JP4517709B2 - 画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、制御装置、およびシステム - Google Patents

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Description

本発明は、外部装置を利用して画像処理サービスを提供する画像処理装置において、ユーザ管理を行うための技術に関する。
コピー等の画像処理サービスを提供する画像処理装置においては、特に課金処理がなされている場合、各ユーザはユーザ毎に設定された個別アカウントでログオン(ログイン)して画像処理サービスを受ける。画像処理サービスとしては、当該画像処理装置のみを利用するものの他に、外部装置を利用するものもある。
外部装置を利用する場合には、これまで、外部装置に対し予めユーザ毎に個別にアカウントを登録しておく手段がとられていた。そして、ユーザから画像処理サービスの指令を受けると、画像処理装置は予めなされた設定に従ってその個別のアカウントを利用して外部装置にログオンし、画像処理サービスを実行していた。なお、ログオンの際には、通常、ユーザ認証がなされるが、当該画像処理装置にログオンした際の認証をもって外部装置へのログオンの認証とすることで、省略される場合もある。
下記特許文献1には、認証センタに対して認証依頼を行うことで取得した署名付き個人情報を利用する手段が開示されている。ここでは、利用者は、この署名付き情報をサービス提供者に送付し、サービス提供者は署名の正当性を検証してサービスを提供する。
特開2003−338816号公報
外部装置に個々のアカウントを設ける方式においては、社外等の組織外部の外部装置を利用する場合、組織内部のユーザ情報を伝達して登録しなければならない。これは、組織内部のユーザ情報の秘密保持の観点からは好ましくない。特に、画像処理装置においては、画像データという可視化容易なデータを扱うため、そのデータに係るユーザ情報の開示を避けることが求められている。また、個々のアカウントを設けると、画像処理装置の管理者の負担増を招くことにもなる。画像処理装置の管理者は、画像処理装置のアカウントを管理するという通常の管理行為に加え、外部装置の側にアカウントの作成、停止、更新等を行わなければならないからである。特に大きな会社等においては、入社・退社・休職・職場移動等に伴うアカウント業務は膨大であり、その業務は煩雑なものとなってしまう。
本発明の目的は、画像処理装置において、外部装置側にユーザ情報を伝達することなく、提供する画像処理サービスを利用することにある。
本発明の別の目的は、外部装置を利用する画像処理装置において、ユーザの個別のアカウント管理を当該画像処理装置だけで実施する方式を確立する点にある。
本発明の画像処理装置は、用紙上の原画像を撮像して画像データを生成するスキャナ機能、または、画像データに基づいて用紙に印刷画像を形成する画像形成機能を備えた画像処理装置において、各ユーザ用の個別アカウントを管理するユーザ管理手段と、当該画像処理装置にアクセスするユーザ対応する個別アカウントでログオンさせるローカルログオン手段と、当該画像処理装置にログオンしたユーザに対して、外部装置を利用した画像処理サービスのサービス項目を提示し、実施する画像処理サービスをユーザ選択させるサービス提示手段と、ユーザ選択された画像処理サービスを提供する外部装置に対し、複数のユーザに対する画像処理サービスに共用される予め設定された代表アカウントでログオンする外部ログオン手段と、この外部装置に対し、ユーザ選択された画像処理サービスに係る処理の実施を指令する指令手段と、を備える。
画像処理装置は、複数のユーザが利用することを前提に構成されている。ユーザ管理手段は、このために設けられており、設定される各ユーザの個別アカウントを管理する。ユーザは、画像処理装置に対し、その入力部から直接的に、あるいは、ネットワーク等を通じて他の装置から間接的に、アクセスを行う。ローカルログオン手段は、そのアクセスに基づいて、ユーザを個別アカウントでログオンさせる。このログオンにおいては、パスワードや生体認証用データなどの認証情報を用いて、ユーザ認証を行うことができる。
サービス提示手段は、ログオンしたユーザに対して外部装置を利用した画像処理サービスの項目を提示する。画像処理サービスは、画像データに係る処理を行うサービスであり、例えば、高品質の画像形成処理サービスや、画像データから文字データへの変換を行うOCRサービス、指示した文献等に係る画像データを送信するサービス等の例が挙げられる。なお、この項目の中には、当該画像処理装置のみによってなされる画像処理サービスが含まれていてもよい。ユーザは、所望のサービス項目を選択し、画像処理装置はその選択を受け付ける。
外部ログオン手段は、ユーザ選択された画像処理サービスが外部装置に係るサービスである場合に、この外部装置にログオンをする手段である。ログオンは、ユーザ選択に係るユーザの個別アカウントではなく、複数のユーザに共通して用いられる代表アカウントで行われる。個々のユーザは、特に設定されていなければ、この代表アカウントを意識する必要はない。画像処理装置は、予め設定された手順に従って外部装置との間でログオンのための通信が行われ、外部装置へのログオンが完了する。代表アカウントは、通常一つの装置あるいはサービスに対して一つだけ設定される。しかし、複数のユーザをグループに分け、各グループ毎に異なる代表アカウントを設定することも可能である。なお、外部ログオン手段においては、外部装置において認証を受けるよう設定されていることがセキュリティ上特に望ましい。この場合の認証処理も予めなされた設定に従って、画像処理装置と外部装置との間で自動的に実施される。こうしてログオンが成功すると、指令手段は、外部装置に対し、ユーザ選択された画像処理サービスに係る処理の実施を指令する。
