトリックを使用する帰納式通りに算出される。
このLog MAPプロセッサは、状態N個、基数Kの処理手順のLog MAPアルゴリズム通りにブランチ・メトリックを算出するブランチ・メトリック計算器(BMC)を含むSISO装置である。このLog MAPプロセッサはさらに、BMCと連絡し、かつ算出されたブランチ・メトリックを受信するように構成され、かつ少なくとも2つの出力部を有するLog Likelihood(対数尤度、LL)計算器に供給される前方向と後方向のパス・メトリックを帰納的に算出するように構成された前方向および後方向のパス・メトリック計算器(PMC)を含む。これらのPMCは対数尤度計算器に結合される。対数尤度計算器は算出されたパス・メトリックを使用して対数尤度遷移期間を計算する。これらの対数尤度計算器は減算回路に結合されることでそれらの出力と外因性インフォメーション入力の間の差異を算出し、それが本発明のLog MAPプロセッサの対数尤度比(LLR)出力に結びつく。外因性インフォメーション入力はLog MAPプロセッサの前の出力として得ることが可能であり、または他のいずれかで発生もしくはそこから受信する他のソフト・インフォメーションであることも可能である。パス・メトリック計算器と対数尤度計算器は加算比較選択(ACS)構造体で設計された対数合計演算子で構成される。ACS構造体はヤコビアン関係と呼ばれる対数合計演算の定義に基づいている。ACS構造体はヤコビアン関係の近似を使用する。
本発明の方法と装置は、概して、状態N個、基数KのLog MAPプロセッサのために設計され、ここでNは2以上の整数、Kは4以上の整数である。受信したインフォメーションは基数KのLog MAPアルゴリズムに適用される。こうして状態N個、基数4の処理ガイド(すなわちトレリス)が供給され、そこではLog MAPアルゴリズムへの受信インフォメーションの適用が基本となる。ブランチ・メトリックおよびパス・メトリックは状態N個、基数4の処理ガイド(すなわちトレリス)の通りに処理される。ブランチ・メトリックおよびパス・メトリックの計算は、KとNの特定の値に応じて、かつ処理されるインフォメーションのタイプに応じて決まる様々な等式という形で表現されることが可能である。例えば、処理されるインフォメーションがデジタル形式(すなわちバイナリ・データ)であるとき、ブランチ・メトリックとパス・メトリックに関する等式は特異的な形式を有するであろう。単に具体的に例示する目的で、本発明の方法と装置はデジタル・インフォメーションを処理するための状態8個、基数4のトレリスを背景にして説明される。下記の等式はデジタル・インフォメーションを処理するのに使用される本発明の状態8個、基数4の導入について派生する。
図1を参照すると、本発明のLogMAPプロセッサ100が示されている。このLoGMAPプロセッサは、LLR出力を発生するためにその出力が使用されるLL計算器に結合されるPMCと連絡するBMCを備えて構成されたSISO装置である。特にBMC102は入力シンボル履歴(ISH)バッファ(図示せず)に記憶された受信インフォメーション(すなわち受信サンプル)を使用して以下の等式によるブランチ・メトリック(γ)を発生する(比率1/2の系統的符号)。
Figure 0004520122
ここでi=0,...,N、b=0,1はバイナリ・ビットであり、
Figure 0004520122
は状態iから状態φ(i)への遷移に対応する仮定(本来のインフォメーションの値の想定的判定または「推測」)に関する時間tに受信した系統的サンプルの期待値である。
Figure 0004520122
は状態iから状態φ(i)への遷移に対応する仮定に関する時間tに受信したパリティ・サンプルの期待値である。Lt,extは受信サンプルに付随する外因性インフォメーションである。Lt,extは、例えば、本発明のLogMAPプロセッサの前の出力であることが可能である。概して、記号φ(i)は「0」遷移(すなわちφ(i))の後の次の状態または「1」遷移すなわちφ(i)の後の次の状態を表わすこともあり得る。また、φ −1(j)も状態jへの「0」遷移に関する前の状態を示し、φ −1(j)も状態jへの「1」遷移に関する前の状態を示す。Yは受信したパリティ・インフォメーション、すなわち誤差の補正と検出に使用されるインフォメーションを表わす。
Figure 0004520122
は受信した系統的サンプル、すなわち受信した系統的インフォメーションを表わす。基数4、状態8個の範例については、BMC102は8個のBMC計算ユニットを含むことに留意すべきである。計算ユニットは、通常、等式(1)の通りにブランチ・メトリックを計算するためのデジタル・ハードウェアを有する。
