JP4505536B2 - 鋳片表面温度の測定装置および鋳片表面温度の測定方法 - Google Patents

鋳片表面温度の測定装置および鋳片表面温度の測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4505536B2
JP4505536B2 JP2009099994A JP2009099994A JP4505536B2 JP 4505536 B2 JP4505536 B2 JP 4505536B2 JP 2009099994 A JP2009099994 A JP 2009099994A JP 2009099994 A JP2009099994 A JP 2009099994A JP 4505536 B2 JP4505536 B2 JP 4505536B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slab
surface temperature
magnetic field
slab surface
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009099994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010038902A (ja
Inventor
寛 原田
正哲 山名
淳之 齊田
政樹 長嶋
智弘 今野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2009099994A priority Critical patent/JP4505536B2/ja
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to CN201080015986XA priority patent/CN102388300B/zh
Priority to ES10764181T priority patent/ES2751326T3/es
Priority to PCT/JP2010/000081 priority patent/WO2010119594A1/ja
Priority to PL10764181T priority patent/PL2420808T3/pl
Priority to US13/264,056 priority patent/US9052242B2/en
Priority to KR1020117023878A priority patent/KR101302228B1/ko
Priority to CA2758135A priority patent/CA2758135C/en
Priority to BRPI1015929A priority patent/BRPI1015929B1/pt
Priority to EP10764181.3A priority patent/EP2420808B1/en
Publication of JP2010038902A publication Critical patent/JP2010038902A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4505536B2 publication Critical patent/JP4505536B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K7/00Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
    • G01K7/36Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using magnetic elements, e.g. magnets, coils
    • G01K7/38Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using magnetic elements, e.g. magnets, coils the variations of temperature influencing the magnetic permeability
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D2/00Arrangement of indicating or measuring devices, e.g. for temperature or viscosity of the fused mass
    • B22D2/006Arrangement of indicating or measuring devices, e.g. for temperature or viscosity of the fused mass for the temperature of the molten metal
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K2217/00Temperature measurement using electric or magnetic components already present in the system to be measured

