JP4503119B2 - 超高速イナーシャ溶接方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の背景】
この発明は全体的にイナーシャ溶接、更に特定して言うと、超合金のイナーシャ溶接に関する。
【0002】
超合金は、運転時の適当な有効寿命が得られるようにしながら、厳しい高温環境に耐える為に、航空機用ガスタービン機関に使う為に開発された。タービン機関に対する典型的な超合金は、種々の英数字表記で表したインコネル(Inconel)、ワスパロイ(Waspaloy)、ハステロイ(Hastelloy)及びルネ(Rene)を含む種々の商品名で知られている高強度の耐熱性ニッケル基合金である。こういう超合金は、AMS仕様による業界の名称をも持っている。
【0003】
こういう超合金は、高温燃焼ガスの流れにさらされるガスタービン機関内の高温で実質的に高い材料強度を実現することに伴う特定のミクロ組織を持っている。機関の回転子及び固定子の両方の部品が、重負荷のときに高温燃焼ガスにさらされ、機関の運転中に高いレベルの応力を受ける。こういう部分に超合金を使うことにより、その適当な有効寿命を実現する為に厳しい環境に対処する。
【0004】
機関の比較的大形の超合金部品は、典型的には固定子部品であって、例えば燃焼器、タービン及び圧縮機の構造的なケーシング及び圧力容器を含み、これらは一例としては10−80インチの範囲内の外径を持つことがある。これに対応して、羽根及び支持円板のような回転子部品は、直径が一層小さい。
【0005】
回転子及び固定子の超合金部品は、欠陥又は強度低下を招かずに、超合金材料自体の完全さを保ちながら、特定の寸法及び形に製造しなければならない。
【0006】
更に、機関の種々の部品は、溶接等により、互いに固定して結合しなければならない。典型的な形の溶接は、親材料を局部的に溶融し、それに伴ってそのミクロ組織が変化して、それによってその高温強度能力が目立って低下するので、超合金の溶接には役立たない。従って、典型的には、超合金部品は、親材料が溶融しないイナーシャ溶接を使って溶接される。
【0007】
イナーシャ溶接では、第1の工作物を特定の速度まで回転させ、第2の工作物を第1の工作物と強制的に摩擦係合させ、摩擦熱を発生させて、接触領域で溶融せずに、2つの部品を溶接する。イナーシャ溶接は、特定の材料に対して高い鍛造温度を必要とする鍛造過程である。上の方の鍛造温度は、典型的には材料に対する融点であり、その結果ミクロ組織に起こる変化を考えると、超合金のイナーシャ溶接でこの融点に達してはならない。下の方の鍛造温度は、実際にイナーシャ溶接が行われる最低温度である。
【0008】
普通の多くの材料は広い鍛造温度範囲を持っており、普通のイナーシャ溶接機を用いて容易にイナーシャ溶接が可能である。しかし、超合金に使用し得るイナーシャ溶接範囲は比較的小さく、例えば、ニッケル基超合金では約200゜F又はそれ以下であり、これが超合金の溶接で重大な問題を招く。それは、イナーシャ溶接が精密に行われないと、溶接された部品に起こる損傷により、それらの部品が使い物にならなくなるからである。機関の超合金部品は可成り高価であるから、1つの部品だけでも、正しくイナーシャ溶接出来ないことは、非常にコスト高になる。
【0009】
従って、それ相応の費用をかけた品質認定試験で、特定のプロセス・パラメータを決定した後、それ程高価でなく、比較的小さい機関の回転子部品が首尾良くイナーシャ溶接されてきた。
【0010】
典型的なイナーシャ溶接機は第1及び第2の向かい合ったヘッドを持ち、第1及び第2の工作物を互いに向かい合わせてこのヘッドに固定して取付けることが出来る。第1のヘッドは回転自在であって、適当なモータから動力を受け、このヘッド及び第1の工作物を精密な回転速度まで回転させる。第2のヘッドは回転不能であって、単に第2の工作物を支持している。
【0011】
第1のヘッドが1つ又は更に多くのはずみ車を持っていて、2つの工作物の溶接を行う為の回転慣性を発生する。第2のヘッドは動力を供給されたピストンによって軸方向に並進可能であり、このピストンが第1及び第2の工作物を可成りの圧縮溶接荷重の下に互いに係合させる。従って第2の工作物が回転している第1の工作物に摩擦係合して制動し、その間の接触区域に摩擦発熱を生じ、それがその温度を高めて、溶融を伴わないイナーシャ溶接を実現する。
【0012】
イナーシャ溶接には4つの制御変数しかない。これらは、寸法及び形のような工作物の形状と、加えられた溶接荷重並びに係合した2つの工作物の接触区域に於ける対応する溶接応力と、典型的には、回転速度及び接触区域に於ける半径に基づく、接触区域に於ける表面速度によって表される2つの工作物の初期接触速度と、最後に、はずみ車の質量慣性モーメントに基づく接触区域に於ける単位エネルギ入力とであり、この慣性モーメントは典型的にははずみ車重量と回転半径の自乗との積であるはずみ車関数によって表される。
【0013】
何年にも互り、可成りの費用をかけて、種々の高強度タービン合金に対するイナーシャ溶接過程の精密なパラメータが開発されてきた。タービン回転子部品は機関全体の性能、信頼性及び寿命の決め手であるから、材料に要求されるミクロ組織を変え、それに対応してその強度を低下させて、機関内でそれらを使い物にならなくするような初期の溶融を伴わずに、有効なイナーシャ溶接を確実にする為には、実証済みのプロセス・パラメータに絶対的に従うことが要求される。例えば、機関の典型的な重要な回転部品は、フアン、圧縮機、タービン及び軸部品を含んでいて、これらはインコネル718、ルネ95及びルネ88のようなニッケル基の超合金で形成されている。
【0014】
こういう超合金に対して従来実証されているプロセス・パラメータは、溶接応力が25,000−70,000 psiの範囲内、単位エネルギ入力が約25,000−90,000フィートポンド/平方インチの範囲内、そして初期接触速度が、毎分表面フィートで測定して、好ましい範囲が約400−550SFMで、初期の溶融を含めた溶接欠陥を防止する為に750SFMを越えないことである。
【0015】
典型的なイナーシャ溶接機は寸法が限られており、その為、ガスタービン機関に見られる大形部品の多くを収容することが出来ない。動作上の寸法限界は、エネルギ(はずみ車の制約を含む)、溶接する工作物の物理的な外側寸法、溶接される面の断面積、機械速度(回転速度並びに/又は表面速度で表す)、接触圧力等のようないくつかのプロセス・パラメータの1つ以上に関係することがある。
【0016】
従って、イナーシャ溶接機は、一層大形の固定子部品ではなく、比較的小形の回転子部品の溶接に使われるのが典型的である。その為、固定子部品は他の方法で結合しなければならないが、これは典型的には、一体の大径インベストメント鋳造、一体のシームレス大径圧延鍛造又は他の種類の溶接過程を用いた製造というような他の製造方法を用いて行われている。
【0017】
しかし、こういう製造方法は、時間消費量、費用、一層高い欠陥レベル、並びにイナーシャ溶接パラメータを精密に制御することの難しさを含めて、ガスタービン機関の大形固定子部品を作るのに使われるとき、1つ又は更に多くの欠点を持っている。更に、大形タービン固定子部品に対するある高強度材料は、従来の方法を用いては製造することが出来ない。例えば、ワスパロイの名前で知られているニッケル基の超合金はインベストメント鋳造が出来ず、ガスタービンに使うのに要求される品質のレベル及び完全さには容易に溶接することが出来ない。
【0018】
従って、市場で入手し得るイナーシャ溶接装置を使って、ガスタービン機関の大形の超合金固定子部品を製造する改良されたイナーシャ溶接方法を提供することが望ましい。
【0019】
【発明の簡単な要約】
第1の工作物を約750表面フィート/分より高い初期接触速度まで回転させ、溶接荷重の下に、第1及び第2の工作物を摩擦係合させて、その間でイナーシャ溶接を行うことにより、第1及び第2の超合金工作物がイナーシャ溶接される。
【0020】
この発明の好ましい実施例並びにその他の目的及び利点は、以下図面について詳しく説明するところに更に具体的に述べられている。
【0021】
【発明の詳しい説明】
