JP4510661B2 - 酸化炉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、炉内において加熱した酸化性ガスを用いて試料を熱酸化する酸化炉装置に関するものである。
従来より、Bragg反射の法則を利用して材料の結晶構造の決定、結晶性の評価などを行うX線回折法が知られている。このX線回折法は、半導体材料、金属材料、高分子材料等の評価に用いられており、特にシリコン半導体の分野においては、デバイスの特性を支配する重要な因子である絶縁膜とシリコンの界面の評価に欠かすことができない。この界面の結晶性の評価は、専ら絶縁膜成長後、すなわち界面形成後に行われてきたが、絶縁膜の薄層化に伴い、近年では絶縁膜成長中、すなわち界面形成中における評価も求められてきている。
また、近年脚光を浴びているナノテクノロジー技術もシリコン系の半導体の分野に導入されてきており、ナノ構造を有する半導体が形成されているが、この場合においても界面形成中の結晶性の評価が求められている。シリコン系の半導体のナノ構造は、主に約1000℃以上の高温の熱酸化プロセスにより形成される。したがって、シリコン系のナノ構造の界面の評価を界面形成中に行うには、上述したX線回折法により結晶性評価を行うX線回折測定装置と、熱酸化プロセスを実現する酸化装置とを組み合わせたものが必要となる。このような装置は、従来より各種提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。図2に従来の酸化炉装置の一例を示す。
図2に示す酸化炉装置100は、ゴニオメータ110と、このゴニオメータ110上に配設されたチャンバー120と、チャンバー120内部のゴニオメータ110上に配設された試料台130と、この試料台130の下方に配設されたヒータ140と、このヒータ140に接続された電極150と、一端が電極150に接続され他端がチャンバー120外部に導出されて外部電源に接続された電線160と、チャンバー120の側面からチャンバー120内部に雰囲気ガスを導入する導入管170と、チャンバー120外部に設けられたX線照射装置181および検出器182とから構成される。
ゴニオメータ110は、試料台130と連結されており、この試料台130上に載置される試料200の方位を自由に調節する支持装置または連動装置からなる。
チャンバー120は、例えばステンレスなど耐食性に優れた材料から構成され、内部に空間を有する箱形の形状を有する。チャンバー120の対向する側面には、例えばベリリウムから構成される窓121,122が形成されており、チャンバー120の上部には、排気ポート123が形成されている。ここで、窓121,122は、試料台130の後述する基部131と同程度の高さから上方にかけて配設されている。
試料台130は、例えば平面視略矩形の板からなる基部131と、棒状の脚132とから構成され、この脚132が基部131の裏面の四隅に接続された形状、例えば4本の脚を有する椅子または机のような形状を有する。したがって、試料台130の基部131の下方の脚132に囲まれた領域は開放され、チャンバー120内部の他の領域と連続している。ここで、基部131は、例えばSiCから構成され、表面に試料200が配置される。脚132は、例えばステンレスなどの耐食性に優れた材料から構成され、一端が基部131の裏面に、他端がゴニオメータ110に接続されている。
ヒータ140は、例えば銅、珪化モリブデン、カーボン等から構成され、試料台130の基部131の下方の脚132に囲まれた領域に配設される。このようなヒータ140は、電極150および電線160を介して供給される電力により発熱し、試料台130の基部131上に載置された試料200を加熱する。
電極150は、例えば銅などの金属材料から構成され、ヒータ140と電線160とを接続する端子からからなる。電線160は、例えば銅などの金属材料から構成された公知の電線からなる。このような電極150および電線160は、酸化炉装置100内部が例えば1000℃程度の高温となるため、被覆されていない。
導入管170は、一端がチャンバー120の側壁からチャンバー120内部に導入されており、チャンバー120内部に酸化性ガスなどの雰囲気ガスをチャンバー120内部に導入する。
X線照射装置181は、窓121近傍のチャンバー120外部に配設され、窓121を介してチャンバー120内部に配設された試料200にX線を照射する。
検出器182は、窓122近傍のチャンバー120外部に配設され、試料200から生じる反射BraggX線を窓122を介して受光し、試料200の結晶構造等を検出する。
このような酸化炉装置100は、次のように動作する。まず、シリコン結晶、ゲルマニウム結晶、シリコンおよびゲルマニウムの混晶結晶などからなる試料200を酸化して絶縁膜を形成する場合、導入管170によりチャンバー120内部に酸化性ガスを導入し、ヒータ140により試料台130の基部131に配設された試料200を加熱する。すると、酸化性ガスにより試料200が酸化され、試料200の表面に絶縁膜が成長する。試料200を酸化した酸化性ガスは、排気ポート123からチャンバー120外部に排気される。
また、試料200の評価を行う場合、チャンバー120の外部に設けられたX線照射装置181によりチャンバー120の窓121からX線を試料200に照射し、試料200から生じる反射BraggX線をチャンバー120の窓122から検出器182に受光させる。すると、検出器182により、試料200の結晶構造等が検出される。したがって、このような試料200の評価動作を上述した絶縁膜成長中に行うことにより、界面形成中における評価が可能となる。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
M.Kimura、et all、J. Appl. Phys. vol.89、pp.2138-2145、2001
しかしながら、従来の酸化炉装置では、次のような問題が生じていた。
まず、従来の酸化炉装置では、ヒータに電力を供給する電極や電線が酸化ガスに曝されるため、雰囲気ガスとして酸化性ガスを使用する場合、特に炉内を1000℃以上の高温にすると、電極や電線を構成する金属が酸化して消耗してしまう。このため、測定中に電極や電線が断線する恐れがあるので、従来の酸化炉装置では、内部を高温で長時間加熱することができなかった。
また、酸化炉装置のヒータの材料として銅などの金属材料やカーボンなどが用られるため、高温の酸化雰囲気中にヒータが曝されると、ヒータを構成する金属やカーボンが酸化して、ヒータが消耗してしまう。このため、測定中にヒータが断線する恐れがあるので、従来の酸化炉装置では、内部を高温で長時間加熱することができなかった。
そこで、本発明は、上述したような課題を解決するためになされたものであり、高温の酸化性ガス雰囲気中においても容易に測定を行うことができる酸化炉装置を提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために本発明にかかる酸化炉装置は、炉内を加熱し酸化性ガスを用いて炉内に配置した試料を熱酸化させる酸化炉装置において、炉内を加熱するヒータと、ヒータに接続され、ヒータに電力を供給する電極と、炉内に配設され、電極を収容する電極室と、炉外部から電極室に接続され、電極室内部に不活性ガスを導入する第1の導入管とを有し、ヒータは、表面が保護材により覆われ、電極室外部の上部に配設されることを特徴とする。
上記酸化炉装置において、炉内の前記試料の下部に配設され、ヒータを収容し、壁面に孔が形成された加熱室と、炉外部から加熱室に接続され、加熱室内部に酸化性ガスを導入する第2の導入管とをさらに備えるようにしてもよい。また、不活性ガスは、何れかの希ガス、窒素、および、これらのうち何れか2つ以上を混合したガスの何れかから構成されるようにしてもよい。
また、上記酸化炉装置において、試料にX線を照射するX線照射装置と、試料より発生する回折X線を検出する検出器とをさらに備えるようにしてもよい。
また、上記酸化炉装置において、炉は、対向する側面に、試料の下部と同程度の高さから上方にかけて配設された第1の窓および第2の窓をさらに備え、X線照射装置は、第1の窓近傍の炉外部に配設され、第1の窓を介して試料にX線を照射し、検出器は、第2の窓近傍の炉外部に配設され、窓2を介して試料から生じる回折X線を検出するようにしてもよい。
本発明によれば、電極を導入管が接続された筐体内部に配設することにより、筐体内部に雰囲気ガスが充満して電極が酸化ガスに曝されないので、電極が酸化するのを防ぐことができる。これにより、電極が消耗するのを防げるので、結果として、炉内を高温で長時間加熱することが可能となる。
また、本発明によれば、ヒータの表面を保護部で覆うことにより、ヒータが酸化ガスに曝されないので、ヒータが酸化するのを防ぐことができる。これにより、ヒータが消耗するのを防げるので、結果として、炉内を高温で長時間加熱することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本実施の形態の酸化炉装置の構成を模式的に表す断面図である。図1に示す酸化炉装置1は、ゴニオメータ10と、このゴニオメータ10上に配設されたチャンバー20と、チャンバー20内部のゴニオメータ10上に配設された試料台30と、この試料台30の内部に配設されたヒータ40と、このヒータ40に接続された電極50と、一端が電極50に接続され他端がチャンバー20外部に導出されて外部電源に接続された電線60と、チャンバー20外部から試料台30内部のヒータ40近傍に導入され、酸化性ガスなどの雰囲気ガスを供給する第1の導入管70と、チャンバー20外部から試料台30内部の電極50近傍に導入され、酸素を含まない雰囲気ガスを供給する第2の導入管80と、チャンバー20外部に設けられたX線照射装置91および検出器92とから構成される。
ゴニオメータ10は、試料台30と連結されており、この試料台30上に載置される試料2の方位を自由に調節する支持装置または連動装置からなる。
チャンバー20は、例えばステンレスなど耐食性に優れた材料から構成され、内部に空間を有する箱形の形状を有する。チャンバー20の対向する側面には、例えばベリリウムから構成される窓21,22が形成されており、チャンバー20の上部には、排気ポート23が形成されている。ここで、窓21,22は、試料台30の後述する基部31と同程度の高さから上方にかけて配設されている。
試料台30は、例えば直方体や円柱など底面が開口した中空の筐体の形状を有し、上底部の基部31には試料2が配設され、下底部はゴニオメータ10に接続される。この下底部の開口はゴニオメータ10の上底部により塞がれるので、試料台30内部は、チャンバー20の内部の領域と隔離される。このような試料台30は、その内部が仕切板32によって図1の紙面上において上下方向にそれぞれ加熱室33と電極室34に分割されている。
仕切板32は、この仕切板32の中心を通る鉛直方向に沿った断面が略凸字状の形状を有する。この仕切板32には、加熱室33と電極室34とを連通する連通孔32aが形成されている。なお、仕切板32の形状は、断面略凸字状に限定されず、例えば平板など加熱室33と電極室34とを分割できるのであれば適宜自由に設定することができる。
加熱室33には、ヒータ40が配設される。また、加熱室33の側壁には、第1の導入管70がその開口を加熱室33内部に向けた状態で配設されている。さらに、加熱室33の側壁には、孔33aも形成されている。ここで、第1の導入管70は加熱室33の下方に、孔33aは加熱室33の上方に配設するのが望ましい。
電極室34には、電極50および電線60が配設される。また、電極室34の側壁には、第2の導入管80がその開口を電極室34内部に向けた状態で配設されている。さらに、電極室34の側壁には、一端がチャンバー20側壁に接続された略筒状の導出部34aが接続されている。
このような試料台30は、上面の基部31が例えばSiCから構成され、他の部分が例えばステンレスなどの耐食性に優れた材料から構成される。
ヒータ40は、例えば銅、珪化モリブデン、カーボン等から構成されるヒータ部41と、このヒータ部41の表面を覆うように形成された保護部材42とから構成される。この保護部材42は、耐酸化性、耐熱性、高温導電性に優れた材料から構成されるのが望ましく、例えば、炭化珪素、アルミナ、モリブデン、ニッケルとアルミニウムとクロムからなる合金、珪化モリブデン、窒化珪素、および、これらの材料のうち何れか2つ以上を組み合わせたものなどから構成するようにしてもよい。このようなヒータ40は、例えば仕切板32によって端部が支持されることにより、試料台30の加熱室33内部に配設される。なお、保護部材42は、スパッタリング等の公知の方法により、ヒータ部41の表面に形成することができる。
電極50は、例えば銅などの金属材料から構成され、一端がヒータ40に接続され、他端が電線60に接続されている。このような電極50は、上述したように試料台30の電極室34内部に配設され、試料台30によりチャンバー20内部の領域と隔離された状態となっている。
電線60は、例えば銅などの金属材料から構成され、一端が電極50に接続され、他端がチャンバー20外部の外部電源に接続されている。このような電線60は、電極室34から電極室34の導出部34aを通ってチャンバー20外部に導出される。このように電線60は、電極室34内部に配設され、試料台30によりチャンバー20内部の領域と隔離された状態となっている。
第1の導入管70は、一端が試料台30の加熱室33内部に接続されており、加熱室33内部に酸化性ガスなどの雰囲気ガスを供給する。酸化性ガスとしては、酸素、オゾン、一酸化窒素、または、これらのうち何れか1つ以上のガスと第2の導入管80により供給されるガスとの混合ガスを用いることができる。
第2の導入管80は、一端が試料台30の電極室34内部に接続されており、電極室34内部に酸素を含まない不活性ガスを供給する。このガスとしては、例えば、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドン、窒素、または、これらのうち何れか2つ以上を混合させたものを用いることができる。
X線照射装置91は、窓21近傍のチャンバー20外部に配設され、窓21を介してチャンバー20内部に配設された試料2にX線を照射する。
検出器92は、窓22近傍のチャンバー20外部に配設され、試料2から生じる反射BraggX線を窓22を介して受光し、試料2の結晶構造を検出する。
このような酸化炉装置1は、次のように動作する。まず、シリコン結晶、ゲルマニウム結晶、シリコンおよびゲルマニウムの混晶結晶などからなる試料2を酸化して絶縁膜を形成する場合、第1の導入管70により試料台30の加熱室33内部に酸化性ガスを導入するとともに、第2の導入管80により試料台30の電極室34内部に酸素を含まない不活性ガスを導入し、ヒータ40により試料台30の基部31上に配設された試料2を加熱する。ここで、第1の導入管70および第2の導入管80は、試料2を熱酸化させている間、それぞれ雰囲気ガスを放出し続ける。
第1の導入管70から加熱室33内部に導入されヒータ40により加熱された酸化性ガスは、孔33aを通り、チャンバー20内部に至り、試料2を酸化する。これにより、試料2の表面には絶縁膜が成長する。試料2を酸化させた酸化ガスは、排気ポート31からチャンバー20外部に排気される。
このとき、ヒータ40は、第1の導入管70により導入される酸化性ガスに曝されるが、上述したようにヒータ部41の表面が保護部材42により被覆されている。このため、この保護部材42によりヒータ部41が酸化性ガスから保護されるので、結果としてヒータ部41が消耗しない。このように、図1に示す酸化炉装置1では、酸化性ガスによりヒータ40が消耗しないので、炉内を高温で長時間加熱することが可能となる。
また、酸化性ガスをヒータ40が配設された加熱室33内部に導入することにより、酸化性ガスがより効率的に加熱されるため、試料の酸化を促進することが可能となる。
第2の導入管80により電極室34内部に導入された不活性ガスは、電極室34内を充満する。電極室34内部が不活性ガスに満たされると、過剰な不活性ガスは、連通孔3aを経て加熱室33に流入し、上述した第1の導入管70から供給される酸化性ガスとともに試料2を酸化させ、排気ポート31からチャンバー20外部に排気される。
このように、電極室34内部を酸素を含まない不活性ガスで充満させることにより、電極室34内部に酸化性ガスが流入しないので、電極室34内部に配設された電極50および配線60が酸化するのを防ぐことができる。したがって、図1に示す酸化炉装置1では、酸化性ガスにより電極50および電線60が消耗しないので、炉内を高温で長時間加熱することが可能となる。
上述したような方法により試料2を酸化している際に、チャンバー20の外部に設けられたX線照射装置91によりチャンバー20の窓21からX線を試料2に照射し、試料2から生じる反射BraggX線をチャンバー20の窓22から検出器92に受光させることにより、界面形成中における試料2の界面の評価を行うことが可能となる。
なお、本実施の形態において、試料台30の加熱室33内部にヒータ40を配設するようにしたが、試料台30の外部にヒータ40を配設するようにしてもよい。この場合であっても、保護部材42によりヒータ部41が酸化性ガスから保護されるため、炉内を高温で長時間加熱することが可能となる。
本発明の酸化炉装置の構成を模式的に表す断面図である。 従来の酸化炉装置の構成を模式的に表す断面図である。
符号の説明
1…酸化炉装置、2…試料、10…ゴニオメータ、20…チャンバー、21,22…窓、23…排気ポート、30…試料台、31…基部、32…仕切板、32a…連通孔、33…加熱室、33a…孔、34…電極室、34a…導出部、40…ヒータ、41…ヒータ部、42…保護部材、50…電極、60…電線、70…第1の導入管、80…第2の導入管、91…X線照射装置、92…検出器。

Claims (5)

  1. 炉内を加熱し酸化性ガスを用いて前記炉内に配置した試料を熱酸化させる酸化炉装置において、
    前記炉内を加熱するヒータと、
    前記ヒータに接続され、前記ヒータに電力を供給する電極と、
    前記炉内に配設され、前記電極を収容する電極室と、
    前記炉外部から前記電極室に接続され、前記電極室内部に不活性ガスを導入する第1の導入管とを有し、
    前記ヒータは、表面が保護材により覆われ、前記電極室外部の上部に配設される
    を有することを特徴とする酸化炉装置。
  2. 前記炉内の前記試料の下部に配設され、前記ヒータを収容し、壁面に孔が形成された加熱室と、
    前記炉外部から前記加熱室に接続され、前記加熱室内部に酸化性ガスを導入する第2の導入管と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の酸化炉装置。
  3. 前記不活性ガスは、何れかの希ガス、窒素、および、これらのうち何れか2つ以上を混合したガスの何れかから構成される
    ことを特徴とする請求項1または2記載の酸化炉装置。
  4. 前記試料にX線を照射するX線照射装置と、
    前記試料より発生する回折X線を検出する検出器と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の酸化炉装置。
  5. 前記炉は、対向する側面に、前記試料の下部と同程度の高さから上方にかけて配設された第1の窓および第2の窓をさらに備え、
    前記X線照射装置は、前記第1の窓近傍の前記炉外部に配設され、前記第1の窓を介して前記試料にX線を照射し、
    前記検出器は、前記第2の窓近傍の前記炉外部に配設され、前記窓2を介して前記試料から生じる回折X線を検出する
    ことを特徴とする請求項記載の酸化炉装置。
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