JP4514324B2 - Hydraulic control valve - Google Patents

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JP4514324B2
JP4514324B2 JP2000387071A JP2000387071A JP4514324B2 JP 4514324 B2 JP4514324 B2 JP 4514324B2 JP 2000387071 A JP2000387071 A JP 2000387071A JP 2000387071 A JP2000387071 A JP 2000387071A JP 4514324 B2 JP4514324 B2 JP 4514324B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、シリンダの負荷を保持するときに、内部リークを最小に抑えることのできる油圧制御バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示した従来の油圧制御バルブは、そのバルブボディ1に一対のシリンダポートa,bとタンク通路4とを形成している。上記シリンダポートaにはシリンダCのロッド側室41を接続し、シリンダポートbにはシリンダCのボトム側室40を接続している。
また、バルブボディ1には、スプール孔5形成するとともに、このスプール孔5にスプール6を摺動自在に組み込んでいる。そして、このスプール6が、図示する中立位置にあるとき、供給通路2,3と中立流路9とを連通した状態に保ち、このとき供給通路2,3を介して導いたポンプPの吐出油を、中立通路9を介してタンクTに戻す。
なお、上記スプール6の両端は、パイロット室7,8に臨ませている。
【0003】
上記バルブボディ1には、コの字形の流路10,11を形成し、このコの字形の流路10,11を介してシリンダポートa,bをスプール孔5に連通させている。
また、バルブボディ1には、上記コの字形の流路10,11の上下の部分を連通する組み付け孔12,13を形成している。そして、これら組み付け孔12,13に、パイロットチェック弁14,15を組み込んでいる。
これらパイロットチェック弁14,15は、その背圧室16,17にスプリング18,19を組み込み、その弾性力によってポペット20,21をシート部22,23に押しつけている。このようにすることによって、通常は、シリンダポートa,bとスプール孔5との連通を遮断している。
【0004】
上記パイロットチェック弁14,15の背圧室16,17には、絞り32,33を介してシリンダポートa,bを連通させている。そして、この絞り32,33を介してシリンダCの負荷圧を背圧室16,17に導くようにしている。
このようにシリンダCの負荷圧を背圧室16,17に導けば、ポペット20,21がシート部22,23にしっかりと押しつけられる。そのため、シリンダCの保持圧などが、スプール孔5に作用したりしない。
したがって、スプール6を図示の中立位置に保ち、シリンダCの負荷を保持しているときに、このシリンダCのボトム側室40の圧油が、スプール孔5とスプール6との摺動面を介してタンク側に漏れたりしない。
【0005】
また、上記パイロットチェック弁14,15の背圧室16,17には、排出通路24,25の一端をそれぞれ連通させている。そして、これら排出通路24,25の他端を、スプール孔5に開口させている。
一方、上記スプール6には、メイン環状溝26,27と、パイロット排出用環状溝28,29と、内部通路30,31とを形成している。
上記内部通路30,31は、その一端をパイロット排出用環状溝28,29にそれぞれ開口させている。また、内部通路30,31の他端を、スプール6の摺動面にそれぞれ開口させている。ただし、この内部通路30,31の他端は、スプール6が図示する中立位置にあるとき塞がれている。
【0006】
いま、一方のパイロット室7にパイロット圧を導くと、スプール6が図面右方向に移動する。このようにしてスプール6が切り換わると、供給通路2,3と中立通路9との連通が遮断されるとともに、一方の供給通路2がノッチ34を介してメイン環状溝26に連通する。そのため、ポンプPからの圧油が、パイロットチェック弁14に作用して、このパイロットチェック弁14が開く。
したがって、ポンプPからの圧油は、供給通路2→ノッチ34→メイン環状溝26→流路10→シリンダポートb→シリンダCのボトム側室40に供給される。
【0007】
また、上記のようにスプール6が移動すると、排出通路25と内部通路31とが連通する。そのため、パイロットチェック弁15の背圧室17がタンク通路4に連通し、背圧室17の流体が排出通路25→内部通路31→パイロット排出用環状溝29→タンク通路4を経由してタンクに戻される。そして、このような流れによって絞り33に圧力損失が生じ、背圧室17の圧力が低くなると、ポペット21がスプリング19のバネ力にうち勝って移動し、パイロットチェック弁15が開弁する。
