JP4514988B2 - カード用コネクタ - Google Patents

カード用コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP4514988B2
JP4514988B2 JP2001154032A JP2001154032A JP4514988B2 JP 4514988 B2 JP4514988 B2 JP 4514988B2 JP 2001154032 A JP2001154032 A JP 2001154032A JP 2001154032 A JP2001154032 A JP 2001154032A JP 4514988 B2 JP4514988 B2 JP 4514988B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
metal shell
housing
engaged
receiving space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001154032A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002352911A (ja
Inventor
富三郎 山口
光洋 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Molex LLC
Original Assignee
Molex LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Molex LLC filed Critical Molex LLC
Priority to JP2001154032A priority Critical patent/JP4514988B2/ja
Publication of JP2002352911A publication Critical patent/JP2002352911A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4514988B2 publication Critical patent/JP4514988B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ICメモリーカードなどのカード状の部材を受け入れて電気的な接続ができるようにしたカード用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のカード用コネクタは、カードを受け入れるためのカード受入空間が形成され、カード受入空間に挿入されたカードの接点と電気的に係合可能の複数の端子が装着されているハウジングと、ハウジングに形成されたカード受入空間を覆うように設けられた金属シェルとを備えた構成とされて、ハウジングの一端に形成されたカードの挿入開口を通してカード受入空間にカードを挿入、抜去するようにしていた。
【0003】
カードの挿入は、カードの基端部を手で押し込むようにして行われ、カードの接点と端子の電気的な係合のための接圧で、挿入されたカードが保持されるようにしていた。このため、カードが簡単に抜けてしまうという不具合があり、これを防ぐために、前記挿入開口に、カードの抜け出しを防ぐための保持装置を設けた構造(例えば、特開平5−40859号公報)や、カードにハウジングと係合できるようにした係止部材を設けた構造(例えば、実開平6−31086号公報)などが提案されている。
【0004】
カード受入空間に挿入されたカードの抜去は、ハウジングに設置したイジェクト機構でカードを後退方向に押し出すようにした構造が一般的であるが、カードをガイドケースと共にハウジングのカード受入空間に挿入するようにし、このガイドケースとハウジングの間にハート型カム溝を利用した機構を設けて、ガイドケースをばねの力で押し出すことによりカードを抜去できるようにした構造(例えば、特開平10−255905号公報)も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記の様に種々の構造が知られている従来のカード用コネクタは、カードの挿入は、接点と端子が電気的に係合する最終の挿入位置まで手動で押し込まなければならなかったし、また、カードの排出は、ハウジングに設置したイジェクト機構の操作や、ハートカム溝を利用したものではカードを最終の挿入位置から更に押し込む操作が必要で、排出のための操作位置は、カードの基端側端部近傍に限定されていたので、この種のカード用コネクタを設置する電子機器の設計上の自由度が比較的少ないという問題点があった。
また、ハウジングに挿入したカードの脱落を防止するには、前記のように、ハウジングやカードに特別の機構を付加しなければならず、構造的に複雑になるという問題点もあった。
【0006】
この発明は斯かる問題点に鑑みてなされたもので、カード用コネクタを設置する電子機器の設計上の自由度を多くできる構成のカード用コネクタを提供することを目的としている。また、挿入したカードの脱落が特別の機構によることなく可能なカード用コネクタを提供することを別の目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の目的のもとになされたこの発明は、ハウジングに対して金属シェルを可動に設け、そしてこの金属シェルとカードが一体となって移動するようにしたものである。
