JP4501289B2 - エネルギ補給所案内装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体のエネルギ補給所を案内する案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両に搭載されるナビゲーションシステムが普及している。ナビゲーションシステムは、液晶ディスプレイ等の表示部に、地図、車両の現在位置、目的地までの経路などを表示する装置である。
【0003】
ナビゲーションシステムの一機能として、燃料不足時に、給油所までの経路情報を提供する機能が提案されている(例えば、特開平5−142994記載の技術)。また、電気自動車の普及を考慮して、バッテリ残容量不足時に、電気エネルギー供給スタンドの位置情報を提供する機能も提案されている(例えば、特開平9−210702記載の技術)。これらに例示されるように、従来のナビゲーションシステムにおける補給所の案内は、画一的な燃料またはエネルギを対象とするものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年では、駆動力源として燃料電池を搭載した車両が提案されており、これに伴って車両の燃料が多様化する傾向にある。かかる車両には、燃料電池用の燃料として、発電に供される水素を直接貯蔵するタイプもあれば、改質によって水素を生成するための原料を貯蔵するタイプもある。後者では、原料は、ガソリン、天然ガスなどの炭化水素系化合物、メタノールその他のアルコール、アルデヒドなど多岐に亘る。また、燃料電池とエンジンの双方を駆動源として搭載する車両など、一台に複数種類の燃料が搭載される可能性もある。補給すべきエネルギは、燃料に限らず、バッテリへの充電である可能性もある。
【0005】
このようにエネルギの種類が多岐に亘る状況では、単一の補給所で全てのエネルギを賄うことができるとは限らない。移動体の運転者は、補給すべきエネルギの種類に応じて補給所を適宜選択する必要がある。
【0006】
従来のナビゲーションシステムでは、このように多種多様なエネルギに対して、適切に補給所の案内をすることができなかった。また、複数のエネルギを要する車両において、補給すべきエネルギに対応した補給所の案内をすることができなかった。運転者が、それぞれのエネルギに適した補給所を検索することは可能ではあるが、エネルギ補給の度に煩雑な検索操作が必要であった。
【0007】
上述の課題は、車両に関わらず、船舶、航空機など種々の移動体について生じ得た。本発明は、かかる課題に鑑み、多種多様なエネルギを対象として、その補給所を案内する案内装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記課題の少なくとも一部を解決するため、本発明では、移動体用のエネルギ補給所を案内する案内装置において、
前記案内の対象となるエネルギの種類を特定する対象エネルギ特定部と、
前記特定されたエネルギに対応する補給所の位置を特定する位置特定部と、
該特定された補給所への到達を支援する支援情報を提示する情報提示部とを備えるものとした。
ここで、エネルギとは、化学的エネルギとしての燃料および電気エネルギの双方を含む。
【0009】
本発明の案内装置によれば、多種多様なエネルギの中から特定されたエネルギについて補給所を案内することができる。従って、運転者は、煩雑な操作およびエネルギの種類に関する判断をする必要なく、移動体に適したエネルギの補給所に関する情報を得ることができる。
【0010】
本発明において、補給所の位置に関する情報は、予めこれらを記憶した記憶部を参照して得ることができる。記憶部は、必ずしも案内装置に内蔵されている必要はない。例えば、CD−ROM、DVDなどに代表されるように、これらの情報を記録した記録媒体を記憶部として用いることができる。また、ネットワークに接続されたサーバを記憶部として用いることもできる。つまり、位置特定部は無線通信等でネットワークを介してサーバから情報を取得するものとしてもよい。
【0011】
支援情報の提示は、例えば、液晶ディスプレイなどを用いた表示部への表示としてもよいし、音声などでの案内としてもよい。情報提示は、移動体の現在位置から補給所への経路の提示が好ましい。但し、情報提示は、これに限定されるものではなく、補給所への到達を支援する種々の態様を採りうる。例えば、移動体の付近に存在する補給所の位置を提示するのみであってもよい。移動体の位置に関わらず補給所の位置等を提示するものとしてもよい。
【0012】
本発明の案内装置は、移動体に搭載する構成を採ることが望ましいが、いわゆる据え置き型で構成しても構わない。例えば、街角に設置するものとしてもよい。設置型の案内装置では、設置場所の近傍で補給所の位置等を提示する態様を採ることができる。
【0013】
本発明の案内装置においては、
前記対象エネルギ特定部は、同時に複数のエネルギを対象に含めうる案内装置とすることが望ましい。
【0014】
複数のエネルギを併用する移動体では、特に補給所の特定が困難になるため、本発明の案内装置を有効活用することができる。複数のエネルギを対象とする場合、補給所の情報は、対象となるエネルギ種別ごとに提示するものとしてもよいし、対象となる全エネルギを賄うことができる補給所のみを提示するものとしてもよい。
【0015】