ブランチ・メトリックが、概して、予期されるものに関する受信インフォメーションの近似の尺度であることに留意すべきである。ブランチ・メトリックは時間ウィンドウに区分けされたインフォメーション・ストリームについて算出される。現在の時間ウィンドウは長さでW時間単位であり、ここでWは整数である。次のウィンドウもやはり長さでW時間単位であってもよい。現在のウィンドウの間に計算されるブランチ・メトリックのセットはメモリ104に記憶され、次のウィンドウに関するブランチ・メトリックの次のセットはメモリ106に記憶される。メモリ104と106の出力はマルチプレクサ114に供給され、どの時間ウィンドウが処理されているかに応じて、それが1つまたはその他の出力を前方向パス・メトリック計算器108へと経路決定する。メモリ104と106は、データが1つまたは複数の場所で読み取られる間に同じメモリの1つまたは複数の場所でデータが回収されることが可能である2ポートのメモリであることが好ましい。例えば、現在のウィンドウに関する一方のメモリのブランチ・メトリックが、他方のウィンドウに関するブランチ・メトリックがメモリに挿入される間にメモリから回収され、同時にその他のメモリについて、現在のウィンドウに関するブランチ・メトリックが転送され、その他のウィンドウに関するブランチ・メトリックが挿入される。その後、引き続くウィンドウについて、メモリの役割が逆転され、その結果、メモリへまたはメモリからブランチ・メトリックを挿入および/または回収する「ピンポン」効果を引き起こす。概して、マルチプレクサは、複数入力を有し、その1つまたは複数の選択入力に印加される制御信号に基づいて複数入力のうちの1つをその出力へと経路決定する回路である。
図示していないけれども、前方向パス・メトリック計算器108が様々な一時的な場所を有し、そこに様々なブランチ・メトリックが記憶されて前方向ブランチ・メトリックαを計算するのに使用されることは理解される。BMC102の出力もやはり後方向パス・メトリック計算器110に供給される。前方向PMC108と同様に、後方向PMC110は様々な一時的な場所を有し、そこに時間ウィンドウWに関する後方向パス・メトリック、すなわちβ、および次の時間ウィンドウに関する後方向パス・メトリック、すなわちβが記憶される。前方向PMC108と後方向PMC110はこうしてBMC102と連絡し、それはBMC102とPMC群の間でインフォメーションが搬送される(すなわち受信および/または送信される)ことを意味する。基数4に関する前方向と後方向のパス・メトリックは次の等式を通じて計算される。
Figure 0004520122
Figure 0004520122
やはり、等式(2)と(3)もデジタル・インフォメーションを処理するように設計される本発明のLogMAPプロセッサの状態8個、基数4の導入に使用される。図2を一時的に参照すると、上記の等式(2)の通りに前方向パス・メトリックを計算するための加算器204、206、208、210、212、214、216と218および4入力の対数合計演算子202を含むパス・メトリック計算器が示されている。上記の等式(3)の通りに後方向パス・メトリックを計算するために類似したパス・メトリック計算器が使用される。対数合計演算子202は加算器204〜218から入る合計値のすべてを対数的に一体化する。概して、対数合計演算子202はその入力に、以下の関係によって定義することのできる算術演算を実行する。
対数合計(A,A,A,....)=最大値(A,A,A,....)+f(A,A,A,....)であり、ここでf(A,A,A,....)=log(exp(−Δ)+exp(Δ)+exp(−Δ)+....)であり、ここでΔ=A−最小値(A,A,A,....)である。
対数合計の上記の定義はヤコビアン関係、Erfanian,J.、Pasupathy,S.and Gulak,G.:「Reduced Complexity Symbol Detectors with Parallel Structures for ISI Channels」、IEEE Transactions on Communications、42巻、no.2/3/4、1661〜1671頁、1994年2月/3月/4月、と称される。
図6を一時的に参照すると、本発明のLogMAPプロセッサが4つの状態のいずれか1つから時間tの状態iへと時間t−2から前方向に遷移する仕方、および本発明のLogMAPプロセッサが4つの状態のいずれか1つから時間tの状態iへと時間t−2から後方向に遷移する仕方を等式(2)と(3)にそれぞれ従って示す基数4、状態N個のトレリスが示されている。
