JP4501378B2 - インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP4501378B2
JP4501378B2 JP2003305979A JP2003305979A JP4501378B2 JP 4501378 B2 JP4501378 B2 JP 4501378B2 JP 2003305979 A JP2003305979 A JP 2003305979A JP 2003305979 A JP2003305979 A JP 2003305979A JP 4501378 B2 JP4501378 B2 JP 4501378B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inkjet head
chip
pair
nozzle
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003305979A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004106541A (ja
Inventor
正人 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2003305979A priority Critical patent/JP4501378B2/ja
Publication of JP2004106541A publication Critical patent/JP2004106541A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4501378B2 publication Critical patent/JP4501378B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

本発明は、インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタに関する。
従来より、用紙やプラスチック薄板等の記録媒体にインクを吐出して所定の画像を記録するインクジェットプリンタが提案され、実用化されている。インクジェットプリンタは、ノズル(インク吐出口)を有するインクジェットヘッドを備えており、かかるインクジェットヘッドを所定の方向に移動させながらノズルから記録媒体に向けてインクを吐出することにより、記録媒体に所定の画像を記録している。
近年においては、柔軟で変形し易いフレキシブル配線基板を一体的に組み込んだ構造を有するインクジェットヘッドが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。図8は、このような従来のインクジェットヘッドのノズル近傍部分の構成を説明するための分解斜視図である。従来のインクジェットヘッドのノズル近傍部分は、図8に示すように、フレーム110、ノズルチップ120、フレキシブル配線基板130等から構成されている。
フレーム110は、図示されていないキャリッジに対して所定の位置関係をなすように厳密に位置決めされた状態で固定され、キャリッジとともに所定の方向に移動する。フレーム110をキャリッジに対して位置決めした状態で固定することにより、インク吐出位置のズレを防ぐことができる。また、フレーム110は、ノズルチップ120を固定するための開口部111を備えている。
ノズルチップ120は、図8に示すような薄板状の部材であり、その先端部121にインク吐出口であるノズルを備えている。ノズルチップ120の先端部121近傍は、フレーム110の開口部111に挿入されて固定される。
ところで、インク吐出位置のズレを防止して高品質の画像を形成するためには、ノズルチップ120を、フレーム110に対して所定の位置関係をなすように厳密に位置決めした状態で固定する必要がある。
従来は、かかるノズルチップ120の位置決めを行うため、以下の方法を採用していた。まず、フレーム110の開口部111の内形をノズルチップ120の先端部121の外形よりも若干大きく形成するとともにフレーム110の開口部111の狭幅内面112に突起113を設ける。そして、かかる突起113によって2点で位置決めを行いながら、ノズルチップ120の先端部121の長尺側面122を、フレーム110の開口部111の何れか一方の長尺内面114側に付勢した状態で当接させ、接着して固定する。
特開2002−46256号公報(第4頁、第2図)
しかし、前記した従来の位置決め方法を採用すると、ノズルチップ120を2つの突起113によって2点のみで位置決めしていたため、位置決め精度が比較的低いという問題があった。
また、フレーム110は、アルミニウム等の金属を材料としてダイキャスト法で製作するのが一般的であるが、前記した従来の位置決め方法を採用すると、切削加工によりフレーム110の開口部111の狭幅内面112に突起113を形成する必要があるとともに、長尺内面114にも広く切削加工を施してその面形状を微調整する必要があった。このため、切削加工に長時間を要する上に加工費用が嵩むという問題があった。
本発明の課題は、インクジェットヘッドにおいて、フレームに対するノズルチップの位置決め精度を格段に向上させるとともに、フレームの切削加工に要する時間及び費用を格段に低減させることである。また、本発明の課題は、前記したインクジェットヘッドを備えたインクジェットプリンタを提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
インクを吐出する複数のノズルが列状に配列された先端部と、前記ノズルと反対側の後端部の端面に連続する4側面と、を有するチップ、及び、前記チップが固定される枠状部材を備えるインクジェットヘッドにおいて、
前記枠状部材は、
前記チップの前記4側面のうち1対の相対する側面に各々当接して前記チップを挟持する第1突起対と、
前記チップの前記4側面のうち他の1対の相対する側面に各々当接して前記チップを挟持する第2突起対と、
前記チップの前記後端部の端面を当接させる当接部と、
1対の相対する側壁と、
前記側壁の内面に設けられた相互に対向する第1突起状部材及び第2突起状部材と、を備え、
前記第1突起状部材が、
前記第1突起対と、前記第2突起対の一方と、前記当接部と、を有し、
前記第2突起状部材が、
前記第1突起対と、前記第2突起対の他方と、前記当接部と、を有し、
前記第2突起対が、前記側壁から前記ノズルの列方向に沿って突出し、前記チップの前記4側面のうち前記他の1対の相対する側面に対向していることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記ノズルが露出可能な開口部を有する板状部材を備え、
前記チップの先端部には前記板状部材が取り付けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記枠状部材は、
前記板状部材が固定される基端フレーム部を備え、
前記側壁が、
前記基端フレーム部に立設されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記枠状部材は、
前記ノズルを収納する基端フレーム部を備え、
前記側壁が、
前記基端フレーム部に立設されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記第1突起状部材の前記当接部と前記第2突起状部材の前記当接部とが同じ高さ位置に配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、枠状部材の第1突起対が、チップの後端部の4側面のうち1対の相対する側面に各々当接してチップを挟持するとともに、枠状部材の第2突起対が、チップの後端部の4側面のうち他の1対の相対する側面に各々当接してチップを挟持することにより、枠状部材に対してチップを水平方向において厳密に位置決めすることができる。
さらに、請求項1に記載の発明によれば、枠状部材の当接部にチップの後端部の端面を当接させることにより、枠状部材に対してチップを垂直方向において厳密に位置決めすることができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、枠状部材を切削加工して第1突起対及び第2突起対を形成するだけでチップの厳密な位置決めを行うことができるので、従来のような広い面積にわたる切削加工が不要となる。従って、切削加工に要する時間や費用を格段に低減させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5の何れか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記チップは、
前記1対の相対する側面の中央付近に接続端子を備え、
前記第1突起対は、
前記1対の相対する側面の両端近傍であって前記接続端子を除く部分に各々当接して前記チップを挟持することを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、枠状部材の第1突起対が、チップの後端部の4側面のうち1対の相対する側面の両端近傍であって接続端子を除く部分に各々当接してチップを挟持するので、枠状部材に対してチップをさらに厳密に位置決めすることができるとともに、接続端子への他の部材の接続を許容することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6の何れか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記第1突起対は、
前記当接部に立設されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1から6の何れか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記第2突起対は、
前記当接部に立設されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8の何れか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記枠状部材は、
アルミニウム、樹脂、マグネシウム、銀の少なくとも一の材料で構成されることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9の何れか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記枠状部材は、
ダイキャスト法により一体成形されることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記枠状部材は、
切削加工により形成される前記第1突起対及び前記第2突起対を備えることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1から11の何れか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記チップは、
薄板状であることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記チップの前記後端部は、
略均一の厚さを有していることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項12又は13に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記チップの前記後端部の厚さは、前記先端部の厚さよりも薄くされていることを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項1から14の何れか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
シェアモードタイプのインクジェットヘッドであることを特徴とする。
請求項15に記載の発明によれば、溝加工と同時に、チップの外形の加工又はチップの後端部の加工を併せて行うことができるので、枠状部材に対するチップの位置精度をより一層向上させることができる。
請求項16に記載の発明は、インクジェットプリンタであって、
請求項1から15の何れか一項に記載のインクジェットヘッドが位置決めされた状態で固定されるキャリッジを備えることを特徴とする。
請求項16に記載の発明によれば、キャリッジに、請求項1から15の何れか一項に記載のインクジェットヘッドが位置決めされた状態で固定されるため、キャリッジに対するチップの相対的位置関係を一定にすることができる。従って、インク吐出位置のズレを防止することができ、高精度な画像の形成が可能となる。
請求項1に記載の発明によれば、枠状部材に対してチップを水平方向と垂直方向において厳密に位置決めすることができる。また、枠状部材を切削加工して第1突起対及び第2突起対を形成するだけでチップの厳密な位置決めを行うことができるので、従来のような広い面積にわたる切削加工が不要となる。従って、切削加工に要する時間や費用を格段に低減させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、枠状部材の第1突起対が、チップの後端部の4側面のうち1対の相対する側面の両端近傍であって接続端子を除く部分に各々当接してチップを挟持するので、枠状部材に対してチップをさらに厳密に位置決めすることができるとともに、接続端子への他の部材の接続を許容することができる。
請求項15に記載の発明によれば、溝加工と同時に、チップの外形の加工又はチップの後端部の加工を併せて行うことができるので、枠状部材に対するチップの位置精度をより一層向上させることができる。
請求項16に記載の発明によれば、キャリッジに対するチップの相対的位置関係を一定にすることができる。従って、インク吐出位置のズレを防止することができ、高精度な画像の形成が可能となる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、本実施の形態に係るインクジェットプリンタ1の構成を、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係るインクジェットプリンタ1の構成を説明するための概略図である。インクジェットプリンタ1は、図1に示すように、インクジェットヘッド2、キャリッジ3、キャリッジレール4、インクタンク5、インク供給管6、メンテナンスユニット7、保湿ユニット13等を備えて構成される。インクジェットプリンタ1は、所定の記録媒体Mにインクを吐出することにより、記録媒体Mに所定の画像を形成するものである。
インクジェットプリンタ1により画像が形成される記録媒体Mは、図1における記録領域Cを通過するようにして、図1における矢印Aの方向(以下、「主走査方向A」という)と直行する副走査方向に、図示しない搬送手段によって搬送される。
インクジェットヘッド2は、インクを吐出するノズルを備え、キャリッジ3の記録領域C上での往復移動による走査と併行してインクを吐出することにより、記録媒体Mに画像を形成するものである。インクジェットヘッド2は、インクを吐出するためのノズルが並設された(後述する)ノズル面21bが記録媒体Mと対向するように配置された状態でキャリッジ3に取り付けられる。
なお、本実施の形態においては、シェアモードタイプのインクジェットヘッド2を採用している。シェアモードタイプのインクジェットヘッド2においては、圧電材料であるPZT(piezoelectric)基板に機械的にダイシングソー等を用いて複数の溝を形成することにより、チャネルと、アクチュエータ(チャネル壁)と、を形成する。また、カバープレートをPZT基板の側面に、ノズルプレートをPZT基板の先端面に、各々接着してチャネル及びアクチュエータを覆った状態で、チャネル内にインクを充填する。そして、アクチュエータに設けられた駆動電極に電圧を印加することによりせん断力を発生させて、チャネルの容積が縮小するようにアクチュエータを変形させる。この結果、チャネルの内圧が上昇して、ノズルプレートに設けられたノズルからインクが液滴として噴射することとなる。
また、インクジェットヘッド2は、ノズル吐出方向が垂直下向きとなるように垂直置きしたり、ノズル吐出方向が水平方向となるように水平置きしたりして使用に供することができる。
本実施の形態に係るインクジェットプリンタ1においては、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の4色のインクを吐出できるよう、合計で4個のインクジェットヘッド2がキャリッジ3に設置されている。4個のインクジェットヘッド2は、図1に示すように副走査方向から見て3列に配列されており、中央の列には2個のインクジェットヘッド2が副走査方向に隣接するように配置されている。
なお、本実施の形態に係るインクジェットヘッド2の構成の詳細については、図2から図6を用いて後述することとする。
キャリッジ3は、インクジェットヘッド2を搭載し、キャリッジレール4に沿ってホームポジション領域Bからメンテナンス領域Dにかけて主走査方向Aに移動する。記録領域Cにおいては、キャリッジ3の動作により、記録媒体M上の主走査が行われる。
インクタンク5はインクジェットヘッド2に供給するためのインクを貯留するものであり、4個のインクジェットヘッド2の各々に対応するように4個設置されている。インク供給管6は、インクジェットヘッド2とインクタンク5とを連通接続するように設けられる。インクタンク5内のインクは、このインク供給管6を介してインクジェットヘッド2に導かれる。
メンテナンスユニット7は、一連のメンテナンス動作によりインクジェットヘッド2内の異物を除去して、インクジェットヘッド2のインク吐出状態を良好な状態に回復させるものである。メンテナンスユニット7は、メンテナンス領域Dに配置されており、吸引キャップ8、吸引ポンプ9、インク受器10、清掃ブレード11、廃インクタンク12等を有して構成される。
吸引キャップ8は、吸引ポンプ9を介して廃インクタンク12と連通しており、メンテナンス動作時に上昇してインクジェットヘッド2のノズル面21bを覆う。吸引キャップ8は、各インクジェットヘッド2のノズル面21bを覆うことができるように4個配置されている。
吸引ポンプ9は、図示していないシリンダポンプやチューブポンプを有して構成されており、インクジェットヘッド2内部のインクを異物とともに吸引するための吸引力を発生させるものである。インクジェットヘッド2のノズル面21bを吸引キャップ8で覆った状態で吸引ポンプ9を作動させることにより、インクジェットヘッド2内部のインクを吸引することができる。
インク受器10は、インクジェットヘッド2内部のインク吸引後、インクジェットヘッド2によって予備吐出されたインクを受けるものである。清掃ブレード11は、インクジェットヘッド2によって予備吐出を行った後、ノズル面21bに付着しているインクを除去するものである。廃インクタンク12は、吸引ポンプ9の動作によりインクジェットヘッド2から吸引されたインクや、インクジェットヘッド2から予備吐出されたインクを貯留するように機能する。
保湿ユニット13は、ホームポジション領域Bに配置され、保湿キャップ14を有して構成される。保湿キャップ14は、インクジェットヘッド2が待機状態にある時、ノズル面21bを覆う事でノズル内のインクを保湿するという機能を果たす。保湿キャップ14は、各インクジェットヘッド2のノズル面21bを覆うことができるように4個設けられている。
次に、図2から図6を参照して、本実施の形態に係るインクジェットヘッド2の構成について説明する。図2は本実施の形態に係るインクジェットヘッド2の分解斜視図であり、図3は、図2に示したインクジェットヘッド2を背面側(図2の矢印IIIの方向)から見た状態の分解斜視図である。
本実施の形態に係るインクジェットヘッド2は、図2及び図3に示すように、筐体フレーム20と、ノズルチップ21と、2つのマニホールド22a、22bと、キャップ受け板23と、第1フレキシブル配線基板24a、24bと、駆動回路基板25a、25bと、内部コネクタ26a、26bと、外部コネクタ27と、配線支持板28と、第2フレキシブル配線基板29と、カバー30と、を備えて構成される。
筐体フレーム20は、本発明における枠状部材であり、アルミニウム、樹脂、マグネシウム、銀からなる群より選ばれた少なくとも一を材料としてダイキャスト法により一体成形されてなる。筐体フレーム20は、ノズルチップ21、マニホールド22a、22b及びキャップ受け板23を収納する基端フレーム部20a、基端フレーム部20aの長手方向の両端からそれぞれ立設された側壁部20b、20c、両側壁部20b、20cに架け渡すように形成された放熱板20d及びコネクタ支持部20e、両側壁部20b、20cの内側にそれぞれ形成されたノズルチップ保持部20f、20g等を備えている。
基端フレーム部20aには、接着剤によって、マニホールド22a、22b及びキャップ受け板23が固定される。ノズルチップ保持部20f、20gは、後に詳述するように、ノズルチップ21の後端部21cの両端を各々保持するものである。放熱板20dは、駆動回路基板25a、25bを接合させるものである。コネクタ支持部20eは、外部コネクタ27を支持するように機能するものである。
基端フレーム部20aの外周には、3つの支点当接部20h、20i、20jと、2つのボルト挿通孔20k、20lと、が設けられている。3つの支点当接部20h、20i、20jは、キャリッジ3に対してインクジェットヘッド2を位置決めする際に、キャリッジ3側の3支点に当接して支持される部分である。かかる位置決めの後、インクジェットヘッド2をキャリッジ3に固定するためのボルトが、ボルト挿通孔20k、20lに挿通される。
また、筐体フレーム20には、外部からのインクを導入する流路コネクタ20mが形成されており、この流路コネクタ20mは、側壁20cに設けられた流路形成部20n内のインク流路に連通している。かかる流路形成部20n内のインク流路は、各マニホールド22a、22bに形成されたインク流路に接続する。流路コネクタ20m及び流路形成部20n内のインク流路を介して各マニホールド22a、22bのインク流路に到達したインクは、さらにノズルチップ21の各ノズルに導入される。
