JP4501431B2 - 閃光放電ランプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、閃光放電ランプ装置に関し、詳しくは、例えば半導体ウエハなどの基板を加熱処理するために用いられる閃光放電ランプ装置、あるいは、液晶ディスプレイ(LCD)の製造工程の熱処理、例えばアモルファスシリコンをポリシリコンへ結晶化する処理を行うために用いられる閃光放電ランプ装置に関するものである。
現在、例えば半導体製造工程においては、例えばシリコンウエハなどの基板の表面に酸化膜を形成するための成膜工程や、シリコンウエハの表層部分におけるシリコン結晶に対してホウ素や砒素などの不純物イオンを注入した状態において、例えば1000℃以上の熱処理を施すことにより当該不純物を拡散させる拡散工程などを行うに際して、基板を光照射によって加熱処理することが行われており、閃光放電ランプを光源(加熱源)として備えた閃光放射装置が用いられている。
このような閃光放電ランプを備えた閃光放射装置によれば、被処理物であるシリコンウエハにおける極表面層を短時間で処理することができるので、例えば拡散処理を行う場合に際して、シリコンウエハに注入された不純物イオンのプロファイルを壊すことがなく、しかも、シリコンウエハの温度上昇を抑制することができ、これにより、シリコンウエハの変形や破損を防止することができる、などの利点がある。
一方、近年においては、シリコンウエハの大面積化(大口径化)の要請があり、このような要請に対して、例えば多数本の棒状の閃光放電ランプを備え、当該多数本の閃光放電ランプが一斉に点灯される構成の閃光放射装置が用いられるようになってきている。
このような閃光放射装置においては、各閃光放電ランプが一斉に点灯された場合に、各閃光放電ランプには、他の閃光放電ランプに流れる放電電流によってローレンツ力が加わる結果、当該閃光放電ランプを移動させたり、破損させたりすることがあるので、例えば、隣接する閃光放電ランプ同士において流れる放電電流の向きが互いに逆向きになる状態で多数本の閃光放電ランプを配設し、これにより、隣接する閃光放電ランプ同士によって生起されるローレンツ力を相殺し、各閃光放電ランプに加わるローレンツ力を低減する技術が提案されている(特許文献1参照。)。
特開2002−231488号公報
しかしながら、このような閃光放射装置においても、閃光放電ランプの配列方向における最外側に位置される閃光放電ランプの各々には、当該閃光放電ランプに隣接する閃光放電ランプによるローレンツ力を低減させるための閃光放電ランプが存在しないため、当該隣接する閃光放電ランプによるローレンツ力のみが作用することとなり、当該ローレンツ力によって、最外側に位置される閃光放電ランプが移動したり、破損したりすることがある、という問題がある。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、複数本の閃光放電ランプを備えてなり、当該閃光放電ランプの点灯時に、最外側に位置される閃光放電ランプに作用するローレンツ力を低減することができ、従って、当該最外側に位置される閃光放電ランプが破損することを確実に防止することができる閃光放電ランプ装置を提供することにある。
本発明の閃光放電ランプ装置は、複数本の棒状の閃光放電ランプが、互いに平行に、かつ、隣接する閃光放電ランプに流れる放電電流の向きが互いに逆向きとなるよう、配設されてなり、各々の閃光放電ランプがパルス幅が10μsec以上の点灯条件で一斉に点灯される閃光放電ランプ装置において、
閃光放電ランプの配列方向における最外側に位置される閃光放電ランプのそれぞれの外側に、アルミニウムよりなる金属板が当該複数本の閃光放電ランプのランプ中心軸の各々を含むランプ配置平面と交差し、閃光放電ランプと同方向に伸びるよう設けられており、 当該金属板は、その厚みが2mm以上のものであって、当該金属板の表面と最外側に位置される閃光放電ランプのランプ中心軸との最近接距離が9〜21mmとなる状態とされていることを特徴とする。
本発明の閃光放電ランプ装置は、複数本の棒状の閃光放電ランプが、互いに平行に、かつ、隣接する閃光放電ランプに流れる放電電流の向きが互いに逆向きとなるよう、配設されてなり、各々の閃光放電ランプがパルス幅が10μsec以上の点灯条件で一斉に点灯される閃光放電ランプ装置において、
閃光放電ランプの配列方向における最外側に位置される閃光放電ランプのそれぞれの外側に、金属板が当該複数本の閃光放電ランプのランプ中心軸の各々を含むランプ配置平面と交差し、閃光放電ランプと同方向に伸びるよう設けられており、
当該金属板は、下記(式1)で示されるアルミニウム等価厚みtが2mm以上のものであって、当該金属板の表面と最外側に位置される閃光放電ランプのランプ中心軸との最近接距離が9〜21mmとなる状態とされていることを特徴とする。
Figure 0004501431
上記(式1)中において、dは、実際に用いられる金属板構成材料の厚み〔mm〕、ρは、実際に用いられる金属板構成材料の抵抗率〔Ωm〕、μrは、実際に用いられる金属板構成材料の比透磁率、ρAlは、アルミニウムの抵抗率〔Ωm〕、μrAlは、アルミニウムの比透磁率を、それぞれ、示す。
本発明の閃光放電ランプ装置においては、金属板を2種以上の金属が重ね合わされてなる複合板により構成することができる。
本発明の閃光放電ランプ装置によれば、基本的には、閃光放電ランプの点灯時において、隣接する閃光放電ランプにおける放電電流の流れる向きが互いに逆方向となるよう配置されていることにより、最外側に位置されるものを除く閃光放電ランプにおいては、隣接する2つの閃光放電ランプによって生起されるローレンツ力が実質的に互いに相殺され、個々の閃光放電ランプに作用するローレンツ力が低減され、しかも、特定の厚みのアルミニウムよりなる金属板が、最外側に位置される閃光放電ランプとの最近接距離が適正な大きさに調整された状態で、配設されていることにより、最外側に位置される閃光放電ランプには、当該閃光放電ランプに隣接する閃光放電ランプによるものと互いに逆方向のローレンツ力が作用すると共に、金属板によるローレンツ力が適正な大きさとなるよう調整され、その結果、最外側に位置される閃光放電ランプに作用するローレンツ力を低減することができ、当該閃光放電ランプが移動したり、破損したりすることを確実に防止することができる。
また、各々の閃光放電ランプに加わるローレンツ力が低減されて、当該ローレンツ力によって閃光放電ランプが移動することを確実に防止することができるので、閃光放電ランプの配設間隔を小さく設定することができ、従って、被処理物に対して実質的に均一な照度で光を照射することができる。
金属板がアルミニウム以外の金属材料により構成されている場合であっても、当該金属材料の厚み、並びに最外側に位置される閃光放電ランプと金属板の表面との最短離間距離を特定の大きさに規定することにより、実際上十分な効果を得ることができる。
以下、本発明について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る閃光放電ランプ装置の一例における構成の概略を示す平面図、図2は、図1に示す閃光放電ランプ装置の、閃光放電ランプに直交する断面を示す部分断面図である。なお、図1においては、便宜上、ランプ支持部材および反射板を省略した状態で示してある。
この閃光放電ランプ装置においては、複数本例えば5本の棒状の閃光放電ランプ10が、各々のランプ中心軸Cが互いに平行に伸び、ランプ点灯時に、隣接する閃光放電ランプ10において放電電流の流れる方向が互いに逆向きとなるよう、配設されており、各々の閃光放電ランプ10は、両端部において、ランプ支持部材20によって各々のランプ中心軸Cが同一平面上に位置された状態で支持されている。
各閃光放電ランプ10の後方(閃光放電ランプ装置の光放射方向の反対側)には、反射板21が閃光放電ランプ10と同方向に伸びるよう設けられている。
各閃光放電ランプ10は、いずれも、両端が封止された直管状の発光管11を備えており、この発光管11内には、陰極12および陽極13が対向配置されていると共に、当該陰極12または陽極13を先端に有する電極芯棒14,15が発光管11内をその管軸方向に沿って伸び、後端が発光管11の両端におけるシール部を介して外方に突出するよう配置されている。
発光管11を構成する材料としては、例えば石英ガラス、サファイア、アルミナ等を例示することができる。