戻って図1を参照すると、算出されたブランチ・メトリックとパス・メトリック(前方向および後方向)は対数尤度(LL)計算器122と118に送られ、これが対数尤度値を計算する。どの時間ウィンドウが処理されているかに応じて、マルチプレクサ112はメモリ104または106のいずれかから対数尤度計算器122へとブランチ・メトリックを経路決定するであろう。一時的に図4を参照すると、対数尤度計算器の各々のための構造体が示されている。基数4のLogMAPプロセッサが検討されているので、2つの対数尤度計算器が存在することに留意すべきである。前に述べたように、本発明は確かに基数4の導入に限定されず、したがって対数尤度計算器の数は本発明の基数KのLogMAPプロセッサのKの値に応じて変わる可能性がある。例えば、基数8のLogMAPプロセッサについては3つのLL計算器(それらの各々が16入力を有する)が存在し、基数16のLogMAPプロセッサについては4つのLL計算器(それらの各々が32入力を有する)が存在する。単に説明と具体的例示を簡単にするために、基数4の導入が詳細に検討される。LogMAPプロセッサのLL計算器(118、122)は複数の対数合計演算子を備えて構成されるように示されている。LL122については、8つの4入力対数合計演算子(430、432、434、436、438、440、442と444)が存在する。最初の4つの対数合計演算子(すなわち430〜436)の出力は4入力の統合対数合計演算子428に結合される。残りの4つの対数合計演算子は別の統合対数合計演算子426に結合された出力を有する。統合対数合計演算子の出力の対数尤度値と外因性インフォメーション入力の間の差し引きは減算回路によって実行される。こうして、図1のLLR120は図4に示した減算回路420である。言い換えると、時間tの対数尤度比は減算器420によって供給される。
LL122と同様に、図1のLL118は8個の対数合計演算子(図4に示した424、422、418、402、404、406、408と410)を含み、そこでは最初の4個の演算子(424、422、418と402)が統合対数合計演算子414に結合され、残りの対数合計演算子(404、406、408と410)が統合対数合計演算子412に結合される。統合対数合計演算子の出力と外因性インフォメーション入力の間の差し引きは減算回路416によって実行される。こうして、図1のLLR116は図4に示した減算器416である。用途に応じて、外因性インフォメーション入力はLogMAPプロセッサの前のLLR出力から入ることが可能であり、あるいは他のいずれかから入るソフト・インフォメーションであることも可能である。
LL計算器はパス・メトリック(後方向と前方向)およびブランチ・メトリックの結果を対数的に一体化させて対数尤度値を計算する。一時的に図5を参照すると、LL計算器の各々は2つの出力部を有する。一方の出力部は「1」であるインフォメーション・ビットに対する(ブランチ・メトリックとパス・メトリックからの)寄与を表わす、すなわちLLに関する対数合計演算子428の出力およびLLt+1に関する対数合計演算子414の出力である。他方の出力部は「0」であるインフォメーション・ビットに対する寄与を表わす、すなわちLLに関する対数合計演算子426の出力およびLLt+1に関する対数合計演算子412の出力である。基数4のLogMAPプロセッサについては、1つの状態から別の状態に進むときにブランチ・メトリックが2つの時間ユニットを横切ることをトレリスが示しており、これは基数2のトレリスに関して時間の圧縮を表わす。すなわち、図5に示したように、プロセッサは時間tから時間t+2へと遷移し、時間t+1のプロセッサの状態は示されない。しかしながら、LL値を算出するために、すべての時間遷移に関するパス・メトリックとブランチ・メトリックによる寄与が含まれるはずである。したがって、基数4(またはKが4以上のときの基数K)のケースについては、トレリスに現れない時間的瞬間のメトリックを算出するために何らかのタイプの外挿が必要となる。しかしながら、高次基数(すなわちKが4以上のときの基数K)のトレリスについてブランチ・メトリックを賢明に選択すると外挿計算をする必要が除外され、これは図4Aで示され、説明される。
図4Aを参照すると、状態8個、基数2のトレリスおよび状態8個、基数4のトレリスが示されている。基数2のトレリスについては、ブランチの各々がそれに付随するインフォメーション・ビットを有する。言い換えると、「0」でラベルされるブランチは「0」であるインフォメーション・ビットに寄与している。「1」でラベルされるブランチは「1」であるインフォメーション・ビットに寄与している。基数4のトレリスもやはり、説明を簡単にして具体的例示を明確にするために示した、参入状態0のブランチだけを備えた8個の状態を有する。基数2のトレリスと同様に、基数4の各々のブランチはそれに付随するインフォメーション・ビットを有する。しかしながら、このインフォメーションは2ビットのインフォメーションであり、したがって特定のブランチに付随する特定のインフォメーションは基数4のトレリスに対する基数2のトレリスのマップ化から得られる。例えば、状態3から状態0(時間tから時間t+2)への遷移がビット・パターン10に付随して示されている。ビット・パターン10は、状態3から状態0へと進む2つの遷移をそれから判定することのできる基数2のトレリスの底部を観測することによって得られる。最初の遷移(tからt+1へ)は状態3から状態1(付随インフォメーション・ビットは「0」)であり、その後の次の遷移(t+1からt+2へ)は状態1から状態0(付随インフォメーション・ビットは「1」)である。最初の遷移は最下位ビット(LSB)を付随し、第2の遷移は2ビット・パターンの最上位ビット(MSB)を付随する。残りの基数4のトレリスの参入状態0で示される第3の遷移は同様の様式で得られる。したがって、基数2の遷移とビットの付随が基数4(またはさらに高次の基数)のトレリスのブランチについてインフォメーション・ビットの付随を判定するために使用されることが可能なので、特定のインフォメーション・ビットに対する全ブランチ・メトリックおよびパス・メトリックの寄与はさらに高次基数のトレリスについて判定されることが可能である。その結果、一定のブランチ・メトリックとパス・メトリックの遷移がグループにまとめられて特定のインフォメーション・ビットに対する寄与のすべてが算出され、その結果、そのインフォメーション・ビットについて対数尤度値が判定される。例えば、図4を参照すると、基数4のプロセッサに関するLSB位置にある「0」ビットに対する寄与は対数合計演算子438、440、442と444に入力される。LSB位置にある「1」ビットに対する寄与は対数合計演算子430、432、434と436に入力される。MSB位置にある「1」ビットに対する寄与は対数合計演算子424、422、418と402に入力される。最後に、MSB位置にある「0」ビットに対する寄与は対数合計演算子404、406、408と410に入力される。したがって、LL計算器(118、122)の入力は複数グループに配置され、それによって、各グループは特定の対数尤度値に寄与する選択されたブランチ・メトリックとパス・メトリックの計算を代表する。
上記で示したように、前方向と後方向のパス・メトリックを算出するのに使用されるパス・メトリック計算器および対数尤度値を算出するのに使用されるLL計算器は対数合計演算子群を備えて構成される。一時的に図3を参照すると、図4で描かれた対数合計演算子のための構造体が示されている。対数合計演算子のヤコビアン定義を参照を簡単化するためにここで反復すると、
対数合計(A,A,A,....)=最大値(A,A,A,....)+f(A,A,A,....)であり、ここでf(A,A,A,....)=log(exp(−Δ)+exp(Δ)+exp(−Δ)+....)であり、ここでΔ=A−最小値(A,A,A,....)である。対数合計の定義は次のように近似され、
対数合計(A,A,....)=
Figure 0004520122
であり、ここで
Figure 0004520122

Figure 0004520122
は特定の時間に対数合計演算子によって考慮される2つの最大値である。対数合計演算子は、対数加算演算のヤコビアン定義の近似を導入する加算比較選択(ACS)構造体と呼ばれる特定の構造体を使用して設計される。さらに図3を参照すると、対数合計演算子350に対する入力部の加算器(図示せず、図2参照)の結果は4通りの比較回路340に供給される。比較回路340は4つの入力のうちの2つの最も大きい入力(すなわち最大値と次の最大値)を出力する。経路390にわたって適切な選択制御信号を送ることによって、比較回路340はルックアップ・テーブル(LUT)360に記憶された値
Figure 0004520122
にアクセスする。加算器380はLUTの値を比較回路の出力と合計し、その結果、算出されたブランチ・メトリックまたはパス・メトリックに結びつく。
ACS構造体のまた別の導入が図3Aに示されている。ここで図3Aを参照すると、対数合計演算子300の入力部の加算器の結果(図示せず、図2参照)はコンパレータ304と302に加えられる。コンパレータの出力ならびに入力は図示したようにマルチプレクサ306と308に加えられる。マルチプレクサの出力は再びコンパレータ310に加えられ、その出力がマルチプレクサ306と308の出力と共にマルチプレクサ312に加えられる。
Figure 0004520122
に関する値はLUT314に記憶される。マルチプレクサ312の出力とルックアップ・テーブル(LUT)314が加算器316で加算されて対数合計演算子の最終出力を形成する。コンパレータ304、302と310がマルチプレクサ306、308と312と共に4つの入力値の中から2つの最も大きい(すなわち最大値と次の最大値)値を見出すことは意図されている。しかしながら、入力のうちの最大の2つがいつも互いに比較されているので、図3Aの構造体は4つの入力の中の最大値を生じるであろうが必ずしも次の最大値を生じる必要はない。したがって、図3Aに示した実施は算出されるメトリックの精度を低下させ、その結果、LogMAPプロセッサの性能に悪影響を及ぼす。後に示すように、性能のこの低下は無視できるものであり、したがって、図3Aに示した構造体もやはり対数合計演算子を作製するのに使用することが可能である。
「1」ビットが時間tに受信された確率を対数合計演算子428の出力が表わし、「0」ビットが時間tに受信された確率を対数合計演算子426の出力が表わすことに留意すべきである。同様に、対数合計演算子414と412の出力は時間t+1に「1」および「0」ビットが受信された確率をそれぞれ表わす。
ここで図5を参照すると、本発明のLogMAPプロセッサが入ってくるインフォメーションを処理してブランチ・メトリックを発生し、前方向と後方向のパス・メトリックを算出するのにそのようなブランチ・メトリックを使用する仕方を表わす状態8個、基数4のトレリスが示されている。処理中のウィンドウは長さでWの時間ユニットであり、奇数の時間的瞬間(t=1,3,5,....)が示されていないことが判る。やはり具体的例示を明確にするために、遷移の各々に関するブランチ・メトリックは示されていない。しかしながら、ブランチ・メトリックとパス・メトリックが上記の等式(1)、(2)および(3)に従って算出されることは理解されるであろう。前方向の帰納は時間t=0に始まり、前のウィンドウの終了時に前方向パス・メトリックを使用して初期化される。前方向と後方向の処理は図示したようにW時間ユニットの時間ウィンドウの間に生じるインフォメーションのブロックについて為される。
基数4のトレリス内の各状態は、それに参入する4つのブランチとそれから出て行く4つのブランチを有する。基数2のトレリスの1つのインフォメーション・ビットと比較して、1つの状態から別の状態への遷移が2つのインフォメーション・ビットを含んでいるので、トレリスは時間的に圧縮される。したがって、基数4のトレリスについては、本発明のLogMAPプロセッサは一度に2ビットを処理し、その2ビットに相当する2つのLLR出力を有する。したがって、基数8のトレリス(図示せず)については、1つの状態から別の状態への遷移は3つのインフォメーション・ビットを含む。基数16のトレリス(図示せず)については、1つの状態から別の状態への遷移は4つのインフォメーション・ビットを含む。こうして、Kが4以上の基数Kのトレリスについては、概して、1つの状態から別の状態への遷移はlogKのインフォメーション・ビットを含む。LogMAPプロセッサが時間t=0に始まってt=W迄で1つの状態から別の状態へと遷移するとき、それは等式(1)と(2)の通りに前方向のパス・メトリックとブランチ・メトリックを処理している。時間t=Wに、前方向の帰納は停止し、後方向の帰納が始まる。次のウィンドウからダミーの後方向パス・メトリックが使用されて時間ウィンドウWの後方向帰納が初期化される。言い換えると、後方向の帰納は実際には次のウィンドウの一部から開始される。
図1と5を参照すると、時間t=0にウィンドウWについて前方向の帰納が始まる。算出されたブランチ・メトリックはメモリ104に記憶され、適切な時間的瞬間にマルチプレクサ114を介してメモリ104からPMC108へと送られる。PMC108によって算出された前方向のパス・メトリックはLL計算器118と122へと送られる。やはり、メモリ104からブランチ・メトリックはマルチプレクサ112を介してLL118と122およびPMC110へも送られる。こうしてLL122と118はBMC102と連絡し、それはLL群とBMC102の間でインフォメーションが搬送される(すなわち受信および/または送信される)ことを意味する。時間t=Wに、ブランチ・メトリックがBMC102からPMC110へと送られてPMC110がダミーの後方向パス・メトリック、βを算出することを可能にする。すなわち、初期に次のウィンドウからブランチ・メトリックが先ずPMC110へと送られることでPMC110がβ群を算出することを可能にする。別の手法は、β群がBMC102に前もって記憶されており、時間t=WにPMC110へと送られ得ることである。PMC110は、算出されたダミーの後方向パス・メトリック(すなわちβ)を記憶し、その他の後方向パス・メトリック(すなわちβ)を記憶するための異なるメモリ場所を有する。その後、2つのタイプの後方向パス・メトリックはLL118と122へと送られる。次の時間ウィンドウで、マルチプレクサ112を介してブランチ・メトリックがメモリ106からLL計算器118と122およびPMC110へと送られる。ブランチ・メトリックはまた、マルチプレクサ114を介してメモリ106から前方向PMC108およびLL計算器118と122へも送られる。パス・メトリックは前のウィンドウと同じ方式で算出される。
ここで図1だけを参照すると、LL計算器118と122は対数合計演算の通りにパス・メトリックとブランチ・メトリックを対数的に一体化させて対数尤度値を生じさせる。その結果、2つのインフォメーション・ビットが上記で検討した基数4のLogMAPプロセッサの出力から(トレリスのtからt+2の各時間について)判定されることが可能となる。こうして、本発明のLogMAPプロセッサを備えて構成されるターボ・デコーダは基数2のターボ・デコーダよりも相対的にさらに多くの単位時間当たりのインフォメーションを処理することができる。状態N個、基数KのLogMAPプロセッサについては、概して、4logK個のBMC演算子、logK個のPMC、logK個のBMCが存在し、PMCの数は同じに保たれることに留意すべきである。PMCの数は同じに保たれるけれども、PMCの複雑さはKの増加と共に増大する。
本発明の高次基数のLogMAPプロセッサは相対的にさらに多くの単位時間当たりのインフォメーションを処理することができるので、LogMAPプロセッサを使用する多くの用途はここで本発明の装置から恩恵を受けることができる。例えば、ターボ・デコーダとチャネル・イコライザは本発明のLogMAPプロセッサのようなSISO装置を使用して通信チャネルの様々な異常に晒された受信インフォメーションを符号解読する。
ターボ・デコーダはターボ・エンコーダによって符号化され、かつ他の符号化装置で処理された可能性のある情報を符号解読するのに使用される装置である。図8を参照すると、帰納的組織符号化器(RSC)802と804およびインタリーバ806を含むターボ・エンコーダ800の範例が示されている。インタリーバ806はその入力部でよく知られているインタリーブ動作を実行し、その結果をRSC804へと出力する。インタリーブはインフォメーション・ビットのストリームの時間的交錯であり、すなわちインフォメーション・ビットの時間順序を変えることである。RSC102と104の両方がインフォメーション・ビットとインタリーブされたインフォメーション・ビットそれぞれに符号化動作を実行する。RSC102と104はパリティ・ビット
Figure 0004520122

Figure 0004520122
それぞれを符号化動作の結果として発生する。また、各インフォメーション・ビットも本質的に複製され、システマティック・ビット(すなわちX)と呼ばれる。パリティ・ビット
Figure 0004520122

Figure 0004520122
およびシステマティック・ビットは、受信部のフロントエンドに振幅フェージングおよび位相のジッタおよび熱的ノイズといったチャネル異常を通常有する通信チャネルにわたって送信される。チャネル異常は送信インフォメーションにエラーを導入する。受信されたパリティ・ビットは
Figure 0004520122

Figure 0004520122
になり、システマティック・ビットはYとなり、サンプルと称される。
ここで図9を参照すると、ターボ・デコーダ900は本発明によって構成されたLogMAPプロセッサ902と906を含む。ターボ・デコーダ900はさらにインタリーバ904とデインタリーバ908を含む。デインタリーバ908は逆インタリーブ動作を実行する。図示したように、受信されたサンプル
Figure 0004520122
とYはLogMAPプロセッサ902に加えられ、受信されたサンプル
Figure 0004520122
はLogMAPプロセッサ906に加えられる。ターボ・デコーダ900は対数尤度比出力を発生する。インタリーバ908、デインタリーバ904およびLogMAPプロセッサ902と906はすべて、外因性インフォメーションを回収して記憶するためのバッファとメモリ場所を共有する。LogMAPプロセッサが基数4のトレリスの通りにインフォメーションを処理するとき、ターボ・デコーダは単位時間当たり2ビットを符号解読することができる。基数8については、ターボ・デコーダは単位時間当たり3ビットを符号解読することが可能であり、基数16では単位時間当たり4ビットである。同時に複数メモリへのアクセスが可能なことを確実化するために、反復性の外因性インフォメーション記憶構造体が使用される。ターボ・デコーダの様々な構成要素から入る外因性インフォメーションは外因性インフォメーション・メモリと呼ばれる様々なメモリ・ブロックに記憶される。
特に、基数4のターボ・デコーダについては、2つのインフォメーション・ビットが単位時間当たりで処理されるので、ターボ・デコーダは相対的にさらに多くの単位時間当たりのインフォメーションを回収する。再び図9を参照すると、境界910は(インタリーバ904、デインタリーバ908およびLogMAPプロセッサのための)2つのメモリ空間を象徴的に表わしており、それらは異なるアドレスに存在する。境界910の側方には外因性インフォメーションを記憶するためのメモリを有するLogMAPプロセッサ902が配置され、そこではそのようなインフォメーションは順々のメモリ・アドレスを有するメモリ内に記憶される。言い換えると、回収されるインフォメーションは隣接するメモリ場所に配置される。しかしながら、境界910の他方の側(すなわちLogMAPプロセッサ906が配置される側)に記憶される外因性インフォメーションの時間順序の交錯配列のせいで、外因性インフォメーションは順々のメモリ場所から回収されることはない。
1つのメモリ・アドレスだけが知られる必要があってその他のメモリ・アドレスは単純に次の高次のアドレスである順々のケースとは異なり、2つの識別されたメモリ・アドレスを使用して外因性インフォメーションが回収される。2つのメモリ・アドレスから順々の方式でインフォメーションを回収することは、したがって、ターボ・デコーダの動作速度を低下させる。この動作速度の低下を解決するために、ターボ・デコーダの基数の値に応じて所定の回数で外因性メモリが複製される。例えば、基数4のターボ・デコーダについては、外因性メモリは二重に複製される。基数8のターボ・デコーダについては、同じアドレスと同じ内容で外因性メモリの3つのブロックが存在する。概して、基数Kのターボ・デコーダについては外因性インフォメーション・メモリのlogK個のブロックが存在し、そこではそれらのすべてが同じアドレスとそのアドレスに記憶された同じ内容を有する。すなわち、外因性メモリは複製され、相当するメモリ・アドレスはすべての回数で同じ内容を含む。この方式で、外因性インフォメーションの多重回収が特定の瞬間に為されることが可能である。発生した多重アドレスが同じ値を有することは可能であるが、しかし回収される実際の値が多様なメモリ・ブロックに由来するであろうことに留意すべきである。複製された外因性インフォメーション・メモリは互いに無関係であり、それは1つの外因性メモリに由来するアクセス・インフォメーションが、いかなる方式でも他のいかなる外因性メモリにも影響を与えないことを意味する。
ここで図10を参照すると、(本発明のLogMAPプロセッサを備えて構成された)基数4のターボ・デコーダvs基数2のターボ・デコーダの性能比較チャートが示されている。等しいBER(例えば10−3)については、基数4のターボ・デコーダの信号/ノイズ比
Figure 0004520122
は基数2のデコーダの信号/ノイズ比よりも約0.05dB小さい。デコーダの信号/ノイズ比のこの差異は無視できるものであり、実用目的では極めてわずかであるかもしくは有意差がない。無視できるほどの低下はPMC群の設計に施された近似のせいである。したがって、実用目的では、基数2および基数4のターボ・デコーダは事実上同じ性能を有しながら、基数4のターボ・デコーダは相対的にさらに高速でインフォメーションを処理することができる。
本発明のLog MAPプロセッサのブロック図である。 状態8個、基数4のLog MAPプロセッサに関する前方向パス・メトリックのパス・メトリック計算器を示す図である。 対数合計演算の近似に基づく対数合計演算子の構造体を示す図である。 やはり対数合計演算の近似に基づく対数合計演算子の別の構造体を示す図である。 対数合計演算子を使用する図1の対数尤度計算器の導入を示す図である。 基数2のトレリスと基数4のトレリスの間のマップ化の一部を示す図である。 図1のLog MAPプロセッサによって使用される状態8個、基数4のトレリスを描く図である。 Log MAPアルゴリズムによって算出されたブランチ・メトリックとパス・メトリックでLog MAPアルゴリズム通りに状態8個、基数4のトレリスの一部を描く図である。 Log MAPアルゴリズムに使用される基数2のトレリスの一部を描く図である。 ターボ・エンコーダのブロック図である。 本発明のLog MAPプロセッサを導入したターボ・デコーダのブロック図である。 基数2のターボ・デコーダおよび基数4のターボ・デコーダの性能曲線を示すチャート図である。

Claims (10)