ノズルチップ21は、本発明におけるチップであり、その先端部21aに複数のノズルを備えた薄板状の部材である。ノズルチップ21の先端部21aの端面(以下、「ノズル面」という)21bには、インク吐出口であるノズルが、図2の矢印Eの方向(以下、「ノズル並設方向E」という)に連続して形成されている。かかるノズル並設方向Eに連続して形成されたノズルの列を、以下「ノズル列」ということとする。インクジェットヘッド2は、ノズル列が2列構成されたものである。
ノズルチップ21は、ノズル並設方向Eに長尺な外形を有しており、ノズル並設方向Eと主走査方向Aとが直行するようにキャリッジ3に搭載される。ノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する長尺側面には、後述する第1フレキシブル配線基板24a、24bを接続するための電極(接続端子)40が設けられている。ノズルチップ21の両長尺側面には、各々マニホールド22a、22bが取り付けられる。
ノズルチップ21の各ノズルには、インクを吐出するための圧力を発生させる圧電素子が内蔵されている。一方のノズル列の各ノズルに接続された圧電素子は、後述する駆動回路基板25aに実装された駆動回路により駆動され、他方のノズル列の各ノズルに接続した圧電素子は、後述する駆動回路基板25bに実装された駆動回路により駆動される。このため、駆動回路基板25a、25bは、各々、第1フレキシブル配線基板24a、24bを介してノズルチップ21の両側面に接続される。
マニホールド22a、22bは、筐体フレーム20の流路コネクタ20m及び流路形成部20n内のインク流路を介して外部から導入されたインクを、ノズルチップ21の各ノズルに分岐させて供給する分岐管としての機能を果たす部材である。
マニホールド22a、22bのノズルチップ21の側面側には、フィルタ設置部a1、a2が設けられている。フィルタ設置部a1に対してフィルタa3が取り付けられ、フィルタ設置部a2に対してフィルタa4が取り付けられる。なお、各フィルタa2、a4は、各々対応するフィルタ設置部a1、a2に熱圧着又は接着により取り付けられるのが好ましい。フィルタ設置部a1を図3に、フィルタ設置部a2を図2に、それぞれ示している。
キャップ受け板23は、ノズルチップ21及びマニホールド22a、22bの下端に取り付けられる部材であり、吸引キャップ8や保湿キャップ14を受けてこれらと密着するものである。ノズルチップ21及びマニホールド22a、22bの下端にキャップ受け板23を取り付けた際に、キャップ受け板23に設けられた開口部23aを介してノズル面21bが露出することとなる。
第1フレキシブル配線基板24a、24bは、ノズルチップ21の電極に接続され、駆動回路基板25a等とノズルチップ21とを電気的に接続するためのものである。第1フレキシブル配線基板24a、24bは、後述する駆動回路基板25a、25bに接続され、内部コネクタ26a、26b、外部コネクタ27等を介して、外部に電気的に接続される。
駆動回路基板25a、25bと外部との電気的接続は、内部コネクタ26a、26b、外部コネクタ27及び第2フレキシブル配線基板29により行われる。
内部コネクタ26a、26bは、駆動回路基板25a、25bに各々実装されている。第2フレキシブル配線基板29の外部電極は、外部コネクタ27に接続されており、かかる外部電極を含む第2フレキシブル配線基板29の一部は配線支持板28上に貼付されて支持されている。第2フレキシブル配線基板29の端部は二股に分かれるように配線支持板28から延設され、その先端にそれぞれ内部電極が形成されている。これら内部電極が、各内部コネクタ26a、26bに接続される。インクジェットヘッド2の実装時には、外部コネクタ27はキャリッジ3に設置されたコネクタに接続される。
筐体フレーム20にカバー30が取り付けられると、ヘッド筐体の4側面と上端面(ノズル面21bと反対側の面)が構成される。ヘッド筐体の上端面を構成するカバー30の端面には、コネクタ保持開口30aが形成されている。筐体フレーム20にカバー30が取り付けられると、外部コネクタ27及び配線支持板28は、コネクタ保持開口30aによって保持される。
次に、図4から図6を参照して、本発明の主要部である筐体フレーム20のノズルチップ保持部20f、20gについて詳細に説明する。
図4は、筐体フレーム20と、筐体フレーム20に固定される前の状態にあるノズルチップ21と、を示す拡大斜視図であり、図5は、筐体フレーム20にノズルチップ21が固定された状態を示す拡大斜視図である。また、図6(a)は、図5に示した筐体フレーム20及びノズルチップ21を、図5の矢印VIの方向から見た状態の図であり、図6(b)は、図6(a)のB部分の拡大図である。
ノズルチップ保持部20f、20gは、筐体フレーム20の両側壁20b、20cの内面に設けられた突起状の部材であり、前記したように、ノズルチップ21の後端部21cの両端を保持するように機能する。すなわち、ノズルチップ保持部20f、20gは本発明における第1突起状部材及び第2突起状部材である。なお、本発明においてノズルチップ21の後端部21cとは、ノズルチップ21のノズル面21bと反対側の端部を意味し、端面と、この端面に連続する4側面の一部と、から構成される。
ノズルチップ保持部20gは、図4及び図5に示すように、略矩形状の平板部20gDに複数の突起(20gA、20gB等)が下方に立設されてなるものである。図4及び図5には示されていないノズルチップ保持部20fも、同一の構造を有している。なお、本実施の形態においては、筐体フレーム20をダイキャスト法によって成形しており、筐体フレーム20の両側壁20b、20cの内側に成形された略直方体状の部材を切削加工することにより、ノズルチップ保持部20f、20gの平板部や突起を形成している。
図4及び図5に示したノズルチップ保持部20gの平板部20gDの下方に立設された複数の突起群は、ノズルチップ21の後端部21cを挟持するという機能を果たす。以下、図6を用いて、かかる突起群について説明する。
ノズルチップ保持部20fは、図6に示すように、ノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する長尺側面の一方の端部21cfを挟持するように相互に対向させて設けられた長尺側面挟持用突起対20fA、20fBを備えている。また、ノズルチップ保持部20gは、図4から図6に示すように、ノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する長尺側面の他方の端部21cgを挟持するように相互に対向させて設けられた長尺側面挟持用突起対20gA、20gBを備えている。これら長尺側面挟持用突起対20fA、20fB、20gA、20gBは、本発明における第1突起対である。
なお、これら長尺側面挟持用突起対20fA、20fB、20gA、20gBは、何れも、ノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する長尺側面のうち、電極(接続端子)40を除く部分を挟持するものである。
また、ノズルチップ保持部20f、20gは、図6に示すように、ノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する短尺側面を挟持するように相互に対向させて設けられた短尺側面挟持用突起対20fC、20gCを備えている。これら短尺側面挟持用突起対20fC、20gCは、本発明における第2突起対である。
長尺側面挟持用突起対20fA、20fBでノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する長尺側面の一方の端部21cfを挟持するとともに、長尺側面挟持用突起対20gA、20gBでノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する長尺側面の他方の端部21cgを挟持することにより、筐体フレーム20に対するノズルチップ21の図6(b)のY方向における相対位置を決定することができる。
また、短尺側面挟持用突起対20fC、20gCでノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する短尺側面を挟持することにより、筐体フレーム20に対するノズルチップ21の図6(b)のX方向における相対位置を決定することができる。
すなわち、ノズルチップ21の後端部21cが、筐体フレーム20のノズルチップ保持部20f、20gに設けられた長尺側面挟持用突起対20fA、20fB、20gA、20gB、及び、短尺側面挟持用突起対20fC、20gCによって挟持されることにより、筐体フレーム20に対するノズルチップ21の水平方向の相対位置が決定される(図5、図6参照)。
さらに、ノズルチップ保持部20f、20gを構成する略矩形状の平板部20fD、20gDは、筐体フレーム20に対するノズルチップ21の垂直方向の相対位置を決定するものである。以下、これら平板部20fD、20gDについて説明する。
ノズルチップ保持部20gの平板部20gDは、図5に示すように、ノズルチップ21の後端部21cの端面を当接させるという機能を果たす。また、図4及び図5には示されていないノズルチップ保持部20fの平板部20fDも、同様にノズルチップ21の後端部21cの端面を当接させるという機能を果たす。すなわち、これら平板部20fD、20gDは、本発明における当接部である。
ノズルチップ21の後端部21cの端面が、筐体フレーム20のノズルチップ保持部20f、20gの平板部20fD、20gDに当接されることにより、筐体フレーム20に対するノズルチップ21の垂直方向の相対位置が決定される(図5、図6参照)。
本実施の形態に係るインクジェットヘッド2においては、筐体フレーム20のノズルチップ保持部20f、20gに設けられた長尺側面挟持用突起対20fA、20fB、20gA、20gBによって、ノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する長尺側面を挟持するとともに、短尺側面挟持用突起対20fC、20gCによって、ノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する短尺側面を挟持することにより、筐体フレーム20に対してノズルチップ21を水平方向において厳密に位置決めすることができる。
また、本実施の形態に係るインクジェットヘッド2においては、ノズルチップ保持部20f、20gに設けられた長尺側面挟持用突起対20fA、20fB、20gA、20gBが、ノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する長尺側面の両端近傍であって電極(接続端子)40を除く部分に各々当接してノズルチップ21を挟持するので、筐体フレーム20に対してノズルチップ21をさらに厳密に位置決めすることができるとともに、電極(接続端子)40への他の部材の接続を許容することができる。
また、本実施の形態に係るインクジェットヘッド2においては、ノズルチップ21の後端部21cの端面を、筐体フレーム20のノズルチップ保持部20f、20gの平板部20fD、20gDに当接させることにより、筐体フレーム20に対してノズルチップ21を垂直方向において厳密に位置決めすることができる。
また、本実施の形態に係るインクジェットヘッド2においては、筐体フレーム20の一部を切削加工して特定の突起群や平板部を形成するだけでノズルチップ21の厳密な位置決めが可能となるので、従来のような広い面積にわたる切削加工が不要となる。従って、切削加工に要する時間や費用を格段に低減させることができる。
また、本実施の形態においては、シェアモードタイプのインクジェットヘッド2を採用しているので、溝加工と同時に、ノズルチップ21の外形の加工又はノズルチップ21の後端部21cの加工を併せて行うことができる。従って、筐体フレーム20に対するノズルチップ21の位置精度をより一層向上させることができる。
また、本実施の形態に係るインクジェットプリンタ1においては、キャリッジ3にインクジェットヘッド2が位置決めされた状態で固定されるため、キャリッジ3に対するノズルチップ21の相対的位置関係を一定にすることができる。従って、インク吐出位置のズレを防止することができ、高精度な画像の形成が可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態に係るインクジェットプリンタについて、図7を用いて説明する。本実施の形態に係るインクジェットプリンタは、第1の実施の形態に係るインクジェットプリンタ1において、インクジェットヘッド2の筐体フレーム20のノズルチップ保持部20f、20gの構造のみを変更したものであり、その他の構成については実質的に同一である。このため、以下の説明において、第1の実施の形態に係るインクジェットプリンタ1と共通の構成については、同一の符号を付して説明する。
図7(a)は、図6(a)と同様に、本実施の形態に係るインクジェットヘッドを構成する筐体フレーム20と、筐体フレーム20に固定されたノズルチップ21と、を下方から見た状態の図であり、図7(b)は、図7(a)のB部分の拡大図である。
本実施の形態におけるノズルチップ保持部20gは、平板部20gδと、特殊形状の突起(20gα、20gβ等)が平板部20gδの下方に立設されてなるものである。また、本実施の形態においても、筐体フレーム20をダイキャスト法によって成形しており、筐体フレーム20の両側壁20b、20cの内側に成形された略直方体状の部材を切削加工することにより、ノズルチップ保持部20f、20gの平板部や突起を形成している。
本実施の形態におけるノズルチップ保持部20gは、図7に示すように、ノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する長尺側面の一方の端部21cgを挟持するように相互に対向させて設けられた長尺側面挟持用突起対20gα、20gβを備えている。また、ノズルチップ保持部20fは、図7に示すように、ノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する長尺側面の他方の端部21cfを挟持するように相互に対向させて設けられた長尺側面挟持用突起対20fα、20fβを備えている。これら長尺側面挟持用突起対20fα、20fβ、20gα、20gβは、本発明における第1突起対である。
なお、これら長尺側面挟持用突起対20fα、20fβ、20gα、20gβは、何れも、ノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する長尺側面のうち、電極(接続端子)40を除く部分を挟持するものである。
また、ノズルチップ保持部20f、20gは、図7に示すように、ノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する短尺側面を挟持するように相互に対向させて設けられた短尺側面挟持用突起対20fγ、20gγを備えている。これら短尺側面挟持用突起対20fγ、20gγは、本発明における第2突起対である。
本実施の形態においては、図7から明らかなように、長尺側面挟持用突起対20fα、20fβと短尺側面挟持用突起対20fγとが連接され、長尺側面挟持用突起対20gα、20gβと短尺側面挟持用突起対20gCγとが連接されるように切削加工が施されている。
長尺側面挟持用突起対20fα、20fβでノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する長尺側面の一方の端部21cfを挟持するとともに、長尺側面挟持用突起対20gα、20gβでノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する長尺側面の他方の端部21cgを挟持することにより、筐体フレーム20に対するノズルチップ21の図7(b)のY方向における相対位置を決定することができる。
また、短尺側面挟持用突起対20fγ、20gγでノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する短尺側面を挟持することにより、筐体フレーム20に対するノズルチップ21の図7(b)のX方向における相対位置を決定することができる。
すなわち、ノズルチップ21の後端部21cが、筐体フレーム20のノズルチップ保持部20f、20gに設けられた長尺側面挟持用突起対20fα、20fβ、20gα、20gβ、及び、短尺側面挟持用突起対20fγ、20gγによって挟持されることにより、筐体フレーム20に対するノズルチップ21の水平方向の相対位置が決定される(図7参照)。
ノズルチップ保持部20f、20gを構成する略矩形状の平板部20fδ、20gδは、筐体フレーム20に対するノズルチップ21の垂直方向の相対位置を決定するものである。ノズルチップ保持部20gの平板部20gδは、ノズルチップ21の後端部21cの端面を当接させるという機能を果たす。また、ノズルチップ保持部20fの平板部20fδも、同様にノズルチップ21の後端部21cの端面を当接させるという機能を果たす。すなわち、これら平板部20fδ、20gδは、本発明における当接部である。
ノズルチップ21の後端部21cの端面が、筐体フレーム20のノズルチップ保持部20f、20gの平板部20fδ、20gδに当接されることにより、筐体フレーム20に対するノズルチップ21の垂直方向の相対位置が決定される(図7参照)。
本実施の形態に係るインクジェットヘッドにおいては、筐体フレーム20のノズルチップ保持部20f、20gに設けられた長尺側面挟持用突起対20fα、20fβ、20gα、20gβによって、ノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する長尺側面を挟持するとともに、短尺側面挟持用突起対20fγ、20gγによって、ノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する短尺側面を挟持することにより、筐体フレーム20に対してノズルチップ21を水平方向において厳密に位置決めすることができる。
また、本実施の形態に係るインクジェットヘッドにおいては、ノズルチップ保持部20f、20gに設けられた長尺側面挟持用突起対20fα、20fβ、20gα、20gβが、ノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する長尺側面の両端近傍であって電極(接続端子)40を除く部分に各々当接してノズルチップ21を挟持するので、筐体フレーム20に対してノズルチップ21をさらに厳密に位置決めすることができるとともに、電極(接続端子)40への他の部材の接続を許容することができる。
また、本実施の形態に係るインクジェットヘッドにおいては、ノズルチップ21の後端部21cの端面を、筐体フレーム20のノズルチップ保持部20f、20gの平板部20fδ、20gδに当接させることにより、筐体フレーム20に対してノズルチップ21を垂直方向において厳密に位置決めすることができる。
また、本実施の形態に係るインクジェットヘッドにおいては、筐体フレーム20の一部を切削加工して特定の突起群や平板部を形成するだけでノズルチップ21の厳密な位置決めが可能となるので、従来のような面形状微調整のための切削加工が不要となる。従って、切削加工に要する時間や費用を格段に低減させることができる。
また、本実施の形態に係るインクジェットプリンタにおいては、キャリッジ3にインクジェットヘッド2が位置決めされた状態で固定されるため、キャリッジ3に対するノズルチップ21の相対的位置関係を一定にすることができる。従って、インク吐出位置のズレを防止することができ、高精度な画像の形成が可能となる。
なお、以上の実施の形態においては、筐体フレーム20の一部に切削加工を施すことによって、図6(b)や図7(b)に示すような形状の長尺側面挟持用突起対(第1突起対)、短尺側面挟持用突起対(第2突起対)及び平板部(当接部)を有するノズルチップ保持部20f、20gを構成したが、第1突起対、第2突起対及び当接部は、かかる形状に限定されるものではない。
すなわち、第1突起対としては、ノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する長尺側面を挟持するように相互に対向させて設けられているものであればいかなる形状でもよい。また、第2突起対としては、ノズルチップ21の後端部21cの端面に連続する短尺側面を挟持するように相互に対向させて設けられているものであればいかなる形状でもよい。また、当接部としては、ノズルチップ21の後端部21cの端面を当接させるものでいかなる態様でもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るインクジェットプリンタの概要を説明するための概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係るインクジェットヘッドの分解斜視図である。 図2に示したインクジェットヘッドを矢印IIIの方向から見た状態の分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るインクジェットヘッドを構成する筐体フレームと、筐体フレームに固定される前の状態にあるノズルチップと、を示す拡大斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るインクジェットヘッドを構成する筐体フレームにノズルチップが固定された状態を示す拡大斜視図である。 (a)は、図5に示した筐体フレーム及びノズルチップを矢印VIの方向から見た状態の図であり、(b)は、(a)のB部分の拡大図である。 (a)は、本発明の第2の実施の形態に係るインクジェットヘッドを構成する筐体フレームと、この筐体フレームに固定されたノズルチップと、を下方から見た状態の図であり、(b)は、(a)のB部分の拡大図である。 従来のインクジェットヘッドの構成の一部を説明するための分解斜視図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ
2 インクジェットヘッド
3 キャリッジ
4 キャリッジレール
5 インクタンク
6 インク供給管
7 メンテナンスユニット
8 吸引キャップ
9 吸引ポンプ
10 インク受器
11 清掃ブレード
12 廃インクタンク
13 保湿ユニット
14 保湿キャップ
20 筐体フレーム(枠状部材)
20a 基端フレーム部
20b、20c 側壁部
20d 放熱板
20e コネクタ支持部
20f、20g ノズルチップ保持部(第1突起状部材、第2突起状部材)
20fA、20fB 長尺側面挟持用突起対(第1突起対)
20fα、20fβ 長尺側面挟持用突起対(第1突起対)
20gA、20gB 長尺側面挟持用突起対(第1突起対)
20gα、20gβ 長尺側面挟持用突起対(第1突起対)
20fC、20gC 狭幅側面挟持用突起対(第2突起対)
20fγ、20gγ 狭幅側面挟持用突起対(第2突起対)
20fD、20gD 平板部(当接部)
20fδ、20gδ 平板部(当接部)
20h〜20j 支点当接部
20k、20l ボルト挿通孔
20m 流路コネクタ
20n 流路形成部
21 ノズルチップ
21a 先端部
21b ノズル面
21c 後端部
21cf、21cg 両端部
22a、22b マニホールド
23 キャップ受け板
23a 開口部
24a、24b 第1フレキシブル配線基板
25a、25b 駆動回路基板
26a、26b 内部コネクタ
27 外部コネクタ
28 配線支持板
29 第2フレキシブル配線基板
30 カバー
30a コネクタ保持開口
40 電極(接続端子)
110 フレーム
111 開口部
112 狭幅内面
113 突起
114 長尺内面
120 ノズルチップ
121 下端部
122 長尺側面
130 フレキシブル配線基板

Claims (16)

  1. インクを吐出する複数のノズルが列状に配列された先端部と、前記ノズルと反対側の後端部の端面に連続する4側面と、を有するチップ、及び、前記チップが固定される枠状部材を備えるインクジェットヘッドにおいて、
    前記枠状部材は、
    前記チップの前記4側面のうち1対の相対する側面に各々当接して前記チップを挟持する第1突起対と、
    前記チップの前記4側面のうち他の1対の相対する側面に各々当接して前記チップを挟持する第2突起対と、
    前記チップの前記後端部の端面を当接させる当接部と、
    1対の相対する側壁と、
    前記側壁の内面に設けられた相互に対向する第1突起状部材及び第2突起状部材と、を備え、
    前記第1突起状部材が、
    前記第1突起対と、前記第2突起対の一方と、前記当接部と、を有し、
    前記第2突起状部材が、
    前記第1突起対と、前記第2突起対の他方と、前記当接部と、を有し、
    前記第2突起対が、
    前記側壁から前記ノズルの列方向に沿って突出し、前記チップの前記4側面のうち前記他の1対の相対する側面に当接していることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記ノズルが露出可能な開口部を有する板状部材を備え、
    前記チップの先端部には前記板状部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記枠状部材は、
    前記板状部材が固定される基端フレーム部を備え、
    前記側壁が、
    前記基端フレーム部に立設されていることを特徴とする請求項2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記枠状部材は、
    前記ノズルを収納する基端フレーム部を備え、
    前記側壁が、
    前記基端フレーム部に立設されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記第1突起状部材の前記当接部と前記第2突起状部材の前記当接部とが同じ高さ位置に配置されていることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のインクジェットヘッド。
  6. 前記チップは、
    前記1対の相対する側面の中央付近に接続端子を備え、
    前記第1突起対は、
    前記1対の相対する側面の両端近傍であって前記接続端子を除く部分に各々当接して前記チップを挟持することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のインクジェットヘッド。
  7. 前記第1突起対は、
    前記当接部に立設されていることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のインクジェットヘッド。
  8. 前記第2突起対は、
    前記当接部に立設されていることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のインクジェットヘッド。
  9. 前記枠状部材は、
    アルミニウム、樹脂、マグネシウム、銀の少なくとも一の材料で構成されることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載のインクジェットヘッド。
  10. 前記枠状部材は、
    ダイキャスト法により一体成形されることを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載のインクジェットヘッド。
  11. 前記枠状部材は、
    切削加工により形成される前記第1突起対及び前記第2突起対を備えることを特徴とする請求項10に記載のインクジェットヘッド。
  12. 前記チップは、
    薄板状であることを特徴とする請求項1から11の何れか一項に記載のインクジェットヘッド。
  13. 前記チップの前記後端部は、
    略均一の厚さを有していることを特徴とする請求項12に記載のインクジェットヘッド。
  14. 前記チップの前記後端部の厚さは、前記先端部の厚さよりも薄くされていることを特徴とする請求項12又は13に記載のインクジェットヘッド。
  15. シェアモードタイプのインクジェットヘッドであることを特徴とする請求項1から14の何れか一項に記載のインクジェットヘッド。
  16. 請求項1から15の何れか一項に記載のインクジェットヘッドが位置決めされた状態で固定されるキャリッジを備えることを特徴とするインクジェットプリンタ。
JP2003305979A 2002-08-30 2003-08-29 インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ Expired - Fee Related JP4501378B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003305979A JP4501378B2 (ja) 2002-08-30 2003-08-29 インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002256055 2002-08-30
JP2003305979A JP4501378B2 (ja) 2002-08-30 2003-08-29 インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004106541A JP2004106541A (ja) 2004-04-08
JP4501378B2 true JP4501378B2 (ja) 2010-07-14

Family

ID=32301401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003305979A Expired - Fee Related JP4501378B2 (ja) 2002-08-30 2003-08-29 インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4501378B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262540A (ja) * 2008-04-01 2009-11-12 Olympus Corp 記録ヘッドの位置調整機構及びその位置調整機構を搭載する画像記録装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11309860A (ja) * 1998-04-30 1999-11-09 Dainippon Screen Mfg Co Ltd インクジェット・ヘッド
JP2000218581A (ja) * 1999-01-26 2000-08-08 Ricoh Co Ltd 部品の吸着方法および部品の吸着装置
JP2001162811A (ja) * 1999-12-07 2001-06-19 Seiko Epson Corp インクジェット式記録ヘッドユニット及びその製造方法
JP2001315355A (ja) * 2000-05-11 2001-11-13 Konica Corp インクジェットヘッド、インクジェットプリンタ
JP2002046256A (ja) * 2000-08-01 2002-02-12 Konica Corp インクジェットのプリンタヘッド、および、該製造方法
JP2002086695A (ja) * 2000-08-25 2002-03-26 Hewlett Packard Co <Hp> ワイドアレイインクジェットプリントヘッドアセンブリのための担体の位置決め
JP2003237083A (ja) * 2002-02-15 2003-08-26 Canon Inc 液体噴射記録ヘッド、および、それを備えた液体噴射記録装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11309860A (ja) * 1998-04-30 1999-11-09 Dainippon Screen Mfg Co Ltd インクジェット・ヘッド
JP2000218581A (ja) * 1999-01-26 2000-08-08 Ricoh Co Ltd 部品の吸着方法および部品の吸着装置
JP2001162811A (ja) * 1999-12-07 2001-06-19 Seiko Epson Corp インクジェット式記録ヘッドユニット及びその製造方法
JP2001315355A (ja) * 2000-05-11 2001-11-13 Konica Corp インクジェットヘッド、インクジェットプリンタ
JP2002046256A (ja) * 2000-08-01 2002-02-12 Konica Corp インクジェットのプリンタヘッド、および、該製造方法
JP2002086695A (ja) * 2000-08-25 2002-03-26 Hewlett Packard Co <Hp> ワイドアレイインクジェットプリントヘッドアセンブリのための担体の位置決め
JP2003237083A (ja) * 2002-02-15 2003-08-26 Canon Inc 液体噴射記録ヘッド、および、それを備えた液体噴射記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004106541A (ja) 2004-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0137634B1 (ko) 착탈 가능한 잉크 제트 유니트 및 잉크 제트 장치
US7401905B2 (en) Ink-jet head with ink blockage prevention device
JP2012081644A (ja) 液体噴射ヘッドの製造方法
US6151046A (en) Recording head unit and recording apparatus using the same
US6659595B2 (en) Liquid jet recording head
KR100515498B1 (ko) 잉크젯 기록 장치
JP4501378B2 (ja) インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ
US8162445B2 (en) Ink jet printing head
US7073884B2 (en) Ink jet head and ink jet printer
US6220697B1 (en) Ink jet recording head and ink jet recording apparatus having such head
JP2007190684A (ja) ヘッドユニットおよび液体吐出装置
JP4682605B2 (ja) インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ
JP4196619B2 (ja) インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ
JPH09300633A (ja) インクジェットヘッド
JP4277495B2 (ja) マニホールドの取付構造、インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ
JP4277493B2 (ja) インクジェットヘッド
EP0829359A2 (en) Ink jet recording head and ink jet recording apparatus having such head
JP2005081601A (ja) インクジェットヘッド
JP4078925B2 (ja) インクジェットヘッド
JP4277494B2 (ja) インクジェットヘッド
CN109228662B (zh) 液体喷射头以及液体喷射装置
JP4254168B2 (ja) インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ
US8205975B2 (en) Recording apparatus
JPH05338204A (ja) インクジェット記録装置
JP4218289B2 (ja) インクジェットヘッド、及び駆動回路基板の固定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4501378

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees