JP4502058B2 - インクジェット記録装置及びその清掃方法 - Google Patents

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Description

本発明はインクジェット記録装置に関し、特に高品位な画像を高信頼で記録可能な高速インクジェット記録装置用の記録ヘッド清掃装置及び該清掃装置を備えたインクジェット記録装置に関する。
連続記録用紙に高速印刷する高速インクジェット記録装置として、ライン走査型インクジェット記録装置が提案されている。この記録装置は、連続記録用紙の幅全体に亘って延びる長尺インクジェット記録ヘッドを有し、該記録ヘッドにはインク吐出用の複数のノズル孔が列状に形成されている。この記録ヘッドを連続記録用紙面に対向させた状態で記録信号に応じてノズル孔から選択的にインク滴を吐出させると同時に、記録用紙を連続的に高速移動させて主走査を行う。このような主走査とインク吐出とにより、記録用紙の走査線上に選択的に記録ドットが形成され、所望の記録画像が得られる。
このようなライン走査型インクジェット記録装置には、コンティニュアスインクジェット方式の記録ヘッドを使用するものと、オンデマンドインクジェット方式の記録ヘッドを使用するものがある。オンデマンド方式のインクジェット記録装置はコンティニュアス方式の記録装置に比べて記録速度では及ばないが、インクシステムが非常に簡単である等のため、普及型の高速記録装置を提供するのに適している。
特開2001−47622号公報には、用紙幅方向に配列された複数のヘッドモジュールを備えるオンデマンド方式のライン走査型記録ヘッドが開示されている。各ヘッドモジュールには複数のノズル孔からなるノズル列が形成されていて、用紙搬送方向に対して傾けて設置されている。このような複数のヘッドモジュールを用いることにより、用紙幅方向のノズルピッチを小さく設定できるので、高解像度画像を形成することができる。
このようなオンデマンドインクジェット方式のライン走査型記録ヘッドでは、記録データに合わせて記録ドット形成に必要なインク滴を吐出させるため、長期間インク滴を吐出しないノズルが発生しうる。この場合、ノズル孔近辺のインクが乾燥してインク吐出が不安定になってしまう。この問題を解決するため、本願出願人は、特願2001−108076号で、各ヘッドモジュールの表面にノズル列と平行に荷電偏向電極を設置することを提案している。荷電偏向電極は所定の傾斜電界を発生させるものであり、その表面にはインク受け部が形成されている。ノズル孔から吐出された記録用インク滴は傾斜電界によって偏向され、記録用紙上の着弾位置が制御される。一方、ノズル孔から吐出された予備インク滴は傾斜電界によって偏向され、記録用紙に到達することなくUターン飛翔し、インク受け部に着弾して回収される。このように予備インク滴を任意に吐出することにより、乾燥によるインクの高粘度化を防ぎ、安定したインク吐出を実現している。
また、オンデマンドインクジェット方式による記録装置においては、記録ヘッド清掃装置を用いてノズル孔近辺に付着している高粘度化したインクや変質したインク或いは紙紛等の異物を除去し、インク吐出の安定性を確保する必要がある。記録ヘッド清掃装置としては、いわゆるパージ装置が知られている。パージ装置は、ノズル孔にキャップを密着してインクを吸引するパージ動作を行い、その後ノズル孔近辺をゴム製ブレード等で摺動して拭き取るワイプ動作を行って正常なメニスカスを形成する。また特開2001−260392号公報には、吸引ノズルに形成された吸引孔を、一部ノズル孔に非接触で対向させた状態でノズル孔列に沿って移動させ、吸引孔に負圧を生じさせて清掃を行うものが提案されている。
