JP4519570B2 - エンジン - Google Patents

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本発明は、触媒を排ガス通路に設けて排ガスの浄化を図るエンジンの技術に関する。
従来から、触媒を用いてエンジンの排気を浄化する排気浄化装置が知られている。このような排気浄化装置では、排気系路内に触媒を有するとともに、排ガス熱交換器を具備したものが公知となっており、例えば、排気浄化装置内に進入したエンジンからの排気が、触媒を通過した後に排ガス熱交換器を通過するような構成となっていた。そして、該触媒の排ガス出口は、排ガス熱交換器の入口に直接接続されていた。また、前記排気浄化装置においては、触媒が収納される部分の排気系路の冷却構造として、触媒の収納部分を全体的に冷却風で冷却する空冷式冷却構造と、触媒の収納部分を全体的に冷却水で冷却する水冷式冷却構造等が挙げられる。
また、触媒と排ガス熱交換器とが直接接続されており、触媒の取り外しを容易に行うことができなかったため、この問題を解決するために排ガス熱交換器を固着した排気マニホールドに、触媒を収納する触媒ユニットを着脱可能に取付けて、排ガス熱交換器を排気マニホールドへ固着する固着部の一部を排ガスが通過する配管にて構成する技術も公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−140636号公報
排ガス浄化に最適な温度が2種類ある(例えば、T1=650℃、T2=350度)触媒であって、エンジンからの排ガス温度の最大(T3max)がT1と同程度となるようにしたエンジン及び触媒システムにおいては、エンジンの運転状態に関係なく触媒温度を最適温度付近でコントロールすることは困難であった。そのため例えば、使用頻度の高い運転状態で最適となるようなレイアウトを行うようにしていた。しかし、最適温度でのみ使用できる場合は触媒容量を低減できるが、運転領域全般で最適温度にコントロールすることができない場合には、触媒容量を大きくする必要があった。
また、触媒は円筒状のケースに収納されているため、排ガスを触媒に流入させると円筒の中心部への流入が大きくなり、触媒全体を使用することは殆どできなかった。また、出力が違う同形式のエンジンに同一の触媒を使用する際には、他の部品(例えば配管)とのレイアウトに合わせたり、最適温度を自由に選ぶことが出来なかったので、出力の大きい仕様のエンジンに合わせた触媒を使用していた。よって、出力の小さいエンジンでは浄化が十分に行われることがなかった。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、触媒を排ガス通路に設けて排ガスの浄化を図るエンジンにおいて、排気マニホールド出口に触媒と温度検知手段を配置し、該排気マニホールドの外周に冷却水通路を設け、該冷却水通路に流量制御手段を設けて、排ガス浄化に適する温度となるように該流量制御手段を制御し、前記排気マニホールド出口に触媒収納ケースを固定し、該触媒収納ケースと排気マニホールドに対して、前記触媒の取付位置を変更可能に構成したものである。
請求項2においては、請求項1記載のエンジンにおいて、前記排気マニホールド出口にフランジを介して触媒収納ケースを固定し、前記触媒収納ケースと触媒の間に排ガス通路を形成し、前記フランジ近傍の触媒収納ケースに、該排ガス通路と連通する排ガス出口を設けたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、触媒を排ガス通路に設けて排ガスの浄化を図るエンジンにおいて、排気マニホールド出口に該触媒と温度検知手段を配置し、該排気マニホールドの外周に冷却水通路を設け、該冷却水通路に流量制御手段を設けて、排ガス浄化に適する温度となるように該流量制御手段を制御したので、排ガスの温度を排ガス浄化に適する温度に制御できて、エンジン運転領域全般にわたり浄化できる。また、出力が異なるエンジンに対しても使用することができる。
また、前記排気マニホールド出口に触媒収納ケースを固定し、該触媒収納ケースと排気マニホールドに対して、前記触媒の取付位置を変更可能に構成したので、触媒に入る排ガスの最大温度が触媒の最適浄化温度になるように調整することができ、触媒を最大限に有効利用して浄化することができる。
請求項2においては、請求項1記載のエンジンにおいて、前記排気マニホールド出口にフランジを介して触媒収納ケースを固定し、前記触媒収納ケースと触媒の間に排ガス通路を形成し、前記フランジ近傍の触媒収納ケースに、該排ガス通路と連通する排ガス出口を設けたので、排ガスが触媒の外周を通過して排出されるので、触媒は速やかに温められて、早期活性させることができる。また、触媒の温度低下を抑えることができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の触媒収納ケース21及び排気マニホールド20の第1の実施例を示す側面図である。
図2は触媒収納ケース31及び排気マニホールド30の第2の実施例を示す側面図である。
図3は触媒収納ケース41及び排気マニホールド40の第3の実施例を示す側面図である。
図4は触媒収納ケース51の第4の実施例を示す側面図である。
図5は本発明のエンジン1の一実施例を示す側面図である。
まず、図5を参照しながら、ガスエンジン1に触媒を備えた実施例について説明する。但し、エンジンはガスエンジンに限定するものではなく、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等にも適用可能である。ガスエンジン1は、図示しないクランクケースの上部にシリンダ3を配置し、該シリンダ3の上部にシリンダヘッド4を配置し、該シリンダ3内にピストン7を上下摺動自在に配置し、シリンダヘッド4には吸気弁17や排気弁18や点火プラグや動弁機構等が配置され、更に、吸気マニホールド2及び排気マニホールド20が接続され、該排気マニホールド20に触媒22を収納したケースが接続されている。なお、エンジンは単気筒であっても複数気筒であってもかまわない。前記吸気マニホールド2にはガスミキサ5が接続され、該ガスミキサ5には、更に燃料ホース6とエアクリーナ8が接続されている。詳しくは、前記ガスミキサ5内においては、エアクリーナ8から吸い込まれてくる空気と、燃料タンクより圧力を調整するガスレギュレータ200を介して供給される燃料が混合されて、スロットルバルブによりその供給量が調整されて、吸気弁17よりシリンダ3内に導入される。
前記シリンダ3内に導入された燃料と空気はピストン7により圧縮され、爆発(燃焼)した後に排ガスとして排気弁18より排出される。該シリンダ3より排出される排ガスはシリンダヘッド4に連通された排気マニホールド20に排出され、さらに排気装置において浄化されて消音器により消音されて排出される。
次に、図5において、排気装置について説明する。排気装置は、前記排気マニホールド20の出口側に触媒収納ケース21等を介して接続されており、排気マニホールド20には熱交換器が具備されている。該排気装置には、後述する触媒収納ケース21の排ガス出口21cと連結される、排ガス導入のための排ガス導入部が設けられており、該排ガス導入部を介して排ガスが排気装置内に導入される構成になっている。排気マニホールド20の外側には熱交換器が配設されており、該熱交換器は冷却水により該熱交換器を通過する排ガスを冷却する構成になっている。該熱交換器には冷却水導入口と冷却水排出口を設け、冷却水を循環できるようにしている。該冷却水はシリンダ3・3・・・を冷却する冷却水と兼用することもできる。そして、排気装置には排ガス出口21cが設けられており、該排ガス出口21cより触媒収納ケース21から排気装置内に導入されてきた排ガスが排出される。
次に、図1を参照しながら、触媒収納ケース21及び排気マニホールド20付近の構成について説明する。この場合4気筒のエンジンについて説明する。エンジン1の各シリンダ3・3・・・より排出された排ガスは配管20a・20a・・・を通って排気マニホールド20内に集合する。排気マニホールド20は、排ガスが集合できるように中空の円筒形状に形成されており、該円筒形状の側面に配管20a・20a・・・が連結されている。そして、排気マニホールド20を形成する外壁自身も外壁内が中空に形成されており、該中空部分は冷却水通路20cとして冷却水を流すことを可能としている。該排気マニホールド20の外壁内の冷却水は、前記シリンダ3・3・・・の冷却水ジャケットに流れていく構成にしても良い。
排気マニホールド20の外壁は、図1に示すように、内円柱20xと外円柱20yから構成し、内円柱20xの周りを、内円柱20xの径より大きい径を有し、軸方向の長さが内円柱20xの長さよりも長い、外円柱20yで覆う構成としている。そして、内円柱20xと外円柱20yの大きさは、内円柱20xの外面と外円柱20yの内面の間と、内円柱20xの底面と外円柱20yの底面の間とに、隙間が生じるような大きさに構成されており、該隙間が前述のように冷却水が注入される冷却水通路20cとなっている。なお、隙間を確実に確保するために冷却水通路20cに適宜間隔を開けてスペーサを配置している。内円柱20xと外円柱20yは、共に前記フランジ20bに固設されており、換言すれば、フランジ20bを介して、冷却水通路20cを形成しながら内円柱20xと外円柱20yが固設される構成となっている。
排気マニホールド20には、一端(図1における上部)に前記冷却水通路20cに冷却水を注入するための冷却水入口20dが形成されており、他端(下部)には冷却水通路20cに溜められた冷却水を排出するための冷却水出口20eが形成されている。そして、該冷却水出口20eには、冷却水ホース25が連結されている。該冷却水出口20eには、流量制御手段となる流出量制御弁24が設けられており、後述する排ガス温度検知センサ23の測定結果に応じて、冷却水出口20eを通って冷却水通路20cから流出していく冷却水の流量を制御できるようになっている。また、冷却水入口20d及び冷却水出口20eを、前記外円柱20yと一体化した構成とし、冷却水通路20cに流出量制御弁24を設ける構成としてもよく、または、冷却水入口20dに流入量制御弁を設けても良い。
そして、排気マニホールド20には、触媒収納ケース21が着脱自在に取り付けられている。排気マニホールド20と触媒収納ケース21との取り付け方法は、排気マニホールド20の端部にフランジ20bを形成し、触媒収納ケース21の端部にもフランジ21bを形成し、該フランジ20b・21b同士を図示しないボルト等によって締め付け固定するものである。そして、このフランジ20b・21b間に長さの異なる間座やスペーサ等を配置して、排気マニホールド20または冷却水通路20cと触媒22の距離を調節することにより、触媒による浄化が最適に行える温度に調節することができる。触媒収納ケース21には、内部に排ガス分解用の触媒22が配設されており、図1に示すように、側面視において、触媒22の全体が触媒収納ケース21によって覆われるようになっている。また、触媒22は、触媒収納ケース21の内周に当接するように嵌めこまれ位置ずれしないようになっている。
また、排気マニホールド20端部のフランジ20b付近に、排ガス温度検知センサ23を配設する。該排ガス温度検知センサ23は、触媒22に到達する排ガスの温度を測定することが目的であり、出来るだけ触媒22の近傍に配設することが望ましい。そのため、排ガス温度検知センサ23は触媒収納ケース21の内周のフランジ20b付近に配設する構成にしても良い。そして、該排ガス温度検知センサ23は制御回路16を介して前記流出量制御弁24と接続され、測定された排ガスの温度によって、前記流出量制御弁24の開閉を調節し、前記冷却水通路20cを通過する冷却水の流量を調節できるようにしている。このように構成したことにより、該排ガス温度検知センサ23によって測定された排ガスの温度が、触媒が分解に最適な設定温度を超えると、流出量制御弁24を開くことによって、冷却水通路20cに冷却水の流して冷却して設定温度となるようにし、逆に、該排ガス温度検知センサ23によって測定された排ガスの温度が設定温度以下に低下すると、流出量制御弁24を閉じることによって、冷却水通路20cに冷却水が流れないようにするのである。
このように、触媒22を排ガス通路に設けて排ガスの浄化を図るエンジン1において、排気マニホールド20出口に触媒22と温度検知手段23を配置し、該排気マニホールド20の外周に冷却水通路20cを設け、該冷却水通路20cに流量制御手段24を設けて、排ガス浄化に適する温度となるように前記流量制御手段24を制御するようにしたので、排ガスの温度を排ガス浄化に適する温度に制御できて、エンジン運転領域全般にわたり浄化できる。また、出力が異なるエンジンに対しても使用することができる。
また、前記触媒22を収納するケース21に取付フランジ21bを設け、該取付フランジ21bと前記排気マニホールド20との取付位置を調整可能に構成したので、触媒22と冷却水通路20cとの取付位置を、触媒に入る排ガスの最大温度が触媒22の最適浄化温度になるように調整することができ、触媒22を最大限に有効利用して浄化することができる。また、取付フランジ20b・21bにおいて、触媒22の脱着が可能となり、エンジン出力に最適な触媒22を取付けることが可能となる。
次に、図2を参照しながら、触媒32の取り付け方法ついて、触媒収納ケース31及び排気マニホールド30の第2の実施例について説明する。前述同様、排気マニホールド30には、触媒収納ケース31が着脱自在に取り付けられている。排気マニホールド30と触媒収納ケース31との取り付け方法は、排気マニホールド30の端部にフランジ30bを形成し、触媒収納ケース31の端部にもフランジ31bを形成し、該フランジ30b・31b同士を図示しないボルト等によって締め付け固定するものである。ただし、本実施例では、排気マニホールド30の端部に設けられるフランジ30bは外側に向かってだけ形成されているのではなく、排気マニホールド30の内側(軸心側)にも内フランジ30cが延設されている。そして、触媒収納ケース31についても同様にフランジ30bに合わせて、フランジ31bが外側に向かってだけ形成されているのではなく、触媒収納ケース31の内側(軸心側)にも内フランジ31cが延設されている。
そして、触媒収納ケース31の内部には、排ガス用の触媒32が配設されており、図2に示す側面断面視において、触媒32の一部が触媒収納ケース31から突出するように形成されている。つまり、触媒32の一部が排気マニホールド30内に収納されるようにする。そして、触媒32の側面を筒体33で覆い、該筒体33を内フランジ31cに位置調整可能に取り付けている。よって、触媒32の排気マニホールド30内への突出長さを調節することができ、触媒32の排気入口温度を、触媒32が分解できる最適温度に合わせることができるのである。または、前記筒体33を内フランジ31cに固定し、該内フランジ31cからの突出長さが異なる触媒を用意して排気入口温度に合わせた触媒を取り付ける構成とすることもできる。
このように、触媒32を摺動させて、図2に示すように、L1及びL2の長さを容易に変更できるようにすることで、最適の排気入口温度に調節することができて、部品のバラツキに対して容易に対応でき、エンジン出力が異なる仕様のエンジンに対しても同じ触媒を使用することが可能となって、部品の種類を減少することができて在庫管理等もやり易くコスト低減化が図れる。また、触媒32を取り外して容易にメンテナンスができる。そして、本実施例では、図2に示すように、触媒収納ケース31の内周の径が、触媒32の筒体33外周の径より大きく構成されており、触媒収納ケース31の内周と触媒32の外周の間を排ガスが通過できる排ガス通路34を形成している。また、触媒収納ケース31の側面には、フランジ31b近傍に、排ガス出口35を形成して、触媒32を通過した排ガスを触媒収納ケース31から排出できるようになっている。
次に、図3を参照しながら、触媒42の取り付け方法ついて、触媒収納ケース41及び排気マニホールド40の第3の実施例について説明する。前述同様、排気マニホールド40には、触媒収納ケース41が着脱自在に取り付けられている。排気マニホールド40と触媒収納ケース41との取り付け方法は、排気マニホールド40の端部にフランジ40bを形成し、触媒収納ケース41の端部にもフランジ41bを形成し、該フランジ40b・41b同士を図示しないボルト等によって締め付け固定するものである。ただし、本実施例では、排気マニホールド40のフランジ40bが外側に向かってだけ形成されているのではなく、排気マニホールド40の内側(軸心)にも内フランジ40cが延設されている。そして、触媒収納ケース41についても同様に、フランジ41bが外側に向かってだけ形成されているのではなく、触媒収納ケース41の内側(軸心)にも内フランジ31cが延設されている。
排気マニホールド40の外壁は、内円柱40xと外円柱40yから構成されており、内円柱20xの周りを、内円柱40xの径より大きい径を有した外円柱40yで覆う構成となっている。そして、内円柱40xと外円柱40yの大きさは、内円柱40xの外面と外円柱40yの内面の間と、内円柱40xの底面と外円柱40yの底面の間とに、隙間が生じるようなものに構成されており、該隙間が前述のように冷却水が注入される冷却水通路40dとなっている。そして、内円柱40xはフランジ40bに固設されているが、外円柱40yの軸方向の長さはフランジ40bに届かないような長さに構成されている。そして、外円柱40yの端部は底板よって閉じられて冷却水通路40dの冷却水が洩れることを防いでいる。
前記外円柱40yの端部からフランジ40bまでの距離L3は、排ガス温度の最大値に応じて異なるようにフランジ40bが取り付けられる。または、L3が異なる長さの排気マニホールド40が用意される。または、フランジ40bが各エンジン1ごとに調整できるようにする。つまり、排ガス温度の最大が高いエンジン1ほど、L3の長さが短くなるように構成し、冷却水により排ガスを冷やして触媒に適した温度となるようにする。逆に排ガス温度の最大が低いエンジン1ほど、L3の長さが長くなるように構成して冷却水通路40dの長さを短くして、容易にそれぞれのエンジン1に応じた最適な排気マニホールド40を供給できるのである。
そして、前記同様に触媒収納ケース41には、内部に排ガス用の触媒42が配設されており、図3に示すように、側面視において、触媒42の一部が触媒収納ケース41から排気マニホールド40内に突出するように形成されている。また、触媒42の側面周囲は筒体43で覆われて、内フランジ41cの内周に固定されている。
そして、本実施例では、図2、図3に示すように、触媒収納ケース41の内周と触媒42の外周の間を排ガスが通過できる排ガス通路44を形成している。また、触媒42の側面を空気が出たり入ったりできないように、触媒42は側面を筒体43で覆い、底面(端面)42b・42bだけ覆わないような構成としている。そして、触媒収納ケース41の側面には、フランジ41b近傍に、排ガス出口45を形成して、触媒42を通過した排ガスを触媒収納ケース41から排出できるようになっている。
前記排気マニホールド30・40出口に触媒収納ケース31・41を固定し、該触媒収納ケース31・41と排気マニホールド30・40に対して触媒32・42の取付位置を変更可能に構成したので、触媒32・42の取付位置が、触媒32・42に入る排ガスの最大温度が触媒32・42の最適浄化温度になるように調整することができ、触媒32・42を最大限に有効利用して浄化することができる。
このように、前記排気マニホールド30・40出口にフランジ30b・31b・40b・41bを介して触媒収納ケース31・41を固定し、該触媒収納ケース31・41と触媒32・42の間に排ガス通路34・44を形成し、 前記フランジ31b・41b近傍の触媒収納ケース41に排ガス出口35・45を設けたので、排ガスが触媒32・42の外周を通過して排出されるので、触媒32・42は速やかに温められて、早期活性させることができる。また、触媒32・42の温度低下を抑えることができる。
次に、図4を参照しながら、触媒52の取り付け方法ついて、触媒収納ケース51の第4の実施例について説明する。前述同様、触媒収納ケース51の端部にはフランジ51bが形成されており、該フランジ51bをボルト等によって前記排気マニホールド20・30・40のフランジ21b・31b・41bに締め付け固定するものである。ただし、本実施例では、触媒収納ケース51には、フランジ51bが外側に向かってだけ形成されているのではなく、触媒収納ケース51の内側にも内フランジ51cが延設されている。
そして、触媒収納ケース51には、内部に排ガス用の触媒52が配設されている。触媒52は、図4に示すように、触媒52は側面を筒体53によって覆われており、該筒体53は触媒52よりも側面視において奥(底部)方向(図4においては左方向)に長く延長して形成されて端部が触媒収納ケース51の底板に接触させている。つまり、筒体53の内側には、前部(図4において左部)まで触媒52が配設されておらず、筒体53の前部の内側には触媒がない中空部53cが形成されているのである。そして、内側に触媒52が配設されていない部分、つまり中空部53cを覆う筒体53の前部の側面に、複数の排ガス連通孔53b・53b・・・が形成されている。そのため、排気マニホールド20・30・40から送られてくる排ガスは触媒52を通った後に、中空部53cに流れ込み、中空部53cから筒体53の連通孔53b・53b・・・を通って排ガス通路54に排出されるようになっている。この排ガスが円筒状の触媒52を通過するときには中心部を通過し易いが、出口周囲に連通孔53bが開口されているために、触媒の周囲にも通過するようになって偏りを防止することができる。
そして、触媒収納ケース51の側面には、フランジ51b近傍に、排ガス出口55を形成して、触媒52を通過した排ガスを触媒収納ケース51から排出できるようになっている。該排ガス出口55にはマフラー(消音器)が接続される。こうして、触媒収納ケースのフランジをエンジン本体に固定する構成とすることで、触媒容量が異なっても排ガス出口55の位置はフランジ近傍に位置されるので、排ガス出口55に連通されるマフラーの取付位置も略同じ位置となり、触媒からマフラーまでの配管を略共通化することができ、共通部品を使用できてコスト低減化が図れるのである。また、排気マニホールドの径と触媒収納ケースの径が異なっても(触媒容量がことなっても)フランジ部分で吸収することができて、両者の取付ができて、部品の共用化が用意にできる。
このように、前記触媒52を筒体53に収納して触媒収納ケース51内に配置し、該筒体53の下流側の触媒52が位置しない外周に連通孔53b・53b・・・を開口したので、排ガスが触媒52を通過するときの偏りを修正することができ、排ガスが触媒52を均一に通過して浄化効率が向上する。
本発明の触媒収納ケース21及び排気マニホールド20の第1の実施例を示す側面図。 本発明の触媒収納ケース31及び排気マニホールド30の第2の実施例を示す側面図。 本発明の触媒収納ケース41及び排気マニホールド40の第3の実施例を示す側面図。 本発明の触媒収納ケース51の第4の実施例を示す側面図。 本発明のエンジン1の一実施例を示す側面図。
1 エンジン
20・30・40 排気マニホールド
20b・30b・40b フランジ
20c 冷却水通路
21・31・41・51 触媒収納ケース
21b・31b・41b・51b フランジ
22・32・42・52 触媒
23 温度検知手段(排ガス温度検知センサ)
24 流量制御手段(流出量制御弁)
30c・40c 内フランジ
31c・41c・51c 内フランジ
33・43 筒体
34・44・54 排ガス通路
40d 冷却水通路
53 筒体
53b 連通孔
53c 中空部

Claims (2)

  1. 触媒を排ガス通路に設けて排ガスの浄化を図るエンジンにおいて、排気マニホールド出口に触媒と温度検知手段を配置し、該排気マニホールドの外周に冷却水通路を設け、該冷却水通路に流量制御手段を設けて、排ガス浄化に適する温度となるように該流量制御手段を制御し、前記排気マニホールド出口に触媒収納ケースを固定し、該触媒収納ケースと排気マニホールドに対して、前記触媒の取付位置を変更可能に構成したことを特徴とするエンジン。
  2. 請求項1記載のエンジンにおいて、前記排気マニホールド出口にフランジを介して触媒収納ケースを固定し、前記触媒収納ケースと触媒の間に排ガス通路を形成し、前記フランジ近傍の触媒収納ケースに、該排ガス通路と連通する排ガス出口を設けたことを特徴とするエンジン。
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