図1には、任意の適当な形を持っていてよい第1及び第2の工作物又は部分12、14をイナーシャ溶接するイナーシャ溶接機10が示されている。図示の実施例では、工作物が環状部材であって、航空機用ガスタービン機関の燃焼器、タービン又は圧縮機の構造的なケーシング又は圧力容器として使う為にイナーシャ溶接される。工作物が互いに同軸に整合していて、そこでイナーシャ溶接を行う向かい合った溶接準備部分又は接触区域16を持つ。溶接準備部分16は平均直径D及び溶接準備部分の厚さTを有する。
【0022】
溶接機10が、第1の工作物12が適当に固定して取付けられた第1の回転ヘッド18、及び第2の工作物14が適当に固定して取付けられる第2のヘッド20を有する。第1のヘッド18が、毎分回転数(RPM)で表した適当な回転速度で動作中に回転させられるように、流体圧モータのような適当なモータ22に作動的に結合されている。第1のヘッドには1つ又は更に多くの環状はずみ車24が適当に取付けれられており、これらを選択的に使って、イナーシャ溶接エネルギを得る為の第1のヘッドの回転質量慣性モーメントを制御する。
【0023】
モータ及び第1のヘッドが、その一端で支持枠26に適当に取付けられ、第2のヘッド20が枠26の他端で適当なトラック又はキャリッジ28に担持されている。第2のヘッド20はトラック28上で回転自在ではなく、トラック28が流体圧ピストン30に作動的に結合され、このピストンは枠26上でトラック28を水平に並進させて、例えばポンド数で表した特定の溶接荷重又は力Fの下に、溶接準備部分16で第1及び第2の工作物を係合させるように構成されている。
【0024】
図1に示すイナーシャ溶接機10は、形及び基本的な動作は普通のものであり、実施例では、インディアナ州サウス・ベンドのマニュファクチュアリング・テクノロジ・インコーポレーテッド(Manufacturing Technology Inc.:MTI)からモデル(Model)800として市場で入手し得るものである。
【0025】
イナーシャ溶接では、第1のヘッド18及びそれに取付けられた第1の工作物12が予定の回転速度まで加速され、その後、ピストン30を作動してトラック28及びそれに取付けられた第2の工作物14を、予定の溶接荷重Fの下に溶接準備部分16で第1の部分と摩擦係合させる。溶接荷重が加えられると、モータ22が第1のヘッド18から切離される。流体圧モータの場合、これは単に流体圧力を遮断することによって達成され、はずみ車24の慣性が係合している溶接準備部分にエネルギを加え、この溶接準備部分は第2の工作物14が回転している第1の工作物12を摩擦によって制動するときに、摩擦発熱する。
【0026】
溶接準備部分16で発生された摩擦が、2つの工作物の温度を局部的に、工作物の融点よりは低いが、図2に示した一例のフローチャートに示すように、その間に鍛造による摩擦溶接部32を実現する位に高い温度まで高める。
【0027】
図2は、図1に示した溶接機10を使って2つの工作物をイナーシャ溶接するこの発明の好ましい実施例による基本的な工程をも示している。
【0028】
イナーシャ溶接を行うときには4つの制御パラメータがある。基本的には、イナーシャ溶接が対応する環状の溶接準備部分16で行われるのであるから、工作物12、14の寸法及び形を含む形状が1つのパラメータである。前に述べたように、部分の寸法は、所定の形式のイナーシャ溶接機で物理的に支持される為の因子であると共に、利用し得るはずみ車の慣性に関係する、イナーシャ溶接を行うのに必要なエネルギ量に対する因子でもある。
【0029】
第2の制御パラメータは、典型的にはポンド/平方インチ(psi)で表される、単位面積当たりの対応する圧縮の溶接応力又は荷重を実現する為に、溶接準備部分16に加えられる溶接荷重Fである。
【0030】
第3の制御パラメータは、典型的には平方インチで表した接触面積に互るフィートポンドで表される、イナーシャ溶接を行う為の溶接準備部分に加えられる単位エネルギ入力である。単位エネルギは、回転する第1のヘッド18及びそれに取付けられたはずみ車24の質量慣性モーメントによって生じ、これは個々のはずみ車24を追加したり、差引いたりすることにより、有限回数の増分によって調節することが出来る。
【0031】
第4の制御パラメータは、典型的には表面フィート/分(SFM)で表される溶接準備部分16に於ける回転する第1の工作物12の初期接触速度であり、これは溶接準備部分16に於ける円周長とRPMで表した回転速度との積である。