対象となるエネルギ種別ごとに情報を提供する場合、例えば、
情報提示部は、複数のエネルギについて設定された所定の優先順位に従って、情報提示を行うものとすることができる。
こうすれば、補給所の情報を容易に識別することができ、利便性を向上することができる。優先順位は、予め設定された優先順位としてもよいし、移動体の状態に応じて変動させてもよい。
【0016】
後者の態様として、本発明の案内装置が、所定の移動体に搭載されている場合には、
例えば、前記対象となるエネルギのそれぞれについて、前記移動体の残量を検出する残量検出部を備え、
優先順位は、該残量に応じて設定されることができる。
【0017】
残量が少ないエネルギほど、補給所の情報に対する要求が高いのが通常である。従って、残量に基づいて優先順位を設定すれば、要求の高い情報を優先的に提供することができ、利便性を向上させることができる。
【0018】
この場合、残量としては、例えば、エネルギ消費比率、エネルギ残量、使用比率の少なくとも一つを用いて表すことができる。もちろん、他のパラメータを用いても構わない。また、判断方法に応じ、必ずしも残量を定量的に表現するパラメータのみならず、不足しているか否かを量子的に表すパラメータを用いるものとしてもよい。
【0019】
ここで、エネルギ消費比率は、既消費エネルギ量の満載エネルギ量に対する比率である。例えば、100リットルが収容可能な燃料タンクについて、30リットルが消費された時には、エネルギ消費比率は、30%と表される。バッテリ等の充電状態についても同様に、消費された電力と満充電時の電力の比でエネルギ消費比率を表すことができる。もちろん、未消費エネルギ量と満載エネルギ量の比率をエネルギ残量のパラメータとして用いることも可能である。
【0020】
エネルギ残量は、エネルギの残量を定量的に示す有次元の物理量である。燃料については、残量をリットルその他の容積の単位、またはキログラムなどの重量の単位を用いてエネルギ残量を表すことができる。充電残量については、アンペア・時などの単位を用いてエネルギ残量を表すことができる。
【0021】
使用比率は、前記複数のエネルギを所定の比率で組み合わせて使用すると仮定した場合に、各エネルギが不足するか否かを特定するパラメータである。例えば、2種類の燃料を併用する場合を考える。天然ガスとLPGのように、2種類の燃料を一つの機関で混合して併用する場合もあれば、燃料電池とエンジンとを搭載した車両のように異なる機関で消費する場合もある。両者の消費は、機関の運転状態等によって変動するものの、理論値または経験値として概ねの消費比率を設定することは可能である。
【0022】
使用比率では、こうして設定された消費比率を用いてエネルギの残量を特定する。例えば、1対2の消費比率で2種類の燃料A,Bが使用される場合を考える。燃料A,Bの残量が1対1.5である場合、設定された消費比率で燃料を消費すると、燃料Bが先に不足することになる。設定された消費比率を実現するためには、燃料Bの残量を、0.5体積分増やす必要がある。使用比率をエネルギ残量として用いる場合には、設定された消費比率に照らして、各燃料について過不足を示す「+」「−」などの符号を付すものとしてもよいし、不足している体積等を定量的に示すものとしてもよい。
【0023】
更に、
前記優先順位は、前記残量の大小関係に基づいて設定することができる。
残量の少ないエネルギほど、補給に対する要求が高いのが通常である。従って、かかる優先順位によれば、要求の高い順に情報提示を行うことができる。
【0024】
また、
前記優先順位は、前記残量と所定の基準値との大小関係に基づいて設定するものとしてもよい。
現実には、残量に余裕がある場合には、補給の必要はない。上記態様によれば、基準値との大小関係に基づき、補給を要するほど消費されたと判断されるエネルギについて、優先的に情報提示することができる。基準値は、補給の必要性の判断基準となる値であり、例えば、移動体の平均的な消費率、補給所間の平均距離などを参酌して任意に設定することができる。
【0025】
優先順位に従った情報提示を行う場合、
前記情報提示部は、前記情報提供において、前記優先順位を考慮する第1モードと、該優先順位を考慮しない第2モードとを、選択可能とすることが望ましい。
こうすることにより、情報提示方法を多様化でき、案内装置の利便性を向上することができる。
【0026】
選択の方法は、種々の態様を採りうる。第1に、外部からの指示、例えば運転者の操作によって選択する態様を採ることができる。第2に、案内装置自体が所定の条件に基づいて選択態様を採ることができる。所定の条件としては、例えば、補給所数、補給所の密度などが挙げられる。かかる条件下では、補給所が非常に多かったり、補給所が密に存在していたりして、情報提示が煩雑になる場合には、優先順位を考慮して情報提示が行われ、その他の場合には、優先順位を考慮せず全ての補給所の情報提示が行われる。所定の条件としては、時間を考慮してもよい。例えば、補給所が閉店している可能性が高い夜間には、優先順位に関わらず可能な限り多くの情報を提示し、昼間には、優先順位を考慮して情報を提示する態様を採ることができる。所定の条件は、これらに限らず、種々設定可能である。
【0027】
本発明の案内装置においては、
前記対象エネルギ特定部は、
前記対象となるエネルギを設定する設定部と、
該設定を保持する保持部とを備えるものとすることができる。