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Description

本発明は、苛酷な雰囲気下でも、長時間、安定的に鋳片表面温度を測定できる鋳片表面温度の測定装置および鋳片表面温度の測定方法に関する。
スラブの連続鋳造において、表面および内部品質が良好な高品位鋳片を高い生産性で鋳造するには、ブレークアウト等の操業トラブルの発生を防止することが必要である。ブレークアウトを防止する方法には次のようなものがある。鋳型内の銅板表面に凝固シェルが完全に拘束されると、その凝固シェルの温度がキュリー点まで低下する。そこで、凝固シェルの温度がキュリー点まで低下したことを検出することにより、凝固シェルの拘束を検知して鋳片の引き抜きを一旦停止する方法である。詳細には、外部から直流磁場を鋳型内の鋳片に印加して凝固シェルを磁化するとともにその磁力線の変化を検出することにより、凝固シェルがキュリー点まで低下したか否かを検出することができる(例えば特許文献1参照)。
特公昭56−7456号公報(特許請求の範囲)
ところで、鋳型内に注入される溶鋼流に偏りが生じ、溶鋼流が凝固シェルに衝突した際の凝固シェルの再溶解が顕著になると、局部的な凝固シェル厚が不足し、その結果、孔あき性ブレークアウトと呼ばれる操業トラブルを招くことがある。このような操業トラブルは、上述したような凝固シェルがキュリー点まで低下したことを検出する方法では十分に防止することができない。つまり、孔あき性ブレークアウトは、鋳片表面の温度を正確に測定して鋳片表面を適切な温度に制御することができれば避けることができる。そこで、次に鋳片表面の温度測定方法について説明する。
まず、鋳片表面の温度を放射温度計によって測定する方法がある。しかし、放射温度計で測定する場合は測定部位によっては制約がある。具体的には、測定部位と放射温度計との間の雰囲気に水蒸気や水がないこと、水蒸気や水がある場合は水蒸気や水の影響を受けないように放射温度計前面の水蒸気や水を高圧空気で吹き飛ばしながら測定することが必要となる。
上述した放射温度計を用いて孔あき性ブレークアウトを防止する場合、鋳型直下の鋳片表面温度を管理する必要がある。つまり、鋳型直下に放射温度計を配置して鋳型直下の鋳片表面温度を測定することにより、孔あき性ブレークアウトが起こるほどに鋳片表面温度が上昇するのを検出することができ、その結果、孔あき性ブレークアウトの発生を未然に防止することができる。しかし、鋳型直下では鋳片を多量の水で冷却しているため、放射温度計と鋳片表面との間は、多量の水、水蒸気、パウダー、スケール等が飛散する苛酷な雰囲気である。このため、高圧空気を用いたとしても放射温度計では鋳片表面温度を正確に測定することは極めて困難である。
また、上記のような苛酷な雰囲気に比較的強いと考えられる、波長が1μm以下の短波長領域を利用した放射温度計も考案されている。しかし、この放射温度計を用いたとしても測定データのばらつきが大きく、安定した測定をすることは困難である。
また、鋳片表面温度を測定する他の方法には、鋳型銅板内に多数の熱電対を埋め込み、その熱電対によって鋳片表面の温度変化を監視する方法があり、それにより孔あき性ブレークアウトを未然に防止することが考えられる。しかし、この方法では、鋳型内の湯面レベル近傍であれば鋳片表面温度の変化を感度良く測定できるが、鋳型下方では鋳片表面と鋳型内銅板との間にエアギャップが生じているため、鋳片表面温度を正確に測定することが困難である。
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、多量の水や水蒸気等が存在する苛酷な雰囲気下でも、長時間、安定的に鋳片表面温度を測定できる鋳片表面温度の測定装置および鋳片表面温度の測定方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る鋳片表面温度の測定装置は、鋳片の表面に対してほぼ垂直に交流磁場を印加する磁場励磁手段と、
前記鋳片の表面温度によって変化した磁力線を検出するために交流磁場を検出する磁場検出手段と、
前記磁場検出手段で交流磁場を検出することによって得られた誘導起電力と予め定めた対応関係データから前記鋳片の表面温度を導出する表面温度導出手段とを具備し、
前記磁場励磁手段はソレノイド状の励磁コイルを有しており、前記磁場検出手段はソレノイド状の検出コイルを有しており、前記検出コイルは前記鋳片の表面と前記励磁コイルとの間に配置されており、
前記対応関係データは、予め定めたキュリー点をはさんだ温度区間の鋳片表面温度と誘導起電力との対応関係を表すデータであることを特徴とする。
上記本発明に係る鋳片表面温度の測定装置によれば、検出コイルを鋳片の表面と励磁コイルとの間に配置することにより、鋳片コーナー近傍の低温部の影響を受けにくくなり、検出コイル前面、すなわち、鋳片短片部の厚み中央近傍における鋳片表面温度をより精度良く測定することができる。