【0032】
図1及び2に示す実施例では、2つの工作物12、14が、航空機用ガスタービン機関の種々の高温部分の部品に使われる高強度の耐熱性の超合金材料で形成されている。典型的なタービン超合金はニッケル基であって、その融点よりも約200°F低い極端な鍛造温度範囲を持っている。
【0033】
例えば工作物12、14の超合金材料がニッケル基であって、インコネル718、ルネ95及びルネ88のような種々の合金の名称を持ち、その何れも普通に知られている対応するAMS仕様を持つような、インコネル、ワスパロイ、ハステロイ及びルネの商品名で市場で入手し得るものを含んでいてよい。
【0034】
前に述べたように、イナーシャ溶接機10が、米国では、ニッケル基超合金で形成された比較的小形のガスタービン機関の回転子部分のイナーシャ溶接に長年に互って商業的に使われてきた。しかし、ニッケル基超合金で形成されたガスタービン機関の一層大形の高温部分の固定子部品のイナーシャ溶接は、適当なイナーシャ溶接を実現するのに十分なエネルギを加えるイナーシャ溶接機の動作上の寸法限界の為に、これまで出来なかった。この動作上の寸法限界に打勝つような一層大形のイナーシャ溶接機の設計及び製造は、種々の技術的な制約の為に現在では思いのまゝにならず、その結果、この発明が為された。
【0035】
例えば、この発明は、ニッケル基超合金から作られた2つの工作物12、14のようなガスタービン機関の比較的大形の高温部分の固定子部品をイナーシャ溶接する為に、普通のイナーシャ溶接機を使うことが出来るようにする。工作物12、14によって表される固定子部品は、溶接準備部分に於ける平均直径Dが約10インチ乃至約80インチの範囲である。
【0036】
1つの例では、工作物12、14が、この発明に従ってイナーシャ溶接によって互いに結合される燃焼器のケーシング又は低圧タービンのケーシングの部分である。一例としての燃焼器のケーシングの寸法では、工作物は溶接準備部分に於ける平均直径が約42インチであり、低圧タービンのケーシングの例では、溶接準備部分に於ける平均直径が約72インチである。こういう例のケーシングに対する特定のニッケル基超合金はワスパロイである。
【0037】
固定子部品の直径が比較的大きい為、そのイナーシャ溶接には、適当に大きなイナーシャ溶接機が必要である。上に挙げたモデル800イナーシャ溶接機は、物理的な寸法の容量はあるが、従来実証されたプロセス・パラメータの下でイナーシャ溶接を行うのに十分なはずみ車重量が欠ける。大形の固定子の工作物は、これまでに溶接機で溶接されていたのとは異なる形及びより大きなエネルギを必要とするから、対応するイナーシャ溶接パラメータが必要である。部品の寸法を今示したが、溶接荷重、初期接触速度及び単位エネルギ入力という残りの3つのイナーシャ溶接パラメータを決定しなければならない。
【0038】
溶接荷重は他の2つのパラメータとは無関係であり、溶接サイクルの始めに於ける接触面積を計算することによって定まる。2つの固定子部品の内の大きい方、即ち溶接準備部分16に於ける平均直径が約72インチであり、溶接準備部分の厚さTが約300ミルである低圧タービン・ケーシングでは、接触面積は普通のように、67.9平方インチと決定される。
【0039】
タービン回転子に対して従来使われていたニッケル基超合金に対して従来実証された溶接応力は、約25,000−70,000 psiの範囲である。溶接応力は、経験によると、肉厚及び溶接される特定の超合金の関数として変化する。
【0040】
許容し得る溶接応力をこの範囲の最小値と仮定すると、必要な溶接荷重は、応力及び接触面積の積として、1,698,000ポンドと計算される。モデル800イナーシャ溶接機は、4,500,000ポンドの溶接荷重能力を持ち、計算された溶接荷重は十分この範囲内にある。
【0041】
初期接触速度及び単位エネルギ入力は、従来実証されているところでは、溶接される特定の合金及び溶接準備部分の接触面積の関数であり、次のような関係を持つ。
【0042】
E=WK2RPM2/5873A (1)
RPM=12SFM/πD (2)