この装置構成によれば、外部装置に対しては、画像処理装置を利用するユーザの個別のアカウントを設定することなくログオンすることができる。したがって、当該画像処理装置の管理者は、外部装置の側に対し個別のアカウントの設定や変更等の申請を行う必要がなくなり、管理負担が軽減される。また、外部装置の側に対し、画像処理装置を利用するユーザ情報を直接開示しなくてもよいため、秘密保持の点でも効果的である。なお、ユーザの側は、代表アカウントが利用されることを特に意識する必要はなく、個別のアカウントを利用した場合と同様に画像処理サービスを利用することが可能である。したがって、ユーザに不便を来すことなく、この方式を導入することができる。
ここで、アカウントについて説明をしておく。個別アカウント及び代表アカウントの別によらず、アカウントには一般に対応する権限が設定される。すなわち、各アカウントには、そのアカウントに応じて許される操作が定められている。具体的には、サービスを利用する権限、内部に用意された実行コマンドの実施権限、画像データ等のファイルの読込・書込・消去権限などが挙げられる。複数のアカウントが同一の権限を有していてもよい。アカウントには、他のアカウントと区別されるための識別子がつけられる。識別子は、通常はユーザが認識可能な名称に設定されるが、単に装置が認識するための内部情報であってもよい。アカウントは、セキュリティ向上を図るため、一般に、ユーザ認証を受けて認証された場合に付与される。認証は、識別子に対応したユーザであることを確認する処理である。認証には、アカウントに付与されて秘密管理される認証情報や、公的に証明され公開された認証情報等が用いられる。なお、ログオンとは、アカウント許可された権限を獲得する行為を指す。
望ましくは、本発明の画像処理装置において、代表アカウントは、外部装置側との契約により割り当てられ、当該画像処理装置においてはその管理者の入力に基づいて設定される。契約は、オンラインやオフラインで行われ、これにより、外部装置においては代表アカウントによるログオンを受け付ける設定がされる。そして、画像処理装置においては、代表アカウントを用いてログオンするための設定が、管理者の入力に基づいて行われる。代表アカウントは、外部装置側が一方的に決定するものであってもよいし、画像処理装置側の希望を考慮するものであってもよい。なお、外部装置において代表アカウントが認証情報を付与して設定される場合には、画像処理装置においては、対応する被認証情報の送信設定もなされる。被認証情報、及び、外部装置の認証情報は、画像処理装置の管理者によって適宜変更できるように構成することも可能である。
望ましくは、本発明の画像処理装置において、代表アカウントは、当該画像処理装置の識別子情報を用いて定められる識別子をもつ。画像処理装置の識別子情報とは、画像処理装置を一意に識別するための情報であり、利用者の意志とは無関係に画像処理装置に与えられた情報である。一例としては、メーカ名、製品名、シリアル番号の組み合わせを挙げることができる。代表アカウントの識別子は、この識別子情報そのもの、あるいは、識別子情報から所定のアルゴリズムに従って変換生成された名称に設定される。一般に、画像処理装置は、PC(パソコン)等の汎用計算機と異なり、その管理は相応の知識を持った管理者によって行われる。このため、識別子情報の改竄の恐れは小さく、識別子情報を用いることの一つの利点がある。なお、識別子情報から代表アカウントの識別子を生成する方法は予め定められていることが特に望ましい。この場合には、外部装置側との契約を待つまでもなく代表アカウントの識別子が定まるため、画像処理装置においては予め代表アカウントの設定が可能となる利点や、外部装置側においても決定したアカウントの識別子の通知が不要となる利点がある。外部装置と画像処理装置が同一あるいは技術的に連携した企業によって提供される場合には、このようにアカウントの識別子を定めることが特に容易となる。
望ましくは、本発明の画像処理装置は、外部ログオン手段においては、被認証情報を外部装置に送信して認証処理を受け、この被認証情報は、外部装置側との契約により割り当てられ、当該画像処理装置の管理者の入力に基づいて設定される。
望ましくは、本発明の画像処理装置において、外部装置は、当該画像処理装置と同一あるいは技術的に連携した企業によって提供され、当該画像処理装置は、外部ログオン手段においては、被認証情報を外部装置に送信して認証処理を受け、この被認証情報としては、予めその企業によって定められた方式に基づいて、当該画像処理装置の識別子情報から生成可能な情報が設定される。同一あるいは技術的に連携した企業であれば、外部装置の側がもつ認証情報と、画像処理装置の側がもつ被認証情報とを対応づけて設定することが可能となる。この場合において、被認証情報は識別子情報とは無関係な固定情報としてもよい。ただし、そのような無関係な固定情報の場合には、サービス対象となる画像処理装置と外部装置の組み合わせを予め把握しなければならない困難を伴う。そこで、予めその企業によって定められた方式に基づいて識別子情報から生成される情報を被識別子情報として設定することが有効となる。設定の方法としては、例えば、暗号化アルゴリズムと同様の適当なアルゴリズムに従って、元の識別子情報から被認証情報を生成する態様を挙げることができる。
この方式では、画像処理装置と外部装置の組み合わせが未知の場合にも、予め、パスワード等の認証情報を通知することなく、ログオンを行うことが可能となる。なお、外部装置が画像処理装置と同一あるいは技術的に連携した企業であることは、例えば、外部装置側との契約の段階や、外部装置の画像処理サービス項目を画像処理装置に登録する段階などにおいて把握することができる。あるいは、複数の外部装置を利用し、異なる代表アカウント(及び認証態様)を使い分ける必要がある場合には、ログオン冒頭の対話的通信によって外部装置に問い合わせを行うことも有効である。
望ましくは、本発明の画像処理装置において、外部ログオン手段においては、公開鍵暗号方式に基づいて認証処理を受ける。例えば、画像処理装置に秘密鍵を設定し、この秘密鍵を用いて情報を秘密コード化するデジタル署名の方法を利用することで、画像処理装置の正当性を確認することができる。また、外部装置のもつ秘密鍵に対応した公開鍵を取得し、この公開鍵を用いて被認証情報等を秘密コード化する暗号の方法を利用することで、通信情報の漏洩を防ぐことも可能である。この場合に、その外部装置の公開鍵は、公開鍵を証明する証明書をその外部装置や認証局から取得することで利用できる。同様に、外部装置に対しては公開鍵を証明する証明書を送信したり認証局から取得させたりすればよい。
望ましくは、本発明の画像処理装置は、公開鍵の証明書、及び、対応する秘密鍵を保持し、外部ログオン手段においては、この秘密鍵により暗号化した情報を外部装置に送信して認証処理を受ける。つまり、ここでは、デジタル署名の方法を用いた処理が行われる。もちろん、外部装置の公開鍵を利用した暗号化と組み合わせてもよい。公開鍵の証明書及び秘密鍵は、例えば、外部装置側との利用契約が成立した時点でインストールすることができる。
望ましくは、本発明の画像処理装置においては、秘密鍵及び公開鍵の証明書は、工場出荷時に当該画像処理装置に組み込まれる。工場出荷時の段階で秘密鍵及び公開鍵の証明書を組み込むことで、管理者の設定手順を減らすことができる。また、外部装置との通信に標準的に公開鍵暗号方式を利用することができ、セキュリティの向上を図ることが可能となる。
望ましくは、本発明の画像処理装置においては、公開鍵の証明書は当該画像処理装置の識別子情報を含み、代表アカウントは、この識別子情報を用いて定められる識別子を持つ。つまり、この場合に代表アカウントは、ユーザの集合の代表というよりも画像処理装置自体の化体としての性質を強く持つことになる。
望ましくは、本発明の画像処理装置は、ユーザ選択された画像処理サービスを担当する外部装置に対して、個別アカウントに対応して個別に設定されたアカウントでログオンする個別外部ログオン手段と、外部装置の属性に応じて、外部ログオン手段によるログオンと個別外部ログオン手段によるログオンとを切り替える切替手段と、を備える。外部装置の属性の典型例としては、会社や部署等の組織内部に属すか組織外部に属すかという所属属性が挙げられる。外部装置が組織内部に属する場合には、ユーザ情報の秘密保持の必要がなく、また、外部装置におけるアカウント設定も容易であるため、個別ログオン手段によるログオンを行う方が便利な場合がある。所属属性の他、外部装置の課金管理の方式やセキュリティポリシなどの管理情報に基づいてログオン手段の切替を行ってもよい。
本発明の画像処理プログラムは、用紙上の原画像を撮像して画像データを生成するスキャナ機能、または、画像データに基づいて用紙に印刷画像を形成する画像形成機能を備えた画像処理装置において実行されるプログラムであって、各ユーザ用の個別アカウントを管理するユーザ管理手順と、当該画像処理装置にアクセスするユーザ対応する個別アカウントでログオンさせるローカルログオン手順と、当該画像処理装置にログオンしたユーザに対して、外部装置を利用した画像処理サービスのサービス項目を提示し、実施する画像処理サービスをユーザ選択させるサービス提示手順と、ユーザ選択された画像処理サービスを提供する外部装置に対し、複数のユーザに対する画像処理サービスに共用される予め設定された代表アカウントでログオンする外部ログオン手順と、この外部装置に対し、ユーザ選択された画像処理サービスに係る処理の実施を指令する指令手順と、を含む。
本発明の画像処理方法は、用紙上の原画像を撮像して画像データを生成するスキャナ機能、または、画像データに基づいて用紙に印刷画像を形成する画像形成機能を備えた画像処理装置において実行される方法であって、各ユーザ用の個別アカウントを管理するユーザ管理ステップと、当該画像処理装置にアクセスするユーザ対応する個別アカウントでログオンさせるローカルログオンステップと、当該画像処理装置にログオンしたユーザに対して、外部装置を利用した画像処理サービスのサービス項目を提示し、実施する画像処理サービスをユーザ選択させるサービス提示ステップと、ユーザ選択された画像処理サービスを提供する外部装置に対し、複数のユーザに対する画像処理サービスに共用される予め設定された代表アカウントでログオンする外部ログオンステップと、この外部装置に対し、ユーザ選択された画像処理サービスに係る処理の実施を指令する指令ステップと、を含む。
本発明の制御装置は、用紙上の原画像を撮像して画像データを生成するスキャナ機能、または、画像データに基づいて用紙に印刷画像を形成する画像形成機能と、外部装置を利用した画像処理サービスを行う機能と、を備えた画像処理装置を制御する装置であって、画像処理装置にログオンしたユーザの入力に基づいて、外部装置を利用した画像処理サービスの実行指示を受付ける受付手段と、この外部装置に対して、複数のユーザに対する画像処理サービスに共用される予め設定された代表アカウントでログオンする外部ログオン手段と、この外部装置に対して、受け付けた画像処理サービスの実行を指令する指令手段と、を備える。制御装置は、PC(パーソナルコンピュータ)の演算機能を備えたハードウエアと、そのハードウエアの動作を規定するソフトウエア(プログラム)とが協働することで各手段を実施する。制御装置は、画像処理装置と同一の筐体に組み込まれていてもよいし、別の筐体として構成され画像処理装置と直接接続あるいはネットワーク接続されていてもよい。制御装置は、このように、外部装置を利用した画像処理サービスのジョブを管理するジョブフローエンジンとして動作する他に、画像処理装置自体の管理や画像処理の一部を担当することも可能である。なお、この制御装置の発明は、制御装置に各手段に対応した手順を実施させるプログラムの発明、あるいは、この制御装置が各手段に対応したステップを実施する方法の発明としても記述することができる。
以下に、本発明の代表的な実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態に係るシステム10をなす各装置の機能構成を示した概略ブロック図である。システム10は、MFP(複合機)20、社外画像処理サービス装置60、社内画像処理サービス装置80を含んでおり、これらは、通信網としてのインターネット100に接続されている。MFP20と社内画像処理サービス装置80は同じ会社内に設置された装置であり、社外画像処理サービス装置60はASP(アプリケーションサービスプロバイダ)のもつ顧客サービス用の装置である。