これは、予め設定されたエネルギを対象として案内を行う態様に相当し、対象となるエネルギの特定を比較的容易に実現することができる利点がある。案内装置の操作部等を利用して運転者等が設定するものとしてもよいし、案内装置を移動体に取り付ける際に、作業者がディップスイッチ等によって設定するものとしてもよい。ガソリンにおけるグレードのように、運転者の意思によってエネルギの選択に自由度が残されている場合、前者の態様が望ましい。自由度がない場合には、運転者の誤操作等を回避する意味で、後者の態様が望ましい。
【0028】
また、
前記対象エネルギ特定部は、前記移動体内で電子的に収集可能な情報に基づいて前記対象エネルギを特定するものとしてもよい。
こうすれば、運転者等がエネルギの種類について判断する必要がなくなり、案内装置の利便性を向上することができる。電子的に収集可能な情報には、例えば、燃料タンクなどに設けられたセンサの出力を用いることができる。また、移動体を制御するための制御プログラムの内容を参照するものとしてもよい。通常、移動体の制御は、特定のエネルギの使用を前提として構築されており、制御プログラム内には、エネルギの種類を示すコード、エネルギの種類に関連した式などが含まれていることが多い。従って、制御プログラム内のこれらの情報を解析することにより、対象となるエネルギを特定することができる。
【0029】
本発明の案内装置において、対象エネルギには、少なくとも燃料電池用の燃料が含まれるものとすることができる。
燃料電池用の燃料は、非常に多岐に亘る可能性が高い。改質によって水素を生成する場合、改質用の燃料は、ガソリン、天然ガスなどの炭化水素系化合物、メタノールその他のアルコール、アルデヒドなど非常に多岐に亘る可能性がある。また、水素を燃料として直接貯蔵する可能性もある。更に、これらは新規な燃料であるから、十分な数の補給所が設けられるまでに時間を要する。これらの状況を考慮すると、本発明の案内装置は、燃料電池用の燃料を対象に含める場合に、有用性が高い。
【0030】
本発明は、上述の案内装置としての態様の他、エネルギの補給所の案内方法として構成してもよい。案内装置として構成する場合には、単一種類のエネルギを利用して移動する移動体、複数種類のエネルギを併用する移動体のいずれにも搭載可能である。前者の移動体に搭載する場合には、利用するエネルギ種が異なる多種類の移動体を搭載対象とすることができる。
【0031】
また、本発明は、案内装置を搭載した移動体として構成することもできる。この場合も、単一種類のエネルギを利用して移動する移動体、複数種類のエネルギを併用する移動体のいずれの態様でも構成可能である。ここで移動体には、車両、船舶、航空機などが含まれる。
【0032】
更に、本発明は、上述した案内機能をコンピュータに実現させるためのプログラム、またはこれと同視し得る種々の信号として構成することもできる。更に、かかるプログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体として構成してもよい。ここで、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記録装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記録装置等、コンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0033】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、ハイブリッド車両に適用した実施例を、以下の項目に分けて説明する。
Figure 0004501289
【0034】
A.装置構成:
図1は本実施例としての案内装置を搭載した車両の概略構成図である。実施例の車両は、エンジン10とモータ14とを駆動力源として走行する。エンジン10は、ここではガソリンエンジンを用いており、燃料タンク34から供給されるガソリンで駆動する。モータ14は、ここでは同期モータを用いており、燃料電池30またはバッテリ32を電源として駆動する。これらの直流電源によってモータ14を駆動するためのインバータの図示は省略した。
【0035】
燃料電池30は、水素と酸素の電気化学反応によって発電する装置である。発電に供される水素は、本実施例では、メタノールの改質によって生成するものとした。燃料電池30は、内部に備えた改質装置によって、燃料タンク36に備えられたメタノールから水素を生成し、この水素を用いて発電する。水素を生成する際の改質原料は、メタノールその他のアルコール、ガソリン、天然ガスなどの炭化水素系化合物、アルデヒドなど種々の物質を用いることができる。水素を直接貯蔵し、改質に依らずに発電を行う構成を採ることも可能である。従って、燃料電池30の燃料は非常に多岐に亘り、これらの改質原料および水素が考えられる。
【0036】
エンジン10およびモータ14から出力された動力は、トルクコンバータ16および変速機18を経て車軸20に伝達される。トルクコンバータ16および変速機は、自動変速機で一般に使用されている種々の機構を用いることができる。
【0037】