しかしながら、前記特願2001−108076号記載の記録ヘッドに前記パージ装置を用いるのは困難であった。ノズル孔列に沿って荷電偏向電極が設置されているため、ノズル孔近辺に段差があり、ブレードで摺動してノズル孔近辺を清掃したりメニスカスを形成することが困難なためである。また、特開2001−260392号公報記載の清掃装置にあっては、前記段差の課題は改善されるものの、荷電偏向電極に対する配慮がなされていないため、ノズル孔近辺や荷電偏向電極のエッジ部分の清掃が不充分であった。更に、インク受け部と荷電偏向電極との接続部の隙間や、荷電偏向電極を切断する際に発生するバリ、インク受け部の表面の凹凸には、紙粉やインク変質物等の異物が引っ掛かり易いが、これら凹凸等に付着した異物までを取り除くのは困難であった。
上記課題を解決するため、本発明の特徴によるインクジェット記録装置の清掃方法は、複数のノズル孔が形成されたオリフィス面と、各ノズル孔からインク滴を吐出するインク吐出手段とを有するインクジェットヘッドと、前記ノズル孔に対向する位置に吸引孔が配されるように形成された吸引孔部材を具備する清掃装置とを備えたインクジェット記録装置において、前記吸引孔部材とオリフィス面との間の隙間を、オリフィス面と平行な所定の方向において非対称となるよう保持して、ノズル孔からインクを吸引する際に、該吸引孔へ吸引した気体により該インクを巻き込んだ渦流状の吸い込み気流を形成することを特徴としている。かかる清掃方法によれば、ノズル孔近辺に付着した異物は渦流状の吸い込み気流によって強力に剥離され、ノズル孔から吸い出されたインクで洗い流される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のインクジェット記録装置の清掃方法であって、前記吸引孔へ吸引する気体の流速及び流量がノズル孔を中心に所定方向において非対称となるように、前記吸引孔部材とオリフィス面との間の隙間を、オリフィス面と平行な所定の方向において非対称となるよう保持することを特徴とする。かかる清掃方法によれば、流速及び流量が非対象の気流によって渦流状の吸い込み気流が形成される。
上記課題を解決するため、本発明の請求項3にかかるインクジェット記録装置は、複数のノズル孔が形成されたオリフィス面と、各ノズル孔からインク滴を吐出するインク吐出手段とを有するインクジェットヘッドと、前記ノズル孔に対向する位置に吸引孔が配されるように形成された吸引孔部材を具備する清掃装置とを備え、前記吸引孔部材とオリフィス面との間の隙間を、オリフィス面と平行な所定の方向において非対称となるよう保持するため、前記オリフィス面に段差を形成する段差形成部材が設けられていることを特徴とする
請求項4記載の発明は、請求項3記載のインクジェット装置であって、前記吸引孔部材は前記オリフィス面及び段差形成部材に変形して接触すると共に、前記ノズル孔と非接触に保たれることを特徴とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項5にかかるインクジェット記録装置は、複数のノズル孔が形成されたオリフィス面と、各ノズル孔からインク滴を吐出するインク吐出手段とを有するインクジェットヘッドと、前記ノズル孔に対向する位置に吸引孔が配されるように形成された吸引孔部材を具備する清掃装置とを備え、前記吸引孔部材とオリフィス面との間の隙間を、オリフィス面と平行な所定の方向において非対称となるよう保持するため、前記吸引孔を前記オリフィス面に対して斜めに傾けて配置することを特徴とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項6にかかるインクジェット記録装置は、複数のノズル孔が形成されたオリフィス面と、各ノズル孔からインク滴を吐出するインク吐出手段とを有するインクジェットヘッドと、前記ノズル孔に対向する位置に吸引孔が配されるように形成された吸引孔部材を具備する清掃装置とを備え、記吸引孔部材とオリフィス面との間の隙間を、オリフィス面と平行な所定の方向において非対称となるよう保持するため、前記吸引孔の先端部がカットされていることを特徴とする。
上記請求項3ないし6記載の発明によれば、吸引孔に発生した負圧力は、ノズル孔からインク及びインクに含まれる異物を吸い出すだけでなく、隙間から空気も吸い込む。このとき、隙間の大きさが第1方向において非対称であることから、吸引孔近辺に空気とインクが混合した渦流状吸い込み気流が形成される。この吸い込み気流はノズル孔近辺や段差形成部材に付着した異物を強力に剥離し、ノズルから吸い出したインクでこれらを洗い流す。
請求項7記載の発明は、請求項3乃至6記載のインクジェット記録装置であって、前記清掃装置は、前記吸引孔部材に負圧力を発生させて吸引する負圧発生源と、前記吸引孔部材部材の吸引孔を前記オリフィス面に対向する吸引位置へ配置させる配置手段とを備えるかかる構成によれば、負圧発生源によって吸引孔に発生した負圧力によって、インク及びインクに含まれる異物がノズル孔から吸い出される。
請求項8記載の発明は、請求項3乃至記載のインクジェット記録装置であって、前記吸引孔部材を、前記オリフィス面に形成されたノズル孔列に沿って移動させるステージ手段を更に備えることを特徴とする。かかる構成によれば、吸引孔部材を第2方向へ移動させながら個々のノズル孔について順次吸引動作が行われる。
請求項9記載の発明は、請求項3乃至8記載のインクジェット記録装置であって、前記吸引孔部材は複数の吸引孔を有し、前記負圧発生源は該複数の吸引孔のうち隣接する少なくとも2個ずつを順次吸引することを特徴とする。かかる構成によれば、一度に複数のノズル孔について清掃作業が行われる。
請求項1記載のインクジェット記録装置の清掃方法によれば、ノズル孔近辺に付着した異物は渦流状の吸い込み気流によって強力に剥離され、ノズル孔から吸い出されたインクで洗い流されるので、ノズル孔近辺に付着した異物を確実に除去することができる。
また、請求項2記載のインクジェット記録装置の清掃方法によれば、流速及び流量が非対称の気流を発生させているので、渦流状の吸い込み気流を形成することができる。
請求項3記載のインクジェット記録装置によれば、吸引孔近辺に形成された渦流状吸い込み気流によって、ノズル孔近辺や段差形成部材に付着した異物が強力に剥離され、ノズル孔から吸い出されたインクで洗い流されるので、段差形成部材が設けられたインクジェット記録装置の清掃作業を確実に行うことができる。
請求項4記載のインクジェット記録装置によれば、吸引孔部材がオリフィス面を直接擦ることがないので、吸引孔部材の磨耗を防止でき、異物をノズル孔に押し込めてしまうこともない。
請求項5ないし7記載のインクジェット記録装置によれば、負圧発生源によって吸引孔に発生した負圧力によって、インク及びインクに含まれる異物がノズル孔から吸いだされるので、段差形成部材の有無に係わらず良好にパージ動作を行うことができる。
請求項8記載のインクジェット記録装置によれば、吸引孔部材をノズル孔列に沿って移動させながら個々のノズル孔について順次吸引動作を行うので、全てのノズル孔について確実にパージ動作を行うことができる。また、吸引孔部材を摺動させることにより、ノズル孔へ新たなメニスカスを形成できる。
請求項9記載のインクジェット記録装置によれば、一度に複数のノズル孔について清掃作業が行われるので、速やかに清掃動作を行うことができる。
本発明の実施の形態による記録ヘッド清掃装置を備えたインクジェット記録装置100について図面を参照して説明する。インクジェット記録装置100は、偏向型オンデマンド方式のライン走査型インクジェット記録装置である。図1に示すように、インクジェット記録装置100は記録ヘッド1と、背面電極30と、清掃装置90とを備える。記録ヘッド1は複数の記録ヘッドモジュール10と、モジュールマウンタ20とを備え、これら複数の記録ヘッドモジュール10は左右方向Xに配列されてモジュールマウンタ20に搭載されている。記録用紙60は図示しない用紙搬送機構により用紙搬送方向Aへ搬送される。背面電極30は記録用紙60の背面に設置され、記録用紙60を介してモジュールマウンタ20に対向する。
図3に示すように、各記録ヘッドモジュール10は金属等の導電部材で形成されたオリフィス板13を有する。オリフィス板13のオリフィス面13Aにはノズル孔配列方向Nに延びるノズル孔列Lが形成されている。ノズル孔列Lは所定ピッチで一列に配列されたn個のノズル孔12から形成されている。オリフィス面13Aには更に、ノズル孔列Lから約300μmの位置にノズル孔列Lと平行に電極兼インク受け11が取り付けられている。電極兼インク受け11は、インク滴偏向用の傾斜電界発生電極と、予備インク滴用インク受け部とを兼ねている。電極兼インク受け11は、例えば0.3mm厚さ程度の板状に形成されていて、その表面には0.2mm厚さ程度のインク受け用インク吸収体111が埋め込まれている。インク吸収体111としては、ステンレス繊維を固めた板材や、多孔質のステンレス焼結体の板材が使用できる。
次に、記録ヘッドモジュール10の構成について図4を参照して詳述する。記録ヘッドモジュール10はオンデマンドインクジェット方式のリニア記録ヘッドモジュールであり、同一構造を有するn個のノズル素子2(図4には1個だけ示す)を有する。各ノズル素子2はオリフィス板13に形成されたノズル孔12と、インク加圧室3と、PZT圧電素子等のアクチュエータ77から構成されている。インク加圧室3はノズル孔12を開口端とし、内部にインクを蓄えている。アクチュエータ77はインク加圧室3に取り付けられていて、ここに記録信号に基づきインク滴吐出信号としての記録吐出信号又は予備吐出信号が入力される。各記録ヘッドモジュール10には更にインク加圧室3にインクを導く図示しないインク流入孔と、インク流入孔にインクを供給するマニホールドとが形成されている。 電極兼インク受け11と、オリフィス板13と、ノズル素子2内のインクは全て接地されているので、用紙背面電極30に荷電偏向制御信号が印加されると、用紙背面電極30と電極兼インク受け11及びオリフィス板13との間に傾斜電界85が発生する。
アクチュエータ77にインク吐出信号が入力されると、アクチュエータ77は対応のインク加圧室3の体積を変化させ、これによってノズル孔12からインク滴が吐出される。このとき、インク吐出信号が記録吐出信号である場合には記録用インク滴14が、インク吐出信号が予備吐出信号である場合には予備インク滴15が吐出される。記録用インク滴14は傾斜電界85によって荷電・偏向され、偏向飛翔経路91又は92に沿って飛翔し、記録用紙60上に着弾して図1に示す記録ドット70を形成する。このような記録ドット70の集合により所望の画像が記録される。一方、予備インク滴15は傾斜電界85で荷電・偏向され、Uターン経路93に沿って飛翔し、記録用紙60に到達することなくインク吸収体111に着地して回収される。回収されたインクはインク吸収体111の毛細管を通じて外部へ吸い出される。
このように予備インク滴15を吐出することにより、乾燥によるインクの高粘度化等を防止して、ノズル2からのインク吐出を確実に行うことができ、記録ヘッド1の信頼性を大幅に向上させている。また、記録用インク滴14を偏向させて着弾地点を制御することにより、いわゆる多重打込式画像記録が可能になり、不良ノズルによる記録欠損を防止すると共に、ノズル特性のバラツキに起因する記録ムラ等を防止している。
次に、前記構成を有する記録ヘッド1を清掃する記録ヘッド清掃装置90について説明する。清掃装置90は、ノズル孔12近辺や電極兼インク受け11に付着した変質インクや紙粉等の異物を取り除き、新鮮なインクによるメニスカスをノズル孔12に形成し、インク吐出及びインク滴の偏向制御を安定させて良好な記録を実現するものである。