MFP20は、スキャナ機能、プリンタ(画像形成)機能、スキャナ機能とプリンタ機能の組み合わせとしての複写機能、及び、電話通信機能とプリンタ機能の組み合わせとしてのファクシミリ機能を備えた画像処理装置である。MFP20は、社内の公共スペースに置かれ、複数の社員によって利用される。利用においては、特定のアカウントでのログオンをすることなく自由に操作する態様も可能であるが、管理上あるいは秘密保持上の理由により、典型的にはユーザは各ユーザ別に設定された個別アカウントでログオンすることになる。
MFP20は、主たる構成として、表示部22、ユーザ入力部24、スキャナ・画像形成部26、制御部28、記憶部30を備えている。表示部22は、ディスプレイを備え、ガイド情報や実行結果を表示する。ユーザ入力部24は、ディスプレイ面上に設けられたタッチパネルや別部位に設けられたボタン等の入力装置を備える。これによりユーザは、MFP20に指示を送ることができる。スキャナ・画像形成部26は、前に述べたスキャナ機能、画像形成機能、複写機能、ファクシミリ機能を備えている。
制御部28は、MPU(超小型処理装置)等の演算機能を備えたハードウエアとその処理動作を規定するプログラム(ソフトウエア)とによって構成されている。そして、プログラムやユーザ入力に基づいてMFP20の各構成の動作制御を行ったり、社外画像処理サービス装置60や社内画像処理サービス装置80等の外部装置に対して指示を行ったりする役割を果たしている。
記憶部30は、半導体メモリやハードディスク等の記憶装置を備えている。記憶部30には、プログラムや画像データ等が記憶される他、利用者認証DB(データベース)32、サービスリスト34、サービス認証情報36、秘密鍵38、証明書40、利用履歴DB42が格納される。
利用者認証DB32は、MFP20を利用するユーザを認証するためのデータベースである。MFP20を利用するユーザの登録(あるいは削除や変更)は、MFP20の管理者(KO;キーオペレータ)が個別にアカウントを作成し、認証のためのパスワードを設定することで行われる。利用者認証DB32には、設定された個別アカウント及び認証情報が格納されている。認証情報とは、入力される被認証情報の認証に用いられるデータである。制御部28は、ユーザのログオンアクセスがあると、この利用者認証DB32を参照して認証処理を行い、認証されたユーザのログオンを認める。
サービスリスト34は、登録した各ユーザが利用可能なサービスをリスト化したものである。図2に、サービスリスト34の例を表形式で示した。この図には、個別アカウントが作成された二人のユーザtaro と hanako について、スキャナ・画像形成部26を利用した装置内サービスとしての複写サービス110(copy)とスキャナサービス112(scan)、社外画像処理サービス装置60を利用したサービスA114(ServiceA)とサービスB116(ServiceB)、及び、社内画像処理サービス装置80を利用したサービスC118(SeriviceC)の各サービスが実施可能である(○で表示)か否か(×で表示)が示されている。示した例においては、taro はこの全サービスを利用可能であり、hanako は サービスB116以外のサービスを利用することができる。制御部28は、このサービスリスト34を基に表示部22にログオンしたユーザ向けのリストを表示する。そして、ユーザ選択されたサービスを受け付けて実行指示を行う。
サービス認証情報36は、外部装置に係るサービスを実行する場合に、どの認証方式で、具体的にどの情報に基づいてログオンするかを示す情報である。図3は、サービス認証情報36の一例を表形式で示したものである。図3には、図2に例示したサービスA114、サービスB116、サービスC118の三つのサービスについて、認証の方式120、ログオンするユーザアカウントを示す項目122、そのパスワードを示す項目124、用いる証明書を示す項目126毎にその値が示されている。これによれば、サービスA114についてはパスワードによる認証方式が用いられ、予め登録された代表アカウントとしての fogeusr というユーザ名で、pass というパスワードでログオンが行われる。また、サービスB116については、公開鍵暗号方式に基づく証明書Aを利用した認証方式によってMFP20自体からのアクセスであることが認証される。証明書を用いての認証の方式は特に限定されないが、例えば次段で述べるデジタル署名の方式によってMFP20からのアクセスであることが認証される。そして、MFP20であることを確認されたことにより付与されるアカウント(これはMFP20自体を示す代表アカウントとみなせる)でログオンが行われる。サービスC118については、ローカル方式で社内画像処理サービス装置80に対しログオンが行われ、MFP20に登録された個別アカウントに対応したアカウントでアクセスが実施される。制御部28は、このサービス認証情報36を参照して、外部装置へのアクセスを実施する。
秘密鍵38は、公開鍵暗号方式に基づいて生成された鍵である。また、証明書40は、この秘密鍵38に対応する公開鍵を証明するものである。秘密鍵38と証明書40は、通常は、MFP20の製造段階において記憶部30に格納される。ただし、外部装置と画像処理サービスの契約を結んだ時点で初めて格納を行ったり、追加や変更を行うように構成してもよい。秘密鍵38は、大きくわけて次の二つに用いられる。一つは、デジタル署名であり、MFP20が外部装置にアクセスする際に情報を秘密鍵38で暗号化して外部装置に送信し、外部装置において対応する公開鍵で復号化させることでMFP20の認証や、MFP20の作成情報の完全性を証明するものである。また、もう一つは、暗号化であり、外部装置が対応する公開鍵で情報を暗号化したものを受信し、秘密鍵38で復号化することにより、情報の守秘性を確保するものである。これらの機能を実現するためには、通信先である外部装置に対し、正しい公開鍵を保持させる必要がある。証明書40は、この目的で用いられるものであり、MFP20を特定するためにそのシリアル番号等により作られるMFP識別子が記載され、信頼できる組織によって発行される。そして、対話的な通信の冒頭や、デジタル署名された情報の送信時に外部装置に送られて利用される。
利用履歴DB42には、当該MFP20を利用するユーザの利用情報が随時記録される。図4は、利用履歴DB42に記録された情報を例示した図である。ここでは、利用日時130、ユーザ名132、サービス名134の各項目について利用状況が記録されている。例えば、2003年12月3日10時32分に、ユーザ taro が、社外画像処理サービス装置60が提供するサービスAを利用している。また、2003年12月3日10時41分には、ユーザ hanako が、社外画像処理サービス装置60が提供するサービスBを利用している。社外画像処理サービス装置60についての利用記録は、MFP20の利用状況を記録するために用いることができる他、社外画像処理サービス装置60から請求される課金をユーザに付替えるために用いることもできる。つまり、代表アカウントを利用して個人を特定せずに社外画像処理サービス装置60を利用する場合にも、請求された課金額の割り振りを行うことができる。なお、利用履歴DB42には、社外画像処理サービス装置60が提供するサービスだけでなく、社内画像処理サービス装置80が提供するサービスや、装置内サービスについての利用状況を記録することができる。
以上の説明においては、MFP20の制御部28は、MFP20内部にあるものとして説明を行った。しかし、制御部28あるいは制御部28の機能の一部は、MFP20とは別の装置に設けられてもよい。例えば、MFP20とインターネット100とを繋ぐ途上にPCを設置して制御部28の機能を担わせることができる。
次に社外画像処理サービス装置60の構成について説明する。社外画像処理サービス装置60は、主たる構成として、制御部62、サービス部64、MFP許可リスト70、利用履歴DB72を備えている。制御部62は、社外画像処理サービス装置60の本体内あるいは別筐体に設けられ、演算機能を備えたハードウエアとその動作を規定するプログラムとによって構成される。そして、社外画像処理サービス装置60の制御や、インターネット100を介した外部装置との通信等を管理している。サービス部64は、その提供するサービス内容に応じたハードウエアを備えた構成部である。ここでは、図2乃至図4を用いた説明に対応して、サービスAを提供するサービスA部66とサービスB部68とが含まれるものとしている。
MFP許可リスト70は、この社外画像処理サービス装置60との利用契約を結んだMFP群のログオンを認証するために設けられている。MFP許可リスト70への登録は一般に、MFPとの契約が行われた後で、社外画像処理サービス装置60の管理者であるASP側のオペレータによって行われる。図5は、MFP許可リスト70を例示したものであり、代表アカウントとしてのMFP識別子が登録されている。具体的には、「12345」で表されるMFP識別子と、「98765」で表されるMFP識別子が登録されている。制御部62は、MFP許可リスト70を参照し、ここに記載されたMFP識別子をもつMFPからのアクセスを認証した場合に、ログオンを認める。なお、社外画像処理サービス装置60は、必要に応じて、認証のためのパスワード等を保持することができる。また、MFP識別子として、メーカ名や機種名等を反映した情報を付与できることは言うまでもない。
利用履歴DB72には、社外画像処理サービス装置60のサービスを利用したMFPについての記録が行われる。図6は、利用履歴DB72のもつ情報を例示した図である。ここでは、履歴情報は、利用日時140とMFP識別子142の二つの項目に分けて記録されている。具体的には、2003年12月1日15時3分には、MFP識別子「98765」をもつMFPによって利用され、2003年12月3日10時32分には、MFP識別子「12345」をもつMFPによって利用されたことが記録されている。後者の記録は、図4に示した taro の利用に対応した記録である。利用履歴DB72には、さらに、提供したサービスの名称(サービスAかサービスBか)や、サービスに係る処理量(画像データの大きさなど)を記録することができる。これにより、詳細な課金請求を対応するMFPに対して行うことが可能となる。
社内画像処理サービス装置80は、社外画像処理サービス装置60と同様のサービスを提供する装置であるが、MFP20と同一の社内に設けられている点が異なっている。社内画像処理サービス装置80には、主たる構成として、サービスC部82、制御部84、利用者認証DB86が備えられている。サービスC部82は、図2、図3を用いて説明したサービスCを提供するための構成である。また、制御部84は、制御部62と同様の役割を果たしている。
この社内画像処理サービス装置80には、社外画像処理サービス装置60におけるMFP許可リスト70の代わりに、利用者認証DB86が設けられている。利用者認証DB86は、MFP20における利用者認証DB32と同様の内容をもつデータベースである。すなわち、MFP20の各ユーザに対応したアカウント及びその認証情報としてのパスワードが格納されている。制御部84は、MFP20の各ユーザがサービスCを要求した場合にそのユーザに対応したアカウントでのアクセスを受け付け、利用者認証DB86を参照して認証を行う。なお、利用者認証DB86への登録(あるいは削除や変更)は、社内画像処理サービス装置80の管理者によって行われる。この管理者は、MFP20の管理者が兼任したり、あるいはMFP20の管理者と容易にコミュニケーション可能な状況にいることが期待できる。このため、MFP20に対応したアカウントの準備は、それほど困難なものとはならない。場合によっては、MFP20における認証と社内画像処理サービス装置80における認証とを一元化するなどの処置をとってもよい。
次に図7を用いて、社外におかれた外部装置としての社外画像処理サービス装置60の動作概要を説明する。図7は、社外画像処理サービス装置60についての管理過程や利用過程の流れを示すフローチャートである。社外画像処理サービス装置60を所持するASPと、MFP20を所持する会社との間でオンラインあるいはオフラインにより契約が結ばれると(S10)、ASP側の管理者が社外画像処理サービス装置60に代表アカウントの登録を行う(S12)。図3に示した例に従えば、サービスAについての登録は、ユーザ名 fogeusr という代表アカウントと、対応する pass というパスワードを登録することで行われる。また、サービスBについては、代表アカウントとしてのMFP識別子を登録することで行われる。そして、MFP20に対し、ユーザにサービス内容等を提示するためのサービスリスト情報を提供する(S14)。
社外画像処理サービス装置60は、MFPからアクセスがあった場合、その認証を行ってログオンを許可する(S16)。図3に示した例に従えば、サービスAに対しては、fogeusr というユーザ名と pass というパスワード情報が、(必要に応じて暗号化されて)送信される。社外画像処理サービス装置60の制御部62は、MFP許可リスト70を参照することで認証を行う。また、サービスBに対しては、MFP識別子が記載された証明書が、デジタル署名された情報とともに送信される。制御部62は、この証明書の正当性を確認した上で、デジタル署名情報を復号化してMFPの認証を行う。デジタル署名としては、例えば、HMAC(Hashed Message Authentication Code [RFC2104])を利用する。
ログオンが成功すると、MFPは社外画像処理サービス装置60に対して、サービスの実施を求める指令を、必要な画像データの送信とともに行う。そして、社外画像処理サービス装置60は、対応するサービスを実施する(S18)。サービスの終了とともに、社外画像処理サービス装置60はMFPをログアウトさせ、利用履歴DB72に提供したサービスの記録を残す(S20)。ステップS16,S18,S20の過程は、MFPからのサービス要求に応じて繰り返される。
設定されたタイミングで、社外画像処理サービス装置60、あるいは、ASPは、利用履歴DB72に基づいてMFPの側に課金請求を行う(S22)。
続いて、図8を用いて、MFP20の動作の概要を説明する。図8は、MFP20についての管理過程や利用過程の流れを示すフローチャートである。MFP20では、社外画像処理サービス装置60との契約が行われると(S30)、管理者が、サービス認証情報36に対し、代表アカウントの登録等を行う(S32)。また、管理者は、社外画像処理サービス装置60からサービスリスト情報をダウンロードして、サービスリスト34に追加する(S34)。サービスリスト34は、社外画像処理サービス装置60のURLやIPアドレス等のアドレス情報を登録することで、自動的に受信し追加するように設定することも可能である。なお、図2に示したように、ユーザ毎に利用可能なサービスが異なる場合には、ユーザ毎に与えるアクセス権を設定することで対応可能である。また、図3に示したように、サービス毎に認証方式が異なる場合には、そのサービスの選択時に対応する認証方式に基づいてアクセスを試みるように設定を行う。
MFP20の制御部28は、利用者認証DB32を参照して、予め設定された個別アカウントに対するユーザのアクセスを認証し、ログオンを許可する(S36)。ログオンしたユーザに対しては、サービスリスト34を参照して、サービスリストを表示部22に表示する。そして、ユーザがユーザ入力部24を通じてユーザ選択した情報を受け付ける(S38)。受け付けたサービスが社外画像処理サービス装置60の提供による場合には、この装置に対し、サービス認証情報36を参照してログオンを行う(S40)。図3に示した例に従えば、サービスAの場合には、fogeusr という代表アカウントでパスワード認証を経てログオンする。また、サービスBの場合には、デジタル署名した情報と証明書を送信し、MFP識別子に基づく代表アカウントでログオンする。このため、ユーザは、社外画像処理サービス装置60に対するログオンがどのような仕組みにより行われるかを意識する必要がなく、また、パスワードの打ち込み等の煩雑な操作を行わなくてもよい。
ログオン後、社外画像処理サービス装置60に対しては、ユーザ選択されたサービスに係る処理の実行指令を行う(S42)。その際には、必要に応じて画像データの送受信が行われる。社外画像処理サービス装置60からは、サービスの完了後、速やかにログアウトする(S44)。そして、MFP20での後処理が終了すると、MFP20からもログアウトする。MFP20では、このユーザの実行処理に係る記録を、利用履歴DB42に記録する(S46)。ステップS36からS46までの過程は、適宜繰り返される。
社外画像処理サービス装置60あるいはそれを管理するASPからは、定期的に課金情報が送信される(S48)。そこで、MFP20の側では、利用履歴DB42と照らし合わせて、対応するユーザに対応課金額を付け替える(S50)。
図9は、以上に説明したシステムを実際的に利用する態様を説明する図である。図9におけるシステムは、MFP150、社外画像処理サービス装置152、社内画像処理サービス装置154からなり、それぞれがインターネット156に接続されている。
MFP150と社内画像処理サービス装置154は、同じ社内に設置されており、共通の管理者158によって管理されている。管理者158は、この二つの装置に対し、ユーザ登録をするとともに、社外画像処理サービス装置152を利用するための各種の設定を行う。また、社外画像処理サービス装置152は、それを提供するASPの管理者160によって管理されている。管理者160は、契約したMFPが社外画像処理サービス装置152を利用可能となるための各種の設定を行う。
MFP150を利用するユーザ162は、そのユーザ入力部からの操作を行うことにより認証を経てMFP150にログオンする(実線矢印164)。そして、表示されたリストに基づいて、処理を希望するサービスを選択する。選択されたサービスが、社外画像処理サービス装置152に係るものである場合には、MFP150は設定に基づいて代表アカウントの権限で社外画像処理サービス装置152にログオンし(破線矢印166)、処理を実行させる。一方、選択されたサービスが、社内画像処理サービス装置154に係るものである場合には、MFP150は設定に基づいてそのユーザに対応したアカウントを用いて社内画像処理サービス装置154にログオンし(実線矢印168)、処理を実行させる。
図10は、公開鍵暗号方式を利用したログオンを行う態様を示す図である。ここでは、MFP170と社外画像処理サービス装置172に限定して説明を行う。両者を繋ぐインターネット174は、多数のユーザが回線を共有しており、セキュリティ上の対策を施すことが特に望まれる。
そこで、MFP170においては秘密鍵176と対応する公開鍵の証明書178が工場出荷時にMFP170に組み込まれている。また、社外画像処理サービス装置172にも、その管理者の設定に基づいて、秘密鍵180と対応する公開鍵の証明書182が保持されている。これにより、MFP170と社外画像処理サービス装置172との間に、セキュリティ上の保護がなされた通信経路184を構築することができる。
この通信経路184の構築は、例えば、Webの認証用に開発されたSSLの技術を用いて行われる。SSLのプロコトルにおいては、通信の冒頭において、SSLクライアントとしてのMFP170とSSLサーバとしての社外画像処理サービス装置172との間で、証明書の交換が行われて、互いの認証を行って安全な経路が確保される。これにより、例えば、リプライ攻撃等から通信を守ることが可能となる。
本実施の形態に係る装置の概略構成を示すブロック図である。 サービスリストの例を示す図である。 サービス認証情報の例を示す図である。 MFPの利用履歴DBの例を示す図である。 MFP許可リストの例を示す図である。 外部装置の利用履歴DBの例を示す図である。 外部装置の動作の概要を説明するフローチャートである。 MFPの動作の概要を説明するフローチャートである。 具体的な実施態様例を説明する模式図である。 別の実施態様例を説明する模式図である。
符号の説明
10 システム、20 MFP、22 表示部、24 ユーザ入力部、26 スキャナ・画像形成部、28,62,84 制御部、30 記憶部、32,86 利用者認証DB、34 サービスリスト、36 サービス認証情報、38 秘密鍵、40 証明書、42,72 利用履歴DB、60 社外画像処理サービス装置、62 制御部、64 サービス部、70 MFP許可リスト、80 社内画像処理サービス装置、100 インターネット。

Claims (14)

  1. 用紙上の原画像を撮像して画像データを生成するスキャナ機能、または、画像データに基づいて用紙に印刷画像を形成する画像形成機能を備えた画像処理装置において、
    各ユーザ用の個別アカウントを管理するユーザ管理手段と、
    当該画像処理装置にアクセスするユーザに対応する個別アカウントでログオンさせるローカルログオン手段と、
    当該画像処理装置にログオンしたユーザに対して、外部装置を利用した画像処理サービスのサービス項目を提示し、実施する画像処理サービスをユーザ選択させるサービス提示手段と、
    ユーザ選択された画像処理サービスを提供する外部装置に対し、複数のユーザに対する画像処理サービスに共用される予め設定された代表アカウントでログオンする外部ログオン手段と、
    この外部装置に対し、ユーザ選択された画像処理サービスに係る処理の実施を指令する指令手段と、
    ユーザによる画像処理サービスの利用の履歴を利用履歴データベースに記録する手段と、
    利用履歴データベースに記録された内容に基づいて、画像処理サービスの利用について当該画像処理装置に対して請求された課金をユーザに付け替える手段と、
    を備える、ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    代表アカウントは、外部装置側との契約により割り当てられ、当該画像処理装置においてはその管理者の入力に基づいて設定される、ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    代表アカウントは、当該画像処理装置の識別子情報を用いて定められる識別子をもつ、ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置において、
    外部ログオン手段においては、被認証情報を外部装置に送信して認証処理を受け、
    この被認証情報は、外部装置側との契約により割り当てられ、当該画像処理装置の管理者の入力に基づいて設定される、ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項3に記載の画像処理装置において、
    外部装置は、当該画像処理装置と同一あるいは技術的に連携した企業によって提供され、
    当該画像処理装置は、
    外部ログオン手段においては、被認証情報を外部装置に送信して認証処理を受け、
    この被認証情報としては、予めその企業によって定められた方式に基づいて、当該画像処理装置の識別子情報から生成可能な情報が設定される、ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    外部ログオン手段においては、公開鍵暗号方式に基づいて認証処理を受ける、ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項6に記載の画像処理装置において、
    公開鍵の証明書、及び、対応する秘密鍵を保持し、
    外部ログオン手段においては、この秘密鍵により暗号化した情報を外部装置に送信して認証処理を受ける、ことを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項7に記載の画像処理装置において、
    秘密鍵及び公開鍵の証明書は、工場出荷時に当該画像処理装置に組み込まれる、ことを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項7に記載の画像処理装置において、