ここでEはフィートポンド/平方インチで測った単位エネルギ入力であり、WK2ははずみ車関数又はパラメータであり、Wがはずみ車重量、Kが回転半径である。初期接触回転速度は、毎分回転数(RPM)で測られる。円周方向の初期接触速度は、平均直径Dに於ける表面フィート/分(SFM)で測られる。溶接準備部分の接触面積Aは前に決定してある。
【0043】
従来初期接触速度及び単位エネルギ入力が、イナーシャ溶接を使って処理することが出来る部分の寸法を左右していた。超合金では、単位エネルギ入力は約25,000乃至約90,000フィートポンド/平方インチの普通の範囲に制限されている。
【0044】
更に、超合金に対する初期接触速度SFMは、約400−550SFMの普通の範囲に制限されており、例えば溶接継目に於ける超合金の結晶粒界に沿ったミクロ組織的な初期の溶融による品質不良のイナーシャ溶接部を防止する為に、750SFMを越えることはなかった。
【0045】
一層大形の工作物に対するイナーシャ溶接は、必然的にイナーシャ溶接を行う為のエネルギをそれに対応して増加することを必要とするから、初期接触速度及びはずみ車の慣性モーメントを増加することによって、エネルギを増加することが出来る。しかし、イナーシャ溶接の制御パラメータの相互関係を考えると、望ましくないイナーシャ溶接は工作物に永久的な損傷を与え、実質的に金銭を無駄にすることであるから、これは勝手に行うことは出来ない。
【0046】
式(1)は必要とされるはずみ車の寸法を決定する為に、次のように書き直すことが出来る。
【0047】
WK2=E5873A/RPM2 (3)
750SFMの最大の初期接触速度及び例として示した50,000フィートポンド/平方インチの単位エネルギ入力を使う上に述べた特定の例では、式(3)から12,587,000ポンドフィート・フィートが必要になる。モデル800溶接機から利用し得る最大のはずみ車パラメータ又は慣性は、基本的な機械では1,000,000であり、特別に構成したその大形機では2,000,000である。何れの場合も、溶接機は、従来のやり方で、イナーシャ溶接を行うのに十分な量のはずみ車慣性を与えることが出来ない。従来のやり方に従って、式(3)の種々のパラメータを調節することにより、はずみ車慣性を更に減らすことが出来るが、それでもモデル800溶接機の能力よりも実質的に高い。
【0048】
この発明では、エネルギ式(1)は次のように書き直すことが出来る。
【0049】
RPM2=E5873A/WK2 (4)
回転速度の式(2)は次のように書き直すことが出来る。
【0050】
SFM=RPMπD/12 (5)
上に述べた例の50,000フィートポンド/平方インチの単位エネルギ入力E及び67.9平方インチの接触面積では、式(4)から、99.8RPMという必要な回転速度が計算され、これは全てのはずみ車24をその上に取付けた特定の溶接機で、2,000,000 WK2という最大はずみ車慣性を得れば、その動作限界内である。これに対応して、初期接触速度の式(5)では、1880SFMが必要になるが、これは従来のやり形による400−750SFMの範囲より可成り高い。
【0051】
約500ミルに厚さTを増加した別の形の工作物12、14で、最小の単位エネルギ入力及び最大のはずみ車慣性を使うと、回転速度は約128.9RPMと計算することが出来、これは2400SFMの初期接触速度に対応し、これは従来の限界よりまだ更に高い。
【0052】
この発明では、式(4)及び(5)から得られる洞察に基づいて、そしてこれは規模を縮小した開発試験によって確かめられたことであるが、第1の工作物12を約750SFMより高い初期接触速度まで回転させ、その後溶接荷重の下に、第2の工作物14が回転させた第1の工作物と摩擦係合して、その間でイナーシャ溶接32を実現するという、第1及び第2の超合金工作物12、14をイナーシャ溶接する改良された方法が発見された。この超合金の超過速度イナーシャ溶接は、はずみ車パラメータをこれに対応して調節することによって可能である。
【0053】