図1に示すように、清掃装置90は、記録ヘッド退避機構40と、吸引管位置設定機構41と、吸引孔51を有する吸引管50と、インク回収容器54と、負圧発生源55とを備える。記録ヘッド退避機構40は清掃時に記録ヘッド1を図1の記録位置から図2の清掃位置に移動させるものであり、直動レール401と、タイミングベルト402と、一対のプーリ403、403と、退避駆動モータ404とを備える。タイミングベルト402はプーリ403、403に掛け渡され、記録ヘッド1のモジュールマウンタ20に接続されている。退避駆動モータ404によってプーリ403を回転させると、タイミングベルト402が直動レール401に沿って移動する。これにより記録ヘッド1をX方向に移動させることができる。
吸引管位置設定機構41は記録位置から外れた所定の清掃位置に配置されていて、2軸移動ステージ411X,411Yと、吸引孔近接機構412とを備える。ステージ411XはX方向へ移動可能であり、ステージ411YはY方向へ移動可能である。なお、本実施の形態におけるY方向はノズル孔配列方向Nと平行に設定されている。吸引孔近接機構412はステージ411Yに搭載されていて、上下方向Vへ移動可能である。吸引管50は弾力性を有するシリコンゴム製等の直径3mm程度のチューブであり、吸引管取り付け部52によって吸引孔近接機構412に取り付けられ、配管53及びインク回収容器54を介して負圧発生源55に繋がれている。
次に、清掃装置90の清掃動作について説明する。まず、記録ヘッド退避機構40によって記録ヘッド1を図1の記録位置から図2の清掃位置へ移動させる。次に、吸引孔51を負圧発生装置55で吸引しながら、ステージ411X若しくは411Yを移動させ、吸引孔51がズル孔12と電極兼インク受け11の下方に位置するように吸引管50を位置決めする。そして吸引孔近接機構412を上方向Vへ移動させ、オリフィス板13と電極兼インク受け11の段差部分に吸引孔隙間511ができる程度に吸引管50を押し付ける。この吸引孔隙間511は、ノズル孔12からみて電極兼インク受け11側には広い隙間511Lを、反対側には狭い隙間511Sを有し、ノズル孔配列方向Nの直角方向Mにおいてノズル孔12を中心に非対称になっている。この状態でステージ411YをY方向(つまりノズル孔配列方向N)に移動させることによって、吸引管50をノズル孔列Lに沿ってオリフィス面13Aと電極兼インク受け11の面上を摺動させ、全ノズル孔12について清掃作業を行う。
前記清掃作業により、吸引孔51に面したノズル孔12には20kPa程度の負圧が作用し、ノズル孔12から乾燥により高粘度化したインクや気泡、そして新鮮なインクが吸い出される。同時に吸引孔隙間511から吸い込み気流56として空気が吸い込まれる。吸引孔隙間511Lと511Sの大きさの違いから、吸い込み気流56には部分毎に吸入空気の流量、流速に差ができる。即ち、吸い込み気流56の流量や速度分布も直角方向Mにおいて非対称になる。これにより、吸引孔51近辺に空気とインクが混合した渦流状吸い込み気流57が形成され、これによってノズル孔12近辺や電極兼インク受11部分に付着した紙粉やインク凝集物等の異物が強力に剥離され、ノズル孔12から吸い出されたインクで洗い流される。そして吸引管50内に吸い込まれ、配管53を通ってインク回収容器54に回収される。また、吸引管50を摺動させた後のノズル孔12部には新鮮なインクによるメニスカスが形成され、パージ作用とワイプ作用の清掃が完了する。
1個の記録ヘッドモジュール10について前記清掃動作が完了すると、ステージ411Xとステージ411Yを移動させて、隣接する記録ヘッドモジュール10の清掃開始ノズル孔位置へ吸引管50を位置決めする。前述の要領で清掃作業を行い、残りの記録ヘッドモジュール10についても順次清掃を行うことで、記録ヘッド1全体の清掃が完了する。
このように、本発明の清掃装置によれば、電極兼インク受け11を設けたことによる段差部があっても、ノズル孔12近辺と電極兼インク受け11とを清掃できる。また、空気とインクの混合による渦流状吸い込み気流57の作用で、電極兼インク受け11の表面等に形成された凹凸部に付着した紙粉やインク凝集物等の異物も強力に清掃できる。吸引管50がノズル孔12を直接擦らないので、ノズル素子2を損傷させることもないし、異物をノズル孔12に押し込めてしまうこともない。更に、個々のノズル孔12について順次パージ圧力を作用させていくので、全てのノズル孔12について確実にパージ動作を行うことが可能である。なお、オリフィス面13A等に撥水性を持たせれば、オリフィス面13Aへのインク残留を更に防止でき、ワイプ清掃作用の性能を上げることが可能である。