なお、前記対応関係データにおける鋳片表面温度の下限はキュリー点マイナス200℃程度、上限はキュリー点プラス100℃程度となる。この理由は鋼の磁気特性の温度依存性(常温からキュリー点までは強磁性体、キュリー点以上で常磁性体、さらに高温で非磁性体に変化する。)による。すなわち、磁場が印加される領域が非磁性体であれば磁場の印加有無で磁力線は変化しない。磁場が印加される領域の温度が低下し、常磁性体、強磁性体になると磁力線がその部分に集中するため磁力線が変化することになる。なお、その磁力線の変化は強磁性体の条件でより顕著となる。しかしながら、磁場が印加される領域が強磁性体で、その領域で磁気飽和するとそれ以上磁力線は変化しないため、電圧変化は見られなくなる。そのため、一旦磁気飽和するとそれ以上温度が低下しても磁力線の変化、すなわち電圧の変化は見られなくなる。このようにして、測定温度の上下限値が決まる。
また、本発明に係る鋳片表面温度の測定装置において、前記対応関係データが鋳片表面温度と誘導起電力との対応関係を数式で表した関係式であっても良い。
また、本発明に係る鋳片表面温度の測定装置において、前記鋳片は、鋳型を用いて鋳型下方から引き抜く連続鋳造によって得られるスラブであり、前記磁場励磁手段および前記磁場検出手段は、鋳型直下で鋳片短辺側を冷却する冷却帯よりも下方の鋳片短辺側に配置されていることも可能である。これにより、鋳片短辺側を冷却する冷却帯で鋳片表面温度をキュリー点以下まで一旦冷却し、その直後に、復熱により鋳片表面温度が上昇する部分の表面温度を測定することができる。
また、本発明に係る鋳片表面温度の測定装置において、前記磁場励磁手段によって励磁される磁場の印加周波数は0.5Hz以上20Hz以下であることが好ましい。
本発明に係る鋳片表面温度の測定方法は、前記のいずれかの鋳片表面温度の測定装置を用いて鋳片表面温度を測定する測定方法において、
前記磁場励磁手段によって鋳片に交流磁場を印加するとともに、前記磁場検出手段によって前記交流磁場を検出し、
前記表面温度導出手段によって前記鋳片の表面温度を導出することを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、多量の水や水蒸気等が存在する苛酷な雰囲気下でも、長時間、安定的に鋳片表面温度を測定できる鋳片表面温度の測定装置および鋳片表面温度の測定方法を提供することができる。
鋳型直下の鋳片短辺側を強冷却しながらスラブを下方から引き抜いて連続鋳造するプロセスにおける湯面からの距離とスラブ表面温度との関係を示す図である。 (A)は鋳片表面温度を測定する基本原理を説明するための模式図であり、(B)は本発明の実施の形態による鋳片表面温度の測定装置を詳細に示す構成図である。 鋳片温度と電圧の関係を示す図である。 図3に示す550℃から850℃までの温度領域における電圧と鋳片表面温度との関係を示す図である。 励磁コイルに印加する周波数と表皮深さとの関係を示す図である。 (A)は検出コイル配置の違いによる鋳片コーナー部の電圧変化を確認する実験を示す図であり、(B)はその実験結果を示す図である。 (A)は比較実験の測定結果であって測定した時間と鋳片表面温度との関係を示す図であり、(B)は実施例による測定結果であって測定した時間と鋳片表面温度との関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施の形態では、内部が直方体形状の鋳型を用いてスラブを下方から引き抜いて連続鋳造する際に鋳型直下の鋳片表面温度を測定する装置および方法について説明する。
鋳型の長辺側の下方では、鋳型直下から引き抜かれた鋳片が最終的に凝固する位置の近傍まで多数のロールで鋳片が支えられているが、短辺側の下方では、鋳型直下に設けられた数本のロールで鋳片が支えられているに過ぎない。そのため、鋳片の長辺側はロール間に冷却用のノズルチップを凝固完了位置まで配して冷却することができるが、短辺側では鋳型直下のロールがある範囲内で表面温度を低下させ溶鋼ヘッドに耐えうる凝固シェル厚を確保する必要がある。従って、鋳型直下の鋳片の短辺側を水等で強冷却することになり、それによって鋳片表面は図1に模式的に示すような温度パターンとなる。図1で注目すべきは、鋳片の短辺側からの強冷却によって鋳片表面温度が一旦キュリー点Tc以下まで低下した後、復熱により上昇する点である。キュリー点は磁気変態点であり、鋼は常温からキュリー点までは強磁性体、キュリー点以上で常磁性体、さらに高温で非磁性体に変化する。本実施の形態は、この性質を利用した温度センサーを用いて鋳片表面温度を測定するものである。
図2(A)は、鋳片表面温度を測定する基本原理を説明するための模式図であり、図2(B)は、本発明の実施の形態による鋳片表面温度の測定装置を詳細に示す構成図である。