本実施例の車両では、エンジン10とモータ14との間に、クラッチ12が設けられている。モータ14のみを駆動力源として走行する際には、エンジン10の回転に伴う動力ロスを軽減するため、クラッチ12が切断される。エンジン10を駆動力源として走行する際には、クラッチ12が接続される。エンジン10のみを駆動力源とする場合、モータ14は空回りすることになる。
【0038】
車両の各部位の動作は、制御ユニット40によって制御される。制御ユニット40は、内部にCPU、メモリを備えたマイクロコンピュータである。各種制御を実行するために、制御ユニット40には、種々のセンサ等からの信号が入力される。図1では、本実施例に関連のある信号として、燃料タンク34、36の残量を検出する残量センサ35、37からの信号のみを図示した。
【0039】
本実施例の車両には、ナビゲーションシステム100が搭載されている。ナビゲーションシステム100は、運転者に対し、地図、車両の現在位置、目的地までの経路など車両の運転を支援する種々の情報を提供するシステムである。
【0040】
図1には、ナビゲーションシステム100の概略構成を併せて示した。図中の機能ブロックは、それぞれソフトウェア的に構成されている。制御部103は、システム全体の動作を制御する機能を奏する。制御部103の制御下で、次に示す各機能ブロックは動作する。
【0041】
位置検出部101は、車両の現在位置を検出する。本実施例では、GPS(Global Positioning System)、慣性計算、および地形図とのマッチングを併用するハイブリッド方式により車両の位置を特定するものとした。
【0042】
インタフェース部102は、ディスプレイ110を通じた情報の入出力を制御する機能を奏する。ディスプレイ110に、地図、現在位置、ナビゲーションシステム100の動作設定を行うためのインタフェース画面などを表示する。ディスプレイ110はタッチパネルで構成されており、インタフェース部102はこのタッチパネルを介した情報入力も行う。
【0043】
ナビゲーションシステム100で用いられる地図データは、DVD(Digital Video Disk)106に記録されている。ナビゲーションシステム100は、DVDドライブ105でDVD106の情報を読み取り、種々の制御に活用する。地図データは、DVDに限らず、CD−ROMその他の記録媒体によって提供することが可能である。予めデータを記録したハードディスクをナビゲーションシステム100に内蔵しておいてもよい。無線通信を利用したネットワークを介して、必要に応じて地図データをダウンロードするものとしてもよい。
【0044】
設定保持部104は、ナビゲーションシステム100の動作設定に関する情報を記憶する。この情報には、運転者によって設定されるものもあれば、予め設定されているものもある。運転者によっては変更不能な情報を含めても良い。
【0045】
制御部103は、上述した各機能ブロックの動作を制御する他、車両の制御ユニット40と通信によって種々の情報を授受する。これらの情報には、燃料タンク34,36の残量に関する情報が含まれる。
【0046】
B.補給所案内:
本実施例のナビゲーションシステム100は、これらの構成により、地図情報等の提示の他、車両の燃料補給所に関する案内も行う。以下では、この補給所案内について説明する。
【0047】
先に説明した通り、本実施例の車両では、ガソリン、メタノールという2種類の燃料が併用される。これらの燃料は、全ての補給所で供給可能とは限らない。補給所には、ガソリンのみが補給可能なもの、メタノールのみが補給可能なもの、双方が補給可能なもの、いずれも補給不能なものの4通りがある。車両に適した燃料の補給所を案内するためには、案内対象となる燃料(以下、対象燃料と呼ぶ)をシステムが特定できることが必要である。本実施例では、対象燃料を運転者が予め設定するものとした。
【0048】
B1.対象燃料の設定:
図2は対象燃料を設定する画面表示を示す説明図である。ナビゲーションシステム100のディスプレイ110に表示される画面例を示した。対象燃料の設定モードを選択すると、図示する設定ウィンドウ111が表示される。
【0049】
設定ウィンドウ111では、車両の各タンクに対して対象燃料を設定することができる。第1タンク、第2タンクと、車両の燃料タンク34,36とは、ナビゲーションシステム100の制御部103と、車両側の制御ユニット40との通信により、対応付けられているものとする。本実施例では、第1タンクがガソリン用の燃料タンク34に対応し、第2タンクが燃料電池用の燃料タンク36に対応するものとする。
【0050】
図示する通り、第1タンクに対し、内燃機関用の対象燃料候補としてガソリン、天然ガス(CNG)、LPG、燃料電池用の燃料候補としてメタノール、水素、FC用ガソリンなどが挙げられている。これらは例示に過ぎず、更に多くの燃料候補を挙げてもよい。運転者は、対象燃料を選択する。本実施例では、ディスプレイ110は、タッチパネルとして構成されているため、運転者は、対象燃料候補名を押すことで選択可能である。選択された燃料名は白黒反転表示される。図では、ガソリンが対象燃料候補として選択された状態を示した。対象燃料の選択は、カーソルの利用など、種々の方法を適用可能である。
【0051】
設定ウィンドウ111には、併せて優先表示のオン・オフを設定するボタンも用意されている。優先表示モードとは、補給所の案内時に全ての補給所を同時に表示するのではなく、所定の優先順位に従って表示するモードを言う。優先表示モードの詳細については、後述する。本実施例では、運転者の設定により、優先表示を行うか否かを切り換え可能とした。