前記清掃動作完了の後、なお吐出不良ノズルや清掃が不完全な部分がある場合には、該当箇所に吸引孔51を再度設定し、集中的に清掃を行うことも可能である。このような方法により、全ノズルを一度に清掃する従来の方式に比べ、清掃に伴うインク消費量を格段に節約することができる。
なお、清掃時における各ヘッドモジュール10に対する摺動回数や、清掃時におけるステージ411の移動方向、あるいは複数のヘッドモジュール10に対する清掃順序は、本発明の範囲を制限するものではない。また、前記実施の形態においてはステージ411Yの移動方向Yをノズル孔配列方向Nに平行に設定したが、本発明はこれに限定されず、例えば移動方向Yを用紙搬送方向Aと平行に設定しても良い。この場合、吸引孔51の摺動がノズル孔列Lに沿って行われるように、ステージ411Yに加えてステージ411Xを必要に応じて移動させればよい。
また、図6に示すように、吸引管50をオリフィス板13へ押し付けることなく、吸引孔51をノズル孔12から電極兼インク受け11の表面にかけて非接触で対向させても良いし、電極兼インク受け11の表面に軽く接触する程度に設置するよう設定しても良い。これは吸引孔近接機構412のV方向への移動距離を調整することで設定可能である。吸引孔51をこのように配置することにより、吸引孔隙間511は、電極兼インク受け11による段差により、電極兼インク受け11側には狭い隙間511Sが、ノズル孔12側には広い隙間511Lが形成され、ノズル列12を中心に吸引孔隙間511を直角方向Mにおいて非対称に形成することができる。よって、吸引孔51からの吸い込み気流の流量、速度の分布を、直角方向Mに対し非対称に設定することができる。
なお、この場合は図5に示す場合と比較して吸引孔隙間511が広く設定されるが、負圧発生源55の吸引空気流量を大きく設定すれば、吸引孔隙間511がこのように広くても、ノズル孔12に10〜20kPa程度の充分なインク吸引圧力を作用でき、前述の場合と同様の効果が得られる。大きな吸引空気流量を発生可能な負圧発生源としては、圧搾空気の供給で負圧を発生するエジェクタ方式のものが好適に使用可能である。勿論、負圧発生装置55の種類により本発明が限定されるものではない。
また、この場合は吸引管50の弾性による変形を利用するものではないので、吸引管50をフッ素系樹脂等の硬い材質を用いて形成することが可能である。更に、電極兼インク受け11に非接触の場合は勿論、軽く接触する場合でも、オリフィス板3等に対する摺動に伴う吸引管50の磨耗を大幅に軽減できる。
次に、本発明の第2の実施の形態による清掃装置190について図7を参照して説明する。なお、第1の実施の形態による清掃装置90と共通の部材には同一の参照番号を付し、詳述は省略する。図7に示すように、清掃装置190は記録ヘッド退避機構40と、吸引孔51を有する複数の吸引管50と、吸引管取り付け部52と、インク回収容器54と、負圧発生源55と、コンプレッサ58と、負圧印加切換装置59とを備える。吸引管取り付け部52はノズル孔配列方向Nから所定角度傾いたK方向に延びており、ここに複数の吸引管50が連続的に途切れることなく千鳥状に配列されている。複数の吸引管50はそれぞれノズル孔12に対応している。負圧印加切換装置59を用いることにより、負圧をかける吸引管50を順次切り換えることができる。
清掃動作を行う場合には、まず記録ヘッド1を移動させて、隣接する少なくとも2個のノズル孔12を対応の吸引孔51に対向させる。そして、吸引管取り付け部52を上方向Zへ移動させて、前記第1の実施の形態と同様の要領でオリフィス板13と電極兼インク受け11の段差部分に吸引管50を押し付ける。次に記録ヘッド1をX方向に移動させながら当該少なくとも2個の吸引孔51を吸引することにより、ノズル孔12及び電極兼インク受け11を清掃する。記録ヘッド1を更に所定距離移動させると、少なくとも2個の異なるノズル孔12が対応の吸引孔51に対向する。記録ヘッド1をX方向に移動させながら、負圧印加切換装置59を切り換えて当該少なくとも2個の吸引孔51の吸引を開始し、同様に全てのヘッドモジュール10について清掃動作を行う。
この構成によれば、前記第1の実施の形態におけるのと同様の効果が得られると共に、吸引管50をX、Y方向へ移動するための2軸移動ステージ411X、411Yが不要となり、より速やかに記録ヘッド1を清掃できる。
このように、本発明によれば、オリフィス面3Aに段差部が形成されていても、確実に記録ヘッド1の清掃動作を行うことができるので、異物等に起因するインク吐出不良等の問題を回避して、高品位な画像を高信頼で記録可能な高速インクジェット記録装置を提供できる。
本発明によるインクジェット記録装置は前述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、電極兼インク受け11やインク吸収体111を備えない記録装置にも本発明を応用することは可能である。つまり、前記実施の形態ではオリフィス板13に形成された段差部は電極兼インク受け11により形成されたものであるが、当該段差部がノズル孔近辺を加湿するための加湿体や、ノズル孔から溢れたインクを吸収するためのインク吸収体等によって形成されていてもよい。或いは、記録用紙がノズル孔12に接触するのを防止するために設けられた段差部であっても、本発明を有効に実施可能である。
また、前記第1及び第2の実施の形態では、ノズル孔12から電極兼インク受け11及びインク吸収体111にかけて吸引孔51を対向させ、ノズル孔12からインクを吸い出すと同時に、吸引孔51近辺に渦流状の吸い込み気流57を発生させたが、ノズル孔12からのインク吸い出しと渦流状の吸い込み気流57の発生を個別に行っても良い。例えば、図8に示すように、吸引管50をオリフィス板13に対して傾けて設ければ、電極兼インク受け11を有しない記録ヘッドにおいても渦流状の吸い込み気流を発生させることができる。あるいは、吸引管50の先端を斜めにカットすれば、吸引管50をオリフィス板13に対して傾けなくても、渦流状の吸い込み気流を同様に発生させることもできる。
本発明の第1の実施の形態における記録ヘッド清掃装置を備えたインクジェット記録装置構成図。 本発明の第1の実施の形態における記録ヘッド清掃装置を備えたインクジェット記録装置の構成図。 図1のインクジェット記録装置のヘッドモジュールと、記録ヘッド清掃装置の一部を示す斜視図。 ヘッドモジュールからのインク吐出動作を表す説明図。 図3のV−V線断面図であって、記録ヘッド清掃装置の構造とその動作を説明する図。 本発明の第1の実施の形態の変型例を示す記録ヘッド及び清掃装置の断面図。 本発明の第2の実施の形態における記録ヘッド清掃装置の構造を示す概略構成図。 本発明の変型例を示す記録ヘッド及び清掃装置の断面図。
符号の説明
1 記録ヘッド
10 ヘッドモジュール
11 電極兼インク受け
111 インク吸収体
12 ノズル孔
13 オリフィス板
13A オリフィス面
20 記録ヘッドモジュールマウンタ
30 用紙背面電極
40 記録ヘッド退避機構
41 吸引管位置設定機構
411X、411Y 2軸移動ステージ
412 吸引孔近接機構
50 吸引管
51 吸引孔
511 吸引孔隙間
52 吸引管取り付け部
53 配管
54 インク回収容器
55 負圧発生源
56 吸い込み気流
57 渦流状吸い込み気流
58 コンプレッサ
60 記録用紙
70 記録ドット
A 記録用紙送り方向
N ノズル孔列方向
M 直角方向

Claims (9)

  1. 複数のノズル孔が形成されたオリフィス面と、各ノズル孔からインク滴を吐出するインク吐出手段とを有するインクジェットヘッドと、前記ノズル孔に対向する位置に吸引孔が配されるように形成された吸引孔部材を具備する清掃装置とを備えたインクジェット記録装置において、
    前記吸引孔部材とオリフィス面との間の隙間を、オリフィス面と平行な所定の方向において非対称となるよう保持して、ノズル孔からインクを吸引する際に、該吸引孔へ吸引した気体により該インクを巻き込んだ渦流状の吸い込み気流を形成することを特徴とするインクジェット記録装置の清掃方法
  2. 前記吸引孔へ吸引する気体の流速及び流量がノズル孔を中心に所定方向において非対称となるように、前記吸引孔部材とオリフィス面との間の隙間を、オリフィス面と平行な所定の方向において非対称となるよう保持することを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置の清掃方法
  3. 複数のノズル孔が形成されたオリフィス面と、各ノズル孔からインク滴を吐出するインク吐出手段とを有するインクジェットヘッドと、前記ノズル孔に対向する位置に吸引孔が配されるように形成された吸引孔部材を具備する清掃装置とを備え、前記吸引孔部材とオリフィス面との間の隙間を、オリフィス面と平行な所定の方向において非対称となるよう保持するため、前記オリフィス面に段差を形成する段差形成部材が設けられていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 前記吸引孔部材は前記オリフィス面及び段差形成部材に変形して接触すると共に、前記ノズル孔と非接触に保たれることを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録装置。
  5. 複数のノズル孔が形成されたオリフィス面と、各ノズル孔からインク滴を吐出するインク吐出手段とを有するインクジェットヘッドと、前記ノズル孔に対向する位置に吸引孔が配されるように形成された吸引孔部材を具備する清掃装置とを備え、前記吸引孔部材とオリフィス面との間の隙間を、オリフィス面と平行な所定の方向において非対称となるよう保持するため、前記吸引孔を前記オリフィス面に対して斜めに傾けて配置することを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 複数のノズル孔が形成されたオリフィス面と、各ノズル孔からインク滴を吐出するインク吐出手段とを有するインクジェットヘッドと、前記ノズル孔に対向する位置に吸引孔が配されるように形成された吸引孔部材を具備する清掃装置とを備え、前記吸引孔部材とオリフィス面との間の隙間を、オリフィス面と平行な所定の方向において非対称となるよう保持するため、前記吸引孔の先端部がカットされていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 前記清掃装置は、前記吸引孔部材に負圧力を発生させて吸引する負圧発生源と、前記吸引孔部材部材の吸引孔を前記オリフィス面に対向する吸引位置へ配置させる配置手段とを備えることを特徴とする請求項ないし6のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記吸引孔部材を、前記オリフィス面に形成されたノズル孔列に沿って移動させるステージ手段を更に備えることを特徴とする請求項ないし7のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記吸引孔部材は複数の吸引孔を有し、前記負圧発生源は該複数の吸引孔のうち隣接する少なくとも2個ずつを順次吸引することを特徴とする請求項ないし8のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
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