パイロットチェック弁15が開弁すれば、シリンダCのロッド側室41の圧油は、シリンダポートa→流路11→メイン環状溝27→ノッチ35→タンク通路4を経由してタンクに排出される。
以上のようにして、シリンダCが伸張する。
【0008】
上記と反対に、スプール6を左方向に切り換えると、供給通路2,3と中立通路9との連通が遮断されるとともに、一方の供給通路3とパイロットチェック弁15とがノッチ37を介して連通する。そして、供給通路3からの圧油によってパイロットチェック弁15が開き、その圧油がシリンダCのロッド側室41に供給される。
また、スプール6の移動によって排出通路24と内部通路30とが連通するため、今度はパイロットチェック弁14の背圧室16がタンク通路4に連通する。そして、背圧室16の流体が排出通路24→内部通路30→パイロット排出用環状溝28→タンク通路4を経由してタンクに戻されることよって絞り32に圧力損失が生し、背圧室16の圧力が低くなる。
【0009】
その結果、ポペット20がスプリング18のバネ力にうち勝って移動し、パイロットチェック弁14が開弁する。パイロットチェック弁14が開弁すれば、シリンダCのボトム側室40の圧油は、シリンダポートb→流路10→メイン環状溝26→ノッチ36→タンク通路4を経由してタンクに排出される。
以上のようにして、シリンダCが収縮する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例では、シリンダポートa,bにパイロットチェック弁を組み込むために、流路10,11をわざわざコの字形にしなければならず、その分、製造コストが高くなるという問題があった。
また、シリンダポートa,bの奥の方にパイロットチェック弁を組み付けなければならず、その組み付け作業がやりにくいという問題もあった。
この発明の目的は、単純な流路で、しかも、パイロットチェック弁を簡単に組み付けることのできる、安価な油圧制御バルブを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、バルブボディに、一対のシリンダポートと、供給通路と、タンク通路と、スプール孔とを形成するとともに、上記スプール孔にスプールを摺動自在に組み込むとともに、上記バルブボディに、上記供給通路からシリンダポートへの流通のみを許容するパイロットチェック弁を組み込んだ油圧制御バルブにおいて、上記バルブボディの側面であって、他のバルブブロックを重ねる重ね面からシリンダポートに連通する組み付け孔を形成し、この組み付け孔にパイロットチェック弁を組み付け、他のバルブブロックの重ね面で上記組み付け孔を塞ぐ一方、スプール孔の内周に形成した環状凹部と、この環状凹部とパイロットチェック弁の背圧室とを連通させる排出通路と、スプールの表面に開口させた連絡通路とを備え、この連絡通路は、スプールの切り換え位置に応じてタンク通路と環状凹部とを連通させたり、その連通を遮断したりする構成にしたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1、2に基づいてこの発明の実施例を説明する。
バルブボディBには、スプール孔50を形成するとともに、このスプール孔50にスプール51を摺動自在に組み込んでいる。
また、バルブボディBには、供給油路52を形成し、それをスプール孔50に連通させている。
なお、このスプール孔50に連通させた供給油路52の開口部分の直径を、スプール51の直径より小さくしている。
【0013】
上記供給油路52の両側には、一対のシリンダポート53,54を設けるとともに、これらシリンダポート53,54をスプール孔50に連通させている。
また、上記シリンダポート53,54の隣には、タンク通路T1,T2を形成し、これらタンク通路T1,T2もスプール孔50に連通させている。
【0014】
上記スプール51には、シリンダポート53,54に常時連通するメイン環状溝55,56を形成している。これらメイン環状溝55,56の一端側には、環状のメータリングノッチ57,58を形成し、その他端側には排出用ノッチ59,60を形成している。
また、スプール51の上記排出用ノッチ59の図面左側には、この発明の連絡通路に相当するスリット61、62a、62bを軸方向に位置をずらして形成している。
【0015】
さらに、上記シリンダポート53、54をスプール孔50に連通させる通路63、64を形成するとともに、一方の通路63には、パイロットチェック弁Vを組み込んでいる。
このパイロットチェック弁Vは、図2に示すように、バルブボディBの側面から組み付け孔65を形成し、この組み付け孔65を通路63に連通させるとともに、この組み付け孔65に、ポペット66とスプリング67とを組み込むことによって構成している。
上記組み付け孔65は、バルブボディBの側面から形成しているので、シリンダポートの中に組み付け孔を形成していた前記従来例に比べて、その孔の加工を簡単にできる。