この発見は、初期の溶融又はその他の溶接の欠陥を伴わずに、イナーシャ溶接の動作パラメータを新しい組合せに拡大して、従来不可能であったようなずっと大きな超合金工作物のイナーシャ溶接を可能にする。従来の溶接機10を使って、約25,000乃至約90,000フィートポンド/平方インチの実証済みの範囲内でイナーシャ溶接に単位エネルギ入力を加えることが出来ると共に、従来の溶接機の能力の範囲内の溶接荷重Fを、溶接準備部分16に於ける工作物の接触面積及び約25,000乃至約70,000psiの実証された範囲内の溶接応力の積によって定められた通りに使うことが出来る。
【0054】
第1の工作物12は、単位エネルギ入力Eと接触面積Aの積を、定数5873を含めて、式(4)に示されているようにはずみ車パラメータWK2で除した値の関数である初期接触速度SFMまで回転させる。
【0055】
この改良されたイナーシャ溶接方法の規模を縮小した開発試験では、初期接触速度は、ニッケル基超合金に許容し得る溶接を実現する為に、約3000SFMという高い値でもよいことが実証された。超合金のイナーシャ溶接に於けるこの重要な改良により、従来のイナーシャ溶接機ではこれまで出来なかったガスタービン機関の大形固定子部品のイナーシャ溶接が出来るようになる。溶接準備部分16に於ける平均直径が10インチ乃至約80インチという大きな値に及ぶ範囲内のタービンの高温部分の部品も、首尾良くこの方法ではイナーシャ溶接することが出来る。
【0056】
この改良されたイナーシャ溶接方法は、代りに初期接触速度を選択的に増加して、イナーシャ溶接部に必要な単位エネルギ入力を実現することにより、従来のイナーシャ溶接機の能力を、はずみ車慣性の容量を越えて拡大する。改良された方法は、超合金にこれまで可能ではなかった高品質及び完全さの高いイナーシャ溶接部を一貫性を持って作るように、正確に制御される。この改良された方法は、大形の超合金のタービン固定子部品に用いて、コスト及びその製造サイクル時間の大幅な減少をもたらすことが出来る。
【0057】
この発明の好ましい実施例と考えられるものを説明したが、以上の説明から、当業者にはこの発明のこの他の変更が考えられよう。従って、特許請求の範囲は、この発明の範囲内に属するこのようなすべての変更を包括することを承知されたい。
【0058】
従って、特許として求めるのは、特許請求の範囲に記載された発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の新規な方法に従って操作される従来のイナーシャ溶接機の略図。
【図2】この発明の好ましい実施例による超合金部品をイナーシャ溶接する改良された方法を示すフローチャート。

Claims (5)

  1. 第1及び第2の超合金工作物をイナーシャ溶接する方法であって、
    前記第1及び第2の工作物がガスタービン機関の高温部分の環状の固定子部品であり、
    環状の固定子部品は同軸に整合して向かい合った接触区域(16)を持ち、該接触区域(16)は、25.5cm(10インチ)乃至203.2cm(80インチ)の範囲内の平均直径および0.762cm乃至1.27cm(300ミル乃至500ミル)の範囲内の厚さを持ち、
    前記第1の工作物を229表面メートル/分(750表面フィート/分より高い初期接触速度まで回転させ、溶接荷重の下に前記第1及び第2の工作物を摩擦係合させてその間でイナーシャ溶接を行う工程を含む方法。
  2. 前記超合金が耐熱性のニッケル基超合金である請求項1記載の方法。
  3. 前記超合金がその融点より93.3℃(200゜F低い鍛造温度範囲を持っている請求項1又は2に記載の方法。
  4. 更に、52631.58kj/m 乃至189473.7kj/m 25,000乃至90,000フィートポンド/平方インチの範囲内の単位エネルギ入力を前記イナーシャ溶接部に加える工程を含む請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記第1及び第2の工作物が接触面積を持ち、前記溶接荷重が該接触面積と、172.4乃至482.6メガパスカル(25,000乃至約70,000 psiの範囲内の溶接応力との積である請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
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