【0052】
運転者が、対象燃料および優先表示の設定を行った後、セットボタンを押すと、設定内容が確定される。この設定内容は、設定保持部104(図1参照)に保持される。
【0053】
同様の設定は、第2タンクについても行うことができる。運転者が第2タンクのタブを選択すると、第1タンクと同様の設定ウィンドウが表示され、対象燃料および優先表示の設定を行うことができる。第2タンクは、燃料電池用の燃料タンク36に対応しているから、メタノールが対象燃料として設定される。
【0054】
優先表示の設定は、タンクごとに適用されるものではなく、全タンクに対して適用される。本実施例では、ウィンドウの切り換え等を伴わずに優先表示を設定できるよう、各タンクの設定ウィンドウでそれぞれ優先表示の設定ボタンを表示した。いずれかのタンクの設定ウィンドウにのみ設けてもよいし、優先表示設定用のウィンドウを新たに設けても構わない。
【0055】
本実施例では、2つのタンクについての設定画面を例示したが、設定可能なタンク数は、車両のタンク数に応じて変更可能である。本実施例では、運転者が対象燃料を自由に設定可能としたが、ナビゲーションシステム100を車両に搭載する際に、作業者が設定するものとしてもよい。ナビゲーションシステム100が一旦車両に搭載されると、タンクと対象燃料との関係が決まり、事後的な変更は必要ないのが通常である。従って、作業者による設定は、ディップスイッチなど、一般運転者には変更困難な方法を用いても良い。また、運転者による不用意な変更を回避するため、ナビゲーションシステム100に、設定をロックする機能を設けることも望ましい。
【0056】
B2.補給所案内処理:
図3は補給所案内処理のフローチャートである。ナビゲーションシステム100の制御部103が実行する処理である。この処理は、運転者が補給所の案内を指示した時に行うものとしてもよいし、燃料の残量が所定値以下に減った場合などの条件下で自動的に行うものとしてもよい。
【0057】
この処理が開始されると、制御部103は、対象燃料と車両の位置情報を入力する(ステップS10)。対象燃料は設定保持部104から取得し、位置情報は位置検出部101から取得することができる。この対象燃料に関する情報に基づいて、制御部103は、自車に搭載されている燃料種を特定することができる。先に説明した通り、本実施例では、運転者が燃料種別を予め特定しておくものとしたが、後述する通り、自動的に判断するものとしてもよい。本実施例では、複数種類の燃料が搭載された車両を対象としているが、単一種類の燃料を搭載する車両であっても構わない。例えば、燃料電池のみをエネルギ源として搭載した車両において、先に説明した多種多様な燃料の中から、燃料電池に適合した燃料を判断するものとしてもよい。
【0058】
次に、位置情報に基づき、補給所の検索範囲を特定する(ステップS12)。本実施例では、現在位置から所定の距離内で検索を行うものとした。所定の距離は、一定値としてもよいし、燃料の残量を考慮して、現時点で車両が到達可能な範囲に設定してもよい。検索範囲の特定は、距離ではなく、現在位置が属する行政区画単位で行ってもよい。また、現在位置に関わらず、国全体またはアクセス可能な地図データ全体で検索を行うものとしてもよい。
【0059】
制御部103は、設定された範囲で補給所の検索を行う(ステップS14)。地図データ106には、補給所の位置情報と併せて、各補給所で補給可能な燃料の種類に関する情報(以下、補給所データベースと呼ぶ)が記録されている。制御部103は、この情報を参照し、対象燃料を補給可能な補給所を抽出する。
【0060】
図4は補給所の検索結果を示す説明図である。地図データ106に含まれる補給所データベース106Aを例示した。検索範囲には、A〜Gの7カ所の補給所が含まれるものとする。補給所データベース106Aでは、各補給所について、補給可能な燃料の種類が特定されている。例えば、補給所Aは、ガソリン、CNG、LPG、メタノール、水素の全てが補給可能である。補給所Bは、ガソリンおよびCNGが補給可能である。
【0061】
本実施例では、ガソリンおよびメタノールが対象燃料として設定されているため、制御部103は、これらを補給可能な補給所を選択する。図中の下方には、選択結果RTを示した。ガソリンのみを補給可能な補給所としてB,D,Fが抽出され、メタノールのみを補給可能な補給所としてGが抽出され、双方を補給可能な補給所としてA,C,Eが抽出されている。抽出は、必ずしも3グループに分類して行う必要はない。ガソリンまたはメタノールを補給可能な補給所A〜Gをグループ分けせずに抽出してもよい。ガソリンを補給可能な補給所A〜F、メタノールを補給可能な補給所A,C,E,Gの2つのグループに分類して抽出してもよい。
【0062】
制御部103は、こうして検索された補給所をディスプレイ110に表示して、本処理を完了する。表示態様は、優先表示モードが設定されているか否かによって異なる。
【0063】
優先表示モードが設定されていない場合には(ステップS16)、通常表示として全補給所の表示を行う(ステップS18)。ディスプレイ110には、車両の現在位置近傍の地図とともに、対象燃料、即ちガソリンまたはメタノールを補給可能な全補給所A〜Gが、それぞれの場所に表示される。
【0064】