また、上記組み付け孔65に組み込んだポペット66やスプリング67も、バルブボディBの側面から直接組み込むことができるので、シリンダポートを通して組み付け孔に組み込まなければならなかった前記従来に比べて、その組み付け作業も簡単にできる。
【0016】
なお、図示していないが、バルブブロックBの側面には、他のバルブブロックなどを重ね合わせるようにしている。そして、この重ね合わせた他のブロックの合わせ面によって、上記組み付け孔65を塞ぐようにしている。
【0017】
上記ポペット66は、スプリング67の弾性力によって、通常、シート部68に押しつけられている。このようにポペット66をシート部68に押しつけることによって、シリンダポート53とスプール孔50との連通を完全に遮断するようにしている。
また、上記ポペット66には、背圧室74を形成し、この背圧室74に連続して小孔75を形成している。
さらに、このポペット66には、上記背圧室74に連通する貫通孔69と、上記小孔75に連通する絞り70とをそれぞれ径方向に形成している。そして、これら貫通孔69と絞り70との開口部分を、ポペット66に形成した環状溝71,72にそれぞれ開口させている。
【0018】
上記ポペット66を組み込んだ上記バルブボディBには、図1に示すように排出通路100を形成し、その一方を組み付け孔65に連通し、その他方をスプール孔50の内周に形成した環状凹部73に連通させている。
そして、図1に示すように、スプール51が中立位置にあるとき、環状凹部73とタンク通路T1との連通が遮断されているが、スプール51が図面左方向に移動すると、このスプール51に形成したスリット61、62a、62bを介して環状凹部73とタンク通路T1とが連通するようにしている。
【0019】
一方、バルブボディBの両端には、板状の閉塞部材80,81をボルト83によって固定するとともに、これら閉塞部材80,81によってスプール孔50を塞ぎ、パイロット室84、85を形成している。
これらパイロット室84,85には、パイロット通路86,87をそれぞれ接続している。そして、これらパイロット通路86,87を介して減圧弁88,89によって制御されたパイロット圧を各パイロット室84,85に導くようにしている。
なお、上記減圧弁88,89は、比例ソレノイド90,91によって制御するようにしている。
【0020】
上記パイロット室84,85には、メインスプリング92,93を組み込むとともに、その一端をスプール51に形成した軸方向穴94,95に挿入している。
上記メインスプリング92,93は、スプール51が中立位置にあるとき自由長を保ち、この自由長の状態で一端を閉塞部材80,81に当接し、他端を軸方向穴94,95の底に当接させている。そのため、中立位置にあるスプール51には、メインスプリング92,93の弾性力が作用していない。
【0021】
一方、上記スプール51の両端側には小径部96,97を形成している。また、上記スプール孔50の開口部側には、拡径部98,99を形成している。そして、上記小径部96,97と拡径部98,99との間にセンタリングスプリングS、Sを組み込んでいる。
これらセンタリングスプリングS、Sは、上記メインスプリング92,93よりもバネ定数の小さいものであり、スプール51が中立位置にある状態で、所定の弾性力が与えられている。そして、このセンタリングスプリングS、Sの弾性力によって、スプール51の外周に設けたバネ受け部材78,79を、スプール51に形成した段部77とバルブボディBに形成したストッパー部76とに押しつけている。そして、このセンタリングスプリングS、Sの弾性力によって、スプール51の中立位置を保持している。
【0022】
次に、この実施例の作用を説明する。
図示するように、スプール51を中立位置に保持し、シリンダCの負荷を保持している場合、シリンダCのボトム側室40の負荷圧は、シリンダポート53から絞り70→小孔75→背圧室74に導かれ、その圧力によってポペット66がシート部68にしっかりと押しつけられる。
したがって、このパイロットチェック弁Vによって、シリンダポート53とスプール孔51との連通が完全に遮断されて、シリンダCのボトム側室40の圧油が、スプール51とスプール孔50との隙間を介して漏れたりしない。つまり、シリンダCの負荷を確実に保持することができる。
【0023】
上記の状態から、パイロット室85にパイロット圧を導くと、スプール51に図面左方向の推力が与えられる。そして、このスプール51の左方向の推力が、図面左側のセンタリングスプリングSの弾性力にうち勝つと、このスプール51は、センタリングスプリングSとメインスプリング92とをたわませながら図面左方向に移動する。
スプール51が左方向に移動すると、まず、スリット61を介して環状凹部73とタンク通路T1とが連通する。そのため、パイロットチェック弁Vの背圧室74の圧油が、貫通孔71→環状溝69→排出通路100→環状凹部73→スリット61→タンク通路T1を経由してタンクTに戻される。そして、このような流れによって絞り70に圧力損失が生じ、背圧室74の圧力が低くなると、ポペット66がスプリング67のバネ力にうち勝って移動し、パイロットチェック弁Vが開弁する。
【0024】
また、上記の状態からさらにスプール51が左に移動すると、メータリングノッチ58を介してシリンダポート54と供給通路52とが連通し、シリンダポート53とタンク通路T1とが連通する。
そのため、ポンプPからの圧油が、供給通路52→メータリングノッチ58→メイン環状溝56→通路64→シリンダポート54→シリンダCのロッド側室41に供給される。また、シリンダCのボトム側室40からの戻り流体が、シリンダポート53→通路63→パイロットチェック弁V→メイン環状溝55→排出用ノッチ59→タンク通路T1を経由してタンクTに排出される。
以上のようにして、シリンダCが収縮する
【0025】
なお、スプール51を図面右方向に移動させた場合には、シリンダCが伸張するが、その実質的な動きについてはスプール51が左方向に移動した場合と同じなので、ここではその説明を省略する。
【0026】
この実施例によれば、バルブボディBの側面から組み付け孔を形成するようにしたので、シリンダポートとスプール孔とを連通する通路63をコの字形にしなくても済む。そのため、流路をコの字形にしていた前記従来例よりも製造コストを安くできる。
また、バルブボディの側面に組み付け孔が直接開口しているので、パイロットチェック弁の組み付け作業も簡単にできる。つまり、組み付け作業効率を高めることができる。
なお、この実施例では、一方の通路63にのみ、パイロットチェック弁Vを組み込んでいるが、左右線対称の形にして、他方の通路64にパイロットチェック弁を組み込んでもよい。
【0027】
【発明の効果】
この発明によれば、バルブボディの側面から組み付け孔を形成し、それをシリンダポートに連通させる構成にしたので、従来のように通路をコの字形にしなくても、パイロットチェック弁を組み込むことができる。
このようにすれば、通路の形状が簡単になる分、製造コストを安くできる。
また、バルブボディの側面に開口した部分から組み付け孔にパイロットチェック弁を直接組み込むことができるので、パイロットチェック弁を簡単に組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図である。
【図2】要部断面図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
B バルブボディ
V パイロットチェック弁
T1,T2 タンク通路
50 スプール孔
51 スプール
52 供給通路
53,54 シリンダポート
61,62 スリット
65 組み付け孔
73 環状凹部
74 背圧室
100 排出通路
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hydraulic control valve capable of minimizing internal leakage when holding a cylinder load, for example.
[0002]
[Prior art]
The conventional hydraulic control valve shown in FIG. 3 has a pair of cylinder ports a and b and a tank passage 4 formed in the valve body 1. The rod side chamber 41 of the cylinder C is connected to the cylinder port a, and the bottom side chamber 40 of the cylinder C is connected to the cylinder port b.
A spool hole 5 is formed in the valve body 1, and a spool 6 is slidably incorporated in the spool hole 5. When the spool 6 is in the neutral position shown in the drawing, the supply passages 2 and 3 and the neutral passage 9 are kept in communication with each other, and the discharge oil of the pump P guided through the supply passages 2 and 3 at this time is maintained. Is returned to the tank T via the neutral passage 9.
Note that both ends of the spool 6 face the pilot chambers 7 and 8.
[0003]
The valve body 1 is formed with U-shaped flow paths 10 and 11, and the cylinder ports a and b communicate with the spool hole 5 through the U-shaped flow paths 10 and 11.
Also, the valve body 1 is formed with assembly holes 12 and 13 for communicating the upper and lower portions of the U-shaped flow paths 10 and 11. The pilot check valves 14 and 15 are incorporated in these assembly holes 12 and 13.
These pilot check valves 14 and 15 incorporate springs 18 and 19 in their back pressure chambers 16 and 17 and press the poppets 20 and 21 against the seat portions 22 and 23 by their elastic force. In this way, the communication between the cylinder ports a and b and the spool hole 5 is normally blocked.
[0004]
The cylinder ports a and b communicate with the back pressure chambers 16 and 17 of the pilot check valves 14 and 15 through throttles 32 and 33, respectively. The load pressure of the cylinder C is guided to the back pressure chambers 16 and 17 through the throttles 32 and 33.
If the load pressure of the cylinder C is guided to the back pressure chambers 16 and 17 in this way, the poppets 20 and 21 are firmly pressed against the seat portions 22 and 23. For this reason, the holding pressure of the cylinder C does not act on the spool hole 5.
Therefore, when the spool 6 is maintained at the neutral position shown in the figure and the load of the cylinder C is maintained, the pressure oil in the bottom side chamber 40 of the cylinder C is passed through the sliding surface between the spool hole 5 and the spool 6. Does not leak to the tank side.
[0005]
Further, one ends of discharge passages 24 and 25 are communicated with the back pressure chambers 16 and 17 of the pilot check valves 14 and 15, respectively. The other ends of the discharge passages 24 and 25 are opened in the spool hole 5.
On the other hand, the spool 6 is formed with main annular grooves 26 and 27, pilot discharge annular grooves 28 and 29, and internal passages 30 and 31.
One end of each of the internal passages 30 and 31 is opened to the pilot discharge annular grooves 28 and 29, respectively. The other ends of the internal passages 30 and 31 are opened on the sliding surface of the spool 6. However, the other ends of the internal passages 30 and 31 are closed when the spool 6 is in the neutral position shown in the figure.
[0006]
Now, when pilot pressure is introduced to one pilot chamber 7, the spool 6 moves to the right in the drawing. When the spool 6 is thus switched, the communication between the supply passages 2 and 3 and the neutral passage 9 is blocked, and one supply passage 2 communicates with the main annular groove 26 via the notch 34. Therefore, the pressure oil from the pump P acts on the pilot check valve 14 to open the pilot check valve 14.
Accordingly, the pressure oil from the pump P is supplied to the bottom side chamber 40 of the supply passage 2 → notch 34 → main annular groove 26 → flow path 10 → cylinder port b → cylinder C.
[0007]
When the spool 6 moves as described above, the discharge passage 25 and the internal passage 31 communicate with each other. Therefore, the back pressure chamber 17 of the pilot check valve 15 communicates with the tank passage 4, and the fluid in the back pressure chamber 17 flows into the tank via the discharge passage 25 → the internal passage 31 → the pilot discharge annular groove 29 → the tank passage 4. Returned. When a pressure loss occurs in the throttle 33 due to such a flow and the pressure in the back pressure chamber 17 becomes low, the poppet 21 moves over the spring force of the spring 19 and the pilot check valve 15 opens.
When the pilot check valve 15 is opened, the pressure oil in the rod side chamber 41 of the cylinder C is discharged to the tank via the cylinder port a → the flow path 11 → the main annular groove 27 → the notch 35 → the tank passage 4.
As described above, the cylinder C extends.
[0008]
Contrary to the above, when the spool 6 is switched to the left, the communication between the supply passages 2 and 3 and the neutral passage 9 is interrupted, and the one supply passage 3 and the pilot check valve 15 communicate with each other via the notch 37. To do. The pilot check valve 15 is opened by the pressure oil from the supply passage 3, and the pressure oil is supplied to the rod side chamber 41 of the cylinder C.
Further, since the discharge passage 24 and the internal passage 30 communicate with each other by the movement of the spool 6, the back pressure chamber 16 of the pilot check valve 14 communicates with the tank passage 4 this time. Then, when the fluid in the back pressure chamber 16 is returned to the tank via the discharge passage 24 → the internal passage 30 → the pilot discharge annular groove 28 → the tank passage 4, pressure loss occurs in the throttle 32, and the back pressure chamber 16. The pressure of becomes low.
[0009]
As a result, the poppet 20 moves over the spring force of the spring 18 and the pilot check valve 14 opens. When the pilot check valve 14 is opened, the pressure oil in the bottom side chamber 40 of the cylinder C is discharged to the tank via the cylinder port b → the flow path 10 → the main annular groove 26 → the notch 36 → the tank passage 4.
As described above, the cylinder C contracts.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
In the above conventional example, in order to incorporate the pilot check valve into the cylinder ports a and b, the flow paths 10 and 11 have to be made to have a U-shape, and there is a problem that the manufacturing cost increases accordingly.
In addition, the pilot check valve must be assembled in the back of the cylinder ports a and b, and there is a problem that the assembling work is difficult.
An object of the present invention is to provide an inexpensive hydraulic control valve that has a simple flow path and can be easily assembled with a pilot check valve.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, a pair of cylinder ports, a supply passage, a tank passage, and a spool hole are formed in the valve body, and a spool is slidably incorporated in the spool hole, and the supply to the valve body In a hydraulic control valve that incorporates a pilot check valve that allows only flow from the passage to the cylinder port, an assembly hole is formed on the side of the valve body that communicates with the cylinder port from the overlapping surface on which other valve blocks overlap. The pilot check valve is assembled in the assembly hole, and the assembly hole is closed by the overlapping surface of the other valve block, while the annular recess formed in the inner periphery of the spool hole, the annular recess and the back pressure chamber of the pilot check valve And a communication passage that opens on the surface of the spool. It is or to communicate with the tank passage and the annular recess in accordance with the switching position of the spool, characterized in that a configuration or to block the communication.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
A spool hole 50 is formed in the valve body B, and a spool 51 is slidably incorporated in the spool hole 50.
In addition, a supply oil passage 52 is formed in the valve body B and communicates with the spool hole 50.
The diameter of the opening of the supply oil passage 52 communicated with the spool hole 50 is made smaller than the diameter of the spool 51.
[0013]
A pair of cylinder ports 53 and 54 are provided on both sides of the supply oil passage 52, and the cylinder ports 53 and 54 are communicated with the spool hole 50.
Further, tank passages T1, T2 are formed next to the cylinder ports 53, 54, and these tank passages T1, T2 are also communicated with the spool hole 50.
[0014]
The spool 51 is formed with main annular grooves 55 and 56 that always communicate with the cylinder ports 53 and 54. Annular metering notches 57, 58 are formed on one end side of the main annular grooves 55, 56, and discharge notches 59, 60 are formed on the other end side.
On the left side of the discharge notch 59 of the spool 51 in the drawing, slits 61, 62a, 62b corresponding to the communication passages of the present invention are formed with their positions shifted in the axial direction.
[0015]
Further, passages 63 and 64 for communicating the cylinder ports 53 and 54 with the spool hole 50 are formed, and a pilot check valve V is incorporated in one of the passages 63.
As shown in FIG. 2, the pilot check valve V is formed with an assembly hole 65 from the side surface of the valve body B. The assembly hole 65 communicates with the passage 63, and a poppet 66 and a spring 67 are connected to the assembly hole 65. It is composed by incorporating.
Since the assembly hole 65 is formed from the side surface of the valve body B, the processing of the hole can be simplified compared to the conventional example in which the assembly hole is formed in the cylinder port.
Further, since the poppet 66 and the spring 67 incorporated in the assembly hole 65 can also be incorporated directly from the side surface of the valve body B, the assembly work is compared with the conventional case where the poppet 66 and the spring 67 must be incorporated into the assembly hole through the cylinder port. Can also be done easily.
[0016]
Although not shown, another valve block is overlapped on the side surface of the valve block B. Then, the assembly hole 65 is closed by the mating surfaces of the other superimposed blocks.
[0017]
The poppet 66 is normally pressed against the seat portion 68 by the elastic force of the spring 67. By pressing the poppet 66 against the seat portion 68 in this way, the communication between the cylinder port 53 and the spool hole 50 is completely blocked.
Further, a back pressure chamber 74 is formed in the poppet 66, and a small hole 75 is formed continuously with the back pressure chamber 74.
Further, the poppet 66 is formed with a through hole 69 communicating with the back pressure chamber 74 and a throttle 70 communicating with the small hole 75 in the radial direction. And the opening part of these through-holes 69 and the aperture | diaphragm | restriction 70 is each opened to the annular grooves 71 and 72 formed in the poppet 66.
[0018]
The valve body B incorporating the poppet 66 is formed with a discharge passage 100 as shown in FIG. 1, one of which communicates with the assembly hole 65 and the other formed on the inner periphery of the spool hole 50. 73 is communicated.
As shown in FIG. 1, when the spool 51 is in the neutral position, the communication between the annular recess 73 and the tank passage T1 is interrupted. However, when the spool 51 moves to the left in the drawing, the spool 51 is formed on the spool 51. The annular recess 73 and the tank passage T1 communicate with each other through the slits 61, 62a and 62b.
[0019]
On the other hand, at both ends of the valve body B, plate-like closing members 80 and 81 are fixed by bolts 83, and the spool holes 50 are closed by these closing members 80 and 81 to form pilot chambers 84 and 85.
Pilot passages 86 and 87 are connected to the pilot chambers 84 and 85, respectively. The pilot pressure controlled by the pressure reducing valves 88 and 89 is guided to the pilot chambers 84 and 85 through the pilot passages 86 and 87, respectively.
The pressure reducing valves 88 and 89 are controlled by proportional solenoids 90 and 91, respectively.
[0020]
In the pilot chambers 84 and 85, main springs 92 and 93 are incorporated, and one ends thereof are inserted into axial holes 94 and 95 formed in the spool 51.
The main springs 92 and 93 maintain a free length when the spool 51 is in a neutral position, and in this free length state, one end abuts against the closing members 80 and 81 and the other end is at the bottom of the axial holes 94 and 95. It is in contact. Therefore, the elastic force of the main springs 92 and 93 is not acting on the spool 51 in the neutral position.
[0021]
On the other hand, small diameter portions 96 and 97 are formed on both ends of the spool 51. Further, enlarged diameter portions 98 and 99 are formed on the opening side of the spool hole 50. Centering springs S and S are incorporated between the small diameter portions 96 and 97 and the enlarged diameter portions 98 and 99.
These centering springs S, S have a smaller spring constant than the main springs 92, 93, and are given a predetermined elastic force in a state where the spool 51 is in the neutral position. The spring receiving members 78 and 79 provided on the outer periphery of the spool 51 are pressed against the stepped portion 77 formed on the spool 51 and the stopper portion 76 formed on the valve body B by the elastic force of the centering springs S and S. Yes. The neutral position of the spool 51 is held by the elastic force of the centering springs S and S.
[0022]
Next, the operation of this embodiment will be described.
As shown in the figure, when the spool 51 is held in the neutral position and the load of the cylinder C is held, the load pressure of the bottom side chamber 40 of the cylinder C is reduced from the cylinder port 53 to the throttle 70 → the small hole 75 → the back pressure chamber. The poppet 66 is led to the sheet portion 68 by the pressure.
Therefore, the communication between the cylinder port 53 and the spool hole 51 is completely blocked by the pilot check valve V, and the pressure oil in the bottom side chamber 40 of the cylinder C leaks through the gap between the spool 51 and the spool hole 50. Do not do. That is, the load of the cylinder C can be reliably held.
[0023]
When pilot pressure is guided to the pilot chamber 85 from the above state, thrust in the left direction of the drawing is applied to the spool 51. When the thrust in the left direction of the spool 51 overcomes the elastic force of the centering spring S on the left side of the drawing, the spool 51 moves in the left direction of the drawing while deflecting the centering spring S and the main spring 92. .
When the spool 51 moves in the left direction, first, the annular recess 73 and the tank passage T1 communicate with each other through the slit 61. Therefore, the pressure oil in the back pressure chamber 74 of the pilot check valve V is returned to the tank T via the through hole 71 → the annular groove 69 → the discharge passage 100 → the annular recess 73 → the slit 61 → the tank passage T1. When such a flow causes a pressure loss in the throttle 70 and the pressure in the back pressure chamber 74 becomes low, the poppet 66 moves over the spring force of the spring 67 and the pilot check valve V opens.
[0024]
Further, when the spool 51 further moves to the left from the above state, the cylinder port 54 and the supply passage 52 communicate with each other through the metering notch 58, and the cylinder port 53 and the tank passage T1 communicate with each other.
Therefore, the pressure oil from the pump P is supplied to the rod side chamber 41 of the supply passage 52 → metering notch 58 → main annular groove 56 → passage 64 → cylinder port 54 → cylinder C. The return fluid from the bottom chamber 40 of the cylinder C is discharged to the tank T via the cylinder port 53 → passage 63 → pilot check valve V → main annular groove 55 → discharge notch 59 → tank passage T1.
As described above, the cylinder C contracts.
When the spool 51 is moved in the right direction in the drawing, the cylinder C expands, but the substantial movement is the same as that in the case where the spool 51 is moved in the left direction. .
[0026]
According to this embodiment, since the assembly hole is formed from the side surface of the valve body B, the passage 63 communicating the cylinder port and the spool hole does not have to be U-shaped. Therefore, the manufacturing cost can be made lower than that of the conventional example in which the flow path has a U-shape.
In addition, since the assembly hole is directly opened on the side surface of the valve body, the assembly work of the pilot check valve can be simplified. That is, assembly work efficiency can be increased.
In this embodiment, the pilot check valve V is incorporated only in one of the passages 63, but the pilot check valve may be incorporated in the other passage 64 in a symmetrical shape.
[0027]
【The invention's effect】
According to the present invention, since the assembly hole is formed from the side surface of the valve body and communicated with the cylinder port, the pilot check valve can be incorporated without using a U-shaped passage as in the prior art. it can.
In this way, the manufacturing cost can be reduced by the simplification of the shape of the passage.
Further, since the pilot check valve can be directly assembled into the assembly hole from the portion opened on the side surface of the valve body, the pilot check valve can be easily assembled.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of an embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a main part.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a conventional example.
[Explanation of symbols]
B Valve body V Pilot check valve T1, T2 Tank passage 50 Spool hole 51 Spool 52 Supply passage 53, 54 Cylinder ports 61, 62 Slit 65 Assembly hole 73 Annular recess 74 Back pressure chamber 100 Discharge passage

Claims (1)

バルブボディに、一対のシリンダポートと、供給通路と、タンク通路と、スプール孔とを形成し、上記スプール孔にスプールを摺動自在に組み込むとともに、上記バルブボディに、上記供給通路から上記シリンダポートへの流通のみを許容するパイロットチェック弁を組み込んだ油圧制御バルブにおいて、上記バルブボディの側面であって、他のバルブブロックを重ねる重ね面からシリンダポートに連通する組み付け孔を形成し、この組み付け孔にパイロットチェック弁を組み付け、他のバルブブロックの重ね面で上記組み付け孔を塞ぐ一方、スプール孔の内周に形成した環状凹部と、この環状凹部とパイロットチェック弁の背圧室とを連通させる排出通路と、スプールの表面に開口させた連絡通路とを備え、この連絡通路は、スプールの切り換え位置に応じてタンク通路と環状凹部とを連通させたり、その連通を遮断したりする構成にしたことを特徴とする油圧制御バルブ。The valve body, and a pair of cylinder ports, a supply passage, a tank passage, forming a spool bore, with incorporated slidably the spool in the spool hole, to the valve body, said cylinder port from said supply passage in the hydraulic control valve incorporating a pilot check valve which allows the flow only to, a side of the valve body to form an assembly hole communicated with the cylinder port from the superposed surfaces overlaying another valve block, the assembling hole Assemble the pilot check valve to the other valve block and close the assembly hole with the overlapping surface of the other valve block. A passage and a communication passage opened on the surface of the spool. Or to communicate with the tank passage and the annular recess in accordance with the repositioned, the hydraulic control valve being characterized in that a configuration or to block the communication.
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