JP4518086B2 - 位置決め装置 - Google Patents

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本発明は位置決め装置に関する。
例えば、特許文献1に、レーザ発振器などの投光部から発せられたレーザ光をレンズなどの光学部材(移動部材)によって、光ファイバのような受光部材に芯合わせして導くレーザ装置が記載されている。特許文献1では、光学部材を一定振幅で微小振動させ、光ファイバにおけるレーザ光の強度(検出出力)の変化を測定して、レーザ光の芯ずれ量を検出し、光学部材をレーザ光の受光強度を最大にする位置に移動させるウォブリング(wobbling)と呼ばれる手法により、レーザ光を光ファイバに対して調芯位置決めしている。
移動部材を摩擦駆動方式の駆動装置で駆動する場合、駆動方向によって移動部材の移動量に差が生じる場合がある。その場合、移動部材を微少量だけ前進させたときに移動量と、微少量だけ後退させたときの移動量とが異なり、レーザ光の強度の変化から算出した移動部材のレーザ光の強度が最大になる位置からのずれ量に誤差が生じる。このような誤差は、正確な調芯が達成されるまでに数多くのウォブリングを繰り返す必要を生じさせたり、ウォブリングのゲインによっては解消できないオフセットを生じさせたりするという問題があった。
また、摩擦駆動方式の駆動装置において、微小領域ですべり変位を繰り返すと、摩擦接触部が異常摩耗して、駆動特性が変化してしまうという問題もあった。
特開2003−338795号公報 特開平6−265759号公報
前記問題点に鑑みて、摩擦駆動方式の駆動装置によって、誤差のないウォブリングを行い、検出出力が最大となるように移動部材を正確に位置決めできる位置決め装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明による位置決め装置は、電圧が印加されると伸縮する圧電素子と、前記圧電素子に一端が固定され、前記圧電素子の伸縮によって、軸方向に往復変位可能な振動部材と、前記振動部材に摩擦係合し、前記振動部材の往復移動によって前記振動部材に対してすべり変位可能な摩擦係合部材とを備える駆動装置と、前記圧電素子に駆動電圧を印加する駆動回路と、前記摩擦係合部材に保持された移動部材と、前記移動部材が所定位置にあるときに検出出力が最大となる位置検出手段とを有し、前記駆動回路は、前記摩擦係合部材が前記振動部材に対してすべり変位しないように緩慢に電圧を変化させて正方向および負方向に所定の電圧を印加させ、前記正方向の電圧を印加したときの前記検出出力と前記負方向の電圧を印加したときの前記検出出力との差分に所定の係数をかけた移動量だけ前記摩擦係合部材を前記振動部材に対してすべり変位させられる駆動電圧を前記圧電素子に印加するものとする。
この構成によれば、移動部材を前後に微小量だけ移動して検出出力の変化に応じて駆動量を定めるウォブリングにおいて、微少量の移動に際して摩擦係合部材を振動部材に対してすべり移動させず、圧電素子の伸長と収縮とで摩擦係合部材が保持する移動部材を微小移動させる。このとき、摩擦係合部材がすべり移動しないので、駆動方向による移動量の差がなく、検出出力を最大にするために必要な移動部材の移動量を正確に算出することができる。
また、本発明の位置決め装置において、前記正方向および負方向の所定の電圧を、正弦波のピークとして印加すれば、電圧の変化率を小さくして摩擦係合部材のすべり変位を抑制することが容易である。
また、本発明の位置決め装置において、前記正方向および負方向の所定の電圧を印加するときは、前記圧電素子に直列に制限抵抗を挿入するようにすれば、前記制限抵抗によって前記圧電素子の充電に遅れを生じさせることで駆動が緩慢に変化する。その場合、前記駆動回路を、前記圧電素子の両電極を、それぞれ、電源に接続する2つの充電スイッチとグランドに接地する2つの放電スイッチとを備えるフルブリッジ回路として構成すれば構成が簡単である。