各閃光放電ランプ10における発光管11の外表面には、両端が封止された、例えば石英ガラスよりなる直管状の誘電体部材16が、発光管11の外周面に接触した状態で発光管11と平行にその管軸方向に伸びるよう、両端が適宜の支持部材(図示せず)によって支持されて配設されており、誘電体部材16の内部空間には、線条のトリガー電極17が配設されている。トリガー電極17は、誘電体部材16の端部に埋設された金属箔を介して図示しないトリガ電圧印加用リード棒に接続されており、陰極12および陽極13の間に印加される電圧とは独立したトリガー電圧が印加される。
また、各閃光放電ランプ10における発光管11内には、例えばアルゴン、キセノン、クリプトン及びこれらの混合ガスが発光物質として適宜の量で封入されている。
この閃光放電ランプ装置においては、閃光放電ランプ10の配列方向における最外側に位置される閃光放電ランプ(以下、「最外側閃光放電ランプ10A、10B」という。)のそれぞれの外側の位置に、アルミニウムよりなる金属板30,30が一端部分が反射板21の端部に固定され、各閃光放電ランプ10のランプ中心軸Cの各々を含むランプ配置平面と交差し、閃光放電ランプ10と同方向に伸びるよう配置されている。この例においては、金属板30,30は、最外側閃光放電ランプ10A、10Bの発光管11の外部において、陰極12および陽極13の電極間に亘って伸びる状態で配置されている。
金属板30,30は、厚みd,dが2mm以上のものとされ、最外閃光放電ランプ10A,10Bのランプ中心軸C,Cと当該金属板30,30の表面との最近接距離(最短離間距離)L,Lの大きさが9〜21mmとなる状態で配置されている。
閃光放電ランプの各々は、パルス幅が10μsec以上、好ましくは0.2〜5msec、特に好ましくは0.4〜5msecの点灯条件で点灯される。ここに、パルス幅の下限値を10μsecとしたのは、電源の設計が困難となり実用に供さないものとなるためである。
この閃光放電ランプ装置における閃光放電ランプの具体的な仕様およびその他の点灯条件を示すと、発光管11の外径が10〜15mm、発光管11の全長が360〜580mm、陰極12と陽極13との電極間距離で示される発光長が280〜500mmであり、ランプ電流値が1.5〜5kA、入力エネルギーが1〜11kJである。
上記構成の閃光放電ランプ装置においては、各閃光放電ランプ10が一斉に点灯される。具体的には、各閃光放電ランプ10における陰極12および陽極13の間に電圧を印加すると共に各閃光放電ランプ10のトリガー電極17にトリガー電圧を印加することにより、各閃光放電ランプ10からフラッシュ光が発生され、このフラッシュ光からの直射光と反射板21からの反射光とが図示しない被処理物に照射され、これにより、被処理物に対して加熱処理が行われる。
而して、上記構成の閃光放電ランプ装置によれば、基本的には、複数本の閃光放電ランプ10が、隣接する閃光放電ランプ10における放電電流の流れる向きが互いに逆方向となるよう、配置されていることにより、最外側に位置されるものを除く閃光放電ランプ10においては、隣接する2つの閃光放電ランプ10によって生起されるローレンツ力が実質的に互いに相殺され、これにより、個々の閃光放電ランプ10に加わるローレンツ力が低減され、しかも、特定の厚みのアルミニウムよりなる金属板30,30が、最外側閃光放電ランプ10A,10Bとの最近接距離Lが適正な大きさに調整された状態で、配設されていることにより、最外側閃光放電ランプ10A,10Bには、金属板30,30によって、当該最外側閃光放電ランプ10A,10Bに隣接する閃光放電ランプ10,10によるローレンツ力と互いに逆方向であって、適正な大きさとされたローレンツ力が作用する。以下、この現象について具体的に説明する。
最外側閃光放電ランプ10A,10Bに放電電流が流れることによって生ずる磁界が金属板30内に進入する深さ(以下、「表皮深さ」ともいう。)δは、下記(式2)で示される。
Figure 0004501431
ここに、(式2)中において、ρは、金属板構成材料の抵抗率〔Ωm〕、μ=μ1×μ0であり、μ1 は、金属板構成材料の比透磁率、μ0 は、真空の透磁率〔H/m〕、fは、磁束の周波数〔Hz〕であり、磁束の周波数f〔Hz〕は、実際上、閃光放電ランプ10A,10Bに対してローレンツ力が関与するのがランプ電流の立ち上がり時間Tr〔sec〕の間と考えることができるので、時間Tr〔sec〕のプロファイルをもつ正弦波f〔Hz〕=1/4Trで示すことができる。
そして、上記のランプ点灯条件の範囲において、例えばパルス幅が200μsecの点灯条件で閃光放電ランプを点灯させる場合について考えると、磁束の周波数fは2.5kHzであり、上記(式2)により、表皮深さδは1.7mm程度と算出される。
従って、パルス幅が200μsec以下の点灯条件に設定される場合には、上記(式2)によりパルス幅が短くなるに従って表皮深さδが小さくなるので、表皮深さδは1.7mm以下となる。一方、パルス幅が200μsecより大きい点灯条件で点灯される場合には、パルス幅が長くなるに従って表皮深さδは大きくなるので、点灯条件に応じてアルミニウムよりなる金属板30の厚みを適宜に設定すればよいことになる。
従って、アルミニウムよりなる金属板30の厚みdが2mm以上であれば、表皮深さδが確実に金属板30の厚みdより小さくなる状態を得ることができ、最外側閃光放電ランプ10A,10Bに生ずる磁界が金属板30を通り抜けることがなく、金属板30の内部においては、当該金属板30の内部に進入してきた磁界が打ち消されるよう、うず電流が生じるその結果、当該うず電流によって生じた磁界によって、ローレンツ力が最外側閃光放電ランプ10A,10Bに当該最外側閃光放電ランプ10A,10Bに隣接する閃光放電ランプ10によるローレンツ力と互いに逆方向に作用し、しかも、最外側閃光放電ランプ10A,10Bと金属板30,30の表面との最近接距離Lを特定の大きさに設定することにより、後述する実験例から明らかなように、金属板30,30による最外側閃光放電ランプ10A,10Bに対するローレンツ力の大きさが適正な大きさに調整される。最外側閃光放電ランプ10A,10Bと金属板30,30の表面との最近接距離Lが9mmより小さい場合および21mmより大きい場合には、いずれも、十分なローレンツ力低減効果を得ることができない。
従って、単に、金属板30,30を配置した構成のものであれば生ずる、最外側閃光放電ランプ10A,10Bの放電電流によって生ずる磁界が金属板30,30を通り抜けたり、あるいは、仮に隣接する閃光放電ランプ10によるローレンツ力と逆向きのローレンツ力が偶発的に生じたとしても、当該ローレンツ力の大きさが隣接する閃光放電ランプ10によるローレンツ力の大きさに対して十分な大きさあるいは適正な大きさでなかったりするなどの不具合が、上記構成の閃光放電ランプ装置によれば生ずることがなく、適正な大きさに調整されたローレンツ力を金属板30,30によって確実に発生させることができる。これにより、図3に示されているように、最外側閃光放電ランプ10Aの金属板30に対する鏡像の位置に、最外側閃光放電ランプ10Aと放電電流の向きが互いに異なる閃光放電ランプDが配置されている場合と実質的に同等の効果が得られ、最外側閃光放電ランプ10Aに作用する隣接する閃光放電ランプ10によるローレンツ力Fが金属板30によるローレンツ力F’によって低減され、これにより、当該最外側閃光放電ランプ10Aが移動したり、破損したりすることを確実に防止することができる。他方の最外側閃光放電ランプ10Bについても同様である。
また、上記構成の閃光放電ランプ装置によれば、最外側閃光放電ランプ10A,10Bに作用する隣接する閃光放電ランプ10,10によるローレンツ力が低減されるので、最外側閃光放電ランプ10A,10Bが隣接する閃光放電ランプ10,10によるローレンツ力によって移動することを防止することができ、閃光放電ランプ間の離間距離Rを小さく例えば1〜2mm程度に設定することが可能となり、被処理物に対して光を実質的に均一に放射することができる。
さらに、従来の構成のものであれば、最外側閃光放電ランプ10A,10Bに作用するローレンツ力を低減させるために必要とされる、例えば最外側閃光放電ランプの外側にダミーの閃光放電ランプを配置するなどの措置を講ずることが不要となるので、閃光放電ランプ装置における閃光放電ランプ(群)を配設するための占有スペースを大幅に増大させることがなく、閃光放電ランプ装置が大型化することを防止することができる。
以上においては、金属板がアルミニウムにより構成されてなる場合を例に挙げて説明したが、本発明における金属板を構成する材料は、アルミニウムに限定されるものではなく、閃光放電ランプが点灯されることに伴って生ずる磁束を内部(肉厚中)に進入させるものであれば、いかなるものも用いることができ、例えば鉄、真鍮、ニッケル等を例示することができる。
以下に、金属板をアルミニウム以外の金属材料で構成する場合について説明する。
金属板30をアルミニウム以外の金属で構成する場合には、下記(式1)で示されるアルミニウム等価厚みtが2.0mm以上となるよう、実際に用いられる金属板構成材料の厚みdが設定されると共に、最外側閃光放電ランプ10A,10Bのランプ中心軸C,Cと金属板30,30の表面との最近接距離Lが9〜21mmとなる状態に設定される。
Figure 0004501431
上記(式1)において、dは、実際に用いられる金属板構成材料の厚み〔mm〕、ρは、実際に用いられる金属板構成材料の抵抗率〔Ωm〕、μrは、実際に用いられる金属板構成材料の比透磁率、ρAlは、アルミニウムの抵抗率〔Ωm〕、μrAlは、アルミニウムの比透磁率を、それぞれ、示す。
一例を示すと、金属板構成材料として鉄が用いられる場合には、アルミニウム等価厚みtを2.0mm以上とするために必要な金属板30の厚みdは、上記(式1)により、0.1mm以上と算出される。
金属板30がアルミニウム以外の金属材料により構成される場合には、実際に用いられる金属材料の厚みdをアルミニウム等価厚みtが2.0mm以上となるよう設定すると共に、金属板30,30の表面と最外側閃光放電ランプ10A,10Bのランプ中心軸C,Cとの最近接距離L,Lが特定の大きさとなる状態に設定することにより、金属板30をアルミニウムにより構成した場合と同様に、実際上十分な効果を得ることができる。
以上において、金属板30は、単一の金属材料により構成されたものであっても、2種以上の金属材料層が重ね合わされてなる複合材料により構成されたものであっても、いずれのものでもよい。
金属板30を複合材料により構成する場合には、金属板30,30は、当該複合材料を構成する各金属材料層の積層方向が閃光放電ランプの配列方向と一致するよう、配置される。
複合材料のアルミニウム等価厚みtは、下記(式3)により算出することができ、このアルミニウム等価厚みtが2mm以上となるよう各金属材料層の厚みが設定される。
Figure 0004501431
上記(式3)において、di は、複合材料を構成する各金属材料層の厚み〔mm〕、ρi は、複合材料を構成する各金属材料層の抵抗率〔Ωm〕、μri は、複合材料を構成する各金属材料層の比透磁率、ρAlは、アルミニウムの抵抗率〔Ωm〕、μrAlは、アルミニウムの比透磁率を、それぞれ、示し、nは、複合材料を構成する金属材料層の積層数を示す。
複合材料を構成する金属材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、閃光放電ランプの配列方向に対して内側に位置される最表層、すなわち最外側閃光放電ランプ10A,10Bと対向する金属材料層がアルミニウムよりなるものを用いることができる。このような複合材料が用いられる場合においては、アルミニウム層以外の他の金属材料層を構成する金属材料としては、特に限定されるものではないが、例えば鉄、銅、真鍮、ニッケル等を例示することができる。
例えばアルミニウムと鉄とからなる複合材料により金属板30を構成する場合において、アルミニウム等価厚みtを2.0mm以上とするために必要なそれぞれの金属材料層の厚みの一例を示すと、例えばアルミニウム層の厚みdAlが0.5mm、鉄層の厚みdFeが0.09mm、複合材料全体の厚み(dAl+dFe)が0.59mmである。
金属板30が複合材料により構成されてなる閃光放電ランプ装置においても、複合材料全体の厚み(複合材料を構成する各金属材料層の厚み)を、アルミニウム等価厚みtが2.0mm以上となるよう設定すると共に、金属板30,30の表面と最外側閃光放電ランプ10A,10Bのランプ中心軸C,Cとの最近接距離L,Lが特定の大きさとなる状態に設定することにより、実際上十分な効果を得ることができる。
以下、本発明の効果を確認するために行った実験例について説明する。
<実験例1群>
〔閃光放電ランプ装置の作製〕
図4に示す構成に従って本発明に係る閃光放電ランプ装置を作製した。
この閃光放電ランプ装置は、30本の閃光放電ランプ(10)が、互いに平行に、かつ、隣接する閃光放電ランプ(10)に流れる放電電流の向きが互いに逆向きとなる状態で、配設されて構成されており、隣接する閃光放電ランプ(10)のランプ中心軸間の離間距離(R)は15.2mmである。
閃光放電ランプの配列方向における最外側に位置される閃光放電ランプ(10A,10B)のそれぞれの外側には、アルミニウムよりなる金属板(30,30)が設けられており、この金属板はその先端側部分(同図において下端側部分)がランプ配置面と垂直な平面に対して外方に傾斜して伸びる形態を有する。
各閃光放電ランプ(10)は、いずれも、同一の構成を有するものとされており、発光管(11)は、外径が13mm、内径が10mm、全長が580mmの直管状のものであり、陰極(12)と陽極(13)との間の離間距離で示される発光長の大きさは500mmである。図4において、21は、アルミニウムよりなる反射板である。
この閃光放電ランプ装置において、下記表1に従って、金属板の厚み(d)および金属板の表面と最外側閃光放電ランプのランプ中心軸との最近接距離(L)の大きさを変更して、各閃光放電ランプを下記に示す点灯条件で一斉に点灯させたときに、一方の最外側閃光放電ランプ(10A)に作用するローレンツ力を測定して評価を行った。結果を下記表1に示す。
評価は、金属板を具備していない構成の閃光放電ランプ装置における最外側閃光放電ランプに加わるローレンツ力の大きさを基準(100%)としたときのローレンツ力の相対値が50%以下である場合を「○」、50%より大きい場合を「△」、金属板によるローレンツ力低減効果がない場合、あるいは金属板によるローレンツ力が所期の方向と逆方向に作用する(逆効果)である場合を「×」とした。
最外側閃光放電ランプに加わるローレンツ力の測定は、閃光放電ランプの点灯時におけるランプ配置位置の変位量を測定することにより算出した。
〔ランプ点灯条件〕
・ランプ電流値;2.5kA
・パルス幅;200μsec
Figure 0004501431
なお、この閃光放電ランプ装置は、閃光放電ランプの配列方向の中央位置に対して対称な構成とされており、他方の最外側閃光放電ランプ(10B)についても同様の結果(傾向)が得られた。以下に示す実験例においては、一方の最外側閃光放電ランプ(10A)についての結果のみを示してあるが、他方の最外側閃光放電ランプ(10B)についても同様の結果が得られた。
<実験例2群>
実験例1群において作製した閃光放電ランプ装置において、アルミニウムよりなる金属板を用いることに代えて、鉄よりなる金属板を用いたこと以外は同様の構成を有する閃光放電ランプ装置を作製し、実験例1群と同様にして、最外側閃光放電ランプに作用するローレンツ力を測定して評価を行った。結果を下記表2に示す。表2中の金属板の厚みの欄におけるかっこ内の数値は、アルミニウム等価厚みt〔mm〕を示す。
Figure 0004501431
<実験例3群>
実験例1群において作製した閃光放電ランプ装置において、アルミニウムよりなる金属板を用いることに代えて、アルミニウムと銅とからなる複合材料よりなる金属板を用いたこと以外は同様の構成を有する閃光放電ランプ装置を作製し、実験例1群と同様にして、最外側閃光放電ランプに作用するローレンツ力を測定して評価を行った。結果を下記表3に示す。表3中の金属板の厚みの欄におけるかっこ内の数値は、アルミニウム等価厚みt〔mm〕を示す。
Figure 0004501431
以上の結果より、アルミニウムよりなる厚みが2mm以上の金属板、またはアルミニウム以外の金属(鉄)あるいは複合材料(アルミニウムと銅)よりなるアルミニウム等価厚みが2mm以上の金属板を、金属板の表面と最外側閃光放電ランプのランプ中心軸との最近接距離Lが9〜21mmとなる状態で設けることにより、ランプ点灯時において、最外側閃光放電ランプに作用するローレンツ力を、金属板を具備していない構成の閃光放電ランプ装置における最外側閃光放電ランプに作用するローレンツ力の50%以下の大きさに低減することができることが確認され、このような構成の閃光放電ランプ装置においては、最外側閃光放電ランプの各々が移動したり、破損したりすることがなかった。
また、上記実験例1群〜実験例3群において、パルス幅の大きさを変更して実験例1群〜実験例3群と同様の実験を行ったところ、各閃光放電ランプを400μsecまでの範囲内のパルス幅で点灯させた場合には、金属板をその表面と最外側閃光放電ランプのランプ中心軸との最近接距離Lが9〜21mmとなる状態で設けると共に、アルミニウムよりなる金属板の厚み、あるいは、アルミニウム以外の金属(鉄)あるいは複合材料(アルミニウムと銅)よりなる金属板のアルミニウム等価厚みを2.5mm以上となるよう設定することにより、所期のローレンツ力低減効果が確実に得られることが確認された。
また、各閃光放電ランプを400μsecより大きく800μsecまでの範囲内のパルス幅で点灯させた場合には、金属板をその表面と最外側閃光放電ランプのランプ中心軸との最近接距離Lが9〜21mmとなる状態で設けると共に、アルミニウムよりなる金属板の厚み、あるいは、アルミニウム以外の金属(鉄)あるいは複合材料(アルミニウムと銅)よりなる金属板のアルミニウム等価厚みを3mm以上となるよう設定することにより、所期のローレンツ力低減効果が確実に得られることが確認された。
さらに、各閃光放電ランプを800μsecより大きく3000μsecまでの範囲内のパルス幅で点灯させた場合には、金属板をその表面と最外側閃光放電ランプのランプ中心軸との最近接距離Lが9〜21mmとなる状態で設けると共に、アルミニウムよりなる金属板の厚み、あるいは、アルミニウム以外の金属(鉄)あるいは複合材料(アルミニウムと銅)よりなる金属板のアルミニウム等価厚みを6mm以上となるよう設定することにより、所期のローレンツ力低減効果が確実に得られることが確認された。
本発明に係る閃光放電ランプ装置の一例における構成の概略を示す平面図である。 図1に示す閃光放電ランプ装置の、閃光放電ランプのランプ中心軸に直交する断面を示す部分断面図である。 金属板が設けられている場合における、最外側閃光放電ランプに生ずる磁界を模式的に示す説明図である。 実験例において作製した本発明に係る閃光放電ランプ装置における構成の概略を、閃光放電ランプのランプ中心軸に直交する断面において示す部分断面図である。
符号の説明
10 閃光放電ランプ
10A、10B 最外側閃光放電ランプ
11 発光管
12 陰極
13 陽極
14,15 電極芯棒
16 誘電体部材
17 トリガー電極
20 ランプ支持部材
21 反射板
30 金属板

Claims (3)

  1. 複数本の棒状の閃光放電ランプが、互いに平行に、かつ、隣接する閃光放電ランプに流れる放電電流の向きが互いに逆向きとなるよう、配設されてなり、各々の閃光放電ランプがパルス幅が10μsec以上の点灯条件で一斉に点灯される閃光放電ランプ装置において、
    閃光放電ランプの配列方向における最外側に位置される閃光放電ランプのそれぞれの外側に、アルミニウムよりなる金属板が当該複数本の閃光放電ランプのランプ中心軸の各々を含むランプ配置平面と交差し、閃光放電ランプと同方向に伸びるよう設けられており、 当該金属板は、その厚みが2mm以上のものであって、当該金属板の表面と最外側に位置される閃光放電ランプのランプ中心軸との最近接距離が9〜21mmとなる状態とされていることを特徴とする閃光放電ランプ装置。
  2. 複数本の棒状の閃光放電ランプが、互いに平行に、かつ、隣接する閃光放電ランプに流れる放電電流の向きが互いに逆向きとなるよう、配設されてなり、各々の閃光放電ランプがパルス幅が10μsec以上の点灯条件で一斉に点灯される閃光放電ランプ装置において、
    閃光放電ランプの配列方向における最外側に位置される閃光放電ランプのそれぞれの外側に、金属板が当該複数本の閃光放電ランプのランプ中心軸の各々を含むランプ配置平面と交差し、閃光放電ランプと同方向に伸びるよう設けられており、
    当該金属板は、下記(式1)で示されるアルミニウム等価厚みtが2mm以上のものであって、当該金属板の表面と最外側に位置される閃光放電ランプのランプ中心軸との最近接距離が9〜21mmとなる状態とされていることを特徴とする閃光放電ランプ装置。
    Figure 0004501431
  3. 金属板が、2種以上の金属が重ね合わされてなる複合材料よりなることを特徴とする請求項2に記載の閃光放電ランプ装置。
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