【0008】
即ちこの発明は、カードを受け入れるためのカード受入空間が形成され、カード受入空間に挿入されたカードの接点と電気的に係合可能の複数の端子が装着されているハウジングと、
ハウジングに形成されたカード受入空間を覆うように設けられた金属シェルとを備えているカード用コネクタにおいて、
前記金属シェルが、ハウジングに対してカードの前進、後退の方向に移動可能に設けられていると共に、
金属シェルに、前記カードに係止して金属シェルとカードを一体化するためのロック部材が設けられて、
カードが金属シェルと一体となって前進、後退の方向に移動するようにしたことを特徴とするカード用コネクタである。
【0009】
【作用】
このようにこの発明のカード用コネクタは、カードが金属シェルと一体となって前進、後退の方向で移動するようにしたので、カードの排出は金属シェルを介して行うことができる。金属シェルの移動は、手動のほか、ばねによっても、また、リニア駆動機構などによっても可能であり、移動のための動力を伝達する部位も自由に選定できる。この結果、カード用コネクタを設置する電子機器の設計上の自由度を大幅に広げることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明をSDカード(Square Digital Card)と一般に称されているICメモリーカードのコネクタに実施した形態を添付の図を参照して説明する。
【0011】
図1〜図4はこの発明の第1の実施形態のカード用コネクタ1の外観を表している。図において、2がSDカードである。略方形の板状の形状をしている。
【0012】
カード用コネクタ1は、絶縁性樹脂を成形したハウジング10と、ハウジング10を覆うように設置された金属シェル50とを備えている。ハウジング10は、略方形の板状に成形されており、両側(図1において上下)に側壁11が対向して設けられて、その間がカード受入空間12とされている。カード受入空間12の一端(図1において右側)は開口してカード挿入口13とされている一方、他端は側壁11間に端壁14が設けられて塞がれている。側壁11と端壁14で囲まれたカード受入空間12は底壁15を有し、この底壁15に、複数の端子40(図5参照)が装着されている。
【0013】
端子40は、燐青銅などの薄金属板を打ち抜いて成形したもので、底壁15と係合する装着部分41からカード挿入口13の方向に半田テイル42が延びて、プリント回路基板などの取付基板に半田付けができるようにされている。また、装着部分41から端壁14の方向に上側に凸の形状に屈曲成形されたコンタクト片43が片持ち梁状に延びて、コンタクト部44がSDカード2の下面に形成される接点(図示せず)と電気的に係合できるようにされている。
【0014】
金属シェル50は、ステンレス鋼などの薄金属板を断面を横長の逆U字状に成形したもので、頂板部分51がカード受入空間12の上側を略覆うようにされている。頂板部分51の両側縁から垂下する垂下壁部分52はハウジング10の側壁11の外側に沿うようにされ、垂下壁部分52の下端部が内側に向ってL字状に折曲されて、側壁11の外面に形成した段部16と係合するようにされている。斯くして、金属シェル50はハウジング10に対して、側壁11の長手方向で移動可能とされている。この移動可能の方向は、カード挿入口13を通してカード受入空間12に受け入れられるSDカード2の挿入時の前進および抜去時の後退の方向(図1の矢示4)に等しい。
【0015】
金属シェル50の頂板部分51は、ハウジング10の一方の(図1において上側)側壁11に対応する部分が下側に向って切り起こされて窓孔53が形成され、切り起し片54がカード受入空間12において側壁11の内側と略平行に対向させてある。この切り起し片54は、カード挿入口13側を基端として頂板部分51に連続しており、先端側が端壁14に向かって片持ち状態で延びるばね片55を構成している。そして、このばね片55の中間部が横断面で二等辺三角形の形状に折曲されて、内側に突出する突部56とされて、SDカード2の側縁と対向し、側縁に形成される切欠き部3に突入して係合・離脱ができるようにしてある。
【0016】
中間部に突部56が形成されたばね片55の先端は、フラットな余長部分57とされ、突部56がSDカード2の切欠き部3に突入した際には、SDカード2の側縁に沿って延びるようにされている。突部56より基部側も同様にフラットとされSDカード2の側縁に沿って延びるようにされている。
【0017】
切り起し片54でこのように形成されているばね片55に対して、このばね片55と対向するハウジング10側の一方の側壁11の内側が、図6、7に示したように形成されている。即ち、カード挿入口13に近い方の内側が深くえぐられて、ばね片55が外側(図6中上側)に弾性変形するのを可能とする変形許容空間17が形成されている。これに対して、端壁14側の内側はえぐられることなく拘束壁18が形成されて、図7のようにばね片55が前進してくると、余長部分57が拘束壁18に沿って延びて、ばね片55の外側への弾性変形が阻止されるようにしてある。
【0018】
金属シェル50の頂板部分51には、更に、イジェクトブロック58と、付勢ばね59と、ストローク制御片60が設けられている。
【0019】
イジェクトブロック58は、頂板部分51の下面に、カード受入空間12に突出するように設けられて、SDカード2の前端縁が当接できるようにしたもので、頂板部分51を打ち抜いて形成した切り起こし片61に絶縁性樹脂をオーバーモールドまたは圧入固定して、頂板部分51、即ち金属シェル50と一体とされている。
【0020】
付勢ばね59は、頂板部分51を方形に打ち抜き、その打ち抜き片で構成したもので、カード受入空間12に受け入れたSDカード2を底壁15に向って付勢できるようにしてある。
【0021】
ストローク制御片60も、頂板部分51を打ち抜いて形成したものである。ハウジング10の他方の側壁11に対向する部分に形成され、側壁11に沿って形成されたストローク溝19に挿入されて、金属シェル50の移動可能の範囲がストローク溝19の範囲に制限されるようにしてある。
【0022】
さて、図1は、上記のような構成のカード用コネクタ1に、カード挿入口13からSDカード2を挿入して、端子40と電気的に係合させて接続しようとする時の状態である。先ず図のように、SDカード2を、側縁に形成されている切欠き部3にばね片55の突部56が突入して係合するように挿入する。ばね片55は、側壁11の内側に形成された変形許容空間17の位置にあるので、外側に自由に弾性変形することが可能である。SDカード2の挿入で外側に変形した後、突部56が切欠き部3と対向すると、ばね片55の復帰弾力で突部56が切欠き部3に突入し、ばね片55がSDカード2に係合する。SDカード2のこの位置を初期挿入位置とする。
【0023】
ばね片55がSDカード2の切欠き部3に係合すると、SDカード2は金属シェル50と一体となり、金属シェル50を矢示4の方向で移動させるとSDカード2も一体となって移動する。また、SDカード2を矢示4の方向で移動させると金属シェル50も一体となって移動する。このように、ばね片55は金属シェル50とSDカード2を一体にして互いに拘束するロック部材としての機能を備えている。
【0024】
図1のようにSDカード2を初期挿入位置に挿入した後、SDカード2を更に端壁14の方向に前進させることで接続が完了する。SDカード2の前進は、SDカード2の基端を従来の如く押して行うこともできるし、金属シェル50を前進させて、金属シェル50と共にSDカード2を前進させることもできる。
【0025】
図8〜9は金属シェル50を前進させて接続を完了した状態を表している。SDカード2のこの最終挿入位置では、SDカード2の接点と端子40のコンタクト部44が係合する。金属シェル50を前進させると、ばね片55の先端に設けた余長部分57が、図7の示されているように拘束壁18に沿うようになる。この結果、ばね片55は外側へ弾性変形することができなくなり、SDカード2の切欠き部3に係合した突部56の離脱も不能であり、SDカード2はこの最終挿入位置でロックされた状態となり、電気的接続状態を安定的に維持する。ばね片55の弾力性を利用して、SDカード2を矢示5のように付勢するようにすることで、SDカード2がその面方向でがたつくのを防止することもできる。SDカード2の厚さ方向は、金属シェル50に設けた付勢ばね59で底壁15の方向に付勢されているが、SDカード2のがたつきの防止を一層効果的にすることができる。
【0026】
図1に表れているように、ハウジング10の端壁14にはカード検知スイッチ30が設けてある。図8のようにSDカード2が最終挿入位置まで前進すると、金属シェル50に一体に設けたイジェクトブロック58がこのカード検知スイッチ30をONにする。また、ハウジング10の側壁にはライトプロテクタスイッチ31も設けられている。このライトプロテクタスイッチ31と対向するSDカード2の側縁の形状に従って、ライトプロテクタスイッチ31がONまたはOFFの状態となる。
【0027】
図8の最終挿入位置にあるSDカード2を取り出しは、金属シェル50を後退させることによって行うことができる。金属シェル50を後退させると、一体のSDカード2もイジェクトブロック58に押されて後退して図1の初期挿入位置まで移動する。ここでは、ばね片55の拘束壁18による拘束は解除されて外側への弾性変形が可能となるので、SDカード2の基端部を摘むようにして引き出すことができる。このように、初期挿入位置は、SDカード2を抜去する位置でもある。尚、初期挿入位置まで移動した状態では、SDカード2の切欠き部3にばね片55の突部56が突入して依然として係合した状態にあるので、SDカード2が後退方向の移動の勢いや自重などによって外部に飛び出すのが未然に防止される。
【0028】
上記において、金属シェル50の前進方向への移動および後退方向への移動は、手動で行うようにすることもできるし、ばねの力を利用して自動的に行うようにしたり、モータを利用したリニア駆動機構などの動力装置(図示せず)を介して自動的に行うようにすることもできる。リニア駆動機構などの動力を金属シェル50に伝達する部位は、金属シェル50の任意の部位を選択することが可能である。したがって、このカード用コネクタ1を利用する電子機器の設計に当たってはリニア駆動機構などの動力装置の設置位置などを自由に選定することができ、それだけ、設計上の自由度を与えることができるものである。
【0029】
この実施形態では、金属シェル50の一方の(図1において上側)垂下壁部分52に動力装置と連結できるようにした係合窓孔62が形成されている。この係合窓孔62に動力装置の駆動部分を係合させることで、金属シェル50を前進方向へも後退方向へも移動させる機構を構成することができる。したがって、SDカード2は、排出ばかりでなく挿入も自動的に行うようにすることが可能である。
【0030】
図11〜図15は第2の実施形態のカード用コネクタ101である。第1の実施形態と同様の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。この実施形態では、金属シェル50の後退がイジェクトばね70の弾力で可能としてあり、また、イジェクトブロック80が後退時に端子40のコンタクト片43を押下するようにしてある。
【0031】
イジェクトブロック80は前記と同様に金属シェル50の頂板部分51の下側にオーバーモールドによって一体に設けてある。このイジェクトブロック80の前端側に肉厚部81が設けられている。このようなイジェクトブロック80に対応して、端子40のコンタクト片43には先端に操作片45が延長して設けられて、イジェクトブロック80の下面と対向できるように延びている。
【0032】
イジェクトばね70は、ヘアピン状に成形された形態をしており、イジェクトブロック80の肉厚部81とハウジング10の端壁14の間に装着されている。ヘアピン状のイジェクトばね70の一方が肉厚部81の上面に形成された収容部82に収容され、他方が端壁14に形成された収容部14aに収容されて、金属シェル50を図11の最終挿入位置へ移動させると、イジェクトばね70の弾力が金属シェル50を後退方向に付勢するようにされている。
【0033】
最終挿入位置にある金属シェル50がイジェクトばね70で後退方向に付勢される関係で、金属シェル50の垂下壁部分52とハウジング10の側壁11の間にはロック機構63が設けてある。図11、12に示されているように、垂下壁部分52側から側壁11に向ってばね性を有するロック片64が形成され、金属シェル50が最終挿入位置まで移動すると、ロック片64が側壁11の外面に形成した係合段部20と係合できるようにされている。
【0034】
この実施形態では、最終挿入位置にあるSDカード2の排出は、ロック機構63を構成したロック片64を外側(図11中下側)に引っ張ることにより、ロック片64と係合段部20の係合が解除されて、イジェクトばね70の弾力で自動的に行うことができる。イジェクトばね70がイジェクトブロック80を付勢して金属シェル50を後退させると共に、一体のSDカード2も後退させて、初期挿入位置まで移動させることができる。先に説明したように、SDカード2の切欠き部3に対してばね片55の突部56が係合したままで後退するので、後退の勢いでSDカード2のみが外部に飛び出すことが防止される。
【0035】
金属シェル50が後退して初期挿入位置(抜去位置)に移動すると、図15に示したように、イジェクトブロック80の肉厚部81が端子40の操作片45に乗り上げて、コンタクト片43を押下する。したがって、この初期挿入位置で、SDカード2をカード受入空間12に挿入する際には、SDカード2の接点と端子40のコンタクト部44が摺接しないようになり、初期挿入位置でのSDカード2の挿入が、ゼロ挿入力(いわゆるZIF)のもとで行うことができる。
【0036】
初期挿入位置で挿入したSDカード2の前進は、前記と同様に手動でも良く、自動でも良い。金属シェル50の垂下壁部分52には、前記と同様に係合窓孔62が設けてあるので、リニア駆動機構などの動力伝達部を係合させて自動的な引込み(前進)を行うようにすることができる。
【0037】
【発明の効果】
以上に説明の通り、この発明によれば、金属シェルにカードを一体化するためのロック部材を設けて、金属シェルとカードが一体となって前進、後退の方向に移動するようにし、金属シェルを介してカードの前進、後退方向の移動ができるようにしたので、カードの挿入、排出が、手動のほか、ばねによっても、また、リニア駆動機構などによっても可能であり、移動のための動力を伝達する部位も自由に選定できる。この結果、電子機器の設計上の自由度を大幅に広げることができるカード用コネクタを提供できる効果がある。
【0038】
請求項2の発明によれば、カードと係合するロック部材を金属シェルから延びるばね片で構成し、このばね片にカードと係脱する突部と、金属シェルが前進した時にハウジングに拘束される余長部分を設けたので、カードを最終挿入位置でロック状態で保持できるカード用コネクタを提供する効果がある。
【0039】
請求項3の発明によれば、カードの抜去位置でもばね片の突部がカードの切欠き部に係合しているので、排出時にカードが外部に飛び出すのを防止できるカード用コネクタを提供する効果がある。
【0040】
請求項4の発明によれば、金属シェルがカードの抜去位置(初期挿入位置)へ移動した時に、端子のコンタクト部をカードの接点から離れる方向に押下するブロックを備えているので、カードの初期挿入をゼロ挿入力のもとで行える挿抜耐久性に優れたカード用コネクタを提供する効果がある。
【0041】
そして、請求項5の発明によれば、カード用コネクタを設置する電子機器の設計上の自由度を大幅に広げることができると共に、カードを最終挿入位置でロック状態で保持できるカード用コネクタを提供する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態のカード用コネクタの平面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく背面図である。
【図4】同じく右側面図である。
【図5】同じく端子に沿って示した断面図である。
【図6】金属シェルに設けたばね片とハウジングの側壁の関係を示した図で、金属シェルが初期挿入位置にある時の図である。
【図7】同じく、金属シェルに設けたばね片とハウジングの側壁の関係を示した図で、金属シェルが最終挿入位置にある時の図である。
【図8】金属シェルを最終挿入位置まで前進させた状態の平面図である。
【図9】同じく正面図である。
【図10】同じく端子に沿って示した断面図である。
【図11】この発明の第2の実施形態の図で、金属シェルが最終挿入位置まで前進した時の平面図である。
【図12】同じく正面図である。
【図13】同じく背面図である。
【図14】同じく端子に沿って示した断面図である。
【図15】金属シェルが初期挿入位置へ後退した時の、端子の沿って示した断面図である。
【符号の説明】
1、101 カード用コネクタ
2 SDカード
3 切欠き部
10 ハウジング
11 側壁
12 カード受入空間
17 変形許容空間
18 拘束壁
40 端子
43 コンタクト片
44 コンタクト部
45 操作片
50 金属シェル
51 頂板部分
52 垂下壁部分
55 ばね片
56 突部
57 余長部分
58 イジェクトブロック
62 係合窓孔
63 ロック機構
64 ロック片
70 イジェクトばね
80 イジェクトブロック
81 肉厚部

Claims (5)

  1. カード2を受け入れるためのカード受入空間12が形成され、カード受入空間12に挿入されたカード2の接点と電気的に係合可能の複数の端子40が装着されているハウジング10と、
    ハウジング10に形成されたカード受入空間12を覆うように設けられた金属シェル50とを備えているカード用コネクタ1、101において、
    前記金属シェル50が、ハウジング10に対してカード2の前進、後退の方向に移動可能に設けられていると共に、
    金属シェル50に、前記カード2に係止して金属シェル50とカード2を一体化するためのロック部材55が設けられて、
    カード2が金属シェル50と一体となって前進、後退の方向に移動するようにしたことを特徴とするカード用コネクタ。
  2. ロック部材55は、金属シェル50から延びるばね片55で構成され、カード2の側縁に形成された切欠き部3と係脱可能の突部56がばね片55の中間部に形成され、この突部55の、カード2の挿入方向前方に余長部分57が連続して形成されており、
    カード2の最終挿入位置では、余長部分57がハウジング10に形成した拘束壁18に沿って延びて、カード2の側縁との間に挟まれて拘束され、カード2の切欠き部3に突入した突部56の離脱ができないようにされる請求項1に記載のカード用コネクタ。
  3. ばね片55に形成した突部56は、カード2の側縁に形成された切欠き部3に対して、カード2の抜去位置でも突入して係合しており、カード2の引き抜きを介してばね片55を変形させて離脱するようにした請求項2に記載のカード用コネクタ。
  4. 金属シェル50は、カード2を抜去する位置に移動した時、端子40のコンタクト部44をカード2の接点から離れる方向へ押圧するための絶縁性のブロック80を備えている請求項1〜3の何れか1項に記載のカード用コネクタ。
  5. カード2を受け入れるためのカード受入空間12が形成され、カード受入空間12に挿入されたカード2の接点と電気的に係合可能の複数の端子40が装着されているハウジング10と、
    ハウジング10に形成されたカード受入空間12を覆うように設けられた金属シェル50とを備えているカード用コネクタ1、101において、
    前記金属シェル50が、ハウジング10に対してカード2の前進、後退の方向に移動可能に設けられていると共に、
    金属シェル50に、前記カード2に係止して金属シェル50とカード2を一体化するためのロック部材55が設けられて、
    カード2が金属シェル50と一体となって前進、後退の方向に移動するようにされており、
    そして、ロック部材55は、金属シェル50から延びるばね片55で構成され、カード2の側縁に形成された切欠き部3と係脱可能の突部56がばね片55の中間部に形成され、この突部56の、カード2の挿入方向前方に余長部分57が連続して形成されており、
    カード2の最終挿入位置では、余長部分57がハウジング2に形成した拘束壁18に沿って延びて、カード2の側縁との間に挟まれて拘束され、カード2の切欠き部3に突入した突部56の離脱ができないようにされることを特徴とするカード用コネクタ。
JP2001154032A 2001-05-23 2001-05-23 カード用コネクタ Expired - Fee Related JP4514988B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001154032A JP4514988B2 (ja) 2001-05-23 2001-05-23 カード用コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001154032A JP4514988B2 (ja) 2001-05-23 2001-05-23 カード用コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002352911A JP2002352911A (ja) 2002-12-06
JP4514988B2 true JP4514988B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=18998453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001154032A Expired - Fee Related JP4514988B2 (ja) 2001-05-23 2001-05-23 カード用コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4514988B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4023389B2 (ja) * 2003-05-26 2007-12-19 松下電工株式会社 メモリカード用ソケット
KR100619579B1 (ko) * 2003-05-26 2006-09-06 마츠시다 덴코 가부시키가이샤 메모리 카드용 커넥터

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08185924A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Japan Aviation Electron Ind Ltd ガイド付きコネクタ
JP2001357934A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Satoo Forming:Kk カード類のエジェクタ機構

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08185924A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Japan Aviation Electron Ind Ltd ガイド付きコネクタ
JP2001357934A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Satoo Forming:Kk カード類のエジェクタ機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002352911A (ja) 2002-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6648694B2 (en) Connector for memory card
US7473115B2 (en) Memory card connector with improved switch structure
JP5049003B2 (ja) カードコネクタ及びハウジングSubAssyの製造方法
EP1605393B1 (en) Card connector
JP5818366B2 (ja) カード用コネクタ
JP5738689B2 (ja) カード用コネクタ
JP2007287533A (ja) カードコネクタ
US7329134B2 (en) Electrical connector
US7686633B2 (en) Memory card connector with improved switch structure
JP4527675B2 (ja) Icカード用コネクタ
JP2007234472A (ja) カードコネクタ
KR100830250B1 (ko) 카드 방출 기구를 갖춘 메모리 카드 커넥터
JP4576354B2 (ja) カードコネクタ
US6685490B1 (en) Electrical card connector
EP3309906B1 (en) Card connector
US6382993B1 (en) Card connector with reliable terminal mounting structure
US7128589B1 (en) Electrical card connector
JP4514988B2 (ja) カード用コネクタ
JP2004127733A (ja) カード用コネクタ
JP2004220787A (ja) カード用コネクタ
JP3965282B2 (ja) ロック装置付きカードコネクタ
JP4469803B2 (ja) カードコネクタ
JP4144404B2 (ja) カード用コネクタ
JP2008198559A (ja) コネクタ
US7320612B2 (en) Card connector

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080508

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100512

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees