JP4512612B2 - 段ボールシートの姿勢検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、段ボールシートの姿勢検出装置に関する。
段ボール等のシート状ワーク印刷装置は、シート状ワークを印刷ローラ側に送り出すフィードローラや、シート状ワークに印刷を施しながら前方に送り出す印刷ローラなどの送出ローラを備えており、シート状ワークを予め設定された姿勢を崩さずにフィードローラの入口から印刷ローラの出口まで搬送することで、その印刷品質を維持する。印刷ローラは、印刷設定に応じて、1つの印刷ローラであったり、複数の印刷ローラであったりする。例えば多色印刷の場合には、色の数に応じた複数の印刷ローラとなる。この印刷を施されるシート状ワークは、用途に応じて種々のサイズ、種々の異なる材質があるが、シート状ワーク印刷装置では、それらの様々なシート状ワークに対しての印刷品質水準を維持しながら、搬送速度を上げる取り組みがなされている。段ボール等のシート状ワーク印刷装置では、シート状ワークの印刷を無駄なく連続して行うため、上記フィードローラや印刷ローラなどの送出ローラは、通常は、等速度で回転している。ここで、シート状ワークの搬送速度を上げるためには、フィードローラがシート状ワークを送り出す速度を上げたり、印刷ローラが印刷しながらシート状ワークを送り出す速度を上げたりするが、これら送出ローラの回転速度を上げると、シート状ワークの送出ローラとの接触面の凸凹や送出ローラのシート状ワークとの接触面の凸凹などにより、シート状ワークと送出ローラの摩擦力の局所的な差異が大きくなり、送出ローラとシート状ワークの一部がスリップし易くなって送出ローラを通過する際にシート状ワークの姿勢変化が起こり易く、シート状ワークの姿勢変化量が大きくなると印刷ずれなどの加工不良となってしまう。段ボールのように厚みが大きくて変形しやすい材質では、金属シートのように厚みが小さくて変形し難い材質に比べて、シート状ワークの姿勢変化が起こり易い。
従来、シート状ワークに印刷が施された後の外観検査(目視検査)に基づきシート状ワークの姿勢変化量を推定して、シート状ワーク加工装置の設定調整が行われていた。しかし、これではシート状ワークの姿勢変化量の検知時期が遅く、異常が見つかった時点では、既に大量のシート状ワークに印刷が施されてしまっている。また、設備オペレータが搬送中のシート状ワークの姿勢をときどき観察して異常に気づいた時点でシート状ワーク印刷装置の設定調整が行われていたが、これでは、離散的で不確かな確認に過ぎず、異常が検出され難い。そこで、シート状ワークの姿勢変化を早い段階で連続的に検出する取り組みがなされている。
特許文献1は、フィードローラの出口側と、複数の印刷ローラの出口側にそれぞれ間隔をおいて左右一対ずつセンサを配して、段ボールシートがフィードローラの出口を通過する時間と、印刷ローラの出口を通過する時間差が設定時間内か否かによって段ボールシートの傾斜姿勢を検出する装置である。特許文献2は、段ボールシートをフィードローラ側に送り出す給紙機構の駆動軸の回転角を検出する近接センサと、フィードローラの直後に設けられ前記シートがフィードローラから出たことを確認する光電センサと、印刷ローラの直後に設けられ前記シートの平行ずれ・右曲がり・左曲がりを検出する3個の光電センサからなり、これらセンサの出力信号の時間差から前記シート送り異常を検出する装置である。特許文献3は、段ボールシートの印刷ラインにおいて、印刷部に印刷シリンダの特定個所を検出する検出器を設けるとともに、移送部に段ボールシートの移動方向に間隔をおいて3個以上の位置検出器を配設してその中間位置の位置検出器を正常検出部とする一方、前後両側の位置検出器を段ボールシートの進みずれと遅れずれの検出部とし、さらに、上記副駆動系側に段ボールシートの移送部を構成するベルトコンベアの速度を制御する差動装置を設け、印刷シリンダの特定個所を検出する検出器が動作した時にその検出信号を上記全ての位置検出器に伝達してその検出位置が正常な場合はそのまま段ボールシートを通過させ、検出位置が正常位置より進んでいる場合または遅れている場合には、上記差動装置を動作させて移送部の速度を増減制御して印刷ずれを防止する段ボールシートの移送方法が開示されている。これら特許文献1〜3は、段ボールシートの進みずれと遅れずれの検出ができる。また、特許文献2は、段ボールシートが左右の設定範囲を超えた位置にある場合に異常と判断することができる。
実開昭56−121037号公報 特開昭63−047243号公報 特許第3392944号公報
ところで、シート状ワークが送り出し側のフィードローラや印刷ローラ等のローラ等を通過すると、シート状ワークがその擦れによって回転(傾斜)する。その回転・傾斜姿勢は大きな場合もあれば僅かな場合もあるが、この回転・傾斜が生じると、印刷ずれ等を引き起こす原因となる。しかしながら、従来のシート状ワーク姿勢検出装置では、上述のセンサ等によるシート状ワークの検出タイミングによってシート状ワークの向きが揃っているかどうかを見ているだけなので、シート状ワークの進みずれと遅れずれの検出や、シート状ワークが設定範囲を超えた位置にある場合の異常検出はできるが、シート状ワークの回転姿勢変化量を検出する構成とはなっていない(特許文献1〜3)。また、従来の検出方法(検出装置)で異常検出される対象のシート状ワークとしては、シート端面が滑らかで凹凸のない長方形(正方形)のシート状ワークを想定しており、例えばシート端面を波形加工したシート状ワークであってその波形の位置がワーク毎に異なっているような想定外のシート状ワークの場合には、上述のセンサによるシート状ワークの検出タイミングが狂ってしまい大きな測定誤差を生むため誤って異常検出してしまう。また、例えば段ボールシートの端面が多少傷んで局部的に変形している(進行方向に対して凹凸がある)場合には、上述のセンサ等による測定誤差が大きくなりすぎて異常なのか正常なのかが判別できないという問題を有する。これらの問題点から、シート状ワークの回転姿勢変化量を正確に検出することは、印刷などの加工位置ずれを検出する上での最重要課題となっている。
そして、従来のシート状ワーク姿勢検出装置では、シート状ワークを印刷ローラ側に送り出すフィードローラや、シート状ワークに印刷を施しながら前方に送出する印刷ローラなどの送出ローラの出口側にセンサを取り付けていた(特許文献1〜3)。シート状ワークの搬送速度を上げるためには、フィードローラや印刷ローラなどの送出ローラの回転速度を上げたり、回転力を上げたりして、シート状ワークを送り出す速度を上げるが、上記送出ローラとシート状ワークとの接触度合い(摩擦係数)のばらつきなどから、送出ローラの入口と出口でのシート状ワークの回転姿勢変化量が大きくなる。
そこで本発明の目的は、段ボールシートの回転姿勢変化量を正確に検出することができる段ボールシートの姿勢検出装置を提供することにある。
本発明に係る段ボールシートの姿勢検出装置は、搬送ラインの上流側に配されて段ボールシートを下流の印刷ローラ側に送り出すフィードローラの入口側と出口側に、当該フィードローラの回転軸と直交する位置にそれぞれ所定間隔をおいて配されセンサA1とA2、並びにB1とB2とで前記段ボールシートを検出する2対4個のセンサを構成し、それぞれのセンサから出力された検出信号を演算処理する演算回路と当該演算回路からデータ出力されたデータを取り込むコンピュータとを備え、前記フィードローラの入口側に配置されたセンサA1と前記フィードローラの出口側に配置されたセンサA2とが搬送ラインr1上に配されており、前記フィードローラの入口側に配置されたセンサB1と前記フィードローラの出口側に配置されたセンサB2とが搬送ラインr1と平行な搬送ラインr2上に配されている構成とされ、前記センサA1とB1が前記段ボールシートを検出した時の搬送速度をv1とし、次に、前記センサA2とB2が前記段ボールシートを検出した時の搬送速度をv2とすると、搬送速度v1よりも搬送速度v2が大きくなっており(v1<v2)、前記フィードローラの入口側に配置された前記2個のセンサA1,B1が検出する時間差t1と前記フィードローラの出口側に配置された前記2個のセンサA2,B2が検出する時間差t2との差分△tを前記演算回路にて演算処理して段ボールシートの回転姿勢変化量のデータとして前記コンピュータにデータ出力することを特徴とする。
これらの発明によれば、送り出された段ボールシートを搬送ラインの上流側に所定間隔をおいて配置された上記2個のセンサA1,B1が検出する時間差t1と、送り出された段ボールシートを搬送ラインの下流側に所定間隔をおいて配置された上記2個のセンサA2,B2が検出する時間差t2との差分△tを上記演算回路にて演算処理してシート状ワークの回転姿勢変化量としてデータ出力することで、段ボールシートの端面が波形などの非直線形状であっても、段ボールシートの端面が多少傷んで局部的に変形している場合であっても、段ボールシートの端面形状の影響を受けずに段ボールシートの回転姿勢変化量を正確に検出することができる。上記段ボールシートの回転姿勢変化量としては、回転量や回転角度などが得られる。そして、段ボールシートの回転姿勢変化量を印刷が施される前の早い段階で、的確に検出することができる。本願発明者らの研究により、上記搬送ラインの最上流側となるフィードローラの入口側と出口側が、最もシート状ワークの回転姿勢変化量が大きくなることがわかってきた。上記フィードローラの入口側と出口側に前記センサを配置すれば、2対4個のセンサという最小の構成でありながら、効果的な段ボールシートの回転姿勢変化量の検出が可能となる。
上述のシート状ワークを検出する2対4個のセンサの配置場所は、1つの場所の送出ローラの入口側と出口側に限定されるものではなく、複数の場所の送出ローラの入口側と出口側にそれぞれ配置してもよい。この場合、追加するセンサは、単純に2対4個づつ配置してもよいが、上流側に配置されたセンサからの検出信号と下流側に配置されたセンサからの検出信号とのそれぞれのセンサがシート状ワークを検出する時間差同士の差分をとればよいわけであるから、既に上流側に配置されているセンサからの検出信号を利用することで、追加するセンサの配置数を減らすことができる。例えば、フィードローラの入口側にセンサA1,B1を配置して、フィードローラの出口側にセンサA2,B2を配置する場合は、印刷ローラの出口側にはセンサA3,B3を配置すれば足りる。つまり、フィードローラの出口側に配置されたセンサA2,B2からの検出信号を印刷ローラの入口側に配置されたセンサA2,B2からの検出信号とみなして、印刷ローラの出口側に配置されたセンサA3,B3からの検出信号とのそれぞれのセンサがシート状ワークを検出する時間差同士の差分をとることで、追加する下流側のセンサの配置数を減らすことができる。
また、本発明によれば、シート状ワークの回転姿勢変化量のみならず、上記2対4個のセンサがシート状ワークを検出するタイミングのデータをコンピュータに取り込んでおき、正常なタイミングのデータのみを抽出することができる。例えば設備や材料要因ではない突発的で異常なシート状ワークの回転姿勢変化が起こったと考えられる異常なシート状ワークの搬送データを異常値としてタイミングのデータから取り除くことで、正常な状態の搬送データのみからなるタイミングデータが得られ、この正常な状態の搬送データのみからなるタイミングデータから、シート状ワーク印刷装置における搬送速度等の最適設定条件を導くことができる。そして、シート状ワークの回転姿勢変化量として出力されたデータをコンピュータに取り込み、データの最大値、最小値、平均値、標準偏差などの統計処理を行い、ディスプレイ表示することによって、従来、印刷後の目視検査で行なっていた、煩雑でありながら漠然としていた遅いタイミングでの品質管理を客観的、かつ、リアルタイムに目に見える品質管理とすることができ、これらの出力データをコンピュータに蓄積することにより、従来の事後保全から予防保全へと改善してゆくことが可能となる。
本発明としては、前記センサは非接触式センサが好ましい。シート状ワークの搬送に影響を及ぼさずにシート状ワークを検出することができるからである。段ボールなどの空気を含んだ紙類の場合は、超音波式センサでは、超音波の吸収などの影響が考えられるため、レーザセンサなどの光学式センサが好ましい。また、透明樹脂シートなどの光を反射し難いシートの場合は、光学式センサでは、光の透過などの影響が考えられるため、超音波式センサが好ましい。
前記2対4個のセンサはそれぞれ送出ローラの回転軸と直交する位置に配列されたアレイ状のセンサ素子からなり、このアレイ状のセンサ素子にてそれぞれシート状ワークを検出してもよい。送出ローラの回転軸と直交するシート状ワーク端面の長さ方向の微細な凹凸を平均化することで、シート状ワーク端面の長さ方向の微細な凹凸の影響も受け難くなるからである。
本発明としては、前記シート状ワークの回転姿勢変化量が設定範囲を超えた場合に、シート状ワーク加工装置の制御回路に停止信号又は警報信号を送出することが好ましい。ここで、上記設定範囲を超えた場合とは、例えば前記各センサがシート状ワークを検出する時間や、搬送ラインの上流側に配置されたセンサと下流側に配置されたセンサがシート状ワークを検出する時間差が予め設定された時間を超えた場合に、シート状ワークが搬送途中で引っ掛かったりするなどの不具合が生じたと判断することを指し、その対処としては、当該シート状ワークの印刷をパスさせたり、シート状ワークの給紙を停止させたりした後、シート状ワーク加工装置全体の運転を停止させることである。また、シート状ワーク加工装置の操作者に警報信号を発して異常を取り除いたりするなどの非定常動作を行う。このように異常が発生したとしても、異常発生時の被害が軽微になるため、操作者が複数台のシート状ワーク加工装置を掛け持ちすることや、無人運転することも可能となる。
本発明の段ボールシートの姿勢検出装置によれば、送り出された段ボールシートを搬送ラインの上流側に所定間隔をおいて配置された上記2個のセンサA1,B1が検出する時間差t1と、送り出されたシート状ワークを搬送ラインの下流側に所定間隔をおいて配置された上記2個のセンサA2,B2が検出する時間差t2との差分△tを上記演算回路にて演算処理してシート状ワークの回転姿勢変化量のデータとしてデータ出力することで、段ボールシートの形状の影響を受けずに段ボールシートの回転姿勢変化量を正確に検出することができる。特に段ボールシートが加速途中でありその回転姿勢変化量が大きいフィードローラの入口と出口での段ボールシートの回転姿勢変化量を検出することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を引用しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)は、本発明を適用したシート状ワーク姿勢検出装置Z1が配置された段ボール等のシート状ワーク印刷装置1を模式的に示す平面図である。図1(b)は、図1(a)の側面図である。
段ボール等のシート状ワーク印刷装置1は、積層されたシート状ワークn(n1,n2,・・)のうちの最下層のシート状ワーク(例えばn1)をフィードローラF側に送り出す給紙機構Kと、給紙機構Kから送り出されたシート状ワーク(例えばn1)を印刷ローラU(U1)側に送り出すフィードローラFと、フィードローラFから送り出されたシート状ワーク(例えばn1)に印刷を施して前方に送り出す印刷ローラU(U1,U2)と、シート状ワーク(例えばn1)をフィードローラF側から印刷ローラU(U1,U2)側に搬送する搬送機構Cを備える(図1(a)、(b))。なお図1では、印刷ローラUは、U1とU2としたが、これに限定されるものではない。また、印刷ローラU(U1,U2)にて印刷されたシート状ワーク(例えばn1)は、搬送機構Cで搬送され次工程(ここではスロッタS)に受け渡される。
給紙機構Kは、最下層のシート状ワーク(例えばn1)をフィードローラFに送り出す複数の給紙ローラkrと、給紙ローラkrの回転を検知する回転センサksと、積層されたシート状ワークn(n1,n2,・・)の先端部の位置を揃えて、昇降動作により積層されたシート状ワークn(n1,n2,・・)のうちの最下層のシート状ワーク(例えばn1)のみを送り出す隙間を形成するフロントゲージkgを備える(図1(b))。なお、回転センサksとしたが、最下層のシート状ワーク(例えばn1)のスタート信号(トリガー信号)を発する構成となっていれば、他のセンサ(光学式センサ、メカニカルスイッチ等)に置き換えても支障ない。フィードローラFは、図中に一点鎖線で示す回転軸faを有し、搬送機構Cと同期して回転し、シート状ワーク(例えばn1)との摩擦回転力からシート状ワーク(例えばn1)を進行方向aの方向の印刷ローラU(U1)側に送り出す。搬送機構Cは、コンベヤベルトが複数の回転ローラと回転モータM1,M2に架け渡され、回転モータM1,M2の回転により、シート状ワーク(例えばn1)を進行方向aの方向に搬送する。印刷ローラU(U1,U2)は、上下1対のローラからなり、シート状ワーク(例えばn1)に印刷を施しながら前方に送り出す。図1(a)の搬送機構Cに点線で示された2本の平行線は、シート状ワーク(例えばn1)の搬送ラインr1,r2であり、シート状ワーク(例えばn1)が給紙機構K側から印刷ローラU(U1,U2)側に搬送される経路を示している。
本実施の形態のシート状ワーク姿勢検出装置Z1は、シート状ワークnの搬送ラインr1,r2上に配されてシート状ワークnを検出する2対4個のセンサA1とA2,B1とB2と、これら2対4個のセンサから出力された検出信号を演算処理する演算回路enが内蔵されたコンピュータPCとを備える。図1(a)の二点鎖線で囲ったエリアがシート状ワーク姿勢検出装置Z1である。センサA1とA2は1対のセンサであり、フィードローラFの回転軸faと直交する位置に配置されており、センサA1はフィードローラFの入口側の搬送ラインr1上に配置され、センサA2はフィードローラFの出口側の搬送ラインr1上に配置されている。センサB1とB2は1対のセンサであり、フィードローラFの回転軸faと直交する位置に配置されており、センサB1はフィードローラFの入口側の搬送ラインr2上に配置され、センサB2はフィードローラFの出口側の搬送ラインr2上に配置されている。2対4個のセンサA1とA2,B1とB2から出力されたそれぞれの検出信号はコンピュータPCに内蔵された演算回路にて演算処理されてシート状ワークの姿勢変化量としてデータ出力される。センサA2とB2との間隔q(センサA1とB1との間隔)は、シート状ワークnの巾hよりも狭く、シート状ワークnの内側となる。シート状ワークnの進行方向aの先端部とセンサA1,B1までの距離をp1とし、センサA1,B1とセンサA2,B2までの距離をp2とし、センサA1,B1とフィードローラFの回転軸faまでの距離をp3とする。センサA1,B1,A2,B2は、シート状ワークnを検出するセンサであり、例えば光学式センサ(レーザセンサ等)である。
図5は、段ボールシートn(シート状ワーク)の外観の例を示す模式図である。図5(a)は、一般的な長方形状の段ボールシートnの一例である。図5(b)は、図5(a)の端面が多少傷んで局部的に変形しており、搬送の進行方向aに対して凹みwaが生じた段ボールシートである。図5(c)は、端面を波形加工した段ボールシートの一例である。
図2は、シート状ワーク印刷装置1でのシート状ワークn(n1,n2・・)の搬送の流れを模式的に示す平面図である。なお、シート状ワークn(n1,n2・・)の搬送の流れを図示しやすくするため、印刷ローラU(U1,U2)は図2には表示していない。図3は、上記センサks,A1,B1,A2,B2の検出信号のタイミングチャートである。シート状ワーク姿勢検出装置Z1によるシート状ワークの姿勢検出方法を以下に説明する。
予め、給紙機構Kの給紙場所にシート状ワークn(n1,n2・・)の先端部の位置を揃えて、積層する。ここで、本発明の説明の便宜上、最初の段ボールシートn1(シート状ワーク)は、図5(a)に示す正常な状態の段ボールシートの例、次の段ボールシートn2(シート状ワーク)は、図5(b)に示す端面が多少傷んで局部的に変形しており、搬送の進行方向aに対して凹みwaが生じた異常な状態(異形)の段ボールシートの例で説明する。
まず、図5(a)に示す正常な状態の段ボールシートn1の場合のシート状ワーク姿勢検出装置Z1の動作について説明する。制御回路(図示せず)からのスタート信号を受けて、フロントゲージkgが昇降動作して最下層のシート状ワークn1のみを送り出す隙間を形成し、給紙ローラkrが進行方向aの方向に回転して段ボールシートn1をフィードローラF側に送り出す。回転センサksは、給紙ローラkrの回転を検知して検出信号trg1を演算回路enに送信する。
段ボールシートn1は、給紙ローラkrにより送り出され、段ボールシートn1の進行方向aの方向の先端部は、搬送速度v1でセンサA1を通過してフィードローラFの入口に近づく(図2(b))。センサA1が段ボールシートn1の先端部を検知して検出信号ta11を演算回路enに送信し、時間差tf11だけ遅れて、センサB1が段ボールシートn1の先端部を検知して検出信号tb11を演算回路enに送信する(図3のA1,B1)。給紙機構KからフィードローラFへの段ボールシートn1の給紙完了により給紙ローラkrが停止し、回転センサksの検出信号trg1は、検出前の状態となる(図3のks)。そして、タイミングを見計らって、次の段ボールシートn2を給紙機構KからフィードローラFに送り出す。
フィードローラFは、搬送機構Cと同期して回転しており、段ボールシートn1との摩擦回転力から段ボールシートn1を進行方向aの方向の印刷ローラU(U1)側に送り出す。ここで、給紙ローラkrから送り出された段ボールシートn1は、フィードローラFでさらに加速されるため不安定な状態となり易く、フィードローラFと段ボールシートn1との接触度合い(摩擦係数)のばらつきなどから、フィードローラFの入口側と出口側では、段ボールシートの回転による姿勢変化が起こり易い。なお、ここでは説明の都合上、フィードローラFの出口にて段ボールシートn1は、右回転したと仮定して説明する(図2(c))。
段ボールシートn1は、搬送速度v2でフィードローラFの出口から送り出される(図2(c))。センサA2がフィードローラFの出口から出てきた段ボールシートn1の先端部を検知して検出信号ta21を演算回路enに送信し、時間差tf21だけ遅れて、センサB2が段ボールシートn1の先端部を検知して検出信号tb21を演算回路enに送信する(図3のA2,B2)。フィードローラFの出口にて段ボールシートn1は、右回転したため、時間差tf21は時間差tf11よりも大きくなる。
段ボールシートn1は、搬送速度v2でセンサA1から遠ざかり、検出信号ta11は検出前の状態となり、時間差th11だけ遅れて、段ボールシートn1がセンサB1から遠ざかり、検出信号tb11が検出前の状態となる(図3のA1,B1)。そして、段ボールシートn1は、搬送速度v2でセンサA2から遠ざかり、検出信号ta21は検出前の状態となり、時間差th21だけ遅れて、段ボールシートn1がセンサB2から遠ざかり、検出信号tb21が検出前の状態となる(図3のA2,B2)。フィードローラFの出口にて段ボールシートn1は、右回転したため、時間差th21は時間差th11よりも大きくなる。これらのセンサ検出信号trg1,ta11,tb11,ta21,tb21は、演算回路enに送信され、演算処理される。
段ボールシートn1の回転姿勢変化量は、その回転角度(回転量)が小さいならば、回転によるずれ量△wf1又は△wh1で示すことができる(図2(d))。回転によるずれ量△wf1は、△wf1=v1・tf11−v2・tf21・・・(数式1)で表される。ここで、搬送速度v=v1=v2で近似できる場合には、数式1は、△wf1=v・(tf11−tf21)・・・(数式2)としても差し支えない。また、回転によるずれ量△wh1については、△wh1=v2・(th11−th21)・・・(数式3)で表される。つまり、2個のセンサA1,B1が段ボールシートn1を検出する時間差t1(tf11又はth11)と、2個のセンサA2,B2が段ボールシートn1を検出する時間差t2(tf21又はth21)との差分△t(tf11−tf21、又は、th11−th21)を演算回路enにて演算処理することで、段ボールシートn1の回転によるずれ量△wf1又は△wh1が算出される。そして、段ボールシートn1の回転角度θ1は、センサA2(A1)とB2(B1)との間隔をqとすると、tanθ1=△wf1/q・・・(数式4)で表される。
給紙機構KからフィードローラFに送り出される段ボールシートn1は、給紙ローラkrにより加速され、搬送速度v1で段ボールシートnの進行方向aの方向の先端部がセンサA1を通過してフィードローラFの入口に近づき(図2(b))、搬送速度v2でフィードローラFの出口から送り出される(図2(c))。搬送速度v=v1=v2で近似できる場合には、△wf1=v・(tf11−tf21)・・・(数式2)となるが、実際には、給紙機構KからフィードローラFに送り出される段ボールシートn1は、加速初期の速度v1であり、フィードローラFの出口から送り出される段ボールシートn1は、加速完了速度v2であるから、v1<v2となる。この場合には、数式1に補正係数cofを加えるとより正確な値となる。段ボールシートn1の進行方向aの先端部とセンサA1,B1までの距離をp1とし、センサA1,B1とフィードローラFの回転軸faまでの距離をp3とすると、補正係数cofは、補正係数cof=√(p1/(p1+p3))・・・(数式5)で表される。したがって、段ボールシートn1の回転によるずれ量△wf1は、数式5を数式1に代入して、△wf1=v2・(cof・tf11−tf21)・・・(数式6)となる。
次に、図5(b)に示す端面が多少傷んで局部的に変形しており、搬送の進行方向aに対して凹みwaが生じた異常な状態の段ボールシートn2の場合のシート状ワーク姿勢検出装置Z1の動作について説明する。なお、段ボールシートn1と同様の動作についての説明は、その一部を省略する。段ボールシートn1を送り出した後、タイミングを見計らって給紙ローラkrが進行方向aの方向に回転してシート状ワークn2をフィードローラF側に送り出す。回転センサksは、給紙ローラkrの回転を検知して検出信号trg2を演算回路enに送信する。
段ボールシートn2は、給紙ローラkrにより送り出され、段ボールシートn2の進行方向aの方向の先端部は、搬送速度v1でセンサA1を通過してフィードローラFの入口に近づく(図2(d))。センサA1が段ボールシートn2の先端部を検知して検出信号ta12を演算回路enに送信し、時間差tf12だけ遅れて、センサB1がシート状ワークn2の先端部を検知して検出信号tb12を演算回路enに送信する(図3のA1,B1)。そして、段ボールシートn2は、搬送速度v2でフィードローラFの出口から送り出される(図2(e))。センサA2がフィードローラFの出口から出てきた段ボールシートn2の先端部を検知して検出信号ta22を演算回路enに送信し、時間差tf22だけ遅れて、センサB2が段ボールシートn2の先端部を検知して検出信号tb22を演算回路enに送信する(図3のA2,B2)。フィードローラFの出口にて段ボールシートn1は、右回転したため、時間差tf22は時間差tf12よりも大きくなる。
ここで、段ボールシートn2には、搬送の進行方向aに対して凹みwaが生じており、検出信号tb12の検出タイミングは凹みwaの長さに応じた搬送時間の分だけ遅くなることから、検出信号tb12とta12の時間差tf12は、先の段ボールシートn1の検出信号tb11とta11の時間差tf11に対して、凹みwaの長さに応じた搬送時間の分だけ長くなる。従来のシート状ワーク姿勢検出装置と検出方法では、段ボールシートの検出タイミングを見ているだけなので、図5(b)のように、端面が多少傷んで局部的に変形して搬送の進行方向aに対して凹みwaが生じた異常な状態の段ボールシートn2の場合には、検出タイミングの遅れから、誤って搬送異常判定となってしまう問題が生じていた。これに対して、本発明のシート状ワーク姿勢検出装置Z1と検出方法によれば、時間差tf22と時間差tf12の差分を演算処理するので、段ボールシートn2の凹みwaの長さに応じた搬送時間の遅れは相殺されることとなり、誤って搬送異常判定することはない。演算処理方法は、先に説明した段ボールシートn1の場合と同様である。なお、図5(c)のように、端面を波形加工した段ボールシートの場合も、本発明のシート状ワーク姿勢検出装置Z1と検出方法によれば、同様に、波形加工による凹凸の大きさに応じた搬送時間の遅れが相殺されることとなり、従来のように誤って搬送異常判定となってしまうという問題を解消できる。
(第2の実施形態)
図4(a)は、本発明を適用したシート状ワーク姿勢検出装置Z2が配置された段ボール等のシート状ワーク印刷装置1を模式的に示す平面図である。図4(b)は、図4(a)の側面図である。本実施の形態のシート状ワーク姿勢検出装置Z2は、シート状ワークnの搬送ラインr1,r2上に配され、フィードローラFの入口側と出口側にてシート状ワークnを検出する2対4個のセンサA1とA2,B1とB2と、印刷ローラU1の入口側と出口側にてシート状ワークnを検出する2対4個のセンサA2とA3,B2とB3と、印刷ローラU2の入口側と出口側にてシート状ワークnを検出する2対4個のセンサA3とA4,B3とB4と、これらのセンサから出力された検出信号を演算処理する演算回路enが内蔵されたコンピュータPCとを備える。図4(a)の二点鎖線で囲ったエリアがシート状ワーク姿勢検出装置Z2である。シート状ワークnの回転姿勢変化量の検出方法としては、まず、フィードローラFの入口側に配置されたセンサA1,B1からの検出信号と、フィードローラFの出口側に配置されたセンサA2,B2からの検出信号とのそれぞれ2対のセンサが検出する時間差同士の差分をとることで、フィードローラFの入口側と出口側でのシート状ワークnの回転姿勢変化量の検出ができる。次に、上流側のフィードローラローラFの出口側に配置されたセンサA2,B2からの検出信号を下流側の印刷ローラU1の入口側に配置されたセンサA2,B2からの検出信号とみなして、印刷ローラU1の出口側に配置されたセンサA3,B3からの検出信号とのそれぞれ2個のセンサが検出する時間差同士の差分をとることで、印刷ローラU1の入口側と出口側でのシート状ワークnの回転姿勢変化量の検出ができる。また、上流側の印刷ローラU1の出口側に配置されたセンサA3,B3からの検出信号を下流側の印刷ローラU2の入口側に配置されたセンサA3,B3からの検出信号とみなして、印刷ローラU2の出口側に配置されたセンサA4,B4からの検出信号とのそれぞれ2個のセンサが検出する時間差同士の差分をとることで、印刷ローラU2の入口側と出口側でのシート状ワークnの回転姿勢変化量の検出ができる。このように、上流側のセンサからの検出信号を利用することで、追加する下流側のセンサの配置数を減らすことができる。
また、これらシート状ワークの回転姿勢変化量として出力されたデータをコンピュータPCに取り込み、データの最大値、最小値、平均値、標準偏差などの統計処理を行い、リアルタイムにディスプレイ表示することによって、目に見える品質管理をすることができる。そして、これらの出力データをコンピュータに蓄積することにより、従来の事後保全から予防保全へと改善してゆくことが可能となる。
従来は、複数のセンサを一列に配置してセンサを横切るシート状ワークの向きが揃っているかどうかを見ているだけなので、シート状ワークの回転によるずれ量も回転角度も検出することはできず、また、従来は、段ボールシートnの検出タイミングを見ているだけなので、図5(b)のように、端面が多少傷んで局部的に変形して搬送の進行方向aに対して凹みwaが生じた異常な状態の段ボールシートn2の場合には、検出タイミングの遅れから、誤って搬送異常判定となってしまうという問題が生じていたが、本発明のシート状ワーク姿勢検出装置Z1(Z2)と検出方法によれば、搬送ラインr1,r2の上流側と下流側に配置されたそれぞれ2個のセンサが検出する時間差同士の差分をとるので、段ボールシートn2の凹みwaの長さに応じた搬送時間の遅れは相殺されることとなり、誤って搬送異常判定となってしまうという問題を解消でき、シート状ワークの形状の影響を受けずにシート状ワークの回転によるずれ量や回転角度などの回転姿勢変化量を正確に検出することができる。
(実施例)
図1に示す段ボールの印刷装置1のフィードローラFの入口側と出口側に2対4個のセンサA1とA2,B1とB2として、市販のレーザセンサを配置して、シート状ワークn1のフィードローラFの出口側での回転によるずれ量△wf1を計測した。シート状ワークn1は、進行方向aに向けてセットした場合の最大巾h=1470mm,最大長さw=500mmの一般的な段ボールである。シート状ワークn1の進行方向aの先端部とセンサA1,B1までの距離p1=15mm、センサA1とフィードローラFの回転軸faまでの距離(センサB1とフィードローラFの回転軸faまでの距離)p3=95mm、センサA1とB1の間隔(センサA2とB2の間隔)p2=235mm、センサA1とB1の間隔(センサA2とB2の間隔)q=1400mm、シート状ワークn1とn2とのシート間隔を1056mmとした。フィードローラFの回転速度は、350rpmに設定した。シート状ワーク姿勢検出装置Z1による計測結果、フィードローラFの出口側での回転によるずれ量△wf1=6.57mmとなり、測定ゲージによる測定値とほぼ一致した。本発明のシート状ワーク姿勢検出装置Z1は、理論上は、0.1〜20.0mmまでの範囲の回転によるずれ量△wf1(△wh1)を正確に計測することができる。
以上、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、段ボール等のシート状ワーク印刷装置のシート状ワークに印刷を施す印刷ローラ側に送り出すフィードローラの入口側と出口側にそれぞれ2対4個のセンサを配置するとしたが、印刷ローラの入口側と出口側にそれぞれ2対4個のセンサを配置してもよく、フィードローラと印刷ローラそれぞれの送出ローラにセンサを配置してもよい。本発明のシート状ワーク姿勢検出装置の用途は、段ボール等のシート状ワーク印刷装置に限定されるものではなく、シート状ワークの一部切り抜きやハーフカット(折り目)を行う装置などにも本発明を利用できる。さらには、本発明により得られるシート状ワークの回転姿勢変化量のデータを反映して、例えばフィードローラの回転軸の向きを自動的に微調整したり、給紙装置の給紙方向を変えるようにすることも可能である。また本発明によってシート状ワークの姿勢異常がないことを確認したシート状ワークの検出データについては、シート先端位置の通過タイミングの測定値を異常値が含まれていない信頼のおける正確な測定値として改めて利用することができる。それゆえ従来のシート状ワークの姿勢検出装置に比べ、シート先端位置の通過タイミングを測定する場合においても、格段に精度のよい測定値を提供する。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることは言うまでもない。
図1(a)は、本発明を適用した一実施の形態のシート状ワーク姿勢検出装置が配置された段ボール等のシート状ワーク印刷装置を模式的に示す平面図である。図1(b)は、図1(a)の側面図である。 本発明を適用した一実施の形態のシート状ワーク姿勢検出装置が配置された段ボール等のシート状ワーク印刷装置でのシート状ワークの搬送の流れを模式的に示す平面図である。 本発明を適用した一実施の形態のシート状ワーク姿勢検出装置が配置された段ボール等のシート状ワーク印刷装置でのシート状ワークの搬送の流れを模式的に示す平面図である。 本発明を適用した一実施の形態のシート状ワーク姿勢検出装置のセンサの検出信号のタイミングチャートである。 図4(a)は、本発明を適用した他の実施の形態のシート状ワーク姿勢検出装置が配置された段ボール等のシート状ワーク印刷装置を模式的に示す平面図である。図4(b)は、図4(a)の側面図である。 段ボールシートの外観例を模式的に示す平面図である。
符号の説明
Z1,Z2 シート状ワーク姿勢検出装置、
A1,A2,A3,A4,B1,B2,B3,B4 センサ(光学式センサ)、
en 演算回路、
t1,tf11,th11 2個のセンサA1,B1がシート状ワークを検出する時間差、
t2,tf21,th21 2個のセンサA2,B2がシート状ワークを検出する時間差、
△t t1とt2との差分、
△wf1,△wh1 シート状ワークの回転によるずれ量、
1 シート状ワーク印刷装置、
K 給紙機構、
kr 給紙ローラ、
ks 回転センサ(センサ)、
F フィードローラ(送出ローラ)、
U 印刷ローラ(送出ローラ)、
C 搬送機構、
n,n1,n2,・・ シート状ワーク(段ボールシート)、
r1,r2 搬送ライン

Claims (2)

  1. 搬送ラインの上流側に配されて段ボールシートを下流の印刷ローラ側に送り出すフィードローラの入口側と出口側に、当該フィードローラの回転軸と直交する位置にそれぞれ所定間隔をおいて配されたセンサA1とA2、並びにB1とB2とで前記段ボールシートを検出する2対4個のセンサを構成し、それぞれのセンサから出力された検出信号を演算処理する演算回路と当該演算回路からデータ出力されたデータを取り込むコンピュータとを備え、前記フィードローラの入口側に配置されたセンサA1と前記フィードローラの出口側に配置されたセンサA2とが搬送ラインr1上に配されており、前記フィードローラの入口側に配置されたセンサB1と前記フィードローラの出口側に配置されたセンサB2とが搬送ラインr1と平行な搬送ラインr2上に配されている構成とされ、前記センサA1とB1が前記段ボールシートを検出した時の搬送速度をv1とし、次に、前記センサA2とB2が前記段ボールシートを検出した時の搬送速度をv2とすると、搬送速度v1よりも搬送速度v2が大きくなっており(v1<v2)、前記フィードローラの入口側に配置された前記2個のセンサA1,B1が検出する時間差t1と前記フィードローラの出口側に配置された前記2個のセンサA2,B2が検出する時間差t2との差分△tを前記演算回路にて演算処理して段ボールシートの回転姿勢変化量のデータとして前記コンピュータにデータ出力することを特徴とする段ボールシートの姿勢検出装置。
  2. 前記コンピュータが、前記回転姿勢変化量のデータを、前記フィードローラの回転軸を自動的に微調整するか、または前記段ボールシートを前記フィードローラに送り出す給紙装置の給紙方向を変えるかのいずれか一方或いは両方のためのデータとしてデータ処理することを特徴とする請求項1記載の段ボールシートの姿勢検出装置。
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