    公開鍵の証明書は当該画像処理装置の識別子情報を含み、
    代表アカウントは、この識別子情報を用いて定められる識別子をもつ、ことを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    ユーザ選択された画像処理サービスを担当する外部装置に対して、個別アカウントに対応して個別に設定されたアカウントでログオンする個別外部ログオン手段と、
    外部装置の属性に応じて、外部ログオン手段によるログオンと個別外部ログオン手段によるログオンとを切り替える切替手段と、
    を備える、ことを特徴とする画像処理装置。
  11. 用紙上の原画像を撮像して画像データを生成するスキャナ機能、または、画像データに基づいて用紙に印刷画像を形成する画像形成機能を備えた画像処理装置において実行されるプログラムであって、
    各ユーザ用の個別アカウントを管理するユーザ管理手順と、
    当該画像処理装置にアクセスするユーザに対応する個別アカウントでログオンさせるローカルログオン手順と、
    当該画像処理装置にログオンしたユーザに対して、外部装置を利用した画像処理サービスのサービス項目を提示し、実施する画像処理サービスをユーザ選択させるサービス提示手順と、
    ユーザ選択された画像処理サービスを提供する外部装置に対し、複数のユーザに対する画像処理サービスに共用される予め設定された代表アカウントでログオンする外部ログオン手順と、
    この外部装置に対し、ユーザ選択された画像処理サービスに係る処理の実施を指令する指令手順と、
    ユーザによる画像処理サービスの利用の履歴を利用履歴データベースに記録する手順と、
    利用履歴データベースに記録された内容に基づいて、画像処理サービスの利用について当該画像処理装置に対して請求された課金をユーザに付け替える手順と、
    を含む、ことを特徴とする画像処理プログラム。
  12. 用紙上の原画像を撮像して画像データを生成するスキャナ機能、または、画像データに基づいて用紙に印刷画像を形成する画像形成機能を備えた画像処理装置において実行される方法であって、
    各ユーザ用の個別アカウントを管理するユーザ管理ステップと、
    当該画像処理装置にアクセスするユーザに対応する個別アカウントでログオンさせるローカルログオンステップと、
    当該画像処理装置にログオンしたユーザに対して、外部装置を利用した画像処理サービスのサービス項目を提示し、実施する画像処理サービスをユーザ選択させるサービス提示ステップと、
    ユーザ選択された画像処理サービスを提供する外部装置に対し、複数のユーザに対する画像処理サービスに共用される予め設定された代表アカウントでログオンする外部ログオンステップと、
    この外部装置に対し、ユーザ選択された画像処理サービスに係る処理の実施を指令する指令ステップと、
    ユーザによる画像処理サービスの利用の履歴を利用履歴データベースに記録するステップと、
    利用履歴データベースに記録された内容に基づいて、画像処理サービスの利用について当該画像処理装置に対して請求された課金をユーザに付け替えるステップと、
    を含む、ことを特徴とする画像処理方法。
  13. 用紙上の原画像を撮像して画像データを生成するスキャナ機能、または、画像データに基づいて用紙に印刷画像を形成する画像形成機能と、
    外部装置を利用した画像処理サービスを行う機能と、
    を備えた画像処理装置を制御する装置であって、
    画像処理装置にログオンしたユーザの入力に基づいて、外部装置を利用した画像処理サービスの実行指示を受付ける受付手段と、
    この外部装置に対して、複数のユーザに対する画像処理サービスに共用される予め設定された代表アカウントでログオンする外部ログオン手段と、
    この外部装置に対して、受け付けた画像処理サービスの実行を指令する指令手段と、
    ユーザによる画像処理サービスの利用の履歴を利用履歴データベースに記録する手段と、
    利用履歴データベースに記録された内容に基づいて、画像処理サービスの利用について当該画像処理装置に対して請求された課金をユーザに付け替える手段と、
    を備える、ことを特徴とする制御装置。
  14. 用紙上の原画像を撮像して画像データを生成するスキャナ機能、または、画像データに基づいて用紙に印刷画像を形成する画像形成機能を備えた画像処理装置と、
    画像処理装置に画像処理サービスを提供する外部装置と、
    を含み、
    画像処理装置は、
    各ユーザ用の個別アカウントを管理するユーザ管理手段と、
    当該画像処理装置にアクセスするユーザに対応する個別アカウントでログオンさせるローカルログオン手段と、
    当該画像処理装置にログオンしたユーザに対して、外部装置を利用した画像処理サービスのサービス項目を提示し、実施する画像処理サービスをユーザ選択させるサービス提示手段と、
    ユーザ選択された画像処理サービスを提供する外部装置に対し、複数のユーザに対する画像処理サービスに共用される予め設定された代表アカウントでログオンする外部ログオン手段と、
    この外部装置に対し、ユーザ選択された画像処理サービスに係る処理の実施を指令する指令手段と、
    ユーザによる画像処理サービスの利用の履歴を当該画像処理装置の利用履歴データベースに記録する手段と、
    当該画像処理装置の利用履歴データベースに記録された内容に基づいて、画像処理サービスの利用について当該画像処理装置に対して請求された課金をユーザに付け替える手段と、
    を備え、
    外部装置は、
    画像処理装置による当該外部装置の画像処理サービスの利用の履歴を当該外部装置の利用履歴データベースに記録する手段と、
    当該外部装置の利用履歴データベースの内容に基づいて、画像処理サービスの利用についての課金請求を画像処理装置に対して行う手段と、
    を備える、
    ことを特徴とするシステム。
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