  1. 少なくとも1つの入力信号を受信するための少なくとも1つの入力部を有し、かつKが4以上の整数であり、Nが2以上の整数である場合に状態N個、基数Kのトレリスを使用して装置が受信信号を処理することで少なくとも1つの出力信号を発生する少なくとも1つの出力部を有する装置を含み、該装置が、1つの比較回路と単一のルックアップ・テーブルとを備えた少なくとも1つの対数合計演算子を有しており、該比較回路が、少なくとも4つのブランチ・メトリックとパス・メトリックの合計及び/又はパス・メトリック入力を受信し、2つの比較出力として最も大きな値の入力と1つの他の入力の値とを選択し、該2つの比較入力は、対数合計演算子のヤコビアン定義の近似を決定するために該ルックアップ・テーブルから1つの値を選択するのに使用されるプロセッサ。
  2. 装置が、Kが4以上の整数であり、Nが2以上の整数である場合の基数K、状態N個のトレリスを使用するLogMAPアルゴリズムに従ってインフォメーションを処理するソフト入力ソフト出力装置を含むLogMAPプロセッサである、請求項1に記載のプロセッサ。
  3. ソフト入力ソフト出力装置が、
    少なくとも1つのブランチ・メトリック計算器、
    少なくとも1つの前方向パス・メトリック計算器と少なくとも1つの後方向パス・メトリック計算器であって、両方共にブランチ・メトリック計算器と連絡する計算器、
    パス・メトリック計算器に結合された少なくとも1つの対数尤度計算器、および
    外因性インフォメーションを有し、少なくとも1つの対数尤度計算器に結合されることで少なくとも1つの対数尤度比出力を供給する少なくとも1つの減算器を含み、それによってパス・メトリック計算器と少なくとも1つの対数尤度計算器が、対数合計演算のヤコビアン定義の近似に基づいて設計される対数合計演算子を備えて構成される、請求項2に記載のプロセッサ。
  4. 外因性インフォメーション入力がLogMAPプロセッサの以前の対数尤度比計算から得られる、請求項3に記載のプロセッサ。
  5. 対数合計演算子が加算比較選択構造体を使用して構成される、請求項3に記載のプロセッサ。
  6. N個のブランチ・メトリック計算器、合計log2K個のパス・メトリック計算器および合計log2K個の対数尤度計算器が存在する、請求項3に記載のプロセッサ。
  7. LogMAPアルゴリズムを使用してインフォメーションを処理する方法であって、
    Kが4以上の整数であり、Nが2以上の整数である場合に、LogMAPアルゴリズムへのインフォメーションの適用の基本となる状態N個、基数Kのトレリスを供給する工程を含み、該方法は、1つの比較回路と単一のルックアップ・テーブルとを備えた少なくとも1つの対数合計演算子を使用して実行され、該比較回路が、少なくとも4つのブランチ・メトリックとパス・メトリックの合計及び/又はパス・メトリック入力を受信し、2つの比較出力として最も大きな値の入力と1つの他の入力の値とを選択し、該2つの比較入力は、対数合計演算子のヤコビアン定義の近似を決定するために該ルックアップ・テーブルから1つの値を選択するのに使用される方法。
  8. 状態N個、基数Kの手順を供給する工程が、
    インフォメーションを受信する工程、
    受信したインフォメーションと外因性インフォメーションに基づいてブランチ・メトリックを算出する工程、
    算出したブランチ・メトリックに基づいてパス・メトリックを算出する工程、
    ブランチ・メトリックとパス・メトリックから対数尤度値を算出する工程を含み、算出された対数尤度値と算出されたパス・メトリックがヤコビアン定義の近似に基づいた対数合計演算を通じて得られるものであり、
    算出された対数尤度値と外因性インフォメーションの減算演算を通じて対数尤度比を算出する工程を含む、請求項7に記載の方法。
  9. インフォメーションを符号解読するためのターボ・デコーダであって、
    第1のSISO装置と第2のSISO装置を含み、それらの両方が、Nが2以上の整数であってKが4以上の整数である場合の状態N個、基数Kのトレリスを使用してLogMAPアルゴリズムに従ってインフォメーションを処理し、そこではSISO装置がインタリーバとデインタリーバに結合され、各々のSISO装置が、1つの比較回路と単一のルックアップ・テーブルとを備えた少なくとも1つの対数合計演算子を有しており、該比較回路が、少なくとも4つのブランチ・メトリックとパス・メトリックの合計及び/又はパス・メトリック入力を受信し、2つの比較出力として最も大きな値の入力と1つの他の入力の値とを選択し、該2つの比較入力は、対数合計演算子のヤコビアン定義の近似を決定するために該ルックアップ・テーブルから1つの値を選択するのに使用されるターボ・デコーダ。
  10. SISO装置、インタリーバおよびデインタリーバが、外因性メモリ・インフォメーションを記憶するためのlogK個の複製メモリ・ブロックを有する、請求項9に記載のターボ・デコーダ。
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