図2(A)に示すように、鋳片表面温度を測定する基本原理は、鋳片1の表面に垂直磁場を励磁コイル2によって印加すると鋳片1の表面温度によって磁力線が変化し、その磁力線の変化を検出コイル3で検出し、この検出によって得られた誘導起電力と予め定めた鋳片表面温度と誘導起電力との較正式を用いることにより鋳片1の表面温度を測定するものである。
より詳細に説明すると、図2(A)に示すように、本実施の形態による鋳片表面温度の測定装置の主な構成は、鋳片1の表面に対して交流磁場を印加するためのソレノイド状の励磁コイル2と、磁力線の変化を検出するためのソレノイド状の検出コイル3と、予め定めた鋳片表面温度と誘導起電力との関係を示す較正式を用いて鋳片表面温度を算出する算出手段(図示せず)とを有するものである。検出コイル3は、励磁コイル2よりも前方に、即ち鋳片1の表面に対して励磁コイル2との間に配置される。その理由については後述する。
図2(B)に示すように、励磁コイル2は、外径30mmのガラスエポキシ製パイプ4に外径1mmのポリエステル被覆銅線5を500回巻いたものである。また、検出コイル3は、前記ガラスエポキシ製パイプ4に外径0.3mmのポリエステル被覆銅線6を40回巻いたものである。なお、励磁コイル2および検出コイル3のコイル一式はセンサーとしてステンレス製円筒ケース(図示せず)に収納され、この円筒ケース内は乾燥空気で強制冷却されている。
励磁コイル2には定電流アンプ7が配線によって接続されており、この定電流アンプ7には発振器8が接続されている。検出コイル3には信号処理器9が配線によって接続されている。この信号処理器9は、オペアンプや抵抗、コンデンサ等で構成され、電圧増幅およびローパスフィルターやバンドパスフィルター等のフィルター処理機能を持つものである。この信号処理器9にはロックインアンプ10が接続されている。このロックインアンプ10は、定電流アンプ7から1.5Hzの信号を参照信号として取り込み、同一周波数の電圧の大きさを出力するアナログ機器であり、参照信号との位相差も検出できる。
なお、信号処理器9およびロックインアンプ10をパソコンで代替処理することもできる。その場合は、検出コイル3で検出された信号を、AD変換器を通してパソコンに取り込み、信号処理器9とロックインアンプ10の機能をソフトプログラムで実現すれば良い。
上記測定装置は、鋳型直下で鋳片1の短辺側を強冷却する冷却帯よりも下方の鋳片短辺側に固定される。冷却帯よりも下方に固定する理由は、鋳片1は、鋳型直下の冷却帯で鋳片表面温度がキュリー点以下まで一旦冷却され、その直後に、復熱により鋳片表面温度が上昇する部分の表面温度を測定するためである。なお、上記測定装置は、図2に示すようにガラスエポキシ製パイプ4の径の中心と鋳片1の短辺中央とが対向するように配置されることが好ましい。
この測定装置において、発振器8で1.5Hzの交流信号を作り、その信号を定電流アンプ7で一定の大きさの交流電流に増幅して励磁コイル2に通電することにより、励磁コイル2は交番磁束φを鋳片1に励磁する。即ち、励磁コイル2によって鋳片1の短辺側の表面に対してほぼ垂直に交流磁場が印加される。そして、鋳片1の表面が非磁性体の場合は、図2(A)の破線で示すように真空中と同様に磁場が広がりながら鋳片1の内部まで侵入する。鋳片1の表面が磁性を帯びると、実線で示すようにその部位に磁場が集中することにより磁力線が大幅に変化する。この磁力線の変化は、鋳片1の表面温度、即ち、鋳片1の表面の透磁率によって決まる。そこで、その磁力線の変化を検出コイル3によって検出する。
検出コイル3による磁力線の変化の検出を詳細に説明する。検出コイル3には、N×dφc/dt(N:検出コイルの巻数、φc:検出コイルの鎖交磁束数、t:時間)の交流電圧が誘起される。その交流電圧は、信号処理器9で5Hzのローパスフィルターを介してノイズ除去するとともにロックインアンプ10で処理され、1.5Hzの周波数成分の電圧値を検出する。つまり、鋳片1の表面温度によって交番磁束φの分布が変わると、検出コイル3の鎖交磁束数φcが変わるため、検出コイル3に誘起される交流電圧が変化し、この変化する交流電圧を検出する。このように磁力線の変化を検出コイル3で検出することによって得られた誘導起電力と前記較正式から前記算出手段によって鋳片1の表面温度を算出する。このようにして鋳片1の表面温度を測定することができる。
前記基本原理で説明したように、前記測定装置で鋳片表面温度を測定するには、鋳片表面温度と誘導起電力(即ち、検出コイル3によって検出される電圧)との関係を示す較正式を予め定めておく必要がある。そこで、その較正式の一例を導出するための実験を行ったので、その実験および結果について以下に説明する。