優先表示が設定されている場合には(ステップS16)、優先表示を行う(ステップS20)。優先表示モードでは、ガソリンを補給可能な補給所、またはメタノールを補給可能な補給所が優先的に表示される。運転者の切り換えによって、他方の補給所を表示することができる。
【0065】
B3.通常モード:
図5は通常モードでの表示例を示す説明図である。通常モードでは、ガソリンまたはメタノールを補給可能な全補給所A〜Gが表示される。通常モードにおいては、補給可能な燃料の種類によって表示の仕方を変えてもよい。例えば、ガソリンのみを補給可能な補給所、メタノールのみを補給可能な補給所、双方を補給可能な補給所で表示の色を変えたり、シンボルの形状を変えたりすることができる。
【0066】
図6は通常モードにおける表示の変形例を示す説明図である。変形例では、ガソリンとメタノールの双方を補給可能な補給所A,C,Eのみを表示する。この態様では、表示されたいずれの補給所でも、運転者は必要な燃料補給を行うことができる利点がある。なお、通常モードにおいて、図5と図6の表示を切り換え可能としてもよい。
【0067】
B4.優先表示モード:
図7は優先表示処理のフローチャートである。優先表示処理では、ガソリンとメタノールの残量に応じた優先順位で補給所の表示を行う。
【0068】
優先表示処理では、制御部103は、燃料残量を入力する(ステップS30)。ガソリンおよびメタノールの燃料残量は、残量センサ35,37によって検出される。
【0069】
次に、制御部103は、燃料残量に基づき、表示の優先順位を設定する(ステップS32)。図中には、優先順位の設定例を併せて示した。本実施例では、残量の少ない燃料を優先するものとした。図の例では、ガソリンの残量よりもメタノールの残量の方が少ない。従って、制御部103は、最も優先順位の高い階層1としてメタノールを補給可能な補給所を表示する。ガソリンを補給可能な補給所は、優先順位が低い階層2において表示される。本実施例では、これらの階層の下に、更に優先順位の低い階層3を設け、メタノールおよびガソリンを補給可能な全補給所を表示するものとした。階層3の表示は省略してもよい。
【0070】
こうして優先順位を設定すると、制御部103は、これに従って、表示を行う。階層ごとの表示は、パラメータPDによって制御される。制御部103は、パラメータPDを1に初期化する(ステップS34)。次に、パラメータPDに対応する階層を表示する(ステップS36)。初期状態では、パラメータPDは1であるため、階層1、即ちメタノールを補給可能な補給所が表示される。
【0071】
図8はメタノールを補給可能な補給所を優先表示した状態を示す説明図である。図4に示した通り、メタノールを補給可能な補給所は、A,C,EおよびGであるから、階層1では、これらの補給所が表示される。これらの補給所には、メタノールのみが補給可能な補給所Gと、メタノールおよびガソリンの双方が補給可能な補給所A,C,Eが含まれる。従って、両者の色またはシンボルを変えて表示するものとしてもよい。
【0072】
表示が完了すると、制御部103は、運転者からの指示を入力し(ステップS38)、下位層の表示が指示された場合には、パラメータPDを値1だけインクリメントし(ステップS40)、再びPDに対応する階層を表示する。この処理により、パラメータPDの増加に伴って、階層2,階層3が順次表示される。
【0073】
図9はガソリンを補給可能な補給所の表示例を示す説明図である。図4に示した通り、ガソリンを補給可能な補給所は、A〜Fであるから、階層2では、これらの補給所が表示される。ガソリンのみが補給可能な補給所B,D,Fと、メタノールおよびガソリンの双方が補給可能であるA,C,Eとで、両者の色またはシンボルを変えて表示してもよい。
【0074】
階層3では、図5または図6に示した表示が行われる。パラメータPDが値3に至った後、更に下位層が表示されたときには、PDの値を再び1に戻しても良いし、値3を保持するものとしてもよい。運転者の設定によって、両者の処理を切り換え可能としてもよい。制御部103は、運転者から、表示終了の指示が入力されるまで(ステップS38)、各階層の表示を行う。
【0075】
優先表示モードでは、残量が少ない燃料、即ち補給の必要性が高い燃料を優先的に表示することができる利点がある。
【0076】
B5.優先表示モードの変形例:
図10は第1変形例としての優先表示処理のフローチャートである。優先順位を設定する処理についてのみ示した。その他の処理は、実施例(図7)と同じである。
【0077】
実施例では、燃料同士で残量を比較して優先順位を設定したが、変形例では、残量と所定の基準値との比較によって優先順位を設定する。基準値よりも残量の少ない不足燃料の優先順位が高く設定される(ステップS32A)。図中に設定例を併せて示した。図示する通り、ガソリンとメタノールの残量を基準値と比較する。この例では、ガソリンの残量は基準値よりも多く、メタノールの残量は基準値よりも少ない。従って、メタノールは補給する必要性の高い不足燃料と判断され、優先順位が高く設定される。この結果、階層1では、メタノールを補給可能な補給所が表示され、階層2では、ガソリンを補給可能な補給所が表示される。
【0078】