また、本発明の位置決め装置において、前記正方向および負方向の所定の電圧は、瞬間的な電圧変化が前記摩擦係合部材が前記振動部材に対してすべり移動するステップ入力の最小電圧である最低起動電圧未満になるように、段階的に電圧を変化させて印加してもよい。
その場合、前記駆動回路を、前記最低起動電圧の1/2以上、前記最低起動電圧未満の電圧を有する電源と、前記圧電素子の両電極をそれぞれ前記電源に接続する2つの充電スイッチおよびグランドに接地する2つの放電スイッチとを備えるフルブリッジ回路とし、前記放電スイッチをオンしてから、前記充電スイッチを遅れてオンすることで、前記圧電素子に印加される電圧を、ゼロ、正の電源電圧、ゼロ、負の電源電圧、ゼロの順に段階的に変化させることができる。これにより、電圧変化を前記最低起動電圧以下に低減し、正確なウォブリングを行うことができ、摩擦係合部材をすべり変位させる際は、前記充電スイッチと前記放電スイッチとを同時にオンすることで、前記最低起動電圧を超える駆動電圧を圧電素子に印加することができる。
また、本発明の位置決め装置において、前記圧電素子の前記振動部材と反対側の端部を錘に固定すれば、錘の慣性力によって、振動部材の往復変位を大きくして、摩擦係合部材のすべり変位を大きくできる。
本発明によれば、ウォブリングを行うときは、圧電素子に変化率の小さい電圧を印加して、摩擦係合部材をすべり変位させることなく、圧電素子の伸縮長だけ移動部材を前後に変位させて移動部材の検出出力のピーク位置からのずれを算出するので、ウォブリングの誤差がなく、正確な位置決めができる。
これより、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に、本発明の第1実施形態の位置決め装置1を示す。位置決め装置1は、レーザ光を発生するレーザダイオード2と、固定された投光レンズ3と、駆動装置4によってレーザ光に直交するX−Yの2方向に移動可能な移動レンズ(移動部材)5と、レーザ光が投光レンズ3および移動レンズ5を介して入射する第二高調波発生素子(Second Harmonic Generation)6と、第二高調波発生素子6の出力を射出する射出レンズ7と、第二高調波発生素子6の出力を分光するハーフミラー8と、分光した第二高調波発生素子6の出力レベルを電圧信号(検出出力)に変換するパワーモニタ(位置検出手段)9と、パワーモニタ9の検出出力に応じて、移動レンズ4をY−Y方向に移動させる制御装置(制御手段)10と、制御装置1に制御され、駆動装置4に駆動電圧を印加する駆動回路11とを有している。
第二高調波発生素子6は、受光部の口径が1〜3μm程度である。移動レンズ5は、レーザ光を第二高調波発生素子6の受光部と同程度の径になるように集光するとともに、第二高調波発生素子6の受光部の中心にレーザ光の光軸を芯合わせする。
移動レンズ5によってレーザ光の光軸が第二高調波発生素子6の中心に一致している場合、レーザ光のエネルギーが全て第二高調波発生素子6に入力されるので、第二高調波発生素子6の出力が最大になり、パワーモニタ9の検出出力も最大になる。
図2に、移動レンズ5を移動させる駆動装置4の構成を示す。駆動装置4は、筐体12に固定された錘13に一端が固定され、電圧が印加されるとX軸方向に伸縮する圧電素子14と、圧電素子14の伸縮によってX軸方向に往復移動する振動部材15と、振動部材15に摩擦係合し、移動レンズ5を保持する摩擦係合部材16と、振動部材15の先端に設けられたストッパ16とからなる。摩擦係合部材16は、圧電素子14とストッパ17との間で移動可能である。
図3に、駆動回路11の構成を示す。駆動回路11は、パルス発生器18と、正弦波発生器19とを有し、切替器20で、パルス発生器18または正弦波発生器19の出力を選択し、パワーアンプ21で増幅して圧電素子14に印加するようになっている。パルス発生器18は、駆動装置4の摩擦係合部材16を振動部材15に対してすべり移動させるための駆動電圧波形を生成する。正弦波発生器19は、パルス発生器18の発生するパルスに比べて周期の長い正弦波を生成する。
図4に、駆動回路11が出力する駆動電圧波形と、その駆動電圧波形が駆動装置4に印加されたときの移動レンズ5の変位との関係を示す。駆動回路11は、先ず、正弦波発生器19が生成する正弦波をパワーアンプ21で増幅して出力する。このとき、圧電素子14は、駆動電圧に同期した正弦波状に伸縮する。
制御装置10は、図5に示すように、駆動電圧が最大になる瞬間の検出出力V1および駆動電圧が最低(負の最大値)になる瞬間の検出出力V2を確認し、その差分(V1−V2)を算出する。
続いて、制御装置10は、駆動回路11の切替器20を操作し、パルス発生器18に、正弦波状の駆動電圧を印加したときに算出した検出出力の差分に所定の係数を乗じた数のパルスを出力させる。正弦波の電圧最大時の検出出力V1が電圧最低時の検出出力V2より大きいときは、移動レンズ5を正方向にすべり移動させる所定のパルス(例えばデューティ比0.7)を出力し、正弦波の電圧最大時の検出出力V1が電圧最低時の検出出力V2より小さいときは、移動レンズ5を負方向にすべり移動させる所定のパルス(例えばデューティ比0.3)を出力する。
移動レンズ5の位置に応じて、検出出力が図5に示すような変化をする場合、移動レンズ5が、検出出力が最大となるピーク位置の近傍にあるとき、検出出力の差分(V1−V2)は、移動レンズ5のピーク位置からのずれ量とほぼ比例する値になる。よって、検出出力の差分に比例する量だけ移動レンズ5を駆動することで、移動レンズ5を検出出力が最大となるピーク位置に近づけることができ、このような制御方法は、ウォブリング(woblling)と呼ばれている。
本実施形態では、検出出力の差分(V1−V2)を求める際、摩擦係合部材16を振動部材15に対してすべり移動させることなく、圧電素子14の伸縮によって、移動レンズ5を保持する摩擦係合部材16を前進方向および後退方向に、等しい量だけ微小移動させる。このため、駆動装置4の駆動力に前進方向と後退方向とで差があったとしても、ウォブリングにおいて移動量を定めるための微小移動には前進方向と後退方向で差が生じない。よって、本実施形態の位置決め装置は、移動レンズ5を検出出力が最大となる位置に正確に位置決めすることができる。
図6に、本発明の第2実施形態の位置決め装置の駆動回路11を示す。本実施形態の位置決め装置の全体構成は、第1実施形態と同じであるので、重複する説明は省略する。
本実施形態の駆動回路11は、圧電素子14の両電極をそれぞれ電圧VM(V)の電源に接続する充電スイッチSW1,SW2と、圧電素子14の両電極をそれぞれグランドに接地する放電スイッチSW3,SW4とを備えるフルブリッジ回路であり、挿入スイッチSW5をオフすることで、電源VMと充電スイッチSW1,SW2との間に制限抵抗Rを挿入することができるようになっている。
駆動回路11は、充電スイッチSW1と放電スイッチSW4とを同時にオンすることで、圧電素子14に電源電圧VM(V)を正方向に印加する。充電スイッチSW2と放電スイッチSW3とは、充電スイッチSW1および放電スイッチSW4と逆動作し、オンすることで圧電素子14に電源電圧VM(V)を負方向に印加する。つまり、充電スイッチSW1および放電スイッチSW4と、充電スイッチSW2および放電スイッチSW3とを切り換えることで、圧電素子14には、2VM(V)の電圧変動が印加される。
駆動装置4の摩擦係合部材16を振動部材15に対してすべり移動させる場合、制御装置10は、挿入スイッチSW5を閉じ、制限抵抗Rをバイパスした状態で、充電スイッチSW1,SW2および放電スイッチSW3,SW4を動作させる。制御装置10は、移動レンズ5を保持する摩擦係合部材16正方向に移動させる場合、充電スイッチSW1および放電スイッチSW4を、短い周期で、例えばデューティ比0.7でオンさせる。摩擦係合部材16を正方向に移動させる場合は、充電スイッチSW1および放電スイッチSW4のデューティ比を、例えば0.3にする。
本実施形態の位置決め装置において、移動レンズ5を微小移動させて検出出力のピーク位置からのずれ量を算出するウォブリングを行う場合、制御装置10は、挿入スイッチSW5を開放し、電源と充電スイッチSW1,SW2との間に制限抵抗Rを挿入する。そして、制御装置10は、充電スイッチSW1および放電スイッチSW4を、摩擦係合部材16をすべり移動させるときより十分に長い周期で、例えばデューティ比0.5でオンする。
圧電素子14は、電気的にはキャパシタと同視できるので、制限抵抗Rが挿入されたことでRC回路が構成される。図7に示すように、圧電素子14には、充電スイッチSW1またはSW2がオンしてから、1次遅れで電圧変動する駆動電圧が印加される。これにより、圧電素子14は、緩慢に伸縮するので、摩擦係合部材16が振動部材15に対してすべり移動せず、移動レンズ5が圧電素子14の伸縮により前後に微小移動する。
制御装置10は、圧電素子14が十分に充電される(駆動電圧が略最大および略最小となる)タイミングで検出出力V1,V2を測定して、検出出力の差分(V1−V2)を求めることで、移動レンズ5のピーク位置からのずれ量を精度よく算出することができる。
図8に、本発明の第3実施形態の位置決め装置の駆動回路11を示す。本実施形態の位置決め装置の全体構成は、第2実施形態と同じであるので、重複する説明は省略する。
本実施形態の駆動装置は、充電スイッチSW1,SW2および放電スイッチSW3,SW4のみからなるフルブリッジ回路であるが、電源電圧VM(V)が、駆動装置4の最低起動電圧をVmin(V)として、1/2Vmin≦VM<Vminの条件を満たすように設定されている。最低起動電圧Vminは、駆動装置4の圧電素子14にステップ状の駆動電圧を入力したときに、摩擦係合部材16を振動部材15に対してすべり移動させることができる最も低い電圧である。
本実施形態において、制御装置10は、移動レンズ5を保持する摩擦係合部材16を振動部材15に対してすべり移動させる場合は、第2実施形態と同様に充電スイッチSW1,SW2および放電スイッチSW3,SW4を駆動する。
しかしながら、移動レンズ5を微小移動させて検出出力のピーク位置からのずれ量を算出するウォブリングを行う場合、制御装置10は、図9に示すように、先ず、充電スイッチSW1と放電スイッチSW4とをオンし、移動レンズ5を前進方向に微小移動させる。続いて、移動レンズ5を後退方向に微小移動させるときは、充電スイッチSW1をオフすると同時に放電スイッチSW3をオンし、所定の遅延時間dTだけ遅れて放電スイッチSW4をオフするとともに、充電スイッチSW2をオンする。つまり、圧電素子14に+VM(V)の電圧を印加してから−VM(V)の電圧を印加するまでの間に、遅延時間dTだけ圧電素子14の両電極をショートさせて、0(V)を印加する。
このように駆動回路11を制御することで、圧電素子14に印加される駆動電圧の瞬間的な変化が、それぞれ、最低起動電圧Vminより小さくなる。これにより、摩擦係合部材16を振動部材15に対してすべり移動させず、圧電素子14の伸縮によって微小移動させ、正確なウォブリングを行うことができる。
駆動回路11の構成によっては、ウォブリング時の駆動電圧をさらに多段の階段状の波形とすることで、電源電圧VMを大きくすることが可能になる。
以上の実施形態は、1軸にのみ位置決めを行うものであるが、本発明は、2軸以上に位置決めできる位置決め装置にも適用可能である。
また、レーザ光の調芯だけでなく、例えばホール素子の出力に基づいてアクチュエータを原点復帰させる場合などにも適用可能である。
本発明の第1実施形態の位置決め装置の概略図。 図1の位置決め装置の駆動装置の概略図。 図1の位置決め装置の駆動回路の構成図。 図1の位置決め装置のウォブリングにおける駆動電圧波形と移動部材の変位とを示す図。 図1の位置決め装置における検出出力のプロファイルとウォブリング制御における差分との関係を示す図。 本発明の第2実施形態の位置決め装置の駆動回路の回路図。 図6の位置決め装置のウォブリングにおける駆動電圧波形と移動部材の変位とを示す図。 本発明の第3実施形態の位置決め装置の駆動回路の回路図。 図8の位置決め装置のウォブリングにおける駆動電圧波形と移動部材の変位とを示す図。
符号の説明
1 位置決め装置
2 レーザダイオード
4 駆動装置
5 移動レンズ(移動部材)
6 第二高調波発生素子
9 パワーモニタ(位置検出手段)
10 制御装置(制御手段)
11 駆動回路
12 筐体
13 錘
14 圧電素子
15 振動部材
16 摩擦係合部材
18 パルス発生器
19 正弦波発生器
20 切替器
SW1,SW2 充電スイッチ
SW3,SW4 放電スイッチ
SW5 挿入スイッチ
R 制限抵抗
VM 電源電圧

Claims (7)

  1. 電圧が印加されると伸縮する圧電素子と、前記圧電素子に一端が固定され、前記圧電素子の伸縮によって、軸方向に往復変位可能な振動部材と、前記振動部材に摩擦係合し、前記振動部材の往復移動によって前記振動部材に対してすべり変位可能な摩擦係合部材とを備える駆動装置と、
    前記圧電素子に駆動電圧を印加する駆動回路と、
    前記摩擦係合部材に保持された移動部材と、
    前記移動部材が所定位置にあるときに検出出力が最大となる位置検出手段とを有し、
    前記駆動回路は、前記摩擦係合部材が前記振動部材に対してすべり変位しないように緩慢に電圧を変化させて正方向および負方向に所定の電圧を印加させ、
    前記正方向の電圧を印加したときの前記検出出力と前記負方向の電圧を印加したときの前記検出出力との差分に所定の係数をかけた移動量だけ前記摩擦係合部材を前記振動部材に対してすべり変位させられる駆動電圧を前記圧電素子に印加することを特徴とする位置決め装置。
  2. 前記正方向および負方向の所定の電圧は、正弦波のピークとして印加されることを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
  3. 前記正方向および負方向の所定の電圧を印加するときは、前記圧電素子に直列に制限抵抗を挿入することを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
  4. 前記駆動回路は、前記圧電素子の両電極を、それぞれ、電源に接続する2つの充電スイッチとグランドに接地する2つの放電スイッチとを備えるフルブリッジ回路であることを特徴とする請求項3に記載の位置決め装置。
  5. 前記正方向および負方向の所定の電圧は、瞬間的な電圧変化が前記摩擦係合部材が前記振動部材に対してすべり移動するステップ入力の最小電圧である最低起動電圧未満になるように、段階的に電圧を変化させて印加されることを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
  6. 前記駆動回路は、前記最低起動電圧の1/2以上、前記最低起動電圧未満の電圧を有する電源と、前記圧電素子の両電極をそれぞれ前記電源に接続する2つの充電スイッチおよびグランドに接地する2つの放電スイッチとを備えるフルブリッジ回路であり、
    前記正方向および負方向の所定の電圧は、前記放電スイッチをオンしてから、前記充電スイッチを遅れてオンすることで段階的に変化することを特徴とする請求項5に記載の位置決め装置。
  7. 前記圧電素子は、前記振動部材と反対側の端部が錘に固定されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の位置決め装置。
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