図3は鋳片温度(鋳片表面温度)と電圧(検出コイル3によって検出された電圧)の関係を示す図である。図4は、図3に示す550℃から850℃までの温度領域における電圧と鋳片表面温度との関係を示す図である。この関係式、即ち、電圧と鋳片表面温度の関係を示す関係式は、下記式(1)に示すとおりである。
なお、xは検出コイル3によって検出された電圧値Vと非磁性体温度域での電圧5.54Vとの差を10倍した値であり、yは鋳片表面温度(℃)であり、Rは相関係数である。
y=177.54x6-1509.1 x +4497.4x4 -6381.4x3 +4631.6x2-1681.9x+944.07 (1)
=0.9922
実験では、鋳片サンプルを加熱炉によって1200℃程度まで加熱し、この加熱した鋳片サンプルの表面に垂直磁場を印加するように図2(B)に示す測定装置を配置し、この測定装置を、ガラスエポキシ製パイプ4と鋳片サンプル表面との距離が30mmとなるような位置に固定した。また、鋳片サンプル表面から1mm内部に熱電対をセットし、鋳片サンプルの温度を測定した。その結果を図3に示している。
図3に示すように、高温側では検出コイル3によって検出された電圧がほぼ一定であるが、キュリー点Tcをはさんだ温度領域において電圧が変化することが確認された。また、電圧が変化する温度領域について、温度と電圧の関係は例えば図4に示すような多項式近似を行うことで上記式(1)のような関係式を得ることができる。これは、本実施の形態による測定装置が、キュリー点をはさんだ温度区間における磁気特性の変化を感度良く検出できることを示しており、例えばキュリー点マイナス約200℃からキュリー点プラス約100℃の温度領域で鋳片表面の温度計として活用できることを意味している。
また、電圧が急激に変化する温度領域について、温度と電圧の関係は例えば図4に示すような多項式近似を行うことで上記式(1)のような関係式を得ることができる。これは、本実施の形態による測定装置が、キュリー点近傍での鋳片表面の磁気特性の変化を感度良く検出できることを示しており、例えばキュリー点からキュリー点プラス約100℃の温度領域で鋳片表面の温度計として活用できることを意味している。
次に、鋳片短辺部における表面温度を測定するにあたり、できるだけ短辺厚み中央部の表面温度を測定することが好ましい。その理由は、ノズル吐出流による孔あき性ブレークアウトは短辺中央部の表面温度に依存しているためである。
ところが、励磁コイルの交流磁場は、わずかではあるが、鋳片コーナー部まで届いているため、鋳片コーナー部の温度によっても、検出コイルの電圧が変化し、外乱因子となる。一般的に、鋳片コーナー部の表面温度は、短片厚み中央部に比べ抜熱されやすく、その表面温度は中央部のそれに比べ低い。そのため、比透磁率も鋳片コーナー部のほうが短片厚み中央部に比べ大きいので、励磁されている交流磁場はわずかでも、鋳片コーナー部の温度変化による検出コイルの電圧変化が起こる。また、コーナー部は長辺側のロール間に配置されたノズルチップから噴射された冷却水による冷却を受けており、長辺側の冷却条件によっても温度は異なるため、それによる電圧変化も起こる。したがって、鋳片コーナー部の温度変化による検出コイルの電圧変化は、可及的に小さいほうが好ましい。
そこで、図6(A)に示すように、検出コイルを鋳片に対して励磁コイル2の前方(図6(A)中の参照符号3(a)の配置で、以下、前方配置と呼ぶ)、あるいは後方に配置(図6(A)中の参照符号3(b)の配置で、以下、後方配置と呼ぶ)した場合に、鋳片コーナー部の影響によって、検出コイルの電圧がどのように変化するかを調査した。
実験においては、先ず鉄製アングル11をセンサーの中心線(すなわち、ガラスエポキシ製パイプの径の中心を通る線)上でかつセンサーから30mmの距離の位置においた場合の検出コイル3の測定電圧(△V中心)を2つの条件で比較した。
次に鋳片コーナー相当位置、すなわち、センサーの中心線から120mm径方向に移動した位置に鉄製アングル11をおき、検出コイル3の電圧(△Vコーナー)を測定し、先に測定した中心線上の電圧(△V中心)によって除した値(△Vコーナー/△V中心)を求めた。実験結果を図6(B)に示した。中心線上にアングル11をおいた際の電圧値(△V中心)が、検出コイル3を前方配置したほうが、後方配置に比べ、約2倍大きくなっていることが判る。これは、短片厚み中央部の磁束変化、つまり、温度変化に対する感度が高いことを示している。
次に、鋳片コーナー相当位置にアングル11をおいた場合の電圧値(△Vコーナー)と中心線上の電圧値(△V中心)との比(図6(B)中の(コーナー影響))については、検出コイルを前方配置したほうが、後方配置に比べ、約1/10まで小さくなることが判る。これは、検出コイル3を前方配置することで、鋳片コーナー部の温度変化による検出コイルの電圧変化が低減できることを意味しており、短辺厚み中央の表面温度を高感度で測定することができる。検出コイルを前方配置すると鋳片コーナー部の影響が低減できる理由は、鋳片コーナー相当位置にアングル11を置いた場合の検出コイルを鎖交する磁束の変化が、前方配置した条件において、より小さいことによる。
上記の実験結果によれば、検出コイルを鋳片と励磁コイルとの間に配置する前方配置とすることにより、後方配置とした場合に比べて、鋳片の短辺厚み中央部の表面温度をより精度良く測定できることが確認された。
また、発振器8から発振して励磁コイル2に印加する周波数は0.5Hz以上20Hz以下とすることが好ましい。0.5Hzより低周波数側であると検出コイル3から検出される信号を位相検波する際の時定数が1分以上必要となり、測定装置の応答速度が遅くなるためである。一方、20Hzより高周波側であると、磁場が浸透する深さである表皮深さが薄くなるため、磁場がより鋳片表面に集中することになる。図5に示すように、20Hzまでは比透磁率が200程度であったとしても表皮深さを10mm程度(0.01m程度)確保できる。この意味は、鋳片表面はオシレーションマーク等の凹凸があり、それに加えてバルジング等により鋳片表面と測定装置との間の距離が微妙に変動しているため、周波数が高くなるとその影響を受けやすくなるので、表皮深さを10mm程度確保できるのが好ましいということである。よって、周波数の上限は20Hzとするのが好ましい。
検出コイルを励磁コイルの前方、すなわち励磁コイルと鋳片表面の間に設置し、本発明の鋳片表面温度の測定装置としての有効性を確認するための実験を行った。その実験の条件は、下記に示すとおりである。
(実験条件)
鋳片幅:1000〜1800mm
鋳造速度:0.75〜1.2m/分
鋼種:中炭素Al−キルド鋼
センサー設置位置(測定装置の設置位置):鋳型内湯面レベルから1m下方であって鋳型短辺冷却帯の直下
センサー(測定装置)と鋳片表面との距離:30mm
励磁コイルに印加する交流電流の周波数:1.5Hz
本実施例では、測定装置を鋳型に固定することにより測定装置が鋳型短辺直下に設置されている。このため、鋳片の幅を種々変更するべく鋳型を調整したとしても、測定装置と鋳片表面間距離をほぼ一定にすること、即ち励磁コイルによって鋳片の短辺側の表面に対してほぼ垂直に印加される交流磁場をほぼ一定にすることができる。
図7(A)は、上記実験条件における測定装置を従来の放射温度計に代えて行った比較実験の測定結果であって、測定した時間と鋳片表面の温度との関係を示す図である。図7(B)は、上記実験条件による測定結果であって、測定した時間と鋳片表面温度との関係を示す図である。
図7(A)に示すように、比較実験では、放射温度計と鋳片表面との間に存在する水膜、水蒸気の影響を受けたため、測定値が大きくばらついており、鋳片表面温度を正確に測定することができなかった。これに対し、図7(B)に示すように、本実施例による実験結果では、本発明の測定装置を用いれば鋳片表面温度を安定して測定できることが確認された。
上記実施の形態および実施例によれば、前述した測定装置を用いることにより、鋼の連続鋳造を行う鋳型の直下であって多量の水や水蒸気等が存在する苛酷な雰囲気下においても、鋳片表面温度を長時間、直接的にかつ安定的に測定することができる。換言すれば、鋳型直下の冷却帯で鋳片表面温度がキュリー点以下まで一旦冷却され、その直後に、復熱により鋳片表面温度が上昇する部分の表面温度を長時間、直接的にかつ安定的に測定することができる。また、鋳片サイズに依存することなく鋳片表面温度を測定することができる。従って、本発明の測定装置および測定方法を用いることで操業異常であるブレークアウトや溶鋼流に偏りが生じる偏流の検知が可能となる。
尚、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、鋳片表面温度を測定する際、鋳型直下の鋳片の短辺側の両方それぞれに前述した測定装置を配置し、一方の測定装置によって測定された鋳片表面温度が通常の鋳造時の表面温度に比べて高いことを検出した場合に孔あき性ブレークアウトの発生のおそれがあると認識し、連続鋳造を一旦停止することでブレークアウトの発生を未然に防止する方法を採用することも可能である。
また、上記実施の形態では、予め定めた鋳片表面温度と誘導起電力との較正式を用いることにより鋳片1の表面温度を導出しているが、予め定めた鋳片表面温度と誘導起電力との対応関係を表す対応関係データ(例えば図4に示す対応関係を表すデータ)を用いることにより鋳片1の表面温度を導出することも可能である。
1 鋳片
2 励磁コイル
3 検出コイル
4 ガラスエポキシ製パイプ
5 外径1mmのポリエステル被覆銅線
6 外径0.3mmのポリエステル被覆銅線
7 定電流アンプ
8 発振器
9 信号処理器
10 ロックインアンプ

Claims (5)

  1. 鋳片の表面に対してほぼ垂直に交流磁場を印加する磁場励磁手段と、
    前記鋳片の表面温度によって変化した磁力線を検出するために交流磁場を検出する磁場検出手段と、
    前記磁場検出手段で交流磁場を検出することによって得られた誘導起電力と予め定めた対応関係データから前記鋳片の表面温度を導出する表面温度導出手段とを具備し、
    前記磁場励磁手段はソレノイド状の励磁コイルを有しており、前記磁場検出手段はソレノイド状の検出コイルを有しており、前記検出コイルは前記鋳片の表面と前記励磁コイルとの間に配置されており、
    前記対応関係データは、予め定めたキュリー点をはさんだ温度区間の鋳片表面温度と誘導起電力との対応関係を表すデータであることを特徴とする鋳片表面温度の測定装置。
  2. 請求項1において、前記対応関係データが鋳片表面温度と誘導起電力との対応関係を数式で表した関係式であることを特徴とする鋳片表面温度の測定装置。
  3. 請求項1又は2において、前記鋳片は、鋳型を用いて鋳型下方から引き抜く連続鋳造によって得られるスラブであり、前記磁場励磁手段および前記磁場検出手段は、鋳型直下で鋳片短辺側を冷却する冷却帯よりも下方の鋳片短辺側に配置されていることを特徴とする鋳片表面温度の測定装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項において、前記磁場励磁手段によって励磁される磁場の印加周波数は0.5Hz以上20Hz以下であることを特徴とする鋳片表面温度の測定装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項の鋳片表面温度の測定装置を用いて鋳片表面温度を測定する測定方法において、
    前記磁場励磁手段によって鋳片に交流磁場を印加するとともに、前記磁場検出手段によって前記交流磁場を検出し、
    前記表面温度導出手段によって前記鋳片の表面温度を導出することを特徴とする鋳片表面温度の測定方法。
JP2009099994A 2008-07-08 2009-04-16 鋳片表面温度の測定装置および鋳片表面温度の測定方法 Active JP4505536B2 (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009099994A JP4505536B2 (ja) 2008-07-08 2009-04-16 鋳片表面温度の測定装置および鋳片表面温度の測定方法
BRPI1015929A BRPI1015929B1 (pt) 2009-04-16 2010-01-08 dispositivo e método para a medição da temperatura de superfície de peça moldada
PCT/JP2010/000081 WO2010119594A1 (ja) 2009-04-16 2010-01-08 鋳片表面温度測定装置および鋳片表面温度測定方法
PL10764181T PL2420808T3 (pl) 2009-04-16 2010-01-08 Urządzenie oraz sposób mierzenia temperatury powierzchni elementu w postaci odlewu
US13/264,056 US9052242B2 (en) 2008-07-08 2010-01-08 Device and method for measuring surface temperature of cast piece
KR1020117023878A KR101302228B1 (ko) 2009-04-16 2010-01-08 주조편 표면 온도 측정 장치 및 주조편 표면 온도 측정 방법
CN201080015986XA CN102388300B (zh) 2009-04-16 2010-01-08 铸片表面温度测定装置及铸片表面温度测定方法
ES10764181T ES2751326T3 (es) 2008-07-08 2010-01-08 Dispositivo y método para medir la temperatura de superficie de una pieza colada
EP10764181.3A EP2420808B1 (en) 2009-04-16 2010-01-08 Device and method for measuring surface temperature of cast piece
CA2758135A CA2758135C (en) 2009-04-16 2010-01-08 Device and method for measuring surface temperature of cast piece

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008178091 2008-07-08
JP2009099994A JP4505536B2 (ja) 2008-07-08 2009-04-16 鋳片表面温度の測定装置および鋳片表面温度の測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010038902A JP2010038902A (ja) 2010-02-18
JP4505536B2 true JP4505536B2 (ja) 2010-07-21

Family

ID=42011589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009099994A Active JP4505536B2 (ja) 2008-07-08 2009-04-16 鋳片表面温度の測定装置および鋳片表面温度の測定方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9052242B2 (ja)
JP (1) JP4505536B2 (ja)
ES (1) ES2751326T3 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102589744A (zh) * 2012-02-20 2012-07-18 李向阳 电感型温度传感器件

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5461031A (en) * 1977-10-24 1979-05-17 Nippon Steel Corp Measuring of surface temperature of casted segment in mold
JPH02168130A (ja) * 1988-12-21 1990-06-28 Sumitomo Metal Ind Ltd 非接触温度計測法
JPH05223653A (ja) * 1992-02-14 1993-08-31 Nippon Steel Corp 鋼材の温度測定装置
JP2008256605A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Nippon Steel Corp 鋳片表面温度の測定装置および鋳片表面温度の測定方法

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2301902A (en) * 1938-07-01 1942-11-10 Joseph M Merle Method and apparatus for producing bimetallic products
US2635468A (en) * 1949-06-02 1953-04-21 Wingfoot Corp Radiation type thermometric device
JPS5229432A (en) 1975-09-01 1977-03-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Method of preventing breakout accidents in continuous casting
JPS5541407Y2 (ja) * 1975-11-20 1980-09-27
AT382458B (de) * 1982-02-11 1987-02-25 Voest Alpine Ag Verfahren zur oberflaechenpruefung von ueber dem curie-punkt heissem stahlgut sowie einrichtung zur durchfuehrung des verfahrens
JPS6057217A (ja) * 1983-09-09 1985-04-03 Nippon Kokan Kk <Nkk> 渦流式モ−ルド湯面計
US4596150A (en) 1985-03-21 1986-06-24 Rockwell International Corporation Contact-free, magnetic, stress and temperature sensor
FR2589566A1 (fr) * 1985-11-06 1987-05-07 Cegedur Procede de mesure au defile et sans contact de l'epaisseur et de la temperature de feuilles metalliques minces au moyen de courants de foucault
US4693299A (en) * 1986-06-05 1987-09-15 Westinghouse Electric Corp. Continuous metal casting apparatus
US4741383A (en) * 1986-06-10 1988-05-03 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Horizontal electromagnetic casting of thin metal sheets
US5951163A (en) * 1996-10-16 1999-09-14 National Research Council Of Canada Ultrasonic sensors for on-line monitoring of castings and molding processes at elevated temperatures
DE19651531C2 (de) * 1996-12-11 1999-01-14 Didier Werke Ag Verfahren zur Regelung der Temperatur und zur Vergleichmäßigung des Temperaturprofils eines schmelzenflüssigen, metallischen Stranges
JP3491120B2 (ja) * 1997-03-27 2004-01-26 Jfeスチール株式会社 連続鋳造における鋳片内非金属介在物除去方法および装置
SE520648C2 (sv) * 1999-03-25 2003-08-05 Mpc Metal Process Control Ab Förfarande och anordning för att mäta en parameter hos en metallbana
DE60143116D1 (de) * 2001-04-25 2010-11-04 Jfe Steel Corp Verfahren zur kontinuierlichen herstellung von stahlgussteilen
US6803757B2 (en) * 2001-10-02 2004-10-12 Bentley Nevada, Llc Multi-coil eddy current proximity probe system
KR100768395B1 (ko) * 2003-11-27 2007-10-18 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 연속주조주편의 응고완료위치검지방법 및 검지장치 및연속주조주편의 제조방법
US7282909B2 (en) * 2005-06-29 2007-10-16 Lam Research Corporation Methods and apparatus for determining the thickness of a conductive layer on a substrate
ITPN20060005A1 (it) * 2006-01-27 2007-07-28 Ergoline S Lab S R L Procedimento e dispositivo per la misura e controllo dell'altezza del metallo liquido in un cristallizzatore.

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5461031A (en) * 1977-10-24 1979-05-17 Nippon Steel Corp Measuring of surface temperature of casted segment in mold
JPH02168130A (ja) * 1988-12-21 1990-06-28 Sumitomo Metal Ind Ltd 非接触温度計測法
JPH05223653A (ja) * 1992-02-14 1993-08-31 Nippon Steel Corp 鋼材の温度測定装置
JP2008256605A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Nippon Steel Corp 鋳片表面温度の測定装置および鋳片表面温度の測定方法

Also Published As

Publication number Publication date
US9052242B2 (en) 2015-06-09
US20120038353A1 (en) 2012-02-16
ES2751326T3 (es) 2020-03-31
JP2010038902A (ja) 2010-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10144987B2 (en) Sensors
JP4842195B2 (ja) 鋳片表面温度の測定装置および鋳片表面温度の測定方法
WO2010119594A1 (ja) 鋳片表面温度測定装置および鋳片表面温度測定方法
JP3602096B2 (ja) 電磁連続鋳造における溶融金属レベルを測定する装置及びその方法
JP4505536B2 (ja) 鋳片表面温度の測定装置および鋳片表面温度の測定方法
GB2490393A (en) Monitoring microstructure of a metal target
JP3307170B2 (ja) 流速測定方法及びその測定装置並びに連続鋳造方法及びその装置
JP5223841B2 (ja) 鋳片状態測定装置、鋳片状態測定方法、及びコンピュータプログラム
JPS60127060A (ja) 湯面レベル測定装置
JP5915589B2 (ja) 連続鋳造鋳型の温度測定方法
JP5223842B2 (ja) 鋳片表面温度導出装置及び鋳片表面温度導出方法
JP6015288B2 (ja) 計測用センサおよび鋼板処理装置
JP2009226424A (ja) 鉄鋼製品の品質管理方法
KR20130046771A (ko) 비금속 개재물 검출 장치 및 방법
JP2002336945A (ja) 鋼の連続鋳造における溶鋼の偏流検知方法ならびに偏流検知装置
JPH05138319A (ja) 溶融金属湯面レベル測定方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100426

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4505536

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350