図10に示した変形例では、ガソリンとメタノールで共通の基準値を設けたが、個別の基準値を用いてもよい。基準値は、燃料の補給を促す判断基準となる値であるから、それぞれの燃料の消費率等を考慮して、任意に設定することができる。ガソリンおよびメタノールの双方の残量が基準値を下回っている場合、または双方が基準値を上回っている場合には、実施例と同じく残量比較によって、優先順位を設定することができる。かかる場合には予め設定された優先順位を用いるものとしてもよい。優先順位に関わらず通常表示(図5または図6参照)を行うものとしてもよい。
【0079】
第1変形例の優先表示では、残量が基準値を下回り、不足する可能性が高い燃料について、優先的に表示することができる。従って、運転者は補給の必要性とともに、補給所の位置を知ることができる。
【0080】
図11は第2変形例としての優先表示処理のフローチャートである。第2変形例では、ガソリンとメタノールの平均的な使用比率を考慮して、優先順位を設定する。平均的な使用比率を実現する際に不足する燃料の優先順位が高く設定される(ステップS32B)。図中に設定例を併せて示した。理論値または経験値に基づき、ガソリンとメタノールの使用比率が2対1に設定されているものとする。この設定は、車両の走行履歴等に応じて変動させても構わない。
【0081】
図示する通り、ガソリンの残量が15リットル、メタノールの残量が10リットルであるとする。この場合には、2対1の使用比率でそれぞれの燃料を消費すれば、ガソリンが先に不足することになる。不足量は、5リットルである。但し、不足量の特定は必ずしも必要ではない。従って、第2変形例では、ガソリンが、補給する必要性の高い不足燃料と判断され、高い優先順位に設定される。この結果、階層1では、ガソリンを補給可能な補給所が表示され、階層2では、メタノールを補給可能な補給所が表示される。
【0082】
C.効果:
以上で説明した本実施例の案内装置およびそれを搭載によれば、補給所の案内対象となる燃料を柔軟に設定することができる。従って、燃料が多様化した状況においても、車両に適した燃料補給が可能な補給所の案内を実現することができる。
【0083】
また、本実施例の案内装置では、複数種類の燃料を対象燃料に含めることができる。従って、エンジンと燃料電池とを併用する車両など、複数種類の燃料を併用する車両についても適切な補給所の案内を行うことができる。
【0084】
本実施例の案内装置では、複数の燃料について、残量等に基づく優先順位に従って、補給所の案内を行うことができる。従って、残量が比較的少なく、補給の必要性の高い燃料を優先的に案内することができ、装置の利便性を向上させることができる。
【0085】
D.変形例:
実施例では、複数の燃料を併用する車両を対象とする場合を例示した。本発明の案内装置は、単一の燃料を使用する車両に適用することも可能である。例えば、燃料電池のみを駆動力源として使用する車両に適用してもよい。本発明の案内装置は、対象燃料を柔軟に設定可能であるため、多種多様な車両に幅広く適用することができる利点がある。
【0086】
本発明は、案内装置を予め搭載した車両として構成することも可能である。この場合も、単一の燃料を使用する車両に適用することもできる。対象燃料の柔軟性により、同一車種で駆動力源の種類について幅広くバリエーションを備えることが可能となる。
【0087】
実施例では、燃料の残量に基づく優先表示を行ったが、通常モードでのみ表示を行うものとしてもよい。この場合には、燃料残量の検出を省略することができる。
【0088】
実施例では、運転者等によって対象燃料を予め設定するものとした。これに対し、案内装置が自動的に対象燃料を検出するものとしてもよい。自動検出は、種々の方法によって実現することができる。例えば、燃料タンクにセンサを設け、燃料の種類を検知してもよい。また、車両側の制御ユニットが実行する制御プログラムの内容を解析して、燃料の種類を特定してもよい。制御プログラムは、特定燃料の使用を前提として記載されていることが多く、プログラム内に、燃料を特定する情報が含まれていることが通常である。かかる情報としては、燃料の種類を特定するコード、制御に用いられる式やそこに含まれる定数などが含まれる。本発明の案内装置の使用を考慮して、制御プログラム内に予め燃料種別を特定する情報を含めておいてもよい。これらの方法により、燃料種別を自動検出すれば、対象燃料の煩雑な判断が不要となり利便性が向上するとともに、対象燃料の誤設定に基づく誤動作を回避することができる利点がある。
【0089】
本実施例では、ナビゲーションシステム100は、車両に搭載されているものとしたが、必ずしも車両に搭載されている必要はない。図1において、制御部103と制御ユニット40の通信は、無線であっても構わない。従って、本発明の案内装置は、携帯型のナビゲーションシステム100を用いて構成することも可能である。ナビゲーション専用の装置である必要もなく、携帯電話など地図表示機能を備える携帯端末を用いて構成することもできる。
【0090】
実施例では、燃料、即ち化学的エネルギの補給の補給を行う補給所を対象とする場合を例示したが、バッテリの充電、即ち電気エネルギの補給を行う補給所を対象に含めても良い。
【0091】
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。例えば、以上の制御処理はソフトウェアで実現する他、ハードウェア的に実現するものとしてもよい。実施例では、補給所の位置のみを表示したが、補給所までの経路を併せて表示してもよい。補給所に到達するための情報を、表示でなく、音声等で提示してもよい。実施例では、車両への適用例を示したが、補給所の案内は、船舶、航空機など種々の移動体に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例としての案内装置を搭載した車両の概略構成図である。
【図2】対象燃料を設定する画面表示を示す説明図である。
【図3】補給所案内処理のフローチャートである。
【図4】補給所の検索結果を示す説明図である。
【図5】通常モードでの表示例を示す説明図である。
【図6】通常モードにおける表示の変形例を示す説明図である。
【図7】優先表示処理のフローチャートである。
【図8】メタノールを補給可能な補給所を優先表示した状態を示す説明図である。
【図9】ガソリンを補給可能な補給所の表示例を示す説明図である。
【図10】第1変形例としての優先表示処理のフローチャートである。
【図11】第2変形例としての優先表示処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10…エンジン
12…クラッチ
14…モータ
16…トルクコンバータ
18…変速機
20…車軸
30…燃料電池
32…バッテリ
34,36…燃料タンク
35,37…残量センサ
40…制御ユニット
100…ナビゲーションシステム
101…位置検出部
102…インタフェース部
103…制御部
104…設定保持部
105…DVDドライブ
106…地図データ
106A…補給所データベース
110…ディスプレイ
111…設定ウィンドウ

Claims (11)

  1. 複数のエネルギを選択的に使用する移動体用のエネルギ補給所を案内する案内装置であって、
    前記案内の対象となるエネルギの種類を特定する対象エネルギ特定部と、
    前記特定されたエネルギに対応する補給所の位置を特定する位置特定部と、
    前記移動体が使用する前記複数のエネルギの夫々の残量を検出する検出部と、
    前記複数のエネルギについて、前記複数のエネルギの残量に応じて設定された優先順位に従って、該特定された補給所への到達を支援する支援情報を提示する情報提示部とを備える案内装置。
  2. 請求項1記載の案内装置であって、
    前記残量は、エネルギ消費比率、エネルギ残量、使用比率の少なくとも一つを用いて表されており、
    該エネルギ消費比率は、既消費エネルギ量の満載エネルギ量に対する比率であり、
    該エネルギ残量は、エネルギの残量を定量的に示す有次元の物理量であり、
    該使用比率は、前記複数のエネルギを所定の比率で組み合わせて使用すると仮定した場合に、各エネルギが不足するか否かを特定するパラメータである案内装置。
  3. 請求項1記載の案内装置であって、
    前記優先順位は、前記残量の大小関係に基づいて設定される案内装置。
  4. 請求項1記載の案内装置であって、
    前記優先順位は、前記残量と所定の基準値との大小関係に基づいて設定される案内装置。
  5. 請求項1記載の案内装置であって、
    前記情報提示部は、前記情報提供において、前記優先順位を考慮する第1モードと、該優先順位を考慮しない第2モードとを、選択可能である案内装置。
  6. 請求項1記載の案内装置であって、
    前記対象エネルギ特定部は、
    前記対象となるエネルギを設定する設定部と、
    該設定を保持する保持部とを備える案内装置。
  7. 請求項1記載の案内装置であって、
    前記対象エネルギ特定部は、前記移動体内で電子的に収集可能な情報に基づいて前記対象エネルギを特定する案内装置。
  8. 請求項1記載の案内装置であって、
    前記対象エネルギには、少なくとも燃料電池用の燃料が含まれる案内装置。
  9. 制御部を備える案内装置において、複数のエネルギを選択的に使用する移動体用のエネルギ補給所を案内する案内方法であって、
    前記制御部が、前記案内の対象となるエネルギの種類を特定する工程と、
    前記制御部が、前記特定されたエネルギに対応する補給所の位置を特定する工程と、
    前記制御部が、前記移動体が使用する前記複数のエネルギの夫々の残量を検出する工程と、
    前記制御部が、前記複数のエネルギについて、前記複数のエネルギの残量に応じて設定された優先順位に従って、該特定された補給所への到達を支援する支援情報を提示する工程とを備える案内方法。
  10. 複数のエネルギを選択的に使用する移動体用のエネルギ補給所をコンピュータによって案内するためのプログラムであって、
    前記案内の対象となるエネルギの種類を特定する機能と、
    前記特定されたエネルギに対応する補給所の位置を特定する機能と、
    前記移動体が使用する前記複数のエネルギの夫々の残量を検出する機能と、
    前記複数のエネルギについて、前記複数のエネルギの残量に応じて設定された優先順位に従って、該特定された補給所への到達を支援する支援情報を提示する機能とをコンピュータにより実現するためのプログラム。
  11. 請求項10記載のプログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体。
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